album

Single『Tubthumping』● '97 release

Tubthumping

written and produced by Chumbawamba *8th Album「Tubthumper」 収録*

Tubthumping Butthumping Mix

Remixed by ISM

ボコスカビートを投入して、聞かせる、ダブのようなミックスチューン。 なんだか脳内ループで、ぐるぐると回ってきます。

Tubthumping Danny Boy Mix

冒頭からドラムンベースを彷彿とさせるビートが襲いかかってきては、あっと驚かせる。 さらには、レゲエなMCも入ってきて、もう、何でもありな展開だ。でも、驚きはしないところ。 そう、これが通常運転のCHUMBAWAMBA。

Tubthumping MAWR Mix/Pablo & Laerie

4つ打ちテクノビートで進行。ピコピコモードのCHUMBAWAMBAです。 歌がどーのという問題ではないので、完全フロア対応型の踊れるナンバーです。

Tubthumping Timeshard Mix

こちらも4つ打ちだけれども、よりハードに、そしてディープに展開。 とにかく押し寄せてくるリミックスチューン。ギターの音も鋭さを加えて、M-4のMAWR Mixよりはノリやすいかな。

Tubthumping Gunshot Mix

HIP-HOPなノリでどっぷりと聞かせてくれるリミックスチューン。 しかし、ヴォーカルもコーラスも入ってこないインスト状態。でも、オリジナルのテイストも少々残っているかな。

Single『Amnesia』● '98/1/19 release

Amnesia (single mix)

written and produced by Chumbawamba *8th Album「Tubthumper」 オリジナルミックス収録*

Tubthumping (single mix)

written and produced by Chumbawamba *8th Album「Tubthumper」 オリジナルミックス収録*

Tubthumping (escape From New York Mix)

Hey What's Up?な感じで、スクラッチが入ってくるHIP-HOPなリミックス。 印象的なオリジナルの効果音も入ってきては、いろいろと期待をしてしまう。そして、サビヴォーカルも入ってきては、ループしまくり。脳内を駆け巡ります。

Tubthumping (Tin Tin Out Mix)

アグレッシヴなダンスミックス。原曲を破壊しすぎず、高速ビートをうまく絡めて、 より攻めに転じてきました。ノリがあっていいね。

Single『Top of the World (Ole, Ole, Ole)』● '98/6/1 release

Top of the World

written and arranged by Chumbawamba

アコースティックギターをかき鳴らして、なんだか切ない始まり。 その後は、打ち込みを投入して、ラップのように言葉を畳み掛けてくる。そこから一変して、サビではシンガソング。 「Ole Ole Ole Ole~」と、あの「We are the champion」のフレーズを大胆に印象して、CHUMBAWAMBAが聴かせます。 かなりキャッチーで攻めてきます。

The Best Is Yet To Come (Acoustic Version)

ゆったりと聴かせてくれるアコースティックナンバー。 ヴォーカル&コーラスを厚くしては、聞き応えのあるナンバーに仕上がっています。

The Best Is Yet To Come (Bee Hole End Version)

浮遊感のある始まり。その後はドラムンベースよろしく、高速ビートが目まぐるしく入ってきて、 どっぷりと展開するリミックスチューン。濃いのにあっさりとした感じが、意外といい感じ。

I'm A Winner, Baby

written and arranged by Chumbawamba

要は「Top of the World」の別バージョン。 タイトルでもある「I'm A Winner, Baby」がダブ的な感じで、浮遊して舞っています。 ざっくりギターは健在で、別角度から勝利を呼び起こすようだ。

Single『She's Got All the Friends That Money Can Buy』● '00 release

She's Got All The Friends That Money Can Buy (SINGLE EDIT)

written by Chumbawamba *9th Album「Tubthumper」 オリジナルエディット収録*

Just A Form Of Music

written by Chumbawamba

アナログノイズがチリチリと響き渡り、語りで聞かせる1曲。 ゆったりまったり、じっくりと、時にコミカルな音も投入するけれども、なんだろう、自然とCHUMBAWAMBAらしさが伝わってくるね。

