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●Cover Album『BIRDSONG EP -cover BEATS for the party-』● '07/11/28 release
SONYからUNIVERASLへレコード会社を移籍したbird。CMソングとして大量O.A.されていた「BATUCADA」で驚かされたと思ったら、今度はカバーミニアルバムと来たもんだ。 うーん、正直、birdにはオリジナル作品を期待していただけに、これは意外な動きだよな。 収録曲も7曲と、EPならではのヴォリューム。シングル「BATUCADA」をはじめ、Wham!やORIJGINAL LOVE、サンボマスターなど、洋楽・邦楽問わずの選曲も意外や意外。 それに、各曲のサウンドプロデューサーを務めたミュージシャン達も実に豪華。 FreeTEMPOに口ロロ、マボロシなどとbirdが組み合わさるだなんて、とっても新鮮に聞こえてきます。 田島貴男とタッグを組んだ「恋はあせらず」に至っては、bird自ら書いた日本語詞にちょっとびっくり。初回版は、デビュー曲「SOULS」のアコースティックカバーを収録。
1. BATUCADA (GOLD MIX) ♪ with 川嶋可能
Words & Music:Marcos Valle / Paulo Valle / Ray Gilbert Sound Produced & Arranged by Kano Kawashima
アルバムのオープニングは、シングルでもリリースしたナンバーを新たにミックスを施して、強力に変身させたトラック。 パワーアップしてお届け。CMの新シリーズにあわせた感じだね。どちらかというと、エクステンデッド。
2. YOU CAN'T HURRY LOVE ♪ with 田島貴男
Words & Music:Lamont Dozier / Eddie Holland / Brian Holland Japanese Words:bird Sound Produced & Arranged by Takao Tajima
名曲「恋はあせらず」をbird流にカバー。まさかまさかの、birdによる日本語詞を乗っけて、ウキウキ気分で歌っています。 そして、この曲は田島貴男がサウンドプロデュースを手がけている点にも注目だね。
3. ROXANNE ♪ with マボロシ
Words & Music:Gordon Sumner Sound Produced & Arranged by MABOROSHI
THE POLICEのカバー。そして、サウンドプロデュースをマボロシが手がけるという、これまた不思議な化学反応。 やっぱりファンクテイストと打ち込みが奇妙にからみあったアレンジが効いているね。かっこいい。
4. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ ♪ with 口ロロ
Words & Music:Takashi Yamaguchi Sound Produced & Arranged by 口ロロ
birdがまさかのサンボマスターをカバーするとは。おもしろすぎるよ。そして、サウンドプロデュースを口ロロが手がけています。 オリジナルは暑苦しいロックチューンだったけれども、birdは丁寧に言葉を歌い、そしてコーラスとともに盛り上げています。なんか、印象がグッと変わった。
5. 月の裏で会いましょう (Let's go to the darkness of the moon) ♪ with FreeTEMPO
Words:Ryutaro Kihara Music:Takao Tajima Sound Produced & Arranged by Takeshi Hanzawa (FreeTEMPO)
ORIGINAL LOVEの名曲を、FreeTEMPOのサウンドプロデュースの元、カバーしたbird。 朝やかなまでのアコースティックギターがかき鳴る音。これぞFreeTEMPOの4つ打ちビート。この2つのかみ合わせたおしゃれハウスナンバーで、聞かせてくれますよ。
6. CLUB TROPICANA ♪ with YOUR SONG IS GOOD
Words & Music:George Michael / Andrew Ridgeley Sound Produced & Arranged by YOUR SONG IS GOOD
birdがWham!を陽気にカバー。ただでさえポップ要素満開のナンバーだから、随分と弾けたYOUR SONG IS GOODのサウンドプロデュース業も光っています。 とっても軽快で、パーティーのごとく、大盛り上がりだね。
7. BATUCADA -バトゥカーダ-
Words & Music:Marcos Valle / Paulo Valle / Ray Gilbert Sound Produced & Arranged by Kano Kawashima
