album

1st Album『ROOM ON THE 3RD FLOOR』● '04/6/5 release

デビューシングルが、いきなり全英初登場1位を記録したバンド、McFLYのデビューアルバムは、若く熱気の溢れる作品だ。 よく兄貴分バンドのBUSTEDと比較されているけれども、彼らとは本当に別物だよね。 このデビューアルバムは、ビートルズやビーチボーイズなど、ちょっと懐かしの大物バンドの影響を受けたサウンドで、軽やかに聞かせる。 音からは重々しさが伝わってこない分、元気いっぱいなMcFLYのヴォーカルや演奏がエネルギッシュに伝わってくる。そして、サウンドにぴったりのコーラス&ハーモニーで、聞かせてくれる。 デビュー間もないバンドにしては、随分と技量があって楽しませてくれるね。見た目だけが売りじゃないぞ、と。実力も兼ね備えているぞ、と。 全英No.1を記録したシングル「5 COLOURS IN HER HAIR」、「OBVIOUSLY」、そして「THAT GIRL」や「ROOM ON THE 3RD FLOOR」など、 カットも含めてシングル4作収録の強力デビューアルバムです。もちろん、McFLYの勢いはこれからさらに加速するんだろうな。

日本盤は、ボーナストラックとして1stと2ndシングルのPVを収録したCD-EXTRA仕様。ビデオの作りもなかなか手の込んだもので、楽しませてくれました。

1. 5 COLOURS IN HER HAIR

WRITTEN BY TOM FLETCHER, DANNY JONES, JAMES BOURNE, BEN SARGEANT PRODUCED BY CRAIG HARDY

これがMcFLYのデビュー曲だ。なるほど、激キャッチーな音とメロディでノックアウト。どこかしらビートルズやビーチボーイズ的なノリと雰囲気も手伝って、虜になります。 若い勢いもあって、とにかく楽しめる1曲。5色の髪の毛の女の子が気になってしょうがない主人公の物語。全英初登場1位、さらに2週連続1位を記録した記念すべきナンバーでもあるね。

2. OBVIOUSLY

WRITTEN BY TOM FLETCHER, DANNY JONES, JAMES BOURNE PRODUCED AND MIXED BY HUGH PADGHAM

ザックリとしたギターの音が鮮やかに広がるミディアムロックチューン。2ndシングルとして放たれたナンバーは、元気がありながらも、ハーモニーを聞かせたり、 じっくりと歌を聞かせたり、ダブルヴォーカルが合ったりと、いろいろと小業の光る作品。歌詞がちょっと切ないけれども、好きなんだという気持ちはストレートに伝わってきますね。

3. ROOM ON THE 3RD FLOOR

WRITTEN BY TOM FLETCHER, DANNY JONES PRODUCED AND MIXED BY HUGH PADGHAM

アルバムのタイトルチューンは、ちょっと切ない音をかもし出しては、じっくりと聞かせてくれるミディアムテンポのロックチューン。 ダニーとトムの思い出をベースにしたナンバー。地に足をつけないと、と前向きな歌詞がなかなかかっこいいね。アルバムから4枚目のシングルとしてカットされた強力ナンバーです。

4. THAT GIRL

WRITTEN BY TOM FLETCHER, JAMES BOURNE PRODUCED BY HUGH PADGHAM

アルバム「ROOM ON THE 3RD FLOOR」から3枚目のシングルとなったMcFLYnoロックチューン。 もう、ド頭からビーチボーイズだよね。愉快痛快なギターが鳴り響き、ヴォーカルに重なるハーモニーがMcFLYの結束力を感じさせる。間奏では、だにーのが思い切り暴れるギターソロを披露。 “あの娘”に夢中の主人公のお話。若いですな。

5. HYPNOTISED

WRITTEN BY TOM FLETCHER, DANNY JONES, HARRY JUDD, DOUGIE POYNTER PRODUCED AND MIXED BY HUGH PADGHAM

アコースティックギターをベースにした軽快ポップチューン。とにかく入りがマイナー調で、渋く聞かせてくれるところがかっこよくていいね。 タイトル通りに、催眠術に陥りそうな1曲。サビではカラッと明るく聞かせてくれます。

6. SATURDAY NIGHT

WRITTEN BY TOM FLETCHER, DANNY JONES, DOUGIE POYNTER, HARRY JUDD PRODUCED BY CRAIG HARDY

古きよきロックンロールな勢いを放つナンバー。アッパーにかき鳴るギターの音が、McFLYの勢いを表しているね。パーティーの楽しさがそのまま音に表れている。 ヴォーカルパフォーマンスも、なかなか聞かせてくれるじゃないですか。最後の笑い声がまたいいね。

7. MET THIS GIRL

WRITTEN BY DANNY JONES, DOUGIE POYNTER, HARRY JUDD, TOM FLETCHER PRODUCED AND MIXED BY HUGH PADGHAM

軽やかさとエッジの効いたサウンドが織り成す軽快ロックチューン。 ヴォーカルとハーモニーでじっくりと聞かせてくれるし、サビではコーラスも楽しげに入ってくるし。随分と器用なMcFLYを聞くことができますね。

8. SHE LEFT ME

WRITTEN BY TOM FLETCHER, JAMES BOURNE PRODUCED BY CRAIG HARDY

2000年代から1950年代へ!?タイムスリップしたようなメロウなスローロッカバラード。ヴォーカル&ハーモニーでうっとりな世界へと連れて行ってくれます。 サビ後半のメロディも、キュンとなったね。しかし、これまたグサッと突き刺してくるような失恋ソングだな。

9. DOWN BY THE LAKE

WRITTEN BY TOM FLETCHER, JAMES BOURNE PRODUCED BY CRAIG HARDY

愉快な雰囲気を出しまくった軽快ロックナンバー。 ビーチボーイズの影響を受けたつくり、サウンド、そしてコーラスとのやり取りなど、聞き所もたっぷり。特に、サビと間奏最後はいい味が出ているね。

10. UNSAID THINGS

WRITTEN BY TOM FLETCHER, DANNY JONES, DOUGIE POYNTER, HARRY JUDD, JAMES BOURNE PRODUCED AND MIXED BY HUGH PADGHAM

歌詞が7年前の話をテーマにしたものと言うことで、若い、若過ぎですね。その頃の気持ちを軽やかなロックサウンドで、McFLYが聞かせてくれる。 ただ、歌詞の世界は複雑?彼女はできちゃった婚をするのか?そして、彼女のことをまだあきらめられない主人公。さぁ、どうする!?

