album
●1st Album『everlasting』● '97/4/9 release
Every Little Thing、待望の1st Album。スマッシュヒットシングル3曲「Feel My Heart」、「Future World」、「Dear My Fried」を含み、E.L.T.の勢いを詰め込んだアルバムとなっております。 五十嵐充プロデュースの下、avexならではのダンスポップチューンが彩る全12曲。 その中には、ギターの伊藤一朗によるインストも収録されており、いろんな意味で三位一体のE.L.T.の姿がここにあります。 持田香織も、ヴォーカルだけではなく作詞に挑戦したりと、意欲をどんどんと示して発揮しています。 ファーストアルバムでありながら、200万枚のセールスにいたる記録になったのも、やはり誰もが口ずさめるような耳になじみやすい曲がそろっているからでしょう。 ハードな曲、ポップな曲、バラードなど、様々なタイプを詰め込んだアルバムです。 初回特典は、三方背ボックス仕様ジャケットでカレンダー付き。見応えたっぷりで、すぐに店頭から消えてしまった希少な初回盤となりました。
1. Future World
Words & Music:Mitsuru Igarashi Arranged by Mitsuru Igarashi
勢いを増すE.L.T.の2nd Single。これぞ五十嵐節と言わんばかりのポップなダンスナンバー。打ち込み具合といい、マイナー調のメロディが病みつきになる1曲ですね。 サビのキャッチーなメロディといい、ただひたすら前へと進む歌詞といい、E.L.T.の勢いを曲に出していますね。伊藤のギターもバリバリ鳴っています。
2. Feel My Heart (Album Mix)
Words & Music:Mitsuru Igarashi Arranged by Mitsuru Igarashi
記念すべきE.L.T.のデビューシングル。これでもかというくらいにデジタルサウンドを放出するアップテンポのトラック。 パンチの効いたビートと打ち込みサウンドが襲い掛かってきます。恐るべし、五十嵐充。そんなトラックの中でも、ギターが勢いよく鳴り響くわけであって、デビュー曲ながらに勢いを出しまくっていますね。 随分とavex的なダンスポップチューンに仕上がっています。
アルバムでは、新たにリミックスをし直して、強力なトラックに変身。ギターが前面に出てきました。
3. Here and everywhere
Words:Kaori Mochida Music:Mitsuru Igarashi Arranged by Mitsuru Igarashi
持田香織が歌詞を手がけたポップソング。キーボードサウンドが炸裂しています。 持田香織のキャラクターが曲に出ていますね。なんか、ごくありきたりなラブソングなんだけれども、幸せモードが溢れんばかりに出ています。
4. Season (Album Version)
Words & Music:Mitsuru Igarashi Arranged by Mitsuru Igarashi
ディープな打ち込みサウンドで仕掛けてくるマイナー調のポップソング。 キックビートで飾りながらも、メロディは切ないね。失恋ソングならではの雰囲気をデジタルサウンドに乗せてお届け。
アルバムでは、バージョンを変えて収録。って、これ、TOTOの「アフリカ」じゃん。オリジナルよりも若干、ゆったりとした雰囲気になっていますね。その分、切なさもアップしている。
5. 二人で時代を変えてみたい
Words:Masanori Nagaoka Music:Mitsuru Igarashi Arranged by Mitsuru Igarashi
バラードチューンです。「情熱男、灼熱女」の永岡昌憲が作詞を手がけています。 これはちょっと珍しいですね。曲の方は、五十嵐節の出たメロディで、キュンとさせてくれる。なかなか聞き応えのある作品で、持田香織のヴォーカルにも表現力があります。
6. たとえ遠く離れてても...
Words & Music:Mitsuru Igarashi Arranged by Mitsuru Igarashi
いきなりサビから始まるマイナーポップチューン。マイナー調ながら、結構引き込む力がある五十嵐メロディです。パンチの効いたビートが強力で、 曲全体から勢いを感じるね。タイトルからもわかるように、遠距離恋愛の歌です。持田香織のヴォーカルも張りがあって、太い絆を表しているようだ。
7. micro stress
Music:Ichiro Ito Arranged by Mitsuru Igarashi
インストナンバー。高速ビートとともに、伊藤一朗のギタープレイが絡み合う。 短い中にも、インパクトがあるトラックだね。随分とテクニシャンだ。
8. Dear My Friend (Album Mix)
Words & Music:Mitsuru Igarashi Arranged by Mitsuru Igarashi
E.L.T.のブレイクを決定づけた3枚目のシングルナンバー。1枚目、2枚目の流れを汲んだデジタルサウンドを放出。 やっぱりキャッチーなメロディに、友人の大切さを綴った歌詞がリスナーの心を掴んだんでしょうね。 それにしても、曲の勢いが出まくっている。パンチの効いたダンスビートにうねるギターは、さすがと思わせてくれます。
アルバムでは、ミックスを施して収録。イントロのキーボードの音が強調されました。
9. Looking Back On Your Love
Words & Music:Mitsuru Igarashi Arranged by Mitsuru Igarashi
緊迫感が冒頭から襲い掛かってくるマイナーアップテンポのトラック。 これまたキーボードのサウンドとギターが絡み合うポップロックチューンです。それでいて、覚えやすくキャッチーなメロディを放っている。これははまっちゃうよ。
10. Never Stop!
Words:Kaori Mochida Music:Mitsuru Igarashi Arranged by Mitsuru Igarashi
持田香織が前向きな歌詞を手がけたポップなロックナンバー。 爽やかテイストを放ち、ダンスサウンドよりもロックサウンド寄りのトラックで聞かせてくれる。持田香織の伸び伸びとしたヴォーカルも、冴え渡っています。
11. I'll get over you
Words & Music:Mitsuru Igarashi Arranged by Mitsuru Igarashi
これぞ五十嵐節が出たと言わんばかりのマイナーポップトラック。 サビでの切ないメロディと、持田香織の力強いヴォーカルがぐいぐいと曲の世界へと引き込んでくる。
12. Double Moon
Music:Ichiro Ito Arranged by Mitsuru Igarashi
アコースティックギターの音色が響き渡るインストナンバー。ほんのり温かい雰囲気を醸し出していて、アルバムを締めてくれました。
●Remix Album『THE REMIXES』● '97/9/17 release
E.L.T.初のリミックスアルバムは、1st Album「everlasting」の収録曲を持て余すことなくリミックスしています。さすがはavexと言わんばかりの国内外のリミキサー達が揃ったことに感心してしまうね。 Pete & Steve HammondにDave Ford、D・M・Xに日高智、さらにはMotsuまでも。 ダンスサウンドで構成されたE.L.T.の楽曲達を、さらにアゲアゲトラックだったりマニアックサウンドへ変化したりと、新たな魅力を伴って聞かせてくれる。 そこまでいじくりすぎていないので、リミックスが苦手と思っている人でも聞きやすくなっているんではないでしょうか。 オリジナルトラックとも聞き比べたいと思わせる1枚です。ジャケットの持田香織がまたキュートだし。
1. Feel My Heart (Plasma Mix)
Additional Production and Remix by Ian Anthony Stephens for KLONE RECORDS
デビュー曲をユーロビート系のテクノサウンドにリミックス。ポップなノリを前面に押し出して、つかみはOK。7分越えも何のそのといった感じですね。
2. Season (Cloudy Skies Mix)
Remixed by Pete & Steve Hammond for Outernational Productions
グツグツしたビートが妖しげな、ポップなテクノリミックス。タイトルどおり、雲が覆っている感じですね。リミキサー色が濃く出た7分半です。
3. I'll get over you (Intensive Mix)
Remixed by Dave Ford & Errol Reid
深い4つ打ちビートとシャカシャカ飾られたサウンドが絡み合うハウスリミックス。なんか淡々と進行しちゃっています。
4. Looking Back On Your Love (Groove That Soul Mix)
Remixed by Satoshi Hidaka for Groove That Soul Productions
