cowboybebop

Album『COWBOY BEBOP / シートベルツ』● '98/5/21 ('12/12/21) release

これが本当にアニメのサウンドトラックなのか?と、驚くほどにクールでスタイリッシュなアニメ「COWBOY BEBOP」のサウンドトラック第1弾。 アニメのオープニングテーマ「Tank!」をはじめ、アニメのいたるところで効果的に聞かせてくれるナンバーを収録。 とにかくレベルが高いというか、奇才・菅野よう子の作るメロディと、SEATBELTSの演奏が、 勢いだしまくりでノックアウト。 ジャズやファンク、ロックにフォークにカントリー。あらゆるサウンドを取り入れては、 もうアニメの音楽から逸脱するほどに魅力を放つ。だからこそ、アニメを見ていなくても、十分に楽しめるナンバーが揃っているんだ。 もちろん、見ていた人は、そのシーンを思い浮かべては、世界に浸ることができるわけですよ。 何はともあれ、菅野よう子の功績はでかいね。日本ゴールドディスク大賞で受賞するという快挙もあって、 とてつもない作品です。多くのテレビ番組でも疲れるようになった「Tank!」の破壊力はすごいけれども、 「SPACE LION」や歌モノ「RAIN」もかなりお勧めですよ。

1. Tank!

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

アニメのオープニングを飾る、 勢いのあるファンキーなナンバー。 もう、これぞBEBOPな要素を詰め込んで、グイグイと攻めてきます。 とにかくブラスの弾け具合いがたまらないね。そして、中盤のサックスが、さらにムードを出すんだ。 まさしくLet's Jam。ごっちゃな世界もクールに聞かせてくれました。

2. RUSH

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

こちらもブラスの巧みなプレイでどんどんと 曲の世界へとのめり込んでいくジャズナンバー。 ベースとドラムの音も力になり、クールでおしゃれな雰囲気も出ています。

3. SPOKEY DOKEY

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

ブルースハープを聞かせるナンバー。 これまた、荒野の一匹狼みたいで、サボテンが似合うし、 さすらい感もたっぷり。途中からはギターも入ってきて、 叙情的に響きます。

4. BAD DOG NO BISCUITS

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

疾走感たっぷり。なんか叫びまくり鳴きまくり。 悪犬具合いが詰まったナンバー。ここでもブラスが吹き荒れては、 勢いをぶつけてくる。途中からギターも合わせて、 愉快な感じに変身。巧みな流れで楽しませてくれます。

5. CAT BLUES

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

犬の次は、猫のブルース。 スィングのリズムが気持ちいいトラックだね。 いいね、猫の自由気ままな感じがそのまま曲に表れている。 のっしり、ゆったり。ブラスの華やかさも鋭いね。

6. COSMOS

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

泣きのブルースのような、トランペットの音色にうっとり。 とにかく、シブさが詰まっていて、クールです。

7. SPACE LION

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

宇宙に漂う一匹のライオンのように、 雄大で壮大な雰囲気を、シンセサイザーの音を広げて聞かせてくれる。 そこにサックスの音が華を添える、シブいナンバー。 途中からパーカッションが加わって、より雄大さが出てきたね。 さらにエスニックなテイストも加えて、多国籍、多空間の音を作る。充実の7分。

8. WALTZ for ZIZI

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

アコースティックギターの音色が優しく響き渡る 3拍子のナンバー。全体的に音が優しく包み込んでくれるようだ。 途中でノスタルジックになったり、安らぎを覚える1曲。

9. PIANO BLACK

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

カチャカチャと打ち込む音がまたいい味を出すね。 スィングジャズテイストで、クールに聞かせてくれるナンバー。 菅野よう子の指の動きも滑らかに。そして、何よりもテナーサックスで 菊地成孔が参加しているところが興味深いね。 ムードたっぷりの音を聞かせてくれます。

10. POT CITY

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

のらりくらり、まったりテイストで聞かせてくれるミディアムナンバー。 ひねりがあるというか、ダブテイストのジャズサウンドでクールに聞かせてくれます。

11. TOO GOOD TOO BAD

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

オープニングからブラスが華やぐ、 勢いのある痛快チューン。 これぞCOWBOY BEBOPな世界をブラスで創る。 滑らかな音とクセのある音が入り混じっては、ジャムのようにいろいろなものをごった煮したような濃いトラック。

12. CAR24

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

ふわりと軽やかな音の舞うナンバー。 どこかしら、都会的であり、スタイリッシュな音使いに惹かれるな。

13. The EGG and I

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

パーカッションが幾重にも鳴るリズムトラックに、 躍動感があるけれども、中身は軽やかなナンバー。 キーボードやギターも舞う、シブさの出た曲です。エスニック風味が盛りだくさん。

14. FELT TIP PEN

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

アコースティックギターやマンドリンのような音がまったりゆったり。 カントリーな雰囲気をもたらすお気楽ナンバー。 シブさと軽快さがありながらも、心地の良い力の抜け具合がいいよね。

15. RAIN

Words by TIM JENSEN Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS Vocal:STEVE CONTE

パイプオルガンのような音が雰囲気を出すね。 バラードナンバーです。壮大でダイナミックで、ヴォーカルのSTEVE CONTEのしゃがれた声が、 また渋さを出してかっこいいんだ。 力強さと神秘的な部分の掛け合わせがスタイリッシュ。

16. DIGGING MY POTATO

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

ハーモニカの幕開けにシブさを感じる1曲。 ジャンベという楽器も出てきて、 もっさりまったりとした雰囲気が出ています。

17. MEMORY

Music & Arranged by YOKO KANNO Performed by SEATBELTS

オルゴールのような音で、 キーボードを奏でる菅野よう子。 しっとりと聞かせてくれるじゃありませんか。確かに、思い出に浸るような 遠い昔が蘇ってくるような。味わい深い1曲ですね。

Mini Album『COWBOY BEBOP Vitaminless / シートベルツ』● '98/6/3 ('12/12/21) release

アニメ「COWBOY BEBOP」のサウンドトラック第2弾は、ミニアルバムサイズでお届け。 オープニングチューンがアニメのエンディングテーマ「THE REAL FOLK BLUES」で、じっくりと聞かせてくれます。 もちろん、ここでもSEATBELTSの演奏が華開き、菅野よう子マジックが炸裂。 ミニアルバムサイズながらに、とことん濃いぞ。 ジャズあり、ブルースあり、ピコピコあり、ドラムンベースありと、こんなに振り幅の広いサウンドを1枚にまとめてしまうとはね。 COWBOY BEBOPの面白いところです。 やっぱり、エドのテーマになっている「Cat on Mars」の音使いは楽しいよね。 ピコピコフレンチポップで遊んでいながらも、おしゃれに決めてくるところが素晴らしい。 そこに菅野よう子のピアノの見せ場でもあ「Piano Bar 1」の綺麗な締め方に拍手。 まったりとしていながらも、その世界へ浸り、チャンチャンと終わらせるところはさすがだね。 シークレットトラック入りのお徳盤です。