Lest We Forget

written by Chumbawamba

ゲストヴォーカルにJohn Jonesを迎えたバラードチューン。 ゆったりとしたサウンドをバックに、歌い上げる姿勢がかっこいいね。 たった1分半の短さというのに、とっても濃厚です。

Passenger List For Doomed Flight # 1721

written by Chumbawamba *9th Album「Tubthumper」 日本盤ボーナストラック収録*

7th Album『Swingin' with Raymond』● '95/5/1 ('96/1/20 on Japan) release

Chumbawamba、7枚目となるアルバムは、前作「Showbusiness!」がライブアルバムだったので、実質、オリジナルアルバム「Anarchy」より1年ぶり。 今作は、「LOVE SIDE」「HATE SIDE」 の2つのタイプの楽曲に分けられては、それぞれ異なるスタジオでレコーディングを施すという、新たな試みを行った作品です。 「LOVE SIDE」は、カントリーミュージックを基調に、優しく柔らかい言葉と音で包み込んできます。これ、本当に Chumbawamba?と驚いてしまうんだな、びっくり。 一方、「HATE SIDE」は、これでもかと言わんばかりにアッパーにかましてきます。これぞChumbawambaの本領発揮な音をぶつけてきます。言葉を畳み掛け、挑発し、世の中に一石を投じる。 いや、もうとにかく激しい。でも、彼らのスタンスは全然ブレていないし、かっこいい仕上がりです。 二面性を味わえるアルバムで、なかなか面白い作品だね。

1. this girl

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

ギターとハーモニカが、カントリーテイストを出すロックチューン。 切々と語るように歌うヴォーカルも、スーッと染み渡ってくるね。いうことを聞かない「この娘」は、自身のことであり、あなたのことである。 これまたひねりを効かせた歌詞だね。

2. never let go

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

優雅に響き渡るヴァイオリンとアコーしティックギターの音が心地よさを届けるミディアムロックチューン。 自分自身を失いはしないという意気込みを歌う、自身を表した1曲。Chumbawambaの前向きな気持ちを届けてくれます。

3. just look at me now

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

のびのび軽やかなアコースティックロックチューン。個人情報の登録が溢れる時代、指紋登録に対して、 「私を見ればいいことでしょ!」というChumbawambaからの痛烈なメッセージが響き渡ります。

4. not the girl i used to be

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

こちらもアコースティックギターがさらりと響き渡る軽やかロックチューン。 シンプルなメッセージの裏にある奥深いメッセージを読み取る。昔のような女性ではない、女性としての自立を力強く歌っています。たくましい。

5. the morning after (the night before)

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

軽やかな気持ちでのびのび聞かせてくれるアコースティックベースのロックチューン。 日曜の朝のお話。ベッドの中でうだうだとしたいことをしている。シンプルな1曲。

6. love ca knock you over

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

しっとりと流れるアコースティックサウンド。そして、重厚なコーラスが重なって、美しく力強い1曲が誕生。 Chumbawambaの、愛の力を感じる1曲。まさしくノックアウト。

7. all mixed up

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

なんだかイントロが奇妙かと思いきや、逆回しとかあって、随分とトリッキー。 しかし、その後はドラムバンバンのアグレッシヴなロックチューンが展開。「道化師を王にするなんて、世も末さ」。 Chumbawambaのセンスが放たれる。

8. this dress kills

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

ど頭から滑走。トランペットも加わって、音が華やか。言葉を畳み掛けては、痩せている女性が美しいという概念はどうなの? とパンチを効かせて訴えるロックな1曲です。

9. salome (let's twist again)

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

さらに、こちらも音に言葉に、これでもかというくらいに叩きつけてくるパンクな1曲。 もう一度ツイストを踊ろうよ、とサビで伸びやかに聞かせてくれるけれども、そこに至るまでの歌詞が、これまた痛く刺してくる。

10. oxymoron

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

よりヘビィな音をぶつけては、世の中の矛盾をChumbawambaが指摘して、訴えてくる1曲。 ひとまず、警官憎しな歌詞だね。それでいて、何か爽快感に満ち溢れているんだな。

11. waiting, shouting

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

不満が溜まって、爆発した感情そのままに歌にしています。 音の方もアグレッシヴに、バチコンバチコン。ダイナミックに刺してきます。

12. hey! you! outside now!