いかにもGTSと言わんばかりの見事なハウスリミックス。思わず手拍子したくなるね。ノリが出ています。もっさりもっさりとリミキサーの味が出た5分間。
5. Here and everywhere (Super Bootbeat Mix)
Remixed by Izumi“D.M.X”Miyazaki for D.M.X International
D・M・Xが仕掛けたりミックスは、かなりポップに弾けた1作。高速ビートが進行するテクノチューンで、煌びやかです。6分を華やかに演出。
6. Future World (Right Attitude Remix)
Remixed by Attitude
近未来的なSEが飾るリミックス。随分とポップなんだけれども、歌がなかなか始まらない。 延ばしに延ばして、3分でようやくヴォーカル登場。でも、やっぱりヴォーカルがメインじゃなくてサウンドがメインです。フロア対応型の8分半。
7. Dear My Friend ('97 Pumped Up Mix)
Remixed John Robinson
ヒット曲のリミックスは、弾けたテクノポップ。随分と華やかになったトラックは、なんだか楽しくなってきます。
8. Never Stop! (Satoshi's Summer Breeze Mix)
Remixed by Satoshi Hidaka for Groove That Soul Productions
GTS、日高智によるリミックスチューン。モロにGTSトラックのハウスサウンドで、心地よく、軽やかに変身。 そしてポップでキャッチー。爽やかテイストでとっても清々しいですね。
9. I'll get over you (Lightfoot's Down Beat Mix)
Remixed by Lightfoot
アングラ要素が出まくっているリミックスチューン。随分とディープな印象を放っています。そしてヴォーカルをスローで加工した導入部がなんだかすごい。 ドラムンベースを彷彿とさせる高速ビートと絡み合い、独特の空間を作り上げています。ちょっと異質な印象で、逆に面白いリミックスですね。
10. たとえ遠く離れてても... (Trip Strip Mix)
Remixed by Motsu for Chill Jet
Motsuによるデジタルサウンド満載のリミックス。ミディアムテンポで、かつ、ディープでドープに仕上げた。 グツグツしていて、こちらもアングラ要素がありますね。
11. Future World (Further Contact Mix)
Remixed by Pete & Steve Hammond for Outernational Productions
4つ打ちキックでビートを刻むテクノリミックス。オリジナルの要素を崩さず、盛り上がりを加えていてかっこいいね。 疾走感もあって、リミキサーらしさがよく出ているナンバーです。
●2nd Album『Time to Destination』● '98/4/15 release
1st Album「everlasting」の大ヒット、そしてその後に5枚のシングルを立て続けにリリースしたE.L.T.の2枚目となるオリジナルアルバムです。 大ヒットナンバーのオンパレードであり、このアルバムがE.L.T.にとって1番のセールスを記録。その数なんと300万枚以上。とにかく五十嵐節の出まくったトラックが揃っていますね。 特に、大ヒットしたバラード「Time goes by」は、本作にはオーケストラを取り入れたバージョンに変身し、じっくりと聞かせてくれる。 新曲のほうも、シンセのサウンドが響き渡り、グイグイと勢いよくギターがうねったり。1st Album以上にポップに、そしてロックなアルバムとなっています。 E.L.T.の三位一体型アルバムの最高峰。特にバラードナンバー「All along」なんて、持田香織の魅力を出しまくっているよ。
1. For the moment
written and composed and arranged by Mitsuru Igarashi
1st Album「everlasting」の勢いが止まらないE.L.T.の4枚目となるシングルナンバー。 マイナー調のアップテンポのトラックで、五十嵐お得意の切なさを含む伸びやかな曲。キーボードのサウンドが弾けていますね。それでいて爽やかなテイストを出すからヒットするんですよ。 サビのメロディも覚えやすいし、カラオケ受けする曲です。ちなみに、シングルのジャケットは持田香織のみの1ショットだからヒットしたと、男性メンバーは話していた。
2. 今でも・・・あなたが好きだから
written and composed and arranged by Mitsuru Igarashi
ミディアムテンポのポップナンバー。実は奥菜恵が以前歌っていたというこの曲。E.L.T.がカバーしました。五十嵐もいろんな仕事をしているね。 その五十嵐節が出まくった楽曲は、切なくもキャッチーな部分をきちんと抑えており、カラオケ受けしそうなメロディが印象的です。
3. Face the change 《Album Mix》
written and composed and arranged by Mitsuru Igarashi
新しい年の幕開けで、かなり勢いのあるナンバーを放ったE.L.T.。五十嵐お得意のダンスサウンドと絡み合う、ギターがうねりを上げる熱いデジロックナンバー。 このグイグイと攻め立てる感じがいいよね。別れの思い出を歌った曲です。歌詞の共感もとより、やっぱりキャッチーなメロディが心をくすぐるんだ。覚えやすいし口ずさみやすいし。
アルバムではミックスが施され、パンチの効いたビートとキーボードサウンドが飾り立ててパワーアップ。
4. Old Dreams 《Instrumental》
written and composed and arranged by Mitsuru Igarashi
ここでインストナンバーの登場。「G線上のアリア」をベースにしたオルゴール風サウンドが、次曲へと流してくれる。
5. モノクローム
written and composed and arranged by Mitsuru Igarashi
アップテンポの勢いのあるロックチューン。パンチの効いたビートと疾走感あるサウンドが、緊迫感を生み出す。それでいてサビはキャッチーな力を持っている。 これが五十嵐マジック。グイグイと曲の世界に引き込まれていきますよ。E.L.T.の力強さが表れた曲で、とにかく勢いよく進む感じが好きです。
6. All along
written by Kaori Mochida & Mitsuru Igarashi composed and arranged by Mitsuru Igarashi
持田香織が作詞を手がけたバラードナンバー。シンプルなメロディと、ちょっとゴージャスなアレンジでじっくりと聞かせてくれます。 みんなへの感謝を歌っていますね。間奏では、ここぞとばかりに伊藤ギターがうねりを上げています。
7. Hometown
written and composed and arranged by Mitsuru Igarashi
随分と希望に満ち溢れたイントロだよね。テンポが若干変化して、ミディアムテンポのグルーヴチューンを展開するナンバー。 この曲でも五十嵐キーボードが響きまくっています。新たな出発、人生の門出、旅立ちをテーマにした歌詞が、生き生きしています。 それと同時に故郷への思いも込められている歌詞がまた泣けるんだ。しみじみと伝わってきますね。
8. 出逢った頃のように
written and composed and arranged by Mitsuru Igarashi
爽やかな夏を届けてくれるポップチューン。こちらも五十嵐節の出まくった、にぎやかキーボードサウンドをベースに、弾けるロックチューンに仕上がっています。 タイトルのごとく、出会った頃のような初々しさでいようね、みたいな歌詞が2人の関係を盛り上げています。若いぞ。ちなみに、この曲を歌番組で歌うときは、必ずキーが下がっていました。 結構、難度が高い曲なんですね。
9. Shapes Of Love
written and composed and arranged by Mitsuru Igarashi
E.L.T.の新たなスタイルを築いたともいえそうな、ポップロックチューン。親しみのある覚えやすいメロディと、力強いサウンドが前向きな気持ちにさせてくれます。 恋愛に前向きに進もうとする主人公に、リスナーは共感を得たことでしょう。それにしても、五十嵐はこういう歌詞をよく書けるよな。 サビのメロディのキャッチーなところも、この曲のヒットの理由ですね。
10. True colors
written and composed and arranged by Mitsuru Igarashi
E.L.T.にしては、随分と濃いロックサウンドを聞かせてくれるミディアムチューン。 好きな相手に不信感を覚えて、問いただそうとしている主人公。心の焦りが曲から伝わってくるね。結局は、こっちを向いて欲しいんだよね。間奏のギターのうねりもまた、かっこいい。
11. Time goes by 《Orchestra Version》
