album

Indies Album『Lip's Rhyme』● '95/10/21 release

RIP SLYMEにとって初のCDはFILE RECORDSからのリリース。この時はまだ3MC & 2DJという体制。

ジャケットのメンバーがこれまた若いのなんの。しかし、中身は随分とベテランの域に達するようなトラックです。

ライムの内容はまだまだ若さが残る物ながら、この先の展開を予感させてくれる雰囲気があります。

1. R・I・P Slyme

lyrics:RYO-G, ILLMARI, PES music:PES

グループ名を冠したトラック。見事な掛け合いやマイクリレーはもうプロ級ですな。ちょっと言いすぎか?もちろん若い部分がありますけれどね。

やっぱりHIP-HOPテイスト強し。メジャーフィールドとのサウンドアプローチが違いますね。サビとあわせてフロア受けしそうなトラックです。

2. FENCE

lyrics:RYO-G, ILLMARI, PES music:PES

イントロに学校のチャイムをサンプリング。内容はというと学校での一コマをHIP-HOPにのせたトラックです。若いね。

なんか無邪気というか、日常の風景を上手くラップしている。それにしてもこのシチュエーション、三人とも真面目じゃありませんね。

3. about

lyrics:RYO-G, ILLMARI, PES music:Mummy-D

Mammy-Dプロデュースのお気楽ラップナンバー。トラック的にはストレートにHIP-HOP。やけにコールアンドレスポンスが多いな。

詩の内容も天気予報だとか雑誌の占いだとか。まさにアバウトな内容を歌っている感じだね。

4. Nai

lyrics:RYO-G, ILLMARI, PES music:PES

ミディアム・スローテンポで繰り広げられるリップワールド。これまた日常の一コマを描いた歌詞がお見事。なぜだか電車でのシチュエーション。

三人の目の付け所がまた面白いよね。サビでエフェクトかけている工夫があっていいんじゃないですか?

5. Rewind

lyrics:RYO-G, ILLMARI, PES music:YOGGY

華麗なHIP-HOPトラックはEAST ENDのYOGGYによるもの。間奏でのスクラッチもかっこよくはまっているね。もうストレートですね。

これぞRIPのHIP-HOPだ。トラックに比べると、やっぱり詞の方が若いね。このテイストがインディーズならでは。

Indies Album『talkin' cheap』● '98/2/21 release

インディーズで2枚目にリリースされたアルバム。前作から2年半、DJにはFUMIYAが加わっての新体制RIP。

でも、楽曲の中ではSUも参加しているし、もうメジャーフィールドで活躍している原型がこのアルバムでは出来上がっている。リリック内容も一段と成長している姿がうかがえますね。ビバ。

1. Cheap Talk

Music by PES Lyrics by RYO-Z ILMARI PES Scratchin' by DJ FUMIYA

ドラムラインのスタート。そこに打ち込みトラックが響き、始まる。見事に絡み合う3人のマイクリレー。これがRIP SLYMEなんだよね。

1stの頃よりもかなり成長したパフォーマンスを聞くことができる作品。

2. Recess:Fellow

Music by PES Lyric by KOHEI for MELLOW YELLOW

インタルードながら1つのパフォーマンスを聞かせてくれる作品。さすがはMELLOW YELLOWだね。

3. 白日/ALBUM VERSION

Music by PES Lyrics by RYO-Z ILMARI PES

元々はアナログ版のみに収録されていたナンバーが装いも新たに収録。アルバムでは低音ビートとノイズが独特の世界を作り上げる。

サビのメロディーが結構いいね。こういう所がRUPのまたいい部分なんだよね。オリジナルテイクはラフというか、キーが若干違います。

ちょいと低いかな。ゆったりと聞こえますね。こういうグルーヴもまたたまらないね。

4. Fade Away

Music by PES Lyrics by RYO-Z ILMARI PES Scratchin' by DJ FUMIYA

だらっとした感じで流れ込むトラックに、3者3様のリリックが乗るHIP-HOPナンバー。この曲は見事に聞かせてくれるトラックだね。

やっぱり1stの頃から月日がたって、力も増しているね。FUMIYAの力も大きいです。

5. Zeek

Music by FUMIYA Lyric by RYO-Z

早い話がRYO-Zのソロナンバー。ラップというよりかはむしろ語りで始まる。

その後はRYO-Zの魅力がぎっしりと詰まったラップで聞かせてくれる。かなり熱い男のナンバー。

6. Searchin'

Music, Programing and Produced by ROCK TEE Bass:JUN UMEDA Lyrics by PES, SU

この曲はROCK-TEEプロデュースによるPESのソロナンバー。ラップとリリックにはSUが参加しているところにも注目ですね。

ミディアムスローのゆったりテンポで流れるトラック。PESらしさが出ていてGood。

7. サヨナラを言わせないで

Music by FUMIYA Lyric by RYO-Z RAPPIN' by MC PEACH for MOON THE CHILD Guiter by PES

