album

1st Album『ウタノチカラ』● '03/7/30 release

FIELD OF VIEWのヴォーカル、浅岡雄也がソロシンガーとしてデビュー。 まさかこういう展開になるとは、驚きですよね。しかも、いきなりアルバムをリリースしてくるとは、力の入れようが違いますね。 さすがはソロの作品というだけあって、作詞や作曲のみならず、アレンジなども手がけるなど、浅岡雄也の意欲が実に伝わってくる。しかし、彼の特性を示すのはやはりヴォーカルです。 爽やかで透き通るようなヴォーカルは永遠ですね。アルバムタイトルを表すような、歌の力が詰まった全11曲。 もうFIELD OF VIEWという過去は1回置いておきましょう。浅岡雄也という新たなヴォーカリストの1ページが刻まれた、記念すべき作品です。

1. ripple

Lyrics written by U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka Arrangement & Programming by U-ya Asaoka

打ち込みのプログラミングビートが、何かの始まりを予感させるイントロダクション。 そう、ここから浅岡雄也の新たなステージが始まるんだ。

2. Re:start

Lyrics written by U-ya Asaoka Composed by Noriyuki Kumagai & U-ya Asaoka Arrangement & Programming by Masafumi Nakano (Misty)

ソロのスタートを切った、新しい章の浅岡雄也。 彼自身の心境を表すようなアルバムのリードトラックナンバー。いい意味でF・O・Vとはまた一味違ったポップなロックチューンを聞かせてくれる。 ヴォーカルは相変わらず清々しいね。とっても爽やかです。こんなにポップに弾けているのに、実は別れの曲だったりして。

3. missing piece

Lyrics written by U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka Arrangement & Programming by Jun Abe (Griot)

打ち込みのデジタルサウンドが満載のポップチューン。 すごいぞ、なんか派手です。それでいて、サウンドとヴォーカルがけんかしていないのも不思議だね。安部潤のアレンジが効いています。

4. 風花

Lyrics written by U-ya Asaoka + Karin Composed by U-ya Asaoka Arrangement & Programming by Noriyuki Kumagai

これまた派手派手デジタルサウンドでポップに華やぐアップテンポのナンバー。 浅岡雄也の創り上げたメロディがキャッチーで、それに追いつくかのようにアレンジが弾けています。

5. はぐれたROMANCE

Lyrics written by U-ya Asaoka + Karin Composed by Noriyuki Kumagai Arrangement & Programming by Masafumi Nakano (Misty)

低音を少々強調させたポップソング。やけにヴォーカルが落ち着いているなぁ。とってもキャッチーなサビが印象的なんだけれども、 それ以上にサビで聞こえるコーラスがインパクトありますね。そっちにすべてを持っていかれる。

6. if

Lyrics written by U-ya Asaoka + Karin Composed by U-ya Asaoka Arrangement & Programming by Jun Abe (Griot)

これまた瑞々しいバラードナンバーだこと。ヴォーカルの落ち着きぶりがサビまで浸透していて、ちょっと物足りなさがあります。 サビのアレンジは、ちょっと圧巻。逆に、盛り上げすぎかもと心配したくなります。

7. 君を待ってる 君だけ待ってる

Lyrics written by U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka Arrangement & Programming by U-ya Asaoka

奇跡のコラボレーションナンバー。浅岡雄也とSING LIKE TALKINGの佐藤竹善が共演を果たしています。 それと同時に、詞・曲・アレンジすべてを浅岡雄也がこなしています。 もうクリエーター魂が爆発していますね。素晴らしい。曲のほうは、ネオアコースティックサウンドを軸としたポップチューンです。

8. 夏の足跡

Lyrics written by U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka Arrangement & Programming by Noriyuki Kumagai

タイトル通りに夏の爽やかさと浅岡雄也の持つ爽やかさが見事に合ったポップソング。 全体的に1990年代前半の匂いがするのは、なぜなんでしょうか。素朴ながらに味わい深い1曲ですね。

9. 蒼い孤独

Lyrics written by U-ya Asaoka Composed by Noriyuki Kumagai Arrangement & Programming by Jun Abe (Griot)

クールというか、淡々とした雰囲気が立ち込めるミディアムチューン。 ちょっと大人のテイストを出しながらも、浅岡雄也のヴォーカルで包み込んできます。ミスマッチのようで、絶妙な絡みになっているんですよ。

10. Brand new day

Lyrics written by U-ya Asaoka Composed by Noriyuki Kumagai Arrangement & Programming by Noriyuki Kumagai

タイトル、歌詞、サウンドからストレートに前向きな気持ちが伝わってくるポップなロックチューン。 作りこまれたアレンジと浅岡雄也のヴォーカルとのバランスが実にいいね。そして、爽やか。これが持ち味なんだよね。

11. ウタノチカラ

Lyrics written by U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka Arrangement & Programming by U-ya Asaoka

アルバムのラストを飾るバラードナンバー。 とにかく歌詞に注目だね。浅岡雄也の意気込みが感じられるね。ヴォーカリストとしての使命を、歌に託しています。

2nd Album『コトノハ』● '04/3/17 release

ソロシンガーとして瑞々しいヴォーカルを聞かせてくれる浅岡雄也の2枚目となるソロアルバム。やはり1枚目よりも、よりアーティストとしての幅が広がっていますね。 タイトルや歌詞、サウンドやメロディなど、浅岡雄也らしく、とても前向きなものに仕上がっています。 派手さは欠けるにしても、音作りの丁寧さはよりよく伝わってきますね。ヴォーカルもより一層、瑞々しさを増して聞かせてくる。やっぱりバラードはジーンと来るね。 ボーナストラックとして、ソロシングル「Life goes on」も新しく生まれ変わって収録されています。この曲は、やっぱりアルバムのカラーとは一味違うからね。

