album
●2nd Maxi Single『Big Bang Romance / 野宮真貴 loves m-flo』● '05/9/7 release
Big Bang Romance / 野宮真貴 loves m-flo
Written by m-flo *5th Album 「PARTY PEOPLE」 収録*
Big Bang Romance -トンガリニポポの極悪MIX-
Remixed by NIPOPO (TONGARI KIDS)
トンガリキッズのニポポがリミックスを手がけたトラック。って、これは反則オンパレードで笑わせてくれます。 ディープなトラックをベースに、「うー」とか「あー」とか、ため息も挿入させてきた。さらに、VERBALのラップをフェイドアウトさせてはニポポがラップを披露して、もう好き勝手やりたい放題。
Big Bang Romance -P&ART SASANOOOHA mix-
remixed by P&ART SASANOOOHA
いきなりクイーンの「WE WILL ROCK YOU」バリなビートをかます、「パンダと笹の葉」によるリミックス。 どっぷりと来たかと思えば、サビではドラムンベースに変身したりと、進化し続けるトラックですね。
●2nd Album『miss maki nomiya sings』● '00/7/20 ('19/3/20) release
pizzicato fiveのおしゃれ番長、野宮真貴がソロアルバムをリリース。pizzicato five加入前に1枚リリースしていたので、通算2枚目。 もうね、おしゃれ要素満載なんだよ。さすがは野宮さんだ。華麗に服を着こなすように、様々な曲を歌いこなしています。オリジナル作も、カバーも、見事なまでに野宮カラーに染まっています。 参加ゲストも豪華で、いつも愉快な小西さんはもちろんのこと、デビュー作にも携わった鈴木慶一!、テイトウワなどが参加。 さらには、チボ・マットの本田ゆかに篠原ともえ、ショーン・レノンといった面々も制作に参加。さらに、THE YELLOW MONKEYのヒーセなどなど、こうも豪華な面々が華やかに盛り上げるアルバム。 ゴージャス過ぎて、言葉が出ませんな。pizzicato fiveとはまた違った野宮真貴スタイルを味わうことのできるアルバムです。洋モノっぽい、おしゃれな仕上がりに感服です。
1. スターストラック star struck
詞:本田ゆか、ショーン・オノ・レノン、篠原ともえ 曲:本田ゆか、ショーン・オノ・レノン produced by 本田ゆか
チボ・マットの本田ゆかがプロデュースするナンバーは、デジタルサウンドとロックが見事に融合したアグレッシヴチューン。 さらには、楽曲にショーン・レノンと篠原ともえが参加した豪華な作品。野宮さん、相変わらず軽やかに歌い上げちゃうんだよね。 軽やかながら、濃い音とキュートなヴォーカルが不思議な化学反応を示す。
2. Baby
詞:野宮真貴 曲:テイ・トウワ produced by テイ・トウワ
テイ・トウワによる軽やかなダンストラック。チェンバロのような、ちょっと煌びやかな音とともに、2STEPのようなビートを絡めて聞かせてくれる。 野宮さんは、ここでも物怖じせず、堂々とした歌いっぷり。ちょっと早口ですね。
3. フィオレラ・ウィズ・ジ・アンブレラ Fiorella With The Umbrella
日本語詞:野宮真貴 詞/曲:アルマンド・トロヴァヨーリ produced by VIP 200
イタリア語の会話でおしゃれに決めた後は、エッジの効いたギターが味を出す軽快ロックチューンを展開。 キーボードの暴れっぷりもかっこいいね。間奏が華やかで、大盛り上がりだ。
4. ギンザ・レッド・ウィ・ウィ GINZA RED OUI OUI
詞:ロワソー・パトリック、イヴォン・ガイ 曲:佐藤健 produced by 倉光延行
映画のフィルムを映し出すような始まり。これまた、おしゃれ。チキチキとコーラスも入るおしゃれフレンチソングで、ここはもう、パリ? でも、銀座をテーマに、野宮さんが器用にフランス語を操るんだ。サビでテンポが変わって、なんだかショーレビューのようだ。
5. アリヴェデルチ・ア・カプリ Arrivederci a Capri
詞:野宮真貴 曲:フランチェスコ・モンテフィオリ produced by モンテフィオリ・カクテル
ちょっとエスニックな風味もありながら、ポップに聞かせてくれるアップテンポナンバー。 リズミカルで、近未来感とリゾート感を合わせたような。ちょっと不思議な世界が広がる。それでも、気兼ねなく、堂々とした歌いっぷり。所々でイタリア語も交えて。
6. 太陽の真下
詞:野宮真貴 曲:鈴木慶一 produced by 鈴木慶一
GS風な濃いギターがノイジーに響き渡るポップロックチューン。懐かしきも新しく、古臭さもおしゃれに仕上げる野宮さんの不思議な力で華麗な1曲に仕上がっている。 なるほど、鈴木慶一はこういう料理法にしましたか。ゴーゴーダンスも似合いそうな曲だな。
7. Nicola
詞:野宮真貴 曲:岩村学 produced by 岩村学
美しくドリーミングなハミングで始まる麗しのトラック。 おしゃれ要素満載のポップナンバーだね。アナログノイズも懐かしさを生む。イタリア語講座も繰り広げられる。
8. トップレス・パーティ Topless Party
日本語詞:野宮真貴 曲:ピエロ・ウミリアーニ produced by VIP 200
キーボードとともに華やかに踊るポップチューン。軽快に両手を振りながら、ダンスしてもかっこいいな。 とにかくキーボードが前面に出ては、野宮さんのヴォーカルと勝負。間奏の宴が楽しそうに伝わってくる。
9. マイ・ボサノバ My Bossa Nova
詞:野宮真貴 曲:フランチェスコ・モンテフィオリ produced by モンテフィオリ・カクテル
タイトル通り、まったりとボッサな感じでおしゃれに聞かせてくれる小粋なナンバー。 ピアノの音が前面に出ては、おしゃれに飾ってくる。サックスもセクシーに。
10. フィオレラ・ウィズ・ジ・アンブレラ (readymade 524 mix) Fiorella With The Umbrella
remixed by 小西康陽
これぞ小西節炸裂のリミックス。とにかくアグレッシヴにキャッチーさをぶつけてくる愉快痛快なトラック。 しかも、しばらくは会話で進行。野宮さんのヴォーカルがようやく出てきたら、極上ポップに花開く。
11. ハード・ラック・ウーマン Hard Luck Woman
詞/曲:ポール・スタンレー produced by HEESEY
THE YELLOW MONKEYのヒーセがプロデュースしたカバーナンバー。オールディーズな感じが、 逆におしゃれに仕上がって聞こえるのは、さすが野宮さん。結構、ざっくりとあっさりとした音だね。前曲のリミックスの派手さが一気に冷めた感じです。
●3rd Album『Lady Miss Warp』● '02/11/7 release
pizzicato fiveが解散してから初となる、野宮真貴のオリジナルアルバムは通算3枚目。 今作は、「野宮真貴、タイムマシーンに乗って世界中を駆け巡る」みたいなコンセプトのもと、野宮さん自身がコラボしたい相手とともに、とっても味のある曲を聞かせてくれる大作です。 槇原敬之やスピッツの草野正宗、CRAZY KEN BANDの横山剣やTRICERATOPS、SUPER BUTTER DOGや東京スカパラダイスオーケストラの面々が参加しては、 ポップ、ジャズ、ラテン、ハワイアンや骨太ロックなど、多種にわたるサウンドの旅へと連れてってくれる。 なんかもう、pizzicato fiveの音とはまったく別物で、本当に野宮さんが今やりたいことをやっているんだなぁと、楽しませてもらえるアルバムなんだよね。 こういうコンセプチュアルな作品でも、とってもおしゃれに映えます。さすがですよ。