MC PEACHなるラッパーがメインのインタルード的トラック。なんかRIPのお遊び的要素が出まくっていますね。

しかも、後半からはミニドラマが繰り広げられています。なんだが芝居が臭いです。

8. 風に吹かれて

Music by PES Lyrics by TOOSHY RYO-Z ILMARI PES

PESが曲を書いたミディアムテンポのHIP-HOPナンバー。もっさりというか、こってりというか。独特のビートとともにMCのマイクリレーが展開。

ゲストラッパーのTOOSHYもいい味を出していますね。サビを敢えてエフェクトかけたのが、逆に引き立ってよかったのかも。

9. 真昼に見た夢

Music by PES Lyrics by ILMARI PES

PESとILMARIコンビによるミディアムテンポのポップなラップ。サビから始まるんだけれども、お見事な掛け合い。

ラップだけにとどまることなく、色々な要素を含んだ作品ですね。バックの音も打ち込みながら、いいメロディーとサウンドを聞かせてくれる。

10. Recess:Bush

Music by FUMIYA Oriental Chant by RYO-Z ILMARI PES FUMIYA

DJ FUMIYAのパフォーマンス。なんだかアフリカっぽいビートともに色々な音が入り乱れる不思議なインタルード。

11. Tones

Music by YOGGY Lyrics by RYO-Z ILMARI PES Scratchin' by DJ FUMIYA

YOGGYプロデュースによるアップテンポナンバー。一番手のPESもかなり早口のラップで攻撃を仕掛けていますね。

後の二人も早めのラップを展開。ただ、サビのメロディがとてもやっつけ。変なメロディーでだらっとしていて、なんだか変な感じ。脱力系トラック。

12. At The Lounge

Music by FUMIYA Lyrics by RYO-Z ILMARI PES

タイトル通りにどこかのラウンジにいるような落ち着きのあるイントロ。しばらくするとフワフワしたサウンドとゆったりビートで始まる本編。

激しさよりも楽曲、リリックの魅力で聞かせてくれます。ちょっと背伸びをした感じがいいじゃないですかね。

でもちょっと、パーティーチューンとしての力も若干ある。RYO-Zのパートがやけにねっとり聞こえてしまうがね。

13. Recess:Rub Delight

Music by FUMIYA Scratchin' by DJ FUMIYA

歪みのあるサウンドとFUMIYAのDJさばきを楽しめるインタルード。所々にとげがあったりするが、ほぼ同じテイストで。

14. 真昼に見た夢/MUMMY-D REMIX

Remixed by MUMMY-D Additional Production by MUMMY-D Lyrics by ILMARI PES

MAMMY-Dによるリミックス。さらにグルーヴィーでメロウになったトラック。さすがはMAMMY-D。味のつけ方がやっぱり一味違いますね。

スローテンポの楽曲がさらに引き立つようになっている。

1st Album『FIVE』● '01/7/25 release

記念すべきメジャー1st Album。愉快な楽曲のオンパレードで楽しい挨拶ですね。ジャケットが赤塚ワールドならば、曲のほうもバカボンのママが登場したりと豪華、やってくれます。 ゲストもおまけに豪華。

それに負けじとリップはリップでいつもながらの巧みなラップリレーで聞かせてくれます。ここからの快進撃はもうご承知ですね。

1. RS5

Composed & Sound produced by DJ FUMIYA

プログラミング多用のイントロダクション。にしてもこの声の持ち主は誰なんでしょうね?なんともいえない穏やかな声。

2. STEPPER'S DELIGHT

Words by RYO-Z, ILMARI, PES & SU Composed & Sound produced by DJ FUMIYA

アコースティックギターのイントロが印象的なメジャー1st Single。とにかく言葉が踊る踊る、飛び交う飛び交う。

ボッサ・サンバ風のサウンドにのせ各々個人の個性が出まくりのパーティーチューン。ジャケットのバカボン風イラストとともにつかみはOK。

3. FRESH

Words by RYO-Z, ILMARI, PES & SU Composed & Sound produced by DJ FUMIYA

アコギがガチャガチャ鳴り響くアップテンポトラック。オーケストレーションまで登場、いやぁ凄いよ。

とにかくコールアンドレスポンスができ、盛り上がる曲であります。間違いない。PES部分でやっぱり色がちょっと変わるね。

4. 運命共同体

Words by RYO-Z, ILMARI, PES & SU Composed & Sound produced by DJ FUMIYA

ちょいとブルージーなアコースティックトラック。決して派手ではないけれど、詞を読んでみてくださいな。

仲間の大切さというものが伝わってくるじゃないですか。いい曲だ。PES部分でまた色が変わる。おちゃらけさうんどだね。

5. ジャッジメント (feat. BLACK BOTTOM BRASS BAND & KYON)

Japanese Lyric by RYO-Z, ILMARI, PES & SU Horn arrangement, Horn & Rhythm section perfomed by BLACK BOTTOM BRASS BAND

この曲がまた楽しく弾けとんだ極上パーティーチューン。BLACK BOTTOM BRASS BANDの生音ホーンセクションがまたGood。

この曲もまたコールアンドレスポンスができるような曲。

6. Bushman

Words by RYO-Z, ILMARI, PES & SU Composed & Sound produced by DJ FUMIYA

タイトル通りのアフリカンサウンド。とにかくノリがいいね。ブッシュマンがまるで彼らみたいだ。

打ち込みサウンドを使用するも随分とあっさりとしています。

7. 光る音 (feat. YO-KING)

Words by RYO-Z, ILMARI, PES, SU & YO-KING Composed & Sound produced by DJ FUMIYA

YO-KINGをゲストヴォーカルに迎えたナンバー。サウンドがまたYO-KINGらしさがでていて、ダラ~っとしている。

音が随分とラフで男っぽさを感じる。急にガラっと打ち込みに変わる部分がちょっともったいないかなぁ。最後の歌詞がいいと思った。

8. Talk to me

Words by RYO-Z Composed & Sound produced by DJ FUMIYA Voice by Eiko Masuyama

ダラ~っとした打ち込みサウンドのインタルード。赤ちゃんぽいサンプリングヴォイスしかり、極めつけはバカボンのママ。

小粋なビートとリラックスできるサウンドどで一休み。

9. 雑念エンタテインメント

Words by RYO-Z, ILMARI, PES & SU Composed & Sound produced by DJ FUMIYA

“SPINNING WHEEL”を下地にサンプリングした2nd。とにかく曲が曲だけに派手派手極上パーティーチューンとなっています。

ブラスの勢いと小刻みスクラッチの心地よさ。こりゃ盛り上がらないわけがない。タイトルを言う部分がヒットしますね。

10. BLOSSOM

Words by RYO-Z, ILMARI, PES & SU Composed & Sound produced by DJ FUMIYA

これがまたちょっとアンビエントチックな打ち込みのループ。ノリではなく聴かせてくれる曲です。

何か考えさせられてしまうのは何故だろうか。見事に曲の世界に引き込まれてしまう作品です。

11. (I Could Have)Danced All Night

Words by RYO-Z, ILMARI & SU

サビの部分をタイトルのサンプリングでもってきたオシャレなトラック。歌詞も引用しているようだしね。珍しくPESは不参加みたいです。

12. Freak Show (feat. MELLOW YELLOW)

Words by RYO-Z, ILMARI, PES, SU, KOHEI & KIN Composed & Sound produced by PES

これがまたノリノリ極上パーティーチューン。Mellow Yellowを迎えての激しいバトル合戦。

個性同士がぶつかり合ってどこを見てもカッコいい作品となっております。縦横無尽、柔軟体質みたいです。

13. R-E-M

Composed & Sound produced by DJ FUMIYA Voice by Sonomi Tameoka

DJ FUMIYAによるインストトラック。アンビエントでクールなナンバーでちょっと異質。

14. マタ逢ウ日マデ

Words by RYO-Z, ILMARI, PES & SU Composed & Sound produced by Tomoyuki Tanaka(Fantastic Plastic Machine) & DJ FUMIYA

これも名曲だよね。F.P.M.の田中知之をサウンドプロデューサーに迎えたインディーズ時代の作品。

リップの面々が個性を出し切っているリリックが飛び交うパーティーチューン。出会いと別れをテーマにした歌なんですけれども、詞は切ないです。

ただ、その切なさを悲しさに変えず、楽しくまた逢いたくなる様な曲に仕上がったみたいです。

2nd Album『TOKYO CLASSIC』● '02/7/24 release

リップ、前作から約1年の間隔で放つ2枚目。やっぱりシングル「One」の存在が大きい。 けれども、そのほか2枚のシングルや最初と最後のBreakestraをフューチャリングした楽曲でもかっこよく決まっています。

何気にライブで盛り上がるような曲が多いと思いますね。

また、メンバーのソロ楽曲を収録していますが、それぞれの色が出まくってかなり面白い。

1.~Intoroduction~

CHICKEN -featuring Breakestra-

By the Way

Tokyo Classic

楽園ベイベー (Album version)

STAND PLAY

MANNISH BOY (続Zeekのテーマ)

FUNKASTIC

奇跡の森 -featuring Horotaka Mori-

スーマンシップDEモッコリ

Bring your style (夜の森)

One

バンザイ

花火

FUNKASTIC (Breakestra Version) -featuring Breakestra-

2.