written and composed and arranged by Mitsuru Igarashi Strings arranged by Jerremy Labbock
E.L.T.にバラードの魅力を植えつけた初期の大ヒット曲。しっとりとしていながらも、力強さを感じされるサウンドと、持田香織の新のあるヴォーカルが、 リスナーの胸に突き刺してきます。五十嵐、バラードのツボを抑えているね。カラオケでも歌いやすいメロディが、この曲の魅力の1つですね。
アルバムでは、オーケストラが加わったバージョンでパワーアップ。でも、ちょっと陰に隠れ気味?もう少し前に出てきてもよかったのでは。
●Remix Album『THE REMIXES II』● '98/11/18 release
大ヒットアルバム「Time to Destination」の楽曲を、エイベックスならではのリミキサーたちが集結してリミックスしたアルバムです。 やはりダンス系サウンドを武器にしているE.L.T.なだけあって、類まれなる反応を示しているね。参加リミキサーも豪華なんだよ。 EBOMANやHybrid、GTSの日高智にD-Z、HALにDub Master Xなどなど、国内外のテクニシャン達が自分流に作り上げました。 これほどまでの作品は、やっぱりエイベックスの力だよな。ただ、アルバムのジャケットがつまらいという点が残念。
1. Face the change EBOMAN Remix
EBOMAN
波の音が爽やかな、EBOMANによるリミックス。しかし、ねちっこいボイスとともに、いびつなサウンドが登場。 ボコスカとビートを放ち、アグレッシヴに襲い掛かってくる。濃いです。さすがEBOMANです。ヴォーカルサンプリングの嵐が武器。
2. Shapes Of Love Deejay Punk-Roc Remix
Deejay Punk-Roc
HIP-HOP要素を加えたデジロックリミックスとでも言うんでしょうか。 濃いけれども、軽いビートに味付けされて様変わり。サビのヴォーカルキーを下げているから、持田香織が恐ろしい事に。
3. 今でも・・・あなたが好きだから Tuff Jam's Classic Garage Remix
Tuff Jam
ポップに4つ打ちキックを放つハウスリミックス。 オリジナルのギター音をサンプリングしたり、面白い点も多々あるけれども、随分とあっさりと仕上がっている。
4. 出逢った頃のように Hybrid Remix
Hybrid
Hybridによるハイブリッドなリミックス。近未来感を出すトラックですね。 無機質感が漂っています。サビになってもそのテイストは変わらず、一定感があります。
5. Hometown Toon's R&B Remix
Rod Antoon
粘り気のあるゆったりとしたリミックスチューン。なんだかんだでオリジナルに結構近い形のトラックだよね。
6. モノクローム Dom+Roland Remix
Dom+Roland
静かな始まり。そしてドラムンベースビートが襲い掛かってくる。 キーボードの音がちょっと淋しいですね。ヴォーカルもメロディパートのみだし。音が重視のリミックスです。
7. Time goes by Hybrid Remix
Hybrid
大ヒットした名バラードが、Hybridの手にかかって大変身。 なんかヴォーカルが奥のほうから聞こえてくるな。静かな展開から始まり、その後はビートの嵐が襲い掛かってくるテクノリミックス。
8. For the moment Satoshi's Burst Mix
Satoshi Hidaka
これがGTSのリミックスなのか?と疑ってしまうようなドラムンベース寄りのサウンドをまとったトラック。 リズムトラックが放たれ、サビパートのヴォーカルがサンプリングされ、かなり濃い目の仕上がりとなっている。
9. True colors Fake Colors Treatment Take 1
Maki Fujii
ソフトバレエの藤井麻輝によるリミックス。 高速ビートが襲い掛かってきては、サビではバリバリと炎上しています。かなり斬新というか、リミキサー色が濃く出た1曲ですね。
10. Shapes Of Love D-Z Bleeding Messiah Mix Ver.2
D-Z
D-Zによるリミックス。さすがはD-Zと言わんばかりの低音ビートを効かせて攻めてきます。持田香織のヴォーカルにエフェクト処理。 かなり色濃く仕上がっています。ラストでは、ヴォーカルのエフェクトが次第に取り払われてゆく。
11. 今でも・・・あなたが好きだから Hal's Go Insane Mix
HAL
新進気鋭のHAL登場。デジタルサウンドを駆使して、飾り立てまくる。ボコスカと音を鳴らし、サンプリングヴォーカルを散りばめる。 アグレッシヴに仕上げたり、聞かせるところは聞かせたりと、色々な魅力があるね。
12. 出逢った頃のように NAO'S ATOMIC MIX
Nao Nakamura
高速テクノビートが遅いかかかるリミックスチューン。 しばらくはビートが横行。そして深いサウンドとともにサビが響く。ためて、そして解放。ビートが響くという繰り返しですね。
13. All along Dub's Double-Speed Remix
Dub Master X
しっとりとした展開から始まり、トランスを彷彿とさせるビートが襲い掛かってくるDub Master Xによるリミックス。 やっぱりバラードは高速ビートが似合うよな。ポップに弾けるビートも聞きやすく仕上がっています。
●Best Album『Every Best Single +3』● '99/3/31 release
E.L.T.、初のベストアルバムは、これまでリリースしたシングルナンバーを並べたシングルコレクションアルバム。 しかし、単に発売順に並べたわけではなく、五十嵐充のアナログセンスによって、M-7の「Time goes by」でA面が、M-12の「Over and Over」でB面が終わるレコードのような曲順にしたということです。 とにかく、全編五十嵐節に染まった楽曲のオンパレード。ポップでキャッチー、それがELTの武器。 カラオケ受けしそうなナンバーが揃っています。2nd Album「Time To Destination」以降に発売されたシングルは、このアルバムでしか聞くことができないというのが難点ですかね。 ボーナストラックに収録された3曲は、五十嵐、伊藤、持田のそれぞれがフューチャーされています。 E.L.T.の三位一体が感じられるね。しかし、まだオリジナルアルバムを2枚しか出していないのに、この段階でベストアルバムはちょっと気が早いする気がしますね。 脂の乗っている時期に売り出してしまうという魂胆と、年度末の穴埋め的要素が出ています。このアルバムをリリース後、E.L.T.はしばしお休みです。
13. (When)Will It Rain (Instrumental)
Composed by Ichiro Ito Arranged by Ichiro Ito and Genya Kuwajima
ギター伊藤がお送りするインストナンバー。 切ないながらにダイナミックなサウンドが繰り広げられる中、エッジの効いた伊藤ギターがテクニシャンのごとく響き渡る。
14. キモチ
Written by Kaori Mochida Composed and Arranged by Mitsuru Igarashi
持田香織が作詞を手がけたポップなナンバー。春先のウキウキした気持ちが前面に出ていて、明るい仕上がりに。 キャッチーながらに、E.L.T.節炸裂といった感じでノックアウト。さすがは五十嵐。
15. Dedicate (Instrumental)
Composed and Arranged by Mitsuru Igarashi
五十嵐の魅力をたっぷりと伝えてくれるキーボードのインストナンバー。 優しく切なく、ちょっと夜が似合うしっとり系サウンドに、優雅なピアノの音が響き渡ります。
●3rd Album『eternity』● '00/3/15 release
ベストアルバム「Every Best Single +3」を発表後、長期休業していたEvery Little Thingが帰ってきました。 新年1発目のシングル「pray/Get Into A Groove」、そして2枚目の「sure」と2枚のシングルを立て続けにリリースして、3枚目のオリジナルアルバムにたどり着きました。 熟成された五十嵐節が詰まった今作。リミックスやインタルードを抜かすと全9曲ですが、その1曲1曲に作りこまれた感があり、五十嵐充の職人技が光りまくっています。 このアルバムを以ってE.L.T.を脱退してしまう決意の表れだったんでしょうか。しかしながら、実にゆとりのある伸びやかなメロディと、生き生きとした持田香織のヴォーカルが融合していますね。 プロデュースのクレジットもE.L.T.名義で、よりよくE.L.T.の三位一体が感じられる作品です。
1. pray
Words, Music & Arranged by Mitsuru Igarashi
