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1st Album『SINCE 1995 ~ FOREVER』● '96/8/6 release

「MUSIC FOR THE PEOPLE」で華々しくデビューした、ジャニーズ事務所のアイドル、V6がついに1st Albumを発売。 デビュー曲はじめ、「MADE IN JAPAN」「BEAT YOUR HEART」と、これまでリリースしたシングル3枚は、アルバム用にミックスを変更して収録。 さすがはエイベックスな感じだね。さらには、カミセン、トニセンと、それぞれのグループでの歌も収録されたりと、様々なパフォーマンスが詰まっています。また、V6を支える作家陣も実に豪華だね。 デビュー曲を手がけた秋元康や木村貴志をはじめ、元プリプリの中山加奈子、後にmoveとしてデビューするMOTSU、TRFのDJ KOOにシャ乱Qのはたけなどなど、多彩な顔ぶれで楽しませてくれる。 それ故、シングルで見せたバリバリのユーロビートやダンストラックだけでなく、本当にポップなナンバーだったり、じっくり聞かせるバラードだったりと、ヴァラエティ豊かな楽曲が揃ったね。 ボーナストラックとして、カミセンが発表した3曲、V6が発表したシングル3曲を、それぞれノンストップしてつないだトラックを収録。 まぁ、3曲しか使用されていないので、ただ単につなげましたという感じかな。なお、初回版はデジパックのような特殊パッケージ仕様です。

1. 逃亡者 -FUGITIVE-

作詞:中山加奈子 作曲・編曲:星野靖彦

アルバムのオープニングを飾る、スピーディーなポップチューン。作詞が元プリプリの中山加奈子というところが気になるな。男言葉の歌詞が、これまた力強さを感じさせる。 星野靖彦のメロディとアレンジが、キャッチーさを放つ。間奏でのエネルギッシュなギターもなんのその、V6の力がみなぎる1曲ですね。

2. MUSIC FOR THE PEOPLE (NEW ALBUM MIX)

作詞:秋元康 作曲:G.S.A.J.Project 編曲:木村貴志

V6満を持してのデビュー曲は、エイベックスからのリリース。しかも、ユーロビートと来たもんだ。さすがはエイベックスの十八番だね。 作詞が秋元康で、編曲が木村貴志だったりと、バックも見逃せない。バリバリかき鳴るビートとギターを力に、V6が攻めに入る。かなりポップでキャッチーだし、 踊るには最適の1曲だね。とにもかくにも、この曲からV6が始まったわけですよ。

アルバムではミックスが施され、よりパンチを効かせて聞かせてくれる。

3. BEAT YOUR HEART (NEW ALBUM MIX)

作詞:MOTSU、平井森太郎 作曲:Pasquini-Guio-Contini-Oliva 編曲:Rodgers-Contini

V6、3枚目のシングルナンバーは、これまで2枚のシングルで放ったユーロビートから離れ、なんとファンクでHIP-HOPなクールトラックです。 違った角度から、うまい具合に攻めてきたね。ラップもそれぞれソロで魅了してきたりと、面白い試みが散りばめられた1曲。みんなでカウントしまくって盛り上がるような曲だね。

アルバムでは、新たなミックスで、さらに力強く、パンチの効いた仕上がりに。

4. Hand in Sunshine

作詞・作曲:DJ KOO 編曲:DJ KOO、Takashi Morio

まさかまさかの、trfのDJ KOOが作詞・作曲を手がけたミディアムチューン。 しかもレゲエ?なんか、随分と軽めのテイストなんだけれども、じっくりと作りこまれているね。なんだか陽気でハッピーな曲。

5. reprise... / 20th Century

作詞:津田りえこ 作曲・編曲:星野靖彦

トニセンのナンバー。ゆったりバラードで、じっくりと聞かせてくれます。 なんだか英語の詞を歌う部分にぎこちなさがあるけれども、やっぱり年長組みらしい、落ち着き感がありますね。ムードたっぷりです。

6. Born to run / Coming Century

作詞:MOTSU 作曲・編曲:星野靖彦

カミセンのナンバーは、これまたバリバリのダンスチューンで、とにかくエネルギッシュなトラックで攻めてくる。 いきなりラップでスタート。かましてくるなぁ、って作詞がMOTSUだったのか。星野靖彦らしいデジタルサウンドと、キャッチーなメロディをぶつけてきては、カミセンパワーで爆発します。

7. ロマンスじゃ全部を語れない

作詞:只野菜摘 作曲:はたけ 編曲:庄野賢一

作曲をシャ乱Qのはたけが手がけたポップチューン。といっても、普通に4つ打ちビートをまとったダンストラックで、V6らしさが出まくっている。 何気にかっこいいと思わせる歌詞は、只野奈摘によるもの。ちょっとクールな面を出して引き込んでくる。

8. 雨の夜と月曜日には

作詞・作曲:片岡大志 編曲:浦清英

バラードナンバーで、6人のユニゾンヴォーカルがサビで厚く重なっては、じっくりと聞かせてくれます。 まぁ、どう考えても、タイトルはカーペンターズの「雨の日と月曜日には」のオマージュかインスパイアかなんかだよね。 タイトルや歌詞から曲のシチュエーションが想像しやすいナンバーです。

9. 大丈夫 (LUCKY HANDBAG MIX) / Coming Century

作詞:Coming Century 作曲・編曲:星野靖彦 REMIXED BY GTS

カミセンのナンバーで、しかも歌詞を自らカミセンが手がけた意欲作。とにかく前へ進め、やるしかない、怖れていても大丈夫。カミセンが背中を押してくれる応援歌です。 弾んだキーボードの感じが、いかにも星野靖彦だね。

アルバムでは、なんともこれまたGTSがリミックスを担当。もう、王道なる4つ打ちビートで決めるハウストラックに大変身だ。

10. MADE IN JAPAN (NEW ALBUM MIX)

作詞:平井森太郎 作曲:Pasquini-Batten 編曲:星野靖彦 Rap詞:MOTSU

華々しくデビューを飾ったV6が、2枚目となるシングルをバレンタインデーにドロップ。度肝を抜かれたのは、やっぱりそのタイトルだよね。いろんな意味で斬新過ぎます。 でもって、トラックは前作に引き続き、バリバリのユーロビートと来たもんだ。とにかく駆け抜けてゆく。もうね、このままなんでもありだね。当時にしては、途中のラップも随分と驚かされました。 でも、これがV6の勢いの象徴でもあるんだろうね。

アルバムではミックスが施され、力強さを増しては、より鮮やかになったような気がする。

11. いいじゃない。

作詞:只野菜摘 作曲・編曲:星野靖彦

アルバム本編のラストを飾るミディアムチューン。鮮やかな打ち込みサウンドを聞かせてくれます。さすがは星野靖彦らしいキーボードが華やぐ。 肩の力を抜いていけばいいじゃない、ありのままでいいじゃない、みたいな。リラックスをうながす1曲。

BONUS-1. Coming Century Single non-stop mix

REMIXED BY TAKESI“BUNTA”MATSUMOTO for ETWAS

これまで発表したカミセンのシングルナンバーを、ノンストップでミックスしたトラック。3曲が面白い感じにつながっていますね。 でも、1曲が短いよな。ちょっとコンパクトすぎるかも。

