album

1st Album『Parachutes』● '00/7/10 ('00/8/9, '11/10/19, '13/6/5 on Japan) release

UK出身の4人組バンド、Coldplayの初となるオリジナルアルバムです。派手にガツンと聞かせてくるロックというよりかは、じっくりと染み渡る様な感じの音が印象的だね。 そして、ヴォーカルを務めるChris Martinのヴォーカルに、誘われて引き込まれて、うっとりとさせられるんだな。 シングル「Shiver」「Yellow」「Trouble」と、さまざまなアプローチを聞かせてくれる中で、これがColdplayの世界というものを確立しているかのような作品となりました。 これが1枚目のアルバムと考えると、本当に未来が末恐ろしい。実際、このあと、世界に名を知らしめすモンスターバンドと化すわけで。 日本版はボーナストラックを2曲収録しています。

1. DON'T PANIC

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson (you got us through it) and Coldplay

軽やかな音づかいなのに、どこか切なく寂しげに展開するアップチューン。それでいて、美しさが醸し出されて包み込んでくれるように。 ギターの音の響き方が、とっても幻想的でおしゃれだね。そう、世界は美しい。

2. SHIVER

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson (you got us through it) and Coldplay

ガツガツとした音にエッジを効かせたギターの音がいい感じに弾けたイントロ。 そこから一気に冷静さを取り戻したかのように、じっくりと聞かせてくれるミディアムトラックが展開。 サビも鋭く、それでいてメロディアスに。タイトルの如く、Chrisのヴォーカルが続々とさせてくれる。Coldplayのメジャー1stシングルでもあります。

3. SPIES

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson (you got us through it) and Coldplay

アコースティックテイストの音とChrisの切なく儚いヴォーカルが響き渡ることで、幻想的な世界が広がる。さすがColdplayなうっとりとした世界に染まる。 タイトルや歌詞の様な緊迫感を背負ったCメロがなかなか。

4. SPARKS

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson (you got us through it) and Coldplay

ギターの音がまた、淡く渋くていい味わいを出すわけだ。ちょっと暗くて儚くて、逆にそれが美しさを醸し出してくるフォーキーな世界。 じんわりと、しみじみと、いい音を届けてくれる。

5. YELLOW

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson (you got us through it) and Coldplay

ノイジーでエッジを効かせながらも、メロディアスで清々しさを出すシングルナンバー。Chrisのヴォーカルもまた、地声とファルセットを行ったり来たりして、幻想的に。 それ以上に、歌詞が美しい世界なんだよね。うっとりさせられて、もうリスナーはメロメロだね。

6. TROUBLE

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson (you got us through it) and Coldplay

儚さたっぷりのイントロ。ピアノの寂しさときたら、この上ないね。さらに儚いChrisのヴォーカルも、一気にリスナーのハートを掴む。 美しく、それでいて、どっしりと力強いバンドサウンドが押し寄せてくる。サビの展開もまた、素晴らしいんだ。

7. PARACHUTES

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson (you got us through it) and Coldplay

アルバムのタイトルチューン。アコースティックギターを弾き語りのように。切々とした世界を聞かせてくれるんだけれども、まさかのインタルード的な小曲。 勿体無い。もっと聞かせてほしいと思わせてくれます。

8. HIGH SPEED

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced, engineered and mixed by Chris Allison

タイトルはHighだけれども、曲の方はミディアムスローということで。ゆったりどっしりと展開するロックチューン。力強さ、弱さ、儚さを垣間見せたりもする。 淡々とした音の中に広がるColdplayの緻密な世界がとてつもない空間を作るんだ。

9. WE NEVER CHANGE

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson (you got us through it) and Coldplay

アコースティックテイストのバラードナンバー。随分とネガティヴな歌詞を切々と歌いながらも、儚く、それでいて芯はしっかりとしているChrisのヴォーカルに惹きつけられる。 曲が進むにつれて、より渋さを増していくんだ。

10. EVERYTHING'S NOT LOST

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson (you got us through it) and Coldplay

