album

1st Album『the brilliant green』● '98/9/19 release

バンド名を冠した1st Album。全10曲というコンパクトサイズながら、 「the brilliant green」というバンドがこの1枚に凝縮されている。 全編を取り巻くノイズーなギターサウンドやヴォーカル・川瀬智子のけだるい歌い方、 日本語と英語を自由に操る歌詞、マニアックなポップさをいい塩梅で聞かせてくれるメロディなど、 「これぞthe brilliant green」といわんばかりのブリリアントな1枚。 まさに名刺代わりとなった名盤ですよ。なにげに1stと2nd Singleを収録していないところにも、 彼らのこだわりがあるような気がします。 それにしても、ここまでスムースな英語を聞かせてくれる日本のバンドもなかなか居なかったから、 彼らの登場にはある種の衝撃がありましたね。 洋楽的なフレーバーを持つ日本語ロックの先駆者といってもいいでしょう。 なお、このアルバムの初回限定盤はデジパック仕様で、ポスター型のブックレットが付いています。

1. I'm In Heaven

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Ryo Matsui Produced & Arranged by the brilliant green

重みを増したギターとベースが印象的なミディアムテンポのロックチューン。 全編英語詞で、けだるく歌う川瀬智子がまたいいんですよ。 まさにブリグリ節満載のロックナンバー。少女がパーティーへ行き、天国気分になるという内容ですが、 これって危ないパーティーじゃないですよね?

2. 冷たい花

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsaku Okuda Produced & Arranged by the brilliant green

重苦しい雰囲気を醸し出すブリグリ4枚目のシングルナンバー。 随分と内省的で暗い歌詞です。中身がどんよりとしていて、いかにも病弱的。 それが逆に病み付きになるんだよね。なんとも不思議な曲だ。ノイジーなギターが響くロッカバラードナンバー。 このまま流れてしまうような、身を委ねると気持ちよくなるような曲です。 ある種、こういう路線がブリグリの王道といわんばかりのような曲でもありますね。

3. You & I

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsaku Okuda Produced & Arranged by the brilliant green & Masanori Sasaji

明るめのギターサウンドとスキャットで彩るポップなロックナンバー。 軽めのサウンドながら、結構音がしっかりとしています。 全編英語詞で、川瀬智子も滑らかに歌っています。爽やかな風が吹いてくる1曲。CMソングにもなった曲で、メロディもとってもキャッチーに仕上がっています。 最後は転調して、盛り上がってきますよ。

4. Always and Always

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsaku Okuda Produced & Arranged by the brilliant green

アコースティックテイストで進行するミディアムポップナンバー。 結構、がっつりギターがかき鳴っていますね。このサウンドがメインとなっています。 この曲も全編英語詞で、洋楽のように滑らかなヴォーカルが印象的です。 独特の広がりを聞かせてくれる、空間に広がるようなナンバーだね。 ドラムではなく、パーカッションが心地よいリズムを作り出す。3分にも満たないながら、じっくりと楽しめる1曲です。

5. Stand by

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsaku Okuda Produced & Arranged by the brilliant green

ノイジーなギターが鳴り響くんだけれども、全体からはポップな匂いがしてくるロックナンバーです。 ちょっとブリティッシュテイストが出ていて、なかなかカッコいいじゃないですか。 全編に響き渡る英語詞のヴォーカルも、曲を引き立たせます。サビ部のメロディーも、キャッチーに仕上がっています。 何があっても君のそばにいつもいるよ。とっても優しい主人公だよね。

6. MAGIC PLACE

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsaku Okuda Produced & Arranged by the brilliant green & Masanori Sasaji

結構重たいサウンドを響き渡らせるサビからスタートする、ミディアムロックチューン。 サビは英語、メロディ部は日本語と、こういう使い分けをして、それぞれのパートに色を出すトラックです。 ただ、日本語詞がやっぱり暗いなぁ。歌い方はやっぱり川瀬智子、けだるさが印象的だ。 それにしても、サビ出だしがものすごくのっぺりとしていて、何か面白いんだよね。 ブリグリ節満載です。

7. “I”

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Ryo Matsui Produced & Arranged by the brilliant green & Masanori Sasaji

ミディアムテンポのロックナンバーは、ほとんどが日本語詞。 ただ、部分部分でメロディと詞が合わない印象があります。曲自体、ちょっとマニアックになりがちな印象ですね。 全体的にはギターもベースもいい味出しているし、ブリグリ節は満載で言うこと無しなんですがね。

8. Baby London Star

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Ryo Matsui Produced & Arranged by the brilliant green

