album

Indies Album『pe'z』● '01/2/21 release

全てはここから始まった。侍ジャズ、PE'Zの記念すべき最初のCD。タイトルからしても名刺代わりとなっていますね。

とにかくPE'Zの魅力がこれでもか、というくらいに入っております。やはり最初のCDなだけに、勢いを感じますね。

ここから全てが始まったと思えば、このCDに詰まっている曲たちはかなりクオリティの高いもなんじゃないでしょうかね。初めて、とかを一切感じさせない作品です。

1. HEY! JORDU!

music by B.M.W

はじまりのジャーンというのがかっこいいね。仁義みたい。前半はホーンの魅力とドラムのスイング感たっぷり。

途中でピアノを押し出して聞かせてくれるね。弾けまくりながらもヒイズミらしいセンスが光っています。

2. I'M GETTIN' SENTIMENTAL OVER YOU

music by Bassman Gerge

ギターをゲストに迎えてちょっと別角度からのアプローチを仕掛けてきたカバーナンバー。

いつもの彼ららしい激しさはなく、ちょっと抑え目のサウンドでじっくり聞かせてくれる。

3. WINNING

music by Newman Randy

同じくカバー曲。ホーン二人の掛け合いが見事に決まっている。その勢いでピアノもフューチャーされたときに力を発揮しているね。

途中飲み屋のSEが入っている。

4. JOHNETSU NO THEME

music by ヒイズミマサユ機

ヒイズミの曲だけあってイントロではピアノが激しいプレイを聞かせてくれる。

ホーンももちろん活躍していますが、やはりピアノがメインになっていますね。締め方がばっちりです。

5. NANPU DOU

music by B.M.W

激しさの中にちょっと“和”なテイストが含まれるアップテンポナンバー。後半、ちょっとスローになってキャバレーっぽい妖艶な感じを出している。

再び後半でテンポアップ。

Indies Album『速人 -HAYATO-』● '01/6/20 release

インディーズで2枚目のアルバムがこの「速人」。とにかくかっこいいの一言に尽きるね。侍ジャズを見事に語っている一品。

カバー曲やライブでの定番曲などが詰まっています。五曲だけでも充分に魅力を出し切っているフルコース。こりゃぁ、聞かなくちゃ損だな。

1. no specially

B.M.W

ホーンの二人の掛け合いに、キーボードが後押しするオープニングチューン。頭から既にPE'Z色が出ているんだよね。

勢いがありながらもそこまでは激しくないので聞きやすい仕上がりとなっております。曲の中で見事なストーリーが展開されており、なかなかの出来です。

2. SPEED RACER

カバー曲。しかもたつのこプロのアニソンですよ。選曲もお見事だ。女性コーラスと荒々しく進行するサウンド。

中盤の見せ場ではクールな仕上がりだ。そして終盤のキーボードがとにかく聞かせてくれる。なかなかの秀作。

3. magenta

ヒイズミマサユ機

クールでメロディアスなナンバー。ちょっとサンバテイストを醸し出す雰囲気もあり、踊れる一曲でもありますね。

全体を包み込む大人の匂いが曲の持ち味をさらに高める。とにかくかっこいいし、聞き入ってしまう。後半のディストーションなんて刺激的。約7分もある大作です。

4. come here

ヒイズミマサユ機

勢いのあるドラムの後に続けて全体で襲い掛かってくるアグレッシヴな作品。かなり濃い。

ヒイズミ作品であっても、前曲とは全く色が異なる作品だ。とにかく勢いよく遊びまくっていますね。ってか、かなり暴徒化しています。

暴走PE'Z。最後はちょっとしつこいかもな。

5. ALPHA

B.M.W

パーカッションが加わり、リズムが心地よい仕上がりの曲に。ラテン要素たっぷりで熱いね。

サビというか、メインのメロディもとっても引き込まれるようなキャッチーさを持っています。熱い過ぎずに燃える侍ジャズってところでしょうかね。

ホーンも響き渡っています。ヒイズミのわけわからん声入り。

Indies Album『OKOKOROIRE』● '01/10/24 release

インディーズで三枚目、しかも1年のうちに三枚も出すというハイペースな活動。 もう恐れるものなど感じさせず、PE'Zのオリジナリティーがとことんにでまくった作品ですね。カバーもあったり、とにっかう今が伝わってくる侍ジャズです。