E.L.T.活動再開の口火を切ったシングルナンバー。新年一発目と同時に、両A面でのリリース。 これはかなりの力が入った作品ですね。しかし、この曲も、強力なキャッチーさを放っている。さすがは五十嵐充と言わんばかりのデジタルサウンドがポップに華やぐ。 そこに、未来へ向かって力強く歩む姿勢を込めた歌詞を、持田香織がダイナミックに歌い上げるわけです。それでいて、実に爽やかな1曲に仕上がっています。
2. Reason
Words:Every Little Thing Music:Misturu Igarashi Arranged by Every Little Thing & Tomoki Ishizuka
作詞はE.L.T.名義。こういうスタイルもまた、珍しいね。作曲は五十嵐節満載。彼らしい、ひねったメロディがポップに展開する。 トラックの方は、いかにもE.L.T.なデジタルサウンドが、鮮やかに広がります。間奏じゃ、ギターがうねりにうねっていますよ。
3. Switch (Album Mix)
Words:Kaori Mochida Music & Arranged by Ichiro Ito
作曲と編曲をギターの伊藤が担当するというナンバー。E.L.T.らしいデジタルロックサウンドで、瑞々しく聞かせてくれる。 メロディパートはマイナー調ながら、サビでは突き抜けるようなキャッチーなメロディを仕掛けてくる。
アルバムでは、ミックスを施して収録。なんか、音のバランスが良くなった感じがします。
4. Just be you
Words:Every Little Thing Music:Misturu Igarashi Arranged by Every Little Thing & Tomoki Ishizuka
疾走感のある、デジタルポップチューン。軽やかなサウンドに載せて、前向きな歌詞を持田香織が歌います。 なんだか、王道のE.L.T.ナンバーといった感じで、安心して聞けますね。
5. The One Thing
Words:Every Little Thing Music & Arranged by Mitsuru Igarashi
極上級のバラードナンバー。シンプルな展開と分厚い演奏にノックアウト。 持田香織の心のこもったヴォーカルが響きます。なんか、じっくりと聞き入ってしまう1曲だね。
シングルカットされた際に、ミックスが施されて、1音1音がクリアになったような気がします。
6. Get Into A Groove
Words, Music & Arranged by Mitsuru Igarashi
活動再開のシングルナンバー。両A面でのリリースに、力の入れようを感じる。タイトル通りにグルーヴ感が出まくった、勢いのある曲です。 マイナーメロディーが勢いよく攻めてくるトラックは、こちらも五十嵐節の染み渡った感じがします。 デジタルサウンドが押し寄せるポップなナンバー。恋愛にもっと積極的になれと説いています。
7. Rescue me
Words, Music & Arranged by Mitsuru Igarashi
これぞE.L.T.といわんばかりのデジタルサウンドがポップに響くアップテンポのナンバー。なんだか1980年代テイストをミレニアム仕様にした感じだね。 さすがは五十嵐充、お手の物。それに比べるて、歌詞は結構シビアなんだ。悩みの塊で、色々と考えさせられる1曲です。
3rd Album「eternity」から完全限定生産でリリースされた際は、ミックスを加えて、音にメリハリが付いたね。
8. Smile Again
Words:Every Little Thing Music & Arranged by Mitsuru Igarashi
明るくポップなミディアムチューン。この曲は、1st Albumや2nd Albumの頃の流れを組んだ、デジタルサウンドで飾られている。 とっても楽しそうな雰囲気が伝わってくるラブソング。歌詞から曲から、ウキウキした感じがよく出ています。
9. sure (Orchestra Version)
Words:Kaori Mochida Music:Every Little Thing Arranged by Every Little Thing & Yasuhiko Hoshino Strings Arranged by Jeremy Lubbock
活動再開シングル「pray/Get Into A Groove」の熱が冷めやらぬ間に、さらに攻撃を仕掛けてきたE.L.T.。 ドラマの主題歌としてリリースされたこの曲は、作詞を持田香織、作曲をE.L.T.名義で担当しています。ミディアムチューンなんだけれども、バラードという位置づけで存在しています。 持田香織の真っ直ぐな歌詞に勇気付けられるようだ。ヴォーカルも実に力強いです。
アルバムでは、イントロでストリングスの鮮やかな演奏で幕開けるオーケストラバージョンで聞かせてくれます。優雅かつダイナミックですね。
10. Who cries for me? (Pray Reprise)
Music & Arranged by Mitsuru Igarashi
インタルードというか、リプライズというか。M-1「pray」のコーラスが優しく彩るナンバーです。持田香織の声が包み込んでくれるようだね。
11. sure (Are you sure? Mix)
Remixed by Naoki Atsumi
アルバムのラストに配置されたりミックスチューン。 これがもう、パンチが効きすぎてノックアウトされるわけですよ。超高速テクノリミックスで、ほとばしるビートにやられます。また、オリジナルとは一味もふた味も違った印象で、驚きますよ。
●4th Album『4 FORCE』● '01/3/22 release
Every Little Thingが、約1年振りとなる4枚目のオリジナルアルバムをリリース。その名も「4 FORCE」。4枚目ということで、タイトルをかけていますね。 さて、今作は持田香織と伊藤一朗の2人体制となってから初のアルバムということもあり、五十嵐サウンドからの変貌をどのように聞かせてくれるかが楽しみとなるアルバムとなっております。 また、シングル「fragile」の大ヒットも、E.L.T.の大きな布石となったのではないでしょうかね。積極的に作詞を担当する持田香織、今作アルバムでは、なんと作曲にも挑戦しているところに注目。 彼女の外見からは想像できない、しっかりとした感じで、なかなかやるなぁ。 今回のアルバムに収録されている曲は、どの曲もよりポップなロックナンバーということもあり、バリバリのダンスサウンドからはかけ離れ、 うまい具合にデジロックをアレンジして、なかなかいいリスタートとなったのではないでしょうか。シングル4曲を収録し、キャッチーさを放ちます。瑞々しいE.L.T.サウンドは顕在でした。 初回版は、スリーブケース仕様となっております。
1. Graceful World
words:Kaori Mochida music:Y@suo Ohtani arrangement:Ichiro Ito, Genya Kuwajima, Y@suo Ohtani
4枚目のオリジナルアルバム「4 FORCE」からの先行シングルであり、アルバムのオープニングナンバーでもあるシングルトラック。 これまた、今までの王道E.L.T.サウンドを踏襲した、瑞々しいまでのポップな楽曲だね。タイアップを意識したような爽やかサウンドが、とっても心地よいです。 持田香織のヴォーカルも、力強く伸びやかです。
2. JIRENMA (Album Mix)
words:Kaori Mochida music:Ichiro Ito arrangement:Ichiro Ito, Genya Kuwajima
両A面扱いでリリースされたナンバーは、作詞を持田、作曲を伊藤が担当した、純2人体制E.L.T.の産物。 疾走感あるポップロックチューンで、とってもキャッチーに仕上がっています。サウンドの方も、往年E.L.T.のダンスサウンドを彷彿とさせるノリがよく出ていますね。
アルバムでは、ミックスが施されており、よりサウンドに力がついた。鮮やかになったね。
3. 愛のカケラ
words:Kaori Mochida music:Kunio Tago arrangement:Ichiro Ito, Genya Kuwajima
五十嵐充が抜けて、2人体制となったE.L.T.が放ったシングルナンバーは、3人時の名残を漂わせるサウンドを聞かせてくれるバラードナンバーです。 力強さも感じられる音と、力強さの溢れる持田香織のヴォーカルが心強いですね。 Bメロで段々と盛り上がり、サビで全てを解き放つかのようだ。サビでの一瞬のファルセットに、なんだか心が魅かれます。
4. Good for nothing
words & music:Kaori Mochida arrangement:Genya Kuwajima
なんと持田香織が作詞・作曲を担当。やるじゃないですか。ミディアムテンポのロックチューンで、まさかマイナー調のメロディで攻撃を仕掛けてくるとはね。 なかなか聞かせてくれますよ。追い討ちをかけるように、サウンドがスリリング感を演出。なかなかかっこいいじゃないですか。
5. 鮮やかなもの
words:Kaori Mochida music:Kunio Tago arrangement:Genya Kuwajima, Ichiro Ito
