album

1st Album『Here's Willy Moon』● '13/4/8 ('13/4/10 on Japan) release

ニュージーランド生まれのシンガーソングライター、Willy Moonの記念すべき1st Album。21世紀にロックンロールをもたらす挑戦的な姿勢が面白いね。 格好も、リーゼントヘアをカチッと決めて、かっこいいんだな。1950年代や1960年代の音を参考にしながらも、音は21世紀にアップデートされているし、 ガツガツのロックサウンドに、時折エレクトロな要素も加わっては、かっこよく決めてくる。しかも、全12曲が30分にも満たないって、結構な勝負を仕掛けてきたね。 短期決戦みたいな感じで、Willy Moonが突き進む。さて、この後どんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。個人的には、サマソニでのパフォーマンスが本当にかっこよかった。 なお、日本版は、リミックスなどを追加しての全19曲と、大盤振る舞いだ。

1. GET UP (WHAT YOU NEED)

WRITTEN BY WILLY MOON & STEVE MACKEY PRODUCED BY WILLY MOON & STEVE MACKEY

アルバムのオープニングを飾るナンバー。ドラマティックなイントロを経ては、がっつりガツガツ、ロックをぶつけてくる粋なミディアムチューン。 そして、コーラスもガッツリと響き渡り、インパクトを残す。必要なものを手に入れるために立ち上がれ。Willy Moonが鼓舞する。

2. RAILROAD TRACK

WRITTEN BY WILLY MOON PRODUCED BY WILLY MOON & STEVE MACKEY

どっしりと地に足をつけて聞かせるミディアムロックチューン。コーラスがまた分厚く、ゴスペルよろしく、緊迫感も出してくる。 「決して戻るつもりはない」。ここでも前向きな気持ちを出しています。2分半を駆け抜ける。

3. YEAH YEAH

WRITTEN BY WILLY MOON PRODUCED BY WILLY MOON

Willy Moonのなを一躍広めたロックチューン。もう、とにかく「Yeah!」。本人プロデュースで、歌とサンプリングだけで作られたという面白い試み。 それでいて、力があり、キャッチーであり、とにかく魅力が詰まっている。盛り上がりに拍車をかけてくるナンバーだね。

4. WHAT I WANT

WRITTEN BY WILLY MOON PRODUCED BY WILLY MOON & STEVE MACKEY

ロカビリーな1曲。かなり濃い音なんだけれども、ストレートに音をぶつけてきては、Willy Moonも呼応するかのように、ダイナミックなパフォーマンス。 そう、かっこいいんだ。

5. FIRE

WRITTEN BY WILLY MOON PRODUCED BY WILLY MOON

「Fever」にインスパイアを受けて制作されたのが、この「Fire」。こちらもとにかく爆発。熱いんだな。 どっしりディープなベースの音を従えつつ、サビに入ると一気にバチコンと爆発して、暴れます。

6. I WANNA BE YOUR MAN

WRITTEN BY WILLY MOON PRODUCED BY WILLY MOON

随分と軽やかな1曲。エレクトロな雰囲気を醸し出すロックチューン。 かき鳴るギターも踊らせて、スタイリッシュに歌いこなすWilly Moon。ヴォーカルにエフェクトをかけたことで、時代感も出ているね。

7. WORKING FOR THE COMPANY

WRITTEN BY WILLY MOON PRODUCED BY WILLY MOON

スィング感がたまらない1曲。クセを出したWilly Moonのヴォーカルも、いい感じ。レトロなスタイルが味を出すロックチューン。 ホーンやクラリネットの音に加えて、お金のSEも効果的なんだな。

8. SHAKIN'

WRITTEN BY LITTLE WILLIE JOHN PRODUCED BY WILLY MOON & STEVE MACKEY

Little Willie Johnのカバーチューン。ドカドカした音で迫力を出すドラム。バリバリ音を響かせるギター。 手拍子よろしくな音とクールで熱いWilly Moonのヴォーカルが交差する。オリジナル色にうまく染まったんじゃないかな。

9. SHE LOVES ME

WRITTEN BY WILLY MOON PRODUCED BY WILLY MOON

ダンスなアレンジも加わりながら、ロックしているナンバー。なかなかパンチが効いていますな。それでいて、ガッツリとロックしていて、エッジを効かせて尖っています。 1分半ちょっと。とっても濃い時間です。

10. I PUT A SPELL ON YOU

WRITTEN BY SCREAMIN' JAY HAWKINS PRODUCED BY WILLY MOON

Screamin' jay Hawkinsのカバーチューン。独特なリズムと癖のあるヴォーカルで魅了してくるWilly Moon。 途中で登場するサックスの音がこれまた、セクシーなんだな。この曲も2分と短いながらに濃い音でぶつかってくる。

11. MY GIRL

WRITTEN BY WILLY MOON PRODUCED BY WILLY MOON

バチコンバチコン、音を叩き込んでくるけれども、キャッチーな仕上がりで魅了してくる1曲。 とってもポップなんだけれども、Willy Moonの濃さを出す。等身大、もしくは若めのストーリーだね。

12. MURDER BALLAD

WRITTEN BY WILLY MOON PRODUCED BY WILLY MOON & STEVE MACKEY

アルバム本編のラストがインストとはね。また、面白いことをやってくれますな。 こんなにもおどろおどろしくもあり、かっこいい音をぶつけてくる。それでいて、Willy Moonらしさも出してくる。ものすごいトラックな訳だ。

13. BANG BANG

WRITTEN BY WILLY MOON

Sonny Bonoのカバーチューン。クレジット記載は間違いなのかな。この曲がまた、渋いんだな。 ティストーションを終始かけまくったギターの音に、妖しく広がり、Willy Moonが気持ちを込めて歌います。くせになりそうな1曲だね。

14. SHAKIN' ALL OVER

WRITTEN BY JOHNNY KID PRODUCED BY WILLY MOON

Johnny Kidのカバーチューン。アグレッシヴな音づかいと、クールに歌い上げるWilly Moonのヴォーカルが印象的な1曲。 セルフプロデュースということもあって、自由気ままに伸び伸びと聞かせてくれる。

15. SHAKIN' (demo)

デモバージョン。録音方法が違うのか、随分とレトロ感が出ていて、あたかも、その時代の作品のようなテイストがまた、かっこいいじゃないですか。

16. YEAH YEAH - Caderic Gervais Remix

REMIXED BY CEDRIC GERVAIS

手拍子よろしくな4つ打ちビートを投入。これまた、しっかりとためてからの爆発なEDMリミックス。 グイグイと押し寄せてくる電子音の激しさに呑み込まれます。

17. YEAH YEAH - A1 Bassline Remix

REMIXED BY A1 BASSLINE

もっさりとした感じの4つ打ちビートが展開。タイトル通りにベースに力が入ったリミックスだね。 そして、ヴォーカルはダブのようなサンプリングのような仕様。

18. YEAH YEAH - Sinden Remix

REMIXED BY SINDEN

こちらもざらつき感のあるSEを加えつつ、4つ打ちビートをしゃかりきに加えてくる、アグレッシヴなリミックス。 ビートもかなり重みがあるね。ブンブンと効いています。

19. YEAH YEAH - Battle Of The Zoo Remix

REMIXED BY BATTLE OF THE ZOO

こちらもかなりっヘビィなビートを加えてきたり、途中にテンポが緩くなって、再びキリッとなったりと、変幻自在なリミックスだ。

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