1. INTRO「空港にて」
sound collage by バードン木村 (for studio Lean-two)
飛行機の音や子供の声とアンビエントなトラックで聞かせるイントロダクション。ここから野宮ワールドへ出発。 ちなみに、音素材は高野寛によるもの。
2. さよなら小さな街
作詞・作曲:槇原敬之 編曲:ラテンパニック! コモエスタ八重樫×パラダイス山元
なんと作詞・作曲が槇原敬之という大胆なコラボレーション。優しさ溢れるメロディラインで、作り手の色が出ているね。 しかも、アレンジがコモエスタ八重樫とパラダイス山元。ラテンフレーバーでポップに楽しく聞かせてくれるトラックを、野宮さんがとっても楽しく歌い上げます。
3. Never on Sunday
作詞:野宮真貴 作曲:草野正宗 編曲:松田“chabe”岳二
こちらも豪華だ。なんと作曲を担当したのがスピッツの草野正宗。彼らしい線の細いメロディを、まったりポップロックで仕上げてきた。 ちょっと切ないフレーバーを匂わせながら、野宮さんもおしゃれにまったりとした歌声を聞かせてくれます。
4. Paraiso
作詞:野宮真貴 作曲・編曲:倉光延行
ギターがメランコリックに鳴り響くラテンナンバー。伸びやかな野宮さんのヴォーカルと高野寛のコーラスが素敵なハーモニーを聞かせてくれます。 どっしりとした重みが無い分、ちょっと切なさ軽やかさで突き抜けてゆくような。
5. INTERLUDE#1「港にて」
sound collage by バードン木村 (for studio Lean-two)
船の音が心地よく広がるインタルード。旅に出たくなりますよ。
6. 上海的旋律
作詞:蓮水香 作曲・編曲:高野寛
ゆったりチャイニーズモードで聞かせてくれるミディアムバラードナンバー。どこかしら懐かしさ、ノスタルジックな雰囲気を出した高野寛のアレンジ業が光るね。 ナタリーワイズの斉藤徹也、ポラリスの坂田学、リトル・クリーチャーズの鈴木正人も参加して盛り上げる。ジャジーなテイストもあって、とってもおしゃれです。
7. 気分を出してもう一度
作詞:安井かずみ 作曲:加藤和彦 編曲:CRAZY KEN BAND
昭和のデュエットナンバーに、野宮真貴も挑戦。ちなみに、デュエット相手はCRAZY KEN BANDの横山剣ですよ。 これまた、渋くて濃い仕上がりなんだな。セクシーグルーヴィーなCKBのアレンジも言うことなしにかっこいい。
8. ワイキキ66
作詞:片寄明人 作曲・編曲:倉光延行
タイトル通り、ハワイアンサウンドでまったりと聞かせてくれるバラードナンバー。 作詞は片寄明人っていうのも面白いね。優しく音を届けてくれるギターの音がまたいいんだ。野宮さんの丁寧なヴォーカルも、心に響き渡ります。夜のシチュエーションがお似合い。
9. INTERLUDE#2「高速道路にて」
sound collage by バードン木村 (for studio Lean-two)
ちょっと不協和音的インタルード。ウネウネした感じで。
10. YOU ARE MY STAR
作詞・作曲:和田唱 編曲:TRICERATOPS
これまた見事なコラボレーションだね。TRICERATOPSの和田唱が作詞・作曲を手がけ、しかもTRICERATOPSのメンバーが演奏にも参加した骨太ロックチューン。 もう、どこをどう切ってもトライセラ節。しかも、野宮さんが歌っても、まったく違和感が無い。とってもかっこいいよ。
11. 塀までひとっとび
作詞:林立夫 作曲:小原礼 編曲:高野寛 & SUPOER BUTTER DOG
サディスティック・ミカ・バンドのカバーを披露してくれます。アレンジも豪華。 高野寛とSUPER BUTTER DOGがファンキーに聞かせてくれます。野宮さんと永積タカシのデュエットも、本家さながらにかっこよさを放つ。
12. INTERLUDE#3「宇宙ステーションにて」
sound collage by バードン木村 (for studio Lean-two)
宇宙的インタルードで。もう、別世界へワープ。
13. luna cruise
作詞:野宮真貴 作曲:川上つよし 編曲:川上つよし & GAMO (horn arrange)
アルバムの締めは、レゲエ/ラヴァーズロックな感じでまったりと。川上つよしはじめ、NARGOに北原雅彦やGAMOなど、 東京スカパラダイスオーケストラの面々も参加。とっても味のあるミディアムチューンで、アダルトムード満載。そうだね、宇宙遊泳な感じが出ているね。
●4th Album『Dress Code』● '04/7/7 release
前作「Lady Miss Warp」から約1年半。今作のテーマがディナーショーということで、おしゃれ感とともに、ゴージャス感も増した野宮真貴のオリジナルアルバム。 今作は、ユーミンやMarcos Valleのカバーなどもあり、よりシンガーとして徹している感じもあるね。そして、今回もゲストは豪華なんだ。川勝正幸や菊地成孔、有坂美香やSAIGENJIなどが参加。 また、m-floにlovesされた楽曲も、野宮真貴サイドからのアプローチで聞かせてくれます。何はともあれ、サウンドプロデュースを手がけた須永辰緒が、よりいっそう、おしゃれに飾ってくれた。 ゴージャス且つエレガントな野宮真貴を演出。アダルトムードたっぷりで、実にお美しいです。けれども、どこかしら守りな部分も感じるな。もうちょっと突き抜けてもよかったかも。
1. Mのブルース / duet with 山本領平
編曲:竹中俊二 <reception>作曲:竹中俊二 <Les Girls>作曲:Aiderbert <いちばん好きなもの>作詞・作曲:小西康陽
ムードたっぷり、ゴージャス感漂うオープニングチューン。まぁ、なんとエレガントなんでしょう。英語のナレーションがさらに盛り上げる。野宮真貴の登場。 山本領平とともに、軽快なスキャットを披露しては、おしゃれな空気をムンムンに漂わせる。色気もあって、さすがは野宮嬢。さらにボッサな雰囲気で、「いちばん好きなもの」を熱唱。
2. 手のひらの東京タワー
作詞・作曲:松任谷由実 編曲:太宰百合
松任谷由実のカバーナンバー。しっとりピアノをバックに、野宮真貴が美しく色を添える1曲。 なんともエレガントなアレンジで、ゆったりと音が増えてゆく。さすがのユーミンメロディが映えるアレンジで、野宮真貴もエレガントに光る。
3. Elegance Under War
作詞:菊池成孔 作曲:須永辰緒 編曲:太宰百合
作詞が菊池成孔で、作曲が須永辰緒というコンビ。これまた豪華。せっかくなら、アレンジも須永さんで聞かせて欲しかったかもね。 タイトル通りに、エレガントなサウンド。遠回しで反戦歌?おしゃれワールドも登場して、野宮真貴らしさが出ているね。クラリネットやフルートの音が、よりおしゃれ感を出す。
4. 歌う「おしゃれ手帖」
作詞:川勝正幸 作曲:須永辰緒 編曲:太宰百合
おしゃれ満載。こちらは作詞を川勝正幸が担当。ジャジー/ボッサなサウンドと優雅なコーラスを従えて、おしゃれに歌う野宮真貴です。
5. entre act
narration:Roderic Ross voice:VERBAL (m-flo)
ナレーション再び。かっこいいね。いいブリッジになっています。VERBALからの電話メッセージが次曲へつなぎます。