BONUS-2. V6 Singles non-stop mix

REMIXED BY KOHTAROH CHUGANJI for MST

V6のこれまでリリースした3枚のシングルを、ノンストップでミックスしたボーナストラック。 まぁ、3曲しかないからね。また、1枚目と2枚目はユーロビートだから、つなぎもスムーズですな。

1st Mini Album『GREETING』● '96/12/2 release

V6が年末に、初となるミニアルバムをリリース。冬をテーマに、V6なりの色で染めてきました。 リードトラックとなる「MIRACLE STARTER ~未来でスノウ・フレークス~」のキャッチーな極上ポップチューンをはじめ、トニセン、カミセン、それぞれの歌が収録されたり、さらには 坂本昌行のソロナンバーが収録されていたりと、ミニアルバムながらに魅力がたっぷり詰まっています。冬ながらに熱い1枚の仕上がり。 なお、このCDは完全生産限定でのリリースなので要注意。特殊ボックスパッケージで、特典としてトランプが付いています。ファンにはたまらないプレゼントですな。

1. MIRACLE STARTER ~未来でスノウ・フレークス~ Song by V6

作詞・作曲:Lucy E & Pete Jennings 編曲:上野圭市

冬を彩るミニアルバムのオープニングチューン。これまたV6らしいポップでキャッチーなダンスチューンだね。 特に、サビでは覚えやすい歌詞とメロディで盛り上がること間違いなし。勢いに乗るV6が、さらに勢いを増して、冬を駆け抜けてゆく。

2. 寒がりなHeartbeat Song by 20th Century

作詞:Lucy E 作曲・編曲:上野圭市

トニセンによるナンバーは、ちょっとクールな雰囲気で大人の冬を演出。ポップなんだけれども、派手さは抑え目に。ビートが広がるミディアムチューン。 トニセンらしさがこの曲から伝わってくるね。

3. 僕の告白 Song by Coming Century

作詞:中山加奈子 作曲・編曲:星野靖彦

カミセンによるナンバーは、ド直球のラヴソング。元プリプリの中山加奈子の歌詞がまた、もう若いよ。若すぎるよ。 ちょっと背伸びしている恋愛シチュエーションが、舞っていますね。ポップに弾けるナンバーは、主人公の気持ちを見事に表しているね。

4. コバルトブルー Song by Masayuki Sakamoto

作詞・作曲:片岡大志 編曲:冬野竜彦

リーダー坂本昌行のソロナンバー。これがまた、さすがは年長者だといえるような大人のバラードチューン。まぁ、アイドル仕様なんだけれども、素敵なラヴソングだよ。 そして、シンプルに聞かせてくれる。だからこそ伝わる、真っ直ぐなヴォーカルが印象的。冬のシチュエーションにぴったりだね。

5. Happy New Year's Train Song by Coming Century

作詞:只野菜摘 作曲・編曲:星野靖彦

静かに始まったと思ったら、アップテンポに変身。カミセンらしさの出たアップテンポのダンスチューン。とにかくお祝いモード全開のハッピーソングだね。 自身のグループ名も歌詞に登場して、もう、キャッチーさ大爆発ですよ。

6. Lonely Holy Night Song by 20th Century

作詞:土生杏子 作曲・編曲:日高智

トニセンによるバラードナンバー。タイトル通り、ちょっと切ない冬をテーマに、じっくりと聞かせてくれます。 トニセンのヴォーカルがまた、気持ちがストレートに伝わってくるようだ。

2nd Album『NATURE RHYTHM』● '97/8/13 release

V6の2枚目となるオリジナルアルバムは、「TAKE ME HIGHER」「愛なんだ」「本気がいっぱい」「WAになっておどろう」と、ヒットシングル4枚を収録。 しかも、アルバム用にミックスが施されていて、さらにパワーアップ。力みなぎるトラックを収録した全14曲と、とにかくV6の勢いが感じられる1枚だね。 今回も、トニセン・カミセンそれぞれの楽曲があったり、トニセン+岡田准一、カミセン+坂本昌行という組み合わせで歌を聞かせてくれたりと、一工夫があって面白い。 そして、V6を支える作家陣も相変わらず豪華なんだな。オープニングナンバーをTRFのDJ KOOが手がけたり、片岡大志、玉置浩二、織田哲郎、星野靖彦などが大きく盛り上げる。 今作は、楽曲スタイルもヴァラエティ豊かで、ユーロビートをはじめ、ポップなナンバー、ロックなナンバー、ファンクやグルーヴィーな曲、じっくり聞かせるバラードなどなど、V6が自然体で聞かせてくれる。 まさしくNATURE RHYTHMなアルバムです。 初回盤もこれまた豪華で、夏休み対応のスケッチブック写真集も付いています。

1. DO IT

作詞・作曲:DJ KOO 編曲:west 87

アルバムのオープニングは、スクラッチも軽快に飛び出すファンキーでグルーヴィーなナンバー。V6の持つクールな面が思う存分出ているね。 ちなみに、作詞と作曲を手がけたのは、TRFのDJ KOOだ。かっこいいね。結構、難しい曲ながらに、かっこよく歌いこなしているV6の面々です。

2. NATURE BOY

作詞:松井五郎 作曲:片岡大志 編曲:CHOKKAKU

ちょっと小粋な雰囲気を放つポップなトラック。トニセンとカミセンのヴォーカルの質を味わえるメロディパートもとより、サビのメロディがなんか引き込まれるね。 片岡大志がいい仕事をしています。松井五郎の歌詞も夏らしさを前面に。

3. 愛なんだ (NEW ALBUM MIX)

作詞:松井五郎 作曲:玉置浩二 編曲:CHOKKAKU

これまでのユーロビートなどのダンス路線を進んできたV6が、5枚目のシングルで一気に方向転換。 ほんわかポップ溢れるトラックは、玉置浩二が作曲を手がけ、CHOKKAKUがアレンジを手がけた軽快ナンバー。愛をストレートに伝えるV6の新しい面を見せた1曲だね。

アルバムではミックスが施されていて、より1つ1つの音を鮮やかに聞かせてくる。サビスタートの展開もいいね。ただ、間奏のスクラッチみたいな編集は、いただけないかな。

4. GOAL / 20th Century

作詞:小林和子 作曲:Eddy Blues 編曲:上野圭市

トニセンのナンバーは、作曲がEddy Bluesこと、織田哲郎が担当。 ユーロビート調のアッパーな楽曲で攻める攻める。ギターもバリバリとうねりを上げて、とにかく圧倒させられる。もう、前へ前へ進めという気迫が伝わってくるね。

5. MISS YOU TONIGHT / Coming Century

作詞・作曲:MOTSU 編曲:CMJK

カミセンのナンバーは、作詞・作曲をmotsuが担当。なんか、アングラ感を漂わせては、グツグツと煮えたぎるような感じで、それでいてクールに聞かせる。 愛嬌あるラップも披露。まだ、ちょっと背伸びしている感があるな。

6. 微熱のWoman

作詞:Lucy E 作曲:上野圭市 編曲:上野圭市、ミラクルK

軽快に聞かせてくれるダンストラック。ソウルフレーバーもあって、実にポップで軽やか。 みんなでダンスしている姿が似合いそうなキャッチーな部分もあって聴きやすい1曲。ちょっと疲れた君に癒しを与えるナンバー。

