album3

10th Album『JAPONESQUE』● '12/1/25 release

倖田來未、記念すべき10枚目のオリジナルアルバムは、日本の色合いを出したジャケットがインパクト大ですね。 日本の力を放つかのように、倖田來未が歌い上げる。でも、クリエーターは外の人たちが多いね。そうした中、コラボチューンが何気に豪華なんです。 T-PAINだったりOMARIONだったり、Mr. Blistahとはお久しぶりだし、倖田來未の可能性を広げる化学反応で楽しませてくれます。それゆえ、結構アッパーでグルーヴィーな曲が揃っているんだよね。 ど直球のバラードナンバーもあるけれども、これまで聞かせてくれたブリブリの曲は今回は無く、段々と大人なアプローチで仕掛けてくるようになったかな。 「4TIMES」や「愛を止めないで」、「LOVE ME BACK」といったシングルナンバーをはじめ、倖田來未のパフォーマンスが光る曲が揃っています。しかも、このアルバムの後に妊娠・出産で活動休止。 1人の女性から、1人の母親へと変化の兆しを見せてくれるのはまだだけれども、とにかく濃いよ。インタルードを含めて全17曲。じっくり聞き応えのある作品です。 今回は複数形態でのリリース。CDのみの他に、CD+DVDには、アルバム「Kingdom」以来となる収録曲全曲のPVを収録。様々なスタイルで倖田來未を見せてくれる。 そして、CD+2DVDには、全曲PVのほか、ファンにリクエストを募ったライブ名場面のベスト20を発表。CDTV手法で見せてくれるんですが、1位がまさかあの曲とはね。 さらに、豪華写真集のついた、どデカパッケージバージョンも、とにかく大盤振る舞いな作品です。

DVD

KODA KUMI BEST LIVE RANKING TOP20

KODA KUMI ORIGINAL ALBUM TV-SPOT

1. Introduction ~JAPONESQUE~

Lyrics, Music & Arrangement by Maria Marcus

和のテイストを出した音と、グルーヴィーな打ち込み、そしてアグレッヴな音が交差するイントロダクション。 アルバムの世界観を見事に出しては、さらに奥へと誘う1曲。

2. So Nice feat. Mr. Blistah

Lyrics by Kumi Koda Music by Bardur Haberug, Andrew Lane and Kasey Monroe Arrangement by Bardur Haberug

どっぷりミディアムスローなグルーヴチューンは、お久しぶりのMr. Blistahとのコラボナンバー。 早い話が、2人で気持ちよくなりましょう、というような歌だよね。そして、女性がとっても積極的アプローチを仕掛けてくる内容です。

3. Boom Boom Boys

Written by Kumi Koda, Toby Gad (EMI / GAD SONGS USA and Australia, BMG / GAD SONGS Europe / Asia), Lindy Robbins (Hey Kiddo Music (ASCAP) Administered by Cobalt Music Publishing America, Inc.) and Caterina Torres (Control, Australia) Produced by TOBY GAD (www.tobygad.com)

前曲から一転、ロックサウンドでアグレッシヴに攻める1曲。バリバリとギターが鳴り響いては、鋭く刺してくる。 トラックはとてもかっこいいんだけれども、歌詞は大して面白さがないかな。1人だけで盛り上がっているような感じ。騒いで楽しいみたいなノリだよね。

4. V.I.P. feat. T-Pain

Written by Kumi Koda, Toby Gad (EMI / GAD SONGS USA and Australia, BMG / GAD SONGS Europe / Asia), Jessica Cornish (Sony ATV Publishing) and T-Pain (Nappy Pub Music / Universal Music Z Songs (BMI)) Produced by TOBY GAD (www.tobygad.com)

ディープな匂いをプンプンと振りまくグルーヴチューン。もうアングラ感と妖しさが交差してきます。 かなり濃い。倖田來未の歌い方も、はっちゃけているような感じだし、下手したら、あえいでいるような声も入ってきたりと、きわどい曲ですよ。

アルバムでは、なんとT-Painを迎えて、よりアゲアゲに。しかも、まさか「Arigato」なんてラップするとは、サービス精神たっぷり。かなりインパクトのある曲になりましたね。

5. Slow feat. Omarion

Lyrics by Kumi Koda Music by Tommy Clint Produced by Tommy Client

ゴージャスなトラックを武器に、倖田來未がヴォーカルを聴かせるミディアムスローチューン。なんとOmarionとのコラボレーションとは、随分と豪華なことをしましたね。 倖田來未のヴォーカルにエフェクトをかけてデジタルな面を出しているけれど、これはいらないな。 力強いサウンドで聴かせる1曲。Omarionをラップだけに起用するのはもったいないって。デュエットでヴォーカルバトルを聴かせてくれても良かったのでは?

