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Sound Track『Y TU MAMA TAMBIEN』● '02/1/15 ('02/7/24 on Japan) release

Gael Garcia BernalとDiego Lunaが主演するロードムービーのサウンドトラック。メキシコが舞台ということもあり、ラテン気質な音を中陰に、様々なアーティストの楽曲を集めたコンピレーション。 MOLOTOV & DUB PISTOLSやEAGLE EYE CHERY、NATALIE IMBRUGLIAやSENOR COCONUTなどが登場しては、劇中に花を添える。 そして、FRANK ZAPPAのギターの音で最後は締めという、この流れ、素晴らしいね。若いながらに人生とは何かを見つめ直す映画の内容をあまり暗くさせず、 音楽が少しでも前向きな気分にさせてくれるような救いの効果もあるように感じますね。

Sound Track『Bad Education (La Mala Educacion)』● '04/4/19 ('05/4/6 on Japan) release

Pedro Almodovar監督が手がけた映画「Bad Education」のサウンドトラックは、監督からの信頼が厚いというAlberto Iglesiasが担当。 ストリングスをメインに、スリリングなテーマソングや情熱的な音を奏でては、まさしく映画を華麗に彩るトラックを聞かせてくれます。 やはりヨーロッパらしい繊細なメロデイラインもしなやかさがあるよね。さらに映画の中でもインパクトを放った歌もの、ドラァグクィーンのサハラが歌った「QUIZAS, QUIZAS, QUIZAS」、 主人公イグナシオの幼少時代の「MOON RIVER」や「帰れソレントへ」の替え歌「JARDINERO」など、天使のような歌声にうっとりさせられます。 映画の内容が内容なだけに、ちょっとドロドロとしていながらも、なかなか華麗な作品で聴く者を虜にさせる作品です。

Sound Track『ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK RENT』● '05/9/27 release

ブロードウェイミュージカルの金字塔、「RENT」が映画化。それに合わせてのサウンドトラックが2枚組のCDとして登場。 映画版は、舞台版とほぼ同じのキャストが揃っているということもあり、どの曲も迫力あるヴォーカルを聴かせてくれては、心を揺さぶられます。 何はともあれ、オープニングから涙を誘う「SEASONS OF LOVE」にもう感動。最初から涙を流して前が見えなくなりますね。 そのほか、曲も映画のワンシーンをそのままで耳で聞かせるような感じで、どんどんと進行していきます。2枚のディスクにとことんRENTが詰まっています。 さぁ、1年=525,600分をどう過ごすか。色々な問題を提起したミュージカル。ただ見て楽しむだけでなく、色々と考えさせられますね。

Remix『RENT SEASONS OF LOVE remixes』● '06/1/15 release

GOMI'S LAIR CLUB MIX/GOMI'S LAIR RADIO EDIT

Remix and Additional Production by Gomi for Bernadette Brennan Mgmt. & Nightlife Productions

ミュージカル/映画「RENT」を代表するナンバーを、新進気鋭たちのDJたちがリミックス。 こちらは、MISIAのリミックスでもおなじみ、Gomiが担当。力強い4つ打ちビートを放っては、ドンドコドンドコと進行。オリジナルの切なさと、リミックス特有の躍動感が加わって、 唯一無二のトラックが誕生。あの感動が蘇りながら、ウキウキワクワクの楽しさも伝わってくる。キーボードが華やかだね。

MONKEY BARS CLUB MIX/MONKEY BARS REMIX EDIT

Remix and Additional Production by Gabriel D Vine

ベースがまんまファンクな音でかっこいいんだ。そして、4つ打ちもシャカリキ入ってきては、さらにグイグイと曲の世界へと入っていく。 そして、中盤ではゆっくりになったり、ヴォーカルをメインにじっくりと聞かせてくれました。そして、独特の歪みで、ヴォーカルを加工して、再び4つ打ちモードへ。

L.E.X. THEATRICAL CLUB MIX/L.E.X. THEATRICAL CLUB MIX EDIT

Remix and Additional Production by Eddie X Luigie Gonzales for 3 Monkeys Productions

ピコピコ的な要素と、もっさり4つ打ちビートが進行するリミックスチューン。結構ハードめな感じで、クールに、どっしりどっしりと。 ストレートに聞かせてくれるリミックスですね。

EDDIE BAEZ'S“PAYIN' THE RENT”CLUB MIX/EDDIE BAEZ'S“PAYIN' THE RENT”CLUB MIX EDIT

Remix and Additional Production by Eddie Baez for Bernadette Brennan Mgmt. & Nightlife Productions

トランス寄りのハードなハウスリミックスで、緊迫感たっぷりに。とてもクールで、かっこいいんだな。 それでいて躍動感もあるし、どんどんと世界に呑み込まれていく。

Sound Track『once: Music from the Motion Picture』● '07/5/22 ('07/10/17 on Japan) release

ダブリンの街を舞台に、ミュージシャンの男性と移民女性の交流を描く映画「once」のサウンドトラック。ストーリー自体に派手さはなく、落ち着いた感じで見せてくれたけれども、 その劇中を彩る歌の数々が、なかなか良曲揃いで、それらがコンパイルされています。 特に、2人が楽器屋でセッションのように聞かせてくれる「falling slowly」は、染み渡ってくるんだよね。 全体的に優しい印象のサウンドトラックです。映画イメージそのままだね。