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

エッジの効いたギターを響かせて訴えかけるChumbawamba。1年経っても、2年経っても、3年経っても、 何も変わらないことへのフラストレーションをぶっ放す。怒りをぶつけて、音にして、さらにかっ飛ばしてきます。

13. ugh! your ugly houses!

WRITTEN AND ARRANGED BY CHUMBAWAMBA PRODUCTION BY CHUMBAWAMBA & NEIL FERGUSON

明るいパンクロック。「ugh」といううめき声と、激しく響き渡るロックの相性の良さで楽しませ、 中盤でストリングなどを加えて、じっくりと聞かせてくれた1曲。

8th Album『Tubthumper』● '97/9/23 ('97/11/7 on Japan) release

イギリスのアンダーグラウンドシーンで活躍するバンド、CHUMBAWAMBAが8枚目となるオリジナルアルバムをEMIからリリース。 なんとメジャーフィールドに浮上してのリリースとは、驚きだね。何はともあれ、オープニングナンバーの「TUBTHUMPING」のお祭り騒ぎモードがとってもキャッチーに 響き渡り、大ヒットを記録。その勢いに乗じて、このアルバムも大ヒットを記録ですよ。激しいロックサウンドをベースに、4つ打ちデジロックやドラムンベースなど、 様々なサウンドを取り入れてのごちゃごちゃ感は、彼らならでは相変わらずですね。 全体的に楽しいサウンドが広がっていながらも、歌詞は結構斬り込んでいて、現代社会を風刺するかのように皮肉っていますね。 それにしても、ジャケットのはのある赤ちゃんのインパクトは大きいな。 日本盤は、4曲のボーナストラックを収録し、とことん CHUMBAWAMBAを味わい尽くすことができます。

1. TUBTHUMPING

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

CHUMBAWAMBAがついに陽の目を見た。UKアンダーグラウンドシーンで活躍してきたバンドが、EMIと契約しをして、 どでかい一発を放ってきた。飲めや歌えやの大騒ぎで、みんなで1つになって大盛り上がりな1曲。 がっつりギターパートと、女性のコーラスパートがいいギャップを生み出す。とことんキャッチーに聴かせては、大ヒットを記録ですよ。 こりゃ、酔っ払っていたらさらに燃え上がるね。

アルバムでは、イントロ、アウトロにインストを付け加えてのバージョンで。

2. AMNESIA

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

冒頭からエッジの効いたギターと4つ打ちビートを送り込むダンスロックチューン。 爽やかなのに濃さ全開の良質ポップだね。女性ヴォーカルがキリッとした雰囲気をプラスし、キャッチーなメロディを引き立たせる。 大ヒットアルバム「Tubthumper」から、2枚目のシングルとしてカット。

3. DRIP DRIP DRIP

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

ブレイクビーツよろしく、淡々とした雰囲気。 そこからラップのようにヴォーカルが入ってきて、一息入れてからのサビ。 がっつりと響き渡るサウンドとともに、鮮やかなヴォーカルとコーラスで引き込む1曲。

4. THE BIG ISSUE

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

いきなり大合唱コーラスで始まります。 そこに明るさたっぷりのギターがかき鳴り、トランペットが吹き荒れて、なんだかハッピーなサウンドで魅了してきます。 しかし、歌詞の世界は随分と非情なものですね。

5. THE GOOD SHIP LIFESTYLE

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

打って変わって、ドラムンベースなナンバー。静かな中で、ヴォーカルの叫びが響き渡る。 そして、サビでは大合唱のごとく、ヴォーカルが1つになって、放たれる。これはとてつもなく強力な弾を打ち込んできたね。

6. ONE BY ONE

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

でもって、こっちはゴスペルコーラスからスタート。 すごいぜ、CHUMBAWAMBA、ハレルヤ。と思っていたら、今度は淡々とビートを打ち鳴らすアコースティックロック。 切なさを出しては、じっくりと聞かせてくれます。伸びやかなヴォーカルに包まれます。 間奏ではトランペットがさすらっているね。

