album

1st Album『Emergency on Planet Earth』● '93/6/14 ('93/6/24 on Japan) release

Jay Kay率いるUKバンド、Jamiroquaiの記念すべき1枚目のアルバム。意味深なアルバムタイトルとは裏腹に、クールなアシッドジャズをベースにして、ファンキーな音で魅了して来ます。 なるほど、「When You Gonna Learn」や「Too Young Too Die」で聴かせてくれたようなポップさやキャッチーさを踏まえつつ、 自由気ままに歌うJay Kayのヴォーカルが印象的だねぇ。そして、やっぱり音がとてもかっこいいんだよ。コアなベース、かき鳴るギター、 そして暴れっぷりがたまらないブラスセクションと、本当に1枚目のアルバムなのかと不思議に思ってしまうくらいに、かっこいい音をぶつけて来ます。 このアルバムからは、「Blow Your Mind」やタイトルチューン「Emergency on Planet Earth」などもシングルカットされ、 Jamiroquaiを色々な角度から味わい尽くせます。特に後半の2曲は、10分近く、たっぷり濃厚に聴かせてくれるんだ。

1. When You Gonna Learn (Digeridoo)

(J K) Produced by J K Strings arrangement:Gavin Edmonds

イントロで、ブワワワーンと、アボリジニの楽器、Didgeridooの音が響いた後は、軽快なファンクトラックで、ポップに聴かせてくれるクールなミデッィアムチューン。 グルーヴィーナ音にブラスも吹き荒れつつ、盛り上げて来ます。そして、Jay Kayのヴォーカルは、自由度が高く、華麗に舞います。

2. Too Young Too Die

(J K / T Smith) Produced by J K / T Smith

イントロの弦楽が美しいね。そこから一気にファンクモードに入って、器用に歌っている様子が伝わって来ます。 Jay kay、さすがかっこいいね。スキャットモドビ出すように、楽しく歌っています。とにかく濃厚な間奏のブラスに持って行かれますがね。ゆったり6分。

エディットバージョンは、3分半にギュッと凝縮。それゆえ、オリジナルに比べると、あっという間だね。

3. Hooked Up

(J K / T Smith) Co-produced by J K and Mike Nielsen

濃い音で魅了するジャズファンクな1曲。軽やかに展開するけれども、結構ガッツリと演奏は響きます。

ちなみに、シングル「Blow Your Mind」収録バージョンは、インストです。

4. If I Like It, I Like Do It

(J K / N Van Gelder) Co-produced and mixed by J K and Mike Nielsen

瑞々しく、流れるように音を聞かせてくれます。Jay Kayも軽快なヴォーカルで器用に響かせます。 そんな中でも、パンチの効いたブラスが健在。ファンクでソウルな1曲。タイトル通りに、これが好きなことなんだろうね。

5. Music Of The Mind

(J K / T Smith) Co-produced and mixed by J K and Mike Nielsen Strings written and arranged by J K / Jono

鳥のさえずりやパーカッションの音から、少々南国テイストを醸し出すインストチューン。 ゆったりビートとともに、添えられるブラスの音も心地よく、リラックスタイムに持ってこいな1曲。 ゆったりまったり、ファンクテイストも少々抑えて。その後はアップテンポにチェンジ。躍動感を出して、弾んでいます。

6. Emergency On Planet Earth

(J K / T Smith) Co-produced and mixed by J K and Mike Nielsen Strings written and arranged by J K / T Smith / Jono

アルバムのタイトルチューン。躍動感のあるファンクなサウンドと、イキイキしたJay kayのヴォーカルが響きまくります。 随分と弾けたポップチューンで、ぐいぐいと引き込まれます。ベースの音もブンブン、響いいています。

シングルエディットはイントロでストリングスが緊迫感を表現。ただ、トータルは3分半、オリジナルよりも30秒ほど短いです。

7. Whatever It Is, I Just Can't Stop

(J K) Co-produced and mixed by J K and Mike Nielsen

イントロから濃い音で魅了して来ます。軽快なJay Kayのヴォーカルが舞う小粋なファンクチューン。 ギターの音も濃いし、ベースの音もブンブン唸る。さらにブラスも効果を発揮させ、盛り上げてくる。なるほど、クールでかっこいいよね。

8. Blow Your Mind

(J K / T Smith) Co-produced by J K and Mike Nielsen

小粋でリズミカルなジャズファンクチューン。軽快でスタイリッシュに。Jay Kayのヴォーカルも程よく挿入されては、このヴァイヴスに乗るようにゆったりと。 ホーンの音が、やっぱりいい感じ。2部構成で、後半はインストでじっくり堪能できます。

Radio Editは、後半のインストパートをガッツリとカット。歌パートだけを凝縮して聞かせてくれます。

9. Revolution 1993

(J K / T Smith) Co-produced and mixed by J K and Mike Nielsen Strings written and arranged by J K / Jono

