album

1st Album『Phase』● '99/3/17 release

SURFACEの1st Album。デビューしてからまだ1年も経っていないのに、ハイスピードな展開で魅了してくれる彼ら。

ごくごく身近にあふれているものを、彼らなりに料理したSURFACE節がよく表れています。

ポップなロックも、バラードも、何でもたしなむその姿勢はさすが。

ヒットシングルが4枚も入っており、全部の楽曲にSURFACEの魅力が詰まっています。 初回盤のみ特殊ケース仕様。

1. 空っぽの気持ち

作詞:椎名慶治 野口圭 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE 武部聡志

カンケリのSEからギターがジャカジャンと入る。そしてアコギが印象的なロックチューンへ。

キャッチーなサビのメロディーもいいけれど、詞がまたズキズキと胸に刺さってくる。SURFACE、特に椎名の書く詞は身近なことを突くのがうまい。

2. さぁ

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治・永谷喬夫 編曲:SURFACE

ベースのチョッパー感がまた胸をくすぐるポップなロックチューン。ブラスもいいところで味を出している。

この3分ちょっとの間がとっても詰まっていて濃いんです。でもアニメのタイアップには向かないでしょう。

3. なにしてんの -Sweet Horn Mix-

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治・永谷喬夫 編曲:SURFACE

ドラマの主題歌としてスマッシュヒットを記録したロックナンバー。人を励ますポジティブソングに仕上がっています。

でも詞を見るとB'zのパクリと言われて叩かれてもしょうがない部分があるかなぁ。一応SURFACEらしさはでているんだけどね。身近な感じが。

アルバムでは間奏がソロのホーンで、シングルでは永谷のギターソロが聞けます。

4. ふたり

作詞:椎名慶治 野口圭 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

ちょいと打ち込みを使用したミディアムテンポの曲。サビがとってもメロディアスです。

なんか、ヴォーカルにエフェクトかけ、ラップを披露。これもアレンジ面から見るとB'zぽくなっちゃってるねぇ。オリジナルの要素が見えにくい。

5. FACE TO FACE ~がんばってます~

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

ちょっとブルージーで小粋なナンバー。別にc/wの枠にはまっちゃいないけれど、後一歩踏み出せない何かがある。

自己満のうちに完結しちゃった感じ。途中ちょいとジャジーになるところは面白くて買い。

6.

作詞:椎名慶治 野口圭 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

続いてもブルージー。前曲よりかは軽目。アコギがいい味だしている。ちょっと妖しい歌詞がタイトルとちょっと縁遠い。

でも人によってはこの「線」って色々なものに置き換えられると思うよ。サビでちょっと重圧。せつなさもふまえていい感じですね。

最後のサビだけコーラスがついているんだけれど、これ全部のサビにつけてもいいと思う。

7. バランス

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

イントロからして激しいロックサウンドですなぁ。今までのどの曲よりも重圧感が一番伝わってくる。

ドラムといいギターといいかっこいいね。そのぶん歌詞がやけに軽く感じられてしまうのが・・・もったいないかなぁ。

その後にリミックスされたシングルテイクでは、ギターとブラスが前面に押し出されたようで。

8. ひとつになっちゃえ

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

前曲に続いてもハードロックを思わせるようなドラム・ギターと重圧。ともなるとやっぱりB'zっぽくなってるし。

とにかく最後のねちっこくシャウトする部分がねぇ。

9. それじゃあバイバイ -Phase Mix-

作詞:椎名慶治 野口圭 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE 武部聡志

デビュー曲でいきなりスマッシュヒットを記録したアップテンポのロックナンバー。

これまた勢いがあり、ブラスとの相性がとってもよいよいです。この俗っぽい身近にありがちな詞がまたいいんでしょうかね。

コンパクトに仕上がって聞きやすい。シングルよりかはアルバムテイクの方がどっしりと重圧に、より攻撃的になってる。

10. まだまだ

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

ミディアムテンポのロックチューン。間奏ではジャジーなテイストもありーの、なかなかメロディアスな楽曲。

なんか詞を読むと彼ら自身を歌っているような気がする。途中に会話ラップが入っている。

その後のリミックスナンバーではスクラッチが入ってブラックの要素を含んだ仕上がりに。

11. 冬の終わり

作詞:椎名慶治 野口圭 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE 小牟田聡

どちらかといえばアコースティックよりのバラードチューン。いつもの勢いはあまり見られずしっとりとしています。

冬の寒い情景とともに、切なさが伝わってくる。

12. ジレンマ

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

2nd Singleはミディアムテンポのロックチューン。アコースティックな面も時より見える。

が、やはり本線は重圧ロックだね。まぁ、確かに詞を読むともどかしいジレンマにはまってるね。

2nd Album『Fate』● '00/6/21 release

勢い止まらないSURFACEの2nd Album。前作から約1年ぶりにリリースされ、シングル曲も4曲収録。

しかしながら、どの曲を見てもSURFACEの味のある世界が表現されています。

僕と君の関係以外にも、ちょっと距離を伸ばしながらも、やはり身近なシチュエーションをテーマにしているので、結構共感しそう。

のっけからシングル曲で引き込んでくれる楽しいアルバムです。

1. ゴーイング my 上へ

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

あれっ、今までのサーフィスとはちょっと違うディスコサウンドで攻めてきました。 合いの手とか入ってノリ重視ですね。

これまたお得意のそこら辺にあるような出来事をばったばったと切り倒す歌詞に共感も覚えてしまうのでは?

