album

1st Album『The Way We Are』● '01/11/7 release

TX系「ASAYAN」内での「超男子。ヴォーカリストオーディション」で、見事に選ばれた堂珍嘉邦と川畑要からなるユニット、CHEMISTRYの初のフルアルバムです。 松尾“KC”潔のプロデュースの下で、ヴォーカル力を発揮したアルバムとなりました。デビュー曲「PIECES OF A DREAM」をはじめ、3曲のヒットシングルもきちんと収録されています。 さらには、豪華作家陣がCEMISTRYの2人をバックアップ。ケツメイシのRYOJIや古内東子、川口大輔や鷺巣詩郎といった面々が登場しています。 そして、堂珍×KEIKO LEE、川畑×DABOといったソロ・コラボレーション作品も収録。いろいろな化学反応を示している、ヴォリュームたっぷりの1st Albumです。 やっぱり2人のヴォーカルは、類まれなるものですね。デビューしてからまだ1年もたっていないながらに、聞かせてくれます。 初回版のみ、豪華パノラマジャケットとなっております。こちらも要チェック。

1. Intro-lude

music:WADA MASAYA produced, arranged and recorded by WADA MASAYA

アルバムのオープニングを飾るイントロダクション。 2人のハーモニーが彩るナンバーで、この幕開けによって、アルバムの魅力を引き出してくれます。やっぱり、CHEMISTRYの武器は2人のヴォーカルなんだよね。

2. 合鍵

lyrics:FURUUCHI TOKO music:KOHARA AKIKO, MATSUBARA KEN vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by MATSUBARA KEN (SUPA LOVE)

古内東子が作詞を担当したミディアムテンポのグルーヴィーなナンバー。いやぁ、男性側からの視点に立って書かれた古内東子の詞が、またいいですね。 この人は、男性・女性と関係なく恋愛を熟知しているかのようです。CHEMISTRYの2人も、見事なヴォーカル&ハーモニーで聞かせてくれます。うまいよ、うますぎるよ。 トラックの方は、アコースティックサウンドを軸にした打ち込みナンバーで、ところどころにスクラッチ風ノイズも刻まれた、かっこいい曲ですよ。

3. PIECES OF A DREAM

lyrics:ASO TETSURO music:FUJIMOTO KAZUNORI vocal produced by WADA MASAYA and FUJIMTO KAZUNORI track produced and arranged by FUJIMOTO KAZUNORI

言わずもがななCHEMISTRYのデビュー曲。ミディアムポップのグルーヴ溢れるナンバーです。打ち込みベースながら、アコースティックな面も覗かせるトラックです。 聞かせどころはやっぱりサビですかね。キャッチーなメロディーが、ぐいぐいと曲の世界へと引き込んできます。本当にこれがデビュー曲なのか?と思わせるほどの完成度の高さ。 作家陣もCHEMISTRYのデビュー曲ということもあってか、力が入っていますね。さすがはオーディションを勝ち抜いて結成されたユニットだけありますね。 歌詞も、等身大のシチュエーションが、曲によく染み込んでいますね。

4. 愛しすぎて

lyrics:RYOJI (ケツメイシ) and OSANAI MAI music:RYOJI (ケツメイシ) and YANAGIMAN vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by YANAGIMAN

これまた、ケツメイシのRYOJIとケツメイシのサウンドプロデューサーでおなじみのYANAGIMANが参加した、 ミディアムグルーヴのナンバー。RYOJIの持つシンプルかつストレートな部分が、曲にもろに出ていますね。CHEMISTRY2人のヴォーカルも、詞に対して感情が移入されているんじゃないでしょうかね。 そんな風に伝わってきます。相変わらず、ハーモニーで聞かせてくれるじゃないですか。約6分、聞き入ってしまうほどの名曲ですね。

~DJ WATARAI Interlude~

music:DJ WATARAI produced and arranged by DJ WATARAI

次曲への流れを作るためのインタルード。DJ WATARAI的なクールかつアッパーなトラックを聞かせてくれる打ち込みナンバー。 そこに、川畑のコーラスが響き渡る。いいつなぎだね、次曲が映えるよ。

5. BROTHERHOOD by KAWABATA and DABO a CHEMISTRY joint 002

lyrics:DABO and KAWABATA KANAME music:FUJIMOTO KAZUNORI produced and arranged by DJ WATARAI co-produced by FUJMOTO KAZUNORI

HIP-HOPアーティスト、DABOとCHEMISTRYの川畑によるコラボレーションナンバー。川畑の趣味がよく出ているというブラック要素溢れる曲ですね。 男気出まくった、まさに川畑的な曲だ。ただ、川畑はあえて攻撃的には出ないで、地に足をしっかりつけたヴォーカルで聞かせてくれる。 そして、DABOのラップも、これまたパンチが効いています。いやぁ、このコンビもまたかっこいい化学反応を示してくれたね。

6. Point of No Return

lyrics:ASO TETSURO music:FUJIMOTO KAZUNORI vocal produced by WADA MASAYA and FUJIMTO KAZUNORI track produced and arranged by FUJIMOTO KAZUNORI

デビュー曲を手がけた製作チームが、引き続きトラックを担当したCHEMISTRYの2nd Single。 クールな夏を演出するかのようなミディアム/アップテンポのポップナンバーで、打ち込みトラックが曲を彩る。特に、サビでは2STEPを彷彿させるかのような軽快ビートで聞かせてくれます。 そして、ここでもCHEMISTRYならではのハーモニーが顕在。それにもまして、ヴォーカルがデビュー曲のときよりも、随分と伸びやかに聞こえますね。 短期間での成長ぶりに驚かされます。ちなみに歌詞のほうは、過去を振り返るような主人公が繰り広げる夏の一幕です。

7. C'EST LA VIE

lyrics:SAWAMOTO YOSHIMITSU music:SAGISU SHIRO vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by SAGISU SHIRO for Ro-JAM

鷺巣詩郎が曲を手がけたハウス呈すと溢れる軽快なナンバー。 これがまた、鷺巣詩郎のベテランな味がよく曲に出ているんですよ。ポップに弾けるビートに、ストリングスが盛り上げに拍車をかける展開。 CHEMISTRYのヴォーカルと、ゴスペル隊によるコーラスが化学反応して、じっくりと聞かせてくれる。サビでは楽しさが伝わってきますね。

Interlude ~Show You The Way~

lyrics:OSANAI MAI music:DEEJ TOMITA produced, arranged and recorded by WADA MASAYA

フィンガークラップとともに、CHEMISTRYの2人がアカペラを披露するインタルード。このアカペラが、またぐっと来させるじゃないですか。 次曲へのつながりに、とてもぴったりあったナンバーとなっている。

8. You Go Your Way (Album Version)

lyrics:OSANAI MAI music:TOYOSHIMA YOSHIHIRO vocal produced and arranged by WADA MASAYA and MAESTRO-T track produced and arranged by MAESTRO-T

イントロ無しで始まるCHEMISRYの3rd Single。アルバム「The Way We Are」からの先行シングルでもあり、 リリース時の秋にぴったりな極上のバラードチューンとなっています。シンプルかつ壮大なイメージを作り上げるCHEMISTRY2人のヴォーカルは圧巻。 トラックのほうも、柔らかさと力強さを兼ね備えており、バンドサウンドやストリングス、打ち込みプログラミングなどを使って、曲を固めてきています。 アウトロでの2人のフェイクも決まっています。6分半を超える大作ですね。

アルバムではイントロが加えられ、よりドラマティックなバージョンへと変身しています。

9. Rewind

lyrics:TATSUTANO JUN music:DOI MANAO and WADA MASAYA vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by DOI MANAO

クールなスパイスを放つミディアムグルーヴナンバー。サビ入りで、かっこよく決まっていますね。打ち込みプログラミングをベースに進行するトラックです。 別れた人を思う歌なんですけれども、若干歌詞がエロかったりも。ラストサビでは転調して、さらに盛り上がる。CHEMISTRY2人の絶妙なハーモニーが、またいいんだよね。

10. 君をさがしてた ~The Wedding Song~

lyrics:KAWAGUCHI DAISUKE music:KAWAGUCHI DAISUKE vocal produced and arranged by WADA MASAYA and DOI MANAO track produced and arranged by DOI MANAO

新進気鋭のシンガーソングライター、川口大輔が詞・曲を手がけたウェディング・ソング。 打ち込みベースのバラードトラックで、川口大輔特有の優しいメロディーが印象的です。サビのメロディーが、キャッチーを通り越して、美しいんだ。さすがはウェディング・ソングなだけあります。 Cメロラストからは、盛り上がりに拍車がかかる。ラストサビへ向かって、クライマックスならではの迫力で聞かせてくれる。 後に、装いも新たにシングルとしてリリースされるほどの名曲ナンバーです。

~KEIKO LEE Interlude~

music:KEIKO LEE produced and arranged by KEIKO LEE

次曲への予告。KEIKO LEEのピアノ、そして堂珍とのハーモニーを聞かせてくれる。軽快なピアノが、ジャジーな雰囲気を漂わせる。

11. 星たちの距離 by 堂珍 嘉邦 & KEIKO LEE a CHEMISTRY joint 004

lyrics:TSUNODA MAKOTO music:KEIKO LEE produced and arranged by KEIKO LEE co-produced by WATANABE KOZO (SONY JAZZ)

堂珍とKEIKO LEEによるコラボレーションナンバー。2人のヴォーカルの魅力が出まくったバラードナンバー。 しっとりとしていて、ジャジーな雰囲気もある落ち着いた曲です。なんだか、ぐっと大人っぽい曲に仕上がっていますね。アコースティックサウンドをベースにしており、KEIKO LEEはピアノも弾いております。 2人の絶妙なハーモニーがこれまた、魅惑の世界へと誘ってくれます。

12. Motherland

lyrics:ASADA SHINICHI music:MATSUURA AKIHISA vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by ENDO RYO

アルバムの締めを飾るポップなロックナンバー。このアルバムの中で、一番、素のCHEMISTRYに近いような雰囲気がありますね。 作詞は浅田信一。SMILE時代から独特の視点を持つ浅田の歌詞は、等身大のCHEMISTRYを映し出しているようだね。サウンドのほうも、ポップな生サウンドにブラスも加わって、華やかに。 だけど、肩の荷が下りて、気楽な感じでとてもリラックスしているようだ。

2nd Album『Second to None』● '03/1/8 release

CHEMISTRY、待望のセカンドアルバムは、前作以上に2人のヴォーカル力が発揮されている充実の1枚。もう言うこと無しですよ、この完成度。 松尾潔プロデュースの下、スムースでグルーヴィーな楽曲群が目白押し。やはり、製作に携わった人たちが豪華なんだよねぇ。だって、柴田淳や奥田民生が作詞で参加しているんだよ。 さらには、ケツメイシのRYOJIや川口大輔、鷺巣詩郎などなど、若手から大御所まで、色々な人たちが楽曲を提供しては、CHEMISTRYの2人と化学反応が示されている。 特に、先行シングルとして完全限定生産でリリースされた、Skoop On Somebodyとのコラボレーションナンバー「My Gift to You」は、このアルバムの中でも一番象徴的な1曲となっています。 今作でも、川畑、堂珍とそれぞれのソロ楽曲が収録されています。作詞も本人達だしね。それぞれのソロとしてのキャラクターが良く出たトラックとなっていて、ヴォーカル力が十分に試されているね。 ヒットシングル曲が多数収録されており、ヴァラエティ豊かな1枚となりました。ボーナストラックもかなり聞き応え十分。CHEMISTRY、飛躍の1枚は圧倒的な力を持った作品です。

1. Intro-lude ~You're My Second to None~

music:WADA MASAYA produced and arranged by WADA MASAYA

CHEMISTRY2人のヴォーカルを堪能できるイントロダクション。これが、次曲へとうまく流れてゆくんだ。

2. It Takes Two

lyrics:OSANAI MAI music:WADA MASAYA vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by WADA MASAYA Strings arranged and conducted by LARRY GOLD

トリプルA面という仕様でリリースされた、CHEMISTRY6枚目のシングル。冬の切なさがうまく曲に表れたミディアムテンポのバラードチューンです。 グルーヴィーなトラックは、CHEMISTRYのヴォーカルアレンジも務める和田昌哉によるもの。 これがまた、CHEMISTRY2人のそれぞれのうまいところを引き出していて、ぐっと来る仕上がりになっているんだ。うますぎるぞ、松尾潔。歌詞がまた切ないんだ。 いつかまためぐり会えるから。別れの曲を見事なヴォーカルで聞かせてくれると、なんだかウルウル来ますね。ストリングスの効果が大で、さらに盛り上がる1曲です。

3. STILL ECHO

lyrics:OSANAI MAI music:RYOJI (ケツメイシ) and YANAGIMAN vocal produced by WADA MASAYA track produced and arranged by YANAGIMAN

ケツメイシのRYOJIとYANAGIMANが曲を担当したミディアムバラードチューン。 まったくもって、ケツメイシっぽくない曲で(あたりまえですが)、見事CHEMISTRYの2人のヴォーカルが引き立っているね。ヴォーカルが本当にいいんだ。 CHEMISTRY2人の力が十分に出ていて、表現力も豊かだ。この曲も別れの曲なんだね。なんか、胸がキュンと切なくなりますよ。

4. My Gift to You (CHEMISTRY meets S.O.S.) a CHEMISTRY joint 014

lyrics:OSANAI MAI and S.O.S. music:S.O.S. vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by S.O.S.

アルバムから先行の形でリリースされた、完全生産限定シングル。Skoop On Somebodyとのコラボレーションナンバーで、ストレートなバラードを届けてくれます。 冬の情景が浮かび上がる温かいナンバーに仕上がっていますよ。トラックの面でも、S.O.S.の面々がCHEMISTRYを見事にバックアップした形で、支えていますね。 特に、S.O.S.のTAKEのコーラスが、CHEMISTRY2人のヴォーカルと見事に合っているんだ。聞くごとに、どんどんと曲に味わい深さが出て来る。 じっくりと聴きたい1曲であります。もう言うこと無しにCHEMISTRYの2人が生き生きとしている。こういうバラード、本当に聞き応えがありますよ。

5. Running Away

lyrics:TATSUTANO JUN music:SAGISU SHIRO vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by I.S.O.