6. Brave

Lyrics by Kumi Koda Music by Hitoshi Harukawa Arrangement by Daisuke Kahara & Shinjiroh Inoue Strings Arrangement by Udai Shika

シンプルなバラードナンバー。せっかくピアノがドラマティックでストリングスも美しく入ってきているのに、プログラミングのビートだなんてもったいないよね。 全部生音にしてゴージャスに仕上げても良かったと思う。 倖田來未のヴォーカルも、実にシンプルだね。下手にクセをつけること無く、ストレートに聴かせてくれました。なかなかいいじゃないですか。

7. Everyday

Lyrics by Kumi Koda and HIRO Music by HIRO Produced by HIRO for Digz, inc

キラキラポップのR&Bベースのナンバー。随分と軽やかな音は、倖田來未の書く詞の世界の音がそのまま表れているようだ。 まぁ、詞の世界といっても随分と平凡なものだけれども。いつも一緒いようね、泣き笑いを共にしようみたいな雰囲気が出ています。前曲の世界に比べると、ちょっとチープ。

8. IN THE AIR

Lyrics by Kumi Koda Music by FAST LANE, ERIK LIDBOM Arrangement by ERIK LIDBOM

タイトルが示すような軽やかさを聞かせるポップチューン。4つ打ちの軽快ビートと、さらりと伸びやかに歌い上げる倖田來未。 宙を舞うような、優しさと柔らかさがある曲だね。心地よい空気が流れてきます。

9. You are not alone (Acoustic Version)

Lyrics by Kumi Koda Music by Takuya Harada Produced by A Beatard

メイントラック「愛を止めないで」に対して、随分と軽い感じがするね。打ち込み使用でピコピコなSEを加えたキラキラ仕様。 でも、倖田來未が「あなたは1人じゃないよ」と背中を押してくれる。キャッチーなメロディと軽やかなトラックが、元気にしてくれるようだ。

アルバムではアコースティックバージョンとして再収録。でも、いきなりどっしりビートが響くからびっくりした。 アコースティックギターがざっくりと響き渡り、コーラスも分厚くなった。ゴージャス感たっぷりに届けてくれます。

10. Interlude ~JAPONESQUE~

Music & Arrangement by Martin Svensson

ドラムンベースのようなどっしりビート庭を思わせるような音色で妖艶に繰り広げるインタルード。

11. ESCALATE

Lyrics by Kumi Koda & ARIA Music by ARIA Track Produced by dee.c

アグレッシヴなビートを打ち込んで、クールに聴かせる。ダークかつクールに。どっしりと音をぶつけて、倖田來未が迫力あるヴォーカルで魅了する。 でも、こういう曲はもう倖田來未にとってもお手の物でしょう。なんら迷いもなく歌い上げています。

12. Love Me Back

Lyrics by Kumi Koda Music by Matthew Tishler & Liz Rodrigues Produced by Matthew Tishler for Laundromat Music

極上バラード「愛を止めないで」からさらに変身。ダークなサイドを見せる倖田來未のシングルナンバー。 クールに聞かせるダンストラックは、妖しさとかっこよさをプンプンに振りまく。倖田來未お得意のトラックだよね。ちょっとネチッとした歌い方も、曲にぴったり合っています。

13. No Man’s Land

Lyrics:Kumi Koda, Mr. Blistah, Pete Kirtley, Jorge Mhondera and Samiya Berrabah Music by Jorge Mhondera, Pete Kirtley, Samiya Berrabah and Mr. Blistah Arrangements by Kenichi Asami, Toshiyuki Takao, Satoshi Yamada, Daisuke Sakurai, Pete Kirtley and Jorge Mhondera

エッジの効いた音が鋭く突き刺してくるハードなロックチューン。荒々しくてかっこいいね。倖田來未のヴォーカルに力強さを感じるね。 自ら先陣を切って道を切り開くような、勇ましさを感じます。

14. 愛を止めないで

Lyrics by Kumi Koda Music & Arrangement by Naohisa Taniguchi Strings Arrangement by Hitoshi Munakata

アゲアゲな夏から一転、倖田來未がじっくりと聞かせてくれるバラードナンバー。あなた一筋の愛に溢れた歌詞を、訴えかけるように歌い上げる倖田來未。 主題歌となった映画の内容にリンクするかのような歌詞から、 切なさも伝わってきますね。複雑だ。作曲と編曲は、CHEMISTRYの楽曲でおなじみ谷口尚久。なかなか感動のメロディを聞かせてくれました。

