album

1st Album『地球 東京 僕の部屋』● '18/10/24 release

デビュー20年を超すベテランバンドとなったTRICERATOPSのフロントマン、和田唱がついにソロデビューだ。よりパーソナルな部分が表れたアルバムになっています。 とにかく温かくて、優しい。そして、夢見る気持ちを忘れないドリーミングな世界が広がります。ギターはもちろんのこと、そのほとんどを自身で演奏しているところにも注目なんだな。 バンドの骨太さとは違って、まろやかさを聞かせ、時にThe Beatles、時にMichael Jacksonのようなテイストが出ているところは、やっぱり和田唱なんだよね。 こだわりを感じさせると同時に、のびのびと気楽にやっているような雰囲気も感じさせる。何よりも、結婚が和田唱を変えたような気もするな。 ジャケットは、子供の頃の和田唱なんだって。センスがいいな。しかも、撮影したのが篠山紀信だって。

1. 大きなマンション

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

柔らかいアコースティックギターの音と、温かい和田唱のヴォーカルが優しく包み込んでくれるようなアルバのオープニングチューン。 2番からはビートも加わって、躍動感を出してくる。さらに、ストリングスの音色も加わって、美しさ全開ですんね。君の輝きが眩しい。

2. 1975

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

軽やかギターが躍るナンバー。和田唱自身が生まれた1975年を思いながら今を生きる主人公。あの頃と今じゃだいぶ違うんだけれども、現在を生きるしかないよね。 爽やかに広がるサビの音をバックに、なんとか頑張ろうとする姿をみずみずしく聞かせてくれます。

3. 矛盾

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

どこかしら洋物エレクトロなテイストも感じさせるね。和田唱流EDMなロックチューン。そして、どこかしらMichael Jacksonのようなテイストもチラつく。 なかなかかっこいいメロディと、クールな音にどんどんと引き込まれてゆく。サビのキャッチーさもかなりインパクトがあるんだな。

4. Moonwalk Moonwalk

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

レゲエテイストの裏打ちビートが心地よく聞かせてくれるグルーヴチューン。独特のトラック、サウンドはタイトルの如く。 ふわふわさせてくれるね。サビは歌詞の独特のリズムと合わさって、和田唱のあたらしい世界を、まさしく月面世界を聞かせてくれるような重力感覚。

5. Harajuku-Crossroads

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

いい感じのファンクグルーヴチューン。まったりゆっくり。和田唱の描く原宿が、独特表現で映し出される。 軽やかなんだけれども、間奏のギターがまた、熟した音でかっこいいわけですよ。

6. 地球 東京 僕の部屋

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

軽やかかき鳴るアコースティックギターと優しい和田唱のヴォーカルが駆け抜けてゆくようなポップチューン。 アルバムのタイトルを冠するナンバーは、爽快感たっぷりに聞かせてくれます。宇宙を進んで、目的地は君に決めた。って、なんてロマンティック。時折社会に切り込んだりも。

7. アクマノスミカ

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

軽やかで温かいサウンドなのに、「僕の名前は悪魔です」という始まりが驚きな1曲。 一転して、サビでは力強く、デジタルサウンドとビートがまるで悪魔が襲いかかってくるような音を表現。再び優しい音に戻る構成がなかなか面白いね。自分自身を愛そうよ、という歌だね。

8. 夜の雲

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

まろやかで、それでいて夜のシチュエーションにぴったりなクールな音づかいで聞かせてくれるミディアムロックチューン。 淡々と、じっくりと歌う和田唱のヴォーカルも、どこかしら月と雲が映し出される夜を表しているかのようだね。程よいピコピコな打ち込みもいい感じ。

9. Vision Man

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

どっしりビートとグルーヴで弾むポップなロックチューン。どこかしら1980年代のテイストを現代に持ってきたような、あの頃の輝きを映し出す。 和田唱のセンスが見事に詰め込まれた曲だね。

10. クリスマスの朝

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

これまた、ドリーミングな世界で始まり始まり。A.O.R.のような丁寧なサウンドで聞かせてくれるミディアムロックチューン。 スタイリッシュなサウンドで展開するクリスマスソングだね。歌詞もロマンティックな2人の関係なんだよな。優しさいっぱい溢れる和田唱の世界です。

11. Home

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

ピアノで始まるバラードナンバーがアルバムのラストに登場。君と僕が一緒に暮らしている証なのが、家のドアの鍵をかちゃりと開ける音なんだって。 結婚したからこその嬉しいシチュエーションを、和田唱が描き出す。随分と幸せいっぱいな感じが溢れているね。ストリングスも加わって、ドラマティック。これが今の和田唱の気持ちですね。z

