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Compilation Album『Matthew's Best Hit CD』● '02/12/18 release

人気番組「Matthew's Best Hit TV」と連動しているようなしていないようなコンピレーションCDが登場。選曲はもちろん、番組MCを務めるマシュー南。 これがまた、彼独自のセンスというか、マニアックと言うのか、キャラクターというべき特徴がよく表れているんだよね。もちろん、メジャーな楽曲、例えば久保田早紀の「異邦人」だったり、 矢野顕子の「春咲小紅」などの有名なところも集まってます。だけど、やっぱり注目すべき点はマシュー(むしろ藤井隆?)のセンスが出ている選曲。 鹿取洋子の「ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ」や竹本孝之「とっておきの君」、戸川純の「電車でGO」あたりなんか、普通のコンピレーションアルバムにはなかなか収録されないよね。 こういった曲をチョイスするところが、只者ではないマシュー南のすごいところなんだよね。御見それいたします。 そして、極めつけはマシュー南(いや、やっぱりむしろ藤井隆?)が敬愛してやまないという、つみきみほの曲が収録されているというところにも注目すべきかな。 そして、マシュー南自身が「絶対にカラオケで盛り上がる曲」だという布施明「君は薔薇より美しい」と大橋純子「シルエットロマンス」の2曲も収録。 1970年後半~1980年前半を彩るアーティストたちを独自のセンスで輝かせたマシュー南をアピールするこのCD、 ある意味すごいよね。正直、セールスに結びつかないのはわかっている。マシュー南(むしろ藤井隆だな)の趣味で出されたようなものだよ。 でも、ある種、テレビとタッグを組み、話題性で持っていこうとしているのかな。せっかくだったら、とことんセンスを出して第2弾をリリースしてもいいんじゃないかな? それにしても、ブックレットの対談には笑わされます、まるで、テレビを見ているみたいだ。ちなみに、自分の中では高野寛「ベステンダンク」がかなりつぼに入りましたね。

Compilation Album『MILLION ~BEST OF 90's J-POP~ RED』● ’12/10/17 release

エイベックスとビーイングがタッグを組んで、コンピレーションアルバムを発表。REDとBLUEと分けて、1990年代を彩ったヒットナンバーを思う存分に収録しています。 どちらかといえば、1990年代の前半はビーイング、後半はエイベックスが牛耳っていたイメージがあるね。どちらのヒット曲も親しみやすく覚えやすいメロディで、カラオケ映えしまた。 こちらのRED盤は、T-BOLAN「離したくはない」、WANDS「もっと強く抱きしめたなら」、globe「DEPARTURES」、TRF「EZ DO DANCE」、 ZARD「揺れる想い」、Every Little Thing「Time goes by」などなど、とにかく大大大ヒット曲のオンパレード。 ただ、B.B.クィーンズの選曲は、こっちじゃないよなぁ。ここだけものすごく違和感が生じます。今作は、DVDの付いた2枚組仕様で、収録曲から収録をチョイスして、PVを見せてくれます。 是非ともBLUEと合わせて、あの頃に戻りたくなりますね。

Compilation Album『MILLION ~BEST OF 90's J-POP~ BLUE』● ’12/10/17 release

エイベックスとビーイングがタッグを組んで、コンピレーションアルバムを発表。REDとBLUEと分けて、1990年代を彩ったヒットナンバーを思う存分に収録しています。 どちらかといえば、1990年代の前半はビーイング、後半はエイベックスが牛耳っていたイメージがあるね。どちらのヒット曲も親しみやすく覚えやすいメロディで、カラオケ映えしまた。 こちらのBLUE盤は、エイベックスからのリリース。 WANDS「時の扉」、T-BOLAN「マリア」、安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」、H Jungle with t「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~」などなど、大ヒットナンバーはじめ、 Mi-Ke「想い出の九十九里浜」なんてとっても懐かしすぎるね。SPEED「White Love」、華原朋美「I'm Proud」はレコード会社が違うけれども、この曲も大ヒット。 さらに収録ナンバー4曲をピックアップしてPVを収録したDVDも付いて、お買い得です。とにかく当時を懐かしむのに最適な作品。あの頃が蘇ってきます。

Compilation Album『モテキ的音楽のススメ 土井亜紀・林田尚子盤』● '10/9/8 release

漫画にドラマにと話題となった「モテキ」の世界を堪能できるコンピレーションアルバムが2枚同時発売。 こちらの「土井亜紀・林田尚子盤」は、もちろん、もう1枚の「中柴・小宮山盤」と匹敵するくらいに、多様な楽曲を収録しています。 やはりインパクトを出す、オープニングナンバー、フジファブリック「夜明けのBEAT」でスタート。引き込んできますね。 さらに、大江千里「格好悪いふられ方」、フラワーカンパニーズ「深夜高速」、ともさかりえ「カプチーノ」、岡村靖幸「どぉなっちゃってんだよ」など、懐かしい曲が並びます。 でもって、七尾旅人×やけのはら、スチャダラパー、ナンバーガールなど、個性あふれる人たちも収録。 原作の世界観をとことん味わうことがでいますね。こういうコンピレーションで初めて聞く楽曲もあって、面白さがあります。 こちらの土井・林田盤の方が、ポップな印象があるね、鋭さは中柴・小宮山盤にあるかな、といった印象。 どちらにせよ、久保ミツロウによるジャケットがいい感じです。

