album

2nd Album『NON C’E DUE SENZA TE』● '07 release

イタリアのアーティスト、Denteの2枚目となるアルバム。アコースティックギターの演奏を中心に、フォーキーなテイストを届けてくれるDenteです。 語るように、切々とヴォーカルを響かせては、Denteの唯一無の世界が広がる。特にドラムが加わったり、ピアノが加わったり、ストリングスが加わったりと、 それらの楽器がスパイスとなって、曲を盛り上げてきます。いい感じに染み渡っては、まったりとした時間が流れますね。そして、とにかくおしゃれなんだよね。

1. CANZONE DI NON AMORE

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

イントロに驚かされるけれども、中身はシンプルに。ギターをかき鳴らして聞かせてくれるアコースティックナンバー。 Denteのヴォーカルとコーラスの重なり合いが心地よく響き渡ります。軽やかです。

2. BABY BUILDING

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

ウキウキワクワクな気分でかき鳴るギターナンバー。滑らかで瑞々しいDenteのヴォーカルが、どんどんと押し寄せてくる。 曲名は珍しく英語。タイトルを占めるような可愛らしさも少々感じさせるね。

3. LA BATTAGLIA DELLE BANDE

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

滑らかなギターの音。リズミカルで情熱的。大人しくも、どこか秘めたる想いを放ってくるかのようなDenteのヴォーカルにも引き込まれますね。

4. DXG

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

どっしりビートの打ち込みと、かき鳴るギターの相性がマッチするミディアムトラック。インパクトのある音もなんのその。 マイペースな感じで、Denteが歌をのんびり伸び伸びと聞かせてくれます。サビに該当する部分は、清々しさとともに展開です。

5. LA FINE DEL MONDO

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

デモのような宅録感を出す音づかいを聞かせるミディアムトラック。まったりじっくり、切々と語るように。 Denteがヴォーカルを聴かせてくれます。このヴォーカルディレクションが絶妙にいい感じ。

6. CANZONE POP

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

タイトル通りにポップなナンバー。軽やかにかき鳴るギター、そして手拍子も楽しく響き渡って、ウキウキワクワクな気分にさせてくれるトラックです。

7. STELLA

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

渋さ全開。アコースティックギターをかき鳴らして聴かせてくれるフォークな1曲。 Denteの言葉が緩やかだけれども、キリッと響き渡る。途中からは軽やかにドラムも加わって、躍動感も増してきました。

8. LA PRESUNTA CECITA' DI IRENE

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

これまた激シブナンバーだね。じっくりじっくりと、ギターを鳴らしては、語るように渋いヴォーカルを聴かせてくれるDenteです。

9. 28 AGOSTO

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

随分とぽかぽか陽気なギターの音づかいで温かくなるミディアムチューン。8月28日。イタリアの夏の終わりを告げるような、ちょっと切なく展開するトラック。 味わい深いですな。途中で口笛も登場だ。

10. DIECICENTOMILLE

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

プログラミングのような単調なビートと、ギター、そして切なく儚いDenteの歌声を届けてくれるナンバー。 時に情熱的にも聞こえるし、訴えかけてくるようにも聞こえたり。ストリングスの音づガイも独特。

11. OCEANO

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

最初は絞るような歌声、でも、本編は軽快なギターとマイナー調メロディでじっくりと聞かせてくれるナンバーです。時に哀愁が漂ってくるね。

12. SCANTO DI SIRENE

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

鮮やかなギターの音で始まり始まり。Denteのヴォーカルが軽やかに舞う。ヴォーカルの上に、ヴォーカルを被せる編集もなかなかだね。 そして、口笛やドラムも加わって、ウキウキワクワク楽しそうな音に大変身だ。

13. CHIEDO

Scritto, suonato, registrato e mixato da Dente

アルバムのラストを飾るミディアムナンバー。切々とギター弾き語りのフォークスタイルで、Denteが歌声をじっくりと聞かせてくれます。 どこか陰りがあるというか、寂しさも伝わってくるね。