率直にかっこいい作品だし、メジャーだろうとインディーズだろうと区別をつけずに、ボーダーレスな音楽を聞かせてくれます。

1. LA YELLOW HEAD

ヒイズミマサユ機

イントロではキーボード弾け飛ぶアップテンポの曲。

ちょっとジャズっぽくないけれども、PE'zの持ち味がうまく出されており、ついつい聞き込んでしまう仕上がりとなっています。

このテイストがメジャーでも活躍したんでしょうね。「Hale no sola sita」の元ネタといってもいいでしょうね。かなりアグレッシヴ。

2. STAR FISH

B.M.W

タイトルを表すかのような煌びやかさを備えたビッグバンド風ジャズナンバー。こういう曲ってやっぱりゴージャスに聞こえますね。

ミディアムテンポでサウンドからは高級感が漂ってきます。中盤ではあたかもホールに入るかのようなエフェクト。リッチな気分になりたいときにはぜひこの曲を。

3. Recado Bossa Nova

Hank Mobley

カバー曲です。耳なじみの曲も見事なPE'zスタイルで、演奏しています。ホーン二人がもうお見事に旋律を吹き込んでいます。

メインの激しさと、その他のゆったり感がいいギャップとなっていて、曲を見事に盛り上げている。後半ではテンポアップし、盛り上がりに拍車がかかっていますね。

4. collective mode

B.M.W

頭のホーン二人がとってもかっこいいじゃないですか。アップテンポのあげあげチューン。エフェクトがこれでもか、というくらいに襲ってくるのにはびっくりしたが。

キーボードで少し羽根休みをした後は、また目覚めたかのごとく激しく荒れています。締め方も勢いがあっていいですね。

5. N-DA-MOLIGE

B.M.W

J-POP的、歌謡曲的とでも言いましょうか、そんな匂いがするポップなナンバー。

途中変拍子に変わったりと、かなり面白い展開で聞かせてくれます。後半あたりからちょっと激しさを増してきますね。かっこいい仕上がり、これぞPE'z。

1st Mini Album『Akatsuki』● '02/4/11 release

祝!メジャーフィールドでの初作品。5曲入りミニアルバムという形だろうがなんだろうが、PE'zはPE'z。

ミニアルバムからはみ出るかのような勢いを感じます。やはりタイトルチューンでもある「Akatsuki」に耳が傾くね。

侍ジャズならではのかっこよさと、キャッチーなメロディーが耳に残ります。更なる快進撃を続けるPE'zの重要ポイント。

1. Akastuki

Music:ヒイズミマサユ機 *1st Album 「九月の空」 収録*

2. 海に降る雪 ~snow in the sea~

Music:Ohyama“B.M.W”Wataru

いつもの勢いを少々抑えてクールに展開するナンバー。ちょっとJAZZっぽくないねぇ。その代わりにちょっと「和」のテイストがあるかな。

後半はちょっとニューオリンズっぽいところが聞ける。丁寧な曲です、本当に。

3. SPIRIT

Music:Ohyama“B.M.W”Wataru *1st Album 「九月の空」 収録*

4. keluku walk

Music:Ohyama“B.M.W”Wataru

ミディアム~スローテンポのゆったりと落ち着きのある曲。クールでおしゃれ、そんな感じがします。

この曲もショーレビュー風な匂いもあってなかなかおもしろい。最後の声は何だ?

5. BLEED!

Music:Ohyama“B.M.W”Wataru Words:ヒイズミマサユ機

印象としては複雑なメロディーだなぁ、という事。でもポップな要素があり、途中のキーボードがはやし立てている。

コンピューター風のディストーションかかった部分もスパイスに。ヒイズミのヴォイスがまたいいじゃないですか、らしさが出ている。

1st Album『九月の空』● '02/9/11 release

PE'Z、メジャー1st Albumが登場。ヒット曲「Akatsuki」、「LA YELLOW SAMBA」を含むかなり強力な12曲がお目見え。

侍ジャズならではのかっこよさに、独特のテイストでもある“和”なところがまたかっこいいね。

そして、鬼束ちひろを迎えた曲など、かなりの実験性や新しい面などを見せてくれる。もちろん、このアルバムだけではPE'Zを断片的にしか見ることは出来ないが、かなり面白い作品だ。