タイトルにひねりを入れているところがいかにも。

2. なあなあ -Fate mix-

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治・永谷喬夫 編曲:SURFACE

1st Album発売後の初めてのシングル。A、B、サビと全体的にコンパクトで凝縮された勢い。

現代に溢れている「なあなあ」を、サーフィスが一刀両断。アルバムではホーンセクションとの融合系でしっかりとした骨太サウンド。

宴会チックなオープニングのシングルテイクではちょっとあっさりしている。

3. switch

作詞:椎名慶治 野口圭 作曲:椎名慶治・永谷喬夫 編曲:SURFACE

前2曲の勢いを一気に抑制するバラードナンバー。あっさりとした前半に比べて中盤、そしてサビでギターの味が出るファンキー使用。

歌詞がエロティック。

4. でてくるなよ

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

骨太ロックチューンに乗っかるは嫌いな女が夢にまで出てくる話。被害妄想? 実はまだ気があるとか?気になりすぎじゃないかな?

といろいろと想像ができる曲。

5. 君の声で 君のすべてで...

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

ギターサウンドにピアノが加わるロッカバラードナンバー。 ミディアムテンポの具合といい、キーボードやピアノが淋しさ、切なさを演出しています。

サビでのたたみかけがまたいい感じでぐっと来る。

6.

作詞:椎名慶治 野口圭 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

結構しっとり目で入ってくるからじっくりと聴いてしまった。 バラードナンバーで、人と人との関わり合いをとっても気にした歌詞になっています。

その間で起きている葛藤を書いています。

7. 愛じゃない

作詞:椎名慶治 野口圭 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

スクラッチから入ってくる、これまた意外な展開。 そして歌詞の方も女性の視点から書かれていて「ダメンズ・ウォ~カ~」見たいな世界を展開。

こういう恋愛もあるんでしょうね。

8. 偶然=必然

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

ギターとピアノが跳ねて絡んでいい具合です。 ちょっとジャジーにもなったりとサウンド面ではおもしろい。

ただ、A、Bメロからサビへの流れはおかしいかな。

9. まぁいいや

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

これまたブラスの勢い爆発ですね。ゴージャスなサウンドを展開。 何か今のこのご時世に欲しい詞の世界です。永谷まで登場しちゃってます。

10. Tell me

作詞:椎名慶治 野口圭 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

そして落ち着いてじっくりと聞かせてくれるバラードナンバーです。 バックの弦の世界を演出。甘くストレートな恋愛を書いています。

本編終了後に美しく響き渡るストリングスがまたいい感じです。うっとりと。

11. たまり場

作詞:椎名慶治 野口圭 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

ピアノとギターのしっとりとしたオープニング。カウントが入ってからのミディアムテンポのロッカバラード。 Bメロのラインが上下しまくりで複雑だなぁ。

曲の雰囲気から言うとサビでの合いの手はいらないでしょうね。間奏でのピアノはジャジーでいいね。

12. ヌイテル?

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 永谷喬夫 編曲:SURFACE

最後にきたのはいかにも“サーフィス”なシングル曲で。

パンチが効いたAメロ、メロディアスで聞きほれてしまうBメロ、合いの手が散らばって引き込んでくれるサビ、 と、どこを切ってもサーフィすな曲です。

勢いがいいね。

Live Album『Phase to Fate』● '01/3/14 release

SURFACE初のライブアルバム。1st、2nd Albumからバランスよく選曲されていながらも、攻撃的でキャッチーな楽曲のオンパレード。

勢い止まる事も無く、突っ走っています。いやぁ、さすがはライブならではの臨場感が出ています。

やはりSURFACEの魅力はライブで本領発揮されるパフォーマンスにあるんですね。 また、ライブならではの斬新なアレンジにも注目。

「さぁ」があんなふうに変わるだなんて。

ノリの良いダンスナンバーM-1からスタート。でもCDの音を再現しすぎですね。 ライブとしての魅力をもう少し出して欲しい。

合いの手とか掛け声とかまんまだしね。

ライブバージョンだとどこかしら説得力があるM-2に続いては、 M-3でようやく“ライブをやっている”という感じにさせてくれる。

ギターをはじめ、楽器が生き生きとしている。

ホーンも調子がよさそうですね。 かなり濃い演奏を聞かせてくれるM-4。やっぱりここでもホーンとキーボードだね。 ライブだけの特別バージョンM-5

なんとジャジーなテイストでスウィングスウィング。1番ちょっと中途半端に聞こえる。 2番からはホーンが加わって曲の大筋がつかめるようになった。

でもやっぱりなんかしっくりこないんだなぁ。ドラムロールとか。 永谷のギターソロM-6は巧みなギタープレイで魅了してくれます。

イントロではホーンが、続けてギターがソロを聞かせてくれるM-7。 相変わらず派手な曲ですなぁ。ライブの魅力がたっぷり伝わってきます。

観客を煽っているM-8。 もう勢いがすごい。

大盛り上がりだ。さすがシングルナンバー。続けてもシングルナンバーのM-9。 ヴォーカル、なんか被っていないかい?

