album

1st Album『Life in Cartoon Motion』● '07/2/5 release

イギリスから火が付いたシンガーソングライター、MIKAのデビューアルバム。 このアルバムからのシングルナンバー「Grace Kelly」からもわかるように、とにかくポップに富んだアルバムに仕上がっています。 おもちゃ箱をひっくり返したような、カラフルポップで色とりどりのMIKAワールド。さらに5オクターブとも言われるヴォーカルの幅の広さ、ファルセットにやられます。 やれQUEENっぽい、やれPrinceっぽいなんて言われているけれども、やっぱりこの歌詞とメロディはMIKAならではのものだよね。 それでいて、とことんキャッチーに仕上げてきては、どんどんと引き込んでくる。時にクールに、時にじっくりバラードを聴かせてくれたりと、 ピアノをベーストしたメロディラインで訴えかけてくるようだ。これでデビューアルバムというんだから、驚きだよね。 「Grace Kelly」はじめ、「Lollipop」「Love Today」「Relax (Take It Easy)」「Big Girl (You are beautiful)」「Happy Ending」など、 シングルカットされ、あらゆる角度から攻めてきました。もうこの1枚、最強過ぎて虜になること間違い無しです。

1. Grace Kelly

Written by MIKA, Jodi Marr, John Merchant, Dan Warner Produced by Greg Wells and MIKA

MIKAの名を一躍広めたナンバーは、デビューアルバム「Life in Cartoon Motion」からの1st Single。 ポップに弾けるピアノをベースに、伸びやかなMIKAの歌声が響きまくる。時にファルセットも登場しては、とっても自由自在な音を楽しんでいる感じが伝わってくるね。とってもポップ、とってもカラフル。 往年の女優、Grace Kellyの名前をタイトルにしているだけあります。めくるめくMIKAワールドが展開。

2. Lollipop

Written by MIKA Produced by Greg Wells and MIKA

リズミカルに始まるポップチューン。手拍子叩いてウキウキわくわく。 MIKAもファルセットを使って、魅惑のひとときに仕上げる。弾むピアノをベースに、途中ではホーンも入ってきて、子供たちの歌声も楽しさを聴かせてくれます。 最後に力強さも出して、幾重も変化するトラックです。面白いね。

3. My Interpretation

Written by MIKA, Jodi Marr and Richie Supa Produced by Greg Wells, MIKA, Jodi Marr for Wizard Of Ahhs and John Merchant for John Merchant Productions

MIKAがしっとりと聴かせてくれるバラードナンバー。どっしりと聴かせるサウンドの中にも、しなやかな面が表れていますね。 ピアノやドラム、ギターがしっかりと支えています。そして、鮮やかに映えるメロディラインで、グッと引き込んできます。なかなか美しく、MIKAらしさも出しているよね。

4. Love Today

Written by MIKA Produced by Greg Wells, MIKA, Jodi Marr for Wizard Of Ahhs and John Merchant for John Merchant Productions

これまた、ポップに弾ける楽曲をぶつけてきたMIKA。 アルバム「Life in Cartoon Motion」から3枚目のシングルカットナンバーは、ピアノの音が弾け、 アコースティックギターが掻き鳴る凶器のポップチューン。とにかく愛に満ちあふれていますね。勢いがすごいのと同時に、 MIKAのヴォーカルも縦横無尽に飛び交いまくりで、ファルセットも多用。なんかすごいよ。

5. Relax, Take It Easy

Written by MIKA Produced by Greg Wells and MIKA

クールな雰囲気を出して、ちょっと1980年代の打ち込みダンスチューンを彷彿とさせるアップテンポナンバー。 サビでのMIKAのファルセットが魅了してくる。すると、スリリングなサウンドをバックに鋭さを感じさせるトラックに。 それでいて、キャッチーな要素で引き込むんだ。なかなかの音魔術師。

6. Ring Ring

Written by MIKA and Jodi Marr Produced by Greg Wells and MIKA

ベルが鳴り響くオープニング。そこから力強さを出して、攻めて来る。ピコピコ音が加わり、アグレッシヴなMIKAがここで展開。 弾けながらもじっくりと聞かせてくれます。

7. Any Other World

Written by MIKA Produced by Greg Wells and MIKA

女性の語りからスタート。MIKAはちょっと声を潜めながら歌っています。そこから広がっていくように、開けていくように、歌が大きくなってゆく。 ストリグスの音も、かなりポイント高い刻みで力強さを出しています。特に、後半のコーラスパートが感動を生みます。

8. Billy Brown

Written by MIKA Produced by Greg Wells and MIKA

ほんわかテイストのミディアムポップチューン。アコースティクテイストの音と、フワッとしたブラスの音が温かく包み込んでくるようなナンバーだね。 まったりと聞かせては、MIKAの物語が優しく柔らかく広がってゆきます。