11. SURFER BABE

WRITTEN BY TOM FLETCHER, JAMES BOURNE PRODUCED BY CRAIG HARDY

トムとBUSTEDのジェイムスによる共作ナンバー。冒頭から見事なハーモニーを聞かせてくれるサーフロック。 コンパクトにまとまっていながらも、いろんな要素たっぷり。4人の魅力が詰まっている。さぁ、果たして恋の波に乗ることができるのかな。というのは、ベタかな。

12. NOT ALONE

WRITTEN BY DANNY JONES PRODUCED AND MIXED BY HUGH PADGHAM

ダニーによるナンバーは、ストレートに聞かせるロッカバラード。ネガティブな言葉が並ぶけれども、1人じゃないんだという気持ちがどっしりと伝わってくる。 ヴォーカルがかっこいいね。

13. BROCCOLI

WRITTEN BY TOM FLETCHER, JAMES BOURNE PRODUCED AND MIXED BY HUGH PADGHAM

タイトルが面白いね。ブロッコリーって。でも、侮れない1曲。どっしりとした演奏で、ガッツリと聞かせてくれるナンバーは、気になる女のこのために奮闘する主人公の物語。 若さ溢れる歌詞が生きる。メロディもまた、なかなか聞き応えのあるナンバーですね。

HIDDEN TRACK. GET OVER YOU

WRITTEN BY TOM FLETCHER, DANNY JONES, HARRY JUDD, DOUGIE POYNTER PRODUCED BY CRAIG HARDY

鮮やかなギターをかき鳴らすミディアムナンバー。アコースティックなサウンドで軽快に聞かせてくれます。 こういうノリも、またいいね。中盤ではハーモニカも吹き荒れて、McFLYの魅力を伝える作品。

2nd Album『Wonderland』● '05/8/29 release

ついに放たれたMcFLY待望の2nd Albumは、その名も「WONDERLAND」。いろいろなサウンドを武器に、めくるめく様々な曲を聞かせてくれる作品。 前作「ROOM ON THE 3RD FLOOR」の元気な部分は抑えつつ、じっくりと聞かせてくれる曲やミディアム~スロー系のロックで、どっしりと構えてきます。 シングルも、「All About You」や「The Ballad of Paul K」など、じっくりと聞かせてくれるような曲を持ってきたり、 今までのMcFLYらしさを出した「I Wanna Hold You」や「I'll Be Ok」、「Ultraviolet」など、多彩な面を見せる。 本当にクリエーター魂をぶつけてくるかのように、4人の成長振りをうかがい知ることができる。まさしくWONDERLANDなアルバムだね。 また、2部構成の「She Falls Asleep」では、じっくりとオーケストレーションを聞かせるインストナンバーを持ってきたりと、この4人、まだまだ面白い技を持っているに違いないな。 とにかく今の持つ力をすべて解き放ったMcFLYを感じることのできるアルバムです。

1. I'll Be Ok

Written by T. Fletcher / D. Jones / D. Poynter Produced & Mixed by Hugh Padgham

軽快にかき鳴るギターを操るポップなロックチューンは、アルバム「WONDERLAND」のオープニングを飾るキャッチーなナンバー。 アルバムから3枚目のシングルとしてカットされ、勢い溢れたサウンドを届けてくれる。キャッチーなメロディとコーラスワークも健在。これぞMcFLYな楽曲で楽しませてくれる。OKだね。

2. I've Got You

Written by T. Fletcher / D. Jones / G. Gouldman Produced & Mixed by Hugh Padgham

エッジの効いたギターが炸裂して派手に始まるロックチューン。 メロディパートはしっとり目な音で。サビではノリを出して、はじけた音でガッツリと引き込んでくる。タイトルの勢いそのままな曲だね。

3. Ultraviolet

Written by T. Fletcher / D. Jones Produced & Mixed by Steve Power

どっしり構えるロックチューンは、アルバム「WONDERLAND」から4枚目のシングルとしてカットされたナンバー。人生は短いけれども、夜は長いなんて歌うMcFLY。 不思議な世界=WONDERLANDがよく表れている雰囲気を漂わせながらも、キャッチーな要素を前面に出して、仕上がっています。

4. The Ballad of Paul K

Written by T. Fletcher / D. Jones / D. Poynter Produced & Mixed by Hugh Padgham

ザックリギターでゴージャスに響き渡るストリングスが化学反応を示すミディアムロックチューン。 高らかに響き渡るヴォーカル&コーラスも盛り上げに拍車をかけてきました。切なくもあり、はかなくもあり、そんなイメージを届けてくれたシングルナンバーです。

5. I Wanna Hold You

Written by T. Fletcher / D. Jones / D. Poynter Produced & Mixed by Hugh Padgham

1st Album「ROOM ON THE 3RD FLOOR」あたりの色が出た軽快ロックチューンは、アルバム「WONDERLAND」から2枚目となるシングルナンバー。 とにかく勢いが出まくりのMcFLYを表しているような楽曲だね。このアグレッシヴなロックサウンドに、スパイスとなるストリングスも加わって、 かっこいい1曲に仕上がっています。歌詞の気持ちそのままに、音に出ているね。

6. Too Close for Comfort

Written by T. Fletcher / D. Jones / D. Poynter Produced & Mixed by Hugh Padgham

4分の3拍子で聞かせてくれるミディアムロッカバラード。 どっしりとしたサウンドをバックに、しっとりと歌を聞かせてくれます。内容が別れの曲だしね。切ないテイスト溢れた1曲です。

7. All About You

Written by T. Fletcher Produced & Mixed by Hugh Padgham

McFLY、次なるステージへ。 1st Album「ROOM ON THE 3RD FLOOR」から、さらに成長を続けるMcFLYのシングルナンバーは、アコースティックベースのバラードナンバー。 さらにはストリングスも加わって、ゴージャスなトラックに仕上がっています。「COMIC RELIEF」のオフィシャルソングということで、とても耳に馴染みやすいメロディと歌詞になっています。 聞き応えありだね。

8. She Falls Asleep - Part 1

Written by T. Fletcher Produced & Mixed by Hugh Padgham

ドラマティックにオーケストラが盛り上げるインストナンバー。アルバムタイトル通りに、まさしくワンダーランドへと誘ってくれるような1曲。 McFLYにしては、珍しいタイプの曲を持ってきたね。そして次曲へと流れてゆくわけです。