なんか声がダブって聞こえるんだよなぁ。

後半の勢いはすごいですね。 この時点では新曲のM-10。見事なデジタルロックをどうライブで表現するか。これが聞き所ですわ。

コーラスがいかにもCDのテイクで。

でも十分な威力はあるね、かっこいいです。 ここでミディアムテンポのバラードナンバーM-11の登場。じっくりと聞かせてくれるではありませんか。

でもってこの時点では未発表の新曲M-12。Bメロの音程がちょっと不安定。SURFACEらしさが出ていますね。掛け声とか。

もうひとつバラードM-13が登場。

随分と丁寧な作り出し、ちょっとじっくりと聞き入ってしまうねぇ。 でもってアウトロではギターを堪能できる。これまたぐっと来ます。

大ヒット曲のM-14がここで登場。

コーラスパートがちょっと生感をもったいなくさせています。煽っても観客の声が聞こえやしない。

やけにホーンの調子がよく、ギターソロを食っている。

最後に観客の声が聞く事ができる。 かなり濃いサウンドで聞かせてくれるM-15で締め。やっぱりサビでのたたみかけがいいね。

終わり方がちょっとさびしいなぁ。なんかパラパラと。

3rd Album『ROOT』● '01/6/27 release

ライブアルバムを間に挟んで、1年ぶりにリリースされた3枚目のオリジナルアルバム。 とにかくSURFACEの勢いが詰まっています。

シングル4曲、うち2曲はミックスが施されて進化を遂げている。 SURFACEのルートをたどる貴重な1枚。

アレンジもいつもに増した華やかになっている。 ブラスにストリングス。負けじと永谷のギターも応戦していて、かっこいいです。

初回盤のみ特殊ケース。

1.

lyrics by YOSHIHARU SHIINA composed by TAKAO NAGATANI arranged by SURFACE

インストナンバーからの幕開け。OPのSE、空き缶に聞き覚えありますねぇ。 キーボードが前面に出ているメロディアスな曲です。

椎名のスキャット英詞がかっこいいじゃないですか。 詞をつけて歌ってもかっこよさそう。

2. Route3

lyrics by YOSHIHARU SHIINA composed by TAKAO NAGATANI arranged by SURFACE

イントロからグイグイとギターサウンドで攻めまくり。 相変わらずの俗っぽい椎名の歌い方でSURFACE節全開です。

サビでは今までになかったようなタメがあっておもしろい。ミディアムテンポが心地よいロックチューンです。

3. .5 (HALF)

lyrics by YOSHIHARU SHIINA composed by TAKAO NAGATANI arranged by SURFACE brass arranged by NOBUYUKI MORI

こちらはホーンを派手にちりばめたシングルナンバー。 とってもファンキーなロックチューンに仕上がっていますね。

この合いの手の入れ方といい、SURFACEならではのやり方だよね。盛り上がること間違いない。

でもちょっとバックサウンドに詞が飲まれてしまっているのがもったいない。 張り切りすぎたな。

4. 御褒美

lyrics by YOSHIHARU SHIINA composed by TAKAO NAGATANI arranged by SURFACE strings arranged by GEN ITTETSU

こちらはストリングスを向かえてのちょっとドラマティックなアレンジ。 サビはキャッチーなんだけれども、ちょっと合いの手に食われすぎだね。

詞の世界がちょっと弱くて残りにくいのが難。もったいないよ。せっかくいい曲、いいアレンジなのにね。

5. √2

lyrics by YOSHIHARU SHIINA composed by TAKAO NAGATANI arranged by SURFACE

再びインストナンバー。永谷のギタープレーに聞きほれる事が出来ます。

ちょっとジャジーなテイストがいい空気を作ったものの、20秒弱で終了してしまうなんて。

6. Super Funky

lyrics by YOSHIHARU SHIINA composed by TAKAO NAGATANI arranged by SURFACE brass arranged by HIRONORI SAWANO

もうタイトルが曲を表していますよね。超ファンキーサウンドを展開。 A、Bメロパートなんかピアノが結構効いているね。

途中間奏ではジャジーに展開してこちらはまたクールです。この曲は詞の力が弱くて残念ですな。 曲、アレンジ勝ちで食われてます。

7. ボクハミタサレル -ROOT MIX-

lyrics by YOSHIHARU SHIINA composed by TAKAO NAGATANI arranged by SURFACE

アグレッシブに低音パートから攻めてくる、よりハードになったアルバムバージョン。 よりバンドサウンドが強まっています。

一方シングルバージョンはアングラ感漂わせていますね。 全体的に、A、Bメロなんかはとても暗いからちょっとメロディー掴み取りにくい。

その反面サビはしっかりとした構成で、サウンドをじっくりと聞かせてくれる。 クールな面もあり、サビでこの曲の味が出てくると思います。

8. about love

lyrics by YOSHIHARU SHIINA composed by TAKAO NAGATANI arranged by SURFACE brass arranged by NOBUYUKI MORI