多胡邦夫らしい柔らかなイメージを持つバラードナンバー。 温かく包み込んでくるサウンドと、持田香織のヴォーカルが見事に絡み合う。派手なイメージは無いけれども、底力のある曲だよね。
6. sweetaholic girl
words & music:Kaori Mochida arrangement:Genya Kuwajima
持田香織が作詞にとどまらず、作曲までも手がけたナンバー。彼女の弾けたイメージを曲に表したような、ポップチューンです。 鮮やかなデジタルサウンドとキャッチーなメロディが舞い躍る。甘いものが好きな乙女心をコミカルに歌っております。
7. Home Sweet Home
words:Kaori Mochida music:Kazuhiro Hara arrangement:Yasuhiko Hoshino, Genya Kuwajima
初期のE.L.T.を彷彿とさせるポップなデジタルサウンドをまとったアップテンポナンバー。 キラキラ眩しく輝いていますね。なるほど、星野靖彦がアレンジャーとして名を連ねているからかな。そして、原一博の作るポップでキャッチーなメロディにノックアウトです。
8. fragile
words:Kaori Mochida music:Kazuhito Kikuchi arrangement:Ichiro Ito, Genya Kuwajima, Kazuhito Kikuchi
2人体制のE.L.T.の楽曲の中でも、最高のセールスを上げた名バラード。 元旦にリリースされたトラックは、シンプル且つゆったりとしたメロディながらも、厚く力強いサウンドをまとっています。 恋愛に対する思いが溢れた歌詞は、なんだか生き生きとした印象が伝わってきます。 この持田香織による詞に共感した人も多いのではないでしょうか。また、持田香織のヴォーカルも、芯が強く感じられ、ストレートに耳に届いてきます。
9. No limit
words:Kaori Mochida music:D・A・I arrangement:Akira Murata
瑞々しいプログラミングが広がるミディアムナンバー。 D・A・Iの楽曲が、村田昭のアレンジにより、大きく壮大なトラックへと変身した。落ち着いた印象を放つメロディパートに対して、サビでは爽快な印象があって、気持ちがいいね。
10. force of heart
words:Kaori Mochida music:Ichiro Ito arrangement:Ichiro Ito, Genya Kuwajima
持田香織が作詞、伊藤一朗が作曲というコンビで、アルバムタイトルを含んだ曲名から、勢いと意気込みを感じさせるナンバー。 鮮やかなキーボードのサウンドと、うねるギターからも、力強さが伝わってきます。サビでもガツンと前向きというか、背中を押してくれるような応援ソングになっていますね。
11. One
words:Kaori Mochida music:D・A・I arrangement:Genya Kuwajima, Ichiro Ito
アルバムのラストを飾るミディアムバラードチューン。D・A・Iらしいドラマティックな展開のメロディを、桑島弦也と伊藤一郎が力強く変身させました。 特に、サビの部分は、持田香織のヴォーカルとの相性がとてもいいね。それに比べると、歌詞が少々弱い気もする。
●Remix Album『SUPER EUROBEAT presents Euro Every Little Thing』● '01/9/5 release
Every Little Thingがユーロビートのリミックスアルバムを発表。 もちろん、SUPER EUROBEATとのコラボレーションなんだけれどもね。ポップ中のポップであるELTの楽曲を、イタリア3大レーベルの手によって、ゴージャスで派手派手に大変身。 とにかく耳にギンギンに響いてきます。エッジの効いたギターと高速ビートで、極上ユーロの出来上がり。 しかし、ELTの曲をこんなに大胆に変身させてしまうとは、リミキサーの腕もすごいよね。ただ、下手したらずっと同じテイストで初めから終わりまで行くところでしたな。 多少の変化を伴いながら、スピーディーに仕上がっています。ユーロビート初心者でもELTファンでも、容易になじめるユーロリミックスではないでしょうか。
1. For the moment (Euroverdrive Mix)
Remixed by LAURENT NEWFIELD
始まりは切なく、しかしサビから始まって、ユーロバリバリの展開で大盤振る舞い。 でも、サビ前のリズムビートがぎこちないと言うか、妙な感じなんだよね。全体的には派手派手です。
2. Face the change (Melodic Remix)
Remixed by SERGIO DALL'ORA & LUCA DEGANI
ミックス名が表すとおり、メロディックなユーロリミックス。 目くるめく展開のうえ、ギターがバリバリと味をつける。もう、サビではとにかく全てを畳み掛けてくるようだ。
3. 出逢った頃のように (Pop Remix)
Remixed by BRATT SINCLAIRE
爽やかさを兼ね備えたキラキラユーロビート。ちょっとあっさりしていて、ポップに聞かせてくれます。
4. FOREVER YOURS (Euro-Pop Mix)
Remixed by DAVE RODGERS
♪wow wow wowというフレーズが、ユーロビートとともに響き渡るポップなリミックス。 飛び交う派手派手サウンドをもろともせずに、ELTが爽やかな風を送る。
5. Rescue me (Melancholy Mix)
Remixed by SERGIO DALL'ORA & LUCA DEGANI
始まりがなんか唐突過ぎるよね。なるほど、ミックス名とおりにメランコリックな印象はするけれども、 やっぱりユーロビートなんだよね。オリジナルも極上ダンスポップサウンドだったけれども、負けじとポップに聞かせてくれます。
6. NECESSARY (Power Mix)
Remixed by BRATT SINCLAIRE
イントロからギターが荒くれ、さらにはサウンドが飛び交いまくりの、 まさにパワーを感じさせるユーロビートリミックス。サビでの流れ落ちるようなピコピコSEがポイント。
7. Future World (Euro-Power Mix)
Remixed by DAVE RODGERS
アグレッシヴなイントロだね。ギターがうねるうねる。その後は煌びやかなユーロビートで響きまくりですね。
8. Time goes by (Eurosenti Mix)
Remixed by SERGIO DALL'ORA & LUCA DEGANI
イントロから涙を誘う、まさにセンチなユーロビートリミックス。 このアルバムの中では、一番しっとりとしていて、落ち着いているナンバーかも。あっさりとしみこんでくる感じです。
9. Pray (Delta Pop Mix)
Remixed by BRATT SINCLAIRE
今日の持つ爽やかさが突き抜けるユーロビートリミックス。ポップで鮮やか。とにかく直球で聞かせてくれるナンバーです。
10. Someday, Someplace (Europop Mix)
Remixed by SERGIO DALL'ORA & LUCA DEGANI
イントロなんだけれども、随分とコアなテクノリミックスといった感じですね。 しかし、歌が始まると、ようやくユーロビートといった感じに展開していきます。ポップで爽やかに進行するトラックです。
11. Shapes Of Love (Plug And Play Mix)
Remixed by LAURENT NEWFIELD
色鮮やかな雰囲気から、ギターを交えたアグレシッヴサウンドに変化したユーロビートリミックス。 バリバリとギターが鳴り響くのが印象的ですね。オリジナルのサビで印象付けていたシーケンスも再現されています。
12. Over and Over (Traditional Mix)
Remixed by DAVE RODGERS
バラードがユーロビートに劇的変身。おもしろすぎるけれども、ちょっと読めてしまう展開という感じのリミックスだね。 オリジナルの持つ味わい深さはあるものの、派手派手に包み込まれているね。
13. Feel My Heart (Eurobeat Mix)
Remixed by SERGIO DALL'ORA & LUCA DEGANI
デビュー曲のユーロビートリミックス。とにかくストレートに高速ビートとバリバリのギターで味付けされて、ポップでダンサブルに大変身。 とにかく派手に攻め立てる。これぞユーロビートの力だね。
14. sure (Eurolovers Remix)
Remixed by LAURENT NEWFIELD
イントロからして疾走感を感じさせるユーロビートリミックス。 とにかく高速トラックで圧倒させられますよ。畳み掛けるとはこのことだね。オリジナルのヴォーカルと、少々ずれをかんじる部分もあります。
15. fragile (White Roses Remix)
Remixed by LAURENT NEWFIELD