1. Ready! ~黄色いおうちのエレベーターは緑色~

Music:Ohyama“B.M.W”Wataru & ヒイズミマサユ機

侍JAZZ満開のアップテンポな曲。間にはラジオ番組のようなシチュエーションのショートコントが入って面白いです。

静かなパートではじっくりと、激しいパートではそれぞれの力を発揮した音が戦っています。のっけからOKモードです。さすが。

2. Mosquito-38

Music:Ohyama“B.M.W”Wataru

蚊、ですか。まったくそんな風には感じないとは思ってみましたが、夕暮れの夏の情景を想像できたりした。

ミディアムテンポで落ち着きのある楽曲。力の押さえ具合が絶妙でたまらない。前編と後編の2部構成のようなストーリーのある作品です。

3. Akatsuki

Music:ヒイズミマサユ機

この曲でPE'Zを知った人も多いと思います。自分もその一人です、ハイ。メジャー1発目にフューチャーされた和のテイスト溢れる1曲。

ヒイズミらしい繊細なメロディーをOhyamaのトランペットが丁寧に奏でる。中盤のピアノソロではこれぞJAZZといった具合の演奏です。

キャッチーに聞こえるのはやはり和のテイストがあるからでしょうか。これが侍JAZZの醍醐味なのかもね。

4. Let it go

Music:ヒイズミマサユ機

こちらも弾けっぷり満載のポップなナンバーです。ヒイズミ本領発揮していますね。トランペットとサックスの掛け合いもたまらないナンバー。

サビでは全員の息がぴったりと合っていて、とってもクールなメロディを披露。いやぁ、かっこいいですよ、マジで。

5. 人が夢を見るといふ事 ~Black Skyline~

Music:Ohyama“B.M.W”Wataru

最初はOhyamaのトランペットがフューチャーされてじっくりと聴かせてくれる。そこからちょっとテンポアップして、弾けまくりになる。

ちょっとサンバテイストもあり、おもしろいなぁ。後半ではキーが上がり、盛り上がりを見せてくれる。そして聞かせてくれるわけなんですよ。

しみじみと伝わってくるねぇ。最後のトークが気になるけれど。

6. I'M A SLUGGER

Music:ヒイズミマサユ機

のっけから飛びまくり、弾けまくり。ハイテンションのナンバー。正直これをJAZZというのは難しいけれど、侍JAZZならありと言う事でさすがPE'Z。

途中のヒイズミによるピアノソロが空気を変えているし。ヒイズミらしさが出ていて面白いです。

後半は一気に追い上げで、次なる展開を聴かせてくれる。ポップでキャッチー、とってもいい感じです。

7. Peach ~Ashihara story~(ex.004)

Music:Ohyama“B.M.W”Wataru

何故に桃?タイトルとは裏腹にきっちりとした曲を聴かせてくれる。この曲も侍JAZZの本領だしまくりです。かっこいいなぁ。

特に一番最後なんてショー・レビューみたいなビッグバンドサウンドでとってもゴージャス。とっても華やかです。

8. Song For My Buffalo

Music:ヒイズミマサユ機

どっしりと重たいサウンドはタイトルさながら、バッファローのよう。片田舎か、はたまた荒野か。

吹きすさぶ風の中にいるような独特な雰囲気を醸し出す曲です。ミディアムテンポなのでじっくりと聞けますかね。ただ、曲に山が無いのがなぁ。

9. across you

Music:ヒイズミマサユ機

この曲はキーボードが聴き応えたっぷりですね。メインまではいかないものの後ろからしっかりとサポートしています。

侍JAZZをしっかりと味わえる作品ですね。でもF.O.で終わるのはもったいないなぁ。きちんと締めて欲しかった。

10. SPIRIT

Music:Ohyama“B.M.W”Wataru

スカのテイストがあるアップテンポのナンバーです。侍JAZZならではの音、そして洋と和の混在。

それぞれの個性が表われた曲となっています。なかなか激しい曲ながらも要所要所で面白さを見せてくれる。

11. Amny

Music:ヒイズミマサユ機 Lyrics:Chihiro Onitsuka

イントロがはじけた後はとても重苦しく、暗いというか絶望感のあるようなメロディーが展開される。しかもこの曲、PE'Z meets 鬼束ちひろ。

こんなタッグが実現するとはさすがEMIですね。鬼束ワールドとうまい具合に絡み合い、融合しています。衝撃ですよ、まったく。

後半なんて熱がこもる。そして、何か突き抜けたようなすっきりとしたサウンドへと変化。ひとつのストーリーが完結したようです。いやぁ、素晴らしいですよ。

12. Hale no sola sita ~LA YELLOW SAMBA~

Music:Ohyama“B.M.W”Wataru & ヒイズミマサユ機

波のSE。まるでスチールドラム。弾けるピアノにシャウトが飛ぶ。こんなイントロから展開するアルバムからのリードぢシングルはサンバです。

えっ、何故にサンバ?何言ってるんだい、これが侍JAZZなんですよ。これがPE'Zなんですよ。

うまい具合にキャッチーなメロディーを持っていますね、この曲。うまく締まってかもめも鳴いています。

Live Album『PE'Z REALIVE TOUR 2002 ~おどらにゃそんそん~ in TOKYO』● '03/1/29 release

PE'Zが早くもライブアルバムをドロップ。1st Albumをリリース後のライブから、2会場での公演を見事にミックス。

正直言うと、ひとつの会場を丸々パッケージして欲しかった。でも、ライブ会場ならではの熱気が伝わってきます。

人気曲など、会場の反応も上場ですね。これを機に、PE'Zのライブに行きたくなること間違いなし。

大盛り上がりなご様子のM-1。荒れる荒れる、荒ぶっています。吹き荒れるホーン。弾けまくるドラムとエレピ。観客大興奮。 イントロ入ると観客一同盛り上がるM-2。でも音はやけにシンプルに聞こえる。ヒイズミのピアノが華麗です。間じゃシャウトも入る。 濃く、しっかりとした音を聞かせてくれるM-3。いいね、Ohyamaのトランペットが特に。 見事に流れて入ってきたM-4。急に音が静かになったりでちょっとスリリングなんですけれどね。激しいながらも味わい深い曲。途中で誰か煽っているね。 なぜか曲を紹介すると笑い声が上がったM-5。ここでもヒイズミのピアノに聞き応え十分。

じっくりと聞かせてくれる曲のM-6。なんか年齢層が上がった気がしますね。後半からちょっと感じが変わる。

濃く激しいナンバーのM-7。途中で音を静め、ためて爆発。締め方がなかなかいいじゃないですか。 じっくり聞かせてくれながらも激しいナンバーのM-8。中盤はちょっとしっとり目、その後アルトサックス大活躍。

なんとトラペット、ドラム、キーボードの3人のみで演奏されたM-9。それでもじっくりと味わい深い曲となった。 この時点での新曲M-10。静あり動あり、トランペットが妙に歌謡曲っぽく聞こえる。

間奏でトランペット爆発のM-11。その後はキーボードが来たーっ。

ここでもヒイズミの魅力たっぷりのM-12。キーボード早弾きと来たもんだ。

ちょっとMCを挟み、曲の方は渋く決めたM-13。じっくりと。二人のホーンの掛け合いもなかなか。

終始ピアノが弾けまくっているM-14。サックスのソロなんかも聞き所ですね。次曲を匂わせる。

前曲からの流れを組んでテンポアップしたM-15。そしてシャウトする。それにしてもライブバージョンになると曲の力があまり感じられないんだよね。 CCCDだからか?観客のノリは伝わってくるんだけれどもね。

2nd Mini Album『花咲クDON BLA GO!』● '03/5/28 release

PE'Z、2枚目のミニアルバムが春に到着どんぶらこ。1st Album、Live Albumをリリースし、PE'z第2章の始まり始まり。

タイアップ作品が多い中、メイントラックはノンタイアップながら、激しいですよ。見事に勢いと力を増した侍ジャズが堪能できる作品集。

ゲストとのコラボも聞き逃せない!やっぱりかっこいいね。

1. 花咲クDON BLA GO!

-Ohyama“B.M.W”Wataru & ヒイズミマサユ機- *2nd Album 「極月」 別バージョン収録*

2. 婆裸夢遊 ~不可能を可能にする男~

-Ohyama“B.M.W”Wataru-

隠しトラックとして前曲最後の部分から、シュリンプバーでのひと時が展開。これがまたなんとも意味深です。

さて、曲のほうはピアノでしっとりとした後にはアップテンポに変身するナンバー。やっぱりヒイズミ爆発しています。

中盤のホーン二人の掛け合いは聞かせてくれますねぇ。次々と変わってゆく流れが聞き所の一曲です。

3. mo'moonlight

-ヒイズミマサユ機-

ちょっと大人の世界といった所でしょうか。妖艶な夜を思わせるようなメロディーと彩を加えるホーン。これまた絶妙なんですよ。

中盤のキーボードが転機となって、ちょっと曲調が変わる。月夜の妖しさとポップさを見事に演出。

4. INUNIGEL

-Ohyama“B.M.W”Wataru-

タイトルさながら疾走感ありますね。どこまでもすばやく突き抜けていくような感じです。中盤は疲れたかのようなゆったりとしたテンポ。

再び勢いを増し、ホーンとドラムが激しさを叩きつける。聞かせどころがたっぷりの一曲。

5. かもめが翔んだ日-feat. 上妻宏光-

-Akira Ito/Machiko Watanabe- *2nd Album 「極月」 収録*

2nd Album『極月 -KIWAMARI ZUKI-』● '03/12/10 release

PE'Z、2枚目のアルバム。ヒット曲「花咲クDON BLA GO!」、「DRY! DRY! DRY!」はアルバムテイクで収録という意気込み。

ますます勢いを見せ付けるアルバムです。特に「BIG EAR ~手痛い洗礼そしてVへ~」はかっこいい。畳み掛けられます。

ちなみに初回限定版ではライブトラックを収録した8cm CD付き。そして「大地讃頌」問題で揺れたアルバムでもあります。

1. 花咲クDON BLA GO! (Album Ver.)

-Ohyama“B.M.W”Wataru / ヒイズミマサユ機-

妖しいシャウトから始まるアップテンポの上げ上げチューン。曲のほうは、はじめ丁寧に音を辿っていき、掛け声とともに力を増した展開。

巧みな技の競演。「和」の要素が出た情緒深い作品といえますね。なかなかやりますなぁ。アルバムテイクは様変わり。イントロ激しすぎだしね。

シャウトもスクラッチ状態。音がクリアになっちゃってちょっと弱いかなぁ。

2. タンゴ三兄妹

-Ohyama“B.M.W”Wataru-

イントロのピアノがこれまたゴージャス。そして妖しげなタンゴに変身。どう考えても“あの曲”のオマージュですよね。

まぁ、タンゴというよりかはムード歌謡に聞こえてならない。Ohyamaのトランペットが妖艶でとってもなまめかしい。またヒイズミのピアノが曲中で大活躍。音技を聞かせてくれます。

