album

1st Album『Secret of my heart』● '02/1/11 release

倉木麻衣がMai-K名義で、アメリカでアルバムを発表。 日本での1st Album「Delicious Way」の再構築といいますか、シングルナンバーなどもアレンジを加えて、新たなる魅力で飾ってきました。 歌詞の方もほとんど英語で歌い直しているから、新しい倉木麻衣増が誕生。まさしくMai-Kの世界だね。 トラックの方は、やっぱりR&Bベースで、スムーズに聞かせてくれます。 でも、やっぱり日本で作り出して、アメリカへ輸出したような1枚といった感じかな。 ここまでライトな仕上がりの作品を、はたしてアメリカは受け入れてくれるのか。 ただのリリースという事実を作るための作品ならば、もったいないし、リサーチ不足のアルバムだろうな。 日本デビュー前にリリースされたシングル「Baby I Like」が収録されているので、 倉木麻衣のアメリカリリースをこの1枚でまとめられます。

1. Secret of my heart

Words by Mai Kuraki Music by Aika Ohno Tracked by ZOD

倉木麻衣の3枚目となるシングルナンバーの英語バージョン。 オリジナルよりも、どっぷりとした雰囲気が消え、スムースな展開を聞かせてくれる。 コーラスワークが前面に出てきたサビも、音が集まって力強さはあるんだけれども、濃過ぎず。 程よいR&Bトラックに仕上がったという感じかな。

2. Did I Hear You Say That You're In Love

Words by Jefrey Qwest Music by Tomoo Kasahara

まったりゆったりと聞かせてくれるバラードナンバー。 Mai-Kのヴォーカルが、優しく響き渡る。 トラックの方も、R&Bテイストの打ち込み力があって、メロウです。 心地よいね。

3. NEVER GONNA GIVE YOU UP

Words by Mai Kuraki & M. Africk Music by M. Africk, M. Pessoa & Pery Gayer

倉木麻衣の4枚目となるシングルナンバーを、 どうやらそのまま収録しているみたいですね。 派手さは抑え目のクールなトラックは、このアルバムの中では 若干落ち着いた感じ。

4. Baby I Like

Words and Music by YOKO Black Stone

倉木麻衣が日本でデビューする前に、 なんとUSAでMai-Kとしてデビューを果たした。 なんだか、やっぱりあのアーティストの二番煎じのような感じがしますね。 これまた、昨今のR&Bシーンをそのまま彩った、じっくりと聞かせてくれるナンバー。 上手く歌いこなしているし、隙も見当たらないけれども、 なんだろう、無難にこなしすぎな感じも。

5. Stay by my side

Words by Mai Kuraki Music by Aika Ohno Tracked by ZOD

倉木麻衣の2枚目のシングルとなるシングルナンバーの 英語バージョン。オリジナルよりも、ドラムビートの力が強く、 パワーアップしているね。軽快というか、生き生きしているかのような感じだ。 どこかしら倉木麻衣のヴォーカルも濃さが出ている。 なるほど、こういう流れもあるんだな。

6. Can't get enough ~gimmie your love~

Words and Music by YOKO Black Stone

トラックは基本的にオリジナルと変わらず。 歌詞は95%が英語に。なるほど、こういうトラックは英語詞の方が様になるよね。 クールでかっこいい、倉木麻衣が前面に出てきます。

7. Delicious Way

Words by Mai Kuraki Music by Aika Ohno Tracked by ZOD

大ヒットした倉木麻衣の1st Albumより、タイトルチューン。 全編英語詞になったとともに、トラックの方もアレンジを加えて変身。 オリジナルのような派手さは消えて、軽やかになったという印象。 いい意味で、力が抜けて、あっさりとしているけれども、魅力は残っていますよ。

8. Love, Day After Tomorrow

Words by Mai Kuraki Music by Aika Ohno Tracked by ZOD

倉木麻衣のデビュー曲も英語詞で聞かせてくれます。 結構、大胆に変えてきたトラックに驚き。 軽やか打ち込みビートと、ギターのような音を取り入れては、しなやかな仕上がりだね。 滑らかなんだけれども、もうリミックスに近いくらいに変わり様。