3.

4.

5.Case 1

6.Case 2

7.

8.

9.Case 3

10.Case 4

11.

12.

13.

14.~Bonus track~

1.~Intoroduction~ CHICKEN -featuring Breakestra-

Words and Music by Alfred James Ellis

愉快痛快ファンキーチューンのオープニング。ブレイケストラを迎えてのブラスがまた盛り上げる盛り上げる。さぁさぁ始まるよ。

リップのTOKYO CLASSIC。

2. By the Way

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by PES Scrach by DJ FUMIYA

Clap your hands!からスタートしてFUMIYAの巧みなスクラッチが効果を引き出すトラックはとってものりがよい。

単調な音がこのダルダルさを出しているんですが、これまたいい感じで。コールアンドレスポンスを想定したパーティーチューン。ある意味ご挨拶代わりの1曲。

3. Tokyo Classic

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

アルバムのタイトルチューンはラテンフレーバーたっぷりのお熱いトラック。「東京」をリップなりに解釈したリリックで紹介。

それぞれのパートで色が違うのもまたおもしろいですね。ラテンと東京がまた見事にマッチするのが意外な発見です。

4. 楽園ベイベー (Album version)

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA Scrach by DJ FUMIYA

続けて常夏フレーバーたっぷりのサンバチューン。アルバムからの先行としてリリースされたシングルナンバー。

サビがとにかくキャッチーだし、ここだけでも十分ひきつけてくれる。とにかく明るく陽気でハッピーな気分に。

このテイクは“目覚めのよい朝”イントロが付いていますがシングルではカットされている。

5.Case 1 STAND PLAY

Words by PES Composed and Sound produced by PES

PESのソロナンバーの登場です。ミディアムテンポの打ち込みグルーヴ。やっぱりメンバーの中でもひときわ飛び出たソングライティングの才能がここでも放出されている。 Rapパートでは言葉攻め、サビでは引き込む歌。PESの魅力が思う存分味わえるような作品。

6.Case 2 MANNISH BOY (続Zeekのテーマ)

Sound produced by KYON and RYO-Z Words and Music by Melvin London, Ellas McDaniels & Muddy Waters

続けて男RYO-Z、歌い上げます。といった具合いのファンキーチューン。熱い、というか暑苦しい? とってもRYO-Zにぴったりな作品です。生音、特にサックスがグッド。

7. FUNKASTIC

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed & Sound produced by DJ FUMIYA

RIPの新しい一面を引き出したスーパーファンキーチューン。ブラスに打ち込み、そこにFUMIYAのスクラッチやらエフェクトやら。

各パートそれぞれの持ち味を出している部分がまたお見事。SUパートは相変わらず特有。サビはキャッチーであり盛り上がること間違いなし。

8. 奇跡の森 -featuring Horotaka Mori-

Words by RYO-Z, ILMARI, PES, SU and Hirotaka Mori Composed and Sound produced by PES and Hirotaka Mori Scrach by DJ FUMIYA

ゲストに森広隆を迎えたファンキーなロックチューン。やっぱゲストを迎えると更なる力を発揮してくれますね。

このセッションの楽しさが伝わってくる。それにしても森広隆、熱いねぇ。ソウルフル、燃えています。

9.Case 3 スーマンシップDEモッコリ

Words by SU Composed and Sound produced by SU

SUのソロ。やっぱりSuだけは異色だよなぁ。そして濃い!RYO-Zとはまた違った意味で濃い! スクラッチの多用がまた曲を引き立てています。でもちょっと気持ち悪いなぁ。

10.Case 4 Bring your style (夜の森)

Words by ILMARI Composed & Sound produced by ILMARI, DJ NON

イルマリのソロは彼らしいスタイリッシュなポップナンバー。これまた完成度高し。全員でやってもいいんじゃないかの勢いです。

2分弱だし、もう少し長く聴きたいね。

11. One

Words by RYO-Z, ILMARI PES and SU Composed by PES Sound produced by DJ FUMIYA Scrach by DJ FUMIYA

この曲がまた、この曲なくしてRIP無しというくらいの名曲なわけですよ。この曲でRIPの知名度もぐっ↑と上がったわけですねぇ。

アコースティックサウンドを軸に打ち込みを合わせたトラック。サビでのメロディーがまたとにかく切なくて泣けてきます。

聴かしてくれる面もあり、コール&レスポンスもできる完成度の高い名曲。詞も掘り下げるとジーンと胸に来る。

12. バンザイ

Words by RYO-Z, ILMARI PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA Scrach by DJ FUMIYA

一定のリズムでマイクリレー。といっても短くてテンポがよい。そしてサビではテンポが変わり明るく楽しく。

多分みんなこの曲に乗って手を上げるんでしょうね。Hands Up!

13. 花火

Words by RYO-Z, ILMARI PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA Scrach by DJ FUMIYA

きらきらエフェクトをバックにアコースティックを軸としたミディアムテンポのナンバーを展開。このトラックは確かに夏の夜を彩るなぁ。

サビとかもう切ないメロディーだし、PESのファルセットがちょっと涙を誘う。うーん、いい曲だ。

14.~Bonus track~ FUNKASTIC (Breakestra Version) -featuring Breakestra-

Words by RYO-Z, ILMARI PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA Remixed by This Kid Named Miles

ボーナストラックということでM-1で登場したBreakestraによるリミックスナンバー。

もうオリジナルよりも数段とパワーがアップしたファンキーチューン。生音の威力にノックアウトですな。でもちょいとサビでフニャ、となってしまっているんですがねぇ。

Album『RIP SLYME ORCHESTRA + PLUS』● '03/2/26 release

HIP-HOPグループとしては珍しいというか、新たなフィールドへの挑戦?とも言うべきか、RIP SLYMEの楽曲を著名人たちが朗読するというポエトリーリーディングCDがリリース。 このメンバーがこれまた豪華なんだよね。俳優の永瀬正敏や中村獅童、DJのクリス・ペプラーや秀島史香、声優の千葉繁などなど、 いろいろなジャンルのスペシャリストたちがそれぞれのセンスを発揮させて、RIPのRAPを飾ります。しかも、バックのサウンドがオーケストラというのも面白すぎですね。 HIP-HOPのトラックが、豪華なオーケストレーションに変わるという斬新さ、大胆さに脱帽ですね。 ポエトリーリーディング盤と、ポエトリーリーディングを抜いて、オーケストラサウンドのみのCDとの2枚組み。RIP SLYMEをまた違った角度から見た作品で、実に興味深いです。