ノイジーなギターがかき鳴るアップテンポのロックナンバー。 全編英語詞で、とっても曲が映えてますね。結構元気な曲だし、ポップに進行しています。 でも、どこかしら川瀬智子の歌い方がけだるく、逆にその歌い方と曲とのギャップがいいのかもね。

9. There will be love there -愛のある場所-

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsaku Okuda Produced & Arranged by the brilliant green & Masanori Sasaji

ブリグリの知名度を一気に全国的に広めた3枚目のシングルナンバー。 イントロ無しで始まり、これぞブリグリ節というようなノイジーギター溢れるミディアムバラードナンバーに仕上がっています。 日本語と英語の絶妙な絡みが曲のイメージをさらに広げている。 川瀬智子の歌もなかなかいいんだよね。ストリングスも影ながらいい味を出していますね。 詞が結構堅苦しいんだけれども、遠まわしのラブソングと考えていいみたい。 というわけで、大ヒットを記録したこのシングル。 一方、タイアップの付いたドラマはというと、あまりの視聴率の悪さに打ち切られてしまったという悲しいお話。

10. Rock'n Roll

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsaku Okuda Produced & Arranged by the brilliant green

タイトルとは裏腹に、ミディアムテンポのアコースティックバラードナンバーとなっております。 全編に広がる優しいメロディと、英語詞を歌う川瀬智子のヴォーカルがとってもマッチしています。 ロックとあなたをいつも愛している、というような内容のラブソングで、アルバムの締めとなっております。

2nd Album『TERRA2001』● '99/9/8 release

the brilliant green、待望の2nd Album。前作より約1年ぶりにリリースされた今作は、 とにかく愛が詰まっています。シングル「愛の愛の星」で聞かせてくれるハートフルなロックサウンドを筆頭に、 これでもかと言わんばかりのブリグリ王道チューン「長いため息のように」、ドラマの主題歌となった「そのスピードで」など、 カットを含め5枚のシングルナンバーを収録という大盤振る舞いなアルバム。 さすがは「ギガ」ならぬ「テラ」並みの力をもった作品だ。 前作の1st Albumの流れを組んでいながらも、やっぱり音の幅や表現方法が豊かになっているんだよね。 これも、1年での成長の証なのかもね。そして、川瀬智子の自由自在な英語と日本語の歌詞といい、けだるい歌い方といい、 やっぱりブリグリなんだよね。パンチの効いたジャケットが、なんか眩しいね。驚愕。 こんなにキラキラしている作品も、彼らにとっては珍しいよね。

1. BYE! MY BOY!

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged & Performed by the brilliant green

アルバム「TERRA2001」のオープニングを飾る、いかにもブリグリと言うようなギターサウンドを聞かせてくれるミディアムロックチューン。 アングラ感を漂わせながらも、独特のポップセンスで見事にメジャー感を表現するブリグリです。 川瀬智子のどこかしら投げやり的な歌い方も、なかなかいいじゃないですかね。アルバム発売後にシングルカットされた、強力ナンバーです。

2. 愛の愛の星

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged & Performed by the brilliant green

アコースティックテイスト溢れるミディアムロックナンバー。 2nd Album「TERRA2001」からの先行シングルにもなった、愛に満ち溢れた曲。 今までのブリグリをひっくり返すような、爽やかポップチューンで明るい楽曲に仕上がっております。 ちょっと詞は固めなんだけれども、川瀬智子のヴォーカルがいい味を出してはカバーしていますね。 なんか、キラキラしていていい感じです。

3. Brownie the cat -魅惑の猫ルーム-

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged & Performed by the brilliant green

アコースティックサウンドを基調とした、軽やかポップロック。 全編英語詞でくるところは、さすがブリグリ・川瀬智子。ブラウニーという名の猫について歌った歌。 爽やかなナンバーで、ブリグリの新しい面を見た感じですね。

4. CALL MY NAME (ENGLISH VERSION)

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged & Performed by the brilliant green

けだるいノイジーギターが曲を包み込むロックチューン。 これまたブリグリ色の強いナンバーだよね。アルバム「TERRA2001」では、巧みな英語詞で魅了してきます。 ポップでキャッチーながらに、マニアックな部分も垣間見られて、かなり作りこまれた1曲。 後にシングル化とされ、日本語バージョンとして歌いなおしています。 やっぱり印象が違う感じがするよね。言葉の響き方といい、なんか妙に新鮮かも。

5. Maybe We Could Go Back To Then (76 VERSION)

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged & Performed by the brilliant green

