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Live Album『うたの木 Gift』● '00/12/6 release

渡辺美里のライブアルバム。今回は、「20世紀の星くずを21世紀へと伝える」というコンセプトのもと、美里の名曲の数々を新日本フィルのオーケストラをバックに歌い上げる。 スペシャルなコンサートをパッケージ。その模様をCDとDVDでリリースしました。 CD版は、前半が「misato '99 うたの木 春」、後半が「misato '99 うたの木 冬の華」と言う感じで、2つのステージからの抜粋です。 楽曲がどうオーケストラアレンジに変わり、期待と不安が交差する中での渡辺美里のダイナミックなヴォーカルパフォーマンスは、圧倒されますね。 さすがなアレンジなんだけれども、こちらもダイナミックだったり、繊細だったりと、オーケストラならではです。 「シンシアリー」なんて、重たい空気のオリジナルテイストに、オーケストラが加わってさらにスリリングに。聞き応えがあります。 また、新曲「Gift」がボーナストラックとして収録されていて、「うたの木」の世界を表現してきます。 なお、DVDには「ランナー」が収録されているので、差別化を図ってきましたね。

しなやかな弦の音がダイナミックに響き渡るM-1。イントロの妖しささながら、ゾクゾクさせてくれる。少々ヴォーカルが前を急いでいるような雰囲気もあるな。2番からはテンポアップ。 こちらもオーケストラならではの厚みを加えたM-2。ダイナミックなのに、しなやかです。優雅に展開する中で、感想ではいきなりアグレッシヴに。 まったりほんわかなサウンドのM-3へ。渡辺美里のまっすぐなヴォーカルがぶつかってきます。 しなやかさたっぷりのM-4。ボレロ的なドラムビートで、躍動感と前向きな気持ちにさせる。後半の変身ぶりにはびっくりだ。 まるで激情を示すかのようなイントロにうっとりなM-5。結構重たさを出したシングルナンバーだからこそ、映えるオーケストラアレンジだね。間奏の弦楽の刻みなんて、スリリングで圧巻。

しなやかさとダイナミズムが混在するM-6。メロディパートではピアノの音ともに次第に持ち上がってゆく流れで、盛り上がってくる。 こちらもドラマティックな演奏でしなやかさを放つM-7。ヤマ場があり、抑えたりと、ドラマを見て聞いているようだ。 勇ましさたっぷりのM-8に惹かれます。スピードが時にアップになったり、ゆっくりになったり、引き込む力を放ってきますね。 随分とポップなM-9。往年の映画のような楽しさを含んでいるね。お客さんたちも一緒に盛り上がっている感じで、とにかく金管の効果がでかいね。 ヒットシングルM-10。手拍子が自然に沸き起こる。盛り上がってはとってもキャッチーなステージで、聞いていて楽しい。 名曲M-11。カバーながら、渡辺美里の世界になっているね。ただ、ちょっとヴォーカルが張りすぎているようにも感じるけれど。 ミディアムバラードのM-12。渡辺美里のダイナミックなヴォーカルが、生かされたパフォーマンスだね。オーケストラも実にしなやかです。クライマックス感もたっぷり。最後はみんなでの合唱も、聞き応えがあります。

13. Gift

作詩:大江千里 作曲:石井妥師 プロデュース:有賀啓雄

ミディアムテンポの優しいメロディが温かさを生み出すナンバー。「うたの木」の延長を行く、ストリングスのアレンジが効果を生み出す。 渡辺美里のヴォーカルもたくましく頼もしいね。

Cover Album『Cafe mocha ~うたの木~』● '02/3/20 release

渡辺美里、キャリア初となるカバーアルバムです。今回は、ざっくばらんな選曲となっていますね。スタンダードなトラックを中心に、アレンジに色々とひねりを加えて聞かせてくれます。 先行シングルにもなった「やさしく歌って ~Killing me softly with his song~」「翼をください」の他に、 「蘇州夜曲」「闇夜の国から」「Eternal Flame」「恋のバカンス」「悲しくてやりきれない」などなど、渡辺美里が思い入れのあるようなナンバーを心を込めて歌います。 アレンジがちょっと斬新だったりするので(特にクリヤ・マコト)、ちょっと戸惑うところもあるけれども、意外とマッチしていたりも。 おおらかで力強いヴォーカルも健在です。なかなか面白い作品となっております。