7. OUTSIDER

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

イントロからじわじわと音を注入してくるダンスポップチューン。 ピコピコビートとエッジの効いたギターが、ジャーンと入ってきては、なかなかかっこいいじゃない。 インパクトのあるナンバーを投入しては、CHUMBAWAMBAの何でもあり感が、ダイレクトに伝わってくる。

8. CREEPY CRAWLING

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

まるでスパイ映画のような始まりで、妖しく軽やかに聞かせてくれるナンバー。 しかし、サビに入るとアグレッシヴなサウンドとギターが鋭く入ってきては、がっつりと味つけてきます。

9. MARY MARY

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

いきなりゴリゴリのギターが入ってきては、何だ何だ。 今度はヘビメタか?それくらいにインパクトのある音。そして、ヴォーカル、さらに歌詞も攻めてきます。 反乱な人生を持つメアリーの物語。打ち込み音とゴリゴリな音が組み合わさって、サイバーパンクに思える。

10. SMALLTOWN

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

ジャングル/ドラムンベースなトラックをおしゃれに味つけ、伸びやかなヴォーカルと組み合わせる1曲。 爽やかでスタイリッシュ。軽やかで、まったくCHUMBAWAMBAのディープなイメージからは想像しがたい、新しい世界。

11. I WANT MORE

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

暑苦しさたっぷりで聞かせるロックチューン。 打ち込みとロックサウンドがいい具合に絡み合い、ドスの効いたヴォーカルもいい味つけ。 タイトル通りに、もっと、もっと、欲しくなる1曲。

12. SCAPEGOAT

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

アルバムの本編を締めるナンバーも、勢いのあるダウンすロックチューン。 ピコピコと音を鳴らし、ざっくりとギターを注入。そして、気持ちよく伸びやかに広がるヴォーカルが軽やかに舞います。

13. FAREWELL TO THE CROWN

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

イントロで物語的な音を響かせてきたと思ったら、 今度はカントリーダンス?フォルクローレなテイストで、みんなで手をつないで踊りたくなるような1曲。 打ち込みにアコーディオン、そして軽やかなヴォーカルでみんなで円になって踊りたくなるね。

14. FOOTBALL SONG

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

伸びやかで爽やかなヴォーカルに、スクラッチのトラックで不思議な展開を示すナンバー。 サッカーのリーグ試合が終わり、熱が冷めて安らぎを与えるかのようなシチュエーションだね。

15. SEVEN DAYS

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

静寂を突き破るかのようなドラムンベース/ジャングルビートでサビは展開。 この勢いがたまらないね。そして、淡々と語るように入れてくるパートの繰り返し。この静と動の波が交互に押し寄せてくる。

16. MAY DAY

written and arranged by chumbawamba Produced and engineered by chumbawamba and Neil Ferguson

これまた、パンプアップなテクノチューン。 そこにギターがざっくりと入ってきては、「May Day」の繰り返し。 いろんな意味で衝撃的な1曲でもあります。トランペットのウキウキわくわく感もハンパない。

Mini Album『ジャパン・オンリー・ミニ・アルバム~記憶喪失』● '98/2/6 on Japan release

CHUMBAWAMBAの来日を記念して、日本独自のミニアルバムを発表。 大ヒットアルバム「Tubthumper」からの2枚目のシングル「Amnesia」を筆頭に、大ヒットチューン「Tubthumping」のカントリー&ウエスタンバージョンや アルバム収録曲のアコースティックナンバーなど、また一味違ったCHUMBAWAMBAを楽しむことができるミニアルバムです。 まさかのカントリースタイルには驚いたけれども、UKバンドがUS的アプローチを仕掛けてくるのが面白いね。大満足のいく作品。

1. Amnesia (Single Mix)

Written by CHUMBAWAMBA *8th Album「Tubthumper」 オリジナルミックス収録*

2. Tubthumping (Country & Western Version)

Written by CHUMBAWAMBA

古き良き開拓時代を思わせるような、ゆったりとした始まり。 随分と軽やかで、あの濃かったオリジナルとはまた違った意味で、インパクトのあるナンバーだね。 これは面白い。