アコースティックギターがかき鳴る6拍子のナンバー。 メジャーコードで入ったのに、歌が入るとマイナー調にがらりと変わった。暗い感じを放ちながら進行する曲です。 1番サビ後半からは、もう1本アコースティックギターが加わって、ちょっとバージョンアップ。 しみじみと味わい深い曲を聞かせてくれる。

アルバムではヴァージョンを変えて収録。加わるギターの演奏方法が違いますね。 オリジナルはざっくりと。こちらは独自のメロディーラインを奏でております。

6. SEPTEMBER RAIN

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Ryo Matsui Produced, Arranged & Performed by the brilliant green

この曲も前曲同様に、6拍子のナンバー。アコースティックギターを軸に、ロックサウンドがゴリゴリと展開。 サビでは透き通ったメロディが印象的ですね。全編を彩る英語詞からは、秋の雰囲気が漂ってきます。 派手ではないけれども、力のある曲だよね。

7. FUNNY GIRLFRIEND!!

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged & Performed by the brilliant green

タイトルを表すかのような、楽しげなポップナンバー。 弾けるロックサウンドと、はっちゃけた女友達について歌った英語詞が絡み合います。 まぁ、ブリグリ王道のアップテンポロックで、かっこよく決めてくれますよ。

8. Round and Round

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Ryo Matsui Produced, Arranged & Performed by the brilliant green Strings Arrangment by Takahiro Itoh

静かな幕開け、そして川瀬智子のけだるくも力強いヴォーカルが響き渡る。 本編はノイジーなギターがいびつな世界を作り上げるミディアムロックナンバー。 結構重たいんだよな。この曲だけが。 でも、曲全体からブリグリ感が漂ってきますね。

9. そのスピードで

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged & Performed by the brilliant green

1st Album「the brilliant green」の大ヒットを受けて放たれた5枚目のシングルナンバー。 これぞブリグリと言えるような、ヘビィなギターロックサウンドの眩しいミディアムチューン。 重くも厚いサウンドは、随分と力を増しているけれども、その中にも柔らかさを兼ね備えているところがブリグリのいいところ。 サビではポップでキャッチーなメロディを聞かせてくれる。何気に前向きな歌詞なんですね。 さすがはドラマの主題歌なだけありますね。もちろん、この曲も見事にヒットしました。

10. CAN'T STOP CRYIN'

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged & Performed by the brilliant green

弾んだオープニングとブリティッシュ・ロックサウンドでお送りするアップテンポナンバー。 ブリグリ本領発揮のヘビィなロックチューンで、もう玄人色が出まくっています。 とにかく濃い。さらに全編英語詞で歌われているので、洋物みたいでかっこいいんだ。

11. 長いため息のように

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged & Performed by the brilliant green

カウントしてからヘビィなロックサウンドを放つミディアムバラードのシングルナンバー。 川瀬智子のけだるいヴォーカルも、曲にとっても合っていて、その世界観がどんどんと広がってゆく。 そしてサビで聞かせてくれるんだよね。メロディといい歌詞といい。 ブリグリを凝縮した感じでガツンと聞かせてくれます。 何気に歌詞のほうがこれまた切ないんだ。幸せを夢見る主人公みたいです。 余韻も最高。アルバム「TERRA2001」のラストトラックに配されていて、見事に締めてくれました。

3rd Album『Los Angeles』● '01/1/1 release

the brilliant green、ますます力をつけて満を持しての3rd Album。しかも、1月1日に発売ということもあって、 正月からめでたいね。今作は、前作2nd「TERRA2001」や前々作1st「the brilliant green」をうまく踏襲し、 バンドとしての結束力を見せてくれる1枚に仕上がった。ポップな面とマニアックさを融合させる得意の姿勢に、 ノイジーで力を奪うようなな印象を与えるギターがいい味を出しています。 やはり、ブリティッシュロック系統のブリグリなんですよ。 先行シングル「angel song」や、ミックスを新たに施した「Hello Another Way」のシングル2曲を筆頭に、これでもかというくらいにブリグリ節が詰まった作品。 タイトル曲は、なんと珍しくインストナンバーだったりと、何気に一癖も二癖もある作品です。 ただでは終わらせないというところに、ブリグリの遊び心と本気が表れているんだね。 さて、この作品発表後、あの「Tommy february6」が登場するということもあり、バンドとしてはしばらくお休みに入ります。

1. THE LUCKY STAR☆☆☆

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arranged by the brilliant green

アルバムのオープニングから、ブリグリ節が出まくったヘビィロックチューン。 重たくノイジーなギターが響きまくり、川瀬智子の気だるいヴォーカルが乗る。 一方的に愛する主人公が登場する歌詞が印象的です。詞・曲ともにパンチが効いているね。

