album

1st Album『Wenn Worte meine Sprache waren』● '11/7/1 release

ドイツから新星の登場。シンガーソングライター、Tim Bendzkoの初アルバムは、これでもかと言わんばかりにTimの魅力が詰まった決定版。 デビュー曲「Nur noch kurz die Welt retten」やアルバムタイトルと同名のシングルチューン「Wenn Worte meine Sprache waren」で聞かせるような、 アコースティックサウンドをベースに、時に力強く、時に優しく添えるナンバーが揃った全13曲。 確かにドイツのダンスミュージックやロックミュージックは多いけれども、アコースティックをベースに聞かせるTimは、新鮮に映るかもね。 自らアコースティックギターを奏でては、優しく温かく語りかけてくれるように歌います。また、弦楽器、特にチェロが多く登場しては、その深い音が力になっているね。ドイツ国内だけなんてもったいない。 この才能、せっかくなので欧州、いや世界に進出してもいいんじゃないかな。その言葉、そのメロディ、そしてそのヴォーカルで包み込んでくれるような優しい印象を届けてくれるTimであります。 魅力がトコトンに詰まった1枚目のオリジナルアルバム。この後の展開が、とっても楽しみだ。

1. Auf den ersten Blick

Music:David Vogt / Sipho Sililo / Philip Boellhoff / Hannes Buescher / Peter J. Jorden Text:Tim Bendzko

淡々とした音で始まるアコースティックロックチューン。どんよりと暗い雰囲気の中からスタート。なんだかドイツのイメージだよね、こういう部分。 そして、サビに入ると光が差すような明るさも出てきて、ポップに聞かせてくれます。かき鳴るギターの疾走感や、繊細な音もいい感じに聞かせてくれます。

2. Sag einfach Ja

Music:Tim Bendzko / Swen Meyer / David Vogt / Sipho Sililo / Philip Boellhoff / Hannes Buescher Text:Tim Bendzko

イントロから弦楽器が鋭く入ってきます。これがまた、かっこいいんだ。そのスリリングな雰囲気の中、ラテン的なビートが熱を添えるミディアムチューン。 サビでの力強さに圧倒されるね。キャッチーにも聞こえるし、Timの鋭利な部分が出たナンバー。この曲がアルバムから4枚目のシングル。しかも、限定生産で、レア度が高いです。

3. Mehr davon

Music:David Vogt / Sipho Sililo / Philip Boellhoff / Hannes Buescher / Peter J. Jorden Text:Tim Bendzko

手拍子したくなるようなミディアムナンバー。 アコースティックをベースに、歌うTim。「自分は大多数の中の1人に過ぎない」と歌う。リズムも良く、爽やかなメロディが惹きつけるナンバーだね。

4. Du warst noch nie hier

Music:Tim Bendzko Text:Tim Bendzko

ピアノとギターがベースとなるミディアムチューン。どこまでも繊細で、どこまでも安らぎを与えてくれるかのようなTimのヴォーカルに、うっとりさせられます。 「君はここにはいなかった」みたいな感じの歌です。切なさも出ていて、切々と訴えかけるような感じだね。

5. Wenn Worte meine Sprache waren

Music:Tim Bendzko Text:Tim Bendzko

デビュー曲の大ヒットに続き、2枚目のシングルとしてフューチャーされた曲は、ミディアムテンポのアコースティックチューン。始まりはあっさりと。 アコースティックサウンドの優しさや温かさがTimのヴォーカルから伝わってきます。 2番からはヤマ場を迎えて、ダイナミックな音に。さすが、アルバムのタイトルチューンなだけあって、力強い1曲です。

6. Das letzte Mal

Music:Tim Bendzko Text:Tim Bendzko

「最後の時」というタイトルのアコースティックチューン。ザックリと鳴るアコギの音からは、寂しさも漂ってくるね。サビでは伸びやかなチェロの音がポイント。 そこにTimのヴォーカルが重なってゆく。美しいメロディラインとどっしりと構えたサウンドからは希望も感じさせるね。

7. Ich kann alles sehen

Music:David Vogt / Sipho Sililo / Philip Boellhoff / Hannes Buescher Text:Tim Bendzko

イントロ無しで始まるアコースティックロックチューン。どっしりビートがかなり効いていますな。そして、軽やかに舞うTimのヴォーカル。 サビに入ると、より力強さを増して、駆け抜けてゆく。そして、どこかしらエスニックな雰囲気も出ていて、かっこいいんだな。 マイナー調のメロディなのに、キャッチーさがあって、いいね。「全てお見通し」な1曲。

