album

Indies 1st Album『Performation』● '01/7/24 release

DOPNG PANDAの初となるアルバムは、インディーズからのリリース。 1st Singleリリースから1年、ドーパンがさらに勢いを見せつける。 パンクロックといわんばかりに、ハイレベルな音をぶつけてくる。 ギター、ドラム、ベースの三位一体が、本当にたまらないね。 アレンジ、メロディ、そしてロックスター・フルカワユタカの才能の表れでもある歌詞もかっこいいじゃないですか。 ジャケットもいけてるし、もう全てがかっこいいんだ。やってくれるぜ、ドーパン。スピーディーでスタイリッシュ、迫力も感じられる。 インディーズならではの自由さも兼ね備えていて、かっこよすぎます。

1. Mayonnaise on my toast

music:DOPING PANDA words:yutaka

アルバムのオープニングは、疾走しまくりのパンクチューン。 人生とトーストをうまく絡めて聞かせてくれる。なかなかメロディアスでいい感じですね。

2. An oldster

music:DOPING PANDA words:yutaka

弾けた感じのナンバー。メロディやアレンジに親しみを持たせているね。 でも、歌詞の方は人生の導きとでもいうべきリリックになっています。

3. Broken Mirror

music:DOPING PANDA words:yutaka

ごり押しギター炸裂の痛快ナンバー。しがらみから解き放たれて、前へ進みだす歌詞がいいね。 メロディにも惹かれます。

4. Let me free!!

music:DOPING PANDA words:yutaka

疾走感のあるパンクチューン。駆け抜けるアレンジが面白さを感じさせる。 しかし、サビでは一変して伸びやかに決める。キャッチーなメロディと歌詞がうまくマッチしているね。

5. Dirty body

music:DOPING PANDA words:yutaka & hayato

疾走感と積極性のあるメロディが駆け抜けてゆく。 どこかしら実力派の印象もあるが、ちょっときざな歌詞がかっこいい魅力を出している。

6. Fine by me

music:DOPING PANDA words:yutaka

イントロ無しで、頭っからぶつけてきますよ。 全体的に、キャッチーな要素が出ていて、かっこよさもからめてくる。疾走して駆け抜けてゆきます。 なかなかいい曲じゃないですか。

7. Me, Dogs & Mother Mary

music:DOPING PANDA words:yutaka

シングル「Dream is not over」収録時のタイトルをちょっと変えて、アレンジも驚くほどに変身。 アコースティックギターを軸に、何気に聞かせてくれる仕上がりに。よりストーリー性が色濃く伝わってきますね。

8. Everything under the sun

music:DOPING PANDA words:yutaka

ちょっとネガティヴな歌詞をザッグリギターのかき鳴るアレンジとともに聞かせてくれる。 濃いながらに、スタイリッシュなところがドーパンだよね。

9. Oh my esperansa

music:DOPING PANDA

ギタープレイが炸裂するインストナンバー。ノリがあり、それでいてクールでかっこいいんだ。 キャッチーな部分もあって、魅力溢れるトラックです。ブラスも華を添えています。

Indies 2nd Album『PINK PaNK』● '02/6/7 release

DOPING PANDAにとって、インディーズで2枚目となるアルバムは、全6曲のミニアルバム。 前作「Performation」の勢いをそのままに、新たに仕掛けてくるドーパンマジック。 攻撃的なロックサウンドをベースに、ロックスターの古川がひねりを加えた歌詞を歌い上げる。 何気に、今作では聞かせる歌が多かったりしますね。 メロディの方も、クセになるというか惹きつけられる流れを汲んでいて、にくいんだ。 本当、全6曲というのがもったいないくらいに、ドーパンエキスが飛び散っています。 M-5「Ballad」では、日本語詞をじっくりと聞かせてくれるなどの試みもあって、ますます期待のかかるバンドだなと思わせてくれる。 ゲストにCubismo GraficoやNONA REEVESの西寺郷太が参加していたりも。

1. The way to you

Music:DOPING PANDA Lyric:Yutaka Furukawa

前作の勢いをそのままに、DOPING PANDAのさらなる魅力を放出するチューン。 やけにメロディアスになっていて、聞かせる仕様だよ。かっこいいぞ、ドーパン。 歌詞はこれまた、君一筋で、随分とくさいよね。でも、そこがロックスター古川なんです。

2. Tabloid Pub Rock

Music:DOPING PANDA Lyric:Yutaka Furukawa

畳み掛けるような弾けるリズムに、メロディアスな曲が流れるアップテンポの痛快チューン。 アルバムタイトルを歌詞の中に織り交ぜています。短い時間の中に、様々な要素があって、おもしろすぎる。 後半のギターが聞かせてくれるね。

3. Transient Happiness

Music:DOPING PANDA Lyric:Yutaka Furukawa

打ち込みテイストで、ちょっとダンサブルに仕上がったピコピコナンバー。 その中にドーパンの持つかっこいい要素が詰まっている。エッジの効いたギターも、かっこよく刻んできます。

4. Don't stop your melodies

Music:DOPING PANDA Lyric:Yutaka Furukawa

ロックスター古川の持つセンスが発揮された、ストーリー性のある歌詞に注目の1曲。 曲の方も、駆け抜けていく中に、ポイントポイントでツボを抑えてくる。Bメロの中盤とかがいいよね。 これは、サビでみんな一斉にジャンプだよ。

5. Ballad

Music:DOPING PANDA Lyric:Yutaka Furukawa

まさかのアコースティックギターが鳴り響くミディアムテンポのトラック。 タイトルそのままに、バラードのような仕上がりで、美メロですよ。かつ、日本語の歌詞で仕上げてきた。 聞かせてくれるよね。なんと、ゲストコーラスに、NONA REEVESの西寺郷太が参加しています。

6. Candy House

Music:DOPING PANDA Lyric:Yutaka Furukawa

ヴォーカルに広がり感があって、なんかロカビリーを彷彿とさせるね。 ヘビィなサウンドの中にも、聞かせるメロディで、これぞドーパンと感じさせる。 いろいろな面を覗かせては、この先の展開が楽しみになる1曲。突き抜ける感じがとってもいい。

