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●12th Album『GREEN』● '02/7/3 release
B'z、通算12枚目となるオリジナルアルバムは、前作「ELEVEN」から1年2ヶ月ぶり。まだまだ青い頃の気持ちを忘れずに、勢いよく突っ走る、そんな意味合いで、タイトルが「GREEN」。 オープニングナンバーから、エッジを効かせてうねりを上げる松本ギターに、力強さでノックアウトさせる稲葉のヴォーカル。 もう、勢いが出まくっていますね。さらに、ラストナンバーも同じく、ハードに攻めるロックチューンで、アルバムをサンドウィッチ。 ただ、その中身はポップに展開するナンバーや、じっくりと聴かせるバラードなど、聞きやすい仕上がりで、受け入れやすいかな。 シングル「熱き鼓動の果てに」や「ultra soul」の力強くもポップな要素を出した、これぞB'zな面を今回のアルバムでも出しまくっています。 ただなぁ、なんだか打ち込みが弱いというか、スカスカしていて残念なんだよな。いっその事、全部生音で叩いてくれれば、迫力たっぷりだったと思うんだけれども、違うのかな。 12枚もオリジナルアルバムを作って、少しばかりか余裕を見せるこの2人。このまま勢いよく突っ込んでほしいね。シングルリリースされた「GOLD」を敢えて収録しなかったのはなんでだろうな。 しかしながら、その曲に匹敵するバラード「美しき世界」「Everlasting」が、その世界へと連れて行ってくれます。
1. STAY GREEN ~未熟な旅はとまらない~
Words:KOHSHI IBANA Music:TAK MATSUMOTO
F.I.してきては、アルバムのタイトルを冠するナンバーが始まる。青臭さを表現した稲葉の歌詞がガッツリロックサウンドと交わる。 そのときの勢いを忘れるな、と言わんばかりにエッジの効いたヴォーカル&ギターでノックアウト。ただ、「ケツまくろう」という表現はどういう意味だ? 突如のカットアウトで終了も、びっくりな展開だ。
2. 熱き鼓動の果て
Words:KOHSHI IBANA Music:TAK MATSUMOTO
稲葉のシャウトヴォーカルとザックリギターがシブく光るシングルナンバー。まずはゆったりと聴かせるバラード調での始まり。 B'zならではの濃さをぶつけては、どっしりとした演奏で叩き込んでくる。2番からはテンポアップして、どんどん勢いよくせめては畳み掛けてくる。この流れからは攻めのB'zを感じさせるね。 ただ、歌詞は説教臭くてあまり好きではないかな。
3. Warp
Words:KOHSHI IBANA Music:TAK MATSUMOTO
爽やかさを放ったイントロとは裏腹に、やっぱり中身はエネルギッシュな松本ギターが縦横無尽に響き渡る。 しばらくぶりの恋人に向かって、語る主人公。B'zのラブソングは、どこか照れくささがあるよね。時間を縮めて、ストレートに言葉をぶつけてくる。そこにほれるんだろうね。
4. SIGNAL
Words:KOHSHI IBANA Music:TAK MATSUMOTO
どっしり打ち込みビートがB'zの力強さを表現するミディアムテンポのロッカバラード。 稲葉のヴォーカルに多重コーラスが重なると、なんだかとんでもないくらいにゴージャスになるね。この変化がすごい。全体を見ると、松本のメロディが随分とシブいね。 徳永暁人のプログラミングが、結構飾っています。ラストのギターソロが、よりいっそうにシブさを感じさせる。
5. SURFIN' 3000GTR
Words:KOHSHI IBANA Music:TAK MATSUMOTO
ヘビメタ、ハードロックよろしく、エネルギッシュなギターとハードなプログラミングがこれでもかと言うくらいに襲いかかってくるロックチューン。 全体をギュインギュインとうねりを上げる松本ギターの勝利だね。稲葉のヴォーカルも、とっても上げ上げハイテンション。 もう、誰もこの2人を止められないというくらいに、勢い出まくりです。
6. Blue Sunshine
Words:KOHSHI IBANA Music:TAK MATSUMOTO
ギターの音が爽やかさを出す。随分と空が広いなぁ。リラックスした雰囲気で、心地よさの表れたミディアムロックチューン。 敢えて言うなら、サビでの「揺れ」と「てる」の間の小さなブレイクポイントに違和感があるかな。その他の同じ部分は、スムーズなんだろうけれども、その最初の部分だけ引っかかった。 親しみあるメロディは、キャッチーで覚えやすくてなかなかいいね。
7. ultra soul (Alternative Guitar Solo ver.)
Words:KOHSHI IBANA Music:TAK MATSUMOTO
アルバム「ELEVEN」から次のステージへ突入したB'zのシングルナンバー。この曲名、B'zならではだね。 他者に真似をさせない自身に満ちあふれていて、稲葉の歌詞も余裕を見せる。サウンドは打ち込み仕様のデジタルロックチューン。 松本ギターも鮮やかな音を聞かせては、サビでうねりを上げて圧倒してくる。そのサビのメロディ、最後のフレーズがやっぱりポイントだね。 ここで昇天。新たなB'zを代表するナンバーとなりました、ハイッ!
