album

1st Album『Millennium Fever』● '94/11/17 ('95/4/21 on Japan) release

イギリスはリバプール出身の3人組、Apollo 440のメジャー1st Albumが登場。シングル「Astral America」「Liquid Cool」で見られるような4つ打ちナンバーをベースに、 時にアグレッシヴがったり、時にメロウだったり。基本はダンスビートもので、クラブフロアを盛り上げてくれるナンバー勢揃い。10分超えや7分など、長尺トラックが揃っていて、 10曲なのに、トータル72分。どんだけ気合が入っているんだか。個人的には、Blue Oyster Cultのカバーでもある「Don't Fear The Reaper」がツボですな。 これがまた1枚目ということもあり、この先が期待できますね。

1. Rumble / Spirit of America

(Noko / Gray / Gray / Gardner) Produced by Apollo 440

アルバムのオープニングを飾るナンバー。躍動感たっぷりのビートがインパクト大な1曲。じっくりじっくりと、さらにはエッジを効かせたギターも投入。 まぁ、何はともあれ、このトラックであって、冒頭から9分超えのナンバーを持ってくるとはびっくりだね。妖しさたっぷりの囁きを加えて、じわじわと効かせてくるトラック。

2. Liquid Cool

(Noko / Gardner / Gray / Gray) Produced by Apollo 440

美しいピアノの旋律と、4つ打ちビートの音が交差するナンバー。さらにはエッジを効かせたギターが鳴り響くんだな。 そして、なんとこの曲が12分超えというのも、すごいな。始まって6分頃からようやく歌が始まってくる。囁きヴォーカルをかましてきます。

3. Film Me & Finish Me Off

(Devoto / Noko / T Gray) Produced by Apollo 440

メロディアスなトラック。どこかしら和な雰囲気も出ていて、かっこいい。そこに艶かしいヴォーカルを加えて、より一層妖しさに花が咲く。 ポップで4つ打ちも心地良いんだけれども、ダークさも兼ね備えている。フルートの効果が大きいね。

4. I Need Something Stronger

(Noko / Gray / Gray) Produced by Apollo 440

イントロからゴリゴリと仕掛けてきた。エッジの効いた音と、勢いあふれる4つ打ちビートが交差するクラブトラックで、駆け抜けてゆく。 タイトル通りに、ストロンガーな1曲。Dee Jacobeeのヴォーカルも効果ありだね。7分半。

5. Pain Is A Close Up

(Gray / Noko / Devoto / T Gray) Produced by Apollo 440

落ち着いた印象を放つ4通知トラック。クラブテイストを持ち込んでは、クールでアングラ感を出す。 終始淡々とした印象で展開するトラックだね。こちらも10分たっぷりと。

6. Omega Point

(Gray / Leiker / Gray / Noko) Produced by Apollo 440

ピコピコ音を加えては、どこかしらスペイシーに。ゆったりミディアムグルーヴチューンが展開。 淡々と、そう淡々と。語りともに漂い、空間へと吸い込まれてゆく。時折挿入されるギターの音が印象深いね。

7. Don't Fear The Reaper

(D. Roeser) Produced by Apollo 440

冒頭から躍動感を出しまくる4つ打ちビートのクラブチューン。おまけに歌ものでなかなか面白い仕上がりだね。 まるでアンセムのようなキャッチーさで、シンガロングなトラックだ。なるほどとともに、Blue Oyster Cultのカバーなんだね。

8. Astral America

(Noko / Gray / Gray / L. Bernstein / S. Sondheim) Produced by Apollo 440

クールなシンセサウンドに4つ打ちビートが放たれては、アグレッシヴなダンストラックを届けるシングルナンバー。 テクノ、トランスな要素にエッジの効いたギターが舞い、硬質でゴリゴリな印象を出してくる。これぞApollo 440なフロアトラックで、体が揺れます。

9. Millennium Fever

(Noko / Gray / Gray) Produced by Apollo 440

アルバムのタイトルチューンは、冒頭からピコピコ効かせて、さらにはエッジの効いた音をスパイスに投入。 そして、4つ打ちビートの躍動感を加えては、攻めてのスタイルでガシガシとぶつけてきます。ヴォーカルも荒々しくて、かっこいいな。