Remix Album『Remixies for 3years』● '03/9/19 release

DOPNG PANDAの初リミックスアルバム。ななななんと、たった3000枚の限定生産で、プレミア間違いなしの1枚です。 インディーズ時代の代表ナンバーを、CUBISMO GRAFICO、YOUR SONG IS GOOD、HALFBYがそれぞれリミックスを担当。 リミキサー陣が何気に豪華だったり。さらにはドーパン自らもリミックスを担当。全4トラックというのがもったいないくらいの変身術。 インディーズ時代のパンキッシュ溢れるナンバーが、クラブよりのサウンドで新たな魅力をまとってきました。 なるほど、デジロックへの前哨戦とも言えそうだね。

1. GAME (cbsmgrfc super mix)

remixed by CUBISMO GRAFICO

CUBISMO GRAFICOによるリミックス。ポップなサンバテイストを振りまく極上リミックス。 ドーパンのトラックが、よりダンサブルに。より陽気で楽しくなったね。もう、お祭り騒ぎもいいところだ。

2. Tabloid pubrock (tabloid pubrock is good mix)

remixed by YOUR SONG IS GOOD

YOUR SONG IS GOODによりリミックスは、おしゃれ要素満載で軽快に聞かせてくれます。 しかも、インストになっちゃった。途中でコーラスが入ってくるけれどね。

3. Let me free (dp mix)

remixd by DOPING PANDA

DOPING PANDA自らが手がけたリミックス。どっぷりとしたビートをベースに、 グルーヴィーに変身した印象を受けます。

4. Candy house (mod the halfby mix)

remixed by HALFBY

HALFBYによるリミックスは、彼のキャラクターを前面に出したカラフルポップでキュートなトラック。 愉快痛快に弾むビートにやられます。

Indies 3rd Album『WE IN MUSIC』● '04/5/5 release

DOPING PANDAの通産3作目となるフルオリジナルアルバム。 パンクやロックにとらわれず、今作もドーパン流ロック爆発ですね。 ロックスター古川のソングライティングもとより、ヴォーカルやギタープレイも圧巻の曲が勢ぞろい。 頭のナンバー「Introgical」から、目が離せない、聞き逃せない。 1st Albumの頃のような勢いが、今作ではより成熟した攻撃的サウンドで聞かせてくれる。 歌詞がまた、時にストレートだったり、考えさせられたり、器用に言葉を持ってくるなぁ。 素晴らしいよ。とにかく勢いが凝縮しているんだよね。初回版は2曲のPvやミニドラマを収録したDVD付。こちらも必見ですよ。

1.

2.

初回特典DVD

START ME UP

LOVERS SOCA

1. Introgical (we in music)

music & words by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA, Syuta-low Tagami & Tsutomu Oikawa

いきなり4つ打ちのビートが炸裂するトラック。 呼び込みのごとく、自己紹介的な挨拶ナンバーで、コールアンドレスポンスも決まる。 後半からは本領発揮のロックチューンに大変身。イントロダクションからつかみはOKですね。

2. Start me up

music & words by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA, Syuta-low Tagami & Tsutomu Oikawa

疾走感たっぷりに聞かせてくれるロックチューン。 ロックスター古川の言葉に勇気付けられるかのような前向きの歌詞が、激しいサウンドに乗せて届けられる。かっこいいぞ。

3. Mr. Superman

music & words by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA, Syuta-low Tagami & Tsutomu Oikawa

頭からかき鳴るギターにしびれる。ちょっと早口で攻めてくる。 そして音がガツンと爆発しては、たたみ掛けてくる。もう、かっこよすぎですね。 これまた、にくい歌詞を書くスーパースターに脱帽。

4. Uncovered

music & words by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA, Syuta-low Tagami & Tsutomu Oikawa

4つ打ちビートがたたみ掛けてくるデジロックチューン。 ウネウネする空気をシャープに刻むギターの奇妙な反応がかっこいい。これがドーパンの進化形だ。サビのファルセットがまたいいね。

5. Party song

music & words by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA, Syuta-low Tagami & Tsutomu Oikawa

ミディアムチューンで、ちょいと落ち着いた雰囲気で聞かせてくれる。 タイトルから弾けた曲かと思ったら、意外とじっくりと聞かせてくれるナンバー。

6. Lovers Soca

music & words by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA, Syuta-low Tagami & Tsutomu Oikawa

小粋なリズムが夏のリゾート感を出すアップテンポナンバー。 ドーパンの夏、到来。おしゃれな味付けで、かっこいい音を聞かせてくれる。 タイトル通りに、ソカテイストも取り入れた陽気なトラック。

7. Interlude

music & words by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA, Syuta-low Tagami & Tsutomu Oikawa

ギターがザックリザクザクかき鳴るインタルード。 バンド特有の攻撃的な面は潜め、ちょっとポップな味付けで。流れるように次曲へと突入する。

8. Turn of the silence

music & words by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA, Syuta-low Tagami & Tsutomu Oikawa

アグレッシヴに攻めてくる、アッパーなロックチューン。 ところどころでリズムが変わり、ドーパンが仕掛けてくる。テクニシャンな面も見せるね。 スモーカーが主人公で、君と別れなくては、という思いを吐露しています。

9. DHA-DHI-DHA

music & words by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA, Syuta-low Tagami & Tsutomu Oikawa

タイトルがもう、軽快だからね。本編も、うまいことノリの出たロックチューンで、聞かせてくれる。 時に激しく、時に落ち着いた雰囲気もあっていいね。

10. Stairs

music & words by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA, Syuta-low Tagami & Tsutomu Oikawa

どっぷりとしたビートを取り入れたミディアムナンバー。メロディもしっかりと聞かせてくれる。 ちょっと味のあるトラックで、ざっくりギターと力強いサウンドが、歌詞の真っ直ぐな気持ちを表しているかのようだ。

11. One foot out my life

music & words by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA, Syuta-low Tagami & Tsutomu Oikawa