3. WONDERFUL DAYS

-ヒイズミマサユ機-

一変してこちらはからっと晴れた空の下で繰り広げられるような爽快チューン。ちょっとサンバ色がありますね。

ヒイズミならではのキャッチーなメロディーが世界を広げる。いやぁ、この曲は歌にもできるね。後半の弾む部分がちょっと聞かせてくれるじゃないですか。 ぐっと来ましたね。そして盛り上がりもお見事です。

4. She's a rainbow

-Mick Jagger / Keith Richards-

おぉ、なんとローリング・ストーンズのカバーですか?ファンキーながらも見事にPE'Z色のジャズアレンジで染め上げました。

ギターをゲストに迎えて、ちょっと激しさも増していますね。後半はやけにカントリーチックだったり、マーチング風だったり、はたまたブルース風だったり。

遊び心たっぷりのアレンジで聞かせてくれました。

5. SUNNY & CLOUDY

-ヒイズミマサユ機-

ヒイズミらしいピコピコ感でまくった不思議な曲。遊びまくっていますね。またそのキャラが似合うから、曲もおかしくは無い。

だからちょっとジャズっぽくは無いんだよね。色々な要素や音が詰まっているからカラフルなおもちゃ箱みたいだ。

後半はがらりと色を変え、何かとっても濃い。おまけに変な小芝居が挿入されている。まさにヒイズミワールド。

6. アンダルシア -Andalucia-

-ヒイズミマサユ機-

ドラムのビートが心地よいイントロ。その後は情熱を感じるメロディーをホーンが放っています。特に中盤のメロディーがいいじゃないですか。

キーボードも負けじと。雰囲気はもうスペイン、アンダルシアですね。最後はマル秘のおまけ付き。

7. T.K.O. ~それちょっと早くない?~

-Ohyama“B.M.W”Wataru / ヒイズミマサユ機-

なんかイントロがやばいくらいかっこいいねぇ。本編もその勢いで疾走しまくり。中盤はホーン二人の聞かせどころ。

ちょっと夕陽をバックにしていると似合うんじゃないでしょうか。後半は再びテンポアップで演奏に切れがかかる。もうかっこよすぎだよ。

8. かもめが翔んだ日

-Akira Ito/Machiko Watanabe-

究極のコラボ or カバー?渡辺真知子の「かもめが翔んだ日」と来たもんだ。PE'Z meets 上妻宏光。ジャズと三味線なんてまたいい関係ですね。

これまた独特の色を出していますよ、ベンベン。何かオリジナルの熱い歌声を見事に表しているかのよう。 中盤の小芝居はいったい何なんだろうか。とにもかくにも、新しいフィールドですね。

9. C止まり ~SADだけどね~

-Ohyama“B.M.W”Wataru-

これまた独特のメロディー。いかにもJ-POPな要素を出しています。キャッチーな部分や切ないメロディーをホーンの二人が吹き荒らす。

所々でサンバ/ボサノヴァチックな雰囲気を出す部分もあります。

10. DRY! DRY! DRY! (Album Ver.)

-Ohyama“B.M.W”Wataru-

音階をベースに終始掛け声が飛び交う勢いありありのナンバー。アップテンポで疾走感もあり、キャッチーな曲なんです。

それぞれの音が聞き所を作り、PE'Zらしい曲に仕上がった模様。

アルバムテイクはやけに重量を増して、どっしりと構えてきました。イントロも若干違います。

11. BIG EAR ~手痛い洗礼そしてVへ~

-Ohyama“B.M.W”Wataru-

イントロがブルース調だったので、なかなかシブイなぁと思っていたら・・・裏切り。プログラミングの嵐で迫りまくるアップテンポチューン。

激しいながらもメロディアスで聞かせてくれるんだなぁ。ドラムも聞き所があったり、その後のキーボード、そして最後のホーン部分でもうノックアウトだね。美メロです。

この曲、マジでいいわ。PE'Z熱を感じる。ライブで聴きたい一曲。

12. 大地讃頌

-大木 惇夫 / 佐藤 眞-

あの合唱曲を何とPE'Zがカバー。ピアノの美しいイントロ、そしてトランペットから心のこもった感じが伝わってくる。

静かな音から大地を揺るがす激しいサウンドへと変化する見事な流れ。特にピアノの巧みなプレイにうっとりです。

残念ながら今後、この曲をライブ等PE'Zから聞くことはありません。でもいつか聞きたいなぁ。

改訂版12. A Night in Tunisia ~チュニジアの夜~

-JOHN GILLESPIE・FRANK PAPARELLI-

タイトルさながら暑苦しいぞ。音が固まった上での熱戦が繰り広げられている。

どの音も力を出し切っていて、ぶつかり合っています。いやぁ、激しい。カバー曲ながらも自分たちのものにしていますね。

Secret Track

最後の曲を聴き続けると、川のせせらぎや虫の声、笑い声などが聞こえてくる。情緒深い夜を演出して今すなぁ。その奥で小芝居が繰り広げられています。

トランペットの音色が聞こえてきたりと。夏の夜の夢ですな。と思ったら、いきなり始まった「ニレハラ夢日記」。

これは実際に聞いてみてくださいな。ワールドが広がっています。

BONUS TRACK/未発表LIVE音源

1. JOHNETSU NO THEME

イントロから観客が盛り上がっている。巧みなプレイで魅了させてくれますよ。それにしても相変わらず熱いこと。

2. across you

イントロではベースの重たいビートを味わえる。そこから音が増えて行き、重圧な音を構成。ゆったりスピードでじっくりと。

そしてテンポアップしては、ホーンの魅力を放出しています。

3. 海に降る雪 ~snow in the sea~

流れるようにM-2から入ってくる。盛り上がると言うよりは聞かせてくれる1曲。 じっくりと味わい深く、ジャズサウンドに酔いますね。後半若干テンポアップ。

Remix Album『PE'Z COLOR Vol.1』● '04/3/24 release

PE'Zにとって初のリミックスアルバム。「えっ?PE'Zがリミックス?」なんて思うかもしれないが、 その意外性がリミックスの醍醐味なわけですよ。1st、2nd Albumの楽曲を中心に、いろいろなリミキサー人が腕を振るっている。 F.P.M.やJazztoronik、Snaga t Experienceあたりは「やはりこう来たか」とうなずかせるトラックに仕上がっているね。 しかも、ヒイズミマサユ機がhmz名義でリミックスに参加しているところも聞き所。うまい具合にPE'Zの「色」と、リミキサーの「色」が出たりミックスアルバムとなった。 「Vol.1」ということは、今後も発売されるって事ですか?期待しちゃっていいですか? CCCD仕様なのが否めません。アナログ盤も出ていたらクラブでパワープレイされていてもいいんじゃないかというようなトラックのオンパレード。 侍Jazzという枠をぶち壊して、進化を続けるPE'Zがここにある。