9. She Falls Asleep - Part 2

Written by T. Fletcher / D. Poynter / Harry Judd Produced & Mixed by Hugh Padgham

前曲から流れるように入ってくるPart 2。しっとりゆったり、じっくりと聞かせてくれるヴォーカルと、ゴージャスにバックを飾るオーケストラの融合が、 これまたMcFLYのイメージを覆す。まるで童話のような、おとぎの国のような世界観の出た歌詞にもぴったりのナンバーだね。 でも、アルバム全体のカラーとしては、異色かな。

10. Don't Know Why

Written by D. Jones / V. Jones Produced & Mixed by Steve Power

かき鳴るギターが爽やかな印象を放つミディアムロックチューン。サビに差し掛かると、どっしりとしたアレンジに変身。 なるほど、Steve Powerのプロデュースナンバーですね。伸びやかなヴォーカルに乗せて、「どうしてわからないのか?」と疑問を訴えかけているようだ。

11. Nothing

Written by T. Fletcher / D. Jones / D. Poynter Produced & Mixed by Steve Power

独特のリズムと軽快にかき鳴るギターがいい味を出すポップなロックチューン。サビのハーモニーは、さすがMcFLYだね。 そのサビのメロディも、爽やかで懐かしさの出た雰囲気が心地よいね。

12. Memory Lane

Written by T. Fletcher / J. Bourne Produced & Mixed by Hugh Padgham

ガッチリとギターの音を聞かせるポップなロックチューン。これぞMcFLYな軽快トラックとハーモニーがトコトン味わえるナンバーだね。 2番サビ後、Cメロからはちょっとどっしりとバラード調に変身して、よりかっこよく聞かせてくれます。さすが、アルバム本編の締めを飾るほどのナンバーだ。随分と大作に仕上がっています。

Compilation Album『Just My Luck』● '06/6/11 release

McFLYが映画デビュー!?。ということで、Lindsay Lohan主演映画「Just My Luck」にMcFLYの新曲「Just My Luck」を起用。 さらに、映画の中でもMcFLYが歌を披露ということで、ついにUS進出です。その映画のサウンドトラックという名目で、今作アルバムのリリースとなりました。 1st、2nd Albumからのナンバーをピックアップしたコンピレーションアルバムで、何曲かはミックスを施したり、歌い直したりしています。 既に音源を持っていた人も、新しく味わうことができますよ。映画との相乗効果で、McFLY人気も上がりそうな雰囲気だ。

4. I've Got You

Written by T. Fletcher / D. Jones / G. Gouldman Produced by Hugh Padgham

よりロックなアプローチで仕掛けてくれるアレンジ。McFLYもパワーアップだね。 ゴリゴリした音も、成長した雰囲気でかっこよく伝えてくる。

9. Unsaid Things

Written by T. Fletcher / D. Jones / D. Poynter / H. Judd / J. Bourne Produced & Mixed by Hugh Padgham

オリジナルのトラックに、さらにストリングスをプラスしては、ドラマティックに仕上げてきました。 それでもMcFLYの持つ元気いっぱいなところ、爽やかさももちろん健在です。

11. Just My Luck

Written by McFly Produced & Mixed by Hugh Padgham

映画のタイトルにもなっているナンバー。実に軽やかでポップに弾む曲だね。オールディーズなテイストをうまく引き出しては、McFLYの元気と一緒に届けてくれる。 サビもキャッチーなんだな。恋に落ち始めた主人公の気持ちを歌う歌詞は、McFLY全員での作詞ですよ。

3rd Album『Motion in the Ocean』● '06/11/6 ('06/12/20 on Japan) release

もはやイギリスを代表するバンドにまで成長したMcFLY。勢い溢れる待望の3rd Albumは、より彼らの成長した音を聞く事ができる。 1stでの元気と2ndでの情緒深さをミックスさせて、よりその世界を表現しているね。積極的に曲作りに参加しては、McFLYらしさをトコトン追求。 その結果、やっぱりヴァラエティ豊かな内容に仕上がったアルバムになったわけだ。 シングル「Please Please」「Star Girl」「Sorry's Not Good Enough/Friday Night」と、根本は同じなんだけれども、様々な表現方法でいろいろな角度から攻めてくるMcFLY。 実際、アルバムでもその勢いは衰えず。また、バラードではじっくりと聞かせてくれたりと、大人の階段を昇っているようだね。 残念ながら、全英1位は逃したものの、McFLYとしてのターニングポイント的な作品になっているんじゃないでしょうか。

日本盤は、「Please Please」のc/wだった、QUEENのカバー「Don't Stop Me Now」をボーナストラックとして、また「Star Girl」のPVをCD-EXTRAとして収録という、豪華な仕様です。

1. We Are The Young

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, James Boune, Jason Perry, Julian Emery Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

鮮やかで煌びやかなイントロで輝きを放つ。その後はどっしりストレートなロックで力強く弾けまくるMcFLYのロックチューン。 ピアノも入ってきては、繊細さと激しさが交差するパワーロックだろうか。3枚目のアルバムオープニングを飾ります。タイトル通りに、若さが溢れ出ているね。

2. Star Girl

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie Poynter, Harry Judd, Jason Perry, Julian Emery, Dan Carter Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

弾けまくりで聞かせるMcFLYのシングルナンバー。かき鳴るギターとウキウキワクワクなコーラスで魅了するポップロックチューン。 サビでのコーラスは、ちょっと懐かしさを出すけれど、極上なキャッチーさを持っているね。

3. Please, Please

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie Poynter, Harry Judd, Jason Perry Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

弾けまくるロックナンバーは、3枚目のアルバムからの1stカット。 何はともあれ、McFLY、ガッツリバンドサウンドとキャッチーなメロディで、ノックアウトです。4人のヴォーカル&コーラスも、楽しく繰り広げられているね。

4. Sorry's Not Good Enough

Written by Tom Fletcher, Dougie Poynter, Danny Jones, Harry Judd, Jason Perry, Julian Emery Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

