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●Best Album『DEEN The Best キセキ』● '05/11/23 release
DEEN、デビュー12周年を記念して製作されたベストアルバムをリリース。 オフィシャルサイトで楽曲の人気投票を行い、その上位曲を新たに演奏し直すというやり方で、ベストアルバムながら、オリジナルアルバムの要素を持った作品でもあります。 選ばれた楽曲のほとんどは、やっぱり初期のものが多く、 「このまま君だけを奪い去りたい」はもちろんのこと、「瞳そらさないで」、「Teengae dream」、「夢であるようにといった名曲たちが、新たな魅力とともに蘇っています。 このアルバムの目玉は、やはり久しぶりにタッグを組むこととなった織田哲郎の楽曲でしょうね。作詞に川島だりあを迎えた名バラードとなりました。池森のヴォーカルが、ジーンと染み渡ってきます。 さらには、韓国の人気ドラマ主題歌でもあった「会いたい」をカバー。韓国への進出も果たしたDEENならではですね。 このアルバムがリリースされた際のキャッチフレーズが「胸にディーンとくる」だもんね。 初回限定版は、豪華な特典DISCが付いてきます。内容はというと、DEENにこれまで楽曲を提供したアーティスト達によるセルフカバー集です。 正直、既発なので物足りない部分がありますね。どうせだったら新録の楽曲が収められれば、記念になったのではないでしょうかね。
1. このまま君だけを奪い去りたい
作詞:上杉昇 作曲:織田哲郎 編曲:岩井 雅之
言わずと知れたDEENの記念すべきデビュー曲。12年の歳月を経て成長を遂げたDEENが、 より深みを増した演奏で聞かせてくれる作品。優しさの中にも強さが光るロッカバラードです。永遠の名曲ですね。
2. 翼を広げて
作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎 編曲:島 健
幻想的なストリングスで始まるDEENの2nd Singleナンバー。さすがは金原千恵子ストリングスだ。 で、1番はそのストリングスをバックに、池森が気持ちよさそうに歌っています。2番からはその他もろもろの楽器部隊も加わって、さらにドラマティックに。ラストのコーラスは圧巻ですよ。
3. ひとりじゃない
作詞:池森秀一 作曲:織田哲郎 編曲:松浦 晃久
かなりロックでアグレッシヴに変身したシングル曲。でも、暑苦しくはなく、DEENの爽やかロックになっています。 聞きやすい仕上がりで、とても元気な1曲です。
4. Memories
作詞:池森秀一、井上留美子 作曲:織田哲郎 編曲:CHOKKAKU
DEENの3rd Singeが、CHOKKAKUによるアレンジによって、新たに生まれ変わった。 スパニッシュテイストのラテンフレーバーを醸し出して、とても情熱的です。ギターといい、リズムといい、フラメンコが似合いますな。
5. 瞳そらさないで
作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎 編曲:長岡成貢
夏を彩るDEENの5枚目シングルナンバー。爽やかだった楽曲が、さらに爽やかに。 少々A.O.R.的フレーバーを漂わせつつ、大人な夏を演出。ブラスのアレンジも爽やかに。
6. Teenage dream
作詞:坂井泉水 作曲:栗林誠一郎 編曲:山根公路
DEENの6枚目となったバラードシングルは、和的な要素で味付けされて、情緒深い作品となりました。 山根自身のアレンジで、2番の前の間奏とか、ものすごい新鮮かつ神秘性に溢れています。後半は弦の音がよく伝わってくて、壮大なイメージがわきあがってきます。
7. 永遠をあずけてくれ
作詞:川島だりあ 作曲:栗林誠一郎 編曲:瀬川忍
Baby Booを迎えて、4枚目のバラードシングルナンバーが生まれ変わった。 オールアカペラでじっくりと聞かせてくれます。アカペラバージョンは、以前もClassicsシリーズのWHITEに収録されていましたが、 このアルバムでは、さらに力強さと壮大なイメージを持ち合わせています。フィンガークラップもいい感じだし、Baby Booとのコラボレーションがものを言ったね。
8. 君さえいれば
作詞:小松未歩 作曲:小松未歩 編曲:松浦晃久
小松未歩によるロックナナンバーが、さらにロックテイストを増した。変に手を加えず、ストレートに聞かせてくれる。なかなかかっこいいじゃないですか。
9. 未来のために
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一、宇津本直紀 編曲:岩井雅之
阪神・淡路大震災の復興を願ってく作られたシングルナンバーを、よりポップに再構築。 キーボードの弾み具合がなかなかいいじゃないですか。ボッサタッチのロックナンバーとでも言いましょうか、なかなか面白いアレンジですね。
10. 思いきり笑って
作詞:川島だりあ 作曲:織田哲郎 編曲:長岡成貢
1st Albumに収録されている名曲バラードを、より深みの増した演奏で。 これがまた、DEEN特有の味わい深いサウンドとヴォーカルで、じっくりと聞き入ってしまうんです。コーラスもまた、いい具合に響き渡っていますね。
11. 夢であるように
作詞:池森秀一 作曲:DEEN 編曲:島健
DEENにとって、思い入れの強いシングルナンバー。より壮大な世界が繰り広げられる、スケールの大きなアレンジとなりました。 ストリングスの響きといい、柔らかいアコースティックギターといい、派手さよりもじっくりと聞かせる曲に仕上がっております。間奏でのストリングスとピアノの演奏は、感動ものです。
12. LOVE FOREVER
作詞:山本ゆり 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
田川のアレンジで蘇るシングルナンバー。キーボードの音色がまた、かっこいいじゃないですか。 本編は結構落ち着きを見せるロックナンバーに仕上がっております。曲の構成も、オリジナルとは違って、A-B-サビ-A-B-サビという流れになっています。
13. 日曜日
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一 編曲:Steve Good
シングルのc/wながら、根強い人気を蜜ナンバー。 アコースティックスタイルで、曲の柔らかさが出ていますね。DEENのぬくもりが詰まった、温かいナンバーです。
14. 会いたい
作詞:久保田洋司 作曲:ユン・イルサン 編曲:石塚友生
韓国ドラマの主題歌を日本語でカバーです。アコースティックサウンドが優しいバラードナンバーで、 じっくりと味わい深い演奏とヴォーカルを聞かせてくれます。なんともドラマティックで、あたかもDEENの曲と思ってしまうほど。本当にいい曲です。
15. TWELVE
作詞:川島だりあ 作曲:織田哲郎 編曲:葉山たけし
デビュー12周年を記念する新曲です。作詞に川島だりあ、作曲に織田哲郎、編曲に葉山たけしを迎え、 B-ing最盛期を彩った黄金の布陣が再集結。アコースティックサウンドを基調としたロックナンバーで、サビでのキャッチーなメロディは、相変わらずというような織田節健在です。
●8th Album『Diamonds』● '06/10/11 release