なんとCHEMITRYが2STEPです。スピーディーで軽やかなトラックを放ちながら、CHEMISTRY2人のヴォーカルが響きます。曲は大御所・鷺巣詩郎が手がけていますよ。 確かに、曲の裏にはブラックテイストもあって、かっこいいよね。とにかく前面に出ている2人のヴォーカルパフォーマンスが巧みで、楽しませてくれる1曲だ。

6. BACK TOGETHER AGAIN

lyrics:OSANAI MAI music:IMAI DAISUKE vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by KAKIZAKI YOICHIRO

ミディアムスローのグルーヴィーなバラードチューン。今井大介によるトラックは、とってもメロウでCHEMISTRY2人の歌声とともにとろけてゆきます。 ゆったりとしたサウンドがは、久保田利伸のサウンドプロデュースでおなじみの柿崎洋一郎ですよ。CHEMISTRY2人のヴォーカル、そしてハーモニーにうっとり。別れてしまった恋人を想う歌です。 切ない要素がにじみ出ていますね。なんかぐっと来てしまうよ。

Interlude ~@Electric Lady Studio, NYC~

performed by PAUL RISER and THE MOTOWN ROMANCE ORCHESTRA

なんか、英語で喋っている。けれども、なんと言っているのかわからない。そのまま次曲へと流れていきます。

7. No Color Line

lyrics:KAWABATA KANAME music:MATZURA AKIHISA vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by IMAI DAISUKE

川畑のソロナンバー。ストレートなR&Bで、川畑の色を出してくる。力強さと繊細さが、うまくヴォーカルに表れているね。 これまた、じっくりと聞かせてくれるよ。ストリングスも美しく響き渡る、グルーヴィーな打ち込みバラードチューン。子供達のコーラスもかわいいね。

8. FLOATIN'

lyrics:TATSUTANO JUN music:MATSUO KIYOSHI and YANAGIMAN vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by I.S.O.

アコースティックなオープニングで始まるCHEMISTRY5枚目のシングルナンバー。 オープニングを通り過ぎると、なんと2STEPへと大胆に変身を。軽やかな打ち込みのトラックと、CHEMISTRYの透き通った力強いヴォーカルが絡み合う曲です。 非常にポップで、スピーディーなアレンジとなっております。心も体も踊らされるけれども、詞の内容は随分と中途半端な主人公が登場します。 何気にギターは田中義人だ。あまりセールス的には振るわなかったものの、結構CHEMISTRY的にはターニングポイントとなった曲でもあります。

9. SOLID DREAM

lyrics:ASO TETSURO music:FUJIMOTO KAZUNORI vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by FUJIMOTO KAZUNORI

随分と和的なSEが入るミディアムテンポのナンバー。デビュー曲を手がけたコンビが再びタッグを組み、CHEMISTRY本領発揮で聞かせるトラックとなっております。 全体的な印象としては、ものすごくシンプルなんですが、そのシンプルさが逆にCHEMISTRY2人のキャラクターを表しているようで、何処かしら爽やかさが伝わってくる。

なんか、とっても伸び伸びしているメロディで、聞いていて心地よいですね。ストリングスと生ピアノも曲を盛り上げていますよ。後半では転調して、さらに曲の盛り上げに拍車をかけてくる。 聞き入ってしまう作品。

10. Let's Get Together Now (Tokyo Calling)

lyrics:SAWAMOTO YOSHIMITSU and MATSUO KIYOSHI music:KAWAGUCHI DAISUKE vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by KAWAGUCHI DAISUKE and YANAGIMAN

波のSEとCHEMISTRY2人のコーラスから始まるトラック。 もともとは、日韓共催のFIFAワールドカップのために製作された、「Voice of KOREA/JAPAN」としてリリースされたシングルナンバーです。 その曲に参加していたCHEMISTRYが、新たな曲としてリメイク。スムースな2STEP/JAZZYなテイストで、軽やかに仕上げた1曲。 川口大輔とYANAGIMANのタッグも、かなり強力に来ましたね。CHEMISTRY2人のヴォーカルも、声を張っての歌声ではなく、心を込めて丁寧に歌っている感じですね。

Interlude ~@Yuigahama, KAMAKURA~

performed by DOCHIN YOSHIKUNI

波の音が響き渡る。そして、堂珍のハミングが響き渡る。次曲へスムースに流れる。

11. RIPIDE

lyrics:DOCHIN YOSHIKUNI music:WADA MASAYA produced and arranged by WADA MASAYA

堂珍の初ソロナンバー。って、やることがいきなりすごいね。山下達郎の影響ということもあり、アカペラ1人多重録音という、高度な技に挑戦。 優しく切ないバラードナンバーで、堂珍の持つ繊細なイメージがよく表れていますね。歌詞も堂珍によるもので、これがまた切ないんだ。

12. 月夜

lyrics:SHIBATA JUN music:KAWAGUCHI DAISUKE vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by KAWAGUCHI DAISUKE

シンガーソングライターの柴田淳が作詞を手がけたバラードナンバー。そして、作曲を担当した川口大輔は、ピアノで参加しています。 そのピアノ1本をバックに従えて歌うCHEMISTRY。音はピアノとヴォーカルだけということもあって、なかなかドラマティックな印象ですね。 しかし、これがまた歌詞が切ないわけなんですよ。2人の力量が、ある種、試されているような曲でもある。それにしても、見事なヴォーカルと表現力ですよ。

13. マイウェイ

lyrics and music:OKUDA TAMIO vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by MATZURA AKIHISA

作詞と作曲を、堂珍と同郷の奥田民生が手がけた1曲。アレンジによってR&Bベースにはなっているけれども、これはもろに奥田民生節が出ているね。 メロディといい歌詞といい、肩の荷が下りている感じがいかにもですね。 深い部分を突いてきますよ。CHEMISTRY2人も、その巧みなヴォーカルで奥田民生ワールドを表現しています。とても温かい1曲でもありますね。

BONUS TRACK. 君をさがしてた ~New Jersey United~

lyrics and music:KAWAGUCHI DAISUKE vocal produced and arranged by WADA MASAYA basic track arranged by DOI MANAO

1st Album「The Way We Are」や2nd Single「Point of No Return」に収録されていたナンバー「君をさがしてた ~The Wedding Song~」が、 装いも新たに「~New Jersey United~」として生まれ変わり、シングルとしてリリース。一番の変化は、やっぱりコーラスだよね。 ゴスペルを彷彿とさせる重圧なコーラスが、究極のウェディングソングに花を添えた。後半にゆくにつれて、盛り上がりを聞かせてくれる。 手拍子が加わり、コーラス隊が威力をものすごく発揮させている。CHEMISTRYの2人も負けじと、圧倒的なヴォーカルを放つ。 とってもドラマティックな曲で、CHEMISTRYの楽曲の中でも重要な1曲となりましたね。

SUMMER PREMIUM Album『Between the Lines』● '03/6/18 release

2nd Album「Second to None」も大ヒットを記録したCHEMISTRYが、一線を画すような特別編集アルバムをドロップ。 Summer Premium Albumと位置付けられた今作のタイトルは「Between the Lines」。 「行間」という意味で、先の2nd Albumからこの先にリリースされる3rd Albumへの橋渡し的な意味合いを持つアルバムとなっております。 新曲はもちろんのこと、今まで発表してきたリミックスや新たなリミックス作品、そしてカバー曲などが収録されており、単なる寄せ集め的なアルバムではないことが確認できますね。 ボーナストラックとして「明治チェルシーの唄」を収録。CHEMISTRYがあのCMソングを歌うとは、これまた面白い化学反応だ。 さらには、CHEMSITRYとしてデビューする前に、オーディションの一環としてリリースされたプレ・デビューシングル「最後の夜」も収録されています。 デビューから3年が経ち、CHEMISTRYのこれまでとこれからを味わうことのできる複線的な作品。 初回版はスリーブケース仕様となっております。

1. Naturally Ours

lyrics:ASADA SHINICHI music:WADA MASAYA vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by WADA MASAYA and MITSUDA KENICHI

夏を爽やかに彩るCHEMISTRYの新曲。サビからCHEMISTRY2人の息がぴったり合ったヴォーカルを聞かせてくれるね。 タイアップの影響なのか、ナチュラルな雰囲気がとてもよく伝わってくるし、ミディアムテンポの心地よいグルーヴも、リラックスさせてくれるね。シンプルなアレンジで、この曲を引き立てている。 浅田信一の描く歌詞も、等身大の世界を表していて、共感を持てそうです。

2. It Takes Two OCTOPUSSY Remix feat. LISA

remixed by OCTOPUSSY for OCTOBER MUSIC

クールなバラードだったシングルナンバーが、ブラック要素溢れたトラックに大変身したリミックスチューン。 SOULHEADでおなじみのOCTOPUSSYが、これまたうまい具合いにトラックを操作しては、とってもかっこよく仕上げてくれている。 そしてLISAによる客演も、かなり大きな力になっているよね。見事なトライアングルが完成している、素晴らしいトラックです。

3. Point of No Return ケツメイシのremix。

remixed by ケツメイシ and YANAGIMAN

人気HIP-HOPグループ、ケツメイシがCHEMISTRYの2nd Singleのリミックスを担当。これがまた、超かっこいいわけなんですよ。 CHEMISTRYのサビパートはそのまま残し、残りの部分をケツメイシのラップで飾ったトラックに大変身させた。ケツメイシだからこそできるライムなわけであって、 胸にジーンと響きます。サウンドの変化は、若干軽くなった点かな。

4. 恋するカレン

lyrics:MATSUMOTO TAKASHI music:OHTAKI EIICHI vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by YANAGIMAN

大滝詠一のナンバーをCHEMISTRYがカバーしました。アレンジは、なんとYANAGIMANが担当しています。 このアルバムのリリース時期にぴったりなクールテイストの打ち込みチューン。しかも、ベースをYANAGIMAN自身が演奏するだなんて、なかなかやるじゃないですか。 やっぱり往年の名曲だからこそ、プレッシャーはあるかもしれないけれども、CHEMISTRYの2人はとっても伸び伸びと歌っています。

5. BACK TOGETHER AGAIN West Indies Dream MIX

remixed by MORI SYUNYA (ROCKING TIME)

森俊也がレゲエ調に衣替えさせたリミックスチューン。アルバムのリリース時期にぴったりなリゾート感が満載です。 心地のよい打ち込みトラックとスチールドラムのサウンドが夏を演出。リラックスタイムを満喫です。

6. Running Away Spanish Passion

re-arranged by SUEHARA YASUSHI

タイトル通り、スパニッシュなリミックス。スパニッシュギターとパーカッションが、これまたフラメンコチックでとっても情熱的。 オリジナルが打ち込み2STEPだったのに対して、こちらは生楽器使用だから、やっぱり印象ががらりと変わりますね。こちらは随分と有機的です。手拍子とかも入ってきて、とっても熱いね。

7. B.M.N. BIG MAN NOW

lyrics:TATSUTANO JUN music:KUZUYA YOKO vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by MATSUBARA KEN (SUPA LOVE)

イントロから4つ打ちキック炸裂のハウスナンバー。ちなみに、曲を手がけたのはプレデビュー曲「最後の夜」を手がけた葛谷葉子です。 非常にキャッチーなサビを聞かせてくれます。ここまで極上ポップに弾けると、随分と楽しくなるね。 ストリングスの効果も大です。ただ、1番サビのヴォーカルが、ちょいと柔らかすぎやしませんかね。ここからもうガツンと行ってもよかったと思います。

8. PIECES OF A DREAM DJ WATARAI Remix

remixed by DJ WATARAI

CHEMISTRYのデビュー曲を、あのDJ WATARAiがリミックス。結構オリジナルに近い形となっているね。 しかも、印象に残るアコースティックギターは、あのsaigenjiが演奏しています。こういうタッグが組まれるとは、面白すぎますよ。随分とクールなテイストで進行しています。

9. You Go Your Way LOONY TUNE Remix

re-arranged by LOONY TUNE

名バラードのシングルトラックが、随分とまたアダルトな雰囲気を醸し出したジャジーなナンバーに大変身。 LOONY TUNEが大胆にリミックスしましたね。1つ1つの音に重みがあって、じっくりと伝わってきますね。ものすごくかっこいいじゃないですか。 派手さというよりかは、曲本来の持ち味を前面に押し出した感じですね。

10. MOVE ON Album Version

lyrics:TATSUTANO JUN music:SAGISU SHIRO vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by SAGISU SHIRO

鷺巣詩朗が手がけたアップテンポなナンバー。打ち込みベースのトラックとヴォコーダーを使ったヴォーカルが印象的です。 さらにはストリングスがからむわけですよ。劇的な1曲。ファンキーテイストがあって、とっても力強い。CHEMISTRY2人のヴォーカルも、 結構前面に出ていますね。体が自然と揺れてくる、アップテンポのノリがたまらないです。

アルバムでは、オリジナルテイクよりも長めのロングバージョンとなっております。アレンジ面では大きな変化はありませんね。

11. 君をさがしてた シーモネータ & DJ TAKI-SHIT Remix feat. CRYSTAL BOY (nobobdy knows)

remixed by DJ TAKI-SHIT and YANAGIMAN

シーモネーターとNOBODY KNOWSのCRYSTAL BOYをラッパーとしてフィーチャーしたリミックスナンバー。 DJ TAKI-SHITとYANAGIMANが、HIP-HOPベースのグルーヴィーなトラックにリミックスを施しました。 ラッパー2人のライムがまた、曲が曲だけにクサイのなんのって。聞いていて、恥ずかしくなってきますよ。 CHEMISTRYのパートはサビのみ。まぁ、ラップがメインとなったトラックとなっていますね。なかなか面白い展開で聞かせてくれますよ。

12. 明治チェルシーの唄

lyrics:YASUI KAZUMI music:KOBAYASHI ASEI vocal produced and arranged by WADA MASAYA track produced and arranged by MINAMI TORU

あの定番CMソング「明治チェルシーの唄」をCHEMISTRYが歌い、ボーナストラックとして収録。 2人のキャラクターを前面に出し、美しいハーモニーを聞かせてくれる曲となっています。 アレンジのほうは、軽やかな打ち込みトラックとファンクテイストが絡み合う、心地のよい仕上がりとなっております。

13. 最後の夜

lyrics and music:KUZUYA YOKO sound produced and arranged by MAESTORO-T

CHEMISTRYがCHEMISTRYとしてデビューする前のオーディションの段階で、オーディションの一環としてリリースされたプレ・デビューシングル。 名義のほうも、番組名およびオーディション名そのままの「ASAYAN超男子。堂珍・川畑」。 葛谷葉子のミディアムバラードチューンを、川畑と堂珍の息の合ったヴォーカルで聞かせてくれる。