9. Stepping∞Out

Words by Mai Kuraki Music by YOKO Black Stone

日本盤1st Album収録曲を、 ほぼ英語詞で。オリジナルと若干トラックも変わっているけれども、それも半音くらい上がった? なんだか軽くなった雰囲気が漂っていますね。 でも、クールなところはトラックの魔力かな。

10. Baby Tonight ~You & Me~

Words by Mai Kuraki & M. Africk Music by YOKO Black Stone & Tomoo Kasahara

こちらも日本盤1st Album収録曲。 ゆったりバラードナンバーを、倉木麻衣が英語で歌い上げます。 意外と様になっている雰囲気を漂わせる。

11. Baby I Like ~Extacy Vocal Mix~

Remixed by Justin Strauss

ディープなビートとジャカジャカ書き鳴るギターの音をスパイスにしたクラブミックス。 どっぷりしたテイストと、軽やかなテイストを持ち合わせて進行。 そこまで改変していないので、聞きやすいリミックストラックだね。

12. 's All Right ~DJ ME-YA Radical Beart Mix~

Remixed by DJ ME-YA

DJ ME-YAの手により、よりディープなトラックへと変身。 もう、ここまでどっぷりやってもらった方が、インパクトがあっていいよね。 あらためて倉木麻衣のヴォーカルの弱さが浮き彫りになってしまっているような感じもする。 う~ん、難しいな。

Remix Album『Cool City Production vol.3 Mai-K's club side』● '02/4/24 release

倉木麻衣のリミックスチューンを、Cool City Productionからリリース。 てっきり、これまでシングルに収録されていたリミックスをまとめたものかと思いきや、 まったくの別物。 国内外のトップリミキサーたちが、倉木麻衣の楽曲をクラブテイストにリミックスした全10曲を収録。 ハウスやドラムンベース、2STEPなど、様々なサウンドを使っては、倉木麻衣の新たな世界を作る。 まぁ、ヴォーカルパートが抜き取られて、本当にサウンドを楽しむようなトラックが主だね。 倉木麻衣の楽曲といえども、 所詮はリミキサーにとって道具の1つに過ぎなかったのだ。 めくるめくサウンドに変わった、倉木麻衣のトラックを堪能せよ。

1. Stay by my side (Schweitzer mix)

Remix & Additioal Production by Schweitzer

めくるめく音の波に飲み込まれそうになるトラック。 4つ打ちビートに乗せて、キーボードの音が縦横無尽に飛び交う。 オリジナルの陰もすっかり消えたし。ダブのようにヴォーカルもちょこっと登場するくらいかな。

2. Come on! Come on! (Miguel Graca mix)

Remix & Additioal Production by Miguel Graca (Bambay records)

もっさり4つ打ちビートを軽やかに打ち込むリミックスチューン。 全体的に淡々としていて、味気ない雰囲気があって、面白さはあまり感じられないかな。 ヴォーカルは薄く入っているだけ。

3. Frozen sea (Jaffa remix)

Remix & Additioal Production by Jaffa (Nude recordings)

アングラ感を漂わせては、ディープな海を表現するリミックス。 しかし、所々でメロディアスに表現してくるし、 倉木麻衣の囁きヴォーカルをうまく使っているので、なかなかクールな仕上がりだね。 このリミックスはありの方向。

4. Did I Hear You Say That You're In Love (Tapani Remix)

Remix & Additioal Production by Tapani Tolpanniemi (Brique Rouge)

軽やかハウスであっさり仕上げたりミックス。 倉木麻衣のヴォーカルも、浮遊感を出すようにサンプリングのように投入。

5. Delicious Way (M-oZ mix)

Remix & Additioal Production by M-oZ

まさかの小澤正澄リミックスは、 ピコピコ飛び交う2STEPで来たもんだ。倉木麻衣のコーラスをうまく使って、 軽やかに。ただ、あまりに重ねすぎると、ちょっと不気味に聞こえたりも。 サビのパートは鮮やかに仕上がっています。