12周年という節目の年の活動に区切りをつけ、新たなステージへのスタートを切ったDEEN。 今までは「DEEN’s A.O.R.」を打ち出して展開してきた彼らが、新章にふさわしく、勢いを詰め込んだアルバムを完成させた。 テーマもずばり「DEEN’s ROCK」と来たもんだ。とにかく、熱く激しく、DEENのみなぎる力が全編にあふれ出ているサウンドに、 耳を傾けたくなります。泣きの必殺バラード「Starting Over」と、ロッテ・マリーンズの応援歌でバレンタイン監督も参加した魅惑のラテンナンバー「ダイヤモンド」という 2曲のシングルを含む全11曲の強力盤。相変わらず魅力的な池森のヴォーカルに聞きほれてしまいますな。 そして、今作ではなんとリーダーの山根がヴォーカルを務める楽曲までを収録している。新章ならではの活動スタイルで楽しませてくれます。 ちなみに、近作も前半6曲を他者が、後半5曲をメンバーがアレンジを担当しています。 初回限定版はシングル2曲のPVやレコーディングドキュメントなど、アルバムの世界を凝縮したDVDが付いています。 こちらも必見。
1. 虹の彼方へ
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一、時乗浩一郎 編曲:Steve Good
勢いよくギターとキーボードが飛び出したアルバムのオープニングチューン。かなり分厚いサウンドでかましてくるミディアムポップのロックナンバーです。 池森の歌い方も、随分と大人っぽくなってきていますね。じっくりと聞かせてくれる歌声を披露しています。前向きの歌詞とまた、ぴったり合っているんだ。とっても爽快に曲が広がっています。 一瞬、シングル「ダイヤモンド」のサウンドが挿入されています。お遊び心も忘れていなかったね。
2. ダイヤモンド
作詞:池森秀一 作曲:山根公路、池森秀一 編曲:CHOKKAKU
DEENがアルバム「Diamonds」からの先行としてリリースしたシングルナンバー。なぜにラテン?とまぁ、かなり熱いサウンドを放出しているDEENです。 まるでサンタナ。これはもはや、CHOKKAKUのアレンジ勝ちだね。ブラスが吹き荒れ、情熱的にうまく染まっています。 DEENの新境地とでも言うべくナンバー。この曲を聞いて、マリーンズの選手達も躍起になるかな? バレンタイン監督の声も入っています。そして、最後はみんなで大合唱のような雰囲気。熱気を振りまいています。
3. Family
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路
かなりエッジの効いたギターがビュンビュンと飛び交う、アップテンポのロックナンバー。 タイトルからは想像できないくらいに、ハードな楽曲ですよ。でも、家族というよりかは父と母への感謝の歌という要素が強いね。 DEENがここまで激しいサウンドで攻めてくる事に、本当に驚いたよ。でも、メロディ自体は随分と味があるものです。
4. Starting Over
作詞:池森秀一 作曲:織田哲郎 編曲:葉山たけし
ベストアルバム「キセキ」の中の新曲に引き続き、織田哲郎がDEENのために書き下ろした壮大なバラードナンバー。 これぞ織田節といえるようなキャッチーなメロディと、葉山たけしによるアレンジがキラリ光ります。あらためて「DEEN = バラード」という方程式が成り立つことを再確認。 ストリングスが曲を盛り上げては、じっくりと池森が歌い上げています。DEENの成長ぶりを感じることができる1曲です。
5. ロッソ!!
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一、時乗浩一郎 編曲:Steve Good
打ち込みを使用したイントロにはちょっと驚かされたね。やるじゃないですか、DEEN。曲の方はかなりごり押しのロックナンバーで、かっ飛ばしてます。 ただ、曲に比べて歌詞がなんだかチープだよなぁ。視点は面白いんだけれどもね。 DEEN流パスタの作り方。それを歌に表したかのようだ。まぁ、タイトルを示していますからね。熱も入っています。
6. 東京
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一、時乗浩一郎 編曲:Steve Good
これまた、随分とストレートな感じで。でもって、随分とかっこいいDEENです。ミディアムロックをガッツリとかましてくれます。メロディも随分と渋いしね。 視点としては、やっぱり上京者の目なんだよね。中心地への希望や憧れが渦巻き、理想と現実のギャップがあったりと、色々な重いが詰まっているんです。
7. Life is
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
アコースティックテイストを軸としたロッカバラード。もう、DEENの真骨頂とも言えるナンバーで、歌、曲、詞、それぞれのパートで聞かせてくれるんですよ。 長い長い人生を過ごす曲。色々な思いがあるんですよね。なんか、人生を見つめなおしたくなるよ。コーラスがまたいい感じに盛り上げてくれるんです。
8. Sail away
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
軽いながらも力のあるミディアムロックチューン。作・編曲を担当した田川のギターが物を言うナンバーだね。 ただ、トータルで見入ると随分と平凡に終わっているね。ポップでキャッチーなメロディ構成といい、 前向きでがんばれ的応援の意が込められている歌詞がいい部分かな。大きな海へ漕ぎ出せとね。
9. 上海ロックスター
作詞:山根公路 作曲:山根公路、池森秀一 編曲:Steve Good
エッジの効いたギターがイントロでかっこよく決めてくれるロックチューン。随分と池森のヴォーカルが低いかと思えば、違うんですよ。 なんと、リーダーの山根がヴォーカルを勤めるというDEENの新たな試み。ちなみに池森はコーラスに回っています。 やっぱり、ヴォーカルに物足りなさを感じますが、これを機にDEENに大きな変化がもたらされることでしょう。サビのメロディが結構引き込んでいますね。
10. By myself
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路
ストリングスのイントロで切なく、情緒豊かに聞かせてくれるロッカバラードナンバー。 ギターがこれまた、ブルージーでかっこいいね。サビではすべての音を集約するかのように、濃いサウンドをかましてきます。 これがまた、オリエンタルな雰囲気のサビのメロディを引き立たせているんだ。なかなか重みがいいスパイスとなっていますね。間奏のストリングスも威勢がよくて、かっこいいや。
11. 扉
作詞:池森秀一 作曲:DEEN 編曲:田川伸治
ギターの音色がまた寂しいね。アルバムのラストを飾るナンバーは、内に秘めた感じで始まる。 ギターのアルペジオが特徴的なサウンドと、一歩踏み込んだ展開を聞かせてくれるサビのメロディがいい感じ。 軽やかに進行しながらも、根底には力強さがある。DEENの表現力のバランスがよく表れていますね。なかなか面白い曲で締めてくれましたね。
[DISC 2:DVD]
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●Best Album『DEEN The Best Classics』● '07/12/19 release
DEENが新たに放つベストアルバムは、これまでコンセプチュアルにリリースを重ねてきたclassicsシリーズをまとめたもの。 季節ごとにリリースされたシングル「Classics」シリーズに収録されていた歌モノを全曲集め、さらには新しいインストと、新曲を2曲収録した2枚組みのアルバムです。 DEENの持つ温かさが曲からにじみ出ているね。やはりアコースティックサウンドならではの味なんですよ。 大ヒット曲のアコースティックバージョンは、また別の味わいがあって、DEENらしさがより濃く出ているし。 さらには季節の流れに合わせた曲順にもなっているので、時の流れも感じることができる。さらには、新曲でまたDEENの新しい姿を楽しむことができるね。 全曲リマスタリングされているので、最新の音で聞かせてくれますよ。 初回版はプレミアDVD付き。各Classicsシリーズのリードトラックを中心としたPVを収録。さらには3面デジパック仕様と、買い逃し厳禁な内容となっております。
