album
●1st Album『HYBRID』● '97/8/21 ('07/4/25) release
CURIO初のアルバムは、どこを切ってもポップな仕上がりを見せている。
さすがは明るいキャラクターが先行しているだけあって、とっても楽しい要素が詰まっているね。
だけども、その先がまだ未熟というか、表しきれていない。もうすこし、バンドとしての固まった演奏を望みたいところですね。
ヒットシングル「ヒマワリ」のアルバムテイクには驚かされます。
1. バター
Words:NOB Music:AJA
アルバムのオープニングから随分とヘビーな音を演奏するミディアムロックチューン。
この曲がまた前半ずっと同じテイストで、アングララインをたどりすぎ。
深いところばかりを進んでいますよ。しかもサビがサビらしくなくてねぇ。延々とそれが続くわけで、大して盛り上がらない。う~ん、どうなんだろう。CURIOっぽくないかなぁ。
2. ひまわり (アルバム バージョン)
Words:NOB Music:AJA
ポップでキャッチーなメロディー。この曲でCURIOの名が少し知れ渡った気がするとどめの一発。とにかく爽やかだし、元気がいいね。
ギターも結構かき鳴っています。そしてサビでのポップなメロディーとサウンドで胸キュンですね。
アルバムでは変なNOBのラップが挿入されています。ま、いらないっちゃぁいらないよね。サウンド面の変化は特にないかな。
3. レイン レイン
Words:NOB Music:AJA
おっ、イントロにピアノが登場ですか。そこにギターがうねり、絡む。すごいサウンドだ。
ただ、曲の方がごくごくありきたりというか、面白味に欠けるな。ミディアムテンポのポップなナンバーです。もう一つ。
4. アイニイコウ
Words:NOB Music:AJA
こちらもCURIOらしい爽やかなポップなナンバー。この曲も何か至ってフツウかな。まぁ、ファンが喜びそうなテイストはたっぷりあるね。
それに比べるとサビの力が今ひとつ。ちょっと軽く抜きすぎのような気がしますね。もうちょい固めてパーンとアタックしてみて欲しい。
5. 君のすべてを見てみたい (アルバム ミックス)
Words:NOB Music:AJA
ギターがこれまたファンキーでクール。ギターのテイストも曲に表れていますね。爽やかさから離れて、ちょっと裏CURIO。ファンキーで濃い。
サビもポップでキャッチーというよりかは聞けってな具合ですかね。ラップは今ひとつだけど。
シングルではヴォーカルにエフェクトかけたり、SE大放出で飾っていますが、アルバムの生テイストの方が好きですね。
6. 真夏の夜 二人の夜
Words:NOB Music:AJA
さてさてバラードナンバーがここで登場。しかも6分もある大作です。まぁ、伸びやかなヴォーカルで曲を盛り上げています。
だがしかし、何か詞がしっくりこないんだよなぁ。
ありきたりの詞やあり得ない展開等々。ちょっとピンと来ないところがもったいない。最後はNOBのサックスが聞かせてくれます。
7. NO.2
Music:AJA
インタルード。打ち込みプログラミングとアナログのイズが冒頭で聞こえるが、本編はセッションテイストのロックナンバー。
サックスとギターの掛け合い。 NOBのシャウトはいらないんじゃないか?というくらいに荒れまくっている。
8. Mr. ダイナマイトのテーマ
Words:NOB Music:AJA
滑り入るかのようなポップロックナンバーへ突入。なんかもう何でもありテイストの勢いだけナンバーですね、こりゃ。若気の至り。
曲的にはいまいちです。
ちなみにシングルでのリミックスはプログラミングの打ち込みを取り入れて、デジタルロックナンバーに仕上がっています。
それでもいまいちなんだよなぁ。もう少しビートに力を入れて欲しい。まだオリジナルの方がおもしろさを感じるね。
9. 風の宅配便
Words:NOB Music:AJA
王道のCURIOポップですな。しかもシングルとしてカットされたナンバー。こういうテイストを前面に押し出していきたいのか?
