album

3rd Album『Lush Life』● '99/4/1 release

「夜空ノムコウ」の作曲で一躍名を馳せた川村結花の移籍第1弾アルバム。 何気にすでに活動していたのに、陽の目を見ずに苦節があって、このアルバムへとたどり着いただけに、どこかしら力が漲っているような感じがする1枚。 武器でもあるピアノを軸に、そのメロディ、そしてコーラスで懐かしくもあり、切なくもある川村結花ワールドが展開する。 それを支える豪華ミュージシャン達。ムーンライダーズの白根良明や真心ブラザーズの2人、松本隆などが演奏や作詞などで華を添える。 「ヒマワリ」「夜空ノムコウ」「Every Breath You Take」「home」と立て続けにリリースしたシングルももちろん収録。訴えかけるような、それでいて温かく包み込んでくれるような「home」は本当に名曲です。 ピアノが軸なだけに、美しいメロディラインも納得なんだけれども、生ドラムではなくて敢えてリズムを打ち込みにした理由が知りたい。それでも良曲の詰まった作品となりましたね。

1. マイルストーン

作詞・作曲:川村結花 Arranged by 深澤秀行、川村結花

どっしりとピアノを聞かせてくれるミディアムチューン。どっぷりどっぷりと、深いながら、鮮やかなサウンドはさすがだね。 それ以上に深みを増す川村結花のメロディと歌詞に引き込まれます。最後のコーラスが圧巻。ドラムで椎野恭一、ギターで白い良明が参加と、豪華です。

2. 遠い星と近くの君

作詞:YO-KING 作曲:川村結花 Arranged by 深澤秀行

オープニングのコーラスが美しいね。歌詞は真心ブラザーズのYO-KINGが担当。“僕”という言葉に彼のキャラクターが表れているね。 温かみ溢れる歌詞とともに、優しいメロディを聞かせてくれるバラードに仕上がっています。こういうコラボレーションもなかなか聞き応えがありますね。

3. ヒマワリ

作詞・作曲:川村結花 Arranged by 深澤秀行、川村結花

川村結花、エピックソニーへ移籍第1弾のシングルナンバー。淡々と鳴り響くビートの冷たさと、ピアノの温かさが交差するアップチューン。 「ヒマワリ」が主人公となる歌詞が広がる川村結花の世界。シンプルながらに説得力のあるメロディがどっしりと胸に響くね。ラストのコーラスは大盛り上がりだ。

4. アンフォゲタブル

作詞・作曲:川村結花 Arranged by 深澤秀行、川村結花

どっぷりとその世界を聞かせるバラードナンバー。切なさ漂うメロディと、川村結花のヴォーカルが引き込んでくる。 ただ、ギリギリのところでサビの展開が煮え切らないんだよね。なんだかもったいない。淡々とこなしすぎのようだな。最後の最後で白井良明のギターがいい味を出しています。

5. Every Breath You Take (Album ver.)

作詞・作曲:川村結花 A.Piano:川村結花

これぞ川村結花本領発揮のピアノバラード。とにかくあなたを気にかける歌詞に包まれるようだ。 アルバムで聞かせてくれるのは、宅録バージョン。ピアノ1本で弾き語りを披露。生音らしい、温かみのある音が伝わってくる。

6. イノセンス

作詞・作曲:川村結花 Arranged by 深澤秀行、川村結花

力強さの出たミディアムチューン。やっぱり打ち込みのトラックが妙に無機的で、川村結花のピアノがより強調される。 サビのメロディは、なかなか訴えかけてくるものがあるね。間奏やアウトロのエスニック風味なメロディが好きだな。歌詞はイマイチ。

7. 夜空ノムコウ (Album ver.)

作詞:スガシカオ 作曲:川村結花 Arranged by 深澤秀行、川村結花

川村結花といえばこの曲。SMAPに提供したこの曲で、一躍名を知らしめた1曲。でも、作詞はスガシカオで、作曲のみを担当したということ。 セルフカバーシングルでは、また、一味違った世界を聞かせてくれるんです。トラックの方は、ピアノの音をベースに、R&Bテイストでじっくりと聞かせてくれる。 SMAPバージョンよりもライトな感じで、川村結花らしさが出ているね。

アルバムでは、バックヴォーカルで、なんと元JUN SKY WALKERSの宮田和弥が参加と、豪華な仕上がりに。

8. A Day He Was Born

作詞・作曲:川村結花 Arranged by 桜井秀俊

エスニックな雰囲気を漂わせたイントロ。でも、本編はポップな展開のナンバー。しかし、どんどんと変身して行く。 不思議な感じで、めくるめくアレンジとギターで真心ブラザーズの桜井秀俊が参加。なんだか取っ付きにくいながらに、冒険しているようなナンバーで、楽しいね。 川村結花流バースデイソングかな。

9. home (Album ver.)