1-3. オーロラ
作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
アコースティックギターの調べ。しっとりしなやかな冒頭から軽快なテンポへと変化するギターインストナンバーです。冬の寒さを取り払う温かな曲ですね。
1-8. せせらぎ
作曲:山根公路、時乗浩一郎 編曲:山根公路、時乗浩一郎
春の小川の流れを表すような、しっとり系インストナンバー。ピアノが情緒豊かな世界を奏でています。
1-11. I Promise You
作詞:池森秀一 作曲:山根公路、田川伸治 編曲:山根公路
美しいストリングスをイントロで響かせるバラードナンバー。これぞDEENの真骨頂といえるバラードチューン。美しい旋律と池森のヴォーカルが絡みます。 優しさ溢れるラブソングに感激。ストリングスが効果絶大で、バラードを盛り上げます。
2-4. 木漏れ日
作曲:山根公路 編曲:山根公路
しっとりピアノが奏でられるインストナンバー。どこか懐かしさの表れる1曲で、心が和みますね。
2-9. Deep in Autumn
作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
アコースティックギターのサウンドが静かに響くインストナンバー。哀愁と切なさを絡ませる。ほんのり情熱も感じさせるギターの音がいいね。
2-12. 白い記憶 featuring 矢野沙織
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路
サックスプレーヤーの矢野沙織を迎えたバラードチューン。早速、イントロでムードたっぷりのサックスを聴くことが出来ます。 本編ではDEENの持つしなやかさと優しさを前面に出し、しっとりと進行。 しかし、歌詞が切ないね。過去の恋愛を振り返る曲です。こういうテーマの楽曲は、サックスが本当に合うんだ。間奏でサックスが泣いているよ。
[DISC 3:DVD]
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●DVD『DEEN LIVE JOY 2007 - 2008 ~JAPAN ROAD 47+6~』● '08/5/21 release
1. 歌になろう
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治 *9th Album 「DEEN NEXT STAGE」 別ミックス収録*
2. Teenage dream
作詞:坂井泉水 作曲:栗林誠一郎 編曲:DEEN
アコースティックアレンジでしっとりと聞かせてくれる名バラード。サビでのコーラスも実に温かい。 曲の持つ優しさが、うまくヴォーカルと音にも出ていて、聞き入ってしまいます。
3. ありったけの笑顔
作詞:池森秀一 作曲:宇津本直紀 編曲:DEEN
同じくアコースティックバージョンで聞かせてくれる、隠れた名バラード。 やっぱりDEENの魅力は優しさがある。この曲にも溢れています。柔らかい空間に、ハーモニーが響きます。
4. 夏の終わりのひとりごと
作詞:山根公路 作曲:山根公路 編曲:山根公路
山根のソロナンバー。随分と懐かしさ溢れるGS風サウンドのミディアムロックチューン。 打ち込みがちょっと軽すぎかな。でも、本人のキャラクターが良く出ているね。
5. Not Far From Freedom
作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
田川ソロは、アコースティックギターを巧みに操ったざっくりアップテンポナンバー。 鮮やかな音色にうっとり。DEENとのまた一味違った面を聞くことができます。
●Best Album『DEEN PERFECT SINGLES+』● '08/6/4 release
DEENのデビュー15周年を記念してリリースされたシングルコレクション。レーベルの枠を越えて、デビュー曲「このまま君だけを奪い去りたい」から、 最新シングル「ダイヤモンド」までを完全収録。さらに、新曲「明日へ続く道」や秘蔵ボーナストラック「ANOTHER LIFE」までも収録してしまうヴォリュームで、 聞き応えが十二分にあるベストなアルバムです。DEENの音楽変遷を辿ることのできる作品でもあります。 やはり、1枚目と2枚目のサウンドの色が違うところに注目ですね。1枚目は大衆性を前面に、2枚目では独自のアーティスト性を前面に出している。 これも、15周年の流れの中で身についたものなのでしょう。この作品以前にベストアルバムを2枚「キセキ」盤と「Classics」盤を立て続けに発表していますが、 この作品と合わせて、3作どれもがきちんとコンセプトがあるので、単体でそれぞれ楽しむことができます。 リアレンジ、クラシック、オリジナル。色々な角度からDEENを味わうのも面白いですね。 初回版は、2002年以降に発表したシングルのPVを中心に収録したDVD付き&特製BOX仕様、写真集型ブックレットなど、内容が盛りだくさんです。
2-15. 明日へ続く道
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
このアルバムのために書き下ろされた新曲。 情緒深い、和の流れを組んだミディアムチューン。さすがはDEENというようなつくりで聞かせてくれる。 力強さや弱さ、迷いや希望などがサウンドから伝わってくるね。歌詞は、15周年を迎えたDEENの今までとこれからを、 池森が綴って歌っています。
2-16. ANOTHER LIFE
作詞:池森秀一 作曲:Kim Hyng Suk 編曲:DEEN・池田大介 訳詞:Romeo V. Gonzaga
池森がSHU名義で発表したナンバーを、DEEN名義で発表したトラック。 SHUのオリジナルは、アップテンポの4つ打ちハウスナンバーだったんだけれども、こちらのDEENバージョンは、アコースティックテイスト溢れたバラードバージョンとなっております。 ドラマティックな展開とストリングスの美しい響きにうっとり。しかも、英語詞で聞かせてくれます。
[DISC 3:DVD]
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●Live Album『DEEN at 武道館 ~15th Anniversary Greatest Singles Live~』● '08/9/3 release
DEEN初となるライブCDは、これまた初となる武道館公演の模様を収めたCDです。 収録曲が、公演の全曲じゃないのが残念だけれども、ライブのセットリストから厳選された10曲をリクエストで選んで収録しています。 オープニングの「瞳そらさないで」や「夢であるように」、この武道館公演のための新曲「歌になろう」など、盛りだくさんの内容となっています。 さらには、バラードメドレーでノックアウトです。凝縮されていながらも、その魅力が伝わってきますね。 ラストの「このまま君だけを奪い去りたい」は、やっぱり名曲だね。これがあってのDEEN。 なお、今作はライブナビゲートDVDの付いた年内期間限定生産ということもあり、絶対にそろえたいアイテムですよね。 そして、武道館公演の模様を完全収録したDVDが年末に発売されるわけですよ。
DVD
1.