2. YEAH I WANT YOU BABY

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arranged by the brilliant green

ブリグリ街道まっしぐらなアップテンポのロックナンバー。 ギターの音がこれでもかというくらいに突き抜けています。日本語と英語のバランスもよく、短い時間の中で面白い要素を凝縮して伝えてくれる。 ブリグリのかっとんだ音が十二分に楽しめる曲です。

3. angel song -イヴの鐘-

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arranged by the brilliant green

ブリグリ初のクリスマスソング。といっても、ブリグリ色に染められたロッカバラードです。 川瀬智子の気だるいヴォーカルと、ヘビィなロックサウンドが絡み合う。A・Bメロはしっとりと、サビでガツンと決めてくれる。 特に、サビでのヴォーカルはエフェクトをかけ、ちょっと幻想的な空間も作っているね。 響き渡ることで、ちょっと音の伝わり方が違います。歌番組では、自費で作ったという天使の羽を背中につけていた川瀬智子がインパクトありましたね。

4. サヨナラ summer is over

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arranged by the brilliant green

ギターサウンドがどこかしら懐かしい雰囲気を醸し出すミディアムロックチューン。 夏が終わり、そして冬に向かう。どこかしら淋しくなってゆく季節と、身の周りが曲に表れているね。 でも、夏の余韻があって、爽やかな部分も伝わってきます。

5. ヒドイ雨

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Ryo Matsui Arranged by the brilliant green

ノイジーなギターとドリーミングなキーボードのイントロが絡み合うミディアムロック。 とにかくサウンド全体がタイトルを表しているかのように激しい。重苦しくはないけれども、 どこまでもヘビィだね。外に出られないから、1人であなたを想っているという歌です。 終わり方が今までのブリグリにはない感じで、面白い。

6. ☆FALLING STAR IN YOUR EYES

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arranged by the brilliant green

抜けた感じの打ち込みが新しさを生み出すミディアムナンバー。 淡々とした流れと川瀬智子の気だるいヴォーカルがいかにもブリグリ。

7. IT'S UP TO YOU!

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Ryo Matsui Arranged by the brilliant green

ノイジーなサウンドが鳴り響くアップテンポのロックチューン。 いい感じにブリグリ節が炸裂。一方的に相手を思う気持ちが、うまくサウンドに表れていますね。 サビもキャッチーな仕上がりで、ポップ要素もある。

8. 黒い翼

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arranged by the brilliant green

ダークというかブラックというか、どこまでも暗く重たいサウンドで聞かせてくれるロッカバラード。 もう、地に堕ちたというか、絶望感が曲からどーんと伝わってくるね。 1人で孤独に迎える誕生日の夜のお話。

9. LOS ANGELES

Music:Shunsuke Okuda, Ryo Matsui

ブリグリとしては初となるインストナンバー。 奥田と松井の共作による曲は、アップテンポで溢れんばかりの勢いを放出。 歌詞をつけても十分、曲となるね。ギターとベースはさすがという演奏を聞かせてくれます。

10. Hello Another Way -それぞれの場所- (Album Mix)

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arranged by the brilliant green Strings Arrange:Takahiro Itoh

前作「BYE! MY BOY!」から約半年振りに放たれた、ブリグリ通算10枚目となるシングルナンバー。 もはや言うことなしのブリグリ節満載のロッカバラードです。Bメロからストリングスが加わって、ブリグリの新たな魅力を与えてくれる1曲。 出会いと別れ、友達の大切さなどを歌った、温かさ溢れるナンバーですね。 「There will be love there」や「長いため息のように」のような路線のサウンドなんだけれども、やはり枚数を重ねるごとに巧みな音を聞かせてくれます。 本当にストリングスの音がいいんだよ。

アルバムではミックスを施して、音に広がりを持たせています。

11. I can hold your hand baby

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arranged by the brilliant green

アコースティックギターが響き渡るロッカバラード。 川瀬智子のヴォーカルも、ものすごく空間に響き渡るようなエフェクトで聞かせてくれる。 ちょっと壮大だよね。歌詞のほうも、甘くスィート。こういう世界はブリグリならではだよね。