3rd Album『One×One』● '04/2/18 release

2nd Album「Second to None」、SUMMER PREMIUM ALBUM「Between the Lines」を経て、たどり着いたCHEMISTRYの3rd Album。 このアルバムでの一番大きいな事といえば、育ての親でもある松尾潔の手から離れて、CHEMISTRYのセルフプロデュースになったという点だよね。 彼らの音楽の幅が広がるような曲など、多種多彩です。タイアップ曲やシングル曲も満載ですね。作家陣も、YO-KINGやTHATER BROOKの佐藤タイジ、さらにはm-floまでも。 CHEMISTRYとの見事なまでの化学反応を聞かせてくれます。川畑、堂珍もそれぞれソロで楽曲をプロデュースしたりと、アーティストとしての枠をさらに広げましたね。 1人1人が1曲1曲を大切に作り上げた、まさに「One×One」な作品です。 特に、CHEMISTRYの新章がスタートしたシングルナンバー「アシタヘカエル」については、CHEMISTRYの2人もセルフプロデュースが始まったということで、思い入れが強い楽曲ということ。 初回版は、スリーブケース仕様と豪華36ページのブックレット付きです。イタリアで撮影された写真が、美しいね。

1. Intro-lude

Music & Arrangement:Juve, 藤本和則

しっとりとしたピアノの音色にCHEMISTRY2人の息の合ったハーモニーを聞かせてくれるイントロダクション。相変わらず、美しい響きだ。

2. Us

Lyrics:関陽子 Music:松浦晃久 Arrangement:河野伸

新章の幕開けとなったCHEMISTRYの両A面シングルナンバー。 生音サウンドとポップなメロディが心地よい爽やかナンバー。力強さを備えながらも、サビのキャッチーなメロディで引き込んでくるね。 伸びやかなヴォーカルからは、この先のCHEMISTRYの意気込みを表すかのような気持ちが伝わってくるようだ。

3. YOUR NAME NEVER GONE

Lyrics:麻生哲郎 Music:SPANOVA Arrangement:森俊之 Pro Tools Editing & Strings Arrangement:森俊之

リリースされた秋にぴったりなバラードナンバー。しかも、前年に引き続いてトリプルA面という、強力仕様のうちの1曲。 R&Bテイストの打ち込みトラックと、ストリングスが絡み合う美しい曲です。そして、CHEMISTRY2人のヴォーカルとハーモニーが、聞かせてくれるんだなぁ。 感情で訴えかけるかのような声に、情が込められていますね。派手さではなく、曲の持つ要素をうまくCHEMISTRYの2人が引き出した曲だね。

4. my Rivets

Lyrics:RYOJI (ケツメイシ) Music:ハマモトヒロユキ Arrangement:鷺巣詩郎 Produced by 川畑要

歌詞がケツメイシのRYOJI、アレンジが鷺巣詩郎という豪華な面子をそろえたナンバー。しかも、川畑によるプロデュース楽曲。なかなかやるじゃないですか。 2STEPを基調としたアップテンポのトラックに、ストリングスが効果をあげて盛り上げる。島健のピアノもジャジーで、かっこよく決まっている。

5. This age

Lyrics:佐々木圭一 Music:斎藤有太 Sound Produced by BellFlowers Production.

いかにもCHEMISTRYなR&B調のバラードナンバー。 落ち着いた雰囲気で聞かせてくれるので、なんか大人の風格が伝わってきます。派手さは無いけれども、曲の本質を味わえる曲に仕上がっているね。

6. Bound for Identity ~dear friend~

Lyrics:浅田信一 Music:SPANOVA Arrangement:森俊之

浅田信一が歌詞を手がけたミディアムナンバー。森俊之のアレンジで心地よいビートを刻む打ち込みトラック。 サビでは爽やかなメロディとともに、CHEMISTRYの2人が見事なハーモニーを聞かせてくれる。タイアップのせいか、どことなく自然の印象があるね。

7. ~Street Sounds of naples, Italy~

インタルード。イタリアの雑踏の音を届けてくれます。雰囲気が伝わってくるね。

8. meaning of tears

Lyrics:川畑要 Music:斎藤有太 Arrangement:森俊之 All Keybords, Programming, Pro Tools Editing & Strings Arrangement:森俊之

川畑が作詞を担当したミディアムバラードチューン。壮大までは行かないものの、大きな流れを感じさせる1曲。 約6分もあるだけあって、曲全体からCHEMISTRYを感じることができる。サビのハーモニーやストリングスの響きが実に美しいです。別れ、そして再開するという内容の歌詞。感動です。

9. Ordinary hero

Lyrics:河合忠 Music:佐藤泰司 (THEATRE BROOK) Arrangement:小松秀行 Strings Arrangement:小松秀行, CHICA

TEHATER BROOKの佐藤タイジが曲を手がけたファンクナンバー。アレンジも小松秀行が担当し、ぐっとアダルトな雰囲気を出してきます。 ドラムにはSkoop On SomebodyのKO-HEYが参加。とにかく曲全体で響くチョッパーベースの音が、たまらなくかっこいいんだ。 さらに、伸びやかなヴォーカルを聞かせてくれるサビが心地よく、そこにストリングスが絡むわけで、極上のナンバーに仕上がっているわけですよ。

10. Now or Never / CHEMISTRY meets m-flo a CHEMISTRY joint 024

Words:m-flo & CHEMISTRY Music:m-flo Produced by m-flo

トリプルA面でリリースされたCHEMISTRYのシングル。今作は、m-floとタッグを組んで、今まで聴いたことの無いCHEMISTRYを聞かせてくれます。 バリバリの打ち込みクラブサウンドに、CHEMISTRYのヴォーカルが響き渡り、Verbalのラップが飛び交う。ポップでキャッチーながら、 マニアックな要素も出ているところがやっぱりm-floなんだよね。m-floとしても、「Astrosexy」として、トラックに若干変化を加えて発表しています。

11. So in Vain

Lyrics:JUVE Music:為岡そのみ Arrangement:益田トッシュ

3rd Album「One×One」からの先行シングルは、CD+DVD形態での完全限定生産リリース作品。 CHEMISTRYらしい伸びやかなヴォーカルを、ポップでグルーヴィーなトラックに乗せて届けてくれるミディアムナンバー。 注目すべきは、恋愛に臆病で卑怯な男がテーマになっている歌詞。強がって別れたけれども、まだ相手のことが好きだという男の見栄がテーマになっていますね。

12. 赤い雲 白い星

Lyrics:YO-KING Music:LORI FINE (COLDFEET) Arrangement:藤本和則・田中義人

作詞にYO-KING、作曲にLORI FINEを迎えた軽快なトラック。アップテンポの軽やかビートが爽やかで心地よく聞かせてくれます。それでいて、ラテンの情熱が伝わってくる。 ギターが田中義人っていうところもポイントだね。YO-KINGの前向きな歌詞は、等身大で書かれているので、CHEMISTRYリスナーも共感しやすいのでは。

13. ~Interlude~

Music & Arrangement:河野伸

コーラスで彩るインタルード。次曲を盛り上げてくれるようだ。

14. アシタヘカエル

Lyrics:麻生哲郎 Music:ハマモトヒロユキ Arrangement:河野伸

CHEMISTRYの新章スタートとなる楽曲は、ほのかにぬくもりが伝わってくる温かいアコースティックバラードナンバーです。 とにかくCHEMISTRYの2人は歌詞を読んで自分たちを考え直したというほど、子の曲には思い入れがあるようです。軽く背中を押してくれるような歌詞は、何気ない日常から1歩進ませてくれるようだ。 CHEMISTRYもセルフプロデュースという道を歩み始めた。

15. いとしい人

Lyrics:堂珍嘉邦 Music & Arrangement:SPANOVA Produced by 堂珍嘉邦

イントロでは川畑の口笛が響きます。堂珍がプロデュースを担当した温かいバラードナンバー。どこかしらホームメイドな印象が伝わってきますね。 アコースティックサウンドで包み込まれた、ゆったりとした空間が流れる。そして、愛に満ち溢れた1曲に仕上がっています。

WINTER PREMIUM Album『Hot Chemistry』● '05/1/26 release

CHEMISTRYが冬に届ける「WINTER PREMIUM Album」と銘打たれた作品。 それぞれのソロナンバーやカバー曲、さらには同時発売のDVDからの音源を2曲収録するなど、オリジナルとはまた一味違った作品となりました。 先行シングルとなった「白の吐息」はフルレンクで収録。また、収録された新曲の中には、久保田利伸が作曲を手がけたものもあり、聞き応えがあります。 カバーの選曲も、SPIRAL LIFEに尾崎豊、佐野元春と、CHEMISTRYのルーツを探ることもできますね。まさに冬にホッとする事の出来るアルバムです。完全生産限定品なので、買い逃しの無いように。

1. Prelude

Music & Arrangement:中原達彦 Live Recorded at SUNTORY HALL 2004.09.04

アルバムのオープニングチューンは、SUNTORY HALLからのライブ音源です。心温まるような優しいメロディが流れます。

2. ココロノドア

Lyrics:Satomi Music:五島良子 Arrangement:河野伸 Sound Produce, Programming, Acoustic Piano & Strings Arrangement:河野伸

五島良子が曲を手がけたバラードチューン。温かく優しいサウンドとストリングスの美しい響きが絡みます。柔らかい雰囲気をCHEMISTRYが演出。 冬にぴったり、心が温まるナンバーですね。

3. Why

Lyrics, Music & Arrangement:nao'ymt Sound Produce, Programming & Acoustic Piano:nao'ymt for ruff due entertainment

新進気鋭のクリエーター、nao'ymtによるクールなミディアムR&Bナンバー。歌詞は切ないね。冬の寒さと悲しさが、いい意味で心を温めているようだ。

4. 白の吐息 (full-length)

Lyrics:Juve Music:為岡そのみ Arrangement:村山晋一郎 Strings Arrangement:後藤勇一郎 Sound Produce, Programming & Wind Chimes:村山晋一郎

新しい年を迎えて1発目となるCHEMISTRYのバラードチューン。プレミアアルバム「Hot Chemistry」からの先行ナンバーでもあります。 クールな打ち込みトラックとストリングス、そしてCHEMISTRY2人の心のこもったヴォーカルが、見事なハーモニーを生む。後半でのハモリといい、盛り上がりに拍車がかかりますね。

アルバムは、フルレンクを収録。とはいっても、数秒の違いだね。

5. STEP TO FAR Perfomed by 堂珍嘉邦

Lyrics & Music:FREAKS OF GO GO SPECTATORS Arrangement:森俊之 Sound Produce, Reed Organ, Programming, Pro Tools Editing & Strigs Arrangement:森俊之

堂珍のソロナンバーは、伝説のユニット「SPIRAL LIFE」のカバー。 堂珍も弾いてるアコースティックギターとストリングス、ほのかな打ち込みサウンドが絡むバラードナンバーに仕上がっています。 森俊之のアレンジも、なかなかいいね。堂珍、すっかり楽曲の世界に入っています。

6. Monologue

Lyrics:西田恵美 Music:久保田利伸 Arrangement:渡辺貴浩 Sound Produce, Fender Rhodes, Hammond B-3. Programming & Other Instruments:渡辺貴浩

久保田利伸が曲を手がけたクールでかっこいいR&Bナンバー。 ギターでは、田中義人が参加しています。このアルバムの中では、結構濃い目のトラックだね。CHEMISTRYの見事なまでの歌声は、あたかも久保田利伸のようにソウルフル。

7. Forget-me-not Performed by 川畑要

Lyrics & Music:尾崎豊 Arrangement:斎藤有太 Sound Produce, Fender Rhodes, Mini Moog & Background Vocals:斎藤有太

川畑のソロナンバーは、なんと尾崎豊のカバーです。これまた川畑らしさが出ているというか。 しっとりしたサウンドながら、心のこもったヴォーカルが印象的。中盤からは打ち込みビートが加わる。これがCHEMISTRYらしさだよね。

8. グッドバイからはじめよう

Lyrics & Music:佐野元春 Arrangement:COLDFEET Sound Produce:COLDFEET

これまたすごいナンバーだ。佐野元春のナンバーを、COLDFEETがアレンジ。 CHEMISTRYにとって、いろんな意味で冒険だ。ゆったりとジャジーテイストで、冬をおしゃれに演出。ってか、かっこいいよ。

9. チャイム

Lyrics:堂珍嘉邦 Music:保刈久明 Arrangement:山本隆二 Sound Produce, Programming, Acoustic Piano, Hammond B-3, Percussions & Strings Arrangement:山本隆二

いいなりオープニングからハモリを聞かせてくれます。堂珍が作詞を担当した、心温まるバラードナンバー。 でも、詞はところどころ気になる点があるな。ストリングスがいい。

10. 月夜 ~Live Recording from“CHEMISTRY in SUNTORY HALL”2004.09.04~ a CHEMISTRY joint 029

Lyrics:柴田淳 Music:川口大輔 Orchestra Arrangement:中原達彦

ボーナストラック。同時発売のライブDVDから、2nd Album「Second to None」に収録されているナンバーを。 さすがはバックがオーケストラ。ダイナミックかつ壮大な演奏と、CHEMISTRY2人のヴォーカルが響き重なり合う。曲の世界が大きく広がった。

11. My Gift to You ~Live Recording from“CHEMISTRY in SUNTORY HALL”2004.09.04~ a CHEMISTRY joint 029

Lyrics:小山内舞 & S.O.S. Music:S.O.S. Orchestra Arrangement:中原達彦

続けて、冬に彩を加えるシングルナンバーをオーケストラと一緒に創り上げる。 もうね、曲の世界をうまくオーケストラが引き出し、CHEMISTRY2人のヴォーカルも力が入りながら、繊細に歌い上げる。これは本当にゴージャスだ。

4th Album『fo(u)r』● '05/11/16 release

CHEMISTRYの4枚目となるオリジナルアルバムが、1年9ヶ月ぶりにリリース。タイトルは、4枚目の「four」と、誰かのためにという意味の「for」がかけてあります。 セルフプロデュースへと変わった前作「One×One」からじっくりと時間をかけたアルバムなだけあって、所々にCHEMISTRYのこだわりみたいなものが見えてきそうですね。 サウンド面にしても、打ち込みより生音ベースのものが多くなり、音と声とのハーモニーを味わうことができます。 ヘビィなサウンドからじっくりと味わい深いバラードまで、見事なCHEMISTRYトラックが収録されていますよ。 シングルナンバーも4曲収録されており、ポップでキャッチーなものから、ディープなものまで、よりCHEMISTRYの幅が広がった1枚になりましたね。 ちなみに、CMでは「フォー!」でおなじみレイザーラモンHGと共演していたっけ。懐かしい。

