album
●Album『Jukebox』● '04/4/19 ('06/2/15 on Japan) release
御年80歳を超えたデンマーク出身のジャズピアノスト、Bent Fabricの作品です。ジャズピアニストというイメージを覆しては、非常にポップでキャッチーな作品を聞かせてくれます。 特に、アルバムタイトルにもなっている「Jukebox」は、iPodのCMソングに起用されるほどにキャッチーさとインパクトを放っていました。年齢を感じさせないピアノ捌きに、これまた惹かれるわけですよ。 その「Jukebox」のような陽気でポップなナンバーはじめ、メロウなトラック、ラテン要素のあるナンバーなど、様々なサウンドを聞かせてくれる作品です。 世界中で大ヒットを記録するほどの、恐ろしい力を持っていますね。 日本盤は大ヒットナンバー「Jukebox」のリミックスやPVなど、これまた盛り沢山な内容を収録と、嬉しい特典がついています。
1. JUKEBOX
WRITTEN BY PAW LAGERMANN / LINA RAFN / REMEE / BENT FABRICIUS-BJERRE PRODUCED, ARRANGED AND MIXED @ INFERNAL STUDIO BY PAW LAGERMANN & LINA RAFN
アナログ的な味わいから、一気に飛び跳ねてくるようなピアノの音にノックアウト。 いやぁ、元気よく聞かせてくれますね。ファンクでポップでロックでダンスな1曲が、クールに展開。キャッチーな要素も手伝っていい感じなんだ。ヴォーカルはAllan Vegenfeldtが担当。
2. EVERYTIME
WRITTEN BY MARKUS GAHLEN / MIGO FECKE / LAURA ZONKA PRODUCED, ARRANGED AND MIXED @ INFERNAL STUDIO BY PAW LAGERMANN
The Flamesのナンバーのカバー。爽やかなサウンドとピアノの音色がまた、心地よく響き渡るんだな。 さらにホーンも加わって、ファンキーな顔も見せてくれる。Peter fr Dinのヴォーカルも、心地よさを伝えてくれる。
3. KEEP ON RISING
WRITTEN BY PAW LAGERMANN / LINA RAFN / REMEE / BENT FABRICIUS-BJERRE / CARSTEN JUL PRODUCED, ARRANGED AND MIXED @ INFERNAL STUDIO BY PAW LAGERMANN & LINA RAFN
リズミカルなダンスグルーヴチューン。所々で「Jukebox」 の片鱗を聞かせてくれては、より楽しさを感じさせてくれるトラック。 ヴォーカルも同じ人だしね。続編的なw味わいで、とにかくノリノリ楽しめます。
4. IT FEELS LIKE LOVE
WRITTEN BY MARTIN BRYGMANN / FELIX CAMPO III / ANDERS SCHUMAN / JACOB CHRISTENSEN / BENT FABRICIUS-BJERRE PRODUCED BY THE CHACK @ C4 STUDIO
4つ打ちビートよろしくなクールなクラブチューン。こういう曲を難なくこなしては、ピアノの音を加えてくるBent Fabricおじいちゃんに拍手ですな。 メロディアスでキャッチー、うまい具合に熱を抑えて操ってくるナンバーだ。
5. SHAKE
WRITTEN BY PAW LAGERMANN / LINA RAFN / REMEE / BENT FABRICIUS-BJERRE PRODUCED, ARRANGED AND MIXED @ INFERNAL STUDIO BY PAW LAGERMANN & LINA RAFN
タイトルよろしく、全ての要素をミックス。シェイクして弾ける1曲。この曲も「Jukebox」や「Keep On Rising」のようなアグレッシヴな音を出して引き込んでいます。 間奏では、Bent Fabricの巧みなピアノテクニックに呑み込まれます。
6. JUST BE THERE FOR ME
WRITTEN BY SOREN N. RASTED & BENT FABRICIUS-BJERRE PRODUCED, ARRANGED AND MIXED BY JENSEN AND LARSSON FOR DEEKAY