1. Do you really want to hurt me

作詞・作曲:George O'Dowd / Jon Moss / Michael Craig / Roy Hay 編曲:金子隆博

見事なコーラスワークで聞かせてくれるオープニングナンバー。Boy George率いるCulture Clubのヒットチューン「君は完璧さ」のカバーを、 金子隆博にアレンジで聴かせてくれます。最初はエスニックやアフリカンなテイストだったけれども、まったりまったりミディアムロックで。

2. やさしく歌って ~Killing me softly with his song~

作詞:Norman Gimbel 作曲:Charles Fox 編曲:井上ヨシマサ

Robert Flackのナンバーのカバーチューン。意外とロックなアレンジに持ってきたね。井上ヨシマサによるダイナミクな演奏をバックに、 渡辺美里のヴォーカルもダイナミックに広がります。オリジナルの持つムードもしっかりと伝えてくる。でも、ちょっと元気よすぎかな。

3. 蘇州夜曲

作詞:西條八十 作曲:服部良一 編曲:金子隆博

これまた異国情緒を見事に表すカバー。ピアノの滑らかさはさることながら、やっぱり二胡の演奏に耳が行きます。 チェン・ミンですよ、この演奏がまた。本物ですよ。しなやかですよ。ということで、麗しき渡辺美里を聞かせてくれます。

4. We're all alone

作詞:Boz Scaggs 作曲:Bozz Scaggs 編曲:クリヤ・マコト

Boz Scaggsの名曲。A.O.R.な楽曲を、クリヤ・マコトが現代風に仕上げてきました。元のテイストを生かしつつ、プログラミング仕様。 クールでダイナミック。でもって、やっぱりピアノが聞かせどころ。滑らかで、うっとりですよ。渡辺美里も生き生きとしているね。

5. 闇夜の国から

作詞:井上陽水 作曲:井上陽水 編曲:コンダキヨト & 大井洋輔

井上陽水のナンバーを、ロックにカバー。とっても元気な渡辺美里。ヴォーカルもみずみずしいね。 コーラスも分厚く、なんだか頼もしいね。とにかくトリッキーなナンバーだけれども、堂々と聞かせてくれました。

6. Eternal Flame

作詞・作曲:Billy Steinberg / Susanna Hoffs / Tom Kelly 編曲:佐橋佳幸

The Banglesの涙な名バラード。佐橋佳幸がアコースティックなアレンジで仕上げては、じっくりと聞かせてくれます。 中盤で色をつけるサックスの音もいい感じに。

7. 恋のバカンス

作詞:岩谷時子 作曲:宮川泰 編曲:金子隆博

昭和の名曲を渡辺美里がカバー。それにしても、随分と斬新なアレンジだな、金子隆博。 そして、ブラス2本がポイントになるかな。かなりムードが出ています。渡辺美里も1人2役のコーラスがいい感じだね。

8. あなたのとりこ ~Irresistiblement~

作詞:Jean Gaston Renard 作曲:Georges Aber 編曲:クリヤ・マコト

フレンチポップでおなじみの「あなたのとりこ」。あのウキウキワクワクなナンバーが、随分とアップデートされては、ピコピコと。 やっぱりクリヤ・マコト、やりますよ。でもって、渡辺美里もフランス語を巧みに操って、歌を聴かせてくれます。弦も効果絶大ですね。

9. 悲しくてやりきれない

作詞:サトウハチロー 作曲:加藤和彦 編曲:斉藤恒芳

アカペラで聞かせてくれるフォークの名曲カバー。異国感を漂わせるイントロがちょっと奇妙だったけれども、本編はとってもドラマティック。 声だけで聞かせてくれるアカペラアレンジが、新たな渡辺美里の世界を広げる。