4th Album『THE WINTER ALBUM』● '02/12/4 release

Tommy february6プロジェクトを終えて、ブリグリが戻ってまいりました。 実に約2年振りとなる4作目のオリジナルアルバムは、季節感うまく引き出した内容。 いい意味で変わらないブリティッシュテイストのあるヘビィなロックチューンが炸裂。 洋楽テイストとJ-POPのキャッチーさをうまく絡み合わせ、ブリグリ独自の世界が見事に広がった作品となっております。 既発の3シングル「Forever to me」、「Rainy days never stays」、「I'M SO SORRY BABY」もアルバム用にミックスし直され、 うまくアルバムの統一感を出しているね。特に「Rainy days~」に至っては、ブリグリには珍しく打ち込みを取り入れ、 ちょっと驚きな仕上がりとなっている。どーんと暗くなるものや、とってもキュートなものまで、 川瀬智子の描く世界は相変わらずおもしろいですね。

1. Intro -THE WINTER ALBUM-

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arrangement:the brilliant green

深々と降る雪が似合う、アルバムのオープニングチューン。 インストじゃなくてイントロダクションです。しみじみしっとりと歌う川瀬智子が印象的。 いよいよアルバムが幕開けるということを知らせてくれるナンバーです。ワクワク感たっぷりだね。

2. Holidays!

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arrangement:the brilliant green

かき鳴るギターと跳ねるリズムが心地よいポップロックチューン。 いい意味でブリグリ節を引き出し、楽しさが曲全体から伝わってくる。サビのメロディの盛り上がり方は、彼らしか出来ない業だね。

3. Flowers

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arrangement:the brilliant green

ちょっと薄暗く、気だるい印象がするロッカバラード。 ストリングスが美しく響き渡っていますね。サウンドの方は、随分とどっしりと構えているよね。 花といっても、ちょっとはかない感じです。ブリグリの王道がさらに広がったようです。

4. I'M SO SORRY BABY (album mix)

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arrangement:the brilliant green

イントロがロックの王道といった感じのするシングルチューン。 バリバリのロックをしていますね。音がいかにもブリグリなギターサウンド。携帯電話のCMソングということもあり、 川瀬智子は星を携帯電話に見立てて作詞をしたそうです。音からはブリグリの結束力が伝わってきますね。

アルバムではミックスが施され、より音に深みが増した感じかな。

5. Forever to me ~終わりなき悲しみ~ (album mix)

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arrangement:the brilliant green

ブリグリが再始動。Tommy february6プロジェクトを挟んで、実に約2年振りとなるシングルチューンは、 これぞブリグリというような気だるくはかない物悲しさの詰まったロッカバラード。 とにかくネガティブ要素が曲からにじみ出ているゴシック要素がたっぷり。 とにかくサウンドはノイジー且つ重苦しいね。でも、これがブリグリの味なんだよ。

アルバムではミックスが施され、クリアな音に変身しました。

6. That boy waits for me

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Ryo Matsui Arrangement:the brilliant green

ブリグリにしては珍しく打ち込みビートを使用したポップチューン。 アップテンポのロックチューンで、しかも英語詞。これはもはやブリグリの手中の中ですっかり魔法にかかっていますね。 こんなにポップで華やかに弾けているのに、内容が別れの歌。しかも、他の男を好きになる女の話。 ブリグリ、面白いよ。

7. The night has pleasant time

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Ryo Matsui Arrangement:the brilliant green

お先が真っ暗になるようなバラードチューン。とにかく悲しい。 ここまで悲観的なブリグリもたまらなくいいね。アコースティックサウンドでしっとりと聞かせてくれる。 ストリングスも効果的に曲を盛り上げてくれます。はかなさアップですよ。

8. Day after day

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arrangement:the brilliant green

アコースティックサウンドが心地よいポップロックチューン。 心が晴れるようなサウンドが実に気持ちいいね。歌詞の方も、現実を受け止めて歩こうというような前向きソングです。

9. Rainy days never stays (album mix)

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arrangement:the brilliant green

大胆にも打ち込みビートを取り入れたブリグリのシングルナンバー。 ポップなロックチューンは、夏の爽やかさを演出するようなカラッとした爽やかソング。 サビもキャッチーさとブリグリの持つセンスがうまく絡み合っていますね。 英語詞と日本語詞の融合が、実に優雅だね。

アルバムではミックスが施され、打ち込みのサウンドに深みが増し、サウンドがクリアになった。サビではさらに盛り上がりに拍車がかかるくらいの煌びやかさだ。

10. I'M JUS' LOVIN' YOU (album mix)

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arrangement:the brilliant green

ネオアコースティックサウンドで、ほんわかと聞かせてくれるナンバー。 タイトルからもわかるように、ストレートなラブソングです。 心まで温まるような優しいサウンドもいいね。和ませてくれる。

