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Compilation Album『CDTV NO1. HITS ~コイウタ~』● '09/12/23 release

音楽番組の老舗「CDTV」のチャートで、1位を獲得した楽曲のみで構成されたコンピレーションアルバム。今回は4つのテーマを設けて、リリースされました。 「コイウタ」は、タイトルそのもの、ラブソングを集めたアルバムです。有名な曲から意外な曲まで、いろいろな恋愛シチュエーションを描いたラブソングが揃っています。 浜崎あゆみ「glitter」、DREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」、JUDY AND MARY「そばかす」、MOON CHILD「ESCAPE」、BoA「DO THE MOTION」、大塚愛「PEACH」、倖田來未「夢のうた」などなど、人気アーティストたちの楽曲勢揃いですね。 リリース元がエイベックスなので、所属歌手のナンバーの収録が多いのはご愛嬌。もうちょっと色々なアーティストの曲を聴いてみたいという願望はあるけれども、 全曲チャート1位をとっていることもあり、アルバム全体としての力は相当なものだね。

Compilation Album『輝け!月曜ドラマ王 90's』● '02/9/19 release

曜日ごとに1990年代のドラマ主題歌を集めたコンピレーションアルバム。 この月曜日は、なんといってもフジテレビの看板でもある「月9」ドラマ主題歌で構成されています。 数ある名作月9ドラマ。コンピのリリース元がソニーミュージックなので、所属アーティスト達の楽曲が中心に収録されているけれども、それでもかなり濃い内容となっているね。 財津和夫「サボテンの花」、米米CLUB「君がいるだけで」、藤井フミヤ「TRUE LOVE」、佐野元春「約束の橋」、CHAGE&ASKA「めぐり逢い」、奥田民生「さすらい」、安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」などなど。 ここからもれた楽曲も2枚組みとかにしてぜひとも収録してほしかったね。とにかく大ヒット曲のオンパレード。今作のコンピ企画の中では、一番まとまりのある作品といえますね。

Compilation Album『輝け!火水ドラマ王 90's』● '02/9/19 release

1990年代のドラマテーマソングを曜日ごとに集めたコンピレーションアルバムをソニーからリリース。この火曜・水曜版は、これまたちょっとクセのある楽曲が揃っていますね。 そもそも火曜日のドラマって、やっぱり日テレの火サスのイメージが強く、あまり連続ドラマといった印象が薄い。 「砂の上の恋人たち」「鬼の棲家」などは、主題歌担当アーティストがソニーだから収録されたんでしょうね。「躍る大捜査線」は、主題歌ではなくメインテーマを収録しているし。 一方、水曜日は「王様のレストラン」「チャンス」「星の金貨」など、何気に名作が多いんですよね。 今回のコンピレーションアルバムは、やはりソニーからということで、収録されているのもソニー系アーティストが目立ちます。 また、大ヒットドラマでも主題歌ではなくメインテーマ等のインストを収録するあたりに、ちょっとした壁を感じるね。ましてや、火曜日と水曜日をひとくくりにしなくても。

Compilation Album『輝け!木曜ドラマ王 90's』● '02/9/19 release

1990年代のドラマ主題歌を、曜日ごとに集めたコンピレーションアルバム。この木曜版は、正直そこまで大ヒットというわけでもなく、しかし心に残るようなドラマが多いね。 その中で、主題歌が大ヒットしたりと、ちょっと複雑なところがあるような印象を受ける。 冒頭3曲、浜田省吾「悲しみは雪のように」、井上陽水「Make-up Shadow」、今井美樹「PRIDE」はドラマ、主題歌ともに大ヒットしたけれども、 城之内ミサ、上田知華、rough laughといったアーティストがドラマの主題歌を歌っていたとはね。the brilliant greenの楽曲も、ドラマ主題歌だったけれども、ドラマ以上にヒットしましたね。 目玉というか、貴重な作品は大ヒットドラマ「もう誰も愛さない」の主題歌が収録されているところかな。おなじみ「渡鬼」も、テーマソングが収録されています。