2nd Album『Album』● '20/4/22 release

早くも登場、TRICERATOPSのヴォーカル、和田唱の2枚目となるソロアルバム。その名も「アルバム」ときたもんだ。 これまた、前作同様に、アコースティックギターの印象が強いナンバーだったり、ストレートにロックなナンバーをぶつけてきたり、時に4つ打ちファンクなテイストで力を出してきたりと、面白さ溢れる1枚だ。 バラードでは、より切なさの出たヴォーカルでじっくりと聞かせてくれるんだ。 ポップな楽曲もウキウキワクワクな感じで、より和田唱のパーソナルな部分も出てきたり、思いがより詰まっている感じが伝わってきますね。 時に母親の言葉も出てきたり、家庭的な部分も出ていて、あったかいんだから。 ちなみに、今回のジャケット写真は、子供の頃の和田唱と、その母親平野レミの若かれし頃の2ショット。しかも、これを撮影したのは父親和田誠というのが、また貴重ですね。 自宅のアルバムから発掘した写真ということで、ダブルミーニングでいい感じ。

1. ココロ

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

ギターの優しさ、柔らかさが響き渡る、アルバムのオープニングチューン。まったりまろやかに、淡く響くギターの音色が染み込んでくるね。 そして、和田唱のヴォーカルも、なんて優しいんだ。中盤から入ってくるストリングスの美しさにうっとり。そして、転調、転調の繰り返しがドラマを生み出す。

2. シャンデリア

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

どっしりビートを軽やかに打ち放つポップなロックチューン。君はこの暗い空間を輝かせるシャンデリアなんだという、和田唱のセンスが光ります。 キャッチーさも出たサビは、さすがですよ。Yeah Yeah Yeah。

3. 世界が変わったアフタヌーン

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

こちらも和田唱のセンスが出ている曲名がまず引き込んできますね。歌詞もそう、ドリーミングなテイストがまったりと聞かせてくれます。 君と僕、喜びが溢れては、世界が変わるというポップなナンバーですよ。

4. Game E

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

ピコピコ打ち込みを使って聞かせるグルーヴチューン。地球をゲームに例えて展開する歌詞も面白いね。 天気に左右されたり、雨が降ってもどうにかなるさ。その時の楽しみ方をわかっている感じがとってもポジティヴ。

5. さよならじゃなかった

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

バラードナンバー。どっしりドラムとピアノの音色がいい反応を示す。別れの歌なんだけれども、ただの失恋ソングじゃない。 その時の恋愛にはずっと君がいるんだ、なかなか温かいんだよね。そして、美しくて、染み渡るわけですよ。

6. ドルフィン

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

まるで「禁じられた遊び」のような切ないギターの音色が印象的なバラードチューン。 あまり海の雄大さが伝わってこない、渋さが出まくっているイルカの世界を歌います。まるほど、シチュエーションにはぴったり合うんだ。 さらには多重コーラスがまた、ドラマティック。なんか今までにはなかった異色の曲だね。

7. 薔薇のつぼみ

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

いきなり心を鷲掴みしてくる、4つ打ちよろしく、ファンクなグルーヴを決めるディスコティークなロックチューン。 英語と日本語の響きをうまく利用して、キャッチーに聞かせてくれます。ポップだね。

8. Once Upon A Time

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

まったりアコースティックバラードチューン。渋さたっぷりのギター演奏と、まろやかヴォーカル&コーラスで包み込んでくる。 歌詞もまた、まったり優しく、でも切ないんだな。

9. アイ

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

始まりからもう、懐かしテイストが溢れているね。1980年代風のグルーヴに呑み込まれる1曲。「I」「愛」「EYE」とトリプルミーニングな歌詞の展開もいい感じに。 そして、キャッチーなサウンドに和田唱のセンスを感じる1曲です。

10. Heiki Heiki

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

ウキウキワクワク、サンバテイストで聞かせてくれるナンバー。なんでも母親=平野レミの魔法の言葉「平気平気」をモチーフに、息子和田唱が歌います。 もう、あの高らかな声が聞こえてきそうだ。この陽気なサンバテイストのサウンドも、ピッタリ合うんだな。

11. 笑顔でいるのが僕の役割り

Produced by 和田唱 Written by 和田唱

アルバムのラストを飾る曲は、ざらりと、それでいて瑞々しさを出すギターをベースに、和田唱のヴォーカルが映えるまったりミディアムナンバー。 リラックスして、自然体の和田唱がここにいるようだね。シンプルな幸せを感じる。前作収録曲「Home」の続編のような感じかな。犬と猫と君が玄関にいるシチュエーションがなんともいいね。