15. KO-SO-KO-SO

Lyrics by Kumi Koda, Allan P Grigg and Kenichi Takemoto Music by KoOoL KoJaK (kojaktrax / prescription songs) and KenichiTakemoto Produced by KoOoL KoJaK (kojaktrax / prescription songs)

ピコピコのエレクトロサウンドでクールに聞かせるアップテンポチューン。ウネウネビートとキャッチーなサビメロディ、そしてフレーズにやられます。 なんだか病みつきになりそうな展開で、頭の中を駆け巡ります。倖田來未らしさの出たナンバーだよね。

16. Lay Down

Lyrics by Kumin Koda, Matthew Tishler, Adam Royce and Kat Lucas Music by Matthew Tishler, Adam Royce and Kat Lucas Produced by A Beatard

デジタルサウンドを投入し、アグレッシヴに攻めてくる倖田來未。時にディープなビートが響いては、威圧感を出してきましたね。 今回も倖田來未らしさ全開に、エロかっこよく聴かせてくれます。音がとってもかっこいい。

17. Love Technique

Lyrics by Kumi Koda Music by SeoGy and Genie Arrangement by Genie

デジタルサウンドをッポップに響かせては、倖田來未もカジュアルに歌いこなすアップチューン。 随分とテイストが軽いね。それゆえ、親しみ感があります。ラップもブリブリラインをいく、私とあなたのラブラブソング。

18. Poppin' love cocktail feat. TEEDA

Lyrics by Kumi Koda & TEEDA Music by BACK-ON Arrangements by BACK-ON & JIN

倖田來未の夏到来。4曲A面シングルのメインを飾るトラックは、ラッパーのTEEDAとのコラボチューン。曲はBACK-ONが担当し、アゲアゲゴリゴリなロックで熱を放出。 でもって、歌詞の方も、夏の開放感たっぷりに。ちょっとセクシーに踊りますね。キャッチーなメロディにパワフルな倖田來未のヴォーカルとTEEDAのラップがかっこよく絡み合う。

19. All for you

Lyrics by Kumi Koda Music & Arrangement by Hi-yunk

まるでデモテープのような、室内で一発録りをしているようなナンバー。 ギタ-1本で引き語るように。愛しいあなたに贈る歌。これまでの強く圧倒していた倖田來未とは全く違った、正反対の雰囲気で優しく聴かせてくれる温かい1曲。

[DISC 2 & 3:DVD]

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Remix Album『KODA KUMI DRIVING HIT'S IV』● '12/3/14 release

倖田來未のリミックスアルバム「DRIVING HITS」のシリーズも、ついに4作目。 倖田來未の楽曲を、ドライブミュージックぴったりなハウスやテクノなど、ダンサブルなサウンドで仕上げてきては、ノンストップでお送りする作品です。 冒頭は、いきなり最新ナンバー「Poppin' love cocktail」でスタート。アルバム「JAPANESQUE」の楽曲も早くもリミックスされ、新たな姿でお目見えだ。 さらには、カバーアルバム「ETERNITY」収録曲もガッツリ変えてきた。中盤では、「奇跡」「愛を止めないで」「愛証」「walk」と、オリジナルはバラードながら、大胆な変身を遂げたトラックが続きます。 本編ラストの「you」と「好きで、好きで、好きで。」は、なんかあまりドライブ感がなく、ちょっと残念な仕上がりかな。やっぱり、アルバムに入れるんだったら、バッキバキにビートを畳み掛けてこないとね。 ボーナストラックは、「Love Me Back」のリミックス。パンク寄りのハードロック仕様で、かっこよくなっています。今後もこのシリーズが続くことでしょう。

1. Poppin' love cocktail feat. TEEDA [TeddyLoid Remix]

Remix and Additional Production by TeddyLoid

ドラムンベース張りの高速ビートで、オープニングからアッパーにかましてきます。 いかにもデジタルサウンドで料理しては、リミックすとしての楽しさを伝えてきます。痛快爽快で、突き抜けてゆく。

2. Hot Stuff feat. KM-MARKIT [Electlixxx vs. HEAVENS WIRE D'n'B Remix]

Remix and Additional Production by Shohei Matsumoto

前曲からのラッパーつながりで、この曲。オリジナルとは雰囲気をガラッと変えてきたけれども、 妖しさたっぷりなところは変わらないね。この曲も、高速ビートを畳み掛けてくる。とにかく、ノックアウトされるね。