武道館ライブナビゲートDVD
オープニングM-1は、ミリオンセールスを記録したヒットチューンから。武道館に爽やかな風が吹く。池森のヴォーカルも、ベテランの風格が漂っています。 武道館のために用意されたスペシャルメドレーM-2。こちらバラード編は、10曲のバラードをこれでもかというくらいに畳み掛けてきます。DEENのバラードにじっくり味わい深く浸れますね。新旧オンパレードで楽しめます。 イントロでは美しいストリングスが響き渡るM-3。バラードがさらに極上級に変身。ドラマティックに盛り上がります。そして、池森のヴォーカルもじっくりと聞かせてくれます。
弾ける様にM-4。この曲は、もっぱらアグレッシヴで情熱的に聞かせてくれますね。ダンサブルでかっこいい。最後はドラムとベースが聞かせてくれますよ。 最後に山根がかっこいい言葉を放ち、M-5へ流れる。もう、ベテランの演奏で、じっくりと聞かせてくれます。最後の締め方がかっこいいね。 DEENの中でも、名曲のM-6。イントロがドラマティックです。しなやかながらに重圧なサウンドで、武道館の空間をDEEN色に染め上げる。素晴らしいステージですね。拍手の量もハンパじゃない。
ここでアンコール。アコースティックギターの音が爽やかに響くM-7。軽快なテンポでグッと楽しく聞かせてくれます。池森が挨拶。 武道館公演のために書き上げたM-8。冒頭でお話を。そして、爽やかポップな演奏は、とっても親しみやすく口ずさみやすいね。最後は観客一同で大合唱。 イントロで美しいストリングスを聞かせてくれるM-9。さすがはバラードの持つ力。後半の盛り上がりはハンパじゃないです。こちらも最後は観客が大合唱。そして、最後は池森がマイクを使わずに声を届ける。 ラストナンバーM-10は、やはりデビュー曲。メンバー3人だけでしっとりとしたバージョンで聞かせてくれる。 やはり名曲だよね。このメロディー、このサウンドはこの声が一番合います。最後は拍手喝采で締め。
[DISC 2:DVD]
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●9th Album『DEEN NEXT STAGE』● '09/02/25 release
デビュー15周年を迎えたDEENが、さらなるステージへと突入するためのアルバムをリリース。 その名もずばり「DEEN NEXT STAGE」。シングルは年末にリリースされた「永遠の明日」のみの収録だけれども、2バージョン入っていて、 また武道館ライブのために制作されたナンバー「歌になろう」は、カウントダウンライブでの観客のコーラスを足してパワーアップして収録されているのもうれしいところだね。 そして、リーダー山根の別人格?上海ロックスターが再び登場と、エンターテインメント性も忘れてはいないDEEN。 バラードにしろ、ポップなナンバーにしろ、ロックナンバーにしろ、どれもがDEENらしさをさらに追求する曲で、安心感がありながらも新鮮味を感じることができる。 9作目のオリジナルアルバム、とにかくたっぷりで聞かせてくれますよ。 初回版は、90分!ものヴォリュームを収録したカウントダウンライブなど、計120分もの映像を収録したDVD付き2枚組み仕様。さらに、 スペシャルフォトブックも付いて、目と耳、両方でトコトンDEENを味わうことができますよ。
1. 永遠の明日
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一 編曲:DEEN & 時乗浩一郎
ベストアルバム「DEEN PERFECT SINGLES+」でこれまでの活動を総括したDEEN。 新たなステージへと向かう彼らのシングルナンバーは、ヴォーカルの池森が作詞・作曲を担当した爽やかロックナンバー。 タイアップの付いたゲームの世界観を表すような前向きな気持ちを前面に出して、新たな一歩を踏み出すDEEN。ドラマティックに盛り上げる弦の効果も絶大なナンバーに仕上がりました。
2. 夏の翼
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
ブラスも華やぐポップロックチューン。少々、懐かしいDEEN流A.O.R.を彷彿とさせる、上品で爽やかな要素が表れている。 サビでは、疾走感をまとって、ドライブミュージックにもぴったりだね。はにかみが似合うラブソングです。
3. 明日へ蹴り出せ
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一&時乗浩一郎 編曲:Steve Good
ギターの音色が特徴的なポップロックチューン。 どこかしら力強く聞こえるのは、やはり編曲を担当したSteve Goodの業だね。自分自身にエールを送る歌詞が、前向きな気分にさせてくれます。応援歌的ナンバーだね。
4. リトル・ヒーロー
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
とにかく弾けまくる軽快ロックチューン。ギターが軽やかに踊り、ブラスが楽しく華やぐ。疾走感とともに、元気いっぱいなDEENが曲を届けてくれます。 歌詞が地球規模で、大きなことを歌っていますね。やる時はやるといった感じです。
5. ノスタル ~遠い約束~
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路
アコースティックテイストを出したバラードナンバー。最初はしっとりとしたスタートで、池森のヴォーカルをじっくりと聞かせてくれる。 サビ辺りから音が盛り上がってきます。音数が増え、弦が響き渡る、DEENらしい味のある、優しく包み込んでくれるバラードですよ。
6. 行こうよ!
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一&時乗浩一郎 編曲:池森秀一&時乗浩一郎
タイトルからしてDEENらしさが伝わってくるポップチューン。ザックリギターとともに、意外とあっさりしたサウンドを聞かせてくれるトラック。 池森らしい丁寧なつくりで、間奏で懐かしさを蘇らせてくれるような雰囲気。Chromatic Harpがポイントですね。いい味出してる。
7. 涙のメロディー
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路
アコースティックギターの音色が爽やかさを呼び込むミディアムナンバー。往年のDEENメロディが舞い、メンバーのコーラスがほのかに彩を加える。 切ない別れのうたなんだけれども、DEENだからこそさらりと流れるメロディがいいね。サビのファルセットに引っ張られます。
8. I Break My Heart
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路、田川伸治、時乗浩一郎
イントロがかっこいいね。ブラスが吹かれては、ちょっとクールな空気を醸すナンバー。 この曲では、なんだか大人の男のイメージが漂いますね。クールでちょっと熱い、そんなDEENのメンバー。間奏のサックスもセクシーに盛り上げる。
9. Dance with my Music featuring JtoS
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一&山根公路 編曲:Steve Good
タイトル通りにリズミカルなチューンです。ワールドワイドな視点で、人種の壁も取っ払った歌。心がとっても広いDEENです。 ゲストにJtoSというユニットを迎えてのコラボレーション。そしてまた、間奏での田川師匠のギタープレイが熱いんだ。
10. YOU & I
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
随分と愉快でハッピーなイントロ。ここまで弾けたDEENもすごいな。 圧倒させられてしまいます。キャリアを積んだからこそできる業とでも言いましょうか。聞いているほうも楽しくなってきます。
11. ロンリーウルフ ~上海ロックスター Episode3~
作詞:山根公路 作曲:池森秀一&山根公路 編曲:DEEN & 時乗浩一郎
リーダー山根の別人格とでも言いましょうか。あの上海ロックスターが帰ってきたぞ。 今回もロックサウンドをバリバリ携えて、かっこいいじゃないですか。今回のアルバムの中で1番ロックしているかも。歌詞の方も、ロックスターの生き方が表れていて、かっこいいんだ。
12. 歌になろう <NEXT STAGE MIX>
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