1. マタ逢ウ日マデ / PERFORMED by 田口トモロヲ

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by Tanaka Tomoyuki (Fantastic Plastic Machine) and DJ FUMIYA

NHK「プロジェクトX」で、独特のナレーションを聞かせてくれた俳優の田口トモロヲによるポエトリーリーディング。 サビでの抑揚ある語りと、メロディー部での深みのある語り、この波を楽しませてくれる。 バックのオーケストラも、雄大な流れ。サビでは力強さと繊細さが交差した音で聞かせてくれます。

2. HOME / PERFORMED by 永作博美

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by ILMARI

バロック系の音が奏でられ、優雅な音色を聞かせてくれるオーケストラ。 チェンバロの音がポイントとなっています。そこに女優の永作博美の温かみのある語りが入ってきます。 淡々としている口調の中に、彼女独特の世界が広がっていますね。

3. 楽園ベイベー / PERFORMED by クリス・ペプラー

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by DJ FUMIYA

イントロがこれまた壮大だなぁ。そして、人気DJのクリス・ペプラーがお送りするポエトリーリーディングが始まる。 英語をこれまた、さすがはクリス・ペプラーな発音で聞かせてくれます。この独特の声にもやられますしね。 さすがはJ-WAVEのナビゲーターだ。サウンドの音は、やけに静か過ぎやしないかねぇ。ちょっと物足りなさを感じさせる。

4. FUNKASTIC / PERFORMED by 中村獅童

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by DJ FUMIYA

イントロの飛ばしが決まったナンバーを、歌舞伎俳優の中村獅童が語ります。 彼の異端キャラが出ているというか、もう飛ばしまくり。歌舞伎俳優という先入観を捨てた方がいいね。 終始、中村獅童の声にエフェクトをかけているのが残念。もしろん作り手側の狙いなんだろうけれども、声を聞きたかったなぁ。オーケストラもファンクしています。

5. 運命共同体 / PERFORMED by 下條アトム

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by DJ FUMIYA

マーチングのようなバックの音が印象的なナンバーに、「世界ウルルン滞在記」のナレーションでおなじみの 下條アトムが、柔らかく暖かい語りを入れてくるトラック。淡々と語られるその言葉からは、安心感が伝わってきますね。ラストの展開は、まさにフィナーレ。とても豪華に聞かせてくれます。

6. Laugh Maniac / PERFORMED by ダンカン

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by DJ FUMIYA

この組み合わせもまた意外だなぁ。RIPの楽曲をタレントのダンカンがポエトリーリーディング。結構聞き入ってしまうね。 ヴァイオリンのソロが泣きのメロディーを作ったりと、バックでは叙情的なサウンドを聞かせてくれる。特に、後半のパイプオルガンはものすごいぞ。

7. 雑念エンタテインメント / PERFORMED by 千葉繁

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by DJ FUMIYA

森の朝のような優雅なイントロとはまた正反対に、ものすごいキャラクター性を発揮してくれる声優の千葉繁。 本職の声をうまく生かして、感情豊かにポエトリーリーディングというよりかはキャラクターのせりふのようにしゃべっています。 オーケストラのほうは、サビ部とメロ部の差の表現がまたいいんじゃないでしょうか?

8. 白日 / PERFORMED by 秀島史香

Words by RYO-Z, ILMARI and PES Composed by PES

アンビエントな要素もあるトラックに、J-WAVEナビゲーターとしてもおなじみの秀島史香が語っています。 ポエトリーリーディングには彼女の丁寧さがよく出ており、深い味がしますね。サビもサビっぽくなく、そのまま流れて行くようだ。まさに白日。

9. BLUE BE-BOP / PERFORMED by 伊武雅刀

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by DJ FUMIYA

渋い、渋すぎるよ。さすがは俳優、伊武雅刀。なんだかものすごいぞ。 バックのサウンドも、いかにもなクラシックサウンドで、伊武雅刀の声が合わさると、さらにゴージャスになる。 またラストでは、かなり熱が上がってきています。このテンション、すごすぎるんだよ。

10. One / PERFORMED by 永瀬正敏

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by PES

RIP SLYMEの大ヒットナンバーが、ものすごいゴージャスなクラシックサウンドに生まれ変わった。 さらには俳優の永瀬正敏によるポエトリーリーディングですよ。渋いし味わい深いし、かっこよすぎるね。 バックサウンドと合わさることで、さらに永瀬正敏の声が心に突き刺してくる。もう素晴らしいね。

02-11.~Bonus Track~ 楽園ベイベー (London New Year Version)

さすがはロンドンでのトラック。音がさらに優雅になっています。心地よい空間が広がっていますよ。 サビでの弦のしなやかな動きが、これまた最高です。サビ部のメロディまで奏でられちゃいました。新たな魅力を植えつけていますね。

3rd Album『TIME TO GO』● '03/7/16 release

待望のサードアルバムはなぜかジャケットがカウボーイスタイル。ヒットシングル2曲を収録しており、そのほかのトラックも魅力ある作品群。

イントロからゲストを迎えて激しく引き込む。インタルードを何曲か挟んだりと、従来のリップスタイルをちょっと変えてきましたね。

M-14「虹」、M-15「TIME TO GO」は名曲。まさかSUさんがやってくれるとは、素晴らしい。

1. INTRODUCTION feat. RYO the SKYWALKER

Words by RYO the SKYWALKER Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

アルバムのオープニング。 ゲストのRYO the SKYWALKERによるパフォーマンス。レゲエサウンドとともに勢いのあるラップが引き立っていますね。RIPとはまた違った魅力を感じます。

2. HOTTER THAN JULY

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

単調なリズムビートから始まり次第に音数を増してゆく。ドラムンベーステイストを放出するアップテンポナンバー。ラップはいつもさながら。

見事なコンビネーションを見せてくれます。この曲はDJ FUMIYAの仕事が光っていますね。

3. WHAT'S UP? ~HOW'RE YOU DOIN'?

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by KEI & ILMARI

なんとヒューマンビートボックスをバックにしたトラック。 しかもイルマリ自身でもやってます。2分足らずの曲ながらもチームワークは抜群。お見事です。RIPの魅力が詰まっていますね。