Compilation Album『輝け!金曜ドラマ王 90's』● '02/9/19 release

1990年代のドラマ主題歌を曜日別に収録したコンピレーションアルバムの登場。この金曜日盤は、「ドラマのTBS」とまで言われた、TBSの金曜ドラマの主題歌のみで構成されています。 稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」、松田聖子「大切なあなた」、To Be Continued「君だけを見ていた」、矢沢永吉「アリよさらば」などなど、 ヒット曲が目白押し。主演の2人が主題歌を担当した「NOA」や、謎のグループ「J.A.M. Cream」など、異色アーティストの曲も収録。 懐かしさが漂うのと同時に、ドラマとうまくリンクしているような曲だね。やはり発売元がソニーなだけあって、ソニー系アーティストが目立ちます。 だからこそ、森田童子の「ぼくたちの失敗」とか入れて、色を崩してほしいんだよな。残念。

Compilation Album『輝け!土日ドラマ王 90's』● '02/9/19 release

1990年代のドラマ主題歌を曜日ごとに集めたコンピレーションアルバム。こちらは土曜日と日曜日のドラマ主題歌を収めています。 そのほとんどは、土曜9時の日テレドラマと日曜9時のTBSドラマの主題歌。 そして、このCD発売元がソニーということもあり、そのレコード会社に所属しているアーティストのナンバーが中心となっていますね。 いきなり近藤真彦が出てきたり、続けて小田和正が来たりと、曲順にはがっかりですが、何気に名だたる人たちがドラマの主題歌を担当しています。 Xの「Say Anything」もドラマの主題歌だったんだね。唐沢寿明と樹木希林が一緒に歌を歌っていたんだね。なんて、いろんな発見もあると同時に、 国武万理の「ポケベルが鳴らなくて」や郷ひろみの「GOLDFINGER'99」なんて、時代を飾っていた曲まであります。TOKIOが2曲も入っているなんて、ずるいなぁ。

Compilation Album『風街少年』● '07/11/21 release

作詞家・松本隆にスポットを当て、手がけたナンバーを男性ヴォーカル・女性ヴォーカルに分けてリリースされた企画コンピレーション盤。 さらに、選曲には12人の著名人が携わっていて、これがまた豪華なんだな。 スピッツの草野マサムネ、電気グルーヴのピエール瀧、漫画家の松本大洋やラジオDJの秀島史香、さらにはリリー・フランキーやおぎやはぎといった、 ジャンル問わず、名を馳せる著名人が松本隆Wordsをチョイス。こちらの少年盤は、老若男女問わず、結構幅広い年齢のアーティスト達の楽曲が揃ったね。 KinKi Kids「硝子の少年」に始まり、寺尾聰「ルビーの指環」、C-C-B「Romanticが止まらない」、ラッツ&スター「Tシャツに口紅」、 山下達郎「いつか晴れた日に」、YMO「君に、胸キュン。」イモ欽トリオ「ハイスクール ララバイ」、森進一「冬のリヴィエラ」、はっぴぃえんど「風をあつめて」などなど、 アイドル、歌謡曲、フォークなど、そのスタイルは様々ながら、描き出す世界は松本隆そのもの。 都会の情景、少年から青年へ映る様や仕草の表現、おしゃれな言葉遣いなど、そのどれもが巧みに曲の世界を広がらせる。 全30曲収録なんだけれども、同じアーティストの曲を入れるのであれば、もっと別のアーティストの曲を入れて、もっとヴァラエティ豊かにして欲しかったな。 いずれにせよ、松本隆という作詞家の業を味わえる、楽しめる作品集です。ジャケットは「ハチクロ」でおなじみ、選曲にも参加している羽海野チカ。

Compilation Album『花鳥風月集』● '10/3/3 release

21世紀に入ってからも絶好調なワーナーミュージックが、名アーティストの大ヒットナンバーを惜しみなく寄せ集めしたコンピレーションアルバム。 もうね、とにかく豪華なんだ。そして、とにかく大ヒット曲のオンパレードなんだ。 コブクロ「蕾」、絢香「三日月」、Superfuly「愛をこめて花束を」、山下達郎「FOREVER MINE」、竹内まりや「人生の扉」、Bonnie Pink「A Perfect Sky」などなど、もう耳慣れした曲ばかりが揃っております。 また、ROCK‘A’TRENCH、馬場俊英、鶴、Soul Campなど、今後のワーナーミュージックを担いそうなアーティストの楽曲も収録されていたり、ここで知る楽曲もあって、それもまたよろし。 個人的には新垣結衣の楽曲を持ってくるところに面白さを感じますね。