イントロではNOBがサックスを吹いています。
爽やかさをアピールしまくりで、なんか特にこれといった特徴がねぇ。
間奏の部分、なんかジャズゼッションを思わせたいのか、フリーランスな部分があったけど。
CURIOのラップっていつもなんか中途半端に聞こえるんだよね。
計算された手抜きか?そんなわけはないな。
10. いつか見た夢
Words:NOB Music:BRITAIN
ギターがフェイドインしては、ベースの音色が胸に来るミディアムバラードナンバー。
このバラードもCURIOの今までのイメージが払拭されていて、かっこいいじゃないですか。
サビでもいい具合に濃く、ヴォーカルも力強さを出している。完走は見事だね。これはライブでやってくれたらかなりの迫力だと思いますよ。
みんな聞き入ってしまうんじゃないでしょうか。
11. 新世界 (アルバム バージョン)
Words:AJA Music:AJA
プログラミングが派手にジャーンと入ってきたときにはびっくりした。それにしてもこの曲、8分もあるんかい?すごい力の入れようだ。
曲的には特に変わった部分はないね。
CURIOらしさが十分にあらわれているんじゃないでしょうか。3分半をすぎるとほぼスキャット。
ロックサウンドは相変わらずで、よくここまで引っ張れるもんだ。
シングルテイクではさらにSEが組み込まれて曲を盛り上げています。しかも5分でF.O.
12. ときめき
Words:NOB Music:AJA
記念すべきCURIOのデビュー曲。これぞCURIOといったような名刺代わりの1曲。
軽やかでポップ、爽やかさを前面に押し出したキャッチーなナンバー。
これがまた青春真っ盛りというか、随分と青臭いラブソングなんだよね。こういう歌詞とキャラクターにファンが引き込まれるわけですか。
ま、フツーなんですがね。
●2nd Album『Sweet & Bitter』● '98/7/29 ('07/4/25) release
CURIO待望の2作目はヒットシングル2曲を含む強力盤。1stがポップにはじけた元気盤だったのに対して、2枚目は幾分大人になりましたね。
かっこいいぞ、CURIO。楽しむだけでなく、聞かせてくれる。ストレートながらひねりの入ったものなど、ヴァラエティに富んだ楽曲がそろっています。
ちなみにブックレットの歌詞にはギターコードがふってあります。
1. BUZZ
作曲:AJA 編曲:CURIO / 吉田 仁
タイトルを表すかのような濃いギターが絡み合うインストナンバー。勢いを感じるよね。2枚目としての勢いをね。
2. ブランコ
作詞:NOB / AJA 作曲:AJA 編曲:CURIO / 佐久間 正英
ギターサウンドがからっと爽やかな痛快ポップナンバー。 CURIOとしてのキャラクターが見事に表現されていますね。
Aメロの展開がちょっと懐かしさを呼び起こす。このメロディー展開にしては、サビでの力が弱いかなぁ。
頭や終わり、間奏でのスキャットが印象に残る。
3. SWEET & BITTER
作詞:NOB / AJA 作曲:AJA 編曲:CURIO / 佐久間 正英
アルバムのタイトルチューンはミディアムテンポのロックナンバー。じっくりと聴くことのできる曲ですね。
メロディー部とサビ部の単純往復なのでわかりやすい。ただ、無難すぎてありきたりに聞こえてしまう。もう少し冒険してもいいとは思うんだけれども。
まぁ、最後のサビが少しだけ聞き所かな。
4. 君に触れるだけで
作詞:NOB 作曲:AJA 編曲:CURIO / 佐久間 正英
CURIOの人気と知名度を上げたシングルナンバー。アニメのタイアップが効果大でしたね。
イントロでのホーンが明るく楽しい雰囲気でいいじゃないですか。本編はこれぞCURIOというようなポップに弾けたナンバーです。
さすがは佐久間正英。
サビもキャッチーだし、NOBのヴォーカルの聞かせどころも結構ある。これがCURIOの売りなんだよね。
案外妥当なラインをたどっていますが、聞かせるところはきちんと聞かせてくれますね。
5. 欲望のはじまり
作詞:NOB 作曲:AJA 編曲:CURIO / 吉田 仁
フェイドインしてくるゆったりとしたサウンド。歪んだメロディーとドラムの無機質さがいい反応をしている。
Aメロでヴォーカルにエフェクトかけていたんで、気付かぬうちに始まっていたよ。
濃い目のサウンドで聞かせてくれるミディアムテンポのロッカバラード。
ちょっと大作のように聞こえてしまうけれども、別の言い方をするとなんか大げさ。結局は「あなたと愛し合っていたい」という思いを歌にしたんだよね。
かなりの気合の入った曲です。約5分半、みっちりと。
6. メロディー
作詞:BRITAIN 作曲:AJA 編曲:CURIO / 佐久間 正英