7. Alone again / Junichi Okada & 20th Century

作詞:山田ひろし 作曲:野田浩平 編曲:星野靖彦

岡田准一とトニセンという組み合わせで聞かせてくれるバラードナンバー。岡田がメインということで、ちょっと切ない恋の歌を歌っています。 ドストレートに思いをぶつけてくる歌詞にノックアウトですね。間奏はちょっと派手過ぎる。そこまでうねりを上げなくても。

8. TAKE ME HIGHER (NEW ALBUM MIX)

作詞:鈴木計見 作曲:Pasquini - Batten - Contini 編曲:星野靖彦 ストリングス・アレンジ:萩田光雄

1st Album「SINCE 1995 ~ FOREVER」も絶好調のV6が次なるステージへ。放ったシングルは、これまたバリバリのユーロビートで、攻めて攻めて攻めまくる。 長野主演のウルトラマンの主題歌ということで、かなり力強く聞かせてくれます。 キャッチーなメロディーと前へ進むための貸しがとっても強いね。躍動感もたっぷりで、V6の本領発揮ナンバーとなりました。

アルバムではミックスも施され、ビートの力強さが増した感じで。

9. いま!! / Masayuki Sakamoto & Coming Century

作詞:松井五郎 作曲・編曲:星野靖彦

坂本とカミセンという組み合わせのコラボナンバー。ジャングルを彷彿とさせる高速ビートをバックに、あっさりとした歌を聞かせてくれる。 サビでは力強さも増し、キャッチーなメロディとともに攻めてくる。星野靖彦、さすがですな。今やらないで、いつやるんだ?と喝を入れるナンバーです。

10. GET ONLY YOU!

作詞:柳楽雄司 作曲:山原一浩 編曲:水島康貴

ちょっとロックな雰囲気も漂わせるアップテンポの力溢れるナンバー。 サビでは4つ打ちテイストなダンストラックに変身しては、キャッチーに。いろんな変化に富んでいて、それをスムースな流れで聞かせてくれます。

11. GOLDEN SEVENTIES YEARS

作詞:鈴木計見 作曲:G. Pasquini - A. Contini 編曲:Rodgers - Contini

イントロからギターがうねっては、直球ユーロビートでたたみ掛けてくる。さすがはデイヴ・ロジャースなトラックでノックアウト。V6はやっぱりユーロビートがお似合いですな。 1970年代を懐かしく思う歌詞と、1970年代生まれのV6(岡田以外)をうまく掛け合わせた歌詞もなかなか。なんかもう、間奏はギターのスタンドプレイだね。

12. 本気がいっぱい

作詞:Lucy E 作曲:Eddy Blues 編曲:上野圭市

V6、こちらは春先にぴったりなポップなシングルナンバー。作曲はEddy Blues。実は織田哲郎の変名っていうのも驚きだね。 その織田節の出たメロディはとってもキャッチー。親しみのあるメロディと歌詞がV6のキャラクターと見事にマッチ。前み進むための力をくれるような、元気いっぱいソングです。

アルバムではミックスが施されて、1つ1つの音が鮮やかに。リズムトラックがより際立っている。でも、スクラッチのようなSEを入れてきて、ちょっと耳が痛い。

13. I CAN

作詞:谷亜ヒロコ 作曲:浅田直 編曲:石塚知生

さっくりぽっくり。軽めの音で進行するポップチューン。V6ならではの爽やかさを武器に、さらりと聞かせる1曲。 自分を信じて次なる1歩を踏み出そうっていう気持ちが表れた歌詞が背中を押してくれます。

14. WAになっておどろう (NEW ALBUM MIX)

作詞・作曲:長万部太郎 編曲:上野圭市

アルバム「NATURE RHYTHM」に先駆けてのリリースとなったシングル。しかも、あの「長万部太郎」率いるAGAHRTAの「WAになっておどろう」のカバーと来たもんだ。 オリジナルよりも、より親しみやすさの出たポップなアレンジで、老若男女問わず楽しく聞かせてくれる仕様です。間奏での合唱も、あの謎の「ILE AIYE」から♪ラララ~に変わっています。

2nd Mini Album『SUPER HEROES』● '98/2/11 release

V6のスペシャルアルバムが登場。その名も「SUPER HEROES」。ちょっと大げさな感じもするけれども、中身は結構濃いんですよ。 なんてったって、6人にソロ曲が収められているんだから。これは、そのここのパフォーマンスを思う存分楽しめますね。フォーキーな井ノ原、じっくり大人バラードの坂本、ディスコサウンドの長野のトニセン。 対して、濃い目のラップを聞かせる森田と三宅、自身が作詞を手がけたバラードを歌う岡田のカミセン。 6者6様。楽曲はそれぞれの個性をうまく引き出しているんじゃないかな。個人的には井ノ原と長野の曲がよかった。 そして、V6としての新曲も収録。「Can do! Can go!」は、もう、V6節炸裂な激熱ダンスチューンで、キャッチーに攻めて来ました。 また、前作みにアルバム「GREETING」に収録されていた「MIRACLE STARTER -未来でスノウ・フレークス-」も新バージョンで収録と、ミニアルバムながらに随分と豪華な内容です。 初回盤は、これまたおもしろい。なんとビンゴCDということで。1回1回、V6のメンバーがコメントともに数字を読み上げていく。シャッフルモードで使用しましょう。

1. Can do! Can go! / V6

作詞:山田ひろし 作曲:川上明彦 編曲:上野圭市

随分とドラマティックなイントロなんだけれども、ふたを開けると、極上ポップなトラック。キャッチーなメロディーで引き込む。 いかにもV6なナンバーで、元気いっぱいに聞かせてくれます。等身大の歌詞がまた、共感を得るような、励まされるような、背中を押してくれるような。前へ進ませてくれるね。

2. SUPER FLY / Ken Miyake

作詞・作曲・編曲:MOTSU

三宅健のソロナンバーは、デジタルサウンド炸裂のラップチューン。しかも、楽曲はmotsuの手によるもの。 そう考えると、どこかしらmoveの楽曲に通じるようなところもあるような。歌詞のバリエーションとかね。三宅健のラップは、まぁ、そこそこな感じで。

3. お前がいる / Yoshihiko Inohara

作詞・作曲:SION 編曲:白井良明

井ノ原快彦のソロナンバーは、フォーキーに聞かせるバラードナンバー。作詞・作曲がSIONと、これまたシブいよね。 楽曲の方も、いわゆる拍子に収まらない、自由な歌い方。いかにもフォークな展開で。でも、井ノ原のキャラクターにあっているよね。

4. Without you / Masayuki Sakamoto

作詞・作曲:片岡大志 編曲:星野靖彦

坂本昌行のソロナンバーは、ドストレートなバラードチューン。片岡大志の味のあるメロディを、ドラマティックに仕上げた星野靖彦のアレンジ。 坂本も気持ちを込めて、丁寧に聞かせてくれます。突っ込みどころもないほどに、完成された曲だね。

5. Truth / Junichi Okada

作詞:岡田准一 作曲:永岡昌憲 編曲:浦清英

岡田准一のソロナンバーは、なんと岡田自身が作詞を手がけたミディアムバラード。 シンプルで若いラブソング。甘酸っぱいんだな、これがまた。岡田も一生懸命に気持ちを伝えてくれます。

6. Lookin' The World / Hiroshi Nagano

作詞・作曲:DJ KOO 編曲:west 87

長野博のソロナンバーは、4つ打ちが心地のよいディスコナンバー。って、作詞・作曲がTRFのDJ KOOなんだね。TRFが歌っていてもおかしくはない。 ノリノ出まくったキャッチーさが炸裂。トラックに比べると、長野のヴォーカルが結構優等生なので、もうちょっとハメを外してもいいんじゃない?