1. THE REAL FOLK BLUES

Music & Arranged by YOKO KANNO Words by Yuho Iwasato Vocal:Mai Yamane

どっしりと重たく、そして泥臭い雰囲気を漂わせるバラードナンバー。 この曲が「COWBOY BEBOP」のエンディング・テーマというのも、シブいよね。 オープニングがあんなに弾けていたのに、全てをクールに覚ますような楽曲。 タイトルからして、フォークでブルースだからね。歌詞は主人公でもあるスパイクにリンクしています。 「ひとつの目で明日を見て、ひとつの目で昨日を見つめている」

2. Odd Ones

Music & Arranged by YOKO KANNO

クールなジャズチューン。 踊るピアノとサックスがシブくて、かっこいいです。 スィングのリズムに乗って。とにかく間奏のピアノはさすがですよ、菅野よう子。

3. Doggy Dog

Music & Arranged by YOKO KANNO Words by Gabriela Robin

手拍子、そしてパーカッションのリズムに男臭いコーラス。 掛け声もなんか、ものすごく濃いよ。盛り上がり方もハンパない1曲。

4. Cats on Mars

Music & Arranged by YOKO KANNO Words by Gabriela Robin Vocal:Gabriela Robin

ピコピコ音を聞かせる ファニーなポップチューン。エドのテーマは、彼女の自由奔放なキャラクターそのままに、 音が楽しい。どこかしら、フレンチポップなおしゃれ要素もあっていいね。

5. SPY

Music & Arranged by YOKO KANNO

タイトルそのままに、スパイ映画も似合うようなスリリングなナンバー。 途中からはブラスが華やぎ、いかにもな展開。 本当、華麗でゴージャス。

6. Fantaisie Sign

Music & Arranged by YOKO KANNO Words by Carla Vallet Vocal:Carla Vallet

おしゃれにフランス語で聞かせてくれるナンバー。 最初はまったりとした始まりだったけれども、 なんとドラムンベースという、これまた意表を突いてきた展開。 高速ビートとフランス語。それでいて、おしゃれな雰囲気そのままなところはさすがです。

7. Piano Bar 1

Music & Arranged by YOKO KANNO

ジャズバー/ピアノバーでの一時のような1曲。 菅野よう子がまた、おしゃれムードを出すピアノの音色にうっとりですね。 最後の締め方もなかなかいいよね。チャンチャンって。 SEE YOU NEXT SPACE COWBOY!

Secret Track. Black Coffee

妖しい音で聞かせるシークレットトラック。 男が女に執拗に誘うも、断られてばかりというシチュエーションもまた愉快。 ドンドコドンドコ、リズムで盛り上がってゆきます。

Album『COWBOY BEBOP NO DISC オリジナルサウンドトラック2 / シートベルツ』● '98/10/21 release

アニメ「COWBOY BEBOP」第3弾のサウンドトラック。 今回もまた、奇才・菅野よう子の才能が見事に開花したメロディとサウンドをお届け。 クールなジャズを中心に、ロックやヘビメタ、カントリーやバラードなどなど、様々な音を届けてくれる。 今作は、結構ヴォーカル入りの曲が多く、そのどれもが魅力たっぷりなんだよね。 「LIVE in Baghdad」のヘビメタの勢いにノックアウト。「Green Bird」のコーラスにうっとり。 「The Singing Sea」の世界にはしびれます。 前作ミニアルバム「Vitaminless」に収録されていた曲も、ここで再収録というのはなんだかなと思うけれども、 随分とごった煮感の出た作品となっています。 それ故、BEBOPのサントラの中でもチョットどっちつかず的な雰囲気もあるけれども、 それだけ中身が濃いということですよ。 ジャケットの、泣いているフェイもまた、雰囲気たっぷり。しかし、見かけにだまされるなっ!

1. American Money

Music & Arranged by YOKO KANNO

「BIG SHOT」の時間です。 ということで、賞金首を捜す番組のテーマソングは、カントリーな音を放出。 バンジョーが軽快に鳴り響く愉快痛快なナンバー。いかにもアメリカンな、荒野を駆け巡るカウボーイな音楽だよね。

2. Fantaisie Sign

Words by CARLA VALLET Music & Arranged by YOKO KANNO Vocal:CARLA VALLET

3. Don't bother none

Words by TIM JENSEN Music & Arranged by YOKO KANNO Vocal:MAI YAMANE

シブくかき鳴るギターの音に、ブルージーな要素をたっぷりと詰め込んで聞かせるナンバー。 山根麻衣が、これまたかっこいい、ハスキーヴォーカルを聞かせてくれるんだ。歌詞の方も渋いぞ。

4. Vitamin A

Music & Arranged by YOKO KANNO

インタルード。 なんか、ギュッといろいろな音を詰め込んで、搾り出した感じ。 それ故、10秒が濃い。

5. LIVE in Baghdad

Words by GABRIELA ROBIN Music & Arranged by YOKO KANNO Vocal:MASAAKI ENDO

ヘビメタですよ。いきなりハードなギター炸裂でノックアウト。 そして、シャウトヴォーカルがかっこいい。 もうね、なんでもありのCOWBOY BEBOPの中でも、かなり強烈な一発。ラストで「Excuse Me」という一言も効いているよね。

6. Cats on Mars

Words by GABRIELA ROBIN Music & Arranged by YOKO KANNO Vocal:GABRIELA ROBIN

7. Want it all back

Words by TIM JENSEN Music & Arranged by YOKO KANNO Vocal:MAI YAMANE

これまたCOWBOY BEBOPの世界観がよく表れたロックチューン。 ブラスも華やぎ、山根麻衣のヴォーカルも伸びやかに響き渡っては、かっこよさが出まくっています。 お金の絡んだ歌詞も、ちょっと愉快なスパイスに。

8. Bindy

Music & Arranged by YOKO KANNO

パーカッションとトランペットが織り成すエスニックな1曲。 笛の妖しさも手伝って、異国感たっぷりだね。

9. You make me cool

Words by BRIAN RICHY Music & Arranged by YOKO KANNO Vocal:MASAYOSHI FURUKAWA

直球ジャジーな1曲。ビッグバンド風なサウンドで、 ゴージャス。そこにシブいヴォーカルが乗っては、ムードもたっぷりだ。 とにかくブラスの勢いにやられます。圧巻だな。かっこよすぎるんだよ。

