album

1st Album『DANGEROUSLY IN LOVE』● '03/6/24 release

スーパーガールズグループ、Destiny’s ChildのBeyonceがついにソロアルバムを発表。リードシングルとなったJay-Zとのコラボ作「Crazy In Love」がとにかくヒットしまくりで、パンチが効きましたね。 オッオッオッオーオッ。さらに、Sean Paulとのコラボ「Baby Boy」や、「Me Myself & I」「Naughty Girl」と4枚のシングルをカットしては、大ヒット御礼のソロアルバムとなりました。 ただね、シングルだけで見ると、ノリのよい作品なんだけれども、アルバム全体を見ると、意外にもミディアム~スロー系の楽曲が多く、 じっくりとBeyonceのヴォーカルを味わうことにできる作品になっているんだよね。 後半は、とにかくメロウな作品がゆったりと続き、「Dangerously In Love 2」や「Gift From Virgo」など、声で勝負してくる。 そう考えると、やっぱり「Crazy In Love」の力が大き過ぎて、ギャップができてしまうかも。ただ、Beyonceの思いがとことん詰まっているアルバムには間違いありません。ゲストも豪華だしね。 先述のJay-ZやSean Paulはじめ、Big BoiやMissy Elliott、さらにLuther Vandrossとデュエットを披露したりと、デスチャとはひと味違ったBeyonceの姿をじっくりと味わうことができます。

1. Crazy In Love (Featuring Jay-Z)

-Beyonce Knowles - Rich Harrison - Shawn Carter - Eugene Record- Produced by Rich Harrison for Richcraft Inc. and Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc.

ついにこの時がやってきた。Destiny’s ChildのBeyonceがソロ活動をスタート。勢いのあるビートとともに、Jay-Zがラップを繰り広げるアップテンポチューン。 Beyonceもパンチのあるヴォーカルを聞かせては、サビで畳み掛けてくるように、これでもかというくらいにヴォーカルをぶつけてくる。 熱いぞ。キャッチーなのは、やっぱり「Are You My Woman」をサンプリングしているからかな。とにかく踊りまくりの1曲。オッオッオッオーオッ。

シングルバージョンでは、ラストのアウトロが、若干長くなっています。

2. Naughty Girl

-Beyonce Knowles - Scott Storch - Robert Waller - Angela Beyince - Pete Bellotte - Giorgio Moroder - Donna Summer- Produced by Scott Storch forTuff Jew Productions, LLC and Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc.

好調の大ヒットアルバム「Dangerously In Love」からの4枚目シングルナンバー。どこかしらエスニックなテイストを振りまく、ミディアムテンポのR&Bチューン。 終始、Beyonceのファルセットヴォーカルが舞っています。トラックが妖しさ満載なのに、ヴォーカル&コーラスはスムースに繰り広げられているね。 Donna Summer「Love To Like You」をサンプリングしているところにも注目。

3. Baby Boy (Featuring Sean Paul)

-Beyonce Knowles - Scott Storch - Sean Paul Henriques - Robert Waller - Shawn Carter- Produced by Scott Storch forTuff Jew Productions, LLC and Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc.

Beyonceのソロアルバム「Dangerously In Love」から2枚目となったシングルナンバー。レゲトン王子、Sean Paulをゲストに迎えて、妖しい世界を聞かせてくれます。 Beyonceが艶かしく歌い上げれば、Sean Paulは熱くラップを聴かせる。このコンビネーションも、不思議と面白い。

4. Hip Hop Star (Featuring Big Boi and Sleepy Brown)

-Beyonce Knowles - Bryce Wilson - Makeda Davis - Antwan Patton - Shawn Carter- Produced by Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc. and Bryce Wilson for Czar / 1st & 15th Productions, Inc.

Big BoiとSleepy Brownを迎えた、バウンシーなR&Bチューン。乗っけからラップが登場して、濃い様相を見せる。また、エッジの効いたギターの音がいいね。 ブラックミュージック要素を詰め込んで、クールにパフォーマンス。派手さがないけれども、地下から狙ってくるかのようなナンバーだね。

5. Be With You

-Beyonce Knowles - Rich Harrison - Angela Beyince - Shuggie Otis - George Clinton, Jr. - William Colins - Gary Cooper- Produced by Rich Harrison for Richcraft Inc. and Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc.

まったり艶やかなミディアムバラードチューン。Beyonceのヴォーカル&コーラスでまったりと包み込まれるような曲だね。 グルーヴもあって、どっぷりと聞かせてくれます。「あなたと一緒に居る」というシチュエーションにぴたりなトラックだね。下地はソウルフルなBooty Collins「I’d Rather Be With You」。

6. Me, Myself And I

-Beyonce Knowles - Scott Storch - Robert Waller- Produced by Scott Storch forTuff Jew Productions, LLC and Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc.

大ヒットアルバム「Dangerously In Love」から3枚目のシングルナンバー。 どっぷりまったりなミディアムグルーヴを放つバラードチューンです。Beyonceのヴォーカルも、落ち着き感たっぷり。サビではなかなかキャッチーな雰囲気とともに、コーラスが飾ってきましたね。

Radio Editは、約1分ほど短いバージョンです。

7. Yes

-Beyonce Knowles - Bernard Edwards, Jr. - Shawn Carter- Produced by Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc. and Focus... for a-FOC.aliptic MusicWorks

どっぷりビートとアナログノイズを絡めて聞かせる、淡々としたミディアムスローのバラードチューン。 Beyonceのヴォーカルも落ち着いていて、じっくりと聞かせてくれます。派手さはないけれども、Beyonceの持つヴォーカルの力を味わうことはできるね。

8. Signs (Featuring Missy Elliott)

-Missy Elliott - Nisan Stewart - Craig Brockman- Produced by Missy Elliott for Mass Confusion Productions, Inc. Co-Produced by Craig Brockman for New Every Morning Music, Inc and Nisan Stewart for NCS Entertainment, Inc.

Missy Elliottがプロデュースとラップで参加したミディアムチューン。Beyonceのヴォーカルは、ファルセットを披露したり高音ラインを行く。 幻想的で、ドラマティックなサウンドと歌詞の世界の中で、美しく響き渡ります。Missy Elliottもクールに言葉を並べます。

9. Speechless

-Beyonce Knowles - Andreao Heard - Sherrod Barnes - Angela Beyince- Produced by Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc. and Andreao“Fanatic”Heard and Sherrod Barnes for Sixthboro Entertainment Inc.

ギターの音が、これまたシブく響き渡るオープニングがかっこいいんだ。じっくり味わいを出すスローバラードチューン。 派手さを抑えたサウンドの中で、映えるBeyonceのヴォーカルがいいね。力をうまく発揮しては、その曲の世界へ引き込むように。うっとりだね。

10. That's How You Like It (Featuring Jay-Z)

-D. Andrews - B. Bridgeman - Shawn Carter - Randy DeBarge - Eldra DeBarge - Etterlene Jordan- Produced by D-Roy and Mr. B for Art and Life / Heat Roc Management, LLC and Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc.

大ヒットシングル「Crazy In Love」に引き続いて、Jay-Zとのコラボレーションナンバー。 軽快なBeyonceのヴォーカルが、明るく舞い、どっぷりビートとJay-Zのラップがまったりと絡み合う。DeBarage「I Like It」をサンプリングして、見事にBeyonce色に染めた。

11. The Closer I Get To You (Duet With Luther Vandross)

-J. Mtume - R. Lucas- Produced by Nat Adderley, Jr.

Luther Vandrossとの大人のデュエット。まず、音が既に大人。A.O.R.よろしく、しっとりシブいサウンドに乗せて、伸び伸びと2人のヴォーカルが舞います。 生音の力といい、ストリングスの力といい、すべてが曲を盛り上げる。そして、見事なハモりでうっとりの世界へ誘ってくれます。

12. Dangerously In Love 2

-Beyonce Knowles - Errol McCalla Jr.- Produced by Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc. and Errol“Poppi”McCalla Jr. for Music World Productions, Inc.

イントロからしっとりギターが入ってきたけれども、その後はどっしりと力強いビートが響き渡るR&Bのバラードチューン。 さすが、アルバムタイトルを冠する楽曲なだけあって、パワーのあるナンバーだね。Beyonceのヴォーカルといい、コーラスといい、合わさると唯一無二の世界を創る。 圧倒的なヴォーカルパフォーマンスで、曲を構築。後半ではマックスに盛り上がります。

13. Beyonce Interlude

-Beyonce Knowles- Produced by Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc.

Beyonceによる語りのインタルード。じっくりと聞き入ってしまいます。

14. Gift From Virgo

-Beyonce Knowles - Shuggie Otis- Produced by Rich Harrison for Richcraft Inc.

アルバム本編を締めるバラードナンバー。ジャジーな3拍子のバラードチューン。ヴォーカル&コーラスで、柔らかな世界を創ります。 「愛している」と、最後に畳み掛けてきますよ。

Secret Track. Daddy

シークレットトラックは、これまたピアノをベースにしたバラードナンバーです。 愛しのDaddyに向けて、Beyonceが愛を込めて歌います。まったく、憎いね。伸び伸びと表現豊かに声を聞かせるBeyonceがかっこいいです。

Remix Album『LIVE AT WEMBLEY』● '04/4/26 ('04/7/22 on Japan) release

Destiny’s ChildのBeyonce、ソロアルバム「Dangerously in Love」を引っさげて行われた初のツアーの中から、 イギリス・ロンドンはWembley Arenaでの公演を収録したDVD+新曲やリミックスなどを収録したCDとの2枚組仕様の変則盤が登場。 ライブの方は、まさしくエンタテインメントな世界で魅せる。これぞショウビズだね。いきなり逆さ吊りで登場のBeyonceに驚かされます。 そこからキレのあるダンスや鮮やかな衣装で見るものを虜にする。正直、あまり生で歌っていないけれども、ダンスや演出などがそれ以上にすごいので、見事にカバーできているね。 バラードあたりはさすがだけれども、激しいところは動きを重点に置いています。デスチャのメドレーなども披露する、充実の96分。 ボーナスコンテンツには、ライブのメイキングやインタビューなど、盛りだくさん。 一方、CDの方は、新曲やソロアルバム未収録曲、未発表のリミックスなどを収録。新曲の方は、ソロアルバムの延長線を行くような内容だね。リミックスは、もう少しバリエーションがあってもよかったかな。

1. WISHING ON A STAR

-Biffie Rae Calvin-

メロウな雰囲気を届けるバラードチューン。 Beyonceのヴォーカルも、伸びやかで、表現力も豊かですね。特に、ヴォーカルがどこまでも伸びゆく中盤のパフォーマンスは圧巻ですよ。

2. WHAT'S IT GONNA BE

-Beyonce Knowles - Lashaun Owens - Karrim Mack - Corte Ellis - Larry Troutman - Roger Troutman - Kandice Love-

Beyonce直球のR&Bナンバー。どっぷりビートとコーラスを携えて、パワフルヴォーカルで圧巻なBeyonce。 迫力たっぷりにぶち込んできます。挑発してくる感じもまた、かっこいい。