7. DO YO THANG / Go Morita

作詞:森田剛&今秀明 作曲:DEV LARGE

森田剛のソロナンバーは、ラップです。もう本格的なんだわ。 やっぱりDEV LARGEがバックについているからだろうね。森田自身も作詞に参加していたりと、かなり濃いトラックに仕上がっています。

8. MIRACLE STARTER -未来でスノウ・フレークス- '98 version / V6

作詞・作曲:Lucy E & Pete Jennings 編曲:上野圭市 & ミラクルK

ミニアルバム「GREETING」に収録されていたナンバーが、装いも新たに新バージョンで収録。 ガラッと雰囲気が変わって、随分とゴージャスなディスコハウスな感じで。ブラスセクションも華やかに、リズムも心地よく。これはこれで、かなり強力なナンバーだ。

3rd Album『A JACK IN THE BOX』● '98/8/5 release

V6の3枚目となるオリジナルアルバムは、タイトル通りにないが飛び出すかわからないおもちゃ箱のごとく、ヴァラエティ豊かなラインナップで聞かせくれます。 頭からユーロビートよろしく、とにかく勢いで迫ってくるし、ラップも取り入れたストレートなヒップホップをぶつけてきたりも。 また、じっくりと聞かせてくれるバラードもあり、今回もトニセン曲、カミセン曲もあります。さらに、トニセン・カミセン1人ずつがペアになって歌う曲もあれば、個性をぶつけ合ってきました。 シングルナンバーに冠して言えば、珍しく「Be Yourself!」のみがミックスをアルバム用に変更している。そのほかの「GENERATION GAP」「翼になれ」はオリジナルテイクのままです。 まぁ、作り手が作り手なだけに、完成しているナンバーだからね。 作家陣も、藤井フミヤ、尚之のF-BLOOD、奥居香をはじめ、MOTSUや安部純、、DAVE RODGERSまで、実に多彩な顔ぶれが揃っています。これぞ、おもちゃ箱。初回盤は、缶BOX仕様ですよ。

1. puzzle

作詞:平井森太郎 作曲:J. Battern - G. Pasquini - S. Oliva 編曲:明石昌夫

静かに幕開ける、アルバムのオープニングチューン。しかし、火花を散らすような高速ビートと、バリバリと音を立ててうねりを上げるギターが勢いを出す。 これはユーロビートを明石昌夫がロックに仕立て上げたアレンジで聞かせてくれる。疾走感に溢れていて、V6の勢いが出まくっています。サビでは、 とにかく畳み掛けてくる。もう、いきなり弾けてきたね。

2. Ash to Ash / Coming Century

作詞・作曲:平善吉Jr. 編曲:米光亮

カミセンナンバーも、ヘビィな音を聞かせては、力強さを出してきた。 歌詞も曲も挑発する感じで、ちょっとカミセンのイメージが変わるんじゃない?

3. GENERATION GAP

作詞:藤井フミヤ 作曲:藤井尚之 編曲:上野圭市 ブラスアレンジ:倉富義隆

V6×F-BLOOD。まさか藤井フミヤが作詞、弟の藤井尚之が作曲を手がけるとはね。かっこいい、渋いナンバーの登場だ。 タイアップ番組を意識したようなフミヤの歌詞のセンスがきらりと光るね。小粋なロックチューンで、ブラスも華やかに。このメロディのパワーは相当あるね。 さすがメロディメーカー。Bメロのソロパートもいい味を出している。

4. JUNGLE PARTY NIGHT / Ken Miyake & Yoshihiko Inohara

作詞:MOTOMY 作曲・編曲:渡辺和紀

三宅健と井ノ原快彦によるパーティーチューン。ヒップホップテイストで、ラップも披露。 クールに決めているけれど、なんかおかしく思えたりも。チェケラッチョなノリで、行きますよ。

5. JUST FOR YOU

作詞:松井五郎 作曲・編曲:上野圭市

ミディアムテンポのクールなトラック。まぁ、上野圭一が可もなく不可もなく、安全圏内で仕上げて来ました。 一方で、松井五郎の詞の世界は真っ直ぐで、なんだか想像しやすいね。そうか、もう携帯電話は一般に浸透したんだなぁ。

6. SUNSHINE / Junichi Okada & Hiroshi Nagano

作詞:谷亜ヒロコ 作曲:安部純 編曲:石川鉄男

長野博と岡田准一が聞かせる爽やかサマーソング。軽快に欠き鳴るギターを携えて、伸びやかに聞かせる。 作曲が安部純だし、アレンジが石川鉄男ですよ。ちょっと上品なテイストながらに、歌詞の方はよくあるシチュエーションかな。

7. MASSIVE BOMB

作詞・作曲・編曲:MOTSU

MOTSUが詞・曲・アレンジ全てを手がけたヒップホップチューン。ラップがまた、生き生きしているね。 うーん、それに比べると、サビのサウンドとヴォーカルのバランスが気になる。もうちょっと近づけて盛り上げてきても良かったんじゃないかな。やけにあっさりと感じるんだけどな。

8. 翼になれ

作詞・作曲:奥居香 編曲:上野圭市

エッジの効いたギターがイントロから幅を利かせるシングルナンバー。 今作は、なんと元プリンセス・プリンセスの奥居香が作詞・作曲を手がけた、爽やかロックチューンです。曲もそうだけれども、歌詞もとっても前向き。翼になって大空へ飛び立つような、力強さを出した1曲。 エネルギッシュなアレンジも手伝って、なかなかかっこいい曲となりました。

9. FROM rain / Go Morita & Masayuki Sakamoto

作詞:六ツ見純代 作曲:安部純 編曲:中尾昌文

なんだか、1980年代のシティポップのような感じでまったり聞かせてくれる。森田剛と坂本昌行コンビによるナンバー。 よくあるシチュエーションを、よくあるアレンジで聞かせてくれる。よくあるアイドルソングといった具合いかな。すっかり出来上がっている曲だね。じっくりと聞かせてくれます。

10. Be Yourself! (NEW ALBUM MIX)

作詞:山田ひろし 作曲:DAVE RODGERS 編曲:星野靖彦 REMIXED BY TWO-BE-FREE (RAISE)

やっぱりV6はこれだよね、ということで、9枚目のシングルナンバーは原点回帰のユーロビートで攻めに攻めてきます。 とにかく疾走。駆け抜けてゆく。サビのパンチも効きまくり。ジャン、とか、ドン、とか、とにかくSEの音が熱い。勢いだけでもうノックアウトだね。間奏の静まりからの解放感や、 うねるギターも味をこしらえる。テレビなどでは、ここでアクロバティックなV6を見ることが出来るんだよね。タイアップを意識して、「チャレンジ」なんて言葉も登場。