女性ヴォーカルのNellie Ettisonをフューチャーしたメロウなバラードチューン。 淡さのあるピアノの音と反するような、ガッツリバンドサウンドが不思議なテイストを醸し出す。メロディは染み込んできますね。
7. PUSTERUMMET
WRITTEN BY BENT FABRICIUS-BJERRE PRODUCED, ARRANGED AND MIXED @ INFERNAL STUDIO BY PAW LAGERMANN
ウキウキワクワク、Bent Fabricのピアノ業を思う存分に味わえるインストチューン。 さすがジャズピアニストとして活躍してきただけあって、見事なまでの感性と指業で魅了してきます。
8. HAVEN'T YOU NOTICED
WRITTEN BY MARTIN BRYGMANN / FELIX CAMPO III / ANDERS SCHUMAN / JACOB CHRISTENSEN / BENT FABRICIUS-BJERRE PRODUCED BY THE CHACK @ C4 STUDIO
夏モードな雰囲気だね。サルサとラテンな味を、女性ヴォーカルを携えて展開するポップチューン。 ホーンとBent Fabricのピアノが軽やかに絡み合っては、Liv Lykkeのヴォーカルもクールに広がる。
9. RELAX BOY
WRITTEN BY BENT FABRICIUS-BJERRE PRODUCED BY STONEBOX
まさかのドラムンベースチューンを投入。これは意表をついてくると同時に、こういう曲も披露してしまうところに拍手だね。 妖しくスリリングに、全くリラックスできるような雰囲気ではないけれども、魅力的な1曲。
10. BAM BOOGIE
WRITTEN BY DENNIS DIETHMAR / ANDERS SCHUMAN / PHILIP LUNDSGAARD / JESPER FUNCH / BENT FABRICIUS-BJERRE PRODUCED BY DENNIS DIETHMAR AND ANDERS SCHUMAN AT C4 STUDIO
ハモンドオルガンの音も優しい。でも、アグレッシヴに。ビートと絡み合っては、クールな様相を見せる1曲。 さらにBent Fabricのピアノ業が加わっては、新しい世界を聞かせてくれる。
11. BRIDGES
WRITTEN BY MICHAEL GAMMELGAARD / DANIEL MUCHINSKY / REMEE / BENT FABRICIUS-BJERRE PRODUCED, ARRANGED AND MIXED BY SPANISH FLY
ガツガツなバンドサウンドに、ピコピコ的な音も加えて、唯一無二な世界を構築。 攻撃的なヴォーカルも手伝っては、クールで熱くて、勢いを感じさせるんだ。
12. SHAKE - SPANISH FLY RADIO EDIT
華麗なる4つ打ちビートを纏って、クラブライクなリミックスを展開。躍動感を増しては、心地よさと力強さ、ノリでノックアウトしてきます。
13. JUKEBOX - SPANISH FLY RADIO REMIX
大ヒットチューンのリミックスナンバー。4つ打ちビートがシャカリキで、とってもアグレッシヴに展開。オリジナルとはまた違ったインパクトで、虜にさせてくれる。
14. JUKEBOX - SPANISH FLY CLUB REMIX
M-13とはまた違ったアプローチで聞かせてくれるリミックス。4つ打ちビートも強烈。こちらはどこかしらダブテイストを感じさせては、力強さも感じさせる。
15. JUKEBOX - EXTENDED VERSION
イントロからまずは延ばしてきましたね。今か今かと待っていたところに、ヴォーカルも入っての始まり始まり。最後も延ばし延ばして4分40秒。
16. LIVE MEDLEY
ライブメドレーということで、「Jukebox」「Shake」をつなげて聞かせてくれます。ただ、あまりライブ感は伝わってこないかな。 ポップな曲が2曲続くと、そりゃ楽しさがダイレクトに伝わってきますよね。
CD-EXTRA. JUKEBOX VIDEO NY
影絵ベースのアニメーション。これがまた、おしゃれだし、曲にピッタリ合うんだな。恋物語が展開。主役 vs ピアノの戦いは見ものですね。