作詞・作曲:川村結花 Arranged by 深澤秀行、川村結花

「あなたはわたしをやわらかくさせる」なんて、温かい歌詞で始まるミディアムナンバー。シンプルなメロディとゴスペル風コーラスが盛り上げる感動の1曲。 やっぱり、この曲はサビでグッといいメロディを聞かせてくれるね。歌詞もいいよね。強がらないで、ありのままの姿になれるような、包まれる1曲。

アルバムでは、よりドラマティックに音の厚みが増して、かっこよくなりました。

10. Rum & Milk

作詞・作曲:川村結花 A. Piano:川村結花 Baritone Sax:谷中敦

ピアノの業が光るジャジーなナンバー。まるでジャズハウスにいるような、ムードたっぷりのトラック。川村結花のピアノVS谷中敦のバリトンサックスの対決が聞き所です。 この曲だけ、このアルバムのほかの曲と比べると、異色だよな。

11. ヒマワリ -reprise-

作詞・作曲:川村結花 A. Piano:川村結花

リプライズということで、川村結花のピアノ1本で聞かせてくれるバージョン。ヴォーカルにエフェクトをかけては、浮遊感たっぷりに。

12. ときめきのリズム(Mellow Groove ver.)

作詞:松本隆 作曲:川村結花 Arranged by 深澤秀行、川村結花

ボーナストラックとして聞かせてくれるナンバー。バージョン名通りに、メロウでグルーヴィー。ゴスペルのような分厚いコーラスが頭から彩ります。 メロディもキャッチーな要素たっぷり。CMソングとしての力も発揮しているね。なんてったって、作詞が松本隆ですから。この言葉の持つ力がハンパない。

シングルカットされた際は、アレンジを大胆に変えてポップに弾けています。元気いっぱいな曲になったね。 なるほど、とてもキャッチーな仕上がりでノックアウトだな。松本隆の歌詞も、リズムが違うと、ちょっと印象も変わってくるよね。

4th Album『home again』● '00/4/19 release

川村結花が1年ぶりとなるオリジナルアルバムを発表。今作も、豪華ミュージシャンが多く参加しては、素敵で面白いコラボレーションで楽しませてくれます。 ムーンライダーズの白井良明はじめ、LA-PPISCHのMAGUMIとtatsu、CARNATIONの直枝政広に面影ラッキーホールの佐々木“ACKY”あきひ郎と、これまた玄人な人選で川村結花ワールドが華開く。 今作も、前作の延長を行くようなメロディにアレンジ、そしてメッセージといった感じだよね。アルバムタイトルが「home again」。名バラード「home」よもう一度、といった感じかな。 ということで、前作アルバムのタイトル「Lush Life」という曲もあり、あまりこの1年のブランクを感じさせない安定の作りですね。直球ピアノバラードあり、ジャジーに決めたり。 シングルナンバー「Travels」「Door」は、ともにポップに聞かせてくれます。 が、それ故に少々面白みにかける部分もあるかな。Go Hotodaがミックスを手がけている曲をもう少し聞きたかったな。

1. Here There

作詞・作曲:川村結花 編曲:深澤秀行、川村結花

いきなり歌が始まってびっくりした。ピアノの音よりもアコースティックギターの音が前に出ていて、川村結花の歌声にガムシャラ感が伝わってくる。 その勢いがサビで表れている。「伝えたいことがいっぱいある」と、訴えかけるように歌う川村結花がかっこいいな。うーん、どうせだったら生ドラムでバーンと聞かせてほしかったかな。

2. Travels

作詞・作曲:川村結花 編曲:深澤秀行、川村結花

川村結花のアダルトな部分が前面に出てきているようだ。音が上品。ただ、やっぱり打ち込みの音に物足りなさみたいなものがあるんだよな。 まぁ、そんな思いを払拭させてくれるのがサビなんだよね。切なくもあるメロディにファルセットも登場。川村結花自身のコーラスと合わさって、よりムードを出してくる。 懐かしい感じがするのも、なんだかいいよね。川村メロディ炸裂のシングルナンバーです。

3. 1999

作詞・作曲:川村結花 編曲:深澤秀行、川村結花

ピアノの音が切なくもあり、淡々とした印象も与えるミディアムナンバー。今回のドラムは椎野恭一。味のあるドラムの音だよね。 そして、ゲストヴォーカルにLA-PPISCHのMAGUMIが参加して、川村結花と味のあるデュエットを聞かせてくれる。そう、この曲は味わいが滲み出ている。

4. Sail Away

作詞:直枝政広 作曲:川村結花 編曲:深澤秀行、川村結花

珍しくピアノではなくキーボードを弾く川村結花。プログラミングビートもどっぷりどっぷりと。どこかしらR&Bのようなゆったりナンバーに仕上がっています。 メロディのセンスはさすがだね。キャッチーながら決めてくれるようだ。CARNATIONの直枝政広が作詞とバックヴォーカルで参加しているところにも注目。

5. Lush Life

作詞・作曲:川村結花 編曲:深澤秀行、川村結花

イントロ無しでガツンと歌をぶつけてくる。タイトルは、前作アルバムタイトルというのが、またセンスなんだろうな。 外国の方々とセッションで聞かせる。クールなトラックに仕上がっていますよ。やっぱりドラムにパンチがあるよね。コーラスもとってもかっこいい。

