album
●1st Album『Cube』● '02/7/24 release
シンガーのYUKIとラッパーのCICOからなる2人組、BENNIE K初となるフルアルバムをついにドロップ。 シングル「Melody」でデビューし、「SCHOOL GIRL」「Sunshine」「NAI/P-DAD」と4枚のシングルをコンスタントにリリースし、 何曲かはバージョンを変えて収録したけれども、シングル全曲を収録。 また、インストナンバー2曲を含む全12曲という構成で、楽しませてくれます。 何はともあれ、女性シンガーと女性ラッパーという組み合わせが珍しいものだから、 どんなものか興味を引かせるつくりとなっていますね。やはりCICOのラップが強力なんだよね。 挑発的というか、鋭くえぐるような感じで。名刺代わりといわんばかりに言葉をたたみ掛けてくる。 一方、YUKIのヴォーカルはまずまず、まだCICOに食われている感じでバランスが悪くて残念。 トラックの方は、ダンストラックやHIP-HOP系で、ワイルドに攻めてきます。今井了介はじめ、さすがのつくりですね。 それ以上に、ジャケットの2人がパンチがあるので必見です。
1. SCHOOL GIRL 東京 Ver.
Music by Accrraaa J. Pavel Lyrics by YUKI & CICO Arranged by Ryosuke Imai
BENNIE K、2枚目のシングルは、もともとデビューシングルのカップリングになっていたんだけれども、 「パラッパラッパー」のテーマソングというタイアップが付いたことでシングルのメインになった濃いナンバー。 随分と棒読みチックな歌に、いろんな意味でノックアウトさせられるアゲアゲ感も漂う。 これぞBENNIE Kの世界。そこにCICOのかっこいいラップが入ってきては、スパイスを効かせる。
アルバムではバージョン新たに、色鮮やかに。ものすごく派手になったね。ヴォーカルも歌い直されています。
2. Sunshine
Music & Arranged by Ryosuke Imai Lyrics by YUKI & CICO
リズミカルなビートとアーバンな雰囲気がクールに広がるアップチューン。 なか1990年代に通じるようなポップな要素があるよね。ベースのビートといい、流れといい、キーボードの味付けもなかなかだね。
3. NAI
Written by Ryosuke Imai, CICO & YUKI
インド、ガムラン系の妖しい雰囲気とアングラ感がたまらないミディアムナンバー。 CICOのラップがとにかく鋭く入ってきては、攻撃を仕掛けてくる。まぁ、ほぼラップのみの構成となっていて、かなり熱く激しい。
4. SILENCE
Music by MUST Lyrics by YUKI & CICO Arranged by Ryosuke Imai & MUST
アコースティックギターをバックに、しっとりじっくりと聞かせてくれるスローチューン。 YUKIのヴォーカルパフォーマンスも抑揚があって、じっくりと聞かせてくれます。なんか、BENNIE Kのもう1つの面が出た感じだね。
5. Hole In Da Tribe
Music by MUST Lyrics by YUKI & CICO Arranged by MUST & RYO
妖しさの出た雰囲気の中で、クールに広げられるラップがディープな印象を生み出すミディアムチューン。 CICOが勢いではなく、深い所から攻めてくるようだ。一方で、YUKIの歌もまた、伸びやかで感情豊かだよね。 後半のラップと歌が重なり合う展開にかっこよさを感じる。
6. 最終決戦
Music by MUST Lyrics by MUST, YUKI & CICO Arranged by MUST & RYO
タイトルからして迫力を感じさせる1曲。淡々とYUKIのヴォーカルが届く。 そのバックでCICOの訴えかけるようなラップ、それ以上にスリリング感を出すトラックにやられるね。
7. 理由1 (Interlude)
雨の音。そして、英語で語る短いインタルード。
8. Melody ~night fly~
Music by Masaya Aoki Lyrics by Masaya Aoki, YUKI & CICO Arranged by Ryosuke Imai
BENNIE K、記念すべきデビューシングル。 ミディアムテンポのトラックに、YUKIのヴォーカルが淡々と響き渡る。 クセの出たCICOのラップが、その反面、突き刺してくるような鋭さがあって、かっこいいね。 聞かせるBENNIE K。ムードたっぷりに。
アルバムでは、夜の飛行にぴったりなゆったりムードで聞かせてくれる。
9. タイトルコール (Interlude)
F.I.、そして拍手喝采。YUKIの歌をバックに、CICOが吼える。 ラストが濃い。
10. Crazy Day
Written by MUST, RYO, YUKI & CICO
ディープでドープなビートを放つミディアムナンバー。 なんか、随分とアングラ感を漂わせ、妖しげなパーティーを展開? まさしくクレイジーなトラックだね。Hookのダーク感が圧倒させてくれる。
11. P-DAD
Music & Arranged by Ryosuke Imai Lyrics by YUKI & CICO
両A面扱いでリリースされたダンストラックは、クールな面を出して繰り広げられるミディアムチューン。 かっこいいサウンドをバックに、父親に対する感謝のメッセージを綴る。思い切った曲に驚かされる。
12. Superdome
Music & Arranged by Ryosuke Imai Lyrics by YUKI & CICO
こういうアングラな雰囲気を醸しだすトラックは、今井了介ならではだよね。 BENNIE Kの2人も、トラックに負けじと、かなりディープなヴォーカルとラップで攻めてくる。 これぞ女の本性見たりといわんばかりのリリックで、強いぞ。圧倒させられるぞ。
●2nd Album『essence』● '03/11/5 release
BENNIE K、オリジナルアルバムとしては2作目の今作。 前作「cube」から約1年3ヶ月。その間にシングル「MY WAY」「Better Dasy」「手紙/なごり夏」と精力的にリリース活動を行ってきましたが、 行き着いた場所が、このアルバム「essence」。そのシングルの要素をうまく出しつつ、アルバムトータルでは、 YUKIとCICOのパフォーマンスに磨きがかかりましたね。 アゲアゲな攻撃的トラックもあれば、オリエンタルで不思議な空間を作る実験的なナンバーもあり、 またじっくりとYUKIのヴォーカルを聞かせてくれるバラードもあり、ヴァラエティ豊かな内容となっている。 ただ、全10曲というのはちょっと寂しいかな。そのほとんどがシングル及びそのカップリングで既出だし。 でも、物足りなさを補うかのように、ゲストとのコラボレーションがかっこよく決まっているね。 SOUL'd OUTのShinnosuke、FIRSTKLAS、2BAKKAのHAMMERらがBENNIE Kを盛り上げています。 1st Albumからの流れをうまく昇華させた、これがBKエッセンスなんだろうな。
