album
●5th Album『Tattooed Smiles』● '18 release
ベルギーの2人組、Black Box Revelationの2018年の作品。全体的に押し寄せてくる渋い波。オルタナロックをこれでもかと言わんばかりに聞かせてくれる全10曲です。 とにかくヴォーカルが渋く、時にブルージーに聞かせてくれる。また、ゲストにSeasick SteveやRomeo Elvisを迎えたりも。 スパイスになるような曲が展開するね。とにかく、全体を通しては、しぶさの出たアルバムなのです。
1. kick the habit
Produced by Jan Paternoster
渋さの出たギターの音色。そこに重なるように、渋いヴォーカルで聞かせるミディアムロックチューン。 どっしりのっしり、一歩一歩着実に歩みを進めていくかのような印象の曲だね。湿り気のある空間の中を漂うように、君に依存している歌。
2. blown away
Produced by Jan Paternoster
湿り気のあるギターの音に心を奪われるミディアムロックチューン。伸びやかだけれども、どこか影のあるヴォーカルも心に突き刺してくるように。 そして、とてもしぶさがあって、かっこいいんだ。
3. mama call me
Produced by Jan Paternoster
ひねりを加えたイントロ。ギターのリズムとキーボードの妖しさがいい感じに混じり合う。 ラストはブルースかフォークか、そんなヴォーカルスタイルで訴えかけてきた。
4. bur-bearing heart
Produced by Jan Paternoster
ギターがジャカジャカと響いては、渋いヴォーカルが響き渡るミディアムロックチューン。 このヘビィなんだけれども、訴えかけてくる感じがUKロックな味わいもあって、なかなか乙なんだな。一方で、ギターソロのパートはちょっとUSぽく聞かせてくれる。
5. tattooed smiles
Produced by Jan Paternoster
ドカドカリズムのドラムとエッジを効かせたギターが印象的なトラック。サビでは一気に勢いを放出するかのように、ガツガツと音をぶつけてきた。 この潔さが気持ちいい、タイトルチューンでもあります。
6. lazy st.
Produced by Jan Paternoster
タイトルそのままに、だらっとした歌い方が響き渡るミディアムロックチューン。歌詞の内容も、部屋の中でだらだらしているみたいだね。 そういう音、ヴォーカル、歌詞を見事に表現してくるナンバーです。一方で、ラストのギターの音がかなりエッジを効かせてくるんだ。
7. damned body
Produced by Jan Paternoster
こちらも曲も渋さと曲のあるヴォーカルで魅了してくるようなミディアムロックチューン。 フックではコーラスも加わって、不思議テイストをかましてきた。妖しさも武器になる1曲。
8. built to last ft. Seasick Steve
Produced by Jan Paternoster
ファンクロックよろしく、おしゃれな味付けで始まるミディアムロック。懐かしさと新しさをミックスさせては、高らかに歌い上げるトラック。 この曲ではSeasick Steveが参加して、同じく渋いヴォーカルを聞かせてくれます。
9. yellow belly
Produced by Jan Paternoster
アコースティックな要素を出したブルースロックなテイストで、じっくりと聞かせてくれるナンバー。 とにかく渋くて、味わい深いな。沁みるね。
10. laisser partir ft. Romeo Elvis
Produced by Jan Paternoster
これまたクセのあるメロディで、じっくりと聞かせてくれるもんだ。 エッジの効いたギターがギュイ~ンと響き渡ると同時に、アコースティックベースのギターがざっくりとかき鳴る。 ここではRomeo Elvisがゲストとして参加して滑らかなフランス語ラップを聞かせる。