アルバムではミックスが施されました。力強さが加わっています。

11. Running so high

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Arrangement:the brilliant green

打ち込みトラックがクールな印象を与えるミディアムロックチューン。 メロディパートは淡々としているんだけれども、サビでは一転、ノイジーなロックチューンに変身。 ブリグリのかっこよさが出まくっている。 しかも英語詞です。歌詞から勢いが溢れている。

12. escape

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Ryo Matsui Arrangement:the brilliant green

アコースティックサウンドがベースとなっているミディアムロックチューン。 軽やかなサウンドとは裏腹に、マイナスオーラが出まくったネガティブな歌詞が覆い尽くす。 川瀬智子、かなりすごいぞ。テーマは逃避願望だそうです。納得。

Best Album『the brilliant green complete single collection '97 - '08』● '08/2/20 ('09/9/2) release

気が付けば、活動10年と息の長いthe brilliant greenが、初となるベストアルバムをリリース。 単純明快なシングルコレクションで、リリース順にA面曲を並べて収録しています。実に潔いですね。 デビュー曲「Bye Bye Mr. Mug」から最新曲「Ash Like Snow」まで全17曲。デビュー当初は、どちらかといえば洋楽志向、特にUKロックの匂いを醸していて、 とてもけだるい川瀬智子のヴォーカルがクセになっていた。次第にバンドとしての結束力を固めると同時に、気まぐれソロ活動も挟んだために、 ブリグリのサウンドも実に堅実になっていったね。最新曲は、ちょっとTommy heavenly6のごとく、ハードなナンバーで、ブリグリの新境地にも感じる。 何はともあれ、ヴォーカル、ギター、ベースの三位一体がいいんだよ、ブリグリは。 一聴で音の流れもわかり、活動休止のブランクも感じさせないサウンドを確立しているね。That's ブリグリなわけだ。 さて、初回限定版は、シングル「There will be love there -愛のある場所-」から最新曲「Ash Like Snow」までのPVを収録したDVD付き2枚組みの特殊パッケージ仕様という、 これまた豪華な大盤振る舞いで決めてくれた。 そのサウンドにぴったりと合ったPVで楽しませてくれるブリグリ。ただ、初期2枚のシングルのPVが外されたのが気になりますね。

[DVD]

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5th Album『BLACKOUT』● '10/9/15 release

the brilliant greenが本格的に復活。ベストアルバムのリリース、レーベルと事務所の移籍、さらにはメンバーの松井亮が脱退と、 波乱含みの流れをたどり、約8年ぶりとなる5枚目のオリジナルアルバムのリリースにこぎつけました。 良くも悪くも、相変わらずなブリティッシュテイスト溢れるギターロックで、懐かしくもあり安心感も覚えるブリグリサウンド。 ソリッドなギターの音と川瀬智子のアンニュイなヴォーカルが、とてもよく絡み合うね。 英語も滑らかに、ダークな印象もやっぱりTommy heavenly6よりかはライトなんだけれども、重くのしかかってくる感じが、これまたいいんだよ。 先行シングル「LIKE YESTERDAY」「Blue Daisy」「I Just Can't Breathe...」では、モロにブリグリ節をぶつけてきました。 まったくブランクを感じさせない、その余裕っぷりに脱帽した。このアルバムも、どこを切ってもブリグリ節炸裂です。 また、BLURの「SONG 2」のカバーも披露。見事なまでの再現具合?いい味を聞かせてくれます。 この音、この歌声、さらに楽しませてくれる1枚だ。 初回盤は、これまた豪華。3面デジパック仕様。そして、収録シングル3曲のPVに、それぞれのメイキングまで収録したDVD付きの2枚組み。 このメイキングがとにかくすごい。約90分のてんこ盛り。でも、ただ撮りました、みたいな感じなんだけれども、 この緩さがブリグリなんだろうね。

1. BLACKOUT

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

このゴリゴリギターやベースのバンドサウンド。ブリグリ節全開で始まるミディアムロックチューン。 淡々としながらも、軽やかな英語詞が踊るメロディパート。サビパートはパッと光が当たったような明るさをもたらす。 でも、タイトルは「BLACKOUT」。ちょっとシニカルな面が出ていますね。

2. BLACK DARK NIGHT

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

かき鳴るギターとドラムの激しい音が交差するアップテンポのロックチューン。 鋭い音を出しながら展開。サビに滑るように入ってきては、ソリッドな音できちっと聞かせてくれる流れを見せる。 かっこいいよ。