アルバムでは、TWO-BEE-FREEがリミックス。レイヴな感じで、より激しく聞かせてくれます。

11. Dahlia / 20th Century

作詞・作曲・編曲:石井妥師

アコースティックテイストの軽快ナンバー。トニセンのヴォーカルがサビで花開く。スキャットのようなパートも、とってもリラックスしたノリで、 心地がよいね。トニセンの柔らかいイメージがそのまま曲に表れています。

12. Toughness

作詞:山本英美 作曲・編曲:和泉一弥

♪ライラライラライ、と始まっては、少々ラテン要素を出したヘビィなナンバー。力強いダンスビートに、V6の心も躍る。でもって、ラップも聞かせてくれますよ。 サビではとにかく力を出してきて、攻めてくるんです。キャッチーなメロディも手伝って、いい感じに盛り上がりますね。

13. 素直になってゆく

作詞:小林和子 作曲:秋元薫 編曲:柿崎洋一郎

アルバムの締めを飾るバラードナンバー。じっくりと聞かせてくれるアレンジは、久保田利伸でおなじみの柿崎洋一郎。 ちょっとアダルトな雰囲気が出ているね。まぁ、特にひねりもなく、ドストレートに伝えてきます。

4th Album『“LUCKY”20th Century, Coming Century to be continued...』● '99/8/18 release

V6のオリジナルフルアルバムも4枚目。今回のタイトル、副題がまたいいね。世紀を超えてもトニセン、カミセンを見ることが出来るだなんて“ラッキー”だ。 ということで、そんな楽しさも詰まった作品は、シングル曲「over」「EASY SHOW TIME」「Believe Your Smile」「自由であるために」をすべてリミックスして収録。 この様変わり、大きく楽しませてくれます。シングルを持っていた人でも十分に楽しめるね。今作でも、ヴァラエティ豊かなジャンルとサウンドに挑戦し、V6の音幅を広げてゆく。 ラップあり、ロックあり、バラードあり、ダンスナンバーあり、お気楽ナンバーあり。 また、トニセン、カミセンそれぞれのナンバーもあり、特にトニセンの「クロール」は、なかなか出来のいい作品だと思いますよ。 さらに、トニ・カミそれぞれのナンバーを(3曲だけど)ノンストップでミックスしたトラックをそれぞれ収録。もう、お祭り騒ぎのような楽しさを感じさせる。 その力の入れように、ちょっと攻めの姿勢を感じるね。そんな歌を聞けるリスナーは、まさしくラッキーです。 初回盤は、特殊デジパック仕様です。

1. over (Europia Mix)

作詞:20th Century 作曲:菊池一仁 Remixed by 明石昌夫

前向きな歌詞が印象的なV6のシングルナンバー。なんと、トニセンの3人が作詞を担当したというナンバーは、カミセン3人が主演するドラマの主題歌。 ということで、見事に6人が結ばれた。曲の方は、鮮やかに広がるサウンドとキャッチーなメロディが織り成すポップソング。 サビではトニセン、カミセンそれぞれのパートを担当し、ハーモニーとなる。これがV6の魅力なのかもしれないね。

アルバムでは、イントロにストリングスが入って、ゴージャスに変身。本編でもしなやかな音を放ち、全体的に力強さが増している。

2. DANCE!! ~Make The Party High~

作詞:MOTSU 作曲・編曲:渡辺和紀 ブラスアレンジ:倉富義隆

ヒップホップなテイストで、陽気に展開するファンキーチューン。なんだか、トラック自体に力を感じない分、ブラスの華やかさが際立っているね。 作詞がMOTSUです。なるほどな歌詞の世界を聞かせる、踊らにゃソンソンだね。

3. やってやろうぜ!! Baby

作詞:久和カノン 作曲:千沢仁 編曲:鶴田海生 ブラスアレンジ:倉富義隆

お気楽軽快なポップソング。アコースティックテイストを効かせては、心地よさを出す。ブラスの華やかさも楽しさを出してきたね。 V6の優しさ、柔らかさも出ています。ラストはテンポアップして変身。

4. EASY SHOW TIME (ORIENTA-RHYTHM MIX)

作詞:Lucy E 作曲:川上明彦 Remixed by ORIENTA-RHYTHM for BASEMENT FACTORY PRODUCTIONS

「over」とともに両A面扱いのシングルナンバー。こちらはポップさ爆発のゴージャスダンスナンバー。ウネウネするベースのビートがいい味を出す。 サビのメロディもキャッチーに。ファルセットも登場して引き込んできます。引っ込んでないで、前に出たら輝けるよ、と背中を押してくれます。

アルバムでは、ORIENTA-RHYTHMがリミックス。4つ打ちビート炸裂のハウスに仕上がっています。まさしくショウタイムな派手さが出ているね。

5. NO DAMAGE

作詞:山田ひろし 作曲・編曲:渡辺未来

カミセンラップ炸裂で始まるアッパーなダンスチューン。ボコスカビートと煌びやかな打ち込みが絡み合う。 抑えるところがスリリングに感じるし、サビではクールながらに軽快に。何気にバリバリとギターがかき鳴っています。

6. Believe Your Smile (VIVA MIX)

作詞:菊池一仁・六ツ見純代 作曲:菊池一仁 Remixed by CHOKKAKU

春先にぴったりなV6のシングルナンバーは、ポップに聞かせるアップチューン。 菊池一仁の作りこまれたメロディが、ポップソングとしての方程式にピタッとはまるような展開で聞かせてくれる。 V6らしい爽やかさもあって、サビのキャッチーなメロディと前向きな歌詞に引き込まれます。耳に馴染みやすいメロディーが、包み込んでくるね。

アルバムでは、CHOKKAKUがリミックスを施して、ラテンな感じで演出。軽やかさをまとって、春から夏へと変身したね。

7. クロール / 20th Century

作詞・作曲:山上ジュン 編曲:CHOKKAKU

4つ打ちのポップビートをまとって、聞かせてくれるトニセンナンバー。この曲がまた、いい曲なんだ。Aメロパートの暗さは本当になんなんだろうかと思うくらい。 そこから劇的変化を見せるサビ。とてもキャッチーで、タイトルのごとく爽やかさを前面に出してきた。Cメロの長野ソロパートがいいじゃないですか。

8. 自由であるために (BUZZ MIX)

作詞:松井五郎 作曲:菊池一仁 Remixed by 明石昌夫

「Believe Your Self」から一転、今回のシングルはハードなV6を見せる。ロックなアレンジでノックアウト。力強さを前面に出して、終始ギターもうねりを上げて。 野性味溢れるV6に注目。さすがは菊池一仁な、作りこまれたメロディもいい味を出している。

アルバムでは、リミックスが施されて、よりハードに。イントロでも楽器が火を噴いて、全体的に力を増したアレンジで、ガッツリと聞かせてくれます。

9. I'M HAPPY MAN / Coming Century

作詞:六ツ見純代 作曲:菊池一仁 編曲:CHOKKAKU

こちらはカミセンナンバー。作曲が菊池一仁で、アレンジがCHOKKAKUときたもんだ。なんだか、随分とトライブな感じの深いビートを聞かせるよね。 この曲も夏モード全開で爽快。そして、カミセンの元気なイメージもプラス。とにかくHAPPYな1曲だね。