3. MY FIRST TIME

-Beyonce Knowles - Pharrell Williams - Chad Hugo-

チキチキ系のサウンドを打ち込んでくるミディアムチューン。ちなみに、プロデュースはThe Neptunesの2人というんだから、納得。 クールなまま展開して、かっこいいね。Beyonceのヴォーカルも激しくなく、じっくりと聞かせるタイプのナンバーです。

4. KRAZY IN LUV (MAURICE'S NU SOUL REMIX)

ベースの音がとってもファンキーなハウスリミックス。よりポップに、より熱く聞かせてくれるこのナンバーは、オリジナルよりも若干テンポが上がったことで、 軽快なんだけれども、よりいっそう勢いが感じられます。ギターの音もシブいよ。充実の6分半。

5. BABY BOY (JUNIOR'S WORLD MIXSHOW)

ベースは「Junior's Padapella」だね。美味しいところを引っ張り引っ張る。

6. NAUGHTY GIRL (CALDERONE QUAYLE CLUB MIX)

軽快ながらディープなビートが押し寄せてくるリミックス。 さすがはVictor Calderone。彼らしい、グツグツした雰囲気をまとったトラックに、熱を感じる。煮えたぎった変身を聞かせてくれます。

7. NAUGHTY GIRL (FEATURING LIL' KIM)

トラック自体はオリジナルと同じ。しかし、冒頭からLIL’KIMがラップで登場。 濃いね。すごいね。女性パワー爆発の1曲に仕上がったね。

8. NAIVE (HR CRUMP REMIX FEATURING DA BRAT)

姉妹共演。Solangeとのコラボナンバーのリミックスチューン。どっぷりビートとギターの鮮やかな音が交差するトラックで、 クール&セクシーに。Da Bratのラップも、より強力に聞こえる。

[DISC 2:DVD]

こちらへ→☆☆☆

2nd Album『B'Day』● '06/9/4 ('06/8/31 on Japan) release

Beyonce待望の2nd Albumが到着。Destiny's Child解散後ということもあり、いかにBeyoceのスタイルを出すのかが気になりますが、 「Beyonceの日」と銘打つだけあって、かなり色濃い作品が出来上がったみたいだね。 先行ナンバーにもなった「DEJA VU」では、公私ともにお付き合いなJAY-Zとタッグを組み、アッパービートで攻めてくる。 このアルバムからは「RING THE ALARM」「IRREPLACEABLE」「GREEN LIGHT」などがシンプルとしてカットされているわけで、とにかく濃厚。 Beyonceが語るには、ルイジアナのあたりを思わせるようなサウンドとビジュアルで決めてきたとのこと。 いかんせん、攻めのアルバムになってるので、落ち着きのポイントは「IRREPLACEABLE」あたりからになるかな。そこまで息つく暇もない全10曲というだけあって、随分と濃厚な仕上がり。 大御所RODNEY JERKINSはじめ、THE NEPTUNESやSTARGATEなどのプロデューサーとタッグを組み、Beyonceの才能を如何なく発揮させます。 インターナショナル盤は1曲、日本盤はさらに1曲のボーナストラックを追加収録。さらには、あの曲がシークレットトラックで収録されているんだね。

1. DEJA VU FEATURING JAY-Z

PRODUCED BY RODNEY“DARKCHILD”JERKINS FOR DARKCHILD.COM AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, RODNEY JERKINS, DELISHA THOMAS, MAKEBA, KELI NICOLE PRICE, SHAWN CARTER

Beyoncneが2枚目となるオリジナルアルバムに先駆けて、リリースした先行チューンは、ブラスが吹き荒れて、ベースが唸るグルーヴィーなファンクチューン。 とにかく濃いのなんのって、おまけに、よろしくな関係のJay-Zもラップで参戦しては、どっぷり濃厚な仕上がりです。RODNEY JERKINSのプロデュースがイキイキしているね。 Beyonceのヴォーカルはもちろん、パワフルに。最高のパフォーマンスで魅了してきます。一方で、PVは過小評価されたり意味がわからないなど、という批判がありましたね。

2. GET ME BODIED

PRODUCED BY SWIZZ BEATZ FOR SWIZZ BEATZ PRODUCTIONS, INC., BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC. AND SEAN GARRETT FOR THE PRACTICE TEAM WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, KASSEEM“SWIZZ BEATZ”DEAN, SEAN GARRETT, MAKEBA, ANGELA BEYINCE, SOLANGE KNOWLES

リズムが特徴的な1曲。バチバチサウンドと「Hey!」という掛け声が入ってきて、とっても濃い。 しかも、バックの音も以外と少ないんで、これだけで成り立ってしまう驚きもあるね。そして、相変わらずパワフルなBeyonceのヴォーカルで魅了してきます。

3. SUGA MAMA

PRODUCED BY RICH HARRISON FOR RICHCRAFT, INC. AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, RICH HARRISON, MAKEBA, CHUCK MIDDLETON

渋さ全開なソウルフレーバーもあるグルーヴチューン。どっしりとした音とBeyonceのヴォーカルが絡んでは、勢いを出して魅了してきます。 「Searching for Soul」という曲をサンプリングして、ふるさと新しさをうまくミックスさせたナンバーで、楽しませてくれます。後半のヴォーカルが、とにかくハンパないBeyonceです。

4. UPGRADE U FEATURING JAY-Z

PRODUCED BY CAMERON WALLACE FOR BACK BLOCK PRODUCTIONS AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC ADDITIONAL PRODUCTION BY KASSEEM“SWIZZ BEATZ”DEAN FOR SWIZZ BEATZ PRODUCTIONS, INC WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, MK, MAKEBA, SEAN GARRETT, ANGELA BEYINCE, SHAWON CARTER, WILLIE CLARKE, CLARENCE REID, SOLANGE KNOWLES

イントロからインパクトのあるメロディと、Jay-Zのラップでノックアウトな1曲。その後はBeyonceがかっこいいヴォーカルでどっしりと構えてくる。 「GIRLS CAN'T DO WHAT THE GUY DO」という曲をサンプリングして効果的に表れていますね。 「あなたをアップグレードしたい」だなんて、随分と粋な発言をしてくれます。このコンビならではだね。

5. RING THE ALARM

PRODUCED BY SWIZZ BEATZ FOR SWIZZ BEATZ PRODUCTIONS, INC. AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC. WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, KASSEEM“SWIZZ BEATZ”DEAN, SEAN GARRETT FOR THE PRACTICE TEAM

タイトルそのまま、アラームが鳴り響いて始まる。ビートが特徴的なナンバー。これまた、プロデューサーのSwiss Beatzが濃さを前面に出したトラックで勝負を仕掛けてくる。 パワフルなBeyonceのヴォーカルとともに、重くのっしりとした音がより力をつけてくる。好調アルバム「B'DAY」から、2枚目のシングルとしてカットされたナンバー。

6. KITTY KAT

PRODUCED BY THE NEPTUNES AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC. WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, PHARRELL WILLIAMS, SHAWN CARTER

THE NEPTUNESが参加したトラックは、どっぷりビートが心地良いグルーヴチューン。 シンプルさの中に、きめ細かい音使いで、とってもおしゃれに。アーバンポップなテイストも盛り込んで、Beyonceを輝かせる1曲を聴かせてくれます。歌詞は結構ディープみたいだね。

7. FREAKUM DRESS

PRODUCED BY RICH HARRISON FOR RICHCRAFT, INC. AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, RICH HARRISON, ANGELA BEYINCE, MAKEBA

イントロからがっつりとドラムビートが入ってきては、熱を放出。Beyonceのヴォーカルも自信に満ち溢れているね。 特にサビ前のメロディパートが盛り上がりに拍車をかけて、攻めに攻めてくる。ここにしびれますね。勝負服を着て、仕掛けてくる女性の強さがダイレクトに伝わってくる。

8. GREEN LIGHT

PRODUCED BY THE NEPTUNES AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC. WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, PHARRELL WILLIAMS, SEAN GARRETT

こちらもTHE NEPTUNESの作品。軽やかリズム打っては、サビ前で躍動感を増してきて、サビで勢いを加速させてくる。これまた、ひねりを加えた1曲だね。 切り取っていくたびに、模様が変わっていくような、流れが本当に楽しい。別れへのGOサインを青信号に例えて、次へとt進み出す。

9. IRREPLACEABLE

PRODUCED BY STARGATE FOR DELIRIOUS BLACKSMITH MANAGEMENT AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC CO-PRODUCED BY S. SMITH FOR COMPOUND ENT. WRITTEN BY S. SMITH, BEYONCE KNOWLES, MIKKEL S. ERIKSEN, TOR ERIK HERMANSEN, E. LIND, A. BJORKLUND

このアルバムの中では、随分と落ち着いた雰囲気を放つグルーヴィーなバラードチューン。 その中でも光るBeyonceのヴォーカルパフォーマンスは、さすがだね。時に優しく、時に激しく力強く、抑揚をうまく使って魅了してきます。

10. RESENTMENT

PRODUCED BY WALTER (LIL WALT) MILLSAP III FOR CONJUNCTION PRODUCTIONS, LLC AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC CO-PRODUCED BY CANDICE (G.G.) NELSON FOR CONJUNCTION PRODUCTIONS, LLC WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, WALTER W. MILLSAP III, CANDICE C. NELSON, C. MAYFIELD

ギターの音を渋く響かせては、Beyonceが伸び伸びと歌い上げるトラック。Curtis Mayfield「THINK」をサンプリングしては、ソウルフルナンバーに味付け。 「なんで嘘をついたの?」と傷つき攻める女性の気持ちをうまく表現していて、Beyonceのヴォーカルからダイレクトに伝わってきます。ラストはギターバックで渋く聴かせてくれます。

11. CREOLE

PRODUCED BY RICH HARRISON FOR RICHCRAFT, INC. AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, RICH HARRISON, MAKEBA, ED BLAND

イントロからファンキーグルーヴを放ちまくって熱く盛り上げる1曲。 「SKUNK JUICE」をサンプリングしては、印象的な音がループしまくって、頭の中を駆け巡る。冒頭からも出ているけれども、腰だヒップだ、フリフリしたくなる。

12. CHECK ON IT

PRODUCED BY SWIZZ BEATZ FOR SWIZZ BEATZ PRODUCTIONS, INC. AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, KASSEEM DEAN, SEAN GARRETT, ANGELA BEYINCE, STAYVE THOMAS

Beyonce、お久しぶりとなるソロナンバーは、「THE PINK PANTHER」の主題歌に起用された、どっぷりR&Bナンバー。 ちょっと一変調子のような気もするけれども、サビのフレーズがほとんど繰り返されているので、頭の中でずっとグルグルグルグル回ってくる感じだね。 時に入ってくるラップが重たくのしかかってくる。一方で、Beyonceのヴォーカルは随分と余裕を感じるね。

Secret Track. ENCORE FOR THE FANS

このアルバムに対しての思い、そして、映画「DREAMGIRLS」を撮り終えての気持ちを語るBeyonceです。

Secret Track. LISTEN

Beyonceが主演した映画「DREAMGIRLS」の主題歌でもあるバラードナンバー。全神経を集中させて、歌い上げるBeyonceのヴォーカルパフォーマンスが圧巻なんだよね。 タイトルそのまま、この歌を聴いてほしいという思いが、全身から伝わってきます。 そして、映画主題歌らしく、ドラマティックな仕上がりは、一気に感動の方向へと持っていく。うん、素晴らしいの一言。

