album2

6th Album『commonplace』● '04/3/10 release

ベストアルバム「Every Best Singles 2」を間に挟み、前作「Many Pieces」から約1年ぶりにリリースされた、6枚目のオリジナルアルバム。 より曲に深い味わいを持たせるようなバラードやミディアムナンバーが、たっぷりと入っています。持田香織が横たわるジャケットからも、温かさや温もりみたいなものが伝わってくるね。 シングル「ソラアイ」や「また あした」など、Every Little Thingの優しい愛が詰まったナンバーを筆頭に、より曲の持つ力や持田香織による歌詞が染み渡ってくるようなナンバーが収録されています。 ただ、このアルバムのカラーからだと、シングル「ファンダメンタル・ラブ」が大いに浮くんだよね。激しく攻撃的なナンバーが、妙というか、無理やり組み込んだ感じがする。 このアルバムに入れなくてもよかったんじゃないかな、なんて思うのは自分だけだろうか。そして持田香織のヴォーカルスタイルもこのあたりからぐっと変わってきて、ちょっと賛否両論を巻き起こしました。 いずれにせよ、Every Little Thingのスタイルが変化に富んだ1枚となっています。 初回版は、DVD付き2枚組み仕様。アルバムのメイキングや代表曲「Time goes by」のライブ映像を収録。さらには特殊ブックレット。残念なのは、CCCD仕様になっているところでしょうか。

DVD

1.

2.

commonplace Photo Session Scene

Time goes by (20031224 version)

1. ソラアイ

Words:Kaori Mochida Music:HIKARI Arrangement:HIKARI & Ichiro Ito

持田香織のヴォーカルスタイルに著しく変化が見られたのが、このシングルからだろうね。 いろいろと賛否があるけれども、ヴォーカリストとしての表現法の1つとして捕らえていこう。きっと模索したに違いない。 アルバム「commonplace」からの先行シングルであり、アルバムのオープニングを飾るナンバー。優しさ溢れるロッカバラードで、味わい深いサウンドとともに聞かせてくれる。 ちなみに、この曲を聴いてDragon AshのKjが持田香織を新曲にフィーチャーしたというのは、有名なお話。

2. ファンダメンタル・ラブ

Words:Kaori Mochida Music:Kunio Tago Arrangement:tasuku & Ichiro Ito

E.L.T.史上、最も弾けたナンバーなんじゃないかな?とにかく熱と勢いが出まくったアップテンポナンバー。 アルバム「Many Pieces」発表後のシングルナンバーとして、ここまで力の入ったトラックもなかなか無いよね。打ち込みビートをベースに、ギターも軽やかに踊る踊る。 ただ、持田香織のヴォーカルに、かなり負担が掛かっているようにも思える。ちょっと、べらんめい口調みたいに聞こえるのは、新しいかも。

3. water(s)

Words:Kaori Mochida Music:Daichi Hayakawa Arrangement:Akira Murata & Ichiro Ito

弾むリズムが心地よい、ミディアムテンポのポップチューン。持田香織のヴォーカルも、曲に染み込んでいて温かさを増す。 タイトルのように水が流れている感じで、ちょっとふわふわ感もあるけれども、聞いているこっち側も、溶け込んでしまうようだ。

4. しあわせの風景

Words:Kaori Mochida Music:Kazuhito Kikuchi Arrangement:Masafumi Nakano & Ichiro Ito

アコースティックテイストをベースに、聞かせてくれるバラードナンバー。 さすがは菊池一仁といったメロディだね。キャッチーなんだけれども、どこかしら説得力があります。 持田香織による歌詞も、なんか心温まる言葉だよね。特に飾っているわけでもなく、ありのままの感じが出ています。

5. country road

Japanese words:Kaori Mochida English words:Gary Newby Music:Ichiro Ito Arrangement:Akira Murata & Ichiro Ito

E.L.T.の新しい試み。全編英語詞に挑戦。持田香織の歌詞を英語に書き換え、攻めるように歌い上げます。 曲は伊藤一朗によるもの。これがまた、かっこいいし渋いんだ。本人の意外な一面を覗かせる。トータルで見ても、やっぱり今までのE.L.T.には無い感じで、面白い。

6. 一日の始まりに...