1. MY GRADUATION

Words:浅岡雄也 + Karin Music:渡辺和紀 Arrangement & Programming & All Instruments:久米康隆

伸びやかなヴォーカルが響き渡る、アルバムのオープニングチューン。 アップテンポのトラックに乗せて、前向きに生きる姿を歌う浅岡雄也。ポップでキャッチーなメロディーが映えますね。

2. 若葉の季節

Words:浅岡雄也 + Karin Music:浅岡雄也 Arrangement & Programming & All Instruments:久米康隆

爽やかなサウンドが舞うミディアムロックナンバー。 失恋の思い出を引きずる主人公を、浅岡雄也が歌い上げる。精神的幼さと若葉をかけた歌詞は、なんだか青臭いね。

3. 翌檜 あすなろ

Words:浅岡雄也 + Karin Music:渡辺和紀 Arrangement & Programming & Keyboard:高藤大樹

これぞ浅岡雄也と言わんばかりに爽やかサウンドとキャッチーなメロディを聞かせてくれるポップチューン。 あすなろと前向きな気持ちを重ね合わせた独特の世界を展開。シャレも効かせながら、ポップでGoodです。

4. Emotion ~Remix~

Words & Music:浅岡雄也 Arrangement:浅岡雄也 + 藤井理央

浅岡雄也自身が作詞・作曲を手がけたミディアムナンバー。 とにかく前向きな姿勢が表れている1曲なんだけれども、どこかしらありきたりな感じもする歌詞だよね。実にキャッチーなポップチューンです。

5. 風待 かぜまち

Words:浅岡雄也 + Karin Music:浅岡雄也 Arrangement & Programming & All Instruments:久米康隆

どこかしら牧歌的というか、ゆったりと自然の流れを受けるような爽やかロックナンバー。 実に浅岡雄也のヴォーカルが伸びやかで瑞々しいね。シンプルなラブソング。

6. 夏が過ぎたら

Words & Music:浅岡雄也 Arrangement & Programming & Keyboard:高藤大樹

なんだか随分と軽いテイストのポップナンバー。 それにしても、いかにも浅岡雄也らしい歌詞とメロディだなぁと思わせる1曲。サビでは大きく伸びやかに。ヴォーカルが生き生きしています。

7. らびゅう

Words & Music:浅岡雄也 Arrangement & Programming & Keyboard:高藤大樹

浅岡雄也の思いが詰まったバラードナンバー。静かな始まりから段々と広がりを聞かせ、 サビではストレートに愛をぶつけてくる。でも、どことなく堅苦しい部分もあるね。最後でギターがうねりを上げる。

8. 泡沫 うたかた

Words:浅岡雄也 + Karin Music:渡辺和紀 Arrangement & Programming & All Instruments:久米康隆

弾けるピアノが印象的なポップチューン。 どことなくビリー・ジョエル風な印象を受ける。でも、結局は普通にポップでキャッチーなナンバーに落ち着く。ヴォーカルは伸びやか。やっぱり浅岡雄也だね。

9. いとしきもの

Words:浅岡雄也 + Karin Music:渡辺和紀 Arrangement & Programming & All Instruments:久米康隆

イントロに工夫があって、なかなか良かった。 ゆったりとした雰囲気を届けてくれるバラードチューン。アレンジが次第に豪華になっていく。エンディングでは、みんなで合唱だね。

10. コトノハ

Words & Music & Arrangement:浅岡雄也

作詞・作曲だけでなく、アレンジまで浅岡雄也自身が手がけたアルバムのタイトルチューン。 やはり思い入れがあるからこその作品だという感じがするバラードナンバーだね。リズムトラックがやけに浮くなぁ。ピアノが和らげて、ほのかに温かさが伝わってきます。

11. Life goes on ~uyax ver.~

Words:浅岡雄也 Music:Eddy Blues Arrangement:沢崎公一

浅岡雄也のソロデビューシングルナンバー。 Eddy Bluesこと、織田哲郎が作曲を手がけています。さすがに勢いのあるポップチューンですね。かなり激しいデジタルロックにやられます。

アルバムでは、ボーナストラックとして収録。やはりアルバムの世界観とはちょっと違うよね、この勢い。

3rd Album『キボウノネイロ』● '04/11/25 release

ソロとしては3作目となる浅岡雄也のオリジナルアルバム。 よりヴォーカリストとしての磨きがかかった1枚。前作「コトノハ」よりわずか8ヶ月という期間ながら、浅岡雄也ならではの世界観をしっかりと出し切っている。 また、元WANDSの木村真也が作家陣に名を連ねているのも興味深いですね。彼が作曲したナンバーを含む全11曲。瑞々しいまでの浅岡雄也のヴォーカルに、耳が傾きます。 初回版は、限定トラック2曲を収録したCD付きの2枚組み仕様。クリスマス&ニューイヤーソングというのは、やっぱりリリース時期の季節柄からかな。

1. タイムカプセル

Words:浅岡雄也 + Karin Music:大竹智之 Arrangement:大竹智之

アルバムのオープニングを飾るミディアムナンバー。 浅岡雄也の持つ爽やかさと瑞々しさが、端的に伝わってきます。サビのメロディは買いだね。どこかしら懐かしさが蘇ってくるような曲だな。

2. 冬の花

Words:浅岡雄也 + Karin Music:木村真也 + 浅岡雄也 Arrangement:久米康隆

曲が木村真也と浅岡雄也の共作というのが、実に興味深いね。 もちろん、タイトルからして冬がテーマなんだけれども、まったく冬らしさがない。爽やかな風が吹き込んできて、びっくり。そうか、これが浅岡雄也の持つ力なんだ。