大ヒットのバラードナンバーが大変身。まずはアコースティックギターのアルペジオと来たもんだ。 そこからバリバリのユーロビートをまとって、曲が展開していきます。ユーロビートとギターのアルペジオ、ヴォーカルがいいバランスですね。意外にも、あっさりとした感じがする。
●Best Album『Every Ballad Songs』● '01/12/5 release
E.L.T.、初となるバラードアルバムを年末にリリース。季節柄、バラードのやさしいメロディと持田香織のヴォーカルが心温まるね。 今作は、タイトル通り、これまで発表した楽曲の中からバラードナンバーを12曲ピックアップして収録しています。 シングル曲はもちろんのこと、アルバムの収録曲からもピックアップされ、あまり目立たなかったような楽曲も再びスポットを浴びることができましたね。 これまで4枚のオリジナルアルバムをリリースしていると、どこかしら音の違いもあって、楽曲ごとにバラードとしての魅力がちりばめられているように感じる。 ジャケットのトナカイの着ぐるみも、なんだかE.L.T.らしく、ほんわかとした感じですね。 初回版は、これまた季節にぴったりなクリスマスソングをカバーした楽曲を収録したボーナスディスク付。 2枚組み仕様です。こちらもスタンダードながら、心温まるトラックで、持田香織が優しく語りかけるように聞かせてくれます。
2-1. Silent Night
words:joseph Mohr music:franz Xaver Gruber arrangement:Takao Sugiyama, Kaoru Kato, Ichiro Ito
ドラマティックなピアノの演奏と、温かみのあるアコースティックギターの音色が響き渡るクリスマスソング。 持田香織のヴォーカルは、温かみを増す。もう少し抑えてもよかったんじゃないかな。がんばって声を張らなくても。 でも、E.L.T.らしさという点はしっかりと出ているね。途中から伊藤一朗のギターがうねりを上げています。
2-2. White Christmas
words & music:Irving Berlin arrangement:Takao Sugiyama, Kaoru Kato, Ichiro Ito
アコースティックテイストでゆったりと聞かせてくれるクリスマスナンバー。 しっとり温かいトラックで、包み込んでくれるようだね。持田香織のヴォーカルも豊かに広がる。
●Remix Album『The Remixes III ~Mix Rice Plantation~』● '02/2/27 release
Every Little Thing、リミックスアルバムの第3弾を、トランスアルバムと同時リリース。 今作は、これまでのフロア対応型とは異なり、カフェやボッサテイストでおしゃれに着飾るトラックが集まっています。ガラリと趣向が変わっても、リミキサーが豪華なことには変わりません。 Cubismo Graphicoをはじめ、高浪敬太郎やFPM、須永辰緒など、おしゃれリミキサーたちが名を連ねています。 収録楽曲は、五十嵐充脱退前後のシングル楽曲が中心です。ダンスポップバリバリだったナンバーが、あっさりとしたアレンジに変わると、 別物に思えてしまいますね。あまりに落ち着いてしまった印象なので、同発のトランスアルバムに食われてしまった感じです。
1. jump -cbsmgrfc obrigado mix-
remixed by Cubismo Graphico
Cubismo Graficoによるリミックス。オリジナルの疾走感はなくなり、ちょっとほんわかとした温かさで聞かせてくれます。ザッグリギターの味もおいしいね。 トラックは、サビパートのループをベースに。リミキサーの色が鮮やかに出ています。
2. Over and Over -A mais querida remix-
remixed by Sunaga 't Experience
頭のフランス語がとってもおしゃれな雰囲気を作るトラック。バラードだったナンバーを、カフェサウンドをベースとしたボッサタッチのトラックでゆったりと聞かせてくれます。 さすがは須永辰緒だね。メロディの味わい深さが、より引き出た感じです。
3. FOREVER YOURS -SUNFLOWER MIX-
remixed by K-taro Takanami
高浪敬太郎によるリミックスは、オリジナルよりも若干テンポを落とした感じで、落ち着いた雰囲気。 軽快なアコースティックサウンドで、カラッと晴れた感じです。高浪敬太郎本人によるコーラスとウクレレがいい感じですな。
4. The One Thing -cbsmgrfc topgear mix-
remixed by Cubismo Graphico
Cubismo Graphicoによるリミックスで、カリビアンテイストでゆったりと。 ラヴァーズロックのごとく、スロービートで南国気分を出しています。若干、ヴォーカルとサウンドに温度差が生じるけれど、まったりいい雰囲気だね。
5. 愛のカケラ -Smoove Mix-
remixed by Hitoshi Harukawa
ちょとディープなビートで包み込む、ゆったりリミックス。 冷たさを感じさせますね。驚くべきなのは、サビですね。ヴォーカルのメロディを変えて、ちょっと別物感を漂わせる。ありっちゃありだと思うけれども、なんかもったいないような。
6. sure -Grow Sound Mix-
remixed by DJ SOMA & Hitoshi Harukawa for Grow Sound
力強さを感じさせるバラードナンバーが、ちょっとファンクベースのトラックに大変身。 何気にクールでかっこいいね。しなやかさとおしゃれ要素を含んだ感じで、なかなかいいんじゃないですか。
7. Smile Again -JIN JIN MIX-
remixed by K-taro Takanami
ザックリギターがポイントとなるリミックス。オープニングは華やかで、ちょっと原点回帰の渋谷系を彷彿とさせたぞ。さすがは高浪敬太郎だ。 軽快で、ミックス名を表すような楽しさがあります。
8. fragile -fpm bitter sweet samba mix-
remixed and additional producton by Fantastic Plastic Machine (Tomoyuki Tanaka)
大ヒットのバラードナンバーが、FPMの手によって、あらよあらよと大変身。ボッサタッチのサンバミックスで、軽快に聞かせてくれます。 それでいて、オリジナルの持つ切なさも包まれていて、不思議なリミックスですね。
9. Graceful World -PROMISED MIX-
remixed by K-taro Takanami
爽快感たっぷりだったナンバーが、リミックスによって優しく柔らかく、丸くなった感じがします。 フルートの音色がおしゃれに響き渡ります。全体的に、上品なボッサといった感じかな。
10. Rescue me -Grow Sound Mix-
remixed by DJ SOMA & B.K.O for Grow Sound
攻撃的でアッパーなナンバーが、ゆったりビートともに独特な雰囲気を放つトラックに大変身。 ゆったりしたからこその壮大な雰囲気が、とってもかっこいいです。ヴォーカルにエフェクトをかけて、ディストーションを演出。にくいね。
11. NECESSARY -feeling is jammin' Mix-
remixed by Hitoshi Harukawa
オリジナルとはまったく似つかわしいほどに、ハウスビートの軽快な雰囲気をまとっています。 うーん、なんだろう。物足りなさというか、味気なさがあるんだよね。乗るに乗り切れていない感じです。
12. Get Into A Groovw -Sunaga 't Experience's remix-
remixed by Sunaga 't Experience
須永辰緒によるラテンリミックス。イントロから納得できるほどのできです。 軽快ビートとおしゃれなピアノが踊っています。熱を帯びているのに、こんな上品に仕上げてくるとは。リミキサーの腕が光っていますね。
13. キモチ -cbsmgrfc blissful mix-
remixed by Cubismo Graphico
今回のリミックスアルバムの中では、一番電子系なトラック。 Cubismo Graphicoによるトラックは、テクノベースの打ち込みが繰り広げられるポップなナンバー。ほぼヴォーカル無しで、曲自体を楽しむということですね。
●Remix Album『Cyber TRANCE presents ELT TRANCE』● '02/2/27 release
Every Litle Thing初となるトランスリミックスアルバム。Cyber TRANCEとのコラボ企画アルバムなんですが、おもしろすぎます。 リミキサーも、AirwaveやFerry Corsten、Above & BeyondやVincent de Moorなどなど、海外で名を馳せているトップDJたちがELTの楽曲を我が物にしようと言わんばかりに 料理しています。とにかくトランス特有の冷たさと派手なサウンド、そして盛り上がり直前のタメとそこからの昇天など、おいしい要素をつぎ込んで、ELTの楽曲が大胆に生まれ変わった。 とにかく、フロアに対応していて、元がダンスポップバリバリなのに、余計に踊れる楽曲に変身しました。ただ、ラストの「Over and Over」は、トランスっぽくないかも。
