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Live Album『ayumi hamasaki 15th Anniversary TOUR ~A BEST LIVE~』● '13/9/18 release

デビュー15周年を迎えた浜崎あゆみ、初めてのライブアルバムをリリース。これまでは、「NEXT LEVEL」の初回盤で発表したことはあるものの、単独でのリリースは初ですね。 デビュー15周年を祝って行われたツアーの中からのトラックで、ベストな選曲を。あえて1枚のCDにギュッと凝縮。オープニングから会場を引き込むように、アカペラでスタート。 その後はポップな曲、バラードなど、代表曲目白押し。デビュー曲「poker face」も原キーで頑張っているね。中盤バラードコーナーは、世界を出してきています。 本編ラスト「Voyage」は、ダンサー紹介されてもなぁ、なんて思ったり。それでも、浜崎あゆみのライブを凝縮しては魅了してきます。 映像版もこのあと、DVD/Blu-rayとしてフル尺でリリース。ヴォーカルの野太さやビブラードが気になるけれども、頑張っているんじゃないかな。

大きな歓声を受けながら、M-1からスタート。しかもアカペラで。やっぱりきになるビブラート。「行くぜ、代々木ラスト!」と吠えて、がっつりバンドサウンドが響き渡る。やっぱり、15年歌い続けると、深みや説得力を増すけれども、ヴォーカルにも年季を感じますね。最後に歌いきったと思ったら、ラストに再びアカペラで。 続けてM-2。感情をぶつけてくるように熱唱。中盤からガツンと音が入ってくると、浜崎あゆみのヴォーカルの野太さが、たくましくアップ。荒々しさはダイレクトに。この曲に対する思いが表れていますね。 デビュー曲のM-3。大歓声を受けての熱唱。キーがオリジナルと同じ。デビューの頃のようなキラキラしたヴォーカルではないけれども、なかなか歌は頑張っているんじゃないかな。ただ、アレンジが残念だな。もうちょっと、迫力が欲しかった。 「行くぜ、代々木!」でM-4。この曲はキーが下がるんだよな。そして、ヴォーカルも可愛くぶりっ子な感じ。でも、音はこれくらいに力強さとポップさがあっていいんだな。ショートバージョンで短いパフォーマンスは勿体無い。 しっとりイントロで始まるM-5。切々と歌い、曲の世界が表れています。そして、中盤からの力強い音で、より色濃く出てくる。 M-6もどっしりと聴かせてくれる。なんか、この曲のライブパフォーマンスが久しぶりな感じがするな。歌い方が変わったせいで、奇妙に聞こえるけれども。ラストはバリバリと、よっちゃんのギターが響きまくりです。

弾けまくりのM-7。楽しく歌っている様子は伝わってくる。「行・く・よ!」と煽りまくりです。ただ、最後フェイドアウトで終わってしまうCDの編集が残念なんだ。 バラードのM-8。じっくりと。語りかけるようなスタイルで、会場がその優しさに包まれています。 続いてもバラードのM-9。じっくり、じっくりと。中盤は和な音を加えて、よりドラマティックに展開。ラストは世界が表れていますね。 ファンクラブ限定のM-10。しっとりギターを滑らせながら、聴かせるバラード。そして、途中からドカドカとビートを加えて、圧の加わったデジロッカバラードの変身ぶりときたら。迫力たっぷりで、浜崎あゆみらしさを出しレクトに伝えてくるナンバーです。ヴォーカルが本当にたくましいんだな。 ゴージャスなゴスペルコーラスで始まるM-11。そして、歌が始まるといつもとちょっとアレンジとメロディを変えてきた。バックのサウンドで雰囲気が変わったね。でも、曲本来の持つ力や味わい深さはそのままに。サビからよりドラマティックに聴かせてくれました。ラスト大サビやラスト前のコーラスが加わったことで、より曲の世界が鮮やかになりました。ただ、ラストに「Yeah!」とかは、なんか曲にあまり合っていない感じ。そして、最後に「ありがとうございました!」とお礼を言って幕。

懐かしナンバーM-12。ざらっとしたギターの音が印象的。伸びのあるヴォーカルを聴かせてくれるけれども、所々、ヴォーカルを切ってくるから、落ち着かないな。 こちらもお久しぶりのナンバーM-13。歓声を受けての始まり。キーが下がっているけれども、曲本来の持ち味を生かしつつ、ゆったりじっくり、聴かせてくれます。 そして、浜崎あゆみを代表するバラードM-14。ちょっと尖った感じのヴォーカルだけれども、なんとかオリジナルに近づけているようだ。ただ、無理にビブラートを付け加えなくてもいいのにね。そして、中盤ではダンサー紹介を。最後に「ヴォーカル、あゆでした!」と。そこからクライマックスへ。ただ、「あ~、あ~、あ~」という地声コーラスは、もうちょっとどうにかならなかったのかな、と。