アルバムでは、ギターソロを変えての収録。松本もこだわりを入れてきたようで。
8. 美しき世界
Words:KOHSHI IBANA Music:TAK MATSUMOTO
タイトルそのまま、曲に表れていますね。小野塚晃のピアノがうっとりさせてくれるイントロが美しく広がるバラードナンバー。 松本のアコースティックギターと、稲葉の抑え目のヴォーカルが世界を創る。それに比べると、 プログラミングが妙にスカスカ感じてしまうところがもったいない。まぁ、なんとか叙情的な部分は伝わってくるね。
9. Everlasting
Words:KOHSHI IBANA Music:TAK MATSUMOTO
どっしりドラムにうねりを上げるギター。そして、ストリングスが絡み合うイントロがダイナミックに始まるバラードチューン。歌が始まると、ピアノをバックにしっとりと。 サビでは再びどっしりと響き渡るロッカバラードに、B'zの熱く男の部分が伝わってくる。特にCメロパートの稲葉のヴォーカル。 シャウトのようなヴォーカルが、熱くほとばしった。壮大なナンバーに仕上がっています。
10. FOREVER MINE
Words:KOHSHI IBANA Music:TAK MATSUMOTO
ギターがうなってギラギラしているデジタルロックチューン。 どっしりプログラミングビートと、ギュインギュインかき鳴るギターがノックアウトしてきます。途中、稲葉ラップも登場。 ただ、一人称がボクで二人称がオマエというところのバランスが変と言うか、ギャップみたいな物を感じるな。
11. The Spiral
Words:KOHSHI IBANA Music:TAK MATSUMOTO
しっとりピアノでイントロを飾ったと思ったら、稲葉のヴォーカルにエフェクトをかけて歪ませた演出。 そこから今度はエッジを効かせたヴォーカル&ギターで圧倒させるロッカバラード。激しいパートとじっくり聞かせるパートの2つを一気に味わうことができますね。 かっこいいB'zが展開する。ただ、最後のヴォーカルのみの部分が、念仏みたいでちょっと怖い。
12. GO★FIGHT★WIN
Words:KOHSHI IBANA Music:TAK MATSUMOTO
アルバムのラストもエネルギッシュに攻めてくる。激しくギュインギュインとギターが鳴り響くロックチューン。 タイトルからして勢い出まくっているし。サビの畳み掛けも圧倒してくるね。強いよ、B'z。なんかもう、昇天していくかのように、持っている力をすべて詰め込んできている。
●Best Album『The Ballads ~Love & B'z~』● '02/12/11 release
言わずと知れた稲葉浩志&松本孝弘のコンビ、B'zの、初となるバラードベストアルバム。激しく熱くシャウトするイメージがある一方、渋さ全開のバラードに焦点を当てて、今回は12曲を収録。 B'zのバラードって、心に訴えかけてくるようなモノがあります。シングル曲だけでなくアルバム曲などからもセレクトされている点は、バランスがいいね。 オープニングは冬というか、クリスマスソングの定番となった「いつかのメリークリスマス」でスタート。 「ALONE」や「Calling」「HOME」などのシングルトラックや、「ハピネス」「泣いて泣いて泣き止んだら」などのアルバムトラック、 さらに「GOLD」などアルバム未収録だったシングルナンバーもここで登場したりと、構成もしっかりしているような気がします。 激しさたっぷりのロッカバラードもあるけれども、アルバム全体に統一感があって、B'zらしさが伝わる作品ですね。 表記はないけれども、「今夜月の見える丘に」のギターソロは、シングルやアルバム「11」バージョンとは違うようです。 タイトルはもちろん、「Love&Peace」を文字ったものだけれども、聖夜を前にしたリリースは、まさしく家族や恋人と過ごすために1枚になったのではないかな。 シークレットトラックも収録されているので、要注目。
Secret Track. いつかのメリークリスマス
Music:TAK MATSUMOTO Words:KOSHI INABA Arranged by AKIHITO TOKUNAGA
プログラミングの音がオリエンタルな要素を出して始まるバージョン。さらに、4つ打ちビートを彷彿とさせるリズムトラックで、軽やかさを出してきましたね。 なるほど、徳永暁人がアレンジを手がけているんだね。まあ、この時代にあったサウンドにアップデートされた感じです。
●13th Album『BIG MACHINE』● '03/9/17 release
B'z、前作「GREEN」から約1年2ヶ月、13作目となるオリジナルアルバムを発表。間にベストアルバムを挟んでいるけれども、タイトルさながら、迫力あるサウンドで攻めて攻めて攻めまくる全13曲。 とにかく、3人のドラマーが暴れまくっていますね。力強い音がドシドシと押し寄せてくる。 それゆえ、「 IT'S SHOW TIME」は、シングルではプログラミングだったパートも、アルバムでは生音ドラムに変更され、さらに力強さを増した。強力だ。「野性のENERGY」とともに、アルバムを飾る。 冒頭、「アラクレ」や「WAKE UP, RIGHT NOW」など、キャッチーさと激しさを兼ね備えた曲もあれば、「Nightbird」でムードたっぷりのバラードを聞かせてくれたり、 タイトルさながらブルース調の「ブルージーな朝」を聞かせてくれたりと、色々なサウンドで楽しませてくれる。稲葉と松本、この2人がまさしくBIG MACHINEなんだよね。 荒ぶるシャウトヴォーカルとエッジを効かせてうねりを上げるギターにノックアウト。前作以上にハードなロックを意識したようなナンバーの数々で、聴く者をひれ伏せさせるような、力で襲いかかってきます。
1. アラクレ
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