アルバムのラストは、ドーパンの本領発揮といわんばかりの疾走感溢れるロックチューン。 かき鳴るギターと攻撃的なドラム、力強いビートが重なって、アッパーな音を聞かせてくれる。 今、そこにある現実から1歩踏み出してみろと、背中を押してくれる。

[初回特典DVD]

こちらへ→☆☆☆

Mini Album『High Fidelity』● '05/4/13 release

DOPING PANDA、インディーズから活動の場を移し、ついにメジャー進出。その挨拶代わりとなる全5曲のミニアルバムをドロップ。 全体的にピコピコデジタルビートに乗せて、ギュインギュインとギターがかき鳴るデジロックチューンなどを聞かせてくれる。 これがドーパンの現在進行形なんだ。ロックスター古川の熱い思いの詰まった5曲にノックアウトされること間違いなし。 これからも勢いを増すだろう、これからがどんどんと楽しみになってくる。

1. YAYA

written by Yutaka Furukawa produced by DOPING PANDA, Osamu“SHU”Imamoto arranged by DOPING PANDA

インディーズからメジャーへ。DOPING PANDAがお送りするエンタテインメント。 勢いに乗せたパンクロックで、昇天させるナンバー。キャッチーなフレーズとともに、巧みな言葉で仕掛けてくる。 ロックスター古川がかっこいいね。

2. Judgment

written by Yutaka Furukawa produced by DOPING PANDA, Osamu“SHU”Imamoto arranged by DOPING PANDA

かき鳴るギターに身をゆだね、疾走するロックチューン。話しかけるように、 挑発するようにロックスターが言葉をぶつけてくる。でも、内容は一歩前に進めみたいな、背中を押してくれる歌です。

3. Hi-Fi

written by Yutaka Furukawa produced by DOPING PANDA, Osamu“SHU”Imamoto arranged by DOPING PANDA *1st Album 「DANDYISM」 収録*

4. Take me your paradise

written by Yutaka Furukawa produced by DOPING PANDA, Osamu“SHU”Imamoto arranged by DOPING PANDA

レゲエ、スカビートを聞かせてくれる軽やかな小粋チューン。歌詞の方も、ラブソング。君に夢中。 リズミカルでポップでキャッチーで。ちょっとまろやかドーパンといった具合ですね。

5. Just in time

written by Yutaka Furukawa produced by DOPING PANDA, Osamu“SHU”Imamoto arranged by DOPING PANDA

コーラスの合わさったパートからスタート。随分と鮮やかなドーパンですな。 本編も、ちょっとジャジーテイストを垣間見せるかっこいい曲に。なんだかメロディアスで、ロックスター古川の手腕が発揮されているね。

Mini Album『High Pressure』● '05/8/31 release

ミニアルバム「High Fidelity」に続けて、早くも届けられたミニアルバム。今作も熱い5曲のトラックが収録されています。今作では、よりドーパンの力を発揮している熱いナンバーから、じっくり聞かせてくれるナンバーまで、様々なトラックを手がけ、ロックスター古川の幅の広さが伺える1枚。 プレッシャーもなんのその、前作とはまた一味違ったHighな感じで虜にさせてくれる。 初回版は、リキッドルーム恵比寿で行われたライブから2曲を収録したボーナスディスクが付いています。熱いライブ、こちらも聞き逃せない。

1. Naked

written by Yutaka Furukawa produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto arranged by DOPING PANDA

かき鳴るギターと疾走感溢れるサウンドで突き抜けるロックチューン。 君を想う歌なんだけれども、意外に爽やかに仕上がっているね。でも、いかにもドーパンな雰囲気が伝わってきます。

2. The Fire

written by Yutaka Furukawa produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto arranged by DOPING PANDA *1st Album 「DANDYISM」 収録*

3.Selfish Morning Anniversary

written by Yutaka Furukawa produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto arranged by DOPING PANDA

目覚ましのベル、そしてロックスターが「起きてよ」と囁いてスタート。 ミディアムテンポの軽やかなナンバー。君と迎える朝、少しわがままでもいいじゃない。こんな朝を迎えてみたいなと思わせてくれる1曲。

4. sea side club music

written by Yutaka Furukawa produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto arranged by DOPING PANDA

抑え目ながらに軽やかなトラックで聞かせてくれるミディアムナンバー。 久しぶりに日本語を交えて。ちょっと囁くようなロックスターの歌い方、これで夏の雰囲気を出しているのかな。

5. Riot Against The Conrol

written by Yutaka Furukawa produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto arranged by DOPING PANDA

ノイジーなギターがかき鳴り、暴れまくるアップテンポのロックチューン。 反逆の精神というか、抑え込まれてたまるかみたいな勢いが出ているね。かっこいい、これぞドーパンロックだね。

DISC-2

1. GAME

自己紹介をして、疾走するロックサウンド。大盛り上がりの観客。 歌の合間に自己紹介したり、話術も巧みなロックスター。こりゃ、盛り上がらないわけないね。 これもドーパンの魅力なのです。

2. Hi-Fi

力強いビートと観客の手拍子が合わさった。こちらもロックスターが観客を煽って盛り上げる。 間奏のギタープレイもかっこいいね。

1st Album『DANDYISM』● '06/4/5 release

DOPING PANDA、約2年ぶりとなるオリジナルフルアルバムは、メジャーに移籍してから初めてだね。どこを切ってもドーパン節炸裂のロックスピリッツ満載な作品。 前作「WE IN MUSIC」のようなデジロックをベースに、ポップでキャッチーなエレクトロでハード、リズミカルでクールなトラックが勢ぞろい。 聞かせるバラードもあり、グッと来てしまう。 ロックスター・古川の才能も恐るべしだ。初っ端から勢いを出しまくり、段々と抑えてゆくアルバムの流れもなかなか。 まさしくダンディズムを感じさせる1枚となっております。 初回版は、メジャーになってから制作されたPV3曲と、シングル「MIRACLE」初回版DVDに収録されていたミニドラマの続編を収録。 こちらも見逃せません。特にメンバーの演技が。