6. Can't get enough ~gimmie your love~ (Kut N'paste Dubfilter remix)

Remix & Additioal Production by Kut N'paste (serial records)

シャカシャカビートでキレを出す4つ打ちクラブミックス。 後はもう、リミキサーの手のものだね。 フロア向けの踊れるトラックで、オリジナルの陰も形も、まったく見えずに様変わり。

7. happy days (Recue mix)

Remix & Additioal Production by Hash (Neo reality)

オリジナルのヴォーカルを上手く使用してた、 軽やか2STEPリミックス。結構、リミックスらしさを出しているけど、 聞きやすいね。

8. Brand New Day (Cay Taylan mix)

Remix & Additioal Production by Cay Taylan (Couch records)

もっさりもっさり、淡々と進行するトラック。 倉木麻衣のヴォーカルも、トラックに合わせて淡々と聞こえる。 激しさは無く、全体的にゆったり落ち着いた雰囲気だね。

9. Winter Bells (Fellowship Secret Remix)

Remix & Additioal Production by D. Hickey / Courtesy of defunked

軽やかドラムンベースは、あっさりなリミックス。 でも、オリジナルの色が見えなくて、まったくの別物だね。

10. Start in my life (WSFF 2012 Remix)

Remix by World Supreme Funky Fellows 2012

妖しさ漂うどっぷりビートと、 アングラ感を出すディープなダブミックス。 ちょっとレゲトンのような、心地よさもあったり。

Remix Album『Cool City Production vol.4

Mai-K“Feel fine!”Remixes and Movie』● '02/10/23 release

Cool City Productionによる作品集第4弾は、 倉木麻衣のシングル「Feel Fine!」にスポットを当てたリミックス集。 これまた国内外のクリエーター達が、 こぞって様々な「Feel Fine!」を作り上げた。 ハードなハウストラックだったり、ジャングルのような 高速ビートをかましたりと、様々な姿を見せる聞かせる楽しませる。 今作では、CD-EXTRAとしてVJの映像を収録するなど、まさしくクラブ向けの作品となっております。 正直言えば、もっとリミックスを聞きたかったね。

1. DJ ME-YA's strong passion mix

Remix & Additioal Production by Schweitzer

DJ ME-YAによるリミックスは、 ドラムンベースを彷彿とさせるどっぷりビートが宙を舞うトラック。 オリジナルの熱をそのままに、結構聞きやすくまとまっている感じだね。

2. M-oZ club mix

Remix & Additioal Production by Miguel Graca (Bambay records)

ビートが炸裂するアッパーなりミックス。 小澤正澄も、次から次へと変化球を投げてくるよね。 トランシーなハードハウスのトラックが攻めてきます。

3. Tech Riders mix

Remix & Additioal Production by Jaffa (Nude recordings)

エレクトリックなボコスカビートを打ってくるリミックス。 ヴォーカルはほとんど入ってこないので、 フロア型の様相を見せるけど、あまり面白さは感じられないな。

4. DUNE remix

Remix & Additioal Production by Tapani Tolpanniemi (Brique Rouge)

ジャングルビートを畳み掛けてくるリミックスチューンは、 こういうトラック自体が久しぶりで、なんだか新鮮に感じるね。

5. Bootee's club mix

Remix & Additioal Production by M-oZ

ハウスビートのようなトラックが軽快に進行。 でも、全体的にクールでちょっと妖しさが漂っているトラック。 魅せる聞かせるナンバーだね。

movie track. VJ AMY's movie and more

Remix & Additioal Production by Kut N'paste (serial records)

映像を切り刻んだり、編集で鮮やかになったり、 チカチカ光り輝いたりと、眩しいVJ。曲調に合っているから、成り立つけれども、 オリジナルバージョンと合わせていたらきつかったかもな。カラフルポップで渦巻く。

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