13枚目のアルバムのオープニングを飾るナンバー。イントロからヘビィにかましてきます。 バチコンドラムの迫力がたまらないロックチューン。稲葉のシャウトにバリバリ松本ギターが最強のコンビネーションを生み出す。 サビメロディもキャチーさでグイグイと攻めてきます。アルバムのオープニングなだけあって、引き込む力がありますね。
2. 野生のENERGY
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
「IT'S SHOW TIME!!」に続くシングルナンバーはイントロでカントリーな雰囲気を出したかと思えば、サビから始まってどっしりと聞かせてくれるロッカバラード。 力強さが溢れて、タイトルさながらエナジーが伝わってきます。松本ギターもエネルギッシュに響いているし、ドラムの音に迫力を感じるね。この曲といえば、やっぱりPVが話題になりましたね。 稲葉が学校の先生、松本がギターショップの店員ということで、2人がB'zじゃなかったら...という想像を掻き立てます。
3. WAKE UP, RIGHT NOW
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
バリバリとギターが鳴り響いているのに、なんだか軽やかな1曲。それが顕著に表れているのがサビでだね。メロディパートではバシバシドラムも勢いいんだけれども、 サビに入ると弾んでキャッチーさを出してくる。稲葉ヴォーカルも、いつも以上に軽やかさがあるね。ノリが出ています。間奏の松本ギターはさすがだね。
4. 儚いダイヤモンド
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
エッジを効かせてうねりを上げる松本ギターが吠えるロックチューン。プログラミングをいい具合に取り込み、時に一瞬のブレイクが効果を生み出す。 これはもう、松本ギターがメインだな。バリバリと間奏でも光っています。稲葉ヴォーカルは鋭く突き刺してくるように入ってきます。
5. I'm in love?
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
少々懐かしさを感じるのは、ギターの音がそこまで激しくないからか。 爽やかな空が広がるように、気持ちいいメロディに、稲葉ヴォーカルも伸び伸びと響きます。一目惚れ?これは恋?稲葉の描くシチュエーションがまた、恋の始まりらしさを見事に表すね。
6. IT'S SHOW TIME!!
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
アルバム「GREEN」に続いて、B'zが始動。これまた、迫力あるエネルギッシュなナンバーを投下。 デジタルサウンドを導入し、松本ギターがこれでもかというくらいにギュインギュインと鳴り響く。さらに稲葉もシャウトするかのごとく、激しいヴォーカルで魅了する。 まさしくB'zのショウタイム。とにかく火傷しそうなデジロックで、アッパーに聴かせる。B'zでしかできない世界観を出してきたね。ドラムンベースなドラムビートのアプローチも新鮮に映えます。
ちなみに、アルバムでは生音ドラム差し替えられて、迫力を増しました。こっちの方が躍動感があって、かっこいいね。
7. 愛と憎しみのハジマリ
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
エフェクトヴォーカルが入る始まるのあとは、どこかしらフォーキーな雰囲気を出して聞かせる。 味わい深さがしみじみ伝わってくるけれども、その後ろではバリバリと松本ギターが響き渡るわけです。サラッと流れて入るけれども、メロディパートの色とサビの色がちょっと違う気もする。 ラストの松本が見せ場を作って、ギターを聴かせてくれます。出だしのメロディパートが「 BE THERE」っぽくでいいね。
8. BIG MACHINE
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
アルバムのタイトルチューン。出だしのヴォーカルがちょっとびっくり。 一文字だけなのに、いつもの稲葉ヴォーカルとはまた違っている。ハードロックよろしく、本編はバリバリゴリゴリと、サウンドでとにかく圧倒してくる。 Bメロで静かにはなったけれども、サビで一気に砲火。メラメラと燃え上がるヴォーカルとサウンドで、勢いよく吹き飛ばしてきます。激しいなぁ。
9. Nightbird
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
美しきバラードナンバーは、冒頭からピアノの麗しき音で包み込んできます。 そして、サビで一気にギターがギュインギュインと響き、メロディアスなサインのサウンドと合わさって効果を出してくる。2番からはドラムも入ってきて、がっつりロッカバラードに変身。 ラストでは再びしっとりと。サビのメロディ、何かに似ていると思ったら、中森明菜「MOONLIGHT SHADOW ~月に吠えろ~」かな。
10. ブルージーな朝
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
タイトルさながらブルージーな要素を出して渋さを匂わすクールな1曲。 稲葉ヴォーカルもそこまで激しさは出ていないね。じっくりと聞かせるように伝えるように歌っています。 松本ギターは相変わらずの鋭さで、でもやっぱりテクニックで渋さを演出。サビでシンセを加えて飾ってきたけれども、これはいらなかったかな。
11. 眩しいサイン
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
いいね、イントロから希望の光に満ち溢れているようだ。 タイトルからして前向きさが伝わってくるポップなロックチューン。2本のギターがバランスよく聞かせてくれては、爽やかさを出しているね。 稲葉ヴォーカルも背中を押してくれるような頼もしさがある。ただ、サビメロディの締め方があまりすっきりしないかな。
12. CHANGE THE FUTURE
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