1. High Pressure

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto

激しい息遣いからスタート。ナレーションも挿入して飾るオープニングチューン。 デジタルビートで盛り上げるトラックだね。でも、アルバムのイントロダクションに過ぎないなんて、もったいない。

2. Introck

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto

激しく弾ける爽快痛快疾走ロックチューン。どこかしら初期の頃のドーパンを彷彿とさせる、 勢いのあるナンバーだね。ギターが吠える、ドラムが暴れる、ベースが畳み掛けてくる。

3. Blind Falcon

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto Strings arrangement:Yutaka Furukawa, Takumi-Cromagnon (Cro-magnon)

軽やかなイントロ。そのテイストで来ると思いきや、Bメロで次第に盛り上がりに拍車がかかり、 サビでうまい具合に爆発。メロディもキャッチー、さすがはロックスター。いいメロディ作るね。 サビのファルセットもかっこよく、何気にストリングスも入ってきては効果的に聞かせ、盛り上げている。 歌詞にあるように、大空を自由に飛び回る感じがあって、聞いていて気持ちがいいね。

4. MIRACLE

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto

DOPING PANDA、メジャー1st Singleでもあり、メジャー1st Albumからの先行シングルでもある、 デジタルビート炸裂のダンスロックチューン。これぞドーパン。ロックスター古川が英語詞を淡々と畳み掛けてきては、 サビからは動きのある変化を見せ、見事に盛り上がりに拍車がかかる。 キャッチーなメロディとぶれないかっこよさが、この曲の魅力だね。DOPING PANDAの次なる可能性を示す1曲。

5. The Fire -Alarmix-

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto

メラメラ燃え滾るDOPING PANDA流デジロックチューン。 一筋縄に行かない、いろいろな要素を持ち合わせて楽しませてくれますよ。これは、ただ単なるデジロックじゃないね。 ロックスターがセンスを出しまくっては、聞く者を虜にさせる。

アルバムでは、ミックス名通りにアラームが鳴りまくってのスタート。音も1つ1つがクリアになった気がする。

6. Get You

written by Yutaka Furukawa music wriiten by DOPING PANDA arranged by DOPING PANDA produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto

会話からスタート。そして、軽快なサウンドでお送りするロックチューン。 駆け抜けては、サビで一気に爆発。君をどうしても手に入れたいという主人公の気持ちが、音に表れていますね。 それでもかっこいいドーパン。間奏の会話なんて、アメリカのハイスクールみたいだ。

7. Moralist

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto

落ち着いた雰囲気の中で、軽やかな演奏を聞かせるポップロックチューン。 そして、サビではザックリと鮮やかな変身を遂げる。さすがはロックスター。 メロディアスで聞きほれてしまうね。この言葉選びもなかなかありませんね。

8. Hi-Fi

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto

デジタルビートに乗せて勢いを出してきたDOPING PANDA。 随分とキャッチーな仕上がりで、それでいてクールに仕掛けてくる。 ストレートなドーパン流ラブソング。なるほど、君が踊りたいが故のダンスチューンだな。踊れるロックで、 さらに勢いを増す。

9. I'll give (this happy time for you)

written by Yutaka Furukawa music wriiten by DOPING PANDA arranged by DOPING PANDA produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto

随分と弾んだリズムでポップに聞かせてくれるイントロ。 そこから落ち着いた雰囲気を放ちながら歌うロックスター古川。 クールなミディアムチューンで、幸せな時間を楽しもうという気持ちが表れています。

10. Snow Dance

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto Strings arrangement:Takumi-Cromagnon (Cro-magnon)

ドーパンがじっくり聞かせてくれる。クールなミディアムバラードチューン。 激しいイメージを払拭して、じっくりとした世界が広がる。冬の静けさが逆にセクシーに聞こえるマジック。 かっこいいね、ドーパン。そして、美しく彩るストリングスも綺麗です。

11. Tell Me My Speaker Box

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto

巧みなピアノの旋律で飾るミディアムナンバー。じっくりとした展開から、サビで一気に弾ける流れ。 でも、抑え目な感じがまた、ちょっとうずうずさせる。やっぱり、この曲でのポイントはピアノの音かな。 壊れてしまったであろうスピーカーボックスを思う歌です。

12. Teenage Dandyism

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA produced by DOPING PANDA, Osamu“Shu”Imamoto

アルバムのラストを飾るのは、これぞドーパンといえる弾けたロックチューン。 F.I.しては、軽やかに音が鳴り響く。歌詞の方も、ストーリー性があって、おもしろいね。 最後はみんなで合唱コースで。最後まで聞き逃せない展開で、かなりダンディズムな1曲。

[DISC 2:DVD]

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Mini Album『High Brid』● '07/6/6 release

シングル「Can't Stop Me」に続いて、約4ヶ月ぶりにリリースされるのは、 3枚目となる「High」シリーズ。全5曲、どれを取ってもまさしくドーパンなサウンドを聞かせてくれる。 特に、リードトラックでもある「I'll be there」のキャッチーさとデジタルロックの融合は、 まさしく今のドーパンを表す楽曲ですね。前作シングル「Can't Stop Me」の反動からなのか、 とにかく勢いで攻めてくる。 さらに、豪華に初回限定盤も用意されています。 メンバーが収録曲を全曲解説。さらには、あのショートムービー第3弾も収録したDVDの付いた2枚組み仕様。 これは見ないと絶対損だね。

1. Hybrid breeder

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

ミニアルバムのオープニングを飾るアグレッシヴなアップテンポチューン。 タイトルがアルバムタイトルとリンクしているから、勢いを曲だけでなく、言葉やヴォーカルからも感じるよね。 ほどよいピコピコ感とうねるギターの音とのからみが、実にかっこいい1曲。 珍しく、前半は英語詞で、後半で日本語詞をからめる構成が面白いね。

2. I'll be there

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA *2nd Album 「Dopamaniacs」 別バージョン収録*

3. shine

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA Strings & Brass arrangement by Gabriele Roberto