8. Nur noch kurz die Welt retten

Music:Tim Bendzko / Simon Triebel / Mo Brandis Text:Tim Bendzko / Simon Triebel / Mo Brandis

Tim Bendzkoの記念すべきデビュー曲。アコースティックテイストのゆったりミディアムチューン。 ドイツ語の硬いイメージを和らげるサウンドとヴォーカル。チェロの音も効いています。「世界を救わないと」なんて感じのタイトルです。確かに、どこかしら物憂げなところも伝わってくるな。 これがデビュー曲だもんね。随分と落ち着きを放っていますね。でもって、大ヒットしたわけですよ。

9. Es kommt zuruck

Music:Tim Bendzko / Swen Meyer Text:Tim Bendzko

どっしりずっしり、重たいドラムの音が力強さを出すミディアムナンバー。淡々とした中にも、Timのヴォーカルが有機的な面を出す。 ベースだけでなく、コントラバスも入っているから、結構サウンドは力強いよね。そこに繊細さも絡む。チェロの音もどっしりと響き渡る。

10. Ich laufe

Music:Tim Bendzko Text:Tim Bendzko

「私は走る」。でも、疾走感は無く、ゆったりと聞かせてくれるアコースティックナンバー。サビではTimの伸びやかなヴォーカルが響き渡ります。コーラスも合わさって、重厚に。 Timが自ら奏でるギターも、さらりと流れる。どこかしら叙情的な雰囲気が漂うね。アルバムから3枚目のシングルとしてカットされたナンバー。

11. Schall & Rauch

Music:Tim Bendzko / Kraans de Lutin Text:Tim Bendzko / Jovanka Wilsdorf

随分と言葉を詰めて、早口に歌を聞かせるナンバーだね。それなのに、サウンドはゆったりと。このギャップがいいのかもね。 タイトルは「音と煙」でいいのかな?どこかしら、煙のように揺ら揺らしているね。3分という長さの中に、Timの魅力を詰め込んだ1曲。終わり方は、随分とあっさりしています。

12. Ich hor nicht auf

Music:Aiko Rohd Text:Tim Bendzko

イントロからソロのギターがシブさを出すバラードナンバー。切々と響き渡るメロディと、サビのリズミカルな言葉が温かさを生む。 後半はどっしりと、音が届けられる。ギターもエッジを効かせたりと、かなり力強さを増したね。

13. Keine Zeit

Music:Tim Bendzko Text:Tim Bendzko

軽やかに聞かせるアコースティックチューン。 軽快なアコギを奏でては、楽しそうに歌うTim。ラストでは、スキャットが登場しては、随分と肩の力が抜けた感じがいいね。

2nd Album『Am seidenen Faden』● '13/5/24 release

ドイツの新進気鋭シンガーソングライター、Tim Bendzkoの2nd Album。前作デビューアルバム「Wenn Worte meine Sprache waren」が大ヒットを記録し、一躍スターダムに上がったTim。 約2年ぶりとなるオリジナルアルバムは、前作のテイストをさらに磨きかけて伝える、アコースティック/ロックチューンが満載。 先行シングルになったアルバムタイトルチュン「AM SEIDENEN FADEN」が、そのサウンドアプローチを端的に表しているね。 ギターやベース、ドラムに加えてストリングスやホーンなども加味されて、アルバムを盛り上げてくる。激しい曲や優しいバラードなど、Timのキャラクターを見事に表すような楽曲が詰まっています。 老若男女、誰もがじっくりと味わえる作品だね。落ち着き感たっぷりの濃いヴォーカルに成果が伺えます。作詞のみならず、作曲にも積極的に参加していて、クリエーター魂炸裂です。 今作はCDのみと、CD+DVDの2タイプで発売。 DVDには、アルバム制作ドキュメンタリーや、シングル「AM SEIDENEN FADEN」のクリップ、さらにアコースティックライブの模様を収録。これは本当に必見です。

1. ICH STEHE NICHT MEHR STILL

MUSIK:Tim Bendzko / Christian“Crada”Kalla / Camille Purcell Text:Tim Bendzko

ドラムとベースが力強く打ち込んでくるトラック。これまで以上にかっこいいTimの登場だね。「これ以上ここには立っていられない」というような曲。 とにかくビートが力強くて、それとリンクするかのような力強いTimのヴォーカル。まるで決意表明のような鋭さがあります。