1. CRYSTAL
作詞:BENNIE K 作曲:Shinnosuke/BENNIE K 編曲:Shinnosuke (SOUL'd OUT)
町の雑踏SEから始まったと思ったら、随分と軽快なビートが響き渡るポップチューン。 なるほど、プロデュースがSOUL'd OUTのShinnosukeか。 このトラックは納得だ。都会のど真ん中にいては、キラキラ輝いているイメージが浮かぶね。 もうね、トラックが本領発揮といわんばかりに、ノリまくっている。楽しいナンバーだよね。
2. ALRIGHT
作詞・作曲・編曲:BENNIE K/Must
ラテンフレーバーたっぷりに聞かせてくれるアップテンポチューン。 こういうサウンドを聞かせてくれるとは、BENNIE Kも実に器用だ。 YUKIとCICOの口技がすごいな。スキャットも飛び交いまくりで、ノリも出まくっています。
3. 手紙
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/今井了介 編曲:今井了介
BENNIE Kが両A面のシングルを2nd Albumのリリース前にドロップ。 こちらは今井大介のクールなアレンジが光るミディアムナンバー。 懐かしい人から届いた手紙のように、どこかしら懐かしいメロディを届けようという気持ちの出た曲です。 BENNIE Kならではの世界の出た曲だね。
4. Better Days
作詞・作曲・編曲:BENNIE K/Must
アナログノイズを交えて聞かせてくれるミディアムナンバー。 YUKIの伸びのあるヴォーカルが、どこかしら懐かしさを生み出す。 そこにCICOのラップがスパイスになっては、2人の味が生きてくる。あの頃の思い出に浸りながらも、 前へと進み出す思いの詰まった1曲。なんだか、こういう背中を押してくれる曲がBENNIE Kにしては珍しさを感じる。
5. HIDE
作詞・作曲・編曲:BENNIE K/Must
切ないメロディを聞かせるミディアムナンバー。 哀愁漂うYUKIのヴォーカルがまた、心にジワジワと響き渡るんだ。 間奏後にリズムが入ってきては、ちょっと荒々しさを出してきたね。全体的にはしっとり目で味付けされています。
6. MUSIC
作詞・作曲:BENNIE K/HAMMER 編曲:HAMMER (2BACKKA)
レゲトンのような妖しさと熱を放出するミディアムナンバー。 フックでは、YUKIが妖艶に歌い上げる。炎がメラメラと燃え上がる和ならではの舞台を想像できるね。 音楽といっても、和楽、雅楽の雰囲気。HAMMERもラップに参戦しては、妖しさを出してきた。
7. ひなだん
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/MUST 編曲:Mine-Chang/Must
こちらもレゲトンフレーバーをぶっ放す熱いトラック。 アラビアンテイストもあるトラックをバックに、BENNIE K流ひな祭りの始まり始まり。 とっても強気な主人公。この勢い、お雛様になること間違いなしだね。
8. Sunday noon
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/MUST 編曲:Mine-Chang/Must
ポップに4つ打ちのビートを放つナンバー。 1人ぼっちの日曜日がちょっと寂しいから、あなたにつながればいいのにな、と切なく思っている主人公。 その気持ちが表れているようなトラックだね。ちょっと単調な感じもする。リズミカルでいいんだけれども。
9. なごり夏
作詞:BENNIE K 作曲:Tsuyoshi“TAKA”Takayanagi/BENNIE K 編曲:Mine-Chang
両A面でリリースのシングルナンバー。 こちらは極上切な系のバラードに乗せて、しっとりとYUKIが歌い上げる曲です。 あの夏を忘れない。そんな気持ちが込められているような、ちょっとウルッとさせるメロディとしに心が惹かれていきます。 CICOのラップも濃いながらに、曲に染まっている感じで。
10. MY WAY
作詞:BENNIE K 作曲:FIRSTKLAS/BENNIE K 編曲:FIRSTKLAS
1st Allbum「cube」発売後となるシングルナンバー。 なんと、プロデュースが今井了介とZEEBRAによるFIRSTKLASだ。どこかしらアダルトで、 余裕をかますサウンドがかっこいいね。YUKIの自分の道を信じる気持ちが歌声にも表れていて、かっこいいんだ。 キャッチーなメロディのサビが、うまく曲の世界へと引き込んできますね。
●1st Mini Album『ザ・ベニーケー・ショウ』● '04/5/8 release
BENNIE K初のミニアルバムは、コラボレーションを魅せる作品。 コラボ相手がまた、面白すぎるんだ。前作アルバム「essence」で既に聞かせてくれた2 BAKKAのHAMMER、 NORAのGIPPER、SOUL'd OUTのDiggy-MO'、シーモネーターにDef Techと、ちょっとBENNIE Kとのコラボが想像できたりできなかったりで、 どんな音を聞かせてくれるのかが楽しみになるよね。 非常にポップなM-1「オアシス」では、あのラップを武器にDiggy-MO'が大爆発。 シーモネーターも下ネタを引っ提げて荒れています。 一方で、Def Techは聞かせてくれるんだ。彼らのワールドで包み込んできます。 こんなに楽しい作品なのに5曲のみというのはもったいないね。BENNIE Kの魅力がとことん引き出されては、今後が楽しみになってくる。
1. オアシス feat. Diggy-MO' (SOUL'd OUT)
作詞:BENNIE K/Diggy-MO' 作曲:BENNIE K/Diggy-MO'/Mine-Chang 編曲:Mine-Chang *3rd Album「Synchronicity」 収録*
2. 天狗 vs 弁慶 feat. シーモネーター
作詞:BENNIE K/シーモネーター 作曲:BENNIE K/シーモネーター/Mine-Chang 編曲:Mine-Chang *3rd Album「Synchronicity」 収録*