Comiplation Album『カメリアダイヤモンド CM Song Collection Diamonds』● '08/1/23 release

CMタイアップソングはヒットを記録すること間違い無し、なんて時代を象徴するようなコンピレーションアルバム。宝石を扱うジュエリー会社のCMも、当時は深夜帯に多く流れていましたね。 そんなCMを輝かせた、カメリアダイヤモンドのCMソングコンピレーションアルバムの登場。 「こんな人が歌っていたんだ」とか、「この曲は、このCMソングだったんだ」というような新たな発見もあり、面白い作品集となりましたね。 とにかく、懐かしい名前の面々、KATSUMIに中西圭三、松田樹利亜に久宝留理子など、当時は勢いよくスマッシュヒットを記録していましたね。 華原朋美や相川七瀬は、CMソングというよりも、楽曲自体が大きくヒットしている感じだね。久保田利伸の曲もタイアップが付いていたんだ。 個人的には、高橋理奈「NEOfilia」は異才を放っているように思えたな。なんとFace 2 fAKEのトラックだったとは。時代を表す懐かしきコンピ盤です。

Compilation Album『GIZA studio 10th Anniversary Masterpiece BLEND ~FUN Side~』● '08/12/24 release

Being大阪部のGIZA studio設立10周年を記念したコンピレーションアルバムを2枚同時発売。さすがはBeing、大盤振る舞いですな。 さて、こちらのFUN Side、青盤は、楽しくポップに弾けたナンバーを中心に収録。倉木麻衣「Feel fine!」、愛内里菜「恋はスリル、ショック、サスペンス」、 三枝夕夏「君と約束した優しいあの場所まで」、GARNET CROW「flying」などなど、GIZAといえばこのアーティスト、な楽曲をはじめ、NaifuやPINC INCといった新進気鋭のバンドなどの楽曲も収録。 ただ、長い目で見ると、10周年でこの曲?というものや、あのアーティストは?と思うところが多々あって、難しいよね。 本当にFUNなのかは別として、違う意味でFUN。個人的には、New Chinema 蜥蜴の収録に拍手。

Compilation Album『GIZA studio 10th Anniversary Masterpiece BLEND ~LOVE Side~』● '08/12/24 release

GIZA Studio設立10周年を記念したコンピレーションアルバムが2枚同時発売。 こちらの赤盤、LOVE sideは、愛に満ち溢れたミディアム~スローテンポの楽曲を中心に、GIZAを飾ったアーティスト達の楽曲を取り揃えています。 いきなり倉木麻衣の「Love, Day After Tomorrow」で始まりますよ。 また、GARNET CROW「夢みたあとで」、愛内里菜「NAVY BLUE」、三枝夕夏 IN db「眠る君の横顔に微笑を」などなど、10年の中でも選りすぐりの愛の曲が詰まった全17曲。 小松未歩やrumania montevideo、高岡亜衣や滴草由実など、GIZAならではのアーティスト達が集結したね。 それにしても、岩田さゆりの楽曲が2曲収録されるんだったら、別のアーティストをもう1組入れて欲しかったな。

Compilation Album『GIZA studio MAI-K&FRIENDS HOT ROAD BEACH PARTY』● '02/7/17 release

レコード会社、GIZA studioによる企画盤。今回は、ビーチサウンドにもってこいなナンバーを、所属事務所の歌手らが陽気に歌います。 The Beach Boysのヒットチューンを中心に、Beach&Surfで楽しさいっぱい。と行きたいところなんだけれども、トラックがほぼ打ち込みで仕上げているせいか、軽く聞こえてしまうんだな。 ヴォーカルも、シンガーによって力の差が出まくっているしね。さすがに稼ぎ頭でもある倉木麻衣や愛内里菜、中村由利らは落ち着いて聞くことができるけれども、一部はちょっとな。 倉木麻衣のバックバンドを務めるExperienceが、一番しっくりくるかも。 ということで、The beach Boysを若い世代に聞いてもらうにはいい企画だったかもしれないけれども、音的にはあまり惹かれる部分はないかな。 レコード会社の内輪ノリみたいなものがほとんどで、正直、The Beach Boysファンからすると、無しだろうな。