3. 森羅の渦 ~花鳥風月~

Words:Karin Music:浅岡雄也 Arrangement:田辺トシノ

タイトルがちょっと難しいぞ。なんか精神世界の方へ行っちゃっていますね。曲の方は、アコースティックサウンドをザックリと加えたロッカバラードチューン。 結局は自然体でいいよということなんだろうけれども、いかんせん、歌詞が難しくて遠回しなので、今1つ伝わりにくい。

4. キミヲマモリタクテ。 ~Album Mix~

Words:浅岡雄也 + Karin Music:木村真也 Arrangement:久米康隆

作詞を浅岡雄也本人が、作曲をあの木村真也が担当したシングルナンバー。 なんだか、上がったり下がったり、マイナー調だったりメジャーコードになったり、なんとなく落ち着き感がないメロディといった印象。歌詞の方は、いたってフツーなラブソングですね。

アルバムでは、ミックスが施されて、よりドラマティックに変身しています。

5. Room1517

Words:浅岡雄也 Music:山口美央子 Arrangement:田辺トシノ

ギターの音色が温かさを届けてくれるアコースティックバラードナンバーです。 浅岡雄也のヴォーカルにも、温もりがこもっているね。詞の中の2人の関係性がちょっと見えにくいかな。そこがちょっと残念に思える。

6. 虹の雪

Words:浅岡雄也 + Karin Music:浅岡雄也 Arrangement:板垣祐介

ありきたりな言葉を並べては、幻想的な世界にしてしまうマジック。あぁ、だまされてしまうけれども、バラードサウンドにはぴったり合っているね。 さらには、伸びやかな浅岡雄也のヴォーカルが響きまくっては、効き目が出まくっています。

7. スパイス

Words:浅岡雄也 + Karin Music:大竹智之 + 浅岡雄也 Arrangement:久米康隆

スープの味と2人の関係をうまく絡めたミディアムナンバー。 なんだかサビになるとドリーミングでゴージャスな雰囲気になっています。マーチングテイストもあり、浅岡雄也の新たな一面が出ているとでも言いましょうか。

8. オレンジ

Words:浅岡雄也 + Karin Music:浅岡雄也 Arrangement:高藤大樹

爽やかアコースティックロックを聞かせてくれるナンバー。 浅岡雄也の伸びやかなヴォーカルも武器となる。ポップでキャッチー、そしてちょっと切ないナンバー。もちろん、太陽をテーマに歌っています。

9. サヨナラの海

Words:浅岡雄也 Music:浅岡雄也 Arrangement:田辺トシノ

浅岡雄也自身が作詞・作曲を担当した三連バラード。 海へと戻り、それぞれの道を行く。壮大な雰囲気を漂わせる曲だね。それにしても、不思議な世界だ。

10. 君となら 君ならば

Words:浅岡雄也 Music:浅岡雄也 Arrangement:久米康隆

自身が作詞・作曲のミディアムバラードチューン。もう、どこまでも真っ直ぐなんだろうと感心してしまう歌詞が力を持つラブソングだ。 案外、シンプルなテーマでシンプルなサウンドの中に思いが詰まっているね。浅岡雄也のヴォーカルも、伸びやかです。

11. キボウノネイロ

Words:浅岡雄也 Music:浅岡雄也 Arrangement:浅岡雄也

アルバムのタイトルチューンでもあるナンバーが、ラストを飾るバラードナンバー。作詞・作曲のみならず、編曲までも浅岡雄也が担当。 さすがはアルバムの核を担う曲だね。これまた、浅岡雄也らしい、温かさと強さを兼ね備えたロッカバラードに仕上がっています。

初回限定CD

1. Merry Christmas & Welcome new year

Words:浅岡雄也 Music:浅岡雄也・末松一人 Arrangement:浅岡雄也

年末にぴったりな雰囲気で聞かせてくれるバラードナンバー。 優しく柔らかなアコースティックサウンドに、コーラスを加えて温かい印象を届ける。ポエトリーリーディングのような浅岡雄也のヴォーカルは、エフェクトをかけて独特の世界を創る。

2. 鐘の音 ~Remix~

Words:浅岡雄也 Music:浅岡雄也 Arrangement:藤井理央 + 浅岡雄也

冬の寒さを拭うかのようなアコースティックバラード。 浅岡雄也の瑞々しいヴォーカルとともに、じっくりと聞かせてくれる。鐘の音のような音と鈴の音が、さらに演出を盛り上げる。

Secret Track. キボウノネイロ

アルバムのタイトルチューン「キボウノネイロ」の別バージョンをシークレットトラックにて収録。 ちょっとヘビィな印象がする、ガッツリロックサウンドで音をぶつけてくるようだ。あたかも、浅岡雄也の気持ちをぶつけてくるようなかんじですね。

4th Album『トキノシズク』● '05/10/26 release

浅岡雄也、ソロとして4作目となるオリジナルアルバム。コンスタントにリリースし続ける浅岡雄也は、その歌声や爽やかさにまったくブレが無いね。 どこまでも真っ直ぐに伸びるヴォーカルにうっとりさせられます。 シングルナンバー「桜色」「旅人たちへ」を含む全13曲。相変わらず、歌詞の世界観が壮大で、どれだけ深いことを歌っているんだろう。 時々、とっつきにくい感じることもあるけれど、こういう路線を浅岡雄也は突き進むんだね。 まぁ、こういう世界観を前面に出すと、いい面、悪い面が出てきますが、さらりとかわす感じでさすが爽やか浅岡雄也。サウンドや参加ミュージシャンは前作に引き続いた感じで聞かせてくれます。