9. Big Girl (You Are Beautiful)

Written by MIKA Produced by Greg Wells and MIKA

リズミカルでポップなナンバー。太っている女性に対して、美しいと歌うMIKAの軽やかなテイストが出まくった、陽気なナンバー。 とってもカラフルで、歌もさることながら、音もとっても楽しく広がってゆく。そして、とってもキャッチーに聞かせてくれるんです。

10. Stuck In The Middle

Written by MIKA Produced by Greg Wells and MIKA

弾むピアノがとっても印象的なミディアムチューン。 サビでのファルセットコーラスが、大きく盛り上げるナンバーは、MIKAのヴォーカルの自由自在なテイストを思う存分味わうことができるトラック。 バックの弾む音も、なかなか打ち込んできますよ。

11. Erase

Written by MIKA, Jodi Marr, Desmond Child Produced by Greg Wells and MIKA

しっとり聞かせるオープニング。そして、サビでどっしりと聞かせるバラードナンバー。 MIKAの心の奥底からの熱唱みたいな感じで、伝わってきますね。

12. Happy Ending

Written by MIKA Produced by Greg Wells and MIKA

アルバムのラストを締めるナンバー。まさしく「Happy Ending」にふさわしい曲だね。 伸びやかなヴォーカルと、分厚いコーラスが盛り上げて、さらにストリングスが繊細に響き渡る。うっとりとさせてくれるじゃないですか。

2nd Album『The Boy Who Knew Too Much』● '09/9/21 release

ウキウキワクワク、カラフルポップな音楽を聴かせてくれるMIKAの待望の作品。前作「Life in Cartoon Motion」から実に2年半、さらにポップセンスに磨きをかけたMIKAが心を躍らせます。 まず、先行シングル「We Are Golden」をアルバムのオープニングに配し、これでもかというくらいにつかみはOK。 ゴスペル風コーラスを携えて、MIKAのポップセンスが輝くメロディラインでグイグイと引き込んできます。 そして、シングルナンバー「Blame It on the Girls」「Rain」と、これでもかというくらいにポップな爆弾を投下する。 これはすごいね。ここまで溜まっていたものを、一気に解放するかのように、勢いを感じさせます。 とにかくMIKAらしく、BoyやGirlのことを歌っては聴かせてくれます。また、ピアノが弾んだり、ギターがかき鳴ったりと、 音を楽しむ姿勢が伝わってきます。ハイトーンのヴォーカルもいい感じに響き渡っては、ぐっと心を掴んできます。 ただ、やっぱり冒頭3曲の力がハンパなく強いせいか、後半で少々平坦な道を行くかのようで、 インパクトが薄れてしまった点が、勿体無く感じる。でも、そんなことは関係ないといわんばかりに、MIKAの歌が今回も響きまくっています。

1. We Are Golden

Written by MIKA Produced by Greg Wells & MIKA

ウキウキワクワク、MIKAがまたやって来たよ。前作「Life in Cartoon Motion」から約2年半ぶりとなる2枚目のアルバムからの先行ナンバーは、 とにかくポップ第一に弾けまくる。イントロ無しで始まっては、音を楽しむ姿をダイレクトに伝えてきます。 まるでミュージカルのようなテンポの良い流れで、バックコーラスの力がとにかくハンパないね。それでもMIKA節満載で、ピカピカ眩しく輝いています。

2. Blame It on the Girls

Written by MIKA Produced by Greg Wells & MIKA

MIKAのナレーションからスタート。手拍子のようなSEを、ポップに投入してくるどっぷりナンバー。 これまでのMIKAとは、ちょっと雰囲気が変わったタイプの曲だね。 曲全体に重みを加えて、色鮮やかなこれまでのMIKAと、新たな要素をミックスさせてくる。これまたメロディがキャッチーなんだよね。アルバムのタイトルが歌詞の中に登場しています。

3. Rain

Written by MIKA & Jodi Marr Produced by Greg Wells & MIKA

うねうねビートがクセになるデジタルナンバー。MIKAのポップセンスが爆発するサビパートが、クールでかっこいい。 これまでピアノの音が弾けるような曲が多かったので、こういったトランシーな打ち込みナンバーをMIKAが歌っていると、新鮮に映えます。そして、自然と体がリズムを刻んできますね。

4. Dr. John

Written by MIKA Produced by Greg Wells & MIKA

前曲から一転、これぞMIKAなピアノポップナンバー。まるでミュージカルのような山あり谷ありのメロディを、軽快に聞かせてくれるMIKA。 アコースティックテイストにピアノの音、そしてコーラスを加えて、華やかに仕上げてきました。 メロディも親しみのあるキャッチーさが武器になっているね。楽しさをダイレクトに届けてくれます。

