album

1st Album『LAYERS』● '16/11/4 release

若干、20歳そこそこなのに、世界をアゲアゲにしてしまう、フランス出身のDJ、KUNGSによるデビューアルバム。昨今のトレンドであるEDMをベースに、華麗なる4つ打ちビートを放って、 聴きやすく、それでいて、おしゃれに仕上げてくるこのマジック。若手ならではの大胆さと、丁寧な仕上がりが程よいバランスになっていますね。 ヴォーカリストたちの声を引き立てて、キャッチーな展開。とにかく安心して盛り上がる1枚。これがデビューアルバムだし、まだまだこの先に期待がかかりますね。

1. MELODY ft Luke Pritchard

(Luke Pritchard / Luke Pritchard, Kungs)

タイトルそのまま、メロディアスな1曲。ヴォーカルとギターを操るLuke Pritchardのセクシーな声が軽やかです。 KUNGSも自由自在にトラックを弄っては、盛り上がるように仕掛けてきます。4つ打ちをベースにして聞かせるダンストラックを披露。

2. THIS GIRL vs Cookin' On 3 Burners

(Jake Morrison - Lance Ferguson - Ivan Khatchoyan)

Cookin' On 3 Burnersによるリミックスチューン、そして大ヒットを記録。程よいラテンのグルーヴに、 心地よい4つ打ちビートが交差して、楽しめるEDMになっています。トランペットの味付けも熱を加えてきます。

3. DON'T YOU KNOW ft Jamie N Commons

(J.N Commons - M Pereira / J.N Commons - M Pereira - Kungs)

ソウルフルなJamie N Commonsのヴォーカルを前面に出して、クールに展開する4つ打ちEDMチューン。 トランペットやギターがさりげなく、とってもおしゃれになったね。さすがKUNGSな業です。

4. YOU REMAIN ft Ritual

(Gez O'Connel / Adam Midgley - Tommy Baxter - Kungs)

なんとも切ないイントロですね。アコースティックギターを寂しく渋いヴォーカルは、Gez O'Connelが担当。 どこか儚げながら、ストレートに訴えかけてくるようなヴォーカルに引き込まれます。哀愁EDM。アコースティックギターとブラスを模したキーボードがいい味を出すんだな。

5. FREEDOM ft Wolfgang

(Wolfgang Patrick Valbrun - M. Peirera / Benjamin Porraz - Kungs)

いきなりのハミングもまた、インパクトがあるな。ちょっとエスニックなヴォーカルが舞います。 そのWolfgangの声を盛り上げるように情熱的なコーラスにギター、そして4つ打ちビートを畳み掛けてきます。

6. WHEN YOU'RE GONE ft Tillie

(kungs)

ジャカジャカとかき鳴るギターと4つ打ちビートが爽やかに展開するカントリーEDM。キュートなTillieのヴォーカルに吸い込まれそうだ。 「LOST BOY」をサンプリングしては、軽やかな味付けで舞います。ギターの低い音がいいね。そして、口笛もポイントが高い。

7. WILD CHURCH

(Victor Soulisse - Kungs)

深いビートがまさしくワイルドな1曲。冒頭からどしどしと攻めてきます。 後半で静かになっては、どこかしらオリエンタルな雰囲気を交えて、じっくりとトラックを味わうEDMチューンですね。

8. BANGALORE STREETS ft Freia

(Badea Victoria Ionna - Gajaila Alexandru Daniel / Kungs)

こちらもまた、オリエンタルでエスニックな雰囲気を出すスローテンポのトラック。 びっくり、KUNGSはフルートも吹くんだね。でもって、Freiaのヴォカルも軽やかで妖艶に聞かせてくれます。 まさしく異国な感じがおしゃれです。

9. TRIPPING OFF ft Lune

(Linnea Martinsson / Tom Havelock - Kungs)

これまた静かな始まりで、よくLuneのヴォーカルが響き渡ります。そこから4つ打ちビートも加わっては、 鮮やかになってゆくKUNGSの世界。力強くも、どこかしら説得力のあるビートが心強さを生み出す。クールでかっこいいんだな。

10. I FEEL SO BAD ft ephemerals

(Kungs)

これまたWolfgangが濃いヴォーカルを聴かせてくれる陽気なミディアムダンスチューン。 ephemeralsの「You made us change」をサンプリングしては、がっつりと濃く仕上げてきた。トランペットやらコーラスやら、熱を持ってがっつりと攻めてきます。 何気にストリングスの効果がいい味を出すんだ。

11. CRAZY ENOUGH ft Richard Judge

(R Judge / R Judge - Kungs)

Richard Judgeがメロウなヴォーカルで甘く仕上げてくると同時に、抑えめのクールなビートが彩りを加えてくるEDMチューン。 美しく儚く、それでいて躍動感を伴って聴かせてくれるKUNGS。かっこいいね。

12. TRUST Rae Morris

(Rae Morris - Benjamin Garett / Rae Morris - Benjamin Garett - Kungs)

Rae Morrisが美しきヴォーカルを響かせるナンバーは、落ち着きのある4つ打ちビートが繰り広げるダンストラック。 派手さを抑えてじっくりと聴かせるスタイルが、とにかくおしゃれなの。

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