3. Puppy Love feat. GIPPER (NORA)
作詞:BENNIE K/GIPPER 作曲:BENNIE K/GIPPER/FUEKISS!! 編曲:FUEKISS!! *3rd Album「Synchronicity」 収録*
4. MUSIC feat. HAMMER (2 BACKKA)
作詞・作曲:BENNIE K/HAMMER 編曲:HAMMER (2BACKKA) *2nd Album「essence」 収録*
5. Better Days feat. Def Tech
作詞・作曲:BENNIE K/Def Tech/Must 編曲:Def Tech/Must
シングルでリリースされた「Better Days」を、Def Techを迎えて新たな魅力で聞かせてくれる。 トラックも、ちょっと軽くなって。Def Techパートになると、彼らの持ち味でもあるジャワイアンな感じで。 もうね、みんなで1つになって、ちょっとでもいいから前へ進もうよ、みたいな雰囲気が出まくっています。
●3rd Album『Synchronicity』● '04/11/4 release
BENNIE K、待望の3枚目となるオリジナルアルバム。やっぱり、先行シングルとなった「サンライズ」の勢いとともに、この作品もヒットしましたね。 コラボミニアルバム「ザ・ベニーケー・ショウ」からの曲も収録されているので、一見豪華な内容。 ゲストもSOUL'd OUTのDiggy-MO'はじめ、TSUYOSHIやシーモネータ、GIPPERなど、 いかにもBENNIE Kフレンズな面々が巧みなコラボを披露。 そうなると、既発曲が多く、新曲が少なくて、少々魅力が減るのかなぁ。でも、アルバムの統一感はあって、なかなかいい流れで聞かせてくれました。 YUKIとCICO、それぞれのソロナンバーも収録されていたり、並々ならぬ意気込みを感じられるね。 このソロがあってのほかの楽曲で見せてくれる2人の掛け合い、歌とラップの融合は、いつも以上にノッています。 BENNIE K、2人のシンクロ率が上がったアルバムですね。
1. Synchroni-city ~Opening~
Track:Mine-Chang
アンビエントなトラックに乗せて、YUKIのハミングにCICOの語りが入る。 そして、世界が今幕開ける。
2. オアシス feat. Diggy-MO' (SOUL'd OUT)
作詞:BENNIE K/Diggy-MO' 作曲:BENNIE K/Diggy-MO'/Mine-Chang 編曲:Mine-Chang
前作アルバム「essence」ではShinnosukeのプロデュース曲を聞かせてくれたBENNIE K。 今回はSOUL'd OUTのメインラッパー、Diggy-MO'を迎えて、爽快でアッパーなチューンを放つ。 YUKIの伸びやかな歌声は、まさしくオアシス。そして、CICOとDiggy-MO'のラップは、 どこまでも攻撃的。早口過ぎて、なんて言っているんのかわからんよ。 曲自体はとってもリズミカルでいいんだ。
3. TREASURE
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/HAMMER 編曲:HAMMER
ディープなトラックとともに、クラップハンズ。 鳥のさえずりも入ってきては、もはやジャングルなイントロを聞かせて。 なるほど、BENNIE Kの宝探しの始まり始まり。エスニックなサビのメロディもキャッチーに。 HI-KICKのターンテーブルも、物を言わす業で魅力たっぷりに。
4. サンライズ
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/Mine-Chang 編曲:Mine-Chang
BENNIE Kの知名度を一気に上げたアッパーなポップチューン。 どちらかというと、ロック寄りの痛快サウンドに乗せて、ヴォーカルとラップを披露。 とにかく勢いで攻撃を仕掛けてくる。巻き舌ラップのCICOも、とにかく突き進む。YUKI×CICOの英語の掛け合いはさすがだよね。 そして、とにかくサビがキャッチーなんだよね。爽快に突き抜けていった。
5. Okay
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/MUST 編曲:Mine-Chang/Must
ギターの音が優しさを醸し出すアコースティックチューン。 軽めのトラックで、CICOのラップも優しさを感じるね。 BENNIE Kの前向きな気持ちを出したミディアムナンバー。じっくりと聞かせてくれます。
6. Stay Awhile ~Interlude~
Track:SUBZERO
インタルード。クールな英語でのアナウンスです。
7. 143 ~YUKI's Room~
作詞:YUKI 作曲:YUKI/SUBZERO 編曲:SUBZERO
YUKIのソロナンバー。ディープでクールなトラックをバックに、じっくりと歌を聞かせてくれます。 ちょっと切なく、それでいて君が好きだという気持ちがよく表れています。ギターの音も、スパイスになる。さて、143の意味は?
8. DRACULEA ~CICO's Castle~
作詞:CICO 作曲:CICO/HAMMER 編曲:HAMMER
CICOのソロナンバー。しかも、ほとんど英語で攻めてくる。 囁きスタイルで、クールでディープな雰囲気を出しまくり。Fワードもなんのその、これがCICOのスタイルだ。ターンテーブルのカットがエロい。
9. 弁慶&牛若丸
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/HAMMER 編曲:HAMMER
いきなり雅楽と来たもんだ。ぴーひゃらら。 そしてピコピコな感じでポップに進行。弁慶と牛若丸の物語をBENNIE Kなりに歌とラップで聞かせてくれます。 火と油、月と太陽、そんな関係でも最強なコンビネーションと説くBENNIE K。
10. 天狗vs弁慶 feat. シーモネーター
作詞:BENNIE K/シーモネーター 作曲:BENNIE K/シーモネーター/Mine-Chang 編曲:Mine-Chang
名古屋の大将、シーモネーターがBENNIE Kとバトル。 ちょっと妖しさを放つサウンドをバックに、シーモネーターとCICOがそれぞれのキャラを出したラップを披露。 YUKIは伸びやかで妖艶なヴォーカルを聞かせてくれる。それに比べて、シーモネーターはド変態だ。
11. Puppy Love feat. GIPPER (NORA)
作詞:BENNIE K/GIPPER 作曲:BENNIE K/GIPPER/FUEKISS!! 編曲:FUEKISS!!
