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●6th Album『Kingdom』● '08/1/30 release
「倖田來未王国建国」。「例の発言」はひとまずおいといて、倖田來未、前作「Black Cherry」より約1年ぶりとなる6枚目のオリジナルアルバムです。 なんだか、1年間の活動をまとめたCDといった感じですね。両A面を含むシングルナンバーが6曲も収録されています。 また、前作アルバムのイントロダクションをフルサイズにして収録した曲をボーナストラックとして収録したりと、サービス精神は旺盛ですね。だが、どうもしっくりこない。 つまりは、トータルでアルバムを制作するという流れではなくて、シングルを発売してからアルバムへと流れる、日本らしさが出てしまっている。 それゆえ、アルバムのトータルカラーがタイトル負けしている感じなんだよね。 「王国」と銘打ちながら、曲のカラーがポップやバラード、R&Bなどいろんなジャンルがありすぎて、欲張りすぎ。統制できない女王様といったふうに映ってしまうのも致し方ない。 歌詞の方も、「愛」「愛」「愛」に満ち溢れていて、正直疲れます。まぁ、これが倖田來未なんだよね。今回も、前作に引き続いて3形態でのリリース。さすがはavex、力の入れようが違いますね。 CD + DVD盤は、全曲のビデオクリップを収録。とにかく倖田來未のオンパレード。お金の掛かった作品を見放題ですよ。 CD + 2DVD盤は、PV集と横浜アリーナでの1夜限りのライブパフォーマンスを収録。随分と盛り上がりを見せるライブだね。見せるところは見せる、聞かせるところは聞かせる。 観客と倖田來未自身が大いに楽しんでいるライブです。いつもとはまた一味違ったステージにも注目。
[DISC 1:CD]
1. Introduction For Kingdom
Words & Music:Kumi Koda Arrangement:Daisuke“D.I”Imai
アルバムのオープニングを飾るイントロダクション。倖田來未自身が作詞・作曲をしているんだけれども、ほぼコーラスですね。だから、 結局のところ、アレンジがメインなんですよ。今井大介のかっこいいアレンジが効いています。
2. LAST ANGEL feat. 東方神起
Words:Daisuke“D.I”Imai Music & Arrangement:Daisuke“D.I”Imai
まだまだ続く倖田來未の快進撃。前作シングル「愛のうた」からわずか2ヶ月という短いインターバルながら、シングルをリリース。 今作は、韓国の人気グループ「東方神起」をフィーチャーしたコラボレートナンバー。ただ、アイデアは面白いんだけれども、曲がなんだかつまらないんだよね。 ごくごくありきたりなダンスポップチューン。なんだか盛り上がりきれていないという具合です。
3. 甘い罠
Words:Kumi Koda Music & Arrangement:Miki Watanabe
12週連続シングル「Candy」以来のアラビアンテイストナバー。妖しい雰囲気を放つミディアムトラックは、倖田來未の持つエロさをちょっと強調させている。 ヴォーカルの方も、曲調に合わせていて、らしさは出ているよね。
4. 秘密
Words:Kumi Koda Music:Hirro Yamaguchi Arrangement:Tohru Watanabe Strings Arrangement:CHIKA
今井大介の手がける直球R&Bトラック。倖田來未の歌詞がどうもしっくりこないせいか、ヴォーカルも歌詞に合わせたものだから、物足りなさがあるね。 アルバムの1曲として埋もれそうだ。初期の頃のような雰囲気で、アレンジがひとまず勝利。ただ、ちょっとパンチが弱いな。
5. 愛のうた
Words:Kumi Koda, Yoko Kuzuya Music:Yoko Kuzuya, OCTOPUSSY Arrangement:OCTOPUSSY
倖田來未が愛を歌う。前年にリリースされたシングル「夢のうた」を彷彿とさせるバラードナンバーです。 シンプルなアレンジで、飾ることもなくストレートでしっとりと聞かせてくれる。ちょっと切ないラブソング。 倖田來未が気持ちをこめて歌います。ピアノやストリングスのようなサウンドも、ぐっと来ますね。
6. anytime
Words:Kumi Koda Music & Arrangement:Miki Watanabe
6枚目のオリジナルアルバム「Kingdom」からの先行の形でリリースされたシングルナンバー。敢えて初回限定生産でのリリース。 どこまでも「素」に近い倖田來未を聞かせてくれるミディアムチューン。どことなく、優しさや柔らかさが前面に出ていて、包み込んでくれるようだ。 淡々とした打ち込みトラックとは対照的なヴォーカルです。ファルセットの部分がなかなかいいじゃないですか。
7. Under
Words:Kumi Koda Music & Arrangement:Yusuke Kato Strings Arrangement:Gen Ittetsu
イントロからして、今までの倖田來未には無かったタイプの曲。曲名どおりに、アンダーグラウンド感たっぷりの濃いトラック。 さすが、プロデュースと曲を外の方が担当すると、ここまで変わるんだね。この曲は、アルバム曲の中では1番の出来だと思う。
8. BUT
Words:Bro.KORN Music:Bro.KORN Arrangement:h-wonder
5th Album「Black Cherry」をリリースし、ますます勢いに乗る倖田來未が、バラードベストアルバム「BEST ~BOUNCE & LOVERS~」と同時にリリースしたシングル。 これまた、今までになかったタイプのトラックで、実に斬新なダンスチューンです。外国人の作りということもあってか、なんか洋楽テイストですね。 独特のビートで攻めてくるアッパーなチューン。意外にも聞かせる曲で、盛り上がりには欠けるものの、面白い曲だと思います。
9. 恋の魔法
Words:Yo Taira (Digz, inc group) Music & Arrangement:STY (Digz, inc group)
もうポップ中のポップなトラック。別に倖田來未じゃなくてもいいんじゃない? 随分とアイドル乗りなナンバーだね。h-wonderのアレンジも、ピンからキリまでいろいろありますな。もう曲調に合わせて、随分とラブラブな世界を歌っています。正直、疲れる。
10. 愛証
Words:Kumi Koda Music:Yoko Kuzuya Arrangement:Tohru Watanabe
両A面扱いでリリースされたシングルです。こちらはバラードナンバー。倖田來未のヴォーカルを前面に押し出し、感情の上げ下げがヴォーカルに表れていますね。 サビでは、訴えかけるように愛を叫ぶ。でも、意外にシンプルな展開です。
11. あなたがしてくれたこと
Words:Kumi Koda Music:Curtis A. Richardson, Charlene Gilliam, Andreao“Fanatic”Heard, Sherrod Barnes Arrangement:Andreao“Fanatic”Heard, The Conglomerate
クールな打ち込みサウンドを聞かせてくれるミディアムチューン。 とにかく「あなた」「あなた」「あなた」一筋の主人公ですね。内容は、別れを扱った普通の曲なんだけれども、サビメロディがうねってなんだか気持ちが悪いね。
12. Wonderland
Words:Kumi Koda Music:Shinatro Hariwara Arrangement:tasuku