Compilation Album『GIZA studio Masterpiece BLEND 2001』● '01/12/19 release

勢いに乗るレーベル、GIZA studioが、2001年にリリースしたシングルとアルバムの中から、代表する曲をピックアップして収録したコンピレーションアルバム。 全25曲。2枚組みのヴォリュームで2100円という“破格”で提供してくれるところもGIZAらしいよね。 倉木麻衣に愛内里菜、小松未歩にGARNET CROWなど、とにかくGIZAを代表するアーティスト達が一同に会していますね。 きっちりと作りこまれた感が強いけれども、ちょっと大量生産だったり、どこかの二番煎じ感も否めない。 収録アーティストの中には、2001年以降に見なかったり聞かなくなったり、様々ですね。いろんな意味で貴重な作品となっております。

Compilation Album『GIZA studio Masterpiece BLEND 2002』● '02/12/18 release

前年に引き続き、GIZAが2002年にリリースしたアルバムとシングルの中から厳選した曲を、2枚のCDに収録したコンピレーションアルバムが登場。 前年よりも収録されているアーティストの数が少ないのが残念ですね。複数曲の収録はうれしいですが。 この1年で劇的変化を遂げたというか、リストラがあったというか、人生様々ですね。 それでも、レーベルを代表する倉木麻衣や愛内里菜、GARNET CROWや小松未歩などが顔をそろえています。新進気鋭の菅崎茜と三枝夕夏 IN dbも登場。 各アーティストの入門編と言うか、カタログ的な感じですね。値段もお求め安い価格なので、お試しにどうぞといった感じでしょうか。

Compilation Album『GIZA studio Masterpiece BLEND 2003』● '03/12/17 release

GIZAの1年を総括するコンピレーションアルバム2003年版。今作も、2003年の1年間に発表されたGIZA studioの楽曲の中から、選りすぐりの全26曲を収録し、2枚組みのCDでリリース。 もはや筆頭の稼ぎ頭でもある倉木麻衣や愛内里菜、GARNET CROWに小松未歩に加えて、新人の楽曲も多数収録。 人気急上昇中の三枝夕夏 IN dbや北原愛子、岸本早未や滴草由実など、ヴァラエティ豊かなアーティスト達が、ヴァラエティ豊かなサウンドとともに届けてくれる。 よくまぁ、これほどまで多種多様なアーティストが顔をそろえていますね。しかし、このアルバムに収録されているアーティストの半数は、数年後に生き残っているのも、ほんの一握りという悲しい現実。 このコンピレーションで聞くことができるというのも、ある意味、貴重なのかもしれませんね。

Compilation Album『kiss ~dramatic love story~』● '02/7/10 release

ドラマ主題歌、とりわけトレンディドラマの主題歌を中心に集めたコンピレーションアルバム。これはもう、最強ですよ。 「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「あすなろ白書」「金妻」などなど、あの時代に誰もが夢中になったドラマの主題歌ですよ、一堂に会しているんですよ。 小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」、CHAGE&ASKA「SAY YES」、藤井フミヤ「TRUE LOVE」、小林明子「恋におちて -Fall in love-」などなど、とにかくあの頃へとタイムスリップ。 口ずさみながら、あの場面が蘇ってくるような、そんなツボを抑えた選曲です。時代が流れようとも、歌は素晴らし物だと改めて気づかされる1枚。 コンセプトのしっかりとしたコンピレーションアルバムだからかな、大ヒットですよ。

Compilation Album『北青山的13曲1000円』● '01/8/8 release

タイトルは、発売元のワーナーミュージック・ジャパンの所在地から。この当時、ワーナーミュージックに所属していた、旬で勢いのある若手アーティスト達の楽曲を集めたコンピレーションアルバム。 しかも、13曲も収録して1,000円という破格な値段設定もうれしいところ。もう、とにかく収録されているアーティストが、いかにも北青山的なんだ。 キリンジ、クラムボン、ノーナ・リーヴス、森広隆、Hermann H & the Pacemakers、What's Love?などなど。色々なタイプの楽曲が一堂に集まっています。 残念ながら、そのほとんどがワーナーを離れてしまったという現状ですが、時代を象徴していてなかなかいいじゃないですか。 やっぱりほかのレーベルとは一味違った印象がありますからね。ジャケットの夏目漱石さんも貴重です。