3. Love Me Back [Sunset Ibiza Dubstep Remix]

Remix and Additional Production by Shohei Matsumoto

レイブよろしくの派手派手リミックスでアゲアゲです。 どっしりと打ち込んできますよ。そして、ためにためてからの開放。クライマックスのアッパービートで攻め上げた。

4. Teaser feat. Clanch & Blistah [Caramel Pod Dubstep Remix]

Remixed and Additional Production by Caramel Pod

この曲も、ラップを前面に出しては、デジタルサウンドがバックで盛り上げてきます。 でもって、アップテンポになっては、なんか吸引力があるビートを叩き込んでくるように。粘り気を感じるね。

5. Melting [DJ OKMT & MJ Remix]

Remix and Additional Production by DJ OKMT & MJ Remix

曲がポップならば、リミックストラックもポップに。明るく仕上がっては、ウキウキワクワクな要素がいっぱい。

6. め組のひと [THE LOWBROWS Remix]

Remixed by THE LOWBROWS Remix

デジタルサウンド炸裂のリミックスチューン。オリジナルの歌謡曲テイストも残しつつ、 THE LOWBROWSらしさで魅了してきます。軽やかながら、バリバリ決めてきますよ。

7. JUICY [Pink Chameleons Remix]

Remix and Additional Production by Pink Chameleons

デジタルビートをまとって疾走して行くリミックスチューン。 クラブミックス的な軽やかビートと、怪しげな倖田來未のヴォーカルがいい感じに宙を舞う。

8. Slow feat. Omarion [Prog5 vs. FUTURE HOUSE UNITED Remix]

Remix and Additional Production by Shohei Matsumoto

曲名に反するかのように、トランシーなトラックで疾走するリミックスチューン。 どっしりビートが強力で、その勢いを放つかのように響き渡ります。

9. 奇跡 [GTS SH Club Mix]

Remixed by Satoshi Hidaka (GTS)

さすがは御大、GTSによりハウスリミックス。バラード×ハウスの味を生かして、軽快ビートを放ってきます。弾むピアノも効果大ですね。

10. 愛を止めないで [World Sketch Remix]

Remixed by Tomoharu Moriya (World Sketch)

じわじわと侵食するかのようなデジタルサウンドが煌めくリミックス。 途中では、随分と弾けたサウンドが来てびっくりしたな。ラストでは、とってもクールなハードハウスサウンドで鮮やかに映えたね。

11. 愛証 [Shohei Matsumoto & Junichi Matsuda Remix]

Remix and Additional Production by Shohei Matsumoto & Junichi Matsuda

始まりはもろにバラードで。サビでようやく4つ打ちビートが入ってきては、ストリングスと合わさって。なんだか、不思議なテイストで聞かせてくれました。

12. walk [soichi ono Remix]

Remix and Additional Production by soichi ono

倖田來未を代表するバラードが、大胆なハウスリミックスで大変身。 曲さながらクライマックス感を漂わせて、壮大に聞かせてくれます。なんか、フィナーレを迎えるような曲になりましたね。

13. WON'T BE LONG [United Colors Remix]

Remix and Additional Production by Ayumu Ogawa (STUDIO ZI-ZONE)

これまた、派手派手に弾けるハウストラックへと大変身。軽やかに響き渡っては、ノリを出しまくりですね。なんだか、余裕の雰囲気を漂わせています。

14. BUT [KOZM Remix]

Remixed by Lucas Valentine for KOZM

オリジナルと引けを取らない妖しさと、ポップに弾けるビートが組み合わさったリミックス。 でも、サビの部分はとってもディープに。一筋縄にはいかないね。ダブリミックスよりな感じで聞かせてくれた。

15. Butterfly [TeddyLoid Remix]

Remix and Additional Production by TeddyLoid

なんか、一変してアッパーなビートを叩き込んでくるリミックス。程よくハードに。ドラムンベースバリのビートがとにかく駆け巡る。

16. you [KOZM Remix]

Remixed by スグル・ヤマモト for KOZM

バラードの世界観を残しつつ、アンビエントな雰囲気やビートを強調し、 新たな世界を作るリミックスチューン。ちょっとドライブ用ミックスからは離れているような気がするな。

17. 好きで、好きで、好きで。 [AILI's Warmy Remix]

Remix and Additional Production by AILI

まずはバラード要素を出した始まり。そこからフィンガースナップが登場して、さらにムードを出して。 ただ、この曲も前トラック同様、ドライブ向きではないような仕上がりかな。全体的に映えてはいるんだけれどもね。