イントロから壮大な雰囲気が出てくるからすごいと思っていたら、大地だ深海だと、歌詞も大きな世界を歌っているね。 激しさを前面にしたロックサウンドをぶつけてきます。メロディパートに比べると、サビパートはどこかしらやっつけ感も漂ってきて、面白さに欠けるかな。
13. ROOTS
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
シンプルな感じからスタートし、次第に力強さを増してゆくバラードナンバー。 ギターの音も優しさから荒々しく突き進むような漲る力で迫力を感じさせる。壮大な人生を歩む中で、出会いと別れがある。主人公の姿がたくましく描かれています。
●14th Album『THE CIRCLE』● '05/4/6 release
B'z、通算14枚目となるオリジナルアルバム。「BIG MACHINE」「BANZAI」「ARIGATO」と、ハードでエッジなサウンドを続けてきて、さらに昇華させるように、激しいナンバー勢揃い。 それでいて、先行ナンバー「愛のバクダン」のようなポップでキャッチーな要素もあり、バランスの良い作品が揃っております。 ただ、やっぱり全体的には松本ギターの音がハードだし、稲葉ヴォーカルもシャウトだったりハイトーンだったり、暴れっぷりがたまらないね。とにかく勢いあふれる作品なんだな。
1. THE CIRCLE
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
ジャーンと響き渡るギターの音が渋いね。エスニックでアコースティックで、不思議なテイストを感じさせるナンバーで幕開ける、 アルバムのオープ二ングチューンです。
2. X
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
のっけからエネルギッシュなギター。そして、稲葉のシャウトがたまらないヘビィなロックチューン。 未来のことなんか、1秒先のことだって誰もわからないという教えだね。来世はないから、今をしっかり生きろと、稲葉の力強いヴォーカルが叩き込んでくる。
3. パルス
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
疾走感たっぷりに駆け抜けてゆくナンバー。まるでヘビメタのごとく、ハイスピードの演奏で、 ガツガツと攻めてくる。「ドクンドクン」や「どっこいどっこい」という表現が、稲葉らしさを感じさせますね。
4. 愛のバクダン
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
ジャカジャカとギターがかき鳴り始まり始まり。このタイトル、なんかすごいよね。稲葉のセンスじゃないと出てこない。 そんな感じで、疾走感たっぷりで展開していくロックチューン。とにかくノリなんだよね。稲葉のヴォーカルも弾けんばかりに、飛び交います。そして、相変わらず鮮やかな松本ギターです。 キャッチーなサビがたっぷりと引き込んできます。
5. Fly The Flag
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
イントロのメロディがまた、渋いな。ひねりを加えてきては、訴えかけてくるようだ。ジャカジャカとギターの音もインパクトがあるし、濃く聞かせてくれます。 ただ、イントロやメロディパートに比べると、サビであまり引っかかってこないかな。前向きな歌詞が背中を押してくれます。
6. アクアブルー
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
ブルートいうことで?イントロなしでブルージーな始まり。 しかし、その後はギターが鳴り響きまくり。ハードロックが展開します。女性視点で歌う稲葉です。
7. 睡蓮
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
和を彷彿とさせるメロディと、しなやかな稲葉のヴォーカルがハイトーンで響き渡る、 印象的なロッカバラード。情景が豊かだね。ヴォーカルも味わい深いラインをゆく。
8. Sanctuary
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
静かに聞かせて始まるロックチューン。これがまた、サビで一気に爆発する流れで、がっつりと聞かせてくれる。 この変身ぶりにびっくり。「カモン!」と、どんどんと煽られて、盛り上がるね。すごいエネルギーを感じる1曲。かっこいいなぁ。
9. Fever
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
ドシドシと圧をかけてくるようなドラムとビートがたくましい、ミディアムロックチューン。ドラムの音がとにかくパンチが効いていてますね。 打つたびに音が火となり放たれる。フィーバー、フィーバー。熱を増してぶつけてきますよ。アグレッシヴな音でノックアウト。
10. 白い火花
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
バリバリギターで勢いを上げてくるロックチューン。その勢いはサビでも放たれて、バリバリギターと勢いある稲葉のヴォーカルが印象的。 ここからスタートしなと、応援してくるような歌詞に、背中を押されます。エナジー満タンだね。
11. イカロス
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
イントロからかっこよさと、癒しを感じさせるギターの音色。ゆったりゆっくり、稲葉のヴォーカルが伝えるように聞かせてくれる。 しかし、サビに入ると、テンポアップでドシドシと。この曲も、とにかく挑戦してみて、とのこと。イカロスのごとく、飛んでみろと。
12. BLACK AND WHITE
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