Compilation Album『モテキ的音楽のススメ 中柴いつか・小宮山夏樹盤』● ’10/9/8 release

漫画にドラマにと話題となった「モテキ」の世界を堪能できるコンピレーションアルバムが2枚同時発売。 こちらの「中柴いつか・小宮山夏樹盤」は、もちろん、もう1枚の「土井・林田盤」と匹敵するくらいに、多様な楽曲を収録しています。 いきなり神聖かまってちゃん、そしてTOKYO No.1 SOUL SETと、1990年代も2000年代も、なんでも来いな、それでいて通な選曲にニヤリとさせられます。 この収録曲順も面白くて、岡村靖幸、中谷美紀、柴田恭兵って、一体なんなんだ。 後半のナンバーガールからは、随分とディープな感じがしてくるけれども、なるほどモテキの世界なんだよね。 ドラマでエンディングテーマだったHalf-Life「J-POP」で、このコンピレーションナルバムも締められます。 土井・林田盤の方が、若干ポップな印象があるけれども、こちらの中柴・小宮山盤は鋭さがあるかな、といった印象。 どちらにせよ、久保ミツロウによるジャケットがいい感じです。

Compilation Album『モテキ的音楽のススメ Covers for MTK Lovers盤』● ’11/9/21 release

映画の公開に合わせて、モテキ関連のCDを3作同時発売。 こちらは、ナタリーに勤める藤本幸世が選曲したら、というコンセプトの元で集められたコンピレーションアルバム。 あのアーティストがこんな曲をカバー?という驚きに溢れた1枚になっています。 正直、冒頭フジファブリックのオザケンカバーは妥当というか普通かな。 しかし、小泉今日子のゆら音のカバーはハンパなくいい感じ。こういうカバー、いいよね。 さらにカジヒデキの「格好悪いふられ方」も、まさかのエレクトロな打ち込みアレンジで、驚いた。 ’N夙川BOYSやOKAMOTO’Sは、まんまだね。 後藤みどりは衝撃だし、フラカンはフラカンの味が出ていて良かった。 ただ、やっぱり出来のばらつきが気になるところかな。無理してカバーにしなくても、この選曲だったら十分モテキらしさが出ているよね。 何はともあれ、企画としては面白さがあるから、藤本幸世のお仕事としては、なかなかよかったね。 ジャケットの藤本有紀(森山未來)の表情も、いい感じだね。

Compilation Album『モテキ的音楽のススメ MTK PARTY MIX盤』● '11/9/21 release

映画の公開に合わせて、モテキ関連のCDを3作同時発売。 こちらはミックスCDということで、申し訳ナイトでおなじみのDJ達が、モテキの世界観を出した選曲で楽しませてくれます。 まず、人選がすごいね。RHYMSTERの宇多丸や電撃ネットワークのギュウゾウ、さらには掟ポルシェなどが参戦。 代表取締役・ミッツィーの選曲は無難に思うけれども、つなぎはいいね。 ギュウゾウの選曲もなかなか。岡村ちゃんを投入するところが、やっぱりいいな。 でもって、もうコアなアイドルを投入してきた掟ポルシェがすごいのなんのって。世界観どうこうよりも、もうねマニアック爆発ですよ。 とにかくいいとこ取りのモテキの世界をお届け。 藤本幸世も、かなりニヤついているような、面白さの詰まったアルバムですね。とにかく濃いや。

Compilation Album『モテキ的音楽のススメ 映画盤』● ’11/8/31 release

漫画、ドラマと大ヒットを記録した「モテキ」が、とうとう劇場版に。それに合わせてコンピレーショナルバムを発売。 劇中を盛り上げる楽曲を収録しています。 また選曲が通をうならせるね。1980年代、1990年代、2000年代をうまく結びつけるような代表ナンバーが勢揃い。 ここで注目なのは、やはり大ヒットした曲とは言い難いけれども、記憶に残るような曲という印象。 そんなナンバーたちが、映画を彩るわけで、これには藤本幸世も大喜びなんだろうな。 本人のキャラクターと通な選曲が、うまくリンクします。Perfume「Baby Cruising Love」、大江千里「格好悪いふられ方」、TM NETWORK「Self Control」、 JUDY AND MARY「LOVER SOUL」、岡村靖幸「カルアミルク」、スチャダラパー feat. 小沢健二「今夜はブギーバック」などなど、 とにかくセンスがいいんだな。ただ、劇中曲全曲が収録されているわけではないのが残念。