1. Akatsuki P.M.S. SCREAMING MIX

REMIXED BY SCAT FIREWORK

イントロの雰囲気はオリジナルに近い。けれども、女性のヴォーカルが加わって、大胆なモデルチェンジを図ったりミックスだね。 イントロ部分を抜け出すと、いかにもなプログラミングビートが力強く襲ってくる。 これ、かなり強力だなぁ。バックトラックはドラムンベースのごとく、高速ループで畳み掛けてくる。中盤、ややおとなしくなるけれども、やはり勢いは衰えることなく進行する。 最後まで気を抜けない展開。油断していたら、あっと驚く展開になるトラックでした。

2. Hale no sora sita ~LA YELLOW SAMBA~ FPM punky samba mix

REMIXED BY FANTASTIC PLASTIC MACHINE (TOMOYUKI TANAKA)

すでにサンバなトラックを、F.P.M.が更なるサンバへと発展させたトラック。 やはり力強いビートが楽しませてくれる。打ち込みのビートには、ちょっとぐつぐつとした感じも含んでいるね。 オリジナルのテイストをそのままずらし、F.P.M.色に染まったりミックスナンバー。遊び後ごろ満載で、面白すぎます。後半の襲撃にはちょっとやられますね。

3. SPIRIT SOULIVE Mix

REMIXED BY ERIC KRASNO AND ADAM DEITCH FOR SOULIVE

ポップに弾けていたナンバーが、渋いサウンドに変身したリミックス。 打ち込みビートがR&Bみたいだし、途中からはギターがうねりにうねる。ファンキーな面も見せてくれるし、なかなかいいね。ソウルに溢れているよ。 渋いせいか、ちょっとクールで冷たい雰囲気もある。ただ、F.O.で終わるのがもったいない。

4. 海に降る雪 ~snow in the sea~ Dubbing by the sea

REMIXED BY MAD PROFESSOR

来ましたねー。MAD PROFESSORによるダブ・リミックス。これまた心地よいビートにうっとりです。DEEPでDOPE。グルーヴィーなトラックに、体が揺れるね。 ダブならではの魅力がうまく表れている作品。オリジナルのよさも引き出しています。

5. アンダルシア -Andalucia- TM DAYDREAMIX

REMIXED BY TOSHIO MATSUURA

ディープというか、ダークというか。結構イメージとしては、暗いですねぇ。 ジャジーヴァイヴスを思わせるかのような、どっぷりビートがたまりません。ミックス名通り、夢の中にいるような印象もありますね。

6. T.K.O. ~それ ちょっと早くない?~ ってゆーか これ ちょっとヤバくない?ミックス by NAGATA of CAMERAMANS

タイトル名どおりにやばいよね。ちょっとしたパーティーチューンのごとく、弾けまくっています。 もちろん無鉄砲にではなく、きちんと計算されているところがまた素晴らしい。でも、かなり打ち込みビートの効き目があります。

7. Song For My Buffalo Little Big Bee's Over the Deep Emerald River

REMIXED BY LITTLE BIG BEE

イントロから軽快なハウステイストで引き込んできます。4つ打ちキックに絡むのは、異国感漂わせるシンセサイザー。もはやPE'Zの影が見えません。 まぁ、逸脱感もあって、リミックスとしての醍醐味は感じますね。フロア受けしそうだ。

8. 花咲クDON BLA GO! Ashley Beedle's Shibuya Space Samba Remix

REMIX AND MUSICAL DIRECTION BY ASHLEY BEEDLE

イントロのサイバーなSEといい、よくわからないヴォイスサンプリングといい、かなりぶっ壊れているリミックスだね。 軽いサンバテイストを踏まえて、パーティーチューンに仕上がっています。弾け具合がいいじゃないですか。ただ、延々とループされて、頭がぐるぐるになる。しかも長いし。

9. across you Jazztronik Mix

REMIXED BY RYOTA NOZAKI (JAZZTORONIK)

Jazztoronik、野崎良太がリミックスを手がけたトラック。 淡々としたビートをかまして、オリジナルトラックを乗せる前半。そして、打ち込みが増幅し、ここからが本領発揮のごとく仕掛けてくる後半。 そこまで激しくさせずに、抑え目で来るとは新たな手法だな。ま、少々物足りなさはあるんだけれどもね。

10. 人が夢を見るといふ事 ~Black Skyline~ vocal remix

REMIXED BY SUNAGA T EXPERIENCE

須永辰夫による、よりジャジーなリミックス。さすがは職人。さらには女性ヴォーカリストを迎えて、歌ものと化しています。 これはかなり聞き応えありますね。もうね、かっこいいんだよ。クールで。ヴォーカルパートはもともとOhyamaのトランペットなので、抜かれています。

11. Let it go zmh mix

REMIXED BY HZM (PE'Z)

ボーナストラック的というか、ヒイズミマサユ機によるリミックス。いいねぇ、彼らしさが出ている。打ち込みの嵐にカラフルな仕上がりで楽しませてくれる。 かなりアグレッシヴだね。いろいろな要素を詰め込んでいるので、とにかく弾けまくっています。