6. Cosmic Night Run ~Night at Nomiya Maki Show~ / m-flo loves 野宮真貴 & CRAZY KEN BAND
作詞・作曲:m-flo & CRAZY KEN BAND
m-flo lovesなナンバーを、野宮真貴サイドからのアプローチで。これまた、随分とアダルトムードで、おしゃれゴージャス。 ショーレビューなアレンジで、とっても高貴な薫りが漂います。剣さんの「いーね!」も、ちょっと浮き気味。完全野宮真貴サイドの曲になったね。
7. 森の恋人たち
作詞:野宮真貴 作曲:須永辰緒 編曲:太宰百合
フリューゲルホルンがオープニングからおしゃれに聞かせてくれます。野宮真貴自身が作詞を担当した、ゆったりナンバー。フルートの音も、 おしゃれな薫りを届けてくれるミディアムチューン。間奏の部分で、演奏に聞き入ってしまうんです。
8. Bridges
作詞:Fernando Brant 作曲:Milton Nascimento 編曲:太宰百合
イントロから弦楽がおしゃれに飾ります。美しい演奏にうっとりなんだけれども、それ以上が無いというか。 無難というか。歌は上手いし、演奏もとっても上手なんだけれども、もう1つ何かが欲しかった。 Milton Nascimentoのカバーチューン。原曲は反戦歌的な要素を含んでいるらしいということで、このチョイス、いろいろと考えちゃうね。
9. MAIS DO QUE VALSA
作詞・作曲:Marcos Valle, Paulo Sergio Valle 編曲:須永辰緒
Marcos Valleのナンバーを、ゆったりアコースティックボッサテイストで聞かせてくれます。 しかも、SAIGENJIがギターとヴォーカルで参加している所にも注目。心地よさを伴って、新たな野宮真貴の世界を聞かせてくれる。
●5th Album『PARTY PEOPLE』● '05/10/12 release
いつもおしゃれな野宮真貴さん。m-floを逆lovesしたシングル「Big Bang Romance」に続いて、ついにフルアルバムのお目見え。オリジナルアルバムとしては前作「Dress Code」より1年3ヶ月ぶり。 今作は、タイトルが示すように、パーティーチューンが揃っては、聞く者をとことん楽しませてくれる作品となっています。 先行ナンバーの「Big bang Romance」のm-floをはじめ、パンダと笹の葉や菊地成孔、タイから多国籍バンドの「Futon」など、国内外問わず多彩なアーティストを迎えての入り乱れた共演。 さらに、KISSの「I WAS MADE FOR LOVIN' YOU」とt.A.T.u.「Not Gonna Get Us」のカバーを披露してくれるとは、驚きですね。 テーマが1980年代のダンスとはいっても、その勢いが21世紀型にうまく合っています。でも、元気良過ぎるトラックで、少々疲れるかな。 前作のようなテイストもちょっとは欲しかったけれども、ノリの出た1枚であることは間違いない。初回盤は、これまた豪華なトールサイズのキラキラパッケージで。
1. PARTY GIRL
Lyrics:Maki Nomiya Music:Heigo Tani (Co-Fusion)
チキチキビートとともに、どこかしら懐かしさを出すトラックからアルバムはスタート。ちょっと淡々としたところは1980年代要素が出ているね。 しかも、ダサくなく、とってもおしゃれに聞かせてくれるところが野宮さんだよね。でも、終始同じテイストなんだ。山も谷も無い感じかな。
2. Big Bang Romance (with m-flo)
Written by m-flo
「Cosmic Night Run」でm-floの楽曲にクレイジーケンバンドの横山剣とともにlovesされた野宮真貴が、m-floを逆lovesしてシングルをリリース。 ソロシングルとしては、なんと1981年の「女ともだち」ぶり?トラックの方は、m-flo印のダンスポップチューン。濃さを出しては、ディープでドープなパーティーチューンに仕上がっています。 とっても弾けるナンバーは、pizzicato five時代を思い出させてくれるような、キャッチーさを放出でノックアウト。
3. 踊る「おしゃれ手帖」
Lyrics:Maki Nomiya & Masayuki Kawakatsu Music:P&ART SASANOOOHA
打ち込み炸裂のピコピコトラック。畳み掛けてくるビートに物怖じせず、野宮嬢が軽やかに歌い上げる。そして、軽やかに過ぎ去って行った。
4. I WAS MADE FOR LOVIN' YOU (with Dimitri from Paris)
Written by P. Stanley, D. Child & V. Poncia
KISSでおなじみの大ヒットナンバーをカバー。これまた、軽やかなエレポップに仕上がって、おしゃれに打ち込みを使用して聞かせてくれる。 添えるように歌い上げる野宮さんが上品に感じます。クライマックスでは、野太いコーラスが加わってきましたよ。
5. YAMATE LINE
Lyrics:masayuki Kawakatsu, Wolfgang flur / Yamo (former Kraftwerk member) Music:Yamo (Wolfgang flur / Stefan Lindlahr)
ちょっとフワフワした印象で聞かせてくれるポップチューン。 淡々と始まるけれど、サビに入るとカラッと晴れた感じに変身。キャッチーなメロディが耳を引く。ヴォコーダーヴォーカルもいい味を出しているね。
6. QUESTION GIRL
Written by futon
ちょっとロックよりなダンスサウンドで楽しませるトラック。全体的にウネウネしたビートが襲い掛かってきます。
7. Not Gonna Get Us (Performed by Oui Oui)
Written by Trevor Horn, Elena Kiper, Valerij Polienko, Sergej Galojan, Ivan Shapovalov
まさかt.A.T.u.の曲を野宮真貴がカバーするとはね。Oui Oui名義だけれども、おしゃれテイストは変わらず、軽やかな打ち込みビートとともに聞かせてくれる。 オリジナルの持つ緊迫感は無くなったけれども、それに通じる冷たさやかっこよさはあるよね。
8. Princess & Pronce Of The Frog
Lyric:Chuji Akagi Music:GEE & Satoshi idaka (GTS)
これまた1980年代エレクトロポップのカラフル感が出まくったナンバーですね。キラキラ煌びやかで極上ポップ。野宮さんのも伸びやかな歌声を披露。
9. HIGH (with 菊地成孔)
Lyrics:Futon Music:Futon
菊地成孔とのコラボレーションで聞かせてくれるバラードナンバー。コラボというよりかはデュエットですね。まったりムードでメロウに聞かせてくれます。 途中からはエッジの効いたギターが鳴り響いては、さらに中国語も披露。オリジナルは「Futon」というタイの多国籍バンドですから、不思議な空間が流れますね。
10. PARTY PEOPLE MEGA-MIX
Mixed by Toru Takahashi Additional Mix by TURBO (GTS)
その名の通り、このアルバムに収録されている曲を、メガミックス。スムースな流れで聞かせてくれます。
●EP『エレガンス中毒』● '08/2/6 release
1.