4th Album『IO TRA DI NOI』● '11/10/11 release

イタリアのアーティスト、Denteが放つ4枚目のオリジナルアルバム。冒頭からギターの弾き語りでくるから、即、その世界へと引き込まれていきます。 全体的にネオアコースティックなサウンドで、バンドでガツンと音を出しても、どこかしら楽しさや優しさがにじみ出てくる。 また、ブラスやストリングスなどを加えることで、上質な仕上がりのイタリアンポップスを提供してくれます。 Denteのヴォーカルも、どことなく優しくささやくような、語るような、ゆったりとした中にも、シニカルに決めてくれるところが、かっこいいかな。 噛めば噛むほど味が出る、まさしくDenteな1枚です。

1. due volte niente

canzoni scritte da Giuseppe Peveri detto Dente arrangiamenti Dente, Gianluca Gambini, Andrea Cipelli, Nicola Faimali

Denteがアコースティックギター1本で奏でながら歌を聴かせてくれるバラードナンバー。 優しい歌声と優しいサウンドに包まれるような、温かさを感じる1曲。「2度目はないよ」というタイトルの曲で、どこか物悲しさを漂わせる。

2. piccolo destino ridicolo

canzoni scritte da Giuseppe Peveri detto Dente arrangiamenti Dente, Gianluca Gambini, Andrea Cipelli, Nicola Faimali

どっしりバンドサウンドながらも、ネオアコ要素で軽やかさを加えるミディアムチューン。 「ちょっと馬鹿げた運命」というタイトルです。途中で浮遊感を出したりしては、不思議な雰囲気も出したり、2番から入ってきたオルガンの音がいいね。

3. saldati

canzoni scritte da Giuseppe Peveri detto Dente arrangiamenti Dente, Gianluca Gambini, Andrea Cipelli, Nicola Faimali

こちらもゆったりミディアムチューン。淡々と、温かく淡く優しく。そんな感じで進行していったと思ったら、サビではストリングスが入ってきて、ゴージャスに変身。 魅惑の甘いひと時が流れています。美しいね。

4. casa tua

canzoni scritte da Giuseppe Peveri detto Dente arrangiamenti Dente, Gianluca Gambini, Andrea Cipelli, Nicola Faimali

「君の家」というタイトル。ゆったりテンポで優しく聴かせてくれるアコースティックサウンドに、うっとり。口笛がポイントだね。フルートもまったりした雰囲気。 しかし、途中、急にドラムがドカドカと入ってきては、大胆な変身を遂げる。躍動感あふれるトラックになっては、Denteのヴォーカルもどこかしら弾けてきたね。

5. cuore di pietra

canzoni scritte da Giuseppe Peveri detto Dente arrangiamenti Dente, Gianluca Gambini, Andrea Cipelli, Nicola Faimali

再びギター1本で弾き語りのDenteです。タイトルは「石の心」。 優しく寄り添うかのように、まったりとした空間で聞かせてくれる小曲。1分にも満たないけれども、聞き応えがあります。

6. giudizio universatile

canzoni scritte da Giuseppe Peveri detto Dente arrangiamenti Dente, Gianluca Gambini, Andrea Cipelli, Nicola Faimali

ドラムのビートが軽快だね。そこにアコースティックギターの音も重なって、ポップに展開。 それでいて、やけに作り込まれた感があって、先が読めないね。さらに、後半でヴァイオリンも入ってきては、繊細かつ大胆に変身。かっこいいし、キャッチーだ。

7. da Varese a quel paese

canzoni scritte da Giuseppe Peveri detto Dente arrangiamenti Dente, Gianluca Gambini, Andrea Cipelli, Nicola Faimali

ゆったりテンポでまったりギター。そして、優しいDenteのヴォーカルが織りなすミディアムチューン。 牧歌的というか、とってもリラックスした雰囲気なのがいいね。

8. io si

canzoni scritte da Giuseppe Peveri detto Dente arrangiamenti Dente, Gianluca Gambini, Andrea Cipelli, Nicola Faimali

アコースティックギターの音に、少々パッションを感じる、躍動感溢れるナンバー。リズミカルな音に乗せて、Denteも大人な雰囲気を出しています。 さらに転調転調を繰り返しては、盛り上がりに拍車をかけてきました。