2. AM SEIDENEN FADEN

MUSIC & TEXT:Tim Bendzko

待望の2枚目のオリジナルアルバムからの先行シングルは、アルバムと同名のナンバー。Timの魅力たっぷりに届けてくれるアコースティックベースのロックナンバー。 何がすごいって、まるでオーケストラをバックに歌っているようなサウンドがすごいんだ。ゴージャスです。ストリングス部隊がとにかく強力。そしてヤマ場でゴージャスになり、最後はしっとりと。 起承転結がしっかりとしている印象だね。

3. OHNE ZURUCK ZU SEHEN

MUSIK:Tim Bendzko / Christian“Crada”Kalla / Dirk Reichardt / Mirko Schaffer Text:Tim Bendzko

クールな雰囲気を振りまいて聞かせるロックチューン。煌びやかさや力強さ、しなやかさが混在するトラックで、Timのヴォーカルも真っ直ぐぶつかってくる。 ストリングスの刻みがいいね。「振り返らないで」というタイトルの通り、前に向かって力強い歩みを見せる。

4. AUCH WENN ES GELOGEN IST

MUSIC & TEXT:Tim Bendzko

アコースティックギターをバックに歌うTim。軽快に聞かせてくれます。本編は、ネオアコポップで優しさと温かさに包まれながら聞かせてくれます。 チェロの音が印象的。深くて凛々しいね。「それが嘘であっても」というタイトルが、世界を創る。

5. VERGESSEN IST SO LEICHT

MUSIK:Tim Bendzko / Daniel Hassbecker Text:Tim Bendzko

滑らかなピアノの音色と、切々と語るように歌うTimが印象的なナンバー。 「忘れることはとても簡単」ということで、静かなサウンドに乗せて。静かな展開だからこそ際立つナンバーだね。

6. DIE GEIER KREISEN SCHON

MUSIK:Tim Bendzko / Aiko Rohd Text:Tim Bendzko

前曲から一転、どっしりドラムビートと緊迫感を生むストリングスの音色が冷たさを出すミディアムチューン。 「ハゲワシは旋回していた」というタイトルに、勇ましさが出ているね。Timのヴォーカルにも鋭さがあって、かっこいいナンバーです。 どっしり地に足をつけたTimと、大きく鋭く攻撃的なハゲワシのかっこよさがよく出ているね。

7. DURCH DIE NACHT

MUSIC & TEXT:Tim Bendzko

「夜に」というタイトル。アコースティックテイストを盛り込んで、しっとりとした力強さをミックスさせたミディアムチューン。 伸びやかなヴォーカルで、夜の切なさや静けさを独特に表現。ストリングスの音もしなやかに。繊細な夜を彩っています。

8. ES GHET WIEDER VORBEI

MUSIK:Tim Bendzko / Christian“Crada”Kalla Text:Tim Bendzko

「再び通過する」Tom。どっぷりビートにちょっとR&Bな要素を出して、スタイリッシュに決める。 エレクトリックなTimも、繊細さを加えて、温かさと冷たさをミックスしています。

9. NUR EINEN HERZSCHLAG

MUSIK:Tim Bendzko / Akiko Rohdo / Daniel Hassbecker Text:Tim Bendzko

「唯一の鼓動」というタイトル。アコースティックサウンドとストリングスの音が繊細に絡み合い、ぬくもり溢れるサウンドを展開。安らぎに包まれる曲です。

10. ICH WILL ZU DIR

MUSIC & TEXT:Tim Bendzko

早口のTimのヴォーカルで始まるトラック。「私はあなたにしたい」という気持ちを乗せて聞かせるミディアムナンバー。 アコースティックギターと淡々とした雰囲気が冷たさを出す。

11. PROGRAMMIERT

MUSIC & TEXT:Tim Bendzko

アルバム「Am seidenen Faden」から、2枚目のシングルとなったナンバー。 「プログラムされた」というタイトルから、デジタル系サウンドを持ってきたのかと思ったら、真反対。生音を巧みに操り、軽やかにギターをかき鳴らすネオアコチューン。ドラムやパーカッションが軽快だね。 そして、サビのメロディも、とってもキャッチーです。何気にトロンボーンの音も効果的に飾るんです。

12. LEICHT SEIN

MUSIK:Tim Bendzko / Aiko Rohd Text:Tim Bendzko

「簡単なこと」というタイトルの、ゆったりミディアムナンバー。 始まりはまったりと、サビに入ると、そこにストリングスが加わって、ちょっと盛り上がります。でも、全体的にはあっさりと。派手に飾り過ぎず、シンプルな感じで聞かせてくれます。