こちらもバリバリホーン隊がにぎわうシングルナンバー。 ただ、メロディー部とサビ部のメリハリつけすぎで、ちょっともったいない。

サビでのファンキーなアレンジはいいけれどね。シングルとしての力は確実に持っています。

9. R.O.S

lyrics by YOSHIHARU SHIINA composed by TAKAO NAGATANI arranged by SURFACE strings arranged by CRUSHER KIMURA

この曲はギターが掻きなるロックチューン。弦まで登場しています。 聞き所はやっぱり弦だね。

ここまでこの曲の彩りを演出するとは聞き逃せませんなぁ。

激しいながらも繊細な曲を奏でています。弦勝ちで椎名のヴォーカルが引き立っています。いいじゃないですか、この曲。

10. らしさ らしく

lyrics by YOSHIHARU SHIINA composed by TAKAO NAGATANI arranged by SURFACE

SURFACE特有のミディアムテンポのロッカバラードナンバー。一つ一つがしっかりとしている割には 全体的にはシンプルに聞こえる。

まぁ、サビでのコーラスは別物ですがね。サビの終わり方がなんか好きだな。

11. その先にあるもの -ROOT MIX-

lyrics by YOSHIHARU SHIINA composed by TAKAO NAGATANI arranged by SURFACE

シングルバージョンは弦のイントロが素敵です。本編はミディアムテンポのバラードナンバー。 やっぱりサビで聞かせてくれますよ。

「石」と「意思」をかけています。にしてもお見事な詞の世界です。アルバムテイクはやっぱり音がよりクリアに、しっかりとしています。

単なるリマスタリングに終わっていなく、やっぱり一つ一つの音に筋を通していますね。

非常に完成された仕上がりです。ぜひ聞き比べてみてください。

12. そっちじゃない

lyrics by YOSHIHARU SHIINA composed by TAKAO NAGATANI arranged by SURFACE

SURFACE王道の俗っぽいロックナンバーを最後にもってきました。 だから可もなく不可もなく、SURFACEのパワーを出し切っています。

まぁ、これを最後にもってきた理由はやはりSURFACeの存在証明なんじゃないでしょうか。 方向性を改めて示した曲だと思います。

Best Album『SURFACE』● '01/12/19 release

畳み掛けるサウンドと言葉の波。SURFACEにとって初のベストアルバムはおいしいとこ取り。

ただ単なるシングルコレクションに終わらず、カップリングやアルバムの中からの曲をチョイス。

さらには、最新曲は別ミックスで収録と言う技を使うと共に新曲も収録と言うSURFACEが詰まった作品です。

でも「あの曲」や「あの曲」がはいっていないんじゃないの?というのもありますよね。

個人的には「ボクハミタサレル」が好きなんで入れて欲しかったな。しかも別ミックスで。

初回限定でレッドプラケース仕様となっています。

17. alibi

words, musics and arranged by SURFACE

ベストアルバムの中の新曲。アコギベースのロックナンバー。 軽いタッチがなんともSURFACEらしい。サビでは無駄に間が空いたりと。

「アレ」「コレ」とやけに指示語が多くてよく分からん。まぁ、推理タッチで展開される詞が面白いとは思うけどね。

4th Album『WARM』● '03/7/16 release

ベストアルバム発売後、新章に突入したSURFACEの4枚目のオリジナルアルバム。

今までの持ち味でもある身近ロックをさらに引き伸ばし、 SURFACEの新たな魅力を植え付けています。

シングル曲も3曲収録されている強力盤。 ただ、セールス的にはいまいち振るわなかったみたい。作品的にはいいんだけどね。

1. なまくらジャック

作詞:椎名慶治 作曲:永谷喬夫 編曲:永谷喬夫

イントロからハードなロックサウンドを聞かせてくれるオープニングチューン。 ちょっと今までのSURFACEにはなかったような世界が展開。

ヘビィなサウンドに椎名のヴォーカルが響きまくる。 高音も難なくクリアです。

2.

作詞:椎名慶治 作曲:永谷喬夫 編曲:永谷喬夫

イントロの打ち込みには新鮮味を感じたけれども、その後からガツンとロックサウンドで来るのにはさすがだ。

ミディアムナンバーながら、激しく、そしてせつないフレーバーが加えられている。椎名のヴォーカルもちょっと今までとは違った感じがするね。

3. アイムファインセンキューアンジュー?