初の武道館公演でみんなで歌える歌をテーマに作ったナンバー。 今回は、ZEPP TOKYOで行われたカウントダウンライブでの観客のコーラスを追加して、新たなミックスで生まれ変わった。 相変わらずポップでキャッチーなDEENミュージック。ハートが温まると同時に、その世界へと引き込まれますね。
13. 永遠の明日 <Ballad Version>
M-1のバラードバージョン。でも、テンポはオリジナルトラックと同じだよね。 アコースティック系サウンドに、ストリングスがゴージャスに盛り上がるバージョンです。
[DISC 2:DVD]
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●10th Album『LOVERS CONCERTO』● '09/12/2 release
DEEN、16年キャリアの中で初となる全曲ラブソングを収録したアルバムの誕生。 しかも、2009年1月にはアルバム「NEXT STAGE」をリリースしたばかりで、1年間に2枚のオリジナルアルバムを出すとは、DEENも精力的だね。 今作は、シングル「Celebrate」「Negai」の2枚を筆頭に、DEENならではの優しさ、温かさが込められた楽曲がそろっています。 そして、今作は珍しく豪華ゲストが多数出演。paris matchや宮本笑里、キンモクセイのイトウシュンゴなどがDEENとコラボレーション。 より良い質の高い曲が、うならせてくれます。DEENもいろいろな展開で魅力たっぷりに聞かせてくれる。これからも目が離せませんね。 初回版は、なんとBlu-spec CDでのリリース。高音質の音でDEENの楽曲を届けてくれます。さらにDVD付き。 こちらはシングル2曲のPVや2009年に行われたアコースティックライブの模様を収録しています。 ライブの温かさが伝わってきますね。さらにはフォトブックが付いていたり、ギフトボックス仕様だったり、ストラップが2本付いていたりと、とにかく豪華。
1. Negai feat. ミズノマリ from paris match <Album Version>
作詞:池森秀一 作曲・編曲:山根公路
シングル「Celebrate」に続けて放つDEENのシングルナンバーは、paris matchのミズノマリをフィーチャリングヴォーカルに迎えてのコラボレーション。 これまた極上級のラブソングをDEENが届けてくれる。会いたい、逢いたい、とにかくこの思いがストレートにぶつかってくる。サビはとにかく圧巻です。DEEN、今回はかなりかっこよく聞かせてくれます。 ドラマティックなサウンドと弦のダイナミックな演奏も素晴らしいね。
アルバムでは、イントロがさらに伸びて、より味わい深さを引き出してきた。
2. セレナーデ
作詞:池森秀一 作曲・編曲:田川伸治
ゆったりと、そして柔らかく優しいメロディを紡ぐミディアムテンポのバラードナンバー。 そして、池森の芯のあるヴォーカルが乗ることで、曲にグッと力が入る。切ないながらも、ストレートに気持ちをぶつけてくる1曲だね。 うねる田川のギターや、ほのかな彩を加えるヴァイオリンがいい味を出しております。
3. 五線紙のラヴソング feat. 宮本笑里
作詞:池森秀一 作曲・編曲:山根公路
ヴァイオリニストの宮本笑里をフィーチャーしたミディアムナンバー。イントロからそのヴァイオリンの腕が響き渡ります。メロディパートはちょっとマーチングっぽく、 弾む雰囲気で。サビからはガツンと音を固めて聞かせてくれる展開です。ちょっと堅い音楽の世界と愛をうまく絡めた歌詞が温かさを生み出す。
4. Glory Day feat. イトウシュンゴ
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:Steve Good
キンモクセイのイトウシュンゴをゲストヴォーカルに迎えたポップなロックチューン。ちょっと味のある異なる2つのヴォーカルが生み出すハーモニーが聞き所だね。 曲の方は、Steve Goodの編曲で、ロック路線を突き進んでいます。君一筋のストレートなラブソング。かっこいんですよ、これがまた。
5. Celebrate <Album Version>
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路、時乗浩一郎
Album「NEXT STAGE」で次なるステージへと突入したDEENが放つ新たな曲は、ストレートなラブソング。 サビからいきなり「愛してる、愛してる」って、どんだけ好きなんだろうか。1番はアコースティックギターをベースに。2番からはベースやドラムがガツンと入ってきては本領発揮。 シンプルなメロディラインながら、思いは素直に伝わってくるね。さすがはベテランDEENです。
アルバムでは、イントロで鐘の音が登場。ザ・結婚を祝っています。
6. harukaze feat. paris match
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一、時乗浩一郎 編曲:杉山洋介
とっても涼しい雰囲気の、ボッサタッチでお送りするリゾートラブソング。「harukaze」というタイトルだけれども、夏の爽快感があるのは、DEENのイメージからかな。 paris matchをゲストに迎えて、おしゃれモード満載で聞かせてくれます。ミズノマリのスキャットが、これまたいいんだ。
7. 君去りしクリスマス
作詞:池森秀一 作曲・編曲:田川伸治
淡々とした流れで進行するミディアムチューン。サビに入るとちょっとキラキラ感が増して、盛り上がる。でも、まったく孤独を感じさせないアレンジだ。 てか、全体からクリスマス感もあまりしないね。間奏のジャジーな部分がいいんだけれども、でもなんだか違うかなあ。
8. 幸せになろう
作詞:池森秀一 作曲・編曲:田川伸治
アコースティックギターをバックに、しっとりと聞かせてくれるバラードナンバー。 サビに向って、気持ちがだんだんと高ぶるメロディが、随分と心温まるね。これぞDEENといった感じの極上ラブソング。なんか深く染み渡ってくるような味わいがあるね。
9. そばにいるから feat. 武沢侑昴、矢作渉
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一、時乗浩一郎 編曲:時乗浩一郎
ゲストギターに安全地帯の武沢侑昴と矢作渉を迎えたという異色ナンバー。 こういうコラボレーションが実現するとは、驚きです。ソロギターはさすが、曲の方はもう、往年のポップロックといった感じで、 老若男女に受け入れられそうですな。「君がいたから僕がいる」みたいな、ちょっとありきたりな池森の歌詞だけれども、 爽やかな仕上がりで聞かせてくれます。ラストはみんなで合唱コーラスですね。
10. A Lover's Concerto
Johann Sebastian Bach, Sandy Linzer, Denny Randell / 編曲:田川伸治
田川のアコースティックギターが鮮やかに広がるインストナンバー。 ここでバッハの曲が来るとは、にくい仕上がりだね。しっとりとした中にも、ほのかな温かさがじわじわと広がってきます。
11. 星降る夜、この星で
作詞:池森秀一 作曲・編曲:田川伸治
アルバムのラストを飾る壮大なバラードナンバー。イントロからドラマティックに盛り上げてくれたけれども、メロディパートが始まると静かになった。 そしたら、次第に音数が増えてゆき、DEENが大きくなってゆく。サビでのストレートなメッセージが臭いね。臭すぎるぞ。そのくらい大きな愛が届けられているんだね。
[DISC 2:DVD]
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●11th Album『クロール』● '10/7/28 release
DEENのニューアルバムが早くも登場。前作からわずか7カ月足らずのリリースって、どれだけ精力的に活動するんだ。 今作のテーマは夏。夏のオンパレード。暑い夏から爽やかな夏まで、DEENの夏がここにある。 短かった製作期間を跳ね除けるように、先行シングル「coconuts feat. kokomo」、既発曲のアレンジ3曲、カバー1曲にインスト2曲、新曲は5曲と複雑な構成になっている。 それぞれ個性の出たトラックに仕上がっており、インストでは田川巨匠のギターが光るし、既発曲はより爽やかさを増した夏アレンジで仕上がっているし、魅力を出してきましたね。 さらには唯一のカバー曲「夏の終わりのハーモニー」には驚かされました。うっとり。これで暑い夏も乗り切れること間違いなし。 初回盤は、さらにDEENの夏を堪能すべく、夏ベストCDを付属した2枚組み仕様。 ラジオ番組風にDJがアナウンスしたりと(しかも、DJがサーシャだし)、ドライブ感も出ていて、風を感じられる気持ちのよくなる1枚だ。