6. 全身鏡

作詞・作曲:川村結花

川村結花のピアノと、シアターブルックの佐藤タイジのギターが織り成すハーモニー。 ゆったりとしていながらも、どっしりと力強く響き渡るバラードナンバー。自身の体だけでなく、心までも映してしまう全身鏡の歌。

7. Doors

作詞・作曲:川村結花 編曲:深澤秀行、川村結花

力強いサウンドが伸びやかに広がるシングルナンバー。アップテンポのスピードが、前へ前へと突き進んでくる。 結構、力強さが出た楽曲で、川村結花のピアノやコーラスも分厚く、飾っています。新しいステージへと連れて行くドアを開き、川村結花が歌います。

8. Otoshimono

作詞・作曲:川村結花 編曲:深澤秀行、川村結花

軽やかながらに、ちょっと裏があるようなリズムトラックと、切々と歌い上げる川村結花のヴォーカルが絡み合う。 ブルージーに渋さもあって、サビでファルセットを使いながら、ハスキーに歌い上げる部分がいい感じじゃないですか。

9. あいのかたち

作詞・作曲:川村結花 編曲:深澤秀行、川村結花

外国人ミュージシャン達とのセッションでクールに聞かせてくれます。 メロディパートはおしゃれな感じでよかったんだけれども、サビでは急に意思表示をバーンと出してきて、ちょっと力み過ぎな感じもする。 主張し過ぎというか、そこまで前に出てこなくてもねぇ。最後のスキャットとセッションは、楽しそうなんだけどね。

10. お引越し

作詞・作曲:川村結花 編曲:深澤秀行、川村結花

無機的プログラミングビートが淡々と打ち込まれては、鮮やかに映える川村結花のピアノとヴォーカル。情が出ているような歌詞もいいんだな。 でもって、なんだか文字数の長がフォークソングみたいだ。イントロや間奏での川村結花のピアノが、いいメロディを聞かせてくれます。

11. だんだんだめになっていく

作詞:佐々木“ACKY”あきひ郎 作曲:川村結花 編曲:深澤秀行、川村結花

アルバムのラストを飾るナンバーは、作詞とヴォーカルで、面影ラッキーホールの佐々木“ACKY”あきひ郎を迎えて、自由気ままなスタイルで聞かせるミディアムチューン。 生活臭の出た歌詞と、彩りを加えるピアノの音の絡みが面白いな。ブルースというか、ファンクというか、渋さがあるんだよね、この曲に。

5th Album『farewells』● '01/8/1 release

川村結花、約1年4ヶ月ぶりとなるオリジナルアルバムは、「ファンタジー」「Festa」、そしてのちにシングルカットされる「知らないままじゃなくてよかった」の3枚のシングルを収録した全13曲の濃厚作。 アルバムタイトルからもわかるように、様々なシチュエーションの中での「別れ」をテーマに聞かせてくれます。とにかく、この人は詞も曲も、本当に訴えかけてくるものがありますね。 そして、今作は様々なプロデューサーたちとタッグを組んでいます。鷹羽仁、深澤秀行、有賀啓雄、鳥山雄司、渡辺善太郎、そして高野寛。彼らが彼女の楽曲をドラマティックに仕上げてきました。 オープニングのインストチューンから、もう川村結花の世界が始まっているね。そして、ラストナンバーのアウトロが、オープニングチューンへとつながる、という作りも、なかなかいいじゃないですか。 繰り返されるサヨナラ。今作は、藤井フミヤへの提供曲「Moonlight magic」、松たか子への提供曲「コイシイヒト」のセルフカバーも聞かせてくれます。 どちらとも、提供アーティストとは違った雰囲気で、より曲の世界へと連れて行ってくれるかのようだ。 別れは悲しいけれども、次へのステップとと考えて、また歩き出そうという意気込みを、川村結花が奏でています。

1. Overture

作曲:川村結花

アルバムのオープニングを飾るイントロダクション。M-13「SLOW TRAIN」のラストで聴かせるコーラスが、F.I.。 そして、F.O.するというもの。終わりから始まるという展開は、なかなか凝っていますね。そして次曲へ。

2. 星になるまで

作詞・作曲:川村結花 Sound Produced by 鷹羽仁

前曲インストからスムースに入ってくるナンバーは、イントロからアイリッシュのような雰囲気を出してきた。本編は川村結花節の出まくったミディアムロックチューン。 白井良明のエッジの効いたギターが、ギュインギュインとうねりを上げています。川村結花のヴォーカルも、まるで叫ぶかのように、強さが溢れているね。 別れを星で表すという川村結花のセンスが光る歌詞に惹かれます。

3. うたかた

作詞・作曲:川村結花 Sound Produced by 深澤秀行

ゆったりテンポで聴かせるミディアムチューンは、浮遊感もある不思議なナンバー。川村結花のピアノの滑らかな音&ヴォーカルが舞う。 そのバックで流れるドラムンベース風のプログラミングが、効果的だね。深澤秀行の業が効いています。

