album

1st Album『Supa Dupa Fly』● '97/7/15 ('97/8/10 on Japan) release

女性ラッパー、Misy Elliottのデビューアルバム。ビジュアルからして強力で、もちろんラップも強力。「これが私だ」と言わんばかりに強烈なラップを聞かせて、存在感を出してくる。 チキチキサウンドが特徴的で、プロデュースを手がけるTimbalandの腕が光っていますね。そして、時にはじっくりと歌を聞かせてくれるスタイルもあったり、何気にヴァラエティ豊かな作品。 また、多くのアーティスト達がフィーチャーされているだけあって、熱があります。日本版はボーナストラックを1曲収録。

1. BUSTA'S INTRO (Featuring Busta Rhymes)

Written by T. Smith Produced by TIMBALAND

BUSTA RHYMESがラップをかます。アルバムのイントロダクション。彼なりの紹介で、Missy Elliottを呼び込むように、盛り上げてきます。

2. HIT'EM WIT DA HEE (Featuring Lil' Kim)

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley, Kimberly Jones Produced by TIMBALAND

LIL' KIMのラップからスタートするHIP-HOPチューン。どっぷりビートとベチンベチンと響き渡るギターの音をバックに、 クール&スムースにライム&シングするMissy。妖しさたっぷり。そして、サビでの「ヒー、ハー」が耳を引くナンバーだね。

3. SOCK IT 2 ME (Featuring Da Brat)

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley, W. Hart, T. Bell, Shawntae Harris Produced by TIMBALAND

The Delfonics「Ready or Not Here I Come」をサンプリングしたナンバー。じっくりと歌を聞かせては、パンチを効かせたり、 フレーズを飛ばしたりと、見事に引きつけてくるMissy。「ウーアー」「ウーウー」など、ここでもキャッチーさを出してくる。そして、Da Bratのラップも激しく挿入。

4. THE RAIN (SUPA DUPA FLY)

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley, A. Peebles, B. Miller, D. Bryant Produced by TIMBALAND

Missy Elliottにとって、初となるシングルナンバー。特徴のあるビートを携えて、ラップを決めてきます。 Ann Pebbles「(Can't) Stand The Rain」をサンプリングして、ディープに仕上げてきました。

5. BEEP ME 911 (Featuring 702)

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley, Melvin Barcliff Produced by TIMBALAND

不思議なSEを加えては、洗練されているのか、ディープに聞かせるラップがまた、濃いのなんのって。 702をフィーチャーしては、どっぷりと聞かせるナンバー。ベースの音もなかなかかっこいいんだな。702のコーラスワークがものを言う。Magooのラップもインパクトあるな。

6. THEY DON'T WANNA F*** WIT ME (Featuring Timbaland)

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley Produced by TIMBALAND

チキチキなSEを加えるクールなミディアムチューン。Missyのラップも淡々と。 Timbalandを迎えた、抑えめながら熱のあるラップを聞かせてくれます。TimbalandとMissyの言葉のせめぎ合いみたいだね。

7. PASS DA BLUNT (Featuring Timbaland)

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley, J. Mittoo, L. Ferguson, H, Bennett, H. Brown, R. Lyn, L. Sibbles, F. Simpson Produced by TIMBALAND

Missy vs Timbaland第2戦。「Pass The Duch」をサンプリングしながら、見事に自分のものに仕上げたトラック。 いい感じにドリーミングに効果を発揮しているね。サビのフックといい、キャッチーさもあって、フレーズで引き込んできます。

8. BIT OUR STYLE (INTERLUDE)

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley Produced by TIMBALAND

インタルード。フェイドインしてきては、ラララララと歌ってラップしながらフェイドアウト。

9. FRIENDLY SKIES (Featuring Ginuwine)

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley Produced by TIMBALAND

クール&メロウに、スローテンポで聴かせるトラック。Ginuwineをゲストに迎えて、じっくりと展開。空の上でのメークラブ。

10. BEST FRIENDS (Featuring Aaliyah)

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley Produced by TIMBALAND

Aaliyahをゲストに迎えて、こちらもチルアウトなメロウバラードに仕上がっています。 淡々としたプログラミングビートながら、ドラマティックなトラックに仕上げて、メロウに変身。なんか、麗しのひと時だね。時にヴォコーダーも効果的。

11. DON'T BE COMMIN' (IN MY FACE)

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley Produced by TIMBALAND

ヴォーカリストとしてパフォーマンスをきっちりこなすナンバー。 別れの歌。もう、私のところに来ないで、顔を見せないで。相当お怒りな感じがまた、かっこいいんだな。

12. IZZY IZZY AHH

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley Produced by TIMBALAND

どっぷりビートがループ。そして、だらっとしたらっぷが広がる1曲。スキャットのごとく、「ドゥードゥードゥー」「ダーダーダー」と遊びを聞かせるナンバー。 ざらりとした肌触りもクールに展開。

13. WHY YOU HURT ME

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley, E. Floyd Produced by TIMBALAND

どっしりとビートをバックに、ゆったりラップを聞かせるMissy。「う~ん」と癖を出しては、インパクトを出す。 「Check Me Out」のサンプリングも相乗効果を発揮。ジワリと染み込んでくるような1曲。

14. I'M TALKIN'

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley Produced by TIMBALAND

どっしりビート、そしてふんわりとした音のループが効果を生み出すトラック。言葉は汚めなんだけれども、キャラが効く。 サビフックはクールに。途中で犬の鳴き声が聞こえてきたりと、意外と音がポイントになる。

15. GETTAWAY (Featuring Space & Nicole)

Written by Melissa“Missy”Elliot, Tim Mosley, Tracey Selden, Lashone Siplin Produced by TIMBALAND