1. Here I am

Lyrics:CHEMISTRY, KB Music:KB and Davix Arranged:KB and Davix

CHEMISTRYが作詞に携わった、アルバムのオープニングチューン。打ち込みトラックをベースとした、ポップなナンバーです。 ヴォーカルディレクションにNao'ymtの名があります。ちょっと納得だね。オープニングから、とにかくコーラスが爆発しています。 ゴスペルの雰囲気も出ていて、みんなで拍手喝采ものです。かっこよすぎるオープニングナンバー。

2. キミがいる

Lyrics:秦建日子 Music:市川淳 Arranged:河野伸

オープニングのサンプリングや打ち込みには驚いたけれども、根はとても爽やかなポップソング。 一足早く、春の息吹を届けてくれるようなCHEMISTRYのシングルナンバーです。ストリングスが綺麗に彩りを加え、アレンジも担当している河野伸のピアノが鮮やかに音を届けてくれる。 華やかなブラスもいいね。そして、CHEMISTR2人のコーラスワークが光りまくっています。ストレートなラブソングで、聞いていて気持ちがよいです。

3. Two As One / CHEMISTRY×Crystal Kay a CHEMISTRY joint 038

Lyrics:H.U.B. Music:松本俊明 Arranged:AKIRA

若い人たちから支持のあるCHEMISTRYとCrystal Kayによるコラボレーションナンバー。 両アーティストがそれぞれ発表していますが、CHEMISTRYサイドは男性視点からの歌詞で聞かせてくれます。アコースティックサウンドと打ち込みが爽やかな空間を作るポップナンバー。 そして何よりも、3人の息の合った歌声、さらにはコーラスが華々しく彩る。これは見事なまでのコラボレーションですね。

4. nothing

Lyrics:古内東子 Music:葛谷葉子 Arranged:OCTOPUSSY

作詞を古内東子、作曲が葛谷葉子という女性シンガーソングライターコンビによるナンバーを、CHEMISTRYが歌うとは、これまた驚きだ。 しかし、まったくといっていいほど、創り手の色が見えないミディアムポップチューンに仕上がっている。さすがはOCTOPUSSYの打ち込みサウンドだね。全体的に初期のCHEMISTRYッぽい印象がする。 ピコピコと音が鳴っているけれども、やっぱり根は結構じっくりと作りこまれた作品なんですよ。

5. Wings of Words

Lyrics:森雪之丞 Music:葛谷葉子、谷口尚久 Arranged:谷口尚久

夏らしい爽やかさとCHEMISTRY2人のハーモニーが見事に交わるシングルナンバー。 作詞を森雪之丞が担当し、独特の世界を創り上げる。ミディアムテンポのポップロックチューンは、どこかしら上品な空気を生み出す。 ストリングスがここでも大活躍していますね。CHEMISTRY成長の証と感じることのできる1曲。表現力がとても豊なんだな。

アルバムでは、ミックスが変更されていて、若干印象が変わって聞こえます。

6. 伝説の草原

Lyrics:麻生哲郎 Music:谷口尚久 Arranged:谷口尚久

CHEMISTRYの楽曲の中でも、かなりロックしているナンバーだね。ガツンと聞かせてくれるサウンドと、 2人のハーモニーが絡み合う。メロディがフワフワしていて、所々のファルセットが効果的ですね。CHEMISTRYの持つダイナミズムがよく表れた1曲です。

7. 涙のあと

Lyrics:麻生哲郎 Music:ハマモトヒロユキ Arranged:益田トッシュ

ミドルテンポのバラードチューン。淡々としていながらも、聞かせてくれるところはきちんと聞かせる。 2人のヴォーカルにやられますね。ベテラン集を醸すナンバーです。盛り上がりには欠けるけれども、落ち着いていて、とても丁寧なつくりだね。

8. almost in love

Lyrics:H.U.B. Music:大智、小田原友洋 Arranged:長岡成貢

CHEMISTRYは、やっぱりバラードでその力を発揮させる。秋の切ない雰囲気を見事に表したシングルナンバーの登場です。もうムードたっぷりに聞かせてくれますよ。 添えられたストリングスとともに、さびでは味わい深いメロディとハーモニーが織り成す。 ラストのサビなんて、極上の盛り上がりです。この曲で、CHEMISTRYはまた一皮剥けた感じがします。

9. Grind For Me

Lyrics:michico Music:T. Kura、michico Arranged:T. Kura

T. Kura & michicoコンビによる、クールなR&Bナンバー。軽やかなトラックに乗る極上のエロい歌詞がたまらない1曲ですね。 2人のヴォーカルといい、ハーモニーといい、ムードが出まくっています。とにかく、曲全体からセクシーな風が漂ってきますね。

10. Long Long Way

Lyrics:佐々木圭一 Music:SPANOVA Arranged:河野伸

CHEMISTRYの新たなフィールドが開拓されたミディアムチューン。 3rd Album「One×One」、シングル「mirage in blue」と続き、自分達のスタイルを築き上げた彼らだからこそできる、ヴォーカルとサウンドの融合。 あの日を思い出させる郷愁をしみじみ伝えてくれるミディアムナンバーです。アコースティックサウンドとストリングスがいい味を出しているね。どこかに置き忘れてしまったものを思い出させてくれる。 CHEMISTRY2人の美しいハーモニーもたまらなくかっこいい。素朴なメロディも、何気に胸にぐっと来る。

11. believin'

Lyrics:SOFFet Music:山本茂彦 Arranged:AKIRA

SOFFetが作詞しているところに、実に興味が涌く1曲。 トラックは打ち込み華やかで、ポップでキャッチーなナンバー。ただ、何か面白みに欠けるんだよな。ラストで転調しても、なんだかイマイチ。

12. Dance With Me/f GAKU-MC a CHEMISTRY joint 040

Lyrics:GAKU-MC、川畑要、堂珍嘉邦 Music:SPANOVA Arranged:河野伸 Horn Arranged:北原雅彦

爽やかな風を届けてくれるポップチューンです。Voice of KOREA/JAPANの延長プロジェクトで、シングルでは韓国のLENA PARKとコラボレーション。 ミディアムトラックのポップな軽快トラックが、ムードを作ります。スカパラのホーン部隊も、華々しく吹いては曲を盛り上げていますね。

アルバムでは、LENA PARKの代わりにCHEMISTRYと作詞を担当したGAKU-MCがコラボレーションしています。

13. for...

Lyrics:渡邊亜希子 Original lyrics:Jamie Jones, Delious Kennedy, Jason Pennock, Jack Kugell Music:Jamie Jones, Delious Kennedy, Jason Pennock, Jack Kugell Arranged:安部潤

アルバムのラストを飾るタイトルチューンは、極上のバラードナンバー。シンプルなメロディと、優しさ溢れるCHEMISTRY2人のヴォーカルが彩る。 ゴスペル風コーラスとストリングスが盛り上がりに拍車を欠けるアレンジにはやられます。安部潤もなかなかやるね。

Remix Album『Re:fo(u)r m』● '06/8/9 release

4枚目のオリジナルアルバム「fo(u)r」を再構築した、初のリミックスアルバムをリリースしたCHEMISTRY。 その名も「Re:fo(u)r m」とは、随分と面白い。もちろん、面白いのはタイトルだけではなく、中身も実に豊かなサウンドで溢れている。曲順もオリジナル同様なので、聞き比べると面白いかも。 冨田ラボやNIRGILIS、United FellowsやDEPAPEPEなど、実に様々なジャンルのアーティスト達がCHEMISTRYの楽曲を料理しています。 さらに、ボーナストラックとして、エリック・クラプトンのカバーナンバー「Change The World」をダブミックスして収録。CHEMISTRYの違った面が垣間見れる、新しい魅力満載のアルバムですよ。

1. Here I am (chemistry brothers mix by NIRGILIS) a CHEMISTRY joint 042

Remixed by NIRGILIS

MASH UPバンドのNIRGILISがリミックスを担当。ポップに、そしてキャッチーに。アップテンポのビートに、NIRGILISらしさを感じさせる。 そして、これはもう反則だと言わんばかりに、CHEMISTRYのデビュー曲「PIECES OF A DREAM」をサンプリングしてMASH UPさせるという荒業も見せてくれます。

2. キミがいる (MATALLY New Era Mix) a CHEMISTRY joint 039

Cordinator:猪股光太郎 Programming & All Other Instruments:MATALLY (Junichi Aoyama, Tatsuyuki Okawa)

1980年代のニューウェーブテイストを出すリミックス。 シンセサイザーの音が煌びやかに響きます。そのほかの音も、新たに演奏し直されて、再構築に近い形で聞かせてくれる。アコースティックギターが、力強くかき鳴っているよ。

3. Two As One (DEPAPEPE Remix) a CHEMISTRY joint 043

Produced by DEPAPEPE

鮮やかなアコースティックギターのサウンドで聞かせてくれる、DEPAPEPEによるリミックスチューン。 軽やかながらに清々しくなったトラック。気持ちよくなるくらいに、天に向かって突き抜けている感じがします。若干、引っかかるところもあるけれども、聞き応えは十分あります。

4. nothing (Takagi Masakatsu Remix) a CHEMISTRY joint 044

Remixed by 高木正勝

高木正勝がリミックスを担当した、ちょっと不思議なトラック。あっさり目でほんわかとした感じですね。休日の朝が似合うトラック。 しかも、サビはあえて主旋律ではなく、ハモリのメロディをメインにしちゃっています。面白いし心地のよい、不思議なナンバーです。

5. Wings of Words (alas de palabras) a CHEMISTRY joint 034

All Instruments & Arranged by Ray Sandoval

情熱的でメランコリックなギターが泣いているリミックストラック。 サビではギターがかき鳴り、しっとりと。そして、ちょっと熱く。独特の時間が流れているような印象ですね。

6. 伝説の草原 (Patrick Stump Remix) a CHEMISTRY joint 045

Remixed by Patrick Stump

オリジナルはロックサウンドで聞かせてくれたけれども、さらにリミックスされてバリバリのハードロックに大変身した。 曲の大きさが、サウンドで表されていますね。激しくて、かっこいいですな。とにかく力強さが増大しています。

7. 涙のあと (breakthrough Remix) a CHEMISTRY joint 046

Remixed by breakthrough

スローテンポのHIP-HOP的な色を出すリミックスチューン。 これがリミックスとしての醍醐味なんだろうけれども、ちょっと自己満足の世界で終わってしまっているような気がする。

8. almost in love (Tomita La. Remix) a CHEMISTRY joint 047

Remixed by 冨田ラボ

大人のテイストで聞かせてくれる冨田ラボによるリミックス。 落ち着いたA.O.R.的なトラックで、ゆったりと。ちょっとボッサテイストのあるサウンドとハーモニーがおしゃれ要素を醸し出す。午後のカフェがお似合いな1曲ですね。

9. Grind For Me (PUM PUM Mix CHEMISTRY feat. BOY-KEN) a CHEMISTRY joint 048

Remixed by KANG DONG for V.I.P. INTERNATIONAL RECORDS Rap part lyric by BOY-KEN, KANG DONG

極上エロR&Bナンバーが、ちょっとかっこよくなったリミックスチューン。 BOY-KENのラップもとより、さらにR&Bモードが包み込むトラックに変身。相変わらずにかっこいいです。

10. Long Long Way (韻シスト Mix) a CHEMISTRY joint 028

Produced by 韻シスト

韻シストによるリミックス。というか、演奏自体も韻シストが行い、再構築したトラックで聞かせてくれる。ディープな匂いを漂わせる、ちょっとしたファンクチューンかな。 ラップも付け足されました。オリジナルの哀愁はなくなり、クールな雰囲気が終始漂っています。ただ、ちょっと取っ付き難いかも。

11. believin' (Tahiti 80 Remix) a CHEMISTRY joint 049

Remixed by Tahiti 80

まさかまさかのTahiti 80によるリミックス。 打ち込みポップトラックのオリジナルが、打って変わって、生音ロックサウンドに変身。またガラリと印象が変わって、カラッと晴れた感じがしますね。

12. Dance With Me/f GAKU-MC (United Fellows Mix) a CHEMISTRY joint 050

Produced by United Fellows (United Fellows a.k.a. Masayuki Ishii & Tsutchie)

爽やかソングがUnited Fellowsによってリミックス。やけにディープな始まり方で、ちょっと取っ付き難いね。 しかし、ようやく慣れてくると、上品な感じのアレンジで聞かせてくれる。なんだかんだであっさりしていて、音を綺麗に楽しめるようなトラックだね。

13. for... (pf Ver. feat. 山下洋輔) a CHEMISTRY joint 051

Piano:山下洋輔

オリジナルアルバムではゴージャスにラストトラックを飾った極上バラードが、 山下洋輔のピアノ1本をバックにしたトラックに大変身。シンプルかつあっさりとしていて、曲の本質を届けてくれるようなアレンジでうっとり。2人のヴォーカルも伝わりやすいですね。

14. Change the World (Dub Mix)

Dub Mixed by 渡辺省二郎

ボーナストラックは、エリック・クラプトンの大ヒットナンバーをカバーしたトラックのダブミックス。 さすがは渡辺省二郎といった感じで、独特の空間を生む浮遊感を出しています。ディープにまでは行っていないので、心地よい気分に浸ることができます。

Best Album『ALL THE BEST』● '06/11/2 release

CHEMISTRY初のベストアルバムは、デビューしてから5年の活動を一気に凝縮。シングルA面をこれでもかというくらいに完全網羅。 さらに、Crystal Kayとのコラボレーションナンバーに、久々となる松尾潔プロデュースの新曲も入った2枚組み全26曲。 R&Bという枠にとらわれず、様々なサウンドアプローチを化学反応させてきたCHEMISTRY。セルフプロデュースに移ってからも、楽曲との見事なシンクロで魅了させてくれます。 最新シングルも収録されており、様々なアーティストとのコラボレーションも、自分達のスタイルで伝えてくれます。 「PIECES OF A DREAM」のデビューから、トリプルA面楽曲、新曲「Top of the World」まで。2人のヴォーカルを出し惜しみのないくらいに聞かせてくれます。 5年という期間をパッケージすることで、いったん活動に区切りをつけて、また新たなるCHEMISTRYが生まれることでしょう。これからも期待大だね。 初回版は、なんと2006年に行われたツアーから、さいたまスーパーアリーナでのライブ公演をまるまるパッケージしたDVDが付いた3枚組み仕様です。 実に豪華だ。さらには、デビュー前の「ASAYANオーディション」の模様もダイジェストで収録。若いね。

