album

1st Album『floating pupa』● '08/7/2 release

高橋幸宏+原田知世+高野寛+堀江博久+権藤智彦+高田漣=pupa。 こんなに豪華な6人が揃っていいんでしょうかそんな6人が織りなすサウンドは、エレクトロニカをベースに、じっくりどっぷりナンバー。 そこに原田知世や高橋幸宏、高野寛のヴォーカルがフワッと入ってきたり、時にオーガニックな様相を見せたりする。何気にスパイスとなる権藤智彦のホルンがいい味を出しているね。 6者6様の魅力で見せるpupa。それぞれの持ち味が出まくっていて、もうこれ以上のものはないというくらいに極上のひとときが流れます。 タイトル通りにゆったり流れるようなサウンドに身を委ねて、時間を旅するpupaです。うん、心地よいね。

1. Jargon ~what's Pupa~

Music:Tomohiko Gondo

イントロダクション的ナンバー。デジタルサウンドとナレーションが流れては、ピコピコした印象。 あぁ、未来を旅しているかのようだ。

2. At Dawn

Lyrics:Yukihiro Takahashi, Kyoko Amatatsu Music:Tomohiko Gondo, Yukihiro Takahashi

魅惑流れるデジタルサウンドの波を、」ゆったり流れるように。原田知世のフワッとしたヴォーカルも随分と軽やかに。 高橋幸宏のヴォーカルと合わさって、濃いのに淡いミディアムグルーヴチューンを提供してくれます。

3. Creaks

Lyrics:Yukihiro Takahashi, Kyoko Amatatsu Music:Yukihiro Takahashi

スコティッシュな雰囲気を響かせた後は、意外にも力強いヴォーカルで、ロックサウンドを届けるアップチューン。 がっつりと聴かせながらも、浮遊感があって気持ちの良い展開。時に聞かせるデジタルな音にもうっとり。

4. Anywhere

Lyrics:Tomoyo Harada Music:Hirohisa Horie

うっとり原田知世のヴォーカルにフワッとさせられるプログラミングビートで魅惑の世界へ。 渋いギターの音が奥の方でスパイスとなる。オーガニックなのに、フューチャリスティックな1曲。 この独特のフロウに流されてゆく心地よさ。

5. Tameiki

Lyrics & Music:Hiroshi Takano

まったりどっぷりビートが入った始まり。高野寛の若々しいヴォーカルが、ほんわか広がります。 まったりテイスト溢れるエレクトロポップに、うっとり。とにかく心地よい浮遊感に包まれる。情緒深さも伝わってきます。

6. Unfixed Stars

Music:Hiroshi Takano

本領発揮と言わんばかりに、ピコピコサウンドとロックサウンドを組み合わせては、 不思議な高揚感を聞かせてくれるインストチューン。

7. Glass

Lyrics:Ren Takada, Kyoko Amatatsu Music:Ren Takada

チキチキSEを加えてまったりどっぷり。 淡々としていながら、ふわり浮遊感もあり、pupaの世界に包まれる。

8. How?

Lyrics:Hiroshi Takano, Kyoko Amatatsu Music:Hiroshi Takano

まったりアコースティックナンバー。ギターの優しい音にミニマル系のサウンドを加えて、 より一層、温かさが染み渡る。特に高野寛のヴォーカルに染められる。

9. Laika

Lyrics:Yukihiro Takahashi, Kyoko Amatatsu, Chiho Shibaoka Music:Tomohiko Gondo

高橋幸宏の渋いヴォーカルが前面に聞かせるゆったりじっくりバラードナンバー。 そこにギターやプログラミングの音を加えて、pupaの世界が広がってゆく。原田知世のコーラスが重なると、優しさが加わる。

10. Floating Pupa

Music:Yukihiro Takahashi

ゆったりまったり、エレクトロニカなサウンドとポエトリーリーディング的ナレーション。 そこに入り込むギターの鋭い音が混沌とした世界を放出。ミニマル的なのに、ダイナミズムを感じさせるインストナンバーです。