作詞:椎名慶治 作曲:永谷喬夫 編曲:SURFACE・中村文俊

アルバムからの先行シングルとしてリリースされたシングルナンバー。 イントロのギターが過ぎたらガツンとサビからスタート。

結構キャッチーですな。なんだか随分とA、Bメロが薄すぎやしないか? まぁ、サビあっての曲だろうね。

かなりキャッチーに仕上げて、その勢いで曲に引き込んでくる。 一応、ポジティブな応援歌なんだろうね。

サウンドがとってもごついロックしていてかっこいい。

4. ろくでなし

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 編曲:永谷喬夫

タイトルが随分とストレートだ。曲もストレートで勢いのあるロックサウンド。 また、歌詞も結構日常会話のような口語が目立っています。

そこらへんがやっぱりSURFACEらしさというか、椎名の歌詞の見せ所なんだよね。

5. 食卓

作詞:椎名慶治 作曲:永谷喬夫 編曲:SURFACE

もっさりとしたアレンジで送るミディアムテンポのバラードナンバー。

こちらはまた、ちょっといつものテンションを抑え目にした感じで、A、Bメロと進行。 サビから本領発揮。ギターが前面に出ては聞かせてくれるね。

全然、食卓っぽくない。

6. きっと

作詞:椎名慶治 作曲:永谷喬夫・椎名慶治 編曲:SURFACE・中村文俊

ダブルのギターがまたかっこいいイントロを作り出すミディアムナンバー。 とにかく全編をギターが取り巻く曲だ。だからかっこいいんだよね。

こういうタイプの曲でもSURFACEは、自分たちの持ち味をきちんと出しているね。 サビがまたいいじゃないですか。フレーズを連呼して。

7. こんなんだったっけ

作詞:椎名慶治 作曲:永谷喬夫・椎名慶治 編曲:永谷喬夫

タイトル通り、「SURFACEってこんなんだったっけ?」。 イントロが妙にかっこいいし、そのまま勢いに乗って曲が進行するロックチューン。

サビではSEが味付けをしている。 歌詞は結構、グサッてくるところがありますね。

キャッチーなメロディーながら、結構痛いところを突いてくる様な攻撃性がある。 間奏の声もすごいし、SURFACEの新しい面が出た曲ですね。

8. NEWS (album ver.)

作詞:椎名慶治 作曲:永谷喬夫 編曲:SURFACE

なんか、SURFACEらしさが曲からは想像できないシングルナンバーです。 だからといって、気は抜けない。

アップテンポのハードなロックチューンで、勢いよく攻めてくるナンバー。 聞いていて、Bメロの静まり具合が曲を引き締めているね。

そこからサビへと向かう力がまたいいじゃないですか。 キャッチーなメロディーとアレンジで魅了してくれる。

あまりパッとした印象は無いながらも、結構この曲は潜在的な力があるよ。 アルバムではさらに音に厚みが増し、コーラスが味を加える。

パワーアップして、かなりかっこいい仕上がりになりました。

9.

作詞:椎名慶治 作曲:永谷喬夫 編曲:SURFACE

SURFACEの新章スタートを切ったシングルナンバー。今までのSURFACEよりも力強さが増し、 ヘビィになった。

かなりかっこよくなっているじゃないですか。詞の方もちょっと今までに無い感じで、 地に足が着いて心の奥底から叫んでいるような感じです。

やっぱり、ベストアルバムで一区切りついたのか、 新しい挑戦を思わせるような曲に仕上がっていますね。

10. 闇の感情

作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治 編曲:椎名慶治・中村文俊

イントロのSEからスリリングな雰囲気が伝わってくる。 ただ、全体を通すと若干、勢い任せのような感じなんですけれども。

サビではデジタルと生音が上手くクロスして、 タイトルを表しているかのよう。これがSURFACEの勢いなんだよね。

11. Y字路

作詞:椎名慶治 作曲:永谷喬夫 編曲:SURFACE

アンビエントなSEとアコースティックギターの組み合わせに、うっとりさせられるバラードナンバー。 これまた随分と言葉が多いよね。

詰め込みすぎのような気もしますが、これが椎名ならではのセンスなんだよね。

サビがまた結構メロディアスだし、アレンジもじわじわと伝わってきます。

あまり目立ったような曲ではないけれども、 深くどっしりと支える感じの曲ですね。なかなかいいじゃない。

12. リミット

作詞:椎名慶治 作曲:永谷喬夫 編曲:永谷喬夫

ノイジーなギターがイントロを奏でるミディアムロック。 SURFACEならではの独特の歌詞が展開される応援歌となっています。

やはりサビで聞かせてくれますね。 メロディアスな方向で、ぐいぐいと引っ張るメロディーに曲の魅力を感じる。

13. スチームミルク

作詞:椎名慶治 作曲:永谷喬夫 編曲:永谷喬夫・mar

アルバムの締めを飾るバラードナンバー。これがまた、今までのSURFACEには無かったような曲なんだよね。

椎名のヴォーカルもいつもとはちょっと違うね。 歌詞の方も、いつもとはちょっと違った感じのラブソングです。

ストレートではなく、変化球で来ていますね。

5th Album『resurface』● '06/4/26 release

surfaceが、オリジナルアルバムとしては実に3年振りとなる6枚目の作品をリリース。 長いブランクの間に、レコード会社の移籍や小文字への改名などがありましたが、心機一転の気持ちで取り掛かっているだけあって、とっても新鮮な1枚となっています。 シングル3曲を筆頭に、往年の椎名流歌詞が飛び交う。 This is surface。時に俗っぽく、時に切なく。場面や状況を巧みに表現する言葉のマジックにやられます。 そして、ハードからソフトまで、自由自在なサウンドでロックを届けてくれる音も、かなり磨きかかっています。 surface is back。ここに証明されました。 初回版は、プレミアライブからシングル2曲のパフォーマンスを収録したDVD付き2枚組み仕様。見逃せませんなぁ。

DVD

1.