Words:Kaori Mochida Music:HIKARI Arrangement:HIKARI & Every Little Thing

アコギがかき鳴る爽やかロックナンバー。ただ、いきなり出だしでのメロディで、中島みゆきの「空と君のあいだに」を思い出してしまうような感じですが。 一方、サビでは持田香織のヴォーカルが印象的だね。キャッチーでポップです。

7. life cycle

Words:Kaori Mochida Music:HIKARI Arrangement:HIKARI & Ichiro Ito

シングル以外のアルバム収録曲では、かなりロックしているアップテンポナンバー。 突き抜けていく感じで、疾走感がたまらないんだ。HIKARIによる作曲・アレンジに納得。ちょっとデジロック風味です。持田香織がまた、楽しそうに歌うんだ。

8. うらうらら

Words & Music:Kaori Mochida Arrangement:Akira Murata & Every Little Thing

始まりは淡々としたビートをバックに。ミディアムナンバーで、進行するにつれて、E.L.T.らしい味がどんどんとにじみ出てきた。 結構濃い目のアレンジへと変わっていく。サビが際立つほどの深みのあるメロディに惹かれますね。ポップで春らしさが出ています。

9. また あした

Words:Kaori Mochida Music:Hideyuki Obata Arrangement:Tomoji Sogawa & Every Little Thing

E.L.T.のシングルナンバーは、温かみのあるメロディと温もりで包んでくれるような持田香織のヴォーカルが印象的。 しかし、サビに向かう頃には、力強いアレンジで、重圧にかっこよく。歌詞の持つ力もダイレクトに伝わってくるようだ。 ストリングスの華やかさとアグレッシヴなギターの音が絡み合う。E.L.T.の持つ静と動が折り重なった1曲。

10. Interluido~Meridiana

Music:Ichiro Ito Arrangement:Yasunari Nakaura & Ichiro Ito

インタルード。伊藤一朗のギターが優しく語り掛けてくるようだ。そして、ピアノがドラマティックに盛り上げる。心安らぐ1曲ですね。

11. 五月雨

Words:Kaori Mochida Music:Kunio Tago Arrangement:Masafumi Nakano & Ichiro Ito

アルバムのラストを飾るバラードナンバー。じわじわと染み込んでくるメロディに、うっとりとさせてくれる1曲。 さすがは多胡邦夫。Bメロのドラマティックな展開から、サビに向かい、ほろりとさせてくれるサビのメロディになかされます。感動ですね。

Secret Track. Sleepy time dog

M-11「五月雨」を聞き続けていると始まるシークレットトラック。 ざっくりギターをバックに、持田香織が歌い上げます。なんだかアナログ感たっぷりで聞かせてくれるね。小曲ながら、温かみのある1曲に仕上がっています。

[DISC 2:DVD]

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Acoustic Album『ACOUSTIC:LATTE』● '05/2/16 release

Every Little Thingにとって初となるアコースティックアルバム。これまで発表された楽曲を、柔らかなアコースティックサウンドに仕立て、届けてくれる全12曲。 「FOREVER YOURS」、「Timie goes by」や「Over and Over」など、五十嵐サウンドのトラックも温かく包み込んでくれるようなサウンドに変身。 個人的には、「NECESSARY」をアコースティックバージョンで聞かせてくれることがうれしい。 そのほかにも、大ヒットナンバー「fragile」や最新ナンバー「water(s)」などをアコースティック仕立てで聞かせてくれます。 持田香織のヴォーカルも、とても優しくてアルバムコンセプトに非常に合致していますね。 どうせだったら前作ベスト「Every Best Single 2」に収録されていたボーナストラックも収録してもよかったんじゃないかな。 初回版は、レコーディングの様子やライブのトレーラー、インタビューなどを収録したDVD付き。ELTの2人の素顔を垣間見れる1枚です。

1. FOREVER YOURS

Words & Compose:Mitsuru Igarashi Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura

夏の爽やかさを彩ったシングルナンバーを、アコースティックスタイルでお届け。 アコースティックならではの軽やかな疾走感で通り過ぎてゆく。それでいて、バックの演奏も、とっても楽しさが出ているね。

2. water(s)

Words:Kaori Mochida Compose:Daichi Hayakawa Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura

ゆったりワルツで聞かせるアコースティックナンバー。 アコーディオンも登場して、ちょっと優雅に、ちょっとおしゃれに。持田香織の柔らかいヴォーカルも、曲に乗って楽しそう。

3. nostalgia

Words:Kaori Mochida Compose:Kazuhito Kikuchi Basic Arrangement:Nobuhito“UNA”Tanahashi Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura

バラードシングルをざっくりアコースティックバージョンで聞かせてくれます。 ところどころで入ってくる弦楽も、美しく彩っていますね。ちょっと音が高くて、持田香織のヴォーカルがつらそうにも聞こえる。

4. 愛のカケラ

Words:Kaori Mochida Compose:Kunio Tago Arrangement:Ichiro Ito, Kaoru Kato

2本のアコースティックギターがじっくりと聞かせてくれるシングルナンバー。 より曲に深みが出てきて、かっこいいね。持田香織のヴォーカルも、自分としっかりとした強さがあるね。最後サビ前の間奏ギターがいい味を出している。

5. Time goes by

Words & Compose:Mitsuru Igarashi Basic Arrangement:Nobuhito“UNA”Tanahashi Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura

初期の代表バラードナンバー。弦楽を従えてのアコースティックバージョンで、とにかく美しく鮮やかな演奏にうっとりです。 ピアノの音もガツンと効果的に。後半ではより全体がゴージャスに変身します。

6. ささやかな祈り

Words:Kaori Mochida Compose:Kunio Tago Arrangement:Masafumi“Massy”Hayashi

オリジナルがもともとポップでしたからね、アコースティックサウンドでもその楽しさをうまい具合に表現しています。 サビ頭の雰囲気がちょっとジャジーで、かっこよく感じる。

7. しあわせの風景

Words:Kaori Mochida Compose:Kazuhito Kikuchi Arrangement:Ichiro Ito

温かさがにじみ出てきたアコースティックバージョン。 パーカッションやオルガンの音が、よりいっそう、持田香織のヴォーカルを引き立てる。ホンワカした気分させてくれます。

8. fragile

Words:Kaori Mochida Compose:Kazuhito Kikuchi Basic Arrangement:Nobuhito“UNA”Tanahashi Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura

ELTの大ヒットナンバーを、アコースティックバージョンで聞かせてくれる。2本のギターをバックに、持田香織が心を込めて歌います。 2番からは、ピアノやドラムなど音が増えた。より曲に深みが出たというか、味わいが出てきましたね。最後に引っ張ってくるとは。

9. 鮮やかなもの

Words:Kaori Mochida Compose:Kunio Tago Basic Arrangement:Nobuhito“UNA”Tanahashi Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura

ざっくりざっくりと聞かせてくれるナンバーは、アルバム「4 FORCE」からのバラードチューン。 意外にどっしりとした演奏ながら、バンドメンバーの一体感を感じさせる1曲。

10. NECESSARY

Words & Compose:Mitsuru Igarashi Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura

まさかこの曲をアコースティックスタイルで聞かせてくれるとはね。シングルナンバーでも、ちょっと異質なナンバーをゆったりと変身させて、心地よく。 オリジナルはやけに尖っていたようにも見えるが、そのテイストも残しつつ、硬さと柔らかさを届けてくれる。

11. 愛の謳

Words:Kaori Mochida Compose:Kunio Tago Arrangement:Masafumi“Massy”Hayashi

バラードシングルでも光り輝いたナンバーも大変身。アコースティックバージョンというよりか、ストリングスバージョンのように。 ピアノとストリングスのみをバックに、持田香織がしっとりと歌い上げる。まさに愛の謳。

12. Over and Over

Words & Compose:Mitsuru Igarashi Arrangement:Masafumi“Massy”Hayashi

オリジナルはゴージャス感が漂っていたけれども、 アコースティックバージョンでは素朴な雰囲気で。また一味違った温かさが出ていますね。

[DISC 2:DVD]

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7th Album『Crispy Park』● '06/8/9 release

Every Little Thing、オリジナルアルバムとしては「commonplace」以来となる、約2年半ぶりとなる7枚目。 やはり注目すべき点は、持田香織のヴォーカル。賛否両論、まぁ否の意見が多いけれども、やはり喉の調子によってヴォーカルは大きく変わるんだね。 しかし、それを受け入れて、新たなる歌唱法を見つけようとする過程の1枚と捉えるべきなのかもしれない。その歌い方に合った曲とするならば、良曲が揃ったといえるんじゃないでしょうかね。 シングルも「恋文/good night」や名曲「azure moon」、先行ナンバーとなった「ハイファイ メッセージ」など5曲を収録のヴォリューム。 なお、同時発売予定だった「スイミー」は、遅れてリカットとなりましたが、アルバムの、そしてEvery Little Thingの世界を見事に表した曲になっていますね。 アルバム曲も逸材が揃っていて、伊藤一朗主導型のインスト2曲を含む全14曲で、温かい気持ちにさせてくれます。 初回版は、特殊ブックレットパッケージ。さらにはアルバムのメイキングやブックレットの写真撮影の模様、クリスマスライブの模様を収録したDVD付きの2枚組み仕様となっております。

1. ハイファイ メッセージ

Words:Kaori Mochida Music:HIKARI Arrangement:HIKARI & Every Little Thing

Every Little Thingが7枚目となるオリジナルアルバム「Crispy Park」に先駆けてリリースするミディアムロックチューンのシングル。 全編にギターがザックリと入ってくる、ハイブリッドなサウンド。久しぶりに攻めの1曲を聞かせてくれる。メロディ自体は 優しい雰囲気を出しているね。持田香織のヴォーカルもまろやかだね。どこかしら、シェリル・クロウの「soak up the sun」に似ているのは、御愛嬌ということで。

2. スイミー

Words:Kaori Mochida Music:Daichi Hayakawa Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura & Every Little Thing