5. I See You

Written by MIKA & Walter Afanasieff Produced by Greg Wells & MIKA

囁くように歌い始めては、そのまましっとりと。 そこからハイトーンのヴォーカルがサビで広がり、包み込んでくれるようだ。1番は音数が少なくて、神秘的な雰囲気が出ているね。 2番ではどっぷり打ち込みが入ってきて、曲に重みが増す。そして、間奏では、よりドラマティックに変身。壮大なんナンバーに変身したね。

6. Blue Eyes

Written by MIKA Produced by Greg Wells & MIKA

まったりアコースティックナンバー。カントリー要素もあって、温かさが伝わってくるね。心地よく、ほんわかした感じがMIKAにぴったりだ。 サビのキャッチーなフレーズが頭の中を駆け巡る。

7. Good Gone Girl

Written by MIKA & Jodi Marr Produced by Greg Wells & MIKA

MIKAのポップセンスが大爆発。弾むピアノとどっしり演奏が軽やかに展開。 ハイトーンのMIKAのヴォーカルも縦横無尽に広がっていきます。華やかさがあるし、特にラストはお花畑だね。MIKA、すごいな。彼女がいかにいい人だったかを振り返る、という歌です。

8. Touches You

Written by MIKA Produced by Greg Wells & MIKA

ピアノを弾ませて、ガッツリとMIKAが歌って、コーラスが後ろから盛り上げてくるポップチューン。 どっしりと音をぶつけてきながら、MIKAのヴォーカルパフォーマンスがキラキラ輝いては、 軽やかに表現。いろいろな声が曲を盛り上げています。

9. By the Time

Written by MIKA & Imogen Heap Produced by Imogen Heap and additional production by Greg Wells & MIKA

しっとりナンバー。MIKAのヴォーカルも落ち着いた雰囲気を放ち、 じっくりと聴かせてくれます。温かく包み込んでくれるように展開。Imogen Heapとの共作ナンバーで、今までのMIKAのイメージとは一味違ったナンバーに仕上がっています。 優しさを添えてきたバラードチューンですね。

10. One Foot Boy

Written by MIKA & Rob Davis Produced by Greg Wells & MIKA

淡々とした打ち込みのトラックと、MIKAのハイトーンヴォーカルが交差するポップチューン。 ヴォーカルやコーラスは華やかなのに、打ち込みが無機的で、なんだか不思議なサウンドが展開。

11. Toy Boy

Written by MIKA & Jodi Marr Produced by Greg Wells & MIKA

イントロがオーケストラというか、歌劇みたいな音を届けてくれました。 その後も温かさとともに、MIKAが伸び伸びと歌を聴かせてくれます。次第にストリングスの音が広がっていっては、ダイナミックに変身だ。

12. Pick Up Off the Floor

Written by MIKA Produced by Greg Wells & MIKA

アルバムの締めを担うバラードナンバー。こちらもしっとりとっした展開ですね。MIKAが切々と歌うサビパートに差し掛かると、ジャジーな雰囲気をもたらして、 深く味わいが出てきます。よりファルセットヴォーカルの美しさが際立つね。繊細さを前面に出して、箱にしまって、このアルバムの幕が閉じられるようだ。

3rd Album『The Origin of Love』● '12/9/17 release

ウキウキワクワク、カラフルポップな楽曲を届けてくれるシンガー、MIKA、3枚目となるオリジナルアルバムは、前作「The Boy Who Knew Too Much」から実に3年。 今回は、びっくりさせられるサウンドを投入。前作並びに前々作のデビュー作で見られたようなピアノ弾けるポップな音は影を潜め、 今回は大胆に打ち込みサウンドを取り入れてきました。前作で多少その色はあったものの、今回は随分と前面に出してきているね。 とにかくキャッチーな「 Make You Happy」や、タイトルナンバー「Origin of Love」など、MIKAの持つキャッチーなメロディとハイトーンヴォーカルを最新エレポップでさらにキラキラ輝かせる。 中でも、Benny Benassiが手がけた「 Stardust」は、完全フロア対応型のMIKAを聴かせてくれるし、あのPharrell Williamsとコラボを果たした「Celebrate」などからも、新しいMIKAが出てきました。 ただ、これまでの路線が好まれていただけあって、賛否両論が出ています。でも、MIKAにとってはこの経験も次へと繋がるんでしょうね。 2枚組のデラックスバージョンには、アコースティックバージョンや未発表ナンバー、リミックスなど、こちらも全く手抜き感のない、作り込まれたようで、フルヴォリュームでお届け。