1. coconuts feat. kokomo
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路 kokomo Words & Music:Mike Love, Scott Mckenzie, Terry Melcher & John Phillips
真夏のDEEN到来。初の試みとなる今作は、あの「kokomo」を下地にしたDEEN流サマーソングに仕上がっています。 リゾート要素たっぷりで爽やかな夏を聞かせてくれます。リズミカルなパーカッションと、 間奏で踊る田川巨匠のアコースティックギターが、聞いて惚れ惚れさせてくれる。軽やかで爽快なDEENの夏が表れた1曲。最後はみんなでコーラスだ。
2. Surf on the weekend
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
鮮やかなギターの音色が舞うポップロックチューン。リズミカルなテンポとキャッチーなメロディ、爽やかなサウンドはDEENならではだね。 サーファーの気持ちを歌った歌詞もなんだか曲同様に生き生きしている。全編を通してギターの音色が美しくていいね。
3. ハピネス
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
ゆったりムードで爽やかに聞かせてくれるミディアムナンバー。なんかAメロパートの早口な感じがDEENらしくない。逆に新鮮に聞こえる。 全体的にはポップにまとまったナンバーで軽やかに。ひと夏の恋のようなシチュエーションを歌っています。
4. 月光の渚 ~Brilliant Style~
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治 *7th Album 「ROAD CRUISIN'」 オリジナルバージョン収録*
アルバム「ROAD CRUISIN'」でも逸材だったバラードナンバーを、 新たなスタイルで収録。爽やかギターと美しいハーモニーで聞かせてくれる。コーラスを盛り上げるように、 ヴァイオリンの音色が鮮やかに映える。より深い味わいが出ていて、聞き応えがあります。
5. Morning Breeze
作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
田川巨匠によるインストナンバー。朝の心地よい風が流れてくるようなギター演奏にうっとり。
6. 自転車レース
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路
ちょっと懐かしさを漂わせる爽快なポップロック。なんか、こういうテイストって1990年代っぽく感じるね。 メロディも味わいがあるね。Bメロでコーラスが前に出てくる流れもいい感じに。歌詞は青春だね。
7. 夏の雨
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路
Aメロがやけに低いので、池森のヴォーカルもやけに深みが出ている。 サビでは一気に爽快なメロディに。“これぞDEEN”なハーモニーも聞かせてくれるミディアムチューン。
8. Passing by a Lady
作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
再び田川巨匠によるインストナンバー。軽快なアコースティックギターの音色が踊るトラックです。
9. Blue eyes ~Strings Style~
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:時乗浩一郎 *Ballade Best Album 「Ballads in blue ~The greatest hits of DEEN~」 オリジナルバージョン収録*
バラードベストアルバム「Ballads in blue」に新曲として収められていたナンバーを、 装いも新たなスタイルで届けてくれる。なんと、ストリングスをバックに、よりバラードの世界を広げるアレンジで。 2番からはバンドサウンドになってきて、かなり力強さを兼ね備えた。そこに池森の切ないヴォーカルが入ると、もうノックアウトだね。
10. 瞳そらさないで ~'09 + Ukulele Style~
作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎 編曲:田川伸治 *40th Single 「Negai feat. ミズノマリ」 オリジナルバージョン収録*
シングル「Negai feat. ミズノマリ」に収録されていたニューバージョンの「瞳そらさないで」が、 さらにウクレレも付け足され、より夏の雰囲気の出たトラックに変身。この曲無くしてDEEN無しみたいな感じだけれども、幾重に変化しても、爽やかさは永遠です。
11. 向日葵の咲く丘
作詞:山根公路 作曲:山根公路 編曲:山根公路
リーダー山根がメインヴォーカルを務めるミディアムバラードナンバー。 池森がコーラスに回って、バックアップ。また、いつものDEENと一味違った爽やかさがあるね。味わい深さの出たメロディも、さすが山根節。
12. 夏の終りのハーモニー
作詞:井上陽水 作曲:玉置浩二 編曲:DEEN
玉置浩司率いる安全地帯と井上陽水の大ヒットナンバーを、DEENがカバー。 アコースティックギターがしっとりと鳴り響き、池森のヴォーカルが映えるアレンジに仕上がっています。2番からはDEEN流のハーモニーで、さらに盛り上げてくれる。うん、爽やかだ。
●Live Best Album『ALL TIME LIVE BEST』● '10/11/24 release
DEENがベストアルバムを2作同時発売。こちらはライブ通算300回実現を記念してリリースされたライブベストアルバム。 これまで記録されたライブ音源の中から、ファンのリクエストによって選ばれた28曲を凝縮して2枚のCDに収録。 初ライブから実に15年の時を経て、DEENのライブの歴史を纏め上げたこの作品。DEENの演奏スタイルも変われば、池森のヴォーカルもとにかく変化がよく表れているね。 懐かしの横浜アリーナライブから、最近のツアー、Break14のファイナル公演まで、多岐にわたって、さらにライブの興奮をとことんパッケージ。 DEENを代表する大ヒットナンバーから、シングルのカップリングやアルバム曲など、とにかく貴重なライブ音源で楽しませてくれる。それとともに、やっぱり歴史を感じさせるんだよね。 今作は2形態でのリリース。期間生産限定盤はCD2枚組み。半年間の期間限定生産なので、要注意を。 そして、もう1タイプは、初回生産限定プレミア盤。ライブベストCD2枚組みに加えて、記念すべき300回目のライブ公演の模様を収めたDVDと、 ライブヒストリーや夏のリゾートライブを収録したDVDを加え、2CD+2DVDという、なんとも盛りだくさんな内容。 さらに特殊パッケージに豪華写真集付きと来たら、買わないわけにはいかないでしょう。
DISC-4
ALL TIME LIVE HISTORY 1994~2009
LIVE & DOCUMENT
[DISC 3:DVD][DISC 4:DVD]
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●Best Album『Another Side Memories ~Precious Best~』● '10/11/24 release
DEENが大作なべストアルバムを2作同時リリース。こちらは、初となるカップリングベストアルバム。 デビュー曲「このまま君だけを奪い去りたい」から「STRONG SOUL」までのシングルのカップリングナンバーを、2枚組みのCDに29曲がギュギュギュッと収録されています。 メイントラックに反して、DEENのメンバーがやりたいことをやっているような姿勢を伺うことができるのがカップリングの魅力。爽やかでポップな歌を歌うDEENのイメージを覆すかのように、 初期の頃はブラックミュージックを彷彿とさせるダンスミュージックが多かったりも。池森のルーツがブラックミュージックということもあり、実はこういうサウンドを得意としていたんだね。 また、名曲「海の見える街 ~Indio days~」や「Burning my soul」などのじっくり聞かせる曲、はじけた楽曲などなど、ヴァラエティ豊かな曲が揃っています。 そのほとんどがアルバム未収録だったし、8cmシングルだったし、今となっては入手困難で貴重な音源でしたね。 あと、気になる点といえば、リリース元が古巣のB-Gramということ。随分と簡素なデザインのブックレットだけれども、 アーティスト写真は最新のものが使用されていたりと、このレコード会社にしては珍しく、関係が良好のようだね。 個人的な思い出としては、アルバム「NEXT STAGE」発売後のイベントで、「カップリング集をリリースする予定は無いんですか?」って質問したのは、自分です。 さて、初回版はこれまた貴重。1998年のツアーから、渋谷公会堂でのライブの模様を収録したDVDが付いた3枚組み仕様。 とにかく懐かしく、そして若いメンバーに驚き。とっても見応えのあるライブだし、ドラムの宇津本も活躍していますよ。