爽やかな夏を彩るEvery Little Thingのシングルナンバー。本来はアルバム「Crispy Park」と同時発売だったものが、 何があったのか、遅れてのリリースとなり、久しぶりにリカット扱いとなりました。曲の方はというと、もう瑞々しいサウンドで、ポップな雰囲気が往年のEvery Little Thingを彷彿とさせる。 持田香織のヴォーカルも、優しく柔らかく聞かせてくれます。CD上はね。

3. 風待ち心もよう

Words:Kaori Mochida Music:HIKARI Arrangement:Masafumi“Massy”Hayashi & Every Little Thing

ざっくりギターとリズミカルなビートで聞かせてくれるミディアムナンバー。 Bメロや間奏でのジャジーな感じがおしゃれだね。サビでは結構ガツンと、説得力があるようなメロディと持田香織のヴォーカルが届く。

4. 雨の鳴る夜、しずくを君に

Words:Kaori Mochida Music:Kunio Tago Arrangement:Tomoji Sogawa & Every Little Thing

タイトルを表すような、しっとり静かでアンビエントな雰囲気を放つバラードナンバー。 でも、本編に入るとEvery Little Thingらしい味のあるシンプルなバラードを聞かせてくれる。 持田香織の歌い方も、曲にすっかり浸透しているね。なるほど、多胡邦夫のメロディがいいじゃないですか。

5. 恋文

Words:Kaori Mochida Music:HIKARI Arrangement:HIKARI & Every Little Thing Strings Arrangement:Tomoji Sogawa

アルバム「commonplace」リリース後の初となるシングルは、両A面でのリリースという強力ナンバー。 こちらはアルバムの延長線を行くような、シンプルながらに力のあるバラードナンバー。1番は音数が少なく、しっとりと曲の魅力がじわじわと伝わってくる。 2番からはストリングスが入ってきては、丁寧に盛り上がるように。持田香織のキャラクターも、曲のイメージをさらに押し上げるかのように。 Every Little Thingらしさをじっくりと聞かせてくれました。

6. スカーレット

Words:Kaori Mochida Music:Kaori Mochida Arrangement:Akira Murata & Every Little Thing

久しぶりに持田香織自身が作曲を手がけたナンバーは、意外にも弾けたポップロックチューンに仕上がっています。 どおかしら、以前に自身が作曲した「jump」を彷彿とさせる楽しさや痛快なところがあるね。 サビのメロディも、爽快で実に気持ちがいい。ただ、ちょっとメロディの高さが気になる。持田香織も何とか耐えている感じだな。

7. SWEET EMERGENCY (Instrumental)

Music:Ichiro Ito Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura & Ichiro Ito

インストナンバー。伊藤一朗の渾身のギターがアグレッシヴに響き渡ります。 彼の物腰柔らかく、穏やかな雰囲気とはかけ離れ、結構ゴリゴリした、ディープでハードなトラック。かっこいいね。

8. あすの心

Words:Kaori Mochida Music:Yuta Nakano Arrangement:YANAGIMAN & Every Little Thing

キラキラしたエフェクトとスクラッチの入ったアレンジで聞かせるロックチューン。アレンジがケツメイシでおなじみのYANAGIMANが手がけているところに注目だね。 サビのメロディはそこまで引き込まれるものではないかな。逆に、持田香織の舌足らずのようなヴォーカルが強調されている。

9. きみの て

Words:Kaori Mochida Music:HIKARI Arrangement:HIKARI & Every Little Thing

Every Little Thing久しぶりとなるシングルナンバーは、どこかしらメランコリックな哀愁漂うミディアムナンバー。 シンプルながらに君への思いを綴った持田香織の歌詞も温かく伝わってくるね。トラックの方は力強さがあるけれども、真っ直ぐぶつかってくる意志みたいなものを感じる。 ちょっとヴォーカルがこもっているようだ。そこが残念かな。しかし、これぞEvery Little Thingという世界観を出してきたね。

10. いずれもROMANTIC

Words:Kaori Mochida Music:Ichiro Ito Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura & Ichiro Ito

デジタルサウンドとロックサウンドがうまい具合に絡み合うポップなアップテンポチューン。作詞が持田香織、作曲が伊藤一朗というコンビネーション。 まさしくEvery Little Thingな1曲ですね。キラキラ煌く爽やかな曲だよね。初期の頃の青さも感じさせるし、なんだか微笑ましい。

11. azure monn

Words:Kaori Mochida Music:HIKARI Arrangement:HIKARI & Every Little Thing

Every Little Thingの新たな名曲の誕生ですよ。前作「きみの て」から約半年でリリースされたシングルナンバーは、 極上のバラードチューン。しっとり静かな幕開けで、アコースティックギターが添えられ、持田香織のヴォーカルもまろやかに響き渡る。1番のサビから音が増えてゆき、程よい濃さを聞かせてくれる。 ストリングスの力も強力で、幻想的な空間を作り上げる。情緒深いメロディが訴えかけてくるようだ。サビの持田香織のファルセットもなんだかキュンとさせてくれるんだな。 いちばん最初に聞いたときはあまり心に残らなかったんだけれども、何度か聞いていくにつれて、心に染み渡ってきた。ずばり、「スルメソング」なんですよ。