前曲から落差が激しいな。これもアイドル路線まっしぐらのポップチューン。 イントロの高速感を漂わせたビートは、かっこいいと思ったんだけれども、ふたを開けてみたらがっかりな気分。もうお手上げ。ぶりぶりですよ。
13. FREAKY
Words:Kumi Koda Music:Hirofumi Hibino Arrangement:Masaki Iehara
倖田來未、またも夏の爆弾を落とした。強力タイアップ4曲を収録したシングルのリード曲は、タイトル通りにフリーキーな1曲。 ミディアムテンポのアゲアゲチューンでノリノリに。全ての者を従えて、道を切り開くべく、先頭に立つ倖田來未の力強さが表れています。この1曲、やばいです。
14. MORE
Words:Kumi Koda Music:Tohru Watanabe Arrangement:h-wonder
6拍子のちょっとジャジーな雰囲気を放つナンバーで、これまdねお倖田來未には無かったようなタイプの楽曲ですね。 歌い上げるタイプの曲で、バックのゴスペル風コーラスもかなり盛り上がりを聞かせてくれます。倖田來未vsコーラス隊の声の出し合い対決だ。
15. Black Cherry
Words & Music:Kumi Koda Arrangement:h-wonder
前作オリジナルアルバムのオープニングを飾ったイントロダクションが、フルバージョンになって今作で収録されました。 もう今井大介万歳!の妖艶トラックで、妖しさ満載。R&Bテイスト盛りだくさんで聞かせてくれる。後半でちょっと曲調が変わるところも、なかなかいい工夫だね。
[DISC 2:DVD] MUSIC VIDEO
[DISC 3:DVD] KODA KUMI PREMIUM LIMITED LIVE IN HALL IN YOKOHAMA ARENA
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●7th Album『TRICK』● '09/1/28 release
倖田來未が前作「Kingdom」から1年というハイスピードで、7枚目となるオリジナルアルバムをリリース。随分と勢いが出ていますね。 謹慎開けのシングル「Moon Crying」や、「これぞ倖田來未」な熱い勢いを見せる「TABOO」、王道バラード「stay with me」などを収録した全14曲。 なお、CD + 2DVD盤初回版には、あのショッキング・ブルー/バナナラマでおなじみ、「Venus」のカバーを収録しています。 今作のテーマは「エンターテインメントの追求」だそうですが、タイトル通りにいろいろなまやかし小技で見る者聞く者を欺くように、不思議な世界へと誘い込む倖田來未。 今回も、バラエティ豊かな楽曲を取り揃えていますが、これまた前作同様「愛」「愛」「愛」的要素も強く、ちょっと疲れる部分もある。トラック的には面白い曲が何曲かある。 もっと初期のようなディープでアッパーな楽曲をやってほしいのが本音なんだよね。 DVDの方では、1枚目はPV集。アルバムに収録されているシングルナンバーと、アルバム曲からあわせて全6曲を収録。 躍動感があったり、じっくりと見せてくれたり、素の倖田來未があったりと。メイキング付きで楽しめます。 2枚目のDVDは、プレミアライブを1公演丸々収録。新木場STUDIO COASTで行われた一夜限りのライブイベントですが、 これまた、いつもよりもハコが小さい分、エネルギッシュなパフォーマンスで観客を魅了してきます。 CD版、CD + 2DVD版、それぞれ初回版は割引プライスという試みでお得感を出しています。
[DISC 1:CD]
1. INTRODUCTION FOR TRICK
Words & Programming:Daisuke“D.I”Imai
濃いR&Bベースのトラックで、アルバムのオープニングを飾るイントロダクション。 何はともあれ、今井了介の仕事がキラリと光る。倖田來未がディープに攻めてきますよ。
2. TABOO
Words:Kumi Koda, HIRO Music & Programming:HIRO (Digz, inc)
倖田來未のハードでクールな面を全面に出したダンストラック。 こういうトラックをやってほしいんですよ、彼女には。打ち込みプログラミングビートをものともせずに、かっこよくパフォーマンスする姿を想像できます。 パンチの効いた4つ打ちビートと、クールなヴォーカルを武器に、聞かせてくれる攻撃的ナンバー。こういう、深く地べたを這うような妖しいトラックが、倖田來未にはお似合いなんですよ。
3. show girl
Words:Kumi Koda, カミカオル Music:カミカオル, Tomokazu Matasuzawa Produced by Tomokazu“T.O.M”Matsuzawa, The Hot Pantz (P.G.L.M)
なんか今からサーカスが始まるようなファニーなイントロ。 噂のショーガールが主人公で、自分のステージを煌びやかに、そしてポップに披露する。このアルバムの核を担うかのような曲だね。 この主人公、随分と上手だ。自分がどう見られているのかをわかりきった上でのショーを見せている。
4. Your Love
Words:Kumi Koda, HIRO Music & Programming:HIRO (Digz, inc)
王道なミディアムバラード。君への感謝の気持ちをこめたラブソング。 それ以上でも以下でもなく、至って普通の差しさわりのない打ち込みトラック。愛ですね、はい、愛です。
5. stay with me
Words:Kumi Koda Music:Kazuto Narumi Arrangement & Programming:Daisuke Kahara Strings Arrangement:Yasuaki Maejima
冬を彩る倖田來未のバラードナンバー。結局、普通に聞こえてしまうアレンジマジック。 ストリングスも映えるし、コーラスも盛り上がる。倖田來未のヴォーカルも、サビでは張って、ガッツリと聞かせてくれる。 しかし、何かが物足りない。歌詞もごくごくありきたりな印象なんだよね。かろうじて、曲全体から冬の雰囲気が伝わってきます。
6. This is not a love song
Written by Kumi Koda, Steve Lee Produced by Pete“Boxsta”Martin for Boxsta Music LTD.
なんか、ものすごく濃いコーラスで決めるR&Bナンバー。 久しぶりにディープに聞かせてくれるナンバーでいいね。初期の頃のような妖しさがあって、 サウンドの方は好きだな。歌詞の方はもう、よくわからないや。This is 倖田來未なワールドで、声を張り上げて歌っていますよ。
7. Driving
Words:Kumi Koda Music:Tomokazu Matasuzawa Produced by Tomokazu“T.O.M”Matsuzawa, The Hot Pantz (P.G.L.M)
パンチの効いたビートとともに濃い目のサウンドで聞かせてくれるナンバー。 最初はR&Bベースのディープなトラック。サビでは一変、タイトルを表すかのようなハードハウス的なアッパートラックで疾走する。 なかなか面白い展開ですよ。歌詞はドライブにまつわる恋愛模様ということで。
8. Bling Bling Bling feat. AK-69
Written by Kumi Koda, Steve Lee, Tina Harris, Pete Martin Produced by Pete“Boxsta”Martin for Boxsta Music LTD.