9. puntino sulla i

canzoni scritte da Giuseppe Peveri detto Dente arrangiamenti Dente, Gianluca Gambini, Andrea Cipelli, Nicola Faimali

「ケーキを一口」というタイトルで聞かせてくれるバラードナンバー。アコースティックギターをまったりと奏でては、優雅に歌を聴かせてくれるDenteです。 癒しというか、心地の良い空間を流れます。ラストのグロッケンの音がいいね。

10. la settimana enigmatica

canzoni scritte da Giuseppe Peveri detto Dente arrangiamenti Dente, Gianluca Gambini, Andrea Cipelli, Nicola Faimali

こちらはアコースティックギターが軽快に鳴り響く、まったりナンバー。 ヴォーカル&コーラスで魅了してくるサビの展開がいいね。なかなか爽やかで、リラックスした作りです。

11. pensiero associativo

canzoni scritte da Giuseppe Peveri detto Dente arrangiamenti Dente, Gianluca Gambini, Andrea Cipelli, Nicola Faimali

「連想思考」と、ちょっと堅苦しい雰囲気のタイトルなんだけれども、曲の方はというと、アコースティックテイストたっぷりの、まったりミディアムチューン。 サビでトロンボーンやサックスなどのブラスが入ってくるんだけれども、ちょっと懐かしさが出ていて、なかなかいいね。Denteのヴォーカルをかぶせるように、魅了してくる。

12. rette parallele

canzoni scritte da Giuseppe Peveri detto Dente arrangiamenti Dente, Gianluca Gambini, Andrea Cipelli, Nicola Faimali

まずはギターの音で魅了。その後、淡々と、そしてボソボソと歌を聴かせてくれるDente。 アルバムのラストを飾る「平行線」は、そこまでも交わることなく、Denteオリジナルの世界を聞かせる。軽やかで、Denteらしさの出た曲だね。 力強くもあり、温かく語りかけてくるようなヴォーカルも効果大です。

6th Album『CANZONI PER META』● '16/10/7 release

イタリアの孤高のインディー歌手、Denteの6枚目となるオリジナルアルバム。今作は、より一層アコースティックな音に磨きがかかり、オーガニックで温かさや渋さが際立っています。 特に、エレクロニカやプログラミングの音でアプローチを変えてくるけれども、やはり根底にあるDenteの音には変わらないね。Denteのヴォーカルも、優しく伸びやかに、ゆったりと聴かせてくれます。 また、今作は20曲も収録と、これほどまでにDenteの意欲が表れているわけですよ。ただ、短い曲は1分弱なので、とってもリラックスした状況で作っていたのかな、なんて想像したり。 ジャケットを含めて、とにかくおしゃれな要素が伝わって来ます。

1. CANZONCINA

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

アコースティックサウンドで、ゆったりと、甘いDenteのヴォーカルが響き渡り、ざっくりと聴かせてくれます。 1分弱の小曲で、アルバムの導入となるナンバーです。

2. GEOMETRIA SENTIMENTALE

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

ピコピコポコポコ、プログラミングを入れて軽快さを出す始まり。その後は、ざっくりギターも書きなって、さらに力強いビートも加わってくる。 なんか、成長して行くような流れで、面白いね。歌い始めが「che」で始まり、リズムが良いナンバー。電子音も華麗に操るDenteです。

3. COME ERAVAMO NOI

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

アンビエントな電子音をゆったりまったりと。Denteのヴォーカルもまろやかに。そのバックでピアノの美しい音が響き渡る。 そして、コーラスも重なっては、美しいハーモニーとなって届けられる1分40秒。

4. ATTANCO E FUGA

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

エスニックなイントロ、そしてかき鳴るギターが踊り出すナンバー。歌詞は繰り返しなんだけれども、 ポップなノリで魅了してくる1分半。Denteの温かさが出た曲だね。

5. COSA DEVO PARE

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

まったりと聴かせるミディアムチューン。のっしりとしたテンポとギターの軽やかさが合わさって、Dente独自の世界が広がってゆく。 「私は何をすべきか?」というタイトルで、まるで問いかけるような歌い方。そして、全体を覆う淡々とした空気に吸い込まれてゆく。