12. I MET YOU (Instrumental)

Music:Ichiro Ito Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura & Ichiro Ito

伊藤一朗作曲のインストナンバー再び。 アコースティックギターの調べがしっとりと響き渡ります。そおから急にアンビエントなモードに入って、さらにスケールアップ。なんだか壮大なナンバーに変身したね。

13. good night

Words:Kaori Mochida Music:HIKARI Arrangement:HIKARI & Ichiro Ito

シングル「恋文」と両A面でリリースされたナンバーは、こちらもバラードソング。ちょっと重たい雰囲気を醸すメロディとアレンジだね。 そこから次第に希望の光を見つけたかのように、明るくなる展開がドラマティックだね。持田香織の歌詞も、力強さを物語っている。

[DISC 2:DVD]

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Best Album『14 message ~every ballad songs 2~』● '07/2/14 release

Every Little Thing、デビュー10周年を迎えて、ますます絶好調の中、第2弾となるバラードベストアルバムを発売。 前作のバラードベスト発表以降、比較的ELTはバラードが多くなったような気がしますが、その中でも珠玉の14曲が収録されています。 冬を彩った「UNSPEAKABLE」、Dragon AshのKjが気になったという「ソラアイ」、アコースティックサウンドで夜空を彩る「azure moon」、素直な気持ちが表れた「また あした」などなど。 温かく包み込んでくれるようなシングルナンバーを中心に、アルバムからも数曲を収録。持田香織のヴォーカルも、どこかしらバラード仕様に移行してきたようにも思えます。 そして、注目すべきは全曲持田香織が作詞を担当していること。ヴォーカリストとしてだけではなく、自らの言葉を伝えるシンガーとしての力を見せてくれます。 初回版は、豪華写真使用ピクチャーブック仕様。2人の最新インタビューも収録されており、“今”のELTを味わうことができます。

8th Album『Door』● '08/3/5 release

Every Little Thingが新たな世界へドアを開く。8枚目となるオリジナルアルバムは、前作「Crispy Park」から約1年ぶり。 シングルも「キラメキアワー」「恋をしている/冬がはじまるよ」「サクラビト」とマイペースながらにコンスタントにリリースを続け、ようやくたどり着いた待望のアルバムです。 シングルとしての勢いは、残念ながらそこまで突出したという感じはないけれども、うまい具合にアルバムに染まった感じですね。 前作で気になったのは、やっぱり持田香織のヴォーカルなんだけれども、今作は、よりヴォーカルがアルバムに溶け込んでいるね。 持田香織も無理して声を出しているような姿勢は感じられず、ありのままの姿で歌っているようだ。 さて、曲の方は、よりポップさを追求し、E.L.T.らしさを出してきたかな。いい意味でありふれた音楽を耳に馴染ませる楽曲の数々。 アップテンポのトラックやバラードチューン、打ち込みありレゲエを彷彿とさせるトラックありと、ヴァラエティに富んでいます。 持田香織自身の歌詞も、言葉を遊ばせているようで、なおかつ自身のキャラクターをうまく活かしている。 今作も伊藤一朗主体となるインストを収録。しかも3曲も。E.L.T.の魅力を思う存分に出してきましたね。 初回盤は、収録シングルのビデオクリップやオフショット、ライブ映像や素顔の覗ける場面など、ELTの魅力が思う存分に詰まったDVD付きの2枚組み仕様です。

1. GATE#8 (Instrumental)

Music:Ichiro Ito Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura & Ichiro Ito

アルバムのオープニングを壮大に飾るインストナンバー。 ドラマティックなサウンドとともに、伊藤一朗のアグレッシヴなギターがうねりを上げる。さぁ、E.L.T.の世界へ、ドアが今、開かれた。

2. まさかのTelepathy

Words:Kaori Mochida Music:Daisuke Kato Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura & Every Little Thing

ポップなビートで弾みを効かせる、キャッチーなアップテンポナンバー。これぞE.L.T.な雰囲気を漂わせるサウンドが鮮やかに広がっては、曲に彩りを加える。 持田香織のヴォーカルも、温かく聞かせてくれますね。何気ない日常をうまく切り取った持田香織の歌詞もまた、ほっこりとさせてくれます。

3. キラメキアワー (Door version)

Words:Kaori Mochida Music:Kunio Tago Arrangement:Masafumi“Massy”Hayashi & Every Little Thing