birdがレコード会社をSONYからUNIVERSALに移籍。 その第1弾シングルとなったのは、ボサノヴァの重鎮、マルコス・ヴァーリの曲をラテンアレンジで情熱を注ぐトラックに仕上げました。 birdらしさの出た夏の到来。とっても心地よいサウンドと、伸びやかなヴォーカルは相変わらず魅力的です。 今回は全編ポルトガル語。やるなぁ、bird。 CMソングとして、話題を随分と振りまきましたね。
8. SOULS (Acoustic Live @ oden studio)
Words:bird Music:Shinichi Osawa
初回限定版のみに収録された、デビュー曲のアコースティックカバー。 オリジナルがオーガニックな印象のあるトラックだったので、より素に近い形で、しっとりと、あっさりと聞かせてくれる。 やっぱり、武器となるのはbirdのヴォーカルだよね。聞いていて、心地よいです。
●Cover Album『MY LOVE』● '08/8/6 release
birdが前作「BIRDSONG EP -cover BEATS for the party-」に続けて、カバーアルバムを発表。今回は、夏にリリースされたということもあって、夏モード満載の選曲。 ユーミンの「Hello, my friend」やCHEMISTRY「Point of No Return」、KinKi Kids「ジェットコースター・ロマンス」などを birdがカバーしています。でも、随分と意外な選曲だね。 先行シングルにもなったノーランズ「ダンシング・シスター」に至っては、bird自らが日本語詞を手がけ、新鮮なイメージで聞かせてくれます。 そして、何気に豪華なのが、サウンドプロデューサー達ですよ。驚きなのが、SOFFetのYoYoが参加していること。 こういうコラボレーションも実に新鮮だし、お見事です。多角的なアプローチを見せてくれたカバーなんですが、やっぱりオリジナルもそろそろ聞きたくなるよね。 ちなみに、ジャケットならびにブックレットの風景写真は、bird自身の撮影によるものです。なかなか綺麗なんだよね、これが。初回版は、代表曲「BEATS」のレゲエバージョンを収録。 これぞ夏といったアレンジが、本当にかっこいいね。
1. 青い珊瑚礁
Words:Yoshihiko Miura Music:Yuichirou Oda Sound Produced & Arranged by YoYo from SOFFet
松田聖子の夏を代表するナンバーを、煌びやかにbirdがカバー。伸びやかな歌声とともに、爽やかな風が通り抜ける。 軽やかなトラックをプロデュースしているのがSOFFetのYoYoというのが、これまた驚きですな。4つ打ちのビートとともに、夏モード全開。
2. ジェットコースター・ロマンス
Words:Takashi Matsumoto Music:Tatsuro Yamashita Sound Produced & Arranged by YoYo from SOFFet & Kazunori Fujimoto
KinKi Kidsの代表曲を、まさかbirdがカバーするとはね。 でも、松本隆と山下達郎という組み合わせの歌謡曲モード全開な曲を、軽やかに落ち着いた大人っぽいトラックに仕上げました。 ピアノがいい雰囲気を醸しているね。こちらのサウンドプロデュースは、 SOFFetのYoYoと藤本和則が手がけています。
3. ダンシング・シスター
Words & Music:Ben Findon / Mike Myers / Bob Puzey japanese Words:bird Sound Produced & Arranged by THE BIZZMAFIA
birdが両A面でリリースした、アルバム「MY LOVE」からの先行シングルナンバー。 こちらはノーランズの代表曲。ポップな1980年代を、現代のサマーアレンジで聞かせてくれます。しかも、birdによる日本語詞で躍る。 ただ、やっぱりオリジナルの歌詞の方が強烈にキャッチーなので、日本語がなんだかしっくり来ないような気もする。音の方は、とにかく夏真っ盛りで、燃え上がっています。
4. セロリ
Words & Music:Masayoshi Yamazaki Sound Produced & Arranged by GIRA MUNDO
山崎まさよしのナンバーを、ボッサテイストでカバー。オリジナルの力の抜けた感じをそのままに、いい感じにリラックスモードで聞かせてくれます。 GITA MUNDOのサウンドプロデュースも鮮やかに。サンセットビーチがお似合いなトラックに大変身です。
5. Hello, my friend
Words & Music:Yumi Matsutoya Sound Produced & Arranged by Kenmochi Hidefumi
ユーミンの夏の代名詞を、釼持英郁のサウンドプロデュースでカバー。 あっさりギターと、どっぷりとした打ち込みの不思議な組み合わせが、夢見心地な気分にさせてくれる。 ただ、じっくりと聞かせてくれるというよりかは、流れるような感じで、さらりてしているね。