Compilation Album『きみになりたい。』● '04/3/31 release

いつも愉快な小西康陽さんが、これまで手がけてきた女性アーティストの楽曲をコンパイルした、画期的なコンピレーションアルバム。 まず驚きなのは、やっぱり収録されているアーティストの幅が広いことだよね。 三浦理恵子や松本伊代、細川ふみえといったアイドルから、観月ありさや中谷美紀、深田恭子などの女優、戸川京子やピチカート・ファイヴなどのアーティストはもちろんのこと、 宮村優子などといった声優まで、多彩なジャンルに渡って小西マジックを届けてくれる。 小西さんが手がけると、どの曲も各アーティストをとことんポップに引き出し、キャッチーに魅了する。素晴らしい。 ちょっとジャジーで大人っぽく、かっこよく聞かせてくれる中谷美紀「逢いびきの森で」だけがちょっと異質な感じ。 中谷美紀というアーティスト性をあわせて作ったんだろうと思うけれども、こういう曲もやることに驚いた。小西さん×女性アイドルの集大成でもある1枚。 まさに君にになりたくなるような曲が勢ぞろい。「天然コケコッコー」でおなじみ、くろもちふさこのジャケットもかなりいぞ。

Compilation Album『Ki/oon DECADE』● '01/12/19 release

Sony Musicには色々なレーベルがありますが、その中でもちょっと色の違う?Ki/oon Recordsがレーベル設立10周年を祝ったコンピレーションアルバムの登場。 正直、所属アーティストは名の知れた人たちが揃っているんだけれども、ほかのソニーレーベル、Sony MusicやeEpic、DefSTARに比べると、ちょっとレーベルの知名度が低いかなぁ。 そんなKi/oon Recordsを支えるアーティスト達の選りすぐりの16曲をコンパイル。 聖飢魔IIや真心ブラザーズ、電気グルーヴや杏子といった大物アーティストから、ゴスペラーズやL'Arc-en-Cielといった Ki/oonを支える稼ぎ頭、さらにはスーパーカーやMOOMIN、PUSHIMといった次世代を担う若手アーティストまで、厳選された曲が肩を並べます。 「カラゴンズ」なんていう企画ものもあったり、伝説のバンド「ROTTEN HATS」の楽曲が収められていたりと、結構マニアをくすぐるような作りかも。全体的に要注目。 さらには、DVD付き限定版には、Ki/oon Recordsから放たれた楽曲のフルサイズPVを収録。さらにはショートPVをたくさん詰め込んでおります。 個人的にはContinental BreakfastのPVが見られるだけで価値あり。さすがは10周年記念盤というだけあって、太っ腹です。

Compilation Album『京平ディスコナイト』● '07/12/26 release

小西康陽が発起人として、作曲家・筒美京平の楽曲をリミックスしたコンピレーションアルバムが誕生。これが、実に面白いんだ。 筒美京平の作曲ナンバーは数知れず、その中から至極の12曲が、10のリミキサーたちによって新しく生まれ変わった。 少年隊の「ABC」やC-C-Bの「Romanticが止まらない」、近藤真彦の「スニーカーぶる~す」などのヒット曲や、弘田三枝子「渚のうわさ」や浅野ゆう子「セクシー・バスストップ」、 平山三紀「真夏の出来事」などの懐かしソング、さらにはピチカート・ファイヴ「恋のルール・新しいルール」や小沢健二「強い気持ち・強い愛」などといった近年のナンバーなどが、クラブサウンドで響き渡る。 小西康陽を筆頭に、HALFBYやCUBISMO GRAFICO、AKAKAGEや手裏剣ジェット、SUEMITSU & THE SUEMITHなど、 多彩なリミキサー達が筒美メロディの良さを生かしたりミックスで、楽しませてくれる。 ポップでキャッチーなトラックが、ディープでドープに変身したり、新たな一面で面白さもパワーアップ。より楽しみが増えたアルバムで、面白い、面白すぎる。

Complation Album『GINZA Evening』● '01/6/20 release

銀座のようなお洒落な雰囲気で彩りを加えるコンピレーションアルバム。しかも、収録曲はすべて女性アーティストで統一。コンセプチュアルなものとして、うまくまとめてきましたね。 エピックレコードに所属しているアーティストの中から、川村結花や矢野顕子、カゲユトモミや玲葉奈、WyolicaにCrystal Kayなど、ベテランから新人まで幅広い選曲となっています。 しかも、おしゃれに流れるゆったりナンバーを中心に、じっくりと聴かせてくれる楽曲で楽しませる。カフェでのBGMとかにぴったり合っているかな。 曲に統一感もあって、とにかくおしゃれ。ただ、別に銀座じゃなくてもいいんだよね。丸の内でもきっと成り立つようなコンピレーションだと思う。 ま、おしゃれに彩るということで、なかなかクォリティは高いコンピレーションアルバムだと思います。