ブルースのように、渋い演奏で切々と語るようなヴォーカルで展開するスローチューン。儚さが美しさを生み出す。 そして、どっしりバンドサウンドに変化を遂げては、Coldplayの世界がより広がってゆく。

Secret Track. LIFE IS FOR LIVING

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson (you got us through it) and Coldplay

味わい深い3連バラード。アコースティックな音がよりしみじみと響き渡っては、温かい気分にさせてくれる。

11. CAREFUL WHERE YOU STAND

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson (you got us through it) and Coldplay

アコースティックな音づかいで染み渡るように。そして、響き渡るChrisのヴォーカルの美しさときたら、この上ないね。その言葉も美しく、切なく、それでいて鮮やかに。 神秘的な雰囲気も振り撒いてきます。

12. FOR YOU

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson (you got us through it) and Coldplay

ピアノでじっくりと響かせて始まるバラードチューン。こちらは、儚げなChrisのヴォーカルに吸い込まれていく様だね。「君」に向けられた歌。しみじみ。

2nd Album『A Rush of Blood to the Head』● '02/8/26 ('02/8/12 on Japan) release

Coldplay待望の2枚目となるオリジナルアルバム。前作から2年の月日が経ち、より一層、繊細かつ大胆な歌を届けてくれます。 先行シングルにもなった「In My Place」の美しさ、それ以上に美しい「Clocks」等、今作も切なく儚かく、陰がありながらも陽の目を見せてくれる様なミディアム~スロートラックをお届け。 そして、相変わらず儚げでファルセットを使ってより切なさを出してくるChris Martinのヴォーカルに、どんどんと引き込まれていくんだな。もちろん今作も世界中で大ヒットを記録するわけですよ。 邦題が「静寂の世界」なんだけれども、なんでこんなタイトルになった?

1. Politik

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay Additional production by Mark Phythian

冒頭からガッツリガツガツのロックサウンドでストリングスが絡み合うイントロで幕開け。歌の方は、Chrisが切なく儚く声を聞かせてくれる。メロディパートがしっとりと展開する。 そして、ガツガツとした音に乗せて「あれがしたい」「あれをしてほしい」と訴えかけてくる。このバランスがなんとも言えないね。美しさと力強さを兼ね備えた曲。

2. In My Place

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay Additional production by Mark Phythian

ついに放たれるColdplayの2枚目のアルバムからの先行シングル。どっしりドラムとともに奏でられるギターの響き渡るイントロで、もうすでにColdplayの世界。 優しくシンプルなメロディに力強さと美しさ、そして繊細さを加えて聞かせる。とにかく美しいバラードなわけですよ。

3. God Put A Smile Upon Your Face

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay Additional production by Mark Phythian

アコースティックな音を響かせては始まるミディアムチューン。あれ、こういうサウンドもストレートに届けてくれるんだ。 なんて油断をしていたら、ガツガツドラムとエッジの効いたギターが加わって、ロックなモードに。そして、サビに差し掛かっては、伸びやかなサウンドと抑え目のChrisのヴォーカルが重なりあう。 うん、なかなかいいね。

4. The Scientist

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay Additional production by Mark Phythian

ピノの美しきイントロに、世界が広がる。Chrisが切々と語るように歌を聞かせてくれます。サビでのファルセットなんか、一気に世界に引き込まれるね。 歌詞も含めて、陰鬱で暗くて、けれどもどこかしら希望が感じられる様な味わいが広がります。

5. Clocks

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay Additional production by Mark Phythian

「In My Place」に続く、2nd Albumからのカットシングル。もうイントロからピノの美しさに全て吸い込まれていくわけですよ。 そのピアノの音色を際立たせるようなバンドサウンドがじっくりと響き渡り、Chrisのヴォーカルも美しさを出してくる。 本当に、どうしてこれほどまでに美しく儚く、繊細な世界を作り上げることができるのだろうか。もうすごすぎるね。

シングルカットされた際は、エディットで約4分にコンパクトに纏まりました。

6. Daylight

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay Additional production by Mark Phythian