6. Point of No Return
Words:tetsuo Aso Music:Kazunori Fujimoto Sound Produced & Arranged by Saigenji
CHEMISTRYの2枚目となるシングルのカバー。元がR&Bテイストのポップチューンだったけれども、大胆なサウンドアプローチで、しっとりとsaigenjiが聞かせてくれる。 ギター1本で、過ぎ去りし夏の雰囲気を出す。ちょっとサウダージだね。
7. 青い車
Words & Music:Masamune Kusano Sound Produced & Arranged by GIRA MUNDO
スピッツの爽やかソングが、ラテンボッサテイストに大変身。 birdが軽やかに歌います。GIRA MUNDOのサウンドプロデュースも、ムードたっぷりに、サビの重圧感がとってもかっこいい。 サビのbirdのコーラスもまたいい感じだ。とっても軽やかに、音が躍っていますね。
8. サマーヌード
Words:Hidetoshi Sakurai / Yoichi Kuramochi Music:Hidetoshi Sakurai Sound Produced & Arranged by Kenmochi Hidefumi
birdの久しぶりとなるシングルはカバートラックの両A面。 こちらは、もはや真心ブラザーズの代名詞となる曲。釼持英郁のサウンドプロデュースで、軽やかに聞かせてくれる。 しかしbird、なんかヴォーカルが素人臭く感じられんだけれども。これは夏の爽快感がそうさせたのか?サビはヴォーカルを重ねているせいで、ちょっとフワフワした感じ。
9. 恋とマシンガン
Words & Music:DOUBLE KNOCKOUT CORPORATION Sound Produced by GOKU & wize (cargo) Track Arranged by GOKU (cargo)
まさかのフリッパーズギターの大ヒットチューンを、随分なラテンムードでカバー。 軽やかなギターの音色と、サンバを思わせる軽快なビート。さらに楽しげなbirdのヴォーカルも夏モード全開で聞かせてくれます。とっても楽しい1曲に仕上がっているね。
10. 夏の終わりのハーモニー
Words:Yosui Inoue Music:Koji Tamaki Sound Produced & Arranged by GIRA MUNDO
これまた夏の名曲。井上陽水と安全地帯のコラボナンバーを、birdがうっとりさせてくれるようなヴォーカルで魅了するカバー。 GIRA MUNDO によるムードたっぷり大人のボッサで、おしゃれに飾るサウンドが涼しくさせる。 また、Saigenjiが見事なハーモニーで参戦。じっくりと聞き味わえる1曲に仕上がっています。
11. BEATS (reggae version)
Words:bird Music:Shinichi Osawa Sound Produced by Tanco from Home Grown
初回版のみのボーナストラックは、birdを代表するラテンチューンをレゲエカバー。さすがはHOME GROWNだよね。 オリジナルの持つ疾走感はありつつも、やはりレゲエ特有の柔軟さがあって、とってもゆったりのんびりと聞かせてくれる。birdのヴォーカルも、高らかに。
●Best Album『Free Soul Collection Compiled by Toru Hashimoto for Suburbia Factory』● '08/9/24 release
日本を代表するソウルフルなシンガー、birdのちょっと趣向を凝らしたコンセプト・ベストアルバムが登場。suburbiaの橋本徹が手がける人気シリーズ「Free Soul Collection」にbirdがラインナップ。 メロウでグルーヴィーなトラックを中心に、ソウルフルでbirdの魅力の詰まったナンバーを収録しています。 未発表曲や聞き覚えのある曲、既発表曲の別バージョンやカバー曲など、ヴァラエティ豊かな選曲で楽しませてくれます。中でも、「Smile」のライブバージョンは本作が初出しかな。貴重なトラックです。 シングル集とはまた一味違った魅力を放つのは、やはりコンセプトが徹底しているからかな。心地よいグルーヴに身を委ねられるコンピ盤といった感じで、リラックスムードで聞けます。
2. Someone To Light Up My Life (So Todos Fossem Iguais A Voce)
Words:Vincius De Moraes Music:Antonio Calros Jobin
アントニオ・カルロス・ジョビンの作品にbirdが挑戦。 軽やかなサンバ/ボッサテイストでさらりと歌い上げるbird。伸び伸びと。弦楽も美しく広がり、心地よいフレーバーで楽しませてくれる。
13. Smile <Live Version>
Words:John Turner, Claremont Geoffrey Parsons Music:Charlie Chaplin
