album

1st Album『LANDING TIMEMACHINE』● '91/11/1 release

浅倉大介の記念すべきデビューアルバムは、彼がツアーに参加していたTM NETWORKのカバー集です。といっても、インスト。小室哲哉もエグゼクティブプロデューサーとして参加。 浅倉大介の視点で見るTM NETWORKの楽曲を味わうことができます。キーボードの音が映えては弾んで、ポップなダンスナンバーと幻想的な世界を創る。 SF的な雰囲気も持ち合わせていて、少年が大人になるような、ロマンが溢れているような、成長していく過程を見せるような作品だよね。 浅倉大介自身のナンバーもあるけれども、まだまだ助走に過ぎません。オリジナルアルバムでは大きく化けそうな予感をさせるデビュー作です。

1. LANDING TIMEMACHINE

MUSIC BY DAISUKE ASAKURA ARRANGEMENT, ALL SYNTHESIZERS:DAISUKE ASAKURA

壮大でスペクタクルな世界が広がるナンバー。スケールがでっかくて、時間旅行、宇宙旅行をしているような感じをさせる。SF的インスト。 少年心をくすぐるかのような、夢と希望に溢れているね。中盤のスローテンポから、再びアップテンポへの流れは、なんだかすごい。

2. 1974

MUSIC BY TETSUYA KOMURO LYRICS BY KARI SAIMON ARRANGEMENT, ALL SYNTHESIZERS:DAISUKE ASAKURA

ピコピコとゲームサウンド的なアレンジで聞かせてくれるカバーナンバー。縦スクロール型シューティングゲームみたいな感じで、ポップ。

3. A DAY IN THE GIRL'S LIFE ~ CAROL

MUSIC BY TETSUYA KOMURO LYRICS BY TETSUYA KOMURO, MITSUKO KOMURO ARRANGEMENT, ALL SYNTHESIZERS:DAISUKE ASAKURA

あの「CAROL」をカバーですか。浅倉大介の解釈により、ダイナミックながらに親しみやすいダンスサウンドで味付け。キーボードの音がポイントですね。

4. DIVE INTO YOUR BODY

MUSIC BY TETSUYA KOMURO LYRICS BY MITSUKO KOMURO ARRANGEMENT, ALL SYNTHESIZERS:DAISUKE ASAKURA

4つ打ちビートで軽やかに弾むナンバー。いいね、ウキウキワクワク。楽しめるアレンジで聞かせてくれます。

5. CONFESSION

MUSIC BY NAOTO KINE LYRICS BY KARI SAIMON ARRANGEMENT, ALL SYNTHESIZERS:DAISUKE ASAKURA

優しく語りかけてくれるようなアレンジで、うっとりさせてくれるカバー。キネバラを浅倉大介が見事に味付け。キラリと光るように。

6. DRAGON THE FESTIVAL

MUSIC AND LYRICS BY TETSUYA KOMURO ARRANGEMENT, ALL SYNTHESIZERS:DAISUKE ASAKURA

まず、この曲をチョイスしたところにセンスを感じるね。まさしくフェスティヴァルな、サンバなアレンジで大胆に聞かせてくれます。

7. TWINKLE NIGHT

MUSIC BY TETSUYA KOMURO LYRICS BY KARI SAIMON ARRANGEMENT, ALL SYNTHESIZERS:DAISUKE ASAKURA

ドラマティックながらポップなアレンジで聞かせてくれるカバーチューン。 浅倉大介の細かい仕事振りがうかがえる曲だね。教会みたいなシチュエーションが似合う。

8. MEMORY OF THE FUTURE

MUSIC BY DAISUKE ASAKURA ARRANGEMENT, ALL SYNTHESIZERS:DAISUKE ASAKURA

浅倉大介オリジナルのインストナンバー。どこかしら牧歌的。でも、SF的なさすらい感もあって、かっこいいですね。 流れては、テンポが途中で変わって、TM NETWORKの「Self Control」を交えて展開。面白いなぁ。

2nd Album『D-Trick』● '92/9/2 ('95/2/1) release

浅倉大介にとって2枚目となるオリジナルアルバム。前作は、ほぼTM NETWORKのナンバーのカバーだったので、実質、オリジナルアルバムとしては第1作目のような感じだよね。 今作は、アルバムタイトルのごとく、浅倉大介によるキーボードのトリックがいたるところに使われたポップなアルバム。構成も、夜、真夜中、そして明け方と時間が流れるように展開していく。 シンセサイザーをベースとした、キラキラ輝くサウンドが映えます。そして、今作ではゲストも多く参加。ギターには葛城哲哉、そしてコーラスに宇都宮隆と木根尚登のTMコンビが参加。 さらにゲストヴォーカルとして、ソロ歌手の麗美と貴水博之も参加。貴水は、このあとにaccessを結成し、デジタルポップユニットとして名を馳せるわけでして、 その布石となったのがこのアルバムでしょうな。access活動停止後には、ジャケットを刷新して再販されたり、 収録曲の「COSMIC RUNAWAY」が映画主題歌に起用されてはシングルカットされたりと、注目を集めました。

1. A Moonlight Night

Composed and Arranged by DAISUKE ASAKURA

幻想的な世界を繰り広げるオープニングナンバー。そして、チャイムが鳴り響き出したら、急に明るくなっては、ダイナミックで壮大に。 すごい展開だ。そして、ドラマティックなメロディを奏でてくれる。

2. Midnight Party

Composed and Arranged by DAISUKE ASAKURA

超が付くほどにポップなダンスナンバー。 真夜中のパーティーだそうで。そして、ちょっとアニメ声な会話が繰り広げられたりと、とことんキャッチーに攻めてきます。曲はもう、浅倉節全開の様相。

3. Smile Energy

Composed and Arranged by DAISUKE ASAKURA Lyrics by Daisuke Asakura English Lyrics by Philip H, Rhodes Ⅲ Chorus Arranged by Yasuhiro Kido

これまた跳ねるようにポップな展開を聞かせるトラック。もうね、タイトルからして笑っているからこそ、曲も笑っているんだ。 キーボードの華やかな音と、ピコピコと入ってくる音が合わさってが激ポップに。葛城哲哉のギターも大活躍です。

4. The Door

Composed and Arranged by DAISUKE ASAKURA

ウネウネするビートの中で、ちょっと妖しげな空気を醸し出すミディアムナンバー。 これまでのポップな面を一気にひっくり返しては、浅倉大介のクールな面を出してきた。

5. 1000年の誓い

Composed and Arranged by DAISUKE ASAKURA

オルゴールの音からスタート。幻想的なサウンドをその後に聞かせてくれる。ゲストヴォーカルに麗美と貴水博之が参加。 うっとりとさせてくれるデュエットを披露してくれます。貴水はしばらくエフェクトがかけられて、距離感を出す。メロディもバラードならではの、ちょっと感動ラインを辿ります。