4. ベイシック・ライン

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by SU

ダラーっとだらけたサウンドにラップが乗っかるようなチューン。さすがSU、本人の色がよく出ている。間の音とかもお遊び入っているよね。

まぁ、いつもながらのRIPさが出ていますね。

5. JONT

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

ピアノのイントロから次第にビートが早まり、ジャングルチューンへ。攻めて攻めて攻め立てる。

間髪いれずにこれでもかとRIPの魅力を畳み掛ける。やっぱSUは一味違うね。途中でSTOPします。ここぞとばかりのパーティーチューン。

パイロットシングルということもあってか、かなりサビがキャッチーです。

6. WHY

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

アコースティックサウンドが印象的なミディアムチューン。

なんか落ち着きがあり、シックに決めてくれています。いいねぇ、なんか秋にぴったりな曲です。

7. ミニッツメイド

Words by RYO-Z, ILMARI and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

打ち込みビートのだるーい感じがまたリップらしくておもしろいです。テーマはリップのレコーディング日記でしょうか。

本当にこういう流れでいくのかな?FUMIYAが一番最初に仕事に手をつけています。

8. FIVE FISHES

Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

リップにしては珍しくインストナンバーの登場。どうやらこのアルバムの制作時にインストに凝っていたらしい。

で、インストというよりかはインタル-ド的な作品です。いかにも皿を回すようなループトラックでした。

9. チェッカー・フラッグ

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

アップテンポの弾けるビートに巧みに乗っかるリップのラップ。 さびがまたやる気ねーみたいなエフェクト・ヴォーカル。後半でビートが強力に。

10. SHALL WE?

Words by PES Composed, Sound produced and Instrumnets played by PES

ペスのソロナンバーです。ジャズっぽい音を聞かせてくれるサンプリングループ。 そこに乗っかるサビメロディーがミスマッチだと思います。このだらけ具合もPESならではですね。

11. SHALL WE OUT?

Words by RYO-Z Composed, Sound produced and Instrumnets played by PES

前曲から突入し、RYO-Zのサンプリング・ヴォイスが飛び交うインストナンバーへ。2分も満たないインタルード的トラック。

12. BLUE BE-BOP

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

秋の夜長にリップ。そんな雰囲気を醸し出すジャジーテイストのミディアムトラック。

ちょっといつものだらけ感がなく、背筋をぴんと伸ばした感じの曲ですね。

いやぁ、こういったシックなリップもやっぱりかっこいいね。「One」路線だとPESの歌詞がまたじっくりくるんだなぁ。

13. FROG

Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

再びインストナンバー。次曲へつなげるための曲で、タイトルとともに世界観がでています。

14.

Words by RYO-Z, PES and SU Composed and Sound produced by PES

アコースティック感がでているミディアムトラックチューン。トラックやエフェクトが雨上がりのきらきらしたアスファルトを表現しているように思える。

サビでのキャッチーなメロディーとSUの一押しがインパクトでているね。いやぁ、いい曲。PESらしさが出ているじゃないですか。

15. TIME TO GO

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by SU Sound produced by SU & DJ FUMIYA

イントロはちょっとしたアンビエント感がでているね。アルバムのタイトルチューンでもあり、核となる曲。この曲、ちょっと世界が大きいですね。

サビメロがまたいいじゃないですか。しかもサウンドプロデュースがSUと来たもんだ。ドラムンベースの具合もそこまで濃くなく、いい味付けとなっているね。

こういうトラックのPESの詞がまた幻想的ですね。

16. 135 BPM

Composed and Sound produced by PES & DJ FUMIYA

最後の曲はハウステイストのビートが登場するトラック。ちょっと登場してはフェイドアウトしていくインストナンバー。

Secret Track.

アコースティックギターのイントロが渋い。でもってこのヘタウマの歌ときたもんだ。なんか途中からポエトリーリーディング調になるしね。

おもしろおかしい。そして再び歌に戻る。この曲何なんだ?

Indies Best Album『YAPPARIP』● '03/10/10 release

RIPがインディーズ時代に活動していた古巣のレコード会社、FILE RECORDSからのベストアルバム。やっぱりインディーズながらに若いながらも、秘めた力が思う存分に詰まった楽曲が勢ぞろい。

一応、FILE RECORDSのアイテム全てがパッケージされているが、インタルードは入っておらず。まぁ、これだけでも十分満足できますね。

これ1枚でRIPのインディーズ時代を味わうことができます。もちろんレコード会社が主導で出したものなので、RIPはほぼノータッチでしょうね。

ちなみに初回限定版は三色カラーの缶パッケージ。これは豪華だ。

4th Album『MASTERPIECE』● '04/11/3 release

リップ渾身の4作目。その名も「MASTERPIECE」と、最高傑作を歌っています。ラップはいつもながらに巧みなリレー術とボキャブラリーに溢れていますね。サウンドにも注目です。

いつも以上に生音を重視してリアルな音を作り上げています。ヒットシングル3作も見事にアルバムの構築材となっており、このアルバムの完成度が高いことが証明されていますね。

初回限定のボーナストラックも聞き逃せませんね。

1. Prologue

Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

随分と愉快なオープニングだ。三谷幸喜のドラマとかに使われていそうだよね。

最後におひょいさんこと藤村俊二も登場し、この先が楽しみになってくる。

2. Masterpiece

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

打ち込みビートとアコースティックギターの音色が響き渡るポップなナンバー。

アルバムのタイトルチューンでもあり、タイトルを見事に表す最高傑作。今までのRIPからはちょっと落ち着きがあるね。バックサウンドの勝利。やりますな。

3. Rock it!

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by PES

ファンキーなHIP-HOPトラックにのせて繰り広げられるラップリレー。掛け合いもあってなかなか面白い展開を聞かせてくれる。

何だけれども、ちょっとサビがぐだぐだというか、だらだらしているよね。

4. 黄昏サラウンド

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by PES Sound produced by DJ FUMIYA

アルバムからの先行で切られたシングルトラック。秋の気配を見事に表した大人のリップ。まぁ、彼らは充分大人なんですがね。

トラックが今までのサウンドからぐっと落ち着きを持っていますね。PESによるトラック、さすがですね。サビでのジャジー/ボッサでかっこいいサウンドにノックアウト。 メンバーのラップもストレートに伝わってきますね。かっこいい。これにつきる。やっぱりSUで変化球になるね。タダでは終わらせないや。

同時期に「黄昏ロマンス」(by ポルノグラフィティ)という曲もあってちょっとごっちゃになりがちだったけれど。

5. ON & OFF

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

スイッチを切るようなイントロからスタートするナンバー。ちょっと無機質気味のトラックにアナログノイズが終始まとわりつく。

ヴォーカル加工の部分が見事にいい味がついています。派手さはあまりないけれど、結構いい力を持っていますね。クセになる感覚が生じます。

6. GALAXY

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

RIP、夏満開のパーティーチューンをドロップ。ギター音も入ってかなりハイテンションに攻め立てています。

サビ直前のラップパートがなりマシンガン状態だね。その勢いを持ってのサビだから、かなり強力。キャッチーなメロディーとホーンサウンドがRIPの宇宙を作るビッグバン。

ただ、サビはPESがメインになっちゃっていますね。他のメンバーよ、前に出てもいいんじゃない?