4. 知らないままじゃなくてよかった

作詞・作曲:川村結花 Sound Produced by 有賀啓雄

イントロから川村結花のピアノがどっしりと響いてくるバラードナンバー。さらにはストリングスも入ってきて、だんだんと盛り上がって行く。 うん、美しい。そして、バックバンドのサウンドが入ってきては、A.O.R.を彷彿とさせるミディアムチューンに仕上がりました。 あなたを知ることができたし、あなたに触れることもできた。でも、別れを選んだ2人の切ない物語。7分という長さを全く感じさせないくらいに、入り込んでしまう名バラードですね。

5. ランプ

作詞・作曲:川村結花 Sound Produced by 有賀啓雄

こちらは有賀啓雄のプロデュース。深めのプログラミングビートとピアノのダイナミックな音がいい反応を示す。 でも、川村結花がピアノを弾いていたんじゃなかったんだね。サビの温かさが伝わってくるメロディがいい感じ。歌詞は切なさが滲み出てきます。

6.

作詞・作曲:川村結花 Sound Produced by 鳥山雄司

鳥山雄司のサウンドプロデュースが手掛けた一作。川村結花のエレピがいい具合に緊迫感を生む。 ただ、その他はプログラミングなどを多用しているからか、ちょっと無機的な感じだね。冒頭のスクラッチ音などで、「おっ、新しい川村結花の登場か」と思ったくらいだ。 間奏のピアノプレイもそうだけど、全体的にクール。構成がいつもと違っているところもポイントかな。

7. ファンタジー (Album Mix)

作詞・作曲:川村結花 Sound Produced by 鳥山雄司

珍しくどっしりビートとピコピコのプログラミングビートを取り入れたアップテンポチューン。鳥山雄司のアレンジが、とっても斬新ですね。 ピアノの音やメロディは、川村結花らしさは出ている。グルーヴィーな仕上がりはいいんだけれども、何かいかにも打ち込んでいます、というようなトラックに興ざめしてしまう部分もあるかな。 う~ん、全て生音で聞いてみたかったかもね。

アルバムでは、ミックスを施してパワーアップ。川村結花のコーラスが前に出てきたかな。バランスよく整った感じがします。

8. 救急箱

作詞・作曲:川村結花 Sound Produced by 渡辺善太郎

渡辺善太郎のサウンドプロデュースナンバーは、イントロから左右チャンネルをうまく使って、聴覚を刺激してきた。フルートもポイントとなるミディアムチューン。 さすが渡辺善太郎な、ざっくりギターがいい味を出しているね。川村結花はヴォーカルに徹しています。サビのメロディが切ないね。

9. ココロのフタ

作詞・作曲:川村結花 Sound Produced by 深澤秀行

川村結花の真骨頂でもあるバラードナンバー。自ら奏でるピアノが美しきメロディを響かせ、切ない歌詞を歌い上げる。 相手に愛して欲しい、愛してくれるにはどうしたらいいの?という思いをぶつけてきます。

10. Moonlight magic

作詞:藤井フミヤ 作曲:川村結花 Sound Produced by 深澤秀行

藤井フミヤに提供した楽曲のセルフカバー。今作は、深澤秀行や川西幸一、上田ケンジに小倉博一といった強力布陣の演奏で聴かせてくれます。 ジャジーなアレンジゆったりと、藤井フミヤの歌詞が、本人バージョンとはちょっと違った印象で聴かせてくれます。メロディはさすがだよね。

11. コイシイヒト

作詞:川村結花、松たか子 作曲:川村結花 at CAFE LIVE vol.3 2001.05.18

松たか子へ提供したナンバーのセルフカバー。こちらはライブトラックで収録。川村結花のピアノ1本勝負。巧みな演奏。 抑揚をつけて、ヴォーカルを乗せてきます。安らぎと優しさを与えるような、メロディをストレートに伝えてきます。そして、言葉がより一層ダイレクトに伝わってくる印象。 ライブならではの生々しさが、緊迫感を生み出していますね。

12. Festa

作詞・作曲:川村結花 Sound Produced by 高野寛

川村結花、「ファンタジー」に続くシングルは、サウンドプロデューサーに高野寛を迎えたアップテンポチューン。高野寛本人も、ギターで参加。 タイトルを表すような、お祭りテイストもあって、かなり音が弾んでいますね。今日を一生懸命生きて、明日へとつなげていこう、という川村結花のメッセージが心強い。ラストは大合唱。

13. SLOW TRAIN

作詞・作曲:川村結花 Sound Produced by 渡辺善太郎

アルバムのラストナンバー。渡辺善太郎がサウンドプロデュースを手掛けたミディアムチューン。イントロに電車の音を加えて、ムードを出す。 身近な言葉、親しみのあるメロディで、ぐっと世界へ引き込む川村結花。マイナスではなくプラスの意味合いを盛り込んで、「サヨナラ」を歌います。 ラストは川村結花が、声で魅了する。そして、再びM-1へ。

Mini Album『オールディーズ ~夏盤~』● '02/8/7 release

川村結花が、「春」に続いてリリースする「夏」の作品。前作はシングル扱いだったけれども、今作はミニアルバム扱いみたい。 今作も前作に引き続き、季節の情景を彩るような4つのタイプの違った楽曲を収録。 しかもSkoop On Somebodyのメンバーがコーラスで参加していたり、YO-KINGが再び作詞でタッグを組んだりと、充実の1枚に仕上がっています。 川村結花のピアノ1本で聴かせてくれる曲もあったり、とても濃厚な作品の登場だ。