バチコンとドラムのはじけっぷりといい、ギターの濃さといい、どっぷり味わい尽くせる1曲。 メロディも随分と癖があって、ひねりを出してきています。白黒はっきりさせろ、という歌詞も、ズバリ切り倒せない世の中を、稲葉が代わりに斬っています。
13. Brighter Day
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
アルバムのラストをかあるナンバー。久しぶりに全編英語詞ときたもんだ。始まりはギターがフォーキーなテイストを出し、渋く。 そして、ガツンと音をぶつけてきては、熱唱、サビで一気に抑揚がついて、伸びやかに。天に上がっていくようだね。カッコ良さ全開です。
●Best Album『B'z The Best“Pleasure II”』● '05/11/30 release
特大ヒットを記録した、B'z初のベストアルバム「B'z The Best“Pleasure”」に続くベストアルバムは、その名も「B'z The Best“Pleasure II”」。 ということで、金盤、銀盤に続いて、赤盤として登場。金銀以降にリリースされたシングルナンバーを、オリジナルバージョンで収録しています。 アルバム初収録やシングルバージョン初収録の楽曲はあるけれども、このベスト盤以降に、シングルコレクションがリリースされるなど、 ちょっとリリースタイミングが微妙な感じがしてならない。代表曲「いつかのメリークリスマス」のニューバージョンが唯一の聞きどころかな。
6. いつかのメリークリスマス 〜「恋するハニカミ!」バージョン〜
Music by TAK MATSUMOTO Words by KOSHI INABA
名曲のニューバージョン。アコースティックギターを前面に、鈴の音シャンシャン響き渡ります。 でも、より一層切なさが出てきた感じだね。激しさを抑えて、じっくりと聞かせては、味わいをかみしめるようなテイスト。ベースもどっしりと音を添えてきます。
●15th Album『MONSTER』● '06/6/28 release
B'z、通算15枚目のオリジナルアルバム。途中にベストアルバムを挟みましたが、前作「THE CIRCLE」から約1年と、それでもハイペースなリリースとなりました。 今作では、「OCEAN」「衝動」「ゆるぎないものひとつ」「SPLASH」という4曲のシングルならびにカップリングだった「ピエロ」を収録した全15曲を、じっくりと聞かせてくれます。 とにかくアグレッシヴで、より一層、サウンドに力が入っているね。 特に先行ナンバー「SPLASH」で見られたような、デジタルサウンドのアプローチもあり、またレゲエ調の「恋のサマーセッション」や、しなやかな「無言のPromise」、 ハードでメタメタな「ALL-OUT ATTACK」などなど、もう彼ら自身=MONSTER急なアルバムですね。立ち向かうことができない、とんでもない1枚。
1. ALL-OUT ATTACK
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
アルバムのオープニングを飾るロックチューン。どっぷり打ち込みのビートで始まったかと思えば、 ハードなギターロックサウンドに変身。疾走滑走で駆け抜けて行くハードなナンバー。途中では随分とフォークソングな雰囲気になったけれども。まるでトルコ行進曲のようなメロディだしね。 サビでは一気にアゲアゲな気分へと引っ張ってゆく。でも、なんだかんだで、最後は稲葉のドスの効いたヴォーカルですよ。
2. SPLASH!
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
アルバムからの先行シングルは、ファンクなテイストとハードなロックを織り交ぜて展開するミディアムチューン。 ストレートにラブソングなんだけれども、稲葉のワードチョイスがまた、独特なんだな。ビュンビュンとか、じゃんじゃんとか。 ミ・ヤ・ビなSPLASH。そして、エロいんだな。生と性をテーマに、熱く夏を盛り上げてきます。
3. ゆるぎないものひとつ
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
「衝動」に続くシングルナンバーは、ゆるくリラックスした感じで聞かせてくれるミディアムロックチューン。 何もしないで1日が終わっちゃうなら、信じたことに向かって走ってゆけ。一度の人生をしっかりと生きてゆけ。B'zからの前向きメッセージを届けてくれる応援歌です。いやぁ、熱いねぇ。
4. 恋のサマーセッション
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
なんだなんだ。「WON'T BE LONG」か?と驚いてしまうほどのサウンドをぶつけてきた。裏打ちビートを効かせてくれては、レゲエを彷彿とさせるサマーチューン。 ブラスも厚く、熱を聞かせてくれる。大田紳一郎、徳永暁人、竹井詩織里、森田葉月、森田奈月など、Beingの面々もコーラスで参加しています。
5. ケムリの世界
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
こちらはロックンロールチューン。曖昧な?不誠実な?うやむやな?社会を痛烈批判するような歌詞が痛快な1曲。社会派のB'zが出てきます。
6. 衝動 ~MONSTER MiX~
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
ベスト盤を挟んで、再び突っ走るB'z。とどまることを知らないほどにバリバリのギターで聞かせるアップチューン。 正直、メロディパートはあまりパッとしない。特にBメロパートがね。ただ、そこからサビへ突入して、ガラッと変わっては、サビラストの「衝動」がまさしく衝撃。ライブで盛り上がるんだろうな。
アルバムでは、ミックスが施されてコーラスが暑くなった。さらにインパクトが出てきたね。
7. 無言のPromise
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