10. Stealth Requiem

(Noko / Gardner / T. Gray) Produced by Apollo 440

アルバムのラストを飾るナンバー。声は逆回しか?妖しさと神々しさをミックスさせたような雰囲気を出して展開。 ゆったりテンポがグルーヴィーに聞かせるナンバーです。

2nd Album『Electro Glide in Blue』● '97/3/3 ('97/3/26 on Japan) release

ロックとダンスの融合系を示す3人組、Apollo 440のメジャー2枚目となるオリジナルアルバム。前作「Millennium Fever」よりも気合の入りがうかがえるね。 トラックの方も、5分超え、10分超えなどもあり、濃厚に。でもって、美しきアンビエントサウンドとブレイクビーツを組み合わせたり、ジャングルビートで攻めてきたり、 クラブジャズなナンバーで聞かせたりと、色々と工夫が見られます。ただ、キャッチーさはちょっと少ない感じかな、という印象。その点で、ちょっと残念な部分はあるけれども、 それぞれにこだわりを感じさせる作品にはなっていますね。

1. STEALTH OVERTURE

WRITTEN BY T GRAY / E GRAY / NOKO PRODUCED BY @440

美しく響き渡るヴォーカルにうっとりさせられるインストナンバー。ここからアルバムの幕開け。

2. AIN'T TALKIN' 'BOUT DUB

WRITTEN BY EDWARD VAN HALEN / ALEX VAN HALEN / MICHAEL ANTHONY / DAVID LEE ROTH ARRANGED BY NOKO PRODUCED BY @440

タイトルからして、サンプリング。あのVAN HALEN「TALKIN 'BOUT LOVE」のトラックをサンプリングしては、 Apollo 440的なアプローチをかます1曲。しかも、ドラムンベースで鮮やかに。かなりのインパクトを出してきたナンバーに驚きですよ。 ズンドコズンドコ。キャッチーに仕上げてきます。

3. ALTAMONT SUPER-HIGHWAY REVISITED

WRITTEN BY NOKO PRODUCED BY @440

ゆったりビートに乗せて、エレクトロとバンドサウンドの融合を図るような1曲。アグレッシヴでボコスカと音を放ち、 ガツンと決め込んできます。エッジの効いたギターもものを言う。そこに鮮やかさを投入。じっくり6分半のナンバーです。

4. ELECTRO GLIDE IN BLUE

WRITTEN BY T GRAY / H GRAY / E MacFARLANE PRODUCED BY @440

淡い音使いがとってもまろやかなミディアムグルーヴチューン。スクラッチだったり、打ち込みだったり、いかにもな音を投入。 これがApollo 440だと言わんばかりに、濃密な音をぶつけてくる。アルバムのタイトルチューンは、約8分半です。力強い音なのに、浮遊するかのように。

5. VANISHING POINT

WRITTEN BY NOKO PRODUCED BY @440

チキチキサウンドが舞う世界。ゆったりグルーヴが展開して、あとはドラムンベースが静かに打ち放たれる。 さらに心地よく、アンビエントなテイストでまったりまったりと。ふかく沈み込んでいきそうだ。

6. TEARS OF THE GODS

WRITTEN BY NOKO / T GRAY / H GRAY / DR JOHN CREAUX PRODUCED BY @440

インパクトある音でイントロから引き込んできました。そして、どしどしビートも加わっては、より力がみなぎってくるトラック。 なかなかの濃い味付けのナンバーは、次第にクセになってくる。ギターがガッツリと効いてきますね。約6分。

7. CARRERA RAPIDA THEME FROM RAPD RACER

WRITTEN BY NOKO / T GRAY / H GRAY / I HOXLEY PRODUCED BY @440

冒頭からドラムンベースのビートがたくましく鳴り響くナンバー。スクラッチやヴォイスサンプリングも投入して、クラブ寄りに攻めてきます。 そこにギターを加えたりして、ロックなテイストを出してきて、クールな仕上がりを見せる。それでいて、よくよく聞くとメロディアスだったりするんだよね。

8. KRUPA

WRITTEN BY NOKO / T GRAY / E GRAY PRODUCED BY @440

クラブジャズな感じで、いい具合にビートが弾みながら、メロディを紡ぐ1曲。ウキウキワクワクな感じもまた、心を躍らせるんだ。 気合も入った感じで攻めてきますね。タイトルそのまま、ジャズドラマーのGene Krupaに捧げられた1曲です。