Summer 04’s Brand-New Album『スズ虫』● '04/8/4 release

PE'Zが夏真っ盛りの季節にドロップしたアルバムはその名も「スズ虫」。秋の気配も感じながらPE'Zの勢いが出まくった作品に仕上がっている。

サンバあり、ストレートにジャズあり、コミカルな曲もあって変幻自在な侍ジャズでリスナーを楽しませてくれる。

こういうのりがやはりPE'Zの魅力の1つでもあるんだよね。CD-EXTRAも収録されており、豪華な仕上がりとなっています。

1. 燕返し ~我ココニ侍フ~

-Ohyama“B.M.W”Wataru-

頭のシャウトから勢いを感じるハイテンションナンバー。情熱的なリズムで進行するラテンジャズ。

ミディアムテンポに仕上げて曲に浸りながら我想フ。和要素も上手くミックスされているので、馴染みやすいし、キャッチーだ。

2. SAMBA DE 恋して

-ヒイズミマサユ機-

イントロからホーン吹き荒れ。キーボードの情熱的な演奏で魅了してくれる。軽いテイストでサンバのリズムを。PE'Zのリゾートサウンドですね。

突出した派手さというよりかは、聞かせる熱さを届けてくれる。締め方もGoodだね。

3. wonderful saturday

-Ohyama“B.M.W”Wataru-

TV番組のタイアップがついたナンバー。とってものびのびした演奏で、聞いていて清々しいです。曲的にはポップな要素にあふれたジャズナンバー。

4. パパのマーチ

-ヒイズミマサユ機-

軽やかなイントロにびっくり。どこかのテーマパークにいる感じの弾けた曲。さすがはヒイズミ。一線ずれてもかっこいいや。

曲のほうはタイトル通りにマーチ。ジャズっぽさも所々にはあるけれども、キーボードがメインだね。特に中盤の巧みなプレイには圧巻。ラストの締め方も面白いです。

5. TASOGARE

-ヒイズミマサユ機-

この曲もヒイズミ。前曲と聞き比べても大違いだなぁ。こちらは曲名を表すかのような、情緒深いメロディーに聞き入ってしまいます。

ホーンの情熱的な演奏にくらくら。ヒイズミも負けじと後半でのピアノプレイで魅せてくれる。ラストの盛り上がりがまた昂ぶってくるね。

6. 青と緑 ~8月のある空~

-Ohyama“B.M.W”Wataru-

ボッサタッチの小粋なナンバー。かっこよく激しいPE'Zをここでは置いて、おしゃれなPE'Zを聞かせてくれる。

午前中の何気ない雰囲気といった感じでしょうか。随分とリラックスした感じがまたいいね。

7. Where will we play next?

-Ohyama“B.M.W”Wataru-

激しく、アグレッシヴなアレンジで攻撃を仕掛けてくるアップテンポなジャズナンバー。

独特のメロディーラインをたどるホーン2人の相性が本当にぴったりと合っている。中盤でもヒイズミが聞かせ、曲に引き込んでくれる。

この曲、本当にかっこいいよ。後半に出てくるサックスのソロも渋くていいじゃないですか。

8. 情熱の行方

-Ohyama“B.M.W”Wataru-

アルバムの締めは、軽快アップテンポのラテンジャズ。2人のホーンがたどるメロディーラインがまたいい味を出している。

その後、ヒイズミによるキーボード演奏も曲を飾り立てる。ポップなのに哀愁漂うメロディーにぐっときますね。特に最後の盛り上がりには。

CD-EXTRA. 情熱の記憶

-スペイシー企画-

「情熱の行方」のピアノバージョンをバックに、PE'Zのオフショット満載のフォトギャライーが展開。

なんか、曲がしみじみしているだけ合って、ギャラリーもしみじみしてしまう。随分と貴重なショット満載です。

早春 05’s Brand-New Album『つくしんぼ』● '05/3/9 release

いよいよ侍ジャズが、世界へと飛び出した。レコード会社を東芝EMIからロードランナー・ジャパンへ移しての第1弾ミニアルバム。 リリース時でもあった春にぴったりのアルバムタイトルは、野原に力強く生える「つくしんぼ」。 つくしんぼのごとく、力強く音楽シーンを生き抜くPE'Zならではの勢いが、ミニアルバムながら思う存分に詰まっています。 全8曲のうち、6曲は新曲だし、1曲は関西のみでリリースされた限定シングルナンバーのニューバージョンだし、1曲は前作ミニアルバム収録ナンバーの別バージョン。 どの曲からもPE'Zを感じさせてくれますね。M-7「NA! NA! NA! ~ヌルピョン太の大冒険~」なんか、ヒイズミらしさがとてもよく表れている歌詞。 そして、毎回面白い映像を見せてくれるCD-EXTRAも収録。さすがはスペイシー企画だ。 このアルバムを踏み台にして、PE'Zがドンドンと飛躍していく。世界へ勝負をかけるPE'Zのダイナミズムが、このアルバムを通して感じ取れます。

1. WILD GYPSY ~明日は明日の風が吹く~

music:Ohyama“B.M.W”Wataru & ヒイズミマサユ機

アルバムのオープニングは、ミディアムテンポのしっとりとしたナンバー。 旅するジプシーのごとく、PE'Zも新たなフィールドへ旅する、そんな意気込みが?こめられたナンバーです。 始まりでは、従来の持ち味でもある激しさを敢えて抑え、じっくりと聞かせる展開で。後半では、音も重圧も増して、ガツンと聞かせてくれる。間奏でのヒイズミの巧みなピアノプレイも聞き逃せません。 ラストの展開は、放出するかのごとく、激しさ爆発です。

2. 春疾風 ~ハルハヤテ~

music:ヒイズミマサユ機

春の嵐。和的メロディーとともに、激しいサウンドで風を表現。 情緒深いメロディーが心をくすぐる。ヒイズミの作曲なだけあって、キーボードが暴れていますね。後半の盛り上がりは、これまた圧巻なんです。 Ohyamaのトランペットがしみじみと伝わってきます。ってか、激しすぎるよ。さすがはPE'Zだ。

3. POP'N' ROLL

music:Ohyama“B.M.W”Wataru

Rock'n' Rollならぬ「POP'N' ROLL」。ポップに弾けるナンバーです。侍ジャズをストレートに表現しており、見事なセッションでPE'Zが力を出しています。 キャッチーなメロディーで、曲の世界にぐいぐいと引き込まれてゆく。最後のSEは狙ってる?ぜひ生で聞かせてほしい1曲ですね。

4. NO.6

music:Ohyama“B.M.W”Wataru

イントロではヒイズミの巧みなキーボードプレイを堪能できる、クールな雰囲気で進行するムードたっぷりのナンバー。 ホーンの2人歩掛け合いがたまらないんだ、これまた。ヒイズミのキーボードが、これまたかっこよすぎるぞ。PE'Z、聞かせてくれるじゃないですか。 最後のセッションもたまらないんだ。これが。見事やりきった感が出てきて、すっきり。

5. ピエロ

music:ヒイズミマサユ機

ドラムのカウント。そして流れるようなキーボード。ミディアムスローのナンバーは、タイトルからはちょっと想像のしがたい展開で聞かせてくれる。 華やかなピエロというよりかは、ピエロを演じる人間の人生模様を曲にしたような、味わい深い1曲に。深いです。ヒイズミ、なかなかやります。

6. AUCTION #2

music:Ohyama“B.M.W”Wataru

関西のみでリリーされた限定シングルナンバーの別バージョン。イントロが複雑だったけれども、 ホーン2人の掛け合いで、すっきりとした展開に。キャッチーなメロディーに、メロディアスなサウンド。 山あり谷ありの進行に、どんどんと引き込まれてゆく。最後の転調後が、やっぱり聞かせどころとなっていますね。大盛り上がりです。