パカパカ軽やかドラムと、ブーンと入ってくるベースの音で、かなりクールなJamiroquai。 アグレッシヴなパーカッションにホーンも加わっては、かなり濃厚なファンクチューンが展開。さらに、途中でフルートが優雅な音色を添えて来て、より一層アグレッシヴに。拍車がかかって来ます。 さらにトランペットも加わって、ムードを作ってくるんだな。

10. Didgin' Out

(J K / W Buchanan) Co-produced and mixed by J K and Mike Nielsen

どっぷりゆったりとした音を聴かせるインストチューン。 ここでも、アボリジニの楽器、Didgeridooが大活躍。それゆえ、「Didgin'」なんだね。不思議な空間へと誘う。

2nd Album『The Return of the Space Cowboy』● '94/10/17 ('94/11/3 on Japan) release

Jamiroquaiが帰って来た。大ヒットした1st Albumから、さらに音幅を広げて、アシッドジャズやソウル、ファンク以外にも、ラテンサウンドをかじったり、随分と楽しいね。 それでいて、中身はとても濃く、このアルバムからは「The Kids」や「Half The Man」など、4枚ものシングルをカットし、どの曲もJamiroquaiらしさを出しては、ヒットを記録。 そのほか、ゲキ渋ナンバーやスローチューン、インストなどもあって、よりどりみどり。特に、8分やら10分やら、長い曲があるのに全く長さを感じさせないほどに魅了して来ます。 飽きさせないところはさすがだね。そして、相変わらず軽やかに歌うJay Kayのヴォーカルに惹かれます。このアルバムを経て、次の作品で大きく化けると思うと、 この作品もかなり面白さが出て来ます。 日本版はボーナストラックを1曲収録。

1. just another story

written by kay / smith Produced and arranged by J K

Jamiroquaiの逆襲。前作「Emergency on Planet Earth」から約1年半。 2枚目のオリジナルアルバムのオープニングを飾るナンバーは、スペイシーな風味を加えるシンセの音もさることながら、やはり醍醐味であるファンクサウンドで魅了させる始まり。 そして、グルーヴィーな音に変身しては、スクラッチプレイも入れて、よりクールに。味付けを濃くして、楽しませてくれるナンバーは、いきなり8分半超えですよ。

2. stillness in time

written by kay / smith Produced and arranged by J K

おしゃれで軽やかなジャズファンクを聴かせては、ハイトーンヴォーカルを器用に操るJay Kayが舞う1曲。 少々ラテンの熱も感じさせるから、おしゃれに展開。間奏では、フルートが優雅に舞って聴かせてくれるんです。 ラストでは、まるでジャムセッションなヴォーカルを自由に披露するテイスト。

3. half the man

written by kay / smith Produced and arranged by J K

Jamiroquaiにしては、随分とマッタリとしたミディアムナンバーを聴かせてくれます。 メロウで、なんだかうっとりさせてくれるリズムに包み込まれるようだね。ギターの音色も優しく、全体的に淡さが滲み出ています。 こういう、ちょっとジャズやファンクから離れたJamiroquaiも面白さがありますね。

アルバムからシングルカットされた際のシングルエディットは、約3分半。オリジナルよりも1分ほど短く、魅力をぎゅっと凝縮しています。

4. light years

written by kay / smith Produced and arranged by J K

「Light Years!」と、Jay Kayの言葉が飛び出して始まるファンクチューン。とにかく濃厚なベース音に全てを持って行かれる感じだね。 そして、中盤からは軽快にポップに展開。ブラスもいい感じに弾んでいます。そして、サビの「Now I got sunshine in my life」という言葉がキャッチーに飛び交います。たっぷり約6分。

シングルエディットは、4分にまとめられています。

5. manifest destiny

written by kay / smith Produced and arranged by J K

まったりとした味付けのイントロに酔いしれる1曲。ベースの音がゆったりと響いていて、心地よいね。 Jay Kayのヴォーカルが入って来てからは、ジャジーなテイストでクールに展開していきます。 そして、サビで音が鮮やかになっては楽しさが出ているね。ブラスもいい効果を発揮しています。

6. the kids

written by kay / smith Produced and arranged by J K

Jay Kayが、とにかく言葉を畳み掛けてくる。これでもかというくらいに、言葉が押し寄せると同時に、 ファンクでスタイリッシュな音をぶつけてグルーヴィーに展開。かっこいいね。全世界のキッズが、この曲でさらに熱くなるかのような、勢いが出まくっています。

