album

1st Single『Water Colour』● '89/7/21 release

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Water Colour

夏の午後

フジカラーCMソング

Water Colour

作詞・作曲:小林武史 編曲:小林武史 *2nd Album 「TESTA ROSSA」 収録*

夏の午後

作詞・作曲:小林武史 編曲:小林武史 *2nd Album 「TESTA ROSSA」 収録*

2nd Single『晴れた日とラプソディー』● '90/2/21 release

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晴れた日とラプソディー

僕の中のスクリーン

晴れた日とラプソディー

作詞・作曲:小林武史 編曲:小林武史

僕の中のスクリーン

作詞・作曲:小林武史 編曲:小林武史

1st Album『Duality』● '88/11/21 release

今や名プロデューサとして名を馳せている、小林武史のデビュー盤です。

シンガーソングライターの名を冠するような、ハイクォリティーの作品の数々。

やはり、他人のプロデュースをやる人って、最初から何か曲の雰囲気が違いますね。

とにかく、小林武史のヴォーカルが聞くことが出来るだけでも、十分価値がありますね。

ただ、随分と複雑な楽曲のオンパレードで、理解するのが難です。それほど高度?

1. Looking For America From The Kitchen

作詞:小林武史 作曲:小林武史 編曲:小林武史

アルバムのオープニングから高橋幸弘をドラムに招いたナンバー。 小林武史の甘いヴォーカルが響き渡るミディアムポップ。

いい具合にシティポップしています。 弾け具合も大人のテイストで。

2. ひまわり

作詞:小林武史 作曲:小林武史 編曲:小林武史

軽い電子音を踏まえたミディアムポップ。ただ、凝りに凝りすぎてちょっと難解なメロディーになっていますね。

所々で入ってくるギターの音はかっこいい。ヴォーカルはとても伸びやかで、甘い雰囲気が漂っています。

3. His Crime

作詞:小林武史 作曲:小林武史 編曲:小林武史

ちょっとスウィング感のあるポップなナンバー。歌のほうは淡々と進行するので、察して問題はないと思う。 間奏でのギターソロはかっこいいね。

4. 何秒か前に

作詞:小林武史 作曲:小林武史 編曲:小林武史

アップテンポのナンバーはイントロからサビに向けて盛り上がりを聞かせてくれる。

曲さながらに、ゲストコーラスに大貫妙子やEPOを迎えている豪華なトラックとなっています。 最後の転調で、さらにぐっときますね。

5. 変わらぬ想い ~Sail Away With you~

作詞:小林武史 作曲:小林武史 編曲:小林武史

バラードナンバー。イントロではアンビエントな感じですね。 Bメロの重圧コーラスも叙情深いし、ぐっときますね。

やはり、後半に行くに連れて、ドラマティックになった。 ピアノとストリングスをもう少し強調してもよかったんじゃないでしょうかね。

6. Curve

作詞:小林武史 作曲:小林武史 編曲:小林武史

ミディアムテンポの曲なんか複雑な進行で、難しく感じます。不思議な曲だな。 ピアノは瑞々しく、ギターがスパイスを加えるアレンジがいいね。

しかも、F.O.で終わるだなんて。なんか締りの悪い曲ですな。

7. SUBWAY

作詞:小林武史 作曲:小林武史 編曲:小林武史

ミディアムテンポで、ちょっとダークながらゆったりと流れる曲。 曲が進むに連れて、シティポップの雰囲気を放っていますね。

あえて複雑にすることで、小林武史にミステリアスなイメージを作っていますね。

8. Strange Times

作詞:小林武史 作曲:小林武史 編曲:小林武史

アンビエントな要素を醸し出す、ミディアムバラードナンバー。 小林武史の透き通るヴォーカルと、彩りを加える色々な楽器が曲を飾る。

途中からロックサウンドでガツンと聞かせてくれる。

9. 水のパレード

作詞:小林武史 作曲:小林武史 編曲:小林武史