1. Future World Mike Koglin remix
Remix and additional production by Mike Koglin
デジタルサウンド満載のシングルナンバーが、トランスチューンに大変身。 4つ打ちのキックビートに激しいまでのシーケンスサウンド。独特のタメから一気に昇天する展開は、実に気持ちいい。
2. Someday, Someplace Dave 202 & Phil Green remix
Remix and additional production by Dave 202 & Phil Green
グツグツと煮込んだ感じで展開するトランスリミックス。 オリジナルの持つ爽快感は無くなり、冷たさが漂う。これがトランスの魅力なんだよね。やっぱり、歌パートよりも曲だけの部分で本領を発揮させているね。
3. fragile Airwave remix
Remix and additional production by Airwave, Courtesy of Lightning Records NV, Belgium
Airwaveが大ヒットバラードをトランス仕立てでお料理。 オリジナルン持つ切ないエッセンスで、高速ビートとともに聞かせてくれます。サビが伸びやかなのに、トランスの持つ熱さが伝わってきます。
4. Face the change Dirt Devils vs Above & Beyond remix
Remix and additional production by Jono Grant, Tony McGuinness & Paavo Siljamaki for Involved Productions.com
攻撃的な姿勢で聞かせてくれるトランスリミックス。メロディアスなのに熱がこもっていて、かつ躍れるトラック。 さすがはAbobe & Beyond。世界的DJならではの業を聞かせてくれます。オリジナルのメロディを捨てずに、活かしているところがまたいい。
5. Rescue me JamX & De Leon's DuMonde remix
Remix and additional production by JamX & De Leon for JMX Music Productions, Koblenz Germany
救う余地無し?のトランスで大爆発のかっこいいリミックス。低い場所から攻めてくるビート、サビに向かって高速に大変身。 サビではトランス特有の冷たさと広がりを聞かせ、その後の展開で大爆発です。そして、サビも交えて高揚感たっぷりに聞かせてくれます。
6. FOREVER YOURS VooDoo & Serano remix
Remix and additional production by CJ Stone - DJ VooDoo
オリジナルでは夏の爽やかさを前面に出していたけれども、 夜のダンスフロアが見事に似合うトラックに変身してしまった。途中でオリジナルの面影が無くなり、DJのやりたいことをやっている感がありますね。
7. Time goes by Darren Tate remix
Remix and additional production by Darren Tate
まずはアンビエントテイストで。アコースティックギターも取り入れつつ、 トランス特有の広がりを聞かせるリミックス。中盤からビートがうなり、これぞトランスというモードに突入する。ヴォーカルパートもほとんど無く、曲だけが先行しています。
8. 出逢った頃のように Micro Tools known as Plastic Angel remix
Remix and additional production by Micro Tools known as Plastic Angel
グツグツと煮込まれて、それでいて神秘的に始まる。その後は独特の歪みを加えたトランスで聞かせてくれます。 ヴォーカルも、サビパートのみ。後は音を聞いて体感せよと。
9. Pray Quo Vadis remix
Remix and additional production by Quo Vadis
ヴォーカルにエフェクトをかけて、浮遊感を持たせたトランスリミックス。 パンチの効いたビートを使って進行するトラックだけれども、トランスの持つ華やかさが物足りなく感じるかな。疾走感はあるんだけれども、なんだか地味目。
10. For the moment Ferry Corsten / system F remix
Remix and additional production by Ferry Corsten, Courtesy of Purple Eye Entertainment B.V.
オリジナルのトラックと同じようなイントロのギターがいいね。さすがはFerry Corstenと言わんばかりの煌びやかなトランスリミックス。 オリジナルの持ち味をうまく活かしたトラックで、華やかさや疾走感を持ち合わせています。爽やかだし、実に聞きやすいトランスですね。
11. Shapes Of Love DJ Balloon remix
Remix and additional production by O.Goedicke, Ivo Moring & DJ Balloon
エッジの効いたギターが頭からうねりを上げる、一風変わったトランスリミックス。 4つ打ちのキックベースとピコピコサウンドの絶妙な融合がたまらないね。トランスらしさをあえて出していないところに面白さがある。これもリミキサーの持ち味なんだろうね。
12. 愛のカケラ Vincent de Moor remix
Remix and additional production by Vincent de Moor
Vincent de Moorによるトランスリミックスは、スリリングな雰囲気をまとったトラックで聞かせてくれます。 オリジナルのバラードが持つ独特の伸びを、さらに活かしたね。ただ、いろんな要素に溢れすぎて、まとまりついていないよう気もする。
13. Dear My Friend Svenson & Gielen remix
Remix and additional production by Sven Maes & Johan Gielen for Johan Gielen Music Productions B.V.
大ヒットナンバーが、4つ打ちキックを伴って、パンチの効いたトランスリミックスに大変身。 爽やかで鮮やかなトラックなんだけれども、濃さもあり疾走感もある。申し分のない変身だね。
14. Feel My Heart Moogwai remix
Remix and additional production by Moogwai
ヴォーカルが奇妙に響き、静かな展開で聞かせてくれるリミックス。 Bメロパートを活かした構成なんだけれども、終始淡々とした雰囲気ですな。熱は帯ていない感じだ。
15. Over and Over Chris Coco remix
Remix and additional production by Chris Coco and Sacha Puttnam for 7pm Management
トランスと言うよりかは、むしろアンビエントなトラックで聞かせてくれるリミックス。 元のイメージを活かしつつも、独特の浮遊感で聞かせてくれる。なんだか不思議な世界が広がるんだけれども、このアルバムの中ではちょっと違うような気もする。
●5th Album『Many Pieces』● '03/3/19 release
オリジナルアルバムとしては、前作「4 FORCE」以来、約2年ぶりとなる5作目。間にバラードアルバムやリミックスアルバムなどをリリースしていたので、本当に久しぶりの作品ですね。 シングル曲が多数収録されている全13曲。なんとシークレットトラックも収録されていて聞き所の1つです。アルバムのタイトルを表すかのように、たくさんの曲が集まっては構成されています。 ポップに弾けるナンバーや、エッジの効いたギターが炸裂するロックふーン、味わい深いバラードナンバーなど、多種多様で見せてくれるELT。 そして、全曲の作詞を持田香織自身が手がけており、よりアーティスティックな印象で言葉を伝えてくれる。ヴォーカルスタイルも、この頃から段々と変化が見られるようになって来ました。 残念なのは、CCCD仕様になっているところでしょうか。 初回版のみ、スペシャルブックレット仕様です。
1. jump (jumping mix)
Words & Music:Kaori Mochida Arrangement:Akira Murata
なんと持田香織が作詞・作曲を手がけたナンバーを、シングルとしてリリース。これまでは、アルバム「4 FORCE」で聞かせてくれたけれども、 シングルとしての力も見せつけてくるとは、驚きですね。アップテンポのロックチューン。さらには、これまでとは違ったヴォーカルスタイルで、ちょっとしたインパクトを与えてきた。 とってもキャッチーなサビは、自由気ままな姿の表れだね。