7. NA! NA! NA! ~ヌルピョン太の大冒険~

words:ヒイズミマサユ機 music:Ohyama“B.M.W”Wataru

イントロからして暴れているね。なんかPE'Zのお遊びの部分が出ているというか、笑撃の1曲。 ヒイズミのラップというかなんと言うか、ヴォーカルも炸裂しています。曲のほうは、とってもキャッチーな仕上がり。ちょっとジャズ路線から外れているような感じなんだけれども、 PE'Zらしさが出ている。本当にに大冒険。最後まで気を緩めることなく、この勢いのまま突っ走る展開に拍手喝さい。

8. 情熱の行方 (TSU KU SHI N BOW Ver.)

music:Ohyama“B.M.W”Wataru

前作アルバム「スズ虫」に収録されていたナンバーを、装いも新たに「TSU KU SHI N BOW Ver.」として収録。 前作は結構スピーディーで激しかった印象があるんだけれども、このアルバムのバージョンは、じっくりと聞かせてくれる仕上がりに。 タンゴ調のミディアムテンポの曲の中に、PE'Zという要素をぎっしりと詰め込んでいる。より一層、曲の深みが増し、じっくりと曲を味わうことができますね。

CD-EXTRA. SPACY NEWS

-スペイシー企画-

ニュース番組のような作りでお送りする「SPACY NEWS」。カドミ寧人なる不思議なCGアンカーマンが登場し、番組を進行。PE'Zの飲み会での乱闘模様をスクープ。 かなりの暴れっぷりのOhyama氏。すごいや。しかも演奏までしてくるし。で、番組に戻りNireharaがなぜかコメンテーターで登場。裏話を語っています。

最盛 06’s Brand-New Album『千歳鳥 ~CHITOSEDORI~』● '05/11/16 release

アルバム三部作のラストを飾る作品の登場。その名も「千歳鳥」。さすがは侍JAZZ、PE'Zならではのタイトルが、作品の世界へとぐっと引き込んできますね。 相変わらず、既存の枠にとらわれないサウンドを放ってくるPE'Zであります。 Ohyamaらしさ、ヒイズミらしさが出た楽曲たちは、侍JAZZならではの演奏で、味わい深い作品となっております。 このアルバムでも「情熱の行方」の別バージョンが収録されており、この曲が三部作に共通して核となっていることがわかりますね。 おなじみ、スペイシー企画による不思議な?CD-EXTRAも収録されております。ミニアルバムながら、フルヴォリュームでPE'Zの、魅力が詰まったアルバムとなっております。熱いぞ、PE'Z!

1. 夢ノエンアレ

music:ヒイズミマサユ機 words:Ohyama“B.M.W”Wataru

いつものPE'Zらしさが出ているポップなナンバー。 ヒイズミのぶっ飛んだ?ヴォーカルも聞き所ですな。しかし、根底にあるジャズの要素が出まくった大人のナンバーなんだよね。 まぁ、あくまで曲がメインなわけであって。ストレートなジャズサウンドで、酔いしれるPE'Zの宴。

2. さらば愛しきストレンジャー

music:ヒイズミマサユ機

ヒイズミらしさの出た、ぶっ飛んだ曲です。のっけから弾けまくりで聞かせまくり。随分コミカルなテイストで繰り広げられるポップなナンバーだ。 メインはやっぱり、キーボードか?でも、サビのセッションがかっこいいね。メロディーにどんどんと引き込まれてゆく。おもしろさもあり、かっこいいなんばーでもありますね。

3. FREE BIRD

music:Ohyama“B.M.W”Wataru

アップテンポで勢いのある、スカテイストのナンバー。タイトル通りに自由な印象が出た曲だね。既存の枠に収まることのない音楽を、PE'Zが表現しています。 間奏はヒイズミのキーボードがメインに。ラストに向かって勢いを増し、PE'Zが飛び立った。

4. MANATE ~愛手~

music:Ohyama“B.M.W”Wataru

ゆったりテンポで繰り広げられる愛の溢れるナンバー。ホーンの音色が心をメロウにさせてくれます。静かな展開ながら、PE'Z特有の空気を感じることができますね。 柔らかく、包み込んでくれるような曲です。ジャジーです。

5. BET-300

music:Ohyama“B.M.W”Wataru

特有のメロディーラインを放つアップテンポナンバー。なんだかアラビアンな雰囲気がありますね。それでもPE'Z節炸裂の勢いのある曲です。 サビのメロディーも、歌謡曲テイストがあって、ちょっと渋さも見え隠れ。なかなかおもしろいね。

6. HEY!! ~都でGO★GO~

music:ヒイズミマサユ機

タイトルからヒイズミらしさが出ているかと思えば、曲からもヒイズミらしさが出まくっているポップなナンバー タイトルの「HE!」が、所々で合いの手になっている。これはライブで盛り上がるんじゃないでしょうか? 「近未来のお江戸」のようん、独特のメロディーに結構やられます。PE'Zの熱く熱いサウンドは健在です。

7. ハリヨの夏

music:Ohyama“B.M.W”Wataru & ヒイズミマサユ機

ムードたっぷりで聞かせてくれるミディアムナンバー。始まりから美メロ放出で、涙が出そうになりますね。感動だよ。 じっくりと聞かせてくれる味わい深い作品で、渋いホーンの演奏とキーボードの美しい旋律が、心に問いかけてきます。

8. Let's work! ~情熱の行方~

music:Ohyama“B.M.W”Wataru

3枚のアルバムを通して収録されている「情熱の行方」。 このアルバムでようやく幕を閉じます。かなり熱い演奏を聞かせてくれる激しいナンバーになっており、力の入れようが感じられる。 「Let's Work!」という掛け声や、荒らげたあいのえが、ちょっと恐ろしいですがね。

CD-EXTRA. 「テノナルホウへ」の真実

-スペイシー企画-

ツアー裏ドキュメント。Ohyama、豪快です。門田はヨガをやったり、スケボーをやったり。航は四股を踏んだり、これまたスケボーをやったり。 ヒイズミは動きまくり。ニレハラは写真を撮りまくり。とまぁ、PE'Zの活動満載でお送りしています。

Live Album『PE'Z REALIVE 2005 ~節 FUSHI~』● '05/12/7 release

PE'Zにとって、2枚目となるライブアルバム「節」。 三部作のトリを飾った「千歳鳥」をリリースして間もないというのに、もうライブアルバムをリリースしてしまうとは、随分と精力的な活動を見せてくれます。 さて、今作は2005年9月21日にNHKホールで行われたライブ公演を収録しています。ミニアルバム三部作の収録曲を中心に、PE'Zの代表曲が生の演奏で、躍動感たっぷりに収録されていますよ。 タイトル通り、PE'Zにとっては節目となった年のライブなだけあって、やっぱり力の入れようが違いますね。 会場全体の熱気が伝わってくる1枚。ラストの2トラックの流れは、やっぱり最高に熱くなりますね。 ちなみに、初回限定版には「前夜祭」と題された8cm CD付きです。NHKホールの前日に行われた、渋谷クラブクアトロでのライブから3曲の音源を収録。 NHKホールとはまた雰囲気も違ったライブパフォーマンスを聞くことができる。これは必聴ですね。ぜひとも、生でPE'Zのライブが見たくなってくるほどの勢いを感じさせるライブアルバムです。

