album

1st Album『十田品』● '18/11/7 release

中国出身バンド、Gentle Grape葡萄不憤怒の初アルバム。ジャンル的にはポップパンクに分類されるみたいだけれども、とにかく若さが伝わってくるね。 勢いがあるし、爽やかだし、粗さもあるけれどもなんのその。歌詞も等身大のことが多いね。人生の意味や恋愛模様、失恋な内容などをポップでヘビィな音に乗せてぶつけてきます。 また、ラストナンバーでは、メンバー全員が歌を聴かせてくれたりと、工夫も見られます。 まだ1枚目だけれども、この先、どのようにバンドを確立させていくのか、楽しみですね。

1. Intro

制作・作曲・編曲:余子牛

アルバムのオープニングを飾るイントロダクション。生命の誕生のような、目覚めのようなテイストで音が押し寄せてきます。

2. Just Free Your Life

作詞・作曲:李學臻、趙王旋淳 編曲:趙王旋淳

キンコンカンコン。学校のチャイムが鳴り響いて始まるナンバー。がっつりガツガツポップパンクに乗せて勢いを放つ。 輝きと若さを振りまいて聞かせてくれます。力強い音とポップでキャッチーなメロディが交差します。

3. 匹諾曹 Pinocchio

作詞・作曲:李學臻 編曲:鄭仕偉

タイトルは可愛らしいけれども、音はソリッドに。ガツガツとぶつけてくるロックチューン。爽やかかつキャッチーなメロディがモノを言うナンバーだね。 自分の存在意義を探す歌です。

4. イ尓好特別 Hello Special

作詞・作曲:李學臻 編曲:楊雲翔

音が明るく跳ねていますな。そこから勢いよく、メロコアパンクな疾走感をぶつけてくる。 「君は猫のような特別な存在」と歌うストレートなラブソングかな。若いね。サビが英語しで展開していきます。

5. Summer

作詞・作曲:李學臻 編曲:楊雲翔

タイトルそのままに、夏の歌。どちらかというと、夏の終わりのことの歌だね。これまた、若さと爽やかさが交差するパンクロックなわけだ。 歌詞は青春ど真ん中だね。昨日は戻らないから、今を楽しくいきていこうみたいな内容でもある。

6. 逆風的勇敢 Against the Wind

作詞・作曲:李學臻 編曲:鄭仕偉

風に立ち向かうような、ヘビィなロックチューン。全ての音と言葉をぶつけてくるように聴かせてくれます。 メロディラインも、なかなかひねりがあって面白いね。演奏も結構巧みに聴かせては、かっこいいじゃないですか。

7. 猫薄荷鯊手 Catnip Sharper

作詞・作曲:李學臻 編曲:鄭仕偉

しっとり、じっくりと聞かせてくれる始まり。そして、途中からはバリバリと音を集約させてぶつけてくる。 熱くヘビィなロックチューン。この曲も若いながらに、葛藤や迷いみたいなものが見え隠れする歌詞だな。

8. 唱歌的海灘 Singing Sands

作詞・作曲:李學臻 編曲:楊雲翔

イントロから、音が描きなっています、でもって、ヘビィな音だけれども、歌詞の内容は爽やかなんだな。 君と僕の夏の物語を歌にしています。青春だな。

9. 花園小猫 Kitten in the Garden

作詞・作曲:李學臻 編曲:楊雲翔

軽やかなアコースティックギターの音で、心地よく聞かせてくれるナンバー。中身は別れた後の歌。 主人公は大丈夫、僕は強いんだと歌っています。少々引きずる思いもあるけれども、前へと進めそうかな。

10. 夏天的傘 Umbrella in Summer

作詞・作曲:李學臻 編曲:郭峰

ミディアムスローのテンポで聞かせるロッカバラード。熱唱系で本領発揮するサビでは、勢いがストレートに出てきます。 この曲も別れの歌みたいだね。そして僕は誰を信用すればいいの?という思いをぶつけてきます。

11. 陪我到永遠 Be with me

作詞・作曲:李學臻 編曲:郭峰

アルバムのラストを飾るナンバー。この曲、なんとメンバー全員がパートを振り分けられていて、メインヴォーカルで歌っています。 なかなか面白い試みだね。一緒にいてくれという思いの丈をストレートにぶつけてくるナンバー。なかなかメロディアスで、説得力もあるかな。 大作感も出ているし、ラストにふさわしい1曲。

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