なんかびっくり。いきなりストリングスを響かせるんだもん。 DOPING PANDAも新しい要素をガンガン出してきては、驚かせてくれる。 本編は、しっとり目で展開するミディアムロックチューン。それでいてメロディアス。ロックスターが麗しの旋律に仕上げてきました。

4. Always away

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

これぞドーパンな弾けた1曲。とにかく音が楽しさを訴えてくる。 ロックスターも実にいろんな面を見せるヴォーカルで楽しませてくれる。サビも実にキャッチーに攻めてくるよ。

5. It's my life

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA Strings & Brass arrangement by Gabriele Roberto

ミディアムテンポのロックチューン。ブラスが華やいでは、ちょっと落ち着いた様子で淡々と歌うロックスターが印象的だね。 ただ、ヴォーカルとバックの音とちょっと温度差を感じるかな。かっこいいんだけれども、うまくギャップが縮まらないところが惜しい。

[DISC 2:DVD]

こちらへ→☆☆☆

2nd Album『Dopamaniacs』● '08/3/12 release

DOPING PANDA、メジャーでの2枚目となるフルオリジナルアルバムは、前作「DANDYISM」から、実に約2年ぶり。 よりダンサブルで、より攻撃的なサウンドを仕掛けてくる1作です。インディーズの頃のようなパンク要素の曲はあるけれども、 デジロックのような打ち込み系サウンドを駆使したアグレッシヴな曲を中心に聞かせてくれます。 常に進化するドーパンがここにある。 オープニングからノックアウトさせられるね。リードトラックの「nothin'」や、 先行で発表された「Crazy」、「I'll be there」など、キャッチーさと勢いを組み合わせた楽曲で迫ってきますよ。 特に、「I'll be there」から「Call my name」への流れなんかは最高。2曲で1曲の仕上がりだよね。 こういう遊び心もあって、よりドーパマニアックなアルバムとして昇華していったわけですよ。 何はともあれ、ロックスター、かっこよすぎます。ただ、シングル「Can't Stop Me」の見送りは残念だな。 初回版は、CD-ROM付きの2枚組み仕様。ドーパンのオリジナルゲームを楽しむことができます。

CD-ROM

DOPAMANIACS

1. A.O.D. (anthem of dopamania)

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

アルバムのオープニングを飾るイントロダクションは、このアルバムのテーマソング? テイストとしては、アルバムに未収録となってしまったシングル「Can't Stop Me」のテイストだよね。 程よい打ち込みと軽やかギター、そこにナレーションがおしゃれに加わる。さぁ、ドーパンワールドが始まるよ。

2. nothin'

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

アルバムからのリードトラックは、バリバリのビートとうねりを上げるギターから、 ドーパン街道まっしぐらのデジタルロックチューン。アッパーな勢いとともに、疾走してゆく。 サビを敢えて女性コーラスに任せるところに、工夫を感じるよね。それでいてキャッチーに仕上げてきました。

3. I'll be there (connected to next ver.)

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

ミニアルバム「High Brid」からのリードトラックは、これぞドーパンを聞かせてくれるデジロックチューン。 バリバリの打ち込みサウンドに、エッジの効いたギターが彩りを加えては、セクシーだったりかっこよかったり。 さすがはロックスターだね。そして、静と動を使い分けては、どこかしらトランシーな要素で盛り上げる。にくい演出だよね。

アルバムでは、パワーアップしてちょっと強力なバージョンで聞かせてくれます。なぜならば、次曲へとつながるからだ。

4. call my name

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

前曲「I'll be there」から流れてくる1曲。前曲のサビがタイトルになるんだもんね。 そのサビを生かしつつ、新たな曲が誕生したわけですよ。ロックスターのヴォーカルにエフェクトをかけて始まったけれども、 中身は初期に見られた勢いのあるパンキッシュチューン。かっこいいぞ、ドーパン。 見事な様変わりにノックアウトだね。

5. We won't stop

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

軽快のノリの出たナンバー。愉快痛快なロックテイストを出した1曲。 デジタルサウンドもからみ合わせて、ドーパンの魅力を放出。 全編英語詞で、センスも出してきたね。でも、この曲はドラムとベースのパフォーマンスに惹かれるね。 歌詞の内容は、音楽好きの歌です。

6. thunder

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA Strings & Brass arrangement by Gabriele Roberto and Yutaka Furukawa

いきなりストリングスがスリリングに刻んできます。 かっこいいね。その後も高速ビートとストリングスの巧みな掛け合いを聞かせる。ちょっと本編は軽いテイストで駆け抜けていくように。 ただ、サビのメロディが、なんだかグダグダに感じるんだよな。もったいないぞ。どうしたロックスター。

7. good bye to heroes

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

鮮やかな音をぶつけてくるアップテンポのロックチューン。 所々でスパイスとなるコーラスやギターの音、メロディアスなサビのパートといい、結構ドーパンの魅力を凝縮しているね。 なるほど、最後の展開はテンポがゆったりになってじっくりと聞かせるのか。

8. coffee high (one more cup)

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA Strings & Brass arrangement by Gabriele Roberto and Yutaka Furukawa

音がフェイドインしてきては、ポップなビートとしっとり目のギターが交差する。 サビではブラスも入ってきて、ちょっとスカっぽいテイストも出してきたね。 ギターもかき鳴って、ちょっと楽しさが出たアレンジに。さらに後半でストリングスが入ってきては、 音が広大になった。何気に壮大な展開で驚いたね。

9. summer song

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA Strings & Brass arrangement by Gabriele Roberto and Yutaka Furukawa

いきなりストリングスが入ってきては、かっこいい曲を予感させる。 でも、随分と弾けたトラックだね。待ってましたとばかりに、夏を楽しんでいるような雰囲気を出して、 とっても軽快だよね。合いの手も登場して。Cメロじゃ、レゲエ要素も醸してきたぞ。