15th Album『Colours』● '14/7/2 release

浜崎あゆみ、通算15枚目のオリジナルアルバム。シングル「Feel the love/Merry-go-round」を筆頭に、ストレートに踊れるトラック、聞かせるトラックの2タイプの楽曲で構成されたアルバムです。 特に、海外のクリーエターたちを迎えていて、RedOneのDe Paris and RushやArmin van Buuren、さらにはRodney Jerkinsが手がけた楽曲に挑戦しているところが面白いね。 一方で、多胡邦夫が手がけたミディアムバラードが、ぐっと染め上げるように、聞かせてくれるんだ。 さらにインストなしの全10曲というコンパクトさは、これまでになかった流れかもね。より1曲1曲に力を入れてきている感じがすごいね。 浜崎あゆみ流EDMで、バチコン叩き込んでは聞かせて、アッパーにかましたりどっぷりと聞かせたり。なかなか作り込まれている感じだけれども、この頃にしては、随分とパッとしない印象だな。 DVD/Blu-rayの2枚組仕様バージョンは、全5曲のPVを収録。先に発表しているシングルのPVとは別のバージョンを見せたりもしてくれます。

1. Feel the love

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Komuro arrangement:DJ Hello Kitty Sound Produced by DJ Hello Kitty

デビュー15周年を迎えて、さらに加速する浜崎あゆみのシングルナンバーは、最先端EDMを取り入れてアッパーに聴かせるトラック。 小室哲哉が作曲を担当、さらにアレンジを手がけたのは、なんとDJ Hello Kittyだ。クラブで回すと大盛り上がりするような、フロア対応型トラックでノックアウト。 ただ、ノリ先行な気がするのは、浜崎あゆみ自身の歌詞がよくわからない。もう、歌詞は取り払って、勢いだけでかました方がいいね。

2. XOXO

words:ayumi hamasaki music & melody:Ameerah A. Roelants, Yohanne Simon, John Mamann, Rush Aziz, AJ Junior Produced by De Paris and Rush for RedOne Productions, LLC

イントロから向こうの色がたっぷり。ヴォーカルが入ってきては、ピコピコ色を加えた力強いビートで展開。 日本語氏はよくわからないけれども、英語詞はノリで突き抜けてゆく感じでいいんじゃないかな。EDMとマッチしたサビパート。もっと激しく疾走してもいいかも。

3. What is forever love

words:ayumi hamasaki music:DAISHI DANCE, TOMOHARU MORIYA Produced by DAISHI DANCE

イントロのピアノが美しいなぁ。そして、その後にどっしり4つ打ちビートが力強く、美しきダンストラック。 あxあ、なるほどね。DAISHI DANCEが手がけたから、ここまでドラマティックなダンスチューンになっているんだろうね。 そして、これまたお久しぶりAAAの浦田直也とのデュエットを聞かせてくれます。直球ラブソング。

4. Hello new me

words:ayumi hamasaki musi:Kunio Tago arrangement:Yuta Nakano Programming & Strings Arrangement:Yuta Nakano

「うどんの歌」に続く、ドラマの主題歌タイアップのついたミディアムバラードチューン。 なるほど、多胡邦夫作曲の懐かしく優しいメロディ、そして少々、ひねりが加わっていて、なかなかいい曲だね。 欲を言えば、中野雄太のアレンジ、もう少しアコースティック要素を強めても良かったかな。

5. Pray

words:ayumi hamasaki musi:Kunio Tago arrangement:Yuta Nakano Programming & Strings Arrangement:Yuta Nakano

前曲同様、多胡邦夫作曲、中野雄太アレンジによるミディアムバラードナンバー。前曲が陽で、この曲が陰な印象。 どちらもメジャーコードとマイナーメロディをうまく組み合わせては、壮大でドラマティックな曲に仕上がっているんだよね。この曲は、ビブラートがねぇ。

6. Terminal

words:ayumi hamasaki music:Armin van Buuren, Benno de Goeji Produced by Armin van Buuren, Benno de Goeji

世界的プロデューサー、Armin van BuurenとBenno de Goejiを迎えたナンバーを持ってくるとは、avex、なかなか力を入れているな。 最先端EDMをフィーチャーして、浜崎あゆみが攻撃を仕掛けてくる。トランス系の歌モノEDMで、溜めて大きく盛り上げた後は、鋭い音をぶっ放し、ビートの渦の中へと導く。 アッパー系浜崎あゆみでノックアウト。ただ、アルバムリリース後にシングルカットされたんだけれどもお、特に話題になることもなく、チャート的には残念な結果に。

7. Angel

words:ayumi hamasaki music:Rodney Jerkins, Andy Kautz, Ardita Satka Produced by Rodney“Darkchild”Jerkins and Andy Kautz for Darchild.com

これもすごいぞ、あのRodney Jerkinsを迎えてのナンバーは、どっぷり強力なバラードチューン。 往年のR&Bトラックをさらに進化させるRodney Jerkinsの手腕がすごい。圧巻の世界を演出。とにかく強力な一発。ヴォーカルもダイレクトに伝わってくる。