18. Love Me Back [The Young Punx! Remix]

Remix by Hal Ritson and Michele Balduzzi with programming by Hal Ritson and Michele Balduzzi and guitars by Guthrie Govan

ドラムンベース×ハードロックのような、アッパーなトラックをぶつけてきたリミックス。 ヴォーカルパートはほとんどなく、音をガツンとぶつけてきます。バリバリと放ってきますよ。

Remix Album『Beach Mix』● '12/8/1 release

倖田來未が「Driving Hits」シリーズとはまた違ったリミックスアルバムを発表。 夏向きに仕上げたトラックで、アゲアゲに楽しめます。その名も「Beach Mix」。ただ、正直、ビーチが似合うかどうかは疑問かな。 リミックスされた曲、ならびに選曲も、う~ん、「Driving Hits」シリーズのまとまり感と比べてしまうと、どこかしら中途半端な感じが漂っているね。 一応、ノンストップミックスではあるんだけれども、あと1つかな。そうした中、新曲として収録されたM-1「Whatchu Waitin’ On?」は、今後の倖田來未を占うかのようなエレクトロチューンで、 EDMアプローチの弾けっぷりがたまらないナンバーを聞かせてくれます。なかなか夏全開な感じで、いいんじゃないかな。もう、この曲だけでもいいくらい。 DVD付きバージョンは、新曲のPVとメイキング、ならびにa-nationやRhythm Nationでのパフォーマンスを収録。

1. Whatchu Waitin’ On?

Lyrics by Kumi Koda, Matthew Tishler Music by Daniel J Plante, Matthew Tishler Produced by Daniel J Plante for B-room Entertainment Publishing Co-produced by Matthew Tishler for Laundromat Music

妊娠して産休に入っている倖田來未が夏の新曲をドロップ。クラブアプローチのEDMサウンドでアゲアゲな4つ打ちビートが楽しいトラック。 ヴォーカルにエフェクトをかけて、ごまかしているような気もするけれども、お祭りモードで、とにかく夏全開に弾けまくり。いいんだよ、とにかく楽しければ。

2. KO-SO-KO-SO [Prog5 Remix]

Remix & Additional Production by Shohei Matsumoto

夏のヒットチューンのリミックス。ヴォーカルを刻んだりしては濃さを出してくる。ディープなビートとピコピコサウンドが絡み合うトラックで、盛り上がりますね。

3. Bling Bling Bling feat. AK-69 [Electro Rave Allstars Remix]

Remix & Additional Production by 4 Skips

ブリブリに聞かせてくれたナンバーが、エレクトロビートをまとって、さらにブリブリしたリミックスに。 なんだか、濃過ぎだな。火傷しそうで、近寄りがたく、激しいトラックで勝負だ。

4. Hey baby! [FUTURE HOUSE UNITED Remix]

Remix & Additional Production by Shohei Matsumoto

バッキバキの4つ打ちEDMリミックスでアッパーに仕掛けてくる倖田來未。 前曲トラックの影響もあって、だんだんとヒートアッしていくかのようだ。エレクトロビートが縦横無尽に飛び交っていて、熱いね。

5. V.I.P. feat. T-Pain [Sunset In Ibiza Remix]

Remix & Additional Production by Shohei Matsumoto

エナジービートを放出し、効果的に。倖田來未のヴォーカルにエフェクトをかけたりと、 工夫もあるけれども、ディープな雰囲気は他者を寄せ付けないような勢い。バッキバキでアゲアゲです。

6. POP DIVA [KOZM Remix Lucas Valentine]

Remix by Lucas Valentine for KOZM

レイブテイストで派手派手サウンドとともに、アゲアゲのクラブテイストで聴かせるリミックスチューン。ただ、勢いで突き抜けていった感じかな。

7. BE MY BABY [4 Skips Remix]

Remix & Additional Production by 4 Skips

4つ打ちビートを巧みに操り、攻撃的に仕掛けてくるリミックス。アッパーなノリを生かして、熱くエナジーがほとばしる。

8. NO TRICKS [Shohei Matsumoto & Junichi Matsumoto Remix]

Remix & Additional Production by Shohei Matsumoto & Junichi Matsumoto

ビートに特徴のあるリミックスチューン。アッパーではなくグルーヴィーに。レゲトンフレーバーで、暑さと熱さが全開。

9. Heat feat. MEGARYU [REO Remix]

Remix & Additional Production by REO

続けても夏テイスト全開のグルーヴィーなトラック。 意外とすっきりとした展開だね。リミックスというよりかは、オリジナルの雰囲気を引っ張って、よりパワーアップさせた感じかな。