ヒューマンビートボックス業が効果的だね。Space & Nicoleを迎えてのHIP-HOPチューン。淡々としているけれども、やっぱり声で濃くなるね。

16. BUSTA'S OUTRO (Featuring Busta Rhymes)

Written by T. Smith, T. Mosley Produced by TIMBALAND

再びBUSTA RHYMESの登場だ。F.I.してくるトラックと同時に、吠えるようにラップを聞かせるぞ。そして、このLPを聞いてくれた人への感謝だ。

17. MISSY'S FINALE

Produced by TIMBALAND

Missyによるメッセージ。参加者に関わりある人へ感謝を。

18. RELEASE THE TENSION

Written by Melissa“Missy”Elliot and Roderick“Majesty”Wiggins Produced by TIMBALAND Co-Produced by Melissa“Missy”Elliot and Roderick“Majesty”Wiggins

クールでメロウなテイストで聞かせてくれるナンバー。 ゆったりどっぷりとしたトラックをバックに、時にラップで熱く、時にメロウなヴォーカルで夢見心地に聞かせてくれるMissyです。

2nd Album『Da Real World』● '99/6/22 ('99/7/14 on Japan) release

パンチの効いたラップを放ち、媚びることなく自分を主張するMissy Elliottの2枚目となるオリジナルアルバム。 今回もTimbalandをプロデューサーに迎えては、チキチキサウンドベースのクールなトラックと、圧の効いたラップでノックアウトさせます。 「she's a bitch」や「hot boyz」など、これまたパンチの効いたタイトルの曲をシングルカットして、インパクトを放ってきました。そして、ゲストも豪華なんだよね。 EminemやDestiny's ChildのBeyonceなどを早くから起用していたり、前作に引き続いてBusta RhymesやLil Kim、Da bratやAaliyahなどが盛り上げてきます。とにかくヴォリュームたっぷりなんだな。

1. mysterious (intro)

タイトル通りにミステリアスな雰囲気を振りまくオープニング。

2. beat biters

Written by M. Elliot, T. Mosley

M-1から流れて入ってくるHIP-HOPチューン。どっしりビートをクールに打ち込みながら、じっくりと聞かせてくれるナンバー。 そこまで音圧を加えてこないので、聞き入ることのできるナンバーだね。歌詞は盛り上がることを促す1曲。

3. busa rhyme (FEATURING EMINEM)

Written by M. Elliot, T. Mosley, M. Matthers, R. Parissi

EMINEMを早速フィーチャーしては、2人のオリジナリティあるラップを聞かせてくれるナンバー。 言葉の量が半端ないEMINEMです。あの「Play That Funky Music」をサビフックでサンプリングしては、印象的に聞かせてくれます。

4. all in my grill (FEATURING BIG BOI OF OUTKAST & NICOLE)

Written by M. Elliot, T. Mosley, A. Patton

こちらはOUTKASTのBIG BOIと、NICOLEをフィーチャーしたHIP-HOPチューン。 クラシックのような音を響かせてじっくりと歌を聞かせて、ラップはほどほどに。最後にBIG BOIがどうだと言わんばかりに、ラップを畳み掛けてきた。

5. dangerous mouths (FEATURING REDMAN)

Written by M. Elliot, T. Mosley, R. Noble

Redmanをフィーチャー。ディープでドープな音使いと、濃いめのラップでノックアウトな1曲。Redmanに負けじと、 Missyもインパクトを放つラップで対抗だ。これがかっこいいんだ。

6. hot boyz

Written by M. Elliot, T. Mosley

Lil' Moを迎えてのナンバー。スムースでクールなビートに乗せて、2人のヴォーカル&ラップが広がる1曲。高い車に乗っている人でしょ? と挑発するように聞かせてくれるトラックです。

Amended Versionは、入りが歌からになった。

7. you don't know (FEATURING LIL' MO)

Written by M. Elliot, T. Mosley, C. Loving

同じくLik' Moを迎えたメロウなHIP-HOPチューン。暑くて切ないメロディをベースに、じっくりと聞かせてくれるナンバーです。 それぞれのキャラクターがよく表れているね。後半は一気にダークモードに。

8. mr. d.j. (FEATURING LADY SAW)

Written by M. Elliot, T. Mosle, M. Hally

レゲエフレーバーを振りまくクールなナンバー。ここではLady Sawをフィーチャーして聞かせるMissyです。 まぁ、歌詞の方は万国共通ですよ。DJ、もう1回曲を回して、と。全体的に妖しい音なので、ディープでアングラなクラブがお似合いですね。

9. checkin' for you - Interlude (FEATURING LIL KIM)

Written by M. Elliot, T. Mosley, K. Jones

インタルード。「Bitch」だなんだ、とにかく強烈な言葉を畳み掛けてくるMissy。さすがです。何気に結構じっくり聞かせる仕様です。Lil Kimと共に。

10. stickin' chickens (FEATURING AALIYAH & DA BRAT)

Written by M. Elliot, T. Mosley, H. Harris

前作に引き続いて、AaliyahとDa Bratが登場。チキチキなサウンドに乗せて、クールな歌声を聴かせてくれます。 どうしようもない男に別れを告げる歌。きっ父お金も返してと。Da Bratがこれでもかというくらいに、畳み掛けてきた。

11. smooth chick

Written by M. Elliot, T. Mosley

クールなビートを武器に、スムースなラップでかっこよく聴かせるMissy。歌詞からもクールさを漂わせてきます。 かっこいいね。これぞHIP-HOPな面を見せてくれる。

12. we did it

Written by M. Elliot, T. Mosley

乗っけから「ジキジキ」と引き込むと共に、喘ぎ声をバックで響かせて、なんかインパクトを出してきたね。 ラップだけでなく、歌でもじっくりと聴かせてくれるナンバー。ラストはフックの繰り返しで、頭の中をループしてきました。

13. throw your hands up - Interlude (FEATURING LIL KIM)

Written by M. Elliot, T. Mosley, K. Jones

再びインタルード。再びLil Kimをフィーチャー。とにかく鋭く切れのあるラップをかましてきます。ヒエー、怖いなぁ。

14. she's a bitch

Written by M. Elliot, T. Mosley

チキチキサウンドがクールで心地よく響き渡るナンバー。強烈インパクトを放つタイトルだけれども、彼女らしさは思い切り出ているね。 そして、トラックもインパクトを出してくるんだ。やるなぁ、Timbaland。強さを出しまくるトラック。アルバムから、1st singleとしてリリース。

15. u can't resist (FEATURING JUVENILE & B.G.)