NORAのGIPPERを迎えて聞かせてくれるスムースなトラック。 前2曲が濃かったのに対して、随分とあっさりと聞こえてしまうね。 落ち着き感たっぷりに、クールに聞かせてくれます。 相手のことを好きと思う気持ちが、よく表れたナンバーだね。
12. Lost Paradise feat. TSUYOSHI
作詞:BENNIE K/TSUYOSHI 作曲:BENNIE K/TSUYOSHI/HAMMER 編曲:HAMMER
ピアノの音がとってもドラマティックに攻めてきますね。 TSUYOSHIをゲストに迎えて、じっくりと聞かせてくれるミディアムナンバー。 YUKIのヴォーカルにも説得力がありますね。TSUYOSHIのヴォーカルは、とっても甘く、美しく仕上がった1曲。
13. Sunday“after”noon
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/MUST 編曲:SUBZERO
アルバムのラストを飾るディープなトラック。 前作オリジナルアルバム「essence」に収録されていたナンバーの続編。“after”を描いたりミックスチューンですね。 やっぱり時間が経っている分、ちょっとクールな雰囲気になりました。
●4th Album『Japana-rhythm』● '05/11/9 release
シングル「Dreamland」「Sky」と2枚のヒットシングルを収録した、BENNIE Kの4枚目となるオリジナルアルバム。 今作では、「日本の四季」をテーマに、コンセプチュアルな内容となっています。 それぞれ「春」「夏」「秋」「冬」とインストを配置しては、各季節を3曲ずつ配するという内容。 HIP-HOPな面もライトな感じで、うまく日本の四季を織り交ぜた楽曲で楽しませてくれます。 今回も、m-floやGIPPER、SEAMOといったゲスト陣も強力だね。 でも、BENNIE K自らの音幅も広がっていて、斬新だ。「え、こういう音も持ってるのか?」と思わせる「旅人」や「Moonchild」なんて、 面白すぎますよ。 前作「Synchronicity」から約1年という短いインターバルながらに、随分と濃い作品ができたものだ。 やっぱり、このアルバムの締めを飾る「4 Seasons」がすべてを語るかのような大作感があっていいね。
1. 春 ~Opening~
Track:Mine-Chang
生命の息吹を感じるね。まさしくオープニングは春の要素たっぷりに。 鳥がさえずり、CICOの巧みな言葉が流れる。
2. ユートピア
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/Mine-Chang 編曲:Mine-Chang
ザックリ入って来るギターの音と、ポップなビートが絡み合うロック寄りのアップテンポチューン。 「サンライズ」「Dreamland」「Sky」と、近年の3枚のシングルタイトルをライムに取り入れたりと、工夫があって面白いね。 サビはもうノリで。
3. Happy Drive ~Taste Your Stuff~ / with m-flo
作詞:BENNIE K/m-flo 作曲:BENNIE K/m-flo
m-floにlovesされたナンバー「Taste Your Stuff」のBENNIE Kバージョン。 ロック寄りの音で力強く、ガツンと聞かせてくれます。 オリジナルの出来がいいからね、やっぱり。CICO VS VERBALの掛け合いも最高です。
4. UNITY
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/Mine-Chang 編曲:Mine-Chang
HIP-HOPなビートがタイトル通りにみんなを1つにさせるような力を放つ1曲。 ポップに聞かせるトラックとともに、みんなでハンズアップな雰囲気がBENNIE Kらしさを生み出す。 やっぱり1人だけでは無理でも、力を合わせればできることってあるんだよね。
5. 夏 ~Interlude~
Track:SiZK
BENNIE Kの夏到来?波の音を加えつつ、あっさりと聞かせてくれるインタルード。
6. Dreamland
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/Mine-Chang 編曲:Mine-Chang
前作アルバム「Synchronicity」ヒットの勢いに乗って、BENNIE Kがシングルをドロップ。 リズミカルなトラックと、ギターの音がかっこよく決まるポップチューン。 元気いっぱいなYUKのパートはとってもキャッチー。ノリの出たCICOのパートは、 途中で妖しげな雰囲気を出しては、面白さも出ているね。キャッチーでスカッと爽快な1曲。タイアップにもぴったりだ。
7. OSAGA
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K 編曲:井筒“Growth”伸太郎
妖しげなビートに乗せて、大阪×佐賀について歌ったのが「OSAGA」。 CICOの大阪弁ラップがあるのならば、もっとYUKIも佐賀弁を前面に出してきてもよかったんじゃないかな。 歌詞では、それぞれの良い所が出ている。
8. Puppy Love pt.2 / with GIPPER
作詞:BENNIE K/GIPPER 作曲:BENNIE K/GIPPER/FUEKISS!! 編曲:FUEKISS!!