7. mr moon

written by kay / smith / zender Produced and arranged by J K

イントロから軽やかに。弾むパーカッションと踊るベースにノックアウトなファンキーグルーヴチューン。 イキイキしたJay Kayのヴォーカルがポップに広がるナンバーです。ドリーミングな歌詞もポイント。オシャレなJamiroquaigあさらにおしゃれに聴かせてくれます。

8. scam

written by kay / zender Produced and arranged by J K

イントロがスタイリッシュで、鋭さと繊細さを出した後は、アップテンポのファンクジャムで聴かせてくれるクールな1曲。 Jay Kayのヴォーカルにエフェクトをかけては、ヴォーカルもサウンドの一部と化すようだ。

9. journey to arnhemland (instrumental)

written by kay / buchanan / smith Produced and arranged by J K

ファンキーな音をたっぷりと味わるインストチューン。どっしりとした音をリズミカルに奏でては、より一層グルーヴィーに。 派手さを抑えて音の魅力を伝えてくる。

10. morning glory

written by kay Produced and arranged by J K

ゆったりと静かに聴かせてくれるスローチューン。濃い音がドリーミングに広がっていきます。 そこに甘くメロウなJay Kayのヴォーカルが加わって、じっくりと聴かせてくれるバラードが展開。朝の心地よさ、眩しさがそのまま音に表れているね。

11. space cowboy

written by kay Produced and arranged by J K

アルバムの核を担うナンバー。軽やかでスムースな音でクールでおしゃれ。前に出てくる感じではないのに、存在感のある音とヴォーカルで魅了して来ます。 ジャジーな音もとっても味わいがありますね。Jay Kayも楽しく自由気ままに歌を聴かせてくれる6分半です。

シングルエディットは3分40秒にぎゅっと凝縮。

12. space cowboy (stoned again)

リプライズ的な1曲の位置づけ。日本版のボーナストラックです。大きな変化はそこまでないかな。 より一層、Jay Kayのヴォーカルが自由になった感じ。間奏では濃い音でセッションな雰囲気を演出。どちらかといえば、後半のセッションを楽しむような曲。

3rd Album『Travelling Without Moving』● '96/9/9 ('96/9/11 on Japan) release

1st、2ndとヒットを続けるJamiroquaiの、2年ぶりとなる、3枚目のオリジナルアルバム。何はともあれ、冒頭の「Virtual Insanity」のおしゃれセンスな味付けと、床を滑るPVのインパクトが、 見事にヒットへとつながりました。そのほか、「Cosmic Girl」や「Alright」など、シングルカットされたナンバーもあるけれども、やはり下地にあるアシッドジャズやファンク、 ソウル、そしてラテンのテイストを器用に操るバンドだなと再確認。 高らかなヴォーカルを聴かせるJay Kayのインパクトが強いけれど、どの曲も、やっぱりJamiroquaiらしさが伝わってくるね。 久しぶりにアボリジニの楽器、Digeridooを使ったインストナンバーも登場し、様々なアプローチを仕掛けて来ます。移動しない旅行。 イマジネーションでJamiroquaiがフューチャリスティックな世界へと導き出して来ます。 見事なまでに想像を掻き立てられるね。全編から伝わってくるおしゃれなテイストに、酔いしれる1枚です。 日本版には、m-BEATと共演したドラムンベースチューンをボーナストラックとして収録。こちらも、まさか高速アッパービートに仕上げて、Jay Kayが歌いまくるのには驚いた。

1. Virtual Insanity

(Kay / Smith) Co-produced by Jay Kay & Al Stone for SSO Arranged by Jay Kay

これぞJamiroquaiな、ジャイーデポップな1曲。器用に歌いこなすJay Kayのヴォーカルが曲中を舞う。 1990年代の半ばで、すでにヴァーチャルな世界を歌うセンスがかっこよかったね。中盤でのちょっと抑えめチルアウト的展開に酔いしれながら、再びバンドサウンドでガツンと聴かせる流れです。 ストリングスの効果も絶大だね。もはやJamiroquaiの代名詞。床を滑るPVも話題になったね。

シングルエディットは、オリジナルよりも約1分半ほど短いエディットバージョンをメインに。

2. Cosmic Girl

(Kay / McKenzie) Co-produced by Jay Kay & Al Stone for SSO Arranged by Jay Kay

大ヒット街道爆走中のアルバム「Travelling Without Moving」からの2nd Single。 ディスコティークな音づかいで、ポップに聴かせるダンスチューンです。 そこにJamiroquaiなおしゃれセンスを加えて、ストリングスが踊る1曲。グルーヴよろしく、ミラーボールがお似合いですね。

3. Use The Force

(Kay / Smith / McKenzie / Akingbola) Co-produced by Jay Kay & Al Stone for SSO Arranged by Jay Kay

いきなり入って来た音がラテンだったから、びっくり。サンバテイストで盛り上がっていながらも、おしゃれなアシッドジャズ要素も盛り込んで、 クールな熱を届けてくれるナンバーです。かなりアグレッシヴな音で、熱を伝えて来ます。