11. Marimo

Lyrics:Tomoyo Harada Music:Ren Takada

煌めくポップチューン。まったりとした原田知世のヴォーカルが優しく柔らかく。 そこにコーラスがバックで飾ってきて、ほんわかさをアップさせる。うん、心地よいね。6拍子もGoodです。

12. Sunny Day Blue

Lyrics:Yukihiro Takahashi, Kyoko Amatatsu Music:Hirohisa Horie

打ち込みピコピコエレクトロチューン。スムースな流れの元、フワッと軽い味付けで展開。 スタイリッシュでオシャレな雰囲気は、さすがpupaの6人。日常を切り取っては、昇華させてゆくように、 静かでまろやかで、美しさを出します。

13. New Order

Lyrics:Tomoyo Harada Music:Tomohiko Gondo, Yukihiro Takahashi

アコースティックテイストの音使いに、美しきピアノが入り、まったりさせてくれるバラードナンバー。 優しく温かく、そこにほんわか打ち込みとトランペットも加わって、明るく照らされる1曲です。

14. Home Of My Heart

Lyrics:Yukihiro Takahashi, Kyoko Amatatsu Music:Yukihiro Takahashi

さらりとした音を流し、心地よい世界へ。ギターやマンドリンの音をバックに、高橋幸宏が自由に歌を届けるミディアムチューン。 オーガニックな音使いとエレクトロな世界が見事に絡み合います。瑞々しさが漂っているね。

15. Cicada

Music:Horihisa Horie

スコティッシュなバグパイプの音にトランペットの深みある音。 さらに打ち込み音を入れてグルーヴィーに。そこにピアノも入って軽やかい弾むポップなトラック。幻想的かつダイナミックに展開するインストナンバーです。

2nd Album『dreaming pupa』● '10/7/28 release

なんと大御所バンド、pupa、2枚目となるオリジナルアルバムをリリースです。 前作の衝撃と、包み込まれる世界にうっとり。そして、今作も6者6様の業を見せる作品集。 ただ、今作はどちらかというと、高橋幸宏+5人的な位置関係に見えてしまうな。 歌しかり、演奏しかり、前に出てきていますね。ただ、5人も魅力を増して聞かせてくれます。今回は、エレクトロニカとともに、フォーキーなトラックも多い印象。 まろやかな原田知世のヴォーカルに癒されるけれども、どこかしらささやきのようなヴォーカル。あえてそういう歌い方にしたのかな。 高田漣の個性溢れるトラックや、高野寛ワールド満載、権藤智彦の管楽器に、流れるような堀江博久のメロディ。 まさしく夢見心地にさせてくれる1枚です。

1. Meta

Lyrics:Yukihiro Takahashi, Kyoko Amatatsu & Tomohiko Gondo Music:Tomohiko Gondo & Yukihiro Takahashi

ピコピコサウンドに味わいあるギター音が絡むミディアムトラック。原田知世のヴォーカルも、1までとは違う雰囲気で、 より軽やかに。その後、高橋幸宏始め、男性陣のコーラスが加わって、ダイナミックに展開。この曲名、のちのプロジェクトにつながるわけですかね。

2. Changing Skies

Lyrics:Yukihiro Takahashi Music:Hiroshi Takano

軽やかアコースティックチューン。優しいヴォーカルが展開して、とっても甘くスィートな1曲。 今回は、エレクトロニカな要素は置いといて、ちょっとフォーキーなテイストで味わい深さを届けてくれます。

3. Azalea ~五月の光・君のいない道~

Lyrics:Hiroshi Takano Music:Tomohiko Gondo & Hiroshi Takano

ゆったりどっぷり、アコースティックサウンドとエレクトロニカなビートの融合。 サビパートは男性陣のヴォーカル&コーラスで魅了してきます。メロディパートは原田知世の温かなヴォーカルで、まったりと聞かせてくれる。 うん、ほっこりさせてくれるナンバーだね。