アルバム「Crispy Park」発売後のシングル「スイミー」以来、約1年ぶりとなるシングルナンバー。これぞE.L.T.なポップで弾む爽快ソングを持ってきました。 持田香織のヴォーカルも、安定してきたというか、ヴォーカルと相性のよいトラックに仕上がっていますね。 素朴ながらに広がりのあるサビで、心地よさを生み出す。まさしく煌めきを感じさせるナンバーだね。

アルバムでは、よりカラッとしたアレンジで、気持ち軽くなったと同時に、ドリーミングに聞かせてくれます。

4. パリの娘

Words:Kaori Mochida Music:HIKARI Arrangement:HIKARI & Every Little Thing

ほんわかムードが、どこかしらフレンチポップな雰囲気を出すナンバー。温かさを出しては、サビでのファルセットでキュンとさせる持田香織。 ほんわか気分にさせてくれますね。間奏のフランス語もまた、おしゃれ度アップ。そこからうねりを上げる伊藤一朗のギターの展開がいいね。

5. サクラビト

Words:Kaori Mochida Music:Kunio Tago Arrangement:Tomoji Sogawa & Every Little Thing

8枚目のオリジナルアルバム「Door」からの先行シングルナンバーは、季節感をたっぷり出してきた、美しきバラードチューン。 どこかしら和の要素を出して、情緒深く聞かせてくれます。なるほど、多胡邦夫の作曲でした。 持田香織のヴォーカルも、柔らかさを前面に出しては、包み込んでくるような温かさがありますね。桜のようなはかなさも加え、曲を彩っています。

6. WONDER LAND

Words:Kaori Mochida Music:Daichi Hayakawa Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura & Every Little Thing

デジタルサウンドがポップに弾けまくるアップテンポナンバー。サウンドを聞くと、初期の頃のE.L.T.を彷彿とさせるね。 持田香織の丸まったヴォーカルが、その点でちょっとギャップを生じさせる。なんだか不思議な感覚。サビにいたっては、極上キャッチーなメロディでノックアウト。

7. 冬がはじまるよ feat. 槇原敬之

Words:Noriyuki Makihara Music:Noriyuki Makihara Arrangement:Masafumi“Massy”Hayashi & Every Little Thing

まさかのコラボレーションの実現に驚かされましたね。槇原敬之の1992年に大ヒットした冬のナンバーを、E.L.T.がカバー。 そこにマッキー本人もコーラスで参加するという、なんとも豪華な仕上がりとなりました。サウンドの方は、オリジナルよりも若干テンポアップ。メロディパートはなんだか淡々としているけれども、 サビではやっぱりポップでキャッチーに。そして、ゴージャスに飾ってきましたよ。これでE.L.T.らしい冬が過ごせそうですね。

8. B.L.V.D. (Instrumental)

Music:Ichiro Ito Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura & Ichiro Ito

ここで一息、インストナンバーの登場。まったりゆったりテンポで、ギターが味わい深く鳴り響く。 伊藤一朗のキャラクターをそのまま曲にしたような、温かさの出たトラックだね。

9. NEROLI

Words:Kaori Mochida Music:Kunio Tago Arrangement:Masafumi“Massy”Hayashi & Every Little Thing

なんだか雰囲気珍しく、ガッツリ系ロックを彷彿とさせる力強さの出たミディアムナンバーだね。どこかしら緊迫感を生み出して、スリリング。 随分と攻撃的にぶつけて来る。持田香織のヴォーカルも、前へ前へとどんどんと進んでくる。今作アルバムの中では異色な感じで、とにかく攻めの1曲。

10. カラカラ

Words:Kaori Mochida Music:Takashi Iioka Arrangement:Masafumi“Massy”Hayashi & Every Little Thing

レゲエテイストを出した、まったりミディアムチューン。ザックリかき鳴るギターがリズミカルに、心地よさが出ては、リラックスした雰囲気でまったりまったり。 持田香織のヴォーカルも、うまく溶け込んで、瑞々しく響き渡ります。

11. 恋をしている

Words:Kaori Mochida Music:Kazuhito Kikuchi Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura & Every Little Thing

Every Little Thing、冬に入る前に、季節に彩を加えるシングルを両A面でリリース。こちらはE.L.T.らしさの出た王道バラードナンバー。 じっくりとした演奏と、持田香織の真っ直ぐなヴォーカルで温かく包み込んでくれるような1曲。味わい深さの出たメロディは、菊池一仁によるもの。なるほど、引きが強くて世界観をうまく出しているよね。 ストレートなラブソングで、恋する気持ちが素直、率直に表れています。

12. gladiolus

Words:Kaori Mochida Music:Yoko Kuzuya Arrangement:Masafumi“Massy”Hayashi & Every Little Thing

前曲に続いて、こちらもバラードナンバー。いきなり「恋をしていたんだね」という過去形の歌詞。前曲が恋愛現在進行形だったのに対し、この展開はすごいな。 で、さらに驚くのが、作曲が葛谷葉子なんだよね。これまた、情で訴えかけてくるような、美しいメロディラインにはかなさをプラスして、美しく仕上げてきました。