チャップリンの曲であり、数多くのアーティストがカバーした「Smile」を、birdも披露。 しかも、ライブトラックを収録。ピアノや弦のしっとりサウンドとともに、birdの表現力あるヴォーカルで、曲の世界が広がる。
●Cover Best Album『Covers』● '09/4/29 release
bird初のカバーベストアルバム。といっても、ベースとなるのは「BIRDSONG EP」と「MY LOVE」という、ユニバーサルから発売された2枚のアルバムなんだよね。 2枚から美味しいとこ取り。なんとも、手抜き感が否めないなぁ、ユニバーサル。結局、birdはユニバーサルで、オリジナルソングを披露しないまま、移籍してしまうわけで。 まぁ、そういう契約だったのかもしれないけれども。 さて、今作は、その2枚のカバーアルバム以外にも、山口百恵のトリビュートアルバムからの「夢先案内人」や、シングルでもリリースされた「童神」の ソニー音源も収録。これは懐が厚いね。どの曲も、birの深みあるヴォーカル力、包容力があっていいんだよ。原曲のよい部分を残しつつも、birdなりのスタイルを築き上げる、その姿勢がいい。 ボーナストラック2曲は、ともに「BATUCADA」のリミックス。1曲はシングルにも収録されていたDJ FUMIYAによるもの。 もう1曲は、MAKAIのハウスコンピに収録されていたもの。どちらも1度に楽しめてしまうと考えれば、このアルバムも随分と豪華なものに感じます。せめて、ブックレット等にbirdの姿を見たかったな。
12. BATUCADA (Rasmus Faber Remix)
Remixed & Additional Production by Rasmus Faber
これぞラスマスな4つ打ち炸裂リミックス。リズミカルで煌びやか。そして、ためにためて、ちょっとじらしたりも。なかなかにくい流れです。 オリジナルのラテンテイストも残しつつ、クラブ仕様へノリの出た1曲に。
●7th Album『NEW BASIC』● '11/5/25 release
再びレコード会社をソニーに移して戻ってきたbird。オリジナルとしては、同じくソニーからリリースした「BREATH」以来の作品になるわけでして。 ユニバーサルでカバーしまくった後は、やっぱり自身の創作したものを世に出したいという欲に駆られたのかな。 今作は変則的な構成で、スタジオ録音のトラックと、ライブトラックを組み合わせて聞かせてくれます。ライブトラックは、やっぱり生ならではの音と声が伝わってきて、わくわくさせてくれます。 バックバンドのメンバーが奏でる音も、熱に満ち溢れていますね。 そして、スタジオトラックの方も、ライブ経験を生かして制作されたナンバーということもあり、よりbirdの思いが詰まった作品となっている。 特に、プロデュースを手がけたThe N.B.3.との相性がいいんだよね。さすがは田中義人のギターですよ。 birdのヴォーカルも、どこかしら余裕を感じさせる部分があって、楽しさを出したりと、生き生きした様子が伝わってくる。 ラストナンバーでは、山崎まさよしがギターとアレンジで参加。温かさの詰まったギターの音がいい味を出しています。新しい基本をここで生み出し、birdがまた、大きく羽ばたき出しました。
1. Intro
music:The N.B.3 & bird
アルバムのオープニングを飾るインストナンバー。 The N.B.3.の軽快でファンキーなセッションをベースに、birdのコーラスも入っては、厚めのトラックが完成。フェイドアウトで幕。さぁさぁ、次へ行くよ。
2. Flowers
words:bird music:Ryoki Matsumoto
A.O.R.のような丁寧な音が伝わってくるミディアムナンバー。birdの大らかで朗らかな性格がそのまま曲に表れたような、伸びやかな曲です。 松本良喜のメロディに、優雅なbirdの歌詞が踊るように聞かせてくれる。あなたがいて、私がいて。とにかく幸せムードに溢れています。
3. Up And At It
words:bird music:Wes Montgomery
シングル「BEATS」に収録されていたカバーナンバーのライブテイク。ライブならではの熱気と興奮渦巻く。 ソウルフルなbirdのヴォーカルに応えるように、観客も盛り上がっている様子が伝わってくる。間奏での田中義人のギターが熱いね。
4. Mirror
words:bird music:Chris Pedley
ライブテイク。birdのヴォーカルの奥深さが広がってゆくように。伸び伸びとした空間がドンドンと広がってゆく。 バンドメンバーの演奏もアグレッシヴでファンキー。こちらも間奏のギタープレイにしびれます。ラストのスキャットでbird自身も楽しさを伝えてくる。
5. Bitter Sweet Friday
words:bird music:Yoshito Tanaka
イントロからブラスが華やかに開くミディアムチューン。歌が始まると、軽快ムードで、リラックスした雰囲気を。 そして、サビに入るとブラスが再び入ってきて、スカッと爽やかに。コーラスも加わって、とっても楽しい1曲に仕上がっています。