2.

Re:STRAT

FLY HIGH

1. ちりつもたれつ

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

surfaceが再び動き出す。痛快ロックチューンをアルバムのオープニングに持ってきた。 とにかく突き抜ける。それでいて、キャッチーな仕上がりでsurface節を炸裂させる。歌詞も、時代とともに味が出ているないようですね。

2. Re:START

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:渡辺善太郎、永谷喬夫、椎名慶治

surfaceが再び戻ってきた。レコード会社を移籍、さらには大文字から小文字へ名前を変更。 シングルとしては、1年ぶりとなるナンバーは、まさにタイトル通りに新たな始まりを祝うかのようなロックチューン。 夢に向かって突き進む、その姿勢は、どこまでも真っ直ぐ。ノイジーなギターも、surfaceならではの味で力強く聞かせてくれる。 ただ、ちょっとサビがゴチャゴチャした印象。

3. WAIT!

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治、戸谷誠、山口寛雄、佐藤大輔

バックの担当者も編曲に名を連ねる、ハードなロックチューン。 イントロのベースがいい味を出していた。surfaceをものすごくギュッと凝縮させて、そしてぶつけてくる感じだな。 とにかく勢い溢れた1曲。

4. ハニカムハニ

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

ちょっと陰のあるロックチューン。 内容はというと、下路線ギリギリのナンバー。エロいですね。surfaceのイケナイ部分が出まくった小粋なチューン。本性が突き出す。

5. クセになりそうだ

Words:椎名慶治 Music:永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

ビートとギターが絡み、曲をのし上げるミディアムロックチューン。 なんだかダークな印象を放っているね。なんか、このテイストを出すためのうただろうね。歌詞の意味は特に考えないで、楽しんだ方がいいね。

6. airy

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

静かな雰囲気のピアノとプログラミングビートの交わりで始まるバラードナンバー。 切ない別れの歌。主人公の後悔する気持ちが曲によく表れている。力強いサウンドがいいね。

7. CROW

Words:椎名慶治 Music:永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

雑踏のSEからスタート。淡々としたビートと淡々としたヴォーカルから始まる。 Bメロからサビへの流れは、驚かされるね。生き生きし始めた。これがこの曲での目玉かな?都会のど真ん中で人生をさまようナンバーです。

8. Howling

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

吠えるsurface。ノイジーなサウンドの中に、高ぶる椎名のヴォーカルが響き渡る。 サビのメロディがちょっと複雑で、とっつきにくい印象です。

9. FLY HIGH

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

surface、2ヶ月連続シングルナンバー。 ハードでスピーディーなロックチューンで、勢い溢れています。現代社会や人生の生き様などを説いた椎名の歌詞が、 いつも以上に大きく広がる。それに比べると、曲のテイストとちょっとミスマッチのような気もする。 ひとまず、前に進む1曲ですね。

10. -モノクロカプセル-

Words:椎名慶治 Music:永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

プログラミングがなんだかかっこいいですね。ミディアムロックはアグレッシヴに。 色をテーマに、彩り豊かな椎名の歌詞が映えるナンバー。それでいて、意外に鋭い視点で人を観察するリリックです。

11. ココロのつぼみ

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治 Strings Arrangement:永谷喬夫

活動再開第3弾シングルを、アルバム「resurface」に先駆けてリリース。 ヴォーカル椎名のメッセージのこもったロッカバラードチューン。どっしりとしたサウンドに、ストリングスが美しい彩を加える。 優しく包んでくれるように、サビの言葉が力になる頼もしい1曲で、とっても壮大です。surface史上でもなかなかない。

12. だけどきみを離せない

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

アコースティックギターをがっつりしっとり聞かせてくれるバラードナンバー。 2番からは少々音が加わって、バージョンアップ。主人公の素直な気持ちをうまく表現できるなんて、モヤモヤしているね。 でも、真っ直ぐです。

13. そこに正座

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

タイトルからしてsurfaveらしさが出ているロックチューン。 やる前からあきらめてしまう人へ向けた説教ナンバーということで、surface流に人生を説いています。 背中を押すような元気を与えてくれる曲ですね。それでいて爽快だ。

[DISC 2:DVD]