[DISC 3:DVD]
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●12th Album『Graduation』● '11/6/15 release
DEENが12枚目となるオリジナルアルバムを発売。前作「クロール」から約1年。 その間に、ライブベストやカップリングベストなどをリリースしていたので、あまり間が開いた感じがしないよね。 そして、今作のタイトルが「Graduation」、卒業と来たもんだ。えっ、卒業?もしやDEEN解散? というのは、早とちり。デビュー18年のDEEN。この18年を、高校卒業になぞらえ、このタイトルにつながるわけでして。 楽曲の方も、工夫を凝らしてきましたね。これまで発売してきたアルバムのタイトルを曲名にして披露するという試み。 タイトル先行なので、そのアルバムの印象等は関係ないけれど、爽やかなロックやエッジの効いたムードナンバー、 グルーヴィーでファンキーなトラックやインストナンバーなど、ヴァラエティに富んでいて、DEENの音の幅の広さをうかがい知ることができます。 12年で一回りしたDEENが、着実に成長してきて、ここで卒業。この先に待っているのは、やっぱり20周年だよね。 さて、初回盤はとっても豪華な仕様であります。 まずは、2001年にリリースしたバラードベストの第2弾CDを付属。隠れた名曲や定番ナンバーなど、じっくりと聞かせてくれるDEENのバラードを取り揃えてきた。 なお、B-ing時代のヒットナンバーは、再録バージョンで収録。ここはやっぱり権利関係かな。DEEN=バラードの構図を見事に聞かせてくれるベストアルバムです。 さらに、ライブDVDも付いている。こちらは「LIVE JOY - Break15 ~History~」のツアーから、中野サンプラザでの公演模様を。 MCはカットされ、なんか随分とコンパクトに感じる。やっぱり曲数が多いように見えて、実はメドレーだったりするからかな。 なんか、妙にあっさりしすぎていて残念だけれども、DEENのライブが端的に味わうことができます。
1. Brand New Wing
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
アルバムのオープニングを飾るのは、DEEN、お久しぶりとなるシングルナンバー。タイトルとリンクするかのようなSEで始まり、爽快感を生む。 サウンドはとってもリズミカルなファンク/ダンスチューンで、軽快に。久しぶりにDEEN's A.O.R.を彷彿とさせる。大人ながらにキャッチーに引き込んできますね。 ストリングスとブラスも華やかに彩りを加える。まさしく飛び立つに似合う1曲だね。池森の歌詞も背中を押してくれます。
2. I wish
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路
随分と軽い感じのロックを聞かせてくれるナンバーだね。コーラスがライブ受けしそうな感じ。 DEENらしいポップさがよく出た曲だね。親しみやすさと力強さが交差した曲。池森の歌詞は結構真剣だね。
3. The DAY ~僕らは終わらない~
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一、時乗浩一郎 編曲:田川伸治
ブラック要素を出した、ファンクテイストもあるミディアムロックチューン。 結構濃く攻めて来ました。ラップもフィーチャーされ、DEENのクールな面を前面に。随分とかっこいいじゃないですか。
4. 'need love
作詞:池森秀一、田川伸治 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
久しぶりにラテン要素満載の軽やかなトラックをぶつけてきましたね。パッション溢れるサウンドに熱を感じる。ブラスセクションも大活躍だ。 間奏はちょっとメランコリックに。それでも、全体的にはキャッチーなメロディが耳を引くナンバーだね。
5. pray
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一、近藤薫 編曲:大平勉
しっとりと始まるから、そのままバラードで行くと思いきや、ミドルテンポのリズミカルなトラックに変身。 キーボードなどから、A.O.R.的な雰囲気も漂わせながら、DEENの大人な面を出してきた。ただ、スクラッチを思わせるようなプログラミングは、ちょっと耳に障るかな。
6. UTOPIA
作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
珍しくインストナンバーを。田川巨匠のギターが、これでもかというくらいにうねりを上げる。 自由でしなやかに。正直、ソロのときのような勢いを感じさせるね。とっても気持ちよさに浸って弾いている姿が目に浮かびます。
7. ROAD CRUISIN' ~ジョニーとルーシーの物語~
作詞:池森秀一 作曲:田川伸治 編曲:田川伸治
前曲のインストの勢いをさらに加速させたようなロックチューン。DEENにしては、随分と激しさを出してきたね。 でも、さすがにタイトルになったアルバムのようなドライブ向けのナンバーに。疾走する車がお似合いなトラック。ジョニーとルーシーが、かっこよく思える。
8. Diamonds ~絆~
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一 編曲:大平勉
キーボードの音が鮮やかに映えるミディアムテンポのグルーヴチューン。 タイトル通りに煌びやかな始まり。ラップもフィーチャーされ、DEENのクールな面が際立ったトラックになったね。随分と前向きな歌詞が、なんかくさく感じる。
9. NEXT STAGE
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路
リズミカルなドラムのあとで、パッと広がるアップテンポのロックチューン。ブラスも華やぐポップなトラック。 なんと、この曲、DEENのメンバー全員がヴォーカルを務めるという、今までありそうでなかったナンバー。 コーラスやハーモニーも抜群に。それでいて、いかにもDEENらしい爽やかさを放ってくる。
10. LOVERS CONCERTO ~上海ロックスター Episode2~
作詞:山根公路、時乗浩一郎 作曲:山根公路 編曲:山根公路
プログラミングを使用し、ちょっと驚かせるイントロでスタート。山根リーダーによる上海ロックスターも第3弾。 これまた、疾走感のあるナンバーだね。ジャカジャカとギターが鳴り響いては、勢いを増してゆく。サビでも加速し、上海ロックスターの魅力を放出してくる。 間奏の弦がしなやかに響いています。
11. 卒業
作詞:池森秀一 作曲:山根公路 編曲:山根公路
アルバムの締めを飾るバラードナンバー。「卒業」っていうから、DEENも解散か?というのは早とちりで。デビュー18周年を迎え、 高校を卒業するのをなぞった形です。ただただ、感謝の言葉を伝える歌詞に温かさを覚えるナンバー。それが池森のヴォーカルによって、より気持ちが伝わってくるんだよね。
[DISC 3:DVD]
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●13th Album『マリアージュ』● '12/8/8 release