10. 翼をください

作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦 編曲:金子隆博

ボッサタッチの軽やかなアレンジで聴かせるカバーバージョン。1番サビまではゆったりとそた流れだったけれども、 サビからはアグレッシヴにラテン度がアップした。

11. Moon River

作詞:John H. Mercer 作曲:Henry Nicola Mancini 編曲:斉藤恒芳

MISATOと言えばAudrey。ということで、かの名曲「Moon River」をドラマティックに聴かせてくれます。 ストリングスがドラマティックに飾ってきます。もう映画の世界へと吸い込まれていきそうだ。2番からはA.O.R.テイストで、ちょっとアダルトムードを加えてじっくりと。 コーラスも加わって、なんか麗しさがアップしていますね。/font>

13th Album『ソレイユ』● '02/7/10 release

ライブアルバムやカバーアルバムなどを経て、渡辺美里、13枚目のオリジナルアルバムの登場。今回はアルバムのタイトル「ソレイユ」のごとく、 太陽をテーマに、燦々と輝いたり、ジリジリと焼き付けるような楽曲ありと多彩です。特に、作曲者の顔ぶれも多彩で、有賀啓雄はじめ、木根尚登や染谷俊など、 若手からベテランまで色々な人たちが渡辺美里を支えています。先行シングル「YOU ~新しい場所~」では、コブクロの小渕健太郎が楽曲を提供したりと、 新進気鋭のミュージシャンの起用もあり、なかなか目の付け所がいいね。そして、渡辺美里のヴォーカルも、伸びやかだったり頼もしかったり、ストレートに届けてきます。 そう、まるで太陽のように燦々と輝くヴォーカルなんです。サウンドもとにかくヴァラエティ豊かだな。

1. YOU ~新しい場所~

作詩・作曲:小渕健太郎 編曲:有賀啓雄

13枚目のオリジナルアルバムからの先行ナンバーは、両A面でのリリース。コブクロの小渕健太郎が作詞作曲を務めた、 ポップなフォークロックと、渡辺美里との見事なコラボレーションを聞かせてくれます。有賀啓雄のアレンジで、より骨太で頼もしいナンバーの誕生だね。 くさいんだけれども、説得力のある曲です。

2. egoism

作詩:大江千里 作曲:伊秩弘将 編曲:有賀啓雄

プログラミングビートが冷たさを出すけれども、全体的に抑えめのミディアムスローチューン。 大江千里が作詞をしているけれども、重たさが出ているね。蓋を開けてみれば、どっしりヘビィなロックチューン。 そこにストリングスが入ってくると、鋭さも出てきては、強力な1曲。

3. truth

作詩:渡辺美里 作曲:染谷俊 編曲:有賀啓雄

しっとりピアノで幕開ける柔らかなバラードナンバー。染谷俊が作曲を手がけた、優しさ溢れるメロディが活き活き生きる1曲。 ストリングスも入ってきては、しなやかでドラマティックに展開。温かく包み込んでくれるような、渡辺美里のヴォーカルに酔いしれます。

4. ソレイユ

作詩:渡辺美里 作曲:石井妥師 編曲:有賀啓雄

アルバムのタイトルチューン。まるでカリビアンなスティールドラムのような音が、夏らしさを一気に放出。 ベースはアコースティックテイストのミディアムロックナンバー。爽やかさいっぱいに、渡辺美里が伸びやかに歌い上げる1曲。シンプルかつストレートな前向きソング。

5. 私の好きな孤独

作詩:川村真澄 作曲:木根尚登 編曲:有賀啓雄

タイトルからちょっと重たさはあるけれども、随分と壮大な雰囲気を出すナンバー。よく見たら、木根尚登が作曲を手掛けけているし、 作詞も川村真澄が手掛けているんだね。深みのあるサウンドで、じっくりと聞かせてくれるバラードチューン。伸びやかで、力強い歌声が包み込んでくれる。

6. 夏灼たまご

作詩:チェリー☆ボンボン 作曲:佐橋佳幸、渡辺美里 編曲:有賀啓雄

misato = 夏な1曲は、ラテン熱を直球でぶつけてくる粋なナンバー。にしても作詩がチェリー☆ボンボンって。もう、ノリですね。 ブラスやパーカッションがいかにもなラテンテイストなんだけれども、意外とピアノの音が効いているんだな。塩谷哲、いい味を出しているね。

