album

2nd Album『Zero Gravity』● '16/3/11 release

イタリア版「X-Factor」出身シンガーの2作目となるオリジナルアルバム。タイトルの「無重力」のごとく、様々なサウンドを取り入れては惹きつけたり引き離したり。 やはりヴォーカルで魅了してくるね。その声を生かしたトラックが盛り沢山なんだよね。直球バラードあり、カントリーEDMあり、時代がものを言うサウンドをうまく生かして聴かせてくれます。 滑らかなイタリア語が響き渡っては、訴えかけてくるように歌声を届ける。まだまだこれからが楽しみなイタリアンシンガーですね。要注目。

1. INFINITE VOLTE

Testo e musica: L. Fragola, R. Di Benedetto, R. Canale, A. Filippelli, F. Ferraguzzo Prodoto da Fabrizio Ferraguzzo

静かな始まりから次第にゴージャスに変身するバラードナンバー。感情を込めて爆発させるかのように、歌を聞かせてくれます。 さらに転調しては、より曲に深みを出してきた。ヴォーカリストとしての持てる力を一気に解き放つ。さらにクライマックスでの転調ときたもんだ。 アルバムのオープニングチューンから、クライマックス級の歌を聞かせてくれました。

2. PARLAMI

Testo: L. Fragola - Musica: L. Fragola - L. Cogliati Prodoto da Fabrizio Ferraguzzo

打ち込みエレクトロな要素を振りまいて、どっしりじっくりと聞かせてくれるトラック。 どっぷりトラックは、今を見事に表すね。そして、ヴォーカルもまた、表現力が豊かに広がります。なかなか、かっこいい曲だね。

3. CON LE MANI

Testo: L. Fragola, E. Meta, D. Faini - Musica: L. Fragola, L. Cogliati, E. Meta, D. Faini, V. Casagrande Prodoto da Fabrizio Ferraguzzo

かき鳴るギター。そして、躍動感たっぷりのビートが押し寄せるアップチューン。Avicii的なEDMを彷彿とさせるナンバーで、 並々ならぬ勢いが出ています。この時代の流行だからこそ、安心して聴けますね。

4. D'IMPROVVISO

Testo: L. Fragola, G. Franchini, F. Abbate - Musica: G. Franchini, F. Abbate Prodoto da Fabrizio Ferraguzzo

しっとりと聞かせるバラードナンバー。ポロンポロン、ピアノの音色も切なく響き渡ります。 ヴォーカルもしっかりどっしりと伝えるように。そして、感情を揺さぶるように、かっこよく広がります。

5. LUCE CHE ENTRA

Testo: L. Fragola, E. Meta, D. Faini - Musica: E. Meta, D. Faini, V. Casagrande Prodoto da Fabrizio Ferraguzzo

イントロをクセを出してきて、そこからデジタルサウンドをまとって、じっくりどっしりと聞かせてくれるミディアムトラック。 重量感のあるアレンジがいい感じだね。なかなかかっこいい。

6. WEIRD

Testo: L. Fragola, V. Simonelli, A. Ferarra - Musica: V. Simonelli, A. Ferarra Prodoto da Fabrizio Ferraguzzo

切々とヴォーカルを聴かせては、ムードあるサウンドがクールに広がりを見せるデジタルチューン。 冒頭のフィンガースナップもそうだけれども、おしゃれ。こちらはBruno Mars風なファンキーテイストも加えつつ、楽しく聴かせてくれるミディアムトラックです。ヴォーカルパフォーマンスも豊か。

7. QUALSIASI COSA, TUTTO

Testo: L. Fragola, P. Di Biase - Musica: L. Fragola, P. Di Biase, F. Ferraguzzo, D. Faini Prodoto da Fabrizio Ferraguzzo

じっくりと聴かせるバラード。どっしりデジタルな音と、ピアノの切ない音が作り上げるドラマティックな世界です。 Cメロパートのアグレッシヴな音使いへの変身には驚きだ。

8. SOSPESO

Testo: L. Fragola, R. Di Benedetto - Musica: L. Fragola, R. Di Benedetto, R. Pulitano, D. Faini Prodoto da Fabrizio Ferraguzzo