10. Crazy

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

まだまだ勢いが止まらないドーパンが、メジャー2枚目となるフルアルバム「Dopamaniacs」からの先行ナンバーを、シングルでドロップ。 これぞドーパンな疾走感溢れるロックチューン。どこかしらインディーズ時代の荒々しさがあって、これまたかっこいいね。 とにかくギターかき鳴り捲りで駆け抜けてゆく。 ロックスターのヴォーカルも、所々で登場するファルセットがうまい具合にスパイスとなっているね。 「奇跡を起こせなくてごめんね」なんて言えるなんて、かっこいいよね。

11. way back

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

ドーパンがおしゃれに飾って聞かせてくれるロックチューン。 静かにまったりテイストで進行するミディアムナンバーです。いつもの激しさはないけれども、 メロディセンス溢れる1曲。さすがはロックスターだ。

12. kiss my kiss

written by Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

軽いテイストで聞かせるアップテンポのパンクロックチューン。 弾けるドラムとギター、そしてベースの音が魅力を放出。途中のドリーミングなエフェクトパートもさることながら、 タロティのベースがおしゃれな雰囲気を出している間奏がかっこいいね。ロックスターがスキャットを披露したりも。

3rd Album『decadence』● '09/6/3 release

DOPING PANDA、1年3ヶ月ぶりのオリジナルアルバムは、メジャーで3枚目。 枚数を重ねるごとに進化を続けるドーパンサウンドが、ここにあります。 デジロックをベースに、押し寄せるサウンドを自由自在にデザイン。どちらかと言うと、「DANDYSM」の頃のようなサウンドに戻ったかな。 それでも勢いは変わらず、後半のバラードもじっくりと耳に届けてくれる。 一方で、ロックスター・古川裕の書く詞の世界は、まさしくデカダンス=退廃的というか、内省的というか。 ちょっと重くのしかかってくるような内容だね。心境の変化か、新しいステージか。 サウンドと言葉がいい意味でギャップを生み出してきている。 シングル「beautiful survivor」「majestic trancer」「beat addiction」3曲の勢いをうまく延長させたアルバム。ドーパン、さらに昇華してかっこいいです。 今作はCDのみとCD+DVDという2形態でのリリース。 DVDには、これまでメジャーで発表したビデオクリップを全曲収録という、太っ腹大サービス。 映像の方も凝っていて、ドーパンのビジュアルワールド、見逃せません。

1. introduction

music:Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

美しさを引き立たせるピアノがちょっと悲しげなオープニングナンバー。 ピアノとビート、そしてナレーションが入ったりしては、何かを予感させるような。 余韻を残して次曲へとつなげる。

2. decadance

lyrics:Yutaka Furukawa, Tim Jensen music:Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

打ち込み万歳な煌びやかなデジロックチューン。 でも、メンバー3人の持つ音が結構強調されていて、バンドサウンドもいける口。 滑らかなロックスターのヴォーカルだけれども、歌詞は意外とマイナス志向というか、タイトル通りに退廃的。 ドーパンの新たな一面を覗かせる内容なのかな。

3. majestic trancer feat. VERBAL (m-flo)

lyrics:Yutaka Furukawa, VERBAL (m-flo) & Tim Jensen music:Yutaka Furukawa, VERBAL (m-flo) arranged by DOPING PANDA

「she loves the CREAM」でlovsの相手となったDOPING PANDAが、今度はm-floのVERBALを迎えてシングルをリリース。 これがもう、ドーパンの美味しいところを全部出しまくったデジロックチューン。 VERBALのラップも相変わらず唯一無二の表現で、言葉をぶつけてくる。ロックスターのヴォーカルが、これまた伸びの伸びています。 両者ともに力がみなぎっていて、とにかく熱いトラックが誕生した。 シングルはなんと完全生産限定版ということで、買い逃しは厳禁ですね。

4. beautiful survivor

lyrics, music:Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

DOPING PANDA、アルバム「Dopamaniacs」の勢いもそのまま、夏真っ盛りにシングルをドロップ。 新たな章の始まりは、これぞドーパンなデジロックサウンドとキャッチーなメロディをぶつけてくるアッパーなナンバー。 なんか、サビの勢いに飲み込まれては、美しくキラキラ輝くような印象も与えてくる。 これは随分と強力パンチをぶつけてきたね。CM効果もプラスだ。

アルバムでは表記されてはいないものの、リミックスが施されています。より煌びやかなサウンドで疾走感が際立っている。

5. Lost & Found feat. Toru Hidaka (BEAT CRUSADERS)

lyrics, music:Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

ベースの音から始まる勢いあるナンバーは、ゲストにBEAT CRUSADERSのヒダカトオルを迎えた痛快ロックチューン。 低音ビートが生きる演奏&アレンジでかっこいいね。タロティが大活躍。ヒダカVSロックスターのヴォーカル対決も、 面白いぞ。声質の違いで、両者がそれぞれ魅力を出してくる。

6. crazy one more time

lyrics:Yutaka Furukawa, Tim Jensen music:Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

4つ打ちビートとともに展開するロックチューン。 そこまでデジタル色は強くないけれども、押さえるところは押さえるね。それ故、ポップでキャッチーな面も見せる。 英語と日本語のバランスも絶妙に、ノリを出してきた1曲。間奏じゃポリリズムな展開も聞かせる。

7. the idiot

lyrics, music:Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

なんともリズミカルなアップテンポナンバーで、ロックスターのヴォーカルもノッテいますね。 掛け声というか、コーラスが結構濃い目に聞かせてくれる。それ以上に、 デジタルサウンドの鮮やかな音に耳が行くね。さらに、間奏じゃテンポが変わり、めまぐるしい変化に富んだ1曲でもある。

8. the edge of outside

lyrics:Yutaka Furukawa, Tim Jensen music:Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

滴がたれるような、ちょっと神秘的なイントロから始まったミディアムナンバー。 本編もそのイメージを保ちつつ、淡々と進行。 しかし、サビになると鮮やかに音が広がり、ドーパンがドリーミングに。なんだかじっくりと聞かせるナンバーに仕上がっているね。 ちょっとかっこよすぎる感じもしちゃうな。