7. Blue

作詩:渡辺美里 作曲:佐橋佳幸 編曲:有賀啓雄

しっとりテイストのバラードナンバー。作曲している佐橋佳幸のギターが優しく響き渡る。 切ない歌詞をうまく表すサウンド、ムードたっぷりで、夏の恋を演出。でも、タイトルそのまま、瑞々しくも儚い雰囲気ですね。

8. 花 ~このぼくで生きてゆく~

作詩:渡辺美里 作曲:伊秩弘将 編曲:有賀啓雄

アルバムからの先行ナンバーで、両A面のシングル。プログラミングのビートとアナログノイズがR&Bなテイストを出してきましたね。 その中で鮮やかな佐橋佳幸のギターが瑞々しさを放つ。そして、サビでは一気にサウンドが固まって押し寄せてくる。強力だね。 ピアノの音なども、全体的に洋物の雰囲気を出してきた。

9. Song of the Asking

作詩:渡辺美里 作曲:渡辺美里、有賀啓雄 編曲:有賀啓雄

ストリングスがイントロからゴージャスに放っては、ドッと力が押し寄せてくる。マイナー調のメロディに乗せて、問いかけてくる。 そして、サビでは一気に音がどっしりと。ヘビィなバンドサウンドとストリングスをバックに、渡辺美里のヴォーカルが響き渡ります。ただ、歌詞がとっても重いぞ。

10. 恋のうた

作詩:渡辺美里 作曲:石井妥師 編曲:有賀啓雄

イントロからウキウキワクワク。まさしく恋しているという雰囲気がストレートに出ているね。ギターがかき鳴り、ポップに展開。 それにしても、イントロからサビから、そこか「I Want You Back」的な音がいいな。フルートの音も異国感を出してくる感じ。

11. Caramel Blood

作詩:川村真澄 作曲:石井妥師 編曲:有賀啓雄

アルバムのラストを飾るバラードナンバー。イントロからブルージーなギターが鳴り響きましたね。 川村真澄の歌詞が瑞々しさを表現してくる。シンプルなテーマだからこそ、ストレートにぶつかってくるんだな。そして、渡辺美里は、安定のヴォーカルが優しく包み込んでくれる。 安心感がある1曲だね。

Best Album『THE LEGEND』● '03/1/1 release

エピックレコード25周年を記念した企画ベストアルバム。エピックレコードに所属していたアーティスト達の1980年代の楽曲から、選りすぐりのナンバーをパッケージ。 さて、渡辺美里も大いにエピックレコードに貢献しているアーティストですが、今回の企画ベストながら、なかなか面白い選曲なんだね。 おなじみ「My Revolution」はじめ「センチメンタルー カンガルー」「悲しいね」「やるじゃん女の子」などのナンバーから、「BOYS CRIED -あの時からかもしれない」「Steppin' Now」など、 アルバム曲からの選曲もあり、1980年代という括りだからこそできる選曲で楽しませてくれます。 ブックレットの渡辺美里も実に若かれし頃の思い出が詰まっている写真でいっぱい。元気と可愛さが入り混じっていますね。

12th Album『ORANGE』● '03/8/6 release

渡辺美里、通算14枚目となるオリジナルアルバムは「オレンジ」。オープニングから、ファンキーグルーヴで攻めてくるから驚きだ。 今回もプロデューサーに有賀啓雄を迎えて、大きく渡辺美里の世界を広げてきましたね。ぐっと大人テイストが出てきた感じなのは、やはり先行ナンバー「小指」の影響からかな。 ちなみにオセロケッツの森山公一の手掛けたナンバーだし、今作は中西圭三や大江千里が手掛けたナンバーなどもあり、いろいろなコラボを果たした渡辺美里です。 渡辺美里自身もコミカルなナンバーを手掛けたりと、本当にヴァラエティ豊かな作品となりました。太陽をオレンジに見立てたり、甘さ酸っぱさなどいろいろな感情を歌詞に描き出す。 100%オレンジ色の美里のアルバム作品です。