13. オフェリア_act2

Words:Kaori Mochida Music:Takashi Iioka Arrangement:Yasunari“Nam-Nam”Nakamura & Every Little Thing

シングル「サクラビト」のカップリングとして先に発表されていた第1幕の続き。 前幕は持田香織のハミングで包み込んでくれたけれども、今作では歌詞を届けるように、持田香織が丁寧に歌います。まるで絵本を読み聞かせるように。 サウンド面でも音が厚くて、メインディッシュのような力を感じさせる。アルバムはこれで幕を閉じるけれども、なんだかE.L.T.にとって壮大なドアが開いたね。

[DISC 2:DVD]

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Best Album『Every Best Singles ~Complete~』● '09/12/23 ('10/3/3) release

Every Little Thing、初のコンプリートシングルベスト。これまでに、ベストアルバムを何枚もリリースしていますが、シングル曲、しかも両A面まで収録している完全ベストはこれが初。 しかも、年代順に4枚のCDにぎっちりと収録しています。サウンドの変遷や持田香織のヴォーカルの変化も楽しむことができるヒストリカルな作品だね。 そして、ボーナストラックを特別収録していて、名曲「Time goes by」のリミックスを収録。それを手がけたのがDragon AshのKjというのが、なんとも豪華なコラボレーションとなりました。 まろやかサウンドでELTの温かさを引き出してきたね。 今作は3種で発売。CD4枚組バージョン、そこにPVを収録した2枚のDVD付バージョン、そしてリクエストの上位30曲のみを凝縮収録した枚組のセレクション盤と、用途に合わせて選択ができますよ。

4-13. Time goes by ~ as time goes by (Kj MIX)

Arrangement:Kj/Dragon Ash

Dragon AshのKjが手がけたというだけで大きな話題となったトラック。アコースティックサウンドを軸にしていて、ちょっと湿り気のあるミックスチューン。 どこかしら牧歌的な雰囲気もあって、なかなかいい仕上がりだね。深みおある味が自然に染み込んでくるようなトラックです。

[DISC 5&6:DVD]

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9th Album『CHANGE』● '10/3/24 release

Every Little Thing、年末にシングルベストアルバムをリリースしたかと思えば、その勢いでオリジナルアルバムをリリース。 先行シングルの「DREAM GOES ON」「冷たい雨」「Change」を手がけた五十嵐充サウンドプロデュースということで、 往年のE.L.T.サウンドが復活か?と思えば、実に熟した落ち着きのあるナンバーが揃っているんだよね。 アルバムタイトルを表すような「CHANGE」にふさわしい内容となっている。正直、シングル曲も含めて、突き抜けるものがないんだよな。メロディやその展開も、ぺったりと平坦なものが多く、 どこかしら持田香織のヴォーカルに合わせた楽曲になっているんじゃないかと思ってしまう。まぁ、持田香織も無理せずに伸び伸び歌っているみたいです。 でも、やっぱり物足りなさがどこかしらにあって、引っかかるんだよな。あらゆる面で変化を遂げた作品。逆に、この先のE.L.T.の未来を示すようなターニングポイント的な作品にも思えるかな。 初回盤はDVD付の2枚組み。収録シングル3曲のPVやメイキング、クリスマスコンサートから3曲。さらに最新ツアーの裏側を見せるバックステージなど、内容盛りだくさんですよ。

1. Change

Words:Kaori Mochida Music:Mitsuru Igarashi Arrangement:Mitsuru Igarashi & Every Little Thing

9枚目のオリジナルアルバムに先駆けてリリースされた完全限定生産のシングルナンバーは、同名タイトルのアップテンポチューン。 かき鳴るギターがうきうきワクワクさせてくれる。往年の五十嵐充節が炸裂するポップなトラックで、元気いっぱいに。持田香織のヴォーカルは優しく語り掛けるように包み込んでくるね。 前を向いて歩いて移行的応援歌ですかね。E.L.T.のポップな面がよく出ている曲です。

2. 青い煌めき

Words & Music:Mitsuru Igarashi Arrangement:Mitsuru Igarashi & Every Little Thing

アコースティックギターが爽やかに広がるミディアムチューン。曲だけでなく、歌詞も五十嵐充が担当。 恋心を見事なまでに表現しては、どこかしら懐かしさのあるメロディに添えて。この曲の主人公、男性でも女性でも置き換えできるような感じだなぁ。

3. spearmint

Words & Music:Mitsuru Igarashi Arrangement:Mitsuru Igarashi & Every Little Thing

五十嵐充が作詞・作曲を手がけたアップテンポチューン。爽やかな風が流れては、爽快感を連れてくる。 キーボードの華やかな音をまとっては、持田香織のまったりとしたヴォーカルがジワリと染み込んでくるように。淡い恋心の表現がお見事です。