6. I FATTI TUOI

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

暗く湿った空気とともに、ギターがゆったりと流れて聴かせてくれるナンバー。1分ほどの小曲ながら、独特の雰囲気が押し寄せてくる。 ラストの無音が余韻を引き立たせる。

7. LA ROTAIA E LA CAMPAGNA

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

ざっくりギターをバックに、おおらかに歌を聴かせるDente。「あなたの真実」について歌っています。まったりとした雰囲気と、ぐらっとした空気に包まれて展開。 意外とリラックスな感じだね。

8. CURRICULUM

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

アコギの音がオーガニックに響き渡る優しいナンバー。途中の輪唱のようなコーラスをかぶせては、より温かさが伝わってくる1分の小曲。

9. APPENA TI VEDO

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

軽快で、リズミカルなナンバー。プログラミングとアコギ、さらにはエッジを効かせた音にヴォーカル&コーラス。 Denteにしては、カオスな雰囲気を漂わせながらも、意外と聴きやすい1分の小曲。

10. SE NON LO SAI

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

ざっくりアコースティックギターを弾いて、フォーキーに。「あなたがそれを知らないなら」と、語るように歌うDente。 爽やかで軽やかで、瑞々しさを伝えてくるように聴かせてくれます。

11. IL PADRE DI MIO PIGLIO

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

どっしり音を固めてぶつけては、ゆったりと展開する6拍子のナンバー。Denteのヴォーカルも、太くどっしりと。 ギターの後ろで舞う電子音が、不思議な世界へ連れて行ってくれる2分間。

12. SENZA STRINGERTI

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

渋目のギターが光るナンバー。どこか荒野のような、さすらい感が出ていて、かっこいいんだな。どっぷりな音と、軽やかさが交差するDenteの世界。 まろやかながら、濃さも出た、いい塩梅の曲だね。

13. OGNI TANTO TORNA

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

軽快なアコースティックサウンドと、ビートが織りなすのに、とってもひねくれたアレンジで、Dente特有の世界が前面に出て来たナンバー。 ただ、聞いていると、なんだか病みつきになってくるんだな。後半は、さらりとした音が加わって、遠く向こうの方からヴォーカルが響き渡ってくるミディアムナンバー。

14. L'ULTIMA PREOCCUPAZIONE

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

アコギで弾き語り。心地よい空気も漂っては、オーガニックな雰囲気。1分ちょっとのナンバー。

15. NOI E IL MATTINO

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

言葉が大量に押し寄せてくるように、ちょっと早口なDenteのヴォーカル。少々エレクトロニカなテイストも加えて、淡々とビートを聴かせるナンバー。

16. IMPALCATURA

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

淡々と聴かせるサウンド。無機質でありながら、有機的な雰囲気を漂わせます。1分少々の小曲。

17. LE FACCE CHE PACEVI

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

ほんわかゆったりな心地の良いミディアムチューン。のんびりとした陽気な雰囲気なんだけれども、Denteのヴォーカルが入ってくると、少々陰も出てくる。 渋さも光る1曲。後半はほぼインストで、ゆったりまったりと。

18. FASI LUNATICHE

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

アコースティックギターの音をしっとりと聴かせるアコースティックチューン。語るように、淡々とDenteが歌う1分の小曲。

19. L'AMORE NO E' BELLO

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

滑らかなアコースティックギターの音づかい、どこかしらラテンな雰囲気やカントリーな雰囲気が出ています。 歌詞は全て「llo」で終わっては、韻を踏んでいる工夫を出して来たDente。でも、ひねった素ぶりを見せず、まったりと歌を聴かせてくれます。

20. SENZA TESTO? 2.0

Scritto e suonato da Dente Produzione artistica Dente

アルバムのラストは、ギターの音が渋く響き渡るインストナンバー。その周りを走り抜けるように、不思議なSEを加えては、Dente独特の世界を構築。

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