じっくりと聞かせるバラードナンバーです。フォーキーな感じでギターをがっつり、そしてピアノをしっとりと聞かせ、 稲葉のヴォーカルが前に出てきています。さらにストリングスをしなやかに添えては、バラードとしての要素をダイレクトにぶつけてきます。
8. MONSTER
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
アルバムのタイトルチューン。まさしく怪物な1曲。イントロからバリバリとした音を出し、さらには緊迫感たっぷりにストリングスが入ってくる。 恐ろしや。そして、稲葉のシャウトだ。エッジを効かせてはハードに展開する音にノックアウト。変幻自在なMONSTER。まさしくB'z自身のことを歌っているような。
9. ネテモサメテモ
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
ブルースのような、カントリーのような1曲。陽気な雰囲気がありながら、濃い音が展開。 2番の稲葉の謡からの変身ぶりには驚きだね。現代社会の病巣を揶揄するかのような鋭い歌詞にも注目。
10. Happy Birthday
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
B'z初となるバースデイソング。カラッとした音で展開する、ハッピーなテイスト満載。 でも、なんか違うような。そんな、もやもやしたテイストを残しつつ、お祝いしてくれます。
11. ピエロ
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
上木彩矢に提供したハードなロックチューンをセルフカバー。これぞB7zな1曲だよね。 バリバリしたサウンドに、稲葉の伸びやかでハードなヴォーカルが華麗に舞う。そして、サビの引き込む力ときたら、半端ないくらいにキャッチーなんだ。
12. 雨だれぶるーず
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
タイトル通り、ブルースを感じさせる。これまた恋ナンバーだ。 渋くも激しく、ハードとソフトをうまく操る松本ギタが聞かせる音のマジック。そして、粘り気のある稲葉がブルースの世界を体現してくれます。じっくり6分。
13. 明日また陽が昇るなら
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
イントロからして前向き爽やかロック。エナジー溢れるサウンドだね。と思っていたら、ピアノがしんみりしっとりと。 マイナー調のメロディながら、「君に会えてよかったと思う」と、出会いの嬉しさを歌う。サビもギターがかき鳴りながらも、爽快に突き抜けてゆく。
14. OCEAN ~2006 MiX~
Words:KOSHI INABA Music:TAK MATSUMOTO Produced by TAK MATSUMOTO
ダイナミックなロッカバラード。ストリングスが随分とドラマティックに飾ってきます。 Bメロではアコースティックなテイストのギターが、サビではエネルギッシュでたくましく、松本ギターマジック。 大海のごとく、稲葉の心強いヴォーカルに包み込まれてゆく、壮大なバラードです。とにかくダイナミックだ。
アルバムではミックスが施されて、ストリングスが前に出てきましたね。より壮大でドラマティックになりました。
●16th Album『ACTION』● '07/12/5 release
B'zの16枚目となるオリジナルアルバム。結成20周年を迎えて、ますます活躍が目覚ましい彼らの魅力がとことん詰まっています。 先行シングル「永遠の翼」「SUPER LOVE SONG」の勢いそのままに、全17曲と盛りだくさんに、とことんB'zとしてぶつけてきます。 サウンドもかなりさまざまで、もちろんハードなロックやバラードなど、定番のものから、ジャジーなサウンドを取り入れたり、ラテンなナンバーをぶつけてきたりと、 これでもかとB'zがアクションを起こしています。そして、色々と果敢なく挑戦指定量にも思えるな。 この勢いをそのままに、20周年を駆け抜けて行きそうだ。CDジャケットの躍動感が、とにかく半端ない。
1. 純情ACTION
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
アルバムのオープニングを飾るアグレッシヴなロックチューン。冒頭の「アクション!」の掛け声から、もう一気に引き込まれるね。 とにかく変わらなきゃ、行動しようよ、という意気込みを感じさせます。この曲が火をつけてくれそうだ。
2. 黒い青春
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
イントロはジャジーに決めて、かっこいいじゃないですか。そこから一気にロックモードへと流れるのがまた、すごいんだな。 いつも以上にハードに熱く燃えているサウンドにノックアウト。「黒い青春」というタイトルもまた、なかなか意味深だね。若さ爆発でしょうか。
3. SUPER LOVE SONG
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
このタイトル、直球すぎてインパクト大。さすがはB'z、さすがは稲葉だね。一方、サウンドはヘビィでハードなロックアプローチ。 重たく音をぶつけて刺激してきます。「相乗効果でヨクなろう」。歌詞もまた、センスの塊だ。そして、もう無敵だね。 特にラストの「狂信的な正義が人々を脅しまくる」って、わかるよ。稲葉からのメッセージ、とくと受け止めるね。
4. 満月よ照らせ
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
冒頭、まるで満月に向かって叫ぶかのような稲葉のヴォーカルから、一気に引き込まれるね。 時にフォーキーな雰囲気を出しながらも、じっくりガッツリと熱いロックを聞かせてくれるミディアムナンバーです。
5. パーフェクトライフ