6. Sometimes Rain
words:bird music:Yoshito Tanaka & bird
ライブトラック。まったりムードとリゾートサウンドをミックスさせたようなバラードナンバー。伸びのあるヴォーカルが生きるbirdです。 そして、ちょっと泣きが入るギターも渋く響き渡るんです。
7. こんなにもblue
words:bird music:bird
bird自身が作詞・作曲を手がけたバラードナンバー。気持ちがブルーと思いきや、とってもすがすがしい気持ちが広がってゆく。 空が青くて、気持ちがいいね、と歌っています。なんだか、とってもうれしいんだろうな。オルガンの音がとても温かくて、包み込んでくれるかのようだ。
8. それを愛と
words:bird music:Sadayoshi Okamoto
ライブトラック。COILの岡本定義が作曲を手がけたナンバーは、じっくりとbirdのヴォーカルを盛り上げるバラード。 演奏がギターのみだと、よりいっそうbirdのヴォーカルが伝わってくるね。音数が増えて、The N.B.3.の演奏の味わい深さが出た空間にうっとり。 bird特有の優しい世界観の出た歌詞もまた温かい。
9. Happy Birthday
words:bird music:saigenji
ライブトラック。こちらはsaigenjiが作曲を担当したリズミカルなトラック。誰かしらの誕生日を祝う内容というよりかは、音楽の楽しさみたいなものを前面に押し出した歌詞。 bird自身が楽しく歌を聞かせてくれるんです。The N.B.3.によるジャジーな演奏も、とってもかっこよく感じる。
10. DA DA DA DA
words:bird music:bird
タイトル通りに力強いビートをダダダっと打ち込んでくるナンバー。birdが作詞と作曲を手がけたリズミカルなトラック。 リズムの音をメインに、サビはさらっとしていて、メロディパートと比べると面白さがあまり感じられないな。間奏でのトランペットは熱く聞かせてくれた。
11. TFR
music:Yuta Kaneko
一瞬、タイトルが「TRF」かと思っちゃった。さて、こちらの曲はライブトラック。観客からの声が熱いね。 セッションのように、それぞれの音がほとばしるインストナンバー。birdもスキャットで優雅に参戦。会場内を盛り上げるように、包み込むように、響き渡る声が本当に心地よい。 田中義人のギターも熱いね。
12. Perfect Circle
words:bird music:Yoshito Tanaka
ライブトラック。ファンキーに響き渡るアグレッシヴな演奏をバックに、birdが軽やかに歌い上げる。抑揚があって、かっこいいんだ。 バックの音がとにかくヒートアップしているね。観客も熱を帯びて、声を出しての興奮のステージ。ラストのドラムの暴れっぷりもすごいんだ。
13. Outro
music:The N.B.3 & bird
M-1と対を成すインストチューン。ファンキーでグルーヴーなThe N.B.3.の演奏とbirdのコーラスが流れてゆく。 時にジャジーになる部分が、かっこいいんだ。
14. 海を見つめて
words:bird music:bird
波の音から始まるアコーすティくバラード。birdの作詞・作曲による優しいナンバーは、なんと山崎まさよしが演奏で参加。 「散歩しよう」以来のタッグかな。アコーすティくギターをはじめ、ブルースハープやフェンダーローデス、 さらにはアレンジも手がけていて、実に多才です。温かさと渋さが絡み合い、birdらしさを伝えてくる。
●8th Album『HOME』● '13/3/20 release
bird、記念すべきデビュー15周年を飾るアイテムは、アコースティックなアレンジでお送りするカバー集。これまでリリースしてきた楽曲からの、選りすぐりのナンバーを、 樋口直彦のギターをバックに、birdがじっくりと歌い上げます。やはり、これまで培ってきたヴォーカルの力が大きいな。 包容力のあるbirdのヴォーカルは芯が強くて、頼もしいですな。それでいて、心地よさを伴ってくる。このバランスがいいね。 全14曲には、あの「LIFE」もあるし、デビュー曲「SOULS」もあるし、Antonio Carlos Jobimのカバーもあるし、なかなか面白いアルバムになっています。
1. The Secret Room
Words & Music:bird Produced by bird & Naohiko Higuchi
滑らかなギターの音色に酔いしれるような、心地よさを放つナンバー。 birdのヴォーカルも、頼もしさと深さをうまく操り、包容力で安心させてくれるような感じですね。とってもオーガニック。長尺なので、その優雅さにうっとりさせてくれるんだ。
2. Someone to light up my life (original Song: Antonio Carlos Jobim)
