album

1st Album『Ken'z』● '03/12/3 release

L⇔Rの黒沢健一が萩原健太とタッグを組んでユニットを結成。その名も「健'z」って、単純明快だね。 その中で披露されているのは、Paul McCartneyやBrian Wilsonのナンバー。しかも、萩原健太のギターと黒沢健一のヴォーカルのみというシンプルな構成でお届け。 2人とも、2人の、ミュージシャンに対する愛が溢れているね。 もうね、曲の世界をじっくりと味わえるシンプルスタイルがストレートに染み渡ってきます。曲の本質をついては、ひねりを加えず、曲の良さがそのまま伝わってくるね。 黒沢健一のヴォーカルも滑らか。時に聴かせてくれるハーモニーも実に温かく、ただ単なる企画ものでは終わらない1枚となりました。

1. VANILLA SKY

(Paul McCartney)

ゆったりアコースティックギターの音色と、滑らかな黒沢健一のヴォーカルが、味わい深さを伝えてきます。 途中には、口笛も登場。

2. MELT AWAY

(Brian Wilson)

高めの黒沢健一のヴォーカルが響き渡る。 しっとりと響き渡る中で、黒沢、萩原、両者の味わいがにじみ出てきます。

3. I JUST WASN'T MADE FOR THESE TIMES

(Brian Wilson)

深さの出たアコースティックギターの音色に乗せて、優しく柔らかいヴォーカルが響き渡ります。 アンビエントのようなテイスト。黒沢健一のヴォーカルが、眠気を誘うかのように、優しく伝わってきます。

4. BABY'S REQUEST

(Paul McCartney)

ざっくりギターの味が出たナンバー。 渋さ全開で、がっつりと聴かせてくれます。濃さが逆に気持ちよくなるね。 短い曲の中にギュッと魅力が詰まっています。

5. EVERY NIGHT

(Paul McCartney)

こちらもザラッとしたギターの音使いが気持ちいいね。 心地よさ全開で、軽快に。ハーモニーもいい感じに。後半の畳み掛けにうっとりとした世界へ。

6. HEART OF THE COUNTRY

(Paul McCartney)

弾むように軽快に。ダバダバスキャットも踊る。 その時のギターの音は、どっしりと。このメリハリがいい感じだな。

7. SO BAD

(Paul McCartney)

黒沢健一、ファルセットヴォーカルが登場。 一気に世界に引き込んできました。すごいな、うっとりとさせてくれるきらめきの世界だね。

8. JUNK

(Paul McCartney)

ちょっと暗めの音作りながらも、キリッとさせてくれるナンバー。 伸びやかで優しい黒沢健一のヴォーカルに包み込まれてゆくように。

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