6. Rainbow In The Universe

Composed and Arranged by DAISUKE ASAKURA Lyrics by Shun Taguchi

浅倉節炸裂のポップなダンスナンバー。宇宙に虹が架かるように、キラキラ眩しい音を聞かせてくれる。 音のマジシャンだね。めくるめくサウンドに、ちょっと驚かされる。

7. Cosmic Runaway

Composed and Arranged by DAISUKE ASAKURA Lyrics by Shun Taguchi

浅倉大介の攻撃的な面を見せるダンスポップチューン。とにかく葛城哲哉のギターがうねりを上げる。貴水博之のヴォーカルも、ハイトーンながらに力を感じさせる。 キンキンするサウンドも宇宙感は出ているね。サビのメロディも引きこむキャッチーさを放つ。access結成前の曲であり、access活動停止後にシングルカットされた作品。

8. 鏡の中の迷路

Composed and Arranged by DAISUKE ASAKURA Lyrics by Daisuke Asakura English Lyrics by Philip H, Rhodes Ⅲ

ちょっとファンクな感じも出たミディアムテンポのダンスチューン。 リズミカルなトラックをバックに、Rhodesのナレーションが響き渡る。ここでも葛城哲哉のギターが大活躍。

9. Funny Spot

Composed and Arranged by DAISUKE ASAKURA Lyrics by Daisuke Asakura English Lyrics by Philip H, Rhodes Ⅲ Chorus Arranged by Yasuhiro Kido

まさしくファニー。サンバですよ、サンバ。 しかも、サンバホイッスルも浅倉大介自ら吹いているそうで。これまた、ポップに聞かせてくれるダンストラックだ。とっても楽しくなる1曲です。

10. Bridge Of Harmony

Composed and Arranged by DAISUKE ASAKURA

疾走感たっぷりにポップなサウンドで聞かせてくれるダンスナンバー。 もう、浅倉大介の業が光る1曲。時に壮大で、時に力強く。いやはや、曲の中の物語がすごいね。

11. Eternal Dream

Composed and Arranged by DAISUKE ASAKURA

シンセで操るオーケストレーション。美しいメロディとサウンドで聞かせてくれる壮大なバラードチューン。ちょっとG線上のアリアっぽい部分もあるけれども、 浅倉大介の繊細さが光る。途中からは、マーチングみたいに力強さを出してきた。

12. Toy Box In The Morning

Composed and Arranged by DAISUKE ASAKURA Lyrics by Shun Taguchi

感動的なバラードナンバーでうっとり。ゲストヴォーカルとして参加した貴水博之のハイトーンヴォーカルも、うまく張るように。 曲の方は、そこまでデジタルピコピコな感じはせず。サビでは重厚なコーラスで盛り上げてくれる。

3rd Album『ELECTROMANCER』● '95/7/12 release

access沈黙後、ソロ活動を開始した浅倉大介のオリジナルアルバムがついに完成。accessで放ったデジタルサウンドを追求し、かなり壮大な作品となっております。 「SIREN'S MELODY」「BLACK OR WHITE?」「RAINY HEART」と、立て続けにリリースしたシングルナンバーも、 ロサンゼルスでミックスを施しては、新たに力をつけて生まれ変わりました。西川貴教、葛山信吾の両ヴォーカルもいい味を出しているよね。 ヴォーカル曲、インスト曲と程よいバランスで浅倉大介の世界を堪能。シングルの時点で、まさか浅倉大介が歌うとは思わなかったけれども、このアルバムでも、もう1曲歌っています。 アルバム全体としては、とにかくキーボード/シンセサイザー万歳のデジタルサウンドでゴージャスに。 ポップでキャッチーなダンスナンバーもあるけれども、ドラマや映画で使われていそうなダイナミックなインストナンバーには、その世界にのめり込んでしまいますね。音の魔術師、現る。 初回盤は、それ以上に豪華。マルチメディアを駆使したCD-ROM付きだ。浅倉大介の魅力に迫るインタビューや楽曲の試聴、 ゲームなど様々なコンテンツが詰まっています。さらに写真集も付いて、耽美的な世界を見せています。

1. THE ELECTROMANCER

WRITTEN AND ARRANGED, ALL KEYBOARDS PERFORMANCE AND PROGRAMMED BY DAISUKE ASAKURA

access沈黙後のソロアルバムのオープニングチューンは、壮大な世界が広がるサウンドにダイナミズムを感じる1曲。 映画にでも使われていそうな、ものすごいゴージャスな曲だね。 オーケストラが華々しく聞かせてくれます。そして、うねる葛城哲哉のギターにノックアウトです。さぁ、いよいよ幕が上がったぞ。

2. BLACK OR WHITE? (L.A. MIX)

WRITTEN AND ARRANGED, ALL KEYBOARDS PERFORMANCE AND PROGRAMMED BY DAISUKE ASAKURA WORDS:AKIO INOUE EXPANDED VOICES:TAKANORI NISHIKAWA

浅倉大介が、ゲストヴォーカルに西川貴教を迎えてのシングルをドロップ。 デジタルロックのような力強さが印象的で、西川貴教の野太いヴォーカルも、見事にマッチしているね。かっこいいね。それでいて、実にキャッチーなメロディでカラオケ向きなんだよね。 まさか、この曲が縁でT.M.Revolution誕生につながるとはね。その後は両者、大活躍ですよ。

アルバムでは、ロスでのミックスバージョンでパワーアップ。アウトロも延びに延びてカットアウト。

3. KARMA FOREST (L.A. MIX)

WRITTEN AND ARRANGED, ALL KEYBOARDS PERFORMANCE AND PROGRAMMED BY DAISUKE ASAKURA

アラームが鳴り響いた後は、ちょっとエスニック風味のサウンドを聞かせるインストトラック。 アップテンポのビートとともに、深い深い森へと迷い込んでいきそうな感じのナンバーだね。

4. SPACE PARADISE

WRITTEN AND ARRANGED, ALL KEYBOARDS PERFORMANCE AND PROGRAMMED BY DAISUKE ASAKURA WORDS:MAKOTO ASAKURA

このアルバムの中では、いちばんポップな楽曲かな。もうね、アイドルかと言わんばかりに浅倉大介が歌っちゃっていますよ。 しかも、まさか貴水博之がコーラスで参加しているとは。ただ、やっぱりアルバムが全体的に壮大でダイナミックな雰囲気があるので、 なんかこの曲だけ妙に浮いているように感じるんだよな。何気に6分も聞かせてくれます。