観客の歓声から始まるM-1。オープニングからPE'Z満開。 地に足つけたどっしりとした演奏で聞かせてくれる。続けてはアグレッシヴなナンバーのM-2。渋くクールに、そして熱く。PE'Zの魅力をこれでもかと放出してます。 イントロが始まっただけで歓声が上がったM-3。キタキター!といった感じに盛り上がりを聞かせてくれる。 途中のヒイズミのソロピアノがいいじゃないですか。ゆったりとした演奏に、趣きを感じる。その後はPE'Zらしく、魂のこもった演奏を聞かせてくれる。

MC。Ohyamaがあいさつし、感謝の弁を述べた。拍手喝采。

ヒイズミのべらんめえなスキャットで始まるM-4。じっくりと、味わい深い演奏だね。 続けてはコミカルな演奏で楽しませてくれるM-5。ベースとピアノのからみが、結構聞かせどころだね。かっこいいですよ。 高速の部分は、なんか圧巻。聞いていて、圧倒されますよ。観客も大盛り上がりだ。 逆に、抑え目の演奏が展開するM-6。途中からは本領発揮のPE'Z、スウィングジャズ風味でかっこよく。 後半はシブイ演奏を聞かせてくれる。そこから雄叫びが上がったりと、なんかものすごいことになっていますが

再びMC。PE'Zについて、ちょろっとお話を。

仁侠映画みたいなオープニングのM-7。しかし、中に入るとシブイ演奏を聞かせてくれる。クールながらに、熱いPE'Zの演奏はかっこいいね。ヒイズミはここでも叫んでいます。 巧みなヒイズミのピアノさばきから始まるM-8。観客も大いに盛り上がっている。Ohyamaやヒイズミがフィーチャーされた部分では、 それぞれがかっこいい音を聞かせてくれる。う~ん、聞き入ってしまいますな。 ピアノソロと紹介されて始まるM-9。じっくりと味わい深く、そして巧みにピアノを操るヒイズミ。これがまた、かっこいいんですよ。彼のキャラクターも出ているね。素晴らしい演奏にうっとりです。 PE'Z節が出まくったM-10。もう、侍JAZZ直球の演奏を聞かせてくれる。熱いよ、熱すぎるよ。変拍子もなんのその。 そして、サックスのソロで聞かせてくれるM-11。観客も手拍子で応戦。これまた熱いね。サックスが昇天しています。 そして、さすらうようなムード漂うM-12。これがまた、シブイ演奏で聞かせてくれるんですよ。激しく切なく、情熱的な演奏ですね。 続けて、キャッチーなナンバーのM-13。サンバ/ジャズで新しいPE'Zを聞かせてくれる。ラテンな雰囲気出まくりですね。サンバホイッスルが吹き荒れたりと、リゾートしています。 続けて、アップテンポで勢いのあるM-14を。ここでヒートアップし、熱い演奏でどんどんと引き込んでゆく。そして、後半はさらに熱を上げ、最高潮に達する。 さらに続けてM-15へ。ポップに弾けるジャズナンバー。それぞれが巧みな演奏で聞かせてくれます。 さらに、そのままヒットナンバーのM-16へ。情熱的で熱いです。この曲無くしてPE'Z無しというくらいに、完成度の高い演奏で観客を魅了する。 そして、こちらもPE'Zの代表曲M-17。最初はピアノでしっとりと始まり、その後にガツンと決めてくる。 かっこいいぞ、PE'Z。締め方も渋いじゃないですか。最後に「また来週!」なんて話して、終了です。

前夜祭

観客が大きな歓声を上げるM-1。かなり熱がありますね。ピアノがまた激しい。これぞヒイズミのテクニックだよね。圧巻。 んあか、面白く盛り上がったままM-2へ流れる。とにかく弾けまくりです。そして、トランペットとサックスが吹き荒れる。 新譜の宣伝MCを挟み、またまた激しいナンバーのM-3へ。でも、静かな部分はじっくりと聞かせてくれます。かっこいいね。最後まで勢いを放ち続けたPE'Zだった。

Best Album『PE'Z BEST 1ST STAGE「藍」』● '06/3/15 release

「侍ジャズ」というフィールドを作り上げたPE'Zの初となるベストアルバムは、PE'Zの代表曲がぎっしりと詰まった豊作な1枚。 PE'Zがロードランナー・ジャパンへのレコード会社移籍に伴い、旧レーベルの東芝EMIからのベストアルバムのリリースとなりました。 というわけで、東芝EMIから発表した作品から“これぞPE'Z”という作品が、リスナーに届けられました。しかも、未発表テイクを収録するという太っ腹な1枚。これは貴重ですね。 “侍ジャズ”という新たなジャンルを築いたPE'Zの功績が味わえますな。 ジャズはもちろんのこと、ポップなロックやサンバ、ラテンなどなど、色々なサウンドを取り入れて、新たな音を表現しています。 堅苦しさを取っ払って、ジャズの楽しさを伝えてくれるPE'Zの5人衆。インストだけでここまで表現できるのはさすがですね。 この第1期PE'Zの活動をステップに、PE'Zが世界へと羽ばたくわけであって。さらなる活躍に期待したいですな。

1. Amny (ONITAHIJI Ver.)

メジャー1st Album「九月の空」に収録されていたヘビィなサウンドが印象的なミディアムナンバーの別テイク。 オリジナルでは鬼束ちひろがゲストヴォーカルとして参加していましたが、このヴァージョンではヴォーカルトラックが取り払われております。 まさに「鬼退治ヴァージョン」ですね。PE'Zの演奏を、よりダイナミックに感じられます。

4. Hale no sora sita ~LA YELLOW SAMBA~ (NICO NICO Ver.)

生音っぽさが際立ったヴァージョンですかね。挿入されたヴォーカルも、ちょっと空間を感じますね。

13. タンゴ3兄妹 (SPACY Ver.)

ピアノの音が前面に出てきたトラック。タイトル通りに、自由な演奏を決めてくれるヴァージョンかな。 情熱ぶりは相変わらずで、PE'Zの勢いが出まくっています。

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