1. Origin of Love

Produced by Nick Littlemore, Greg Wells and Mika Written by Mika, Nick Littlemore, Paul Steel

アルバムタイトルのナンバーは、ポップなリズムとエフェクトヴォーカル&コーラスが魅惑のひと時を作るポップチューン。 これまでの有機的な音は薄く、打ち込みを取り入れてはクールかつ愛に溢れたMIKAの新しい世界を構築。淡々としたリズムをMIKAのヴォーカルがイキイキさせてくれる。

2. Lola

Produced by Mika, Benjamin Garrett and Billboard for Prescription Songs written by Mika, Benjamin Garrett and Jodi Marr

手拍子のリズムがウキウキワクワクさせてくれるポップチューン。滑らかなピアノの音と、MIKAのハイトーンヴォーカルが交差するキラキラチューン。 タイトルそのまま、Lolaについて歌うMIKA。コーラスが楽しく、時に切なく聴かせてくれます。

3. Stardust

Produced by Benny Benassi with additional production by Greg Wells Written by Mika, Wayne Hector, Marco“Benny”Benassi and Alessandro Benassi

イントロからピコピコ要素を出し、これぞMIKAの新境地と思わせてくれるエレクトチューン。 って、プロデューサーにBenny Benassiが招かれているんだ、なるほど。4つ打ちテクノサウンドをベースに、MIKAのウキウキワクワクなメロディラインで、 キラキラ染めてきます。これまでピアノだけで弾けていたけれども、サウンド全体で弾けるMIKAもなかなかいいね。

4. Make You Happy

Produced by Greg Wells, Benjamin Garrett and Mika Written by Mika, Benjamin Garrett, Jodi Marr

エフェクトの掛かったナレーションがデジタルな雰囲気を投げ込むナンバー。 掴みにくいなと思ったら、ゆったり3拍子。トリッキーな雰囲気の中で、MIKAのハイトーンとミドルのヴォーカルを使い分け、 ハッピーな気分にさせてくれる。どっしりビートが今まで繊細だったイメージのMIKAをマッチョにさせる。

5. Underwater

Produced by Greg Wells and Mika, Additional Production by Nick Littlemore and Peter Mayes Written by Mika, Nick Littlemore and Paul Steel

美しきピアノの音色を響かせて、MIKAがじっくりと聴かせてくれるバラードナンバー。 サビ直前から盛り上がりを見せては、どっしりどっぷり変身。この過程がゾクゾクさせてくれるくらいに、かっこよかった。 2番からはドラムなどの音も入ってきて展開。このヤマ場を迎えるように壮大でダイナミックな曲に変身。MIKAの力を注ぎ込んだような感じだね。

6. Overrated

Produced by Klas Ahlund Additional Production by Greg Wells Written by Mika and Jodi Marr

ダイナミックな音を打ち込んでくるエレクトロチューン。 力強いビートがMIKAのヴォーカルを躍起にさせる。若干のトランシーな展開に、ゾクゾクさせてくれるね。この曲も力強いMIKAが、堂々と立ち振る舞う1曲。

7. Kids

Produced by Mika and Nick Littlemore Written by Mika and Nick Littlemore

かき鳴るギターと躍動感たっぷりのグルーヴチューン。 MIKAのハイトーンヴォーカルも生きて、瑞々しさが漂います。ポップなのに重みがあって、MIKAの新しい世界を聴かせてくれるようなナンバーだね。

8. Love You When I'm Drunk

Produced by Nick Littlemore and Mika Written by Mika and Jodi Marr

打ち込みの音が随分と華やかで、MIKAもどこかしらテンションが高く聞こえる。弾けっぷりがとにかくたまらない1曲。

9. Step with Me

Produced by Greg Wells and Mika, Additional Production by Nick Littlemore and Peter Mayes Written by Mika, Mathieu Jomphe and Hillary Lindsey

ゆったりと聴かせてくれるミディアムバラードチューン。 どしりとした音に加えて、優しさが漂ってくるような空気がいい味を出す。ステップを重ねて先へ進んでいきます。

10. Popular Song

Produced by Greg Wells and Mika, Additional Production by Nick Littlemore Written by Mika, Priscilla Renea, Mathieu Jomphe and Stephen Schwartz

華やかさとポップ爆発。ミュージカル「Wicked」の「Popular」を下地に繰り広げるナンバーは、やっぱりMIKAのキラキラ職人魂が生きてくるね。 とにかく楽しさがいっぱい広がる。ミュージカルのごとく、大いに歌い踊りたくなるようなナンバーです。

11. Emily

Produced by Klas Ahlund and Greg Wells Written by Mika and Doriand adapted from Fench by Mika and Jodi Marr