2.
1.
2.
年下の男 ~13 ans de differences
年上の男 ~13 ans de differences
JOY (Acid Disco Mix)
Twiggy Twiggy (Richard Cameron Re-make)
1. 年下の男 ~13 ans de differences
作詞・作曲・編曲・プロデュース:菊地成孔
菊地成孔プロデュースの2曲。こちらは年下の男ということで、淡々としたポエトリーリーディングなトラックで魅了してくる1曲。 バックのサウンドもおしゃれに、サックスがムードを出す。歌が始まると、おしゃれでなおかつ妖艶に聞かせてくれます。時に滑らかに、時にソリッドなギターもインパクトを出す。 再びポエトリーリーディングパート。よりロックなバックの音がかっこいいんだな。ラストは激しくギターーが暴れまくっている。とてつもないな。 インパクトを放った後は、サックスがおしゃれなムードを出して、いい感じに幕。
2. 年上の男 ~13 ans de differences
作詞・作曲・編曲・プロデュース:菊地成孔
チェンバロのような音を放って、これまたムードを出してくる。どこかしらフランスなイメージ。ポエトリーリーディングあり、 切々と語るように歌う野宮真貴の存在感が発揮されているね。麗しのひと時です。そして菊地成孔のサックスが響き渡る。まるで映画のようだ。
1. JOY (Acid Disco Mix)
作詞・作曲:Richard Cameron
ACID DISCOよろしく、魅惑のデイjたるビートの波に溺れてしまうきらめきのダンスチューン。 野宮真貴のヴォーカルにもエフェクトを加えて、ちょっと幻想的に聞かせる。どこかしら1980年代風でもあるし、新しい時代の先端を行くようなトラックでもあるね。
2. Twiggy Twiggy (Richard Cameron Re-make)
作詞・作曲:佐藤奈々子
名作「Twiggy Twiggy」のニューバージョン。程よいピコピコな音と、インパクトあるシンセの音をぶつけてきては、アグレッシヴさを出してくる。 にもかかわらず、おしゃれに聞かせるところがかっこいいんだな。
●Collaboration Album『MAKI-TAKAI NO JETLAG / 野宮真貴 フェルナンダ・タカイ』● '09/10/20 release
いつもおしゃれな野宮真貴と、ブラジルのバンド、Pato Fuのシンガー、Fernanda Takaiと共演した作品。全5曲とコンパクトなサイズながら、2人の魅力が詰まった作品になっております。 特に、Fernanda Takaiの日本語ヴォーカルは、愛嬌があっていいね。そんな2人の曲「Nagoya」から始まり、歌謡曲でいしだあゆみのチョイス。 さらにFernanda Takai在籍バンドPato Fuのカバー、pizzicato fiveのみんなのうた、ライブバージョンで聞かせてくれるボサノヴァの名曲日本語バージョンと、様々なアプローチの中でも、 2人の立ち位置がはっきりしていて面白い。優しく温かく、軽やかに聞かせてくれる作品です。
1. Nagoya
(Joao Donato / John Ulhoa / Fernanda Takai / Japanese Lyrics:Maki Nomiya)
エレクトロ歌謡曲と言わんばかりのムードたっぷりに聞かせてくれるエレポップチューン。 野宮真貴とFernanda TakaiのWヴォーカルが艶っぽく広がってゆきます。程よいピコピコ感と、どっぷりと聞かせてくれるベースの音がいい味を出してきました。
2. ひとりにしてね
(橋本淳 / 筒美京平)
いしだあゆみのカバーチューン。輝き出すキーボードと、程よいポップロックの感じがウキウキワクワクさせる。 古臭く感じさせないアレンジが生きていますね。Fernanda Takaiのヴォーカルも滑らかに。うーん、なんだかpizzicatofive時代を思い出させる野宮真貴です。
3. Saudade
(Fernanda Takai / Gerson Freire)
ムードたっぷり、ポルトガル語で聞かせてくれるPato Fuのカバーチューン。野宮真貴のポルトガル語も、様になっています。郷愁を感じさせますね。
4. メッセージ・ソング
(小西康陽)
pizzicato fiveのシングルナンバーをカバー。Fernanda Takaiのヴォーカルが、よりいっそうに温かさを生み出す。 アレンジがボッサベースだからか、温もりに溢れているね。まったり心地の良い気分にさせてくれる楽曲です。
5. Kobune Live (O Barquinho)
(Ronaldo Boscoli / Roberto Menescal / Versao:Ryosuke Itoh)
ライブバージョンで聞かせてくれるナンバー。ポップに弾けたサウンドながら、Fernanda Takaiも野宮真貴も、ヴォーカルをおしゃれに聞かせてくれますね。
●Self Cover Album『30 ~Greatest Self Covers & More!!!~』● '12/1/25 release
いつもおしゃれな野宮真貴が、ソロデビュー30周年を記念したアルバムを発表。って、もう30年も活動しているのか、すごいね。 今回は素直に歌いたいと思ったナンバーを数々のミュージシャンたちとコラボレーションで聴かせてくれます。その曲のほとんどはpizzicato fiveナンバーなんだけれども、 やっぱり彼女の歴史にとっては大きな存在なんですよね。参加ミュージシャンたちも豪華で、RIP SLYMEのDJ FUMIYA、MIYAVI、カジヒデキ、YOUR SONG IS GOOD、高橋幸宏、 鈴木慶一に曽我部恵一、コーネリアス、レキシ、ヒャダインなどなど、若手から大御所まで、多彩な顔ぶれ。どの曲もみずみずしさや新しさを加えて、遜色ない出来でいい感じ。 さらには新曲も収録。テイトウワのプロデュースと、これまた粋な感じですね。さらにポータブルロック時代の秘蔵音源ありと、盛りだくさんの内容で30周年を祝います。
1. マキのレキシ
Produced by レキシ
壮大なオープニング。野宮真貴士の歴史を振り返るトラックは、レキシのプロデュース。 野宮真貴のヴォーカルをサンプリングしては、クールに聴かせてくれます。「君をスーパースターにする」という小西康陽のスカウト話がやっぱり光りますね。
2. 東京は夜の七時
作詞・作曲:小西康陽 Produced by DJ FUMIYA (RIP SLYME)