10. Vitamin B

Music & Arranged by YOKO KANNO

インタルード。こちらも不協和音のうようで、計算しつくされた音を ギュッと凝縮して、8秒でお届け。

11. Green Bird

Words by GABRIELA ROBIN Music & Arranged by YOKO KANNO Vocal:GABRIELA ROBIN

賛美歌のようなコーラスを聞かせてくれるナンバー。 最初はアカペラで、その後、しっとりピアノをバックに。なんだか、幻想的なナンバーで、うっとりさせてくれます。 美しい曲ですね。

12. ELM

Music & Arranged by YOKO KANNO

シブい、シブすぎるぞ。 アコースティックギターの音色に乗せて、お送りする、ブルージーなバラードチューン。 メランコリックで、その声、その指使いに引き込まれてゆく。 ハミングというか、スキャットだけで表現するその声に、惚れ惚れです。

13. Vitamin C

Music & Arranged by YOKO KANNO

インタルードその3。 ドラムンベース張りに勢い溢れるビートと、 ふにゃっとしたトランペットの音が融合する6秒。

14. Gateway

Music & Arranged by YOKO KANNO

まずはトランペットやらサックスで味付け。 そして、ドラムやピアノが入ってきては、クールでスムースな音を聞かせるジャズナンバー。 やっぱり、かっこいいんだよね。このスィングのリズムが気持ちいいんだ。

15. The Singing Sea

Words by CRIS MOSDELL Music & Arranged by YOKO KANNO Vocal:TULIVU-DONNA CUMBERBATCH

これまた、シブいブルースというか、バラード。 ムードたっぷりのスローチューンで、トランペットもチョット切なく響き渡る。 ヴォーカルも、その世界をドッと詰め込んで。 第1弾のサウンドトラックで、オルゴールバージョンで聞かせてくれた「MEMORY」が、グッと渋くなったね。

16. The EGG and YOU

Music & Arranged by YOKO KANNO

「The EGG and I」が「You」に。 ピアノを前面に押し出したジャジーなトラック。 よく聞くと、所々で音を外すようなピアノの音も、計算でしょうね。 さすがは菅野よう子。

17. Forever Broke

Music & Arranged by YOKO KANNO

これがまた、渋いんだ。 ギターでブルージーに聞かせる1曲。 荒野の大地がお似合い。とにかくギターの音がかっこいいよ。

18. POWER OF KUNG FOOD REMIX

Remixed by DJ FOOD

メインテーマ「Tank!」のリミックスチューン。 うねるようなサウンドエフェクトで、異空間へと連れて行ってくれるようなまどろみ。飛行機の飛ぶ音など、アニメの効果音も挿入して、 いろんな意味でのリミックスですね。「SPACE LION」の一部も登場してきます。

Album『COWBOY BEBOP originalsoundtrack3 BLUE / シートベルツ』● '99/5/1 ('12/12/21) release

アニメ「COWBOY BEBOP」のサウンドトラック第3弾。今作は、ジャケットでもどっしりと青く印象を放ってきました。 その「BLUE」をオープニングナンバーに配しては、いきなり山根麻衣のパワフルなヴォーカルにやられるわけです。 でもって、今作では「CALL ME CALL ME」「WO QUI NON COIN」「AVE MARIA」などなど、ヴォーカルナンバーが多くて、インパクトを放ちますね。 これも菅野よう子の業なんだよね。すごいです。その他、おなじみシートベルツの演奏によるジャジーなナンバーや、ブルースなど、 色々と楽しませてくれます。 しかも、どの曲もきちんとCOWBOY BEBOPの世界を表しているから素晴らしいよね。 さらにはシークレットトラックも収録。あの曲をあの人が、あんな風に歌って聞かせてくれるんです。 このサントラと同じくして、アニメの方も終了したわけで、これで本当におしまいなのか?帯の謳い文句のまんまなのか? 初回盤は、「AS YOU LIKE 」ジャケット仕様。チェンジング可能で、お気に入りの1枚をジャケットにできます。

1. BLUE

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by TIM JENSEN Vocal:MAI YAMANE

まるで賛美歌のような優しいコーラスで始まるナンバー。 そして、ギターが渋く鳴り響くバラードが始まります。ハスキーな山根麻衣のヴォーカルが、 とってもかっこいいんだ。そして、サビではダイナミックに。全てを解き放つかのように。「自由になりたい」と歌う山根麻衣に惹かれますね。 この歌詞がまた、ストーリーとリンクしていて、感動ものなんです。

2. WORDS THAT WE COULDN’T SAY

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by TIM JENSEN Vocal:STEVE CONTE

こちらも渋いバラードナンバー。 ブルースのような世界に、どっぷりと浸ってしまいますね。 また、Steve Conteのヴォーカルも味があって、かっこいいんだ。

3. AUTUMN IN GANYMEDE

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

ガニメデの秋。これまた、渋さの出たジャジーな1曲。 ブラスが華やぐも、全体的にはクールに。メロディラインも渋くてかっこいい。 ガニメデの雰囲気も出ているね。

4. MUSHROOM HUNTING

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

小粋なサンバチューン。 マッシュルーム狩りのためのトラックは、渋さとポップさを兼ね備えて、おしゃれに聞かせるナンバー。 ブラスがクールだね。女性ヴォーカルお、いい味を出しています。

5. GO GO CACTUS MAN

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

馬の鳴き声がポイントとなる、まさしくカウボーイチューン。 荒野に吹きすさぶ風を浴びながら、孤高の男が歩き始める。ピヨンピヨンという音がファニーですな。 メロディラインはとにかくクール。

6. CHICKEN BONE

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by GABRIELA ROBIN Vocal:SYDNEY with sister R

デジタルサウンドとR&B/HIP-HOPを彷彿とさせるサウンドの融合系ですね。 アンニュイなヴォーカルと、クールなトラックが合わさって、不思議な世界を演出。

7. THE REAL MAN

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

ノイジーな音で始まった後は、ドラムンベースが展開するという、 なんとも斬新なナンバー。恐るべし、菅野よう子。どっぷり響き渡るベースがまた、気持ちいいね。

8. N.Y. RUSH

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

以前、「RUSH」として発表されていたナンバーが、 装いも新たなニューヨークスタイルで聞かせてくれるナンバー。よりクールに、大人っぽく、 ジャズの極みを聴かせてくれるようなナンバーですね。激しさを抑えながら、勢いと存在感を示すトラック。

9. ADIEU

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by BRIAN RICHY Vocal:EMILY BINDIGER

ゆったりと聴かせてくれるバラードナンバー。 Emily Bindigerのヴォーカルをじっくりと。そして、麗しく聴かせてくれます。 安らぎを与えるかのようだ。うっとり、聞き惚れてしまいますね。 愛の歌です。お腹いっぱい。「O.S.T.1」の「MEMORY」のヴォーカル入りバージョンということです。