8. Merry-go-round

words:ayumi hamasaki music:m-flo, UNICO, JEB (AMBUSH) rap words:VERBAL arrangement:Tachytelic aka Taku Takahashi and Mitsunori Ikeda

浜崎あゆみとm-floのコラボナンバー。いくらVerbalが参加していても、トラックは特段と代わり映えのないEDMな感じ。 ただ、キャッチーに仕上げてくるところはさすがだね。巡る毎日の中で、君のことを思う主人公が前へと進む内容。

9. Lelio

words:ayumi hamasaki music:Fedde Le Frand, Robin Morssink Produced by Fedde Le Frand

この曲も直球EDMチューン。日本語パートがよくわからなくて、サビでの英語パートはノリで突き抜けてゆく。 歌詞の中でのDJの存在が、ぞんざいに扱われている感じ。結局は、もう踊るための1曲。盛り上がりに力が入っています。

10. NOW & 4EVA

words:ayumi hamasaki music:Kazuhiro Hara arrangement:Yuta Nakano

アルバムのラストを飾るミディアムナンバー。原一博が作るメロディラインは、切なくも心に染み入るんだな。 それを中野雄太がいつものアレンジによって、強力デジロックに仕上がってくるもんだから、 いつもの浜崎あゆみのナンバーになった。せっかくピアノの音が良かったのに、なんだか勿体無いな。

[DISC 2:DVD / Blu-ray]

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Remix Album『LOVE CLASSICS』● '15/1/28 release

浜崎あゆみのクラシックアルバム。また出したの?と思ってしまったけれども、今作は浜崎あゆみの楽曲と有名クラシック曲をマッシュアップして、 新たな魅力で届けてくれるリミックス/リアレンジアルバムになっています。これは実に面白い試みだね。 有名クラシック曲も、パッヘルベル「カノン」、ドヴォルザーク「ユーモレスク」、ヴィヴァルディ「四季:冬」、エルガー「愛の挨拶」などなど、 耳馴染みの曲が多いので、そのクラシックナンバーと浜崎あゆみの代表する曲が溶け込んで、面白い反応を示しています。 これまでもアコースティック/オーケストラアレンジのアルバムが出ていたけれども、これは面白い作品だね。今までの作品の中でも、結構、冒険していると思います。 ただ、アレンジ面で打ち込みプログラミングは使わなくても良かったんじゃないかな。それが残念に思えてしまう。ストリングス/オーケストレーションのみで統一したかったな。

1. Voyage [Johann Pachelbel:Canon in D major]

Arranged by Nobuaki Nobusawa

おなじみ「Canon」をベースに、名バラードをマッシュアップ。優雅な響きに乗せて、よりドラマティックな世界が広がっていきます。 オリジナルではマイナー調のアレンジで陰陽を出していたけれども、こちらのアレンジは全体を通してメジャーなアレンジに味付け。希望に満ち溢れているような感じが伝わってきます。

2. SEASONS [Antonin Dvorak:Going Home (Symphony No. 9 in E minor, Op.95 "From the New World", II. Largo]

Arranged by Kei Yoshikawa

「遠き山に日は落ちて」でおなじみ、ドヴォルザーク「新世界より」と名バラード「SEASONS」が、これほどまでに融合するとは、なかなか面白い。 ただ、打ち込みっぽいトラックが、あまり好みではないな。もう少し、クラシック寄りの音にしてくれれば良かったのに。

3. Days [Antonio Vivaldi:Violin Concerto in F minor, Op. 8, No.4 RV 297, “L'inverno” (Winter); II. Largo]

Arranged by Yuko Fukushima

ヴィヴァルディ「四季」の「冬」と、バラードアンバーがマッシュアップ。 いくらヴィヴァルディといえども、ちょっと「冬」がマイナーなのあ、あまり融合された雰囲気はなく、「Days」のゴージャスバージョンと思ってしまうかな。間奏はクラシックをメインにして。

4. TO BE [Johann Sebastian Bach:The Well Tempered Clavier Book I, Prelude No. 1in C Major]

Arranged by Hiroaki Tsutsumi

初期のバラードをクラシック曲と。滑らかなピアノのイントロ、そしてしっとりと展開させる。 途中からは他の楽器も入ってきて、より繊細さを増してゆく。

5. YOU [Christian Petzold, attributed to Johann Sebastian Bach:Minuet in G major]

Arranged by Clark Bishop

同じい「メヌエット」と初期ナンバーを掛け合わせ。 ちょっとラヴァーズロックテイストの打ち込みとストリングスをミックスさせては、不思議なんだけれどもポップに。う~ん、ヴォーカルは当時の音源のままだね。

6. Virgin Road [Frederic Chopin:Prelude in D flat major, Op.28-15 “Raindrop”]

Arranged by Nobuaki Nobusawa

ショパン「Raindrop」と壮大なバラードがミックスさせると、全く雰囲気が変わって聞こえてきますね。 曲の展開に合わせて、随分と盛り上がりが違います。オリジナルの持つ重たさは、繊細さに変わって幾分か軽減されていますね。