しなやかなイントロで始まったと思ったら、随分とアンニュイというか、だるそうなChrisのヴォーカルがインパクトを出してくる。 一変して、サビではエッジを効かせた音とともに、美しさを感じさせるChrisのヴォーカル。このギャップがなんとも言えないね。

7. Green Eyes

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay Additional production by Mark Phythian

カントリーなアコースティックチューン。まったりと歌い上げるChrisがまた、印象的だね。愛すべきハニーに向けられた、甘いラブソングなんだな。 途中からは、よりバンドらしい音に仕上がってきました。シンプルな感じもするかな。

8. Warning Sign

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay Additional production by Mark Phythian

ギターの音がまた、渋さを出してくるミディアムロックチューン。まったり夢見心地な気分にさせてくれるヴォーカルとサウンド。 これがColdplayの世界だね。ゆったりと。君が恋しいと。

9. A Whisper

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay Additional production by Mark Phythian

タイトルに反して、全く囁いていない。そして、音がどっしりと押し寄せてくる始まり。ノイジーなギターの中で、Chrisのヴォーカルが時に鋭く突き刺してくるように。 そこにストリングスの鋭さも加わって、かなり緊迫感が漂ってかっこいいんだ。

10. A Rush Of Blood To The Head

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay Additional production by Mark Phythian

切々と語るように聞かせてくれるアルバムのタイトルチューン。静と動をうまく操っては、Coldplayの世界を見事に構築している1曲でもあるかな。 でも、歌詞の方はなかなか際どさがあるね。そう、全ては頭に血が上ったせいさ。

11. Amsterdam

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay Additional production by Mark Phythian

アルバムのラストを飾るナンバーは、ピアノ弾き語りのバラード。いわゆるオランダの首都な雰囲気はないけれども、Coldplayの美しき世界がどんどんと広がります。 後半では、どっしりと、バンドサウンドに変身しては、突き刺してきました。

3rd Album『X&Y』● '05/6/6 ('05/6/1, '11/10/19, '13/6/5 on Japan) release

もはや世界を席巻するほどのモンスターバンドと化したColdplayの3枚目のアルバムは、1st、2ndの世界をさらに磨き上げて、バンドの持つ力を全て出し切る様な勢いを感じさせます。 シングルカットされた「SPEED OF SOUND」「FIX YOU」「TALK」「THE HARDEST PART」なども、キャッチーさを出しながら、ソリッドなバンドの音を出してきたり。 染めてくるようなバラードをじっくりと聞かせてくれたり。これまでのColdplayを、これまで以上にアップデートした様な音を感じ冴えます。 Chris Martinのヴォーカルも、ファルセットをうまく使って引き込んでくるよね。魅力たっぷりですよ。アコースティックベース、煌めくピアノ、スタイリッシュなロックなどなど、1曲1曲の緻密な作りが楽しい。

1. SQUARE ONE

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Danton Supple and Coldplay

幻想的なオープニング。そして、切々と歌を聞かせてくれるChris Martinのヴォーカル。 どこかしら、映画「2001年 宇宙の旅」のような雰囲気を出しながら、バンドの音をガツンとぶつけてくるロックチューンで展開。

2. WHAT IF

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Danton Supple and Coldplay

しっとりと歌が始まるナンバー。これまた、いろんなことに疑問をぶつけてくるように、Chrisが淡々と歌を聞かせる。 サビでは一転して、美しさを出して、うっとりさせるマジック。さすがはColdplayだな。ストリングスの力も大きいんだ。

3. WHITE SHADOWS

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay

冒頭からどかどかと音を放ってきて、なかなかかっこいい始まり。力強さとChrisの繊細なヴォーカルが絡み合う。 サビ前から次第に盛り上がっていくんだな。ゾクゾクさせる。ラストのシンセがまた、神秘的に響き渡るね。

4. FIX YOU

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay

淡さたっぷりのオルガンの音。パイプオルガン的な音が加わっては、より神秘声を出してくるバラードナンバー。君への想いがとても温かく伝わってくるね。 アコースティックなテイストから、次第にガツンとエッジを効かせたロックサウンドに変身。感動の1曲な流れを演出する。ゴスペルコーラスに包み込まれるんだな。