Written by M. Elliot, T. Mosley, C. Dorsey, T. Grey

一転して、スローテンポ。でも、高速ラップでインパクトを出すHIP-HOPチューン。 JuvenileとB.G.をフィーチャー。淡々としたビート、鋭さを出す音、そしてラップに歌にと、なかなかインパクトを出してくるね。

16. crazy feelings (FEATURING BEYONCE OF DESTINY'S CHILD)

Written by M. Elliot, T. Mosley

これまたすごいんだ。Destiny's ChildのBeyonceをフィーチャーしたナンバー。 お目が高いMissyですね。スローテンポでどっしりと効いたビートに、グッと引き込まれる1曲。あなたへの愛する気持ちをダイレクトに届ける1曲です。 Beyonceのヴォーカルに、これがまた圧倒されるんだ。

17. religious blessing (outro)

ラストはMissyが思うことを語るトラック。そして、最後にラブ。

18. all in my grill (FEATURING MC SOLAAR)

Written by M. Elliot, T. Mosley

オリジナルとは参加者が変わって、MC Solaarをフィーチャー。伸びやかに広がるトラック。こっちの方が好みかも。

CD-EXTRA. she's a bitch

まるでダースベーダーなMissy。インパクト大ですな。ものすごいメイクで歌って踊ったりもして、かなり濃い内容。

3rd Album『Miss E... So Addictive』● '01/5/15 ('01/8/22 on Japan) release

パンチを効かせてラップを聞かせるMissy Elliott。3枚目となるオリジナルアルバムの登場だ。 今作からの1st Single「GET UR FREAK ON」のインパクトが強すぎるね。「これからみんなでメチャクチャ踊って騒ごう騒ごう」。なんだんな、この棒読みの日本語は。 ということで、エスニックでオリエンタルなトラック使いの面白さを出したり、「ONE MINUTE MAN」で早漏男に喝を入れてきたりと、 歌詞はとにかくインパクトを出してくるし、Timbalandとのコンビもまたよろし。バラードあり、4つ打ちあり、ゲストも豪華で、とにかくaddictedなMissyの世界です。 前作同様に、強いインパクトを放ちます。ジャケットも相当インパクトがあるね。

1. ...so addictive (intro) (featuring Charlene“Tweet”Keys)

Written by M. Elliot, C. Brockman

アルバムのオープニングを飾るイントロダクション。じっくりとヴォーカル&コーラスで魅了してくる始まりです。 メロウなサウンドが、Missyの優しい面をのぞかせる。

2. dog in heat (featuring Redman & Method Man)

Written by M. Elliot, T. Mosley, R. Nobles, C. Smith

ファンクよろしく、4つ打ちビートを携えて、さらにはRedmanとMethodmanをフィーチャーして聞かせるHIP-HOPチューン。 オールドスタイルながら、聴きやすい仕上がりに。ラップを展開させるところがなかなかいいね。ディープでドープな雰囲気そのままに、とにかくヤリたいと願うエロさが売りのラップチューン。

3. one minute man (featuring Ludacris)

Written by M. Elliot, T. Mosley, C. Brodges

イントロから素敵なコーラスを聞かせては、魅力たっぷり。でもこの歌、内容がエロい。というか、セックスで早漏の男はゴメンだ、と言い放つ。さすがMissyだ。 バシッとサップで主張をかます。かっこいいよ。ゲストのLudacrisもかなり威勢を放っていますね。

エディットは約1分短いバージョン。

4. lick shots

Written by M. Elliot, T. Mosley

さすがはTimbalandなディープでドープなチキチキサウンドをバックに、Missyがラップに激しくパフォーマンスするトラック。 とにかく圧がすごいね。言葉鋭く放つ「ブラッ!」。

5. get ur freak on

Written by M. Elliot, T. Mosley

とにかく冒頭の日本語がインパクトを出してきます。「これからみんなでメチャクチャ踊って騒ごう騒ごう」。エスニック風味のチキチキサウンドをバックに、 とにかくローテンションなビートなんだけれども、騒ごう騒ごうというナンバー。ラストで再び日本人が登場でカウント「1,2,3,4」。とにかくインパクト大。

アメンドバージョンは言葉に修正が入っています。一方、エディットバージョンは、冒頭の日本語がカットされています。

6. scream a.k.a. itchin'

Written by M. Elliot, T. Mosley

シャカシャカビートとともに、クールにラップを展開させるラップチューン。Missyのラップと叫び声がいい感じ。 クラブの出来事をラップする、よくあるシチュエーションな感じだね。

7. old school joint

Written by M. Elliot, T. Mosley

懐かしくて、オールドスクールな雰囲気を聞かせるMissy Elliott。趣向を凝らした1曲ですね。 こういうトラックも器用に操り、歌ってラップして、じっくりと聞かせてくれるもんだね。私を大切にしてよ、と訴えかけてくるナンバーです。

8. take away (featuring Ginuwine)

Written by M. Elliot, T. Mosle

ゆったりじっくり、メロウに聞かせるバラードチューン。ここではGennueも参加して、綺麗な歌声でMissyを支えてきます。 ストレートにラブソングな雰囲気が出ている。なかなかいいんじゃないかな。