5. RAINY HEART ~どしゃ降りの想い出の中 (L.A. MIX)

WRITTEN AND ARRANGED, ALL KEYBOARDS PERFORMANCE AND PROGRAMMED BY DAISUKE ASAKURA WORDS:AKIO INOUE EXPANDED VOICES:SHINGO KATSURAYAMA

浅倉大介のシングル連続リリース第3弾は、ゲストヴォーカルに俳優の葛山信吾を起用するというサプライズを披露。 しかも、極上のバラードナンバーですよ。甘いヴォーカルがたっぷり堪能できる美メロを聞かせてくれます。雨というシチュエーションがまた、ドラマティックに仕上げてくるんだよね。 とにかくイントロのメロディが好きです。涙を雨が流してくれます。

アルバムではロスのミックストラック。音がシャープで、キリッとした感じですかね。そして、コーラスも前に出てきたようだ。

6. BEAT OF DREAM

WRITTEN AND ARRANGED, ALL KEYBOARDS PERFORMANCE AND PROGRAMMED BY DAISUKE ASAKURA WORDS:DAISUKE ASAKURA, MAKOTO ASAKURA

4つ打ちのビートが気持ちの良いポップチューン。どこかしらファンクやディスコソウルな雰囲気もあり、ブラスも大活躍。こんなキャッチーなナンバーを、 しかも英語でクールに歌う女性ヴォーカルもじっくりと聞かせてくれるんです。なんか、キラキラ輝いて、眩しいな。

7. MAGNETIC SPRING (L.A. MIX)

WRITTEN AND ARRANGED, ALL KEYBOARDS PERFORMANCE AND PROGRAMMED BY DAISUKE ASAKURA

これまた、煌びやかなイントロで始まるインストナンバーだ。 浅倉大介のキーボードが無限に広がる。サイバーなのに、ドリーミングなのは、やっぱり浅倉大介の持つ世界観かな。

8. WHISPER CITY

WRITTEN AND ARRANGED, ALL KEYBOARDS PERFORMANCE AND PROGRAMMED BY DAISUKE ASAKURA

サックスがセクシーに響き渡るインストナンバー。 タイトル通りに都会のムードたっぷり。そして、浅倉大介のキーボードも、ポップに聞かせてくれます。眠らない街のような、妖しさとかっこよさが混在しています。

9. SIREN'S MELODY (L.A. MIX)

WRITTEN AND ARRANGED, ALL KEYBOARDS PERFORMANCE AND PROGRAMMED BY DAISUKE ASAKURA WORDS:MAKOTO ASAKURA

accessの沈黙から、ついに浅倉大介が目覚め、ソロ活動を開始。 って、歌っているじゃないですか!?さすが、ソロとなると自分のやりたいことができるけれど、この展開には驚きです。 アップテンポのデジタルサウンドに乗せて、浅倉大介が囁くように、妖艶なヴォーカルを聞かせてくれます。爽やかなメロディで、access時代の攻めの姿勢は抑え目だね。

アルバムではロスでのミックスを聞かせてくれます。音のバランスが整って、すっきりと。ヴォーカルが前面に出てきたね。

10. ATLANTIC WEAVE (L.A. MIX)

WRITTEN AND ARRANGED, ALL KEYBOARDS PERFORMANCE AND PROGRAMMED BY DAISUKE ASAKURA

神秘的な波がやってくる。次第に侵食してくるような、ジワジワやってくる音がかっこいいね。 パーカッションの音も入って、どこかしら異国感もあるインストナンバーです。大作感もあって、スケールがとってもでっかいですね。

11. THE ELECTROMANCER (KANASHIMINO KAWAWO YOROKOBINO OKAWO)

WRITTEN AND ARRANGED, ALL KEYBOARDS PERFORMANCE AND PROGRAMMED BY DAISUKE ASAKURA WORDS:DAISUKE ASAKURA, MAKOTO ASAKURA

M-1の続編的なナンバー。こちらもキーボードを前面に、ド派手な世界が繰り広げられています。でもって、いろんなタイプの曲が登場しては、 まるで組曲のように。外国人のヴォーカルが日本語を歌う新鮮さもありますね。とってもドラマティックな1曲です。

12. VINTAGE

WRITTEN AND ARRANGED, ALL KEYBOARDS PERFORMANCE AND PROGRAMMED BY DAISUKE ASAKURA

アルバムのラストトラック。うっとりと聞かせてくれます。浅倉大介のピアノがゆったり流れるインストバラード。 語りかけるように、包み込むように流れる音に寄り添い、幕が降りる。綺麗な終わり方ですね。

Best Album『DA's BEST WORKS '91~'95』● '98/6/24 release

浅倉大介、初のベストアルバムは、ソロ - access - ソロと、3期をまとめ上げたもの。 リリース時期が微妙なのと、同じく貴水博之のベスト、accessの三部作ミニアルバムと同時発売という時点で、レコード会社主導のリリースだろうね。 さて、収録曲の方は、入門編にふさわしいバランスの良い選曲。インストもの、歌モノのバランスもよく、浅倉大介の仕事がよくわかる内容となっておりますね。 貴水博之はじめ、西川貴教、葛山信吾などのヴォーカリストを起用しては、魅惑のサウンドマジックで華麗に輝かせる。 個人的には、accessの三部作がマルッと入っているというところはポイントが高いね。 そして、締めが「VINTAGE」っていう配置も、細かい気配りというか、狙いすぎな感じもするけれどもね。アーリー浅倉大介イヤーズが綺麗にまとまっている作品ですよ。

Best Album『DECADE ~THE BEST OF DAISUKE ASAKURA~』● '01/11/21 release

浅倉大介の2枚目となるベストアルバムは、本人のデビュー10周年を記念したもの。今回は本人が選曲をした、2枚組みのヴォリュームたっぷりな内容で聞かせてくれます。 1枚目は、第1期ソロ - access - 第2期ソロの楽曲を中心に、バランスよく選曲。歌モノはもちろんのこと、インストモノもきちんと収録。 まさかaccessの裏三部作からの大作を選曲するとはね。その反面、表の三部作から「DRASTIC MERMAID」が漏れてしまったことが残念だ。 ソロナンバーは、ゲストヴォーカルモノはなく、あくまでソロとしての、浅倉大介名義のものが中心になっているね。 一方、2枚目はIcemanの楽曲のみで構成。浅倉大介自身もメンバーだからって、1枚丸々Icemanとはね。 もはや、Icemanのベストアルバムとなっております。後にも先にも、こういうコンピレーション盤はこの1枚のみだから、貴重かもね。 初期のキャッチーなデジタルナンバーから、後期のディープなサウンドまで、Icemanの音の変遷も味わえる1枚です。 何気に浅倉大介のヴォーカルナンバーも入っているので、こちらも選曲のバランスはいいね。何はともあれ、10周年、時代の先端を走っていた浅倉大介を味わうことができるのです。

初回盤は、新曲「Robots」のシングルCD付き。この曲も必聴です。

Bonus

1.