1. Drop of Time (Instrumental)

作曲・編曲:浅岡雄也

キラキラ煌びやかなSEと、しっとりテイストのアコースティックギターが不思議な空間を生み出すインストナンバー。 何かを予感させるオープニングだね。最後に浅岡雄也がボソボソっと語ります。

2. 自由な足跡で

作詞:浅岡雄也、Karin 作曲・編曲:馬場一嘉

浅岡雄也の透き通るヴォーカルが広がるミディアムナンバー。 行き先を見失いそうな時に、自由に突き進めよと背中を押してくれるような応援ソング。鬱蒼とした世の中で、何かを気づかせてくれるような曲だね。

3. Anniversary

作詞:浅岡雄也 作曲:阿部靖広 編曲:板垣祐介

恋人の記念日を歌った爽やかナンバー。浅岡雄也の瑞々しいヴォーカルがまた、シチュエーションにぴったりマッチするミディアムナンバー。 シンプルなメロディだからこそ、際立つ部分がるよね。

4. 旅人たちへ -Album MIX-

作詞:浅岡雄也 作曲:阿部靖広 編曲:板垣祐介

これぞ浅岡雄也といわんばかりの爽やかシングルナンバー。前へ前へと進む気持ちが表れていて、浅岡雄也のヴォーカルも前へと導くかのように聞かせてくれる。 キャッチーなメロディと応援歌的要素がうまく絡みついた良曲です。

アルバムではよりどっしりとしたアレンジで聞かせてくれます。

5. White Flag

作詞・作曲:浅岡雄也 編曲:久米康隆

どっぷりアンビエントな雰囲気を醸すナンバー。次第に盛り上がっていく流れがかっこいいね。サビではアップテンポに変身して、畳み掛けてくるようだ。 珍しくマイナーメロディで勝負をかけてくるアップテンポチューン。ただ、さびの勢いに膜がかかってくるように聞こえるのがもったいない。 時世を切るような「勝ち組」「負け組み」などの歌詞が印象的。

6. タカラモノ

作詞:浅岡雄也、Karin 作曲:浅岡雄也 編曲:高藤大樹

浅岡雄也のヴォーカルが生えるバラードナンバー。本人が作詞・作曲しているからか、さぞかし気持ちが入っていることでしょう。 しかし、この先の読めないメロディ展開に驚かされる。一見、スタンダードな流れかと思いきや、見事に裏切ってくれた。 なんだか、とっつきにくいけれど感心するね。ちょっと切ない失恋ソングです。

7. めぐりめぐる ~Love is You~ -Album MIX-

作詞・作曲:浅岡雄也 編曲:田辺トシノ

なんだか浅岡雄也には珍しく、ドストレートなラブソング。言葉遣いも随分と直球だな。恋に落ちる主人公の気持ちがよく表れている。 ただ、なんか相手に後ろめたさみたいなものがあって、逆に面白いシチュエーションだよな。このアルバムの中ではちょっと異質だね。サビはポップでキャッチーに進行します。

8. オヤスミ

作詞・作曲:浅岡雄也 編曲:田辺トシノ

タイトルからバラードかと思いきや、その反対でポップなロックナンバー。 アップテンポのサウンドに、浅岡雄也のヴォーカルが突き抜けてゆく。疾走感もあって、FOV時代を彷彿とさせるね。

9. Human Life

作詞:浅岡雄也、Karin 作曲:阿部靖広 編曲:板垣祐介

ピコピコSEが飛び交うイントロを経て、さらっと爽やかなアップテンポチューン。 浅岡雄也らしさの出た1曲だね。とっても流れがスムースで軽やか。浅岡雄也流サラリーマン応援歌みたいな内容で、励ましてくれるんです。

10. 桜色

作詞・作曲:浅岡雄也 編曲:久米康隆

浅岡自身が作詞・作曲を手がけたシングルナンバー。 春先にぴったりなタイトルと、心地よいネオアコースティックロックサウンドで、新しい門出を祝うようなテイストたっぷりに聞かせてくれます。でも、実際は桜をテーマにしたラブソング。 遠回りな表現ながらに、浅岡雄也の持つテイストがふんだんに盛り込まれている。ヴォーカルは相変わらず透き通っています。

11. Moment

作詞:浅岡雄也、Karin 作曲・編曲:馬場一嘉

ピアノをベースに、キーボードが煌びやかに輝くバラードナンバー。 浅岡雄也の本領発揮といわんばかりに、広がる瑞々しいヴォーカルにうっとりです。極上ドストレートのラブソングです。

12. 未来の地図

作詞:浅岡雄也 作曲:阿部靖広 編曲:久米康隆

浅岡雄也の元気いっぱいで爽やかな雰囲気が曲に現れたポップなアップテンポナンバー。 息苦しい日常を脱出するべく、新たなドアを開けて進んでみようという前向きな気持ちの込められた応援歌みたいだね。

13. トキノシズク

作詞・作曲:浅岡雄也 編曲:浅岡雄也、末松一人

アルバムのラストナンバーは、アルバムのタイトルチューン。 アコースティックテイストで、しっとりさっくりと。サビからはベースとプログラミングビートが挿入され、力が付いてきた。生命だったり花や大地って、随分と壮大な世界ですね。

5th Album『ウタウタイ其の一』● '06/4/26 release

ウタウタイ、浅岡雄也が新たな試みでリリースするアルバムは、アコースティックサウンドを前面に出したコンセプトアルバム。 ピアノやギターなど、生音中心のシンプルな編成で、よりよく浅岡雄也の魅力を伝えてくる。本人作詞・作曲の楽曲を、丁寧なヴォーカルで心をこめて伝えてくるようだね。 また、これまでリリースした4枚のオリジナルアルバムの表題曲も、アレンジをし直して収録。これがまた、味わい深いトラックに変化を遂げている。 全体的に落ち着いた雰囲気ながら、上品な空気感もあるんだけれども、ちょっと地味目な部分もあるね。同じテイストの楽曲が並んでいるだけに、もうちょっとインパクトをつけても良かったかな。