[DVD]

こちらへ→☆☆☆

5th Album『Face to Face』● '08/1/30 release

CHEMISTRY、ベストアルバム「ALL THE BEST」を挟んで、約2年振りとなるオリジナルアルバムをリリース。もう5枚目にもなり、よりアーティスティックな作品に仕上がっています。 シングル曲も6曲と、ベストアルバム的でまとまりがないかと思いきや、うまい具合にCHEMISTRYとのハーモニーが、アルバム中に染まっている。 意外にも作りはシンプルで、どの曲もがCHEMISTRY節満載。アルバムのタイトル通り、お互いがリスナーやミュージシャン達と向き合って、トコトンヴォーカルを聞かせてくれるCHEMISTRYであります。 バラードはやっぱり、歌のうまさが光るね。 初回版は三方背BOX仕様です。しかし、CMスポットの「最期の川」のアカペラは、ちょっとやりすぎ感があるようにも思えた。

1. -overture-

music & arranged:谷口尚久 sound produced:The Flixx

ストリングスとCHEMISTRY2人のコーラスが重なり合う、幻想的なイントロダクション。奇跡的な幕開けですね。

2. 空の奇跡

lyrics & music:谷口尚久 arranged:CHOKKAKU sound produced, strings arranged & all other instruments:CHOKKAKU

新しい年度を迎えて、気持ちも爽やかにCHEMISTRYのシングルナンバーが届けられた。2STEP調の軽やか打ち込みポップチューン。 ストリングスとブラスも華やかに曲に彩を加える。CHEMISTRY2人のユニゾンヴォーカルも、とっても瑞々しいです。ただ、その分パフォーマンスに欠けてしまうね。 アウトロのフェイク以外は、無難に聞かせてくれます。

3. 君のキス

lyrics:田中花乃 music:谷口尚久 arranged:塩川満己

初期のCHEMISTRYの頃のようなフレーバーを醸すミディアムチューン。ヴォーカルが結構前面に押し出されていて、ストレートに届きます。 やっぱり魅力は2人の声にあるんだよね。逆に、打ち込みをもう少しあっさりさせた方がよかったかな。

4. This Night

lyrics & music:谷口尚久 arranged:Tomokazu“T.O.M”Matsuzawa sound produced:The Flixx

CHEMISTRYの原点回帰というべき極上R&Bバラードナンバー。女性視点の歌詞をセクシーに歌い上げるCHEMISTRYが、かっこいいのなんのって。 複雑な思いを絡ませて、気づく主人公。サビパートのヴォーカルに若干かぶせたエフェクトを、ちょっと取ってほしいな。アウトロパートが盛り上がっています。

5. 砂の扉

lyrics:渡邊亜希子 music:大智、宮崎誠 arranged:松浦晃久 sound produced:松浦晃久

CHEMISTRY真骨頂のバラードナンバー。R&Bサウンドをベースに、ストリングスなどを加えて、音に艶を出してきた。 CHEMISTRY2人のヴォーカルも大人っぽく、セクシーに。束縛がゆえに、取り返しのつかないところまで堕ちてしまう、イケナイラブソング。

6. 約束の場所

lyrics & music:槇原敬之 arranged:槇原敬之 produced by 槇原敬之

CHEMISTRYが新たなコラボレーションで魅せてくれる。なんと、槇原敬之が作詞・作曲・プロデュースのナンバーで届けてくれた。 ポップなマーチングトラックで、とっても華やか。どこを切ってもマッキー節が炸裂しています。バックサウンドがブラスと管楽器で、とっても豪華に。 ちょっと問題になった歌詞も、とっても前向きな気持ちにさせてくれます。また、一味違ったCHEMISTRYを味わえるナンバーですね。

7. 輝く夜 / CHEMISTRY SUPPORTED BY MONKEY MAJIK

lyrics:Blaise, Maynard, tax and DICK music:Blaise, and Maynard Plant arranged:CHOKKAKU sound produced, guiter, programming & all other instruments:CHOKKAKU

またまた、夢のようなコラボレーションが実現。MONKEY MAJIKの楽曲をCHEMISTRYっが歌います。 これまたモンマジテイスト溢れるトラックが、流れるように響くサウンド。そして、夢に向かって真っ直ぐに突き進む、力強い歌詞がとっても心強いね。 ロックテイストと打ち込み、ストリングスがいい味を出す。

8. hold on

lyrics & music:川畑要、堂珍嘉邦、谷口尚久 arranged:谷口尚久 sound produced:The Flixx

CHEMISTRY2人が作詞・作曲に参加した意欲的な作品。 このまま2人でずっといようという思いの込められたミディアムトラック。サビでの合いの手のエフェクトヴォーカルが、ちょっと気持ち悪いです。 その部分以外は、いいんだよね。誰もいない静かな海岸に2人きり、そんなシチュエーションが似合いそうです。

9. ai no wa

lyrics:川畑要 music:川畑要、谷口尚久 arranged:塩川満己 sound produced:The Flixx

川畑が単独で作詞を担当、さらには作曲にも参加したミディアムテンポのグルーヴチューン。 彼らしさの出たクールと温かさの合わさった、不思議とゆとりのあるトラックだね。ポップでキャッチーな要素もあって、聞きやすい1曲に。

10. Daydream

lyrics:川畑要 music:村山晋一郎 arranged:soundbreakers sound produced:soundbreakers

前曲に引き続き、川畑が作詞を担当したグルーヴチューン。 キャッチー要素満載の打ち込みトラックが、新鮮に映る。初期CHEMISTRYと今のCHEMISTRYとがうまく融合しているね。

11. 遠影 feat. John Legend

lyrics:麻生哲郎 music:谷口尚久 arranged:谷口尚久 sound produced:The Flixx

ベストアルバム「ALL THE BEST」に先駆けてリリースされた、CHEMISTRYのバラードナンバー。 なんと今作では、ピアノにJohn Legendを迎えたjointナンバーということで、美しい仕上がりになっています。しかし、レコーディング等で顔合わせはしたことがないとのことです。 切ない別れをステップにして、前向きに生きようとする主人公。ラストの盛り上がりで拍車がかかります。しっとり、そしてうっとりですね。

12. deep inside of you

lyrics:大智 music:大智、宮崎誠 arranged:大智、youwhich sound produced:大智

打ち込みトラックに、ギターがほんのり味を加えるミディアムナンバー。 ゆったりグルーヴとCHEMISTRY2人の伸びのあるヴォーカルが紡ぐ世界。何気に、ちょっと妖艶な歌詞ですね。

13. 最期の川

lyrics:秋元康 music:井上ヨシマサ arranged:CHOKKAKU total produced:秋元康 sound produced:CHOKKAKU

映画「象の背中」の主題歌としてリリースされたシングルナンバーは、秋元康プロデュースの極上バラードチューン。 映画の内容に合わせて、「死」をテーマにして、普遍の愛を歌うCHEMISTRY。ドラマティックにストリングスが盛り上げる、美しいナンバーです。 本当に歌詞が切ないんです。号泣です。

14. ココロとコトバ

lyrics:堂珍嘉邦 music:山本加津彦 arranged:谷口尚久 sound produced:The Flixx

アルバムのラストを飾るナンバーは、堂珍が単独で歌詞を担当したミディアムチューン。 やはり、彼らしい歌詞の世界。温かさが溢れていますね。打ち込みトラックに添えられているピアノの音が、美しく映える。そして、サビでの2人のハーモニーが美しく響き渡ります。

Ballade Collection Album『Winter of Love』● '08/11/19 release

CHEMISTRYから冬のギフトプレゼント。先行シングルとなった「恋する雪 愛する空」でも聞かせてくれた、CHEMISTRYのヴォーカルを思い切り堪能できるバラードを集めた企画盤です。 しかし、ただ単なる既発曲の寄せ集めではなく、山下達郎の「クリスマス・イヴ」や欧陽菲菲の「ラヴ・イズ・オーヴァー」のカバーを披露したり、 CHEMISTRYの代表曲「愛しすぎて」「My Gift to You」「It Takes Two」をセルフカバーで発表するなど、CHEMISTRYの新たな挑戦とでも言うべきアルバムになっています。 CHEMISTRYの持つ極上ハーモニーと、曲の持つ温かさが冬を染めてくれるような予感ですね。残念なのは、ブックレットにCHEMISTRYの姿を見ることができないということ。もう、歌声で勝負ですね。 初回盤は、特殊ジャケット加工。夜にほのかに光ります。

1. Scent of Winter

music & arranged:谷口尚久

CHEMISTRY2人のヴォーカルを使用したイントロダクション。類まれなるハーモニーで、オープニングをドリーミングに飾ります。

2. 愛しすぎて ~'08 winter ver.~

lyrics:小山内舞, RYOJI music:RYOJI, YANAGIMAN arranged:Soundbreakers

記念すべき1st Album「The Way We Are」に収録されていたバラードナンバーを、 2008年バージョンで聞かせてくれます。ザックリミディアムテンポのビートとともに、CHEMISTRYの味わい深いヴォーカルが響き渡る。 ストリングスならではの美しい響きも、しっとりと浸透してきますね。オリジナルよりも、温かさが出ています。

3. クリスマス・イブ

lyrics:山下達郎 music:山下達郎 arranged:CHOKKAKU

日本のクリスマスソングといえば、この曲を差し置いて他はないでしょう。山下達郎の大ヒットナンバーを、CHEMISTRYがカバー。 なんか、アレンジが手抜きというか控え目に聞こえるんだよね。でも、その分、CHEMISTRYのヴォーカルやコーラス、ハーモニーが堪能できます。

5. My Gift to you ~'08 winter ver.~

lyrics:小山内舞 music:S.O.S. arranged:石井マサユキ

CHEMISTRYを代表する冬のバラードナンバー。あっさりとした打ち込みアレンジで、おとなしく、それでも大人っぽく聞かせてくれる新しいバージョン。 CHEMISTRY2人の歌い方やサウンドアプローチが変わって、なんだかとっても新鮮。

7. It Takes Two ~'08 winter ver.~

lyrics:小山内舞 music:和田昌哉 arranged:STY [Digz, inc] sound selected:chemistry club members

アレンジがガラリと変わって、より大人っぽいサウンドで聞かせてくれるトラック。 オリジナルはミディアムテンポだったけれども、さらにスローに変更。また、原点というかR&B色を強めたサウンドで、クールに聞かせてくれます。 重低音の音の流れが、ちょっとクセになりますな。

9. ラヴ・イズ・オーヴァー

lyrics:伊藤薫 music:伊藤薫 arranged:谷口尚久

これまた、カバー曲なんだけれども、随分とナイスな選曲ですね。欧陽菲菲の大ヒットナンバーを、CHEMISTRYらしいアレンジで聞かせてくれます。 女性立場の歌詞ということで、なんか男性のCHEMISTRYが歌うと不思議な雰囲気ですが、彼らのハーモニーが癒してくれるようだ。

12. 愛する雪 恋する空

lyrics:田中花乃 music:山本加津彦 arranged:塩川満己

冬を温かく彩るCHEMISTRYのバラードシングル。久しぶりにリラックスした2人のハーモニーと、 冬ならではの温もりを感じさせる曲だね。シンプルなメロディと、ほのかに映る冬の情景が、CHEMISTRYのヴォーカルを見事にバックアップ。ヴォーカル力の表れた1曲ですね。

13. クリスマスローズ

lyrics:秋元康 music:井上ヨシマサ arranged:CHOKKAKU total produced:秋元康 sound produced:CHOKKAKU

タイトル通りにクリスマスを彩るポップなナンバー。アコースティックギターのサウンドが爽やかに仕上げ、直球ラブソングを盛り上げる。 なんだか、OCTOPUSSYにしては、ちょっと軽いアレンジだね。相変わらず、CHEMISTRY2人のハーモニーが美しいです。

Collaboration Album『the CHEMISTRY joint album』● '09/3/31 release

前作「Winter of Love」に続いてのリリースとなるアルバムは、これまでいろいろなコラボレーションで楽しませてくれたCHEMISTRY jointの集大成アルバム。 CHEMISTRYの2人と、様々なミュージシャン、クリエーターなどが織り成す化学反応で聞かせてくれる。 ヴォーカルの共演のみならず、歌詞や曲、客演やライブなど、様々な形でのコラボレーションをしてきたCHEMISTRYであります。 今作は、先行シングル「a Place of Us」で共演した古内東子をはじめ、ギターで参加した布袋寅泰やウクレレでジェイク・シマブクロ、 COMA-CHIや大沢伸一、ケイコ・リーなど多彩なミュージシャンに、まさかの作詞で参加した劇団ひとりとのコラボレーションや、冨田ラボやGIANT SWINGなどへの参加したトラックなどを収録。 やはり、コラボレーションを経ての相乗効果が絶大で、両者にとって大きな糧となっていることでしょう。 CHEMISTRY2人のそれぞれのソロナンバーでのコラボもあり、豪華かつ傑作アルバムがここに生まれました。

1. SUPERSTAR / CHEMISTRY×布袋寅泰 a CHEMISTRY joint 065

lyrics:LL BROTHERS music:川畑要、谷口尚久 arranged:今井了介 (TinyVoice,Production) sound produced:今井了介 (TinyVoice,Production) vocal arranged & direction:谷口尚久

joint albumのオープニングを飾るのは、まさかの布袋寅泰とのコラボレーション。とはいっても、トラッキングではなく、布袋寅泰はギターで参加。 これまた、かなりエッジの効いた音を聞かせてくれます。曲の方は、LL BROTHERSが作詞を手がけて、川畑要と谷口尚久が作曲。 今井了介がかなりダンサブルなアレンジに仕上げてきましたね。オープニングからとてつもないトラックで攻めに入るCHEMISTRY。

2. a Place for Us / CHEMISTRY×古内東子 a CHEMISTRY joint 063

lyrics:古内東子 music:川畑要、谷口尚久 arranged:宗像仁志 sound produce, programming, percussions & kalimba:宗像仁志 vocal arranged & direction:谷口尚久