4. Everyday

(Kay / Smith / Zender) Co-produced by Jay Kay & Al Stone for SSO Arranged by Jay Kay

前曲から一転、じっくりゆったり、スローテンポで聴かせてくれるバラードチューン。 濃い音使いなのに、どこかしらメロウ。繊細なストリングスが入って来ては、しなやかさを演出。器用に聴かせてくれるJamiroquaiの世界です。

5. Alright

(Kay / Smith) Co-produced by Jay Kay & Al Stone for SSO Arranged by Jay Kay

ファンクグルーヴ炸裂のミディアムチューンは、好調アルバム「Travelling Without Moving」から、3枚目のシングルとしてカットされたナンバー。 派手さはそこまでないけれども、演奏がしっかりとしていて、Jamiroquaiのバンドとしての業が光るトラックだね。

シングルエディットはイントロがカットされて、3分40秒にまとめられています。

6. High Times

(Kay / Smith / Zender / McKenzie) Co-produced by Jay Kay & Al Stone for SSO Arranged by Jay Kay

ダークな音使いで、カラッとおしゃれなJamiroquaiがクールに攻めの姿勢を見せるグルーヴチューン。 意表を突くアシッドジャズセンスをさらに深化させて、Jamiroquaiのセンスをうまく輝かせる1曲です。

7. Drifting Along

(Kay / McKenzie / Katz / Zender) Co-produced by Jay Kay & Al Stone for SSO Arranged by Jay Kay

なんとレゲエですよ。Jamiroquaiとレゲエって、あまり結びつかないけれども、 新境地だね。Jay Kayのハイトーンヴォーカルも華麗に舞っては、心地よさを届けるミディアムチューン。

8. Didjerama

(Kay / Buchanan / McKenzie) Co-produced by Jay Kay & Al Stone for SSO Arranged by Jay Kay

久しぶりにアボリジニの楽器、Digeridooを使用したインストナンバー。 独特の歪みを生み出しては、頭の中を駆け巡っていきます。どっしりどっしり。のっしりのっしり。圧をかけてくるように、聴かせるナンバーです。

9. Didjital Vibrations

(Kay / Buchanan / Zender) Co-produced by Jay Kay & Al Stone for SSO Arranged by Jay Kay

こちらも、同じくDigeridooを使ったインストナンバー。 アコースティックギターを奏でて、心地よさを出すグルーヴチューン。まったりとしていながらも、独特の濃さを出し、ガツンと聴かせてくれます。

10. Travelling Without Moving

(Kay) Co-produced by Jay Kay & Al Stone for SSO Arranged by Jay Kay

アルバムのタイトルチューン。アクセル全開で始まるオープニングは、さすが車好きのJay Kayならでは。 その後はアグレッシヴなドラムビートで熱く燃え上がるファンクチューン。ベースの動きがとにかくたまらない、勢いは出まくっていますね。

11. You Are My Love

(Kay) Co-produced by Jay Kay & Al Stone for SSO Arranged by Jay Kay

オープニングからブラスが華やぎ、Jay Kayもダイナミックなヴォーカルで魅了してくるジャズ/ファンクチューン。 サビに差し掛かると、甘くメロウなテイストを加えて、まったりと聴かせてくれる流れです。このバランスがおしゃれだね。

12. Spend A Lifetime

(Kay / Smith / Zender) Co-produced by Jay Kay & Al Stone for SSO Arranged by Jay Kay

ゆったり聴かせるバラードナンバーで、アルバムを締め。 甘くまろやかなJay Kayのヴォーカル。随分とシンプルに君への思いを語っているね。ストリングスがぐっとこの曲の世界を盛り上げて来ます。美しきナンバーです。

13. DO U Know Where You're Coming From (featuring m-BEAT)

(Kay / Smith) Produced & arranged by M-Beat

Jamiroquaiが、まさかドラムンベース?イントロがメロウだったけれども、そこからはどっぷりとしたビートをぶち込んでくるトラック。m-BEATとのコラボナンバーで、 Jamiroquaiの新たな世界を聴かせてくれる。そして、Jay Kayのふわっと軽めのヴォーカルが心地よさを引き立たせます。なかなか面白い1曲だね。

Secret Track. Funktion

シークレットトラック。Jay Kayの笑い声で始まり始まり。随分とマイクとヴォーカルの距離が近いかな。 カウベルのような音が軽快さを出すファンクチューンです。ノリが出ているね。