10. CALL ME CALL ME

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by TIM JENSEN Vocal:STEVE CONTE

ざっくりギターが渋く光るブルージーなバラードチューン。 Steve Conteのヴォーカルもまた、渋くてかっこいいんだ。ダイナミックな世界観が音に出ていて、かなり壮大に広がっていきます。 これぞCOWBOY BEBOPの世界だ。

11. AVE MARIA

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

ワルシャワフィルオーケストラの演奏をバックに聞かせてくれる、 おなじみAve Maria。さすがオペラなヴォーカルの圧倒的な力と優しさと安らぎを奏でるオーケストラの演奏にうっとりですね。 繊細かつ大胆に。ソフトとハードを兼ね備えた1曲です。

12. STELLA BY MOOR

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

「O.S.T.1」収録の「COSMOS」の別バージョン。 オルゴールでしっとりと聴かせてくれるナンバーです。 心が表れるような1曲ですね。

13. FLYING TEAPOT

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by TOMOKO TANE Vocal:EMILY BINDIGER

おしゃれバラードのような感じで聞かせてくれるポップチューン。 まずはピアノをバックに、そして間奏ではトランペットが入っては、華麗に舞います。 そして、この曲の歌詞は種とも子が担当しているところにも注目。

14. WO QUI NON COIN

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by GABRIELA ROBIN Vocal:AOI TADA

多田葵が歌い上げる、ちょっと寂しさの出たバラードチューン。 まったりテイストで、1番は日本語、2番はハナモゲラということで、フランス語っぽく聞こえるように歌い上げているそうです。 何気におしゃれな雰囲気もしていますね。ちなみに、タイトルは「僕の子犬」のハナモゲラ。

15. ROAD TO THE WEST

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

渋さの光る1曲。サックスでおしゃれに。 どこかしらスペーシーな雰囲気を漂わせながら、クールに聞かせて、西へ導いてくれる曲です。

16. FAREWELL BLUES

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

こちらも「O.S.T.1」収録の「COSMOS」の別バージョン。 この曲は、がっつりジャジーに。サックスを前面に聞かせてくれるけれども、バックのピアノの音の滑らかさにもうっとりです。 さよならのブルース。

Secret Track. See You Space Cowboy

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

シークレットトラック。アニメのエンディングテーマ「THE REAL FOLK BLUES」のデモバージョンです。 歌詞が違うので、印象もガラッと変わりますね。サウンドもロックというよりかは、ジャズアプローチの雰囲気。 渋さがぐっと増大しています。それにしても、やっぱりこういう音で、山根麻衣のヴォーカルが映えますね。

Remix Album『Cowboy Bebop Remixes“Music For Freelance”/ シートベルツ』● '99/6/2 ('12/12/21) release

「COWBOY BEBOP」サントラの番外編。今回は、なんと初となるリミックスアルバムの登場だ。 通をうならせる人気DJたちが集結し、あの曲この曲を独自手法で仕上げたミックスを聴かせてくれます。 といっても、正直オリジナル曲がどれもインパクトあるので、正直、リミックスされて変身した楽曲は残念というか、期待していたほど楽しめないんだよね。 このアルバムを構成するもう1つの要素として、ラジオ番組仕様のインタルード。 こちらは「COWBOY BEBOP」の世界をそのまま出していて、なかなかいい味を出しています。 オチもあって面白いんだけれども、アルバム全体としては、やっぱりイマイチな印象。

1. Radio free mars talk 1

「Radio free mars」の始まり始まり。 ミスター・マーシャンがお喋りして進行。ところどころノイズが入っては、聞きにくくなっています。 惑星の関係?

2. Tank! - Luke Vibert Remix

remix and additional production by Luke Vibert

オリジナルの持つ躍動感そのままに。 ビートにポイントを置いて聞かせるリミックスチューン。 そこまでガラッと変わっではいないので、聞きやすい仕上がり。ちょっと手を加えたような感じだね。

3. Radio free mars talk 2

ミスター・マーシャンが、SEATBELTSについて語ります。

4. Forever Broke - Fila Brazillia Remix

remix and additional production by Fila Brazillia

どっぷりとしたビートとともに、幻想的な浮遊感のあるサウンドを聴かせるリミックスチューン。 これはもう、オリジナルの要素からかけ離れていながらも、ギターの音で要所要所を押さえている感じだね。 結構どっぷりと変化を見せてきました。後半はベースのラインを利かせてきた。

5. Radio free mars talk 3

再びラジオ番組。謎のSEATBELTSについて、想像をかきたてるミスター・マーシャンです。

6. Cats on Mars - DMX Krew Remix

remix and additional production by DMX Krew

エドのテーマを、エドDMXがリミックスするという、 シャレの効いたナンバー。グルーヴィーな打ち込みビートをメインに、 軽やかに聞かせてくれるリミックスですね。何気に深みのグルーヴが効いて、世界に浸れます。

7. Radio free mars talk 4

ブレイクを色々とはさみつつ、ミスター・マーシャンの軽快なトークは続きます。

8. Piano Black - Ian O’Brien Remix

remix and additional production by Ian O’Brien

様々なSEを取り入れて、浮遊感たっぷりに聞かせるリミックス。 オリジナルの印象が薄れ、新たな魅力で引き込む世界。 サックスのクールな音と、淡々と響くビートが融合する不思議なトラックだね。 そして、次第に盛り上がって行くという流れです。

9. CAT BLUES - Mr. Scruff Remix

remix and additional production by Mr. Scruff

印象的な音をループさせたり、軽快な打ち込みを聴かせるリミックスチューン。 HIP-HOPなノリのトラックをバックに、ワッサ!?な陽気さも出た音を聞かせてくれます。

10. Radio free mars talk 5

再びRadio Show。おっと、電波障害の発生か?