HIP-HOPテイストのポップなナンバー。倖田來未の遊び心が出たナンバーで、随分と陽気な印象を放っていますね。 濃いトラックも、なるほど納得。向こうの方がやっているんだから。AK-69のゲストラップも、かなりインパクト大。 下手にラブソングをありきたりなトラックで歌うより、こういうトラックでディープに遊んだ方がいいと思う。
9. That Ain't Cool 倖田來未 feat. Fergie
Written by Kumi Koda, Stacy Ferguson, Keith Harris Produced by Keith Harris for Harris Productions
世界的歌姫、The Black Eyed PeasのFergieとのコラボレーションということで、かなり大きな一手を出した倖田來未。 HIP-HOPテイスト溢れるトラックもBEPによるものだし、はっきり言えば、BEPに倖田來未がおまけで付いてきたような感じです。クールなんだけれども、倖田來未の影が薄いですな。
10. Hurry Up!
Words:Kumi Koda Music:Ryuichiro Yamaki Arrangement & Programming & Guiter:tasuku
倖田來未流ロックが展開するアップテンポチューン。なるほど、アレンジがTasukuで、ギターも披露しているわけですね。疾走するかのように、駆け抜ける。 とにかく勢いはあるね。倖田來未も、べらんめえ口調のごとく歌っていますが、歌詞にもう少しインパクトが欲しいところ。
11. Moon Crying
Words:Kumi Koda Music:Miwa Furuse Arrangement:h-wonder, Jun Abe Strings Arrangement:Udai Shika
例の不適切発言で、前作アルバム「Kingdom」のプロモーション活動から自粛していた倖田來未が、活動再開のシングルリリース。 悲しみを拭い去るかのような、壮大なバラードナンバーです。 でも、それ以上でも以下でもなくて、なんだか無難な仕上がりに感じます。ストリングスとh-wonderによる組み合わせが、久々にいい感じですね。
12. JUST THE WAY YOU ARE
Written by Kumi Koda, Garrard, Critchley Tracks produced by Mattew Garrard & Greg Critchley
ディープなビートとポップなサウンドで聞かせてくれるミディアムナンバー。 ま、結局は無難な曲なわけで。サビではコーラスで厚くなるけれども、特段と突出するパートは特にないといった感じですね。
13. Joyful
Words:Kumi Koda Music:Miki Watanabe Arrangement & Programming:h-wonder
渡辺未来やh-wonderが手がけているということで、ちょっと期待してみたけれども、なんか王道ポップソングでつまらないなぁ。 もっと初期のディープなトラックを期待してしまった。曲的には、なんかライブのラストやアンコールで、みんなで手を大きく振りながら一体化するような光景が目に浮かぶ。
14. 愛のことば
Words:Kumi Koda Music:Kosuke Morimoto Arrangement & Guiter & Bass:Masaki Iehara
アルバムのラストを飾るバラードナンバー。 倖田來未お得意の愛がいっぱい詰まったラブソングです。生音テイストで、サウンドが美しく飾る四家卯大のストリングスがいいね。感情を込めて歌い上げる倖田來未。本気です。
15. Venus
Words & Music:Robbie Van Leeuwen Arrangement & Programming:h-wonder
ボーナストラックは、CMソングとしてO.A.されていたナンバー。まさかのショッキング・ブルー/バナナラマのカバーで来るとはね。何はともあれ、 あたかも自分がビーナスであるかのように、かっこよく歌う倖田來未です。ヴォーカルが、まるでスナイパーのようだ。それ以上にh-wonderのアレンジがかっこいい。やっぱりこうでなくちゃね。 4つ打ちビートが畳み掛けてくる。
[DISC 2:DVD] MUSIC VIDEO
[DISC 3:DVD] KODA KUMI SPECIAL LIVE“Dirty Ballroom”~One Night Show~
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●Collaboration Best Album『Out Works & Collaboration Best』● '09/3/25 release
正直、「またベストか?」と思ってしまうほどに、倖田來未の乱発CDリリースを、そろそろ懸念してもいいと思う。 時期が時期なだけに、決算期に合わせたリリースで、しかも初のリミックスアルバム「KODA KUMI DRIVING HIT'S」と同時発売。 値段も2000円と抑えた価格設定で、2枚同時購入を狙っているレコード会社の思惑が見え見えですな。 さて、今作はコラボレーション&アウトワークスベストということで、これまで倖田來未がゲストを迎えた楽曲や外仕事で発表した曲を中心に、 全17曲を収録。限定盤のみに収録されていた楽曲や海外の大物アーティストとの共演など、とにかく幅の広いコラボレーションで聞かせてくれる倖田來未。 配信限定でリリースされた「Get It On」が今回初収録されており、これが唯一の救いとなっている部分かな。
1. Get It On
Words & Music & Arrangement:Daisuke“D.I”Imai
配信限定でリリースされたナンバーが、満を持してCDに初収録。もう作り手の色が濃く出たミディアムトラックですね。 12週連続リリースシリーズの「00番」に配置されているナンバーで、ちょっとエジプシャンテイストを出した色気溢れるトラック。歌詞の主人公はもう、随分と強気な姿勢を見せていますよ。
●Remix Album『KODA KUMI DRIVING HIT'S』● '09/3/25 release
コラボレーションベストアルバム「Out Works & Collaboration Best」と同時発売となった、倖田來未初となるリミックスアルバム。しかもドライブ目的というコンセプトのもと、ノンストップに仕上げた1枚。 アルバムの初めと終わりは既発曲だけれども、こちらの曲もノリノリで疾走感たっぷり。 そのほかは、リミックス。最新ナンバーから懐かしのシングルナンバーなどなど、いろんな形にリミックスされていて、面白いね。 やはりコンセプトに合わせているような、スピーディーで爽やか仕様なものが多いね。リミックス特有の何がなんだかわからないところまで行っていないので、聞きやすい。 軽快に仕上がっているので、心地よく。さすがはリミキサー達が「HOUS NATION」。ただ、いわゆる決算時期にリリースされたアイテムという見方ができてしまうので、いただけない。 価格設定が安いのが、何とか救いかな。
2. Come Over [Caramel Pod Club Mix]
Remix and Additional Production by Caramel Pod
抑え目のトラック。次第に力を増してゆく流れで聞かせるリミックス。 サビに突入すると、ビートも強力に。そして、どっぷりどっぷりtp。かなり濃い展開になる。
3. 恋のつぼみ [Shohei Matsumoto Remix]
Remix and Additional Production by Shohei Matsumoto
まずはあっさりとスタート。その後は強力4つ打ちキックで味付け。リズミカルなリミックスチューン。聞きやすいですよ。
4. Crazy 4 U [World Sketch Remix]
Remix and Additional Production by World Sketch
手拍子がお似合いなハウスリミックス。低音を効かせてダイナミックに。ベースのラインがちょっとおしゃれな感じに聞かせてくれる。
5. real Emotion [HOUSE NATION Sunset In Ibiza Remix]