7. Dearest [Antonin Dvorak:Humoresque No. 7 in G flat major]

Arranged by Hiroaki Tsutsumi

ドヴォルザーク「Humoresque」を下地に、浜崎あゆみを代表するバラードをアレンジ。 オリジナルがもともとしなやかだったけれども、淡くも切なく繊細なアレンジでうっとりしなやかに。間奏で「Humoresque」のメロディを、もっとはっきりしても良かったね。

8. HONEY [George Frideric Hande:Oratorio“Messiah”; Hallelujah]

Arranged by Nobuaki Nobusawa

イントロから「Hallelujah」ぽさを出してきました。この曲、ヴォーカル録り直しすれば良かったのに。打ち込みも排除して、 オーケストラアレンジに変えれば良かったのに。ビートはいらなかったな。「Hallelujah」も、コーラスを重厚に入れれば。

9. winding road [Claude Debussy:Preludes Book I, No.8 “La fille aux cheveux de lin”]

Arranged by Nobuaki Nobusawa

ドビュッシーの曲をベースに、まったりと絡めてほんわかと。 サビでは鮮やかに、曲の瑞々しさがより際立って、美しく展開していきます。感想でのフルーtがまた、いい味を出すんだな。ラストはピアノがいい味を出してくる。

10. Who... [Edward Elgar:Salut d'amour (Love's Greeting)]

Arranged by Nobuaki Nobusawa

浜崎あゆみというと、この曲、そして、この曲をエルガー「愛の挨拶」とともにマッシュアップして展開。 原曲の雰囲気が薄くなって、クラシックメインのアレンジでうっとり。間奏ではおなじみ「愛の挨拶」をしなやかな弦が奏でてくれます。

16th Album『A ONE』● '15/4/8 release

浜崎あゆみの16作目となるオリジナルアルバム。シングル「Zutto…/Last minute/Walk」の3曲A面シングルを筆頭に、全11曲を収録。 そのうち1曲はインストなんだけれども、珍しくtasukuではない。そして、全体的な印象としては、バラードが多いかな。シングル3曲もバラードだったけれども、それ以上にじっくりと、ガッツリと聴かせる。 アップテンポな曲は、EDMよろしくビートが効いているね。小室哲哉の楽曲が多く収録されている中、注目なのはシンガポール出身のアーティスト、JJ Linによる楽曲提供。 ちょっと懐かしさを出すメロディがいいね。浜崎あゆみのヴォーカルも、あのビブラートが少ないので、聞きやすい。 そして、今回はボーナストラックを収録。なんと、あの宇多田ヒカルトリビュートで披露した「Movin' on without you」を収録ですよ。この飛び道具はずるいけれども、切羽詰まった感が否めないな。 良くも悪くも浜崎あゆみのテイスト、でもなかなか聞き応えがあるカバーになっています。そして、ファンクラブ盤には、もう1曲、ボーナストラックを収録ですよ。 DVD/Blu-ray付きのバージョンは、PV4曲とそのメイキングをプラスした豪華内容になっています。

1. a Bell

music & arrangement:Yuta Nakano

アルバムのオープニングを飾るインストチューン。しっとりとした演奏から、ダイナミックでドラマティックでゴージャスな音に変身。 弦も入ってきては、繊細さも見せて、次の曲へと向かう。

2. WARNING

words:ayumi hamasaki music:Kazuhiro Hara arrangement:tasuku

野太いララライハミングに驚きを隠せない力強いナンバー。久しぶりに原一博が作曲をしているトラックを、tasukuが恐ろしいほどに、バリバリなヘビィロックに仕上げる。 とにかく圧倒されて跪いて、ひれ伏してしまうね。歌詞の中の主人公も強い。

3. NO FUTURE

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Komuro arrangement:Yuta Nakano

小室哲哉が作曲を担当したメロディアスなナンバー。これ、本当に小室哲哉節が出ているんだよね。 時に聞かせる切なさとのバランスが絶妙。あぁ、アレンジも小室哲哉にして欲しかったな。アレンジは元気よく、4つ打ちダンスロックな具合で。 このアルバムの中でも、なかなか聞き応えがある作品です。

4. Anything for You

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Komuro arrangement:Yuta Nakano

小室哲哉作曲のバラード。ストリングスも入ってきては、よりドラマを作ってくるね。地に足をつけて、どっしりとした感じが、より曲を大きくする。 メロディパートよりも、サビで発揮される浜崎あゆみの表現力がいいじゃない。

5. Last minute

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arrangement:tasuku

こちらは湯汲哲也が手掛けたバラードです。ピアノでしっとりと聞かせてくれては、ダイレクトに届く浜崎あゆみのヴォーカルに耳がいくね。 それが1番が終わって、ゴリゴリヘビメタバラードに変身だよ。tasuku、これはやりすぎなんじゃないか?というくらいに、恐ろしく音が襲いかかってくる。