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6th Album『Invitation No.6』● '08/10/8 release

surfaceが6枚目となるオリジナルアルバムをリリース。 前作「resurface」から、実に約2年半ぶり。随分と待たされました。 ただ、その間もコンスタントにシングルを2枚リリースして、surfaceのセンスにますます磨きがかかる。 椎名の描く身の回りのありふれた光景の歌詞や、永谷の書くメロディは、健在。 よりパワフルに、よりアグレッシヴに、surfaceとしてのスタイルを突き抜けて、リスナーに届けてくれます。 シングル「夢の続きへ」「素直な虹/情熱マイソウル」の3曲を含む全16曲と、盛りだくさん。 全力で駆け抜けるsurface、全編を通して本当にかっこいいんだ。 気が付けばデビュー10周年も超えて、より熟したsurfaceを聞かせてくれた。 残念ながら、今作が最後のオリジナルアルバムとなってしまったね。 非常に残念だけれども、それぞれの今後に期待したいです。 初回版は、シングル2曲のPVや、10周年記念ライブの模様を収めたDVD付き、2枚組みの特殊ケース仕様です。 このライブがまた、随分と豪華な内容なんだ。 やはり10周年記念ということで、ヒット曲のオンパレード。 残念ながらフル尺ではないと思うけれども、これでも十分に満足できる作品です。

1. Invitation

Music:永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、mar

6枚目のアルバムのオープニングを飾るインストナンバー。 ちょっと妖しさ漂うメロディに、ギターも濃い目の音を届ける。 女性のナレーションが曲に合っているね。淡々としながらも、何かを探っているような雰囲気を醸す。

2. キミスター★

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治、山口寛雄

疾走感溢れるアップテンポのロックチューン。 ストリングスも彩っていながら、surface特有の軽めながらによくあるシチュエーションえ描き出し、 共感を得るような歌詞が飛び交います。背中を押してくれるように、椎名が力強く歌います。 激しさ溢れるドラムスは、そうる透だ。

3. 情熱マイソウル

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治、山口寛雄

両A面でリリースされたシングルナンバー。 弾けては突き抜ける、アップテンポのロックチューン。 キャッチーながらに聞かせるメロディとアレンジで、圧倒させられるね。椎名の歌詞とヴォーカルからも、 曲の持つメッセージがダイレクトに伝わってくる。とにかく前へ進めと、勢いを交えて届けてくれる。

4. 振り返らない君の涙を僕は忘れない

Words:椎名慶治 Music:永谷喬夫 Arrangement:武部聡志

ポップで軽やか、それでいて爽やかでキャッチー。 surfaceの持つ歌詞の世界はそのままに、巧みなメロディが押し寄せるアップテンポのナンバー。 なんか、聞いているうちに、心も愉快に弾むような曲で、曲を構成する音も踊っています。

5. ワクチン -淫靡tension mix-

Words:椎名慶治 Music:永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

ファンク要素を出してぐいぐいと攻めてくるミディアムロックチューン。 恋という病をsurfaceなりの処方で治療してくれるナンバーです。 サビの手拍子とか、こういう、ちょっと軽めのノリが本当に似合うよね。

アルバムでは、ところどころにSEが入ってきたりと、地味にパワーアップしています。

6. MAGIC of LOVE

Words:椎名慶治 Music:永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

4つ打ちキックビートに身を委ねるデジタルナンバー。 surfaceも、こういうトラックを自然に操っては、その世界を構築する。恐ろしいほどに、椎名の歌詞が」surfaceらしさを出してきた1曲。 ポップでキャッチーながら、思い切り破壊力のあるダンスナンバーですね。

7. 冗談じゃないんだよ

Words:椎名慶治 Music:永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

激しく弾けるアップテンポのロックチューン。 もう勢いで圧倒されるようなハイテンションで、突き抜けてゆく。 歌詞とかタイトルからは、surface節が炸裂。やっぱりこういうノリの出し方がうまいよね。 友達以上、恋人未満の歌。

8. 嘘じゃなく 愛してた

Words:椎名慶治 Music:永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治 Strings Arrangement:岡村美央

ストリングスが覆っては、美しく彩るバラードナンバー。 surfaceのバラードは、メロディが物を言うね。この切ないメロディ、そして椎名の描く別れのシチュエーションが、 ドラマティックに映える1曲。ヴォーカルも切なさがにじみ出ていて、ぐっと来ますよ。

9. 眠りたい

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

ピコピコSEやかき鳴るギターが熱を帯びるアップテンポチューン。 一癖もふたクセも出してくるアレンジに歌詞。特に、今回は椎名の歌い方がよりクセを出してきたよね。 surfaceらしさは思う存分出ているし、キャッチーな歌詞とメロディで引き込んできます。

10. REVENGE

Music:永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫

永谷によるインストナンバー。 今回はどっしりと重たいビートとともに、力強さを発揮。 歌うように、しなやかに響き渡る永谷のギターが、これまた鮮やかです。 時々激しく、うねりを上げては魅了してきます。

11. 焔の如く

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治、山口寛雄、戸谷誠、佐藤大輔、渡辺敏広

前曲インストナンバーから間髪入れずに入ってきては、 勢いで倒してくるアップテンポチューン。うねりを上げるギターや、鋭く入ってくるSE、とにかく前へ前へと進む気持ちの表れだね。 椎名のヴォーカルも、真っ直ぐ。そう、焔のごとく、燃え滾るナンバーなんです。

12. 欠片1ピース

Words:椎名慶治 Music:永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治 Strings Arrangement:永谷喬夫

イントロなしで始まるロックチューン。 surfaceのすべてが固まって凝縮したような、勢いのあるナンバーだね。陰ながら、ストリングスも大活躍。 椎名の歌詞とヴォーカルも、さすがの一言。とにかく前へ進もうという気持ちが出ている。

