album
●1st Album『tambourine』● '96/11/21 release
記念すべきファーストアルバムは、タイトルが「tambourine」。実はこれ、Moon Childの前身のバンド名だったそうです。
ということは、このアルバムの中にもtambourine時代の楽曲があるかもしれませんね。
4人の息もぴったりな楽曲が詰まっていますが、やっぱり佐々木のセンスが大きく締めていますね。
クールながらポップだったり、アングラながらキャッチーな楽曲などで楽しませてくれる。
M-2の「ラブソング」が意外にもかっこいい。Avexがロックバンドを開いた彼らならではの作品。
1. タンバリン
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
随分とブルージーなロックをやっています。佐々木の才能がこの1曲に凝縮されています。これはすごい。
2. ラヴソング
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
か、かっこいい!なんだこのマイナーアップテンポは?ツボをつく楽曲です。
ホーンセクションといいキーボードといい、いい味を出している。ただ、途中のシャウトだけはいただけないな。
ちなみに4th Single「微熱」のC/Wとして別ミックスを収録。これがさらに重量感を増してパワーアップしているんだな。ますますカッコいい!
3. Brandnew Gear
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
デビュー曲です。avexから初のバンドデビューとして"一部"では話題になっていました(もちろんレコード会社関係者の中で)。
それにしても新人ぽくないです、この歌。きちんと据わってる。
さわやか路線サウンドに聞こえるんですけれど本人たちはどう思っているんでしょうかね?
はじめと終わりにスキャトです。これが“ムンチャ”の醍醐味だと思います。
ちなみにバンド名はこの曲の歌詞から取ったそうで、以前は「タンバリンズ」として活動していたそうな。
いやぁ、ジャケ写は汚れていない人たちです。
MOON CHILDのすべてがここから始まったわけです。
4. Over the rainbow
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
このドラマ知ってますか?葉月里緒菜が出ていたことは知っていますが 内容は知りません。 で、曲のほうですがなんか1stの時よりも声が太くなっている感じがしてならない。ちょっとORIGINAL LOVE入ってる。
でもって曲のほうはちょっと大人のムーディー歌謡ロック。そして内容は別れの曲なのです。
ちなみにこの曲のPVでVo.佐々木の怪しいダンスが拝めます。これ以降のPVでも踊っています。
5. 記念日
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
えっ?なぜ上にボサノバ?と疑問を持ちたくなる。前曲の流れをくんでずいぶんムーディーに。午後のカフェがテーマですか?
6. Everything to love,Everything to lose
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
まぁごく基本的なありきたりラブソング。ひっかかるのはAメロ中盤。低音で声がこもるので聞き取りにくい所。
そこさえクリアしてくれりゃあいいんだがねぇ。
7. PiPi
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
サビ前後の"ピッピ、ピッピ"が印象的。でもそれ以外はいたってフツーのアコースティックな曲。
8. Just Made Love
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
サビとAメロの区別がはっきりしないので何かひっかかる。おまけに字足らずの部分があってひっかかる。曲はカントリー・ロック調。
ギターの勢いがいい。
9. Sweet R&R Music
作詞:佐々木収 作曲:樫山圭,佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
ものすごい新鮮なロック。佐々木がとても気持ちよく歌ってる。こういうカラッとした曲のほうがどちらかというと彼らにぴったりだと思う。
10. 瞳とじれば
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
AOR的な要素を含んだ"大人"のサウンド、かな?再びムード歌謡ロックです。甘い歌声に酔いしれちゃう。
11. ある朝
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
歌い出しのメロディで一瞬、爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」を思い出してしまった。古いか?でも似ている。
とってもシンプルなアコースティック・バラード。間奏でハーモニカが響き渡ります。いいですよ。
12. Blue Suede Shooting Star
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