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
随分とクセのあるメロディと歌い方の妖しさもあって、ひねりを感じさせるね。全くパーフェクトらしさがないところがまた、引き込まれるB'zの世界。 Bメロのうねうねしたメロディが本当にクセになるんだ。サビはストレートに展開してきます。
6. 一心不乱
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
フィンガースナップのような始まりもそうだけれども、いきなり稲葉のヴォーカルにやられるね。 今までにない感じに惑わされる。これこそ一心不乱になってしまう。歌詞は反対に、一心不乱に、がむしゃらに頑張れという、B'z流応援歌ですよ。 さすがと言わんばかりのワードセンスで、リスナーを鼓舞させてきます。
7. FRICTION -LAP 2-
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
こちらもまた、アグレッシヴなロックチューンだ。しかも、全編英語詞と来たもんだ。ゲーム用に書き下ろされたナンバーで、ヘビィでハードに展開。 稲葉のヴォーカルも、かなり尖って鋭く突き刺してきます。ヒリヒリするね。バックの音もバチコンバチコン、かなり強烈ですよ。
アルバムでは、再録した別バージョンで収録。アルバム色に染まっていて、ヘビィで重たいトラックにアップデートされた感じかな。
8. ONE ON ONE
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
イントロで小野塚晃のピアノが美しかったから、てっきりバラードでくるかと思いきや、一気に弾けてはブルージーなノリも出してくるミディアムナンバーを聞かせてくれます。 メロディがいいんだ。特にサビでの流れは心に訴えかけてくるようだ。それに対して、歌詞は言葉割りが微妙かな。相変わらず、シャウトは元気をくれるけれども。
9. 僕には君がいる
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
ピアノをメインに、ストリングスも飾ってく聞かせてくれる極上のバラードナンバー。稲葉のヴォーカルをメインに、前面に押したしては言葉を伝えてきます。 一方で、松本ギターは前に出てこないで、添える程度に。2番からは音を厚くしなくてよかったのに。ストレートのラブソングには優しさがいっぱい詰まっています。
10. なんという幸せ
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
すごい、稲葉のシャウトが入った後は、歌謡ブルースのごとく、濃い音が流れてきます。いいねぇ、艶だねぇ。 より稲葉のヴォーカルがセクシーに響き渡る。ここではブラスの力が大きく出ているね。夢があるけれども、働いて働いて、些細なことを幸せと感じる。切ないナンバーだ。
11. わるいゆめ
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
ゴージャスな雰囲気を出すのはストリングスの力だね。ゴリゴリのロックなB'zナンバー。サビ前の優し目フレーズから、サビでは濃く力強く展開する流れに。 Wurlitzerとギターのバランスがまた、絶妙だね。稲葉の書く歌詞のまた、想像力を掻き立てる。
12. HOMETOWN BOYS MARCH
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
イントロからギュインとギターが響き渡る。そして、ウキウキワクワクな感じで稲葉が歌い始めるんだ。 地元を離れる友に贈るエールソング。ものすごく突き抜けていて明るいね。そして、頼もしい力を与えてくれる応援歌です。
13. 光芒
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
これまた、イントロが幻想的。なかなか聞かない「光芒」という言葉。「光」をテーマに、歌詞が書き上げられたということです。 サビではゴリゴリな音とストリングスが絡み合うミディアムテンポのロッカバラードに仕上がっています。歌詞も暗がりからもがいては光を求めるシチュエーションだね。 間奏では松本ギターが圧巻なんだな。そして、ラストサビもものすごい力を感じます。
14. トラベリンメンのテーマ
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
旅人の歌。ブルージーながら、軽いテイスト。リラックスししている感じがまた、いいんだ。 間奏がないのが珍しいね。最後は手拍子。そして、みんなでシンガロングな感じが、どこかしら「あいかわらずなボクら」に通じるような雰囲気だね。
15. オレとオマエの新しい季節
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
イントロからギターが情熱的にかき鳴る。熱を帯びたラテンナンバーに、どんどんと引き込まれるB'zの世界。 オレとオマエ、この関係性がポイントなんだな。きっと、どんどんと深くなっては燃えてゆく2人なんだろうな。ギターの音がポイントになっていますね。
16. 永遠の翼
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
アルバム「MONSTER」後のシングルナンバー。イントロがもう、美しさいっぱいのピアノの音色にうっとり。 戦争を題材にした映画の主題歌ということもあり、ドラマティックなナンバーとなったロッカバラードです。誰かのことを思って、また戻ってくるという思いを胸にした主人公の歌。 切ないかな。ダイナミックなサウンドの裏にある歌詞を考えさせられますよ。
17. BUDDY
Produced by TAK MATSUMOTO Lyrics written by KOSHI INABA Music written by TAK MATSUMOTO