13. WO SOLLEN WIR NUR HIN

MUSIC & TEXT:Tim Bendzko

悩ましきTimのヴォーカルと、切なさを出すピアノの音色。「私たちはどこへ行こうか」というタイトルで、ちょっと深いテーマを歌っています。 サビではどっしりと、そしてクールな雰囲気をまとって歌い上げるTimです。

14. ALLES WAS DU WISSEN MUSST

MUSIK:Tim Bendzko / Aiko Rohd Text:Tim Bendzko

滑らかなピアノの音色で始まる、アルバムのラストナンバー。「君が知るべきすべてのこと」というタイトルの曲。 Timのヴォーカルとピアノ、そしてストリングス部隊が美しく飾るバラードチューン。Cメロでストリングスの躍動感が出てきて、かっこいいね。でも、全体的に滑らかに聞かせてくれます。

DVD

2. AM SEIDENEN FADEN (AKUSTISCH)

REGIE:Paul Ripke

プライベートな雰囲気漂うアコースティックライブ。 黒縁メガネをかけたTimがゆったりと「AM SEIDENEN FADEN」を歌う。スタンドマイクを握りながら、ゆらりゆらりと揺れています。 観客との距離が近いですね。ギター2本にチェロ、そしてピアノにコーラスという布陣で、優しくも力強い演奏で魅了してきます。 チェロの音が力強い「DIE GEIER KREISEN SCHON」。ギターの演奏もアグレッシヴだね。 Tim自身がアコースティックギターを弾き歌う「AUCH WENN ES GELOGEN IST」。叙情深いですね。 「VERGESSEN IST OS LEICHT」は、心をこめて歌います。しなやかにヴォーカルが響き渡る。 「ALLES WAS DU WISSEN MUSST」も、しっとりじっくりと、ヴォーカルを聞かせてくれます。 リズミカルに「PROGRAMMIERT」。観客も体を揺らして楽しそうだね。

3. AM SEIDENEN FADEN (MUSIKVIDEO)

REGIE:KRONCK

森やら砂丘やらで歌うTim。 そして謎の老人や美女が登場し、幻想的な世界を創る。さらに宙に浮いたり湖の上に立ったり。不思議なPVだ。

3rd Album『Immer noch Mensch』● '16/10/21 release

ドイツのシンガーソングライター、Tim Bendzkoの3枚目となるオリジナルアルバム。 今作は、よりアコースティックな面を打ち出して、さらにストリングスも交えて、より一層味わい深い世界を聴かせてくれます。また、Tim自身のヴォーカルも磨きがかかっては、表現力が伝わってきます。 先行ナンバー「Kaine Maschine」をはじめ、シリアスな雰囲気の曲が多い感じもするけれども、温かさの出たテイストの曲も輝きを放つし、躍動感のある曲も聴かせてくれる。 より音に、サウンドに貪欲になっているね。それでいて丁寧に伝える姿は、真摯で紳士です。ドイツ語の堅苦しいイメージは全くなく、ソフトな感じがダイレクトに伝わってくる。 スーッと浸透してくるような、親しみも添えて。 デラックスバージョンは、今回のアルバムの世界観を出した写真集付き。なんとTim自身も写真を撮影。さらに、CDパッケージには、直筆サインも入っていますよ。

1. Beste Version

Gesang / Musik / Text:Tim Bendzko

アコースティックサウンドの3拍子ナンバー。優しさの滲み出ているアコースティックギターと、 ピアノの音色をバックに、力強いドラムも加わって、Tim Bendzkoのヴォーカルもまっすぐに届けられます。 時に力強く、時にしなやかに、表現力が豊かで、世界を広げてきます。後半はサウンドと合わさって、美しさが際立ちます。

2. Kaine Maschine

Gesang / Musik / Text:Tim Bendzko

どっしりと力強いビートが印象的なナンバー。軽やかな音づかいと、しなやかな弦のサウンドで魅了してきながらも、メッセージがダイレクトに届いてくる1曲。 アルバムからの先行ナンバーということもあり、キャッチーに引き込む要素もありますね。

3. Reparieren

Gesang / Musik / Text:Tim Bendzko

アコースティックギター1本をバックに始まっては、切々とヴォーカルを聴かせるTim。 ドラムの音もしっかりゆったりと加わっては、鮮やかな音が変わってゆく。そして、弦の音も加わって、優雅な雰囲気へと流れてゆく。