1. ヒカリ

Words:浅岡雄也 + Karin Music:大竹智之 Arrangement:大竹智之

ほぼアカペラのオープニング。浅岡雄也のヴォーカルを思う存分と堪能できる。 ピアノもしっとりと、サビからがつんとパワーアップするけれども、アルバムのコンセプトにあわせたアレンジで、力強くもしなやかに聞かせてくれる。浅岡流前向きソングだね。

2. ウタノチカラ ~Arrange 2006~

Words:浅岡雄也 + Karin Music:木村真也 + 浅岡雄也 Arrangement:久米康隆

安部潤のピアノがバックで音を奏でる、1st Albumのタイトルチューン。 ここまでガラリと雰囲気を変えると、新曲のようにも思えてしまうね。バックのサウンドがしっかりしているので、浅岡雄也のヴォーカルが伸び伸びと響き渡る。

3. モドレナイダケナンダ

Words:Karin Music:浅岡雄也 Arrangement:田辺トシノ

アコースティックギターがいい空気を送り込むバラードナンバー。相変わらず透き通る歌声の浅岡雄也。うん、いい声しています。 しかし、この歌詞の主人公はうじうじした感じですね。別れた恋人を引きずっている様子が、なんだかじれったい。

4. アリガトウ

Words:浅岡雄也 + Karin Music:木村真也 Arrangement:久米康隆

パーカッションが温かさを生むナンバー。とにかく浅岡雄也のヴォーカルが響く。サビで途中のマイナーメロディに変わるところが、引き締めてくる感じだね。 とにかく、背中を押しまくりのポジティヴソングながら、感謝の気持ちもとことん込められています。

5. コトノハ ~Arrange 2006~

Words:浅岡雄也 Music:山口美央子 Arrangement:田辺トシノ

2nd Albumのタイトルチューンをリアレンジバージョンで。 どちらかというと、アコースティックサウンドをベースとしたポップチューンだね。シーケンスの音がドラマティックに盛り上げる。結構、大きな力があるね。

6. ココロ

Words:浅岡雄也 + Karin Music:浅岡雄也 Arrangement:板垣祐介

ちょっと堅苦しい歌詞が登場するナンバー。アコースティックギター1本をバックに始まり、次第に音数が増えていきます。 微妙な距離を歌う浅岡雄也です。ほんのりとした温かさが伝わってくるような曲ですね。

7. キボウノネイロ ~Arrange 2006~

Words:浅岡雄也 + Karin Music:大竹智之 + 浅岡雄也 Arrangement:久米康隆

3枚目のアルバムタイトルチューンを、アコースティックバージョンで聞かせてくれます。 ギターとピアノのみがバックで鳴り響き、より浅岡雄也のヴォーカルがフューチャーされていますね。とっても響きまくり。まっすぐヴォーカルが届きます。

8. サヨナライツカ

Words:浅岡雄也 + Karin Music:浅岡雄也 Arrangement:高藤大樹

もうヴァイオリンがすべてを持っていくようなバラードトラックだな。 別れの歌なのに、別れの歌っぽく聞こえないのは、浅岡雄也のヴォーカルがなんだか明るすぎるんだよな。

9. トキノシズク ~Arrange 2006~

Words:浅岡雄也 Music:浅岡雄也 Arrangement:田辺トシノ

4枚目のアルバムタイトルチューンを、アコースティックギターのみのアレンジで、 がらっと雰囲気を変えて聞かせてくれる。浅岡雄也の気合のヴォーカルで、よりよく際立って聞こえる。

10. アイシテル

Words:浅岡雄也 Music:浅岡雄也 Arrangement:浅岡雄也

ベースやドラムも入ってくる、アコースティックテイストのロックナンバー。いわゆるネオアコな感じで、浅岡雄也の持つ温かさが前面に出た、ミディアムテンポのラブソング。 キャラクターが出ていて、可もなく不可もなくだね。このアルバムのトータル的な面を持つ曲なんだよ。

6th Album『Horizon』● '07/4/25 release

コンセプトアルバム「ウタウタイ其の一」を経て、たどり着いた浅岡雄也の通算6枚目となるオリジナルアルバム。 枚数を重ねるごとに、より熟成されたポップスを聞かせてくれる浅岡雄也。その瑞々しいヴォーカルも、まったく衰えることなく、よりいっそう磨きがかかっているよね。 何はともあれ、彼の紡ぐ歌詞がこれまたどんどんと壮大なものになってゆく。 君と僕の短い距離から、大地や地球、星に生命と、ものすごくどこへ行くんだ?と思ってしまうほどに浅岡雄也にちょっと戸惑ってしまうところもある。 もちろん本人は真剣に取り組んでいるんだけれども、何かにのめり込んでしまっているような気もする。 ただ、壮大かつ優しく語り掛けてくるようなメロディとヴォーカルは、いつまでも変わることない彼の持ち味なんでしょう。 今作の注目点は、「冬ソナ」のユ・ヘジュンが浅岡雄也とコラボレーションした点でしょうか。

1. Cosmopolitan

Words & Music:浅岡雄也 Arranged by 久米康隆

力強いビートを携えて、ポップに聞かせてくれるアルバムのオープニングチューン。 浅岡雄也の透き通るヴォーカルは健在だね。それにしても、平和をテーマに歌う浅岡雄也もなんだかなぁ。爽やかサウンドが、そういう面を敢えて濁して、 普通にポップソングとして成立させているようだ。