1. オールディーズ

作詞・作曲:川村結花 Produced by 川村結花 *6th Album「around the PIANO」 収録*

2. 君を見た最後の場面

作詞・作曲:川村結花 Produced by 松本靖雄 (ZeeQ)

ピアノ弾き語りで聴かせてくれるミディアムバラードナンバー。川村結花の紡ぐ歌詞に、胸を打たれるトラックですね。 君の思い出を語るように、歌を聴かせてくれる。こういうシチュエーションを作り出す川村結花の言葉が、想像力をかきたてます。切ないねぇ。

3. 届かぬ夏

作詞:谷中敦、川村結花 作曲:川村結花 Produced by 松本靖雄 (ZeeQ)

東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦と詞の共作で聞かせるナンバー。 両者とも独特の詞、言葉遣いで魅了してくれるけれども、なんだろう、やけに上品さが漂ってくるかな。 その流れてゆくと、ピアノ伴奏は滑らかなべた弾きでもよかったかもね。そこまで弾まなくても、雰囲気を出せたかも。

4. PRAYER

作詞:YO-KING 作曲:川村結花 Produced by 松本靖雄 (ZeeQ) *6th Album「around the PIANO」 別バージョン収録*

Mini Album『朝焼けの歌 ~秋・冬盤~』● '02/10/23 release

「春」「夏」に引き続いてリリースされたのが、こちらのミニアルバム。 「秋」と「冬」が一緒になってしまったのは、なんだかもったいない感じがするけれども、今作も秋冬の情景をうまく切り取り、川村結花がピアノ弾き語りで伝えてきます。 そして、今回もゲストが豪華。リードナンバーでCHEMISTRYの堂珍嘉邦がコーラスで参加したり、THE BOOMの宮沢和史が作詞で参加したりと、とっても実りある楽曲4曲を聴かせてくれます。

1. 朝焼けの歌

作詞・作曲:川村結花 Produced by 川村結花、松本靖雄 (ZeeQ) *6th Album「around the PIANO」 収録*

2. 夕日が沈んだら

作詞・作曲:川村結花 Produced by 川村結花、松本靖雄 (ZeeQ) *6th Album「around the PIANO」 収録*

3. 誰よりも遠くから

作詞:宮沢和史 作曲:川村結花 Produced by 川村結花、松本靖雄 (ZeeQ) *6th Album「around the PIANO」 収録*

4. 悩みの丘

作詞・作曲:川村結花 Produced by 川村結花、松本靖雄 (ZeeQ)

ピアノ1本で聞かせるミディアムナンバー。 自分の発言に後悔をしてしまった主人公の苦悩を和らげるように、癒すかのように歌う川村結花です。ヴォーカルは、なんだか優等生だね。

6th Album『around the PIANO』● '03/3/19 release

季節をテーマに、EPやミニアルバムをリリースしていた川村結花が、約1年半ぶりとなるオリジナルアルバムを発表。 今作は、EPや先行シングル「ビューティフル・デイズ」などの延長を行く、コラボレーション作を多く含んだアルバムとなっております。 小田和正、CHEMISTRYの堂珍嘉邦、THE BOOMの宮沢和史、真心ブラザーズのYO-KING、矢野顕子、aikoなど、 そうそうたるメンバーが川村結花とタッグを組んでは、彼女の世界をよりいっそう、瑞々しく飾ってきます。 コラボした相手があまり前に出てこないところも、川村結花メインの作品であるところに重きを置いていて、なかなかいいですね。やはりメインは川村結花のピアノかな。 ボーナストラックには、泉谷しげるの名曲「春夏秋冬」をライブバージョンで収録。しかも、堂珍嘉邦がここでも参加していて、2人音巧みなヴォーカル&コーラスのハーモニーで楽しませてくれます。

1. ビューティフル・デイズ

詞・曲:川村結花 編曲:小田和正

四季をテーマに作品をリリースしていた川村結花が、新たに放つシングルナンバーは、なんと小田和正がプロデュースを手掛けたバラード。 作詞・作曲は川村結花本人だけれども、やっぱり小田和正のコーラスが入ってくると、すっかりと名曲の雰囲気を醸し出してきます。 あなたと2人で生きていきたい。そんなシンプルな気持ちが美しく映える楽曲です。

2. 朝焼けの歌

詞・曲・編曲:川村結花

川村結花、四季をテーマに作品を発表し続けてきましたが、こちらは秋・冬盤のリードトラックです。ピアノのみをバックに、歌を聴かせてくれます。 しかも、今回はCHEMISTRYの堂珍嘉邦をゲストヴォーカルに迎えて、デュエットを聴かせてくれます。 2番サビの重厚な演奏で、言葉の重みが増してきます。訴えかけてくるようで、本当にかっこいいです。

3. 夕日が沈んだら

詞・曲・編曲:川村結花

ピアノが弾み、ちょっとクセを出したメロディに惹きつけられるナンバー。 ピアノ1本でここまで巧みに音を操る川村結花は、さすがだね。サビの切ないメロデイが際立ちます。ファルセット&コーラスでキュンとなる。