冒頭からキャッチーさを放ちまくるMcFLYのシングルナンバー。メロディパートは引き締めてクールな雰囲気。でも、サビでは随分と軽快に。 どこかしらオールディーズなテイストで温かさも放ちます。コーラスワークはさすがだよね。さらに、しっとりと聞かせてくれるパートもあり、いろいろなテイストが詰め込まれているナンバーです。 なるほど、シングルとしてのキャッチーさは健在だ。

5. Bubblewrap

Written by Tom Fletcher Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

しっとりピアノをバックにして始まるバラードナンバー。激しさで魅了してきたMcFLUYは、ここでお休み。しっとりしなやかで、じっくりと聞かせてくれる極上のバラード。 また、別の顔を見せてくれるね。2番からは、音数も増えて、より繊細さを増した。別れをドラマティックに聞かせてくれます。

6. Transylvania

Written by Dougie Poynter, Tom Fletcher Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

冒頭で、いきなり「チャラリー」と、バッハの「トッカータとフーガ」を聞かせる始まりです。Aメロ、そしてBメロの流れはまるで、QUEEN? サビでもそのまま雰囲気を感じさせるね。とにかくいろいろな面を見せては、変身しまくりの曲です。ふたを開けると、全体的にポップな仕上がりなんだよね。

7. Lonely

Written by Tom Fletcher, James Boune Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

アコースティックギターを爽やかにかき鳴らして聞かせるミディアムバラードチューン。 ヴォーカル&コーラスのハーモニーも爽やか。McFLYの温かさがジワリと伝わってくる作品。1人は嫌だという気持ちも伝わってくるね。

8. Little Joanna

Written by Tom Fletcher, Dougie Poynter, Danny Jones, Matthew Fletcher Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

続けてミディアムテンポのバラードチューン。ピアノが弾んだり、オーケストレーションが飾ったりと、いろいろな音を組み込んだ1曲。 ジョアンナのことが好きで好きでたまらないという思いをストレートにぶつけてきます。ラストのアカペラコーラスも効いているね。

9. Friday Night

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie Poynter, Jason Perry, Julian Emery, Dan Carter Produced by Steve Power

どちらかといえば、アメリカのパワーロックのような力強さとキャッチーさでノックアウトするようなトラックだね。 そこにMcFLYのキャッチーさと若さ、親しみやすさを加えて、楽しませてくれる。金曜の夜のお祭り感で弾けまくりだね。

10. Walk In The Sun

Written by Danny Jones Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

アコースティックギターで温もりを伝えるようなバラードナンバー。優しく深く、McFLYが語りかけてくるような、まったりとした時間が流れる。

11. Home Is Where The Heart Is

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Jason Perry Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

ギターの音が渋く響き渡るミディアムチューン。McFLYも随分と音幅が広がったよね。 よりバンドとしての成長、結束力を感じさせる。2番からはどっしりと音を加えて、かっこいいね。本編ラストにふさわしいクライマックス感たっぷりのナンバー。

12. Don't Stop Me Now

Written by Freddie Mercury Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

McFLY、なんとQUEENのカバーです。あの独特のコーラスも見事にMcFLY流に仕上げてきました。 その後は元気いっぱいの彼らの腕を見せてくれます。よりポップさを際立たせたアレンジで、カジュアルな感じもするね。McFLYらしさが見事に出ています。

Secret Track. Silence Is a Scary Sound

Written by Dougie Poynter Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

McFLYが列記としたロックバンドであることを見事に証明するライブトラック。 勢いと熱に包まれる会場を盛り上げては、疾走してゆく。4人の息もぴったり合っては、魅力を放っているね。

13. Star Girl (Video)

*DVD「All the Greatest Hits」 収録*

Compilation Album『GREATEST HITS』● '07/11/5 ('07/12/5 on Japan) release

華々しいデビューから約3年。McFLY初のグレイテストヒッツアルバムがついに登場。デビュー曲「FIVE COLOURS IN HER HAIR」から、 最新シングルナンバー「THE HEART NEVER LIES」までの、ほとんどのシングル曲を収録だ。 McFLYの持つポップでキャッチーなロックチューンを思う存分に聞かせてくれますね。 当初はBUSTEDの弟分という謳い文句が付きまとっては、アイドルのような見方をされていたけれども、作品を発表するごとにバンドとしての魅力をつけてきました。 4人の構成がぶつかり合って、キャッチーながらに力強い楽曲でMcFLYらしさを確立しましたね。 今回のアルバム、新曲も2曲ほど収録されており、ハードな面、ソフトな面、とにかくこれまでのMcFLYをギュッと凝縮。ベスト盤で一区切りということだけれども、このあとの活動も気になりますね。 「Sorry's Not Good Enough/Friday Night」が未収録なのは残念だね。

日本盤は、ボーナストラックとして、シングル「THE HEART NEVER LIES」のc/wだったRihanna「UMBRELLA」のカバーを収録。 さらに、最新シングル「THE HEART NEVER LIES」のPVもCD-EXTRAとして収録ですよ。

13. THE WAKE YOU MAKE ME FEEL

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Jason Perry Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

イントロはアコースティックサウンドで、しっぽりと聞かせてくれるバラードナンバー。 2番からは音数が増えて、サビからバンドサウンドでガツンと聞かせてくれる流れ。なかなかドラマティックな仕上がりですね。McFLYのこれまでを、ギュッと凝縮させたようなナンバーだ。

14. DON'T WAKE ME UP

Written by Freddie Mercury Produced by Jason Perry & Julian Emery for The Collective Management Ltd

じっくりと聞かせるミディアムテンポのロッカバラード。どっしりとした演奏とメンバーのコーラスは息が合っているね。 歌詞は甘く優しいのに、サウンドは結構エッジを効かせています。なかなか聞き応えのあるアレンジだね。

CD-EXTRA. THE HEART NEVER LIES (VIDEO)

Video Director:Nick Bartleet *DVD「All the Greatest Hits」 収録*

4th Album『Radio:Active』● '08/7/20 ('09/2/11 on Japan) release

ベストアルバム「GREATEST HITS」で区切りをつけたMcFlyが、なんとメジャーレーベルから離れての活動。そして自主レーベル「SUPER RECORD」を立ち上げて、勢いに乗ります。 シングル「One For The Radio」で聴かせてくれるような、エッジを効かせた勢いのあるナンバーを筆頭に、いつも以上にロックしているMcFlyを味わうことができます。 4人の成長が伺えますね。そのほか、「Do Ya」「Lies」「Falling In Love」などのシングルを筆頭に、これまでのキャッチーな要素を引き出して、McFlyの新たなる面を引き出してきます。 メジャーを離れたことで、自分たちがやりたいことを思う存分に魅せて聴かせてくれる。ある意味、この動きが彼らをより一回り成長させる。 CD+DVDのバージョンには、シングルのPVやドキュメンタリーを収録。 日本盤には、さらにボーナストラックやボーナス映像も収録され、見ごたえ聞きごたえあります。