Compilation Album『gut gut』● '96/11/7 release

FOR LIFE内に設立されたレーベル「gut」の、より良い、まさに「gut」な曲を集めたコンピレーションアルバム。 正直、FORLIFEという大元がちょっと地味目なイメージがあり、さらには「gut」の大元でもある坂本龍一の持つ、独特の暗さや渋さが見事にこの1枚に良く表れています。 坂本龍一本人のトラックや、彼がプロデュースする女優・中谷美紀のヒット曲、謎のユニット・GEISHA GIRLSに衝(笑)撃の曲など、随分と幅広いプロデュースワークには驚かされますね。 また、テイ・トウワの時代を先取りするサウンドが収録されるなど、メインフィールドから一線を画すようなサブラインのイントロダクションとしても、とらえることができる1枚です。 なお、このアルバムでしか聞くことのできないトラックも収録されており、かなり貴重な1枚でもあります。 特に、オープニングナンバー「愛してる、愛してない」のリミックスは、かなりクールに仕上がっているね。坂本龍一のライブトラックも、かなり貴重な1曲。 とにかく「gut」な曲の詰まった1枚。独自路線を行くレーベルだからこそ成り立つコンピレーションアルバムです。

Compilation Album『Good Melody, Good Life!』● '14/4/23 release

タワーレコード監修のコンピレーションアルバム。ヒット曲なんだけれども、Goodなメロディを集めるというコンセプトのもと、かなりひねりある選曲となりましたね。 角松敏生や崎谷健次郎、杉真理に佐野元春、大江千里に槇原敬之に東野純直、高野寛にMAMALAID RAGなどなど、男性シンガーソングライターを中心に集められています。 斎藤誠や伊藤銀次などの名もあるし、新しいところではJUNK FUJIYAMAがラインナップ。女性では渡辺美里とドリカムが収録されています。 A.O.R.やシティポップのような、爽やかで軽やかな曲を中心に聞かせてくれるけれども、なるほど、メロディが確かにいいね。親しみがあり、キャッチーさもあり、心地いいんだ。 タワレコのNO MUSIC, NO LIFEというコピーもしっくりくるような、なかなか良質コンピレーションアルバムとなっています。

Compilation Album『GOOD MORNING』● '08/5/21 release

「休日の朝、リラックスした気分に効く」というコンセプトで集めたコンピレーションアルバム。1990年代以降のヒット曲を中心に、ヴァラエティ豊かな曲が並びます。 面白いのは、歌物でだけではなく、インストナンバーも収録しており、Jake ShimabukuroやDEPAPEPE、栗コーダーカルテットなどが朝を彩ります。 そのほか、朝にぴったりなナンバーや、これは朝に合うのか?なんて疑問に思う曲などもあり、選り取り見取りな内容です。 CHEMISTRY「Point of No Return」で幕開けというのもなんとも言えないな。そのほか、Bonnie PinkやORIGINAL LOVEなどの楽曲で楽しませてくれます。 ただ、うーん、そこまでコンセプチュアルに統一されているようには思えなくて、残念なんだよな。

Compilation Album『CliMax CM SONG SELECTION』● '01/12/12 release

多彩なアーティストが揃っているAvexだからこそできる企画。CMソングのみを集めた全16曲のコンピレーションアルバムです。 安室奈美恵にglobe、Do As Infinityやhitomi、浜崎あゆみにEvery Little Thingなどの人気アーティストから、EARTHやFolder 5などの若手アーティストなどが顔を並べています。 正直、このCMにこの曲はどうなの?という疑問もありますが、この曲はこのCMだったんだという確認も出来ますね。 タイアップ全盛期で色々な曲が溢れている時代だからこそ、ここらで1度足を止めて、1つにまとめてみるのもいい考えだと思います。 収録アーティストは、50音順に並んでおります。実にバラエティ豊かですな。

