album

1st Album『Southernplayalisticadillacmuzik』● '94/4/26 ('94/7/21、'07/12/19 on Japan) release

アメリカはアトランタ出身の2人組、OUTKASTのデビューアルバム。HHP-HOP/R&B要素をぶつけては、生音とプログラミングをうまく組み合わせて、クールなトラックを生み出す。 これはOrganized Noizeのプロデュースが生かされているね。でもって、OUTKASTの2人も、なかなか強面な感じがするけれども、鋭く切れのあるラップを決めてきます。 そのほとんどが、ハッパやクサとかなんだけれどね。これほどに濃くも、すんなりと聞けてしまえていい感じ。今後も楽しみだね。

1. Peaches (Intro)

Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

アルバムのオープニングを飾るイントロダクション。アナログノイズ、ナレーション、ジャジーなサウンド、一体何が始まるのか、楽しみだね。

2. Myintrotoletuknow

Written by A. Patton, A. Benjamin & Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

まさしく始まりを告げるような自己紹介ナンバー。これがOUTKASTだと言わんばかりに2人のラップが炸裂。 DJによるカットトラックも効果が出ているし、HOOKの歌もなかなかいいね。

3. Ain't No Thang

Written by A. Patton, A. Benjamin & Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

クールでディープなトラックに乗せて、ラップが走るトラック。アナログノイズ、ブレイクビーツもクールで、2人のラップも熱くほとばしる。 ドラッグだ銃だと、ちょっと危険な匂いも漂います。

4. Welcome to Atlanta (Interlude)

Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

前曲からの流れで入ってくるインタルード。まるで飛行機のアナウンス。機長からのご挨拶です。

5. Southernplayalisticadillacmuzik

Written by A. Patton, A. Benjamin & Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

バックのトラックが、意外にもメロディアスな、アルバムのタイトルチューン。生音をベースにして、ピアノやサックスなどを鮮やかに使用。 さらには、コーラスがHOOKでいい味を出しては、かっこいいんだな。「彼らの音」をストレートに表す1曲。

6. Call of da Wild (featuring Goodie Mob)

Written by A. Patton, A. Benjamin, T. Burton, W. Knighton, T. Barnett & Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

Goodie Mobを迎えてのラップチューン。とにかく、これでもかと言わんばかりに言葉が押し寄せてくる。これがまた鋭くて、 キレッキレな感じがまた彼らのスタイルだね。

7. Player's Ball (Original)

Written by A. Patton, A. Benjamin & Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

OUTKAST、記念すべきデビューシングル。ギターやベースなど生音演奏で、これがまたファンキーでかっこいい。 クーリに仕上げてきますね。HOOKのヴォーカルもまた、ソウルフルだよね。ファルセットが生きています。

8. Claimin' True

Written by A. Patton, A. Benjamin & Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

イントロからオルガンの効果が絶大に放たれるラップチューン。そこでざっくりとした音や、ノイズを散りばめてはグルーヴィーに仕込んでくる。 2人の勢いあるラップもさることながら、HOOKがいい味を出しますね。

9. Club Donkey Ass (Interlude)

Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

会話を楽しむインタルード。たった25秒なのに、随分と濃いですな。

10. Funky Ride

Written by Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

メロウなグルーヴで始まるうっとりスローチューン。R&B要素を出しては、まったり。さらにヴォーカル、エフェクトヴォーカルと加えて、 夢見心地な世界へと連れて行ってくれます。ファンキーな音というよりも、ファンキーなアクションについて。間奏ではギターが泣きを加えます。

11. Flim Flam (Interlude)

Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

インタルード。こちらも言葉をぶつけてくるようなストーリーが展開。言い争いがリアル。激しいなぁ。

12. Git Up, Git Out (featuring Goodie Mob)

Written by A. Patton, A. Benjamin, T. Burton, C. Gipp & Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

イントロからアナログノイズをチリチリ散りばめては、聞かせるラップチューン。Goodie Mobを迎えて巧みなライムが流れる1曲。 人生を無駄にするな、起き上がれ、立ち上がれ、と気合を入れてくれるブラックチューンで、クールに決めてきます。HOOKも引きが強いね。ラップは4人の個性のぶつかり合い。

13. True Dat (Interlude)

Written by A. Patton, A. Benjamin & Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

再びインタルード。語りに語っています。

14. Crumblin' Erb

Written by A. Patton, A. Benjamin & Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

HIP-HOPとR&Bのいいとこ取りなトラックだね。メロウなサウンドをバックに、言葉が押し寄せてくるラップパード。 そしてとろけるようなHOOKでじっくりと聞かせれくれる歌パート。ただ、内容な結構際どいですね。

15. Hootie Hoo

Written by A. Patton, A. Benjamin & Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

イントロからベースがいい味を出してくるんだね。ディープでクール、そして負けじとラップが炸裂。 そして、その後ろで広がるドラムビートもまたクール。これまた、クスリだクサだの歌。でも、ノリは好きだな。フーティーフー。

16. D.E.E.P.

Written by A. Patton, A. Benjamin & Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

深めのトラック。まさしくディープなトラック。そして、歌詞もディープな世界を描く1曲。 さすがはOUTKASTなクールかつノリの出た世界。ラップも軽快に言葉が押し寄せてくる。

17. Player's Ball (Reprise)

Written by A. Patton, A. Benjamin & Organized Noize Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

デビュー曲が再登場のリプライズ。メロウなトラック。ピアノがいい仕事をしています。 そして、ファルセットヴォーカルとか、おしゃれに舞う。なかなかいいアルバムの締めとなったね。

2nd Album『ATLiens』● '96/8/27 ('96/10/23、'07/12/19 on Japan) release

アトランタ出身の2人組、OUTKASTの2枚目となるオリジナルアルバム。前作より約2年ぶりに登場のこちらは、前作に引き続き、Organized Noizeのプロデュースが効果を出す。 またOUTKAST自身もプロデュースを手がけるなど、なかなか充実した作品となっているね。 ただ、それにしても、全体的に控えめというか、抑えめというか、地味目というか。サウンドがディープでクール、生音ベースにはなっているんだけれども、 とことん派手という印象はなく、じっくり淡々という展開ですね。ジャケットのアメコミ風な激しさは、ラップには出ていますね。全体的に、じっくり丁寧に作られた作品に感じます。

1. You May Die (Intro)

(Organized Noize, Joi Gilliam, Myrna Crenshaw) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

アルバムのオープニングを飾るイントロダクション。女性ナレーションとコーラスが、魅惑のひと時を作る。 そのバックで響くメランコリックなギターの音もグッドだね。

2. Two Dope Boyz (In a Cadillac)

(Organized Noize, Andre Benjamin, Antwan Patton) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

冒頭からラップ炸裂で、ノックアウトなHIP-HOPトラック。「Danger, She's A Stranger」のサンプリング使いも、 なかなかかっこいい仕上がりだ。また、締め方が急でびっくりなんだな。

3. ATLiens

(Andre Benjamin, Antwan Patton) Produced by OutKast for Earhtone Ideas, Inc.