Original Text by Vinicius De Moraes Music:Antonio Carlos Jobim English Lyric by Gene Lees Produced by bird & Naohiko Higuchi
Jobimですよ、Antonio Carlos Jobim。軽やかギターで味付けては、いい感じに弾んで、おしゃれに仕上げてくると同時に、 birdのヴォーカルも逞しくて、伝えるように聴かせてくれます。
3. 4PM
Words:bird Music:Shinichi Osawa Produced by bird & Naohiko Higuchi
初期の楽曲をチョイス。ざらりと奏でられるギターの音がまたいいね。そして、birdも思わずくすくすと笑っているかのような感じで、 ヴォーカルを聴かせてくれます。午後4時の夕暮れにさしかかろうとする時間がうまくギターの味付けで鮮やかに映えてきます。
4. スパイダー
Words:bird Music:Ivan Lins Produced by bird & Naohiko Higuchi
また、癖のある曲のチョイスで面白いな。ギターをざっくりざっくりと鳴らしては、ひねりを加えた感じに。 思わずニヤリ。birdも余裕の表情で歌を聴かせてくれるようだ。
5. 喜怒哀楽も
Words:bird Music:Jesse Harris Produced by bird & Naohiko Higuchi
リゾート感も醸し出すミディアムナンバー。軽やかなギターの音と、伸びやかなbirdのヴォーカルが爽やかさを演出。 心地良く、音に委ねたくなるようなトラックです。
6. ONCE IN A FOREVER
Japanese Words:bird Words & Music:Barry Finnerty & Clarita Zarate Produced by bird & Naohiko Higuchi
こちらも、とっても心地良くてまったり気分にさせてくれます。 軽やかなギターの音に合わせて、birdのヴォーカルも瑞々しく、じっくりと聴かせてくれます。
7. LIFE (original Song: MONDO GROSSO)
Words:bird Music:MONDO GROSSO Produced by bird & Naohiko Higuchi
皮肉にも、birdの代表曲はMONDO GROSSOのナンバーなんだよね。ということで、こちらの大ヒットナンバーも、 アコースティックバージョンでお届け。オリジナルもギターの音がポイントとなっていてたけれども、今回のアレンジでも、とっても心地よさが伝わってきます。 ギターだけをバックに従えながらも、オリジナルの持つ躍動感がしっかりと伝わってくるんだな。
8. Bitter Sweet Friday
Words:bird Music:Yoshito Tanaka Produced by bird & Naohiko Higuchi
ギターの軽やかさがダイレクトに伝わってくるナンバー。birdのヴォーカルも、なんだか心地良くて楽しそうなんだよね。 サビに入ると、ギターの音も瑞々しさを増す。
9. 9月の想い
Words:bird Music:Shinichi Osawa Produced by bird & Naohiko Higuchi
イントロからギターの優しさが溢れんばかり。曲の世界をストレートに表しているようで、心地よいね。 そして、birdの包容力があるヴォーカルが背中を押してくれる。初期のナンバーも、胸に染み入るように響き渡ります。
10. laboratory
Words:bird Music:Sadayoshi Okamoto Produced by bird & Naohiko Higuchi
深さの出たアコースティックの世界。心地よさの中にも、どこか渋さを出して、じっくりと聴かせてくれる。いいね、ギターの音が本当に味わい深いんだ。 そして、birdも頼もしいヴォーカルで世界を作ってきます。
11. ファーストブレス
Words & Music:bird Produced by bird & Naohiko Higuchi
情熱的に、エネルギッシュにギターをかき鳴らしては、躍動感たっぷりに聴かせてくれるんだ。 かっこいいぞ。birdもニヤリとしながら、歌を聴かせてくれるようだ。とにかく熱いアレンジ、ギター1本でここまでやるとはね。
12. GAME
Words:bird Music:Shinichi Osawa Produced by bird & Naohiko Higuchi
ソウルなダンスチューンも、ギターで軽やかにリアレンジ。 刻みを生かしたトラックなのに、birdの余裕のヴォーカルがかっこいいね。ノリもあって楽しい。
13. SOULS
Words:bird Music:Shinichi Osawa Produced by bird & Naohiko Higuchi