3. I'm sick of this place

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

カラッと晴れるようなロックサウンドで聞かせてくれるアップテンポチューン。 とことんマイナス思考な歌詞が横行しています。こんなにゴリゴリなロックサウンドを持ってしてでも、 そう簡単には動きそうにもない心の叫びだな。

4. Talk to me

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

これまた疾走感たっぷりのアッパーなロックチューン。 前曲とは一転、元気を出して、私にすべてを話してみなよ、とちょっと頼りがいのある主人公ですね。 サビもポップでキャッチーなメロディが展開。聞いているうちに、なんだか元気が出てくるようナンバーだ。

5. Blue Daisy

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

活動再開の喜びも束の間、ギターの松井亮が脱退という衝撃が襲ったブリグリ。 結局、奥田と川瀬の夫婦体制となってのシングルナンバー。それでも、 ブリグリという名を前面に押さなくても十二分な力を発揮させるミディアムロックチューンを聞かせてくれます。 じっくりと味わい深さの出た、これぞブリグリなロックですよ。ちょっと弱い面を見せる歌詞が、なだか今回の脱退劇にリンクしてしまうような感じなんだよな。

6. Break Free

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

アコースティックギターがかき鳴るミディアムバラードナンバー。 3拍子だからなのか、やけに重たい雰囲気なんだ。暗いよね、曲が。 逆にそういうところが、ブリグリの魅力だったりもするんだけれども。

7. Going underground

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

ちょっと爽やかに、ネオアコースティックな感じで聞かせてくれるミディアムロックチューン。 ちょっと強がりな主人公。あなたから彼女の名前なんか聞きたくない!という内容なんだけれども、サウンドの方がその歌詞に比べると、落ち着きすぎなような感じ。

8. WHIRL WIND

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

疾走感あり、スリリングな感じもあり、ブリグリの鋭さを前面に出した1曲。 マイナー調のメロディが、とってもしっくり来る。 川瀬智子の歌詞も、マイナス思考というか、ネガティヴな雰囲気を放ちまくり。

9. Spring Gate

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

軽快なロックサウンドでポップに聞かせてくれるアップテンポナンバー。 これまた、おしゃれなブリティッシュロックテイストで爽やかな風が広がる。 珍しく、歌詞に英語が使われていないね。春が待ち遠しくなるような、爽やかナンバーです。

10. SONG 2 (COVER)

Damon Albarn / Graham Coxon / Steven James / David Rowntree Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

まさかまさかのカバーを収録。ブリグリがBLURのナンバーに挑戦。 確かに、ブリグリのサウンドはUKロックに通じるところがあるけれども、でも、まさかBLURのカバーをするとはね。 でも、すっかりブリグリサウンドで。ヘビィなドラムとかき鳴るギターが、 気だるくアンニュイな川瀬智子のヴォーカルとうまくマッチしているね。

11. I Just Can't Breathe...

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

再始動後、コンスタントにシングルをリリースするブリグリ。 こちらは、ブリグリの陰の部分を見せるミディアムロックチューン。どっしりとした演奏の中でも、ザックリギターが結構目立っては、味をつけてくる。 サビもそこまでキャッチーというわけではないけれども、ブリグリらしい惹きつける力があるよね。 ちょっと切なさが入っています。あと、サビ最後の伸びはブリグリにしては珍しさを感じさせる。

12. Like Yesterday

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

お久しぶりのブリグリ、所属事務所とレコード会社を移籍して、 実にオリジナル作品としては2年ぶりのシングルとなります。これがまた、 再始動にふさわしく、ブリグリ節全開のブリティッシュロックテイストを聞かせてくれるミディアムナンバー。 おしゃれなサウンドとギターのうねりが程よく絡み合い、川瀬智子のアンニュイなヴォーカルが響き渡る。 これぞブリグリなんだよね。タイトルにそのままに彼らのことを指しているようだ。

13. BLUE SUNRISE

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged:Shunsuke Okuda

ギターをバックにしっとりと川瀬智子が歌い上げるミディアムバラードチューン。 なおかつ、あっさりと聞かせる。なかなかメロディアスで、情で訴えかけてくるような展開。

[DVD]

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Self Cover Album『THE SWINGIN' SIXTIES』● '14/7/23 release