アルバムのタイトルチューン。音使いがとにかくユニークで、面白いね。ドラムビートをクールに操り、ベースラインもうねるように、 グルーヴィーに。そして、2人のラップが炸裂。盛り上がりに拍車がかかかるHOOKがいい感じだね。

4. Wheelz of Steel

(Andre Benjamin, Antwan Patton) Produced by OutKast for Earhtone Ideas, Inc.

ナレからスタート。その後はグルーヴィーなトラックを操り、クールにラップを披露。ドラムやベースなどの生音を基軸に、 スクラッチの音も加わって、いかにもHIP-HOPな感じで展開。HOOKでは、ヴォーカルにエフェクトをかけてはスペイシーに。

5. Jazzy Belle

(Organized Noize, Andre Benjamin, Antwan Patton) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

ミディアムスローのグルーヴチューン。こちらはHOOKでメロウな雰囲気を放つ女性コーラスが印象的だね。 ゆったりと心地よく惹かれてゆく。そして、早口ラップが展開。このギャップがいいんだな。

6. Elevators (Me & You)

(Andre Benjamin, Antwan Patton) Produced by OutKast for Earhtone Ideas, Inc.

クールでゆったりビートのナンバー。このkヒョクをシングルでヒットさせるとは、OUTKASTもなかなかの勝負を仕掛けてきたね。 トラック的にはとっても地味で、派手さはない。落ち着いたサウンドトラップが炸裂。世の浮き沈みをエレベーターに例えて、聞かせてくれます。

7. Ova da Wudz (featuring Witchdoctor)

(Andre Benjamin, Antwan Patton, Erin Johnson) Produced by OutKast for Earhtone Ideas, Inc.

ディープ、そしてクールに。ゆったりミディアムテンポのトラックをバックに、HIP-HOPよろしくなラップが炸裂。とにかく熱い。 トラック自体は渋いね。その中で飛び交うラップが、じわじわと突き刺してくるように。

8. Babylon

(Organized Noize, Andre Benjamin, Antwan Patton, Andrea & Ivan) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

妖しいコーラスが随分と印象的。淡々と展開するバックのトラックに乗せて、聞かせるラップも随分と深く妖しく。HOOKでは、期待と不安を覗かせる。

9. Wailin'

(Organized Noize, Andre Benjamin, Antwan Patton) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

「ウェ」というサンプリングが気になってしょうがないトラックだね。基本はブレイクビーツをじっくりと、ラップが炸裂するナンバー。 太陽の光のように、プレッシャーを浴びている、という本音を覗かせます。

10. Mainstream (featuring T-Mo and Khujo)

(Organized Noize, Andre Benjamin, Antwan Patton, Robert T. Barnett, Willie Knighton) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

Goodie-Mobの2人も参加したラップチューン。まさか3拍子のトラックを放ってくるとは、驚きだね。 「メインストリーム」というタイトルに対する想いをぶつけるかのごとく、各々のラップによるマイクリレーが展開します。

11. Decatur Psalm (featuring Big Gipp and Cool Breeze)

(Organized Noize, Cameron Gipp, Andre Benjamin, Antwan Patton, Frederick Bell) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

ヘリコプターの音で幕開け。そして、不満を口にラップが展開。HOOKでのコーラスがこれまた雰囲気を出してくるね。小粋なギターの音もポイント。

12. Millennium

(Organized Noize, Andre Benjamin, Antwan Patton) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

リズミカルなビートがポップさとキャッチーさを感じさせる1曲。ソウルでグルーヴィーなトラックがいい効果を出してくる。 そしてHOOKのうなりもポイントが高いね。

13. E.T. (Extraterrestrial) (featuring Witchdoctor)

(Andre Benjamin, Antwan Patton, Erin Johnson) Produced by OutKast for Earhtone Ideas, Inc.

スペイシーなエフェクトを加えて、ラップが展開するナンバー。 「Are You Alien?」と聞き出すほどに、凡人とは違うOUTKASTの自信の表れ。この曲のトラックもまた独特で、随分と挑戦的だね。

14. 13th Floor / Growing Old

(Organized Noize, Marqueze Ethridge, Andre Benjamin, Antwan Patton) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

ストーリーテリングからスタート。とにかくバックのピアノの音色が泣きを誘ってきます。 そして、昔を懐かしむように、肩の力が抜けたようなラップが展開。抑えめでクール。まるでじっくりと聞かせるように。コーラスも染み渡るね。

15. Elevators (ONP 86 Mix)

Additional Production and Remix by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

アルバムのラストに配されたリミックスチューン。オリジナルよりも、生音感が上がって、パンチが効いてきたかな。

3rd Album『Aquemini』● '98/9/29 release

OUTKASTの3枚目となるオリジナルアルバム。タイトルが?だけれども、2人の星座、ジェミニとアクエリアスを組み合わせた造語だそうで。 さて、内容はというと、やはり濃さやディープな音使いながら、生音を加えて独自スタイルで楽しませてくれる。ラップもじっくりと聞かせてくれるようなタイプだったり、 早口でまくし立てたりと、変幻自在なスタイルで、2人の人柄も見せてくれるようだね。このアルバムではゲストも多彩で、RaekwonやCee-Lo、 T-Mo, Big Gipp、Khujo、Eryka Baduなどの面々が名を連ねては、OUTKASTの2人と盛り上がりを見せてくれる。 一方、彼らもセルフプロデュースを手がけるなど、才能を思う存分に発揮させては、音楽会を賑わせてくれます。

1. Hold On, Be Strong

Produced by Donny Mathis and OutKast for Earthtone

アルバムのイントロダクション。オリエンタルな音がF.I.してきては、ゆったりまったりと展開。そして、再びF.O.していく流れです。

2. Return of the “G”

(Giorgio Morodor, Organized Noize, Antwan Patton, Andre Benjamin) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

ギャングスタの再来。これがまた、いかにもなHIP-HOPチューン。口からどんどんと言葉が出てきては、襲いかかってきます。 そのバックでは、落ち着いたドラムとベースの音が響き渡る。Giorgio Morodor「Midnight Express」のサンプリングがまた、いい感じ。クールなのに熱いトラックだね。

3. Rosa Parks

(Antwan Patton, Andre Benjamin) Produced by OutKast for Earhtone

軽やかなギターとDJによるカットが印象的なトラック。アルバムからの1st Singleは、OUTKASTの2人の力がこれでもかというくらいにほとばしる。 公民権運動活動家のRosa Parksから拝借したタイトルが、全てを物語ります。

4. Skew It on the Bar-B (featuring Raekwon)

(Morton Stevens, Organized Noize, Antwan Patton, Andre Benjamin, Corey Woods) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

チキチキなビートに乗せて、キレのあるラップを放ってくるHIP-HOPチューン。もう、脂に乗っているというか、生き生きしたラップが印象的なんだよね。 Raekwonを迎えての3人でのマイクリレーがまたいい感じだね。どんどんと引き込まれてゆくOUTKASTの世界。アルバムからは、2枚目のシングルとしてカットされたナンバー。