7. Mellow Morrow

Words by ILMARI and PES Composed and Sound produced by ILMARI and Hirotaka Mori

この曲もまったり大人のクールテイストを含んだミディアムチューン。初っ端のILMARIがまたかっこいいのなんの。

PESはちょっとはしゃぎすぎだね。声、はもらなくてもいいよ。最後のアウトロはセッションみたいにフリースタイル。本編とはまた一味違ったサウンドを聞かせてくれます。

8. Get Busy

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by SU

イントロのアジアンテイストは一体何なんだ?そのままアップテンポなビートが響き渡るナンバーです。まぁ、働きすぎをラップでライムっております。

この軽いテイストもまた一体なんなんだろうなぁ。サビも随分と力が抜けていますね。こんなにへろへろとはね。

9. M・I・L・K

Words by RYO-Z, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

牛乳一つでここまで盛り上がることができるとは、さすがリップだね。愉快なサウンドでとても楽しい仕上がり。でもリップがミルクとは。

何か深い意味が隠れていそうですね。下のほうで。ILMARIも不参加だし、何かあるね。

10. AMAR

Composed, Sound produced by DJ FUMIYA

前作「TIME TO GO」を思わせるようなテイストと、どこかしらアジアン、エスニックを思わせるようなサウンドをミックスしたインタルード。

軸はクールなブレイクビーツです。FUMIYAのセンスもキラリ光っています。小作ながら逸材。

11. STARNGER (ALBUM Version)

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

雑踏。そしてどこかのバーを思わせるようなピアノ。このピアノがうまい具合にトラックに変わるところがまたかっこいい。

ピアノとビート、ナイスな組み合わせですねぇ。そしてクールなビートが入ってはクールなラップをリレーしていく。サビのコーラスがちょっとゴージャス感を出しています。

ソウルフルです。しかもサビはなんとRYO-Zが歌っています。シングルテイクは雑踏のSEがなく、ノイズが加わる。

12. Dandelion

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

クラップ・ユア・ハンズとビートが叩き込まれるミディアムチューン。この曲も随分と落ち着いたサウンドを放っており、じっくりと聞かせてくれる。

もっさりもっさりバックが響いていますね。ちなみにベースはクラムボンのミトだとさ。なかなかいいじゃないですか。間奏のFUMIYAのお遊びは聞き所ですよ。 まぁ、リズムや響きが優先ということですかね、フリースタイル。何気に約6分もある大作。後半1分はインストですが、聞き応え充分です。

13. Unknown

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by PES

ギターとビートの織り成すトラック。それぞれのラップで自らのメッセージを伝える。PESがメインとなっています。

サビにこめられたメッセージ、直球ですね。「フリーダム」と「解き放て」。すべてはこの2つの言葉に凝縮されていますね。

自由。誰もが追い求めているものをRIPのラップで感じるフリー。

14. Epilogue

またまた登場の愉快痛快音楽。おひょいさんの締めがまたいいじゃないですか。

~Bonus Track~ 15. 朝焼けサラウンド

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by PES Original track sound produced by DJ FUMIYA Produced and arranged by Shin Kono

ボーナストラックは先行シングルナンバーをクラシックバージョンで。このアレンジがまたすごくいいんだ。

頭サビを抜けるとロックバージョンへ。生音の構成がこれまたグッドです。朝が明けていくような幕開けの印象があるね。

オリジナルテイクとはまた一味もふた味も違った角度で聞くことができます。いやぁ、いい作品だ。

~Secret Track~

M-15をずっと聞いていると急に入ってくる打ち込みサウンド。そして誰が歌っているのかよくわからないぞ?何だコリャ?

ラッパーも変な声を発しています。歌詞もエロティックだし、ホントシークレット。ピアノのサウンドだけはかっこいいんですがね。

Best Album『グッジョブ!』● '05/8/31 release

RIP SLYME、メジャーデビュー5周年目にして初のベストアルバムが登場。4MC+1DJという体制のHIP-HOPは、やっぱり衝撃の登場でしたね。 収録曲はRIP SLYMEの本領発揮な楽曲のオンパレード。これまで発表された全シングル曲をはじめ、アルバムの中からも数曲を収録。 ほぼ年代順に収録されている点でも、RIPの歴史を知ることができますね。さらには、新曲を2曲も収録。こんなに詰まりに詰まったアルバム、まさに「グッジョブ!」ですね。 赤塚不二夫キャラの復活もうれしい1枚です。さらに初回版は、豪華仕様となっております。 特殊ケースにチェンジングジャケット、groovisionsによるmix DVDも付いているし、ボーナストラックとしてNIKEのCM曲となっていたメジャーデビュー曲「STEPPER'S DELIGHT」の リミックスまで収録されています。これはぜひとも初回版をゲットだね。

DVD

SPECIAL“GOOD JOB!”DVD

14. UNDER THE SUN

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

アルバムに収録されている新曲その1。ふにゃっとした感じのイントロが、耳にこびりついてきます。 そして、打ち込みバリバリのポップなトラックに、RIPの面白さが出ていますね。タイトル通りにからっと晴れた爽やかテイストがあります。暑苦しさがなく、RIPの夏が展開されていますね。

15. MORE & MORE

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by PES

新曲その2。カラフルでポップなPESによる曲。しかもPESはギターも弾いているんだってね。 弾けまくって楽しさ満載。マイクリレーもさすがはRIPという感じで、スムーズに。心も体も、ウキウキ気分で踊りまくりですね。

16. STEPPER'S DELIGHT (TRICKY REMIX)

Remixed by Tricky

頭のトラックとヴォーカルのキーがあっていないような・・・。 もうね、怖しまくり&遊びまくりのリミックスナンバー。チキチキサウンドで包み込む、まさにトリッキーなトラックで楽しませてくれるリミックスです。

[DISC 2:DVD]

こちらへ→☆☆☆

Best Album『GOOD JOB! X'mas edition』● '05/12/7 release

RIP初のベストアルバム「グッジョブ!」の期間限定クリスマスバージョンが登場。 ベストアルバムに収録されていた「Tokyo Classic」が「運命共同体」と「Super Shooter」に変更されて収録されています。 だからといって、そこまでしてクリスマス仕様というのもよくわからない、このマイナーチェンジ。 まぁ、ジャケットが変わっている点もありますが、なんとも中途半端というか、勢いでのリリースなんじゃないでしょうかね?