どっぷりビートがのっしりのっしりと展開するミディアムチューン。 鮮やかなデジタルビートも手伝って、心地よさが広がる1曲。爽やかなナンバーだね。

9. SCARLETT JOHANSSON

Testo: L. Fragola, E. Meta - Musica: L. Fragola, A. Amati, V. Carboni Prodoto da Fabrizio Ferraguzzo

まさか、あのスカーレット・ヨハンソンが曲名になるなんて。音使いが結構ディープなんだけれどお、 ファンクグルーヴなテイストで、実に楽しそうに歌う。

10. DIRE DI NO

Testo: L. Fragola - Musica: L. Fragola, O. Angiuli, E. Cecere Prodoto da Fabrizio Ferraguzzo

こちらもじっくりと歌を聞かせてくれるバラードナンバー。クールにヴォーカルを聴かせては、 感情も操り、クールな雰囲気から次第に大きく広がっていきます。

11. ZERO GRAVITY

Testo: L. Fragola - Musica: L. Fragola, R. Di Paola, A. Filippelli, T. Maiello, D. Faini Prodoto da Fabrizio Ferraguzzo

アルバムのタイトルチューン。緊迫感を出すピアノの音をバックに、切々と歌い上げます。 そして、打ち込みの音が展開しては、ひとクセふたクセを出してきて、じっくりと、さらに世界を深くしていきます。 タイトルのごとく、浮遊感もあり、惹きつけられる1曲だね。

3rd Album『Bengala』● '18/4/27 release

前作より、約2年ぶりとなるオリジナルアルバムは、3作目。今作は、より表現力に深みを増したというか、全体的には落ち着いた印象。 じっくりゆっくり、どっしりゆったり、サウドも深みを増して、どっぷり打ち込んでいく中で、Lorenzo Faragolaのヴォーカルが混じり合う。 ロックテイストいうよりかは、アーバンダンスチューンの要素を盛り込んで、時に軽やかに。でも、生音もしっかりと加えて聴かせてくれます。 今作も、自身がプロデュースを務めたり、作詞や作曲で活躍したりと、よりミュージシャンとしての力を発揮させる1枚となっています。 ただ、10曲といのがちょっと残念かな。もっともっと聴きたくなる1枚です。

1. BATTAGLIA NAVALE

PRODUZIONE:MACE TESTO E MUSICA:LORENZO FRAGOLA

アルバムのオープニングを飾るミディアムチューン。打ち込み仕様のゆったりどっぷりトラックは、 深く沈み込むように、包み込むように。表現力が豊かになり、より彼の世界へと引き込んでいます。

2. LONTANISSIMO

PRODUZIONE E ARRANGIAMENTO:FEDERICO NARDELLI ARRANGIAMENTO ADDIZIONALE:LORENZO FRAGOLA / GAZZELLE / FEDERICO NARDELLI TESTO:GAZZELLE / LORENZO FRAGOLA MUSICA:GAZZELLE / FEDERICO NARDELLI

シンガロングのようなサビが印象的なミディアムチューン。「piu」という言葉も印象に残るフレーズ。 バラードだからこその味わいが染み渡るような1曲だね。

3. SUPER MARTINA FEAT. GAZZELLE

PRODUZIONE E ARRANGIAMENTO:FEDERICO NARDELLI TESTO:LORENZO FRAGOLA / GAZZELLE MUSICA:LORENZO FRAGOLA / GAZZELLE / FEDERICO NARDELLI

軽やかなギターの音の心地よさ、そこにどっぷりビートが加わって、新しく懐かしく。フューチャーベースよろしくなパートも聞き応えあり。 それでいて、楽しさが伝わってくるのは、ヴォーカルの持つ力かな。GAZZELLEのラップがまた、クセを出すのなんのって。

4. VEDIAMO CHE SUCCEDE

PRODUZIONE E ARRANGIAMENTO:FEDERICO NARDELLI ARRANGIAMENTO ADDIZIONALE:LORENZO FRAGOLA TESTO:GAZZELLE / LORENZO FRAGOLA MUSICA:GAZZELLE / FEDERICO NARDELLI