5. Aquemini

(Antwan Patton, Andre Benjamin) Produced by OutKast for Earhtone

アルバムのタイトルチューン。スローテンポと妖しげなラップが融合するトラックです。淡々としたテイストにまったりさせられますね。 クールで生音がまたいい感じ。派手さはないながら、じっくりと言葉に襲われていく。

6. Synthesizer (featuring George Clinton)

(Antwan Patton, Andre Benjamin, George Clinton) Produced by OutKast for Earhtone

機械的グルーヴを放つ1曲は、George Clintonを迎えたHIP-HOP。 タイトルのシンセサイザーは、実際にはそこまで音として曲の中では登場しない。ゆったりテンポを濃く投入しては、OUTKASTとGeorge Clintonの3人が言葉をぶつけてくる。

7. Slump

(Antwan Patton, Jamhr Williams, Frederick Bell) Produced by OutKast for Earhtone

ソウルフルなコーラスと、楽器がファンキーに仕上げる熱いトラック。縦ノリよろしく、みんなで手を挙げて盛り上がりたくなるような、 熱がダイレクトに伝わってくる。ギターもいい味を出してきますね。赤ちゃんのヴォイスサンプリングもポイント。

8. West Savannah

(Organized Noize, Antwan Patton) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

Big Boiのソロナンバー。これぞHIP-HOPなトラックを軽快に操って、クールに聞かせてくれます。 程よいアナログノイズ、ギターとベースの生音に乗せて、トラックが進行。

9. Da Art of Storytellin' (Part 1)

(Davis Sheats, Antwan Patton, Andre Benjamin) Produced by David“Mr. DJ”Sheats

メロウながらソウルフルなバックトラックに乗せて、高速ラップが展開するHIP-HOPチューン。その激しさと対をなすキャッチーなHOOKが、またいいね。 みんなで口ずさみたくなるようなフレーズで、1つになれる。ドラムビート、そしてコンガがいい味を出す。アルバムからは3枚目のシングル。

10. Da Art of Storytellin' (Part 2)

(Davis Sheats, Antwan Patton, Andre Benjamin) Produced by David“Mr. DJ”Sheats

前曲の続編。パート2は、同じくピアノの音がメロウに響き渡る。ただ、ドラムがやけにボコスカと鳴り響き、 OUTKASTのラップもさらに熱く攻めてくる仕上がりだ。最後にHOOKの繰り返し、ちょっと怖いんだが。

11. Mamacita

(Organized Noize, Antwan Patton, Andre Benjamin, Masada Hogans, Erin Johnson) Produced by Organized Noize for Organized Noize Productions, Inc.

初っ端から女性ラッパー、Masadaがラップをかまして熱く攻めてくるんだ。HOOKの単純明快な繰り返しが能天気な感じでいいね。トラック自体はクールに。

12. SpottieOttieDopalicious

(Antwan Patton, Andre Benjamin, Patric Brown) Produced by OutKast for Earhtone

ゆったり流れるトラックはダブテイストを出して、グルーヴィーに展開。Hornsが、また、冒頭からいい味を出して盛り上げてくるんだな。 2人のラップもソフトに聞かせてくれるようだ。音が心地よくて、眠りを誘ってくるようだ。

13. Y'All Scared (featuring T-Mo, Big Gipp and Khujo)

(Davis Sheats, Antwan Patton, Andre Benjamin, Robert Barnett, Willie Knighton, Jr., Cameron Gipp) Produced by David“Mr. DJ”Sheats

ゲストが多数参加。T-Mo、Big Gipp、KhujoとOUTKASTによるコラボで、ラップをこれでもかとたたみかけてくるHIP-HOPチューン。 ビーツも淡々と鳴り響きます。

14. Nalhaniel

インタルード。まるで電話口で話しているかのよなラップを聞かせてくれる。

15. Liberation (featuring Cee-Lo)

(Antwan Patton, Andre Benjamin, Ruben Bailey, Erica Wright, Joi Gilliam, Myrna Crenshaw, Thomas Burton) Produced by OutKast for Earhtone

ソウルフルな1曲。様々なSEを加えつつ、鮮やかに映し出すミディアムチューン。 ピアノがいい音を奏でているね。Cdd-Loを迎えてのグルーヴ溢れるナンバーは、アルバムのクライマックスを聞かせるような1曲です。Eryka Baduもヴォーカルを聞かせてくれます。

16. Chonkyfire

(Antwan Patton, Andre Benjamin) Produced by OutKast for Earhtone

アルバムのラストを飾るナンバーは、ループするメロディとギターの音が濃さを出すトラック。 力強いヴォーカル/ラップに、OUTKASTの勢いをダイレクトに感じるね。熱いんです。中盤のピアノがまた、美しいなぁ。

4th Album『Stankonia』● '00/10/31 ('00/11/22 on Japan) release

アトランタ出身の2人組、OUTKASTの4枚目となるアルバム。前作「Aquemini」がこれまた大ヒットを記録したけれども、今作も、キレのあるラップとトラックで魅了してきます。 怒りに満ちたシングル「B.O.B.」で驚かせたと思ったら、これまたメロウな「Ms. Jackson」でじっくりと聞かせてくれたり、随分と幅広いサウンドアプローチとラップパフォーマンスに魅了されます。 今回もゲストが多数参加しているし、インタルードでつないで、24トラックのフルヴォリュームでお届け。 とにかく濃いのにおしゃれなんだな。意外に聴きやすかったりもするんだよね。そんな感じで、もちろん今作も第ヒットを記録する作品となりました。

1. Intro

Produced and Arranged by Earthtone III

アルバムのイントロダクション。ハーモニウムやタブラを登場させては、エスニック感を演出。一体何が始まるんだ。

2. Gasoline Dreams featuring Khujo Goodie from Goodie Mob

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats & Willie Knighton Produced & Arranged by Earthtone III

アルバムの事実上のオープニングチューン。HIP-HOPなトラックで、勢いもあるHOOKをぶつけてきては、まるでガソリンが燃えているかのよう。 メラメラとぶつけてきます。メッセージもかなり強烈だね。Khujo Goodieを迎えてのマイクリレーで聞かせます。

3. I'm Cool (Interlude)

インタルード。「I'm Cool」と呟く女性。

4. So Fresh, So Clean

Written by Organized Noize, Andre Benjamin & Antwan Patton Produced by Organized Noize for ONP, Inc.

チキチキクールなトラックをバックに、スムースなラップが繰り広げられるラップチューン。 HOOKのメロウなファンクサウンドに、体も自然と揺れるね。自分はとってもフレッシュ、とってもクリーンと、自信を覗かせる歌です。

5. Ms. Jackson

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced & Arranged by Earthtone III

メロウなサウンド。特にピアノの音がいい効果を生み出しているんだな。ソウルフレーバーをバックに、 2人のラップが熱く繰り広げられる。どこか懐かしく、どこか新しいOUTKASTの世界。彼女の母親から、嫌われているというお話をドラマッティックに聞かせます。

6. Snappin' & Trappin' featuring Killer Mike & J-Sweet

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats, Michael Render, John E.e. Smith & Cory Andrews Produced & Arranged by Earthtone III

Killer MikeとJ-Sweetを迎えた、かなり攻めのトラック。音使いがまた、独特だね。その音を従えてのガチなラップで、 攻めて攻めて攻めまくる。いい感じにオスを醸し出してくるナンバーです。

7. D.F. (Interlude)

インタルード。これまた高速ナレーションが展開。

8. Spaghetti Junction

Written by Organized Noize, Andre Benjamin & Antwan Patton Produced by Organized Noize for ONP, Inc.