Secret Track. GET ME BODIED (EXTENDED MIX)

オリジナルそのまま、延ばして、よりいっそう、濃厚なトラックが味わえるナンバーに仕上がっています。 がっつりと攻めてきては、心も体も熱くさせる。「Crazy in Luv」なフレーズも登場。

2nd Album『B'Day DELUXE EDITION』● '07/4/3 ('07/4/4 on Japan) release

大ヒットを記録したBeyonceのアルバム「B'Day」が、装いも新たにデラックスバージョンとしてリパッケージ。 これでもかと言わんばかりに新曲を6曲もつぎ込む、さらには収録曲の順番も変えてしまうという荒業ときたもんだ。 正直、スタンダードな「B'Day」を購入してしまった人にとっては、なんだか残念な部分もあるよね。 一方、新曲はかなり力が入っていて、Shakiraとのコラボナンバーの妖しさ然り、「WORLD WIDE WOMAN」のキャッチーさ然り、 さすがはBeyonceなポップでキャッチーさを兼ね備えた力強いナンバーで圧倒してきます。 今作は、さらに12曲ものPVを収録したDVD付きの2枚組仕様で、BestでBeautifulで、BravoでBrilliantなアルバムとなっています。

1. Beautiful Liar BEYONCE AND SHAKIRA

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, MIKKEL S. ERIKSEN, TOR ERIK HERMANSEN, AMANDA GHOST & IAN DENCH PRODUCED BY STARGATE FOR DELIRIOUS BLACKSMITH MANAGEMENT & BEYONCE KNOULES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC

歌姫同士の共演。BeyonceとCHAKIRAという2大巨頭がぶつかるコラボレーション。 どっしりビートとギターの音を情熱的に。しかし、サウンドは妖しさいっぱいのエスニック風味のパンチあるヴォーカルが、 これでもかと言わんばかりに聞かせて、迫力を出してきます。ラテン熱も手伝って、ストリングスも鋭さを放ってきます。

2. Irreplaceable

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, MIKKEL S. ERIKSEN, TOR ERIK HERMANSEN, E. LIND, A. BJORKLUND & S. SMITH PRODUCED BY STARGATE FOR DELIRIOUS BLACKSMITH MANAGEMENT & BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC CO-PRODUCED BY S. SMITH FOR COMPOUND ENT.

3. Green Light

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, PHARRELL WILLIAMS, SEAN GARRETT PRODUCED BY THE NEPTUNES AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC.

4. Kitty Kat

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, PHARRELL WILLIAMS, SHAWN CARTER & MAKEBA PRODUCED BY THE NEPTUNES AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC.

5. Welcome To Hollywood FEATURING JAY-Z

WRITTEN BY SHAWN CARTER, R. PERRY, S. SMITH & BEYONCE KNOWLES PRODUCED BY SYIENCE FOR STAYFRESH MUSIC, INC./ROKKWORLD MUSIC GROUP & BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC.

BeyonceとJay-Zのコラボチューンは、ゆったりどっぷりビートを響かせながらも、軽やかに展開するグルーヴチューン。 多くのセレブスターが活躍するハリウッドについて歌ったナンバー。しかも、いいことよりもマイナス面のような展開。注意喚起するような、毒を効かせたナンバーになっているね。

6. Upgrade U FEATURING JAY-Z

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, SOLANGE KNOWLES, MK, MAKEBA, SEAN GARRETT, ANGELA BEYINCE, JAY-Z, WILLIE CLARKE & CLARENCE REID PRODUCED BY CAMERON WALLACE FOR BACK BLOCK PRODUCTIONS AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC ADDITIONAL PRODUCTION BY KASSEEM“SWIZZ BEATZ”DEAN FOR SWIZZ BEATZ PRODUCTIONS, INC

7. Flaws And All

WRITTEN BY S. SMITH, S. TAYLOR, BEYONCE KNOWLES AND SOLANGE KNOWLES PRODUCED BY SHEA TAYLOR FOR STADIUM PRODUCTIONS LLC/COMPOUND ENTERTAINMENT LLC & BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC CO-PRODUCED BY NE-YO FOR COMPOUND ENTERTAINMENT LLC

冒頭からアナログノイズを交えて、しっとりしんみりとした音をじっくりと聴かせてくれるバラードチューン。 アコースティックギターの音が優しく、Beyonceのヴォーカルも優しく柔らかく、伸びやかに舞っています。 あなたを愛している、という素直な気持ちが表れた、スンプルかつストレートな歌詞を伝えてきます。なお、共同プロデューサーとしてNE-YOも参加。

8. If

WRITTEN BY S. SMITH, M.S. ERIKSEN, T.E. HERMANSEN & BEYONCE KNOWLES PRODUCED BY STARGATE FOR DELIRIOUS BLACKSMITH MANAGEMENT & BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC CO-PRODUCED BY NE-YO FOR COMPOUND ENTERTAINMENT LLC

ピアノの音をバックに、しっとりとしたサウンド。そして、コーラスが重厚に被さってくる始まりで、 聞き応え十分な世界を聴かせるバラードナンバー。こんなにじっくりと聴かせるタイプの曲なのに、歌詞はちょっと寂しさをどっぷりと聴かせてくる。

9. Get Me Bodied EXTENDED MIX

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, SOLANGE KNOWLES, KASSEEM“SWIZZ BEATZ”DEAN, SEAN GARRETT, MAKEBA & ANGELA BEYINCE PRODUCED BY SWIZZ BEATZ FOR SWIZZ BEATZ PRODUCTIONS, INC., BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC. AND SEAN GARRETT FOR THE PRACTICE TEAM

10. Freakum Dress

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, RICH HARRISON, ANGELA BEYINCE & MAKEBA PRODUCED BY RICH HARRISON FOR RICHCRAFT, INC. & BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC

11. Suga Mama

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, RICH HARRISON, MAKEBA & CHUCK MIDDLETON PRODUCED BY RICH HARRISON FOR RICHCRAFT, INC. & BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC

12. Deja Vu FEATURING JAY-Z

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, RODNEY JERKINS, DELISHA THOMAS, MAKEBA, KELI NICOLE PRICE & SHAWN CARTER PRODUCED BY RODNEY“DARKCHILD”JERKINS FOR DARKCHILD.COM AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC

13. Ring The Alarm

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, KASSEEM“SWIZZ BEATZ”DEAN, SEAN GARRETT PRODUCED BY SWIZZ BEATZ FOR SWIZZ BEATZ PRODUCTIONS, INC. AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC. & SEAN GARRETT FOR THE PRACTICE TEAM

14. Resentment

PRODUCED BY WALTER (LIL WALT) MILLSAP III FOR CONJUNCTION PRODUCTIONS, LLC AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC CO-PRODUCED BY CANDICE (G.G.) NELSON FOR CONJUNCTION PRODUCTIONS, LLC WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, WALTER W. MILLSAP III, CANDICE C. NELSON, C. MAYFIELD

15. Listen FROM THE MOTION PICTURE DREAMGIRLS

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, HENRY KRIEGER, SCOTT CUTLER, ANNE PREVEN PRODUCED BY THE UNDERDOGS

16. Check On It FEATURING BUN B AND SLIM THUG

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, KASSEEM DEAN, SEAN GARRETT, ANGELA BEYINCE & STAYVE THOMAS PRODUCED BY SWIZZ BEATZ FOR SWIZZ BEATZ PRODUCTIONS, INC. AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC

17. Creole

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, RICH HARRISON, MAKEBA PRODUCED BY RICH HARRISON FOR RICHCRAFT, INC. AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC

18. World Wide Woman

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, SEAN GARRETT, MAKEBA, LASHAWN DANIELS & ANGELA BEYINCE PRODUCED BY RODNEY“DARKCHILD”JERKINS FOR DARKCHILD.COM AND BEYONCE KNOWLES FOR MUSIC WORLD PRODUCTIONS, INC

まるで世界を駆け巡るBeyonce自身のことを歌っているような、どっぷりグルーヴチューン。 「WWW」が頭の中をループする。プロデュースは、なるほどRodney Jerkins。渋さの出たギターがバックで陰ながらに支えているね。 それでいて、なんだか心地よさを感じるんだよね。どっぷりビートに体を委ねて、自然と体が動き出す。

EP『Irreemplazable』● '07/8/28 release

BeyonceのスペシャルEP。こちらはヒットナンバー「Irreplaceable」をはじめ、「Listen」やShakiraとの共演作「Beautiful Liar」などを、スペイン語で披露する全8曲の特別版です。 やはり、英語とは微妙に響き方が違うこともあり、Beyonceがスペイン語を披露すると、なんだか新鮮だね。オリジナルバージョンをベースにしているので、その違いもダイレクトに感じます。 そのほか、リミックスバージョンもスペイン語ベースだったり、はたまた英語と組み合わせてのSpanglishで聴かせてくれたりと、工夫に凝った1枚。 スペイン語圏にも十分アプローチができた格好となったね。

1. AMOR GITANO BEYONCE AND ALEJANDRO FERNANDEZ

Produced by Rudy Perez and Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc

イントロからメランコリックなギターとヴォーカルで、もうラテン要素がどっぷりと伝わってきますね。 本編は、ゆったりグルーヴを放つバラードチューン。BeyonceとAlejandro Fernandezが大人なデュエットでメロウに聞かせてくれます。 英語とは違った世界観が、Beyonceの別の面を見せてくれるので新鮮です。とにかく情熱的。

2. LISTEN (OYE)

Produced by The Undergogs and Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc

映画「DREAMGIRLS」でおなじみのバラードナンバーを、スペイン語バージョンで聴かせてくれるトラック。 トラック自体は、オリジナルと同じものなんだけれども、やっぱりなんだか、歌い回しとかが違ってくるから、不思議な感じがするね。

3. IRREPLACEABLE (IRREEMPLAZABLE)

Originally Produced by Stargate for Delirious Blacksmitrh Management and Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc Co-Produced by S. Smith for Compound Ent.