Remix and Additional Production by Sunset In Ibiza
パンチの効いたグルーヴトラック。キーボードの弾けっぷりもたまらないね。激しく襲い掛かってくる。
6. BUT [MITOMI TOKOTO BIG ROOM Remix]
Remix and Additional Production by Mitomi Tokoto
クセのある低音ビートが妖しさを生み出す。トランスめいたためを作って、 盛り上がりに拍車がかかるね。サビのパートもヴォーカルを排除した流れで、音を聞かせる展開。
7. Get Up & Move!! [Pink Chameleons Remix]
Remix and Additional Production by Pink Chameleons
8bitのような音も取り入れては、結構グルーヴを豊かにまとったりミックス。ノリが出ていますね。
8. Butterfly [Prog5 irrorball Remix]
Remix and Additional Production by Prog5
ざっくりギターが効果絶大のリミックス。それ以外は大きな変化も無く、ポップでダンサブルに仕上がっています。
9. キューティーハニー [HOUSE NATION Sunset In Ibiza Remix]
Remix and Additional Production by Sunset In Ibiza
うねるビートで濃く仕上げてきたリミックス。パートをうまく使い分けで聞かせてくる。ざっくりギターもいい味を出しているね。
10. TABOO [HOUSE NATION Sunset In Ibiza Remix]
Remix and Additional Production by Sunset In Ibiza
パンチの効いたビートと、ザックリかき鳴るギターが、Ibiza感を出す。でも、 リミキサーの自己満が漂いすぎて、面白さにかける部分もありますね。
11. Run For Your Life [Kaskade Remix]
Remix and additional production by Kaskade *36th Single 「FREAKY」 初回版収録*
12. 空 [Yukihiro Fukutomi Remix]
Remixed by Yukihiro Fukutomi at equalize lab. *36th Single 「FREAKY」 初回版収録*
13. anytime [FreeTEMPO Remix]
Remixed by Takeshi Hanzawa (FreeTMPO) *39th Single 「anytime」 収録*
14. 愛のうた [The Standard Club PIANO DANCE Remix]
Remix and Additional Production by The Standard Club
結構な高速ビートで味付けされたりミックス。サビでは大きく広がり、煌びやかさをまとった。やっぱり、バラードにハウスはぴったり合いますね。
15. COLOR OF SOUL [DJ KANBE & Leisure Central Remix]
Remix and Additional Production by DJ KANBE & Leisure Central
4つ打ちビートと妖しく攻める音が揺らめくリミックス。ヴォーカルにところどころエフェクトをかけて味を出す。
16. TAKE BACK [Sunset In Ibiza Remix]
Remix and Additional Production by Sunset In Ibiza
デビュー曲のリミックス。ちょっと、もっさりとしたビートをまとっていて、軽やかに。地味ながら、ギターの音が曲を飾る。
●Best & 8th Album『BEST ~third universe~ + UNIVERSE』● '10/2/3 release
倖田來未、今度は3枚目となるベストアルバムと8枚目のオリジナルアルバムをセットでパッケージとは、大盤振る舞いの太っ腹。さすがはデビュー10周年を迎えただけあって、勢い乗りまくりですね。 ベストアルバムは、前作「second session」以降に発表されたシングル「恋のつぼみ」以降のシングルナンバーを中心に収録。 これまでの2枚のベスト盤は、シングル全曲ぶっこんで来たけれども、今作のベスト盤は「Cherry Girl」や「運命」、4曲A面のうちの1曲が抜けるなど、 厳選感漂って、まさしくのベストなアルバムとなっています。 曲の方も、ポップだったりハードなロックだったり、見事なまでのバラードだったり、洋物テイストのダンストラックだったりと、バラエティ豊かなサウンドで楽しませてくれます。 常にファンを楽しませるエンターテイナー的な要素もあり、1つのサウンドにとどまることなく、飽くなき挑戦をしているね。 でも、やっぱりシングル曲がメインなので、弾かれやすい曲が揃っていて、無難な気もする。 オリジナルアルバムの方は、こちらも夏のシングル「3 SPLASH」や妹・misonoとの共演作、さらには両A面の強力トラック「Alive/Physical Thing」に 完全生産限定シングル「Can We Go Back」を含む全14曲+初回版は「Moon Crying」の台湾でのライブトラックを収録。 こちらもヴァラエティに富んだサウンドで楽しませてくれるんだけれども、悪く言えば統一感がなく、前作「TRICK」のしっかりとしたコンセプトに比べると、ちょっと詰め合わせ感が漂うな。 さて、今作は、これまた3形態での発売。 オリジナルとベストのCD2枚組み、さらにはオリジナルアルバムの着うたとベストアルバムのCDという組み合わせ、これはすごいね。 さらに、2CDにベストとオリジナルからのPVを収録したDVD付きという豪華仕様版も。やることが相変わらず派手ですな。 ジャケットが前作ベストと似たようにしたのも、狙いですよね。
[DISC 2:ORIGINAL ALBUM]
1. Step Into My World
Words & Music:STY Produced by STY for Digz, Inc
アルバムのオープニングナンバーは、これぞ倖田來未なワールドを聞かせる、 ダークでクールでかっこいいトラック。激しさの溢れるサウンドが倖田來未の強さを物語る。さぁ、倖田來未の世界が始まります。
2. Can We Go Back
Writers:Kumi Koda / Adam Watts / Andy Dodd / Shanna Crooks
8枚目のオリジナルアルバム「UNIVERSE」からの先行シングルは完全限定版。 ハードなロックチューンで強さをアピール。エッジの効いたギターが倖田來未のヴォーカルと絡み合う。 前に進むという気持ちを力強く歌っています。まぁ、これまでに無いくらいにアグレッシヴな面を見せた1曲だよね。
3. SUPERSTAR
Writers:Kumi Koda / Figge / Johan Lindman
随分とカラフルなサウンドで楽しさを出すポップチューン。ギターが軽やかに鳴り響いては、主人公の気持ちを見事に表しているかのように。 あなたにスーパースター=恋人になりたい女性の気持ちの出た1曲。こういう視点の歌詞はさすがな倖田來未テイスト満載です。
4. You're So Beautiful
Writers:Kumi Koda / Tim Larsson / Johan Fransson / Tobias Lundgren
こちらはじっくりと聞かせてくれるバラードナンバー。 ギターの音もあっさりと飾っては、優しさを演出。ストリングスも見事なまでに彩を加える。「頑張る君は美しい」と、倖田來未が背中を押してくれるような応援歌です。
5. Lick me
Words:Kumi Koda Music:YOO Arrangement:Hiroto Suzuki
頭からサビでガツンとぶつけてくるポップチューン。ギターもかき鳴って、ちょっとデジタルサウンドとロックサウンドを掛け合わせて、キャッチーに仕上げてきた。 夏を彩るシングルナンバーなだけあって、ぎらぎら熱くぶつけてきました。