裏拍子のリズムで進行するミディアムポップ。ギターとキーボードがいい具合に絡んで、曲を作り上げている。
ただ、テイストとしては1stの色が強いんだよね。青いぞ、CURIO。やっぱりこういう面がCURIOにとっては十八番なんだろうね。
間奏ではNOBがサックスを披露しています。ちょっと聞き応えあるんじゃないかな。最後、転調するか?ものすごい展開じゃないですか。
何気に驚きです。
7. BIG TODAY
作詞:NOB 作曲:AJA 編曲:CURIO / 佐久間 正英
なんだなんだ、CURIO meets HEAVY METAL?かなりハードなギターサウンドなんだけれども、そこまで濃くない。そこはきちんとCURIOしている。
ヴォーカルエフェクトをかけているせいか、聞き辛いのが難ですね。そこが残念だ。なんかもうはちゃめちゃだ。
間奏でブレイクを置いたあとも、勢いよく進行。なんだか新しいCURIOすぎて、追いつけない。
8. クルージン
作詞:NOB 作曲:AJA 編曲:CURIO / 白井 良明
こちらはギターがバリバリとメインに出ているミディアムロックナンバー。 Aメロ、Bメロといたってフツーに進行している。
いつもより濃い目のCURIOです。サビではポップに進行。すると思いきや、最後にやられた。なんだなんだ、そのワンクッションは?
多分、ここがポイントなんだろうけれども、ちょっととっつきにくいなぁ。いまいちというか、残念。
9. 素晴らしき世界
作詞:NOB / AJA 作曲:AJA 編曲:CURIO / 佐久間 正英
イントロからプログラミングのキラキラ感が新しい世界みたいねイメージを作っているよね。
でも、本編に入ってしまうとギターが濃く進行するアップテンポの曲です。しかも、AメロをNOB以外のメンバーが歌うという新しさに驚きだね。
サビに入るとテンポアップして、キャッチーなメロディーで進行。このあたりはCURIOらしさが出ていますね。
また、間奏ではNOBのサックスが吹き荒れている。
10. 粉雪
作詞:NOB 作曲:AJA 編曲:CURIO / 白井 良明 ストリングスアレンジ:深澤 順
トラックサーチを細工しています。その中身はストリングスによるイントロ。オリジナルはイントロ無しだしね。
サビから入るミディアムポップの楽曲です。CURIOにしては今までのイメージを脱皮したナンバーですね。これがまたかっこいいんだよ。
CURIO、やればできるじゃないか。ほめてあげたいね。
バンドサウンドにストリングスが加わって、冬の冷たさが伝わってきます。間奏でのNOBのサックスも淋しさが出ている。
胸がきゅんとなる切ないナンバー。
●3rd Album『PAWKY』● '99/7/29 ('07/4/25) release
CURIOのアルバム3枚目。クレジットでカタカナながら本名で来た。
よりバンドとしてのサウンドを確立し、勢いのあるものから、スタンダードなバラードまで、幅を広げてきた。
ヒットシングル3曲を含むアルバムだが、シングル曲はうまい具合にアルバムに染まっていますね。
最後の「TO BE LOUD」はほぼ、ボーナストラックと化していますが、「祈り」はなかなかだね。
アルバム後に不祥事を起こし、これで第一章に幕を閉じるCURIOのアルバムです。
1. PAWKY HUMOR
Music:アサジュンイチロウ Arranged by CURIO, Imai Yu, AJA
アルバムのオープニングを飾るインストナンバー。これはリコーダーが?ちょっと抜けたような雰囲気が面白いね。
次曲へと上手くつながっています。
2. see you, see me
Lyrics:オオクボミツノブ Music:アサジュンイチロウ Arranged by CURIO, Imai Yu, AJA
アルバムからの先行ナンバー。まぁ、CURIOにとっては王道であろうミディアムロックナンバー。
プログラミングを使用している点がちょっと新しいかな。デジタル色を上手く出していますね。結構ごつごつしていながらもCURIOらしさは健在。
サビではヴォーカル加工しているな。
キャッチーなんだけれども、何かが物足りないんだよね。まぁ、相変わらずのNOBのSAXが間奏では吹き荒れています。
3. GOOD MORNING BLUES
Lyrics:オオクボミツノブ Music:アサジュンイチロウ Arranged by CURIO, Imai Yu, AJA
アコースティックギターとエレキギターが絡み合うミディアムロックチューン。
伸びやかなNOBのヴォーカルとは裏腹に、CURIOの王道サウンドが展開される。ちょっともったいないよな。サビがちょっと焦りすぎなんだよね。
4. W.T.C