10. Run and Run

作詞:U-Sky 作曲:川上明彦 編曲:村山晋一郎

ミディアムテンポのグルーヴチューン。裏打ちのキーボードの音がポイントのAメロから、ノリの出たR&Bのように決まるサビへと流れる。 Cメロでは、森田剛がラップを披露。全体的にまったりとした感じもするけれども、なかなか聞かせてくれる。

11. Feelin' Alone

作詞:谷亜ヒロコ 作曲:川上明彦 編曲:石塚知生

力もくれるような元気の出るイントロから、4つ打ちビートを放ち、V6らしさを出してきたダンスナンバー。しかし、全体はマイナーメロディで聞かせる。 サビのメロディも少々切なさを出して引き込んでくる。意外とこのアレンジとマッチしていて、かっこいいんだよね。間奏じゃサックスも吹かれていますよ。

12. Coming Century Non-stop Remix [夏のかけら / Yo! You!! / Happy together]

Remixed by 横田商会

ボーナストラック的なナンバーをここで2つ。まずは、カミセンのヒットナンバー3曲をノンストップでつないだトラック。 横田商会が軽快かつスムースにミックスを施して、楽しさ満載な感じに。ハウスをベースにした4つ打ちナンバーで、リズムよく。 タイプの違う3曲だけれども、見事な流れを聞かせてくれます。

13. 20th Century Non-stop Remix [FLY TO THE WORLD / always / OPEN THE GATE]

Remixed by M.I.D.

こちらはトニセンナンバー3曲をノンストップにしたトラック。ファンキーグルーヴな感じで、ちょっとナンパな感じもして面白い。 と思ったら、今度はクラブミックス風に4つ打ちで。と思ったら、今度はディープでドープなアングラ感たっぷりに。 ちょっと、ひねりを加えすぎてとっつきにくいけれども、リミックスという視点では面白いね。

5th Album『“HAPPY”Coming Century, 20th Century Forever』● '00/8/9 release

V6通算5枚目となるオリジナルアルバム。前作「LUCKY」に続いて、今作は「HAPPY」。ウキウキワクワクな気持ちにさせてくれます。 シングルナンバー「太陽のあたる場所」「野性の花」「Life goes on」「MY DAYS」「IN THE WIND」など、もちろん収録。しかも、シングルンなバーは全曲、アルバム用のニューバージョンでお届け。 新鮮さを増していますね。V6メンバーのユニゾンヴォーカルも、やはり枚数を重ねるごとに、聞き応えが出てきています。1人1人で聞かせるパートでも、伸びやかだしね。 今回は、カミセン曲、トニセン曲意外にも、井ノ原&岡田コンビで1曲ほど聞かせてくれます。 さらに、製作陣も豪華に決めてくれます。ORIGINAL LOVEの田島貴男、SING LIKE TALKINGの佐藤竹善はじめ、 下町兄弟やCHOKKAKKU、ゴスペラーズの安田と北山、サエキけんぞう、織田哲郎に曽我部恵一、そして藤井フミヤなどなど、V6を大いに盛り上げています。 それぞれ個性の出たメロディや歌詞、サウンドで楽しませてくれるんです。本当に「HAPPY」というタイトルがぴったりなアルバムですね。 初回盤は、豪華ブックレット&三方背ボックス&カラーケース仕様に、ユーロビートメガミックスをボーナストラックにて収録と、本当に豪華です。

1. 羽根 ~BEGINNING~

作詞:真木須とも子 作曲・編曲:椎名KAY太

アルバムのオープニングナンバーは、イントロ無しで始まるロックチューン。いきなりV6、聞かせてくれるじゃないですか。 サビでは壮大になり、ガッツリとしたサウンドに変身。重みがあってかっこいいね。メロディも引き立っています。サビでの重厚ユニゾンヴォーカルが、ダイレクトに伝わってきます。

2. Don't Stop The Refrain

作詞・作曲:motsu 編曲:鈴木雅也

作詞・作曲はおなじみmoveのmotsuが手がけています。ラップ炸裂のポップチューン。こういう時の三宅権のヴォーカルって、活躍するんだよね。 曲はとにかく弾けまくりだ。V6の元気いっぱいな部分が出まくっています。

3. 野性の花 (Over Drive Edit)

作詞:真木須とも子 作曲:タジマタカオ 編曲:Achilles C. Damigos

ミレニアムの2000年、V6最初のシングルは、3曲A面でパッケージ。この曲、何が驚くって、作曲・編曲をORIGINAL LOVEの田島貴男が手がけているところだよね。 かっこいいし渋いし、それでいて濃い仕上がり。V6と田島貴男のコラボ、これはかなりポテンシャルが高いですね。 どっしりとした音の力強さと、ユニゾンヴォーカルがいい味を出しています。全体的にかっこよすぎるんだ。

アルバムでは、新たにエディットをかましては、ファンキーテイストが加わったかな。エッジの効いたギターが前面に出てきては、かっこよさが増した。

4. 恋のメロディ / Yoshihio Inohara & Junichi Okada

作詞・作曲:曽我部恵一 編曲:白井良明

このアルバムの中で、唯一トニカミ以外の組み合わせ。井ノ原と岡田というカップリングで聞かせるミディアムチューン。 作詞・作曲は曽我部恵一と、これまた豪華なコラボだね。、若さや懐かしさの出たサウンド溢れるネオアコチューン。2人のヴォーカルとの相性がいいね。爽やかな仕上がりです。

5. MY DAYS (COCONUTS GROOVE VERSION)

作詞:森たまき 作曲:Fcae 2 fAKE 編曲:清水信之

作曲をFace 2 fAKEが担当したファンキーグルーヴチューン。 アレンジは村山晋一郎が手がけているということもあり、ブラスも華やぎストリングスが結構ポイントとなっているね。 前向きな歌詞と共に、V6メンバーの元気いっぱいナ歌声が響きます。ハウステイストのトラックが大きく盛り上がりますね。

アルバムでは、ブラスを前面に出しては、ラテン要素を出してきましたね。雰囲気もちょっと変わって、クールなテイストを与える。

6. SPEEDER'S HIGH / Coming Century

作詞・作曲・編曲:motsu

カミセンナンバーは、作詞・作曲・編曲真ッでもmoveのmotsuが手がけたアグレッシヴなハードロックチューン。 motsuだから、てっきりコテコテのダンスチューンで来るかと思いきや、これにはちょっとびっくりだね。このエッジの効いたギターの音がかっこいい。 ラップ調のカミセンヴォーカルも、勢いを感じるね。ただ、このアルバムの中では異色に感じる。

7. Listen

作詞:六ツ見純代 作曲:浅田信一 編曲:鈴木雅也

作曲は元SMILEの浅田信一。スタイリッシュなダンスポップチューンで、V6メンバーの歌声がしっかりと届きます。 可もなく不可もなく、詞の世界を歌い上げる。そこまで面白さはないと思う。

8. Life goes on (crashed bone mix)

作詞・作曲:片岡大志 編曲:上野圭市 Remixed by CMJK

こちらは爽やかさ全開のロックチューン。なるほど、片岡大志が手がけているのか。楽しくポップに弾けるV6の面々。 とにかく前へ前へと進んでいこうという気持ちが出ているね。とにかく元気いっぱいだ。