3. Mouthful Of Shit (Country & Western Version)

Written by CHUMBAWAMBA

アルバム「Anarchy」収録ナンバーを、カントリースタイルで。 軽やかに味付けされても、やっぱりCHUMBAWAMBAならではの、毒みたいなものが出ていて面白いね。

4. One By One (Acoustic Version)

Written by CHUMBAWAMBA

アコースティックバージョンになったことで、イントロのトランペットが、よりさすらい感を増した。 ゆったりと流れて、CHUMBAWAMBAなのにCHUMAWAMBAじゃない感じが、とっても不思議にさせる。

5. Drip Drip Drip (Country & Western Version)

Written by CHUMBAWAMBA

軽やかカントリーチューン。 心地よさと華やかさが加わって、随分とオシャレだね。そこに伸びやかなコーラスが入ってきて、明るく展開していきます。

6. The Big Issue (Acoustic Version)

Written by CHUMBAWAMBA

イントロからアカペラコーラスでうっとりとさせてくれる。その後、アコースティックギターが軽やかに舞うサウンドに乗せて、 優しさも加えつつ、じっくりと聴かせてくれます。

7. Stitch That (Country & Western Version)

Written by CHUMBAWAMBA

アップテンポのカントリーバージョンで、演奏している人たちも、とっても楽しそうな雰囲気が伝わってきます。 一瞬おブレイクもまた、効果的。

8. Amnesia (Acoustic Version)

Written by CHUMBAWAMBA

バリバリのダンスロックチューンだったナンバーが、 ゆったり伸びやかなアコースティックチューンに変身。軽やかなアコースティックギターとアコーディオンの優しい響きに、 心と耳が奪われます。

9. Amnesia (Done Lying Down Version)

Written by CHUMBAWAMBA

ベースの音を効かせて、ブンブンとうねりをあげる始まり。 ディープなトラックに大変身。そして、がっつりギターも入ったりしては、かなり濃厚に。 オリジナルとは違ったインパクトを放ってきました。

10. Amnesia (Jimmy Echo Version)

Written by CHUMBAWAMBA

オリジナルよりもテンポを速めたバージョンは、メンバーの父親でもある Jimmy Echoのヴォーカルを聴かせてくれるナンバー。 キーも違って、まったくCHUMBAWAMBA的な濃さが抜けたロックチューンに仕上がっていますね。

Compilation Album『Uneasy Listening』● '99/2/15 ('99/1/20 on Japan) release

「Tubthumping」が大大大ヒットを記録したアナーキーなバンド、Chumbawambaの、これまでの活動をまとめたベストアルバム。なんだかんだで、キャリアがすごいんだよね。 おまけに、アナーキーながら、やっぱり政治や世相を反映した歌詞やサウンドをぶつけてくるところは、只者ではない感じがします。 カントリーからパンク、ロックやフォークなど、いろいろなサウンドを取り入れては、どんちゃん騒ぎよろしく、とにかく聞かせようとする意気込みを感じさせるね。 彼らの歴史をじっくりと堪能できます。全20曲、とことん詰め込んでも詰め込みきれない。 「Uneasy Listening」とは、よく言ったものだね。日本版は、ボーナストラックとして、大ヒットナンバー「Tubthumping」を今回も収録だ。

1. ...And In A Nutshell

written, recorded and produced by Chumbawamba

初めてサンプリングを使用したというポップなロックチューン。 ゆったりとしていながらも、アグレッシヴなビートが勢いを出してくる。 1分ちょっとなのに、かなりインパクトを残す曲。ラストでノックアウトな展開。

2. Mouthful Of Shit

written, recorded and produced by Chumbawamba

のっけから「Shit」連発。さすがはアナーキストの集団。ミクスチャーよろしく、ミディアムパンクチューンをお届け。 ラップ調やコーラスで魅力を出してくる。意外とキャッチーで聞きやすい不思議。