前作アルバム「Synchronicity」でもコラボを披露したGIPPERとのナンバーの続編が登場。 波の音で始まって、その後はリゾートなHIP-HOPトラックで、クールに聞かせる。 エフェクトをかけたトークボックスがいい味を出すサビです。3者のいい味が出まくっています。
9. 秋 ~Interlude~
Track:HAMMER
ディープなトラック。祭囃子は秋祭りのイメージかな。
10. 旅人
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/HAMMER 編曲:HAMMER
メランコリックに鳴り響くギターの音が切なさをぶつけてくる。 なるほど、人肌恋しくなる秋にぴったりなマイナーアップテンポチューンだね。 ちょっとフォルクローレが入っている?アンデス系のイメージもあるけれども、旅人、ジプシー、ロマのさすらいな雰囲気が かっこよいのかも。
11. Sky
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/SiZK 編曲:SiZK
「Dreamland」のヒットに続いて放たれたシングルナンバーは、 BENNIE Kの今まで見たことのないような面が見えてくる曲。 ここまであっさりと、爽やかに聞かせてくれるとは、どうしたんだ?タイトルが示すような、どこまでも続く空のイメージがぴったり合ったナンバー。 最初は物足りなさがたくさんあったけれども、聞いているうちに、気持ちが良くなってくる。
12. Moonchild
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/HAMMER 編曲:HAMMER
これまたエスニックなナンバーをぶつけてきたね。手拍子必須な情熱トラック。 ギターも鮮やかに鳴り響く。馬の嘶く声が入ってくるのはびっくりだ。4つ打ちビートに乗せて、ファルセット出しまくりのYUKIのヴォーカルと、 CICOのラップが飛び交います。
13. 冬 ~Interlude~
Track:Shintaro“Growth”Izutsu
いよいよ冬に突入。淋しさ誘うメロディに涙もこぼれ落ちるインタルード。
14. a love story / with SEAMO
作詞:BENNIE K/Naoki Takada 作曲:BENNIE K/Naoki Takada 編曲:井筒“Growth”伸太郎
いきなり切なさ大爆発のYUKIのヴォーカルに涙です。 シーモネータ改めSEAMOとのコラボ再び。ラップもさすがだね。サビのメロディもなかなかいいじゃないですか。 ストリングスがバックで効果的に決まっています。途中でラテン調になる展開にはびっくりだ。 でも、2人のラッパーが、かっこいいのなんの。それゆえ、YUKIのヴォーカルも際立ちます。
15. ザ★クリスマス
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/Mine-Chang 編曲:Mine-Chang
まんまクリスマスソング。でも、ラブソングに仕上げなかったところが逆にいい感じ。 本来の家族で過ごすというクリスマスをベースに、BENNIE Kが笑顔を届ける。何気に、ギターがバリバリ響いていてロックしているんです。
16. 4 Seasons
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K/SiZK 編曲:SiZK
アルバムのラストを飾るナンバーは、季節が1年経ったからこそのまとめ上げ。 サビではそれぞれに季節のムードを重点に、YUKIの伸びのあるヴォーカルが包み込んでくれるようだ。大作です。
●2nd Mini Album『ザ・ベニーケー・ショウ ~On The Floor編~』● '06/8/2 release
BENNIE Kコラボアルバム第2弾。 今回は、ダンスミュージックをベースに、フロア対応型のサウンドで楽しませてくれます。 特にリードナンバーとなった、アルファとの共演作「DISCO先輩」は、やってくれましたね。衝撃で笑撃。アルファワールドの中でも、BENNIE Kが輝きを放って、 両者とも最高のパフォーマンスを聞かせてくれます。 そのほか、Monkey MajikのBlaise Plantや男性ソロシンガーのTSUYOSHI、GIPPERやa.miaなどと、コラボレーションを聞かせてくれます。 前作ミニアルバム以上に、ヴァラエティ豊かな印象で、楽しい1枚に仕上がりました。 今作では、DVDバージョンも登場し、力の入れようがハンパないね。
1. DISCO先輩 / with アルファ
作詞:BENNIE K / アルファ 作曲:BENNIE K / アルファ 編曲:DJ SUZUKI
冒頭から暴挙に出たBENNIE Kとアルファのコラボチューン。 ピコピコサウンドをバックに、遊びまくりのディスコチューンをドロップ。 ここまで楽しいコラボチューンができるとは、アルファの存在感が大きいけれども、 BENNIE Kの2人も負けじと、キャラ立ちしていますね。
2. Endless Summer / with Blaise Plant (MONKEY MAJIK)
作詞:BENNIE K / Blaise Plant 作曲:BENNIE K / Blaise Plant 編曲:Blaise Plant / Mine-Chang
Monkey Majikの弟、Blaiseとのコラボレーションは、 モロにMoneky Majikワールドのサウンドをまとった、優しいアコースティックロックを聞かせてくれる。 そこにBlaseとYUKIのヴォーカルや、BlaseとCICOのラップという組み合わせで聞かせてくれる。 ところどころで切なさを伝えるメロディにウルっとくるね。まるで「なごり雪」のような雰囲気だね。
3. 連想ゲーム / with TSUYOSHI
作詞:BENNIE K / TSUYOSHI 作曲:BENNIE K / TSUYOSHI 編曲:TSUYOSHI
実力派ヴォーカリストのTSUYOSHIとのコラボチューンは、 いきなり歌謡曲テイストを聞かせるイントロが妖しさを生む。 しかし、歌が入ると、スムースなトラックが進行しては、意外とカラッとしているナンバーです。 YUKIとTSUYOSHIのハモりもなかなかだね。
4. Doggy Love / with GIPPER (NORA)
作詞:BENNIE K / GIPPER 作曲:BENNIE K / GIPPER / SiZK 編曲:SiZK
4つ打ちビートがポップな印象を広げるダンスチューン。 GIPPERのラップが炸裂しては、弾けまくっていますね。 CICOとのラップの絡みも濃いんだけれども、軽やか爽やかなサウンドが拭い去る。YUKIのヴォーカルが伸び伸びと気持ちよさそうだね。 幸せいっぱいの物語です。途中でリズムが変わっての喧嘩パートが面白い。
5. pink noise babies / with a.mia (Little Hippies)
作詞:BENNIE K / a.mia 作曲:BENNIE K / a.mia / HAMMER 編曲:HAMMER
冒頭からフォルクローレのような切なく妖しいサウンドで、妖艶に舞うトラックをバックに、 BENNIE Kとa.miaが踊る。途中では踊りモードに突入。 沖縄だったり盆だったり。様々なテイストをぶち込んで、ダンストラックで楽しませる。
●5th Album『THE WORLD』● '07/5/23 release
BENNIE K、通算5枚目となるオリジナルアルバム。前作は、日本の四季がテーマだったけれども、今作では世界を旅するBENNIE Kです。 世界各国のサウンドを取り入れて、ヴァラエティ豊かな仕上がり。 シングル「Joy Trip」のカントリーサウンドや、「1001Nights」アラビアンミュージックはじめ、ロシア民謡やハウス、サンバにフラメンコ、アフリカンビートにハワイアンなど、多種多様。 しかし、そこにYUKIのヴォーカルとCICOのラップが加われば、すっかりBENNIE Kワールドが出来上がるわけですよ。 コンセプトがしっかりしているので、うまくまとまっている。 旅をテーマにしているだけあって、結構前向きな曲という雰囲気があるね。 ただ、実際に現地に向かったわけではないということで、そこがマイナス面かな。うまく再現はできているけれども、やはりリアルな部分が少しは欲しいところだ。 アルバム本編を締めるM-13「青い鳥」の雅な部分は、さすが日本をテーマにしているだけあるな、という感じ。 ワールド・オブ・BENNIE K。 届くところまで行き着いたような感じだね。
1. ある朝 ~Opening~
Produced by Mine-Chang (TinyVoice, Production)
おはよう、BENNIE K。旅立ちの朝にぴったりな、 ミュージカル調のイントロダクション。まるで「アニー」や「オズの魔法使い」みたいだね。 幻想的で壮大です。さぁ、いよいよ旅に出発だ。
2. Joy Trip
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K / HAMMER / Mine-Chang 編曲:HAMMER / Mine-Chang
日本の四季を巡ったBENNIE Kが、今度は世界を巡る旅に出た。 ミニアルバムを挟んで、BENNIE Kが示すサウンドは、世界の音。 第1弾のシングルとなる今作では、アメリカの古き良きカントリーミュージックで軽やかに道を行く。 バンジョーの音で、西部の町を駆け巡るBENNIE Kが自由を謳歌する。途中でテンポアップするパートの陽気な雰囲気も、楽しさが伝わってくるね。 さぁ、旅はこれから続きますよ。
3. Passista de Samba
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K / Mine-Chang 編曲:Mine-Chang
BENNIE K、次に降り立った地は南米。ラテンの熱をまとって、サンバを披露。 乗っけかから、CICOが攻めのラップで圧倒してきます。その後はYUKIが落ち着いたヴォーカルで、クールに歌を披露。 ここのあたりは、ボッサの上品な雰囲気もあって、かっこいいね。