11. Fe - DJ Vadim Remix

remix and additional production by DJ Vadim

アナログノイズを散りばめた、ゆったりテンポのリミックスチューン。 ブレイクビーツよろしく、淡々と展開。 派手さはなく、といかくじっくりと聴かせてくれます。

12. Fantaisie Sign - Ian Pooley Remix

remix and additional production by Ian Pooley

サンバ/ボッサのような軽快感を持って、聞かせてくれるリミックスチューン。 女性ヴォーカルもフレンチポップよろしく、おしゃれに響き渡っていますね。

13. Radio free mars talk 6

さて、Radio Showは、交通情報を。

14. Space Lion - 4 Hero Remix

remix and additional production by 4 Hero

壮大だったオリジナルの要素を残しつつ、どこかしら無機的な雰囲気を作り出すリミックス。 その後、ドラムンベースな面を出しては、よりグルーヴに磨きをかける。 でも、終始淡々としているような気もするね。

15. Radio free mars talk 7

Radio Show。なんと警察がやってきたから、ここで終了だって。 逃げてしまったミスター・マーシャン。また会えるその日まで。さよなら、さよなら、さよなら。

Maxi Single『COWBOY BEBOP Knockin' on heaven's door Ask DNA / シートベルツ』● '01/7/25 ('12/12/21) release

1. WHAT PLANET IS THIS

Music and Arrangement by Kanno Yoko *Sound Track 「COWBOY BEBOP Knockin' on heaven's door O.S.T FUTURE BLUES」 別バージョン収録*

2. Ask DNA

Music and Arrangement by Kanno Yoko Words by Tim Jensen

映画「天国の扉」のオープニングを飾るナンバー。 これまた渋い曲だ。サビは手拍子で、みんなでゴスペルコーラスを聞かせてくれるような展開。 ソウルフルなパワーのあるナンバーですね。ブラスも勢いよく、がっつりと聴かせてくれます。 それでいて、COWBOY BEBOPの世界を見事に引き出すんだよね、素晴らしいよ、菅野よう子。

3. COSMIC DARE (PRETTY WITH A PISTOL)

Music and Arrangement by Kanno Yoko Words by Raju Ramayya

淡々としながらも、味のあるディープなトラック。 ヴォーカルも軽やかに。ポップでハードな面も見せて、どんどんと引き込んでいきます。

4. Hamduche

Music and Arrangement by Kanno Yoko Words by Hassan Bohmide

エスニックなヴォーカルと、がっつりピアノジャズで聞かせるセッションナンバー。 異国な感じもして、かっこいいなぁ。

5. Is it real?

Music and Arrangement by Kanno Yoko Words by Tim Jensen

しっとりピアノと渋いヴォーカルが味を出すミディアムスローの1曲。 ふわふわした感じや、ノイズ、アンビエントなテイストに、幻想的なSEを加えたりしては、壮大な世界を創る。

Album『COWBOY BEBOP Knockin' on heaven's door O.S.T FUTURE BLUES / シートベルツ』● '01/8/29 ('12/12/21) release

劇場版のサウンドトラックは、もうなんでもありなCOWBOY BEBOPの世界を詰め込んだ音楽の嵐です。 オープニングでコンビニの店内音楽と、マシンガンの音がミックスするシュールなナンバーを聞かせてくれる。これは、いろんな意味ですごいぞ。 そのほか、ジャズやエスニック、パーティーチューンに歌ものなど、とにかく楽しさいっぱい、聞き応えのあるナンバーがたくさん。 その中でも、やっぱり山根麻衣、Steve Conteの2人の声の力はすごいなぁ、と。感心すると同時に、圧倒されます。 COWBOY BEBOPならびに劇場版をギュッと凝縮した音を届けてくれます。 菅野よう子からのプレゼントで、あの曲のレアバージョンもシークレットトラックとして収録だ。 ただ、劇場版のオープニングを飾った「Ask DNA」が収録されていないのが残念だな。 シングルを買わないと、映画音楽がコンプリートしないなんて。 ちなみに、初回盤は、「COWGIRL ED」のサントラCDが付いた2枚組仕様。これ、8cm CDながら、侮れない内容ですよ。

1. 24hours OPEN

Composed and Arranged by Kanno Yoko

心地よく優雅なサウンドをバックに、マシンガンの発砲音と、 人々の叫び声が交差して、とってもシュールな空間が広がります。 恐るべし、菅野よう子。恐るべし、COWBOY BEBOP。 さらに、アラームが鳴り響いては、とんでもない展開。

2. Pushing the sky

Composed and Arranged by Kanno Yoko words by jinghiskhanman vocal:yamane mai

ハードロック並みに、バリバリとギターを響かせては、がっつりと聴かせるナンバー。 そして、山根麻衣のヴォーカルも渋くて、かっこいいんだ。 間奏で聞かせるベースのプレイも、かなり味があるね。 とにかく暑い。アグレッシヴに攻める1曲です。非常にクールだね。

3. Time to know ~Be waltz

Composed and Arranged by Kanno Yoko

イントロからギターが踊り、フルートが舞う。 軽やかに聞かせてくれるナンバーです。そして、本田雅人のサックスが響き渡り、ストリングスも華麗に花開くおしゃれトラック。 なんだかCOWBOY BEBOPの世界にしては、珍しい感じの曲だね。 さらに、ラップも入ってきたよ。

4. Clutch

Composed and Arranged by Kanno Yoko

ベースの早弾きにうっとり惚れてしまうジャジーなナンバー。 豪華なSEATBELTSの演奏に、引き込まれてゆきます。 これぞCOWBOY BEBOPの世界。躍動感とともに、アグレッシヴに攻めてきます。

5. MUSAWE

Composed and Arranged by Kanno Yoko

モロッカンな雰囲気を出すナンバー。 エスニックなヴォーカルと、サックスの組み合わせが、異国感を出しまくりです。

6. Yo pumpkin head

Composed and Arranged by Kanno Yoko

愉快痛快パティーチューンで、ハロウィーンを盛り上げる。 パレードのような、華やぎを聞かせてくれる曲です。 ウキウキワクワク、演奏もとっても楽しそうだね。

7. Diggin’

Composed and Arranged by Kanno Yoko words by tim jensen vocal:steve conte

Steve Conteのヴォーカルが渋く響き渡る、ブルージーなカントリーロックチューン。 陽気な雰囲気も出ていて、いかにもな音使いとヴォーカルが、見事に絡み合います。 歌詞はエドのことかな?

8. 3.14

Composed and Arranged by Kanno Yoko words by kanno yoko vocal:tada“ED”aoi

エドのアカペラ。絵描き歌のような、童謡のような。 不思議な雰囲気を漂わせる1曲。しかも、歌詞は菅野よう子自身が手がけているぞ。 独自の世界、エド×菅野よう子、すごいぞ。

9. What Planet is this?!

Composed and Arranged by Kanno Yoko

これぞCOWBOY BEBOPな世界を聞かせる、勢い溢れるジャズナンバー。 「Tank!」を彷彿とさせる弾み具合がたまらない。 ガツンと音をぶつけてきては、完全ノックアウト。それぞれの音が魅力を放って、曲の世界へと引き込んできます。

シングルではエディットバージョンで収録。オリジナルよりも若干短くなっています。

10. 7minutes

Composed and Arranged by Kanno Yoko

タイトル通りに、7分近く聞かせてくれるナンバーです。 ヘビメタを彷彿とさせる音で始まり、エッジを効かせます。 静と動をうまく使い分けて、ハードに展開。かっこいいなぁ。 中盤ではゆっくりになって、さらにはコーラスが加わって、緊迫感を生み出す。圧倒されますね。