アルバムでは、CMJKがさらに力を加えて、パンチを効かせています。V6の力を感じるトラックへ変身だね。

9. MIRROR

作詞:安岡優 作曲:北山陽一 編曲:岩田雅之

とってもメロウなバラードナンバー。なるほど、安岡&北山のゴスペラーズコンビが制作しています。 コーラスワークに冴えるアダルトフレーバーたっぷりな曲です。切ないメロディも、胸にグッと来るね。V6の歌の上手さが前面に出ています。

10. IN THE WIND (B.MAY Mix)

作詞:小幡英之 作曲:佐藤竹善 編曲:CHOKKAKU

なんと、作曲をSING LIKE TALKINGの佐藤竹善が担当しているということもあり、アダルトフレーバーたっぷりに聞かせてくれる ミディアムチューン。アレンジの方も、曲さながらかっこよく、弦やブラスを取り入れては、グルーヴも出してきました。サビの爽やかさがいい感じだね。さすがは佐藤竹善。

アルバムでは、ミックスを施した新バージョンで。CHOKKAKUが4つ打ちビートで攻めてきた。でも、正直、オリジナルバージョンの方が好きだな。

11. SOYOIDE ~BREEZIN' SOUL~

作詞:サエキけんぞう 作曲:浅田直 編曲:清水信之

軽やかに舞うラテンチューン。作詞をパール兄弟でおなじみ、サエキけんぞうが担当していますが、その中身はとってもおしゃれです。 そして、ブラスが吹き荒れては、お祭り状態の派手派手サウンドで、熱いです。V6の熱を伝えてきます。

12. Running to the top / 20th Century

作詞:森浩美 作曲:織田哲郎 編曲:明石昌夫

来るぞ来るぞと言わんばかりに、エッジの効いたギターがうねりを上げ、疾走するロックチューン。 作詞が森浩美、作曲が織田哲郎、でもって編曲が明石昌夫って、どんだけ豪華なんだ。ハードロックよろしく、トニセンがハードに歌い上げます。 いやぁ、勢いがハンパなくて、ノックアウトされるね。

13. 太陽のあたる場所 (FUNKY!! FREE!! version)

作詞:BANANA ICE 作曲:BANANA ICE & 笹本安詞 編曲:石塚“BERA”伯宏

HIP-HOPテイストを出したV6夏のシングルナンバー。メロディパートでもラップを披露。「BEAT YOUR HEART」の頃に比べると、グッと成長したね。 Bメロでは伸びやかなヴォーカルを聞かせてくれる。阿鼻ではユニゾンで1つになる力を感じる。なかなか流れがかっこいいじゃないですか。 Cメロラップでは、カミセン3人が大活躍。「早く大人になりたい」と三宅健の言葉がいいじゃない。最後は大合唱という感じで締めです。

アルバムでは、ファンキーでグルーヴィーに変身して、かっこよくなったぞ。

14. 翼の設計図

作詞・作曲:藤井フミヤ 編曲:鶴田海生

アルバム本編を締めるのは、藤井フミヤ作詞・作曲のバラードナンバー。これはもう、本人が歌っていてもなんら違和感のない、ムードたっぷりなナンバーです。 親しみあるメロディと歌詞、ギターを軸にしたサウンドがかっこいい。なにより、サビでのV6メンバーのユニゾンヴォーカルがかっこいいんだ。なかなかの曲が誕生しましたね。

BONUS TRACK. HYPER EURO MEGAMIX

Mixed by SHOJI UEDA

ボーナストラックは、ユーロビートメガミックス。これまで発表したシングルナンバーの中から、選りすぐりのトラックをアゲアゲユーロミックスしては、 イケイケノンストップで圧倒してきます。ユーロナンバーじゃなかった曲もリミックスされているので、新鮮味溢れているね。ただ、つなぎ方は無理矢理な感じもするけれども。

「MUSIC FOR THE PEOPLE」

「MADE IN JAPAN」

「Believe Your Smile」

「BEAT YOUR HEART」

「TAKE ME HIGHER」

「MADE IN JAPAN」

「MUSIC FOR THE PEOPLE」

「IN THE WIND」

Best Album『Very best』● '01/1/1 release

V6、デビュー5年にして、初のベストアルバムをめでたく1月1日にリリース。 単純明快なシングルコレクションのdisc-1は、発表順に並んでいるので、V6の歴史を簡単に紐解くことができます。 ユーロビートから始まり、ポップなナンバーやロックチューンがあったり、様々なジャンルのサウンドに挑戦していますね。 そして、disc-2は、カミセンやトニセンのナンバーを中心に、両A面やアルバム曲などを中心にセレクト。 また、ヒット曲の「愛なんだ」と最新ナンバー「CHANGE THE WORLD」のニューバージョンも収録と、実に豪華な内容となっています。 とにかくこの5年が濃く、そして超豪華なアーティスト達が制作に参加しています。秋元康、木村貴志、玉置浩二、織田哲郎、藤井フミヤ、奥居香、田島貴男、佐藤竹善などなど、数え上げたらきりがない。 V6は本当に楽曲に恵まれていますね。そして、上手く歌いこなしてしまうんだ。もちろん、この勢いはまだまだとどまることを知りません。 そう、このベストはまだ単なる通過点にしか過ぎないんだ。 初回盤は、ブリスターパッケージ仕様、写真集型ブックレットと、ファンにはたまらない一品。

2-14. CHANGE THE WORLD 2001 (“Very best”LIMITED VERSION)

作詞:松井理恵 作曲:渡辺未来 Re-arranged by HITOSHI HARUKAWA

ベストアルバム発売直前にリリースされたシングルナンバーを、早くも別バージョンにて収録。 軽やかなハウステイストを加えて、上品な雰囲気を漂わせるトラックに変身。

2-15. 愛なんだ 2001 (“Very best”LIMITED VERSION)

作詞:松井五郎 作曲:玉置浩二 Remixed by SATOSHI HIDAKA (GTS)

大御所GTSの日高智がリミックスを担当した大ヒットチューン。もちろん、4つ打ちビート炸裂のハウストラックで、ポップに弾けています。 それでいて、V6メンバーのヴォーカルを殺さず、上手く生かして聞かせてくれる。そういうところはさすがの仕上げ方だよね。

2-Secret Track.

アコギと手拍子のみで聞かせてくれるナンバー。V6のメンバーも、リラックスした雰囲気の中で歌っているね。 そして、感謝を口にしては、ファンへ向けて歌声を聞かせてくれます。

6th Album『Volume 6』● '01/8/1 release

V6も、枚数を重ねて、オリジナルアルバムとしては通算6枚目。ベストアルバムを間に挟んでの作品は、これぞV6なヴォリューミーな作品勢ぞろい。 「CHANGE THE WORLD」「愛のMelody」「キセキのはじまり「SHODO」という4曲のシングルナンバーを筆頭に、ヴァラエティ豊かなサウンドをぶつけてきます。 また、カミセンの曲に井ノ原が、トニセンの曲に三宅権がそれぞれフィーチャーされたり、坂本&岡田、長野&森田というコンビで歌を聞かせてくれたりと、組み合わせも多彩で、 いろいろなV6を楽しめますね。そして、おなじみ豪華な作家陣に拍手喝さい。PIPELINE PROJECTがモロにラテンで攻めてくると思えば、Dub Master Xがさらに強力リミックスを手がけたり、 CHOKKAKUも楽しいアレンジに仕上げてくるしで、聞き応えのある内容になっています。ただ、全体的にはちょっと薄くまったりとしすぎかな。 ベストアルバム以前があれほど濃かったので、ちょっと聞いた印象だと、落ち着いてきたような気がする。元気がよいだけではなく、歌声や雰囲気も大人の味付けになっていて来たということでしょうか。 初回盤は、豪華な特典が付いています。