6. Work It Out!
Writers:Kumi Koda / Nina Ossoff / Dana Calitri / Tommy Henriksen
ちょっと妖しく、低い位置から攻めてきそうなナンバー。サビでは勢いを増して、音でぶつかってくる。強いよね、曲も本人も。 倖田來未も、随分と声を張り上げて、熱唱スタイルを披露。
7. No Way
Words:Kumi Koda Music & Arrangement:U-key zone
デジタルサウンドをまとったクールなバラードナンバー。 R&Bを彷彿とさせながら、倖田來未がじっくりと聞かせてくれます。君がとにかく好きなんだという気持ちを届ける曲です。
8. Stay
Words:Kumi Koda Music & Arrangement:MARKIE
ちょっと優しく柔らかいイメージのあるミディアムナンバー。随分とかわいらしさを出してきた曲だね。 あなたが好きだということに気づいた女性の心理を、倖田來未が歌います。なんか、普通というかベタというか。これといった特徴が感じられないよな。
9. Comes Up
Words:Kumi Koda, YUUKI Music:YUUKI Produced by YUUKI for Digz, inc
キラキラポップな雰囲気を放って、前向きにさせてくれる歌詞を元気よく歌う倖田來未。 とにかく自分を信じて、大丈夫だから、という思いが伝わってくるね。でも、全体的には普通な感じで。
10. Physical thing
Written by Kumi Koda / Thomas Gustafsson / Hugo Lira / Negin / Ian-Paolo Lira / Nosheen Saeed Produced by Hugo Lira, Thomas Gustafsson and Ian-Paolo Lira for Random Music
ボコスカボコスカ。アッパーにビートがかましてくるダンストラック。濃く深く攻めてきます。洋モノテイストで仕掛けてきた。倖田來未のヴォーカルも下へと深く潜るように。 こういうトラックでも、倖田來未は軽くこなしてしまうんだろうね。ノリに乗っているというか、生き生きしているように聞こえる。
11. ECSTASY
Words, Music & Arrangement:HUM Produced by HUM
これまでの倖田來未を見事に表すような、クールかつセクシーでかっこよく決めるダンスチューン。 もっと濃くダークに仕上げてきてもよかったね。キャッチーに聞かせてくれるところもあるけれど、どんどんと攻めてくる。圧倒させられますね。
12. UNIVERSE
Words & Music:HIRO Produced by HIRO for Digz, Inc
アルバムのタイトルチューン。打ち込みバリバリビートで、ダークかつクールに聞かせてくれるアップテンポナンバー。 一度きりの人生を楽しもうという、意気込みの表れたトラック。アゲアゲな感じで、サビで結構畳み掛けてくるね。どこかしら、初期の頃の倖田來未らしさも出ていて、かっこいいね。
13. It's all Love! <Koda Kumi×misono>
Words:Kumi Koda & misono Music:Kenichi Maeyamada Arrangement:h-wonder Rap Composed by corin
倖田來未、まさかまさか。実妹であるmisonoとのコラボレーションをシングルでリリース。 どちらかというと、これまでmisonoが得意としていたバリバリのロックチューンを武器に、姉妹が愛について、それぞれ語り尽くしています。 いやぁ、ここまでの掛け合いが成立するのも、やっぱり姉妹の力なのかな。畳み掛けるように、言葉を掛け合わせては、圧倒させるように。 激しいんだ、とにかく。もう女性上位時代を示すかのように。
14. Alive
Words:Kumi Koda Music:G.F. Handel & Taro Iwashiro Arrangement:Taro Iwashiro
ヘンデルの「私を泣かせてください」をカバーしたというバラードナンバー。 倖田來未meetsクラシック。これまた異色なことに挑戦しましたね。いわゆるこぶしを効かせたクセのあるボーカルというよりかは、 ヴォーカリストとしての力でじっくりと聞かせてくれる。岩代太郎によるトラックにうっとり。大人の世界を作り上げる。倖田來未の新たな魅力を構築したね。
15. Moon Crying Live ver. In Taiwan
[DISC 3:DVD] MUSIC VIDEO
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●Remix Album『KODA KUMI DRIVING HIT'S II』● '10/3/31 release
好評を博したのか、倖田來未のノンストップリミックスアルバム第2弾が満を持して登場。今作も、ドライブに最適なアッパー系ハウスミュージックで、とにかく聞く者をアゲアゲにさせる。 疾走感たっぷりでノックアウト。最新ナンバー「Lick me」や「UNIVERSE」はじめ、代名詞の大ヒット曲「キューティーハニー」も装いも新たに、ダンサブルに生まれ変わった。 今作は、特に後半戦が面白い。「you」や「1000の言葉」、「stay with me」や「夢のうた」など、バラードナンバーを一気にハウスに仕立て上げ、 攻める攻める。伸びがありながらも、相性抜群のリミックスで楽しませてくれます。 さらに「Trust Your Love」「love across the ocean」と、初期ナンバーが続いては、面白いリミックスに仕上げてきた。 構成、選曲が前作以上に面白い内容になっているね。いじくりすぎてもいないので聞きやすいし。こんだけ詰まっていて、値段もお得意。
1. Lick me [Prog5 BIG BASS Remix]
Remix and Additional Production by Prog5
4つ打ちビートとうねるギターがアグレッシヴに交差するリミックス。 勢いでノックアウトだね。ヴォーカルにエフェクトをかけて、なんか浮遊感たっぷりなんだけれども、ちょっと気持ち悪くなるかも。
2. Driving [GROOVE HACKER$ Remix]
Remix and Additional Production by GROOVE HACKER$
GROOVE HACKER$によるリミックスは、弾むエレクトロハウス。 疾走感と心地よさをうまくミックスさせては、曲名通りにドライブに適したトラックに。キャッチーな仕上がりで楽しいね。
3. ECSTASY [Caramel Pod E Remix]
Remix and Additional Production by Caramel Pod
Caramel Podによるリミックスは、4つ打ちビートを大胆に取り入れて、 パンチを効かせたトラックに。独特のためも使い、アグレッシヴに攻めてくる。山を越えたら、今度は鮮やかな音が舞い出てきて、色めいたね。
4. キューティーハニー [MITOMI TOKOTO Big Room Remix]
Remix and Additional Production by MITOMI TOKOTO for Cyberjapan Inc.
まずはゆったりモードで。ちょっとトランス風味もあって、サイバーな感じに。 その後はビッグビートっぽく、弾力をかましたトラックで。オリジナルの持つポップで疾走する感じが激変ですね。
5. Rain [PLUG in LANGUAGE Remix]
Remix and Additional Production by PLUG in LANGUAGE
ボコスカビートを携えて聞かせるリミックス。雨のSEとともに、ピアノも弾むようにしなやかに。急に変化するけれども、かなり濃い変化を遂げる。
6. Shake It Up [HOUSE NATION Sunset In Ibiza Remix]
Remix and Additional Production by Sunset In Ibiza
鮮やかにかき鳴るギターとともに、リズミカルに繰り広げるトラックで幕開け。 サビのフレーズが呪文のように繰り返されては、頭の中を駆け巡る。でも、本編は結構アグレッシヴにビートをもたらす。
7. No Regret [FUTURE HOUSE UNITED Remix]
Remix and Additional Production by FUTURE HOUSE UNITED
ボコスカビートと弾むキーボードの音が絡まっては、ちょっとカオスなリミックス。サビではグツグツ煮込んだようなビートが迫ってくる。 ヴォーカルの微妙なイジリが気持ち悪さを生み出しているね。
8. LAST ANGEL feat. 東方神起 [neroDoll Remix]
Remix and Additional Production by neroDoll
濃い目のビートを畳み掛けるハウスリミックス。なのに軽やかに決める。なかなかかっこよく聞かせてくれるじゃないか。
9. UNIVERSE [Pink Chameleons Remix]