スペイン語で聴かせてくれるナンバー。こちらもトラックはオリジナルと同じなんだけれども、言葉が違うと、なんだか不思議に思えてしまいます。

4. BEAUTIFUL LIAR (BELLO EMBUSTERO)

Originally Produced by Stargate for Delirious Blacksmitrh Management and Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc Additonal production by Rudy Perez

Shakiraとの共演作が、スペイン語バージョンとして歌われると、やっぱりしっくりくるのが曲の持つ力かな。 この妖しく妖艶なサウンドとラテンなリズムを打ってくるところでは、かなりパンチが効いています。オリジナルとトラックは変わりないのにね。

5. BEAUTIFUL LIAR (REMIX) BEYONCE AND SHAKIRA

Originally Produced by Stargate for Delirious Blacksmitrh Management, Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc and Shakira for Light Productions Additional Production by Eduardo Cabra

そこまでリミックスリミックスしていない雰囲気じゃないかな。 どちらかといえば、ビートがより前面に出て強調されたようだけれども、そこまで大きな変化はないかな。強いて言うならば、間奏部分に若干の変化。

6. BEAUTIFUL LIAR (SPANGLISH)

FEATURING SASHA A/K/A BEYONCE

Originally Produced by Stargate for Delirious Blacksmitrh Management and Beyonce Knowles for Music World Productions, Inc Additional production by Rudy Perez

Spanglishということで、英語とスペイン語をミックスさせたトラックは、これまたしっくりきた言葉が妖しさを放つ。

7. IRREPLACEABLE (IRREEMPLAZABLE - NORTENA REMIX)

Remix Produced by Rudy Perez

レゲエなビートで聴かせるリミックスチューン。 スペイン語だから、余計にしっくりと来る感じだね。カリビアンな陽気さを感じます。うん、青い空と青い海がおしゃれに似合いそうだ。

8. GET ME BODIED (TIMBALAND REMIX) FEATURING VOLTIO

Remix and additional production by Timbaland

随分と濃いね。Voltioのラップも濃いし、どこかしらアングラな雰囲気を放って、 ディープさを出す。すごいインパクトのあるトラック。そして、ラップが全てを持って行った。

Remix Album『The Beyonce Experience Live』● '07/11/16 ('07/11/28 on Japan) release

Beyonceのワールドツアーの中から、ロサンゼルスで行われた公演をフルフルに収録した作品。 2枚目のソロアルバム「B'Day」ならびに、主演映画「DREAMGIRLS」も大ヒットを記録し、飛ぶ鳥を落とす勢いのBeyonce。 乗っけから、「Crazy in Love」のリミックスバージョンをぶっ放しては、その後もヒット曲連発。 デスチャのナンバーもメドレーで披露したかと思えば、KellyとMichelleの2人もサプライズ登場で、デスチャReunionを果たしたりと、楽しさいっぱいのステージ。 さらに、バックバンドのメンバーは、全員女性というこだわりを見せて、歌に踊りにとパワフルなパフォーマンスで楽しませてくれます。 もう、圧巻の2時間超。ラストの「LISTEN」「IRREPLACEABLE」では、ヴォーカリストとしての魅力を最大限に見せつけてくれました。 そして、サプライズなお祝いもあったりで、Beyonceの色々な表情を楽しめます。 日本盤は、リミックスCDを付属した2枚組仕様。前作「LIVE AT WEMBLEY」と同じような仕様なんだけれども、既発曲の収録は見送っても良かったんじゃないか。

1. KRAZY IN LUV ROCKWILDER REMIX

叫び声から始まっては、押し寄せるビートと煌びやかなサウンドに包まれるゴージャスなリミックス。 派手派手具合いがBeyonceのイメージにぴったり合っているね。パンチが効いています。

2. BABY BOY JUNIOR VASQUEZ CLUB ANTHEM REMIX

ドカドカ4つ打ちビートを打ち込んできては、ワクワクさせてくれるリミックス。 さすがはJunior Vasquezな、約9分のとっても濃厚な時間を堪能できるトラックです。

3. NAUGHTY GIRL CALDELONE QUAYLE CLUB MIX EDIT

4. ME, MYSELF AND I BAMA BOYS SEXY REMIX

こちらは、どっぷりビートをあしらったディープでドープなリミックスチューン。 ゆったり、のっしりと構えてきます。派手さはないけれども、奥底に光るパワー感じる。

5. GREEN LIGHT FREEMASONS REMIX

気持ちがいいほどに、4つ打ちハウスで軽快に聞かせてくれるリミックス。 オリジナルの濃さを残しつつ、フロアライクなノリでアッパーにかましてきます。なん て楽しいリミックスだろうか。

6. RING THE ALARM TRANSFORMAS REMIX FEAT. COLLIE BUDDZ

COLLIE BUDDZをフィーチャーしたリミックス。 初めの方はレゲエな風味を加えてきたけれども、アラームをバックに縦ノリなブラックミュージックリミックスといった雰囲気かな。 濃いには変わらない。間奏でラップが入ってくると、どこかしら中米な雰囲気を漂わせる。

7. DEJA VU FEAT. JAY-Z FREEMASONS RADIO MIX

高速アッパーなハウスリミックスで、冒頭からノックアウトしてきそうな勢い。 ベースのラインもグルーヴィーに。圧が加わってハードなんだけれども、軽やかで、なかなか絶妙なバランスを放ってきます。

8. GET ME BODIED TIMBALAND REMIX FEAT. FABOLOUS

TIMBALANDによるリミックスは、どっぷりHIP-HOPなアングラテイストでがっつりと放ってくる1曲。 まあx、オリジナルも相当濃かったけれども、こちらもよりディープなトラックに仕上がっています。

9. IRREPLACEABLE DJ SPEEDY REMIX

こちらはキラキラSEとどっぷりビートが絡み合うリミックスチューン。ただ、意外とあっさりしたテイストでもあるかな。さらっと聞かせてくれます。

10. WORLD WIDE WOMAN

11. CHAMPAGNE CHRONIC NIGHTCAP PERFORMED BY SOLANGE

Solangeによるナンバーは、随分とグルーヴィーなラインをいくトラックで、フワッとしていながらも妖しさを放つ曲です。 それでも心地好さそうに歌うSolangeが印象的ですね。ソフトなヴォーカルで、宙を舞うように聞かせてくれます。 でも、別に姉のCDの中に売りやり詰め込まなくてもな。姉の優しさも垣間見えます。

[DISC 2:DVD]

こちらへ→☆☆☆

3rd Album『I Am... Sasha Fierce』● '08/11/18 ('08/11/12 on Japan) release

Beyonce、3作目となるオリジナルアルバムは、なんと2枚組。自分自身をさらけ出したという「I Am」は、シンプルなサウンドをベースに、バラードメインでお届け。 ヴォーカリストとしてのBeyonceの力が思う存分に発揮されています。 一方、「Sasha Fierce」は、これまでのBeyonceのイケイケな感じがストレートに表れた、ダンスサウンドを中心にお届け。アグレッシヴなビートを武器に、 グイグイと攻めてくる姿勢がたまらないね。こういう2面性があっても、どちらもBeyonce、より一層表現の幅が広がって、聴くものを虜にさせます。 日本版はボーナストラックを、それぞれのサイドに1曲ずつ収録しています。

1-1. IF I WERE A BOY

Written by Toby Gad, BC Jean Produced by Toby Gad and Beyonce Knowles for Music World, LLC

やってくれますBeyonce。3枚目のオリジナルアルバムからの1st Singleは、素の自分をさらけ出す「I Am」サイドからの1曲。 「もし自分が男性だったら」という思いを歌にします。アコースティックに近い生音をバックに、ソウルフルに歌い上げるBeyonceのヴォーカルも、 随分と説得力があって、印象的です。とにかく魂が揺さぶられる。

1-2. HALO

Written by Beyonce Knowles, Ryan Tedder, E. Kidd Bogart Produced by Ryan Tedder and Beyonce Knowles for Music World, LLC

イントロからドラマティックに仕上げてきました。ストリングスを響かせながら、どっしりと力強いビートを加えたりと、 様々な要素を盛り込んできました。そしてダイナミックに広がるBeyonceのヴォーカルに圧倒されます。この頼もしさ。一気に引き込んできます。

1-3. DISAPPEAR

Written by Amanda Ghost, Hugo Chakrabongse, Dave McCraken, Ian Dench, Beyonce Knowles Produced by Amanda Ghost, Dave McCraken, Ian Dench for Ghost Productions and Beyonce Knowles for Music World, LLC

しっとりと聴かせるトラック。ムードたっぷりです。Beyonceのヴォーカルもどこかしら深くて包容力たっぷりの温かさで訴えかけてくる。 滑らかでソフトに響き渡るヴォーカル、そしてコーラスがうっとり美しく広がる。切ない歌詞とともにお届け。

1-4. BROKEN-HEARTED GIRL

Written by Kenneth“Babyface”Edmonds, Mikkel S. Eriksen, Tor Hermansen, Beyonce Knowles Produced by Stargate for 45th & 3rd Music LLC and Beyonce Knowles for Music World, LLC

ピアノの音が煌めいて美しさを出すバラードナンバー。傷つくことを恐れる気持ちをストレートに表現する1曲。 Beyonceも不安を感じながらも、たくましくヴォーカルを聴かせては、存在感をアピール。そして、あなたへの気持ちを素直に伝えてきます。

1-5. AVE MARIA

Written by Beyonce Knowles, Amanda Ghost, Ian Dench, Makeba, Mikkel S. Eriksen, Tor Hermansen Produced by Stargate for 45th & 3rd Music LLC and Beyonce Knowles for Music World, LLC

タイトルそのまま安らぎをくれるかのようなバラードチューン。イントロで本家「Ave Maria」が流れてくるような誘いからスタート。 本編でもそのメロディをじっくりと聴かせてくれるBeyonceです。ギターの柔らかく優しい音に包み込まれますね。あなたが最初で最後の人と確信した主人公です。

1-6. SMASH INTO YOU

Written by Christopher Stewart, Terius Nash, Thaddis Harrell, Beyonce Knowles Produced by C.“Tricky”Stewart and Terius“TheDream”Nash for RedZone Entertainment / Radio Killa and Beyonce Knowles for Music World, LLC

しっとり静かにスタート。そして、音が盛り上げると同時に、Beyonceのヴォーカルもみるみる情を出して、引き込んでいます。 全体的にはドラマティックな仕上がり。ただ、音は妙にスカスカしたドラムビートなのか、残念な感じかな。曲はあなたに向かって一直線のラブソング。

1-7. SATELLITES

Written by Amanda Ghost, Dave McCraken, Ian Dench, Beyonce Knowles Produced by Amanda Ghost, Dave McCraken, Ian Dench for Ghost Productions and Beyonce Knowles for Music World, LLC

アコースティックギターがメランコリックであり、ドラマティックに聴かせる1曲。Beyonceもヴォーカルを添えるように 優しく聴かせる始まりです。離れていても、2人の愛は結びついていると歌っています。

1-8. THAT'S WHY YOU'RE BEAUTIFUL

Written by Andrew Hey, James Fauntleroy II, Beyonce Knowles Produced by Andrew Hey and Beyonce Knowles for Music World, LLC

曲名から、もう自分が溢れんばかりにみなぎっているね。ギターの印象的な音をはじめ、しっかりと支えて聴かせるバラードナンバー。 Beyonceのヴォーカルもとにかく芯があって、しっかりとじっくりと聴かせてくれます。

1-9. SAVE THE HERO

Written by James Scheffer, Rico Love, Ali Tamposi, Beyonce Knowles Produced by Jim Jonsin for Rebel Rock Productions, Rico Love for Division One and Beyonce Knowles for Music World, LLC

力強くぶつけてくるミディアムスローのナンバー。Beyonceのヴォーカルも抑揚をつけて、時に優しく、時に激しく、 高音も響かせて、巧みなヴォーカルで魅了する。

2-1. SINGLE LADIES (PUT A RING ON IT)

Written by Christopher Stewart, Terius Nash, Thaddis Harrell, Beyonce Knowles Produced by C.“Tricky”Stewart and Terius“TheDream”Nash for RedZone Entertainment / Radio Killa and Beyonce Knowles for Music World, LLC