6. Zutto...

words:ayumi hamasaki music:Kunio Tago arrangement:Yuta Nakano

この年は随分と精力的な感じで活動する浜崎あゆみ。年末に3曲A面シングルをリリースです。こちらは多胡邦夫が手掛けた、情緒揺さぶる、メロディアスな1曲。 どこかしら安らぎを、ただ、どこかしらはかないメロディを、ドラマティックに彩ってきます。王道な感じもするけれども、安心感もありますね。That's 浜崎あゆみの世界。

7. Out of control

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arrangement:tasuku

優しメロディで癒しをくれるかのようなバラードナンバー。Bメロのボレロ的ドラムのリズムから、サビではいつもの重厚アレンジに変身。 さすがはtasukuの十八番だ。そのサウンドに合う浜崎あゆみのヴォーカルを楽しむ1曲かな。

8. Story

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arrangement:Yuta Nakano

ドラマティックなイントロにうっとりさせられる始まり。あなたと私のストーリー。でも、一緒にならないストーリー。 随分と重たさもあるけれども、それを越えて、それぞれが歩き出した内容です。どっしりとした音使いの中にも、繊細さを出してきて、主人公の想いとリンクするかのようだね。

9. The GIFT

words:ayumi hamasaki music:JJ Lin arrangement:Shingo Kobayashi

シンガポール出身のアーティスト、JJ Linが作曲を手掛けたバラードナンバー。シンプルさが際立つメロディラインを、小林信吾が丁寧なアレンジで聞かせてくれます。 浜崎あゆみはいつも通り。変なビブラートが気になる。こちらはウェディングソングなわけで。

10. The Show Must Go On

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Komuro arrangement:tasuku

ダイナミックなイントロで、一気にこれまでの流れをhikkurikaesu,4つ打ちダンストラック。タイトルのように、イケイケ勢いが出まくっています。 サビから一気に急降下して、メロディパートの切なく彩りが出ています。ただ、小室哲哉のメロディは単純明快な反面、やっつけな感じもしてしまうかな。 tasukuのアレンジがなんとか生き残りを図っている。歌詞はまた、春夏秋冬の恋愛模様を。

11. Walk

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Komuro arrangement:Yuta Nakano

こちらは小室哲哉によるバラードナンバー。ピアノベースのトラックはさすがな感じで進行します。 優しいメロディパートから、力強いサビへと変身。絶望にも似た雰囲気をゴージャスなアレンジで表現。もう、恐ろしいくらいに攻めてきますね。 歌詞はもう切実、数々の報道に対しての浜崎あゆみからの主張みたいな感じも受け取ることができる。

12. Movin' on without you

words:Hikaru Utada music:Hikaru Utada Produced by Yohanne Simon for RedOne Productions, LLC

この宇多田ヒカルのトリビュートに浜崎あゆみが参加するとわかってからは、本当に胸熱でしたね。かつては勝手にライバルにされてはアルバム対決なんて報道も。 話題となりましたが、どちらも自身の道を着実に歩んでいます。さて、こちらのトラックは、もうバッキバキのEDMトラックですよ。何せRedOneが手掛けているんだからね。 avexも頑張ったよね。さらに浜崎あゆみのヴォーカルも、全盛期を思わせるかのようなハイトーンヴォーカルで引き込んできます。かなりアリなカバーです。

13. Tell All (2015 mix)

words:ayumi hamasaki music:Yuta Nakano arrangement:Yuta Nakano

浜崎あゆみからファンクラブメンバーへのプレゼント。とにかく変化に満ち溢れたナンバーで驚きらね。 ガッツリバラードで聞かせると思いきや、お馴染みデジロックなアレンジで、激しく打ちのめしてくる。とにかく前へ進むという思いだけは固く真っ直ぐに届いてきます。

[DISC 2:DVD / Blu-ray]

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Mini Album『sixxxxxx』● '15/8/5 release

前作「A ONE」から間髪入れずに、早くも登場したミニアルバム。6曲それぞれに個性があって、面白いのと、タイトル曲が全て「S」から始まるのもなかなかのセンスですね。 そのどの曲もが、現在の浜崎あゆみの位置を示しているかのようだ。前向きさを出す「Step by step」、夏の思い出を綴る「Summer diary」、じっくりバラード「Sorrows」など、 前作「A ONE」の延長をいくような世界を聞かせてくれます。中でも注目なのは、台湾のグループ「SpeXial」とのコラボチューン「Sayonara」。 DAISH DANCEをプロデューサーに迎えたトラックで、より面白さが出てきますね。個性のぶつかり合いが際立ったミニアルバムとなっています。力は相当ありますよ。 DVD/Blu-ray盤には、PV3曲並びに、そのメイキングを収録。それぞれの曲の世界が見事に映像にも出ているね。

1. Step by step

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arrangement:Yuta Nakano

アルバムのオープニングを飾る、爽やかさたっぷりのデジロックチューン。派手派手ゴージャスなサウンドと、応援してくれるかのような歌詞が頼もしいナンバーです。 最後の最後、サビがマイナー調になり、より前向きモードにさせてくれる展開もスパイスとなりますね。