デビュー曲がさらに魅力を増してきましたね。ゆっくりじっくり、アコースティックアレンジなのに、 元の曲の力の大きさが出てきて、圧倒してくる。birdのヴォーカルも、余裕感があって頼もしい。
14. コーラルガーデン
Words:bird Music:Geki Matsuzaki, Taku Tajima, Naoki Yoshida Produced by bird & Naohiko Higuchi
曲の世界さながら、まったりたっぷり、じっくりとアコースティクサウンドに吸い込まれていきます。 birdのヴォーカルも、優しさたっぷりに聴かせてくれるんだな。伸び伸びしたトラックが、心地よいですな。
●9th Album『9』● '13/9/25 release
ソフルフルからオーガニックサウンドへと流れついたbird。The N.B.4とのコラボで聴かせるオリジナルアルバムは、9作目でタイトルもそのまま「9」。 今回も、ファンクな音からソウルの音、そしてアコースティックサウンドからオーガニックサウンドまで、器用に聴かせてくれるバックバンドの音との信頼感が、 とっても熱く伝わって来る。birdのヴォーカルは、そこにしなやかさを添えては、安らぎのある柔らかく包み込んでくれるようだ。 ヴォーカルだけでなく、作詞や作曲でもいかんなくその才能を発揮させては、birdワールドがどんどんと広がっていきます。うん、優しさに満ち溢れているね。 ただ、インストナンバー2曲を除くと、全部で8曲という曲数は、ちょっと寂しく感じるな。でも、バラエティ豊かなサウンドアプローチを仕掛けて、楽しさを伝えてきます。 ジャケットもbirdのソロショットをどどんと。自信みなぎるbirdの姿がたくましいですね。
1. Theme No1
music:The N.B.4 & bird
アルバムのオープニングを飾るインストナンバー。The N.B.4のファンキーなサウンドに乗せて、birdが楽しそうにスキャットを加えるトラック。 ヴォーカルの力を思う存分に引き出しては、リズミカルに音楽を伝えてきます。おおらかなbirdのヴォーカルが生き生きしていますね。
2. RUN
words:bird music:Sadayoshi Okamoto
ドラムのビートがダイナミックで躍動感あふれるリズミカルなアップチューン。 往年のbirdを思い出させるような、ポップでファンクな音を放つグルーヴを感じで進行する。バンドとbirdの一体感が思う存分に味わえるナンバーだ。 間奏では、バンドの演奏をさらに堪能できます。COILの岡本定義が作曲を担当しているところにも注目。
3. bounce
words:bird music:Chris Pedley
弾むパーカッションは、まさしくbounceなリズミカルな1曲。birdのヴォーカルもパワフルだったり、滑らかで落ち着いていたりと、幅広く聞かせてくれる。 濃い演奏なのに、爽やかさも感じるね。ラストは田中義人がギターで唸らせます。
4. 焼きつけてサンセット
words & music:bird
ゆったりレゲエビートで聴かせてくれるミディアムチューンは、birdが作詞・作曲を手掛けたナンバー。 心地よさを前面に出して、リラックスムードがいい感じに伝わってきます。包容力のあるbirdのヴォーカルが温かく、それでいてサウンドの持つ爽やかさが広がってゆきます。
5. 最終便
words:bird music:Genta
オーガニックなテイストを出して、まったりミディアムスローのナンバーで心地よさを演出。 優しく語りかけるようなbirdのヴォーカルが、最終便よろしく、1日の終わりを迎えるように聴かせてくれます。いいね、このまったり具合。
6. ah
words:bird music:Genta
イントロはまるでスパイ映画のように。まったりまったり、のっしりと。 しかし、サビに入るとアップテンポに変身し、まるで昭和歌謡のような味わい深いメロディを聴かせてくれる。 なんだか、濃厚な1曲。コーラスの「ヘイ!ヘイ!」も、いい味を出すね。懐かしさと新しさが交差します。
7. Ribbon
words:bird music:Ryoki Matsumoto
リラックス&グルーヴィーなミディアムチューン。松本良喜が作曲したポップでキャッチーなメロディを、The N.B.4の面々が軽やかに演奏。 birdのヴォーカルも、瑞々しく伸び伸びと気持ちよさそうに聴かせてくれます。
8. SOULFOOD
words & music:bird
bird自信が作詞・作曲を手掛けたナンバーは、A.O.R.テイストで味付けされた大人のミディアムチューン。 しっとりテイストで染み渡るようなヴォーカル&サウンドで、心地よさを引き出してきます。
9. Theme No2
music:The N.B.4 & bird
ジャムセッションで聴かせるインタルード。ギュッと凝縮して、濃厚なひとときを提供してくれるThe N.B.4の面々です。
10. ROOTS
words & music:bird
bird作詞・作曲のバラードナンバー。このアルバムをまとめ上げるかのように、丁寧な演奏とヴォーカルで、包み込んでくれます。 birdのヴォーカルがとことん優しくて、温かく伝わってくる。The N.B.4との演奏の味わいが出てきているね。