4. SATISFACTION Extended Ver.
Written by Mick Jagger and Keith Richards additional material by CICO
まさかまさかのThe Rolling Stonesのカバーですよ。 BENNIE Kも随分とかっこいいことをするね。エッジの効いたギターが冒頭から飾ってきます。 打ち込みサウンドが基本だけれども、BENNIE K色が出ているね。CICOのラップも手伝って、“らしさ”をうまく出しています。
アルバムではバグパイプの音が強調されて、スコットランドテイストを強めたエクステンデッドバージョンで聞かせてくれます。
5. 英→仏→独 ~Interlude~
Track:UTA
インタルード。英×独×仏の言葉の対決。 SiZKやDJ SUZUKI、DJ TAROなどが言葉でせめぎ合い。 そして、最後はサッカーへ。見事な次曲への流れを作ったね。
6. 風利眼 in the house
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K / DJ SUZUKI 編曲:DJ SUZUKI
まさかのピコピコ打ち込み系トラックで来たポップチューン。 ハウス/テクノベースのトラックは、なるほどジャーマンテクノを彷彿とさせる。 まぁ、作り手がアルファのDJ SUZUKIなので、その味が出ているわけで。フーリガンやサッカーテイストも盛り込んで、盛り上がりを見せるBENNIE Kです。
7. ララライLIE!?
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K / Mine-Chang 編曲:Mine-Chang
ロシア民謡を彷彿とさせる音が、情熱的に進行するナンバー。 滑らかに聞かせるCICOのラップで、その世界が渦巻く。 ただ、全体的にせわしないな。熱がこもっているといいますか、3分にも満たないで、駆け抜けていった。
8. 1001Nights Extended Ver.
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K / Mine-Chang 編曲:Mine-Chang
BENNIE Kの音楽の旅は続く。前作シングル「Joy Trip」に続くナンバーは、 なんとアラビアンナイトの世界。 中近東の持つ妖しさをふんだんに盛り込んだ、ポップなナンバーで、YUKIのヴォーカルが優雅に舞ってはエキゾチック。 サビはとっても爽快ながらに、上品さや気品さ、そしてミステリアスなテイストを盛り込んだ一品。 さらに、攻撃的なCICOのラップパートがスパイスとなり、いいギャップを生む。素敵な物語を聞かせてくれました。
アルバムでは、イントロが付け足されて、より壮大な物語となるエクステンデッドバージョン。
9. echo
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K / Mine-Chang 編曲:Mine-Chang
YUKIのコーラスが気持ち良いイントロ。優雅な雰囲気で聞かせるミディアムナンバーです。 CICOの声も、いつもよりかは優しく語りかけるように。 旅の疲れを癒すかのような、安らぎのあるナンバーだね。 感動の景色を目にしたようなテイストで、包み込んできます。 テーマはスイスということで、雄大な景色が広がるわけだ。
10. Matador Love
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K / 井筒“Growth”伸太郎 編曲:井筒“Growth”伸太郎
BENNIE K、今度はスペインにやってきた。こちらも燃え上がるような闘牛士のストーリーを、 YUKI&CICOが表現。 手拍子がぴったり合っては、まるでフラメンコを踊りだしたくなるような、情熱を注ぎこんできます。
11. SAFARI
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K / HAMMER 編曲:HAMMER
タイトルそのまま、テーマはアフリカ。 でも、そこまで草原や大地は見えてこないかな。 壮大な雰囲気はあるんだけれどもね。コーラスがアフリカンな感じでいいかも。 言葉はいらない、音とリズムで分かり合える。
12. 帰路... ~Interlude~
Track:UTA
飛行機のラジオ番組をベースにしたインタルード。 まさかのリサ・スティッグマイヤーがナレーションを担当。 でもって、機長がバッキー木場って、ラジオリスナーは嬉しいだろうな。 バックに流れるは、GIPPERとの「Dogy Love」です。
13. 青い鳥
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K / SiZK 編曲:SiZK
和です。そうです、日本に戻ってきたBENNIE Kが奏でる雅なミディアムチューンです。 でも、本編は聞かせるバラードナンバー。 YUKIがじっくりと歌い、ストリングスも美しく彩りを加える。 サビのメロディがいいね。優しさに溢れています。
14. Around THE WORLD ~Reprise~
Strings Arrangement, Piano, Glockenspiel:Shin Kono
ストリングスで、これまでの旅を振り返るインストナンバー。 繊細かつダイナミックな演奏にうっとりとさせられますね。 ラストはしっとりと。夢見心地の世界一周ですね。
15. ワイハ
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K / Ryosuke Imai 編曲:Ryosuke Imai
波の音、そしてアロハサウンド。世界一周の旅の疲れを癒すため、 BENNIE Kがハワイへバケーション。 ポップな打ち込みとリゾートたっぷりサウンドで、リラックスムードたっぷりのトラック。 自由気ままに歌うBENNIE Kです。スチールギターにウクレレに、ハワイアンサウンドたっぷりです。
●Best Album『BEST OF THE BESTEST』● '08/4/23 release