ど直球の打ち込みッポップチューン。下地はピアノのメロディなんだけれども、いかにもEDMな展開で盛り上がりを提供してくれるMIKAです。 軽やかに放たれるビートも心地よく、MIKAのヴォーカルにエフェクトをかけて、フロアに対応させる。Emilyと踊る1曲。

12. Heroes

Produced by Mika and The high Highs Written by Mika, Nick Littlemore, Jack Milas and Oli Chang

アコースティックテイストで、ゆったりと進行。MIKAの切々としたヴォーカルが響き渡ります。 サビでは一気に広がって、幻想的な世界を構築。ハイトーンヴォーカルが輝きだす。

13. Celebrate

Featuring Pharrell Williams Produced by Nick Littlemore., Peter Mayes and Benjamin Garrett Additional Production by Greg Wells and Mika Written by Mika, Pharrell Williams and Benjamin Garrett

ポップなビートと変化の飛んだメロディラインでMIKAのヴォーカルもウキウキわくわく。 かき鳴るギターと打ち込みビートが新鮮に映える1曲。どこかしら1980年代テイストも感じさせるサウンドが親しみやすい。 そして、驚いたことに、あのPharrell Williamsとのコラボを果たしているわけですよ。ここまでキャッチーに仕上げてくるとは、さすが職人の2人の化学反応です。

14. Make You Happy (Miami Edit)

Produced by Greg Wells, Benjamin Garrett and Mika

オリジナルと同じく、冒頭のエフェクトヴォーカルが近未来感を出す。 しかし、本編はストリングス全開で、うっとりとさせてくれる始まりですね。このギャップが曲を引き立てている。繊細かつ大胆に。まさしくMIKAのキャラクターを生かしたトラックで、 オリジナルの持つ別の面を見せて楽しませてくれる。正直、本編の打ち込みも無くした方がインパクトが強かったかもね。

CD2

1. Celebrate (Acoustic Version)

ウキウキさせてくれた楽曲をアコースティックバージョンで。 生音バージョンといった方がいいのかな、生演奏で祝福してくれる。しっとりとした始まりから、次第に音が入ってきて華やかに。 クラップハンズとコーラスがゴスペル要素を醸し出して盛り上げてくる。オリジナルよりも緊迫感が伝わってくるのがスパイスになっている。

2. Origin of Love (Acoustic Version)

オリジナルの持つポップさそのまま生音テイストとヴォーカル&コーラスを用いて愛に染め上げる1曲。 ギターの音やポロンポロンと弾むピアノの音が強調されて、打ち込みとは違った柔らかさを届ける。

3. Kids (Acoustic Version)

随分と緊迫感を漂わせるアコースティックバージョンだね。 ただ、ピアノの音の鮮やかさが際立っています。ギターやベース、パーカッションの音もアコースティックサウンドながら、 力強さも出ていて、曲を見事にバックアップ。MIKAのヴォーカルは味わいが出ているね。

4. Love You When I'm Drunk (Acoustic Version)

ピアノの音が弾み、ギターの音がかき鳴って、ジャカジャカと刻んでくる。 そしてMIKAのヴォーカルも熱を帯びているね。後半は手拍子が入って躍動感たっぷりに聴かせてくれる。

5. Overrated (Acoustic Version)

しなやかさと繊細な感じが組み合わさったアコースティックバージョン。 鮮やかなギターの音色に優しさを感じるアレンジ。そこにMIKAのハイトーンヴォーカルが響き渡ります。

6. Elle me dit

Produced by Klas Ahlund and Greg Wells Written by Mika and Doriand

「Emily」のフランス語バージョン。言葉の響きが違うので、雰囲気がグッと変わってきました。オシャレ感たっぷり。

7. Tah Dah

Produced by Nick Littlemore, Peter Mayes and Mika Written by Mika, Pharrell Williams and Jodi Marr

こちらもポップなミディアムチューン。滑らかなメロデパートから、打ち込みが強調される。サビの弾み具合が楽しさを教えてくれる。

8. Stardust (Benny Benassi Mix)

Produced by Benny Benassi with additional production by Greg Wells and Nick Littlemore

プロデュースを手掛けたBenny Benassiによるリミックス。もう、どっぷりダンスポップに仕上げて、がっつりフロアに対応しています。 躍動感たっぷりのビートと、煌びやかなシンセの音が絡み合う。素敵な空間が広がった。

9. Celebrate (Rivera Mix)

Remixed by Robbie Rivera

ディープなビートを携えては、近未来感を放出。 気持ちがいいくらいにトランシーなトラックが襲いかかってくるリミックスチューン。爽快感もあって、気持ちがいい変身ぶりだね。