Compilation Album『CLIMAX DRAMATIC SONGS』● '07/8/22 release

1990年代のドラマ主題歌を集めたコンピレーションアルバム。もうね、ツボを突く選曲にノックアウトですよ。 どの曲も耳に馴染んでいて、口ずさんでしまうほどのトラックオンパレードだね。ドリカム「LOVE LOVE LOVE」に始まり、 小田和正、藤井フミヤ、玉置浩二、今井美樹、中島みゆき、米米CLUB、NOA、辛島美登里などなど、2枚組全30曲。 とにかくたっぷり、ドラマを彩った楽曲たちとともに、タイムスリップさせてくれるようなコンピ盤です。また、ジャケットも柴門ふみが手がけたわけで、東ラブ世代にドンピシャ(死語)なんですよ。 やっぱり、CDに多感な世代には、とっても楽しめる内容になっていますね。

Complation Album『COOL CITY PRODUCTION vol.1 PARTY IN A HOUSE』● ’01/3/7 release

クラブシーンを彩るトラックメーカーの業を堪能できるコンピレーションアルバム。新進気鋭のDJ達がトラックを製作し、クールに聞かせてくれるのです。 一応、ミックス名がそれぞれついているけれども、オリジナル曲はどこにあるのか。 倉木麻衣「Love, Day After Tomorrow」、愛内里菜「Close To Your Heart」、小松未歩「最短距離で」、New Chinema蜥蜴「CaNDY LiFe」、Mai K「Baby I Like」など、耳馴染みしやすいのは、GIZA Studio所属のアーティストナンバーをリミックスしたトラックだね。 ハウスやテクノなどの、クラブアプローチなサウンドに仕上げて、クールに聞かせてくれます。 しばらくGIZA系アーティスト達はシングルのカップリングとしてリミックスを収録しているけれども、このコンピレーションもその延長だろうね。 全体的にコンセプトがしっかりとしているし、メジャーとマイナーをうまく取り込んでいて、企画自体はなかなか面白いと思いますよ。

Compilation Album『THE GREATEST HITS -小室哲哉作品集 A-』● '06/2/22 release

偉業をこなす小室哲哉の仕事振りを、あらためて讃えるコンピレーションアルバムを、ソニーとエイベックスから2枚同時にリリース。 作曲家・小室哲哉に焦点を当てて、2枚組み26曲を収録したこちらエイベックスからリリースされたCD。楽曲の方は、やはり聞きなれたナンバーが揃っていますね。 自身の参加するglobeやTM NETWORKをはじめ、安室奈美恵やTRF、鈴木あみにH Jungle with t、華原朋美などの大ヒット曲を惜しみなく収録。 さらに、宮沢りえや中山美穂、小泉今日子などの女子アイドルの曲も収録しており、その仕事に広さをあらためて知ることができます。 Song+nationのコラボシングルナンバーも3曲きっちり収録。まさかBACKSTREET BOYSの楽曲までも手がけていたとはね。 驚きと発見ができる、実にバラエティに富んだ内容のコンピレーションアルバム。あらためて、小室哲哉の仕事振りはすごいと感じることができます。

Compilation Album『THE GREATEST HITS -小室哲哉作品集 S-』● '06/2/22 release

日本を代表する音楽プロデューサー、小室哲哉の楽曲を集めたコンピレーションアルバムを、ソニーとエイベックスから2作同時発売。 1990年代はエイベックス、1980年代はソニーというイメージがありますね。縁の深い2社から、作曲家という面に焦点を合わせて、小室哲哉の作品を集めたアルバム。 お馴染みのTM NETWORKや安室奈美恵、華原朋美にTRF、globeに渡辺美里といったアーティスト達の楽曲が並ぶ中、 電気グルーヴや宮沢りえ、中森明菜や松田聖子といった名も連ねており、幅広く作曲を手がけていた小室哲哉の功績に感心してしまう。楽曲解説の方も、裏話アリで読み応えがありますね。

Compilation Album『GROW SOUND WORKS』● '01/4/18 release

新進気鋭のDJ SOMAをはじめとしたグループ、GROW SOUNDが手がけたリミックスを、1枚にまとめて収録したコンピレーション盤。 浜崎あゆみやEvery Little Thing、井手麻理子にELISHA LA'VERNEなど、洋・邦問わずGROW SOUNDがかなり手の込んだりミックスで聞かせてくれます。 ポップな展開を聞かせてくれるものから、随分とマニアックな趣向で味付けされたものなど、さまざまなリミックスが楽しめるね。まあ、中心となるのがハウステイストのリミックスナンバーですがね。 さらには、GROW SOUNDとしての新曲も聴くことができ、随分とお得な1枚となっております。これを機に、GROW SOUNDというグループや、リミックスに触れる機会もできたことでしょうね。 個人的には、井手麻理子のアッパーなハウスリミックスが気持ちよくて好きだね。突き上げる感じがこれまたGoodです。