10. キューティーハニー [HABANERO POSSE Remix]

Remix by HABANERO POSSE

勢いよく「ハニーフラッシュ!」と入ってきて、ビープ音が響いては、 カリビアンフレーバーを注入。その後、どっしりビートを打ち込んで、ディープに。濃いなぁ、ものすごく濃い。

11. D.D.D. feat. SOULHEAD [Pink Chameleons Remix]

Remix by Pink Chameleons

4つ打ちビートに手拍子も加わって、どこかしらディスコティークな1曲に仕上がったリミックス。 うん、聞きやすいしノリやすいね。ミラーボールがお似合いのトラック。

12. COME WITH ME [Overhead Champion remix]

Remix & Additional Production by Ayumu Ogawa (STUDIO ZI-ZONE)

ん?なんらオリジナルとそう変わらないんじゃないか?ちょっとキラキラした感じはするけれども、面白味がないかな。

13. Twinkle [R-midwest Remix]

Remix by R-midwest

キーボードが煌びやかに、そして弾みを効かせるポップなリミックス。 USハウスに近い軽やかさで、爽やかに進行。なかなかクールだね。

14. Lick me [Floorbreaker Remix]

Remix & Additional Production by Floorbreaker

お祭り騒ぎな1曲。夏フレーバーたっぷりと、ノリの良いビートでそこらじゅうを巻き込んで弾けまくるリミックス。 音が俗っぽいけれども、親しみやすさがあるね。

15. Cherry Girl [Sunset In Ibiza Remix]

Remix & Additional Production by Shohei Matsumoto

ざっくりギターと暴れるブラスが攻めてくるスカテイストのアッパーなリミックス。 途中でラテンテイストもあって、かなり熱いです。どんどんと呑み込まれてゆく。

16. TABOO [KOZM Remix スグル・ヤマモト]

Remixed by スグル・ヤマモト for KOZM

4つ打ちビートとピコピコSEが妖しく交わるテクノなテイストでサビが進行。 う~ん、もう少し妖しく行って欲しかったな。ちょっとポップさが目立つ。

[DISC 2:DVD]

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Cover Album『Color The Cover』● '13/2/27 release

倖田來未、通算2枚目となるカバーアルバム。今作も、随分と倖田來未のカラーを出してきては、斬新なアレンジであっと驚かせてくれる。 賛否両論が飛び交ったhide「ピンクスパイダー」のカバーは、バッキバキのEDMトラックに変身しては、原曲の面影をほとんど見せない。 一方で、小沢健二の「ラブリー」のカバーは、原曲のポップさを、さらにカラフルに染めたアレンジで聞かせてくれる。 その他、米米CLUBや山崎まさよし、工藤静香や久宝留理子、山本リンダにエレファントカシマシ、そして美空ひばりなどなど、 いろいろな年代の楽曲に挑戦しては、倖田來未流のアレンジで色を染めてきた。まぁ、いい意味で音を楽しんでいるんだろうな。選曲も自由気ままだ。 もちろん、原曲はどれも名曲過ぎて、超えられないけれども、違うカラーで、違うアプローチで聞かせるところに興味が出てくる。ただ単なるカラオケになるよりかは、少しはましだよね。 今回はCDのみ、CD+DVD、そしてCD+DVD+フォトブックレット仕様の3形態でリリース。 DVDには「ピンクスパイダー」や「ラブリー」「Shake Hip!」のPVとメイキング、そして、このアルバムの制作にあたってのドキュメンタリーなどを収録しています。 どの曲もちょっと突出しすぎていて、激しいね。いろいろな意味でね。

1. ピンクスパイダー

作詞・作曲:hide 編曲:Eric Nano

倖田來未がhideをカバーというだけでも驚きなのに、さらにデジタルサウンドでEDM風なアレンジ。ガラッと変えてきましたね。 これはちょっとびっくりな展開。まぁ、hideファンからは、否の意見しかないけれども、ここまで斬新に変わると、逆に倖田來未らしさになったんじゃないかな。 途中で語りも入ってきて、なんかすごくなった。

2. Shake Hip!

作詞・作曲:米米CLUB 編曲:Mitsu. J

米米CLUBのお祭りナンバーが、さらにお祭り状態に。倖田來未らしい、バッキバキのデジタルナンバーに仕上がっています。 本人がとっても楽しく歌っている様子が伝わってくるね。

3. ラブリー

作詞・作曲:小沢健二 編曲:湯浅篤、齋藤優輝

小沢健二を選曲するあたりに面白さを感じるね。原曲は、とってもポップな王子様ソングだったけれども、 倖田來未はお姫様バージョンみたいな仕上がり。オリジナルのテイストそのままに、ラブリーでハッピーなナンバーで聞かせてくれます。

