album

5th Album『Mee Thoe Jueng Mee Fan』● '09/12/15 release

5枚目の作品。これぞルークトゥンな、ポップで軽やかなナンバーはじめ、じっくりと聴かせてくれるナンバーで楽しませてくれる。 やっぱり、笛の音だ、二胡のような弦の音が入ってくると、エスニック度もアップして、ついつい引き込まれてしまうよね。 ベースとうねるギターの音も、どこか懐かしさを生み出すかのようなタイ演歌。日本の歌謡曲のようで、心に染み入るナンバーで魅了されます。そして、いい声の持ち主なんだな。

1. Loog tor jor war

ギターの音がギュインギュインと鳴り響くナンバー。軽やかなテンポと伸びやかなヴォーカルで、陽気に聞かせてくれます。 よく聞くと、幾重もの変身を遂げているようにも思える展開。語りというか、会話も入ってきて、楽しませてくれます。

2. Mee Thoe Jueng Mee Fan

心に染みるバラードナンバー。ゆったり優しいメロディにパーカッションのほっこりとした音が味わい深いじゃないですか。 どこか情景が浮かぶようだ。

3. Pror ruk tueng lakorn

またギターの音がムードを出すんだな。そこに笛の音色も加えて、もう染みるね。 ゆったりミディアムナンバーで、包み込んでくれます。

4. Yarm kid hord kod duay aom jai

アカペラというか、即興での歌でスタート。これまた不思議テイストを醸し出してきた。その後は通常の歌謡曲モードで、ギターといい、キーボードといい、 哀愁が漂っていい感じです。

5. Kor pen poo chuay jeb

イントロがもう、ドラマティック。ピアノの音で引き込んできます。そして、ギターの音で泣いてきますね。 しっとりと聴かせるナンバーですね。感情のこもったヴォーカルも軽やかに。それでいて、じっくりと。語りかけるように、届けてくれます。

6. Tor bor song loog esarn

まったりしっとりテイストで聴かせてくれるナンバー。ギターやピアノの味わい深さがいいね。 ヴォーカルも滑らかに。メロディも上下していて、なかなか掴みにくいけれども、全体的には暖かさが伝わってくるナンバーです。

7. Sao yeb paa

まるでお祭りのような軽やかさ。さらにはガツンと音を聞かせてくれる愉快痛快ナンバー。 女性コーラスも加わって、なんだかとってもポップな1曲。

8. Yone jai tarm tarng

これまた、味淡い深さたっぷり。じっくりと歌を聞かせてくれるタイ演歌。ヴォーカルも華麗に舞います。

9. Yark hen nha thur took wan

巧みなメロディとヴォーカルに引き込まれていきそうな、まろやかポップ。優しいメロディで、じっくりと聞かせてくれます。 どこか懐かしく、なんだかほっこりとさせてくれるね。

10. Nieng neaw Ina

アコースティック要素が際立つね。笛や二胡のような音が艶やかです。さらに中盤ではウキウキワクワクなテイストを出してきた。 なんだか、楽しさがアップしてきたぞ。テンポアップは効果大だね。

11. Fun mee fai jai kern roy

今作の締めのナンバー。ギターもさることながら、とっても弾けているぞ。 お祭りよろしくな音と、じっくりと聞かせてくれるヴォーカルがいい効果を出してきます。この弾けっぷりがたまらないんだな。

7th Album『Siea Jai Kree Krang Koea Yang Lueak Thoe』● '12/1/19 release

7枚目の作品。全10曲、様々なタイプのルークトゥンを聴かせてくれます。ここまでくると、もうすっかりベテランなシンガーな雰囲気が出ているよね。 みんなで楽しく、ワイワイと歌いたくなるような曲が、哀愁を漂わせながらじっくり聴かせてくれる曲が、とにかく盛り沢山な感じで届けられます。 笛やギター、尺八など、楽器もたくさん使われて、魅力的に聴かせてくれる。ラストナンバーなんて、なんと7分を超える大作。偉大な力を見せつけてくれました。

1. Chob tum hai khon kid tueng

優しいメロディと緩やかな音使いにほっこりさせられるタイ演歌。伸びやかなヴォーカルが心地よいね。 温かい音もまったりさせてくれる。

2. Sei jai kee krung kor yung luek ter

味わいたっぷりバラードナンバー。染み渡るヴォーカルと優しいメロディに、うっとりさせられますね。 笛の音色が異国情緒な雰囲気をたっぷりと醸し出してきます。

3. Poom khum kun nai wun bor mee jao

さらに渋さを増すナンバー。これまた、掴みにくいメロディラインを器用に歌いこなしてきますね。 独特のメロディラインが頭にクエスチョンを作りながら、ゆったりまったりと聴かせてくれます。

4. Ratchada soi harng

みんなで一緒に歌って楽しくなろうという感じが伝わってくるね。軽やかでポップなメロディに、ウキウキさせられます。

5. Khon raek tee tum hai ruk

ゆったりと流れるメロディ。そして、じっくりと伸びやかなヴォーカルを聞かせてくれるミディアムチューン。 ヴォーカルの、独特の揺らぎが、いい効果を生み出してきます。

6. Roo juk kwam ruk muer roo juk ter

イントロのアコーディオンがいい具合に切なさを演出。さらにギターの音も、メランコリックに響き渡る。 哀愁露漂わせてくる演出が憎いナンバーだね。

7. Fhun jom narm ta

ピコピコしたイントロでの音使いには、少々びっくり。でも、その後はいつも通りにルークトゥン。 この曲も、メロディラインがうまくつかみにくいんだけれども、器用に歌いこなしているところはさすが。

8. Khon mee poo sao

ギターの音使いが、ザ・歌謡曲。なかなかいい感じだね。その後はとってもポップに、とっても楽しそうに歌声を聞かせてくれます。

9. Yung koi soo kwan

尺八のような笛の使いがまた、郷愁感を出してくるね。まったりミディアムバラードナンバー。 そして、伸びやかな歌声を聞かせては、グッと心に訴えかけてきます。

10. Klub na ma karb por

アカペラのような歌い回しで始まるナンバー。しばらくはバックのメロディとの対決みたいで、緊張感が漂います。 中盤からはメロディに合わせて、独特の歌を聞かせてくれる。さらに、テンポも変わって、随分とトリッキーな流れだな。7分超えの大作です。

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