9. 4 my people (featuring Eve)

Written by M. Elliot, T. Mosley, C. Brockman, N. Stewart, D. Nolan, E. Jeffers

冒頭からfワードの登場。そして、4つ打ちビートを打ち放っては、ハイテンションな感じで歌いまくり。ラップを聞かせまくりで、インパクトあるナンバーです。 Nisan&D-manがプロデュースを手掛けていて、さらにEveも登場。ちょっといつもと雰囲気が異なるね。

10. bus-a-bus interlude (featuring Busta Rhymes)

Written by T. Smith, T. Mosley

Busta Rhymesの登場だ。これまた、濃いな。クールなビートをバックに、自由にアップしまくりだ。ハイテンションだね。

11. whatcha gon' do (featuring Timbaland)

Written by M. Elliot, T. Mosley

本領発揮と言わんばかりに、Timbalandの登場だ。流れるようにクールなラップで、のっけからじっくりと聞かせてくれる。 Missyのヴォーカルもクセを出しまくっていて、インパクトがあるね。Nasty BoyとNasty Girlのお話。

12. step off

Written by M. Elliot, T. Mosley

独特のループが駆け巡るトラックで、自由気ままにラップを披露。別れた相手のことは、誰よりも知っているという主人公のお話。 まだ、忘れられないテイストが出ているね。

13. x-tasy

Written by M. Elliot, T. Mosley, C. Keys

どっぷりビートを加えては、不思議な雰囲気を振りまくミドルチューン。エロすたっぷり、浮遊するようにふわふわしているのは、もう夢見心地なんだろうな。 体の相性はバッチリで、どこまでも落ちてゆく。

14. slap! slap! slap! (featuring Da Brat & Jade)

Written by M. Elliot, T. Mosley, S. Harris, C. Young

妖しさたっぷり、さらにはビートもどっぷりと、とことんドープに。ストレートな力を感じさせるけれれども、さらにDa BratとJudeが参加しては、 濃さを加えてくる。いいね。ブレイクビーツもクールに。

15. i've changed (interlude) (featuring Lil Mo)

Written by M. Elliot, T. Mosley

ダイナミックでソウルフルなヴォーカルを聴かせるLil' Moが活躍するチューン。ただ、インタルードなんて驚き。このまま1曲できるんじゃないかな。

16. one minute man (remix) (featuring Jay-Z)

Written by M. Elliot, T. Mosley, S. Carter

ヒットチューンのリミックスバージョン。リミックスといっても、大胆に変えてこない。そして、一番の変身はJay-Zが参加している点だね。 やはりLudacrisと全く違うアプローチとなりました。

17. get ur freak on remix (Bastone & Bernstein Club Mix)

Remix Production and Arrangement by Bastone & Bernstein

妖しさ満載だったトラックが、大きな変身であっと驚かせる。しゃかりきビートを携えてのアグレッシヴなクラブミックス。 妖しげな雰囲気が消えて、新しい曲の誕生だね。

29. Higher Ground (Prelude)

メロウなトラックをバックに、語って歌って、Missyが心地よさを届けてくれます。プレリュードながら、ゴスペルなテイストを醸し出してきて、うっとり。

30. Higher Ground (featuring Yolanda Adams, Kim Burrell, Dorinda Clark, Karen Clark - Sheard & Mary Mary)

本編はどっぷりビートをベースにして、Missyはじめ豪華ゲストが共演なゴスペルバラード。うっとりと聞き入ってしまう世界です。

4th Album『Under Construction』● '02/11/12 ('02/11/27 on Japan) release

女性ラッパーとして、確たる地位を築いたMissy Elliottの4作目となるオリジナルアルバム。「現在工事中」というタイトルは、まだまだ道半ばで、完成に向かって成長し続ける Missyの思いが込められているそうです。今作も一筋縄に行かないユニークなトラックで度胆を抜く。やはりTimbalandとのタッグはすごいね。 先行ナンバーになった「WORK IT」の音使いなんて、今までなかったんじゃないかな。続く「GOSSIP FOLKS」もMissyのヴォーカルに面白さが出ています。 まだまだ進化し続けるMissyを堪能あれ。日本版はボーナストラックを1曲収録。

1. GO TO THE FLOOR

Written by M. Elliott, T. Mosley Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. Co-Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

アルバムのイントロダクション。Missyが今回のアルバムについて語ります。そして、本編スタート。 どっぷりアフリカンなビートをバックに、巧みな言葉でラップを仕掛けてくるMissyです。

2. BRING THE PAIN (FEATURING METHOD MAN)

Written by M. Elliott, T. Mosley, C. Smith Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. Co-Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

冒頭のカウントがパンチあるのなんのって、その後はディープなトラックに乗せて、Missyがラップを畳み掛けてくる1曲。 それ以上に濃いMethod Manのラップ。結局のところは、私を刺激してなんて、過激に攻めるチューン。

3. GOSSIP FOLKS (FEATURING LUDACRIS)

Written by M. Elliott, T. Mosley, C. Bridges Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. Co-Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

アルバム「Under Construction」から2枚目となるシングルトラック。音はこれぞなTimbalandサウンド。しかし、随分とインパクトのあるMissyの声。 いつも以上に高めなラインで首を絞められているかのような感じだな。でも、随分と器用にラップを披露し、歌詞も操ってくる。Ludacrisも負けじと熱いラップを披露だ。

4. WORK IT

Written by M. Elliott, T. Mosley Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. Co-Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

4枚目のアルバムからのシングルナンバー。これがまた、とんでもなくディープでとんでもなくドープ。 こういう曲をシングルとして持ってくるところがまた、Missy。かなりやる気だね。そしてトラックを生み出したTimbalandとガッツリタッグを組んで攻めてきた。でもってかなりセクシャルな歌で。 ちょっとヤらせてよ、と挑発する歌ですよ。さすが男に対して「大きいモノ、持ってんだっけ?ちょっと見せな」と。しかも、その時のパオーンて象の鳴き声を足してくるんだ。