4. 夜空ノムコウ (Live Version)

詞:スガシカオ 曲・編曲:川村結花

おなじみ、「夜空ノムコウ」をライブバージョンで聞かせてくれます。今回は、ゲストヴォーカルにリクオを迎えてのコラボレーションです。 ピアノ1本の演奏に、両者のヴォーカルが映えますね。世界がグッと構築されて、鮮やかな色が付いて行く。

5. オールディーズ

詞・曲:川村結花 編曲:深澤秀行、川村結花

川村結花、季節をテーマにリリースを続ける中での、夏盤からのリードナンバー。 まるでフォークソングのような、たくさんの言葉を詰め込んで、じっくり聞かせてくれるミディアムチューン。 この曲では、Skoop On Somebodyとコーラスのコラボレーションを果たしては、美しくバックで響かせてくれます。学生の頃を思い出す主人公の気持ちが、曲に表れていますね。

6. PRAYER (Album Version)

詞YO-KING:曲・編曲:川村結花

川村結花 meets YO-KING again。久しぶりに真心ブラザーズのYO-KINGが作詞を手がけたナンバーは、冒頭から「HEY!」と陽気なモードで始まる軽快チューン。 言葉が見事に曲を表した1曲。うん、歌詞は川村結花には出せない世界観がありますね。曲の方は、ポップに弾んでいます。

アルバムでは、YO-KINGがブルースハープ&コーラスで参加と、豪華な仕様です。ソウルフルだね。

7. hometown

詞・曲:aiko、川村結花 編曲:川村結花

なんと、aikoと川村結花が共作したナンバー。川村結花のピアノ1本で仕上げたバラードチューン。 愛しき我が家、愛しきふるさとを思い返す歌に、涙が溢れてくるようだ。安らぎ感たっぷりのピアノの音色に、うっとりさせられます。

8. いないと [It’s Us]

詞:川村結花、矢野顕子 曲:矢野顕子 編曲:川村結花

矢野顕子との共演とは、随分と豪華ですね。歌詞は矢野顕子と川村結花との共作で、曲は矢野顕子によるもの。 確かにこのメロディラインは、矢野顕子特有のしなやかさで舞っています。さらに、矢野顕子本人もコーラスで参加して、存在感を出してきました。 いやぁ、この曲、なんかすごいね。ピアノ1本で奏でているからか、壮大な物語を展開している。

9. エチュード

詞・曲:川村結花 編曲:有賀啓雄

川村結花が季節をテーマに作品をリリース。春盤のリード曲となるナンバーは、イントロから美しいコーラスで魅了してきました。 本編へ入っていくと、ピアノと打ち込みが合わさって、深い世界を聞かせてくれます。そこにストリングスも入ってきて、しなやかな世界が広がります。 別れというシチュエーションを、ドラマティックに描いています。

10. 誰よりも遠くから

詞:宮沢和史 曲・編曲:川村結花

こちらはTHE BOOMの宮沢和史が歌詞を手がけたナンバー。川村結花の曲とともに、あの唯一無二の宮沢ワールドが展開。 秋冬の季節にぴったりな、深い愛をじっくりと聴かせてくれるようなナンバーです。 ピアノ1本で響かせ、とっても切ない世界を作り上げてきました。サビ最後のファルセットがいい味を出しています。

bonus track. 春夏秋冬 (Live Version)

詞・曲:泉谷しげる 編曲:川村結花

ボーナストラックは、泉谷しげるの名曲「春夏秋冬」のカバー。しかもライブバージョンで聞かせてくれます。さらに、CHEMISTRYの堂珍嘉邦がゲストヴォーカルとして参加。 ヴォーカルパフォーマンスはさすがの一言。川村結花のヴォーカルも、強弱がインパクト大。

Best Album『Yuka Kawamura Best“Works”』● '03/12/3 release

川村結花、初となるベストアルバムは、エピックソニー時代を総括するお仕事を、ギュッと凝縮。 移籍第1弾シングル「ヒマワリ」をはじめ、「夜空ノムコウ」「ときめきのリズム」「home」「Travels」「朝焼けのうた」「ビューティフルライフ」など、シングル曲、代表曲を詰め込んでいます。 ピアノを軸に、じっくりと聴かせてくれるメロディは、やっぱり玄人な雰囲気を出していて、作り込まれている感じがいいね。SMAPに提供したこともあるアーティストなだけあります。 クリエーターとしての面と、シンガーとしての面、両方のいいとこ取りで、これまでのエピックソニーでの活動をまとめています。 収録曲のバランスもいいし、ボーナストラックには新曲も収録。川村結花がピアノ1本を武器に、歌を聴かせてくれました。

Bonus Track. アケボノ

詞・曲・編曲:川村結花

川村結花、ベストアルバムにボーナストラックとして収録された新曲は、ピアノのみの演奏でじっくりと聴かせてくれるミディアムチューン。 「春は曙」という歌詞の世界が広がってゆく。そして、メロディもどこかしら、和の雰囲気を出していて、これまでの川村結花にはなかった面を見せてzくれるようだ。