アルバムでは、ミックスが施されて、よりパンチの効いたロックサウンドで。随分とヘビィに変身して、かっこよくなったね。
2. flavor
Words:Kaori Mochida Music:Kunio Tago Arrangement:Masafumi Nakao & Ichiro Ito
ピコピコSEが眩しいオープニング。ポップに弾けるナンバーで、爽やかさとキャッチーさを兼ね備えた強力ナンバー。 持田香織の歌詞も、楽しさを伝えてくれる。ちょっと甘く気だるいヴォーカルも、温かく包み込んでくれるラブソングです。
3. stray cat
Words:Kaori Mochida Music:Kazuhiro Hara Arrangement:expo
自身が猫になったかのような主人公の気持ちを表したラブソング。 サウンドに張りがあって、どこかしら前向きな気持ちにさせてくれる。さすがは原一博のメロディですな。
4. AMBIVALENCE
Words:Kaori Mochida Music:Kunio Tago Arrangement:Akira Murata & Every Little Thing Strings arrangement:GEN ITTETSU
ストリングスを交えたデジタルロックチューン。アップテンポで攻めに攻めてきます。 強力サウンドに持田香織のヴォーカルもかなり力強さに溢れているね。そして、サビの突き抜ける爽快感がたまらない。最後はまるで訴えかけるような、投げかける感じで。
5. ささやかな祈り
Words:Kaori Mochida Music:Kunio Tago Arrangement:expo & Every Little Thing
E.L.T.のポップな面が前面に出たミディアムロックチューン。温かさのあるアレンジで、持田香織のヴォーカルもしっとりと包み込んでくれるようだ。 多胡邦夫のメロディも、とっても親しみがあって、キャッチーな要素と丁寧な作りが垣間見えてきます。 E.L.T.のシングルの中では、ちょっと地味目だけれども、永く愛されるような曲だと思います。
6. nostalgia
Words:Kaori Mochida Music:Kazuhito Kikuchi Arrangement:tasuku & Ichiro Ito Strings Arrangement:Tatsuya Murayama
年末にリリースされたバラードシングルからの1曲。後にドラマ主題歌になったり、DVDシングルとしてリリースされたりと、 曲の持つ力が大きいことが伺えますね。さすが菊池一仁といった感じの、温かく優しさ溢れるバラードナンバー。 ザックリとしたアレンジの中で、やっぱりストリングスが映えます。伸びやかな持田香織のヴォーカルもいいね。
7. ・・・。
Music:D・A・I Arrangement:Ichiro Ito
アコースティックギターをバックに、持田香織がハミングするインタルード。E.L.T.の温かさが滲み伝わってくるナンバーですね。
8. キヲク
Words:Kaori Mochida Music:Kazuhito Kikuchi Arrangement:Akira Murata & Every Little Thing
シングルとしては、前作「jump」以来、半年振りとなるバラードナンバー。ガッツリサウンドが重圧で壮大な雰囲気を伝えてくれます。 シンプルかつ情緒的なメロディが訴えかけてくるようで、持田香織のヴォーカルにも説得力が感じられますね。一方で、歌詞の方がちょっと切ないんだな。
9. TIE-DYE
Words:Kaori Mochida Music:Kunio Tago Arrangement:tasuku & Ichiro Ito
かなり攻撃的で力強さを聞かせてくれるデジロックチューン。エッジの効いたギターといい、荒ぶる持田香織のヴォーカルといい、野性味溢れるE.L.T.です。 曲の方ばかりインパクトがあるから、歌詞があまり入ってこない。持田香織にしては、ちょと難しすぎる歌詞が裏目に出たぞ。
10. Grip!
Words:Kaori Mochida Music:Kazuhito Kikuchi Arrangement:HAL
アルバム「Many Pieces」からの先行となったE.L.T.のシングルナンバー。 もう、イントロからしてHALなデジタルロックチューン。弾けるキーボードとうねるギターがいい味を出している。やっぱり、それ以上に原一博の紡ぐメロディが上を行くね。 そして、前向き感たっぷりの持田香織の歌詞も、リスナーのハートをがっちりとつかむ。サビでの元気いっぱいヴォーカルもいいじゃないですか。
11. self reliance
Words:Kaori Mochida Music:Kunio Tago Arrangement:tasuku & Ichiro Ito
キーボードのサウンドが眩しく爽やかに届けてくれるアップテンポナンバー。 爽やかなメロディと伸びやかな持田香織のヴォーカルが、実に心地よいね。派手さはそこまでないけれども、隠れた力を持った曲。ジワジワと浸透してくるね。
12. UNSPEAKABLE
Words:Kaori Mochida Music:Kazuhito Kikuchi Arrangement:Masafumi Nakao, Yasuo Ohtani & Ichiro Ito
年末リリースのバラードシングルからのメイントラック。名曲「fragile」を彷彿とさせるメロディ展開は、ずばり菊池一仁の確信犯だよね。 Aメロ、Bメロ、Cメロ、サビという流れも、盛り上がりに拍車をかける。持田香織のヴォーカルも、随分と張っていて、強力なんだけれども、恋愛に対しての強さも伝わってくる。
13. 愛の謳
Words:Kaori Mochida Music:Kunio Tago Arrangement:Akira Murata
年末にリリースされたバラードシングルの中の1曲。しっとりとしたピアノサウンドと、しっとりと歌い上げる持田香織のヴォーカルが包み込んでくる。 1番サビ直前から、ガッツリサウンドで力強く変身。持田香織の歌詞が、随分と壮大な感じがしたナンバーに仕上がっています。心に響きますね。 バラードとしての説得力は十分あると思います。
Secret Track. Free Walkin'
「愛の謳」をずっと聞いていると、始まるシークレットトラック。これぞE.L.T.ロックと言わんばかりに、かなりアグレッシヴなサウンドを聞かせてくれるナンバー。 持田香織も、べらんめえ的な口調で弾けまくっている。随分と楽しい雰囲気を届けてくれる。
●Best Album『Every Best Single 2』● '03/9/10 release
Every Little Thing、3枚目となるベストアルバムは、2枚目となるシングルコレクションアルバム。正直、なぜこのタイミングでリリースされるのかは疑問でして。 まぁ、シングル曲がたまったからなのでしょう。おまけにこの時点での最新シングル「ファンダメンタル・ラブ」までも収録してしまった。 前作の「Every Best Single+3」は、五十嵐充の趣向によってアナログ感を出した曲順だったけれども、今作はストレートにシングル曲をリリース順に配置。 今作は両A面扱いになっていた「Get Into A Groove」や「Smile Again」、「JIRENMA」などが収録されませんでしたね。 活動再開~五十嵐充の脱退~2人体制と、激動の時期を駆け抜けた活動をコンパイルしており、サウンド面の変化がよく表れているよね。 また、持田香織のヴォーカルも、少しずつ柔らかくなっているような気がする。 ボーナストラックで、初期のヒットナンバー「For the moment」と「出逢った頃のように」をアコースティックバージョンで収録している。ここでも持田香織のヴォーカルスタイルを堪能できます。 ただ、CCCDでのリリースは残念だよね。 初回版は、最新シングル「ファンダメンタル・ラブ」のPVやレコーディングドキュメント、ライブのトレーラーなどを収録したDVD付2枚組み仕様です。
14. For the moment (アコースティックバージョン)
Words・Music:Mitsuru Igarashi Arramgement:Ichiro Ito
ボーナストラックは、E.L.T.、初のチャート初登場1位に輝いた大ヒットナンバーのアコースティックバージョン。 曲の持つ切なさや夏の雰囲気が優しく包み込んでくれるかのようだ。 持田香織のヴォーカルも、元気よくではなくてアコースティックの雰囲気に合わせて落ち着いた感じで、まったり聞かせる。
15. 出逢った頃のように (アコースティックバージョン)
Words・Music:Mitsuru Igarashi Arramgement:Nobuhito“UNA”Tanahashi
こちらもボーナストラック。夏の大ヒットナンバーをアコースティックバージョンで。 軽快なサウンドと、アコースティックの温かさが、なんだか清々しく流れる。ポップなんだけれども、大人のリゾートといったような雰囲気も漂います。
[DISC 2:DVD]
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