5. BACK IN THE DAY (FEATURING JAY-Z)

Written by M. Elliott, T. Mosley, S. Carter Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. Co-Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

でもって、こちらはJay-Zとの共演だ。ちょっとアフリカンな雰囲気を出すビートをバックに、ダイナミックなJay-Zラップと、 Missyの軽快なヴォーカルが交差する。ちょっとオールディーズなテイストがクールだね。

6. FUNKY FRESH DRESSED (FEATURING MS. JADE)

Written by M. Elliott, T. Mosley Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. Co-Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

Ms. Jadeを迎えてのディープなHIP-HOPチューン。ガツガツドシドシトラックが押し寄せてきては、クールなテンションでラップを聞かせる。 とにかくファンキーなノリですよ。

7. P***YCAT

Written by M. Elliott, E. McCalla, Jr. Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. and Eroll“Poppi”McCalla Jr. for Playhouse Msuic, Inc.

落ち着いた雰囲気のトラックに、じっくりと聞かせるヴォーカル&コーラスのナンバー。でも、タイトルから強烈です。 でもって、歌詞も、自分が最高だからHしよう、というもの。すごいねぇ。さすがはMissy。途中の男性パートも実はMissyの声だというところもすごい。

8. NOTHING OUT THERE FOR ME (FEATURING BEYONCE KNOWLES)

Written by M. Elliott, C. Brockman, N. Stewart Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc., Craig Brockman and Nisan for Big Black Entertainment, Inc.

Beyonceとのコラボナンバー。両者がとっても楽しくパフォーマンスするようなR&B/HIP-HOPトラック。 落ち着いた雰囲気の中の最高のヴォーカルを聴かせるBeyonceは流石の一言。彼が忘れられないという歌です。

9. SLIDE

Written by M. Elliott, T. Mosley Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. Co-Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

どっしりどっぷりなビートをバックに、Missyが言葉を畳み掛けてくるHIP-HOPチューン。 車をベースに、人生とともに走り抜けてゆくMissy。人生いろいろな世界を歌っています。エンタメだね。

10. PLAY THE BEAT

Written by M. Elliott, T. Mosley Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. Co-Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

こちらもソウル/ファンク/グルーヴたっぷりなブレイクブーツとともに、じっくりと聞かせる。 歌ものとラップの組み合わせ。あなたは他にはいないから、私と楽しみましょうという曲。ニョーと言葉が被せられているところが気になる。

11. AIN'T THAT FUNNY

Written by M. Elliott, T. Mosley Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. Co-Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

これもインパクトの強いビートだな。どっぷりのっしりMissyにピッタリ合ったビートです。お金にまつわるエトセトラ。お金に困った彼が彼女に無心するお話。

12. step off

Written by M. Elliott, T. Mosley Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. Co-Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

タイトルさながら、火傷しそうな言葉とトラック。男性器をPartnerという表現でくるか。 とにかくシモの歌。それを堂々と口にして、歌ってしまう、ラップしてしまうMissy、さすがだ。

13. CAN YOU HEAR ME (FEATURING TLC)

Written by M. Elliott, C. Brockman, N. Stewart Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc., Craig Brockman and Nisan for Big Black Entertainment, Inc.

切ないナンバーなんだよ、これがまた。TLCをフィーチャーして、AlliyahとTLCのLEFT EYEについて歌っているんだよね。 涙なしには聞けないバラードチューン。メロウなトラックと素敵なヴォーカル&コーラスにノックアウト。

14. WORK IT (REMIX) (FEATURING 50 CENT)

Written by M. Elliott, T. Mosley, C. Jackson Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. Co-Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

Remixチューン。まぁ、トラックはオリジナルがべースになっているけれども、今回は50CENTが参戦だ。

15. DROP THE BOMB

いいねぇ、これまた爆弾落としまくりのSEが燃えるラップチューン。ひねったトラックがディープでドープだ。 妖しさたっぷりで、ラップたっぷり。かっこよく攻めてきます。これがMissy Elliottだ。

5th Album『This Is Not a Test!』● '03/11/25 ('03/11/27, '04/11/3 on Japan) release

まだまだ勢い乗りまくる、Missy Ellliott。通算5枚目となるrオリジナルアルバムのリリース。今回もメイントラックをTimberlandとガッツリ組んでは、アグレッシヴでコクのあるビートを響かせてくるんだ。 そして、Missyもラップに歌にと聞かせてくれます。やはり強う女性を占めるかのような言葉やパフォーマンスだね。あたしはあたし、な勢いで、恋も人生も強い姿勢を見せてきます。 ゲストも豪華。イントロ/アウトロでMary J. Bligeが登場してくるだけでも驚きなんだけれども、そのほかにJay-ZやR. Kellyなどの御大とも共演。かっこいいんだな。 ラストナンバーのコーラストラック、THE CLARK SISTERSとの共演はなかなか聞き応えがあります。ただ、今回のアルバム、制作期間も短かったせいか、あまり満足いく作品ではなかったらしいね。 日本版は、顔パスブラザーズによるリミックスを1曲追加。

1. BABY GIRL INTERLUDE / INTRO (FEAT. MARY J. BLIGE)

Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott, T. Mosley

冒頭からどっぷりビートで打ち放ってくる。その後ろで、ピアノが綺麗な音を奏でています。 そして、Mary J. Bligeを迎えての女王対決の如く、パフォーマンスをぶつけてきます。Sugar Hill Gang「Rappers Delight」をサンプリング。

2. BOMB INTRO / PASS THAT DUTCH

BOMB INTRO / Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott

PASS THAT DUTCH / Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott, T. Mosley