2. Planet ~生命の惑星で~

Words:浅岡雄也 Music:阿部靖広 Arranged by 阿部靖広

瑞々しいイントロを経て始まるミディアムナンバー。今度は環境問題を念頭にして書かれた歌詞ですかね。 ちょっと癒しの要素のあるサウンドが、浅岡雄也のヴォーカルをさらに盛り上げる。まぁ、詞の世界観が曲に見事に表れた感じだね。

3. Pure

Words:浅岡雄也 Music:阿部靖広 Arranged by 田辺トシノ

これまた世界平和とラブソングを掛け合わせた独自の視点を披露する浅岡雄也。 味わい深いメロディが、スローテンポなりに映えて耳に届く。でも、その言葉1つ1つに堅苦しさを感じるなぁ。

4. Beautiful World ~在る樹木の囁き~

Words:浅岡雄也 Music:阿部靖広 Arranged by 阿部靖広

アコースティックテイストのミディアムバラードチューン。2番からは重みを増した演奏で、 瑞々しい浅岡雄也のヴォーカルが、思う存分に響き渡ります。美しい歌声。これまた、歌詞の主人公は樹齢500年の木というのがまたすごいね。環境問題を訴えています。

5. Revolution

Words:浅岡雄也 Music:阿部靖広 Arranged by 阿部靖広

命の大切さ?自分自身の存在意義?を問いかけてるミディアムナンバー。 もう、世界観が重くて重くて、よくわからなくなっていますね。ひとまず、この世界を変えなければいけないという気持ちが込められています。

6. Over shine

Words:浅岡雄也 Music:阿部靖広 Arranged by 久米康隆

平和を望む歌。それ故、ダイナミックな展開で迫力ある流れを聞かせてくれます。浅岡雄也の思いが、思う存分に詰まっています。 ヴォーカルも、伸びやかというよりかは、どっしりと力強くといった具合に。

7. PARADISE (Album mix)

Words:浅岡雄也 Music:ユ・ヘジュン + 浅岡雄也 Arranged by 福田康文

ポップポップなミディアムナンバー。これが浅岡雄也の目指す楽園なのか? 理想は大事だけれども、なんか飾りすぎのような気もする。浅岡雄也のヴォーカルは、どことん楽しそうに聞こえてきますね。

8. Quality of Life

Words:浅岡雄也 Music:JoY CARBONE & STEVEN LEE Arranged by 久米康隆

おっ、なんだか今までになかったようなメロディラインで面白いね。先の読めない展開で、サビも面白く感じる。 浅岡雄也のヴォーカルも、うまくリンクしては、持ち味の澄んだヴォーカルが生きています。歌詞はよくわからない。人生の質について歌っていますがね。

9. Happiness? Unhappiness?

Words:浅岡雄也 Music:阿部靖広 Arranged by 久米康隆

このアルバムの中では、随分と浮いた感じのデジタル要素のあるポップなアップテンポチューン。 サウンドはそっち方向なんだけれども、歌詞の方向性はぶれていないね。まぁ、幾分かあっさりとしているので、方に力が入っていなくて聞きやすいかも。 自分が理想としていた大人になれた?そして今は幸せ?それとも不幸せ?と、人生を見つめなおしているナンバー。

10. Together

Words:浅岡雄也 Music:JoY CARBONE & STEVEN LEE Arranged by 福田康文

優しさがこぼれ出すミディアムバラードチューン。1番が終わったら、すぐCメロに行き、またサビになるという簡潔な構成で流れます。 ゆったりするようなメロディで、浅岡雄也のしっかりと芯のあるヴォーカルが響きます。比較的落ち着いているね。

11. 僕達のHarmony (Album mix)

Words:浅岡雄也 Music:ユ・ヘジュン Arranged by 田辺トシノ

久しぶりのシングルナンバーは、韓国ドラマ「冬のソナタ」のテーマソングを作曲したユ・ヘジュンが手がけた、優しいバラードナンバー。 こういうコラボレーションも、浅岡雄也の魅力をさらに広げるね。なんか、国を超えた関係性を歌っているようで、不思議な雰囲気だな。 つまり、人種も国境もなく、人は1つなんだ、みたいなところを感じます。

12. Horizon

Words:浅岡雄也 Music:阿部靖広 Arranged by 久米康隆

アルバムのラストを飾るタイトルチューン。アップテンポのトラックで、このアルバムの中ではとってもカラッと晴れたポップソングに仕上がっています。 とにかく前に進もうという気持ちが、歌詞やヴォーカルから伝わってきます。サビではギターがかき鳴って、結構ロックしていますよ。

Best (7th) Album『ウタノチカラタチ+4』● '08/9/3 release

浅岡雄也、ソロデビュー5周年を記念してリリースされた初のベストアルバム。しかも、2枚組みで新曲も収録するという大作ですよ。 1枚目は浅岡雄也自らが選曲をしたということなんだけれども、いきなり頭にFIELD OF VIEW時代の大ヒット曲「突然」をセルフカバーして収録。 これはもう、うれしいサービスじゃないですか。そのほか、シングルナンバーを中心にオリジナルアルバムのタイトル曲や配信限定曲など、ヴァラエティ豊かに揃ったサイドになっております。 一方、2枚目は、ファンが選んだ10曲に、新曲4曲をプラスしたサイドです。やはり1枚目よりかは色が落ちるけれども、その分、新曲がいい味を出しているね。 何気にコンスタントにCDリリースやライブ活動など、順調に来た浅岡雄也。 「これまで」と「これから」を2枚組みのCDにパッケージした作品ですね。ベスト以上にベストな感じがするんだけれども、そこには相変わらず伸びやかで透き通ったヴォーカルが響き渡ります。 ミニ写真集もありちょっと豪華仕様なんだけれども、価格設定がやけに高くも感じる。