9. WHITE MAN'S THROAT

WRITTEN BY NOKO / H GRAY / I HOXLEY PRODUCED BY @440

深いベースラインがクセを辿るようなグルーヴチューン。ドラムもジャジーに静かにスタート。 さらにキーボードも入って、おしゃれな仕上がりですよ。ディープでも、引き付ける力のあるナンバーだね。

10. PAIN IN ANY LANGUAGE

WRITTEN BY NOKO / B MacKENZIE PRODUCED BY @440

深めのハミングが妖しく広がるトラックにびっくりだ。そこに華麗なサウンドが交差しては、唯一無二のApolloワールドが展開。 アンビエントなテイストのまま、ヴォーカルも入ってきては、妖艶さを醸し出してきます。さらには歌い上げてきた。まるでオペラな世界だね。8分半をじっくりと。

11. STEALTH MASS IN F#m

WRITTEN BY T GRAY / E GRAY PRODUCED BY @440

こちらもアンビエントなテイストで、シンセサウンドをじっくりと聞かせて広がるナンバー。 そこに美しさの出たコーラスが舞います。6分半。不思議な世界へと誘ってくれる。

12. RAW POWER

WRITTEN BY NOKO / T GRAY / H GRAY / I HOXLEY PRODUCED BY @440

エッジを効かせたり、ドラムンベースばりのビートを加えてアッパーに仕掛けてきた。 さらには弾けるヴォーカルも加えて、やけどするナンバー。Here we go。HIP-HOPやラップのような勢いもあって、かなりアグレッシヴなApollo 440ですね。

3rd Album『Gettin' High on Your Own Supply』● '99/9/6 ('99/9/8 on Japan) release

前作「Electro Glide in Blue」から2年半。Apollo 440の3枚目となるアルバムです。前作は作り込まれた感がしっかりと出ていたものの、どこかしら単調なテイストがあった感じ。 その反動からか、今回はもう、勢いが出まくっていますね。先行ナンバーにもなっていた「STOP THE ROCK」のビートの嵐に浸ります。 そのほかの曲も、アグレッシヴなビートに乗せて勢いよく攻めてくるApollo 440に拍手ですね。キャッチーさも加わって、ドンドコドンドコ。どんどんと濃い波に呑み込まれていきます。 時にスペイシーでクールだったり、時にギターが加わってはデジロック本領発揮なテイストだったりと、かなりインパクトの強いアルバムになっていること、間違いなし。

1. Are we a rock band or what...?

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY T GRAY / NOKO / H GRAY

とってもドリーミングなイントロダクション。美しくアンビエントな雰囲気を響かせては、ドラマティックに包み込んできます。 さぁ、Apollo 440の旅が始まります。

2. STOP THE ROCK

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY NOKO / I HOXLEY / T GRAY / H GRAY

イントロからバリバリとギターをかき鳴らしては、勢いを出す。そこにエフェクトをかけたヴォーカル、そしてがっつりビッグビートを加えて、 激しく聞かせるナンバー。でも、シンセの音がとっても楽しそうに入ってくるんだな。とにかく勢いで行っている感じもするけれども、 キャッチーさも出ていて引き込んできます。

3. CRAZEE HORSE

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY T GRAY / H GRAY / NOKO / I HOXLEY / P COLBOURNE

スペイシーなイントロでスタート。ドラムをガツガツと加えたり浮遊感を出すSEを加えたりして、アクティヴに展開。 そして、ヴォーカルが加わると同時に、アグレッシヴにギターがエネルギーを出してはゴリゴリと響きわたる。クレイジー感満載だね。

4. COLD ROCK THE MIC

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY NOKO / T GRAY / H GRAY / I HOXLEY / P COLBOURNE

ハードなギターとエッジ溢れるロックサウンドでダイナミックに聞かせるナンバー。ダンスあり、ロックありで、Apollo 440であるトラック。 どこかしら聞いたことあるようなリフを加えるところに、耳が行くんだな。

5. LOST IN SPACE (THEME)

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY JOHN WILLIAMS

高速ドラムンベースばりのビートを叩き込んでは、バリバリのギターを加えて、相当熱な音をぶつけてくるナンバーです。 映画のテーマソングということもあり、とにかくダイナミックでエネルギーがほとばしる。そして、盛り上げようとする力と、自分たちが大盛り上がりする様子が伝わってくる。 痛快なダンスロックチューンだね。