Gr.に秋山が加入して4人編成となったムンチャ。ギターのうねりがとても効果的です。
Bメロ頭のリズムが結構好きなんです。ちょっとブリティッシュ・ロックを彷彿させるサウンドとなっています。
この最後の歌詞のあとにスキャットというかフェイクというか佐々木節が炸裂です。
ちなみにシングルのジャケ写の渡辺、目つきが怖いです。
13. グッド・バイ・バイ
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
Albumのラストなだけに「グッド・バイ・バイ」。さよならの曲として「フェアウェル」もあるけれど、こっちのほうがいいですね。
カントリー調の明るいロック。最後のブルースハープも躍っています。
●2nd Album『MY LITTLE RED BOOK』● '97/11/27 release
見事にブレイクを果たした大ヒット曲「ESCAPE」を含む2枚目のアルバム。
このアルバムで見事に大衆受けを図ったMoon Childは1つの転換を迎えたのかもしれないね。シングル曲以外って結構コアな作品が多いし、荒いしね。
それを見事にシングル曲で包み込んでいます。だから表向きと裏向きのMoon Childが一気に味わえるアルバムだと思う。
やっぱり最後の「Hallelujah~」には感動しちゃうね。
1. WILD CHERRY
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
アルバムのオープニングを飾るロックなナンバー。ずばり、このアルバムの方向性を示しています。そろそろムンチャの本領発揮です。
2. 選ばれた場所
作詞:作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,今井裕
これまたカッコいいナンバー。なんだかどこかへ旅に出たくなるようなすっきりとしたロックナンバー。
サビの詞が全部同じなのがこの曲でいちばん言いたいことなのだなぁ、と思わせる。さぁ、旅に出よう!
3. アネモネ
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
「ESCAPE」ヒット後にリリースされた曲。にしても前作とはまったく違ったからっとした爽やかな楽曲に仕上がったアコースティック・ロック。
出だしがハミングっていうのでわかるよね。
ところでどうしてこの歌の曲名がアネモネなんでしょうか?私は知らない・・・。
4. ストロベリーアイスクリームソーダ
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
カントリー・ロック。サビのところで榊原郁恵「夏のお嬢さん」を思い出してしまった。古くてごめんなさい。
それにしても「アネモネ」といい、この曲といい歌の登場人物が十代って言うところがねぇ、何か甘酸っぱい。 ん~よくわからなくてごめんなさい。
最後のブルースハープはGoodです。
5. ポータブルロック
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
すごいぞ!この歌詞。もう訳わからない佐々木ワールド。坊主が出てきたり。でも真に潜んでいるのが日本の音楽シーンを皮肉っていること。
ある意味危険です、この曲。
6. ララバイ
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
一転してミディアムテンポナンバーのラブソング。とってもシンプルでいいです。やっぱりテーマはteenageですかね。
7. prelude
作曲:佐々木収 編曲:浦清英
随分とジャジーなインストゥルメンタルです。ピアノが印象的。
8. ESCAPE
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,今井裕
彼らを一気に有名にしたヒットナンバー。おまけにオリコン1位まで獲得しちゃって。 ドラマにあわせたとっても疾走感のあるスリリングなナンバー。
かっこいいですよ、こちらも。間奏ではベンチャーズ(これまた古い)みたいなテケテケテケテケっていうのがあります。
この曲だけで一発屋のイメージが付かれてしまったほど。だったらほかのアーティストもおんなじだと思う。
今の時代、ヒット曲だってなかなか生まれにくくなっているからね。 そう思わない?
9. 微熱 (album mix)
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,今井裕
これぞ名曲!なんでも“dark side of Moon Child”らしいです。とにかくいい。
サビの佐々木のファルセットがなんとも妖しい雰囲気をかもし出す。いやらしいです。
シングルテイクよりも少し重量感を増してパワーアップしています。こちらもスリリング~。
ちなみにタイトルはなんでもこの時期メンバー内でインフルエンザが流行っていたそうな。
このPVで佐々木は絶好調に妖しいダンスを披露しています。しかもボーリング場で。
10. ひぐらしと少年
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
一転してシンプルなアコースティック・バラード。なんかせつなくなってきます、涙が出てきます。幼きあの頃を思い出しては見ませんか?