しっとりいたバラードナンバー。タイトル通りに水のような雰囲気があるね。 小作なので、聞き逃さないように。

短いながらにドラマティックな展開を聞かせてくれる。

10. Silent Voice

作詞:小林武史 作曲:小林武史 編曲:小林武史

アルバムのラストを飾るポップなミディアムナンバー。 これまた難しい展開というか、随分と不思議な曲がれの曲だ。

それも、まったく軽いこなしで歌い上げる小林武史はすごいですね。 間奏のサックスが曲を彩る。それにしても瑞々しいよね。

2nd Album『TESTA ROSSA』● '89/10/21 release

90年代を見事なプロデュースワークで駆け抜けていった小林武史が、シンガーソングライターとしてリリースした2枚目のオリジナルアルバム。 ジャケットからして、妖しい雰囲気を漂わせていますが、音のほうはもう、大人テイスト満載の上質ブランド物です。 さすがは小林武史と言わんばかりの、ミュージシャン魂のこもった渾身作。 シングル曲「Water Colour」や、後に俳優の大浦龍宇一によってカバーされる名曲「夏の午後」を含む全10曲。 相変わらず高クォリティというか、じっくりと作りこまれた曲がつっまた作品だよな。 プロデューサー以前にミュージシャンとしての才能が開花されているアルバムなんだよね。 爆発的ヒットを狙った作品というよりかは、じっくり根付いたエバーグリーン的なものかな。 万人よりも断然玄人受けするアルバムで、今後の小林武史自身のキャリアに大きな布石をもたらした1枚ですな。

1. TUBE LIFT

COMPOSED BY TAKESHI KOBAYASHI PRODUCED, ARRANGED BY TAKESHI KOBAYASHI

アルバムの幕開けは、しっとりとしたピアノの音色から。ただ、比較的音が小さいので、何をやっているのかがわかりにくいんだよな。 一応、繊細なメロディーとSEっぽい効果音が交差するイントロダクションとなっております。

2. (Down to)GOD'S FILE

COMPOSED BY TAKESHI KOBAYASHI PRODUCED, ARRANGED BY TAKESHI KOBAYASHI

アンビエントな要素を持つ、ギターがちょいとかき鳴るミディアムポップのナンバー。 これがまた、いきなり複雑な面を見せてくる、さすがは小林武史、ひねってきましたね。 よくあるA・Bメロディーという構成に、進化された小林武史メロディーが加えられ、通もうなずく1曲に仕上がっております。後半の盛り上がりも、すばらしい展開だ。

3. FOOL FOR LOVE

COMPOSED BY TAKESHI KOBAYASHI PRODUCED, ARRANGED BY TAKESHI KOBAYASHI

ちょっとしたエスニック風味のイントロを過ぎ、ミディアムテンポのナンバーが進行。 スチールドラムっぽい音を奏でるキーボードがポイントでぢょうか。本編はというと、じっくりと熟成された小林武史の音が展開されています。 1つ1つの音を、丁寧に奏でる極上級のサウンド。さすがは小林武史だ、センスも人一倍。それにしても、この曲も結構複雑だよな。

4. Water Colour

COMPOSED BY TAKESHI KOBAYASHI PRODUCED, ARRANGED BY TAKESHI KOBAYASHI

CMソングにもなったシングルナンバー。タイトル通り、瑞々しいサウンドともに、届けられるメロディーに。もううっとりだね。 小林武史のヴォーカルも、伸びやかです。やっぱり、キラキラとしたキーボードの音をはずすことはできないね。 サビでは、コーラスも重なって新鮮味が出ています。メロディーが相変わらず複雑なんだけれどもね。 後半は転調し、盛り上がりを聞かせてくれる。

5. TERRITORY

COMPOSED BY TAKESHI KOBAYASHI PRODUCED, ARRANGED BY TAKESHI KOBAYASHI

イントロがまた、2段階でくるとは、なかなか面白い。ミディアム・スローのバラードナンバーで、響き渡るサウンドが、これまた煌びやか。 また、この曲も複雑な展開なんだな。メロ部とかサビ部というのが断定しにくいし。核となるような場所では、コーラスが厚く重なっては、じっくりとしたサウンドで聞かせてくれる。