タイトルが面白いね。ということで、Organized Noizeが久しぶりにプロデュースを手がけるHIP-HOPチューン。 OUTKASTの2人が、見事なマイクリレーでつなげる1曲。さすがと言わんばかりの言葉業ですね。

9. Kim & Cookie (Interlude)

インタルード。女性のナレーション。そしてコーラスで見事なハーモニー。随分とソウルフルだね。

10. I'll Call Before I Come featuring Gangsta Boo & Eco

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats, Lola Mitchell & Rashida Roberts Produced & Arranged by Earthtone III

Gangsta Boo & Ecoを迎えたナンバー。ピコピコな音を漂わせて展開するトラックをバックに、軽快なラップで魅了してくるナンバー。 ダラっと力が抜けたような雰囲気が、意外にもいい感じに曲を飾ってきます。

11. B.O.B.

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced & Arranged by Earthtone III

イントロから勢いを放出。なにせ、ドラムンベースなビートをお見舞いで、高速トラックを武器に、2人のラップも鋭く突き刺してきます。 「B.O.B.」=「Bomb Over Baghdad」。イラクに降る爆弾の雨。OUTKASTから、明確な批判ライムをぶつけてくる。

12. Xplosion featuring B-Real

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats, Louis Freese & Erin Johnson Produced & Arranged by Earthtone III

前曲から続いているようなタイトルだね。同じく攻撃的なサウンドで魅了してきます。B-Realを迎えて、さらに激しく熱く攻めてくるぞ。 ベースが生き生きしている流れがまた、かっこいいじゃないですか。

13. Good Hair (Interlude)

インタルード。男と女の会話が展開する15秒。

14. We Luv Deez Hoez featuring BackBone & Big Gipp from Goodie Mob

Written by Organized Noize, Andre Benjamin, Antwan Patton, Jamahr Williams, Cameron Gipp & Bolivar Troncoso Produced by Organized Noize for ONP, Inc.

ムーグベースやSEの音がまた、一癖二癖か感じを出すHOP-HOPチューン。BackBoneとBig Gippを迎えてのマイクリレーが展開。 いい感じにグルーヴィー、いい感じにアングラ感も出ているんだよね。「あの女たちが好きなんだよ」という、下心丸出しのラップですよ。

15. Humble Mumble featuring Erykah Badu

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats & Erik Wright Produced & Arranged by Earthtone III

フェイドインしてきては、軽やかに弾むビートで一気にノックアウト。しかも、Andreの元カノ、Erykah Baduが参加しては、魅了してくる。 躍動感たっぷりのトラックです。アフリカンテイストもかっこいいね。ただ、途中でテイストが変わって、さらに濃さもアップ。すごいなぁ、これがOUTKASTの世界なんだな。

16. Drinkin' Again (Interlude)

ムードの出たインタルード。呑もう、そんな雰囲気が出ているね。

17. ?

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced & Arranged by Earthtone III

どストレートなラップチューン。とにかく、これでもかと言わんばかりにラップをぶつけてきます。 濃密な1分半。とにかく、疑問をぶつけてくる。果たして、この答えに応えることができるのか。

18. Red Velvet

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced & Arranged by Earthtone III

ピコピコサウンドが印象的なナンバー。Andreがギターを披露。ヴォイスチェンジャーを使っては、多勢でラップを仕掛けてくるような展開を見せる工夫があって、 面白いね。成金自慢は悲惨な結末が待ていると、忠告しているかのよう。

19. Cruisin' In The ATL (Interlude)

インタルード。まるでカラオケのように、歌を聞かせてくれるんだけれども、なんだか不思議。

20. Gangsta Sh*t featuring Slimm Calhoun, C-Bone & T-Mo Goodie from Goodie Mob

Written by Carlton Mahone, Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats, Robert Barnett, Brian Loving & Cory Andrews Produced by Carl Mo for Earthtone III Co-Produced by Earthtone III

ダークなサウンドをかまして聞かせてくるHIP-HOPチューン。アンフラまではいかないけれども、いい感じでディープなトラックに乗せて、 マイクリレー。ゲストとの息のあったライムで、オラオラ聞かせてくれます。ギターの音が、ちょっと不思議な雰囲気で響き渡ってくるね。

21. Toilet Tisha

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced & Arranged by Earthtone III

メロウなトラック。ゆったりビートとクールなサウンドをじっくりと聞かせてくれるナンバー。若い女の子がトイレで流産するという、 悲しくもシリアスなテーマを取り上げて、社会派のOUTKASTを聞かせてくれます。胸が張り裂けそうになるね。

22. Slum Beautiful featuring Cee-Lo Goodie from Goodie Mob

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats & Thomas Burton Produced & Arranged by Earthtone III Additional Arrangement:Neal H. Pogue for NHP Sound

クールにボコスカと響かせる音に注目の1曲。どっしり響くベースやテクニカルなギターの音もポイント。さらにCee-Loもくっqっrw、 3人で勢いのあるラップを聞かせてくれる。「お前は美しい」とストレートに聞かせます。

23. Pre-Nump (Interlude)

インタルード。これまた、小粋な男女の会話。

24. Stankonia (Stanklove) featuring Big Rude & Sleepy Brown

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats, Patrick Brown & Ruben Bailey Produced & Arranged by Earthtone III

アルバムのラストは、アルバムのタイトルチューン。この音使いがまた、これまでの流れからは意表を突いてくるものとなったね。ゆったりビートで、6拍子のトラックが展開。 グルーヴィーかつ浮遊感たっぷりの魅惑のトラック。ソウル/ファンク/ダブな要素をぶち込んできては、軽やかにラップを聞かせてくれます。とにかく渋さでまとめてきましたね。

Compilation Album『Big Boi and Dre Present... Outkast』● '01/12/4 ('01/12/31 on Japan) release

アメリカはアトランタ出身の2人組、OUTKASTの初となるグレイテスト・ヒッツアルバム。これまでリリースした4枚のアルバムから、シングルナンバーを中心に収録。 どっぷりビートとともに、ソウルやファンクなフレーバーを加えて、アングラかんとポップな感じをうまく融合させる音技で楽しませてきた2人組の功績を紐解く。 そこに新曲も3曲追加と、まだまだ勢い止まることのない2人の力を感じさせます。誰かをディスるというよりかは、社会に切り込んだりするライムに、時にハッとさせられたりグサッときたり。 日本版は、ヒットチューン「MS. JACKSON」のMr. Drunkによるリミックスをボーナストラックとして収録。

1. INTRO

(OutKast)