11. Hallelujah in the snow (album version)
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
シングルでは唯一のバラードナンバー。サビで鈴の音と鐘の音がノイジーなギターサウンドに混じって冬の情景が浮かんできます。
やはり、バラードをシングルとして持ってくるだけあってこの歌、ぐっと来るものがあります。
最後に賛美歌みたいに合唱するのがとても印象的。
ちなみにアルバムではシングルテイクよりも少し長くなっております。
12. WILD CHERRY (reprise)
では再び1曲目から聞きなおしましょう。
●3rd Album『POP AND DECADENCE』● '97/1/27 release
解散発表と共にリリースされたラストアルバム。
タイトルが見事に表すようにポップなシングルチューンと、退廃的なその他のトラックがいい対比を聞かせてくれる。
オープニングチューンなんて本当に驚きます、これがMoon Child?疑問を投げかけたくなるけれども、これも列記としたMoon Child。
Moon Childの行き着いた結果、このアルバムが生まれ、そして星となったわけです。
短いながらも濃いバンドだったなぁ。
1. joy of life
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,井上鑑
いきなり変化球できた。打ち込みサウンドを使用した新しい方向へ。しかも声にエフェクトかけて今までに見ないムンチャとなった。
詞は佐々木の独走。突っ走りすぎ。何か追いつけません。
2. 快適な生活
作詞:佐々木収、渡辺 崇尉 作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,井上鑑
なぜかスチールドラムのイントロ。佐々木の歌もノリノリです。SCRIPTコンビによる詞のほうも結構難解なラブソングになっています。
3. フリスビー
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child
初のセルフプロデュース作品。第一印象。とにかく言葉が詰まっている。詞の中身ははっきりいえば難解です。
っつーか、このアルバムがラストなだけあってやり切っています。佐々木のリリックの才能はわかる人にはわかるんでしょうね。
サビ最後のメロディが妙に気に入った。何かつぼにはまる微妙さがいい。
4. ミスター・スプラッシュマン
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,井上鑑
かなりこのアルバムの中ではわかりやすいほうかな?サビもキャッチーだし。ただやっぱり言葉は詰まっているね。口回しが早い早い。
途中で語るように歌うのなんてすごいですよ。コーラスがちょっと昔っぽい。
5. ドンファンの食卓
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,井上鑑
ちょっとブルースっぽい。違った意味でカッコいいよ。なんか、ムンチャの中では今までなかったようなサウンドだしね。
6. ケ・セ・ラ・セ・(ラ)・ラ・バ・イ
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,井上鑑
ミディアムテンポナンバーのラブソング。とってもシンプルでいいです。泣きのメロディーラインです。結構せつなくなりますよ。
佐々木のファルセットがぐっと来る。
7. マリーのコーヒーカップ
作詞・作曲:佐々木収 編曲:井上鑑
ちょっとボサが入ったアコースティック・ロック。やっぱりカフェが合う。まぁ、コーヒーカップというぐらいだから。
でも歌詞にコーヒーカップは出てこない・・・。コーヒーすら。
8. サン サン サン
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,井上鑑
こちらもアコースティックが基本なバラード。途中に掛け合う低い声が怖いです。そしてやけに多いファルセット。気になります。
ここでコーヒーカップが出てきます。これはマリーの?いえ、ちがいます。最後はにぎやかにフェイドアウト。
9. requiem for the man of nomad
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,明石昌夫
これぞ「微熱」に匹敵する名曲!こちらも“dark side of Moon Child”ですね。出だしのピアノからノックアウトです。