6. FOR FORTY DAYS

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY NOKO / T GRAY / H GRAY

これまた、ロマンティックでドラマティックなイントロ。そして、高速ドラムンベースのビートが襲いかかってくるんだな。 目まぐるしく響き渡るピアノの音に酔いしれます。

7. HEART GO BOOM

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY P COLBOURNE / K GOODMAN / I HOXLEY / NOKO / T GRAY / H GRAY

ゆったりビートとスクラッチが入って、まるでHIP-HOPでWhat's up?なスタイルが展開。 さらにラップもはいいてきたと思ったら、ドラムンベースビート。さらに、エッジの効いたギターが入ってきては、なんだかものすごいことになっている。レゲエフレーバーもいい感じ。

8. THE MACHINE IN THE GHOST

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY T GRAY / H GRAY / NOKO / P COLBOURNE

ゆったり展開するミディアムチューン。1つ1つの音にこだわりが込められているような作り。派手さはない感じだね。 そして、独特のうねりとシンセを加えては、心地よい空間を作る。

9. BLACKBEAT

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY H GRAY / T GRAY / NOKO / I HOXLEY

ヴォコーダーヴォーカルが未来感を出しまくるデジロックチューン。一気にギターのエナジーがほとばしる、アグレッシヴなトラックへと変身。 ドカドカガツガツと、攻めてきます。

10. STADUM PARKING LOT

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY NOKO / I HOXLEY / P COLBOURNE / T GRAY / H GRAY

イントロからヘビィロックテイスト。もうがっつりと足跡を残していく。そこにスクラッチも入っては、ミクスチャーな感じ。 これがまた、かっこいいんだな。

11. YO! FUTURE

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY NOKO / I HOXLEY / T GRAY / P KODISH / H GRAY

高速ドラムンベースビートを武器に、アグレッシヴなレジロックを聞かせるナンバー。これがApollo 440の未来と言わんばかりに、 勢いで駆け抜けてゆくような1曲だね。とにかくアッパーで、ビートにやられる。

12. HIGH ON YOUR OWN SUPPLY

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY NOKO / I HOXLEY / T GRAY / H GRAY / J GARDNER

インパクト大なビートの音がまた面白いな。重量感を出したトラックで、のっしりのっしりと。そこにRhoda Dakarの声が響きまくりで、インパクトを放ちます。 このハスキーで印象の残る声が、やっぱりポイントになるんだな。

13. THE PERFECT CRIME

PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL WRITTEN BY T GRAY / H GRAY / NOKO

サイバーな音。スペイシーな音。色々な音がクールに飛び交うナンバー。やはり、ここでもギターの音がポイントになるね。 幻想的かつスタイリッシュに聞かせてくれます。

4th Album『Dude Descending a Staircase』● '03/7/22 ('03/7/9 on Japan) release

Apollo 440、待望の4作目は、約4年ぶり。今作はとっても豪華に、2枚組。たっぷり詰め込んできましたね。前作をさらに磨きをかけたような音。 クールでソウルでジャズでロックなのに、きちんとダンスしてくるところはさすがです。今作もフィーチャーしまくって、化学反応を示しています。 また、インストナンバーも多くて、THE STEALTH SONIC ORCHESTRA名義との区別もうまくしてきた感じかな。時に激しく、時に静かに聞かせてくれます。 やはり2枚組、このヴォリュームでお腹が満たされますね。ジャケットのイラストもインパクト大。

1ー1. DUDE DESCENDING A STAIRCASE FEAT. BEATNUTS

WRITTEN BY TREVOR GRAY / HOWARD GRAY / NOKO / JERRY TINEO / LESTER FERNANDEZ / ABIODUN OYEWOLE PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

冒頭から濃さを全開。ブラックテイスト、HIPHOPテイスト、ジャズでR&Bなテイスト、ギターを響かせたりと、とにかく勢いが出ているね。 それ以上に、勢いの出たTHE BEATNUTSのラップも迫力たっぷりだ。「When The Revolution Comes」をサンプリング。

1ー2. HUSTLER GROOVE FEAT. LIGHTIN' ROD

WRITTEN BY JALAL NURIDDIN / TREVOR GRAY / HOWARD GRAY / NOKO / STUART CRICHTON PRODUCED BY @440 & STUART CRICHTON

グルーヴィーな4つ打ちクラブチューン。そこにLIGHTIN' RODも加わって、見事なダンストラックの誕生だ。 台詞というか語りというか、アクが強いのなんのって、すごいね。さらにギターがうねりをあげる。