Compilation Album『恋のうた』● '08/7/2 release

大ヒットコンピレーションアルバム「アイのうた」に続いて、「恋のうた」なんて、ジャケットも含めて二番煎じ感が否めないコンピレーションアルバム。 それでも、2000年代前半を彩ったラブソングがたくさん詰まっているわけですよ。着うたで大ヒットを記録した青山テルマ feat. SoulJa「そばにいるね」はじめ、 ドリカム「何度でも」、倖田來未「愛のうた」、mihimaru GT「恋する気持ち」、AI「ONE」、川嶋あい「My Love」、m-flo「come again」、浜崎あゆみ「BLUE BIRD」などなど、 とにかく時代を彩ったアーティスト、ヒット曲が目白押しだ。この1枚でもう、最新トレンドをキャッチできますな。 ただ、やっぱり「アイのうた」同様、ちょっとこちらの恋も軽めテイストですね。アイから恋へ、チェリーも1つから2つに。

Compilation Album『Coca Cola Commercial Songs 1962-89』● '05/3/24 release

タイトルそのままに、コカ・コーラのCMソングを集めたコンピレーションアルバム。1962年から1989年まで、コカ・コーラを彩ったCMソングが、2枚組みのCDに凝縮されて収録されています。 その数、なんと56トラック。あんなのからこんなのまで、コカ・コーラのCMソングがこれほどにまであることに驚きを覚えますね。本当に貴重な曲の数々。 しかし多くの人はこれが全てではないということに、少々不満があるようで。それでも、これほどまでに貴重な曲の数々が年代順に並んでいて、思う存分に味わえる楽しみがありますよ。 加山雄三にピンキーとキラーズ、矢沢永吉に佐藤竹善。そうそうたるメンバーですね。いろんな人が歌うほど、コカ・コーラが幅広い人気を保っているんだなぁ、と再確認。 とにかく、真っ赤なジャケットとCDケース、CDのレーベルから、これでもかとコカ・コーラ。

Compilation Album『COLLABO.』● '04/2/18 release

昨今のコラボレーションブームにフォーカスしたコンピレーションアルバム。とにかく、旬のアーティスト達による奇跡のタッグで、とてつもない力を発揮している楽曲のオンパレード。 椎名林檎&純平兄妹、冨田ラボ&ハナレグミ、東京スカパラダイスオーケストラ×奥田民生、TRICERATOPS×LISA、MOOMIN+山嵐、井上陽水+奥田民生などなど、 ジャンルやレコード会社の枠を超えて、素晴らしい楽曲を作って聞かせてくれます。アーティスト達の勢いを組み合わせた化学反応が、実に楽しいね。 ただ、豪華すぎるコラボレーションを集めた割には、なんだかインパクトに欠ける。ジャケットも少しインパクトが無いよな。

Compilation Album『GOLD 14 COOL & GREAT SONGS』● ’08/9/10 release

日本を代表する男性ロックナンバー勢揃いのコンピレーションアルバム。 BOφWYにCOMPLEX、布袋寅泰に吉川晃司、GLAYに氣志團、BUCK-TICKにZIGGY、矢沢永吉などなど、確かに日本を代表するにふさわしい歌手やバンドが勢揃いです。 ただ、布袋寅泰と村井常松が収録されているのに、氷室京介のソロナンバーがないのはなぜ? L'Arc~en~Cielは?など、たくさん疑問が出てくるし、収録アーティストに関しても、「なぜその楽曲?」という疑問も出てきます。 クールでグレイトな曲を集めて、ロックでGOLDなイメージを作るなら、GLAYの「HOWEVER」はここでは違うような気もするし、吉川晃司「BOY'S LIFE」も、う~ん。どうなんだろうか、この人選や選曲。 ちょっとしこりの残る思いののコンピレーションですね。ちなみに、ジャケット写真は、数々のPVを監督した永石勝が担当ということです。