軸にあるのはジャズです。そこにギターサウンドが絡むしホーンセクションがバックアップするし。もう最高。歌詞は難解で難しいです。
ちなみにお蔵入りとなった歌番組で歌った歌がこれ。ぜひTVで歌っている姿を見たかった。
10. 自称ルースター男の懺悔
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,井上鑑
これは何?タイトルからしてわかりません。ストリングスまでフューチャーされたバラード。曲のほうはなかなかいいですよ。ドラマティックです。
11. 太陽とシーツ
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,井上鑑
ちょっとマニアックに聞こえる曲です。でもカギを握る歌でもあるでしょう。 アルバムタイトルでもある「decadence」がでてきます。
最後にはエフェクトまでかけて、結構パンチが効きます。
12. 朝焼けの唄
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,井上鑑
アンビエントっぽい異国なイントロから始まるバラードナンバー。そしてサビに向けてロッカバラードに変身。さび、結構いいですよ。 ぐっときます。泣けますね、きっと。
13. グロリア
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,井上鑑
なんかはじけまくってます。歌詞もちっと破廉恥です。吹っ切れてますね。ロックしてますよ、そういう意味で。
「コーラック」を意識した歌詞にちょっと笑えた。
14. INTERLUDE(instrumental)
作曲:秋山浩徳
初の秋山作曲!でもインスト。ちょっと悲しいねぇ。ギターオンリーでせつないですし。
でもメロディアス。次曲につなげるにはちょうどいいと思います。
15. STAR TOURS
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,井上鑑
ムンチャにとってラストシングルとなった曲。イントロのギターからせつない。そしてサビでぐっときます。
詞がねぇ、これ読み解くと意味深いっすよ、多分。 ラブソングなんだけれども、彼ら自身を映してるっぽいし・・・。
彼らは流れ星のごとく見果てぬ場所を探しに行った。しかし流れ星のごとく一瞬には消えず音楽という功績を残していってくれた。
●Best Album『Treasure of MOON CHILD ~THE BEST OF MOON CHILD~』● '99/9/15 release
皮肉にも彼らにとって初のベストアルバム。解散後にリリースされているし、何か置き土産ですよね。
デビュー曲からラストシングル・さらには未発表曲や未発表バージョンまでこれでもかというくらいに収録されています。
でもって最後のデビュー曲、M-12の後にSecret Trackとしてラスト公演となった渋公での「Brandnew Gear」がライブ・バージョンで収録されています。
これがもう、最後だけあってかなりはじけています。10分以上の大作。これで本当にMOON CHILDが終わってしまったんだなぁ。
1. GOLD
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,井上鑑
未発表曲として収録されたこの曲、とにかく、今までのムンチャがぎっしりと凝縮されて、濃い作品となっています。聴く価値アリ。
独特の佐々木の歌い回し方がまたかっこいいんだな。
5. requiem for the man of nomad (RED BOOK version)
作詞・作曲:佐々木収 編曲:Moon Child,浦清英
もともと2ndアルバム用として作られたヴァージョンらしいです。
こちらもシングルテイクとはがらっと変わって、更にdarkとなっています。こちらもかなり濃い。
本来曲の持つ妖しさがプンプン匂ってくる。やっぱりこの曲、かっこいいです。
●Best Album『COMPLETE BEST』● '05/4/6 release
なんら解散後にリリースられた「Treasure~」と変わりないBEST SIDE。こういう突っ込みいれたくなるよね。
まぁ、こちらは全てシングルテイクで統一されているということでしょかね。おまけにシークレットトラックがなくなっています。
前作と今作、なんかどちらも中途半端で納得いかないなぁ。このアルバムに「GOLD」を入れた意味もよくわからない。
LIVE SIDEに至っては完全収録じゃないしね。アンコールの「Brand New Gear」も収録すればよかったじゃないか。