1. Lies

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie Poynter Produced by Jason Perry at 301 Studios, NSW, Australia

イントロからダイナミックに、鋭く音を放っては、McFlyのすべてをぶつけてくるような1曲。 ピアノが弾んでブラスが吹き荒れて、サビではよりゴージャスな音へ変身。とってもキャッチーなんだけれども、とにかく力強くぶつけてくる。 歌い方も荒々しく、一皮剥けたヴォーカルが突き刺してくるようだ。アルバムから2枚目のシングルとして放たれたナンバーです。

2. One For The Radio

Written by Tom Fletcher Produced & Engineered by Jason Perry at 301 Studios, NSW, Australia Additional production by Julian Emery

McFlyの新たな道を切り開くシングルナンバー。ハードなサウンドをポップに聴かせる、McFly節満載のトラックでノックアウト。 シャウトのような歌い方で、ヴォーカルからも力強さを感じる。メロディパートのラインが訴えかけてくるようだし、かっこいい。 メロディ自体は実にシンプルなものなんだけれども、みんなで歌いたくなるような展開で楽しませてくれます。

3. Everybody Knows

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie Poynter, James Bourne Produced by Jason Perry at 301 Studios, NSW, Australia

ざっくりギターロックでカッコいいMcFlyを聴かせてくれるロックチューン。叫ぶような力強いヴォーカルも手伝って、勢いが押し寄せてくる。 この曲もサビでみんなで一緒に歌いたくなるような、一体感を示しているね。さらに転調しては、盛り上がりに拍車がかかります。

4. Do Ya

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie Poynter, James Bourne Produced by Jason Perry at 301 Studios, NSW, Australia

ついつい口ずさみたくなるような「Do DO DO」のフレーズが頭から離れない。ノリが出まくったヘビィロックチューン。 どっしりビートを打ち込んでは、弾みまくっていますね。そして、どんどんと転調していっては、盛り上がりに拍車がかかってきます。 キャッチーさはMcFlyの武器だね。アルバムからは3枚目のシングルとしてカット。

5. Falling In Love

Written by Danny Jones, Tom Fletcher, Jason Perry Produced by Jason Perry at 301 Studios, NSW, Australia

ギターの音が爽やかに響き、ピアノの音もバックアップするかのように、おしゃれな感じを放っています。 McFlyの優しい一面をのぞかせるような部分を出して、さらりと展開するミディアムロックチューン。演奏やヴォーカルからは、すっかりベテラン風が伝わってきます。

6. POV

Written by Tom Fletcher Produced by Jason Perry at 301 Studios, NSW, Australia

しっとりとした始まりに、McFlyの繊細さが見える。しかし、サビではがっつりロックモードで音が襲いかかってくる。 この静と動のギャップがダイレクトに伝わって来るミディアムナンバー。さらに間奏でのオーケストレーションは、とてつもない力を発揮してくれます。

7. Corrupted

Written by Tom Fletcher, Lauren Christy, Graham Edwards, Scott Spock, Gary Clark Produced by Jason Perry at 301 Studios, NSW, Australia

囁くようなヴォーカルが妖しさを出す。その後はサビでガツンと。疾走感と力強さを身につけて駆け抜けてゆく。いいねぇ、音がかっこいいですよ。 エッジを効かせては、硬質なMcFlyを聴かせてくれます。

8. Smile

Written by Tom Fletcher Produced by Jason Perry at 301 Studios, NSW, Australia

フィンガースナップにコーラスが加わって、随分と軽やかに。この部分だけを聞くと、デビュー当初を思わせる。 しかし、そこからどっしりと音をぶつけては、元気いっぱいに聴かせてくれるMcFly。無邪気さとかっこよさをミックスさせては、キャッチーに仕上げてきたロックチューン。

9. The End

Written by Tom Fletcher, Lauren Christy, Graham Edwards, Scott Spock, Gary Clark Produced by Jason Perry at 301 Studios, NSW, Australia

しっとり切なさを出した始まりで、切々とヴォーカルを聴かせてくれます。 そこからどっしりと音が厚くなると、サビではストリングスも入ってきて、ゴージャスに変身。McFlyが一皮も二皮も剥けて成長した姿を聴かせてくれる。大作感のあるロッカバラードですね。

10. Going Through The Motions

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie Poynter Produced by Jason Perry at 301 Studios, NSW, Australia

痛快ロックチューン。とにかくオープニングから弾けまくり。サビではキャッチーに、そして4人の音をギュッと凝縮してぶつけてくる。 Go! Go! Go! とにかく勢いがたまらないね。McFlyが楽しくロックしています。

11. Down Goes Another One

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie Poynter Produced by Jason Perry at 301 Studios, NSW, Australia

深くどしっしりと。それでいてギュインギュインとうねりを上げるギターが舞うミディアムロックチューン。 McFlyの渋さと力強さを兼ね備えた1曲だね。時に間奏はバリバリとしていながらも切なさを出すギターの音とストリングスが合わさって壮大な世界を作ります。

12. Only The Strong Survive

Written by Tom Fletcher and Jason Perry Produced by Danny Jones at McFly Studio, London

スカッと爽やかに。駆け抜けてゆくような音が気持ちいい1曲は、少々、2nd「Wonderland」 の頃を思い出させるようなキャッチーロックな仕上がり。 Cメロパートは手拍子で合いの手を入れたくなるようなノリを出す。ポップな面ものぞかせるパワーロックチューンだね。

13. The Last Song

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie Poynter Produced by Jason Perry at 301 Studios, NSW, Australia

アルバム本編のラストを飾るナンバーは、染み渡るような展開で始まり、じっくりと切々と語るようなヴォーカルが耳に行きます。 が、そこから急にテンポアップしては、疾走してガツンと音をぶつけてくる。随分と大胆な変身を遂げたね。 ラストソングと言いながらも、悲しさを出さず力強さとともに駆け抜けて行きました。でも、最後の最後でしっとりピアノで飾った。