1. Orange ~What's the vibe?~

作詩:渡辺美里 作曲:有賀啓雄 編曲:有賀啓雄

冒頭からファキーでグルーヴィーな音をぶつけてくるロックチューン。かっこいいぞ、渡辺美里。 ブラスよろしく、かき鳴るギターも加わって、粋なトラックを聴かせてくれますよ。オレンジ色の太陽をベースに、生きる喜びを歌います。

2. マボロシノ ツバサ

作詩:渡辺美里 作曲:有賀啓雄 編曲:有賀啓雄

打ち込みビートがR&Bな様相を見せるポップロックチューン。マイナーメロディがキリッとさせてきました。 さらにはシンセの音のフレーズがループするように、緊迫感を生み出すクールナンバーなんだな。間奏でのサックスと合わせて、都会の寂しさを表してきました。

3. 小指

作詩:森山公一 作曲:森山公一 編曲:有賀啓雄

渡辺美里、44枚目のシングルは、オセロケッツ・森山公一が作詞・作曲を手掛けたミディアムバラードチューン。 元気いっぱいのイメージはここでは伏せて、じっくり大人の世界を聴かせてくれます。いけない恋に走る彼女の歌。ヒリヒリさせてくれます。

4. ジグザグ

作詩:渡辺美里 作曲:有賀啓雄 編曲:有賀啓雄

爽やかさと力強さを兼ね備えた1曲。ジグザグな気持ちをそのまま、音とヴォーカルに表した1曲。 ポップなんだけれども、2人の気持ちが素直に表れたような1曲だね。

5. 真夜中すぎの月

作詩:渡辺美里 作曲:有賀啓雄 編曲:有賀啓雄

ゆったりテンポのミディアムチューン。プログラミングビートを上手い感じで使ってきますね。 一瞬の沈黙もキリッとさせる。どこかしら和的なメロディだったり、真夜中的なクールな音使いがいい感じ。田中義人のガットギターもいい効果を生み出す。

6. グロリア

作詩:渡辺美里 作曲:中西圭三 編曲:有賀啓雄

佐橋佳幸のギターがラテンなテイストを出してきたと思ったら、中西圭三が作曲をしているだなんて、面白いコラボだな。 クールなんだけれども、熱さと冷たさをうまく使って聴かせてくれます。ジャッジャッと、インパクトある音がかっこいいんだな。

7. Funky kitchen ~スローフードのすすめ~

作詩:渡辺美里 作曲:渡辺美里 編曲:有賀啓雄

このアルバムの中では、唯一の渡辺美里の作詞・作曲ナンバー。随分とユニークな音使い。しかも、スローフードをテーマに、楽しいキッチン模様を描きてきました。 タイトルそのまま、ファンキーポップな1曲。楽しさもダイレクトに伝わってきます。

8. 天使がいるのを知っているかい

作詩:大江千里 作曲:大江千里 編曲:有賀啓雄

こちらは大江千里が手掛けたミディアムバラードナンバー。なるほど、彼の世界がよく表れたメロディだね。 それを有賀啓雄が打ち込みを使用して、R&B的なアプローチでクールに聴かせてくれます。また、間奏での田中義人のギタープレイがセクシーなんだな。

9. ONE MORE KISS

作詩:渡辺美里 作曲:石川よしひろ 編曲:有賀啓雄

温かさの出たバラードナンバー。こちらは石川よしひろが手掛けたナンバーです。 全体的な大人な雰囲気が漂います。もう一度キスがしたいけれども、できずに離れてしまった2人の関係を切なく描いてきました。6分をじっくりと。

10. 7 colours

作詩:森山公一 作曲:森山公一 編曲:有賀啓雄

アルバムのラストを飾るミディアムロックチューン。シングル「小指」に引き続き、森山公一が作詞・作曲を手掛けています。 虹や曜日、ドレミの音階になぞって、7つの色をテーマに、伸びやかに歌を聴かせてくれる渡辺美里です。テーマは見事に彼女らしさが出ていますね。

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