2. Summer diary

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arrangement:Yuta Nakano

J-POPらしい魅力を全て詰め込んだようなナンバー。夏に一緒に過ごした君との思い出を日記に綴るという内容です。 ベタなんだけれども、そのベタさが逆に共感しやすいんだろうな。

3. Sayonara feat. SpeXial

words:ayumi hamasaki music:DAISHI DANCE Produced by DAISHI DANCE

台湾のグループ、SpeXialとのコラボナンバー。しかも、DAISH DANCEのプロデュースということで、いつものキラキラ美メロハウストラック。 かと思いきや、大間違い。EDMの力強さと繊細さをうまく操ってきました。そこのバランスは、さすがDAISHI DANCEだな。SpeXialも、日本語で歌ってくれては、親近感が湧きます。 タイトルが「Sayonara」なんだけれども、本編では「サヨウナラ」というところが気になった。

4. Sorrows

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arrangement:tasuku

しっとりピアノで始まるバラードナンバー。ストリングスとバンドサウンドが入ってきては、サビで一気にゴリゴリロックへ変身。 さすがはtasukuだ。いつもの流れだ。悲しさのある歌詞の内容なんだけれども、それ以上に激しい曲の方が勝つんだよね。

5. Shape of love

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arrangement:Yuta Nakano

アコースティックな面が出た、聞かせるバラードナンバー。6拍子のテンポを使って、激しく情の入ったナンバーに仕上がっています。 感情をダイレクトにぶつけてくるような浜崎あゆみのヴォーカルですね。「愛」はシンプルだけど、新し物だよね。

6. Sky high

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arrangement:Yuta Nakano

タイトルそのまま爽やかさの出たイントロで、一気に引き込んでくるナンバー。メロディパートはマイナー調で、暗くて効いているこっちもちょっと心配してしまう。 ただ、サビになると一気に広がって、開けてゆくね。パッと空に手を広げては、大声を出して歌っているかのようだね。初期のような元気いっぱいな感じがいいじゃないですか。

[DISC 2:DVD / Blu-ray]

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Remix Album『Winter diary ~A7 Classical~』● '15/12/13 release

「A ONE」「sixxxxxx」に続いて、早くも登場の作品。2枚の作品から厳選した10曲を、オーケストラアレンジした作品です。何枚かこれまでにこういうアレンジ盤を出しているので、お馴染みな感じも。 どの曲も壮大かつ荘厳さを加えて、オーケストラの音を加えることでよりダイナミックになりました。バラードなんか、本当にゴージャスです。 アップテンポの曲もしなやかさが加わって、かっこよくなったね。さらにボーナストラックも1曲追加。 「sixxxxxx」収録の「Summer diary」の続編的なナンバーで、その名も「Winter diary」。小室哲哉作曲の極上バラードですが、なんか平々凡々な感じで面白さがないかなぁ。

1. WARNING

words:ayumi hamasaki music:Kazuhiro Hara arranged by Takashi Ohmama

かなり激しさのあったナンバーを、オーケストラアレンジで。さすが弦の力の勇しさ、管楽器の荒ぶりがかっこいいです。 激し目のクラシックにありそうな感じで、どっしりとぶつかってくる。いやぁ、天晴だね。中盤でのヴァイオリンソロがまた優雅でかっこいいんだ。

2. Step by step

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arranged by Daisuke Kadowaki

プログラミングの音がちょっと残念感があるかな。オーケストラアレンジはさすが、優雅なんだな。 元の曲の爽やかさをうまく引き出して、軽やかに聞かせてくれました。

3. Sorrows

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arranged by Yoshihiko Ishizaka

壮大でゴージャスな雰囲気を一気にぶつけてくる。その後も繊細さを出すピアノの音が入ってくる。 サビでは弦の重厚な音が一気に押し寄せてきたよ。ラストの締めかたも圧巻だね。

4. Last minute

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arranged by Natsumi Tabuchi

静かな始まり。浜崎あゆみのヴォーカルは前に出ていて、しなやかさも出してくる。 しかし、オリジナル同様、1番後はダイナミックでゴージャスなアレンジに変身。

5. Summer diary

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arranged by Hanae Nakamura

優雅で軽やか、ストリングスもヴォーカルも踊るように軽やかだね。 夏らしいというか、明るいアレンジに変わったかな。弦のしなやかさ、そこにピチカート奏法も加わって、とっても優しい気持ちになる。

6. Sky high

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arranged by Yutaka Yamada

オーケストラの荘厳な音をそのまま、ダイレクトにぶつけてくる。メロディパートの勇しさ、そしてサビでの爽やかさをうまく表現しているね。 いやぁ、こちらもあっぱれなオーケストラの演奏ですよ。

7. NO FUTURE

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Komuro arranged by Yuri Habuka