14. Do Ya (Acoustic version)

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie Poynter, James Bourne (EMI) Produced and mixed by Danny Jones

ポップナンバーを鮮やかなギターで仕上げたアコースティックバージョン。 軽快にかき鳴らすギターと、次第に転調して行く流れにMcFlyも楽しそうに歌っています。コーラスが入ってくると、デビュー当初の雰囲気もあって温かいね。

15. POV (Acoustic Version)

Written by Tom Fletcher Produced and mixed by Danny Jones

アコースティックバージョンでしっとりと。 しなやかで切なさがヴォリュームアップしたね。ざっくりギターをかき鳴らしては、情で訴えかけてくるような雰囲気がダイレクトに伝わってきます。

16. Going Through The Motions (Live)

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie Poynter Produced and mixed by Jason Perry

ロックバンドとしての本領発揮。ギターがバリバリ鳴り響いては、ヴォーカルも会場内を突き抜けてゆく。 大盛り上がりの様子がダイレクトに伝わってきます。メンバーがとにかく楽しそうに歌っているね。

[DISC 2:DVD]

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4th Album『Above the Noise』● '10/11/15 ('11/3/2 on Japan) release

McFly、前作「 Radio:Active」から約2年、大望の作目となるアルバム。これまでのMcFlyを覆すサウンドで、あっと驚かせる。 なにせ、プロデューサーにR&B界の大御所、Dallas Austinを迎えて、デジタルサウンドを武器に展開するんだ。 先行ナンバー「PARTY GIRL」で、これまでとは全く違ったMcFlyに、ただただ驚愕。前作がバリバリのロックなアルバムだったから、この反動に賛否はあるかもしれない。 そのほか、「SHINE A LIGHT」ではTaio Cruzを迎えてのコラボ。こちらもどっしりとしたデジタルビートとロックサウンドを合体させて、キャッチーに聴かせる。 全体的に激しく、それでいてゴージャスな仕上がりは、McFlyをこれまで見せなかった新たな方向へと導く。ジャケットからも近未来感が出ていてかっこいいね。 これまで以上にMcFlyのメロディセンスも発揮されていて、いい曲が揃っています。

日本版は、ボーナストラック3曲を収録。こちらは本国でリリースされたシングルのB面曲なので、特に目新しさはない感じだな。

1. END OF THE WORLD

Written by Tom Fletcher / Danny Jones / Dougie Poynter / Dallas Austin / Jeff Wayne Produced by Dallas Austin for DARP, Inc

McFly、未知なる世界の幕開けは、いきなり「世界の終わり」から始まる。ナレーションの後にッ軽やかなデジロックチューンを投入。 ロックバンドとしての音をバックアップする形で、打ち込みトラックを重ねてパワーアップ。サビではガツンとドラムを叩き、ヴォーカルで魅了する。間奏はMcFlyらしいね。

2. PARTY GIRL

Written by Dallas Austin / Tom Fletcher / Danny Jones / Dougie Poynter Produced by Dallas Austin for DARP, Inc

McFlyがなんとR&B界の名プロデューサー、Dallas Austinとタッグを組んで始動。 その大1弾となるシングルは、4つ打ちビートを軸にポップに聴かせるデジロックチューン。これまでのMcFlyのロックなアプローチを進化させ、プロデューサーがクールに仕上げたナンバーです。 斬新すぎて、未体験のMcFlyの世界が味わえる。グルーヴィーなサウンドが襲いかかってきますね。とにかく超キャッチーだ。

3. iF U C Kate

Written by Dallas Austin / J C Chasez Produced by Dallas Austin for DARP, Inc

Dallas Austinの本領発揮と言わんばかりに、どっしりビートを携えて聴かせてくれます。 ほどよいロックテイストに仕上がっていて、さらにキャッチーさが際立ちます。やっぱりR&Bな雰囲気もあって、かっこよさがあるね。

4. SHINE A LIGHT feat. Taio Cruz

Written by Tom Fletcher / Danny Jones / Taio Cruz Produced by Taio Cruz and Alan Nglish

Dallas Austinの次は、Taio Cruzとのコラボレーション作。こちらも打ち込みアプローチを仕掛けてきては、煌びやかでポップなデジタルロックチューンに仕上がっています。 力強く、そしてキャッチーに。タイトルのごとく眩しくMcFlyが鮮やかに輝いています。ただ、あまりバンドらしい音じゃないのが残念。

5. I'LL BE YOUR MAN

Written by Tom Fletcher / Danny Jones / Dallas Austin Produced by Dallas Austin for DARP, Inc

ゆったりまったりと展開するミディアムスローのバラードチューン。 切なくメロウなメロディが染み渡るようだね。甘いヴォーカルも、よりいっそう甘く語りかけてくるようで、曲の世界に引き込まれていきます。

6. NOWHERE LEFT TO RUN

Written by Tom Fletcher / Danny Jones / Dougie Poynter / Taio Cruz Produced by Alan Nglish and Co-Produced by tail Cruz

頭からギターが軽やかに舞い、ビートが加わると躍動感を増してきた。 これは、もはやダンスナンバーだね。サビでタメてからの、トランシーな展開でサビを駆け抜けてゆく。

7. I NEED A WOMAN

Written by Tom Fletcher / Danny Jones / Dougie Poynter Produced by Dallas Austin for DARP, Inc

フィンガースナップが渋く聴かせるイントロ。ブルースな雰囲気をまとって、ロックバンドらしいアプローチで、どっしりと聴かせてくれます。 いいね、なんだか往年のベテラン風が吹いています。

8. THAT'S THE TRUTH

Written by Dallas Austin / Danny Jones / Tom Fletcher / Harry Judd / Dougie Poynter Produced by Dallas Austin for DARP, Inc

アルバム「Above the Noise」から3枚目となるシングルは、これぞDallas AustinなR&Bフレーバーのビートを携えたミディアムロックチューン。 シンセの煌びやかな音が、ストリングスのごとくキラキラ飾ってきます。McFlyも、どっしりと歌と演奏を届けてくれるんだけれども、 それ以上に打ち込みサウンドがゴージャスに飾ってきます。

9. TAKE ME THERE

Written by Dallas Austin / Danny Jones / Tom Fletcher / Harry Judd / Dougie Poynter Produced by Dallas Austin for DARP, Inc