全ての1人身の女性に贈るBeyonceからの応援歌。いかにもBeyonceな力強いメッセージと、デジタルサウンドの力強さで魅了する。 ビートの軽やかさとキャッチーさをミックスさせて、どしどしと魅了してきます。私に本気だったら、さっさと指輪を用意してきてよ、という歌。

2-2. RADIO

Written by James Scheffer, Rico Love, Dwayne Nesmith, Beyonce Knowles Produced by Jim Jonsin for Rebel Rock Productions, D-Town and Rico Love for 353 Music Group and Beyonce Knowles for Music World, LLC

シンプルなタイトルとは裏腹に、力強いビートとシンセサウンドがクールに広がる1曲。 ラジオライクな1曲で、ドラマティックでデジタルな音使いが最新のサウンドスケープを描き出す。

2-3. DIVA

Written by Beyonce Knowles, Shoundrae Crawford, Sean Garrett Produced by Shoundrae“Mr. Bangladesh”Crawford, Sean“The Pen”Garrett for The Practice Team S Dot, Inc and Beyonce Knowles for Music World, LLC

どっぷりどっぷりディープなトラックをバックに、HIP-HOPテイストの強力パンチをお見舞いするトラック。 「私はディーヴァ」と自信たっぷりに歌うBeyonceは、さすがです。とにかく歌う振る舞い、立ち振る舞いが堂々としていていいね、さすがです。

2-4. SWEET DREAMS

Written by Beyonce Knowles, James Scheffer, Wayne Wilkins, Rico Love Produced by Jim Jonsin for Rebel Rock Productions, Wayne Wilkins, and Rico Love for Division One and Beyonce Knowles for Music World, LLC

好調アルバム「I Am... Sasha Fierce」から6枚目のシングルナンバー。グルーヴを生かして伸びやかなヴォーカルを聴かせてくれるBeyonce。 いつも以上に妖艶で力強いパフォーマンスがかっこいいね。電子音もクールでBeyonceが輝きを放つ甘い夢、美しい悪夢。どんと来いなインパクトを放ちます。

2-5. VIDEO PHOINE

Written by Beyonce Knowles, Shoundrae Crawford, Sean Garrett, Angela Beyince Produced by Shoundrae“Mr. Bangladesh”Crawford, Sean“The Pen”Garrett for The Practice Team S Dot, Inc and Beyonce Knowles for Music World, LLC

深い音使いと妖艶なメロディラインが生み出すミディアムテンポのR&Bチューン。 縦ノリビートが心地よい。最近のトレンドでもある、ケータイカメラを使っての電話をテーマに、クールに歌い上げるBeyonceです。

2-6. HELLO

Written by Beyonce Knowles, Ramon Owen, David Quinones, E. Kidd Bogart Produced by REO for the Soundkillers and Beyonce Knowles for Music World, LLC

ドラマティックなピアノの音とアグレッシヴなビートが絡み合うナンバー。攻めのスタイルを感じる。 出会いの「ハロー」が、全ての始まり、と歌うラブソング。シンプルな要素だからこそ持つ、深い意味を歌います。かっこいいんだな。

2-7. EGO

Written by Elvis Williams, Harold Lilly, Beyonce Knowles Produced by Elvis“BlacElvis”Williams and Harold Lilly for MusicPayout.com, LLC and Beyonce Knowles for Music World, LLC

ソウルフレーバーを加えたイントロが温かさを生み出す。随分と眩しいR&Bナンバー。 彼のエゴが好きという主人公の「エゴ」を歌ったナンバー。メジャーコードだからか、随分と清々しさもあるね。

2-8. SCARED OF LOELY

Written by Rodney Jerkins, Lashawn Daniels, Cristyle Johnson, RIco Love, Solange Knowles, Beyonce Knowles Produced by Rodney“Darkchild”Jerkins for Darkchild.com and Beyonce Knowles for Music World, LLC

1人でいることの恐怖を歌ったナンバー。ビートやサウンドの音使い。まさしくRodney Jerkinsなテクニックを加えて、 ドシドシと呑み込んできます。メロディアスの展開もかっこいいね。力強いサインドと、1人が寂しいという弱さのギャップがいい味を生み出します。

2-9. WHY DON'T YOU LOVE ME

Written by Beyonce Knowles, Solange Knowles, Eddie Smith III, Jesse Rankins, Jonathan Wells, Angela Beyince Produced by The Bama Boysz for My Turn Ent / Music World Productions, Inc. and Beyonce Knowles for Music World, LLC

ガッツリガツガツビートを加えてくるナンバーは、ソウルフルな味わいもあって強力。 躍動感たっぷりの音をバックに、こんなにも綺麗で、金持ちの私を愛さないの?と歌うナンバー。もうさすがはBeyonce。ここまで歌えるのは彼女だけでしょう。

DVD『Above and Beyonce: Video Collection & Dance Mixes』● '09/6/16 release

1. IF I WERE A BOY (MAURICE JOSHUA MOJO UK REMIX)

Remixed by Maurice Joshua for Nu Soul Inc.

デスチャファミリーにはおなじみ、Maurice Joshuaによるリミックスは、4つ打ちビートはパンチを効かせるクラブミックス。 ハウステイストのキーボードの音がとっても軽やかだったり、ベースのラインがファンキーだったりと、楽しさが詰まって伝わってきます。

2. SINGLE LADIES (PUT A RING ON IT) (DJ ESCAPE & TONY COLUCCIO REMIX - CLUB VERSION)

Remixed by DJ Escape for Escape Productions & Tony Coluccio for Global Media Music

アグレッシヴなビートを叩き込むクラブミックス。Beyonceのヴォーカルも早口になって、いい感じにサンプリング状態。 ワクワクな躍動感をたっぷりとお届け。

3. DIVA (KARMATRONIC CLUB REMIX)

Remix produced an mixed by Achilles Sparta and Peter Krajczar for Karmatronics Sound Mgmt Co.

ディープでドープなビートを携えて聞かせるクラブリミックス。所々で、インパクトを出すシンセの音がスパイスとなるね。濃さもうまく持ってきたトラックです。

4. HALO (DAVE AUDE CLUB REMIX)

Additional remix & production by Dave Aude for Awestruck Productions, Inc.

こちらも強力クラブミックスで、どっしりどしどしと攻めてくるトラック。音が濃いけれども、オリジナルのトラックをうまく生かして 爽やかなテイストも広がる。たっぷりな約9分。

5. BROKEN-HEARTED GIRL (CATALYST REMIX)

Remix produced by Catalyst for Catalyst Music

Catalystによるリミックスは、高速ビートを叩き込んでくるアッパーなトラック。濃いんだけれども、そこまでヴォーカルを邪魔しないところが救い。

6. EGO (OK DAC REMIX)

Remixed and engineered by OK DAC

ゆったり目なんだけれども、パンチの効いた4つ打ちビートを効かせて聞かせるリミックス。 ヴォーカルをサンプリングさせたり、ダブっぽい印象を出したりと、ビートを体に委ねるリミックスだね。まさしくリミキサーのエゴなトラック。

7. SWEET DREAMS (HARLAN PEPPER & AG III REMIX)

Remix produced and mixed by Jesse Peterson & Alan Gordon at Kid Dropper Sound, Brooklyn, New York

深めのビートを打ち鳴らしては、躍動感たっぷりでメロディアスなリミックス。力強く、かっこよさが出ているね。

8. EGO (REMIX FEATURING KANYE WEST)

Written by Elvis Williams, Harold Lilly, Beyonce Knowles Produced by Elvis“BlacElvis”Williams and Harold Lilly for MusicPayout.com, LLC and Beyonce Knowles for Music World, LLC

トラック自体はほぼオリジナルのもの。そこに冒頭からKanye Westが巧みなラップを投入してくるトラック。ラップによって若干印象が変わってくるね。

DVD『I Am... Yours: An Intimate Performance at Wynn Las Vegas』● '09/11/20 ('09/12/2 on Japan) release

1-10. Poison

どっぷりビートと、今にも弾けそうなシンセサウンドを携えて、Beyonceが伸び伸びと歌を聞かせてくれます。 時にドスを効かせるような張りを出してきました。あなたはまるで、私を蝕む毒のように虜にさせる、という歌。

1-11. Video Phone (Extended Remix featuring Lady Gaga)

「Telephone」で共演したLADY GAGAと再びタッグしたのが「Video Phone」とは面白いな。 トラックはアルバムのオリジナルのテイストと同じままながら、両者のぶつかり合いをダイレクトに感じられます。

4th Album『4』● '11/6/24 ('11/6/29 on Japan) release

Beyonce、約2年半ぶり、4枚目となるオリジナルアルバム。今作もアグレッシヴな面と、ヴォーカリストとしてのじっくりと聴かせる面を兼ね備えてのパフォーマンスを見せてくれます。 とにかく1st Single「RUN THE WORLD (GIRLS)」の女子たちへの応援歌がすごいね。躍動感たっぷりで、奮い立たせる1曲。そのほか、癖の出た「PARTY」や「COUNTDOWN」など、 これまでありそうになかったナンバーで楽しませてくれたり、さらにはじっくりとヴォーカルを堪能できる「1+1」や「RATHER DIE YOUNG」など、ヴァラエティ豊かなトラックが揃っています。 やはり枚数を重ねるごとに、経験値が積まれて見事なパフォーマンスを聞かせてくれます。と同時に、さらに上を目指す飽くなき探究姿勢が伝わってきますね。 デラックスエディションは、リミックスを収録した2枚組仕様で、さらに聞き応えのある1枚となっています。

1-1. 1+1

WRITTEN BY TERIUS NASH, CHRISTOPHER STEWART AND BEYONCE KNOWLES Produced by Beyonce Knowles, Terius“he-Dream”Nash for RadioKilla Nation since 1977 and C.“Tricky”Stewart for RedZone Entertainment

アルバムの冒頭を飾るバラードナンバー。どっしりサウンドをバックにして、ソウルフルに歌い上げるBeyonceのヴォーカルパフォーマンスに圧倒される1曲です。 前作「I am」以上に、心の奥底から伝えるように聴かせてくれます。あなたと私、1+1の歌。

1-2. I CARE

WRITTEN BY JEFF BHASKER, CHAD HUGO AND BEYONCE KNOWLES Produced by Jeff Bhasker, Co-Produced by Beyonce Knowles

ビートに耳が行く。最初は静かに手拍子を加えて、またバラードなのかと思いきや、そこからどっしりと音が加わって、ダイナミックに。 濃厚な音をバックにして、Beyonceが高らかに歌い上げます。意外にも、ドラマティックな流れを聞かせてくれるトラックで、じっくりと。

1-3. I MISS YOU

WRITTEN BY FRANK OCEAN, SHEA TAYLOR AND BEYONCE KNOWLES Produced by Beyonce Knowles and Shea Taylor

ポコポコした音をSEとして加えながらも、アンビエント要素のある深い音の味わいが広がるバラードナンバー。 低いヴォーカルとパワフルなヴォーカルが、絡み合う演出がなかなかかっこいいや。Beyonceのヴォーカルも、抑揚があって、感情がダイレクトにぶつかってきます。 あなたがいない、あなたが恋しい。ストレートに。

1-4. BEST THING I NEVER HAD

WRITTEN BY KENNETH“BABYDACE”EDMONDS, ANTONIO DIXON, BEYONCE KNOWLES, PATRICK“J.QUE”SMITH, SHEA TAYLOR, LARRY GRIFFIN, JR. AND CALEB McCAMPBELL Produced by Beyonce Knowles, Kenneth“Babyface”Edmonds, Antonio Dixon, Shea Taylor and S1 & Caleb for Soul Kontrollaz Productions, Inc. / Very Good Beats, Inc.