おなじみ、pizzicato fiveの大ヒットチューンを、RIP SLYMEノDJ FUMIYAが軽やかにアップデートした小粋なダンスナンバー。 おしゃれで派手さを抑えめのハウストラックをクールに打ち放つ。なかなか、かっこいいんだな。いい味付けになっています。
3. 私の知らない私
作詞:野宮真貴/加藤ひさし 作曲:末光篤 Produced by TOWA TEI
CMソングとして書き下ろされたナンバーを、テイトウワプロデュースで新たにリテイク。ピコピコポップな軽やかテクノで、ウキウキワクワクなポップチューンに大変身。 作曲が末光篤というところに興味を覚えるけれども、ただ、CMバージョンでのアレンジで聞きたかったなぁ。
4. ベイビィ・ポータブル・ロック
作詞・作曲:小西康陽 Produced by Hyadain
8bit、ゲーセン、ピコピコサウンドで味付けされては、とっても華やかなヒャダインプロデュースナンバー。 弾けんばかりに打ち込んできては、楽しさいっぱいに広がります。なんでも、ピチカートマニアなヒャダインだそうで、彼の持ち味120%が発揮されたアレンジになっているね。
5. スーパースター
作詞・作曲:小西康陽 Produced by MIYAVI
オリジナルもかなり勢いがあったけれども、なんとMIYVIがプロデュースで、さらにかっこよく。 あの巧みなギター業で、まさしくロックンロールな1曲に生まれ変わった。イントロから、あのギターの破壊力にやられます。エッジが効いているのに、聞きやすいね。
6. スウィート・ソウル・レヴュー
作詞・作曲:小西康陽 Produced by DAISHI DANCE
美メロハウスでおなじみ、DAISHI DANCEが手がけたトラック。もうね、イントロから美しさが溢れんばかり。 安心して聞くことができますよ。サビ頭をマイナー調に仕上げてDAISHI DANCEの持つ切なさが醸し出されています。
7. マジック・カーペット・ライド
作詞・作曲:小西康陽 Produced by Cornelius
よりエスニック感を増したコーネリアス=小山田圭吾プロデュースナンバー。そこにしっかりギターを加えたり、 小山田圭吾自身のコーラスを加えたりで、なかなか濃厚な時間が流れる。
8. トゥイギー・トゥイギー
作詞・作曲:佐藤奈々子 Produced by 口ロロ
ちょっとえぐさも感じるディープなプログラミングを投入してきた口ロロ。どっぷりどっぷりとしたビートに映える野宮真貴のヴォーカル。 ただ、進行するにつれて、おしゃれ度を増していくね。ここはコトリンゴのピアノがいい味を出しているんだな。しかも、テンポも変わって、おしゃれじゃジーになったりと鮮やかだ。
9. 皆笑った
作詞:小西康陽 作曲:高浪慶太郎 Produced by Yukihiro Takahashi
高橋幸宏プロデュースナンバー。イントロのコーラスが入ってきて、あぁ、これはもう高橋幸宏だなと。いい感じにエレクトロなテイストを加えて、鮮やかさを聴かせます。 高橋幸宏もヴォーカルで参加。さらに権藤トモヒコや堀江博久が参加していて、鮮やかさを出してくるんだ。なかなかいい味付けだね。
10. ウサギと私
作詞:高橋修 作曲:鈴木慶一 Produced by WK1 (Keiichi Suzuki + Keiichi Sokabe)
ソロデビューアルバム「ピンクの心」に収録されているナンバーを30周年記念バージョンでお届け。 これがまた、渋くてディープで、とっても濃厚な1曲。鈴木慶一と曽我部恵一がプロデュースを手掛けている点も興味深いね。
11. 悲しい歌
作詞・作曲:小西康陽 Produced by ohashi Trio
名曲を大橋トリオがプロデュース。これがまた、ムードたっぷり。しっとりソングで、悲しさも倍増。 でも聞き入ってしまうほどに繊細かつ瑞々しいアレンジだね。ジャジーな味わい深さがアダルトムードを届けてくれます。そう、とにかくおしゃれなんだな。
12. メッセージ・ソング
作詞・作曲:小西康陽 Produced by Hideki Kaji
加地くんじゃないですか。打ち込みをドカドカと響かせながら、おしゃれでキラキラポップに仕上げてきたバージョン。 加地くん自身もコーラスで参加していて、華を添えてきました。爽やかで心地よさもある。なかなかいいね、このバージョンじゃ。
13. 陽の当たる大通り
作詞・作曲:小西康陽 Produced by YOUR SONG IS GOOD
YOUR SONG IS GOODプロデュースで、生まれ変わったナンバーは、より一層ウキウキワクワクな感じのポップなロックサウンドでお届け。 弾んだリズムと演奏で、楽しさ倍増。オルガンがいい味を出し、間奏ではブラスやギターが味をつける。
14. マキのヤボウ
Produced by レキシ
再びレキシプロデュースのトラック。うっとりアンビエントなトラックと野宮真貴の語りで魅惑のひと時。
Bonus Track. スウィート・ルネッサンス Performed by ポータブル・ロック
作詞:小西康陽 作曲:鈴木智文 Produced by Portable Rock
ボーナストラックで、ポータブルロックによりナンバーの蔵出し。派手目のシンセの音が瑞々しく響き渡り、 時代を感じさせます。この時から小西康陽の歌詞は、ひねりのあるラブソングを描いていたんだなぁ、と。清々しさもたっぷりのポップチューンです。
●Live Album『実況録音盤 野宮真貴、渋谷系を歌う。 Miss Maki Nomiya sings Shibuya-kei Standards』● '14/11/12 release
ビルボード東京で行われた野宮真貴のライブの模様を収録した作品。今回は、渋谷系のルーツを探るとともに、後世へ伝えたい渋谷系ナンバーを披露しています。 越路吹雪「チャンスが欲しいの」、尾崎亜美「マイ・ピュア・レディ」、松任谷由実「Hong Kong Night Sight」など、こういう曲もルーツに乙のかと、新ためて知る機会になりますね。 また、Cornelius「The Love Parade」、ORIGINAL LOVE「月の裏で会いましょう」、小沢健二「ぼくらが旅に出る理由」など、これぞなナンバーも野宮真貴らしいおしゃれテイストで聴かせてくれます。 MCでは楽曲説明や思い出話なども披露し、楽しいひと時を味わえます。
とってもクールでかっこいい、ジャッジなアレンジでM-1からスタート。拍手に迎えられてのスタート。とってもおしゃれに、特にベースの音の動きがクールだね。そんな感じでポップに花開く。
MCのM-2。今回のライブについて語ります。