1-1. 突然 ~2008~

Words:坂井泉水 Music:織田哲郎 Arranged by 安部潤

隠し玉であり反則業。浅岡雄也がヴォーカルを担当していたバンド、FIELD OF VIEWの代表曲をセルフカバー。 それでいて、あの頃の瑞々しさがまったく失われていない、エバーグリーンな1曲。当時のメンバーだった安部潤のアレンジも効いているよね。さらに、コーラスには生沢祐一と牧穂エミ。 自然とあの頃が蘇ります。浅岡雄也のヴォーカルの力が大きいけれども、まったく清々しさが失われていないので、聞き応えのあるナンバーとなった。アレンジ面でも大きな変化はないしね。 これが新しいバージョンというのも不思議なくらい。やっぱり名曲だよね。

1-2. 欠けたパズル

Words:浅岡雄也 Music:浅岡雄也 Arranged by 福田康文

浅岡雄也が作詞と作曲を手がけたトラックは、配信で先行リリースされていたナンバー。 イントロがとってもドリーミングで、ちょっと恥ずかしさと楽しさが交差する。中に入ると、ポップな様相を見せる。 浅岡雄也の王道とも言える爽やかロックで、ライブでは合いの手が入るような、キャッチーなアレンジに仕上げている。

1-6. 僕達のHarmony ~Symphony Arrange~

Words:浅岡雄也 Music:ユ・ヘジュン Arranged by 久米康隆

オリジナルのトラックよりも、より神秘的でドラマティックなアレンジへと生まれ変わったバージョン。 もう浅岡雄也の持つ世界観が壮大に広がってゆきます。ゴージャスになって、より強大に。

1-14. ヒカリ ~2008~

Words:浅岡雄也 Music:浅岡雄也 Arranged by 田辺トシノ

アルバム「ウタウタイ」に収録されていたナンバーのニューバージョン。 よりアコースティック感を出しては、しっとりとした雰囲気を漂わせる。バンドメンバーとの一体感が感じられる1曲となっています。

2-1. キセキノヨルニ ~It's a Silent night~

Words:浅岡雄也 Music:浅岡雄也 Arrangement:安部潤

クリスマスソング。浅岡雄也の持つ爽やかさが前面に出ていて、寒さをまったく感じさせないね。 意中の彼女と奇跡の再会を果たし、見事に結ばれるという奇跡的なお話。いいね、曲はポップだね。でも、Super Holy Nightって...。

2-4. if

Words:浅岡雄也 + Karin Music:浅岡雄也 Arrangement:安部潤

ドラマティックなバラードナンバー。安部潤がきっちり仕事をしています。浅岡雄也は安部潤とともに、レコーディングエンジニアも担当。 この独特のメロディもなんのその、浅岡雄也の武器でもある伸びやかなヴォーカルが響きまくりです。

2-5. 雨上がりのこの街で

Words:浅岡雄也 Music:浅岡雄也 Arranged by 浅岡雄也 + 末松一人

爽やかロック。作詞・作曲を浅岡雄也本人が担当。雨上がりの瑞々しさも手伝って、浅岡雄也のヴォーカルが伸びやかに舞う。 あなたに会える喜びが爆発しているね。音の方は、結構まとまりのあるトラックで。

2-14. 最初で最後の

Words:浅岡雄也 Music:浅岡雄也 Arranged by 久米康隆

オープニングはいつもながらに伸びやかなヴォーカルが舞う。なんだ、いつもの通りかと思ったら」、なんと4つ打ちビート炸裂で、びっくり。 極上ポップな雰囲気を撒き散らしては、浅岡雄也の新たな魅力を聞かせてくれます。背中を押してくれる応援歌です。

8th Album『ウタハトビラヲアケテユク』● '09/11/25 release

浅岡雄也、レーベルをインディーズに移籍して、初のアルバムをリリース。よりクリエーターとしての才能を発揮して、作詞や作曲、アレンジなどに果敢なく挑戦している姿がかっこいいね。 でもって、この人のヴォーカルは、本当に変わらず爽やかで透き通っています。そのヴォーカルにぴったりな爽やかソングを筆頭に、ロックやポップスをじっくりと聞かせてくれます。 時に打ち込みナンバーなどであっと驚かせますが、もともとテクノアプローチも好きな人だから違和感はありませんな。 トラックによっては、音にばらつきがあって、M-2「Never stop for new day」の音のバランスがちょっと変だな。 こだわりにこだわったメロディラインは、時に胸に染み渡るんだけれども、時に呑み込みにくい。 まぁ、この経験を経て、この先も楽しみになってゆく。まさしく新しいキャリアの扉を開け放つアルバムとなりました。

1. ZERO

Produced by U-ya Asaoka Arranged by U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka

イントロからデジタルビート炸裂で、新たな浅岡雄也ワールドが始まるアップテンポチューン。相変わらず爽やかな歌声を提供してくれます。 「ここから新たに始めよう」という意気込みが感じられるね。「0+0=∞なんだ」というところに、意思が現れているんだけれども、その後の「きっと」が弱さを出してしまって残念だな。

2. Never stop for new day

Produced by U-ya Asaoka Arranged by U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka

ギュインとギターがモノを言うイントロだけれども、爽やかさたっぷりのアップテンポロックチューン。メロディパートのべ0巣の音がこもって、前に出過ぎ。 これはミックスが残念だな。神頼みではなく、自分の信じる道を進めと説く1曲です。

3. Love me

Produced by U-ya Asaoka Arranged by U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka

どっしりとした音ながら、アコースティックテイストで温かさを提供するミディアムロックチューン。 歌詞もシンプルなラブソングです。その歌詞を表すような音使いで、まったりと聞かせてくれます。Cメロパート、ヴォーカルにエフェクトをかけなくても良かったんじゃない?