シンガーとラッパーの2人組、BENNIE Kがキャリア初となるベストアルバムをドロップ。タイトルもすごいぞ。ベストのベスト。 これまでリリースしたシングルナンバーを中心に、アルバム収録曲などもバランスよく収録して、BENNIE Kのこれまでの活動を凝縮。 デビュー曲「Melody」から最新シングル「モノクローム」までを網羅しています。やっぱり、女性ラッパーの存在が大きくて、インパクトを与えたグループだと思います。 彼女らがブレイクに至った「サンライズ」以降と以前では、なんだかサウンドアプローチもちょっと違う印象。やっぱり、ブレイクしてからはキャッチーさを備えたと同時に、 自分たちのやりたいことをやっている印象だね。その全てを凝縮した新曲「チャクラ」をアルバムの冒頭に持ってくるところにも意気込みを感じます。 YUKIの伸びのあるヴォーカルと、CICOの攻撃的なラップを思う存分味わえる1枚。 ここで、ひとまとめをした後の次なるステージも気になりますね。 初回盤は、「サンライズ」以降に発表したPV全10曲を収録したDVDとの2枚組仕様。 正直、初出しは「モノクローム」のPVだけなのが残念。初期のPVがあるのだったら、ここで蔵出しして欲しかったね。
1. チャクラ
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K / SiZK 編曲:SiZK
BENNIE K、初のベストアルバムからの新曲は、 アッパーにかますロックサウンドに乗せて、自由自在に操る言葉の波が押し寄せる。 YUKIのファルセットも巧みに上げ下げして、突き刺してきます。 CICOのラップもマシンガンのように口撃を仕掛けてくる。なんだか波や風に乗っているかのように舞っているね。
17. Funky Freaks ~DJ HI-KICK's Play Ground~
Written by DJ HI-KICK & SiZK from ★STAR GUiTAR
ガッツリギターとスクラッチが混在するインタルード。 さすがはDJ HI-KICK、そしてSiZKだ、両者の持てる技を注ぎ込んで、次曲へとつなぐために、ここでアピール。 濃いです。
[DISC 2:DVD]
こちらへ→☆☆☆
●Best Album『THE “BESTEST” BENNIE K SHOW』● '08/10/29 release
BENNIE K、ベストアルバムの第2弾が早くも登場。 今作は、、盟友とのコラボをテーマに、ベストなコラボレーション楽曲を集めて収録しています。 2枚のミニアルバム「BENNIE K SHOW」の総まとめですね。BENNIE Kとコラボ相手との見事なパフォーマンス、化学反応をとことん楽しめる1枚です。 新曲も収録されています。こちらはDJ HI-KICKとのタッグで、かなりエッジの効いたナンバーをドロップ。そりゃ、下地に「Hot Stuff」を持って来るんだ、力強いよ。 相手を引き立たせると同時に、踏み台にして自分たちが躍り出るような、持ちつ持たれつな関係性が見えてくるね。 とっても楽しい内容なんだけれども、今作を持ってしばらくBENNIE Kとしての活動は終了というのが残念です。 初回盤は、コラボ楽曲のPVをガッツリ10曲収録したDVD付きの2枚組仕様。 こんなてんこ盛りな内容なんだけれども、DVD盤の「ザ・ベニーケー・ショウ ~On The Floor編~」の意味がなくなってしまったね。
1. HI-EXPLOSION / with DJ HI-KICK
作詞:BENNIE K 作曲:BENNIE K / DJ HI-KICK / SiZK 編曲:SiZK
BENNIE K,ベストアルバム第2弾からの新曲は、 盟友DJ HI-KICKとのコラボレーションチューン。DJの巧みな技とカッティングで、攻めのBENNIE Kが燃え上がる。 どこかで聞いたことのあるメロディかと思いきや、あの往年のヒットチューン「Hot Stuff」をサンプリング。 なるほど、熱く燃えるわけだ。ちょっとダークかつちょっと妖しげ、それでもBENNIE K2人ヴォーカル&ラップが映えるナンバーです。 かっこいいよ、この曲。
17. うちへ帰ろう ~先輩's Cheek Time~
Written by DJ HI-KICK & SiZK from ★STAR GUiTAR
先輩が切々と歌い上げるナンバー。 アコースティックギターの音がしんみりとした気分にさせる。
[DISC 2:DVD]
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●1st Album『BENNIE BECCA / BENNIE BECCA』● '10/4/7 release
BENNIE KのYUKIがプロデューサーに転向し、新たなプロジェクトを立ち上げたBENNIE K。 なんと、BECCAを迎えてのコラボで、BENNIE BECCAとして始動。そのつかみとなった先行シングル「Dreamer」は、これまで培ってきた両者の美味しいところをうまい具合に引き出して、 ロックとクラブなアプローチを放出。その集大成となるのがこのアルバム。ブレイクビーツや4つ打ちトラックを筆頭に、 バリバリギターロックなどもあり、BECCAの英語ヴォーカルと華麗に舞うCICOのラップが軽やかに絡み合う。 ゲストにMonkey MajikのBlaiseを迎えたり、DJ HI-KICKやMine-Chang、先輩やDJ SUZUKIなど、BKサイドのおなじみの面々も参加していて、面白いね。 鋭くエッジが効いていて、キャッチ-に攻めるスタイルは、両者のコラボの成功を示す。 ただ、なぜBENNIE BECCAでないといけいないのか、もう少し音に特徴が欲しかったかな。
1. The Letter ~Opening~
Track by YUKI“Jolly Roger”
アルバムのオープニングを飾るイントロダクション。 なにやら、タイピングしてはスタートです。
2. Dreamer
Written by BENNIE K / BECCA / Mine-Chang Produced by BENNIE K / BECCA / Mine-Chang Track & Engineered by Mine-Chang (TinyVoice, Production) at Studio Vision
YUKI&CICOによるユニット、BENNIE Kが新たなるプロジェクトを開始。 しかも、BECCAとタッグを組んでのコラボレーション。その第1弾シングルは、勢いのあるロックチューンを放って、カッ飛んできました。 滑らかなBECCAの英語ヴォーカルと、CICOの勇ましいラップが鋭く突き刺してきます。何はともあれ、バックでエッジの利いたギターがかき鳴って、 かっこいいね。
3. KAMINARI GIRL
Written by BENNIE K / BECCA Produced by BENNIE BECCA Track by YUKI“Jolly Roger”