1ー3. DISCO SUCKS FEAT. EWAN MACFARLANE

WRITTEN BY HOWARD GRAY / NOKO / TREVOR GRAY / EWAN MACFARLANE PRODUCED BY @440 & STUART CRICHTON

冒頭からエッジの効いたギターがやってくれます。でもって、ダンスビートも襲いかかってきては、ノリノリですな。 EWAN MACFARLANEもダイナミックで勢いのあるヴォーカルをまくし立ててきます。それでいて、キャッチーな仕上がりはさすがだ。

1ー4. ELECTRONIC CIVIL DISOBEDIENCE FEAT. JAY DUNNE

WRITTEN BY NOKO / HOWARD GRAY / TREVOR GRAY / JAY DUNNE PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL ADDITIONAL PRODUCTION & PROGRAMMING BY STUART CRICHTON

こちらもダンスとロックがうまく融合していますね。アグレッシヴで、ダイナミックに聞かせてくれるナンバー。 勢いもあって、かっこいいです。「People Get Up」をサンプリングしては、攻めた音で呑み込んできます。

1ー5. N'EXISTE PAS THE STEALTH SONIC ORCHESTRA FEAT. EWAN MACFARLANE

WRITTEN BY NOKO / HOWARD GRAY / TREVOR GRAY / JAY DUNNE PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

ゆったりテンポが濃く聞かせるミディアムチューン。渋さが広がり、ソウルジャズなテイストが強い1曲だね。ストリングス的音使いが飛び交い、 EWAN MACFARLANEのヴォーカルもダイナミックに広がります。

1ー6. MAKE MY DREAMS COME TRUE FEAT. EWAN MACFARLANE

WRITTEN BY TREVOR GRAY / HOWARD GRAY / NOKO / EWAN MACFARLANE PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

イントロからレイブモード大爆発で、アッパーに仕掛けてきました。なんと今回は振り幅が広いんだ。 そして、ボコスカビートを加えては、アグレッシヴに展開するんだ。すごいぜ。ソウルフルなヴォーカルも手伝って、勢いがハンパない。ダイレクトに伝わってくる作品。

1ー7. ESCAPE TO BEYOND THE PLANET OF THE SUPER APE THE STEALTH SONIC ORCHESTRA

WRITTEN BY TREVOR GRAY / HOWARD GRAY / NOKO / PAUL KODISH PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

アグレッシヴなデジロックチューン。怪しさと力強さが交差するトラックは、Apollo 440が持つ力を全て凝縮しているかのようだね。 むしろ、THE STEALTH SONIC ORCHESTRA名義なので、攻撃性と繊細さをうまくミックスしてきたようだ。

1ー8. TIME IS RUNNING OUT FEAT. TOMMY BLAIZE

WRITTEN BY TREVOR GRAY / NOKO / HOWARD GRAY PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

前曲からうまく流れて入ってきた曲だね。こちらはバチコンとビートを加えては、ガツガツ攻めてきます。 TOMMY BLAIZEの激しくソウルフルなヴォーカルがモノを言う4つ打ちチューンです。

1ー9. 1,2,3,4 FEAT. PETE WYLIE

WRITTEN BY NOKO / TREVOR GRAY / HOWARD GRAY / IAN HOXLEY / PETE WYLIE PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

ノリで勢いよく進行する、ハッピーなダンスロックだね。ウキウキワクワクさせてくれるし、 そこにアグレッシヴなビートとエッジの効いたギターも溢れんばかりに響き渡る。PETE WYLIEのヴォーカルもポイントになるね。

1ー10. ROCK'N'ROLL FEAT. EWAN MACFARLANE

WRITTEN BY NOKO / TREVOR GRAY / HOWARD GRAY PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

アグレッシヴなドラムンベースビートをぶつけてきては、ノックアウトなナンバー。タイトルはロックンロールだけれども、 デジタル色が強く、Apollo 440ならではの色がうまく出ているね。そして、EWAN MACFARLANEのヴォーカルもソウルフルに響き渡って、熱いんだ。