Robots / 浅倉大介

作詞:麻倉真琴 作曲・編曲:浅倉大介

1-11. Re-communicate / 浅倉大介

作詞:麻倉真琴 作曲・編曲:浅倉大介

dododo, dadadaと、ポップに弾けた始まりにノックアウトなナンバー。久しぶりに弾けまくっている浅倉大介を堪能。 浅倉大介というよりも、大ちゃん。ソロナンバー「SPACE PARADISE」的キャラクターが生きた1曲。ファンにはたまらないんでしょうね。

Bonus. Robots / 浅倉大介

作詞:麻倉真琴 作曲・編曲:浅倉大介

ロボットヴォイスが登場するナンバー。無機質な声のバックに広がる、アンビエントな音楽がいいなぁ。 その後からは、トランステイストの高速ダンスチューンで、鮮やかに変身。ポップな色もあって、浅倉大介らしさを届けてくれる。後半では歌も聞かせてくれるよ。

4th Album『21st Fortune CD』● '02/11/20 release

浅倉大介がソロで発表したBOXセットを単体売り。こちらのCDは、インストナンバーやヴォーカル曲などを収録した全13曲の作品です。 シンセをまるで魔法のように鮮やかに操っては、虜にさせてくるサウンドの数々。ピアニストのような感性豊かなメロディラインを奏でるナンバーあり、 ポップに華やぐナンバーあり、とっても楽しさが詰まっていますね。 冬から春、夏、そして秋へと季節を巡るように並べられた楽曲群。浅倉大介の曲、そして時にエフェクト処理されたヴォーカルが魅惑のひと時を作り上げる。 accessとはまた一味違った、耽美的な世界を味わう音ができますね。

1. winter mute

作曲・編曲:浅倉大介

冬の情景を彩るようなデジタルチューン。緊迫感のあとは、ポップでゴージャスに音が押し寄せてくる。これが浅倉大介だ。 スピーディーに進行しては、何かが始まる。壮大な物語の扉が開く感じだね。

2. call name“future”

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

随分とロックなアレンジで、バリバリギターとバチコンドラムが暴れまくっています。そこに浅倉大介のシンセサウンドが華開く。 後半にエフェクト処理された浅倉大介のヴォーカルが入ってきますよ。

3. ride on free

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

デジタルサウンド炸裂。近未来を行く浅倉大介です。ボコスカビートを打ち込んで、攻めてきます。ヴォーカルにはエフェクトをかぶせ、若干無機的に。 クールな部分とスタイリッシュな部分が合わさって流れてゆきます。

4. techno beethoven

作曲・編曲:浅倉大介

ピアニストの本領発揮。指使いとテクノサウンドで魅了するインストナンバー。高速ビートがアグレッシヴに攻めてきては、圧倒してきますね。

5. spring phase

作曲・編曲:浅倉大介

季節は冬から春へ。しっとりと広がる空間の中、幻想的に響き渡るサウンドに魅了されます。 どこかしらゴシックっぽい、ゴージャス感と緊迫感が融合するかのようなサウンドですね。その後は、新しい生命が誕生するかのような、春の息吹を感じさせるようなメロディが展開。 1つの物語が進行する、壮大な7分です。

6. robots ~bluntsoundz mix~

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

ベストアルバム「DECADE」の初回盤に付属していた新曲のリミックスバージョン。 ロボットヴォイスで始まり、高速4つ打ちビートのトランスチューンが晴れやかに広がってゆく。ビートにパンチが効いているね。

7. theme of j-sports

作曲・編曲:浅倉大介

高速デジタルチューンで、日本のスポーツを盛り上げる。浅倉節炸裂のキャッチーなテクノポップチューンです。 2分の中に、ぎっしりと魅力が凝縮されています。

8. fairy make a lie?

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

ポップさ爆発のデジタルチューン。浅倉大介のヴォーカルにエフェクトをかけては、デジタル色全開で。 随分と音は弾けているんだけれども、ファンはきっと大喜びなんだろうな。とにかく、とことんポップです。歌詞の世界観はさすが。

9. summer fade

作曲・編曲:浅倉大介

季節は春から夏へ。神秘的な幕開けから、デジタルサウンドが開花する展開。 夏の眩しさ、爽やかさを展開して、後半ではオペラのようなコーラスも登場して、ゴージャス感も出てきました。

10. autumn trance

作曲・編曲:浅倉大介

夏から秋へと季節は移り変わりました。イントロからトランス全開で、緊迫感が漂ってきますね。 バチコンと打ち込んでくるビートと、クールなシンセが秋の物憂げな雰囲気を見事に醸し出します。

11. autumn choir

作曲・編曲:浅倉大介

トランスの次は、ちょっと宗教的な雰囲気を漂わせるクワイアを、 デジタルサウンドに昇華。これが浅倉大介マジックだね。そして、後半では大きな広がりを見せてきます。

12. november nocturne

作曲・編曲:浅倉大介

11月の夜想曲。しっとりと、ゆったりと浅倉大介の奏でるピアノの音が響き渡ります。美しい彩りを加えるインストナンバーです。

13. beautiful symphony ~only for your life

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

ポップナビーtがダイナミックに襲いかかってきては、浅倉大介がさらっと対あげるアップテンポナンバー。 デジタルサウンドマンs内で、波が押し寄せる。随分と明るい曲に仕上がったね。キラキラと眩しい。