4. 忘れえぬ人

Words:Kaori Mochida Music:Kazuhito Kikuchi Arrangement:Yuta Nakano & Every Little Thing

こちらは作曲を菊地一仁、編曲をE.L.T.と中野雄太が手がけたバラードナンバー。しっとりと聞かせては、うっとりとするメロディで引き込む1曲。 桜をベースにした持田香織の歌詞も、季節柄、ちょっと切ない別れを思わせたりと、なんかしんみりモードだね。

5. 12ヶ月

Words:Mitsuru Igarashi Music:Kazuhito Kikuchi Arrangement:Yuta Nakano & Every Little Thing

作詞を五十嵐充、作曲を菊地一仁というコンビで作り上げたミディアムナンバー。 タイトル通りに1年の中で過ごすシチュエーション。少女から大人の女性へと変化を遂げる主人公の、成長を描く歌詞が瑞々しいね。ただ、サビのメロディがずっと単調な感じがしてもったいない。 そこから大きく広がることができると思うんだけどな。

6. Heart Rate Of The City (Instrumental)

Music:Ichiro Ito Arrangement:Yasunari Nakamura & Ichiro Ito

伊藤一朗インストコーナー。ちょっと1980年代のような打ち込みを使用したトラックをバックに、 うねるギターを聞かせてくれる小曲です。スパイスになったね。

7. 真夜中のハイウェイ

Words:Kaori Mochida Music:Mitsuru Igarashi Arrangement:Mitsuru Igarashi & Every Little Thing

デジタル色満載のポップなミディアムナンバー。あまりハイウェイ感はないかなぁ。本当、初期のE.L.T.らしさを蘇らせてきたね。五十嵐充もにくいぞ。 イントロのキーボードのメロディには驚かされたけれども、本当に懐かしさを前面に出したトラック。 そして、持田香織のヴォーカルは、どこかしら淡々とした感じで。ラストのアウトロで、リズムが変わったところがなかなかかっこいい。

8. DREAM GOES ON

Words:Kaori Mochida Music:Mitsuru Igarashi Arrangement:Mitsuru Igarashi & Every Little Thing

これが本当に実現するとは。まさかまさかの五十嵐充が帰ってきた。ここでこのタイミングで聞くことができるとはね。E.L.T.、前作から約1年ぶりのシングルナンバー。 いやぁ、往年の五十嵐節炸裂です。程よいデジタルサウンドと、どっしりと構えたバンドサウンドを聞かせてくれるミディアムナンバー。ただ、トラックに比べるとメロディがイマイチというか。 持田香織のヴォーカルも低い部分をたどるようで、怖く聞こえるんだよね。盛り上がらないというか盛り上がれず、何だかもったいない。

9. スケッチブック

Words & Music:Mitsuru Igarashi Arrangement:Mitsuru Igarashi & Every Little Thing

イントロでちょっとアイリッシュテイストを出してきたミディアムナンバー。 でも、それ以外はいたってフツーなんだよね。程よくデジタルサウンドを付け足して、さらりと聞かせてくれる。サビはイマイチ盛り上がらないかな。

10. Snowscape (Instrumental)

Music:Ichiro Ito Arrangement:Yasunari Nakamura & Ichiro Ito

これまた伊藤一朗のギターが冴え渡るインストナンバー。 しっとりと優しくアコースティックギターの調べが響き渡ります。彼の優しく温かいキャラクターが前面に出ていますね。

11. 蓮 -れん-

Words:Kaori Mochida Music:Mitsuru Igarashi Arrangement:Mitsuru Igarashi & Every Little Thing

優しさ薫るバラードナンバー。アコースティックギターの音と、淡いSEが温かな空気を出してきた。そこからサビへ行くと、結構どっしりとした音でガッツリと。 なかなかメロディアスな展開で、E.L.T.らしさの出まくったナンバーだね。懐かしさと新しさの合わさった曲です。

12. 冷たい雨 (Album version)

Words:Kaori Mochida Music:Mitsuru Igarashi Arrangement:Mitsuru Igarashi & Every Little Thing Strings & Woodwind Arrangement:GEN ITTETSU

前作シングル「DREAM GOES ON」に引き続いての五十嵐充プロデュースナンバーは、五十嵐節炸裂のバラードチューン。メロディもそう、アレンジもそう。 懐かしくもあり、新しくもあり。あの頃と違うのは、やっぱり持田香織のヴォーカルと歌詞の表現かな。 叶わない恋とわかっていても、その切ない気持ちと雨というシチュエーションは、ちょっとありきたりな感じはするんだけれども、意外とヴォーカルがしっくりと来るんだよね。持田香織、がんばった。

アルバムではゴージャスにストリングスも加わった。切なさ度がアップして、訴えかけてきます。

[DISC 2:DVD]

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