DEENのオリジナルアルバムも、数えに数えて13作品目。今作は、DEENの3人のみで演奏するというスタイルで制作された作品で、 温もりのこもったナンバー勢ぞろい。漫画「神の雫」原作者との作詞コラボは、これまでのDEENには見られなかった世界を見せてくれましたね。 さて今回、3人の演奏のみといっても、歌とピアノとギター以外にも音が登場しているし、特にそこを押し出さなくてもいいような感じだね。 曲の方はDEENの真骨頂のロッカバラードなど、ヴァラエティに富んでいます。山根リーダーも歌っているけれども、今回は上海ロックスターじゃないぞ。 そんな感じで三位一体のDEENが、極上の愛を届けてくれるアルバムです。 今作は2枚組み仕様というのも豪華だね。2枚目ディスクは、これまた3人のみで演奏を聞かせるセルフカバーアルバムです。 大ヒットナンバー「このまま君だけを奪い去りたい」「翼を広げて」「瞳そらさないで」「ひとりじゃない」などなど、 もうおなじみのナンバー勢ぞろいで、ちょっと食傷気味かも。まぁ、3人の思いが強く詰まった演奏で味わいつくせますよ。 そして、初回限定盤はさらに豪華。前作アルバム「Graduation」を引っ提げて行ったZEPPツアーより、ZEPP TOKYOでの最終公演の模様を収録。 アルバムの楽曲を中心に、ヒット曲、ライブでおなじみの曲など、盛りだくさん。踊る池森、誕生日を控えたリーダーのお祝いなどなど、2時間超をぎっしりと見せてくれます。 さらに、豪華な缶パッケージや、写真集などもついているんだけれども、ちょっと高価に感じるかな。
Disc1/マリアージュ
1. 心から君が好き ~マリアージュ~ <Album Mix>
作詞:樹林伸、池森秀一 作曲・編曲:田川伸治
お久しぶりのDEEN。シングルナンバーは、漫画「神の雫」の原作者、樹林伸とのコラボレーション。季節感たっぷりのラブソング。 ゆったりと聞かせてくれるバラードナンバーで、シンプル。とにかく、甘い言葉が並びます。DEENの爽やかさ、柔らかさが滲み出ているね。サビでのコーラスワークもさすがです。
アルバムでは、ミックスが施されています。より三位一体の感じを伝えてくれる。コーラスワークもさらに強調されている感じだね。
2. Shining so Beautiful
作詞:池森秀一 作曲・編曲:田川伸治
アコースティックテイストの爽やかなナンバー。イントロでは、コーラスがシャララと盛り上げる。 キーボードの音がシティポップのような、アダルトな雰囲気。歌詞にガムランとかバローロとか出てくるんだけれども、正直、そこまで南の島の感じは出ていない。
3. 神の雫
作詞:樹林伸 作曲・編曲:山根公路
タイトルがストレート過ぎて、ちょっと驚く。「神の雫」の作者、樹林伸が作詞を担当したナンバー。田川師匠のギターが躍るアコースティックポップチューン。 ワイン用語も出てきては、大人の時間に酔いしれる。おしゃれな1曲だね。
4. ハリネズミのジレンマ
作詞:樹林伸 作曲・編曲:田川伸治
リズミカルな田川巨匠のギターがアクティヴな1曲。ポップなビートと3人のコーラスワークが絡み合う、DEENらしさの出たナンバーだね。 鮮やかなギターの業に引き込まれる1曲です。
5. 雨がいつか上がるように <Album Mix>
作詞:樹林伸 作曲・編曲:山根公路
シングルのメイントラック同様に、じっくりと聞かせてくれるバラードナンバー。 こちらも樹林伸とのコラボレーション。歌詞を単独で担当していて、樹林伸の言葉のセンスがやっぱり池森と違いますね。 それゆえ、新鮮に感じます。遠回しながらも、気持ちを伝える姿勢が出ていますね。
アルバムではミックスを施して。それぞれの音が際立ったようなトラックになっているようだね。
6. リオの風
作詞:池森秀一 作曲・編曲:田川伸治
ギターの音色が情熱的。メロディパートのマイナー調とメジャーのコードのギリギリな組み合わせが、おっ、と思わせるDEEN'sラテンチューン。 サビでは一気に軽快な音が踊っています。カラッと晴れた空が似合いそうな1曲。
7. Come on!
作詞:池森秀一、山根公路 作曲・編曲:山根公路
パーカッション叩きまくり。アコースティックギターがかき鳴り捲り。躍動感たっぷりのサウンドをバックに、山根リーダーが歌声を聞かせてくれます。 歌詞はストレートなラブソングなんだけれども、設定年齢が若いなぁ。
8. AMONG STARS
作曲・編曲:田川伸治
前曲の勢いに乗せて、かき鳴るアコギで魅了する田川巨匠のインストナンバー。 軽やかに、晴れ晴れとした音が心地よいね。パーカッションもアグレッシヴに。とにかく元気いっぱいだ。
9. Flower <Album Mix>
作詞:池森秀一 作曲・編曲:山根公路
アコースティックサウンドを全面に出したバラードナンバー。しっとりと、ゆったりとした中にも、池森のヴォーカルが味わい深く響き渡る。 1ヶ所、声を絞って、ちょっと粘り気がある部分が気になったけれども、優しく包み込んでくれるような1曲ですね。
アルバムでは、より3人の演奏に焦点を当てたミックスで。温かさがグッと出てきた。
10. Road to My Life
作詞:池森秀一 作曲・編曲:田川伸治
爽やかアコースティックポップチューン。一昔のドライブミュージックのようなテイストで、駆け抜けてゆく。 「マリアージュ」なんて、アルバムのタイトルを歌詞に入れてくるとはね。自分探しの旅に出た主人公。何かがわかりそうな。、DEENの応援歌だね。
11. 君へのlove song
作詞:池森秀一 作曲・編曲:田川伸治
切なくアコースティックギターが響き渡るバラードナンバー。DEENの真骨頂といわんばかりに、染み渡るサウンドと池森のヴォーカルですね。 歌詞もド直球のラブソング。君のことが好きだと、ストレートに聞かせます。うん、いい曲だね。素直にそう思う。
Disc2/Triangle Cover Version
1. このまま君だけを奪い去りたい
作詞:上杉昇 作曲:織田哲郎 編曲:田川伸治
まったりボッサな感じで聞かせる大ヒットデビュー曲のセルフカバー。歌うごとに味わい深さが増してゆくね。所々でサウンドで変化を加えるメロディを引き立てては、 新しさも出してくる。永遠に変わらぬ名曲ですね。
2. ひとりじゃない
作詞:池森秀一 作曲:織田哲郎 編曲:田川伸治
愉快痛快ウキウキワクワクなコーラスとアコースティックサウンドで、聞かせてくれるヒット曲。オリジナルの極上ポップさに磨きがかかった雰囲気。 ベテランとしての味わい深さも加わって、かっこいいね。
3. 瞳そらさないで
作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎 編曲:大平勉
ムードたっぷりA.O.R.のようなテイストで聞かせる大ヒットナンバー。なんだか、夕方~夜あたりのようなイメージが似合うかな。 もちろん、曲の持つ爽やかさはばっちり。
4. Teenage dream
作詞:坂井泉水 作曲:栗林誠一郎 編曲:山根公路
キーボードの音が前面に出ているところと、 アコギではなくエレキギターというところで、また違った印象を持ってきたバラードナンバー。そして、3人のハーモニーがやっぱり魅力的だね。
5. 夢であるように
作詞:池森秀一 作曲:DEEN 編曲:田川伸治
幻想的だったシングルナンバーが、アコースティックスタイルで。オーガニックな印象で聞かせてくれます。 まったり、ゆったり。優しい味わいですね。ただ、メロディパートのコーラスが小さくて怖い。サビでは魅力たっぷりなんだけどね。
6. 未来のために
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一、宇津本直紀 編曲:山根公路
サビ入りでスタートとは、またイメージが変わるね。アコースティックスタイルのサウンドが、スッと入ってくるようなアレンジです。 聞きやすい仕上がりだね。
7. 翼を広げて
作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎 編曲:山根公路
もうベテランの勢いでキーボードとアコースティックギターを聞かせてくれます。 優しさも滲み出てきますね。池森のヴォーカルは、やっぱり年齢を重ねた魅力で聞かせてくれる。なんといっても、聞かせどころはコーラス&ハーモニーだよね。
8. 君さえいれば
作詞・作曲:小松未歩 編曲:田川伸治
オリジナルの力強さを上手くアコースティックスタイルで再現しているね。 やけに池森のヴォーカルが近くに感じる。曲全体からも、熱気が伝わってきますね。
9. 哀しみの向こう側
作詞:池森秀一 作曲:池森秀一、山根公路 編曲:大平勉
キーボードのイントロが印象的な空間を作り上げています。なかなか味わいのあるセルフカバーだね。 オリジナルの力強さを和らげたアレンジで、優しいです。
10. 歌になろう
作詞:池森秀一 作曲・編曲:田川伸治
オリジナルの楽しさを上手くアコースティックサウンドにスライドさせたトラック。パーカッションとかき鳴るアコースティックギターが、温かさを生み出す。 そして、なんといっても、DEEN3人のハーモニーが物を言うんだよね。
[DISC 3:DVD]
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