美しきピアノがメロディアスに響き渡り、どっしりビートがたくましさを表現。さらにBeyonceのヴォーカルも深くたくましく、どっしりと構えて聞かせてくれます。 かっこいいね。Babyfaceとの共演作。鮮やかなメロディラインに耳が行くね。あなたを手に入れなくてよかった、私はあなたは手に入らない最初の女になったと、自信にあふれています。

1-5. PARTY (Featuring Andre 3000)

WRITTEN BY K. WEST, JEFF BHASKER, BEYONCE KNOWLES, DEXTER R. MILLS, DOUGLAS DAVIS AND RICKY WALTERS Produced by Beyonce Knowles and Kanye West, Co-Produced by Jeff Bhasker

OUTKASTのAndre 3000が参加した、ドリーミングでグルーヴィーなR&Bチューン。もう、音が鮮やかですよ。 ダイナミックなヴォーカルも武器となる。Kanye Westとのタッグによるプロデュースで、がっつりどっぷりと聞かせる。「LaDi DaDi」のサンプリングも効果的ですね。

1-6. RATHER DIE YOUNG

WRITTEN BY JEFF BHASKER, LUKE STEELE AND BEYONCE KNOWLES Produced by Jeff Bhasker, Co-Produced by Beyonce Knowles and Luke Steele

力強く、Beyonceが熱唱するスタイルのバラードナンバー。初めは静かだったけれども、躍動するビートがどっしりと展開。 cメロパートなんか、ドスを効かせて、感情がダイレクトに表れていそうでかっこいいね。あなたと生きられないなら、早死にした方がマシ。すごい歌です。

1-7. START OVER

WRITTEN BY SHEA TAYLOR, BEYONCE KNOWLES AND E. DEAN Produced by Beyonce Knowles and Shea Taylor

神秘的な雰囲気で、一気にBeyonceの世界へと引き込んできます。サビに入ると、力強い音に変身。Beyonceも、より力強く輝く。 「やり直しましょう」という歌詞が、色々と憶測を呼びそうな感じだけれども、全体としては、なかなかかっこいいね。

1-8. LOVE ON TOP

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, TERIUS NASH AND SHEA TAYLOR Produced by Beyonce Knowles and Shea Taylor

随分と瑞々しい音。A.O.R.を彷彿とさせるような、ファンクポップ路線で、元気いっぱいにヴォーカルを聞かせてくれる。 Beyonceもイキイキしています。「あなた」一筋の歌詞もいい感じだね。そして、ラストの転調の嵐がすごいんだ。

1-9. COUNTDOWN

WRITTEN BY TERIUS NASH, SHEA TAYLOR, BEYONCE KNOWLES, E. DEAN, CAINON LAMB, JULIE FROST, MICHAEL BIVINS, NATHAN MORRIS AND WANYA MORRIS Produced by Beyonce Knowles and Shea Taylor

イントロから派手に飾ってきたね。レゲエな派手派手な音をがっつりと。さらには、タイトルのごとくカウントダウンを決めたり。 Boys II Men「Uhh Ahh」をサンプリングしていたりと、いろいろな工夫が詰まった1曲。彼との愛が詰まった歌詞です。

1-10. END OF TIME

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, TERIUS NASH, SHEA TAYLOR AND DAVID TAYLOR Produced by Beyonce Knowles and Terius“he-Dream”Nash for RadioKilla Nation since 1977

マーチングのようなリズムでイントロから何かを予感させる1曲。歌が入ってきては、より深く、さらにラテンテイストも加えて、大きく盛り上がっていきます。 躍動感たっぷりのビートに乗って、自由気ままなヴォーカルを聞かせてくれるBeyonceです。

1-11. I WAS HERE

WRITTEN BY DIANE WARREN Produced by Ryan Tedder and Brent Kutzle for Patriot ENntertainment, LLC

これまたストレートなバラードナンバー。さすがはDiane Warrenな世界を聞かせてくれます。 とにかく奥底から伝えるように、メッセージを届けるように、Beyonceが熱唱です。「私がここにいた」ことを証明するように、存在感をアピール。

1-12. RUN THE WORLD (GIRLS)

WRITTEN BY TERIUS NASH, BEYONCE KNOWLES, WESLEY PENTZ, DAVID TAYLOR, ADIDJA PALMER AND NICK VAN DE WALL Produced by Switch and Terius“he-Dream”Nash for RadioKilla Nation since 1977, Co-Produced by Beyonce Knowles and Shea Taylor

Beyonce、4枚目のアルバムからの先行シングルは、とにかく勢いに乗るアグレッシヴなビートを携えてぶつかってきます。 Mojor Lazer「Pon De Floor」をサンプリングしては、心も体も躍動させてきます。前作シングル「Single Ladies」のような、勢いとパンチをぶつけてきましたね。 見事なまでのガールズアンセム。

1-13. DREAMING

WRITTEN BY KENNETH EDMONDS, ANTONIO DIXON, BEYONCE KNOWLES AND PATRICK“J.QUE”SMITH Produced by Beyonce Knowles, Kenneth“Babyface”Edmonds and Antonio Dixon

Babyfaceとのプロデュースで聴かせるドラマティックなバラードナンバー。どっしりとたくましく、頼もしいビートとBeyonceのヴォーカルが混じり合います。 そして、美しく響き渡るピアノの音も印象的なんだよね。夢見心地な1曲。

1-1. LAY UP UNDER ME

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, SEAN GARRETT, MIKKEL ERIKSEN, TOR ERIK HERMANSEN, SHEA TAYLOR Produced by Beyonce Knowles and Shea Taylor

デジタルサウンドを器用に操る、最先端ダンスナンバー。でも、どこかしらファンクでソウルなフレーバーも出ていて、 Beyonceらしい1曲に仕上がったポップトラック。大概、クラブが舞台だとDJにお願いして曲をかけさせるけれども、今回は私自身がDJ。なかなか面白い設定でもあります。

1-2. SCHOOLIN' LIFE

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, TERIUS NASH, SHEA TAYLOR AND CARLOS McKNNEY Produced by Terius“he-Dream”Nash for RadioKilla Nation since 1977 and Shea Taylor, Co-Produced by Beyonce Knowles and Los Da Mystro for Fa Mystro Music / Music Line Entertainment, LLC

サイバーな音を鋭く刺しては、クールに聴かせるダンスチューン。踊るように、めくるめく電子サウンドが眩しいね。 人生は学校である。いくつになっても学ぶことはあるんだと、Beyonceからのメッセージです。

1-3. DANCE FOR YOU

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, TERIUS NASH AND CHRISTOPHER STEWART Produced by Beyonce Knowles, Terius“he-Dream”Nash for RadioKilla Nation since 1977 and C.“Tricky”Stewart for RedZone Entertainment

教会のオルガンのように響き渡る音が神聖な雰囲気を醸し出してくる。曲本編はじっくりと聴かせるミディアムR&Bチューン。 今夜、あなたのために踊るという主人公。でも、踊る場所はあなたの体の上。ということで、おわかりですね。愛の歌です。

1-4. RUN THE WORLD (GIRLS) (KASKADE CLUB REMIX)

Remix and additional production by Kaskade.Facebook.com

これぞKASKADEと言わんばかりの強力4つ打ちビートで畳み掛けてくるクラブリミックス。 弾むビートとクセを指してくるシンセの音が病みつきになるね。妖しさもポイントが高く、愉快に広がる1曲。EDM路線の躍動感をぶつけてくる。

1-5. RUN THE WORLD (GIRLS) (REDTOP CLUB REMIX)

Remix Production and Mix by Jens Bergmark for Peace Bisquit (www.peacebisquit.com)

淡々と落ち着いた雰囲気がありながらも、差し音のデジタルSEがインパクトを加えるリミックスチューン。 その音が加わることで、Beyonceのヴォーカルもかなり強烈に映えてくる。

1-6. RUN THE WORLD (GIRLS) (JOCHEN SIMMS CLUB REMIX)

Remix Production and Mix by Julian Napolitano for Peace Bisquit (www.peacebisquit.com)

よりもっさり、そしてディープなビートを畳み掛けてくるリミックスチューン。 そして、より中へ進むとシンセの音が鮮やかに輝いては、めくるめくきらめきの世界。サイバーなトラックで、フロアを沸かせるビートミックスですね。

CD-EXTRA. RUN THE WORLD (GIRLS) - VIDEO

Director: Francis Lawrence

馬に乗って登場のBeyonceがまたインパクト大。そして、女戦士の首領として、率いる。 激しいステップとともに、アグレッシヴなパフォーマンスを見せる。特に大勢のダンサーたちと踊るシーンは圧巻なんだ。

5th Album『Beyonce』● '13/12/13 ('14/2/12 on Japan) release

奇襲攻撃で世間をアッと言わせたBeyonceの5枚目となるオリジナルアルバム。なんのプロモーションもせずに、突如配信開始。よっぽどの箝口令が敷かれていないと、こんなことはできないよね。 ということで、相当のプレッシャーの中でリリースされた作品は、サウンドにジュアルアルバム。どっぷりR&Bをベースに濃さを出したトラックを器用に歌いこなすBeyonce。 自分のこと、相手のこと、そして自分の子供のことを歌い、さらにはJay-Zも愛娘も登場するという、パーソナルなアルバムで愛に溢れています。 PharrellやTimbaland、Justin Timberlakeなどがプロデュースを担当していたり、豪華な作品を聞かせてくれるBeyonceです。 さらにDVDには、全曲のミュージックビデオを製作して魅せてくれるんだ、これがまたかっこいいんだよね。儚いBeyonce、華麗なBeyonceの中で光るセクシーなBeyonce。 母になっても魅力たっぷり魅了してくれるところは拍手ですね。

1. PRETTY HURTS

WRITTEN BY JOSHUA COLEMAN, SIA FURLER, BEYONCE KNOWLES PRODUCED BY AMMO FOR PRESCRIPTION SONGS, BEYONCE KNOWLES

イントロにドラマを挟んだ後は、ゆったりと聞かせるミディアムチューンが展開。どっしりとした音と、伸びやかなBeyonceのヴォーカルが印象的。 外見、容姿などが言われる世の中に、それよりも本当は心を変えないと、というBeyonceからの痛烈なメッセージを届ける。

2. HAUNTED

WRITTEN BY BOOTS, BEYONCE KNOWLES PRODUCED BY BOOTS, BEYONCE KNOWLES

淡々とBeyonceが語るように、ラップを効かせる。とっても低いテンションで、まるでロボットのように言葉が右から左へ流れてゆく。 サビでは、儚く聞けそうなヴォーカルを、静かで繊細に聞かせる。不思議な曲だね。中盤からはビートが躍動して、かっこよさが出てきましたね。