Lyrics:オオクボミツノブ Music:アサジュンイチロウ Arranged by CURIO, Imai Yu, AJA
軽いなりに濃い展開だ。ただ、そのまま勢い任せになりがちなのが怖い。 Aメロ部のヴォーカルに被せ、Bメロではだみ声テイストで。
何だかよくわからないけれど、チャレンジ精神が出ています。
5. 祈り (Standard Style)
Lyrics:オオクボミツノブ Music:アサジュンイチロウ Arranged by CURIO, Imai Yu, AJA
CURIO初の本格的バラードシングル。ミディアムスローのテンポにギターが味を加える。
シンプルなアレンジなので、落ち着いて聞くことが出来ますね。いつもの元気のよいCURIOから脱皮した感じですね。 6分半の大作。
アルバムでは「Standard Style」と銘打っていますが、サビではもっさりアレンジ。これならまだシングルテイクのほうが馴染みやすいような気がします。
6. Battle Creek Brawl
Music:アサジュンイチロウ Arranged by CURIO, Imai Yu, AJA
インストナンバー。パーカッションをフィーチャーして、アップテンポのサウンドを聞かせてくれる。
パーカッションに負けじと、アコースティックギターがかき鳴っています。叫び声も聞こえてくるぞ。
7. JULIA
Lyrics:オオクボミツノブ Music:アサジュンイチロウ Arranged by CURIO, Imai Yu, AJA
ちょっと濃いサウンドで魅了するミディアムロックチューン。 CURIOにしては珍しく、ストーリー性のある歌詞ですね。
タイトルはこの詞の主人公が恋する相手の名前です。なんか、人魚姫をモチーフにしている世界。
Cメロではヴォーカルにエコーをかけたりと、詞の世界さながら幻想的な雰囲気を出しています。
8. chu chu chu
Lyrics:オオクボミツノブ Music:アサジュンイチロウ Arranged by CURIO, Imai Yu, AJA
CURIOらしい元気と爽快感が前面に出たアコースティックベースのポップロックナンバー。でもchu chu chuって・・・。
曲自体はとてもいいんだよね。コーラスとかも爽やかで。
9. HAVE A BREAK?
Music:CURIO Arranged by CURIO, Imai Yu, AJA
またまた登場インタルード。SEの嵐です。確かに、ぶっ壊れていますね、ブレイク。
10. マウエマイウェイ
Lyrics:オオクボミツノブ Music:アサジュンイチロウ Arranged by CURIO, Imai Yu, AJA
よくわからない展開。水っぽいSEがイントロで登場し、ねちっこく歌が始まる。そしていつものCURIo的ポップロックが展開される。
11. 落陽と写真
Lyrics:オオクボミツノブ Music:アサジュンイチロウ Arranged by CURIO, Imai Yu, AJA
ストレートにロックサウンドを展開させるロッカバラードチューン。
ゆったりとした流れの中に、CURIOの持ち味でもあるヴォーカルやサウンドを注入している。
サビでのNOBのヴォーカルも、より力を発揮しています。それよりも、1番サビ後のストリングスやら、色々な楽器がごちゃごちゃ絡んできて、汚い。
12. Unfinished Song
Lyrics & Music:アサジュンイチロウ Arranged by CURIO, Imai Yu, AJA
インタルード的なミニソング。アコースティックテイストで、しっとりと。
13. TO BE LOUD (ROC-02MIX)
Lyrics:オオクボミツノブ、アサジュンイチロウ Music:アサジュンイチロウ Re-Mixed by 冷牟田竜之 / 東京スカパラダイスオーケストラ
ヒットシングル曲をスカパラの冷牟田氏がリミックスを手がけたナンバー。
イントロではホーンが吹き荒れ、ビッグビート的な攻撃的サウンドとともに、激しい展開を聞かせてくれる。
なんか、サンバテイストにもなっていたり。
オリジナルテイクはCURIOの王道ポップロックを展開。扉と「TO BE LOUD」をかけています。
激しく、せわしないロックサウンドに元気と爽やかなテイストを加えています。ちなみにジャケット写真は2nd Albumの時のついでですね。
●1st Limited Mini Album『raison d'etre』● '01/9/19 release