4th Album『Synkronized』● '99/6/8 ('99/6/7 on Japan) release

大ヒットした前作アルバム「Travelling Without Moving」から約3年。Jamiroquaiが4枚目となるアルバムを放ってきました。 今作もかなり強力なファンクグルーヴと放ちます。さらにディスコな要素も加えて、とにかく踊らせてくれるね。先行シングルにもなったアップチューン「Canned Heat」でも、 踊れと言わんばかりに「Dance!」とノリノリにさせてくれます。シングルには、そのほかストレートなファンクチューン「Supersonic」や、 ミディアムスローのグルーヴチューン「Black Capricorn Day」、アルバムのラストにも配された「King For A Day」などを収録。 そのほか、ダンスありポップあり、ロックありインストありと、様々なサウンドで虜にさせてくれるJamiroquaiです。Jay Kayの勢いが止まらないね。 日本版は、ボーナストラックを1曲収録。こちらはインストなんだけれども、かなりグルーヴィー。

1. Canned Heat

Written by Jay Kay produced by Al Stone for SSO productions and J arranged by J lyrics by J

4枚目のアルバム「Synkronized」からの先行ナンバーは、うねるベースにのめり込むダンスな1曲。 グルーヴィーなファンクポップで、ストリングスも加わってはゴージャスに飾ってくる。そして、ノリの出まくるJay Kayのヴォーカルが縦横無尽に響きまくります。 とにかくサビがキャッチーなんだな。7”Editバージョンは3分45、Radio Editバージョンは3分20と、コンパクトに収めてきた。

2. Planet Home

Written by Jay Kay / Toby Smith produced by Al Stone for SSO productions and J arranged by J lyrics by J

ディープなビートをクールに。どこかしらアフリカンなテイストも加えては、リズムを感じさせるトラック。 クールでいて¥、そしてグルーヴィーに展開するんです。

3. Black Capricorn Day

Written by Jay Kay produced by Al Stone for SSO productions and J arranged by J lyrics by J

これぞJamiroquaiなファンクチューン。ベースの太い音や、ブラスの弾んだ華やかな音に乗せて、自由気ままなスタイルで歌を決めるJay Kayがかっこいいね。 とにかくゴリゴリな音。もうね、クールなんだよね。そして、アルバムからは3枚目のシングルとしてカット。魅力を凝縮したRadio Editは約4分。

4. Soul Education

Written by Jay Kay / Toby Smith produced by Al Stone for SSO productions and J arranged by J lyrics by J

タイトルそのままに、ファンクでソウルでヒップでポップな1曲。これまでのJamiroquaiをさらに助長させたような1曲で、軽やかなカッティングギターもいい感じに響き渡る。 サビではベースのうねりが気持ちいいんだ。

5. Falling

Written by Jay Kay / Toby Smith produced by Al Stone for SSO productions and J arranged by J lyrics by J

メロウな1曲。しっとりテイストがありますが、バンドのサウンドはクールなファンクポップを演出。 僕には君しかいない。君一筋な主人公な歌です。

6. Destitute Illusions

Written by Jay Kay / Toby Smith / Derrick McKenzie produced by Al Stone for SSO productions and J arranged by J lyrics by J

インストナンバー。これまたグルーヴィー。クールなんだけれども、妖しさとアングラ感が一緒になって届けられる。 さすがはJamiroquaiな味わい深く、とっても深く。とにかくセッションな味も感じさせるクールなトラックです。

7. Supersonic

Written by Jay Kay produced by Al Stone for SSO productions and J arranged by J lyrics by J

グルーヴィーで妖しげなビートを放つファンクチューン。Jay Kayのヴォーカルにエフェクトをかけては、まずまずの妖しさと心地よさをぶつけてくる。 そこにJamiroquaiならではのDigilidoを加えては、スパイスに。 Radio Editは、1分半ほど短くなっています。この曲をシングルカットするとは、余裕の現れだな。

8. Butterfly

Written by Jay Kay / Toby Smith produced by Al Stone for SSO productions and J arranged by J lyrics by J

これまた、メロウでクールな1曲。音がまた瑞々しくて、かっこいいね。ストリングスも加わっては、スタイリッシュに。静かに聞き入ってしまうね。

9. Where Do We Go From Here?

Written by Jay Kay produced by Al Stone for SSO productions and J arranged by J lyrics by J

ウキウキワクワク、グルーヴィーなソウルチューン。頭ではトランペットも登場して、なかなかいい味を出すアップテンポなトラック。 進行するにつれては、どんどんと引き込まれてゆく。様々な変化をぶつけてくるわけだ。

10. King For A Day

Written by Jay Kay / Toby Smith produced by Al Stone for SSO productions and J written and arranged by Simon Hale lyrics by J

キラキラするピアノの音。そして、ストリングス。ドラマティックな様相も見せるアルバムの締めナンバー。 進むにつれて、音が厚くなっていっては、ゴージャスに。なかなかの力強さを放つミディアムチューン。