アルバムからは、2枚目のシングルとしてカット。

5. TALK

Berryman / Buckland / Champion / Martin / Hutter / Bartos / Schult Produced by Danton Supple and Coldplay

スタイリッシュな音で始まるロックチューン。タイトルの如く、Chrisが話しかけてくる様な感じで展開。 そして、やっぱり美しさが際立つメロデイとサウンドです。ギターのリフの様な音もまた、印象に残るよね。さぁ、この曲についてみんなで話そうか。 ちなみに、この曲ではKraftwork「Computer Love」をサンプリングしています。

6. X&Y

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay

アルバムのタイトルチューン。静かな始まりから、どっしりと音が加わったり、ストリングスが加わったりで、ものすごいことが起きるような始まり。 ゾクゾクさせられるね。でもって、とても美しいメロディラインが展開するわけで、これぞColdplayな世界なんです。もはやクライマックスの如く、大作なんだな。

7. SPEED OF SOUND

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Ken Nelson and Coldplay

待望の3作目からの1st Single。イントロはこれぞColdplayな繊細で美しい音が広がる。 そこからガツンとバンドサウンドな音をどかどかと響かせては、じっくりと届けてくれる。そして、サビに差し掛かると、Chrisのヴォーカルが本領発揮と言わんばかりに、ファルセットをつかて魅了してくる。 美しさたっぷりに聞かせてくれるわけですよ。もう、吸い込まれるような、引き込まれるような世界なんだな。

8. A MESSAGE

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Danton Supple and Coldplay

アコースティックギターをかき鳴らして、歌い始める。まるでフォークソングの様な1曲。進行するにつれて、バンドの壮大な音も加わっては、より大きな曲へと変身していく。 いいね、「俺の歌は愛」。これこそがColdplayからのメッセージだよね。Chrisのファルセットが後半で突き抜ける。

9. LOW

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Danton Supple and Coldplay

アップテンポのロックナンバー。軽やかな音の中に鋭さと怪しさが混在する。 力強さと繊細さを兼ね備えて展開するスタイリッシュなナンバーなんだけれども、歌詞がまた暗くて。タイトル通りにより落ちてゆく気分なんだな。

10. THE HARDEST PART

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Danton Supple and Coldplay

ピアノの煌めきを感じさせるミディアムロックチューン。爽やかで軽やかで、Chrisのヴォーカルも伸びやかに響き渡ります。 こんなにキラキラして、爽やかさたっぷりなのに、随分とネガティヴな歌詞なんだよね。そんな感じも全くさせないほど。

アルバム「X&Y」からは、4枚位目のシングルとしてカットされました。

11. SWALLOWED IN THE SEA

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Danton Supple and Coldplay

ヒーリングな世界。アンビエントな音とChrisのヴォーカルがまるで癒しの世界へと誘ってくれる1番。2番からは、バンドの音をどっしりと展開。 歌を聞かせてくれます。後半はもう、言葉と音が一気に押し寄せては曲の世界へとどんどんと引き込んでくる。もうタイトルの如くですよ。呑み込まれます。

12. TWISTED LOGIC

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Danton Supple and Coldplay

ゆったりと、そしてどっしりと。妖しさと力強さを兼ね備えたサウンドに、圧倒される。この曲が本国版でラストを飾ってくる。 後退するだろうけれども、必ず前進するだろう。Coldplayなりの世界で聞かせてくれる前向きソング。骨太な音とともに、力を出しては導いてくれる。

13. TIL KINGDOM COME

Berryman / Buckland / Champion / Martin Produced by Danton Supple and Coldplay

まるでデモトラックのような、音の温かさに引き込まれる。かき鳴るアコースティックギターの軽やかさに、安心感を覚えるね。 美しい物語が展開しては、うっとりさせてくれます。

+. HOW YOU SEE THE WORLD

アコースティックテイストで切々と歌を聞かせてくれるChris。途中からは、どっしりとバンドサウンドになっては、どっぷりと聞かせてくれるミディアムチューン。 のっしりと、そしてゴリゴリした音へと変わってゆく。

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