Comilation Album『MIKA SONGBOOK VOL.1』● '13/11/12 release

ポップ界の貴公子、MIKAがこれまで発表してきた楽曲の中から、選りすぐりのナンバーを集めた初となるコンピレーションアルバムが登場。 しかも、イタリア限定リリースというのがまた、もったいないな。これまで色鮮やかに聴かせてくれた大ヒットナンバー 「Grace Kelly」「We Are Golden」「Celebrate」はじめ、新たに録音された「Happy Ending」や Ariana GrandeやChiaraとのコラボナンバー、サントラに収録されていた「Kick Ass」など、MIKAの全てをこの1枚に集約。 とにかくポップでとにかくキャッチー。ハイトーンヴォーカルが響き渡り、悲しい歌も楽しく聞かせてくれる。CDのアートワークもなかなかおしゃなデザインで、 かなり効いていますね。端的にMIKAのこれまでを味わえる作品なので、この1枚があれば、とことんヒット曲を堪能できますよ。

3. STARDUST FEAT. CHIARA

Scritto da:Mika, Wayne Hector, Marco e Alessandro Benassi Edizioni:Mika Punch Prodotto da Tim Van Der Kuil e Mika

ポップな打ち込みチューンだったナンバーを、しっとりピアノをバックに聴かせてくれるバージョンで。 今回はCHIARAとデュエットで聴かせてくれます。後半ではビートが勢いよく入ってきて、躍動感をぶつけてきます。打ち込みのオリジナルからガラッと変わって、好印象だな。

6. ORIGIN OF LOVE (NEW VERSION)

Scritto da:Mika, Nick Littlemore, Paul Steel Edizioni:Mika Punch Prodotto da Nick Littlemore, Greg Wells e Mika

ニューバージョンは、よりポップさに磨きが加わって、打ち込み要素も前面に出てきた。 エフェクトコーラスもMIKAのヴォーカルをいい具合に支えて、愛に満ち溢れた楽曲へと飾ってきました。

10. POPULAR SONG FEAT. ARIANA GRANDE

Scritto da:Mika, Priscilla renea, Mathieu Jomphe e Stephen Schwartz Edizioni:Mika Punch Prodotto da Greg Wells e Mika Produzione additionale di Nick Littlemore

MIKA meets ARIANA GRANDE。両者のヴォーカルパフォーマンスが交差するポップチューン。 3rd Album「The Origin of Love」で聴かせてくれたバージョンに比べると、力強さを増したデジタルサウンドが華やかに広がるね。 ARIANA GRANDEのヴォーカルも、かわいいながらに力強さに溢れています。

12. LIVE YOUR LIFE

Scritto da:Mika, Wayne hector, Steve Robson Edizioni:Mika Punch Prodotto e Mixato da Steve Robson

日本でいうと、渋谷系みたいなポップなサウンドを放出するナンバー。 MIKAらしい爽やかさが広がって、聞いているこっちも楽しくなってくるね。ウキウキワクワク。楽しい人生を歩んでいるかのようだ。

14. KICK ASS (FEAT. REDONE)

Scritto da:Mika, RedOne e Jodi Marr Edizioni:Mika Punch Prodotto da RedOne per Redone Productions Co-Prodotto da Mika

映画の主題歌は、RedOneとのコラボチューン。RedOne主導のアレンジで聴かせてくれるEDMチューンは、MIKAのポップセンスをうまく引き延ばしています。 曲もキャッチーさ全開で聴かせてくれる逸品。Cメロのパートで引き締めてきました。あまり映画のテイストは出ていないけれども、前向きな歌詞がヒーローからのメッセージのようだ。

15. HAPPY ENDING (LA EDIT)

Scritto da:Mika Edizioni:Mika Punch Prodotto da Greg Wells e Mika

オリジナルは楽しく華やかなサウンドだったけれども、 ニューバージョンはしっとりピアノと、どっしりビートが織りなす。サウンドの中にしなやかなストリンスグやコーラスが加わって、 まさしくハッピーなエンディングにふさわしいドラマティックチューン。壮大に広がる音の中に、MIKAのセンスをギュッと凝縮させた1曲です。