11. Getinfunky

Written by Toby Smith produced by Al Stone for SSO productions and J arranged and produced by Toby Smith lyrics by J

ファンキーグルーヴな1曲は、バンドの持てる業を駆使したインストチューン。ピコピコなSEを加えたりしてノリを出してきます。 それでいてアグレッシヴに。時に鋭く分厚く流れ込んできます。

5th Album『A Funk Odyssey』● '01/9/3 ('01/8/29 on Japan) release

Jamiroquai、通算5作目のアルバム。さらに旅を続けるかの如く、様々なサウンドを積極的に取り入れては、魅力を増してきました。 特に、シングルにもなった「Corner of the earth」など、ゆったりボサノヴァサウンドを持ってくるとは、いやはや意外、驚きだたったな。 そのほか、いつもながらにグルーヴィーでファンキーなトラックをドロップ。特に第1弾シングルにもなった「Little L」でも聴かせてくれたように、これぞディスコな4つうちグルーヴで楽しませてくれる。 続く「Love foolosophy」「You give me something」など、シングルもたくさんカット、ヒットしては、Jamiroquaiがありとあらゆる力を出して魅了してくるんだ。 Jay Kayがいつも以上に軽やかに聞かせてくれますよ。日本版はボーナストラックを2曲収録。なぜかこのタイミングで、あの「Deeper underground」を収録ときたもんだ。

1. Feel so good

Written by JK and Smith Produced by JK and The Pope

アルバムのオープニングを飾るナンバー。スペイシーなSEで幕開け。そして、グルーヴ迸るディスコファンクな1曲です。 いきなり踊らせてくるんだ、まさしくFeel so goodなナンバーだね。アルバムのタイトルの如く、どこかへ旅するようなテイストも感じさせます。

2. Little L

Written by JK and Smith Produced by JK and The Pope

5枚目のアルバムからの先行ナンバー。ずばりファンクなディスコソウル。グルーヴィーな腰打つビートと華麗なストリングスが合わさっては、 夢のようなキラキラフロアへと連れて行ってくれるJamiroquaiです。一緒にステップを踏んで、手拍子したくなるようなナンバーだね。超絶キャッチーだし、ノックアウトですよ。

3. You give me something

Written by JK, Harris and Fyffe Produced by JK and The Pope

珍しくF.I.してきては、グルーヴを放つファンクポップな1曲。軽やかギターもおしゃれに。 そして、伸びやかなJay Kayのヴォーカルも生き生きと広がる。超絶キャッチーというわけではないけれども、軽やかに引き込んでくれる力はあるね。中盤のストリングスも力強い。

4. Corner of the earth

Written by JK and Harris Produced by JK and The Pope

映画のようなオープニングに一気に引き込まれる。歌が始まると、ボサノヴァだからびっくりだ。読めない展開に、楽しませてくれるJamiroquaiです。 地球規模の歌詞もダイナミックに広がりながら、ゆったりまったりと聞かせてくれるナンバーが心地よいね。次なるステージの予感を感じさせる1曲。

5. Love foolosophy

Written by JK and Smith Produced by JK and The Pope

アップテンポのダンクチューン。これまた、グルーヴィーでノリが出ているので、腰打つビートがたまらなくかっこいいトラックだ。 かき鳴るギターもいい感じのJay Kay。フロアでも映えるようなトラックだよね。キャッチーでノリがあって、さらに勢いよく腰を打ってくる。 まさしくJamiroquaiな1曲だね。さらには、シングルカットされては、勢いに乗るナンバーでもあります。

6. Stop don't panic

Written by JK, Harris and Fyffe Produced by JK and The Pope

イントロからギターはエッジを効かせてきたけれども、歌が入ってくると、一気にディープな世界へ。 アングラファンクと言わんばかりに、濃い音を放ってくるナンバーです。それでいて、クールさたっぷりに歌いこなすJay Kayがかっこいい。

7. Black crow

Written by JK, Harris and Fyffe Produced by JK and The Pope

アコースティックギターの調べ。美しさと優しさを放出するバラードナンバー。しっとりと、それでいて次第に華やかに聞かせてくれるナンバー。 Jay Kayのヴォーカルも清々しく響き渡ります。2番サビからは、音に厚みが加わったね。

8. Main vein

Written by JK Produced by JK and The Pope

ストレートにファンクチューン。そして、アグレッシヴなビートを加えては、力強く仕掛けてきます。 激しさたっぷりに、後ろで響き渡るBeverley Knightのコーラスがまた、熱を出してくるね。

9. Twenty zero one

Written by JK Produced by JK and The Pope

サイバーロックな感じで、なかなか今までになかったJamiroquaiを味わえる1曲をドロップ。 そこにデジタルサウンドもぶつけてきて、妖しさと爽快感がぶつかるナンバーです。後半の濃さもたまらないね。