5th Album『EPOCH』● '06/11/29 release

RIP SLYME、ベストアルバムを挟んで、実に2年ぶりとなった5枚目のオリジナルアルバム。 しばらく体調不良で休業していたDJ FUMIYAも本格的に復帰したことで、これぞRIP SLYMEというような楽曲が揃っていますよ。その表れは、やっぱり先行シングルにもなった「ブロウ」だろうね。 楽しいサウンドと息の合ったコンビネーションで聞かせてくれるDJ FUMIYAサウンドと、4MCのマイクリレーはやっぱり素晴らしいですな。 そして、既発シングル「Hot chocolate」も、くるりとのコラボナンバー「ラヴぃ」も、もちろん収録。 客演も、m-floのVERBALやスチャダラパーという強力ラッパーたちを迎えたりと、勢い乗りまくりです。 やっぱりDJ FUMIYAの復帰作という事で、大盤振る舞いな1枚となりましたね。まさに「エポック・メイキング」な作品ですよ。 初回版は、見開き紙ジャケットの豪華仕様。さてさて、RIP SLYMEの新章がここから始まりましたよ。

1. EPOCH ~intro~

Composed and Sound produced by DJ FUMIYA Vocals by Dynamite MC

鳥が鳴きまくっていますね。亜熱帯な雰囲気を醸し出すイントロダクション。Dynamite MCの巧みな紹介とともに始まります。

2. ELEPHANT

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

流れるように始まるトラック。ミディアムテンポの打ち込みトラックは、いかにもDJ FUMIYA仕様です。 「象」って言われても、随分と軽やかなナンバー。おなじみのマイクリレーは、やっぱり経験がモノを言っていますね。ライブだと、コールアンドレスポンスがあるんじゃないかな。

3. Hot chocolate

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by PES

ベストアルバム後に発売されたシングルナンバー。DJ FUMIYA不在ということもあって、トラックの方はPESが担当。彼らしいポップに弾けたミディアムナンバーです。 ホーンセクションも味付けされており、随分と楽しい曲に仕上がったな。歌詞の方も、チョコレートのごとく、甘かったりビターだったり。全編に広がるもっさりビートも、曲にぴったり合っています。 シングルの初回版は、明治ミルクチョコレートパッケージになっていて、とってもおしゃれ。中のブックレットも、銀紙仕様だ。

4. ブロウ

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

祝! DJ FUMIYA復帰第1弾シングルとなったナンバー。これぞRIP SLYMEと言えるようなアップテンポの打ち込みトラックのパーティーチューン。 タイトル通りに、風のように流れる曲とリップの巧みなマイクリレーで聞かせてくれるね。 疾走感まではいかないものの、いい具合のスピードを持った作品。歌詞も前向きで、背中を押してくれますね。

5. Island

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by RIP SLYME and Hirotaka Mori Sound produced by ILMARI and Hirotaka Mori

真夏のリゾートサウンドのごとく、リラックスムード満天のミディアムチューン。ラヴァーズロックなダブミュージック寄りのサウンドが、とても心地よいですね。 南の島の雰囲気が出まくっています。平和な1曲だね。後半で聞かせてくれるジャジーなサウンドが、これまたGood。

6. パーリーピーポー (Hosted by VERBAL)

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA MC by VERBAL (m-flo)

m-floのVERBALがホストを務めるパーティーチューン。 かなりアゲアゲな雰囲気を放っています。ウキウキノリノリ。カーニヴァルテイストもあって、お祭り騒ぎだね。イケイケな4MCも、かっこいいと同時に楽しいね。

7. DIG DUG

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

若干、8bit的な音も混じりつつ、ミディアムテンポでどっしりと構えたトラック。 なるほど、音からすでに炭鉱の匂いがしてくるね。でも、とっても楽しそうな炭鉱場だ。 やばいね、このスウィングビートにやられるよ。突出して目立っているわけではないけれども、病み付きになるナンバーですよ。

8. レッツゴー 7~8匹 (feat. スチャダラパー)

Words by RYO-Z, ILMARI PES, SU, BOSE and ANI Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

これまた大御所スチャダラパーをフィーチャーしたパーティーチューン。このマイクリレーが最高のフローを作り上げているわけで、かっこよすぎるんですよ。 スチャダラパーもRIP SLYMEも、さすがな力を聞かせてくれるね。後半での社会風刺を聞かせてくる所なんか、ちょっと今までにない感じでかっこいい。 やっぱり、こういうコラボレーションだからこそできる曲なんだろうね。

9. Break beats ERA

Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

タイトル通りにブレイクビーツなインストナンバー。 軽やかビートが取り巻くミディアムチューン。ちょっと無機質っぽいけれど、妙に浸透してくるね。約4分の不思議な空間が流れています。

10. アゲインスト

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

派手派手なイントロでかましてくるアップテンポのトラック。これまた、パーティーチューンのごとく、弾けたナンバーだ。 RIP SLYMEの勢いを感じる曲だよね。Hookではヴォーカルにエフェクトをかけては、インパクトを与える。ラストで一団となって畳み掛けてきますよ。

11. ラヴぃ (リップスライムとくるり)

Produced by QURULI and RIP SLYME Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed by Shigeru Kishida

RIP SLYMEとくるり、世紀のコラボがひと夏ながらに実現。これまた、類まれに見るトラックで楽しませてくれる。 くるり側は演奏などのバックにまわり、リップ側はおなじみのラップを披露するなど、前面に出ています。 さすがは岸田繁。ポップでキャッチーなメロディの中には、マニアックな要素もあって面白いんですよ。 しかも、ロックサウンドを軸とした打ち込みトラックで仕上げており、意外と心地よくて病み付きになります。

12. Present

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by PES

ラブでピースな1曲。まさにリップからの「プレゼント」。あげる喜び、もらう喜びをミディアムテンポのトラックに乗せて、マイクリレーです。 温かい1曲で、ついつい笑みがこぼれるね。サビでは鈴の音が曲を盛り上げてくれます。

ちなみに、配信限定でこの曲のクリスマスバージョンがリリースされました。鈴の音がさらにゴージャスに。こちらも聞き逃せない仕上がりとなっていますよ。

13. LINDA

Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

ちょっとジャジーな雰囲気を放つインストナンバー。 もちろん、それだけでは終わらず、ちょとSEで細工されたトラックに仕上がったインタルード。これぞ、DJ FUMIYAのお仕事ですよ。短いながらに引き込んできます。

14. Wonderful

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

アルバムのラストを飾るナンバーは、RIP SLYMEの楽しさや伝えたいことが爆発したパーティーチューン。 ショータイムやレビューのようなパーティーチューンは、なんだかたまっていたものを放出するかのようだ。DJ FUMIYAの復活を喜んでいるかのようでもありますね。 もう、曲名さながら「Wonderful」な1曲です。これからもリップの快進撃は止まらないぞ。