Remix and Additional Production by Pink Chameleons
ウネウネしたビートが、ちょっと1980年代テイストを交えて突っ込んでくるリミックス。 サビではガラッと華やかに。やっぱり合いの手のように入ってくるクラップがいい味を出しているね。疾走感もあって、いい感じ。
10. you [Floor on the Intelligence Remix]
Remix and Additional Production by Floor on the Intelligence
バラードmeetsハウスビートといった感じで。ちょっと伸びがあって、スペイシーなトラックと若干のギャップが生じるね。サビでは冷たく盛り上がる。
11. 1000の言葉 [Shohei Matsumoto & Junichi Matsuda Remix]
Remix and Additional Production by Shohei Matsumoto & Junichi Matsuda
ピアノを添えて美しい幕開け。Bメロでビートが強力になり、サビで艶やかに。 読める展開で王道感たっぷりなんだけれども、安心して聞くことのできるリミックスですね。
12. hands [The Standard Club PIANO DANCE Remix]
Remix and Additional Production by The Standard Club
ピアノの音が煌びやかに響き渡るリミックス。 DAISHI DANCEのような雰囲気で、ゴージャスに広がってゆく。そして、疾走感とともに駆け抜けていった。
13. 大切な君へ [DJ Ryuzo 702 Remix]
Remix and Additional Production by DJ Ryuzo
静かな始まりから、次第にパワーをためて突き上げるように。1番が終わって、ようやくビートも強くなった。 でも、そこまでに派手な仕上がりはないね。上品なリミックス。
14. stay with me [Tomoharu Moriya Remix]
Remix and Additional Production by Tomoharu Moriya (World Sketch)
伸びやかなハウスリミックス。煌びやかなキーボードをまとって、サビに向かって次第に開けていくように。 元がバラードなだけあって、爽やかに広がる感じがするね。
15. 夢のうた [Sunset In Ibiza Remix]
Remix and Additional Production by Sunset In Ibiza
ゴージャスで煌びやかなリミックス。4つ打ちビートが炸裂し、 キーボードが軽やかに弾む。マイナー調の聞かせるバラードが、ここまでキラキラポップに変身するとはね。
16. Trust Your Love [Terminal Vox Remix]
Remix and Additional Production by Terminal Vox
これまた懐かしいナンバーを持ってきてはリミックス。 どっぷりどっぷり、高速ビートでなんかちょっと単調気味じゃない?と思ったら、スローテンポになったり。さらにはオリジナルバージョンに変身した。
17. love across the ocean [Caramel Pod Remix]
Remix and Additional Production by Caramel Pod
ピコピコポコポコと弾けるリミックス。サビでもポップな寄りで聞かせてくれるカラフルなトラックに。
●Cover Album『ETERNITY ~Love & Songs~』● '10/10/31 release
倖田來未にとって、初となるカバーアルバム。ただ単に歌いこなすのではなく、アレンジも大胆に変えては、新たな魅力を吹き込んできました。 中森明菜「TATTO」、松田聖子「SWEET MEMORIES」、山口百恵「さよならの向こう側」など、女性の曲はさすがといわんばかりの世界を出してきたけれども、 RATS&STAR「め組の人」、COMPLEX「BE MY BABY」、チェッカーズ「I love you, SAYONARA」など、男性の楽曲も倖田來未の世界へと塗り替えた。 ヴォーカルはいつものように迫力たっぷりだったり、じっくりと聞かせてくれたり。そのヴォーカルに華を添えるアレンジャーたちが豪華なんだな。 亀田誠治やCOLDFEET、渡辺善太郎や末光篤など、様々な人たちが倖田來未を盛り上げる。原曲ととてつもなくかけ離れているアレンジなどもあり、斬新に聞かせてくれます。 もはや倖田來未の曲になってしまったような感じだ。姉の優しさなのか、妹misonoの曲を選曲するあたりが面白いけれども、楽曲的にはイマイチなんだよな。 初回盤はスリーブケース仕様です。
1. TATTOO
作詞:森由里子 作曲:関根安里 Sound Produced by Seiji Kameda
倖田來未が中森明菜に挑戦。イントロなしで始まるという、斬新なオープニング。しかも、サウンドプロデュースが亀田誠治というのも驚きだね。 西川進のバリバリギターが鳴り響くロックなアレンジで楽しませてくれます。ガッツリとかっこよく。所々、高音でかするような声は演出なのかな?あまり好きにはなれない。
2. ラヴ・イズ・オーヴァー
作詞:伊藤薫 作曲:伊藤薫 Arrangement by COLDFEET
原曲とは違ったアダルトムードをぷんぷんと漂わせるカバーチューン。で、ふたを開けてみると、COLDFEETのアレンジなわけだ。 そりゃ、こんなにクールに聞かせてくれるわけだよね。かっこよすぎます。倖田來未に負けじと、Lori Fineのコーラスもセクシーでかっこいいです。
3. SWEET MEMORIES
作詞:松本隆 作曲:大村雅朗 Sound Produced by Hiroshi Nakamura
リゾート感も漂わせるカバー。松田聖子の名バラードが、ガラリと変わりましたね。ここまできたら、打ち込みのビートを外して、 もうギター2本だけとか。DEPAPEPE風に仕上げてもよかったんじゃないかな。
4. 言えないよ
作詞:康珍化 作曲:都志見隆 Arrangement by Gakushi
松田聖子の次に郷ひろみのナンバーで、確信犯的曲順?ということで、郷ひろみの名バラードを、R&Bスタイルなアレンジで、じっくりと聞かせてくれます。 アダルトなテイストも出して、セクシーな雰囲気も。
5. 0時前のツンデレラ
作詞:misono 作曲:伊橋成哉 Arrangement by Akira Murata
妹思いの倖田來未。misonoのナンバーを、カバーしています。村田昭のアレンジで、ピアノのみをバックに、じっくりと聞かせるスタイルです。 感情をぶつけてくるかのような熱唱。
6. め組のひと
作詞:麻生麗二 作曲:井上大輔 Track Produced by Alfred“The Angel”Tuohey (Yin Yang Production)
RATS&STARの代表するナンバーが、クラブミックスなテイストで幾段とパワーアップ。 倖田來未のキャラクターとマッチして、ノリが出まくりです。夏とか海のイメージがなくなり、都会な感じが出てきましたね。
7. BE MY BABY
作詞:吉川晃司 作曲:布袋寅泰 Arrangement by TAZZ
伝説のユニット、COMPLEXのナンバーを選曲した倖田來未。エレクトロなアレンジで、ノリを出してきました。クールな雰囲気を前面に。 とにかくピコピコとダンサブルに作り上げてきては、ノックアウトですね。
8. 小さな恋のうた
作詞:上江洌清作 作曲:MONGOL800 Sound Produced by Zentaro Watanabe
ザックリギターをバックに、アコースティックな雰囲気を散りばめるアレンジ。MONGOL800の代表するナンバーを、倖田來未が歌い上げる。 アレンジを手がけたのは、渡辺善太郎。なるほど、味の出たギターサウンドだ。サビではどっしりとロックに変身。ストリングスもいい味を出していますね。
9. ワインレッドの心
作詞:井上陽水 作曲:玉置浩二 Arrangement by UTA
安全地帯の大ヒットナンバーを極上バラードに仕上げて歌い上げる倖田來未。ディープなR&Bアレンジで、ぐっとアダルト要素を増して来ました。 でも、ヴォーカルはそこまで引き込まれないんだよな。いつもの倖田來未な感じです。
10. I Love you, SAYONARA
作詞:藤井郁弥 作曲:大土井裕二 Arrangement by Jun Tanaka
こちらも、ちょっとR&B寄りのアレンジで聞かせてくれます。チェッカーズのナンバーを、じっくりバラードにしてしまうとは。 そして、R&B特有の歌い回しと、倖田來未のヴォーカルも、どっぷりと浸ってきました。雰囲気がガラッと変わって、びっくりなカバーです。
11. Swallowtail Butterfly ~あいのうた~
作詞:岩井俊二、Chara、小林武史 作曲:小林武史 Arrangement by Atsushi Suemitsu Strings Arrangement by Gen Ittetsu