10. Picture of my life

Written by JK, Harris, Smith Produced by JK and The Pope

再びボサノバナンバー。Jay Kayの清々しいヴォーカルに加えて、ストリングスも美しく入ってくると、なんだかとっても美しい1曲の誕生だ。 さらにコーラス、そしてピアノの音も加わっては、なんだか心地よさMaxですね。

Secret. So good to feel real

Written by JK, Harris Produced by JK and The Pope

軽やかなファンクグルーヴ。シャカシャカなビートと軽快なJay Kayのヴォーカルがどこまでもfeel so goodな雰囲気がいいね、Yeah Yeah。 ララらとか、もう何も考えないで歌って踊るような感じです。

11. Do it like we used to do

Written by JK, Smith, Harris, Fyffe, McKenzie, Akingbola Produced by JK and The Pope

高速ビートで聞かせてくれるファンクチューン。バンドの音にさらにストリングスの音も加わって、かなり激しく。 それでいて、クールなんだな。歌が始まると、Jay Kayがノリノリで歌っているようで、楽しさが伝わってくる。7分半、この勢いで駆け抜ける。

12. Deeper underground

Written by JK, Smith Produced by JK

Jay Kayの「アウ!」というシャウトから始まるナンバー。なんと、あのアメリカ版「ゴジラ」の映画主題歌に起用という、すごいんだJamiroquai。 低音ベースの音がディープでドープに響き渡るグルーヴチューン。ポップというよりか、侵食してくるような感じで、じっくりと聞かせてくれますね。 Radio Editはオリジナルのイントロをカットして、さくっと聞かせてくれます。

6th Album『Dynamite』● '05/6/30 ('05/6/15、'05/10/26 on Japan) release

Jamiroquaiのアルバムも6枚目。何が驚きかって、1st Singleになった「FEELS JUST LIKE IT SHOULD」のゴリゴリで濃い音ですよ。 今までの流れで、ディスコファンクな路線を続けてきては、ポップでのノリノリな曲を放つかと思いきや、困難いディープでドープな音のナンバーを持ってくるとはね。 でも、中身の方は、意外とメロウな曲があったり、4つ打ちな曲があったり、バラードがあったりと、いろいろなサウンドを聞かせてくれる。 これぞJamiroquaiなサウンドを放っては、安心させてくれる面も出てきます。何はともあれ、Jay Kayが今やりたいことを見事に表しているのかな。 日本版はボーナストラックを1曲追加。さらに、来日を記念した特別版も登場して、DVDをつけての再リリースときたもんだ。

1. FEELS JUST LIKE IT SHOULD

(Kay) Produced & Mixed by Mike Spencer

ゴリゴリどしどし、アルバムからの1st Singleは、随分と濃い目のファンクロック。 ノリノリポップな要素を排除して、とことん濃いJamiroquaiを聞かせてくれるミディアムチューン。 ヘビィでパンチがあって、これが今のJamiroquaiなんだとヒシヒシと伝わってくるね。ちなみにベースの音は、Jay Kayのヴォーカルを加工したものなんだって。

2. DYNAMITE

(Kay / Johnson) Produced by JK and Mike Spencer

小粋なファンクチューン。うねるベースのラインに、どんどんと呑み込まれてゆくアルバムのタイトルチューンです。 とにかくグルーヴィー。これまでのJamiroquaiをパワーアップさせたようなトラック。これはもう、フロアで踊るしかない曲だね。

3. SEVEN DAYS IN SUNNY JUNE

(Kay / Johnson) Produced & Mixed by Mike Spencer

これまたおしゃれ要素たっぷりに聞かせてくれるミディアムナンバー。メロウなメロディラインで、A.O.R.のような雰囲気を届けてくれる。 Jay Kayのヴォーカルの清々しさ、アコギの爽やかさで包み込まれる気持ち良さが広がります。

4. ELECTRIC MISTRESS

(Kay / Harris / Johnson) Produced & Mixed by Mike Spencer

グルーヴィーなダンスポップチューン。うねるベースラインとアップテンポのビートが加わっては、とにかくノリノリなトラックに仕上がりましたね。 タイトルそのまま、エレクトリックな味わいを出しては、腰を動かしてきます。

5. STARCHILD

(Kay / Harris / Johnson) Produced & Mixed by Mike Spencer

ファンキーな音で楽しませるナンバー。やっぱり、この曲ではキーボードの音がポイントになるね。 そして、気持ち良く広がるストリングスの音が、タイトルそのまま表すようだ。Jay Kayのヴォーカル、コーラスも加わって、キラキラ度を増す。いやぁ、これぞJamiroquaiだね。