ヴォーカル・NOBによる不祥事で、活動休止を余儀なくされたCURIOの活動再開アルバム。 限定盤として、おもにライブ会場で発売していたインディーズでのアルバムとなっております。 また、AJAが脱退し、さらには自主レーベルを立ち上げての新生CURIOとしての1発目。 元気でポップなイメージを脱ぎ、随分とソリッドなサウンドを築いたCURIO。 よりバンドとしての成長を聞かせてくれる音楽を放ってくれました。 やっぱりブランクは大きいですが、生まれ変わったCURIOにメンバーだけでなく、 周りのスタッフやファンからも支えられた1枚なんでしょうね。
1. butterfly
written and produced by curio *4th Album 「Glitters」 収録*
2. fish
written and produced by curio
タイトルのごとく、揺ら揺らしているミディアムテンポのナンバー。 NOBのかすれ気味の声がまた、いい雰囲気を作り上げる。ゆったりしながらも、激しいロックサウンドで感情を表現しているかのよう。 結構いい曲だよね。
3. noah
written and produced by curio
Epic時代のCURIOを凝縮した元気なイメージを思わせるロックナンバー。 荒々しいサウンドとNOBのヴォーカルも、懐かしさと新しさが入り交じっています。 でも、そこまで音を劣化させなくてもよかったんじゃないでしょうか。
4. N-edge
written and produced by curio *4th Album 「Glitters」 収録*
5. R.J.N.J.J.
written and produced by curio
なんか、ホーンやギターが荒れに荒れているロックナンバー。 CURIOはこういう方向へ行きたいのか?よくわかりません。ロカビリーテイストを踏まえつつ、ノリで勝負に出ているトラック。
6. a living -without you-
written and produced by curio
アコースティックサウンドで展開するバラードナンバー。 一発録りかな?NOBのヴォーカルがまた、かすれているんです。それが、曲の持つ雰囲気をさらに持ち上げる。締めには持って来いだね。
●1st Mini Album『raison d'etre』● '01/12/21 release
CURIO活動再開アルバムのインディーズ盤。 こちらは全国発売盤として、限定盤ラストトラックの「a living」の副題が、「without you」から「with you」に変わっています。 もちろん、題だけでなく音の方も変わっているので、聞き比べるのも面白いかも。 このアルバムによって、再びCURIOをアピールするいい機会となったことでしょう。
6. a living -with you-
written and produced by curio
「wihout you」だったのが、「with you」に変わったニューバージョン。 バックにキーボードが加わり、独特の浮遊感が出ている。さらに、曲の持つ世界観が出たんじゃないでしょうか。
●4th Album『Glitters』● '02/11/7 release
CURIO、メジャー復帰でのアルバムは、事実上のラスト作となってしまいました。 元気いっぱいのイメージを覆し、ストレートなロックサウンドへと変化していった彼らの音に注目です。 復帰第1弾シングルの「Go Around The World」が示すような、とにかくロックを突き進む姿勢がよく表れていますね。 また、インディーズ盤に収録していた曲をアルバムで手直したりと、やはりメジャー復帰アルバムということもあって勢いを感じるね。 まさにCURIO渾身の一作といった感じで、音楽にかける思いが伝わってくるようですな。 キラキラしたジャケットにも注目。
1. 夜明けの門
Written and Produced by CURIO
F.I.してきては、重く厚いサウンドを聞かせてくれるミディアムテンポのナンバー。 NOBの歌声も低く渋く。力強さと厚みのあるサウンドと、はかない歌詞が絡み合う。 何かが始まる。そんな予感をさせてくれる1曲。ぐっと成長したCURIOサウンドを楽しめるアルバムのオープニングナンバーです。
2. Go Around The World
Written and Produced by CURIO
祝!メジャー復帰第1弾となったシングルナンバー。 思えば、ここまで来るのに紆余曲折がありました。 既発のインディーズ盤で聞かせたくれたような分厚いロックサウンドがCURIOの一歩進んだ音として証明されたんでしょうね。 ぶちかますミディアムチューンです。歌詞はやっぱり新たなスタートをテーマにしている感じもあるし、 みそぎ的なものもの感じられる。