デジタルサウンドとロックサウンドが融合を示すナンバー。 途中から4つ打ちビートを投入してきては、いい感じに弾けてきたね。それでもバンドの面を出していて、どっしりと硬質な部分も出ています。

10. THIS SONG

Written by Tom Fletcher / Danny Jones Produced by Dallas Austin for DARP, Inc

カントリーな、昔懐かしいようなサウンドをイントロから出してきて、ちらっとこれまでのデジタルなテイストから離れたMcFly。 ヴォーカルもハイトーンで聴かせてくれます。サビもシンプルなメロディで味わい深さが出ていますね。終わり方のメロディもひねっていて、いい感じだ。ただ、フェイドアウトなのが残念。

11. FOOLISH

Written by Dallas Austin / Naz Tokio / Tom Fletcher / Danny Jones Produced by Dallas Austin for DARP, Inc

アルバム本編のラストを飾るミディアムナンバー。イントロからゴージャスに飾ってくる音が、全体的にスパイスとなる。 どっしりと力強さも加えて聞かせてくれます。メオrディや歌の内容は、意外とシンプルなんだけれどね。

12. SUNNY SIDE OF THE STREET - HOME DEMO

どっぷりどっぷりと音を加えては、ジャカジャカとギターをかき鳴らしてあっさりと聴かせてくれるナンバー。 これがデモというのももったいないくらいに、出来がいいトラックだね。McFly4人がとにかく楽しそうにヴォーカル&コーラスを披露しています。

13. HOTEL ON A HILL

Tomがピアノ弾き語りで聞かせてくれるナンバー。しっとりとメロウに訴えかけてきます。離れると崩れてしまいそうなモロさが曲から伝わってくるね。 McFlyというよりかは、Tomのソロナンバーな感じ。この曲をバンドサウンドでも聞いてみたいね。

14. I'LL BE YOUR MAN - ACOUSTIC

元々が渋いテイストを放っていたバラードなだけに、アコースティックスタイルとになると、 よりいっそう渋さが増すトラックに変身。曲の持つ味わい深さがにじみ出ていますね。

Compilation Album『Memory Lane:The Best of McFly』● '12/11/26 ('13/1/16 on Japan) release

祝10周年。McFlyがこれまでの活動を一気に凝縮して届けてくれたベストアルバム。 これまで発表してきた全楽曲の中からの選りすぐりのナンバーが揃っています。基本となるのはシングルナンバーなんだけれども、冒頭から新曲をぶつけてくるサービス。 そして、時代を遡るような形で、シングルナンバーを聞かせてくれます。選曲から漏れたシングルもあるんだけれども、やはりMcFlyのパンチあるナンバーやキャッチーな曲が揃っているね。 さらに新曲やデモ曲なども収録と、サービスたっぷり。デラックスバージョンは2枚組で、Bサイド集となっています。B面曲も、かなりMcFlyのこだわりや挑戦を感じられる楽曲が多いから、面白いんだよね。 カバーも難なくトライする姿勢がいいです。ベストアルバム=これまでの活動を凝縮、ということだけれども、解散とか活動休止な雰囲気を全く感じさせず、 このアルバムを踏み台にして、ますますMcFlyとしての活動に弾みをつけるようだね。 日本版にはボーナストラックとして、新曲のバージョン違いを2曲も収録。

1-1. LOVE IS EASY

Written by Tom Fletcher, Danny Jones and Dougie Poynter Produced by Danny Jones

今回のベストアルバムをリリースするにあたって、新曲をリリースしたMcFly。 軽やかなウクレレの音をバックに、まったりと展開。2番では口笛が入ってきたり、サビからはよりロックなアプローチだったりして、力強さを出してきた。 サビ後のコーラスは、どこかしらデビュー当時を彷彿とさせるし、懐かしさと新しさが交差する。なるほど、McFlyらしさが出ていますね。

1-18. DO WATCHA

Written by Tom Fletcher, Danny Jones and Dougie Poynter Produced by Danny Jones

イントロからたくましいデジタルビートを放っては疾走。とにかく圧がかかったトラックで、McFlyの新しい姿を見せてくれるアップテンポのロックチューン。 McFlyのメンバーが詞も曲も書いて、さらにはプロデュースもして、とにかく勢いが出ているね。前作アルバムで身についた業をさっそく駆使して聞かせてくれたね。かっこいい。

1-19. CHERRY COLA

Written by Tom Fletcher, Danny Jones and Dougie Poynter Produced by Danny Jones

ビート弾んで軽くファンキーに展開。とにかく「Cherry Cola」のコーラスの連発。 ライブ等みんなで歌うと盛り上がるんじゃないかな。ただ、曲としての展開はあまり面白さはないかな。

1-20. THAT GIRL (ORIGINAL 2003 DEMO)

Written by T. Fletcher & J. Bourne

2003年のデモバージョン。やっぱり軽さや粗さが完成前を思わせるようなトラック。でも、このアレンジでも普通に行けるようね。 疾走感を味方にして、駆け抜けてゆく。

1-21. OBVIOUSLY (ORIGINAL 2003 DEMO)

Written by T. Fletcher, D. Jones & J. Bourne

デモトラックは、アコースティックバージョンに近い軽やかさと爽やかさがあって、 とっても温かい。ストリングスも入っていて、ほぼ完成に近い形で聞かせてくれます。

2-9. MEMORY LANE

Written by Tom Fletcher and James Bourne Produced and Mixed by Hugh Padgham

デモバージョンはアコースティックサウンドを前面に押し出した、ウキウキワクワクな仕上がり。 サビに入ると、じっくりと聴かせてくれる流れで。力強さとしなやかさのバランスを出してきました。ラストのアナログ的な音は、工夫があって面白いね。

2-10. SURFER BABE

Written by Tom Fletcher and James Bourne Produced by Craig Hardy

ライブや昔のテレビ番組のような、観客の拍手喝采でスタート。 その後はまさしく、サーフミュージックなギターの音を聞かせてくれる。この曲がデモと思えないくらいに軽快に聴かせてくれます。

2-12 DOWN DOWN

Written by McFly Produced and Mixed by Danny Jones

モノラルの音が渋さを出すロックチューン。往年のロックバンドを彷彿とさせるサウンドに、McFlyも器用に業を披露。

2-13. MESS AROUND YOU

Written by McFly

デビューの頃のサウンドを彷彿とさせるサウンドが微笑ましいロックナンバー。デモの段階ながら、バンドらしい面を思う存分に聴かせてくれる軽快チューン。

2-20 FIVE COLOURS IN HER HAIR

Written by T. Fletcher, D. Jones & J. Bourne, B. Sargeant Produced by Hugh Padgham