焚き火を前にして、昔話を聞かせてくれます。真剣だけれども、おふざけが楽しい。

2. FUNKIN' AROUND

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats & Patrick Brown Produced by ET3 for ET3 Productions

ベストアルバムに収録の新曲。ブラスが彩を加えては、ビートをバチコンと打ち込んで決めるグルーヴチューン。 ET3のトラックは、ソウルやファンクなフレーバーを盛り込んだどっぷりHIP-HOPチューンで、引き込んできます。 OUTKASTの2人に加えて、Sleepy Brownとの三位一体な見事なトラックです。

6. THE WOLE WORLD FEATURING KILLER MIKE

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats & Michael Render Produced by ET3 for ET3 Productions

ベストアルバム用の新曲。Killer Mikeをフィーチャーしたトラックは、ブルーステイストのちょっと陰がありながらもポップさを出してくる展開がおもしろナンバー。 三者三様のラップパフォーマンスも楽しさいっぱい。

16. MOVIN' COOL (THE AFTER PARTY)

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats & Joi Gilliam-Gipp Produced by ET3 for ET3 Productions

こちらもベスト盤用の新曲。まさかのジャジーなサウンドを下地に、クールに歌い上げるのはAndre3000とJoi Gilliam-Gipp。 見事なまでにソウルフルなヴォーカルで、一気に曲の中心に立っているね。そして、BIG BOIによる高速ラップを後半に添えて、濃いけれどもスタイリッシュに仕上げたトラックです。

17. MS. JACKSON (MR. DRUNK REMIX)

Remixed by Mr. Drunk

どっぷりビートがパンチを効かせるリミックスチューン。Mr. Drunkが、まさかRhymesterのMummy-Dとはね。これまた驚きですよ。 軽やかなSEは、どこかしら雅で和のテイストを出してくるけれども、基本的にはとにかくこさで聞かせてくる。

5th Album『Speakerboxxx/The Love Below』● '03/9/23 release

ベストアルバムで活動をまとめ上げたOUTKASTが、久しぶりに始動。そして、6枚目となるオリジナルアルバムを発表です。 この作品は、なんとBIG BOI「Speakerboxxx」、Andre3000「The Love Below」という、2つのアルバムが対になった形の作品となっています。 両ディスクともに、インタルードを含む20曲近いトラックを収録していて、とにかく意欲が感じられます。 ゲストも多彩で、HIP-HOPな味を出すBIG BOIサイド「GHETTOMUSICK」「THE WAY YOU MOVE」などのシングルを筆頭に、ブラック要素をたっぷりと届けてくれます。 一方、Andre3000サイドは、タイトル通りにとにかく愛に溢れた1枚に仕上がっています。シングル「ROSE」のメロウな路線や、大ヒットシングル「HEY YA!」の楽しさなどがとことん詰まっています。 もちろん、お互いそれぞれの作品にも客演やプロデュースなどで参加していることもあり、しっかりとOUTKASTを聞かせてくれます。

1. INTRO

Produced by Cutmaster Swiff

チューニングを合わせて、始まり始まり。Cutmaster Swiffプロデュースのイントロは、どっぷりビートを加えてのスタート。 タイトルのヴォイスサンプリングで妖しさを演出だ。

2. GHETTOMUSICK

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, Kenneith Gamble & Bunny Sigler Produced by Andre 3000 for SLUMDRUM

冒頭の電子サウンドからもうびっくりですよ。え、これがOUTKAST? アングラなHIP-HOPのイメージを一気に外して、こういうエレクトロにかなトラックをバックに言葉を畳み掛けてくるパフォーマンスなわけですよ。 電子音の波が押し寄せてきたと思ったら、中盤ではまったりまろやかな音を届ける展開になったりと、これまたとにかく濃い内容なわけですよ。 Patti LaBelle「Love, Need & Want You」をサンプリング。

3. UNHAPPY

Written by Antwan Patton & David Sheats Produced by Mr. DJ for Dungeon Ratz Productions

ゆったりビートで聞かせるトラックのミドルチューン。Big Boiの攻撃的なラップとメロディアスなフックのパートがいい具合に混じり合う。 Sleepy Brownもバックコーラスで支えてくれるメロウなナンバーだね。

4. BOWITE FEATURING SLEEPY BROWN & JAZZE PHA

Written by Antwan Patton, Patrick Brown & Phalon Alexander Produced by Big Boi for Boom Boom Room Productions

Sleepy BrownとJazze Phaを迎えた濃いめのチューン。どっしりとレゲトンを彷彿とさせる熱を加えたトラック。 生音ベースに、ホーンも加えたらもう濃いのなんのって。低音のBig Boiのラップもなんのその。サビフックで一気に熱を出してくる。

5. THE WAY YOU MOVE FEATURING SLEEPY BROWN

Written by Antwan Patton, Carlton Mahone & Patrick Brown Produced by Carl Mo Co-Produced by Big Boi for Boom Boom Room Productions

待望のアルバム「Speakerboxxx」からの1st Single。グルーヴィーなトラックを下地に聞かせるクールなミドルチューン。 Big Boiが抑え目のラップを聞かせてくれたと思ったら、Sleepy Brownが伸びやかにソウルフルなヴォーカルを響かせてくるんです。クールでかっこいいんですよ、本当に。 OUTKASTのイメージもさらにクールでムードを出してきた感じかな。ホーンの音も熱くて頼もしいね。

6. THE ROOSTER

Written by Carlton Mahone, Antwan Patton & Donny Mathis Produced by Carl Mo Co-Produced by Big Boi for Boom Boom Room Productions

妖しさの出たミディアムファンクチューン。生音、特にギターの音がいい感じに響き渡る。 そこに攻撃的なラップ、そしてバックアップするようにホーンの音が熱く燃えてきます。

7. BUST FEATURING KILLER MIKE

Written by Antwan Patton, Michael Render & Myma Crenshaw Produced by Big Boi for Boom Boom Room Productions

こちらはKiller Mikeを迎えての濃いめのロックチューン。全ての音がヒリヒリしては、エッジを効かせています。 Big Boi、そしてKiller Mikeの2人のラップをどっぷりと味わえるトラックだね。

8. WAR

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced by Mr. DJ for Dungeon Ratz Productions

サビがキャッチーなチクタクナンバー。でも、タイトルは「戦争」。しかも、爆発音の後で曲調がちょっと変わる。 この流れ、こういうひねりがOUTKAST的な面を出してくるんだな。

9. CHURCH

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, Kevin Kendricks, Patrick Brown & Myma Crenshaw Produced by Andre 3000 for SLUMDRUM

戦争の後は教会へ。そして、弾けっぷりがたまらないビートに、ついついリズムを取りたくなるカットチューン。 いい感じのブレイクビーツに乗せて、Big Boiのラップが炸裂です。そして、Debra KillingsとMyma Crenshawのコーラスも頼もしいわけだ。 相方、Andre3000のプロデュースで鼻開く。ハレルヤ!