11. Fingers

Composed and Arranged by Kanno Yoko

ブレイクビーツと華麗なピアノが交差するミディアムチューン。 そのバックで、コーラスが響く。アンビエントな要素もあり、どこかしら不思議な雰囲気もあり。 クールで淡々とした世界が広がる。

12. Powder

Composed and Arranged by Kanno Yoko

こちらもコーラスが登場。シンセの音と組み合わさっては、 緊迫感を出すナンバー。ノイズのような、ざわつくようなコーラスに、ちょっと恐怖を感じる。

13. Butterfly

Composed and Arranged by Kanno Yoko words by chris mosdell vocal:M

ゆったりグルーヴを聞かせるバラードチューン。ヴォーカルはまったりとしていながらも、 包み込んでくれるような癒し要素がありますね。映画の内容とリンクするかのようか、歌詞の世界に引き込まれます。

14. No reply

Composed and Arranged by Kanno Yoko words by tim jensen vocal:steve conte

イントロのストリングスがかっこいいね。そして、おなじみSteve Conteのヴォーカルで聞かせてくれる、 渋いロッカバラードなんだな。どっしり重たくも、メロディがなかなかいいじゃないですか。 壮大な雰囲気を作り上げては、聞く者を虜にさせる、力のある曲です。 このアルバムの中でも、一番の聞き応えのあるナンバーじゃないかな。

15. Dijurido

Composed and Arranged by Kanno Yoko

物語というか、おとぎ話の世界を表すような、ミディアムナンバー。 ストリングスの音とヴォーカルが、どこかしらもの悲しく、どこかしら幻想的に仕上げる1曲。

16. Gotta knock a little harder

Composed and Arranged by Kanno Yoko words by tim jensen vocal:yamane am

ざっくりギターで幕開けては、しっとりと。そして、山根麻衣のハスキーなヴォーカルが加わっては、 渋さを出してじっくりと。かっこいいねぇ。これぞCOWBOY BEBOPの世界だね。 がっつりバンドサウンドに変身しても、渋さ全開で展開。

17. No money

Composed and Arranged by Kanno Yoko

アカペラで聞かせるナンバー。 まるで嘆きのような、思いをぶつけるようなナンバーだね。

Secret Track. Rain (Demo)

Composed and Arranged by Kanno Yoko vocal:yamane mai

シークレットトラックは、菅野よう子からのギフト。 山根麻衣のヴォーカルバージョンで聞かせてくれる名曲「Rain」です。男性ヴォーカルと女性ヴォーカル、 やっぱり雰囲気がガラッと変わるね。でもバージョンなんだけれども、もはや表に出してもいいでしょう、これは。 完成度かなり高いです。

COWGIRL ED O.S.T.

1. Goodnight Julia

Composed and Arranged by Kanno Yoko

サックスをベースに、じっくりとその世界へ引き込んでくるジャジーなナンバー。ムードたっぷりだし、セクシーだしね。

2. PAPA Plastic

Composed and Arranged by Kanno Yoko

ギュインとギターが鳴り響いて始まるロッカバラード。 しかも、随分とキュートな女性ヴォーカルが響いています。 このギャップがたまらないね。いいねぇ、ヒップでファンキーな要素もあって、かっこいいです。

3. Telephone Shopping

Composed and Arranged by Kanno Yoko

ピコピコポップな1曲。 しかも、インタルード的ですぐ終了。

4. かぶとがに 古代の魚

Composed and Arranged by Kanno Yoko

エスニックな雰囲気を出したトラック。異国感たっぷりの、パーカッションの躍動感をベースに、 妖しく華麗な音楽が舞う。これもCOWBOY BEBOPの世界をそのまま表しているね。

5. Slipper Sleaze

Composed and Arranged by Kanno Yoko

クールでジャジーなナンバー。瑞々しいサウンドと、じっくり味わい深い演奏で魅了してきます。 洗練された音楽を堪能できる1曲です。

6. 23話

Composed and Arranged by Kanno Yoko

アンビエントな世界へ、深く、深く。どこまでも深く。 ノイズ/エレクトロミュージックで、不思議な気分になる1曲。 後半はアコースティックな音とコーラスが絡み合う。これがまた、見事な変身を遂げた1曲。

DVD『FUTURE BLUES』● '01/11/7 release

COWBOY BEBOPの世界観を実写化した映像作品。どこかのアジアの国を舞台に、伝説のヴォーカリストを追うバンドメンバーの、ロードムービー的な映像。 どこか退廃的で、湿った感じのアジアの映像と、菅野よう子の音楽が意外にマッチしているんだよね。 しかも、監督を務めるのは永石勝。ただ、ストーリーはよくわからないんだな。世界観は好きなんだけどな。 菅野よう子もチョイ役で出演。さらに、コブツイの川畑アキラも声で出演していたり。 さて、もう一方は、SEATBELTSのライブ映像を収録。といっても、「海賊版」と銘打って、Bootleg的な不鮮明映像で見せるという手法。 「ライブは生もの」と、今まで避けてきた映像化だけれども、なんとかここまでたどり着いただけ凄いことらしい。 それでも、動くSEATBELTSは、カッコよく、会場全体の熱気は伝わってきます。 ただ、やっぱり2つを1つにまとめるのは難だよね。

FUTURE BLUES

SEATBELTS LIVE 2001

1.Tank!

2.BAD DOG NO BISCUITS

3.Want it all back

4.BLUE

5.Piano solo

SEATBELTS LIVE 2001

大喝采を浴びながらM-1。赤いコートを着た菅野よう子登場で、さらに盛り上がる。サックスソロも、クールでかっこいいぞ。見応えたっぷり。さすがはオープニングチューンだ。ラストもサックスが魅せます聞かせます。そして、しびれます。 分厚いブラスとダイナミックなドラムで盛り上がるM-2。踊る菅野よう子も必見。雰囲気が変わって、より楽しさが出たスカパート。ブラス隊が盛り上がっていますね。 山根麻衣が、あおって、歌って、かっこいいM-3。ブラス隊もダンスを見せるなど、面白いな。間奏では、菅野よう子と山根麻衣が、華麗なダンスを見せる。 美しいコーラスで始まるM-4。ただ、暗くて見にくいんだな。明るくなって、スタンドマイクで歌っている様子がようやくわかる。ソウルフルな山根麻衣。その世界に引き込まれてしまいますね。 菅野よう子ソロステージのM-5。ピアノ1本で勝負。メドレーを投入し、楽しませてくれます。オフショット映像も挿入したりと、菅野よう子ワールドが広がります。