そうすればまさにコンプリートだよね。おまけにDVD。クリップはまぁいいとして、ライブトラックが2曲だけというのも。
だったらもう一枚ライブDVDとしてくっつけて4枚組み4,000円という破格値段で提供してほしかったな。
さて、ジャケットはシングル「アネモネ」と全く同じ位置で、現在のメンバーが映っています。
これはまた面白いよね。全然メンバーが変わっていないようで。
[DISC 2:LIVE SIDE]LAST LIVE“Pop & Decadence”@渋谷公会堂(1999.2.24)
オープニングSE、観客の歓声の後に始まったM-1。ラストシングルがオープニングナンバーとは、なかなかの意気込みですね。
メンバー4人のほか、キーボードとサックスも加わって、オリジナルテイクとはまたひと味違ったサウンドで楽しませてくれる。
イントロのキーボードのサウンドが小奇麗に飾るM-2。柔らかさと硬さが混合して、やっぱりライブならではの感じが伝わってきますね。
そして随分とポップな曲を聞かせてくれること。結構リズムに流されて飲み込まれてゆく感じです。SEとギター音が交差。
重たいベースが曲の印象を作り上げるM-3。Aメロの部分は神秘的に、Bメロからはロッカバラードにサウンドが変化。
サビもなかなかいいじゃないですか。2番からはストレートにぶつけてきて、ガツンと歌ってくれます。Cメロは何とも色っぽいね。
サウンドといい、歌い方といい。最後のサックスが聴き所だね。ギターのソロでかっこよく決めてくれるM-4。
そこからドラムビートが入り、キーボードが入ってはアップテンポな曲が展開。観客を煽る佐々木。このやり取りが約1分。観客も大いに盛り上がる。
それに比べると本編ちょっと力が抜けちゃうね。合いの手もなんだかなぁ。ギターとサックスが戦っています。サビはやっぱりカラッとしていますね。
伸びやか。最後の締めはいかにもロックしています。でもって大ヒット曲のM-5に突入。
いやぁ、ライブならではのスリリング感もあって、かなり緊張感が出まくっています。
ライブバージョンも音が固まっていたり、キーボードの味付けがされていたりと、かなり面白くなっていますね。
こちらもライブバージョンで磨きがかかったM-6。なんかラフというか、飾りがなくなって疾走感が増しました。
間奏じゃピコピコ電子音が活躍しています。ここら辺だけはかなり濃くなっていますね。その勢いを保ったままM-7へ。
もうこの曲も半分勢いだよね。激しいです。ギターとキーボードが暴れています。
中盤の佐々木のシャウトもすごいや。この曲が終わってM-8。もう最後の曲?この曲の勢いがかなりすごくなっている。荒れ狂っています。
やばいね、Moon Child。佐々木も歌っているのか喋っているのか、激しすぎます。終了後の惜しみない観客の声が響いています。
間を開けて、アンコールに突入のM-9。イントロのアコギがいい感じですね。このダークな雰囲気を見事ライブバージョンで仕立てています。
キーボードも響きまくっていてかっこいい。けれど、佐々木のヴォーカルがちょっと辛そうだ。
ライナーノーツにもあるんだけれど、2番終わってからの演奏がCDとライブバージョンとでは違うんです。
これ、やばいくらいにかっこいいですよ、絶対聞く価値あり。佐々木の曲紹介で観客も盛り上がるM-10。サックスがいいお仕事をしています。
メロディー部に比べるとサビ部はちょっとスカスカというか、物足りないですね。
それに対して間奏部はかっこいいんで、その後がちょっとがっかりするね。
ドラムがドカスカ入って、同時に佐々木のMCとメンバー紹介が始まるM-11。その後はコールアンドレスポンス。
そして曲になるんだけれども、入り方が難しくないか?よくできるなぁ、と感心した。やっぱりこの曲はキャッチーだし、力があっていいね。
すがすがしいや。観客とのやり取りも入ってきましたね。おっとその後は、ギターとドラム、サックスの見事な掛け合いが始まる。
この曲が一応最後だったみたいですね。即アンコールが響く。アンコール、佐々木からの一言があってロッカバラードのM-12に。
とにかくじっくり聞ける一曲。もう、ただ耳を傾けるだけで感動できます。そんな感動を一気に吹っ飛ばすかのように勢いのあるナンバーM-13へ。
躍動感たっぷりでたまらないね。Cメロの後ブレイクが入る。
「またどこかで会おうぜ!」
佐々木の熱い声が会場に響く。そして最後のサビを経て、曲が終わってしまった。アンコールが響く中、CDは終わりを告げてしまった。
[DISC 3:DVD]
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