これまた、愛の溢れるバラードナンバーのチョイスです。倖田來未がじっくりと歌います。アレンジは、なんと末光篤。本人の弾くピアノで、うっとりと。 さらにはストリングスも入ってきては、極上級バラードに仕上がりました。サビの変身も、ピアノよりも弦がとてつもなくゴージャスになってびっくりだ。
12. さよならの向う側
作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童 Arrangement by h-wonder
山口百恵を代表するナンバーを、じっくりと歌い上げる倖田來未。h-wonderのアレンジも、今仕様で程よい打ち込みを使用。元曲の大きさをうまい具合に軽やかに。 しかし、サビでもパワーアップして、倖田來未も熱唱スタイルですよ。
●9th Album『Dejavu』● '11/3/2 release
ジャケットからして、不思議な世界観を出してきた倖田來未の9枚目となるオリジナルアルバム。今作も、とにかく力を入れまくっている作品だと感じさせてくれるね。 イントロダクションから幕開けて、先行ナンバーとなったM-2「POP DIVA」で勢いを加速させる。「逢いたくて」「Passing By」など、じっくりと聞かせてくれる曲では倖田來未のヴォーカルを堪能できます。 「ちょい足しLife」や「Hey baby」「Melting」や「Bambi」といった、かわいい系やポップに富んだ楽曲が、若干浮き気味になりそうだけれども、 まぁ、素の倖田來未に近い形なのかな。やっぱり、サウンド的には、やりたいことをやっているので、どこかしらごちゃ混ぜ感があります。 そろそろコンセプチュアルなものに挑戦して、アルバムの曲に統一感を持たせてもいいんじゃないのかな。 今作は、CDのみの通常盤と、CD+DVDの2形態でのリリース。DVDには、先のシングル曲や、新たに撮り下ろされたアルバム曲2曲、そして前作カバーアルバムから2曲のPVを収録。 楽曲だけでなく、映像でもかっこいい倖田來未を見ることだ出来ます。 さらに、初回盤は2DVD仕様。ビデオクリップに加えて、横浜スタジアムで行われた野外ライブ「Dream music park」の模様をフルで収録。 このライブは、このアルバムの初回盤でしか見ることが出来ないので、要チェック。めくるめく音とサウンド、そしてパフォーマンスと演出に圧倒されます。 全38曲、倖田來未がすべてを出し尽くしたライブです。
[DISC 1:Dejavu]
1. Prologue to Dejavu
Lyrics:Kumi Koda Music:Lil'showy Produced by Lil'showy for Digz, Inc
おとぎの国というか、妖しい雰囲気をプンプンと漂わせるオープニング。あぁ、もう世界に引きずり込まれるね。
2. POP DIVA
Lyrics & Music:Lil'showy Produced by Lil'showy for Digz, Inc
年明け一発目となるシングルは、これぞ倖田來未といえる攻めの姿勢で仕掛けてくる攻撃的な1曲。 とにかくアッパーにぶつけてくる音と言葉。これがディーバか。弾けまくりで、強い女性のイメージがよく表れている曲だね。 かっこいいエグさで、とにかく突いてくる1曲に仕上がっています。ノックアウトさせられる勢いに巻き込まれること間違いなし。
3. Lollipop
Lyrics:Kumi Koda Music:Ian Curnow, Julie Morrsion, Jane Vaughan Track produced by Ian Curnow for DWB MUSIC LTD.
毎年強力なトラックを夏にぶつけてくる倖田來未。今回も、これまた非常に濃いトラックでうねりを上げてきた。R&Bラインのアングラ系を彷彿とさせるナンバー。 とにかく音からして強気な感じが伝わってくるね。歌も、これまで以上に強い女です。
4. Okay
Lyrics:Kumi Koda, HIRO Music:HIRO Produced by HIRO for Digz, Inc
ドストレートの直球R&Bナンバー。どっぷりビートに乗せて、倖田來未が切々と歌い上げるミディアムバラード。 なんでもかんでも“Okay”と言って、向き合ってくれない相手に、ちょっと悲しさを覚える主人公です。
5. 逢いたくて
Lyrics:Kumi Koda Music & Arrangement:Noritaka Izumi Strings Arrangement:Udai Shika
バラードナンバー。切々と歌う倖田來未のヴォーカルが曲を盛り上げるミディアムスローチューン。とにかく逢いたいという気持ちが表れているね。 歌詞からもヴォーカルからも、世界のできている曲。四家卯大のストリングスも、いい感じに響いては、ちょっとウルッとさせたりも。
6. Passing By
Lyrics:Kumi Koda, B. Howard Music:B. Howard, J. Foster, T. Wilds Produced by B. Howard for 6 Point Entertainment
ゲストにB. Howardを迎えたバラードナンバー。切ないメロディとどっぷり深みのあるサウンドで、曲の世界へとはまってゆく。 2人のヴォーカルの質がまったく違うけれども、逆にそこが面白さを生む。
7. AT THE WEEKEND
Lyrics:Kumi Koda, Nothan Duvall, Hiten Bharadia, Allan Eshuijs Music:Nothan Duvall, Hiten Bharadia, Allan Eshuijs Produced by Nothan Duvall
バッキバキの打ち込みを放って、強さをアピールする倖田來未。 週末の出来事。あなたの愛などいらない、と強い主人公を倖田來未のヴォーカルから感じさせる1曲です。なかなかトラックもかっこいいね。
8. Interlude to Dejavu
Lyrics:Kumi Koda Music:Lil'showy Produced by Lil'showy for Digz, Inc
インタルード。これまた妖しくダークな雰囲気を放って、アルバムの世界観を出してきました。
9. Melting
Lyrics:Kumi Koda Music:Daisuke Mori Arrangement:Yusuke Tanaka (agehasprings) Co-arrangement:Takashi Kondo
ポップに花開くミディアムテンポのナンバー。倖田來未のかわいさを出した曲かな。 作曲が森大輔ですね。ギターは藤井健二。なかなか面白い組み合わせだね。サビが本当に極上キャッチーに仕上がっています。
10. Hey baby!
Written by Kumi Koda Music:Shinjiroh Inoue Arrangement:Nao Tanaka
アニメのテーマソングなのに、もう倖田來未節炸裂で、すごいことになっていますね。井上慎二郎作曲のポップなナンバーを、 エレクトロなアレンジでかっこよく、クールな仕上がりに。ダンサブルな倖田來未がグイグイと攻めてきます。
11. ちょい足しLife
Lyrics:Kumi Koda Music:Hideya Nakazaki Arrangement:Yoshimasa Kawabata
「ちょい足し」っていう言葉を使っちゃいますか。まぁ、タイトル相応の極上ポップナンバーに仕上がっていますよ。 4つ打ちビート炸裂で、とにかく弾けまくり。キラキラしているね。キャッチーなメロディは、中崎英也によるもの。そこに、倖田來未の元気なヴォーカルが響きまくりです。
12. あなただけが
Lyrics:Kumin Koda Music:MARKIE / SiZK from ★STAR GUiTAR Arrangement:SiZK from ★STAR GUiTAR
両A面扱いでのシングルリリース。こちらは、これまたドラマティックなメロディで、切なさがこみ上げてくるバラードチューン。 打ち込みが軽い分、ピアノと倖田來未のヴォーカルが、より映えて聞こえるね。しかし、歌詞の内容はとっても切ない別れた相手のことが忘れられないという曲。
13. 好きで、好きで、好きで。
Lyrics:Kumi Koda Music:Katsuhiko Sugiyama Arrangement:Shinjiroh Inoue Strings Arrangement:Chiaki Ishigaki
夏のアゲアゲシングルに続いてのリリースから一転、バラードナンバーをリリースした倖田來未。 こちらはもう、ストレートにぶつけてくる。恋心が切なさ爆発。あなたのことが好きで好きで好きでたまらない。美しく響き渡るストリングスと力強いバンドサウンドも大きく盛り上げてきます。 シングルとしてのパワーを感じさせますね。
14. Bambi
Lyrics:Kumi Koda, Miriam Nervo, Olivia Nervo, Anders Bagge, Andreas Caelsson Music & Arrangement:Miriam Nervo, Olivia Nervo, Anders Bagge, Andreas Caelsson
ポップに弾むナンバー。あぁ、もう、いつもの倖田來未節全開ですね。君が好きなんだ、という気持ちの表れが出ています。 最後のにやけ声も曲の雰囲気が見事に表れていますね。