1. Hello

作詞・作曲:渡辺未来 編曲:オオヤギヒロオ、渡辺未来

「こんにちは!」ということで、6枚目のオープニングを飾る小粋なナンバー。 爽やかさ全開のサビは、いかにもV6な楽しさが出まくっているね。親しみやすさみたいな個性の出た1曲だね。

2. Top Checker / Coming Century feat. 井ノ原快彦

作詞:浦塚勝人 作曲・編曲:笹本安詞

カミセンと井ノ原が組んだ1曲。HIP-HOPテイストを出した勢いあるナンバー。若さを前面に出して、攻撃を仕掛けてきます。 声からも弾けっぷりが伝わってくるんだな。井ノ原も上手く染まっています。

3. Ride on Love

作詞:森浩美 作曲・編曲:横山輝一

作曲とアレンジで横山輝一って、なんだか懐かしい人選だな。ミディアムテンポのグルーヴ溢れるトラックは、クールなV6を見せ付ける1曲。 妖しさを漂わせ、どこかしらセクシーな雰囲気も。なかなかかっこいい仕上がりに、びっくりだね。

4. 夏のメモリー / 20th Century

作詞:六ッ見純代 作曲:浅田直 編曲:石塚知生

トニセンナンバーは、夏の爽やかさ全開のハウスチューン。イントロで波のエフェクトをかけては、癒されますね。 本編は軽快なビートに乗せて、大人の夏を演出。

5. 情熱のRainbow

作詞・作曲・編曲:PIPELINE PROJECT

いきなりホイッスル。そして、ラテンの世界へ用こそ。V6がPIPELINE PROJECTのナンバーを歌うとこうなるのか。 前田亘輝、結構やりたい放題やっているね。しかし、熱いぞ。情熱を感じるぞ。もう、何でもありだな。それでいて、セクシーな部分もあって、なかなか面白い曲になっている。

6. JUST YOU CAN MAKE ME HIGH / 坂本昌行、岡田准一

作詞・作曲・編曲:AKIRA

坂本昌行と岡田准一の組み合わせというのも、実に興味深いね。SEを軽く振りまくミディアムテンポのグルーヴチューン。 そして、メロウ。2人のヴォーカルのうまさが際立っているナンバーだね。

7. キセキのはじまり (Sunset Breath Mix)

作詞:黒須チヒロ 作曲:菊池一仁 re-arranged by 家原正樹

先行シングルナンバーをリアレンジして収録。滑らかなサウンドで、夏の爽やかさを放出するアレンジですね。 でも、なんかパンチが弱いのか、オリジナルの持つポップさが薄れているようだ。そう、オリジナルの方が好きなんだな。

8. X,T,C, beat / 20th Century feat. 三宅健

作詞:比留間徹 作曲・編曲:大坪直樹

トニセンナンバーに三宅健をフィーチャー。クールで大人なトニセンヴォーカルに、甲高い三宅健のラップが飛び交う。 これは面白いナンバーだね。三宅健の声を上手く生かした例だね。本編は、アップテンポチューンで、サビでよりダンサブルに仕上がる展開を聞かせます。 なかなか工夫があって面白いや。

9. CHANGE THE WORLD

作詞:松本理恵 作曲:渡辺未来 編曲:上野圭市

シングルとしては「IN THE WIND」以来のトラック。爽やかポップですっきりと聞かせてくれるアップテンポナンバー。 かき鳴るギターの音や、ユニゾンヴォーカルも効果的に曲を盛り上げる。だがしかし、随分と無難な曲だな、というのが印象。もっと冒険してもよかったんじゃないかな。 それでも、元気いっぱいに歌うV6が印象的です。

10. Over Drive / 森田剛、長野博

作詞・作曲・編曲:GENE POOL

森田剛と長野博という組み合わせで聞かせるミクスチャーナンバー。2人の弾けたラップに乗せて、エッジを聞かせたギターがかき鳴るハードなナンバー。 なかなかV6というイメージを一気に覆す音使いだね。逆に、こういう音を聞かせてくれるところがかっこいい。

11. 愛のMelody (long long aGO!GO! MIX)

作詞・作曲:オオヤギヒロオ re-arranged by CHOKKAKU

Best Album発表後、初となるシングルナンバーは、極上のポップソング。愛に満ち溢れた歌詞とサウンドで魅了してきます。 軽くモータウンやファンキーでポップな雰囲気を混ぜては、V6が楽しく歌を聞かせてくれます。でも、なんだか無難な路線だな。

アルバムでは、CHOKKAKUがアレンジを担当し、大胆にイメージを変えてきました。ファンク要素を強めて、かなり弾けてきましたね。 オリジナルよりも面白さがでています。なかなかいいじゃないですか。

12. SHODO (Dub's club Remix Edit) / Coming Century

作詞・作曲:宮崎歩 re-mixed by Izumi“D・M・X”Miyazaki

カミセンサイドのナンバーは、ミクスチャー系の勢いがあるあぷテンポチューン。ラップとは言い難いヴォーカルを聞かせるメロディパート、まぁ、若さと勢いだよね。 サビでの突き抜けていく感じはいいね。キャッチーに攻めてきます。

アルバムじゃ、なんとDub Master Xがリミックスだもんな。お馴染みのハードハウス/テクノのアッパーナビートが駆け抜ける。 ただ、なんかメロディパートのヴォーカルがネチッこく聞こえてしまう。

13. ねむい休日

作詞:Lucy E 作曲・編曲:上野浩司

グルーヴ溢れるミディアムチューン。ちょっとアーバンポップな雰囲気を出して、かっこよく決める。 伸びやかに広がるヴォーカルは、優しさもあって、休日の温かい雰囲気が出ているね。

14. キセキのはじまり (Original Version)

作詞:黒須チヒロ 作曲:菊池一仁 編曲:CHOKKAKU

6枚目のオリジナルアルバムからの先行シングルナンバーは、V6とカミセンの強力両A面。 こちらのV6サイドは、彼ら6人の雰囲気がそのまま現れた爽やかなポップチューン。何よりも、菊池一仁の作るメロディがいいんだよね。 まず、オープニングのサビ後半のメロディの投げかけるようなところや、サビ本編の何かを信じるような前向きな気持ちを感じさせる部分がツボです。 CHOKKAKUのアレンジも、打ち込みとブラスなどを組み合わせた強力な仕上がりで楽しませる。V6全体ではちょっと地味なシングルかもしれないけれども、個人的には好きだな。

BONUS TRACK. N・S Latin Disco Edit [CHANGE THE WORLD/愛のMelody/キセキのはじまり/SHODO]

remixed by NAOHIKO WATANABE, SHOJI UEDA, SEIKOU NAGAOKA

ヒットシングルナンバーをラテンテイストにニックスしては、ノンストップでお届け。シングルバージョンとはまた、違った味を楽しめます。

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