デビュー15周年を迎え、久しぶりに動き出したthe brilliant green。 Tommyのソロ活動を経ての今作は、初となるセルフカバーアルバム。1960年代テイストに仕上げたコンセプチュアルな作品は、 懐かしのナンバーに、新たな命を吹き込んで、瑞々しく聞かせてくれる。抑え目なのに力強く、あっさりとしていながらも濃厚な仕上がりなのは、 職人・奥田がうまいこと仕事をしているんだろうな。オリジナルのテイストもきちんと残しており、ガラッと変化させたりと、器用に操り、 新たなブリグリスタイルでじっくりと堪能できる作品。デビュー曲「Bye Bye Mr. Mug」が、まさかのカントリーロックなサウンドになったのはビックリだったけれども、 これはこれで面白いね。さらには新曲も収録されて、コンセプトにぴったりな軽やかサウンドで聴かせてくれます。 これを機に、もっともっと作品を発表してくれることを期待したいんだけれども、相変わらずマイペースなんだろうな。 なお、この作品より、完全に川瀬智子のソロプロジェクトと化しました。奥田は引っ込んで、バックアップですね。 初回限定版は、7インチレコードサイズのジャケットで、見た目もおしゃれに決めてきました。

1. THERE WILL BE LOVE THERE ~愛のある場所~

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged、Composed:Shunsuke Okuda

ブリグリと言えばこの曲。ブレイクのきっかけとなった3枚目のシングルナンバー。 哀愁がありながらも、丁寧な1960年代テイスト。オリジナルの音を削ぎ落としたアレンジながら、 ヴォーカルが前にて来ていて、より味わい深さが出てきたね。今、現在のthe brilliant greenを表すのにふさわしいセルフカバートラックです。

2. 冷たい花

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged、Composed:Shunsuke Okuda

パーカッションがポッコリと。でもって、ギターの音が随分とオリエンタルな和要素を出してきたね。 この曲も、元々はどっしりと重く暗いイメージがあったけれども、若干軽くなり、磨きのかかったオールディーズなロックに仕上がった感じだね。

3. YOU & I

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged、Composed:Shunsuke Okuda

さらっとギターがかき鳴って、心地よさを出すセルフカバー。 丸みを帯びたサウンドに、優しさが加わって、ほっこりとした気分にさせてくれます。

4. ROCK'N ROLL

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged、Composed:Shunsuke Okuda

ドラムの音に躍動感があって、のっしりのっしりと攻めてくる。 リズミカルで、力強さはほどほどに。まさしく1960年代風ロックでおしゃれに聴かせてくれるナンバーですね。

5. HELLO ANOTHER WAY ~それぞれの場所~

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged、Composed:Shunsuke Okuda

美しきバラードナンバーは、オリジナルのテイストを残して、軽やかに。 アコースティックギターとストリングスの組み合わせによって、よりいっそう美しさを引き立ててくる。 何度聞いても、心に染み渡ってくるナンバーですね。

6. STAND BY ME

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged、Composed:Shunsuke Okuda

アコースティックテイストをダイレクトに届けるアレンジ。 特にパーカッション/ドラムの力強さがポイントだね。 他の音と絡み合って、躍動感を見事に表現してきました。

7. BYE BYE MR.MUG

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged、Composed:Shunsuke Okuda

イントロを聞いたら、随分と驚きました。こんなにウキウキワクワクしたアレンジに変身するとはね。 オリジナルはとにかく重たく暗い、ブリティッシュロックで聴かせてくれていましたが、 こちらはカントリーロックなテイストで、幾分にも軽くなった印象。それでもthe brilliant greenらしさというものが根底にあって、伝わってきますね。

8. そのスピードで

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged、Composed:Shunsuke Okuda

アコースティックテイストで軽やかに聴かせてくれるセルフカバーチューン。 オリジナルよりもほっこりとした気分にさせてくれる。温かみが染み渡ってくるね。 ただ、コーラスがちょっと怖いです。

9. BLUE DAISY

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged、Composed:Shunsuke Okuda

このアルバムの中では、比較的に新しい楽曲のカバーチューン。 オリジナルはどっしりミディアムバラードチューン。新たにギターざっくりバージョンでのコーラスがいい感じに染み込んできます。

10. 長いため息のように

Lyrics:Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged、Composed:Shunsuke Okuda

ドラムがガツンと入ってきて、よりいっそう、躍動感を身にまとった感動のバラードナンバー。 オリジナルは、やっぱり冷たく重く暗いイメージがあったけれども、随分とカラフルになった感じで淡く美しくなったね。

11. A LITTLE WORLD

Lyrics:JJ, Tomoko Kawase Music:Shunsuke Okuda Produced, Arranged、Composed:Shunsuke Okuda

このアルバムのために書き下ろされた新曲。 まさしく1960年代ロックで、軽やかに。懐かしテイストを盛り込んだポップなブリグリを聴かせてくれます。 2分半少々の中に、楽しさを詰め込んでいますね。

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