10. BAMBOO (INTERLUDE)

Performed by Big Boi & Bamboo

Big Boiとその子供、Bambooによるインタルード。子供がとにかく可愛いんだ。でも、そんな言葉を発するとはね。

11. TOMB OF THE BOOM FEATURING KONKRETE, BIG GIPP & LUDACRIS

Written by Antwan Patton, Camron Gipp, Christopher Bridges, James Patton, Cory Andrews & Nathaniel Elder Produced by Big Boi for Boom Boom Room Productions

妖しさ満載のブレイクビーツをバックに、ラップリレーを聴かせてくれます。ストレートなHIP-HOPトラックで、存在感を発揮。 ゲストにKonkrete、Big Gipp、さらにはLudacrisを迎えては、とにかくアングラ感たっぷりに言葉が押し寄せてくる。

12. E-MAC (INTERLUDE)

Performed by E-Mac

E-Macによるインタルードです。

13. KNOWING

Written by Antwan Patton & Andre Benjamin Produced by Mr. DJ for Dungeon Ratz Productions

相方、Andre 3000によるプロデュース、さらにヴォーカルとしても参加しているトラック。淡々としているビートの中にも温かさが出ているナンバーだね。

14. FLIP FLOP ROCK FEATURING KILLER MIKE & JAY-Z

Written by Antwan Patton, Michael Render, Shawn Carter & David Sheats Produced by Big Boi for Boom Boom Room Productions Co-Produced by Mr. DJ for Dungeon Ratz Productions

これまた濃いぞ。Killer Mike、そしてJay-Zを迎えてのラップリレーが展開。しかも、みんなして高速早口ラップを決めてくるわけだ。熱いなぁ。 その後ろで、さらりと響き渡るギターの音が渋くていいね。ラストのキーボード、そしてスクラッチのカット音がまたいい味を出すんだ。

15. INTERLUDE

インタルード。ナレーションをベースに。

16. RESET FEATURING KHUJO GOODIE & CEE-LO

Written by Antwan Patton, Willie Knighton & Thomas Burton Produced by Big Boi for Boom Boom Room Productions

この曲もまたメロウに決めてきます。バックヴォーカルのDebra Killingsがメインでフックを歌っては、甘くスィートに包み込んでくれる。 そして、Big BoiとKhujo Goodie、Cee-loが三者三様のラップを展開させるんだ。

17. D-BOI (INTERLUDE)

Performed by Henry Welch

インタルード。ここで声を聞かせるのはHenry Welch。

18. LAST CALL FEATURING SUMM CALHOUN, LIL' JON & THE EAST SIDE BOYZ & MELLO

Written by Antwan Patton, Andre Benjamin, James Hollins & Brian Loving Produced by Andre 3000 for SLUMDRUM

いきなりエフェクトをかけたヴォーカルでラップが繰り広げられるからびっくりだ。この曲も濃いメンツが揃っているな。 マイクリレー、ところどころでのバックコーラスも。Debra Killingsはここではベースを弾いています。そんな面白いトラックに仕上げたAndre 3000のプロデュースワークも光る1曲。

19. BOWTIE (POSTLUDE)

ラストトラックのポストルード。アルバムをここで綺麗にまとめた感じのナレーションが流れます。

1. THE LOVE BELOW (INTRO)

Produced and Arranged by Earthtone III

アルバムのオープニングを飾るイントロダクション。美しいサウンドはとてもゴージャスに。 そして、Andre 3000が滑らかに歌を聞かせてくれる始まりです。

2. LOVE HATER

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats & Willie Knighton Produced & Arranged by Earthtone III

実質アルバムのオープニングとなるナンバー。クールなジャズサウンドで、愛をたっぷりに聞かせてくれるトラックです。 濃さもありながら、しっかりとおっしゃれに決めてくるんだ。かっこいいね、Andre。

3. GOD (INTERLUDE)

Written by Organized Noize, Andre Benjamin & Antwan Patton Produced by Organized Noize for ONP, Inc.

インタルード。タイトルが「神」というのもまた、すごいね。Andre 3000が語ります。その後ろで響き渡るアコースティックギターの音色がいいね。

4. HAPPY VALENTINE'S DAY

Written by Organized Noize, Andre Benjamin & Antwan Patton Produced by Organized Noize for ONP, Inc.

バレンタインの歌。どっしりビートをバックに、Andre 3000が歌い上げる小粋なファンクトラック。ベースやギターの音もワクワクさせては躍動感を出してきた。 歌にラップにと、色々な要素が入っていて面白いね。

5. SPREAD

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced & Arranged by Earthtone III

ファルセットヴォーカルが舞うように広がるラップチューン。キーボードの音遣いも、波が押し寄せてくるように。 時に厚く、時に優しく。その音をバックにラップやフックのファルセットが響き渡っては、心地よい1曲に仕上げる。 間奏の踊るピアノがとってもおしゃれだ。最後のスクラッチ、まるでニワトリみたいだな。

6. WHERE ARE MY PANTIES?

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats, Michael Render, John E.e. Smith & Cory Andrews Produced & Arranged by Earthtone III

インタルード。おはよう、ダーリンな会話。「私のパンツはどこ?」なんて、セクシーなひと時が繰り広げられます。バックの叫び声は、相方のBig Boiが担当。

7. PROTOTYPE

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats, Michael Render, John E.e. Smith & Cory Andrews Produced & Arranged by Earthtone III

ミディアムスローのソウルチューン。音がみずみずしいうえに、Andre 3000のヴォーカルが心地いいね。 ギターの音も染み渡るようなメロウなナンバーです。曲中で映画撮影が行われているみたいですな。

8. SHE LIVES IN MY LAP FEATURING ROSARIO DAWSON

Written by Organized Noize, Andre Benjamin & Antwan Patton Produced by Organized Noize for ONP, Inc.

ゲストにRosario Dawsonを迎えたナンバー。ちょっとクセのある捻ったSEが冒頭からインパクトを出してきます。 軽やかブレイクビートを下地に、淡々と聞かせてくれるミディアムチューン。そして、Rosarioの鋭くソウルフルなヴォーカルが響き渡る。 Geto Boys「Mind Playing Tricks On Me」やVolume 10「Pistol grip-pump」をサンプリング。

9. HEY YA!

Written by Organized Noize, Andre Benjamin & Antwan Patton Produced by Organized Noize for ONP, Inc.