9. beat addiction

lyrics, music:Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

アルバム「DECADANCE」に先駆けてリリースされたシングルナンバーは、 タイトルを示すかのようにビートが炸裂するドーパン流デジロックの決定版。 しかも、謎の女性をヴォーカルに迎えて不思議なハーモニーを聞かせてくれる。 やるなぁ、ロックスター。まずは力をためるメロディパート、そしてサビで解き放っては昇華する。サビの勢いがまたいいんだ。 ただ、ロックスターのヴォーカルは、結構落ち着き、淡々とした印象を受ける。

10. gaze at me

lyrics:Yutaka Furukawa, Tim Jensen music:Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

ちょっとアンビエント風なSEを併せて聞かせてくれるミディアムロックチューン。 淡々と進行するトラックに、ロックスターのいつにない、落ち着いたヴォーカルにちょっと驚かされるね。 全編英語詞で、使われている単語は普通なんだけれども、訳詞はこれまた、ちょっと退廃的で内省的な印象が伝わってきます。 聞かせるドーパン。その不思議な世界が覆ってくる。

11. standin' in the rain

lyrics:Yutaka Furukawa, Tim Jensen music:Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

ゆったりテイストのまったりミディアムチューン。 ちょっとおしゃれなサウンドを意識してか、軽やかなトラックで。さらにはストリングスは美しく彩りを加える。 こちらも聞かせる仕様で。でもって、これまたロックスターの切ない面を見せる歌詞に、キュンとさせられますね。

12. I was just watchin' you

lyrics:Yutaka Furukawa, Tim Jensen music:Yutaka Furukawa arranged by DOPING PANDA

まずはしっとりと。落ち着きの中での力の発揮。このバランスをうまく使った展開で進行し、 サビで力強さをドンと出してきた。そこからは、いつものドーパンらしさを展開。 でも、派手には行かず。ちょっと落ち着いた様相でのロックだね。間奏のロックスターの語りみたいなところがいいね。 左右でキーを買えて耳に届けてくれるステレオマジック。

[DISC 2:DVD]

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Mini Album『anthem』● '09/11/4 release

ドーパン、完全限定生産って、プレミア必須じゃないですか。 アルバム「decadence」でさらなるロックの可能性を追求したDOPING PANDAが、早くもミニアルバムを作り上げた。 表題曲は、ちょっとこれまでのストレートな勢いをちょっとひねったような、今までにはなかったようなドーパンのトラックを聞かせてくれる。 どこか懐かしくもあり、どこか先を行くような、不思議な感じ。まさしくドーパンマジック。 そのほか、4つ打ちナンバーやポップなチューンなど、様々な実験性と進化形を聞かせてくれるドーパンであります。 今回は、敢えてブックレットに歌詞を掲載せず、じっくりと言葉にも耳を傾けて欲しいという思いを汲み取ってほしいというわけですね。 そして、今作はライブDVDも付いているんです。そのライブもすごいんだ。 何せ、いきなり冒頭2曲でビークルのヒダカトオルが登場しては、ドーパンと見事な競演を果たしているんだ。 そして、今作でも無限大ダンスタイムを設けて、踊れるロックを展開。ヒットナンバーを組み合わせ、 ドーパン最大級の力を放出。もう圧倒させられること間違いなしの60分1本勝負。 見ているこっちも完全燃焼なライブを届けてくれました。

1. anthem

written by Yutaka Furukawa

ドーパンの勢いをぎゅっと凝縮したミニアルバムのタイトルチューン。 クールながらに、ちょっと軽やかな要素の出たミディアムロックチューン。 さすがロックスターなバランス感覚で聞かせてくれる。イントロなどで聞かせてくれる鮮やかな音がポイントだね。

2. the mugendai dance time

written by Yutaka Furukawa

ナレーションとともに4つ打ちビートが炸裂するデジロックチューン。 その後もタイトルを喋るナレーションを挟みつつ、かっこよく英語詞で聞かせる。 軽やかにギターも聞かせてくれますよ。

3. I said enough for one night

written by Yutaka Furukawa

キーボードの音がポイントのロックチューン。 軽やかなサウンドとロックスターのヴォーカルがいい反応を示す。 メロディパートは4拍子だったのに、サビでは6拍子に変化するという業で楽しませる。かっこいいね、ドーパン。

4. lady

written by Yutaka Furukawa

余裕に歌を聞かせるロックスターがかっこいいミディアムロックチューン。 この妙な落ち着きは何なんだろう。リスナーに聞かせる気持ちがダイレクトに伝わってくる。 勢いはおとなしめなんだけれども、ドーパンの魅力が詰まっている。

5. music you like

written by Yutaka Furukawa

これぞドーパンなポップで軽快なロックチューン。 キュルルルというSEが頭から離れません。音楽をテーマに、ロックスターが歌い上げる1曲。 派手さを押さえて、じっくりと聞かせてくれた仕上がりもまた、かっこいい。

[DISC 2:DVD]

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Best Album『THE BEST OF DOPING PANDA』● '11/1/19 release

エッジなギターとキャッチーなダンスビートで攻めてくるDOPING PANDAの初となるベストアルバム。 これがまた、2枚組みのヴォリュームでじっくりたっぷり味わいつくせるんですよ。 1枚目はメジャーになってからの作品を中心に。やっぱりシングルナンバーがメインだから、ポップでキャッチーでダンサブルなトラックが多いね。 でも、1曲1曲ごとにロックスターこだわりの音みたいなものがあって、かっこいい。 例外的にインディーズ時代の「transient happines」が1枚目に入っているのは、もはやメジャー級の扱いなんだろうな。 2枚目はインディーズ時代の楽曲を中心に、ディズニーやユニコーンのカバー、そして新曲なども収録とサービス満点。 インディーズ時代は、どちらかというとパンクロックが中心のサウンドで、 いい意味で粗さの出た楽曲が多いよね。そういうところもDOPOING PANDAの魅力です。m-floとのコラボ曲もきっちりとドーパンの武器を出しては魅力を出している。 新曲はまさかのバラードで、ドーパンの大人の世界を堪能できます。 まさしくベストなレパートリーでドーパンの世界を味わえますね。2枚のCDにその歴史をギュッと凝縮。 音同様に突き進んでいくDOPING PANDAに、更なる期待がかかるね。

2-1. Go the Distance [Hercules]

lyric by David Zippel music by Alan Menken

デジタルサウンドはそこまで強くはないけれども、ドリーミングな仕上がりで聞かせるディズニーカバー。 2番でロックスターのヴォーカルとコーラスが重なる部分がいいね。 DOPING PANDAにしては、少々大人しめな雰囲気?