4. 情熱

作詞:UA 作曲:朝本浩文 編曲:伊澤一葉

UAのブレイクソングを、倖田來未が熱唱。アレンジが伊澤一葉というところが面白いね。 エッジの効いたソリッドなロックサウンドで、ガツンと聞かせてくれます。倖田來未はどっしりとしたヴォーカルで、なかなかかっこいいよね。ブラスも吹き荒れては、派手に聞かせる。

5. One more time, One more chance

作詞・作曲:山崎将義 編曲:Curly Giraffe

山崎まさよしの名曲を、しっとりと歌い上げる倖田來未。Curly Giraffeのアレンジも素敵だね。うっとりした気分にさせてくれます。 まったりとしたサウンドの中で、アンビエントな要素が包み込んでくれるようだ。

6. Alone

作詞・作曲:岡本真夜 編曲:皆川真人

倖田來未が岡本真夜の名バラードを熱唱。オリジナルの曲の要素を出しては、倖田來未の力強さも加えた1曲に。 ストリングスも手伝って、ゴージャスな仕上がりを聞かせてくれました。

7. Blue Velvet

作詞:愛絵理 作曲:はたけ 編曲:井上慎二郎

工藤静香と倖田來未って、何か通じるところがあるような気がします。で、工藤静香のヒット曲を、エッジの効いたハードなロックサウンドでカバー。 そこまでオリジナルと違和感もなく、なかなかいい出来じゃない?より骨太になった気がするね。

8. 「男」

作詞:久宝留理子 作曲:伊秩弘将 編曲:野村陽一郎

まさか久宝留理子をチョイスするとはね。オリジナルの勢いそのままに、ハードなデジロックチューンで、かっ飛ばしてきます。 バリバリとバッキバキと、攻めて攻めて攻めまくる。とっても高圧的な音でノックアウトです。

9. どうにもとまらない

作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:h-wonder

この曲の選曲だけ、妙に浮くんだよな。EDMよろしくな、バッキバキのハードなダンスチューンに大変身。 倖田來未のヴォーカルも、多少加工しては、その世界を出してくる。まぁ、21世紀型サウンドにアップデートされた感じで、いいんじゃないでしょうか。 ただ、やっぱり歌詞とサウンドにギャップが生じているよ。

10. 今宵の月のように

作詞・作曲:宮本浩次 編曲:渡辺善太郎

倖田來未がエレファントカシマシをチョイスとは。オリジナルは熱いロックチューンだったけれども、今回は、しっとり系のミディアムチューンに仕上げてきました。 倖田來未のヴォーカルが歌い上げるタイプなので、若干違和感もあるけれども、アレンジには合っているのかな。

11. 歌は我が命

作詞:吉田旺 作曲:井上かつお 編曲:佐藤準

ボーナストラックとして、美空ひばりのナンバーをカバー。 随分とまぁ、挑戦してきたね。低いヴォーカルで、迫力を出すかのように聞かせてくれます。 やっぱり、オリジナルの力ってすごいよ、というのが感想。美空ひばりって、すごい人だったんだなと再認識できます。

[DISC 2:DVD]

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Remix Album『KODA KUMI DRIVING HIT'S V』● '13/3/20 release

倖田來未のリミックスアルバム「DRIVING HITS」のシリーズも、とうとう5作目というこで、今回もイケイケアゲアゲリミックスナンバーを収録。 4つ打ちベースのハウスや高速アッパービートのドラムンベースなど、車のお供にもってこいなトラックを投入。 とにかく、圧が半端ないね。そして、今作は5作目ということを記念して、過去に発表したリミックス曲をメガミックスして中に入れてしまう力業。 そして、全く違和感なくスムーズに聞けてしまうからいいね。ただ、個人的にはカバー曲をさらにリミックスしてくるというところに、 ちょっとずるさを感じるな。あと、後半、バラードのリミックスでノンストップじゃなくなってしまったところが残念だな。

1. Introduction for DH5

Produced by Shohei Matsumoto

躍動感溢れ出す4つ打ちチューンでアルバムのオープニングを飾ります。モーター音がドライブを盛り上げてくるね。

2. Go to the top [DJAKI ASY Remix]

Remix and Additional Production by DJ AKI, Takeo Yatabe

アグレッシヴなビートを畳み掛けては、キタキタキタと言わんばかりに盛り上げてくるリミックス。 ドラムンベースを軸として、アッパーに仕掛けてきます。

3. No Man's Land [4 Skips D'n'B Remix]

Remix and Additional Production by 4 Skips

高速ビートを畳み掛けてくるアッパーなドラムンベースリミックス。 倖田來未のヴォーカルとコーラス、2種の声がいい味を出す。とにかく疾走感が半端ない。

4. 人魚姫 [N15H vs HEAVENS WIRE D'n'B Remix]