OUTKAST人気がお茶の間まで一気に広まった大ヒットのキラーチューン。これがまた、ポップでキャッチーで、HIP-HOPだラップだのパフォーマンスはここでは控えめ。 とにかく楽しく歌を聞かせてくれるわけですよ。程よいピコピコな音も手伝っては引き込んでくる。Andre 3000、恐るべし。

10. ROSES

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats, Lola Mitchell & Rashida Roberts Produced & Arranged by Earthtone III

ソウルブルースなミディアムバラード。染み渡るんだなぁ。Andre 3000のヴォーカルも訴えかけてくるように。突き刺してくるように。 じっくりと聞かせてくれます。サビフックのメロディもいいんだな。そして、Big Boiのラップもスパイスとなる。 好調アルバム「The Love Below」からシングルカットされるほどに、力のあるナンバーです。

11. GOOD DAY, GOOD SIR

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced & Arranged by Earthtone III

インタルード。華麗に舞うヴァイオリンをバックに、Andre 3000とFonzworth Bentleyの楽しい会話。

12. BEHOLD A LADY

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats, Louis Freese & Erin Johnson Produced & Arranged by Earthtone III

淡々としたブレイクビーツに乗せて、淡々とラップ。時にクラップハンズで軽やかな印象も出ている。 HIP-HOPな味をライトなテイストで聞かせてくれるトラック。ただ、ずっと一定な感じ。

13. PINK & BLUE

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats, Louis Freese & Erin Johnson Produced & Arranged by Earthtone III

まさかの冒頭でAaliyah「Age Ain't Nothing But A Number」をサンプリングしてくるとはね。 その後は妖しさたっぷりのビートとともに、ディープでドープな世界を聴かせてくれます。ピンクとブルーが入り混じると、まぁ、紫になるよな。後半はストリングスも加わってゴージャスに。

14. LOVE IN WAR

Written by Organized Noize, Andre Benjamin, Antwan Patton, Jamahr Williams, Cameron Gipp & Bolivar Troncoso Produced by Organized Noize for ONP, Inc.

エレクトロなぴこぴこなビートを加えて聴かせてくれるミディアムグルーヴチューン。こちらもメロウな感じで、コンパクトながらに魅力がぎゅっと詰まっている。

15. SHE'S ALIVE

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats & Erik Wright Produced & Arranged by Earthtone III

こちらもメロウな感じ。冒頭に赤ちゃんの泣き声を加えてくるとは。その後でファルセットを聞かせては、Andre 3000が華麗に歌を聞かせてくれる。

16. DRACULA'S WEDDING FEATURING KELIS

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton, David Sheats & Erik Wright Produced & Arranged by Earthtone III

さらりジャカジャカなギターの音が心地よい1曲。エフェクトをかけたAndre 3000のヴォーカルは妖しく、そしてここでポイントになるのはゲストのKelisのヴォーカルかな。 いいスパイスとなるコラボ。

17. THE LETTER

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced & Arranged by Earthtone III

手紙のインタルード。Amanda Qasha Amanが読み上げます。

18. MY FAVORITE THINGS

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced & Arranged by Earthtone III

ボカスカとドラムンベース/ジャングルなビートを放って展開するのは、まさかの「私のお気に入り」。 アグレッシヴな音なのに、魅力たっぷりのカバーです。でも、Andre 3000はプロデュースのみで、演奏はまた別の人なわけだ。

19. TAKE OFF YOUR COOL FEATURING NORAH JONES

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced & Arranged by Earthtone III

これまた香ばしいな。Andre 3000とNorah Jonesとのコラボです。Andreのアコースティックギターをバックに、渋い歌声を聞かせてくれるNorah。 もうこの声にうっとりですよ。心地よい時間が流れます。

20. VIBRATE

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced & Arranged by Earthtone III

ノイズのような、ミニマルのようなSEをバックに、しっとりピアノの音も入ってくる展開。Andre 3000とSleepy Brownのヴォーカルが重なっては、また不思議な時が流れる。 ただ、全体的にはちょっと気持ち悪さがあるかな。こちらも同じメロディの繰り返し。

21. A LIFE IN THE DAY OF BENJAMIN ANDRE (INCOMPLETE)

Written by Andre Benjamin, Antwan Patton & David Sheats Produced & Arranged by Earthtone III

ラストはAndre 3000の語り。ラップをじっくりと聞かせてくれる。ブレイクビーツは軽やかに。

6th Album『Idlewild』● '06/8/22 release

2枚の作品を1つにした「Speakerboxxx/The Love Below」から3年。OUTKASTの6作目となるアルバムは、出演映画とリンクした内容になっている作品。 どこか古き良きソウルフレーバーを出した内容で、正直、キャッチーさはあまり感じないかな。そのぶん、こだわりをじっくりと味わうような作りに仕上がっています。 お馴染みSleepy BrownやScarはじめ、Lil' WayneやSnoop Dogg、Macy Grayなどをゲストに迎えて作るトラックの数々。 時に映画から、時に子供の声を聞かせてくるインタルードも含んだ全25曲の大作。ここまで詰め込んで聞かせる作品も、そうそうないよね。 そんな感じで登場したアルバム以降、2021年の段階では、OUTKASTの作品はしばらくお預けのようですね。

1. INTRO

アルバムのオープニングを飾るイントロダクション。次第とF.I.してくるサウンド。そして、ナレーションと軽やかな音で、始まり始まりだ。

2. MIGHTY O

(A. BENJAMIN / A. PATTON / R. WADE / P. BROWN / R. ROBBINS / C. CALLOWAY / C. CLARENXE GASKILL / I. MILLS) PRODUCED BY ORGANIZED NOIZE PRODUCTIONS

「アリヤリヤリヤ」「オリヨリヨリヨ」と印象的なフレーズが繰り返されるサビフックで始まるディープなナンバー。 ひねりを感じさせるビートとともに、2人のラップがのる。久しぶりのONPによるプロデュースで、こうきたか。 Cab Calloway「Minnie The Moocher」のサンプリングも効果的に。

3. PEACHES FEATURING SLEEPY BROWN & SCAR

(A. PATTON / R. WADE / R. MURRAY / P. BROWN / T. SMITH / M. HARDNETT / P. CRUMP / M. PARKMAN) PRODUCED BY ORGANIZED NOIZE FOR ONP PRODUCTIONS

小粋なグルーヴを添えて始まるHIP-HOPチューン。お馴染みSleepy Brown、そしてScarを迎えてのコラボナンバーです。 時に淡々と、時にサラッと軽やかに聞かせるトラックに、じわりじわりと吸い込まれます。TOO $HORT「Cuss Words」をサンプリング。

4. IDLEWILD BLUE (DON'T CHU WORRY 'BOUT ME)

(A. BENJAMIN) PRODUCED BY ANDRE 3000 FOR SLUM DRUM!

濃いめのベースがバチコンと主張するトラック。それに負けじと、ヴォーカルも熱いぞ。そんなベンベンと活弁みたいな1曲。 ソウルフレーバーたっぷりに聞かせてくれるOUTKASTです。ブルースハープもいい味を出すんだ。

5. INFATUATION (INTERLUDE)

インタルード。男性と女性の会話。2人の温度差が面白いね。

6. N2U FEATURING KHUJO GOODIE

(A. PATTON / R. WADE / P. BROWN / R. MURRAY / M. PATTERSON / W. KHATIB / R. MANZOLI / W. KNIGHTON) PRODUCED BY ORGANIZED NOIZE FOR ONP

ララララと心地よいコーラスが彩りを加えるミディアムチューン。この曲ではKhujo Goodieを迎えてのコラボが展開。 ラップパートの濃さとコーラスパートの爽やかさのギャップがいい感じ。

7. MORRIS BROWN FEATURING SCAR & SLEEPY BROWN

(A. BENJAMIN / A. PATTON / T. SMITH) PRODUCED BY ANDRE 3000 FOR SLUM DRUM!