爆発のイントロを経て、独特のビートとリズムで畳み掛けてくるシングルチューン。 Missyのラップも淡々と流れるように聞かせてくれるけれども、そのテイストにどんどん度引き込まれるね。さすがTimbalandの音使いにノックアウト。 「Magic Mountain」「Potholes In My Lawn」をサンプリング。

3. WAKE UP (FEAT. JAY-Z)

Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott, T. Mosley, S. Carter

妖しいビートが繰り広げられる始まり。そして、Missy vs Jay-Zの大物共演で圧倒させられる1曲。 「争いはやめて、金儲けをしましょう」という、意外とピースふるなメッセージが心強いね。「目を覚ませ」と一発、一喝。

4. KEEP IT MOVIN (FEAT. ELEPHANT MAN)

Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott, T. Mosley, O. Bryan

こちらはElephant Manとのコラボチューン。妖しくディープなビートをバックに、陽気で明るい声でラップと歌を届けてくる。 とにかく踊ろうというメッセージで、わいわいと盛り上がるような感じ。中盤で、音の流れが変わるパートは面白いかな。

5. IS THIS OUT LAST TIME (FEAT. FABOLOUS)

Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Co-Produced by Souldiggaz Written by M. Elliott, L. Owens, K. Mack, J. Jackson

Fabolousとのコラボナンバーは、キラキラ眩しい音とパンチの効いたビートが織りなすメロウなトラック。 「Second Time Around」をサンプリングしては、陽気な雰囲気を出してくるんだ。あなたと初めてしたセックスが良かった、という歌です。 でも、あなたは他のところへ。ちょっと切ないモードにも入っているね。

6. RAGTIME INTERLUDE / I'M REALLY HOT

RAGTIME INTERLUDE / Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Co-Produced by Craig“X”Brockman for New Every Morning Music / Hitclub Entertainment Written by M. Elliott, C. Brockman

I'M REALLY HOT / Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott, T. Mosley

イントロはラグタイム調のピアノでレトロ感を出す。そして、スクラッチでインパクトを出して、恒例のビートをぶっ放すアグレッシヴトラック。 Missyのラップも低めで迫力を感じさせますね。なんだかんだ、とにかく盛り上がるんだ。サビでのコールアンドレスポンス的な展開も熱いよね。 アルバム「THIS IS NOT A TEST!」から、2枚目のシングルカット。

7. DATS WHAT I'M TALKIN ABOUT (FEAT. R. KELLY)

Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Co-Produced by Nisan Stewart for Big Black Entertainment & Craig“X”Brockman for New Every Morning Music / Hitclub Entertainment Written by M. Elliott, N. Stewart, C. Brockman, R. Kelly

これまた、強力だよな。R. Kellyとの共演で聞かせるメロウなナンバーです。ピアノの音がインパクトを出しては、綺麗に飾ってくるね。 そして、こんなに綺麗なメロディ、サウンドなのに、やっぱりセックスソングなわけだ。御大R. Kellyにかかれば、メロメロなセックスソングに仕上がりますよ。

8. DON'T BE CRUEL (FEAT. MONICA & BEENIE MAN)

Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott, T. Mosley, M. Davis

Missy×Monica×Bennie Manの三位一体なラップソング。シャカシャカした音もインパクトを出しては、さらりと聞かせるトラック。 「Let's All Chart」や「Push It」をサンプリング。Bennie Manのパートから、さらにアグレッシヴになっていくね。かっこいい。

9. TOYZ INTERLUDE / TOYZ

TOYZ INTERLUDE / Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott

TOYZ / Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Co-Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Craig“X”Brockman for New Every Morning Music / Hitclub Entertainment Written by M. Elliott, T. Mosley, C. Brockman

おしゃべりなイントロを経て、クラシカルな音でノリを出してくるポップチューン。女性用のおもちゃの歌なんだとさ。 こうやって、軽やかに歌い上げては、いやらしさを感じさせないところはさすがMissyだね。むしろ、どんどんと使っていこうという賛辞にも聞こえます。

10. LET IT BUMP

Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott, T. Mosley

Missyお得意のオールドスクールラップ。自信をアピールするかのように、軽やかに聞かせてくるトラックは、心地よく、流れるフローもいい感じだね。 Timbalandもラップで参加している1曲。/font>

11. PUMP IT UP (FEAT. NELLY)

Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott, T. Mosley, Nelly

こちらはNellyとタッグを組んだ1曲。とにかく恋な。音が妖してくて、なんだかすごいインパクトを放ってくる。 Missyと見事なまでのマイクリレーで、Nellyも熱を出してきますよ。

12. IT'S REAL

Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Co-Produced by Craig“X”Brockman for New Every Morning Music / Hitclub Entertainment Written by M. Elliott, C. Brockman

これまたメロウで、ピアノが美しさを飾ってくるナンバーだね。 Rufs&Chaka Khan「Have a Good Time」をサンプリングしては、クラシカルなソウルテイストも加えて、ジックリと聞かせてくれます。「この思いは本物」という、ストレートなラブソング。

13. LET ME FIX MY WEAVE

Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott, T. Mosley

アングラな雰囲気を前面に出して、かっこいい仕上がりだ。ウィーブをお手入れしたりという歌なんだけれども、それだけでここまで広がっていくとはね。 言葉の魔術。さすがMissyな濃ゆい世界が展開します。

14. SPELLING BEE INTERLUDE / SPELLING BEE

SPELLING BEE INTERLUDE / Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott, T. Mosley

SPELLING BEE / Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott, T. Mosley

歌詞のセンテンスの最後の単語を、1文字ずつスペルアウトするという、なかなか面白いテクニックを披露する1曲。 軽めの打ち込みビートが織りなす、Missyの世界です。

15. I'M NOT PERFECT (FEAT. THE CLARK SISTERS)

Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Co-Produced by Nisan Stewart for Big Black Entertainment & Craig“X”Brockman for New Every Morning Music / Hitclub Entertainment Written by M. Elliott, N. Stewart, C. Brockman