3. Behave

written, recorded and produced by Chumbawamba

伸びやかで美しさを放つミディアムバラードチューン。 女性ヴォーカルがメインということもあり、繊細さといい、全くもってChumbawambaらしくないというところもポイントだね。

4. Timebomb

written, recorded and produced by Chumbawamba

これぞChumbawambaなシングルナンバー。重厚なコーラスが飾っては、ゴージャスに。 疾走感たっぷりなんだけれども、とってもポップ。それでいて、ゴリゴリしていて、ポップ&キャッチーに仕上げてきた。 サビがちょっと「Toy Soldier」ぽいね。

5. Morality Play in Three Acts

written, recorded and produced by Chumbawamba

Chumbawambaの響くがたっぷり詰まった舞台が開演。 3つのシークエンスを語るように、歌って楽しませてきます。スィングよろしく、ムードのあるロックチューンは、これまたおしゃれなのに、毒が効いているんだな。

6. Enough Is Enough

written, recorded and produced by Chumbawamba

Chumbawambaの政治的な面が表れた強力ロックチューン。 銃声をサンプリングしては、鋭く突き刺すサウンドで圧倒してくる。Credit to the Nationのラップも炸裂。

7. On Being Pushed

written, recorded and produced by Chumbawamba

30秒程度のインストナンバー。最後にちょろっと喋っているけれども、なんとも意味深。でも、ある意味、Chumbawambaらしい1曲。

8. Hanging On The Old Barded Wire

written, recorded and produced by Chumbawamba

アカペラで、しかも男性ヴォーカルのみで構成されたナンバー。 戦争の前線に向かう兵士たちが、でっち上げた歌ということで、勇ましさは伝わってくるね。 どこまで本気で、どこまでジョークなのかわからないけれども、Chumbawambaらしい曲ではある。

10. Look! No Strings!

written, recorded and produced by Chumbawamba

見事なコーラスワークでスタート。その後はポップで楽しく、弾けながら、言葉で鋭さを出すロックが展開。 中盤、間奏でのスタイロフォンが、インパクトを残す。

11. Big Mouth Strikes Again

written, recorded and produced by Chumbawamba

Lenny Bruceに捧げられた1曲。言論の自由について、Chumbawambaがアグレッシヴに歌い上げるミディアムトラック。 皮肉もあり、鋭く突き刺してくる歌詞も、インパクトがありますね。ギターもうねりを上げます。

13. Smash Clause 29!

written, recorded and produced by Chumbawamba

疾走パンク、これがChumbawambaと言わんばかりに、音をドカドカと畳み掛けてくるナンバー。 同性愛者に対する憲法29条への反発ソング。こういう政治的メッセージを叩き込むところも、さすが激しいね。

14. Georgina

written, recorded and produced by Chumbawamba

随分とメロディアスなイントロで、ドリーミングなナンバー。 美しきヴォーカル&コーラスでまったり気分にさせてくれるポップソング。ただし、歌詞の内容は結構恐怖。

16. Song Of The Mother In Debt...

written, recorded and produced by Chumbawamba

人頭税騒動に対して、Chumbawambaの答えがこちらの歌。カントリー/アコースティックテイストで、ゆったりまったり皮肉を込めて。 借金を背負う母、役人、大臣と、それぞれの立場で歌にしていて面白いね。

17. On The Day The Nazi Died

written, recorded and produced by Chumbawamba

ナチが終わったことを高らかに歌うChumbawamba。まだ残っていたとしても、尽きるまで歌い続けるという意思がかっこいい。 基本アカペラソング。拍手喝采。

18. Give The Anarchist A Cigarette

written, recorded and produced by Chumbawamba

ドシドシと力強くアッパーに音をぶつけてくるChumbawambaが伸びやかな歌パートと言葉をぶつけてくる流れは、 1990年代後半ならではの聞かせ方だね。緊迫感を出すサウンドもかっこいい。