6th Album『FUNFAIR』● '07/11/28 release

RIP SLYMEが1年振りにお届けする、6枚目のオリジナルアルバム。「移動式遊園地」と名づけられたとおり、とにかく色々なRIP SLYMEを楽しむことができるアルバムとなっております。 CD化が待ち望まれたCMソング「I・N・G」や「Tales」も収録されています。もちろん、シングルでリリースされた「熱帯夜」や先行ナンバー「SPEED KING」も、もちろん収録。 POPなHIP-HOPで楽しませてくれるRIP SLYME。今回も作り込まれた作品が目白押し。 そして、なんとMONGOL800とのコラボレーションまで実現し、若い世代を後押しする応援歌「Remember」を聞かせてくれる。 DJ FUMIYAのトラックを中心に、サウンドに面白さをとことん加えたRIP SLYMEが猛攻撃を仕掛けてきます。 特に、今回は4人でのラップリレーよりも2人や3人のナンバーが多いね。これもRIP SLYMEの進化系。 初回限定盤は、3面デジパック仕様&特性ステッカー付です。

1. Introduction

Sound produced by DJ FUMIYA

愉快な音が広がるイントロダクション。まさしく遊園地的な楽しさが爆発した音を聞かせてくれます。RIP SLYMEの楽しいいステージの始まり始まり。

2. NP

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by PES

ギターの音とアップテンポビートでポップなナンバーの幕開け。まさしくPES。結構、アメリカンロックの印象が伝わってくるね。No Problemな1曲。 サビでのキャッチーさはさすが。各々のライムもまさに問題無しの様子で、つかみはOKですな。

3. Bubble Trouble

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

イントロのサンプリング具合いがかなり強烈です。バブルのように弾けたトラックが、楽しいね。 パーティーチューンと化していて、華が開いています。泡沫の夢を見ているの様なライムもナイス。

4. SPEED KING

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

打ち込みが飛び交う、RIP SLYME。アルバム「FUNFAIR」からの先行ナンバーです。 なんか、今までのRIP SLYMEになかったトラックなので、とにかく面白いという印象を受けます。ロカビリー調のスィングがたまらないんです。それでいて、キャッチーな仕上がり。 RIP SLYMEのキャラクターが前面に表れた1曲。弾けたね。

5. Tales

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by PES

CMソングとして先行配信されていたナンバーです。アコースティックサウンドをベースとした温かみのあるトラックは、PESの手によるもの。 さすが、こういう曲調はPESの武器でありますよ。ちなみにPES自身、ギターも奏でています。タイアップを意識したようなライムにも注目。 心温まる、スローなラップでのんびり気分に浸れます。

6. 残念ボーイ

Words by ILMARI and PES Composed by Yu-ki Nakamura Sound produced by Yu-ki Nakamura and ILMARI

ILMARIとPESの2人だけでのパフォーマンス。 ゆったりビートでほんわかとしたナンバーだね。生音とラップの融合もまた、をかし。タイトル通り、ちょっと残念な男の日常を描いています。

7. concourse1

Sound produced by DJ FUMIYA

ピコピコサウンドがなんか新しい展開を見せてくれそうなインタルード。さてさて、まだまだ続きますよ。

8. EVOLUTION (feat. COMA-CHI)

Words by RYO-Z, SU and COMA-CHI Composed and Sound produced by usus

COMA-CHIをゲストに迎えた、RYO-Z&SUのディープなナンバー。 進化をテーマに、男と女をそれぞれラップ。こういう男×女の掛け合いも、RIP SLYMEにしては面白い試みだね。Hookもまた、盛り上がること間違いなし。

9. Fa-a-ar

Words by RYO-Z and PES Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

ピコピコサウンドが響きまくるダンサブルなナンバー。RYO-Z&PESのコンビによるお祭りパーティーチューン。 とにかく盛り上がれと。Hook以外の場所は、歪んだエフェクトヴォーカルで、なんだか不思議空間が漂っています。

10. I・N・G

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by DJ FUMIYA

ボイスパーカッションと思わせるビートがインパクトになる、先行配信ナンバー。これがRIP SLYMEの実力とうなずかせられるポップでキャッチーなラップチューン。 テクノベースの打ち込みの軽快さときたら。極上のポップセンスが炸裂しております。 4人のマイクリレーもベテランの域。サビでのキャッチーさがとにかく武器となる。進行形なライムもGooding!

11. concourse2

Sound produced by DJ FUMIYA

アコースティックギターのサウンドと、ブツ切りヴォーカルサンプリングが交差するインタルード。ここで1回、間をおくのもいい感じ?

12. Remember (RIP SLYME with MONGOL800)

Words by RYO-Z, ILMARI, PES, SU and Kiyosaku (MONGOL800) Composed by Kiyosaku Uezu Produced by RIP SLYME and MONGOL800 Additional arrangement by Yukihiro Fukutomi

RIP SLYMEとMONGOL800という、これまた類まれなコラボレーションナンバーの登場だ。 ロックとHIP-HOPのコラボは昔からあるし、前年にRIP SLYMEとくるりのコラボもあった。しかしながら、今回は今回で、お互いのいい部分をいい具合に、いい塩梅で魅力を出しています。 ミディアムテンポのロックチューンを、モンパチベースで聞かせてくれる。力がみなぎるような応援歌です。 後半はもはやモンパチの持ち歌じゃないかと思ってしまう作りですね。

13. 熱帯夜

Words and Music by Luis Gonzaga, David Nasser Zedantes & Rip Slyme Sound produced by DJ FUMIYA

真夏の夜を妖艶に彩るRIP SLYMEのサマーチューン。ここまで過激に放つとは、夏の魔力にかかっているね。 ポップなビートとキャッチーなメロディがいいパンチとなるHookからスタート。それぞれのパートでは、独自の妖しさが光っています。熱いです、RIP SLYME。 この曲、元ネタがあるんですね。サンプリングのチョイスも、実に興味深い。PVのほうも、かなり燃え滾っていますよ。

14. StroboX

Words by RYO-Z, ILMARI and SU Composed by SONPUB Sound produced by SONPUB and RYO-Z

ボコスカビートで繰り広げられる、アゲアゲなHIP-HOPチューン。言葉が次から次へと飛び交い、隙を与えるチャンスもないくらい。どんどん攻めてきます。 バドルだね。PESとFUMIYAが参加していないので、ちょっと淋しいけれども、ゲストと3人が力をあわせて、とてつもない力を発揮している。

15. 流れの中で

Words by RYO-Z, ILMARI, PES and SU Composed and Sound produced by PES

アルバムのラストを飾るミディアムチューン。この曲もPESによるサウンドプロデュース。やっぱり、FUMIYAのトラックとはちょっと印象が違うよね。 柔らかさと優しさがあります。曲の方はRIP流人生論かな。一瞬という時間の中で、自分自身の輝きを放てという導きを示すような前向きソングです。 各々のライムも、愛情を感じさせます。

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