4. Hinter dem Meer

Gesang / Musik / Text:Tim Bendzko

軽やかさを前面に出して、ドラムがリズミカルに。 それ以上に、サビでのピアノの音が鮮やかに美しさが、爽やかさが際立ちます。メロディパートはどこかしら重たくもっさりしていながら、サビでのスッキリ爽快な変身ぶりには驚きですね。

5. Immer noch Mensch

Gesang / Musik / Text:Tim Bendzko

アルバムのタイトルチューン。優しく柔らかなwurlitzerの音に乗せて、 Timが語るように歌います。ほのかに響き渡るMog Bassも、曲の世界を支えてきますね。いいねぇ、聞き入ってしまうね。

6. Wie wir sind

Gesang / Musik / Text:Tim Bendzko

かき鳴るアコースティックギターの音が勢いを出す軽快ナンバー。 ドラムも弾んでTimのヴォーカルも生き生きしています。サビではピアノの音も鮮やかに響き渡り、爽やかさがアップです。ストリングスがまたいい味を出してくるんだな。

7. Leichtsinn

Gesang / Musik / Text:Tim Bendzko

リズミカルにビートが入ってくる始まり。久しぶりに躍動感あふれるTim Bendzko。 ピアノも弾み、弦もとっても楽しく響き渡ります。ヴォーカルも元気一杯で、のびのび。聞いていても楽しさが伝わってくる1曲です。

8. Sternenstaub

Gesang / Musik / Text:Tim Bendzko

前曲から一転、どっぷりじっくり聴かせてくれるバラードナンバー。 「星屑」というタイトルのごとく、細かくきらめくような、夜のしっとりとした雰囲気もお似合いな1曲だね。ムードたっぷりで、味わい深さが出ています。

9. Winter

Gesang / Musik / Text:Tim Bendzko

切々と語るように、じっくりと聴かせてくれるバラードナンバー。 静かの中で弦楽の音やピアノの音が繊細さを醸し出してきます。冬の情景をうまく切り取る2分半のナンバーです。

10. Nicht das Ende

Gesang / Musik / Text:Tim Bendzko

ストリングスと、どっしりバンドサウンドが折り重なるイントロに心奪われる1曲。 切々とヴォーカルが波のように押し寄せてくる。そして、大きく盛り上がっては静かになって、再び盛り上がる。ドラマティックな要素のある曲だね。

11. Warum ich Lieder singe

Gesang / Musik / Text:Tim Bendzko

まずはアコースティックギターで引き語るように。その後はドラムがどっしりと入ってきて、ピアノの音も入ってきて、骨格を作り上げる。 そのまま優しさを届けてくれるような、アコースティックテイストのロックチューンが展開するミディアムナンバーです。

4th Album『Filter』● '19/10/18 release

ドイツのシンガー、Tim Bendzkoの4枚目となるアルバム。これまで聞かせてくれたアコースティックな印象を覆して、打ち込みを使用した先行ナンバー「Hoch」の躍動感に驚きを隠せない。 どっしりと、それでいて、圧迫してくるような音に乗せて、Timも巧みなヴォーカルを聞かせてくれます。でも、全体的にはバラードのようなしっとり味わい深い曲も多く収録。 コーラスを重ねては、安らぎを与えてくれるような、神々しさを放つような曲もあったりと、とにかくヴァラエティ豊かだね。 また、KOOL SAVASやMILOWといったアーティストとのコラボもあり、新たなTim Bendzkoの世界が広がるアルバムとなりました。全13曲、どの曲も実に聞き応えのある作品です。

1. JETZT BIN ICH JA HIER

Musik:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Benedikt Scholler, Timothy Auld Text:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi

アルバムのオープニングを飾るミディアムチューン。淡々としたテイストの中を進行。 そして、サビでは瑞々しく鮮やかに変身するサウンドに、伸びやかなTimのヴォーカルが響き渡る。「私はここにいる」。自分の存在意義をダイナミックに歌い上げます。

2. DIESES HERZ

Musik & Text:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Klaus Sahm

淡々としたトラック。語るように歌い上げるTim。サビ手前、Bメロから鮮やかなサウンドとメロディアスな音に包み込まれてゆくようだ。 タイトルの「心臓の鼓動」を表すような、ビートも染み渡るように伝わってきます。

3. NICHT GENUG FEAT. KOOL SAVAS

Musik:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Benedikt Scholler, Timothy Auld Text:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Kool Savas