Box Set『COWBOY BEBOP CD BOX』● '02/6/21 release

アニメや映画などで、その世界を知らしめた「COWBOY BEBOP」のサウンドトラックCD BOXセットの登場だ。 本編は、4枚組のCDで、うち3枚は、アニメのセリフなどを挿入したダイアローグと曲の構成で、 よりいっそうCOWBOY BEBOPの世界が広がるね。 おまけに全収録曲のうち、半数近くが未発表曲だったり未発表バージョンだったりと、貴重なトラックてんこ盛りです。 本当に、どの曲も蔵出しな感じがしますが、聞き応えたっぷりですね。 そして、4枚目も豪華なんだ。なんとSEATBELTSのライブ音源を収録。「ライブは生もの」と、音源化を避けてきた菅野よう子も屈服した DVD「FUTURE BLUES」収録曲以外の曲も入っていて、「Tank!」から「 Call Me Call Me」 「THE REAL FOLK BLUES」など、生ならではの興奮に満ちた音がぶつかってきます。菅野よう子のピアノソロパフォーマンスは必聴ですね。 そして、5枚目として特典CDも付いています。こちらは8cmシングルですが、収録曲がとにかくシュール。 エドとアイン、そしてアンディが歌っている曲を聞かせてくれます。 とにかく内容盛りだくさん。お腹いっぱい腹一杯。ただしこちらのBOX、完全生産限定盤で、もう完売。二度と手に入らない代物になってしまっています。

1-2. Tank! (TV Edit)

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by TIM JENSEN Vocal:MAI YAMANE

おなじみ「Tank!」のTVエディットバージョン。 魅力をぎっしりと詰めて、美味しいところをかいつまんで味わえるトラック。 これぞCOWBOY BEBOPな1曲。いや、この曲なくしてBEBOPなしですよ。駆け抜ける1分半です。

1-4. Want It All Back (Clavinet Hater Version)

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by TIM JENSEN Vocal:MAI YAMANE

クラビネット嫌いの方のために、代わりにアコースティックピアノに差し替えられたバージョン。 オリジナルよりも軽やかさがあって、Steve Conteのヴォーカルも高らかに響き渡る。終始弾けまくりですね。

1-5. Sax Quartet

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

サックス四重奏という、ちょっと珍しさのある曲。 しかし、4本重なると、これまたおしゃれなグルーヴを放ってきます。 楽しませてくれますね。それでいて、やっぱりクールなんだな。

1-7. Encore Un Verre

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

「Black Coffee」の歌入りバージョン。 フランス語を使っては、どっしりと歌う男性ヴォーカルが印象的。 と、同時にバックでギュイーンとうねりを上げるギターの音がかっこいいね。

1-8. March For Koala

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

マリンバを使ってのファンキーなマーチング。 タイトルがタイトルなだけに、随分とユニークさが音に表れていますね。ポップです。

1-13. Pot City II (Yab's Dub)

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by GABRIELA ROBIN Vocal:SYDNEY with sister R

どっぷりダブバージョンで聞かせてくれるトラック。 ベースの音が、いいじゃないですか。独特のグルーヴ、そして揺るぎを味わえます。

1-17. Fe

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

ジャジーでセクシーなムード漂わせる曲。 おしゃれだよね。ビブラフォンの音もポイントだそうで。こちらはCOWBOY BEBOPの世界を見事に作る1曲になっています。

1-20. Spokey Dorkey (Alternate Take)

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

オルタナテイクということで、 オリジナルとどこが違うのかは耳次第。しかし、このブルースハープの渋さときたら素晴らしいね。 息遣いもリアルに伝わってきます。

1-23. Road To The West (With Rhythm)

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by BRIAN RICHY Vocal:EMILY BINDIGER

こちらが実はオリジナルだそうで。 シャカシャカ鳴り響くリズムトラックをバックに、泣きのサックスプレイが光る1曲。 スペイシーな空間に響き渡るサックスの物悲しさが、COWBOY BEBOPの中の刹那を表しているような気もする。

1-25. METEOR

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by TIM JENSEN Vocal:STEVE CONTE

どっぷりとしたトラックに、冷たい空気を加えるトラック。 ドーンとした空間に放り込まれたようだ。タイトルがモノを言う。

1-27. Digging My Potato

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

こちらは「O.S.T.1」に収録されているトラックのフルサイズだそうで。 しばらくはゆったりとブルースな雰囲気で。途中からテンポアップしては、アグレッシヴに。 いやぁ、パーカッションの音が激しくて、かっこいいね。

2-3. Doggy Dog II世

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

「Vitaminless」収録の別バージョン。 途中から、かなりアグレッシヴなビートが入ってきては、襲いかかってくる。恐ろしいほどにノックアウトされてしまう ビートがモノを言う。そして、ギターとサックスが音色をたどり、これまたカッコ良さを放つんだ。

2-4. Doggy Dog III世

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by TOMOKO TANE Vocal:EMILY BINDIGER

こちらはバンドバージョン。 ゆったりとした演奏ながら、曲の持ち味が生かされた1曲。 こういうナンパなところがまた、美味しいよね。テンポがまたいいじゃないですか。

2-7. Give And Take

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by GABRIELA ROBIN Vocal:AOI TADA

どっぷりビートが入ってきては、ダークな雰囲気の始まり始まり。 そして、ブレイクビーツとともに、ギター、そしてラップが加わって、 よりいっそうクールなトラックを聞かせてくれる。こういう多国籍なところもまた、COWBOY BEBOP的センスなんだよね。

2-16. かわいそうなフェイ (ハイソックス)

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

どこかしらノスタルジックな雰囲気だね。 思い出に浸るような、懐かしい感じがします。 ピアノソナタということで、その世界へよりいっそう引き込まれますね。

2-17. Farewell Blues (Alternate Take)

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

「BLUE」収録バージョンとはまた一味違ったトラック。 どっぷりジャズの世界へ。サックスの音色がクールかつセクシー。 そしてドラムとベース、ピアノのアダルトムードな色に染め上げます。かっこいいよね、やっぱり。

2-21. Space Lion (Orgel Version)

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by TIM JENSEN Vocal:MAI YAMANE

オルゴールバージョンということで、しっとり聞かせてくれるトラック。 センチメンタルですな。

2-22. Waste Land

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by TIM JENSEN Vocal:STEVE CONTE

どっしりと重たい空気を運ぶナンバー。 ブラスバンド編成は、まるで軍隊の出兵のごとく。 勇ましさがあり、どこかしら陰な雰囲気もありますね。かっこいいんだけれども、その後ろで物悲しさが語ってくるようだ。

3-2. Go Go Cactus Man (Guitar Version)