5th Album『Violet Meme -紫の情報伝達値-』● '04/3/30 release

浅倉大介が虹をテーマに、7枚の作品をリリースするというプロジェクトをスタート。 その第1弾は、こちらの紫。イメージカラーにぴったりな深さや妖しさをベースに、浅倉大介のシンセ業が広がる全9曲。 オープニングで現れて、エンディングで消えていくという流れは、なかなか面白い構成だね。 そのほか、ダークに攻めるナンバーや、歌ものなど、様々なアプローチの中で聞かせてくれます。 力強い打ち込みナンバーや、繊細なピアノナンバーなど、そのどれもが浅倉大介の味が出ている曲で、魅了してきます。 第1弾から、かなり作り込んで来ましたね。コンセプトがしっかりしているからこそ、こういう作品が作れるわけだ。耽美的で最先端を行く浅倉ワールドは、まだまだ始まったばかり。 ここから次第に色鮮やかに変わってゆくわけですね。

1. appearance

浅倉大介、虹シリーズのオープニングを飾るインストナンバーは、 神秘的でアンビエントなサウンドを放出し、冷たさの中にも繊細さが見え隠れするナンバーをドロップ。次第にデジタルサウンドが姿を現し、本領発揮です。

2. Quantum Mechanics Rainbow I

ドラマティックで幻想的。壮大なデジタルサウンドを投下しては、すべての扉を開けるようなアルバムの核となるナンバー。 浅倉大介のシンセマジックにより、鮮やかに色づいた世界が輝き出します。いやぁ、これはすごい。極上ポップ級のデジタルサウンドが華やいでいる。

3. Purple Dawn

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

淡々と響き渡るデジタルサウンド。まるで氷に閉ざされたような輝きを放ちながらも、幻想的なサウンドが舞い降りてくる鮮やかな夜明けを迎えます。 そして、エフェクト処理された浅倉大介のヴォーカルも登場する。

4. meme crack -ハルカ カナタのMajorへ

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

ボコスカとビートを放ってくるデジタルナンバー。機械的なサウンドがいかにも浅倉大介十八番な感じだね。 そして、伸びやかなヴォーカルが入ってきては、ビートもより力強く、ダイナミズムと繊細さが織りなす。あとは躍動感に満ち溢れているね。7分半を超える大作です。

5. etude on C-String

ピアノ演奏でうっとり聞き入ってしまうインストナンバー。繊細な音色に酔いしれます。短い時間の中に、魅力がギュッと詰まっていますね。

6. Mona Lisa overdrive

グツグツ煮たようなビートが押し寄せてくるトランスナンバー。そこに女性コーラスが加わって、どこかしら高貴な雰囲気を漂わせる。 疾走感たっぷりに、これぞ浅倉節満載のダンスチューンだね。後半のビートが押し寄せてくる展開は圧巻。

7. an experiment with you? 2.27.00:28 AM

これまた、うっとりピアノナンバーで、癒してくれるかのような雰囲気を出してきました。浅倉大介の優しい面が溢れている。

8. mercy-snow -Violet Rays ver.-

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

緊迫感を放ち、壮大にオープニングから飾ってくるデジタルチューン。 無機的壮大サウンドがどっしりと。そこにエフェクトヴォーカルの浅倉大介が入ってきて、唯一無二の世界を作り上げる。相変わらず、ゴージャスなんだけれど、サイボーグ的な1曲だね。

9. disappearance

締めは、オープニングと対を成すかのようなインストナンバー。現れた後は、消えてゆくということですかね。 アンビエント要素たっぷりに、癒しの要素を与えてくれるようなサウンドが飛び交っています。

6th Album『Indigo Algorithm -藍の電思基数法-』● '04/5/31 release

浅倉大介の「虹」シリーズ第2弾は、インディゴ。「紫」と「青」の間であり、「藍」をイメージして作り上げる浅倉サウンド。どこかしらアンビエントな要素が強いかな。 オープニングの「深海」から、エンディング「天空」に向かって、だんだんと高度を上げていくような展開を見せます。 今回も激しくデジタルビートを打ち込んでくるナンバーや、しっとりピアノで聞かせてくれる癒し的ナンバーなど、多彩な面から浅倉大介の業を堪能できます。 9分を超える大作もあり、かなり作り込まれた楽曲が揃っていますね。全9曲なのに、とっても濃密な世界がここにあります。ますます色が鮮やかな方向へと向かっています。

1. Abyssos -shi・n・ka・i-

静かなるオープニング。深海をテーマに、ゆったりと漂うように聞かせてくれる。アンビエントな面を見せる癒しナンバーですね。

2. Angel Algorithm

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

ピコピコト勢いよくビートとSEが登場しては、アグレッシヴな音を届けてくれるデジタルチューン。ジャングルのようなクラブミックスモードで展開。 そこに浅倉大介のエフェクトヴォーカルが加わって、ポップに聞かせてくれます。

3. etude on D-String

しっとりピアノを奏でて聞かせるインストチューン。浅倉大介、本領発揮の繊細なピアノの音色を響かせます。 なんだか、心が洗われるような、綺麗な曲だね。

4. Division by Zero error

デジタルビート炸裂で、サウンドが襲いかかってくるダンスチューン。 テクノサウンドをベースに、トランシーな緊迫感のあるトラックが進行。いい感じに盛り上がっては、とっても躍動感が伝わってきます。約10分の大作。

5. Sheltering Sea

作詞:井上秋緒 作曲・編曲:浅倉大介

ボコスカボコスカ、ビートを叩き込んできてはエッジの効いたギターがうねりを上げてくる、 激しさいっぱいのナンバー。真藤敬利をゲストヴォーカルに迎えて、アグレッシヴに攻めあげるトラックです。いやぁ、もう圧倒されるデジロックチューンですよ。

6. Indigo cave

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

深い波が押し寄せてくるように、ゆったりゆったりと。そしてドラマティックなサウンドを響かせるナンバーになっています。 アンビエントな要素とデジタルビートの要素を兼ね備えた、浅倉ワールドが壮大に広がります。 そして、ゆったり癒しの世界が進み、9分半を過ぎて、薄ーく浅倉大介のヴォーカルが入ってくるという展開。

7. Quantum Mechanics Rainbow II

アルバムのタイトルチューンでもあるインストナンバーの第2弾。 鮮やかな浅倉大介のシンセマジックで、ドリーミングな世界が広がります。夢と希望に満ち溢れた1曲。

8. Stigma -indigo-saurus! ver.-

作詞:井上秋緒 作曲・編曲:浅倉大介

The Seekerのカバーだそうです。エッジの効いたギターとドラムンベースを彷彿とさせるボコスカビートが華開くアップテンポチューン。 浅倉大介のヴォーカルに思い切りエフェクトをかぶせては、デジタル色を強めて、ガサガサゴタゴタという感じの始まり。サビでは爽快に変身しました。うまい展開な約9分。