7th Album『native colors』● '04/6/23 release

ベストアルバム「Yuka Kawamura Best“Works”」を発売以来、6ヶ月振りに川村結花がオリジナルアルバムをリリース。 今作もピアノの優雅な音色とメロディメーカーでもある川村結花の巧みなメロディラインが交差する。 そして、今作も実に多様なゲストが参加。宮沢和史、Jazztronikの野崎良太、Saigenji、堂島孝平、そして俳優の筧利夫などなど。彼らが川村結花の魅力を出しているね。 だからこそ、今までの川村結花と向き合って、ぶち壊し、色を塗り直し、新たな川村結花の世界を作り上げようとしているようにも見える。 ほのかな温かさというよりかは、どっしり思いを込めたような楽曲で聞かせてくれます。 初回盤はDVD付きの2枚組仕様。リードナンバー「わたしが知ってる」のライブバージョンと、ショートドキュメントを収録。 ショートドキュメントはショートサイズではなく、ショーテスト。うーん、これは物足りないな。

1.

2.

「わたしが知ってる」ライブ映像

“PIANO NIGHT”ショートドキュメンタリー

1. わたしが知ってる

作詞・作曲:川村結花 編曲:川村結花、深澤秀行

滑らかなピアノの音色と、無機的プログラミングが重なることで、川村結花のヴォーカルに、よりライブ感が出てきたミディアムバラード。 間奏での四家卯大のチェロの音色が、またいいんだ。心に響くね。無機的ながら、アンビエント風味を持ち合わせているようだ。 あなたがとにかく好きだ、ということが伝わってくる歌だね。

2. bound

作詞:川村結花 作曲:川村結花、野崎良太 編曲:川村結花、深澤秀行

ピアノで川村結花とJazztronikの野崎良太が共演。弾むようにウキウキワクワク。さらにプログラミングビートも弾んで、これはもはやJazztronik feat. 川村結花じゃないか。 と思っていたら、アレンジは深澤秀行なんだよね。間奏でのピアノセッションは鳥肌ものです。ここが一番のポイントかな。

3. ひとりじゃない

作詞・作曲:川村結花 編曲:深澤秀行

シンプルな展開から音が厚くなって行き、どっしりとしたアレンジが進展してゆくバラード。 川村結花の、ちょっと弱気な歌い方が、曲の持ち味を出している。

4. 今年の恋

作詞・作曲:川村結花 編曲:川村結花、深澤秀行

鮮やかなギターを聴かせてくれるのは、Saigenji。この曲も、彼のフィールドといい具合にコラボレーションできているナンバーだね。 川村結花の躍動感あふれるヴォーカルと、滑らかなピアノがいい流れを作る。そして、Saigenjiのコーラスが壮大な雰囲気を作る。

5. long way home

作詞・作曲・編曲:川村結花

シンプルさが前面に出ているバラードナンバー。歌の始まり方が、どこかしら槇原敬之「素直」い似ているなぁ、なんて思ったり。 今作では、ゲストヴォーカルに宮沢和史を迎えるという、豪華なコラボレーションを果たしています。やっぱり、ヴォーカルに深みが出ているよね。聞き入ってしまう。

6. New Morning

作詞・作曲:川村結花 編曲:深澤秀行

6拍子のミディアムバラードナンバー。どこかしら異国情緒の風が流れるナンバー。 サビのギターの音といい、壮大な雰囲気。まるでシルクロードを旅するかのように。新しい朝を迎え、歩き出す、さすらい人のイメージが出ているね。

7. ハッピー・バースデイ、僕

作詞・作曲:川村結花、堂島孝平 編曲:川村結花、深澤秀行

どっしり、どっぷり、打ち込みビートが迎えるミディアムナンバー。川村結花の歌い方が楽しそうだな。 というのも、今作は、堂島孝平とのコラボレーション。作詞・作曲で共作していて、さらにはコーラスにも堂島孝平が参加しています。 モロに彼のイメージそのまま曲に表れているね。明るいナンバー。後半は、シンガソングモードで大盛り上がりですね。

8. あおいかさ

作詞・作曲:川村結花 編曲:深澤秀行

演歌というかフォークといか、そんな雰囲気をぶつけてくるミディアムナンバー。 渋いなぁ、川村結花。情がこもっているというか。今回はピアノ不参加で、歌に徹している川村結花なんだよね。珍しい。

9. 夏に咲く花

作詞・作曲:川村結花 編曲:川村結花、深澤秀行 ストリングスアレンジ:深澤秀行

重厚なストリングスアレンジと、川村結花のピアノで聞かせてくれる ドラマティックなバラードナンバー。さらにはコーラスも加わって、より壮大な雰囲気を出してくる。シンプルながら、川村結花の言葉にも重みがありますね。

10. パンのみみ

作詞・作曲:川村結花 編曲:川村結花、深澤秀行

タイトルがインパクトを放っている。川村結花がピアノのみならず、ピアニカを聴かせるバラードナンバー。 浮気の歌なんですがね。男は一晩過ごして、パンを食べるけれども、耳だけ残して帰ってしまったというお話。