6. LOVE BLIND

(Kay / Harris / Johnson) Produced & Mixed by Mike Spencer

イントロはメロウなんだけれども、本編はかなり濃いね。ギュインとギターの音を振りまいては、音をこねくり回してくる。 そして、リズミカルなポップなトラックになったりと、変幻自在だね。中盤は、なんとテンポが変わってジャジーでロマンティックに。

7. TALULLAH

(Kay / Harris) Produced & Mixed by Mike Spencer

ゆったりミディアムテンポのA.O.R.風トラック。ファンクやジャズの味わいも出しつつ、メロウに聞かせてくれるナンバーです。 サックスにフルート、ストリングスが支えては、夢の世界へと連れて行ってくれます。

8. (DON'T) GIVE HATE A CHANCE

(Kay / Harris / Johnson) Produced & Mixed by Mike Spencer

かき鳴るギターとともに、煌めくダンスグルーヴで、フロアのど真ん中へ。ファンクでポップなアップチューンは、とっても軽やかに広がるグルーヴチューン。 どこかしらEarth, Wind & FireやElectric Light Orchestra的なテイストで盛り上がりも見せてきます。なかなかかっこいいトラックだよね。アルバムからもシングルカットされた1曲。

9. WORLD THAT ME WANTS

(Kay / Johnson) Produced & Mixed by Mike Spencer

しっとりバラードナンバー。ピアノメインで始まり、しかもステレオサウンドの片方だけから始まるから、最初はあれ?と少々の不安が過ぎる。 そして、ようやく両サイドから聞こえてくるようになると、ストリングスも加わって、ゴージャスに彩りを加えてくる。美しきバラードナンバーなんだな。メッセージ性の強い曲です。

10. BLACK DEVIL CAR

(Kay / Harris) Produced & Mixed by Mike Spencer

爽やかに弾けるポップチューン。リズムの打ち方が独特で、なかなか面白いね。一転して、サビではゴリゴリバンドサウンドをぶつけてきては、ヘビィに仕掛けてくる。 疾走感、早口なJay Kayのヴォーカルとともに、襲いかかってきます。

11. HOT TEQUILA BROWN

(Kay / Harris / Johnson) Produced & Mixed by Mike Spencer

ギターの音が前面に出ていくているミディアムナンバー。中身は随分と軽やかに晴れています。 Jay Kayもなんだか楽しそうに歌っているねようにも思えるな。タイトルそのままだね。太陽がお似合いだ。

12. TIME WON'T WAIT

(Kay / Harris / Johnson) Produced & Mixed by Mike Spencer

アルバムのラストを飾る、This is Jamiroquaiなファンクチューン。アップテンポの4つ打ちビートに、ストリングスの刻みを加えては、ソウルなコーラスもお手伝い。 熱いね。Jay Kayのヴォーカルも、みるみるうちにヒートアップ。ノリにのって楽しく聞かせてくれます。

13. FEELS SO GOOD (KNEE DEEP REMIX)

Knee Deepによる軽やかハウスリミックス。小粋なシャカリキビートと、テクニカルなギターの音が合わさっては心地よく展開します。 聞きやすいリミックスに仕上がっているね。

[DISC 2:DVD]

こちらへ→☆☆☆

Compilation Album『High Times: Singles 1992 - 2006』● '06/11/6 release

Jamiroquai、デビュー13年にして、初となるベストアルバムを発表。タイトルからも分かるように、これまで発表してきたが曲の中からのシングルナンバーをメインに収録したコレクションアルバム。 アボリジニの伝統楽器、Didgeridooをサウンドに取り入れた衝撃。そして、ファンクでポップな楽曲で、腰うつダンスチューンなど、華麗に音を操る集団の代表作が詰まっています。 もちろん、「When You Gonna Learn」「Space Cowboys」「Virtual Insanity」「Deeper underground」「Little L」「Feels Just Like It Should」など、ヒットナンバー目白押し。 ただ、アルバム「Synchronized」からのナンバーが「Canned Heat」のみなのはちょっと残念かな。その寂しさを跳ね返すような、嬉しい新曲2曲を聴かせてくれます。 どちらもThis is Jamiroquaiなファンクでヒップでポップな仕上がりですね。ひとまず、この1枚でJamiroquaiの歴史を総括。 そして、次なる作品まで暫しお待ちをと言うことですね。次回はどんな変化を聞かせてくれるのか、Jay Kayに期待大ですな。

19. Radio

(Kay / Harris / Johnson) Produced by Jay Kay Additional Productions by Mike Spencer

ベストアルバム「High Times」からの新曲。ファンクグルーヴをストレートにぶつけてくるクールなナンバー。 ゴリゴリの音と、Jay Kayのノリに乗ったヴォーカルで、一緒に体を動かしたくなるようなポップなロック。 コーラスやサウンドがまた、濃いのに聞きやすい仕上がりだ。クールなグルーヴが本当にたまらないね。

前へ戻る