9. Ouanos -te・n・ku・u-

アルバムのラストを締めるインストナンバー。なるほど、オープニングでは海の底だったのが、このラストに向かって高く高度を上げていき、 最後この曲で昇天するんだな。爽やかさいっぱいで、爽快に広がるインストチューンです。とにかく、心地よいですね。

7th Album『Blue Resolution -青の思覚解析度-』● '04/7/30 release

浅倉大介の「虹」シリーズ第3弾は、「青」。ディープな青、鮮やかな青、爽やかな青、様々なスタイルで、クールな音を聞かせてくれる浅倉大介です。 アルバムのオープニングとエンディングでは、インストをじっくりと聞かせてくれて、見事にアルバムの世界をパッキング。 エッジを効かせたハードな楽曲では、浅倉大介のヴォーカルにエフェクトをかけてカオスなトラックに仕上げています。 おなじみ虹のテーマもあり、ピアノ曲のエチュードありと、今回も見事にコンセプチュアルな作品が完成しました。 そう考えると、まだ虹シリーズも3枚目だし、この先の残り4枚、かなりハードにも思えるな。いや、浅倉大介だったら、難なくこなすんだろうな。

1. Tyltyl -omoide no kuni-

アルバムのオープニングを飾るインストナンバーは、どこかアンビエントな雰囲気を佇ませて、何かを回顧するような清々しいサウンドで聞かせる。 そして、次第に音がダイナミックになっていき、次局へと流れていきます。

2. Quantum Mechanics Rainbow III

虹シリーズのテーマソング第3弾。テーマパークのようなファンタジー映画のような、 ダイナミックで温かいサウンドが広がり、浅倉大介の持つ世界が大きく構築されてゆく。とても想像力を掻き立ててくるナンバーだね。

3. 'Deep Blue' Resolution

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

エッジを効かせたギターの後は、高速ビートとエフェクトヴォーカルだ。ちょっとカオスな状態。歌詞カードがないと、何を歌っているのかわからない。 デジタルサウンドが爆発しすぎていて、なんかもう、追いつけません。ちょっと先走りしすぎのナンバー。

4. cobalt shore

前曲の激しさを一気に冷ます、静かなバラードチューン。 浅倉大介の奏でる音色が、癒しのごとく染み渡っていきます。派手に行くことなく、しっとりと。美しさの際立った1曲です。

5. BLUE SKY BLUE

作詞:井上秋緒 作曲・編曲:浅倉大介

エレクトロポップなミディアムチューン。軽やかな音使いが心地よさを生み出す。フジタマユミとのデュエットで聞かせます。 随分と現実的なラブソングで、浅倉大介のソロ作品にしては、ダイレクトに表現しているね。accessっぽい感じもするな。

6. etude on A-String

浅倉大介のピアノ業が思う存分に堪能できるナンバー。美しく、切なく、儚く。繊細かつ大胆に流れる音の海に、引き込まれていきます。

7. Replicate VIRUS -Blu-ray ver.-

シンセの音がワーッと広がった後は、高速ビートを打ち込んできて、展開するナンバー。 ボコスカビートを畳み掛けては、脳まで揺らして、かなりアグレッシヴに決めてきます。ソロ作品「Sequence Virus 2003」収録曲を新たなバージョンにて収録。かなり激しいです。

8. hikokigumo

浅倉大介のシンセ音が優しく、そして宙を舞うように響き渡るインストナンバー。夕暮れが似合いそうだね。

9. 青い花 -Heinrich von Ofterdigen-

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

極上ポップソング。ドラムンベースを彷彿とさせる音に、エフェクトのかかった浅倉大介のヴォーカルが淡く絡み合う。 なんとまぁ、これほどポップなのに、1番だけで終わってしまうとは。ちょっと勿体無いよな。

10. Mytyl -mirai no kuni-

過去から未来へ。M-1「Tyltyl -omoide no kuni-」と対をなすようなインストチューン。 美しくも儚く、さらにはじっくりと聞かせてくれます。アンビエントな音使いに癒されますね。深く力強く、それでいて幻想的。浅倉大介の世界が花開く。

8th Album『Green Method -緑の中庸秩序系-』● '04/9/15 release

浅倉大介の「虹」シリーズ、第4弾は「緑」。オープニングとエンディングは2曲で対を成すようなインストチューン。 禁断の実、エデンの園、アダムとイヴなど、まるで旧約聖書や神話を浅倉大介が演奏しているかのようなナンバーの誕生だ。 そのほか、おなじみ虹シリーズのインストやエチュードなどを収録。ただ、収録曲が全8曲と、ちょっと少ない気もするかな。 それでも浅倉大介のこだわりを感じさせる作品になっていることは間違いなし。さて、虹シリーズも残り3作。明るく鮮やかになっていきそうですね。

1. The forbidden fruit -kinda no mi-

壮大なイントロを奏でるアルバムのオープニングナンバー。「禁断の実」をテーマに、ドラマティックなサウンドで紡がれる物語。

2. Personal Safety

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

R&Bのようなミディアムテンポを使ったダンストラック。女性のヴォーカルもクールに歌声を聞かせてくれます。 2000年代の音遣いにようあるようなトラックだな。うん、J-POPしている。

3. Quantum Mechanics Rainbow IV

共通テーマとなる「虹」シリーズのインストナンバーも4作目。ドリーミングで、どこかしらおとぎの国のような華やかさで展開するトラックです。 こういうデジタルトラックで夢見心地にさせてくれるところは、お手のものだよね。

4. Trick Scan -chloroplast ver.-

アグレッシヴなビートを放って、ガツガツと攻めてくるインストナンバー。 タイトル通りに、トリッキーな展開に惑わされながらも、楽しく聞かせてくれる。

5. Jade of sorrow

作詞:井上秋緒 作曲・編曲:浅倉大介

ボコスカビートで畳み掛けてくるアグレッシヴなデジタルチューン。男性ヴォーカルにエフェクトをかけては、世界観を出して来たね。 ラップも登場。とにかく激しさたっぷりに聞かせてくれます。後半はイストでダイナミックに展開。なんと10分半だ。

6. etude on G-String

美しいピアノナンバー。こちらも虹シリーズの恒例トラックですね。浅倉大介の持つセンスが爆発炸裂。 ダイナミックかつ繊細に展開し、訴えかけて来ます。

7. Paranoia Method

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

軽やかかつダイナミックに。デジタルビートが押し寄せては、魅了してくるアップテンポナンバー。 いやぁ、もう派手派手だね。ヴォーカルも入ってくるけれども、ヴォーカルもサウンドの一部と化している感じです。