実質的にアルバムのラストを飾るゴスペル風R&Bナンバー。手拍子したくなるような軽快ビートとピアノの音が彩るトラック。 The Clark Sistersを迎えては、ゴージャズに仕上げてきましたね。「This Christmas」をサンプリングしているんだって。 「私も完璧じゃない」ち、弱さを見せながら、みんなで1つになりましょうと訴えてくるナンバーです。

16. OUTRO (FEAT. MARY J. BLIGE)

Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Written by M. Elliott, T. Mosley

アウトロは、イントロに引き続き、Mary J. Brigeが見事な歌声を聞かせてくれるわけですよ。もう驚きなまでに、迫力あるパフォーマンスを披露。

17. PASS THAT DUTCH (顔PASS BROTHERS REMIX)

Additional Production by KAO PASS BROTHERS (KREVA & DJ TATSUTA)

KREVAとDJ TATSUTAによるユニット、顔パスブラザーズによるリミックス。 オリジナルの軽快感よりも、より重たさを出して、どっぷりじっくりと聞かせてくれるトラック。なかなかかっこいい仕上がりじゃないですか。

6th Album『The Cookbook』● '05/7/5 ('05/7/13 on Japan) release

Missy Elliottの6枚目となるアルバムです。今回驚きなのは、長らくタッグを組んでいたTimbalandプロデュースの楽曲が2曲しかないこと。 そのほかは別のプロデューサーを立てたり、セルフプロデュースを手がけたり、新たなる調理法を見つけたかのようなMissyですね。 その中で、シングルは有名曲をサンプリングした「Lose Control」「We Run This」と、インパクトを出してはうまくヒットにこぎつけています。 いつも以上にMissy自身に近いラインをじっくりと聞かせてくれる感じでしょうか。その中にも、もちろん強い女性が活躍したりする。 でも、なんだかんだんであなたのことが好きというラブソングもあり、面白さを出してきますね。さて、2020年現在、これ以降のオリジナルアルバムが出ていないのがちょっと残念ですね。 日本版は、ボーナストラックを1曲収録しています。

1. JOY (FEATURING MIKE JONES)

(M. Elliott, M. Jones, T. Mosley) Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

アルバムのオープニングを飾るナンバーは、会話劇からスタート。どうやらレストランに強盗が襲撃した模様。そこからどっぷりビートを加えて、展開するラップチューン。 ここではMike Jonesを迎えて、見事なマイクリレーできたね。サビフックでも、Missyの登場をアピール。さあ、いよいよ始まり始まり。

2. PARTYTIME

(M. Elliott, T. Mosley, S. Bladd, J. Geils Jr., S. Justman, D. Klein, R. Salwitz, P. Wolf, J. Calloway, L. Jackson) Produced by Timbaland for Timbaland, Inc. & Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

こちらTimbalandプロデュースの1曲。タイトルよろしくなパーティーチューンで、大いに盛り上がるテイストをぶつけてくる。 とにかくお祭り騒ぎの如く、歌って踊って騒げ騒げみたいなノリノリ。「Whammer Jammer」「Weekend」をサンプリング。

3. IRRESISTIBLE DELICIOUS (FEATURING SLICK RICK)

(M. Elliott, C. Brockman, E. Sadler, H. Shocklee, R. Walters) Produced by Craig X Brockman for New Every Morning Music / Hitclub Entertainment

SLICK RICKを迎えたコラボチューン。もうね、音使いがずるいね。「Lick The Bell」をサンプリング。 自分のフィールドに引き連れつつも、MIssyも負けじとラップをかましてくる流れ。2人のやりとりのラップは、結構危険なR-18路線だね。

4. LOSE CONTROL (FEATURING CIARA & FAT MAN SCOOP)

(M. Elliott, C. Harris, G. Issacs III, J. Atkins, R. Davis, C. Hudson) Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc.

アルバム「The Cookbook」からの1st Single。音でインパクトを出してくるわけですよ。 サンプリングのCybotron「Clear」と、Hot Streak「Bodywork」がいい味を出しています。そして、CiaraとFat Man Scoopを迎えての三位一体パフォーマンスがすごいな。 もう濃いこと濃いこと。特に、ラストのFat Man Scoopがとんでもないんだ。

5. MY STRUGGLES (FEATURING MARY J. BLIGE & GRAND PUBA)

(M. Elliott, Q. Goodman, M. Blige, W. Dixon, W. Robinson Jr., J. Bristol, A. Cleveland, L. Bonner, T. Dofat, W. Jeffrey, M. Jones, R. Middlebrooks, N. Napier, A. Noland, L. Peters, M. Pierce, C. Satchell, G. Webster) Produced by Qur'an H. Goodman for Face Off Entertainment, Inc.

こちらはMary J. BligeとGrand Pubaを迎えたミドルチューン。Missy自身の過去をラップするトラックに惹きつけられるね。 Mary J. Bligeが登場してからは、また雰囲気が変わる構成も面白い。Smokey Robinson「Backfire」、さらにMary自身の「What's the All」をサンプリングして展開していきます。

6. MELTDOWN

(M. Elliott, S. Storch) Produced by Scott Storch

前曲から流れてくるように、とろけるスムースなトラックを聞かせてくれるナンバー。MIssyがラップに歌にと見事な二刀流を聴かせてくれるわけだ。 これまたR-18な歌。あなたの立派なものを咥えて、とろけさせてあ・げ・る。

7. ON & ON

(M. Elliott, P. Williams, C. Hugo, R. Walters, D. David) Produced by The Neptunes

なななななんと、The Neptunesプロデュースということで、これまた面白いタッグが実現したね。この不思議な、こくてエレクトロなSEの効果ときたら。 しかも、ヴォーカルを切り刻んではインパクトを出してくる。「The Show」のサンプリング効果よりも、Missyのラップがインパクトを出してくるんだな。 Missy自身を堂々と伝えてくるラップチューンです。