CHEMISTRYと古内東子がまさかのコラボレーション。以前、CHEMISTRYのアルバム「Second to None」で古内東子が詞を提供していたことはあったけれども、 今回はヴォーカルでのコラボ。両者名義の大人なミディアムバラードは、もう、どっぷりと深くついてくるラブソングです。さすがは古内東子、彼女の世界観がこれでもかというくらいに出まくっています。 そして、曲の方は川畑要が参加しているじゃありませんか。宗像仁志がメロウなトラックに仕上がっては、大人の男女を見事に演出。熟した両者が織り成すコラボレーションが、艶やかに広がります。 これが後のjoint albumへとつながるんですね。

3. ALIVE / CHEMISTRY with ジェイク・シマブクロ×宮本笑里 a CHEMISTRY joint 062

lyrics:田中花乃、堂珍嘉邦、ジェイク・シマブクロ、宮本笑里 music:谷口尚久、川畑要 arranged:塩川満己 sound produced:塩川満己 vocal arranged & direction:谷口尚久

これがまた、面白いコラボレーションなんだよね。フィールドが違えども、同じ位置に立ってしまえば、不思議な融合で化学反応を起こす、まさにCHEMISTRYな1曲。 ポップな打ち込みに、ジェイク・シマブクロのウクレレ、そして宮本笑里のバイオリンが響き渡る。なんだかんだで、目覚めにばっちりな爽やかトラックに仕上がっています。 CHEMISTRY2人のヴォーカルも、透き通るかのようだ。

4. Instinct / KANAME×COMA-CHI a CHEMISTRY joint 066

lyrics:川畑要、COMA-CHI music:川畑要、谷口尚久 arranged:谷口尚久 sound produced:谷口尚久 vocal arranged & direction:谷口尚久、小林雅也 (Jazzy Sport)

ブラックテイストを前面に出した川畑のソロコラボ。コラボ相手は、勢いに乗る女性ラッパーのCOMA-CHI。川畑のヴォーカルは、遠くまで届くかのような瑞々しさがあって、 ちょっと意外な雰囲気。でも、COMA-CHIとの相性もばっちり。歌詞も両者が手がけており、駆け引きたっぷりのラブソングに仕上がっています。ディープでメロウで、やられますね。

5. Party Nite / KANAME×SHINICHI OSAWA a CHEMISTRY joint 067

lyrics:BOO music:SHINICHI OSAWA arranged:SHINICHI OSAWA、川畑要 sound produced:SHINICHI OSAWA vocal arranged & direction:SHINICHI OSAWA、BOO、谷口尚久

これは来たね。川畑と大沢親分こと大沢伸一によるコラボレーション。もう、バッキバキの4つ打ちビートで、パーティーチューンに仕上がっています。 ピコピコでいて、キラキラ輝く。正直、もうちょっと濃くてもいいくらいだ。シングル「Life goes on」のような勢いがあって、 どんどんと世界に引き込まれていきますね。いっそのこと、ソロだけでなくCHEMISTRYでのコラボレーションもしてほしい。

6. キミマツボク / CHEMISTRY×劇団ひとり a CHEMISTRY joint 068

lyrics:劇団ひとり music:SASA arranged:UTA (TinyVoice,Production) sound produced:UTA (TinyVoice,Production) vocal arranged & direction:谷口尚久

まさかこういうコラボレーションもあるとは。驚きの劇団ひとりを作詞に迎えて、CHEMISTRYが歌い上げるミディアムナンバー。 エレクトロモードを展開し、ヴォーカルにエフェクトをかけたり、ピコピコ要素も交えて。劇団ひとりのキャラクターに似つかわしい、 1篇のストーリーが進みだす。男女間のやり取りを見事に表現。さすがはベストセラー作家だね。

7. Why Baby feat. CHEMISTRY / GIANT SWING a CHEMISTRY joint 055

lyrics:michico、LL BROTHERS music:michico、LL BROTHERS、T. KURA produced & all instruments performed by T. KURA for Giwant Swing Productions

GIANT SWINGのナンバー。CHEMISTRYをフューチャリングヴォーカルとして迎えた作品。もろにストレートR&B。さすがはT.KURA×michico夫妻。 クール&セクシーに、CHEMISTRY2人のヴォーカルが絡み合う。ここまでディープなトラックも、CHMEISTRYにとっては久しぶりですね。

8. 月の舟 / CHEMISTRY a CHEMISTRY joint 041

lyrics:森雪之丞 music:中崎英也 produced & arranged:石井マサユキ vocal direction & arranged:谷口尚久

森雪之丞の作詞家生活30周年を記念したトリビュートアルバム「Words of 雪之丞」にも収録された、池田聡のカバーナンバー。 すっかりCHEMISTRY色に染められた、クールでムーディーな1曲に仕上がっています。もちろん、CHEMISTRY2人の持ち味でもあるヴォーカル力で魅了してきますよ。 うっとりさせてくれるバラードなんです。

9. RAINBOW / 堂珍嘉邦×ケイコ・リー a CHEMISTRY joint 069

lyrics:堂珍嘉邦、横田はるな music:原田アツシ arranged:ケイコ・リー sound produced:ケイコ・リー vocal arranged & direction:ケイコ・リー、谷口尚久

堂珍のソロコラボ。お相手は、ケイコ・リーで、上品な大人バラードを味わい深く聞かせてくれます。やっぱり、川畑の色とは違いますね。 川畑が動で、堂珍が静だ。今回、ケイコ・リーは、作曲やアレンジ、ピアノやヴォーカルディレクションなど、裏側に回って参加。堂珍のパフォーマンスを盛り上げています。

10. アンドロメダ / 堂珍嘉邦×TICA a CHEMISTRY joint 070

lyrics and music and arranged:石井マサユキ sound produced:石井マサユキ vocal arranged & direction:石井マサユキ、谷口尚久

続けても堂珍のソロコラボ。TICAとのダブルヴォーカルで聞かせてくれるバラードナンバーです。 ゆったりと流れる空気は、堂珍らしさ全開で、2人のハーモニーも。CHEMISTRYとは違った雰囲気で聞かせてくれる。なんか、しっとりとしていて、うっとりとさせられますなぁ。

11. 自転車泥棒 / CHEMISTRY a CHEMISTRY joint 064

lyrics and music:手島いさむ produced:ICEDOUN(´ε`)

CHEMISTRYがユニコーンをカバー。まさか「自転車泥棒」っていう選曲がいいね。しかもR&B的アレンジで、ちょっとクールでちょっとディープ。 CHEMISTRY色に染め上げたカバーに仕上がりました。ヴォーカルも、どこか柔らかく、優しく語り掛けてくれるようだ。なんだか不思議な曲になっているな。

12. ずっと読みかけの夏 feat. CHEMISTRY / Tomita Lab a CHEMISTRY joint 036

lyrics:糸井重里 music and arranged:冨田恵一

アレンジが冴え渡る冨田恵一が、様々なヴォーカリストを迎えてコラボレートするプロジェクト、冨田ラボに、CHEMISTRYの2人が招かれました。 さすがと言わんばかりの美メロ美アレンジに、糸井重里の歌詞も瑞々しく映えますね。その歌詞を、CHEMISTRYの2人は切々と歌い上げます。 あの頃を思い出させてくれるような、甘酸っぱさがあり、聞かせてくれる曲。上質で上品な雰囲気が漂います。やっぱり、声が活きているんだな。 ちなみに、シングルのジャケットは俳優の本郷奏多。

6th Album『regeneration』● '10/2/24 release

CHEMISTRY、コラボアルバム「the CHEMISTRY joint album」から1年ぶり、オリジナルアルバム「Face to Face」から約2年ぶりとなる、6作目のオリジナルアルバム。 これまでは、どちらかというと聞かせるタイプの楽曲が多かったCHEMISTRYだけれども、今作はちょっと趣向を凝らし、踊れるCHEMISTRYが詰まっていたりもします。 シングルナンバー「Life goes on ~side k~」のフレンチエレクトロが記憶に新しいけれども、より熱を持って踊れるトラックでCHEMISTRYが勝負をかけてきた。 もちろん、ヴォーカルをじっくりと聞かせてくれるバラードも収録しています。 また、力強さもあり、先行ナンバー「Period」では、川畑による歌詞もそうだけれども、CHEMISTRY2人のヴォーカルが真っ直ぐ突き刺してくる。何かに向かって歩き始めたCHEMISTRYの決意のようだ。 童子-Tとのコラボは、ちょっと賛否両論だったけれども、アルバムタイトル「regeneration」を表すかのように、CHEMISTRYの新たな魅力が詰まった1枚に仕上がりました。 初回限定盤は、シングルのPVやインタビューを収めたDVD付き2枚組み仕様となっております。アルバムにかけた思いがCHEMISTRY本人から語られたりと、まさしくフルサイズで「regeneration」ですね。

1. Go Alone

lyrics:jam, 川畑要 music:Craig Robert McConnell (SOCAN) / Downtown Music Publishing International, Inc obo Craig Robert Mc Connell / jACKd Songs(SOCAN), Chad Richardson (SOCAN) / Downtown Music Publishing International, Inc obo Chad Richardson / jACKd Songs(SOCAN), Vincent Degiorgio / Billy Ray Louis Music Publishing (SOCAN) produced by jACK for Arrive at Eleven Productions additional arranged:江上浩太郎

アルバムのオープニングを飾るナンバーは、なんと踊れるCHEMISTRYと来たもんだ。エレクトロ要素満載の4つ打ちビートで、畳み掛けてくる。 若干、トランスを彷彿とさせ、次第に盛り上がり、サビで昇天。CHEMISTRY2人のヴォーカルも、うまく波に乗っては、力強く届けてくれる。

2. Period

lyrics:川畑要 music:Jonas Myrin / Kobalt Music Publishing LTD, Peter Kvint / Sony / ATV Music Publishing Scandinavia KB / Kvintessential, 江上浩太郎 arranged by 板垣祐介

アルバム「regeneration」からの先行シングルとなった、勢い溢れるナンバー。 ギターがこれでもかというくらいにかき鳴っては、うねりを上げる。CHEMISTRYの曲にしては、かなりロック寄りで攻めの姿勢。2人のヴォーカルをぶつけてくる。 こんなCHEMISTRYは初めてか?なんか、この強力サウンドにも立ち向かう2人の声がとっても頼もしいね。川畑単独で歌詞を手がけているところにも注目。

3. Once Again

lyrics:jam, 川畑要 music:藤本和則 arranged by 藤本和則 sound produced by 藤本和則 strings arrangement:渡辺剛 & 藤本和則

両A面でリリースされたシングルナンバー。こちらはCHEMISTRYらしさの出たミディアムテンポのトラック。 ポップな打ち込みビートに乗せて、CHEMISTRY2人のハーモニーやヴォーカルが響いては、ガツンと思いをぶつけてくるような1曲に仕上がっています。 こちらは、川畑が作詞に参加しています。

4. あの日…feat. 童子-T

lyrics:童子-T、川畑要、堂珍嘉邦、小山内舞 music:童子-T、REO、豊島吉宏 arranged by REO produced by 童子-T

CHEMISTRY、Joint albumに引き続いてのリリースとなるシングルナンバーは、両A面で。 こちらは、先に発表されていた童子-TとCHEMISTRYのコラボレーションナンバーのアンサーソングというか、逆フィーチャリングという仕様で聞かせてくれるバラードナンバー。 CHEMISTRYのヒット曲「You Go Your Way」をセルフサンプリングするという業にも注目。

5. 夜明け ~DAWN~

lyrics:MIZUE、川畑要 music:Nina Ossoff / wild Pink Music / Squeak-a-Mouse Music (ASCAP), kathy Sommer / Sommermuse Songs (ASCAP), Jason Nevins / Smoke N Mirrors Music (BMI) arranged by UTA (TinyVoice, Production)

これまたダンサブルなCHEMISTRYで、クールに聞かせてくれるアップテンポナンバー。タイトルを示すかのように、何かから目覚めていくかのように。 CHEMISTRY2人が力強いヴォーカルを届ける。トラックも、とにかく強力で、4つ打ちキックビートがキャッチーに仕上げてくる。これはかっこいいよ、本当に。

6. Life goes on ~side K~

lyric:川畑要、堂珍嘉邦、谷口尚久 music:川畑要、堂珍嘉邦、谷口尚久 arranged by Tomokazu“T.O.M”Matsuzawa sound produced:川畑要 & Tomokazu“T.O.M”Matsuzawa

同じメロディに同じ歌詞の曲を、別アレンジでそれぞれ聞かせてくれる実験的シングルナンバー。こちらのside Kは、川畑要プロデュース。 彼らしい攻撃的なアプローチで仕掛けてくる、フレンチエレクトロ。アップテンポの打ちこみトラックが、クールに映えます。所々、ヴォーカルやコーラスにエフェクトをかけて、機械的に演出。 これがまた、かっこいいんだ。とっても斬新で、CHEMISTRYの野心が感じられる1曲。

7. ALL MY LOVE / 堂珍嘉邦

lyrics:Zooco、堂珍嘉邦 music:K-Muto arranged by K-Muto

堂珍のソロナンバー。ディープな打ち込みとポップなサウンドで組み合わせてきたミディアムチューン。どちらかといえば、柔らかくて繊細なイメージの強い堂珍。 かなり力強さをアピールして、ダイナミックに聞かせてくれるところが、とっても新鮮。ヴォーカル域もかなり広く、じっくりと聞かせてくれる1曲です。

8. I'll steal your heart / 川畑要

lyrics:川畑要 music:川畑要、UTA arranged by UTA (TinyVoice, Production) Sound produced by UTA (TinyVoice, Production)

イントロからアコースティックテイストを漂わせる川畑のソロナンバー。ゆったりR&Bトラックで、じっくりと聞かせてくれます。 いつもはワイルド系で、もう少しディープなトラックで来ると思いきや、ヴォーカリストとしての力を思う存分発揮させるパフォーマンスで惹きつける。伸びやかに声が広がっていますね。

9. Our Story

lyrics:只野菜摘 music:江上浩太郎 arranged by 江上浩太郎

しっとりと響き渡るギターの音が印象的なミディアムナンバー。 ビートを交えて、芯の通ったCHEMISTRY2人のヴォーカルとコーラスが広がってゆく。

10. Trico…

lyrics:MIZUE music:田中直 arranged by 前嶋康明

タイトルや導入されたブラスセクションが妖しさと熱を生み出すラテンチューン。 メランコリックなメロディと、CHEMISTRY2人のヴォーカルが優しく流れてくる。そして、大人の恋をさらりと歌い上げるんだ、これがまた。