続いて、CorneliusのカバーM-3。ヴォーカルが男性から女性へ変わっただけで、印象もガラリと変わってくるようだな。途中でデュエットになったりと、面白いステージですね。
MCのM-4。小山田圭吾との思い出話。たまに会うと、子供のお話をするそうで。そして次の曲の説明を。
渋谷系のルーツと言わんばかりのナンバーM-5。軽やかに、とっても大人っぽく聴かせてくれる。ただ、随分と淡々とした感じだね。サウンドはとってもおしゃれ。 大人ボッサなM-6。うっとりしたヴォーカル&サウンドがムードたっぷりに、会場に響き渡ります。
MCのM-7。会場についての説明。「私もお酒を飲もうかしら」と。そして、自分がプロデュースしたカクテルを注文。そのカクテルについての説明。
まったりテイストでM-8。とってもポップで可愛らしい野宮真貴です。華やかなステージですね。 バンドメンバー紹介のM-9。年齢まで紹介するとはね。 ここでバンドによる演奏タイムM-10。三木聡が監督を務めた作品のテーマ曲をじっくりと聴かせてくれます。いいね、おしゃれだね。そして、野宮真貴再登場で拍手喝采。
M-11。とってもおしゃれですね。瑞々しいサウンドで、伸びやかに広がる。
MCのM-12。野宮真貴からユーミンの名前が出てくるとは。そして、次曲についてもお話を。
由紀さおりのナンバーカバーのM-13。「はぁ」なんて、色っぽいんだな。そして、語りのパートもあって、なかなか乙だね。
M-14もMC。次の曲についての説明。
M-15は、イントロが「Close To You」でおしゃれなんですよ。どっしりサウンドの中でも、とっても丁寧で、ムードがありますね。 ORIGINAL LOVEのナンバーM-16も、とっても大人っぽく、野宮真貴らしい華やかさも出ていますね。いやぁ、とってもポップだ。
MCのM-17。田島貴男との思い出話を。そして、最後の曲についても。
ムードたっぷりな大人アレンジで聴かせてくれるM-18。ゆったりしているんで、歌詞の持つ意味がよく伝わってくるんだ。拍手喝采で幕です。
アンコールのM-19。次から次へとpizzicato fiveのナンバーを披露。ただ、短いんだよね、1つ1つが。一番程度なのが物足りない。でっも、完走した後は、大喝采。 そして、「またお会いしましょう」と。
●Cover Album『世界は愛を求めてる。 -野宮真貴、渋谷系を歌う。-』● '15/11/11 release
pizzicato fiveのヴォーカリストだった野宮真貴。ソロでもデビュー30周年を迎えて、まだまだ活躍しているおしゃれ番長が、新たな使命を背負って活動。 渋谷系を後世に伝えるためのカバーシリーズ「渋谷系スタンダード化計画」。渋谷系の歴史を紐解きながら、関わりのあるアーティスト、ミュージシャン、アートディレクターなどの楽曲をカバーです。 こちらは、その集大成とも言えるアルバム。これぞな渋谷系の名曲をアレンジして聞かせてくれます。いかにもな渋谷系アレンジ、おしゃれジャズ、ニューオリンズ風などなど、いろいろな試みもあって面白い。 なかなか面白いカバー集に仕上がりました。さらにゲストも豪華なんだ。Swing Out SisterのCorinne Drewery、村井邦彦、そしてカジヒデキなどとデュエットを聞かせてくれます。 とにかくもう、おしゃれなわけですよ。まさしく世界に愛を届けてくれる野宮真貴です。
1. 東京は夜の七時
作詞:小西康陽 作曲:小西康陽
ぶんぶんとベースが入って始まる極上ジャズのひととき。野宮真貴といったらpizzicato five。pizzicato fiveといったらこの曲ですね。 ビッグバンド風のジャズサウンドで、エレガントに聞かせてくれるバージョンが本当におしゃれ。時にピアノのみでしっとりと聞かせてくれたりと、この曲の可能性が計り知れない。
2. What The World Needs Now Is Love [Duet with Corinne Drewery from “Swing Out Sister”]
作詞:Hal David 作曲:Burt Bacharach
Burt Bacharachのナンバーをポップに。渋谷系な音なんだけれども、しっかりとおしゃれに奏でています。 そして、なんとこの曲をSwing Out Sisterのヴォーカル、Corinne Dreweryとデュエットを決めてくるという、この上ないコラボレーションですよ。とにかく豪華ですよ。
3. LOVE SO FINE
作詞/作曲:Tony Asher / Roger Nichols
かき鳴るアコギと弾むドラムの音がもう、渋谷系だね。とっても伸び伸び歌う野宮真貴。まるで自身の歌の如く、とってもお似合いのカバーとなっています。 とにかく音が華やかに弾んでいます。ブラスも温かくて強力なんだな。
4. 或る日突然 [Duet with 村井邦彦]
作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦
あの名曲も、渋谷系のルーツであるという解釈で、しっとりジャジーなバラードに仕上げてのカバーです。 しかも今回は、作者の村井邦彦とのデュエットで聞かせてくれるという、これまた豪華な仕様になっていますよ。渋い歌声に惚れ惚れ。まろやかに響き渡ります。
5. 中央フリーウェイ
作詞:荒井由実 作曲:荒井由実
まさか、この曲も渋谷系に括ってくるとは、思わなかったな。ということでユーミンですよ。新井由美のあまりにも有名な曲をまったりタッチのサウンドでカバー。 アコースティック系のバンドサウンドで、緩やかに。時にストリングスも入ってきては、華麗に映えています。
6. ドリーミング・デイ
作詞:大貫妙子 作曲:山下達郎
ナイアガラ・トライアングルのナンバー。 随分とウキウキワクワクな感じは、ニューオリンズ風。ピアノの弾け具合とオルガンの温かさをバックに、野宮真貴が伸び伸びと歌を聞かせてくれます。
7. オー・ハニー
作詞:中西保子 作曲:中西保子
渋谷系のグラフィックデザイナーでお馴染み、新藤三雄が在籍していたというバンドのナンバーのカバー。 曲がどうのうということよりも、人選での渋谷系の括りも無理矢理感がハンパないな。ウキウキポップな味付けで、弾けては聞かせてくれる心地よさがいいね。
8. ガラスの林檎
作詞:松本隆 作曲:細野晴臣
松田聖子の大ヒットナンバーですね。もう少女の様な歌声で、野宮真貴がカバーを披露です。しっとりピアノをバックに、感動路線のバラードへ。 演奏もヴォーカルも麗しいんだな。2番はバンドサウンドで、どっしりと味わいを出してきました。とにかくドラマです。さすがは細野晴臣ナンバー。
9. 音楽のような風
作詞:EPO 作曲:EPO