8. The Garden of Eden -Adam and Eve-

M-1と対を成すかのようなトラックだね。禁断の果実を口にしたアダムとイヴの楽園追放。 エデンの園を浅倉大介が豪華で豪快に聞かせてくれます。壮大な絵巻物語。

9th Album『Yellow Vector -黄の多次限指向性-』● '04/11/30 release

浅倉大介の「虹」シリーズ第5弾は、黄色の世界を見事に音で表します。キラキラ煌めくサウンドが眩しくて、輝いていますね。おなじみ虹のテーマや、ピアノエチュードをじっくりと聞かせてくれるし、 新曲もこれでもかというくらいにバリバリのダンスポップチューンだったりと、アゲてきます。 トランシーなヴォーカルナンバーあり、やっぱり黄色のイメージがダイレクトに表れていて、明るく聞かせてくれます。そして、幻想的、ファンタジックな世界を出してくるのも浅倉大介ならではだね。 それゆえ、オープニングと対をなすエンディングのサウンドが、まさかこんなことになるなんて。と思わせる音を持ってきたので、驚かされました。あと2作、ますます楽しみになってきます。

1. Schrodinger's cat

煌めくSEを経て、グルーヴィーな打ち込みトラックが展開するポップなナンバー。 めくるめくデジタルサウンドの波に吸い込まれていきます。最後の鳴き声がポイント。

2. Quantum Mechanics Rainbow V

アルバムのテーマソングも第5弾。シンフォニックな雰囲気を出しては、壮大に、そしてスリリングな音も加えては、ダイナミックに。 まるでSE映画のような展開に驚かされます。

3. Venus Vector

浅倉大介の業がストレートに表れたダンスポップチューン。アッパービートと繊細なピアノのメロディが絡み合う曲です。 派手な中にもドラマティックな流れを感じさせる、彼独自の世界観が広がるわけですよ。トランシーな音が盛り上げてくる、約11分の大作。

4. etude on F-String

しっとりピアノナンバー。マイナー調のメロディが美しくも儚く、寂しさを漂わせてきます。 クラシックなピアノ曲の要素もあって、繊細かつ大胆に音を響かせてくる曲です。

5. Star Yellow X'mas

作詞:井上秋緒 作曲・編曲:浅倉大介

イントロなしで、フジタマユミと浅倉大介のデュエットヴォーカルが入って始まります。 押し寄せるデジタルビートの波に呑み込まれるアッパーチューン。トランシーな要素もある中で、ラブソングを歌っています。 そこまでクリスマスクリスマスしているわけでもないね。音は通常営業の浅倉大介です。

6. Puppet Master

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

高速アップビートで展開するポップチューン。ここまで弾けたナンバーを軽やかに歌いこなす浅倉大介も、なんだか珍しく感じるな。 操り人形奏者の歌を随分と幻想的に描きます。さすがは麻倉麻琴。曲はとにかくキャッチーさ大爆発です。

7. Le Petit Prince -le renard dore ver.-

デジタルビート炸裂で、エレクトリックな世界へ。4つ打ちビートをアグレッシヴに。 しかし、その中でも繊細なメロディラインを奏でてたどる浅倉大介です。疾走感を伴って、駆け抜けてゆく。

8. Laplace's Devil

グツグツと押し寄せる音に、恐ろしさも感じさせる。その後も高速ビートを叩き込んだり、エッジを効かせたギターを投入したりと、 ディープな様相を見せる。悪魔の仕業だな。

10th Album『Orange Compile -橙の能動編積式-』● '04/12/31 release

浅倉大介の「虹」シリーズ第6弾は、オレンジ。 ゴール直前で放たれる橙の世界は、やはり明るくポップできらめくテイストを振りまいてきます。特に、王子様キャラのような、不思議の国のアリステイストを出した「Orange Tea Time」 なんか、浅倉大介だから許されるんだろうな、なんて思ったり。そのほか、恒例のテーマソングやピアノソロ曲もあり、新曲としては、ドラムンベースを彷彿とさせるアグレッシヴチューンがあったり、 打ち込みメインで駆け抜けてゆく。うん、止まることを知らないね。ラストスパートをかけて、どんどんと力を放ってきました。

1. Petitgrain Mandarin

軽やかビートを打ち込んできては、ぴこぴこ味付け。もうちょい広がっていくかと思いきいや、案外あっさりと終わったね。

2. Orange Tea Time

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

スペイシーなサウンドを携えて展開するポッップソング。エフェクトヴォーカルがファンタジックな世界を作る。 前曲のアッパーな展開から、随分とギャップがあるな。まるで王子様の世界です。不思議の国のアリスをモチーフにしたナンバーは、浅倉大介なら許される世界観です。

3. Platonic Compile

淡いキーボードの音が優しく奏でられる世界。ピコピコした音と幻想的な音が絡み合う。

4. #CaCO3

フェイドインして始まる打ち込みダンスチューン。どこかしらUnderworld的な冷たさ、クールな雰囲気を振りまいて、アッパーに展開。 疾走感が病みつきになる。

5. etude on B-String

悲しく儚いメロディを聴かせるピアノインストチューン。指先から1音1音思いを込めて伝えるような音色に包まれます。

6. Puppet Master

ドラムンベースを彷彿とさせるアグレッシヴなビートチューン。 しかし、意外と短くてびっくり。もうちょっと長く聞けると思ったんだけれど、意外とあっけなかったな。

7. Antares Pain

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

強力ビートをまとったダンスチューン。 ボコスカビートと浅倉大介のヴォーカルが絡み合う。ってか、ヴォーカルもサウンドの一部と化しているかのように、エフェクトがかかっているね。

8. Quantum Mechanics Rainbow VI

おなじみの虹のテーマ第6弾。今回もゴージャスに広がっていきます。 ドラマのような、映画のような、とっても明るく、眩しい雰囲気をちりばめて、輝くような1曲を聴かせてくれます。

9. Neroli Bigarade

どっぷり打ち込みビートを入れて、展開するグルーヴチューン。 大きく展開することなく、淡々と。インストナンバーとしての役割を果たしていると思うけれども、何か物足りないな。

11th Album『Red Trigger -赤の誘発思動期-』● '05/3/3 release

浅倉大介の「虹」シリーズもとうとう完結。7作目は赤く染まります。とにかく、勢いが溢れていて、アグレッシヴ。 時にノイジーなギターが響きわたり、時にボコスカビートが叩き込まれたりと、シリーズラストながら、まだまだ力を出して来ます。 それ以外にも、浅倉大介のまろやかなヴォーカルを聴かせてくれるバラードがあったりと、バランスよく展開するアルバムです。 おなじみのエチュードや虹のインストなどもあり、きれいに締めて来た感じがするね。