●10th Album『Lush』● '15/11/4 release
bird通算10枚目となる記念的なオリジナルアルバムは、冨田ラボ=冨田恵一とじっくり作り上げた渾身の1枚です。 A.O.R.的な丁寧な演奏で、アダルトフレーバーたっぷりのおなじみのサウンドはもちろんのこと、今回はプログラミングなどを多用して、エレクトロ風味な味付けで楽しませてくれるところもポイントが高い。 冨田ラボ的な音だけではないという証明がかっこいいんだ。そして、birdのヴォーカルも時間を重ねたことでうまく味わいが出ているんだよね。 信頼感や包容力がぴったりな感じです。丁寧かつ大胆な音に乗せて、birdがまたまた羽を広げて舞います。華麗でかっこいいアルバムになりましたね。
1. Lush
Produced, Arranged & Composed by Keiichi Tomita Lyrics by bird
どっしりとした電子音と、麗しきピアノの音が交差する、グルーヴチューン。そこに、birdの滑らかなヴォーカルが添えられて、心地よさを生み出すナンバー。 A.O.R.のようなソウルのようなムードを出しては、余裕さも感じさせる大人なナンバーです。とってもクールでかっこいい、タイトルチューンだな。
2. Surprise
Produced, Arranged & Composed by Keiichi Tomita Lyrics by bird
とってもグルーヴィーで、電子音が舞うアップチューン。ワクワクさせてくれる躍動感を出しながらも、上品な仕上がりなのは、 冨田恵一の手腕が光っているからですね。さすがです。そして、birdのクールかつダイナミックなヴォーカルも、胸に響いてきます。
3. リズムだけ残して
Produced, Arranged & Composed by Keiichi Tomita Lyrics by bird
心地良く伸びやかなサウンド。コーラスも瑞々しく、とってもリラックスした雰囲気が広がるミディアムチューン。 伸び伸びと、それでいて丁寧ねいに歌うbirdが印象的ですね。
4. Can't Stop
Produced, Arranged & Composed by Keiichi Tomita Lyrics by bird
何か虎視眈々と狙うかのようなリズうトラックに、かっこよさを漂わせてくるミディアムチューン、birdもうまくサウンドを手の上で転がしては、 余裕のヴォーカルを聴かせてくれる。ギャンブル感のスリリングなテイストもポイント。
5. 明日の兆し
Produced, Arranged & Composed by Keiichi Tomita Lyrics by bird
ピアノがメインで前に出てきては、瑞々しさを出してくるナンバー。これぞ冨田恵一な滑らかな音使いが、大人な世界を聞かせてくれます。 心地よさたっぷりで、うっとりとさせてくれるんだね。
6. Wake Up
Produced, Arranged & Composed by Keiichi Tomita Lyrics by bird
どっぷりどっぷり、ディープな音使いが雰囲気を添えるミディアムスローのグルーヴチューン。 妖しさたっぷりで、なんか危ないものを目覚めさせるような緊迫感まで漂ってくる。
7. タイドグラフ
Produced, Arranged & Composed by Keiichi Tomita Lyrics by bird
ピアノのメロディがループしては、頭の中をぐるぐると駆け巡る1曲。不思議なテイストながら、birdらしい1曲になっている。 この不思議なテイスト、たまらないなぁ。マイナー調のメロディを鮮やかなグルーヴを注入して、じっくりと展開。
8. Ten
Produced, Arranged & Composed by Keiichi Tomita Lyrics by bird
ディープでドープなビートがどっしりと展開。そして、電子音も注入。どうだと言わんばかりにエレクトロな世界に。 ドラムンベース並みにプログラミングがアグレッシヴになっては、とてつもない曲を聴かせる。掴みにくいけれども、余裕に歌い上げてしまうbirdに感服。
9. アイスクリーム
Produced, Arranged & Composed by Keiichi Tomita Lyrics by bird
リラックスモード全開でまったりまったりと。バンドのアレンジでA.O.R.のテイストを醸し出すミディアムチューン。 タイトルがタイトルなだけに、甘くスィートな世界が広がる。
10. 道
Produced, Arranged & Composed by Keiichi Tomita Lyrics by bird
静かにゆったりと。クールで安定感のあるヴォーカルを聴かせてくれるbird。未来は誰もわからない、 それでも前に伸びる道を進んで歩いていこうという前向きな気持ち。背中を押してくれるような頼もしさも歌って聴かせてくれるbirdです。