EPOのナンバーのカバー。ウキウキワクワク、おしゃれな渋谷系アレンジで、超絶ポップに聞かせてくれます。 古き良き時代感もあって、面白いカバーに仕上がりました。
10. ラテンでレッツ・ラブまたは1990サマー・ビューティー計画 [Duet with カジヒデキ]
作詞:/作曲:Double Knockout Corporation
パーフリですよ、パーフリ。これぞ渋谷系な感じだね。しかも、この曲を最後の渋谷系、カジヒデキとデュエットですよ。 とにかく爽やかでおしゃれに。2人おヴォーカルの味わいが似ていて、なかなか面白い。極上ポップに加えて、間奏でのアコーディオンの超絶おしゃれさにノックアウトだ。
11. パリの恋人/トーキョーの恋人
作詞:小西康陽 作曲:小西康陽
いつも陽気な小西康陽が観月ありさに提供したナンバーのカバー。どこをどう切っても、pizzicato fiveな色を出してきます。 野宮真貴ヴォーカルで、とても優雅でとってもおしゃれなカバーに。いやもう、本人の歌でしょう、みたいな印象が力強く押し寄せてきます。
12. ぼくらが旅に出る理由
作詞:小沢健二 作曲:小沢健二
パーフリの片割れ、小沢健二のナンバーを、アダルトフレーバーで色づけしたカバー。 元気いっぱいだったオリジナルとはかけ離れて、より味わいがしっかりと伝わってくる作品。おしゃれ、そして上品。じっくりじっくりと。後半に行くにつれて、味が濃くなってゆくね。
13. 世界は愛を求めている [“WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE”日本語ヴァージョン 訳詞:小西康陽]
日本語訳詞:小西康陽
日本語バージョン。やっぱり英語とは印象が変わってくるね。こっちのバージョンの方が、よりおしゃれに映えてくるのは日本語マジックかな。 小西康陽の手がけた日本語の力がすごいわけだ。
●Cover Album『男と女 ~野宮真貴、フレンチ渋谷系を歌う。~』● '16/8/31 release
「世界は愛を求めている」に続いて、再びカバーアルバムを発表した野宮真貴。「渋谷系スタンダード化計画」はまだまだ続く。 今回のテーマは「フレンチ」。とにかくおしゃれな野宮真貴が、さらにおしゃれに映える。なにせ、あのダバダバダな「男と女」のカバーなんですよ。 さらには、クレモンティーヌや鈴木雅之、久保みねヒャダの3人を従えたりと、なんか色々と面白い空気が漂っています。 ただ、ボーナストラックにpizzicato fiveナンバーの盆踊りバージョンが収録されているんだけれども、ちょっと今回じゃなくてもよかったんじゃないかな。いくらなんでも色が違いすぎる。 2枚組仕様の今作、Disc-2は、ライブ実況録音編。前作「世界は愛を求めている」のナンバーを中心に、pizzicato fiveメドレーまで、じっくりとライブの熱を聞かせてくれます。 それでいて、やっぱりおしゃれパフォーマンスが映えるんだな。
1. Prelude
(Spam Kasugai) 編曲:スパム春日井/坂口修
アルバムのオープニングはイントロダクション。フランス語のナレーションがまた、おしゃれなんだな。
2. 男と女 [en duo avec 横山剣 de クレイジーケンバンド]
(Pierre Barough/Francis Lai/訳詞:小西康陽) 編曲:スパム春日井/坂口修
今回のアルバムタイトルにもなっているダバダバダなフレンチポップをデュエットカバー。 そのお相手が、クレイジーケンバンドの横山剣というのも、とってもおしゃれで豪華なんだな。しかも、日本語詞を手がけているのが小西康陽というのがまた最強布陣だね。
3. 双子姉妹の歌 [en duo avec クレモンティーヌ]
(Jacques Demy/Michel Legrand) 編曲:スパム春日井/坂口修
ゴージャスなフレンチポップカバーとなりました。軽やかに歌い上げるのは、野宮真貴とクレモンティーヌ。 この上ない2人ですね。映画「ロシュフォールの恋人たち」のオープニングナンバーということで、この2人が彩りを加えてきます。
4. 渋谷で5時 [en duo avec クレモンティーヌ et avec 鈴木雅之]
(朝水彼方/鈴木雅之) 編曲:スパム春日井/坂口修
まさかの「渋谷で5時」を、野宮真貴、クレモンティーヌ、そして本家の鈴木雅之でカバー。 フレンチポップなおしゃれな味付けで、アレンジも渋谷系に近い軽やかさがあっていい感じだね。pizzicato five「万事快調」のアレンジを下地にしているとのこと。
5. 或る日突然 -Gainsbourg Version-
(山上路夫/村井邦彦) 編曲:スパム春日井/坂口修
ゲンズブール風の編曲で、よりおしゃれでゴージャスなアレンジに生まれ変わったカバー。 それにしても、イントロはCarpenters「Close to you」だよね。
6. ウィークエンド [en duo avec クレモンティーヌ]
(小西康陽/小西康陽/仏語詞:Clementine, Marcela Mitz) 編曲:スパム春日井/坂口修
pizzicato fiveのナンバーをセルフカバー。こちらはクレモンティーヌとのデュエット。 とってもゴージャスで、とってもおしゃれなひととき。オリジナルよりもバージョンアップな雰囲気がいい感じだね。
7. 男と女 -All Scat Version-
[en duo avec クレモンティーヌ、カジヒデキ et avec 久保ミツロウ、能町みね子、ヒャダイン]
(Pierre Barough/Francis Lai) 編曲:スパム春日井/坂口修
スキャットのみで聞かせてくれるバージョン。これがもう、おしゃれおしゃれでたまったもんじゃないね。麗しのひとときなわけですよ。 そこに、クレモンティーヌ、カジヒデキ、さらには久保みねヒャダのコーラスも加えてのゴージャスなバージョンに仕上がりました。でも、コーラス、あまり本人たちと気づかないなぁ。
8. 東京は夜の七時 -盆踊りVersion-
(小西康陽/小西康陽) 編曲:菊地昇二
どっぷりビートにお囃子を加えて、おしゃれに盆踊りなバージョン。もうちょっとストレートに盆踊りなアレンジにしてもよかったんじゃないかな。 まぁ、伊勢丹の屋上でのイベント用のものだしね。あくまでおしゃれに仕上げてきたんだろう。
9. スウィート・ソウル・レヴュー -盆踊りVersion-
(小西康陽/小西康陽) 編曲:菊地昇二
こちらもビートをメインに。EDMなテイストと盆踊り要素をミックスさせたハイブリッドバージョン。 ここまでくると、ちょっとカオスな感じだね。
Disc-2 《実況録音盤》