2-6. Under the Sea [The Little Mermaid]

lyric by Howard Ashman music by Alan Menken

これぞドーパンの醍醐味な、パンキッシュカバー。 弾けるサウンドとロックスターの挑発的なヴォーカルがかっこいい。 そして痛快に突き抜けてゆくのだ。さすがドーパンだな。

2-7. ターボ意味無し

lyric & music by Tamio Okuda

ユニコーンのカバー。しかも、ドーパン流で、英語詞に変えて歌っていますよ。 さすがはロックスター。トラック的には3人の息がぴったり合ったバンドサウンド。 デジタル音は薄めで。

2-14. after dawn

written by Yutaka Furukawa

ベストアルバムに収録された新曲。なんと予想に反してアコースティックサウンドをベースにしたバラードチューン。 優雅に歌うロックスターのヴォーカルが、伸びやかに広がってゆく。こういうトラックを持ってくるところが、ドーパンのにくい面だよね。 でも、この曲が次作へとつながるとしたら、納得な1曲。

4th Album『YELLOW FUNK』● '11/4/13 release

オリジナル作品としては、前作「anthem」を挟んで約2年ぶりとなるフルアルバム4作目。 プライベートスタジオを作って、自分達で全て作り上げたという「D.I.Y.=Do It Yourself」アルバムだそうで。 今までのドーパンの武器でもあったダンスビートはここではすっかり影を潜めて、 まさしく手作り感がでまくった音を聞かせてくれる。原点回帰もとより、さらにその前を行く普遍的なロックサウンドテイストだね。 パンクでもダンスでもファンクでもない、ドーパンの三位一体が表れたトラック。 だからこそ、この作品にたどり着くまでに1年以上の時間を費やしたんだろうな。こだわりにこだわった音。 その間に発表したベスト盤で敢えて区切りをつけたかのようにも思える。古きを壊し新しきを作る。 どの曲からもロックスターの自身の笑みが浮かんでくるような全9曲。「anthem」「MIRACLE」のニューバージョンは、 もはや別曲、新曲として扱ってもいいくらいに魅力を増したナンバーに仕上がっております。 残念ながら、このアルバムがドーパン最後のアルバムとなってしまったんだよね。本当に残念。

1. the anthem

written, arranged, recorded, mixed by Yutaka Furukawa

イントロのピアノで「えっ!?」と驚かせるアルバムのオープニングチューンは、 前作ミニアルバム「anthem」のニューバージョン。 三位一体のDOPING PANDAの力を感じる1曲。全てを自分たちで手がけたということもあり、かなり思いが詰め込まれているようだ。 なんだか、ロックスターがロックスターである故のトラックだよね。ギター業が光りまくる1曲。

2. I said

written, arranged, recorded, mixed by Yutaka Furukawa

ギターがうねる。ベースが弾ける。ドラムが暴れる。 全編英語詞で、ドーパンが攻めに入る1曲。暴れっぷりがたまらないね。 前作「anthem」収録の「I said enough for one night」をアップデート。 より魅力溢れる作品に仕上がっています。

3. You can change the world

written, arranged, recorded, mixed by Yutaka Furukawa

メロディアスでキャッチーなサビのメロディがとても印象的な1曲。 ドラムのチキチキ音がドーパンの思いをぶつけてくる。 そして、最後に畳み掛けてくるんだ。「僕らの世界を変えたい」という気持ちをストレートにぶつけてくる。

4. because of the love

written, arranged, recorded, mixed by Yutaka Furukawa

ビートを打ち込んでキャッチーに攻めてくるDOPING PANDA。 こちらも全編英語詞で。 ちょっとネガティヴな歌詞なんだけれども、まったくそんな感じをさせないメロディとアレンジです。

5. song for my harmonics

written, arranged, recorded, mixed by Yutaka Furukawa

濃い。とにかく濃いという印象をイントロから受ける。 ポップで陽気でファニーなドーパン。リズムがまたいい感じだ。そのリズムに合わせて、エロい歌詞もかっこよく歌うロックスター。 さすがです。しかし、間奏ではもうバリバリとロックしています。今までの流れは何だったのだろうか。

6. catastrophe

written, arranged, recorded, mixed by Yutaka Furukawa

いきなりダークな感じがハンパないミディアムロックチューン。 暗い。歌詞が暗いんだよ、ロックスター。でも、どっしりとしたロックサウンドが全てを壊しにかかっているようでもある。

7. de la papa

written, arranged, recorded, mixed by Yutaka Furukawa

ドラムカウントで始まる陽気なロックチューン。なんだか、こいういうリズミカルに歌うドーパンが楽しくて何より。 ラテンやエスニックな風味もあって、従来のパンクやロック要素でドンドンと攻めてくる。

8. love song

written, arranged, recorded, mixed by Yutaka Furukawa

いきなりアコギがポロロンと鳴り響く。これが本当にドーパンなのか? と驚いてしまう。アコギ1本で音を鳴らしては、ロックスターが歌を届けてくれる。 こんなドーパン、今まであったっけ?こういう温かみもまたヨロシ。

9. the miracle

written, arranged, recorded, mixed by Yutaka Furukawa

キーボードが華やぎ、ビートが踊る。そう、ドーパンを代表する名曲「MIRACLE」が、 装いも新たにニューバージョンで登場。デジタルビートが炸裂だったオリジナルに比べると、ガラッと雰囲気が変わって、 新しい曲のような仕上がりだね。この曲でアルバムが終わり、さらにDOPING PANDA最後のアルバムナンバー。 DOPING PANDAという奇跡がここにあったわけだ。

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