6. 夏の午後

COMPOSED BY TAKESHI KOBAYASHI PRODUCED, ARRANGED BY TAKESHI KOBAYASHI

大浦龍宇一がカバーしたことで、少しは知名度もある小林武史のナンバー。 アコースティックサウンドと、アンビエントなアレンジが絶妙な組み合わせ。そこに小林武史の艶やかなヴォーカルが加わり、この曲の色を思う存分出している。 とくに、途中から加わってくるシンセサイザーの音がまた、この曲を格段とグレードアップさせている。そして、サビ部直前で大いなる盛り上がり。 ロックサウンドともいえる厚いアレンジで、壮大な曲へと進化した。この流れが本当にかっこいいんだ。そして、最後はしっとりと。 とってもドラマティックな展開に、聞きほれてしまう1曲だ。

7. WILD SIGN

COMPOSED BY TAKESHI KOBAYASHI PRODUCED, ARRANGED BY TAKESHI KOBAYASHI

チクタクと時を刻むSEと、ベース音がクロスフェイド。なにやら始まる予感。ミディアムテンポのムードある楽曲です。 しかし、そのムードを盛り上げるかのように、ガツンと厚いサウンドで、どっしりと構えてきましたよ。 山をいくつも越えるような展開で、結構強力ですね。キャッチーとまではいかないものの、結構クセになるメロディーだ。

8. 僕の中のスクリーン

COMPOSED BY TAKESHI KOBAYASHI PRODUCED, ARRANGED BY TAKESHI KOBAYASHI

かきなるギター。そして、雄大なサウンドで楽しませてくれるロックナンバー。 キャッチーなメロディーは、小林武史のセンスが光っている。サビにしろ、間奏にしろ、とっても熱い仕上がりなんだな。 世界観が大きいながら、清々しい感じのする曲でございます。

9. STILL CRYING STILL LIFE

COMPOSED BY TAKESHI KOBAYASHI PRODUCED, ARRANGED BY TAKESHI KOBAYASHI

打ち込みビートで飾るデジタルナンバー。無機質感漂うサウンドと、生を感じさせる小林武史のヴォーカルとの温度差が、不思議な魅力を生み出す。 独特のグルーヴも、お見事な小林武史マジックだ。後半でまた、不思議なメロディー展開を披露。

10. WITHOUT

WORDS BY TAEKO ONUKI AND TAKESHI KOBAYASHI COMPOSED BY TAKESHI KOBAYASHI PRODUCED, ARRANGED BY TAKESHI KOBAYASHI

バラードナンバーで、しんみりとしたサウンド。寂しさを思わせるような、はたまた神秘的なキーボードの音に、ドンドンと引き込まれてゆくね。 この曲もまた、独特の展開で聞かせてくれる。ついて行くのも難しいよな。でも、音のマジックは、さすがは小林武史だ。 最後の最後、ちょっとしんみりとした感じで終わらせるのに、もったいないような気がした。

Album『WORKS Ⅰ』● '08/11/26 release

小林武史が自分の名義でアルバムをリリース。 実に約20年ぶりのソロ作品ですね。今作は、これまでの活動の中から、自身が担当した映画音楽やテレビ番組のテーマソングなど、18曲をピックアップ。 もちろん、サウンドトラック等の楽曲だから、映像と合わせたほうが作品として盛り上がるわけだけれども、 曲単体でも十分に味わい深さが伝わってきますね。 全曲インストナンバーで、小林武史の持つ独特な世界が表れています。 Mr.ChildrenやSalyu。MY LITTLE LOVERなどのプロデュースとはまた一味違った、音を扱った仕事集。 小林武史の才能と感性をより身近に味わうことのできる1枚となっております。 ドラマティックな展開や、しっとりと聞かせてくれる曲など、その時その時の映像にマッチした音楽がそろったアルバムなので、トータルだと多少温度差があるかもしれない。 しかし、ひとえに小林武史というくくりであるならば、まったくもって1つの世界を堪能できるアルバムでしょう。