3. DRUNK IN LOVE (FEATURING JAY Z)

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, NOEL FISHER, SHAWN CARTER, ANDRE ERIC PROCTOR, RASOL DIAZ, BRIAN SOKO, T. MOSLEY, J. HARMON PRODUCED BY DETAIL, BEYONCE KNOWLES

エスニックな妖しい雰囲気を放つナンバーは、夫婦共演作。一緒にいるのに、愛によっているとは、どれだけ幸せいっぱいなんだと思わせる歌詞ですよ。 Jay-Zのラップはさすがだよね。エロさを難なく出してきた。

4. BLOW

WRITTEN BY PHARRELL WILLIAMS, BEYONCE KNOWLES, JAMES FAUNTLEROY, T. MOSLEY, J. HARMON, JUSTIN TIMBERLAKE PRODUCED BY PHARRELL WILLIAMS, BEYONCE KNOWLES CO-PRODUCED BY TIMBALAND FOT TIMBALAND PRODUCTIONS, INC., JEROME HARMON FOR BRONZE AND BRANZ / TIMBALAND PRODUCTIONS

ピコピコテイストを出して、軽やかに聞かせるポップチューン。なるほど、Pharrellが参加しているんだね。さらにはJustin Timberlakeも。 Happyな気分にさせてくれるナンバーだ。Timbalandも加わりながら、濃さを出さずにあっさりめ。ポイントが高いね。

5. NO ANGEL

WRITTEN BY CAROLINE POLACHEK, BEYONCE KNOWLES, JAMES FAUNTLEROY PRODUCED BY CAROLINE POLACHE, BEYONCE KNOWLES

ゆったりどっしり力強い音を聞かせるミディアムバラードナンバー。ちょっとかすれ気味のヴォーカルが、また味を出してくるね。 この曲もまた、セクシャルなテイストを出しては色気を漂わせる1曲だ。

6. PARTITION

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, TERIUS NASH, JUSTIN TIMBERLAKE, J. MOSLEY, J. HARMON, DWANE P/K/A KEY WANE, MIKE DEAN PRODUCED BY TIMBALAND FOT TIMBALAND PRODUCTIONS, INC., JEROME HARMON FOR BRONZE AND BRANZ / TIMBALAND PRODUCTIONS, JUSTIN TIMBERLAKE, BEYONCE KNOWLES, KEY WANE

この曲もまた、濃い仕上がりのディープなトラック。TimbalandならびにJustin Timberlakeも参加したトラックです。 さらに深いディープで妖しさに包まれて、輝きを増すBeyonceがセクシーなんだな。

7. JEALOUS

WRITTEN BY NOEL FISHER, BEYONCE KNOWLES, ANDRE ERIC PROCTOR, RASOUL DIAZ, BRIAN SOKO, BOOTS PRODUCED BY DETAIL, BEYONCE KNOWLES

ゆったりと、じっくりと、染み渡るようなトラックをバックに、Beyonceがたくましく歌い上げるミディアムナンバー。 嫉妬がテーマなだけあって、歌詞も挑発的ですが、愛するがゆえなんでしょうね。Beyonceの愛の深さが伝わってくる。

8. ROCKET

WRITTEN BY MIGUEL JONTEL PIMENTEL, BEYONCE KNOWLES, JUSTIN TIMBERLAKE, J. MOSLEY, J. HARMON PRODUCED BY TIMBALAND FOT TIMBALAND PRODUCTIONS, INC., BEYONCE KNOWLES CO-PRODUCED BY JEROME HARMON FOR BRONZE AND BRANZ / TIMBALAND PRODUCTIONS

ソフトなテイストを響かせては、じっくりと聞かせてくれるミディアムチューン。これまた、なかなかクールでかっこいいサウンドなんだけれども、 愛に満ち溢れた歌詞、いやむしろ、よりエロさで愛を出すナンバーだね。私を濡らし続けてとは、さすがBeyonceです。

9. MINE (FEATURING DRAKE)

WRITTEN BY NOAH SHEBIB, AUBREY DRAKE GRAHAM, BEYONCE KNOWLES, JORDAN KENNETH COOKE ULLMAN, SIDNEY“OMEN”BROWN, DWANE P/K/A KEY WANE PRODUCED BY NOAH“40”SHEBIB FOR EVDON MUSIC, INC.

ピアノメインのバラードナンバー。これまたBeyonceがじっくりと聞かせてくれます。そして、次第に音に深みが増していき、Drakeのラップパーに入ると、 ディープディープ。本当に欲しいものはあなただけ、というこれまた愛に溢れた1曲。BeyonceとDrakeのテイストのバランスがいい感じなんだな。

10. XO

WRITTEN BY RYAN TEDDER, TERIUS NASH, BEYONCE KNOWLES PRODUCED BY RYAN TEDDER, TERIUS“THE-DREAM”NASH FOR RADIOKILLA NATION SINCE 1977, BEYONCE KNOWLES

電子音が軽やかに舞って、どっしりとビートを響かせるグルーヴチューン。 Beyonceのヴォーカルは包容力、そして頼もしさがあって、迫力たっぷりです。キスしてハグして、と、愛を求めるナンバーです。

11. *** FRAWLESS (FEATURING CHIMAMANDA NGOZI ADICHIE)

WRITTEN BY BEYONCE KNOWLES, TERIUS NASH, CHAUNCEY HOLLS, REY REEL PRODUCED BY HIT-BOY FOR HIT-BOY MUSIC / VERY GOOD BEATS INC., BEYONCE KNOWLES CO-PRODUCED BY REY REEL

これまた濃いなぁ。ディープなビートに迫力たっぷりのBeyonceのヴォーカル。 Chimamanda Ngozi Adichie「we should all be feminist」の演説を取り入れては、Beyonceが主張する1曲。

12. SUPERPOWER (FEATURING FRANK OCEAN)

WRITTEN BY PHARRELL WILLIAMS, FRANK OCEAN, BEYONCE KNOWLES PRODUCED BY PHARRELL WILLIAMS

Pharrell Williamsがプロデュースに参加したナンバー。アカペラなヴォーカルが、今にも「Ave Maria」を披露しそう。そんなトラックをバックに、 Beyonceが歌い上げるバラードナンバー。ゆったりじっくり、うっとりした世界を聞かせてくれる。 けれども、サビではより一層深まってきますね。BeyonceとFrank Oceanのヴォーカルがかっこいい。

13. HEAVEN

WRITTEN BY BOOTS, BEYONCE KNOWLES AND PATRICK“J.QUE”SMITH PRODUCED BY BOOTS, BEYONCE KNOWLES

ピアノバラード。じっくりとBeyonceが歌を聞かせてくれます。ソウルフルなBeyonceのヴォーカルパフォーマンスに圧倒されますね。 シンプルながらに深い音使いです。

14. BLUE (FEATURING BLUE IVY)

WRITTEN BY BOOTS, BEYONCE KNOWLES AND PATRICK“J.QUE”SMITH PRODUCED BY BOOTS, BEYONCE KNOWLES

アルバム本編ラストを飾るバラードナンバー。実の愛娘をフィーチャーして、愛を注ぐ歌を聞かせてくれます。 女性として、母親として、優しさを聞かせるBeyonce。ソフトなサウンドも、ゆったりじっくりと。最後はまた、微笑ましい登場、これはずるいな。

[DISC 2:DVD]

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6th Album『LEMONADE』● '16/4/13 ('16/7/6 on Japan) release

Beyonceがまた仕掛けてきました。前作「Beyonce」に続いて、突如リリースを発表。しかも、時期がまた微妙というか、Jay-Zの浮気疑惑に対しての、今のBeyonceが思うことを素直にぶつけています。 曲の方は比較的、暗めというか、じっくりどっしりとしたサウンドがメインだね。そのトラックに合わせて、Beyonceのヴォーカルも、どっしりとストレートにぶつけてきます。 感情的に叫ぶような歌い方になった時は、聞いている方も思わず震えてしまうよね。ゲストも豪華で、Jack WhiteやThe Weeknd、Kendrik Lamarなどの面々がBeyonceと世界を作ります。 全体的に落ち着いた雰囲気のアルバム。激しい曲がないので、よりパーソナルな作品としてグッと伝わってきますね。 今回もビジュアルアルバムということで、全曲のPVを収録したDVD付きの2枚組仕様。そして、ドラマのような展開にうっとりさせてくれるわけですよ。 Beyonceの今の思いをとにかく詰め込んでまいりました。

1.

<SICP 4839>

"Lemonade Film"

1. Pray You Catch Me

WRITTEN BY KEVIN GARRETT, BEYONCE, JAMES BAKE PRODUCED BY KEVIN GARRETT AND BEYONCE

しっとり静かの中で、感情を込めて歌うBeyonceに、新たな姿を見る1曲。タイトルの如く、祈るようなその歌声に、吸い込まれていきそうだね。 歌詞がまた、痛いんだ。あなたの笑顔が私を傷つけたと、訴えかけてきます。

2. Hold Up

WRITTEN BY THOMAS WESLEY PENTZ, EZRA KOENIG, BEYONCE, EMILE HAYNIE, JOSHUA TILLMAN, UZOECHI EMENIKE, SEAN RHODEN P/K/A MELO-X, DOC POMUS, MORT SCHUMAN, DEANDRE WAY, ANTONIO RANDOLPH, KELVIN MCCONNELL, BRIAN CHASE, KAREN ORZOLEK AND NICK ZINNER PRODUCED BY DIPLO, BEYONCE AND EZRA KOENIG

軽やかビート。どっぷりとした雰囲気の中、Beyonceの言葉が早口で響き渡る1曲。なるほど、プロデュースにはDiploも参加して、クセを出してきたね。 ストレートにJay-Z批判。なんでそんなに酷い態度なの、とBeyonceが釘を刺してくる。 「Can't Get Used to Losing You」「Turn My Sang On」「Maps」などをサンプリングしては、ゆったりと聞かせてくれます。

3. Don't Hurt Yourself (featuring Jack White)

WRITTEN BY JACK WHITE, BEYONCE, DIANA“WYNTER”GORDON, JAMES PAGE, ROBERT PLANT, JOHN PAUL JONES, JOHN BONHAM PRODUCED BY JACK WHITE AND BEYONCE

ヴォーカルにエフェクトをかけてきているけれども、Beyonceが感情をむき出しに訴えかけてきます。 プロデュースも手がけているJack Whiteをフィーチャーしては、激しいロックサウンドでガツンとぶつけてきます。あなたを傷つけること、それは自身を傷つけることなんだと歌っていますよ。 そして、Jay-Zへの最終宣告なわけだ。

4. Sorry

WRITTEN BY DIANA“WYNTER”GORDON, SEAN RHODEN P/K/A MELO-X, BEYONCE PRODUCED BY MELO-X, BEYONCE AND WYNTER GORDON CO-PRODUCED BY HIT-BOY FOR HITS SINCE '87 ADDITIONAL PRODUCTION BY STUART WHITE

ピヨンピヨンというSE、そしてどっぷりビートをバックに、「悪いなんて思っていない」と歌い上げるミディアムチューン。 こちらもBeyonceがクセを出して、ヴォーカルを披露。中指を立てているわけですよ。強いね、Beyonceは。

5. 6 Inch (featuring the Weeknd)