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

ピョンピョンという音が印象的なナンバー。 こちらは口笛&ギターのみのバージョンで、軽やかに聞かせてくれます。 いいなぁ、この能天気な感じ。

3-6. Eybell

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

ホラーな雰囲気でまくりのトラック。 ドアの軋む音とか、ドンドンと叩く音とか。ちょっとCOWBOY BEBOPの中では異色な感じがします。

3-8. 遊園地

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

タイトル通り、遊園地の楽しい雰囲気がそのまま音に出ているナンバー。 愉快なパレードが行く。 しかし、後半ではSEがどよーんと広がっては、まるで闇に染まっていくかのように、怪しい雰囲気に変化していく。

3-9. On The Run

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by GABRIELA ROBIN Vocal:SYDNEY with sister R

ビートトグルーヴが交差しては、フロアライクなアプローチで攻めるトラック。 ジャズやファンクを主体にしているCOWBOY BEBOPサントラの中では、異色中の異色かな。 ラップトップミュージックのごとく、いじくりまくりで、渦の中に吸い込まれてゆくようだ。

3-13. Don't Bother None (Long Version)

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

ロングバージョンで聞かせるトラック。 最初はブルージーな、渋いヴォーカルを聴かせてくれる山根麻衣。 そして、後半はガツンと音が集まっては、セッションのように。随分と熱い演奏で、楽しませてくれます。

3-15. Wo Qui Non Coin (しょんぼりショートversion)

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by GABRIELA ROBIN Vocal:SYDNEY with sister R

劇中サイズのショートバージョン。 オリジナルの日本語歌詞部分がカットされて、さらにしょんぼり。 せつなさアップですよ。

3-16. かわいそうなフェイ (リップクリーム)

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO

フェイのためのピアノソナタ第2弾。 これまた、しっとりとピアノの音がどこかしら優しさ虚しさ、悲しさを漂わせる。

live@Shibuya AX

熱狂の渦の中、M-1からスタート。手拍子と掛け声で、大盛り上がりの会場です。「3、2、1、Let's Jam!」で、拍車がかかります。中盤のサックスが、これまた熱いし、ラストでもサックスがクールに聞かせてくれます。 鮮やかで巧みな演奏に引き込まれるM-2。もう、かっこよすぎですよ。会場も呑み込まれていますね。 弾けては熱く燃え上がるM-3。勢いよくブラスが荒れたと思ったら、中盤ではスローのラテンモードに。変幻自在に楽しませてくれました。 さらにはM-4。イントロだけでノックアウト。重厚に攻めてきます。ドラムも弾けまくりで、最高ですね。 さらに拍車をかけてM-5。中盤のスカパートは掛け声も入って大盛り上がりだね。

Steve Conteがじっくりと聴かせてくれるM-6。とにかく、ただただ聞き入ってしまう。 なんと、ヴォーカルを山根麻衣が務めるM-7。これまたソウルフルなナンバーに仕上がっています。「Let's Kick The Beat!」で大盛り上がりだ。 そして、エンディングテーマでおなじみのM-8。イントロから鳥肌が立ってきますね。そして、山根麻衣のヴォーカルに、すべてを持っていかれます。 拍手からのM-9。菅野よう子のピアノソロメドレー。この人、やはり只者ではないなと思わせてくれますね。超絶テクニックで、観客を魅了させます。最後はちゃんちゃん。

4-11. SF Game Center

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by BRIAN RICHY Vocal:EMILY BINDIGER

ピコピコゲーセンの音を聞かせてくれるトラック。 妖しげな打ち込みの力。無機質な雰囲気を醸し出します。

4-12. Rouya

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by TIM JENSEN Vocal:STEVE CONTE

アコースティックギターの音で、 しっぽりと聴かせてくれるナンバー。切なさたっぷりです。

4-13. Old School Game

MUSIC & ARRANGED BY YOKO KANNO Words by TIM JENSEN Vocal:STEVE CONTE

M-11よりかはゲームらしい音を聞かせてくれるナンバー。 いわゆるハンディゲームの8bitサウンドを聴かせるチップチューン的な感じかな。 ピコピコ。

5-1. さすらいのカウボーイ (カウボーイビバップのテーマ)

詞:ナベシン&ヨーコ 曲:菅野よう子

おなじみ「Tank!」のリミックスバージョンに乗せて、 エドが歌う替え歌ナンバー。リズムトラックがあっさりしているので、なんだかシュールさがいっそうに増しますね。 そうせだったら、オリジナルのトラックをバックにしても良かったのに。

5-2. 魅惑のホースライディング

詞:ナベシン&ケーコ 曲:菅野よう子

アンディのアンディにより。アンディのための歌。 これも十分にシュールだけれども、アンディらしさが出ていて、むしろ突き抜けていい感じ。

Album『COWBOY BEBOP Tank! THE! BEST! / 菅野よう子とシートベルツ』● '04/12/22 ('12/12/21) release

COWBOY BEBOP again! ということで、新しいDVD BOXをリリースするというタイミングで、新しいビバップのベストアルバムが登場。 ただ、名義が「菅野よう子とシートベルツ」と、いつもとちょっと違うところにも注目。 これまで発表されていたトラックの中からの厳選曲と、ゲーム用に発表した3曲の、計12曲をパッケージ。 おなじみ「Tank!」や「BLUE」、劇場版サントラの名曲「No Reply」など、 名曲・代表曲が詰まっています。正直、名曲(迷曲)が多すぎて、あれもこれもとはいかないよね。 多分、苦渋の選択での結果でしょう。一方で、ブックレットでは細かなレコードデータの設定があるんだけれども、 これは狙いすぎで、逆にちょっと冷めるかな。もっとシンプルでも良かったのにね。 といいつつも、結構、作品としては満足いくものに仕上がっています。

4. DIAMONDS

music composed & arranged by YOKO KANNO performed by SEATBELTS

うっとりさせてくれるようなジャジーなヴォーカルチューン。 しっとりサウンドと、麗しのヴォーカルで、もう魅惑のBEBOPワールドです。

10. EINSTEIN GROOVIN’

music composed & arranged by YOKO KANNO performed by SEATBELTS words by Ilaria Graziano

イントロは、まるで映画のようにドリーミングな世界を演出。 しかし、本編は打ち込みを使って、軽やかに聞かせるポップチューン。 しかも、イタリア語ですよ。打ち込みとストリングスの絡みが不思議に広がる1曲ですね。

11. PEARLS

music composed & arranged by YOKO KANNO performed by SEATBELTS words by Ilaria Graziano

これまたムードたっぷりのナンバーです。 麗しのピアノの旋律と、美しきヴォーカルが織りなす魅惑のひと時。 本当にドラマティックに響き渡ります。 そして、ラストはソロサックスが切なく悲しく響いています。

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