11. Life goes on ~side D~

lyric:川畑要、堂珍嘉邦、谷口尚久 music:川畑要、堂珍嘉邦、谷口尚久 arranged by 谷口尚久 sound produced:堂珍嘉邦 & 谷口尚久

side Dは、堂珍嘉邦プロデュース。彼の持つ優しさが前面に出た、アコースティックアレンジで、しっとりと聞かせてくれるバラードナンバー。 メロディ本来の味わい深さが出たトラックだね。ゆったりと流れる空間の中に、ストリングスが美しく旋律を奏でる。温かい1曲です。

12. あの頃… / 童子-T feat. CHEMISTRY

lyrics:童子-T music:童子-T、REO arranged by 童子-T、REO produced by 童子-T

童子-TがCHEMISTRYの2人を招いてシングルをリリース。R&Bをベースにしたプログラミングビートに、フックでCHEMISTRY2人のヴォーカルが美しく響き渡るトラック。 童子-Tは、その世界を広げるかのようにライムを披露。これぞまさしく化学反応な1曲に仕上がったね。 弦一徹のストリングスも綺麗に曲を彩る。後に、立場を逆にして、CHEMISTRYが童子-Tをフィーチャーしてシングルをリリース。こちらも要注目です。

13. Crossing

lyrics:KIKOMARU music:本山清治 arranged by 本山清治

CHEMISTRY十八番のバラードチューン。しっとり静かな中に、 CHEMISTRY2人のヴォーカルが、真っ直ぐと届く展開。こちらは金原千恵子のストリングスが美しく響き渡っては、曲にしなやかさを加える。 不安の中でも、希望を胸に、真っ直ぐ進もうという気持ちがよく表れた歌詞ですが、ちょっとべたな気もする。まぁ、ヴォーカルの力でうまくカバーですね。

14. Heaven Can Wait

lyrics:相田毅 music:江上浩太郎 arranged by 島健

アルバムのラストを飾るのは、これまた極上級のバラードナンバー。 なにはともあれ、島健のピアノとアレンジに、金原千恵子のストリングスと、お涙頂戴なバックのサウンドにやられます。 そこに、CHEMISTRY2人のヴォーカルが響き渡っては、この上ないハーモニーで壮大なバラードに仕上げてきた。永遠の別れをテーマに、儚くも悲しいストーリーが。

[DVD]

こちらへ→☆☆☆

Best Album『CHEMISTRY 2001-2011』● '11/3/2 release

川畑要と堂珍嘉邦からなる2人組、CHEMISTRY通算2作目となるベストアルバムは、デビュー10周年を記念しての2枚組み。 前作ベスト「ALL THE TIME」は、基本的にシングルナンバーをリリース順に並べたシングルコレクションだったけれども、今回は、ファンの投票をもとに、収録曲が決定されたということもあり、 CHEMISTRYを代表する曲が揃っていますね。アルバム収録曲やカップリングナンバーも多数選ばれていて、初期の「愛しすぎて」「合鍵」、最近だと「Go Alone」など、本当に幅広い選曲なんだよね。 当時の主流であったR&Bサウンドを筆頭に、2人のハーモニーをじっくりと味わえるバラードチューン、そして、最近では踊るCHEMISTRYを象徴するアップテンポのダンスナンバーなど、 本当に多岐にわたるサウンドを丁寧に歌い、さらには素敵なハーモニーで魅了してくれます。本当にこの10年間は濃かったですね。 「あの曲がない」「この曲が選ばれていないなんて」という声はもちろんあるけれども、そりゃ選びきれないって。個人的には、「almost in love」が入っていてうれしいんだ。 今回は、豪華に3形態でのリリース。 通常盤は2CD。初回限定盤は、2CD+DVDということで、DVDには代表曲のPVとそのメイキングを収録。 そして、完全生産限定盤は、2CD+2DVD+タオルという、超豪華なパッケージ作品。未発表のライブを収録したDVDは本当に貴重ですよ。

[DVD]

こちらへ→☆☆☆

6th Album『Trinity』● '12/1/25 release

ベストアルバムを挟んで、CHEMISTRYが約2年ぶりに放つ7作目のオリジナルアルバム。 タイトルの「三位一体」を表すかのように、CHEMISTRYとして、川畑要として、堂珍嘉邦としてのアプローチを見せる。 それぞれ5曲ずつ発表しているんだけれども、やっぱりそれぞれに色があるってモノだよね。 CHEMISTRYは、2人の歌声に、前作オリジナルアルバムのエレクトロ要素を付け足してポップに。「NONONO」や「Dreamy Life」がいい味を出しているね。 川畑は、やっぱり好きだというブラックミュージック/R&B寄りのトラックを、じっくりとした歌で聞かせてくれる。一方、堂珍はその爽やかな外見とは裏腹に、妖しさたっぷりのロックで魅了してきます。 三者三様のサウンドアプローチ。しかしながら、このアルバムがCHEMISTRYとしての最後のアルバムで、それぞれのソロ活動への布石だったのかもしれないね。 各々がやりたい事をこの時点で発表しては、CHEMISTRYとして、ソロとしての顔を見せた。 初回盤は、三者それぞれのディスクに別れたCD3枚組み+「Eternal Smile」初回盤に付属していたDVDのドキュメント完全版を収録。 CDの方は、1枚の収録時間が少なくて、もったいない感じ。ボーナストラックをそれぞれに入れて欲しいと感じるくらい。DVDは、もっといろんな映像を見せて欲しかったな。

DISC 4

CHEMISTRY 10th Anniversary in NY

Directors Cut Edition

1-1. Trinity

Lyrics:jam Music:Jon Asher, John Eugene Wesley Track produced by Jaylien for The Revolution Additional arrangement:江上浩太郎

CHEMISTRY通算7枚目のアルバムタイトルチューンは、前作アルバム「regeneration」で聞かせてくれたエレクトロ路線を行くアップテンポのダンスチューン。 CHEMISTRYの2人として、川畑要、堂珍嘉邦としての三位一体を感じさせるナンバー。ヴォーカルパフォーマンスはさすがの2人。 歌詞は他者によるものだけれども、まるでこれからCHEMISTRYの2人が向かう方向性を示しているようだね。

1-2. NONONO

Lyrics:Kenichi Takemoto Music:Kenichi Takemoto Arrangement:Kenichi Takemoto

軽快なエレクトロダンストラック。しなやかに広がるトラックは、所々で和の要素を取り入れたサウンドを加えて、雅な雰囲気を漂わせる。 全体的にガッツリ踊れるトラックではなく、小粋な感じでアダルトフレーバーを醸しつつ、上品な仕上がりのCHEMISTRYです。

1-3. Independence

Lyrics:Hidenori Tanaka Music:Daichi Arrangement:Taku Yoshioka Strings arrangement:Tetsuya Ochiai

ベストアルバムで、活動を集約させたCHEMISTRYの新たな始まり。今作は、真骨頂のミディアムバラードチューン。 力強いヴォーカルと、これに繊細ながらに力強いストリングスがゴージャスに飾り立てる。タイトルが示すように、独立というか1人になるというか、別れの歌です。新たな一歩を踏み出す主人公。 薄く下地として、ジャングルのようなビートを加えているところに工夫があって、いいね。CHEMISTRY2人のヴォーカルは、相変わらず、聞いている人を惚れさせますよ。

1-4. Dreamy Life

Lyrics:MIZUE Music:yellow Rubato Arrangement:K-MUTO

ポップなビートと煌びやかなキーボードの音が絡み合うミディアムテンポのエレクトロチューン。 元気いっぱいなヴォーカルと、ドリーミングなサウンドがとっても気持ちの良い曲だね。2人の息の合った世界が表れている。今回のCHEMISTRYを集約させたような曲で、いい感じだね。

1-5. eternal smile

Lyrics:MIZUE Music & Arrangement:KO-ICHIRO

前作「independence」に続く、CHEMISTRYのシングルナンバーは、あの名曲「My Gift to You」の続編だそうです。 なるほど、作曲・編曲は、Skoop On SomebodyのKO-ICHIROか。この楽曲も、じっくりと聞かせてくれるバラードナンバーです。 そして、確かに「My Gift to You」のテイストを踏襲したトラック、メロディ進行だね。美しく彩りを加えるストリングス隊も、感動を与えてくれます。

2-1. New Arrival

Lyrics:Hidenori Tanaka music:Super Changddai, URU Arrangement:Super Changddai

どっぷり4つ打ちのアップビートで、クールに決める川畑要のソロナンバー。 やっぱり、こういうトラックがお似合いですよね。メロディパートのヴォーカルが、ちょっと軽く聞こえて、トラックとあまり合っていないような気がしたけれども、 サビではパンチを効かせたり、ヴォーカルにエフェクトをかけたりと、一体感がある。

2-2. sub-way

Lyrics:Mizue Goyama Music:Kaname Kawabata, UTA Arrangement:UTA

煌くキーボードの音と力強いビートが織り成すミディアムテンポのグルーヴチューン。 なるほど、UTAらしいメロディアスでも引き込む力を放つアレンジだね。川畑要の世界も広がっていきます。

2-3. STOP

Lyrics:Kaname Kawadbata, yellow Rubato Music:yellow Rubato, Kaname Kawabata Arrangement:yellow Rubato

うっとり気分にさせてくれるR&Bテイストのグルーヴバラード。 シンガーとしての川畑要の表現に注目だね。サビで「Don't Stop」と歌いながらも、一瞬ストップする展開が、なんだかいい感じ。

2-4. HERO

Lyrics:NICE73 Music:Kaname Kawabata, LeeON Arrangement:LeeON

アップテンポのエレクトロビートをまとったナンバーは、意外にすっきりしていて、心地のよい1曲。 君を守るヒーローになるという、力強い意気込みが曲に表れていてかっこいいね。川畑要のヴォーカルが、真っ直ぐ伝わってきます。

2-5. Sweet pain

Lyrics:Naohisa Taniguchi, Kaname Kawabata Music:Kaname Kawabata, Naohisa Taniguchi Arrangement:Naohisa Taniguchi

イントロのピアノの音がゴージャス感を出す川畑のソロナンバー。 随分とビートがボコスカいってるね。CHEMISTRYの時もおなじみだった谷口尚久や川畑自身もトラックに参加したグルーヴチューン。 川畑のヴォーカルに隙がないというか、ブレスの場所がないんじゃないと思うくらいにどんどんと押し寄せてくる。別れても好きな人への気持ちは、痛いんだよ。

3-1. Lucid dream

Lyric:Yoshikuni Dochin, Ali Music:Ali Arrangement:Ali

イントロが随分とエグイというか、堂珍サウンドなのか、妖しさが漂って、不思議な世界へと連れて行ってくれるナンバーだね。 堂珍の持つイメージを、いい意味で裏切る。逆に面白くなっている。好き嫌いは別にしてさ。アグレッシヴなギターは、Pay money to my painのPabloが担当。とにかく艶かしさ全開です。

3-2. Failure

Lyrics:Yoshikuni Dochin Music:Joshua“igloo”Monroy, Solaya, Yoshikuni Dochin Arrangement:Joshua“igloo”Monroy Track produced by Joshua“igloo”Monroy

アップテンポチューン。淡々としたビートをバックに、サラッと歌いこなす堂珍。 メロディパートはあっさりと。サビではギターが加わって盛り上がる。歌い方にしても、サウンドにしても、サビで有機的になっている気がするね。

3-3. Believe

Lyrics:Yoshikuni Dochin, jam Music:Fredrik“Fredro”Odesjo, Kenichi Takemoto, Tomoyuki Uchida, Yoshikuni Dochin Arrangement:Kenichi Takemoto Track produced by Fredro for Rattlebrain Productions LLC and Kenichi Takemoto

淡々というよりも、むしろスカスカ音に聞こえてしまうプログラミングビートが、なんだかもったいないな。堂珍のヴォーカルは生き生きしている。 さらには、コーラスやキーボード等でゴージャスに変身するミディアムチューンです。プラスマイナス0で、相殺されてしまった感じかな。でも、いい曲に仕上がっていますよ。

3-4. She knows why

Lyrics & Music:Josh Wibur, Yoshikuni Dochin, and Kevin Billingslea

流れるように、たどるように、さらりと聞かせる堂珍のソロナンバー。ギターの音がポイントかな。サビでは大胆なロックサウンドに変身するエモナンバー。 うーん、堂珍のヴォーカルが、ちょっと力強いサウンドに押され気味かなぁ。ただ、サウンド的にはあまりCHEMISTRYの時にはなかったので、逆に新鮮に映える。

3-5. 悲しみシャワー

Lyrics:Yoshikuni Dochin, Rui Momota music:Rui Momota Arrangement:Jin Saito, Ali, Yoshikuni Dochin

爽やかなアップチューン聞かせてくれる堂珍嘉邦のソロナンバー。軽快にかき鳴るギターに乗せて、瑞々しいヴォーカルを聞かせてくれる。 作詞だけでなく、アコースティックギターでも参加していたりと、堂珍がかなり積極的に制作に参加していますね。

[DVD]

こちらへ→☆☆☆

Live Album『CHEMISTRY TOUR 2012 -Trinity-』● '12/11/21 release

CHEMISTRY初となるライブCDです。アルバム「Trinity」を引っ提げて行ったツアーの中から、最終日となった沖縄での公演から収録。 アルバムが三位一体なパフォーマンスを聞かせてくれたことに合わせて、ライブもCHEMISTRYパート、ソロパートそれぞれで魅力を出してきます。 2人は言わずもがなハーモニーにうっとりやられるけれども、ソロも川畑、堂珍それぞれの色で楽しませてくれる。 そして、CHEMISTRYとしては最新ナンバーはじめ、ヒット曲代表曲満載。「Naturally Ours」「So in Vain」など懐かしいナンバーにウルッときたり、 「PIECES OF A DREAM」はお客さんも大合唱しては会場の一体感を伝えてきました。 そして、今回のライブの注目は、アンコールでのMCでしょう。活動休止宣言をこの場で発信しているところに耳が行きます。そして、復活の日を待ちましょう。 初回盤は、パートごとに分けて、4枚のCDに収録+バックステージなどの模様を収録したDVD付きの5枚組に写真集付きと豪華仕様だ。