インディーズバージョンは、とにかく勢いが出まくっています。音に真剣に向き合っている感じがするね。
3. Clover
Written and Produced by CURIO
ヘビィな匂いを醸し出すベースのイントロが、何かの始まりを予感させるミディアムロックナンバー。 ハードなギターとエッジの効いたサウンドが、CURIOの魅力を放出するシングルナンバーですね。 間奏でも、その音は健在です。バリバリうねっていますよ。 その中にも、ポップでキャッチーな要素はあって、どんどんと彼らの世界へと引き込んでゆく。 なかなかかっこいいじゃないですか。
4. Smoke
Written and Produced by CURIO
アナログノイズとデジタルサウンドが交差したオープニングに ちょっと新鮮さを覚えるアップテンポのロックナンバー。全体的に爽やかサウンドを放出し、スカッとしている。 伸びやかなNOBのヴォーカルも印象的です。なかなかいい曲じゃないですか。
アルバムでは、タイトルもサウンドも一新して収録。オリジナルの持つ爽やかさが前面に出ていて、爽快なナンバーに仕上がっています。
5. N-edge Album Version
Written and Produced by CURIO
ポップに弾けるナンバー。ギターもうねりを上げていますね。 ただ、勢いだけで無理矢理持っていくような感じがするんだけれども。 まぁ、新しいCURIOらしさを確立するために、精一杯なんでしょう。この曲では、激しさとポップさを融合させたCURIOです。
よりソリッドになったアルバムバージョンは、CURIOサウンドがぎゅっと凝縮しています。いい具合に弾けているね。
6. リビング Album Vesion
Written and Produced by CURIO
ストレートなバラードナンバーです。 アルバムでは2枚のインディーズ盤に収録されているそれぞれの「リビング」を足して2で割ったような感じです。 柔らかく包みこんでくるピアノの音が、心地よいね。そして、アコースティックサウンドで進行しては、さらに温かみを増してくる。なんか、ほんのりほんわかといった感じです。
7. Dear My Friend
Written and Produced by CURIO
分厚い音をかましてくるノリノリポップなロックナンバー。 なんだ?この俗っぽいメロディといい歌詞はといい歌いまわしといい。結構激しいんだけれども、 CURIOのいいところを出しまくっている作品。なんだか、CURIO流の“ええじゃないか”的な歌だよね。
8. ginger Album Version
Written and Produced by CURIO
暴れっぷりがたまらないロックナンバー。もう勢い放出で弾けまくっている。 理由なんかいらない。答えなんかいらない。無我夢中になって音楽をやる。ただそれだけ。そんな印象だ。
アルバムではアコースティックバージョン?そんな始まり方に驚かされた。 でも、中に入るとロックサウンド爆発のナンバー。やっぱり、インディーズバージョンと比べると、 何処かしら淘汰されてしまった感じで、落ち着いてしまったかな。なんか残念だ。
9. Blanket
Written and Produced by CURIO
事実上、CURIOにとってラストシングル(しかも再びインディーズから)となった、 温かみ溢れるミディアムバラードナンバー。柔らかいNOBのヴォーカルとサウンド、 そしてノイジーなギターが不思議と心地よく聞こえる。まさに、ブランケットのような優しさやぬくもりが伝わってきます。 後半は、結構厚めに構えてきたりと、かっこよい仕上がりで聞かせてくれますね。
10. butterfly
Written and Produced by CURIO
イントロ無しで、アカペラ状態の入り。なかなかかっこいい始まりじゃないですかね? バリバリとギターをかき鳴らし、少々荒っぽい仕上がりのロックサウンドで。 そういうのが狙いなのかね、最後はもう荒々しくNOBが吼えています。今までの衝動ですかね。
●Best Album『BEST BANG!』● '02/12/18 release
CURIOにとって初のベストアルバムは、旧レコード会社から多分勝手にリリースされたものでしょう。ジャケットのメンバー姿は影だし。 それでも、CURIOを代表する曲が目いっぱい詰まっている。まさにベストな選曲で、シングル曲を完全網羅。 CURIOの輝かしい功績がこの1枚で早分かりです。やっぱり、エピック時代のCURIおは元気と若さに溢れていたんだよね。 それはシングル曲だけじゃなく、アルバム収録曲からもわかります。 もちろん、これ1枚でCURIOのすべてを知ることはできないけれども、入門編としては最適です。