ゆったりテンポの静かなナンバー。そこから、サビに入るとどっしり音が増えて強力に変身。 説得力があるというか、世界が広がって押し寄せてくるように。コーラスが加わると、壮大な雰囲気を出してきて、なかなかかっこいいね。

5. ECHO

PRODUZIONE:SERRANO GADDUM (SRNO) TESTO:LORENZO FRAGOLA / HELLEN VISSERS MUSICA:LORENZO FRAGOLA / HELLEN VISSERS

静かなるデジタルサウンドをバックに、ヴォーカルをじっくりと聴かせてくれるナンバー。 次第に音に広がりが加わり、軽やかに展開。でも、音はガツガツと前に出過ぎず、ヴォーカルをフィーチャーしている。 タイトル通りに響きに注目ポイントな1曲。

6. MIAMI BEACH

PRODUZIONE E ARRANGIAMENTO:LORENZO FRAGOLA / FEDERICO NARDELLI TESTO:LORENZO FRAGOLA / FEDERICO NARDELLI MUSICA:LORENZO FRAGOLA / FEDERICO NARDELLI

ギターの湿り気のある音使い、そして軽やかなビートが入りながら聴かせるナンバーは、 ラテンな色を出す「マイアミビーチ」。あまりビーチのような陽気な雰囲気が伝わってこないのは、打ち込みの色なのかなぁ。 まぁ、曲自体がマイナー調のトラックだしね。

7. CEMENTO FEAT. MECNA & MACE

PRODUZIONE:LORENZO FRAGOLA E MACE TESTO:LORENZO FRAGOLA / FRAH QUINTALE / MECNA MUSICA:LORENZO FRAGOLA / FRAH QUINTALE / MACE

どっしりと聴かせるバラードナンバー。渋さの光る音使い、特にギターの音が味わい深いね。 しかし、途中からなんと音がガラリと変更。テンポアップしては軽やかな打ち込みチューンに変身。 MECHAのラップが鋭く、それでいて軽やかに突き刺してきます。

8. AMSTERDAM

PRODUZIONE ED ARRANGIAMENTO:FAUSTO COGLIATI TESTO:LORENZO FRAGOLA / DARIO FAINI / FABRIZIO FERRAGUZZO MUSICA:LORENZO FRAGOLA / DARIO FAINI / FABRIZIO FERRAGUZZO

どこかしらカントリーというか、フォーキーというか、ゆったりとした温かさが伝わってくるバラードナンバー。 ピアノやギターの柔らかさと、歌声の見事な混じり合いが、染み込んでくるね。うん、じっくり味わえる1曲だ。

9. IMBRANATI

PRODUZIONE E ARRANGIAMENTO:LORENZO FRAGOLA E FEDERICO NARDELLI TESTO:LORENZO FRAGOLA / FEDERICO NARDELLI MUSICA:LORENZO FRAGOLA / FEDERICO NARDELLI

「弱虫」というタイトルとは裏腹に、躍動感のあるポップなビートが印象的なナンバー。 このアルバムの中では一番ポップな印象の曲。サビではシンセの明るいサウンドと、ギターの軽やかな音が絡み合って、爽やかさを生み出す。 聞いていても引き込まれるくらいに気持ちの良いナンバーだね。間奏からピコピコな音も加わって、さらに軽やかになった感じ。

10. BENGALA

PRODUZIONE E ARRANGIAMENTO:LORENZO FRAGOLA E FEDERICO NARDELLI TESTO:LORENZO FRAGOLA / FEDERICO NARDELLI MUSICA:LORENZO FRAGOLA / FEDERICO NARDELLI

アルバムのラストを飾るタイトルチューン。躍動感たっぷりのEDM路線で軽やかに、それでいてじっくりと聴かせてくれるナンバー。 イタリアンな軽やかな要素も加わって、おしゃれでかっこいいね。そして、ちょいと切ない要素も加えて、じっくりと聴かせてくれる世界です。

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