4th Album『No Place In Heaven』● '15/6/15 release

おかえりMIKA。前作「The Origin of Love」から、約2年半。その間に、フランスでオーディション番組の審査員をしたり、イタリアではベスト盤が発売されるなど、いろいろな経験を経ての4作目。 こちらは、まさしくMIKA原点回帰の一作。ど頭「Talk About You」から、弾けるピアノとカラフルポップなサウンド、 そしてMIKAのハイトーンヴォーカルと、3拍子揃って強力にぶつけてきます。ただ、単に明るくポップなだけでなく、MIKAの思う気持ちをダイレクトに伝える歌詞が印象的なナンバーも多々あるね。 MIKAが苦悩していたようにも受け取れます。人生やセクシャルマイノリティを扱っては、MIKAが今という時代を切り込んできた印象だね。 ただ、前作は賛否両論があったんだけれども、うまい具合に前作のテイストを加えつつ、これぞMIKAなサウンドで魅了してきます。 ボーナストラックも充実しているし、MIKAの作品を待っていただけあります。 さらに日本版では、3曲のボーナストラックを追加。どれもフランス語の楽曲ということもあり、これまでのMIKAとはちょっと異なった印象を放ってきます。 サウンドはらしさ全開で、もうこの音そのままに今後も突き抜けてほしいね。

1. TALK ABOUT YOU

(MIKA, Johan Carlsson, Ross Golan, Danio Farina, Enzo Ghinazzi, Daniele Parce, Michael Edwin Hawker and Ivor Raymond) Produced by Greg Wells and MIKA

MIKA IS BACK。前作「The Origin Of Love」から2年半。オリジナルアルバムとしては4枚目。 その間もいろいろと活動していたみたいだけれども、原点回帰のような曲をドロップして楽しませてくれる。 これぞMIKAな、聞いていてハッピーになれるような鮮やかな音使いで魅了してきます。ポップでキャッチー、それ以上のものを届けてくれる。

2. ALL SHE WANTS

(MIKA, james Bauer-Mein and David Sneddon) Produced by Greg Wells & MIKA

軽快なビートに手拍子、軽やかなギターの音で明るく照らしてくれるポップチューン。 そんなウキウキワクワクなMIKAサウンドに乗せて聴かせてくれるのは、シビアな歌詞。マイノリティな世界で育ったMIKAならではの言葉のセンスで、少々鋭さを出してきましたね。

3. LAST PARTY

(MIKA, Matt Hales and Teemu Bunila) Produced by Greg Wells & MIKA

しっとりピアノの音が悲しげに響き渡るバラードチューン。 ただ世界が終わるのならばパーティーをしようという、悲しみも華やかな気分で生涯を閉じようと前向きな意思を感じさせる異色ナンバーだね。 ラストはまさしくパーティーのごとく、ゴージャスな音を投入してきました。

4. GOOD GUYS

(MIKA and Styler Stonestreet) Produced by MIKA and Tim Van Der Kuil

滑らかなメロディラインとアコースティックギターの優しい音色が織りなすミディアムナンバー。 ゲイをテーマにMIKAがしみじみと歌い上げる1曲。ゴージャスに飾ってくるオーケストレーションの力がハンパないね。とにかく華やかで力強く、曲を飾ってきます。

5. OH GIRL, YOU'RE THE DEVIL

(MIKA, Clarence Coffe Jr and Greg Wells) Produced by Greg Wells & MIKA

どっぷりビートがインパクトあるね。R&Bのような深さとMIKAの持つカラフルポップなセンスがからみあうキャッチーなナンバー。 歌詞もMIKAの思いをよく表しているようなテイストと、ストーリー性を加えて、エンタテインメントで仕上げています。

6. NO PLACE IN HEAVEN

(MIKA, Clarence Coffe Jr and Rob Wells) Produced by Greg Wells & MIKA

アルバムのタイトルチューンは、鮮やかなピアノのメロディと躍動感たっぷりのドラムが織りなすポップチューン。これぞMIKAのピアノロックだね。 アコースティックやカントリー要素もあって、瑞々しさがあふれんばかりに伝わってきます。歌詞はちょっとしんみりするけれども、メロディセンスで明るさを出す。

7. STARING AT THE SUN

(MIKA, Wayne Hector, Allesandro“all”Benassi and Mario“Benny”Benassi) Produced by Martin Terefe Additional Production by Starsmith

前作テイストの打ち込みメインで聴かせるアップテンポチューン。 なるほど、制作にBenny Benassiが加わっているので、アプローチはなるほど。でも、基本は生音で演奏しているので、 躍動感たっぷりに。キャッチーなメロディラインに、ついつい口ずさみたくなるような歌詞と、爽快感のあるコーラスに惹かれます。

8. HURTS

(MIKA, james Bauer-Mein and David Sneddon) Produced by The Nexus for 365 Artists and Mika

ど直球のピアノバラードナンバー。 しっとりとした雰囲気の中に響き渡るMIKAのヴォーカルにうっとり。歌詞はちょっと深い様相を見せる。何気ない一言でもグサッと人を傷つけることがあるんだと、 MIKA自身の実体験なのかな。説得力がありますね。ピアノ、ベース、コーラスのみの演奏でお届け。