軽やかなテンポながらこれぞB'zなロックテイストで聞かせてくれるアップチューン。気のおける相手、Buddyとの関係がいいね。 そんな心地よさも出たナンバー。ハードな音の中にも、愛が詰まっているんだ。「僕らは終わりじゃない」という強いメッセージがいいね。
●Best Album『B'z The Best“ULTRA Pleasure”』● '08/6/18 release
B'z結成20周年のベストアルバムが登場だ。10周年時にリリースした「Pleasure」が、ULTRAになって帰ってきた今作は、2枚組30曲というB'zのヒット曲がとことん詰まっております。 あの曲がないじゃないか、という中での厳選された30曲のうち、1曲はあの「BAD COMMUNICATION」の再録バージョンで、ヘビィでハードな仕上がりとなって帰ってきました。 さらにもう1曲は、「Pleasure」2008年バージョン。アイツの境遇がまた変化して、一緒に歳を重ねていく感じが面白いね。 20年、とにかく濃い歴史とサウンドの変遷で味わうのもまたいいね。もちろんB'zは、まだまだこの先も時代の先端を駆け抜けていくわけですよ。 初回盤はDVD付きの3枚組仕様。過去にリリースされていないライブ映像を厳選、10曲、レア感満載です。
1−1. BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure Style-
Music by TAK MATSUMOTO Words by KOSHI INABA
B'zを代表するナンバーの最新バージョンをベストアルバムに収録。今作はもう、アグレッシヴなまでにハードなロックサウンドでアレンジされています。 これがまた、かっこいいわけでしてね。稲葉の歌い方も少々変わっていて、クールだったり、激しかったり。ドラムの力もハンパないし、かなりイカしたアレンジでもうノックアウトです。
2−15. Pleasure 2008 〜人生の快楽〜
Music by TAK MATSUMOTO Words by KOSHI INABA
「Pleasure」もB'zとともに成長していくようなナンバーで、今作も2008年バージョンとして、アイツが帰ってきた。 オリジナルの1991年バージョンよりも、よりロックに、よりハードに、音をバリバリとぶつけてきます。 稲葉のヴォーカルは、落ち着いていながらも、かなり勢いが出ているね。大人なヴォーカルで魅了してきます。
[DISC 3:DVD]
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●Best Album『B'z The Best“ULTRA Treasure”』● '08/9/17 release
B'zデビュー20周年アイテムとなる、ベストアルバムの第2弾。10周年同様に、リクエストを募って、楽曲を収録したベストアルバムとなっています。 その中で第一位になったのが、「Brotherhood」というのがまた、面白い結果だね。そして、「“ULTRA Pleasure”」から漏れたシングル曲、アルバム曲、2nd beatのナンバーなど、 バランス良く収録曲が揃った感じかな。それでも、漏れたシングルナンバーがあるのも驚きだよね。 そして、収録された曲の中では、「BLOWIN'」は別バージョン、「F・E・A・R」は別ミックス、最新シングル「BURN -フメツノフェイス-」、英語バージョンの「DEVIL」「HOME」などが特別に収録されています。 さらに嬉しい新曲「グローリーデイズ」も収録と、まさしくお宝の詰め合わせのようだね。おうお腹いっぱいだ。 さらに初回盤が2種類用意されているなんて、なんとも贅沢。2CD+DVDバージョンには、ZEPP TOKYOでのシークレットGIGの模様を収録。 3CDバージョンには、新曲1曲「いつかまたここで」を特別収録したCDが付属しています。
1−1. BLOWIN' -ULTRA Treasure Style-
Music by TAK MATSUMOTO Words by KOSHI INABA
大ヒットシングルナンバーを新たなバージョンで聴かせてくれました。随分とハードなロックテイストで、かなり骨太のアレンジだね。 キーが下がっていながらも、随分と余裕を感じさせる稲葉ヴォーカルです。生音ならではの力強さをダイレクトに届けてきます。とにかくかっこいいね。
2−5. F・E・A・R -2008 Mix-
Music by TAK MATSUMOTO Words by KOSHI INABA
アルバム「Brotherhood」収録ナンバーの新たなミックス。これがまた、よりゴリゴリのハードな音が際立つバランスとなっています。 さらに、ドラムもパンチが効きまくりで、弾けていますね。曲の温度がさらに上がったような、勢いが出ています。感じます。
2−8. DEVIL
Music by TAK MATSUMOTO Words by KOSHI INABA
元々はアルバム「ELEVEN」に収録されていた「TOKYO DEVIL」。ワールドワイドな英語詞になって生まれ変わりました。 より妖しさが出てきた感じもするかな。
2−14. Home
Music by TAK MATSUMOTO Words by KOSHI INABA
オリジナルのトラックをベースにしているので、英詞になっただけで、印象も随分と変わるね。Bメロのエフェクトコーラスは日本語歌詞が変わっていました。
2−15. グローリーデイズ
Music by TAK MATSUMOTO Words by KOSHI INABA
新曲。随分と優しさに満ち溢れたメロディを聞かせてくれるイントロ。そこから、アコースティックテイストなAメロを経由して、キャッチーなサビではストリングスも飾ってきます。 シンプルなメッセージを熱い思いを込めて伝えてくる稲葉ヴォーカル。失恋したけれども、輝かしい日々だったことを誇りに思って、前へ進めと背中を押してくれます。
[DISC 3:DVD]
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