19. Nothing Knocks Me Over

written, recorded and produced by Chumbawamba

まったりまったりと聞かせてくれるバラードナンバー。「何者にも負けはしない」。この心意気がかっこいいね。 音は柔らか、子守唄のような優しさを。

20. We Don't Go To God's House Anymore

written by Chumbawamba and Alabama 3 recorded and produced by Chumbawamba

宗教を取り扱ったChumawambaの未発表ナンバーが、ここにきてお目見え。 ゆったり淡々としたビートをバックに、ヴォーカル&コーラスで伸びやかに、音使いも温かく。やがてゴスペルコーラスに返信しては圧巻の様を見せる聞かせる。

21. Tubthumping

written, recorded and produced by Chumbawamba

9th Album『WYSIWYG』● '00/4/4 ('00/3/8 on Japan) release

大大大ヒットアルバム「Tubthumper」に続く、CHUMBAWAMBA、9枚目となるオリジナルアルバム。 今作も、前作同様に、ロックやポップ、ダンスミュージックなど、様々なサウンドを取り入れて、ワイワイガヤガヤ賑やかに聴かせてくれる全23曲! ただ、基本的に1曲1曲が短いね。3分前後の曲が多くて、中には30秒程度の曲もある。 とにかくいろいろと詰め込んできたみたいだね。先行ナンバーになった「She's Got All The Friends That Money Can Buy」も、 「Tubthumping」的なノリで楽しく、ワチャワチャしているけれども、やっぱり基本的にはみんなで楽しく歌って騒ごう、みたいなところがあるんだろうね。 楽しさいっぱいです。犬の顔がドンと写っているジャケットなんだけれども、 広げばなるほど、CHUMBAWAMBAらしいセンスで楽しませてくれるね。 日本版は、ボーナストラック1曲を収録。UK盤シングルのB面曲だけれども、インパクトがありすぎです。Bye Bye!

1. I'm With Stupid

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

イントロからシリアスな雰囲気を醸し出している、 アルバムのオープニングナンバー。しかし、歌が始まると、これぞCHUMBAWAMBAな大合唱で決めてきます。 のっけから激しくて、たくましいナンバーをぶつけてきては、健在をアピールしてきた。

2. Shake Baby Shake

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

間奏入れずに、ゆったり爽やかナンバーの始まり始まり。 さらっと流れるギターの音色に、トランペットやシンセの音が新鮮に映えます。ただ、いつも以上に落ち着いた感じが、 濃さと演歌のような味わい深さを届ける。

3. Pass It Along

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

スクラッチをかまして、Hey What's Up?な1曲。 淡々とブレイクビーツを投入したかと思えば、神秘的なメロディや、いろんな音が固まって集合体となって、ぶつけてくる。 サビのパートにインパクトを感じる。

4. Hey Hey We're The Junkies

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

This is CHUMBAWAMBAな痛快ロックチューン。 サビ始まりで、キャッチーなメロディと固まった音をぶつけてきては、鮮やかに見せつける。 途中でクールな面を見せてくるけれども、トランペットの音がポイントになっているね。

5. The Health And Happiness Show

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

優しき温かいナンバー。どこかしらオールディーズなテイストで、懐かしさも感じるバラードチューン。 1分弱で、さらりと聴かせてくれます。ただ、そこまで印象が残るわけでもない。

6. I'm Coming Out

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

まるでクラシックな音をサンプリングしては、がっつりロックサウンドと組み合わせて、唯一無二のCHUMBAWAMBAワールドに突入。 タイトルそのまま、カミングアウトする主人公のお話です。

7. I'm In Trouble Again

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

がっつりギターがチープな感じを出してきたかと思えば、 トランペットやオルガンの音がポップでレトロな雰囲気を出すロックチューン。 ウキウキワクワクで、レッツダンスなテイストをお届け。軽やかに舞う1曲です。

8. Social Dogma

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

ゆったり3拍子のカントリーロックチューン。CHUMBAWAMBAとしては、 なんだか意外だな。これがまた、たった1分なのに、いろいろな要素が入っていて、面白い。インタルード的な1曲。

9. WWW Dot

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

イントロからブラスが妖しさたっぷりのメロディラインを行く。 CHUMBAWAMBAによるインターネットの皮肉ソング。すごいね、この切り口。 しかも、1分半という短さの中に、魅力をギュッと詰め込んでいます。