Sound Track『MUSIC FROM THE MOTION PICTURE (500) DAYS OF SUMMER』● '09/7/10 release

Joseph Gordon-Levitt、Zooey Deschanelのコンビでお送りするボーイ・ミーツ・ガールなお話「(500)日のサマー」のサウンドトラック。 サントラといっても、ほとんどが劇中を彩る楽曲を集めたコンピレーションアルバムみたいなものだよね。オープニングナレーションを経て、舌足らずな歌い方が可愛い REGINA SPEKTOR「US」でスタート。その後も劇中でポイントとなるTHE SMITHSや、一夜を過ごした後のウキウキワクワクを表現したDARYL HALL AND JOHN OATES、 しんみり気分にぴったりあったSIMON & GARFUNKELなどなど、なかなか面白い選曲なんだけれども、映画にぴったりあっているんだよね。 これは本当に面白い映画であ理、面白いサントラだ。

Sound Track『Gravity: Original Motion Picture Soundtrack』● '13/9/30 ('13/12/11) release

Sandra Bullock主演、Alfonso Cuaron監督の映画「ゼロ・グラヴィティ」のサウンドトラック。音楽を担当したのはSteven Price。映画の内容にあった、緊迫感や恐怖などをうまく表現して、 音楽だけでも楽しめるようになっている感じかな。主にシンセの音が主体で、静かなアンビエントなテイストだったり、ノイズだったり、 パルスのような電子音は、まさしく宇宙空間を漂流しているかのようだ。 そして、時に激しく躍動する音を加えたりして、見事なまでの流れを生み出す。静かなのに、気が緩められないような、映画の世界さながら、緊迫感が次々と押し寄せてきます。

Sound Track『The Secret Life of Walter Mitty Music from and inspired by the motion picture』● '13/12/16 ('14/3/19 on Japan) release

Ben Stiller主演映画「The Secret Life of Walter Mitty」のサウンドトラックが2種発売。 こちらは、劇中に流れるヴォーカル曲を集めたコンピレーションアルバムみたいなものだね。印象的なところで、冒頭に配されたJOSE GONZALEZ「Step Out」のぬ壮大な感じがたまらない。 映画さながら、旅をするような感じだね、Jose Gonzalezはじめ、自身のグループJUNIP、Jack Johnson、David Bowie、Grace Mitchellなどを収録。 個人的には、Rouge Wave「Lake Michigan」の瑞々しさが染み渡りますね。 もう1枚のサントラと合わせて、耳で聞いては、旅に出たくなります。

Sound Track『The Secret Life of Walter Mitty original motion picture score』● '13/12/24 ('14/2/26 on Japan) release

Ben Stiller主演映画「The Secret Life of Walter Mitty」のサウンドトラックが2種発売。 こちらは、劇中を彩るサウンドを集めたスコア集。歌ものではない分、映画を高架づけるための縁の下の力を発揮させるような雰囲気を放ってきます。 時にJose Gonzalezのコーラsが挿入されては、心地よさを出してきたりするけれども、歌ものと比べてしまうと、やっぱり地味めな感じかな。 まぁ。サントラということで、映画の世界はじっくりと味わえます。 もう1枚のサントラと合わせて、耳で聞いては、旅に出たくなります。

Sound Track『Begin Again: Music from and Inspired by the Original Motion Picture』● '14/6/30 release

Keira Knightley、Mark Ruffalo主演の映画のサウンドトラック。今回は、ミュージシャンを目指す主人公と音楽プロデューサーとの交流の物語で、いいコンビネーションを見せてくれるんだ。 その劇中を彩る楽曲を集めたコンピレーションアルバム。クライマックスで彩ったAdam Levine「LOST STARS」から始まり、 路上録音したナンバー、ビルの屋上で演奏したナンバーなどなど、とにかくあの曲この曲、映画の中で聞かせてくれた曲をここでも聞かせてくれます。 Adamのソロナンバーやアレンジ曲などもあるけれども、意外にKeira Knightleyのヴォーカルがいいんだよね。華麗な歴史映画のイメージがあるけれども、 現代劇、しかも歌声披露と、新鮮です。 兎にも角にも、物語同様、元気な気分にさせてくれるアルバムですね。

Sound Track『Baby Driver: Music From The Motion Picture』● '17/6/23 ('17/9/27 on Japan) release

大大大ヒットを記録した映画「BABY DRIVER」。サウンドトラックは、とにかくいろいろな音楽を盛り込んで、映画同様に楽しませてくれます。 音楽のテンポやリズムが劇中とリンクしては、見入って聞き入って。そんな曲たちが2枚組のヴォリュームでたっぷり聞かせてくれるんですよ。 冒頭、THE JON SPENCER BLUES EXPLOSION「BELLBOTTOMS」で一気に引き込まれ、CARLA THOMAS「B-A-B-Y」で虜にさせられ、もう素晴らしいんだな。 1960年代から、1990年代の楽曲を幅広く揃え、センスの良いセンスで聞かせてくれる。 また、ダイナーでの会話だけで曲名の出てきた「DEBORA」「DEBRA」もきっちりと収録するなんて、冴えているなぁ。とにかく、聞き込んでは、映画の世界へ。