1. Theme Of Yen Town -Opening-

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI Produced by TAKESHI KOBAYASHI

何かが始まるような広がりとともに聞かせてくれる1曲。

2. 手紙

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI & UDAI SHIKA Produced by TAKESHI KOBAYASHI

小林武史の紡ぐメロディが、感情を揺るがす、哀愁を漂わせるトラック。

3. Old Market

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI & UDAI SHIKA Produced by TAKESHI KOBAYASHI

3拍子の曲。静かな展開から、ダイナミックに変化する。

4. Gold Rush

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI Produced by TAKESHI KOBAYASHI

ピアニカのような音が柔らかさを生み出す、3拍子の曲。なんだか、パレードが行進しているようだ。

5. かんしょの唄

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI & UDAI SHIKA Produced by TAKESHI KOBAYASHI

しっとり優雅にピアノとチェロが響きあうトラック。後半で軽やかにドラムが入ってくる。

6. np

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI & UDAI SHIKA Produced by TAKESHI KOBAYASHI

浮遊感のある打ち込みトラックに、ピアノが淡々と響き渡る。 自然を扱うテレビ番組のテーマソングなだけあって、ダイナミックに大変身する展開です。

7. AYA

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI & UDAI SHIKA Produced by TAKESHI KOBAYASHI

小林武史のピアノが彩るトラック。ストリングスも優しく包み込んでくる。

8. 曇った朝

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI & UDAI SHIKA Produced by TAKESHI KOBAYASHI

フルートの音色かな。独特の息遣いがちょっとポイント。ピアノが日常を描き出すナンバー。

9. Dulcim

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI Produced by TAKESHI KOBAYASHI

神秘的なサウンドが響くナンバー。ぐるぐると頭の中をめぐる。

10. 時の雫

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI & UDAI SHIKA Produced by TAKESHI KOBAYASHI

一音一音が何かを描くようなピアノの音と、ストリングスが盛り上げてくれるトラック。

11. Heart of HIO

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI Produced by TAKESHI KOBAYASHI

MY LITTLE LOVERの「12月の天使達」のメロディで、優雅に、それでいて優しく聞かせてくれるトラック。 ストリングスが美しく、ギターがほっこりと温かい。

12. 夕刻の部屋

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI Produced by TAKESHI KOBAYASHI

シンプルなピアノサウンドで、タイトル通り、夕刻がぴったりと似合うしっとりトラック。

13. Spirit

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI & UDAI SHIKA Produced by TAKESHI KOBAYASHI

ピアノのメロディがちょっと暗い影を落とすような曲。淡々としている感じも、ちょっと怖いよね。

14. Tattoo

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI Produced by TAKESHI KOBAYASHI

弦の緊張感とピアノの悲しいメロディが交差する曲。はかない空間が漂います。

15. Sight

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI Produced by TAKESHI KOBAYASHI

アップテンポのピアノナンバー。静かで繊細ながら。ものすごい力を放っている感じだね。

16. Heart of Glico

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI Produced by TAKESHI KOBAYASHI

ゆったりする時間の流れの中で、弦がダイアミックかつ繊細に響き渡る。

17. Traveling Bus ~シフクノオトツアー - Sound Track~

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI & UDAI SHIKA Produced by TAKESHI KOBAYASHI

Mr.Childrenのライブのために書き下ろされたトラック。優しい音色で包み込んでくるかのようだ。

18. to U (Piano Version)

Music Written by TAKESHI KOBAYASHI Music Performed & Arranged by TAKESHI KOBAYASHI & UDAI SHIKA Produced by TAKESHI KOBAYASHI

Bank Bandのナンバーを、ピアノバージョンで。しっとりと弦も加わって、静かながらに、ぐっと盛り上げてくれる1曲です。

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