USAでリリースされた「Just My Luck」用に新たにレコーディングし直したデビュー曲。サーフミュージックテイストを残しつつ、ロックバンドとしての音をぶつけてくる。 どっしりと硬質な音が鋭く刺してきますね。やっぱりデビューから月日が経つと、これまでの経験が音に表れてくるよね。かっこよく成長したわけだ。

2-21. LOVE IS EASY - DOUGIE STYLE

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie poynter and Antony Brant Produced by Danny Jones

Dougieがヴォーカルを務めるバージョン。やっぱりヴォーカルが違うと雰囲気も少々変わるね。アレンジでもちょっと変えてきたかな。 重みを加えて、地に足をどっしりとつけて、がっちりとした音で届ける。

2-22" LOVE IS EASY - LIVE UKULELE VERSION

Written by Tom Fletcher, Danny Jones, Dougie poynter and Antony Brant

ウクレレバージョン。Tomがウクレレで弾き語ります。 シンプルながら、ウクレレ特有の優しさが包み込んでくれる。っていうか、Tomのみのパフォーマンスで展開されているんだね。

Live Album『10th Anniversary Concert - Royal Albert Hall』● '13/12/16 release

祝10周年を迎えたMcFlyが、イギリス・ロンドンにある伝統あるRoyal Albert Hallで記念ライブを開催。 その模様をライブCD&DVDとして収録した、超豪華な記念作品です。オープニングからとにかく飛ばしていますね。 ヒットシングルだけでなく、アルバム収録曲からもセレクトされて、バランスの良い選曲とともにパフォーマンス。メンバーがとっても楽しそうなんだけれども、Dougieがいちばんハイテンションだね。 そのDougieがパイプオルガンを弾いて魅了する「TRANSYLVANIA」はじめ、ソロで見せてくれるDannyのパフォーマンス、 Tomがピアノで引き語る大作「MCFLY THE MUSICAL」なんて、魅力ある楽曲で目が離せません。 そして、なんと元BUSTEDのJames&Mattが参加して、夢のコラボパフォーマンスを見せてくれます。そう、この共演がMcBUSTED誕生の瞬間だったんですね。 観客も物凄い盛り上がりを見せています。ところどころで一緒に口ずさんでは熱唱。10周年。あのボーイズバンドが立派なロックバンドへと成長しました。その証がこのライブでのパフォーマンスです。 4人の結束力を感じさせるステージは、感動の嵐ですね。

DVD

<SUPRCDDVD4>

Includes the stunning concert, featuring scenes from backstage & a photo gallery of the events

DVDを参照→☆☆☆

Live Album『Anthology Tour: The Hits Live』● '16/12/2 release

McFLY、これまでのキャリアを振り返るライブ「Anthology Tour」の音源を収録したCDが登場。ブックレットにはいつ、どこでのライブかは記載されているけれども、日によって演奏曲が違うのに、 まるで1公演を丸々聴いているような編集で、なかなかかっこいいね。 もちろん、大ヒット曲のオンパレード。デビュー曲「5 COLOURS IN HER HAIR」から、「I'LL BE OK」「PLEASE PLEASE」「THE HEART NEVER LIES」「ONE FOR THE RADIO」「LOVE IS EASY」まで、 各アルバムの代表作を収録。熱いパフォーマンスと熟した演奏以上に気になったのは、観客の熱気だね。やはり大ヒットしたナンバーなだけあって、熱唱熱唱の嵐。 メンバーもお客さんに合わせたりと、この一体感がいいのかもね。改めて、McFLYがここまで続いているのがわかるようなライブです。

ワーキャーワーキャーで始まるM-1。「Are You Ready?」で勢いよく音をぶつけて来ます。観客も声を出して、いきなりの大合唱。もう、メンバも観客も、とっても楽しそうだね。 続いても大ヒットナンバーM-2。観客も大合唱。どれだけ愛されているかが、ダイレクトに伝わって来ますね。軽やかながら、ヘビィな演奏で魅了して来ます。 バラードM-3も、大合唱だ。メンバーのヴォーカルも塞いでしまうくらいに、勢いで押し寄せてくるファンの声がすごいな。間奏のコーラスも弾けんばかりだ。

「1、2、3、4」のカウントでM-4。こちらも観客コーラスでスタート。さらに大合唱。メンバーも、とっても楽しそうで、温かい雰囲気で盛り上がっています。 直球ロックチューンM-5も、スタイリッシュに。ベテランで熟した演奏&ヴォーカルで魅了してきます。でもって、サビではまた、観客の大合唱だ。 濃いめの音で妖しく魅了するM-6。どっしりと音をぶつけて来ては、バンドとしての力をダイレクトにぶつけてくる。ファンも聞き入っているみたいだね。

「What's Up?」でM-7へ。疾走して突き抜けてゆく4人の演奏。そして、フロントのヴォーカル&コーラスで、McFLYを思うぞんぶんに味わえるね。パワーみなぎるトラック、ラストはコミカルに聞かせてくれました。

タイトル発してM-8。この曲も観客と一緒に歌って、楽しそうだ。キャッチーに弾けまくって、McFLYの魅力が大爆発。 静かに歌い始めるM-9。観客もついつい歌ってしまうね。サビ前に笑い声。なかなか面白いじゃないか。コールアンドレスポンス風のコーラス、観客とのやりとりもいい感じ。 バラードM-10も、お客さんと一緒に熱唱。中盤からのどっしりバンドアレンジが、McFLYのベテラン業を光らせる。そして、じっくりと聞かせてくれます。

ドカドカワクワクM-11。前曲から一転、弾けまくりのパフォーマンス。観客も声で応える。 エッジの効いたギターがものを言うM-12。この曲もファンが大合唱。McFLYのパフォーマンスも熟していてかっこいいね。「どんな気持ちだい?」と声をかけたりも。 デジロックのM-13。比較的最近のナンバーは、お客さんは聞き入っているみたいだね。ライブバージョンも、そこまでギラギラ電子音は響いてはいない。 そして最新ナンバーM-14は、とってもハートフルに聞かせてくれます。McFLYも楽しそうに歌っているね。

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