4. Mr. Epigone

Lyrics & Music:Ren Takada

こちらもボコスカと、生楽器の音を筆頭に、ほっこりサウンドで高橋幸宏×原田知世の掛け合いヴォーカルで魅了する英語詞ナンバー。 一見、カヒミ・カリィぽいな、なんて思ったり。作詞・作曲を担当した高田漣が、いろいろな楽器を操っています。

5. dreaming pupa ~夢見る僕ら~

Lyrics:Tomoyo Harada & Kyoko Amatatsu Music:Hirohisa Horie

プログラミングビートが軽快に走り抜けるポップなナンバー。 滑らかな原田知世と高橋幸宏のヴォーカル。アルバムタイトルチューンは、流れるようなメロディの中にも、つかみを与えるキャッチーチューン。 6人が1つになる。

6. Current

Lyrics:Tomoyo Harada Music:Hirohisa Horie

ゆったりまったり、牧歌的なナンバー。原田知世のアンニュイなヴォーカルがまた、いい味を出すんだな。 なるほど、原田知世自身が作詞をしているね。次第に6拍の音が集まってくる感じだ。ギターがいい味を出しています。

7. Circadian Rhythm

Lyrics & Music:Ren Takada

ミニマル系ノイズ音で始まる独特のナンバー。 次第に演奏パートになって音をがっつりと聞かせてくれます。どこかしらエスニックで、どこかしら無機的な、そしてどっぷり低めのヴォーカルで聞かせてくれる。 いい感じに言葉遊びを披露。高田漣が中心となっています。

8. Your Favorite Pain

Lyrics:Yukihiro Takahashi, Kyoko Amatatsu Music:Yukihiro Takahashi

魅惑のヴォーカルを投入後に、デジタルサウンドをまとって、じっくりじっくりと展開。 あぁ、いかにも高橋幸宏ワールドな音を示すドラムビートと打ち込み音がアーバンに。原田知世のポエトリーリーディングがいい感じ。

9. All It Takes

Lyrics:Yukihiro Takahashi, Kyoko Amatatsu Music:Yukihiro Takahashi

アコースティックギターの滑らかな音使いが、フォーキーに示すまったりポップチューン。 サビでは原田知世と高橋幸宏のヴォーカルが重なって、魅惑のひと時。カントリーな味わいが温かさを生み出す。

10. If

Lyrics:Hiroshi Takano Music:Tomohiko Gondo & Hiroshi Takano

高野寛のヴォーカルが入っただけで、もうそこは高野寛ワールド。 しなやかなメロディラインと演奏に、心地よさが溢れ出てくる。ラストのコーラスの繰り返しに、癒されて吸い込まれてしまいそうだな。

11. Away Into Yesterday

Lyrics & Music:Tomohiko Gondo

権藤智彦が作詞・作曲を手がけたエレクトロニカなトラック。 軽さもありながら、深い音を注ぎ込み、原田知世が浮遊するように歌を聴かせてくれます。 中盤からは、どっしり音をぶつけて聴かせてきました。

12. Dun

Music:pupa

インストチューン。様々な音を出して、やがてリズムへと生姜して行き、軽やかに弾んできます。 その音たちをサンプリングして繰り広げるように展開。ほっこりしていながらも、かなり強力なトラックだね。

13. Let's, Let's Dance

Lyrics & Music:Ren Takada & Yukihiro Takahashi

次第に音が明らかになるようにスタート。ゆったりまったりエレクトロニカチューン。 どこかしらサウンドスケープを切り取るかのように、じっくりと。そして、浮遊感を加えてふわりふわり。淡い音も加わって、 メロディアスに。高橋幸宏の甘いヴォーカルに染まる。

14. Kaleidoscope Waltz

Lyrics & Music:Hiroshi Takano & Hirohisa Horie

デモのような音から鮮やかエレクトロサウンドに変身。 まったりと、ピコピコと。音が軽やかに響き渡り、原田知世のしなやかなヴォーカルが舞う。おしゃれに流れる3拍子のナンバー。

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