1ー11. CHILDREN OF THE FUTURE THE STEALTH SONIC ORCHESTRA FEAT. JALAL NURIDDIN

WRITTEN BY HOWARD GRAY / TREVOR GRAY / NOKO / JALAL NURIDDIN PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

アンビエントなサウンドの中に見え隠れする狂気。時折ビートを強めて、がっつり入ってきながらも、ムードのあるジャジーなテイストもかっこいいんだな。 JALAL NURIDDINのヴォーカルも渋さを加えてきます。

2ー1. DIAMONDS IN THE SIDEWALK THE STEALTH SONIC ORCHESTRA FEAT. JACK KEROUAC

WRITTEN BY JACK KEROUAC / NOKO / HOWARD GRAY / TREVOR GRAY PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

鬱食いさが鮮明に広がる、心地よいミディアムチューン。 JACK KEROUACによる詩の朗読「PRAISED BE MAN FRAGMENTS FROM SAN FRANCISCO BLUES」の効果が効いています。

2ー2. SOMETHING'S GOT TO GIVE THE STEALTH SONIC ORCHESTRA FEAT. XAN

WRITTEN BY TREVOR GRAY / NOKO / HOWARD GRAY / LISA LINDLEY JONES / PETE KESSLER / DEOSE DAVIS PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

スペイシーな音がじわりじわりと広がる始まり。「Sweet Heart」をサンプリングしては、まったり淡々と4つ打ちビートが展開。 心地よく進行していく、ドラマティックなトラックです。

2ー3. CHRISTIANE THE STEALTH SONIC ORCHESTRA FEAT. ELIZABETH GRAY

WRITTEN BY NOKO / TREVOR GRAY / HOWARD GRAY PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

イントロはHIP-HOPテイストで、ブレイクビーツをお見舞いだ。そこに繊細かつ大胆な美しい音色を加えてうっとりとさせてくれるような幻想的インストチューン。 そこにエフェクトヴォーカルを加えては、ちょっとカオスな雰囲気。

2ー4. EXISTE THE STEALTH SONIC ORCHESTRA

WRITTEN BY NOKO / HOWARD GRAY / TREVOR GRAY PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

DISC-1に収録されていた曲の別バージョン。どこかしら、映画の音楽のような繊細さと大胆さが伝わってくるインストナンバー。 シンセや弦、ギターの音が瑞々しく広がっていきます。

2ー5. BULLETPROOF BLUES FEAT. EWAN MACFARLANE

WRITTEN BY TREVOR GRAY / HOWARD GRAY / NOKO / EWAN MACFARLANE PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

ゆったりビートにファンク/ソウルな音をぶつけては、あっと言わせるミディアムチューン。程よいパンチ力が濃さを示して、 グルーヴィーに仕上げてきました。そして、ヴォーカルもとことん濃いんだな。

2ー6. SUITCASE '88 THE STEALTH SONIC ORCHESTRA

WRITTEN BY TREVOR GRAY / HOWARD GRAY / NOKO PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

ディープな世界がとってもクールに広がる、ムードたっぷりのインストチューン。 おしゃれな要素たっぷりで、まるで何かのサントラで登場してくるようなおしゃれな雰囲気を出してきました。夜にぴったり。

2ー7. CHECK YOUR EGO FEAT. SPOONFACE

WRITTEN BY HOWARD GRAY / NOKO / TREVOR GRAY / ELROY POWELL PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

イントロからギターがクールに響き渡った。その後はベースもうねりを加えて、おしゃれなファンクロックで、ダンスミュージックと化す1曲。 自然に体も揺れる1曲だね。

2ー8. ROPE, RAPTURE & THE RISING SUN THE STEALTH SONIC ORCHESTRA

WRITTEN BY NOKO / TREVOR GRAY / HOWARD GRAY PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

瑞々しい演奏が染み渡るように響くインストナンバー。ギターの音も、そこに溶け込んでいくかのように滑らかな音が展開。 その後はダブビートでゆったりまったりと、どっぷりと展開。心地よすぎて、眠気に誘われます。そして、ピアノでうっとりと。夢を見させてくれるよう。

2ー9. BAD CHEMISTRY FEAT. EWAN MACFARLANE

WRITTEN BY NOKO / HOWARD GRAY / TREVOR GRAY PRODUCED BY @440 AT APOLLO CONTROL

ギターの音が渋く響き渡ります。どこか刹那的。そして、EWAN MACFARLANEのヴォーカルが加わってくると、より一層切なさが押し寄せてくるんです。 渋さも光る1曲だね。

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