10. New York Mining Disaster 1941

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Barry and Robin Gibb

THE BEEGEE'Sのナンバーのカバーとは、これまた面白い選曲できたね。 基本はヴォーカル&コーラスで魅了するアカペラナンバー。メロディが際立って、なかなか聞かせる仕上がりでかっこいい。

11. I'm Not Sorry, I Was Having Fun

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

軽やかテイストながら、力のある歌詞で魅了してくるナンバー。 随分とゆったりしているメロディと、派手なサウンドで、なかなかの作品。CHUMBAWAMBAの新鮮な空気が流れる。

12. Jesus In Vegas

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

タイトルからして効いていますね。 ベガスにいる神様。曲の方も、随分とファンキーロックで、熱く聞かせてくれます。 スクラッチのWhat's Up?感や、スロットからコインがじゃんじゃん出てくる音も、皮肉が効いています。

13. The Standing Still

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

おとぎ話のようなドリーミングな音で聞かせてくれるバラードチューン。 商業主義を揶揄するかのような歌詞で、意外と攻めてきますが、音がそんな感じをさせないだな。

14. She's Got All The Friends That Money Can Buy

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

CHUMBAWAMBA、待望のニューアルバムからの新作は、シンガソングな元気いっぱいポップチューン。 ゴリゴリ「Tubthumping」のテイストを踏襲しつつも、軽やかで、よりキャッッチーサを追求して魅了してきました。 間奏のドゥーワップなパートもいいね。お金が一番、と思う彼女への皮肉めいた1曲。 のちに、関ジャニ∞が似たような曲を発表していますが、真相はいかに。

15. Ladies for Compassionate Lynching

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

ピアノが弾み、スクラッチも軽快に。ヴォーカルにエフェクトをかけて、コマーシャルソングなテイストを出して聞かせてくれる1分半の小曲。

16. Celebration, Florida

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

軽やかアコースティックナンバー。 さらりと響き渡るギターサウンドが、心地良いね。そんな中での、この歌詞がまた、CHUMBAWAMBAらしいんだ。 とある街のお話。住民をコントロールする街のことを軽やかに歌い上げる。

17. Moses With A Gun

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

カントリーのような、軽やかナンバーは、30秒にも満たない曲。 ギュッと魅力を凝縮しています。

18. The Physical Impossibility Of Death In The mind Of Jerry Springer

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

アコースティックギターをかき鳴らし、軽快に聞かせるヴォーカル&コーラス。 こちらも1分にも満たない長さの中に、ギュギュギュッと詰め込んで聞かせてくれます。

19. Smart Bomb

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

冒頭から4つ打ちビートとブラスが華やぐ、極上ポップチューン。 でもって、内容はというと反戦歌。さすがはCHUMBAWAMBA。弾むビートと弾ける爆弾がリンクするように、皮肉をぶっ放す。

20. Knickers

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

3拍子のアコースティックナンバーは、まるでCMソングのような小曲。 ポイントポイントを押さえては、メッセージを伝えてきました。なにせ、20秒。

21. Lie Lie Lie Lie

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

コーラスでの「ライライライ」と、嘘という意味を掛け合わせた感じだね。 軽やかロックでポップに聞かせてくれます。まるで授賞式でのスピーチのような、拍手の中での「Thank you」という演出がいい感じ。 スクラッチも効果的。

22. Dumbing Down

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

ゆったりと始まっては、じっくりと聴かせてくれるナンバーで締め。 アコースティックギターも優しく、スクラッチも入ってきて、かっこよさを出す1曲。 このアルバムを振り返るかのように、まとめた感じだね。ドゥビダンダンと、フレーズが癖になる。

23. Passenger List For Doomed Flight # 1721

Produced by Chumbawamba with Neil Ferguson Written by Chumbawamba

いきなり日本の空港アナウンスが流れるから、よりいっそう面白さが出ているね。 その後、有名人の名前を列挙しては、「Bye! Bye!」と、軽快に放つ。なんでも、消えて欲しい有名人リストだそうで。 こういうブラックなところは、さすがCHUMBAWAMBAだ。

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