始まりからゆっくりと躍動感を増してゆくような流れ。途中のパイプオルガンのような音が、中世感を出してきたね。 サビでのアレンジが、少々物足りないかな。

8. Out of control

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arranged by Natsumi Tabuchi

壮大なオーケストラをバックにしたトラックに、圧倒されるね。大胆な鐘の音が、これぞオーケストラと言わんばかりの存在感を出してくる。

9. The GIFT

words:ayumi hamasaki music:JJ Lin arranged by Hanae Nakamura

ゆっくりと、しなやかに、バラードをさらに美しく彩るアレンジになっているね。 ポロンポロンと、淡く包み込んでくるようなところは、オリジナルに通じるところがあります。

10. The Show Must Go On

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Komuro arranged by Shu Kanematsu

躍動感たっぷりに、繊細さと荘厳さをミックス。ただ、とてつもなく力強くして欲しかったな。 弾むようなアレンジが良かったけれども、オーケストラの持つ業を前面に出してきたアレンジで、頑張った。

11. Winter diary (Original mix)

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Komuro arrangement:Yuta Nakano

新曲をボーナストラックとして収録。夏に続いて、冬の日記。小室哲哉が作曲ときたもんだ。 ちょっとクリスマスソング的なアレンジになっているね。でも、普通にJ-POPの範疇かな。アルバムの色がやっぱりここだけ違ってしまうのが残念。 君はもう、遠く離れてしまったけれども、日記に綴ってそばにいるよ、という歌。

17th Album『M(A)DE IN JAPAN』● '16/6/29 release

浜崎あゆみ、「A ONE」以来となるフルアルバムをリリース。多分、そこまでプロモーションしていなよね、この作品。下手したら、いつの間のリリースだったなんて驚きもあるし。 シングルや配信などの先行ナンバーが無い分、新曲で勝負してきたような自信は伝わってきます。そんなこんなで、タイトルのように和をテーマにしたオープニングから流れて、 またいつもと違った浜崎あゆみを味わうことができます。それと同時に、お馴染みtasukuアレンジのゴリゴリロックナンバーや、バラードありで、安心感もあるっちゃあるかな。 変なビブラートも少なめだし、聞きやすい仕上がりなのかも。そして、ボーナストラックにはglobeのカバーアルバムで披露した「Many Classic Moments」を収録。 前作の宇多田ヒカルのカバーみたいな扱いだけれども、こちらもまたRedOneプロデュースのEDMアレンジが、ガッツリ攻めてきます。 ただ、冒頭はtasukuのインストだし、ラストはボーナストラックだし、新曲としては8曲のみというのが、少々寂しさを覚える。 今回もDVD/Blu-rayバージョンも登場。PVとメイキングを3曲分収録。 さらに、ファンクラブ限定版も用意していますよ。こちらはファンクラブ限定ライブの模様を収録と、とにかく豪華な内容になっています。

1. tasky

music & arrangement:tasuku

アルバムのオープニングは、もはやお馴染みtasukuのインストでスタート。アルバムのタイトルの如く、日本的な音使い。 和のテイストを注入。さらには三味線や琴のような音と4つ打ちビートを組み合わせては、ガッツリと攻めてきます。

2. FLOWER

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arrangement:tasuku

アルバムの実質的オープニングナンバー。緩やかで和なテイストを盛り込んだミディアムチューン。 ゆっくりじっくりと、雅な印象だったのが、サビでは激しくガッツリとしたアレンジに変身。あぁ、やっぱりtasukuアレンジなんだな。浜崎あゆみのヴォーカルも、たくましく激しく聞かせる。

3. Mad World

words:ayumi hamasaki music:tasuku arrangement:tasuku

こちらもtasukuが作曲とアレンジを手掛けたミディアムロックチューン。いきなり環境問題を提起してくる歌詞には、びっくりなんです。 浜崎あゆみ、いつも以上に真剣で深刻さを届けてきます。確かに曲名を見事に表してくるね。tasukuにしては、抑えめのアレンジな感じです。

4. Breakdown

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arrangement:Yuta Nakano

激しいアレンジから絶望感も伝わってくるミディアムバラードチューン。歌詞がまた、迷いというか赤裸々に語っている部分があるね。 頑張っているのに頑張ってと声をかけられる、なかなか認めてもらえないことに困惑しているのだろうか。あとはおなじみ、歩いてゆくんだね。

5. Survivor

words:ayumi hamasaki music:Timothy Wellard arrangement:Yuta Nakano

オープニングからコーラスが躍動感を生み出すナンバー。新鮮だな、こういう展開は。神秘性を出してきたサウンドをバックに、訴えかけてくるようなヴォーカル。 これがまた、突き刺してくるんだな。現状の浜崎あゆみ自身を歌っているようにも思えるね。それでも生きていこうという前向きさが伝わってきます。