Blu-ray『一人宇宙旅行 ライブ・イン・ブリッツ』● '20/4/22 release

TRICERATOPSのヴォーカル、和田唱が全国ソロツアーを展開。追加公演となった最終日の赤坂BLITZでのライブの模様を収録したソロ初の映像作品です。 まず、何がすごいって、ステージですよ。まさかお客さんに囲まれるスタイルで見せてくれるとは、驚きです。そして、ツアータイトル通り、1人でのパフォーマンス。 ループペダルを器用に操っては、多重録音でみるみる鮮やかな演奏を聞かせてくれます。時にギターのみ、時にピアノ弾き語りと、さまざまな演奏スタイルで魅了してきますね。 ソロナンバーだけでなく、カバー曲、Negiccoのkaedeに提供した曲のセルフカバー、そして、TRICERATOPSのナンバーなどなど、どtにかくエンタテインメントな内容で楽しませてくれるんだ。 またまた、たくみ話術で楽しませてくれるところは親譲り。ボーナス映像も収録されていて、見応えある作品となっています。

バックステージの様子を見せてから。会場に登場の和田唱。ギター弾き語りでM-1からスタート。ライブ初っ端でも、とにかく笑顔で歌を聞かせてくれます。 ジャカジャカとギターをかき鳴らしては、手拍子を煽ってM-2。2曲目でTRICERATOPSのヒット曲を聴かせてくれるなんて、反則だよね。アコギのみの演奏だと、また違った印象で面白い。時に激しく力強く、かっこいいなぁ。

MC。ご挨拶。そして、ソロツアーについて、最終日について語ります。

コールアンドレスポンスの練習をしてからM-3。リズミカルなテンポに、体も自然と揺れる。コールアンドレスポンスも交えて、本当に楽しそうだね。 ループペダルを使ってM-4。1つ1つ丁寧に説明をしながらも、かっこよさを出しまくる。そして、このリズムをうまく操っては、華麗に歌い切る。歌い終わってのやり切った感が気持ちよさそうだね。 続いてもループペダルを使用してM-5。お客さんも立たせては、ノリノリで聴かせてくれます。ラブ&ピースだね。 M-6は、ギターをじっくりと弾いて、ヴォーカルも真っ直ぐに聴かせてくれます。和田唱の想いもじっくりと伝えてくるようだね。そして、お客さんもコーラスで参加。 続いては、座ってギターを弾くM-7。ギター演奏のみで、お客さんを盛り上げる術。瑞々しさもあり、温かさもあり。 M-8もギターでじっくりと。とろけるような音色にうっとりさせてくれる時間です。時折見せるテクニカルな演奏もかっこいいんだ。 なんとピアノ弾き語りを披露でM-9。まさかのNGテイクでも、楽しませてくれるエンターテイナー。そして、しっとりじっくりと。TRICERATOPSとは違ったテイストに染み渡ります。

MC。演奏した曲の話を。そして、沈黙について、間について。MCについて、楽曲提供についてなどなど。

Negiccoのkaedeに提供したナンバーのセルフカバーM-10。ギター弾き語りで、やっぱり和田唱の歌になるね。そして、温かくて微笑ましいステージだね。

MC。歌った楽曲についての解説。そこから自分の親の話を。死の話、魂の話と、ちょっとスピリチュアルな展開も。

新曲のM-11。ピアノ弾き語りで、じっくりと聴かせてくれる感動の1曲だね。 ギターをかき鳴らしてM-12。軽快に伸び伸びと歌っていては、楽しそうだね。まさしく愛に溢れたステージ。 続いてループペダルを使用してM-13。まさしくワイルド。1人だけなのに、バンド並みの迫力を感じさせてくれるね。ノリの乗っています。会場全体が1つになる。 手拍子を煽ってM-14。TRICERATOPSのデビュー曲で代表曲を、ソロで披露。グルーヴは相変わらずだね。観客からも熱い「oh yeah! oh yeah!」が響き渡ります。そして、圧巻のギターソロですよ。最後はコールアンドレスポンスで大盤振る舞い。

MC。役割とは。周りをハッピーにさせること。個性を大事にしてくださいというメッセージです。

曲紹介をしてM-15。軽やかアコースティックギターで、微笑ましいステージ。歌い終わって「ありがとうございました」。そして、ステージを去って行きました。

アンコール。再び登場の和田唱。1枚目のアルバムタイトル曲M-16。ざっくりギターで疾走感と共に、それでいてダイナミックな演奏。段々と脂が乗ってきている感じで引き込まれていくね。

MC。「無事に新年を迎えて、また会いましょう。いろんなところから来たというこで」。

そんなわけでM-17。ピアノ弾き語りで。バラードだからこその味わいがどっと出ているね。そして、歌い終わっては大満足の笑顔を見せてくれました。 ライブツアーのテーマ曲M-18。こちらもピアノ弾き方りで、じっくりと聞かせてくれます。そして「和田唱でした!」「また会いましょう!」バックステージの様子まで映して、映像は終了です。

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