13. 夢の続きへ

Words:椎名慶治 Music:原一博 Arrangement:原一博 Strings Arrangement:四家卯大

surfaceがアルバム「resurface」以来となるリリース。 シングルナンバーは、珍しく曲をsurfaceの2人以外が担当。そして、作曲と編曲を担当したのが原一博と来たもんだ。 力強いサウンドとポップさ、キャッチーさ、引き込むメロディラインでsurfaceの魅力を引き出す。 また、四家卯大のストリンスが加わって、さらに曲に力をつけてドラマティックに。椎名の歌詞が、どこまでも真っ直ぐ。

14. 素直な虹

Words:永谷喬夫、椎名慶治 Music:永谷喬夫 Arrangement:武部聡志

6枚目のアルバム「Invitation No.6」に先駆けてリリースとなったシングルは、 両A面で、どちらもタイアップのついた強力な1枚。こちらはsurfaceのすべてをぎゅっと凝縮したような、 勢いと切なさを合わせたバラードナンバー。前作シングル同様、こちらもアレンジはsurface以外が担当。 今回は武部聡志が手がけ、ドラマティックなバラードへと見事に仕上げました。 曲同様に、歌詞も切なくて、追い討ちをかけるかのように、ストリングスが美しく響き渡る。

15. くしゃみ -たまり場パート2-

Words:椎名慶治 Music:永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

2枚目のアルバム「Fate」に収録されていたナンバーの続編。 ミディアムテンポのsurface印のロックチューン。とにかく目線が一緒で、頑張る人に対して応援してくれるような姿勢がよく伝わってきます。 ネガティヴになっているときに、ポジティヴにさせてくれる歌詞に心を打たれるね。

16. イッツオーライ

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

疾走感たっぷりのロックチューンでアルバムを締めるsurface。 とにかく勢いで圧倒させるナンバー。力強いサウンドとsurfaceらしい、ちょっと軽めながらに真剣なことを説く椎名の歌詞が、 背中を押してくれる。これだけパンチが効いていると、説得力もありますね。

[DISC 2:DVD]

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Best Album『Last Attraction』● '10/4/28 release

SURFACE、解散。これまでリリースしたシングルナンバーを全て詰め込んだベストアルバムの登場です。 アルバム未収録だった「フレーム」も、ようやく収録されましたね。マーキュリー、そしてソニーで活動した約12年。 その全てをこの2枚のCDに凝縮して収録。ちょっとナンパな歌詞と勢いのあるロックナンバーや、じっくりと聴かせてくれるバラードなど、 結構バラエティ豊かで、浸透していたと思うんだけれども、この解散という選択は本当に残念だな。 しかし、そんな悲しさを吹き飛ばすかのような新曲を4曲も投入。これは勢い出しまくっているね。解散を全く感じさせないアッパーチューンが揃っています。 本当にSURFACEの全てを詰め込んだ楽曲で、熱いね。 さらに、ストリングス部隊とのプロジェクトナンバー「嘘×嘘 -fake×fake-」も収録と、強力な作品です。

2ー7. 嘘×嘘 -fake×fake-

Words:椎名慶治 Music:永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫 Strings Arrangement:河野伸

弦楽プロジェクトとのコラボチューンは、壮大な六花バラード。 サビでどっしりと入ってきては、椎名の切ないヴォーカルが響き渡ります。 さらには、「オー人事」でお馴染み、チャイコフスキーの「弦楽セレナード」のメロディを奏でるストリングスの強大な力に、圧倒されます。 このナンバー、大作ですね。

2ー8.

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

強力打ち込みビートが冒頭から押し寄せてくるデジロックチューン。 これまでのSURFACEの集大成のような迫力が襲いかかってくる。圧倒されます。呑み込まれます。 こういう曲を最後の最後に放ってくるSURFACE。あっぱれだね。

2ー9. TRAP

Words:椎名慶治、永谷喬夫 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

軽やかダンスビートをまとって、どこかしらおしゃれに聴かせてくれるミディアムナンバー。 ざっくりギターとグルーヴィーな打ち込みが絡み合っては、クールでスパイスを効かせてきます。 歌詞は、これぞSURFACE、椎名がまたひねりを出してきた。

2ー10. ソコハカトナク

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

永谷ギターを思う存分に味わえるロックチューン。 それ以外にも、音が固まってぶつかってくるし、なんて強力なんだ。まるでSURFACE自身を歌っているかのような歌詞。 起死回生を狙って、撃ち放った一発が、ものすごく強力です。超絶キャッチーで、ノックアウトな1曲です。

2ー11. CHANGE

Words:椎名慶治 Music:椎名慶治、永谷喬夫 Arrangement:永谷喬夫、椎名慶治

じっくりと地に足をつけて、想いを伝えるような、これぞSURFACEの集大成なアップチューン。 デジタルサウンドとギターの音も、爽やかに響き渡る1曲。さらに、ダンサブルでディスコ要素も垣間見られる。 「@言う間」とか「@戻り」などの椎名ワールド全開の歌詞もGoodですね。

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