8. WE RUN THIS

(M. Elliott, R. Webber, J. Lordan) Produced by Rhemario“Rio Beats”Webber for R.A.W. Entertainment Inc. / Relentless Management

これがまた、直球オールドスクールで攻めてきたMissy Elliott。「Apache」のサンプリングで、攻め攻めの姿勢。 Sugarhill Gangの演奏も、骨太に聞こえてくるね。Missyの強さをとことん出してくる。ラップがとにかく熱いね。やっぱりトラックと合わせて、迫力がダイレクトに伝わってくる。

9. REMEMBER WHEN

(M. Elliott, C. Brockman, N. Stewart) Produced by Missy“Misdemeanor”Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Co-produced by Craig X Brockman for New Every Morning Music / Hitclub Entertainment and Nisan Stewart for Nisan's Music Productions

じっくりバラードナンバー。Missyの心のこもったヴォーカルを響かせて、メロウな気分にさせてくれます。 自分が浮気した時に、話してくれたあなたへの感謝を綴る歌です。そして、あなたをやっぱり愛しているというラブソングですよ。

10. 4 MY MAN (FEATURING FANTASIA)

Produced by The Avila Brothers (Bobby Ross / Avila & Issiah“IZ”Avila) for A.B Experience Music Group / Flyte Tyme Productions

FANTASIAのラップがいきなり登場しては、インパクトを出すラップチューン。 メロウなトラックをバックに、自分の男のためだったら、なんでもやるという意気込みを聞かせてくれるラップチューンです。最後はMissyとチャイニーズの会話劇。

11. CAN'T STOP

(M. Elliott, R. Harrison) Produced by Rich Harrison for Richcraft, Inc.

いきなりインパクトを出すイントロでもうノックアウトですよ。Rich Harrisonプロデュースの勢いあふれるナンバー。 あなたとのセックスが忘れられないと、ストレートに歌うナンバーです。もう、ラップで言葉をこれでもかとたたみかけてきて、かっこいいんだな。

12. TEARY EYED

(M. Elliott, W. Campbell) Produced by Warryn Campell

R&Bテイストを出したミディアムチューン。ゴスペル的な力強いコーラスも手伝って、なかなかの世界を聴かせてくれます。 あなたと結婚して、子供を産んで一緒の人生を過ごすはずだったのに、という厳し目のナンバーです。

13. MOMMY

(M. Elliott, J. Pizzarro, K. Lewis, T. Perez) Produced by Associaters & Keith Lewis for 3 play / BPM Relentless Management

デジタルビートがバチバチに響き渡る中で、Missyのラップが展開する熱いトラック。Mommy=母親ではなく、かっこいい女性全体を指しているかのようだね。 とにかく勢いがあるトラック。

14. CLICK CLACK

(M. Elliott, S. Crawford) Produced by Shondrae“Mr. Bangladesh”Crawford for Bangladesh Productions, Inc.

プロデューサー色が濃く出たナンバーだね。レゲエやダンスホール的な、濃く熱いトラックをバックに、Missyがラップをガツガツと聴かせてくれる1曲。 銃を持った主人公の歌なんです。なんかもう、近寄り難いし、怖いけれども、強さが音から言葉から、トラックから伝わってくるわけだ。

15. TIME AND TIME AGAIN

(M. Elliott, M. Coleman) Produced by Saint Nick

ゆったりR&Bテイストの歌ものナンバー。どっぷりとした音をバックに、Missyが切々と語るように歌い上げる。 どうして何度も寄りを戻してしまうのだろうか。なんだかんだ、あなたが好きという気持ちは変わらない、という歌です。

16. BAD MAN (FEATURING VYBEZ CARTEL & M.I.A.)

(M. Elliott, C. Brockman, D. Hubert, M. Arulpragasm, A. Palmer) Produced by Craig X Brockman for New Every Morning Music / Hitclub Entertainment

Vybez CartelとM.I.A.との共演で、聴かせる熱いナンバー。エナジーあふれるラップとアグレッシヴなドラムやビートの音使いに、本気を感じさせるトラック。 アルバムのラストでこういうナンバーを持ってくるところも、さすがMissy Elliottな感じでかっこいいね。

17. LOSE CONTROL (FEATURING CIARA & FAT MAN SCOOP) (EXTENDED VERSION)

大ヒットシングルのエクステンデッドバージョン。トラック的には大きな変化はなく、尺が伸びたことでより濃さを堪能できる時間が流れる。

Compilation Album『Respect M.E.』● '06/9/4 release

Missy Elliott初のベストアルバムは、活動してきたこれまでの楽曲の中から、シングル曲を中心にコンパイル。何はともあれ、とにかく勢いがあるし、言葉が強くて頼もしい。 そして、Timbalandとのタッグで、極上ビートを生み出し、Missy Elliottの世界を作り上げる。収録曲はリリース順とはバラバラなんだけれども、中盤が初期楽曲で固まっていて、ちょっとだれるかな。 「4 MY PEOPLE」は、オリジナルではなくて、Basement Jaxxのリミックスを持ってきたところは、工夫を感じさせる。 そして、LUDACRISや702にMAGOO、CIARAやFAT MAN SCOOPなど、さまざまなゲストとともに作り上げてきたMissy Elliott。彼女ならではの音を出して、パンチをぶつけてきました。 「Respect M.E.」。私自身を尊敬して、そして、Missy Elliottという名前とのダブルミーニングで、センスを聞かせてきたアルバムタイトルもまたGoodだね。 何はともあれ、このアルバムでMIssyの活動を思う存分に振り返って味わうことができます。このアルバムをもって、しばらくはリリースから遠ざかってしまうのがちょっと残念かな。