15. I Don't Love You!??
Lyrics:Kumi Koda Music:FAST LANE (SONISTA), Shinji Moroi (SONISTA) Arrangement:Shinji Moroi (SONISTA)
友達以上恋人未満?でも主人公は好きな気持ちはあるんだけれども、あなたの気持ちが知りたいの。複雑な気持ちを歌ったトラック。 エレクトロ要素の出たミディアムチューン。初期の倖田來未サウンドだよね。なかなかかっこいいナンバーです。
[DISC 2 & 3:DVD]
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●Remix Album『KODA KUMI DRIVING HIT'S III』● '11/5/4 release
倖田來未のノンストップリミックスアルバムシリーズ「DRIVING HIT'S」も、ついに3作目。今作も、アゲアゲモードでドライブを爽快で痛快なものにしますよ。 オープニングを飾る「Can We Go Back」も、オリジナルがごりごりのロックサウンドだったのに対して、今作では4つ打ちダンストラックに大変身。見事な衣替えですね。 中盤では「Moon Crying」「あなただけが」「運命」と、バラードナンバーを見事なリズムナンバーにミックスし、腰を打ってくる。 今作でも、前作同様に初期のナンバーもリミックス。「So Into You」「Chase」「m・a・z・e」を持ってきては、新旧ナンバーで倖田來未の歴史をうまくミックスさせたね。 リミキサーが前作とあまり代わり映えがしない中、GTSの参戦はちょっとうれしいかも。王道ハウスながら、リミキサー色を見事に出しては楽しませてくれます。 ボーナストラックを含む全18曲で、とにかくアゲアゲに楽しませてくれますよ。
1. Can We Go Back [Prog5 Handz-Up Electro Remix]
Remix and Additional Production by DJ U5, Shohei Matsumoto
いきなりサビの勢いのあるフレーズをぶち込んできたね。 濃い目のデジタルビートで仕上げてきたりミックスチューンです。ヴォーカルをいじくりまくりなのが、ちょっと聞きづらいかな。
2. POP DIVA [HOUSE NATION Sunset In Ibiza Remix Remix]
Remix and Additional Production by Hiroshi Tenjin, Shohei Matsumoto
エレクトロなビートがめまぐるしく繰り広げるリミックス。濃く曲の勢いを放出。ポップな面をさらに強力に進化させたトラックだね。
3. Bounce [KOZM Remix]
Remixed by Lucas Valentine for KOZM
随分とスムースなビートで、ちょっと妖しさも出たKOZMのリミックス。ほどよい濃さと軽やかさが絡み合う。
4. FREAKY [Caramel Pod Remix]
Remixed by Caramel Pod
パンチを効かせたビートを弾み聞かせる。ヴォーカルをエフェクター処理のようにかぶせて。鋭く仕上げたサビの勢いがいいね。
5. Driving [ID*3 Night Drive Remix]
Remix and Additional Production by DJ KAYA, Hiroshi Tenjin, Shohei Matsumoto
最初はサビパートをトランスのように、広がりある流れで。中盤からは、4つ打ちビートを携えてスタイリッシュに。
6. Moon Crying [GTS SH Club Remix]
Remixed by Satsoshi Hidaka (GTS)
ちょっとモゴモゴした感じのビートをまとって。でも、ハウスらしく弾むリミックス。サビに入ると、煌びやかに変身。さすがはGTS。
7. あなただけが [World Sketch Remix]
Remixed by Tomoharu MOriya (World Sketch)
ドラマティックな幕開けを聞かせてくれるリミックス。 バラードならではの伸びを十二分に生かしたトラック。どこまでも広がり、丁寧に仕上げてきましたね。
8. 運命 [Shohei Matsumoto Remix]
Remix and Additional Production by Shohei Matsumoto
この曲も、バラード×ハウスの相性を生かしたりミックスで聞かせてくれる。 ピアノの音色もサビでうまく入ってきては、曲さながらドラマティックな展開。
9. So Into You [Sunset In Ibiza Remix]
Remix and Additional Production by Hiroshi Tenjin, Shohei Matsumoto
結構深めのビートを効かせた展開のハウスリミックス。 曲の持ち味を十分に生かしたトラックで、とっても聞きやすい仕上がり。ポップに弾けた4つ打ちビートが心地よいね。
10. Lollipop [Pink Chameleons Remix]
Remix and Additional Production by Pink Chameleons
ソウルフレーバーを付け足したようなポップなハウスリミックス。ディープだったナンバーが、随分とポップで軽やかに変身した。
11. Chase [Caramel Pod Remix]
Remixed by Caramel Pod
デジタルポップなビートを効かせたリミックス。サビの展開はちょっと読めなかったけれども、この変身はいいね。ちょっとイメージが変わった。
12. Physical thing [FUTURE HOUSE UNITED Remix]
Remix and Additional Production by Shohei Matsumoto
ちょとおどろおどろしくハードハウス/ビッグビート的な展開で聞かせるリミックス。 アングラ系要素もオリジナルのアゲアゲ具合から変身してもお似合いだな。
13. This is not a love song [KOZM Remix]
Remixed by スグル・ヤマモト for KOZM
ボコスカボコスカな感じで聞かせるリミックス。ハウスよりもテクノに近いエレクトロビートで、これまた妖しさを出してきたね。
14. Good☆day [JEWEL Remix]
Remix and Additional Production by JEWEL
深く強力なビートを打つアッパーなリミックス。メロディパートに比べて、サビパートが早口になってしまい、ちょっとインパクトが弱いかな。
15. m・a・z・e [UNITED COLORS Remix]
Remixed by DJ KAYA (UNITED COLORS), Ayumu Ogawa (UNITED COLORS)
これまた初期のナンバーを、軽やかなハウスリミックスに。 大胆なモデルチェンジ。随分とイメージがキラキラして、なんか眩しいよ。オリジナルの色もすっかり潜んでしまったね。
16. With your smile [GROOVE HACKER$ Remix]
Remixed by GROOVE HACKER$
オリジナルの勢いと熱をさらにアップさせたリミックス。もう、ホットでポップで輝きまくり。これぞリミックスなノリの出まくったナンバーだね。
17. come back [PLUG in LANGUAGE Remix]
Remix and Additional Production by PLUG in LANGUAGE
なんか、ここで急にテンポが遅くなったせいか、ガラリと雰囲気が変わっちゃったな。 で、その後にテンポアップ。だったら、そのまま前曲から繋いでほしかった。
18. POP DIVA [DJ VIRMAN Remix- FAR EAST MOVEMENT]
Remix Produced by DJ VIRMAN & King Kanobby
ボーナストラックということで、この曲だけ独立した形で収録。これまた、なんかディープでドープなリミックスだな。 オリジナルよりかは疾走感はないんだけれども、パンチの効いたビートが胸を打ってくる。ただ、そこまで展開に花が咲いたわけでもなく、消化不良な感じも。