オープニングナンバーM-1は、代表曲をビッグバンド風ジャズカバー。拍手位迎えられてのステージで、おしゃれです。
MCのM-2。挨拶、そして今回のライブコンセプトについて語ります。
前作のメインカバートラックM-3。優雅に聞かせてくれます。とってもおしゃれだね。
MCのM-4。歌った曲についての紹介を。そして、次の曲の紹介も。
ピアノ軽やかで、ウキウキワクワク展開するM-5。野宮真貴のヴォーカルも伸び伸び、いきいきと。
MCのM-6。ライブのテーマについて。2015年のテーマは「フレンチ渋谷系」。
みんな大好き、フリッパーズギターのナンバーM-7。アコースティックなアレンジで際立つアコーディオンの音色。この音が入るだけで、一気にフレンチポップの世界ですね。
MCのM-8。フレンチ渋谷系のルーツについて語ります。
辺見マリのデビュー曲M-9。こんなおしゃれな曲がデビュー曲だったのか、という驚きと、うっとりフレンチの世界に引き込まれるナンバーですね。 曲紹介をしながらM-10。こちらも美しいムードたっぷりの世界。そして、メンバー紹介も。 ブリジット・バルドーのナンバーM-11は、高らかに歌声が響き渡る。 そして、ポップにM-12。まろやかさたっぷりに、響き渡ります。
MCのM-13。小西康陽について語ります。
そして、観月ありさのナンバーのカバーM-14。軽やかで伸びやかなヴォーカルがおしゃれに響き渡ります。
MCのM-15。ユーミンについて。
「私の好きなナンバー」ということでM-16。ゆったり聞かせてくれるカバーです。伸びやかに描かれる東京ですね。
MCのM-17。「還暦になってビルボードで歌う」が目標とは、すごいね。
曲紹介のもとM-18。日本語バージョンで、ピアノをバックにしっとりと。エンディングにぴったりなメロウなカバーです。歌い終わって拍手に包まれて。
手拍子に包まれてM-19。アンコールに応えては、pizzicato fiveのナンバーメドレーを。ものすごく激しいバンドサウンドでお届けだ。懐かしの「ロンパリ」、妖しさたっぷり「モナムール」は冒頭のセリフがおしゃれ。コーラスとともに温かい「ストロベリィ」。そしてポップな「12月24日」からの、「スィート・ソウル・レビュー」。いい盛り上がりのうちに終了です。
●Cover Album『野宮真貴、ヴァカンス渋谷系を歌う。 ~Wonderful Summer~』● '17/5/3 release
野宮真貴による「渋谷系スタンダード化計画」も大詰め。今回のカバーアルバムのテーマは、ズバリ「バカンス」。休みを楽しく過ごすとともに、渋谷系サウンドをお供に繰り広げます。 選曲も相変わらずおしゃれなんだな。Robin Wardに渡辺満里奈、吉村由美に竹内まりや、山下達郎にChappieなどなど。ただ、これを渋谷系に結びつけてしまうのも、少々無理矢理感もあるかな。 ボーナストラックのライブテイクはなかなかおしゃれだね。横山剣とGLIM SPANKYの松尾レミを迎えてのパフォーマンスが実に濃いんだな。
1. WONDERFUL SUMMER [feat. Smooth Ace]
作詞/作曲:Gil Garfield / Perry Botkin Jr.
とっても心地よい、リゾートサウンドだね。軽やかで麗しい野宮真貴のヴォーカルと、Smooth Aeのコーラスが織りなす時間。 オリジナルはRobin Ward。とってもゴージャスで、ワンダフルな夏となりました。
2. 大好きなシャツ [Duet with 渡辺満里奈]
作詞/作曲:DOUBLE KNOCKOUT CORPORATION
まさかの渡辺満里奈のナンバーを、まさかのご本人とデュエットを決めてくれるという、なんかとっても豪華な1曲。 渋谷系のアーティスト、フリッパーズギターの提供した曲は、時代を超えても全く色褪せないね。ジャジーでフレンチで、とにかくおしゃれに聞かせてくれます。
3. V・A・C・A・T・I・O・N
作詞/作曲:小西康陽
PUFFY吉村由美のソロデューシングルも、小西康陽のナンバーだったね。ということで、ヴァカンスモードたっぷりに。 ウキウキワクワクなアレンジで野宮真貴も軽やかに歌い上げます。渋谷系ロック、はたまたGSな味わいもおしゃれにこなしてしまうんだな。
4. 夏の恋人 [feat. Smooth Ace]
作詞/作曲:山下達郎
竹内まりやのナンバーを、ゆったりと聞かせてくれます。野宮真貴のヴォーカルも瑞々しさがっていい感じだね。 そして、おしゃれコーラス、Smooth Aceの力も大きいな。ゆったりと過ごすリゾートにぴったりのナンバー。
5. サマー・ガール [feat. Smooth Ace]
作詞:ささきひろと 作曲:かまやつひろし
GSでヴァカンス。懐かしいメロディラインを上品に歌い上げる野宮真貴と、Smooth Aceによるコーラスが彩りを加えて、爽やかに仕上げてくる。 ただ、この曲がどう渋谷系に結びつくのか、どこか無理矢理感が否めないんだな。
6. 真夏の昼の夢
作詞/作曲:大瀧詠一
大瀧詠一のナンバーを軽やかボッサタッチで。随分とお気楽な、リラックスした雰囲気がいい感じだね。ひねりで夏を演出。選曲も乙なんだな。
7. 七夕の夜、君に逢いたい [feat. Smooth Ace]
作詞:松本隆 作曲:細野晴臣
この曲のチョイスも、なかなか面白いな。Chappieもとい、森高千里が歌ったナンバーを伸び伸びと歌い上げる野宮真貴。 オリジナルよりも、どこか上品で、瑞々しさを増した感じかな。松本隆の作詞、細野晴臣の作曲がもう、完璧です。
8. 世界、西原商会の世界! ~ボッサ・ヴァージョン~
作詞:横山剣、西原一将 作曲:横山剣
選曲がもう、すごすぎる。横山剣の濃すぎる歌詞もなんのその、ムードたっぷりおしゃれカバー。 やっぱりボッサという音がいいよね。おしゃれでゴージャス、そして夢見心地な1曲に仕上がったカバーです。
『野宮真貴、渋谷系を歌う。 ~Valentine Special~』実況録音@モーションブルー横浜 2017年2月11日&12日
MCのM-9。横山剣と野宮真貴の楽しい会話。お互いのデビューのお話をしたり。
そして、横山剣のセルフカバーでM-10。「ウー!ハー!」の掛け声もさることながら、ヴォーカルとコーラスの融合がなんとも言えないくらいに豪華だね。そして、横山剣が伸び伸び歌い上げています。
MCのM-11。歌い終わっては、当時のお話を。17歳の頃に作った歌とのこと。そして、GLIM SPANKYの松尾レミを迎えてのトーク。
そして、pizzicato fiveのカバーM-12。これまた、クセのある濃い松尾レミのヴォーカルがいい感じに突き刺してきますね。この存在感、ハンパない。