WRITTEN BY ABEL“THE WEEKND”TESFAYE, BEYONCE, DANNY SCHOFIELD, BEN DIEHL, TERIUS“THE-DREAM”NASH, AHMAD“BELLY”BALSHE, BOOTS, DAVE PORTNER, NOAH LENNOX, BRIAN WEITZ, BURT BACHARACH, HAL DAVID PRODUCED BY DANNYBOYSTYLES, BEN BILLIONS, BEYONCE AND BOOTS

またアングラな雰囲気を出してくるビートがすごいな。さらにはThe Weekndを迎えてのコラボナンバーです。 6インチのヒールを履いた女性が主人公。歌い方も妖しく、只者ではない感じが出ていますね。金を稼ぐために、仕事をしている。男を魅了させながらね。 ウイスキーの山崎が歌詞で出ているところが気になります。

6. Daddy Lessons

WRITTEN BY DIANA“WYNTER”GORDON, KEVIN COSSUM, ALEX DELICATE PRODUCED BY BEYONCE CO-PRODUCED BY DEREK DIXIE AND ALEX DELICATA FOR DELICATA MUSIC PRODUCTIONS

ヒーハーな南部モードで軽やかに聞かせてくれるナンバー。Beyonceのセルフプロデュースチューン。軽やかビートは手拍子のごとく。 そして、ギターの軽やかさも前面に出して、ノリよく聞かせてくれます。カントリーテイストの曲の。あなたみたいな男には気をつけろという歌。最後の最後に、娘の声も登場だ。

7. Love Drought

WRITTEN BY MIKE DEAN, INGRID BURLEY, BEYONCE PRODUCED BY MIKE DEAN #MWA FOR DEAN'S LIST PRODUCTIONS AND BEYONCE

どっぷりとした世界に広がるエレクトロな音がインパクトを出す1曲。あらためて、あなたと私の愛の凄さをアピールする1曲。 この音使い、ゆっくりと染み渡るような感じがゾクゾクするね。

8. Sandcastles

WRITTEN BY VINCENT BERRY II, BEYONCE, MALIK YUSEF, MIDIAN MAHERS PRODUCED BY BEYONCE AND VINCENT BERRY II

ピアノバラード。しっとりとした歌と衝撃的な歌詞、幸せは崩れてしまったと、感情的に歌ってくるBeyonceです。 魂のヴォーカルですね。それでもあなたの元は離れないというBeyonceの決意が伝わってくる1曲です。

9. Forward (featuring James Blake)

WRITTEN BY JAMES BLAKE AND BEYONCE PRODUCED BY JAMES BLAKE AND BEYONCE

前曲のテイストそのままに、こちらはJames Blakeをフィーチャーした1曲。優しく美しい世界が展開します。 前に進む、それでも辛い気持ちを持ちながらも、立ち直ろうとする主人公。インタルード的な小曲だね。

10. Freedom (featuring Kendrick Lamar)

WRITTEN BY JONATHAN COFFER, BEYONCE, CARLA WILLIAMS, ARROW BENJAMIN, KNEDRICK DUCKWORTH, FRANK TIRADO, ALAN LOMAX, JOHN LOMAX SR. PRODUCED BY JONNY COFFER, BEYONCE AND JUST BLAZE

こちらもまた、どっしりと力強いビートを携えては、Beyonceが逞しいヴォーカルを聴かせてくれるナンバー。 「私には自由が必要」と訴えかけてくるBeyonceです。そして、Kendrick Lamarも参加しては、ラップで訴えかけてきます。

11. All Night

WRITTEN BY THOMAS WESLEY PENTZ, BEYONCE, HENRY ALLEN, TIMOTHY AND THERON THOMAS, ILSEY JUBER, AKIL KING, JARAMYE DANIELS, ANDRE BENJAMIN, PATRICK BROWN, ANTWAN PATTON PRODUCED BY DIPLO AND BEYONCE CO-PRODUCED BY KING HENRY

ダブ要素のどっぷりミディアムチューン。Beyonceのヴォーカル、そして、コーラスが重なっては、心地よくも力強い世界を聴かせてくれます。 一晩中、私の愛を届けようという歌詞です。まぁ、最後の一言が決め手だね。

12. Formation

WRITTEN BY MICHAEL L. WILLIAMS II, KHALIF BROWN, ASHETON HOGAN, BEYONCE PRODUCED BY MIKE WILL MADE-IT AND BEYONCE CO-PRODUCED BY PLUSS FOR EARDRUMMERS ENTERTAINEMNT LLC

アルバムのラストナンバーは、どっぷりビートで、また迫力たっぷりに聞かせてくれるナンバー。妖しい音の中でも、やっぱりBeyonceのヴォーカルが際立ちます。 この曲も、最後の一言が一番強力。最大のリベンジは、稼いだお金の額とは、さすがBeyonceだ。

[DISC 2:DVD]

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Collaboration Album『Everything Is Love / the Carters』● '18/6/16 ('18/8/22 on Japan) release

Beyonce「Lemonade」、Jay-Z「44:4」という流れで、まさかのBeyonce&Jay-Z夫婦が、The Cartersとして作品を発表。ついにCarter劇場が閉幕です。 なんだかんだで、「全ては愛」と言い切った2人の物語。基本的にはどっぷりビートを使用して、クールなR&Bナンバーで魅了してきます。 時にPharrellプロデュースナンバーで、なるほどなトラックを聴かせては、楽しませてくれる。香椎は色々な要素を持っているけれども、基本的には今の置かれた状況かな。 そして、Jay-Zがより強いメッセージを聞かせたりするわけだ。ただ、全体的には、あまりキャッチーさを感じないトラックなので、物足りなさはあるかな。

1. SUMMER

Written by Beyonce, S. Carter, Marchello Valenazno, Andre Christopher Lyon, Leon Michels, Homer Steinweiss, Thomas Brenneck, Michael Herard, James Fauntleroy II Produced by Beyonce, JAY-Z and Cool & Dre for Epidemic Music Inc Co-Produced by El Michels

アルバムのオープニングが、HIP-HOPでもR&Bでもなく、レゲエベースのナンバーでくるとは、これまた意外だな。Beyonceが濃厚に歌い上げるスローチューンです。 濃厚なトラックに濃厚な歌詞、セックスしましょうという内容の歌です。

2. APESHIT

Written by Pharrell Williams, Beyonce, S. Carter, Quavious Keyate Marshall, Kiari Kendrell Cephus Produced by Pharrell Co-Produced by Beyonce and JAY-Z

あのPharrell Williamsプロデュースのナンバーです。冒頭からBeyonceが挑発的なヴォーカルで煽ってきます。 お金が曲の中で舞っているのは、さすがセレブなお2人です。ファンたちが大騒ぎする様子が伝わってきますね。Jay-Z、Beyonce、それぞれのラップに色があって面白い。

3. BOSS

Written by Beyonce, S. Carter, Tyrone“Ty Dolla Sing”Griffin Jr., Dernst“D'Mile”Emile II Produced by Beyonce, JAY-Z and D'Mile for Medinah Entertainment Additional Production by Mike Dean, Melo-X, Derek Dixie and Stuart White

濃厚なトラックが展開。じわりと広がるような音使いが心地よさを届ける。「私がボス、何をしても無駄」というパワーが凄すぎるな。 まさしくリアルな2人がそこにいる。社会的なボス、そして、家庭的なボスの意味を込めて。最後に娘の声も届けてくれる。

4. NICE

Written by Pharrell Williams, Beyonce, S. Carter, Denisia Andrews and Brittany Coney Produced by Pharrell

濃厚トラックをバックに、Jay-Zのラップから始まるスロートラック。2人のこれまでを振り返るようなライム。Beyonceのラップもかなり強力だね。 そして、プロデュースを務めるPharrellもラップで参戦。「なんだって、できる?そんなわけないでしょう」と一喝。

5. 713

Written by Beyonce, S. Carter, Marchello Valenazno, Andre Christopher Lyon, Rayshon Cobbs Jr Produced by Beyonce, JAY-Z and Cool & Dre for Epidemic Music Inc Additional Production by 808-Ray for Epidemic Music and Fred Ball

タイトルは、Beyonceの出身地、ヒューストンの市外局番だそうで。BeyonceとJay-Z、2人の出会いを歌にしたんだって。なかなか面白いエピソードを盛り込んでくるね。 掛け合うように、歌とラップが響き渡る。Dr. Dre「Still D.R.E.」やCommon「The Light」をサンプリングして効果的に使用してインパクトを出す。

6. FRIENDS

Written by Beyonce, S. Carter, Matthew Samuels, Jahaan Sweet, Denisia Andrews, Brittany Coney, Tavor Javon Holins, Amir“Cash”Esmailian, Navraj Goraya, Rupert Thomas Jr. Produced by Beyonce, JAY-Z, Bolida and Jahaan Sweet Co-Produced by Nac and Sevn Thomas Additional Production by Fred Ball

タイトルそのまま、友人のことを歌ったナンバー。チキチキなサウンドがクールに響き渡り、思いの丈を綴る。 本当の友達とか、嘘の友達とか、この2人の取り巻く環境の中で、信頼できる関係を歌うナンバーです。ラストのBeyonceのヴォーカルパフォーマンスがいいね。

7. HEARD ABOUT US

Written by Beyonce, S. Carter, Matthew Samuels, Nija Charles, Jahaan Sweet, Anderson“Vinylz”Hernandez, Ramon“!llmind”Ibanga Jr. Produced by Beyonce, JAY-Z, Bolida, Jahaan Sweet, Vinylz and !llmind Additional Production by Fred Ball

2人の話を聞いた、という歌。まぁ、この2人だからどんな些細なことでも、大袈裟に取り扱われるんだろうな。聞かなくても、もうわかると。 この強い態度がやっぱりかっこいいね。こちらの曲、淡々としている中でも、瑞々しさを放つ流れ。The Notorious「Juicy」をサンプリング。

8. BLACK EFFECT

Written by Beyonce, S. Carter, Denisia Andrews, Brittany Coney, Marchello Valenazno, Andre Christopher Lyon, Rayshon Cobbs Jr, Alexander Smith Produced by Beyonce, JAY-Z and Cool & Dre for Epidemic Music Inc

「Black Lives Matter」の歌だね。この2人だから、よりメッセージに強い意味を持つ。Jay-Zがメインでラップを繰り広げては、痛烈に突き刺してくるね。 そして、Beyonceもキリッと聞かせる。Flower Travellin' Band「Broken Strings」のサンプリングも効果的に。黒人としてのプライドをガツンとぶつけてきます。

9. LOVEHAPPY

Written by Beyonce, S. Carter, David Andrew Sitek, Nija Charles, Denisia Andrews and Brittany Coney Produced by Beyonce, JAY-Z and David Andrew Sitek Additional Production by NOVA Wav

アルバムのラストソングはもう、円満夫婦をアピールだ。2人の掛け合いで聞かせてくれるラップチューン。 とにかくこれでもかろいうくらいに、言葉をぶつけては、2人の存在感を出してくるんだ。Eddie & Ernje「You Make My Life a Sunny Day」「Victory is Certain」 「The Jam」、Erikah Badu & Common「Love of My Life」などをサンプリング。もう、聞いているこっちまでハッピー気分にさせてくれますね。

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