6. You are the only one

words:ayumi hamasaki music:Timothy Wellard arrangement:Yuta Nakano

スコティッシュというか、ケルティックというか、イントロで舞ったけれども、歌が始まると、どっしりどっぷりじっくりと歌を聞かせてくれるミディアムチューン。 アンビエントなテイストも交えて、包み込んでくれるような感じだね。とにかく君が好きなんだというラブソング。後半のダイナミックなコーラスはすごいな。

7. TODAY

words:ayumi hamasaki music:Shun Ueno arrangement:Atsushi Sato & Takehito Shimizu

ゆっくりゆったり、安らぎをくれるようなバラードナンバー。ピアノが生きたアレンジだね。サビではどっしりと聞かせてくれるけれども、 メロディがうまい具合に映えてきます。シンプルなラインでも、浜崎あゆみらしいゴージャス感も出してくるんだな。Bメロはちょっと挑戦的なメロディラインだな。 何気ない1日、今日を生きようという歌。

8. Mr. Darling

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arrangement:tasuku

アコースティックギターのみで始まる曲は珍しいね。そして、淡々とメロディラインを泳ぐ中を抜けて、サビではガツンとね。 歌い方がちょっとかわい子ぶっているのは、やはり曲の世界が出ているということかな。ずっとそばにいて欲しいという気持ちを出してきます。

9. Summer Love

words:ayumi hamasaki music:Mayuko Maruyama arrangement:tasuku

攻めの4つ打ちEDMチューン。tasukuのアレンジでこういう路線もあるんだね。メロディは今までに無いような流れで面白いけれども、 歌詞はまぁ、いつもと同じだよね。夏に恋をしていたいという気持ちが爆発。サウンドと見事にリンクする勢いはあるね。

10. Manny Classic Moments

words:TETSUYA KOMURO and MARC music:TETSUYA KOMURO Produced by Yohanne Simon for RedOne Productions, LLC

globeのカバーアルバムより。ザ・トランスだったオリジナルに、浜崎あゆみが挑戦。本家に劣らず、EDMテイストでガッツリと攻めてきます。 今回もRedOneのプロデュースの元、スタイリッシュに弾むダンストラックでノリノリですね。

[DISC 2:DVD / Blu-ray]

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Mini Album『TROUBLE』● '18/8/15 release

随分とお久しぶりとなります、浜崎あゆみのアイテムは、5曲入りのミニアルバム。先に配信されていた「We are the QUEENS」の女王様っぷりはさすがですね。 しかも、4つ打ち出しね。そのほか、メロディに趣があるバラードや、ミディアムロックなど、おなじみな感じで聞かせてくれます。 そして、今の心情を歌っているような「The way I am」からは、やはりこれが浜崎あゆみなんだと力強く、そして前へと歩いてゆくわけです。 逆境やスキャンダルがあれども、浜崎あゆみとしてとにかく生き抜いていくような姿勢が伝わってきます。タイトルが意味深だけれども、まだまだ女王健在だね。 そんな圧倒的な力を感じる1枚です。

1. We are the QUEENS

words:ayumi hamasaki music:Kazuhiro Hara arrangement:Yuta Nakano

相変わらず、派手派手ゴージャスなオープニングに度肝を抜かれます。ゴシックオペラかよって思っていたら、4つ打ちビートを放ってびっくりだ。 原一博のメロディはキャッチーさもあるけれど、やっぱりアレンジでさらにパワーを出してくるんだな。歌詞も力強いね。

2. aeternal

words:ayumi hamasaki music:Tohru Watanabe arrangement:Takehito Shimizu & Atsushi Sato

どこか新鮮な気持ちにさせてくれるメロディとアレンジだね。浜崎あゆみにあったようで、無かったタイプの曲。 美しさを出しながらも、ポップに聞かせてくれるナンバーです。サビパートのファルセットは叙情的だし、そこからすぐに転調しては、情で訴えかけてくるようだね。

3. WORDS

words:ayumi hamasaki music:Mayuko Maruyama arrangement:Takehito Shimizu & Atsushi Sato

優しく柔らかく、それでいて力強いサウンドで歌声を聞かせてくれるミディアムロッカバラード。 バックの音は結構ハードなんだけれども、浜崎あゆみのヴォーカルを生かしているね。歌詞の世界はまぁ、いつもながらといった具合で。

4. W

words:ayumi hamasaki music:Kazuhiro Hara arrangement:tasuku

いつものtasukuアレンジですな、バリバリとロックしています。ゴリゴリとギターを鳴らしては、ガツガツと音をぶつけてきます。 「Woman」のWなのか、「Winner」のWなのか、いろいろと想像をかき立てられる。歌詞の世界も、どこかしら力強さを前面に出してくる。ただ、勢い任せな感じもするかな。

5. The way I am

words:ayumi hamasaki music:Tetsuya Yukumi arrangement:Yuta Nakano

今この時の浜崎あゆみを表すような歌詞が印象的な1曲。といっても、いつも通りな感じで、また歩き続けるわけで。 力強いアレンジが希望に満ち溢れているようで、進む道を照らしています。そう、まだ浜崎あゆみは浜崎あゆみでいるわけで。

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