9. GOOD WIFE

(MIKA, james Bauer-Mein and David Sneddon) Produced by The Nexus for 365 Artists and Mika

同性愛を使った楽曲。ストーリー性があって、MIKAの描く世界が色鮮やかに染められます。 物語が展開するように、曲も様々な流れで聴かせてくれます。サビでは、これぞMIKAなハイトーンヴォーカルが響き渡って魅了してきます。

10. RIO

(MIKA, Nina Woodford, Jarad Kritzstein and Kerry“Crucial”Brothers) Produced by Greg Wells & MIKA

軽やかに舞うギターが心地よさを生み出してきます。 リズミカルに、そしてポップに。突き抜けたようなポップサウンドは、ようやくサビで登場。それまでは抑え目でじっくりと聴かせてくれる。 このギャップ、温度差が生きてくるナンバーだね。でも、そこまでリオのイメージが出てこないかな。MIKAらしさは全開です。

11. ORDINARY MAN

(MIKA, Skyler Stonestreet and Gustave Rudman) Produced by Gustave Rudman for SONY/ATV Management and MIKA Additional Production by Greg Wells

通常盤ではこの曲でアルバムが締め。 ピアノを響き褪せて、切々と語るように歌うMIKAが印象的なバラードチューン。味わい深さを出してくるように、まったりじっくりと。 そして、オーケストラが加わってはより壮大な雰囲気を醸し出す。歌詞がこれまた、MIKAの深さを出してきた。まるで何かを訴えかけているかのようだ。

12. PROMISELAND

(MIKA, Skyler Stonestreet and Christopher J Baran) Produced by Greg Wells & MIKA

いい具合にこれまでとこれからの要素を含んだミディアムチューン。 ブンブンと効かせるビートと、弾むピアノの力強さがモノを言う1曲。サビでのハイトーンヴォーカルはさすがMIKAと言わんばかりに聴かせて、 引き込んで染めてきます。MIKAにしては、迫力を感じさせるね。

13. PORCELAIN

(MIKA, Teemu Brunila, Jori Sjoroos, Joe Khadajourian and Alex Schwartz) Produced by Teemu Brunila and MIKA

イントロのしっとりピアノの音色と、MIKAの幻想的なハイトーンヴォーカルがどこか別の世界へと連れて行ってくれるかのような曲。 麗しのひと時を過ごせるね。人は脆く儚いモノという、ちょっとマイナス要素の歌詞を歌っては、重たさを感じるんだけれども、神秘性のあるサウンドで聴かせてくれます。

14. GOOD GUYS (Night Time Mix)

Produced by Greg Wells & MIKA

ミックス名通りに、ちょっと落ち着いた様相を見せるバージョン。 ギターの音も渋さを出す。眩しいコーラスも盛り上がり、抑えめだけど幅を利かせてなかなかいいね。サウンドに比べると、MIKAのヴォーカルは朝のように眩しいね。

15. L'AMOUR FAIT CE QU'IL VEUT

(MIKA, Doriand) Produced by MIKA

MIKAがフランス語で聴かせるポップチューン。これがまた、全く言葉の響き方に違和感がなく、スムーズにMIKAの曲として耳に入ってくる。 明るくポップでウキウキワクワクなMIKA色の出まくった楽曲で、コーラスも華を染めてきます。聞いていて楽しいね。ストリングスもポイントが高いね。

16. LES BAISERS PERDUS

(MIKA, Doriand) Produced by MIKA Strings arranged by Simon Leclerc and Lucio Fabri

アコ-スティックギターのイントロが渋さを出してくる。 そこから切々とフランス語で語るように聴かせるMIKAです。寂しさを漂わせては、MIKAの言葉が滑らかながら鋭く伝える。

17. BOUM BOUM BOUM

(Laurent Lescarret and Michael Holbrook Penman) Produced by MIKA, Klas Ahlund and Greg Wells

弾むピノに絡むフランス語の歌詞。もう、それ以上に「BOUM BOUM BOUM」のフレーズがキャッチーに響きまくり。 さすがはMIKAだ。このフレーズだけでポイントが高く、全てを持っていく。頭の中を駆け巡るように、染めていきます。 メロディメーカーぶりを発揮してきますね。ほら、もう口ずさんでいるよ、BOUM BOUM BOUM。

18. J'AI PAS ENVIE

(IMKA, Doriand) Produced by MIKA, Greg Wells

ウクレレにようなギターの音が、やっぱり耳に行く。 まったりと軽やかに聴かせるポップナンバー。MIKAらしいキャッチーなメロディが、いろいろな変化を見せる面白い曲。 山あり谷ありのラインを辿っては、それでもポップの一言に尽きる1曲。MIKAらしさ全開ですね。

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