Remixed and Additional Production by Kenichiro Nishi, Shohei Matsumoto

ギターのエッジの効いた鋭い音をぶっ放して、駆け抜けてゆくドラムンべースリミックス。とにかく濃いんだな、この曲がまた。

5. real Emotion [KOZM Remix]

Remixed and Additional Production by Major Dude for KOZM

初期ヒット曲をどっぷり系EDMで聞かせてくるリミックス。 うねうねしたビートに躍動感を感じさせると同時に、疾走感も加えて突き抜けてゆく。

6. Someday [Big Boy Remix]

Remixed by Big Boy of Power 106

バチコン4つ打ちビートをまとっていながらも、意外とさっぱりと聴きやすい仕上がりのリミックスだね。 ラストはヴォーカルをいじくったりしてきました。

7. show girl [DJ E-Man Big Show Remix]

Remixed by DJ E-Man of Power 106

もっさりモヤモヤしたような軽めのビートを携えて、ポップに。 サビパートに入ると、EDMらしいキラキラな雰囲気に変身n。いい具合にバウンスバウンス。

8. TAKE BACK [E-man“106” Remix]

Remixed by DJ E-Man of Power 106

いい感じにエレクトロなテイストを出すデビュー曲リミックス。 クールなハウスベースの4つ打ちチューン。独特の冷たさがスリリングに響き渡り、かっこいいんだ。

9. “Driving Hit's Best”Mega Mix

Mega Mix by Sunset in Ibiza

これまでリリースしたシリーズ作から、ベストなトラック2曲ずつをチョイスして、メガミックス。 でも、なぜこの位置にねじ込んできた?シリーズ作は見事にノンストップなので、ここに入れても確かに違和感はないけれどもね。 ただ、ボーナストラック扱いで入れても良かったんじゃない?

10. Shake Hip! [John Fontein (RE:LABEL) Remix]

Remixed and Additional Production by John Fontein (RE:LABEL)

どっぷりどっぷりビートが押し寄せて濃さを出してくる。倖田來未がカバーして、さらにそれをリミックスという、もう味付けが濃いんだな。 エレクトロ要素満載で、何気に熱いんだ。

11. AT THE WEEKEND [Big Boy LA Weekend Remix]

Remixed by Big Boy of Power 106

どっぷりとしたパートを加えて、軽快かつディープに展開する4つ打ちリミックス。 程よいヴォーカル加工もスパイスに。どっしりどっしりと進行しては、いい橋渡しをしています。

12. Let's Party [KOZM Remix]

Remixed and Additional Production by Lucas Valentine for KOZM

クールなヴォーカルを生かすディープなテイストのEDMリミックスチューン。 バチコンと4つ打ちなビートを畳み掛けては、冷たさを漂わせます。淡々としたテイストが逆にかっこいいんだな。

13. 恋してくて [Dirt South (RE:LABEL) Remix]

Remixed and Additional Production by Dirt South (RE:LABEL)

随分とひねりを加えたビートを投入。バラードナンバーがこんな風に変わるとはね。 「恋しくて」の前半部分だけをサンプリングして始まるから、インパクト大。メロディーパートは普通なのに、サビで大きくひっくり返されたね。

14. Alone [Prog5 Classic Remix]

Remix and Additional Production by Shohei Matsumoto

ここでノンストップが少々切り離されてしまったね。リミックスの方は滑らかハウストラックで、ぐいぐいとビートが押し寄せる。サビパートがかっこいい。 意外とギターの軽やかな音がスパイスになっているかな。

15. One more time, One more chance [Shohei Matsumoto & Junichi Matsuda Remix]

Remix and Additional Production by Shohei Matsumoto & Junichi Matsuda

こちらも一瞬、区切られてしまった感じだね。静かな始まりは、オリジナルを彷彿とさせる。 そこからゆっくりビートが入ってきて、軽やかハウスに変身。やっぱり、バラードとハウスの相性は抜群だね。

16. 愛のことば [AILI's Warmy Remix]

Remix and Additional Production by AILI

オリジナルの優しさを引き立てるように、ラヴァーズロック風味の軽さを出してきました。 まったりまったり、展開するリミックス。心地よさが出ています。

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