4. ナツイロノセツナ

Produced by U-ya Asaoka Arranged by Jun Abe & U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka

爽やか全開キラキラきらめくポップロックチューン。かきなるギターも爽やかさを届けてくれます。水が流れるように、瑞々しいメロディラインを展開。 ただ、サビは掴みにくいんだな。なんだかんだで君が好きと言う曲です。

5. ヒカリハキミデボクハカゲデ

Produced by U-ya Asaoka Arranged by U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka

イントロからひねりを感じられる、異色ナンバー。デジタル色も濃さを出すサウンド。マイナー調メロディとベースの音使いに耳が行きます。 サビではうねうねビートがまるでディスコビートのごとく、リズミカルに聞かせてくれます。爽やかさの中にキリッとスパイスを加えてくる1曲で、面白いですね。

6. FLY

Produced by U-ya Asaoka Arranged by U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka

爽やかな音が広がるアップテンポのロックチューン。随分と暗めの歌詞で始まっては、どんよりした感じ。 そこからV字回復のごとく、サビでは爽やかさ全開で、広がってゆく。さらにディスコビートのような音使いが、心を踊らせる。

7. シャララ

Produced by U-ya Asaoka Arranged by U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka

随分と無機的なイントロだね。ビートが打ち込みなのか、ちょっとスカスカとした音の感じ。もっと自分らしくいこうと言う感じが伝わってくる歌詞です。 Bメロはいい展開を見せる。それに比べると、サビとかCメロはちょっと物足りないんだよな。

8. 君がいれば

Produced by U-ya Asaoka Arranged by Yasufumi Fukuda & U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka

FIELD OF VIEWでは君がいたけれども、ソロでは君にいてほしいという願望と歌うミディアムテンポのロックチューン。 メロディパートは平凡な感じがするけれども、サビでは浅岡雄也節全開。爽やかなヴォーカルが壮大に広がっていくようだね。

9. ソラアオイデ

Produced by U-ya Asaoka Arranged by Hikaru Ishizaki & U-ya Asaoka Composed by U-ya Asaoka

爽やかさ満載。イントロから清々しさを出すミディアムチューン。仕事に疲れ、君のことを思い出し、明日も頑張ろうという内容をドラマティックに描いています。 まぁ、正直、ありきたりな感じもするけれどもね。

10. ずっとそばに ~I'll stay with you~

Produced by U-ya Asaoka Arranged by Go Sudoa Composed by U-ya Asaoka

まったりと聞かせるバラードナンバー。シンセの音使いがどこかしら、1980年代のような鮮やかさを出す。味わい深いメロディラインを聞かせてくれます。 浅岡雄也らしさをじっくりと堪能できるナンバーだね。

11. ウタハトビラヲアケテユク

Produced by U-ya Asaoka Arranged by Kazuyoshi Baba Composed by U-ya Asaoka

アルバムのタイトルチューン。疾走感を伴って、曲が進行。 「大切な人が消えた」なんて衝撃的な歌詞で始まりながらも、「そんな夢を見た」って、おいおい、びっくりさせるなよ。ということで、曲はいつもどおりに爽やかさ全開のポップチューンです。

12. The world is... [Door was open Remix]

Remixed by Osamu Hirano

ピコピコポップなリミックスチューン。そこまでオリジナルを崩しておらず、聞きやすいトラックです。 鮮やかさを増しながらも、グルーヴィーでアグレッシヴに仕上げてきました。

13. Secret Track

シークレットトラック。「Love me」の別バージョン。オリジナルはゴリゴリしたアレンジだけれども、こっちはソフトでアコースティックな面を出しています。 Cメロのヴォーカルエフェクトが薄くなっていますね。

Remix Album『Songs that open door Tchno Style Remix / UYAX & CROCK』● '10/2 release

浅岡雄也、UYAX名義でお送りするリミックスアルバム。 今回は、先のアルバム「ウタハトビラヲアケテユク」より4トラックをリミックス。浅岡雄也の持つマニアック要素たっぷりなテクノビートのトラックで、楽しませてくれます。 ただ、そこまで濃さを出さずに、本人の持つ爽やかさもあって、聞きやすい仕上がりとなっています。 もっとゴリゴリした濃さを出しても良かったかな。それくらいの変身でもいいくらいの驚きも欲しいです。

1. Sha la la (one step mix)

Produced by uyax & crock Remix by uyax & crock

エッジの効いたギターの音と、どっしりビートが織りなすトラック。ヴォーカルはエフェクトをかけて、かなり被襟を加えたりしては、インパクトを出してきます。 でも、意外と爽やかさもあって、聞きやすい仕上がりです。

2. Love me (all the world mix)

Produced by uyax & crock Remix by uyax & crock

キラキラテクノビートを纏って、美しく飾るリミックスチューン。どこか1980年代のPLW風な味があって、眩しいな。

3. Fly (can you fly mix)

Produced by uyax & crock Remix by uyax & crock

4つ打ちビートとSEが繰り出すテクノリミックス。1990年代風なリミックステイストかな。程良いエフェクトヴォーカルとリズミカルなビートが、 聞きやすい仕上がりです。

4. Uta ha tobira wo aketeyuku (door was open mix)

Produced by uyax & crock Remix by uyax & crock

高速テクノビートが冒頭から押し寄せてきます。そして、ウネウネな感じがクセになるね。 オリジナルのような爽やかさも兼ね備えては、スタイリッシュに展開。いい具合にアッパーだけれども、さすがは浅岡雄也な世界です。

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