淡々としていながらも、Timの思いがまっすぐ伝わってくるミディアムナンバー。時に訴えかけるように、伸びやかなヴォーカルを披露。 「世界は十分ではない」という思いをぶつけてくる。トラックはR&Bのようなビートとサウンドの中に、ギターなどの音が際立ってくる。 そして、インパクトを出すのはKOOL SAVASのラップなんだね。ここがポイント。

4. NUR WEGEN DIR

Musik:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Toni Mudrack, Manith Bertz Text:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Toni Mudrack

シンプルさを出す音。じっくり味わい、噛みしめたくなるようなバラードナンバー。 どこかしら淡々としていながらも、Timの思いがストレートに伝わってくる。サビでは音が厚くなって、ドラマを作り上げる。

5. FUR IMMER

Musik & Text:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi

ほっこりさせるような温かみのある音。まるでピチカートのようなギターの音がイントロから広がる。 軽やかさが出ているね。でも、本編は意外とどっしりとした音を纏って伝えてきます。あっさりとしていながらも、濃さも出す不思議な曲だね。

6. HOCH

Musik:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Benedikt Scholler, Timothy Auld, Toni Mudrack Text:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Toni Mudrack

Tim Bendzko、4枚目のアルバムからの先行トラックとなった、アップテンポチューン。 アコースティックな感じの、今までの彼のイメージを一気に覆し、躍動するビートを投入してきたパワーチューン。とにかく4つ打ちビートが勇ましいんだ。 そこに重厚なコーラスも加わっては、壮大な世界を描き出す。高く、もっと高く、勢いが突き上がってゆく。

7. LAUT

Musik:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Benedikt Scholler, Timothy Auld Text:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi

どっしりバラードナンバー。優しい音使いのメロディパートと、ガッツリと聞かせてくれるサビパートのギャップがいい感じ。 優しくもあり、しっかりと守ってくれるような、音に包み込まれる。

8. TRAG DICH

Musik:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Benedikt Scholler, Timothy Auld Text:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi

イントロ無しで始まるバラード。濃い音と、語るように歌を聞かせてくれるTim Bendzko。 2番からは音も増えて、より曲の世界が広がっていく。そして、クライマックス。静かなパートから、一気に音が広がり、さらにコーラスが加わって、圧巻な展開。神々しさがすごいんだ。

9. FREIER FALL FEAT. MILOW

Musik:Tim Bendzko Text:Tim Bendzko, Jonathan Vandenbroeck, Chris Ayer

アコースティックギターの音が優しく響き渡るバラードナンバー。サビに差し掛かると、どっしりと音を届けてくる。 それでも、Timのヴォーカルは温かく優しさを出してくる。今回はMILOWとのコラボで、両者が深いヴォーカルで共演です。

10. NIE MEHR ZURUCK

Musik:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Benedikt Scholler, Timothy Auld, Klaus Sahm Text:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Klaus Sahm

キーボードとどっしりビートを纏って始まる、ミディアムチューン。たくましさを感じるサビ、ヴォーカルもサウンドも力強く、言葉にも力が入っているね。 曲名の「もう自分は戻らない」という意志が曲自体に出ています。

11. VIELLEICHT

Musik:Tim Bendzko, Benedikt Scholler, Timothy Auld Text:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi

「Hoch」に通じるような躍動するビートで一気に引き込んでくるアップチューン。 4つ打ちビートのたくましさ、そしてこのテンポに乗せて押し寄せてくる勢いと、Timのヴォーカルが曲を盛り上げてくる。 言葉と合わせて、キャッチーさもあって、いい具合に聞く者を巻き込んでくるね。

12. LEISE

Musik:Tim Bendzko, Toni Mudrack, Manith Bertz Text:Tim Bendzko, Toni Mudrack

アコースティックギターの優しくもかない音づかいで、しっとりと展開するバラードナンバー。 切々と語るように、時に情を入れてくるかのようなTimのヴォーカルが訴えかけてきます。

13. AN DEINER SEITE

Musik & Text:Tim Bendzko, Julian von Dohnanyi, Klaus Sahm

淡いサウンドとゆったりゆっくりと打ち込むビートで聞かせるバラードナンバー。 深い音使いにグッと引き込まれるね。浮遊感もあるシンセのサウンドに心地よさを覚え、サビでは地に足をつけるようにじっくりと聞かせてくれるわけですね。 「私はあなたのそばにいます」というタイトルもしっかりと表してくる曲ですね。

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