1. Phoenix -su・za・ku-

不死鳥フェニックスがオープニングを飾ります。静かにゆっくりと。オリエンタルなSEを加えたりしては、次第に力を発揮させてくる。

2. Rose Line

広がるデジタルビート。美しきイントロを経た後は、ビートがうねうね入って来て、アグレッシヴに展開。 ここから濃い面を思う存分に出してくる。そして、ピアノの年率も美しく響き渡るんだ。これぞ浅倉大介なトラックが駆け抜けてゆく。9分半の旅。

3. Sistema Sol

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

これまた、壮大で美しいイントロがF.I.して来ては、虜にさせてくれます。その後は軽やかギターと浅倉大介のヴォーカルでまろやかに展開。 ピコピコな軽やかさと、どっぷりビート、エッジの効いたギターの音などが交差する。サビはとってもキャッチーだね。しかも、9分超えの大作です。

4. etude on E-String-

エチュードシリーズもここで完結。美しきピアノのメロディで奏でられる温かなトラック。

5. Embryonic Trigger

クラシックな音をサンプリングしたかと思えば、アグレッシヴなボコスカビートでノックアウトな1曲。 激しさ爆発、音がこれでもかというくらいにぶつかって来ます。攻めるなぁ、浅倉大介。

6. Red Coder“anemone”

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

イントロからギターが迸る、アグレッシヴなロックチューン。浅倉大介のヴォーカルにエフェクトをかけては、ノイジーに展開。 デジタルパンクみたいな楽曲だね。ひとまず、火傷するね。

7. Quantum Mechanics Rainbow VII

虹シリーズのインストナンバーもこれにて完結。まるでオケストラなゴージャスサウンドが優雅に響き渡ります。 うっとりだね。まさしくクライマックスな展開で、締まります。

8. Message from 7 Lights

作詞:麻倉麻琴 作曲・編曲:浅倉大介

浅倉大介のヴォーカルがまろやかに響き渡るバラードナンバー。随分と甘くてとろけるようなトラックだね。

9. Dragon -hi・ryu-

和なテイストを盛り込んだ、アグレッシヴなインストチューン。浅倉大介のテクニックも思う存分に発揮されていて、ワクワクさせてくれる。 最後はドラゴンの鳴き声で幕。

10. IRIS

しっとり奏でられるインストナンバー。浅倉大介の優しく美しいピアノのメロディに吸い込まれていきそう。

Mini Album『d・file -for tv programs-』● '06/7/19 release

久しぶりとなる浅倉大介のソロインストCD。テレビ番組用に作られたインストチューンを中心に、全7曲を収録。 これがまた、とにかく物足りないんだ。正直、ほとんどが2分とか短い曲なので、せっかくこれから楽しめるというときに、終了しちゃうんだよね。 いくらテレビ用に作られたと言っても、これではなんだか寂しすぎるな。ただ、トラックの方はもう浅倉大介の十八番ですよ。 王道を行くデジタルポップナンバーで、テレビ番組のアイキャッチには適したようなつかみがあります。 う~ん、やっぱり物足りないかな。せめて曲数をもう少し増やすことはできなかったのかな。この曲数での値段設定、かなり強気だしね。

1. primitive ark

Track maked and mixed by Daisuke Asakura

極上ポップでメロディアス。それでいてキャッチーな仕上がりのインストチューン。疾走感たっぷりですよ。 ゴルフボールのショットのような音が効果的に使われています。かっこいいし、ノリやすいね。

2. approach to memories

Track maked and mixed by Daisuke Asakura

デジタルサウンドの中に、ジャジーな雰囲気を漂わせるスタイリッシュな1曲。手の動きが早くて、着いていけないような滑らかな音使いですね。

3. Lady Wild

Track maked and mixed by Daisuke Asakura

どっしりロックアプローチなミディアムチューン。瑞々しい音を届けてくれる浅倉大介です。色鮮やかに映えるメロディだね。

4. honest place

Track maked and mixed by Daisuke Asakura

本編は、まるで何かのショーが始まるかのような、派手派手サウンドを展開。といっても、約40秒の楽曲です。

5. for ovation

Track maked and mixed by Daisuke Asakura

ゆったり幻想的サウンドで魅了してくるミディアムチューン。物語を紡いでいくかのような、優しさに包まれてメロディが流れてゆきます。

6. T-cup swinging

Track maked and mixed by Daisuke Asakura

ポップに弾けたトラック。約1分の間に浅倉大介の魅力を詰め込んだ1曲。希望溢れるメロディは、テレビ向きだね。

7. pure segment

Track maked and mixed by Daisuke Asakura

オープニングからアッパーに攻めてくるトランステイストのダンストラック。浅倉大介のしなやかさと攻撃的な面が絡み合います。 高速4つ打ちビートを携えては、ポップに展開。そして、ドリーミングな仕上がり。一瞬、Robert Miles「CHILDREN」的な雰囲気も漂わせたぞ。

Best Album『THE BEST WORKS OF DAISUKE ASAKURA quarter point』● '16/9/28 release

浅倉大介のデビュー25周年を祝ってのベストワークス集。ソロナンバーやaccess、そしてプロデュースワークなど、これまでの活動から厳選されたナンバーを取り揃えております。 やはりTKの申し子と言いますか、一貫してシンセを使用したデジタルサウンドを武器に、華やかだったりドラマティックだったり、アグレッシヴなダンストラックだったりと、 無限の可能性を音にして導き出して来ました。そして、ソロをはじめ、accessや雛形あきこ、藤井隆やTPDなど、ヴァラエティ豊かなプロデュースができたんだろうな。 ざっくばらんな25周年。まさか中森明菜の楽曲も手がけてくるとは驚きだよね。ただ、なぜT.M. Revolutionの曲が入っていないのか。彼は浅倉大介あっての出世人だと思うんだけれどな。 レコード会社の都合なのかな。Fayrayも入れて欲しかったな。ということで、新曲も入った2枚組のCDで、盛りだくさんに聞かせてくれます。

2-15. First Quarter moon ~ 上弦の月 / 浅倉大介

music:Daisuke Asakura

いかにもシンセでいじくっています、というような音を注入。そこに美しきピアノの奏でるメロディも加わっては、浅倉大介の世界が大きく広がっていきます。 3分少々の短さながら、ギュッと魅力が凝縮されています。

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