11. ピアノの墓場

作詞:上田現 作曲:川村結花 編曲:川村結花、深澤秀行

いきなり男の声が入ってきては、ポエトリーリーディングの始まり。誰かと思えば、筧利夫なんだよね。これには驚き。そして、渋い声をじっくりと聴かせてくれます。 その後は川村結花のピアノと深澤秀行のプログラミングビートが入ってきて、少々暗さを出す。まぁ、タイトルがタイトルですからね。 躍動感たっぷりのラストへ入っていきます。川村結花のコーラスがダイナミックだ。

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9th Album『ハレルヤ』● '17/11/8 release

シンガーソングライター、川村結花の久しぶりとなるアルバム。今回は、佐橋佳幸とDr.kyOnによるユニット、Darjeelingとの制作で進められたアルバムとなっています。 川村結花のシンガーソングライター人生20年、そして50歳という年齢を全て詰め込んだ作品となりました。 色々な歌詞の世界があるけれども、今回は、巣の部分を思い切りさらけ出した「暮らしのうた」。川村結花の思い、人生、全てを詰め込んだ歌、ヴォーカル、音に表して届けてくれます。 曲はお馴染みのピアノを中心としたり、時にジャジーに渋く聞かせてくれたりと、かなりかっこいいんだ。参加したミュージシャンとの一体感もあって、随分と染み渡ってくるね。 全8曲ながら、どの曲も濃いのは、やっぱり川村結花の人生が詰まっているからかな。ハレルヤ!

1. カワムラ鉄工所

作詞:川村結花 作曲:柴草玲 編曲:Darjeeling、川村結花

ピアノをしっとりと奏でて始まるバラードナンバー。もはや川村結花の祖父母を描く歌詞が涙と懐かしさを誘っては感動路線だね。 途中から入ってくるベースの音、アコーディオンの音もまた、優しさいっぱい。今はなき、カワムラ鉄工所をこの歌に残してゆく。

2. 夜の調べ

作詞・作曲:川村結花 編曲:Darjeeling、川村結花

まったりゆったり、ジャズの音に乗せて、伸びやかに歌を聞かせてくれるバラードチューン。 おしゃれなサウンドが染み込んでくる。夜を楽しみ味わい尽くす様子が、丁寧に描かれていますね。サウンドが本当に心地よい。

3. かたづけようちゃんとしよう

作詞・作曲:川村結花 編曲:Darjeeling、川村結花

少々のファンクポップな音が心をくすぐるアップチューン。片付けられない人をテーマに、今度こそ今度こそ綺麗に、本気を出して片付けようと意気込む歌。 わかるなぁ、この気持ち。ご褒美に散財。なんでわかるんだ、この気持ち。間奏で響き渡る佐橋佳幸のギターがまたいい感じ。

4. 乾杯のうた

作詞・作曲:川村結花 編曲:Darjeeling、川村結花

アコースティックギターが切々と響き渡り、切なさを押し出してくる。さらにアコーディオンの音が加わると、切なさがさらにアップ。 「よくぞ今回も生き抜いた!」と自分に乾杯する歌。この歌詞もまた、わかるわかると共感するね。年老いていくスピードが速くなり、今日が過去になってゆく。 切ないけれども、今日を無事に生き抜いてきたからこそ、今ここにいるんだ。

5. 猫の耳たぶ

作詞:のっこ 作曲:川村結花 編曲:Darjeeling、川村結花

ジャジーな音をバックに、じっくりと聞かせてくれるミディアムチューン。歌詞が面白いんだ。猫の耳たぶについての歌。 しかも、作詞をしたのがあの、のっこ。面白いなぁ。いい具合にリズミカルで、リズムに乗りやすいナンバーだね。Dr.kyOnのアコーディオンがとにかくおしゃれ。

6. ロウソクの灯が消えるまで

作詞・作曲:川村結花 編曲:Darjeeling、川村結花

ピアノバラードでスタート。川村結花の伸びやかなヴォーカルの虜。びっくり男性のヴォーカルが入ってくるとは。田中邦和が声でおしゃれで渋さを加えてくる。 さらに曲調はジャズに変身。田中のサックスもおしゃれに響いてもう、うっとり夢見心地な気分にさせてくれるナンバーだね。

7. その先は?

作詞・作曲:川村結花 編曲:Darjeeling、川村結花

こちらもリズミカルなジャズチューン。いいね、訴えるように、語るように、言葉をぶつけてくる川村結花。かっこいいね、ブルースも入っているね。 そんな感じで言葉をぶつけて訴えかけてくるナンバーは、ピアノが力強く弾んでいます。人生頑張っても、まだまだ先は続くのです。

8. 愛だけしかない景色

作詞・作曲:川村結花 編曲:Darjeeling、川村結花

アルバムのラストを飾るバラードナンバー。しっとりと歌声を聞かせてくれる川村結花のヴォーカル。 そして、アコギとピアノが優しく広がってゆく。ここではDr.kyOnのマンドリンが、どこか郷愁を感じさせるね。登場する3人は、親子なのかな。じわっと愛が広がる。

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