「ピー」と笛の音でスタート。そのあとはまるでマーチングのような音をドカドカと聞かせて始まるシングルナンバー。 さらにScarとSleepy Brownを迎えてのコラボで、これぞOUTKASTな1曲に仕上げてきました。 ノリと濃さがいい感じに絡み合っては、キャッチーさも出してくる。

8. CHRONOMENTROPHOBIA

(A. BENJAMIN) PRODUCED BY ANDRE 3000 FOR SLUM DRUM!

淡々としたビートが展開。そこにムードのあるピアノやベースが加わっては、アダルトフレーバーたっぷりに。 そして、Andre 3000がソフトかつソウルフルに歌い上げる。からの高速ラップが天和kして幕という流れです。

9. THE TRAIN FEATURING SLEEPY BROWN & SCAR

(A. PATTON / P. BROWN / K. KENDRICK / D. BROWN / M. BROWN / T. SMITH / J. GILLIAM) PRODUCED BY BIG BOI FOR BOOM BOOM ROOM PRODUCTIONS

タイトルそのままに、列車が走り抜ける音からスタート。お馴染みのSleepy BrownとScarも参加したHIP-HOPチューン。 この曲ではホーンが迫力を出してきては、主張してくるね。

10. LIFE IS LIKE A MUSICAL

(A. BENJAMIN) PRODUCED BY ANDRE 3000 FOR SLUM DRUM!

なかなかいい曲タイトルだ。「人生はミュージカルの如く」。そして、ヴォーカルもちょっとミュージカルテイストを出しては伸びやかに聞かせてくれる。 Andre 3000が軽やかで気持ち良さそうなんだ。

11. NO BOOTLEG DVDS (INTERLUDE)

インタルード。違法DVD売りの物語。

12. HOLLYWOOD DIVORCE FEATURING LIL' WAYNE & SNOOP DOGG

(A. BENJAMIN / A. PARRON / D. CARTER / C. BROADUS) PRODUCED BY ANDRE 3000 FOR SLUM DRUM!

ゲストが豪華なナンバーだね。Lil' WayneにSnoop Dogg、2人が参加しては、OUTKASTとラップリレーだ。タイトルもまた、インパクトがありますね。 「ハリウッド離婚」。それぞれが個性あふれるラップスタイルで、言葉を畳み掛けてきます。ミドルテンポの力もまたいい感じ。

13. ZORA (INTERLUDE)

インタルード。楽しげな会話に打ち込まれる音。

14. CALL THE LAW FEATURING JANELLE MONAE

(A. PARRON / N. IRVIN III / C. JOSEPH / J. ROBINSON) PRODUCED BY N8“ROCKET”WONDER FOR WONDALAND PRODUCTIONS CO-PRODUCED BY CHUCK LIGHTNING FOR WONDALAND PRODUCTIONS, BIG BOI FOR BOOM BOOM ROOM PRODUCTIONS AND JANELLE MONAE

古き良きソウルフレーバーが展開する、弾けるチューン。Janelle Monaeが高らかに歌い上げるんだけれども、これがまた、いい感じなわけですよ。 完全なる歌モノ。そこにBig Boiのラップも存在感を発揮。さらにはピストルの発砲音も。

15. BAMBOO & CROSS (INTERLUDE)

インタルード。お子様Bambooが親譲の言葉をたたみかける。Crossも負けじと韻を踏んでくる。かわいい子供ラッパーたちです。

16. BUGGFACE

(A. PATTON / T. SMITH / D. SHEATS) PRODUCED BY SLIM JIM AND MR. DJ FOR DUNGEON RATZ PRODUCTIONS

どっぷりビートが展開する中で、見事なラップパフォーマンスが映える1曲。 淡々としていながらも、なかなか印象付ける音使い。そして、ラップで突き刺してくるんだ。

17. MAKE NO SENSE AT ALL

(A. BENJAMIN) PRODUCED BY ANDRE 3000 FOR SLUM DRUM!

小粋な会話で始まり、ベースが見事な流れを作り、ピアノもセッションなみに弾んで弾けて、楽しそうな1曲。 Andre 3000の楽しいパフォーマンスをじっくりと堪能できます。

18. IN YOUR DREAMS FEATURING KILLER MKE & JANELLE MONAE

(A. PATTON / R. MURRAY / P. BROWN / J. ROBINSON) PRODUCED BY ORGANIZED NOIZE FOR ONP

なかなかのメロディラインで妖艶さを出してくるミドルチューン。ここでもJanelle Monaeが見事な歌声を披露しては、虜にさせられる。 さらに、Killer Mikeも参加しては、濃い仕上がりとなったトラックです。

19. PJ & ROOSTER

(A. BENJAMIN / A. PARRON) PRODUCED BY ANDRE 3000 FOR SLUM DRUM!

これまた見事なまでの弾けっぷりだね。ウキウキワクワクな感じがよく出ています。ピアノがいい感じに弾んでは、ムードと勢いを出してくる。 さらにホーンがクセを出して展開。なかなか面白いんナンバーだね。

20. MUTRON ANGEL FEATURING WHILD PEACH

(A. PATTON / D. BROWN / M. BROWN) PRODUCED BY WHILD PEACH PRODUCTIONS

Whild Peachをゲストヴォーカルに迎えて展開するミディアムバラード。キーボードの柔らかさがまた、温かさを生み出す。 優しくも力強いWhild Peachのヴォーカルに引き込まれていきますね。

21. GREATEST SHOW ON EARTH FEATURING MACY GRAY

(A. BENJAMIN) PRODUCED BY ANDRE 3000 FOR SLUM DRUM!

これまたインパクト大。Macy Grayのヴォーカルが突き刺してくるかのように展開します。 ゆっくりと、ミディアムテンポが進行する中でも、特徴あるヴォーカルがインパクトを放ってくるわけで。かっこいいんだよ、ここまでクセがあるとね。

22. YOU'RE BEAUTIFUL (INTERLUDE)

インタルード。映画からの抜き出しかな。まぁ、なんてロマンティックだこと。

23. WHEN I LOOK IN YOUR EYES

(A. BENJAMIN / K. KENDRICK) PRODUCED BY KEVIN KENDRICK

古き良きロックな1曲。弾けるピアノと芯を掴んでくるドラム、そしてホーンの力も交えた展開。Andre 3000が瑞々しいヴォーカルを聞かせてくれる。

24. DYIN' TO LIVE

(A. BENJAMIN) PRODUCED BY ANDRE 3000 FOR SLUM DRUM!

イントロから渋さたっぷり。ブルースだねぇ。ピアノの音の美しさよ。湿り気のある空気の中、Andre 3000がしっとり、じっくりと歌い上げる1曲。

25. A BAD NOTE

(A. BENJAMIN / K. KENDRICK) PRODUCED BY JOHNNY VULTURE (ANDRE 3000'S ARCH ENEMY)

ダークな音の中で響き渡る“泣きのギター”がいい感じな1曲。アドリブの如く、淡々と展開。しばらくして、ようやく妖しげなヴォーカルが入ってくる。 さらには、色々な声が合わさって、なんだかカオスだな。

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