どっしりビートが躍動感を流し込むデジロックチューン。 サビから始まって、ドシドシと言葉と音をぶつけてくる。 BECCAのヴォーカルもたくましいね。その中で「 KAMINARI GIRL」と、やっぱり耳に入ってくる言葉。 タイトルさながら、ビリビリとしびれる1曲です。日本語も頑張っているみたいだね。 「言いなり」が「イナリ」に聞こえた。
4. Narita Express
Written by BENNIE K / BECCA / SiZK from ★STAR GUiTAR Produced by BENNIE BECCA & SiZK Track by SiZK
イントロで疾走感が出ていたのに、歌が始まると立ち止まってしまった感じだな。 でおm、力強い音を従えて、一歩一歩踏み出しているような様が伝わってきます。 う~ん、それに比べると、やっぱりこのタイトルはちょっと違うような気がするな。後半は打ち込みダンスサウンドを前面に出してきたけれども、 中途半端だ。
5. You & Me
Written & Produced by CICO / DJ SUZUKI (アルファ) Track by DJ SUZUKI
ピコピコポップなサウンドがキャッチーに聴かせてくれるナンバーは、 なるほど、アルファのDJ SUZUKIも参加しているトラック。 サビではBECCAのヴォーカルにエフェクトをかけて、クラブアプローチで仕掛けてきました。ラストでは、どっぷりどっぷりと。
6. 明日 / with Blaise Plant (MONEKY MAJIK)
Written by Blaise Plant (MONEKY MAJIK) / CICO / BECCA Produced by BENNIE BECCA & Blaise Plant Track & Guitar by Blaise Plant
Monkey MajikのBlase Plantを迎えてのコラボチューン。 ギターがかき鳴り、ゆったり聴かせてくれるところは、Moneky Majik的な要素を感じさせるけれども、男女ヴォーカルが心地よさを届けてくれる。 BlaseとBECCAが日本語で歌とラップをするというのが、なんとも新鮮だし、タイトルもストレートに日本語だからね。面白い。
7. Sound Surfing ~Interlude~
Track by YUKI“Jolly Roger”
インタルード。これまた、いろんな音が襲いかかってきます。 そして、後半ではお囃子の音が響き渡ります。
8. Japaneedle
Written & Produced by CICO / DJ SUZUKI (アルファ) Track by DJ SUZUKI
THIS IS JAPANな音をぶつけてくるイントロ。 しかし、中身はディープなクラブチューン。和的な効果音をつけては、和洋折衷な音で、不思議な世界へと連れて行ってくれます。 これぞBENNIE BECCAの世界。最後は“こぶし”を効かせた。
9. Dilemmas
Written by BECCA / CICO Produced by BENNIE BECCA Track, Guitar, Bass & Chorus by Rob Daiker
ざっくりギターが軽快に響き渡るポップでクールなトラック。 CICOのラップが実に生き生きしているね。ちょっと歌謡曲的なメロディラインも気になるところ。 サビでは音がよりアグレッシヴなデジロックなアプローチヘロシフトチェンジ。なかなか面白い1曲だ。
10. Don't Save Me
Written by BECCA / Meredith Brooks / Rob Daiker Produced by Meredith Brooks
BECCAサイドで製作されたナンバーは、ゴリゴリギターをメインに、どっしりと聴かせてくれる。 流行りのガールズロックをさらに深化させたような、格好良さがあるね。 キャッチーなサウンドをぶつけては、のびのびと歌うBECCAです。ってか、CICO不参加じゃないか。
11. So Bad
Written by BENNIE K / BECCA / Mine-Chang Produced by BENNIE K / BECCA / Mine-Chang Track & Engineered by Mine-Chang (TinyVoice, Production) at Studio Vision
ギターのざっくりした音とビートが斬新に絡み合うグルーヴチューン。 これが、なかなかかっこいいんだ。それに比べると、メロディパートのインパクトが弱いかな。 もっとパンチを効かせて、弾けてもいいと思う。
12. Cinderella Syndrome
Written & Produced by DJ HI-KICK & YUKI“Jolly Roger” Track by YUKI“Jolly Roger”
ドラムがドカドカと入り、ギターがバリバリと添えられ、ゴスな雰囲気を放つロックチューン。 DJ HI-KICKによるスクラッチがキュイキュイと鳴り響いては、襲いかかってくる。圧巻のインストナンバー。
13. 2012
Written by BENNIE K / BECCA Produced by BENNIE BECCA Track & Engineered by Mine-Chang (TinyVoice, Production) at Studio Vision
SF的イントロの後は、これまたどしどしとエッジの効いた音を放ち、攻めを聴かせるロックチューン。 地震や津波を被っても、そこから立ち上がっていこうという、たくましい歌詞に救われるね。 音がとにかく壮大で、ダイナミック。BENNIE BECCAが、より強固な存在になっていく。
14. The Beginning
Written by BENNIE K / BECCA / HAMMER (2BACKKA) Produced by BENNIE BECCA & HAMMER Track by HAMMER
軍隊の行進のような音で始まり、それをリズムに取り入れて進行。 工夫を感じる1曲だね。私はここにいる、という自己認識と存在意義を示す。歌詞がとにかくたくましい。
15. 2013 ~こちら生存者あり~
Music by 先輩 Track by SiZK from ★STAR GUiTAR Opening Track by Mine-Chang (TinyVoice, Production)
アルバムのラストを飾るエピローグ的ナンバー。 って、先輩…。まるで、おしばいで楽しませてくれる。さらには、歌も聞かせてくれますよ。なんだ、これは。 別にBENNIE BECCAのトラックでやらなくてもねぇ。がっつり5分。