ワーキャーワーキャーで始まるM-1。ピアノでしっとりと聞かせてくれるバラードにうっとり。途中からどっしりとした音に包み込まれる。ハーモニーもいい感じ。 こちらもCHEMISTRYを代表するバラードのM-2。ドラマティックな世界へ一気に連れて行ってくれます。CHEMISTRYのハーモニーに、ここでもうっとりですよ。 歓声&手拍子で始まるM-3。リズミカルなビートも心地よく、爽快感が会場に広がる。 MCのM-4。「沖縄!」と元気よく呼びかけ。とにかく喜びを表現。 素敵なハーモニーで始まるM-5。力強くドリーミング。CHEMISTRYならではの切なく甘い世界。 ビートが躍動感たっぷりなM-6。クールでアグレッシヴで、かっこいいね。新たなCHEMISTRYの世界かな。 一転して、まろやかナンバーM-7。R&Bの世界をじっくりと味わえる。まさしく深い世界だね。 ゴージャス感もダイナミックにM-8。サビの壮大さは、さすがCHEMISTRYな世界です。すっかりヴォーカルに呑み込まれてゆく。

川畑ソロパフォーマンス。「Now Boarding」でM-1。4つ打ち炸裂で、アグレッシヴに。クールに歌いこなしてかっこいいんだ。 どっぷりデジタルサウンドをバックにM-2。こちらも躍動感たっぷり。それでいて、伸び伸びで爽やかさもあるね。 MCのM-3。今回のソロやツアーについての説明を。 「一緒に楽しんでいきましょう」と、ドラマティックにM-4。力強い音と、切ないヴォーカルで会場を魅了していきます。 さらにじっくりバラードの世界M-5。そして、ヴォーカルが切なく響き渡るんだ。「Stop」がいいタイミングを作るね。間奏でのアカペラパートもまたエンターテイナーな味を出してきた。 ポップさ前面に出してM-6。そして、どんどんと川畑の手中に入ったパフォーマンスに呑み込まれる。 再びMCのM-7。じっくりと語り、感謝をして、気持ちをストレートに出してくる。 曲紹介をしてM-8。実に伸び伸びしたヴォーカルが気持ち良さそう。「Hey!」の声も飛ぶ。 ラストソングアナウンスでM-9。ガツガツと攻めてくるアグレッシヴチューン。後にソロ第1弾シングルとなるこの曲、とにかくいこが伝わってくるステージです。

堂珍ソロパフォーマンス。ドリーミングで、それでいて緊迫感の出たオープニング。何が始まるんだという思いが交差してM-1。スタイリッシュながらに、ひねりのあるロックを聞かせてくれる。ファルセットパートがゾクッとさせるね。 バリバリとギターが響き渡るM-2。まさかシャウトが飛び交うとはね。英語詞をアグレッシヴに歌い上げる堂珍がかっこいい。 M-3も随分とエッジがい効いている。エグさも出してくるロックチューン。妖しさをまとい、映える堂珍の世界ですね。 のっしりとM-4。音は濃く、堂珍のヴォーカルは爽やかに。2つのテイストが混じり合う。タイトルでもある「なわけないし」の繰り返しが、やっぱり魅了してくるね。 MCのM-5。ファイナル公演の嬉しさを語る。ニューヨークの話もちょろっと。 曲紹介をしてM-6。爽やかロック、伸び伸びと気持ち良さそうに声が広がる。とにかくイキイキしているね。鮮やかに映える1曲です。 眩しいナンバーM-7。冒頭で「present for you」なんと言われたら、そりゃ会場もワーキャーなるよね。軽やかに展開しては、まったりリラックスムードだね。 リズミカルなビートにワクワクするM-8。伸びやかなヴォーカルが気持ちいいくらいに広がるステージに引き込まれる。そして、爽やかだな。最後にバンドメンバー紹介を。「なんくるないさ」。

CHEMISTRYパートに戻ってM-1からスタート。躍動するビートに呑み込まれる。再びライブが始まりからスタートしたかのような雰囲気で、かっこいいね。 「Yeah Yeah Yeah」と盛り上がってM-2。とっても心地よいギターの音とともに、爽やかさたっぷりに聞かせてくれますよ。 素敵なハーモニーにうっとり。こちらも久しぶりに感じるM-3。これぞCHEMISTRYなポップな世界を体現。 MCのM-4。2人が戻ってきての盛り上がり宣言。 どしどし攻めてくるM-5。ポップでカッコよく、そしてガッツリと。 エレクトロなM-6は、生音バンドを従えて、またカッコよくなったね。 さらに軽やかにM-7。とにかくヴォーカルが伸びやかで、突き抜けてゆくんだ。感想ではバンドメンバーのソロパフォーマンスも。 そして、ラストソングアナウンスでデビュー曲のM-8。より熟したヴォーカルと演奏で、アップデートされたようなパフォーマンスだね。そして、クライマックスでは、観客大合唱です。

アンコールが日々いいた後はM-9。じっくりと聞かせてくれるバラードにうっとり。 MCのM-10。ライブを振り返ったり、感謝をしたり。グッズの案内も忘れない。 そして、曲の説明をしてM-11。こちらも熟した、味わいのあるヴォーカル&アレンジで引き込まれるね。素敵なハーモニーにうっとりな時間です。 同じく、曲紹介をしてM-12。甘い時間にじっくりと浸ってしまいますね。 MCのM-13。ファイナルだからこそのお楽しみ。そして、ここでソロ活動の宣言を。 ラストソングはM-14。じっくり聞かせてくれるこの世界。これぞCHEMISTRYなんだよね。そして、歌詞の内容もソロ活動を思わせるし。 MCのM-15。最後にバンドに感謝。スタッフに拍手。メンバー紹介をして、礼で幕です。

Best Album『はじめてのCHEMISTRY』● '19/2/13 release

祝CHEMISTRY活動再開。ということで、ここで1つCHEMISTRYの歴史を振り返るようなベストアルバムの登場です。 ベスト盤としては3作目。1作目、2作目とかなりヴォリュームたっぷりの内容の作品だったけれども、今回は初心者にも優しいシンプルなもの。 本当に代表曲が収録されていて、これぞCHEMISTRYな作品。デビュー曲「PIECES OF A DREAM」や「You Go Your Way」「キミがいる」などのシングルナンバーはもちろんのこと、 アルバムトラックの「愛しすぎて」やカップリングナンバー「キスからはじめよう」などもあって、バランスも良い感じ。 さらにはボーナストラックも2曲収録。こちらは最新ライブトラックから「白の吐息」「13ヶ月」を聞かせてくれます。 このアルバム、実にシンプルな作品ながら、とっても強力な1枚になりましたね。ジャケットも公募と言うことで、どこか愛らしいCHEMISTRYの作品になっています。

11. 白の吐息 (from LIVE TOUR 2018-2019 “Gravity”)

アコースティックな味わいでじっくりと聞かせてくれる1番。2番からはバンドの味を出してくるアレンジ。 CHEMISTRYの2人は味わいのあるヴォーカル&コーラス、ハーモニーで魅了してきます。

12. 13ヶ月 (from LIVE TOUR 2018-2019 “Gravity”)

最新シングルナンバーのバラード。こちらもアコースティックなサウンドをバックに、2人のヴォーカルが思う存分に発揮される。 間奏なんて、ジャジーな演奏とハーモニーで味わいも最高潮だね。

8th Album『CHEMISTRY』● '19/9/25 release

再始動を果たしたCHEMISTRYの活動再開アルバム。セルフタイトルを持ってきては、自信を出してきましたね。 コンスタントにシングル4枚をリリース、その全曲を、カップリング含めて全て詰め込んでくるほどに、じっくりCHEMISTRYの世界を味わうことができます。 松尾潔プロデュースの元、原点回帰なR&Bトラックをベースにして、CHEMISTRY2人のヴォーカルをもう存分に味わえる内容となっております。 アルバム用の新曲は3曲だけなんだけれども、寂しい反面、アルバム全体にうまく統一感があって、なかなかいい作品になっていますね。 そして、再び歩き始めたCHEMISTRYの今後も楽しみになります。 初回盤はDVD/Blu-rayとの2枚組&トールケース仕様。新宿で行ったライブの模様、並びに再始動後に製作された全PVを収録と、とにかく豪華な仕様になっております。

1. Get Together Again

lyrics:和田昌哉、松尾潔、堂珍嘉邦、川畑要 music:tofubeats、和田昌哉 vocal produced, arranged and directed by 和田昌哉 track produced and arranged by tofubeats

再始動第1作目のアルバムのオープニングを飾る4つ打ちファンクポップ。 フロアに輝きを導くかのような煌めくグルーヴを武器に、CHEMISTRY2人の巧みなヴォーカルを披露。キャッチーさもあって、見事なフロウを聞かせてくれるんです。 この曲がアルバムのオープニングということで、見事に掴みはOKだね。

2. ユメノツヅキ

lyrics:松尾潔 music:和田昌哉、豊島吉宏 vocal produced, arranged and directed by 和田昌哉 track produced and arranged by Maestro-T

イントロからギターが小粋で大人です。その後はどっぷりビートも加えて、どっしりと聞かせるグルーヴトラック。 もう一度出会って始めようと、恋人のような、もしくはCHEMISTRY自身のような歌詞が生きる1曲。「キミをさがしてた」「It takes two」「合鍵」なんて、思わずアッとさせる歌詞もにくいね。

3. Angel

lyrics:松尾潔 music:X-Change (和田昌哉、MANABOON、上条頌) vocal produced, arranged and directed by 和田昌哉 track produced and arranged by MANABOON、和田昌哉、上条頌

CHEMISTRY再始動第4弾シングル。どっぷりR&Bなトラックと、CHEMISTRYならではのヴォーカル&ハーモニーを聞かせてくれる極上のバラードチューン。 洋物テイストを感じさせるサウンド、特にギターの音の瑞々しさがいい味を出していてきます。 さらに、ストリングスも重なって、素敵な世界が広がりますね。2人の熱い想いがぶつかってきます。

4. もしも

lyrics:松尾潔 music:和田昌哉、MANABOON vocal produced, arranged and directed by 和田昌哉 track produced and arranged by MANABOON、 和田昌哉

活動再開第3弾のシングルも両A面仕様。どっぷりビートがムードを作るミディアムスローのバラードチューンです。 これぞCHEMISTRYのR&Bトラックだね。別れの歌なんだけれども、ものすごく悲しみに溢れるような感じではなく、これを機に、次へと進むといった感じかな。 Cメロでは、2人のヴォーカルの勢いが出まくっていて、圧倒されます。

5. Horizon

lyrics:AKIHISA KITAZATO music:STUTS, AKIHISA KITAZATO vocal produced, arranged and directed by 和田昌哉 track produced and arranged by STUTS

見事なまでにR&Bな世界を聞かせてくれるナンバー。ディープでドープで、CHEMISTRYのさらに奥深いところを聞かせてくれるトラック。 しかも、プロデュースをSTUTSが手掛けているところが、またかっこいいんだな。初期の初期、本当にあのデビューまもない頃に戻してこれるようなトラックで、吸い込まれるね。

6. サイレント・ナイト

lyric:松尾潔、Shusui、磯貝サイモン、宮田“レフティ”リョウ music:Shusui、磯貝サイモン、宮田“レフティ”リョウ vocal produced, arranged and directed by 和田昌哉 track produced and arranged by ケンカイヨシ

心地よいグルーヴとストリングスで幕開ける。その優雅な音から始まるナンバー。ただ、いきなり言葉が押し寄せてきては、驚きなんだ。 一方、2番は囁く形で聞かせてくれる。ということで、タイトルからも分かるようにクリスマスソング。でも、とっても元気でとってもポップ。

7. Heaven Only Knows

lyrics:松尾潔 music:川口大輔 vocal produced, arranged and directed by 和田昌哉 track produced and arranged by 川口大輔

CHEMISTRY再始動第2弾シングルも両A面で勝負を仕掛けてきました。どっぷりビートをグルーヴィーに響かせては、2010年代R&Bをじっくり聞かせてくれます。 作詞を松尾潔、作曲を川口大輔というコンビネーションで、CHEMISTRYを鮮やかに聞かせてくれるじゃないですか。そして、2人のヴォーカルもまた、惚れるんだ。 セクシーさも醸し出しては、どんどんと曲の世界に引き込んできますよ。

8. 数えきれない夜をくぐって

lyrics:松尾潔 music:川口大輔 vocal produced, arranged and directed by 和田昌哉 track produced and arranged by 川口大輔

ストレートなR&Bナンバー。どっぷりビートと濃いヴォーカルで包み込んでくれるCHEMISTRYの世界。 甘くスィートで聞き入ってしまうね。とろけてしまうんだ。

9. 夜行バス

lyrics:canna music:canna vocal produced, arranged and directed by 和田昌哉 track produced and arranged by 川口大輔

ピアノでしっとり聞かせてくれるバラードナンバー。深夜バスに乗って、故郷に帰る主人公の物語。両親のことを思う歌ですね。 今はもういないけれども、思い出はいつでも残っている。感動路線一直線じゃないですか。ピアノ1本だけでここまで表現できる2人に拍手ですね。

10. Windy

lyrics:松尾潔 music:和田昌哉 vocal produced and arranged by 和田昌哉 track produced and arranged by Daido、和田昌哉

祝再始動シングル第1弾は、両A面でリリース。こちらはCHEMISTRYお帰りなグルーヴチューンで、あの頃がそのまま蘇ってくるようなミディアムトラック。 しかも、作詞を松尾潔が再び手がけるという、見事なリスタートを切ったシングルチューン。川畑・堂珍、見事な2人のヴォーカル&ハーモニーのやりとりも健在。しびれますな。

11. 13ヶ月

lyrics:松尾潔 music:松尾潔、豊島吉宏 vocal produced, arranged and directed by 和田昌哉 track produced and arranged by Maestro-T、川口大輔 strings arranged by 川口大輔

味わいのあるバラードナンバー。イントロの柔らかさに一気に引き込まれる。とにかくCHEMISTRYの優しさが一気に押し寄せてくるんだ。 さらにストリングスも入ってきては、追い討ちの感動を届けてくれる。メロディはもう、お涙頂戴路線なのに、別れた相手をまだ思う歌ですよ。切ないね。

12. Still Walking

lyrics:松尾潔 music:和田昌哉、豊島吉宏 vocal produced, arranged and directed by 和田昌哉 track produced and arranged by Maestro-T、Yuki“T-Groove”Takahashi

軽やかファンクポップなテイストも加えて届けてくれるアップチューン。ビートがキャッチーさを出してくるね。パンチも効いていて強力。 作詞を担当したのは松尾潔。再始動をしたからこそのCHEMISTRYの今を映し出す。「もう立ち止まらない」「また歩き続ける」。CHEMISTRYはこれからも続きます。

[DVD / Blu-ray]

こちらへ→☆☆☆

前へ戻る